JP2016118518A - 外観検査装置 - Google Patents

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Taizo Tawara
泰三 田原
伸一 金井
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Abstract

【課題】 立体的であって曲面を有する検査対象物の表面における欠陥の有無の検査を、高速かつ安価に行うことができる外観検査装置を提供する。【解決手段】 立体の検査対象物の表面に光を照射する複数の照射部10と、複数の照射部が照射した光が表面から反射した光を撮像する撮像部20と、撮像部が撮像した光を画像として表示する表示部30と、複数の照射部の輝度を制御する光源制御部40と、を備え、光源制御部は、表示部が表示する画像における立体的な表面の階調が均一となるようにそれぞれの照射部の輝度を制御する外観検査装置1。【選択図】 図1

Description

本発明は、検査対象物の外観検査装置に関し、特に、立体の検査対象物の外観検査を行う装置に関する。
従来から、プリント基板などの平面状の対象物の外観を撮像し画像を生成し、その画像から検査対象物の良不良の検査を行う装置は知られている。例えば、特許文献1は、チップ部品を実装したときの画像から実装状態の良品、不良品を判定することを目的とした画像認識装置を開示する。この画像認識装置は、チップ部品の両電極部分を撮像して得られる画像データに対してウィンドウを設定し、このウィンドウの枠から輝点の外端までの間隔を4か所で求め、これら間隔が等しい場合に、チップ部品が実装されていない画像と認識してチップ部品の実装の不良品と判定し、各間隔が等しくない場合にチップ部品の良品と判定する。
また、特許文献2は、三次元画像および二次元画像を用いた複数種類の外観検査に対応しつつ外観検査に要する手間やコストを低減することを目的とした外観検査用照明装置を開示する。この外観検査用照明装置は、透過性反射板と、カバーと、フレームと、第1〜4の光源部を含む。第1〜3の光源部から発せされた光は、透過性反射板を透過して被検査物を通る仮想平面に対して第1〜3の角度で交差して被検査物を照射する。そして、第4の光源部から発せられた光は透過性反射板の下面で拡散され反射されることで被検査物を照射する。
また、特許文献3は、実装基板に配設されたハンダ部分を確実に抽出して、クリームハンダの配設状態を判別することを目的とした実装基板検査装置を開示する。この実装基板検査装置は、クリームハンダが配設された実装基板に対して小入射角で赤外光および可視光を照射し、実装基板からの赤外光および可視光の正反射光を撮像し、この撮像結果に基づいてクリームハンダの配設状態を判別する。
特開平8−219739号公報 特開2010−237034号公報 特開2007−103665号公報
しかし、立体的な検査対象物に対して、その表面における傷などの欠陥の有無を検査できる装置は存在しない。
そこで、本発明では、立体的であって曲面を有する検査対象物の表面における欠陥の有無の検査を、高速かつ安価に行うことができる外観検査装置を提供する。
上記課題を解決するために、立体の検査対象物の表面に光を照射する複数の照射部と、その複数の照射部が照射した光が表面から反射した光を撮像する撮像部と、その撮像部が撮像した光を画像として表示する表示部と、複数の照射部の輝度を制御する光源制御部と、を備え、光源制御部は、表示部が表示する画像における立体的な表面の階調が均一となるようにそれぞれの照射部の輝度を制御する外観検査装置が提供される。
これによれば、検査対象物の検査対象表面の階調が均一となるように画像を表示することで傷などの凹凸部分での階調差が際立ち、立体的であって曲面を有する検査対象物の表面における欠陥の有無を検査する外観検査装置を提供できる。
さらに、撮像部は、同一の表面から反射した光を複数回撮像し、光源制御部は、撮像部が同一の表面を複数回撮像する際、表面と撮像部を結ぶ仮想の第1直線に対して、表面と照射部を結ぶ仮想の第2直線が異なる角度を以って撮像するように照射部の輝度を制御することを特徴としてもよい。
これによれば、一方向から照射した光の反射光では見つけられない傷などの凹凸部分を、異なる方向から照射した複数の反射光を撮像することにより、立体的な曲面にあるさまざまな凹凸部分であってもその有無を発見できるようになる。また、検査対象物を移動させることなく、各々異なる位置に配置された複数ある照射部の輝度を制御するだけなので、高速に検査することができる。
さらに、略半球状のドーム部をさらに備え、複数の照射部は、そのドーム部の内面に配置されることを特徴としてもよい。
これによれば、複数の照射部が配置されたドーム部の中心に検査対象物を配置することで、立体的な検査対象物の外観を検査することができる。
さらに、撮像部は複数からなり、光源制御部は、各撮像部が撮像する画像における立体的な表面の階調が均一となるように制御することを特徴としてもよい。
これによれば、検査対象物の検査対象表面の階調が均一となるように、それぞれの画像を表示することで傷などの凹凸部分での階調差が際立ち、一度に複数の方向から、立体的であって曲面を有する検査対象物の表面における欠陥の有無を検査することができる。
さらに、複数の撮像部はドーム部に配置され、検査対象物および撮像部を移動させることなく、立体の検査対象物の底面以外を撮像することを特徴としてもよい。
これによれば、検査対象物および撮像部を移動させることなく、一度に立体の検査対象物の底面以外を撮像することで、立体の検査対象物を高速かつ安価に検査することができる。
以上説明したように、本発明によれば、立体的であって曲面を有する検査対象物の表面における欠陥の有無を、高速かつ安価に検査を行うことができる外観検査装置を提供することができる。
本発明に係る第一実施例の外観検査装置のブロック図。 本発明に係る第一実施例の外観検査装置の概観図(ドーム部の1/4を切欠いた図)。 本発明に係る第一実施例の外観検査装置における照射部と撮像部の配置図(底面側からみた場合)。 本発明に係る第一実施例の外観検査装置における撮像部の配置図。(A)図3のI−I断面における。(B)図3のII−II断面における。 複数の照射部から均一な光を照射する場合の各照射部の輝度を示す説明図。 複数の照射部から均一な光を照射した場合の、検査対象物の表面の輝度を示す説明図。 本発明に係る第一実施例の外観検査装置における、各照射部の輝度を示す説明図。 本発明に係る第一実施例の外観検査装置における、検査対象物の表面の輝度を示す説明図。 本発明に係る第一実施例の外観検査装置における、反射光角度の異なる複数の撮像から傷を発見する方法を説明する説明図であって、(A)撮像する表面と撮像部を結ぶ仮想の第1直線に対して、当該表面と照射部を結ぶ仮想の第2直線がなす角度が最も大きい場合、(B)撮像する表面と撮像部を結ぶ仮想の第1直線に対して、当該表面と照射部を結ぶ仮想の第2直線がなす角度が中間の場合、(C)撮像する表面と撮像部を結ぶ仮想の第1直線に対して、当該表面と照射部を結ぶ仮想の第2直線がなす角度が最も小さい場合。 本発明に係る第一実施例の外観検査装置における明視野撮像を説明する説明図。 本発明に係る第一実施例の外観検査装置における暗視野撮像を説明する説明図。 本発明に係る第一実施例の外観検査装置における表示部の表示例。 検査対象物の例(車両用窓昇降スイッチ)。(A)正面、(B)上面、(C)背面、(D)右側面、(E)左側面。
以下では、図面を参照しながら、本発明に係る実施例について説明する。
<第一実施例>
図1乃至図4を参照し、本実施例における外観検査装置1を説明する。外観検査装置1は、LEDで構成される照射部10と、デジタルカメラから構成される撮像部20と、パーソナルコンピュータ(PC)のディスプレイから構成される表示部30と、パーソナルコンピュータ上で起動されるソフトウェアから構成される光源制御部40および撮像制御部60と、照射部10および撮像部20が配置されたドーム部50と、を備える。
照射部10は、1パネルに8つのLEDを搭載したパネル64個から構成されており、半球状のドーム部50の内面にほぼ均等に、検査対象物の上方および側方に配置され、検査対象物に対し、光をそれぞれ異なる入射角度をもって照射する。これにより、照射部10は、ドーム部50の中心に置かれる立体状の検査対象物の底面以外のすべて面に対して光を照射することができ、立体的な検査対象物の外観を検査することができる。もちろん、照射部10がドーム状のドーム部50の内面に配置されることは一例であり、これに限定されるものではなく、立体の検査対象物の表面を万遍なく光を照射できるように配置されるものであればよい。
撮像部20は、7台のカメラから構成されており、半球状のドーム部50の中心に配置される検査対象物のすべての表面を撮像できるように配置され、照射部10からの光の照射に対する検査対象物からの反射光が入射可能な位置に配置される。1台(カメラ3/CAM3)はドーム部50の天頂に、4台(カメラ2/CAM2、カメラ4/CAM4、カメラ5/CAM5、カメラ6/CAM6)は、天頂と地平線のほぼ中間(地平線から45°または30°の位置)に、1台(カメラ7/CAM7)はドーム部50の地平線付近に、1台(カメラ1/CAM1)は地平線より下30°の位置に、配置される。
もちろん、撮像部20の数や撮像部20が上述のように配置されることは一例であり、これに限定されるものではなく、照射部10が照射した光が検査対象物の表面から反射した光を漏れなく撮像できるように配置されるものであればよい。撮像部20を構成するカメラは、オートフォーカス機能を有し、様々な検査対象物に対応する。ドーム状に配置された照射部10から十分な光量を検査対象物の検査対象表面に与えることで、レンズの絞りを絞ることにより、広いフォーカス深度を持たせることができる。
照射部10は、PC上で稼働する光源制御部40と接続された照明電源に接続されており、照明電源から光源制御部40が制御した電力を受けて、様々な輝度で、例えば256段階の輝度で、検査対象物を照射する。光源制御部40は、1つ1つのLED、本実施例では512個のLEDのそれぞれの輝度を、または、パネル毎の輝度を、制御する。また、撮像部20は、PC上で稼働する撮像制御部60とLANハブを介して接続されている。
撮像制御部60は、光源制御部40と同期して、撮像部20から適切なタイミングで検査対象物の表面の画像を取得する。表示部30は、撮像制御部60が取得した検査対象物の表面の画像を表示する。すなわち、表示部30は、撮像部20が撮像した検査対象物の表面で反射した光を画像として表示する。
光源制御部40は、表示部30が表示する画像における立体的な検査対象物の表面の階調が均一となるように照射部10の光源の輝度を制御する。この制御について、後述する。
立体的であって曲面を有する検査対象物の表面に光を照射し、その反射光を撮像する場合、カメラのダイナミックレンジを超える部分(白飛びや黒つぶれ)が生ずることがある。このような部分に傷などの不良がある場合には、該不良を見分けることができず、不良品の検査漏れとなってしまう。従って、このような白飛びや黒つぶれとなる部分を生じさせないように、検査対象物の表面に照射する光の輝度およびその表面に対する照射角度を変化させることで、ダイナミックレンジを超える部分を生じさせないようにしたり、カメラのダイナミックレンジを超える部分を移動させたりすることで、検査対象物のすべての表面(曲面を含む)を検査することが可能となる。
図5および図6は、カメラ4が、図11に示す検査対象物の例の車両用窓昇降スイッチTを撮像する場合を示す。カメラ4は、図3および図4でも示すように、検査対象物の後方であって斜め45度上方から検査対象物を撮像するカメラである。車両用窓昇降スイッチTをカメラ4から撮像する場合、車両用窓昇降スイッチTの背面(図11の(C))および上面(図11の(B))の両方を撮像することとなる。この撮像面は、撮像画像において左右方向の曲率がなく上下方向の曲率がある曲面となる。上下方向の曲率は、主に凸形状の曲率を有するが、図6Bに示すように一部に凹形状の曲率を有する部分もある。
図5Aは、カメラ4で撮像する際、照射部10の光源の輝度を同じ輝度(本例では100段階中の32という輝度)にしていることを示す。そして、図5Bは、光源をこのような輝度にした場合において、カメラ4が撮像した画像を示す。また、図5Bは、この画像における上下方向の輝度分布(実線)および左右方向の輝度分布(点線)を重ねて示している。たとえば、車両用窓昇降スイッチTの左右方向には曲率がないので、照射部10の光源の輝度をすべて同じ輝度にしても、凹形状の曲率部分において、左右方向の輝度分布はほぼ一定(点線)である。
一方、車両用窓昇降スイッチTの上下方向には、上から下へ凸形状(凸曲率)、凹形状(凹曲率)、凸形状(凸曲率)というように、様々な曲率が存在するので、照射部10の光源の輝度をすべて同じ輝度にしてカメラ4が撮像すると、上下方向の輝度分布(実線)は大きく異なるものとなる。すなわち、画像における上部は、天頂辺りの照射部からの正反射光を捉えているため、非常に明るい輝度として映っており、逆に、凹形状の部分は、照射部からの光があまり届いていないために暗い輝度として映っており、曲率の変化に応じて輝度分布も変化することとなる。このように、特に曲面を有する立体物を撮像する場合、照射する光を考慮しないと白飛びや黒つぶれやそれらに近い画像が得られることとなり、その部分に傷などがあっても発見することができない。
これに対して、図6Aは、光源制御部40が、表示部30が表示する画像における車両用窓昇降スイッチTの表面の階調が均一となるように照射部10の光源の輝度を制御したものを示す。カメラ4の周囲の照明部の輝度を中間くらいの輝度(100段階中の40、56、63)として正反射の光を確保しつつ、天頂辺りの照明部の輝度を抑え目の輝度(100段階中の8、16、24など)として白飛びを回避し、かつ凹部の輝度を向上させるために後方地平線辺りの照射部の輝度を高く(100段階中の95)している。このように、光源制御部40が照射部10の光源の輝度を制御することで、図6Bが示すように、凸形状(凸曲率)、凹形状(凹曲率)、凸形状(凸曲率)というように、様々な曲率が存在しても、ほぼ一定の上下方向の輝度分布(実線)を実現している。
このように、撮像面全体における輝度分布がほぼ一定となり、検査対象物の検査対象表面の階調が均一となるように画像を表示すれば、傷や異物などの凹凸部分でのわずかな階調差が際立つこととなり、立体的であって曲面を有する検査対象物の表面における欠陥の有無を検査する外観検査装置を提供できる。
図7は、上記と同様、カメラ4が車両用窓昇降スイッチTを撮像する場合、すなわち、1つの撮像部20が同一の表面を複数回撮像する場合、光源制御部40は照射部10の輝度をそれぞれ変更して、それぞれの画像において当該表面の階調が均一となるように制御して撮像した画像を示す。図7(A)は、カメラ4の周囲の照射部からの照射は抑えて正反射を少なくして、代わりにカメラ4からは遠く離れた照射部からの照射を多めにして、撮像表面の全体的な輝度が最も暗くなるように制御して撮像された画像である。すなわち、本図は、検査対象物の撮像する表面と撮像部20を結ぶ仮想の直線に対して、当該表面と照射部10を結ぶ仮想の直線がなす角度が最も大きい場合を示す。なお、照射部がある広がりがある場合は、その広がりの中における平均的な位置と言ってよい。図7(A)では、小さいが際立った階調差を生じている部分を傷または異物としての凹凸があることを示しており、本図はこの微細な傷等を3つ(AS1、AS2、AS3)表示している。
図7(B)は、カメラ4の周囲の照射部とカメラ4からは遠く離れた照射部の中間的な位置にある照射部からの照射を多めにして、図7(A)と後述する(C)の照射の中間的な照射を行うように制御して撮像された画像である。すなわち、本図は、検査対象物の撮像する表面と撮像部20を結ぶ仮想の直線に対して、当該表面と照射部10を結ぶ仮想の直線がなす角度が中間的な場合を示す。図7(B)では、際立った階調差を生じている部分を傷または異物としての凹凸を、AS3とAS4として2つ表示している。
また、図7(C)は、カメラ4の周囲の照射部からの照射を多めにして、図7(A)と(B)に比べて最も正反射が多くなるように制御して撮像された画像である。すなわち、本図は、検査対象物の撮像する表面と撮像部20を結ぶ仮想の直線に対して、当該表面と照射部10を結ぶ仮想の直線がなす角度が最も小さい場合を示す。図7(C)では、際立った階調差を生じている部分を傷または異物としての凹凸を、AS2とAS3として2つ表示している。
上述したことから理解されるように、同じカメラから同じ表面を検査対象表面の階調が均一となるように撮像しても、照射の角度によって、傷などの凹凸を際立った階調差として表示できるものとできないものがある。たとえば、AS3の凹凸は、すべての画像で表示されているが、AS1の凹凸は(A)のみで、AS4の凹凸は(B)のみで表示されている。このように、異なった照射角度で照射した光の下で複数回撮像し、複数の画像を得、それぞれの画像で捉えられた傷等の凹凸のORを取れば(和集合を作れば)、傷等を見逃すことが少なくなる。
すなわち、光源制御部40は、撮像部20が同一の検査対象表面を複数回撮像する際、その表面と撮像部20を結ぶ仮想の第1直線に対して、その表面と照射部10を結ぶ仮想の第2直線が異なる角度を以って撮像するように照射部10の輝度を制御すれば、一方向から照射した光の反射光では見つけられない傷などの凹凸部分を、異なる方向から照射した複数の反射光を撮像することで、立体的な曲面にあるさまざまな凹凸部分であってもその有無を発見できるようになる。また、検査対象物の角度を変化させるなど物理的に移動させることなく、各々異なる位置に配置された複数ある照射部の輝度を制御するだけなので、高速に検査することができる。
以下では、光源制御部40による検査対象物の検査対象表面への光の照射が2つの照射パターンにより行われる場合を説明する。1つは、カメラに正反射させるような角度で光を照射し、表示部30が表示する画像における立体的な検査対象表面の階調が均一となるようにするものである。この照明パターン(以下、明視野法という)においては、表示部30が表示する画像全体が明るくなり、検査対象表面の凹凸(傷)は暗く映る(輝度が小さくなる)。
もう1つは、検査対象表面に0度を超え40度以下程度の角度から光を照射し、表示部30が表示する画像における立体的な検査対象表面の階調が均一となるようにするものである。この照明パターン(以下、暗視野法という)においては、表示部30が表示する画像全体が暗くなり、検査対象表面の凹凸(傷)は明るく映る(輝度が大きくなる)。
より具体的には、図8および図9は、図11に示す検査対象物の例の車両用窓昇降スイッチTを明視野法および暗視野法で照射する照射パターンを示している。図8(A)は、検査対象物の右側面を明視野法で照射する方法を示す。光源制御部40は、撮像部20のCAM5により検査対象物Tの右側面を撮像するために、CAM5の近傍であって、CAM5とドーム部の地平線に挟まれた領域にある照射部10の光源(LED)を光らす。これらの光源は、検査対象表面へ向かって照射されそこから反射する光が、CAM5のカメラのレンズに到達する位置に存するものである。
また、光源制御部40は、CAM5に対して、検査対象表面全体の輝度が平均的な輝度(256段階の階調がある場合、中間の値となる128近傍となる輝度)となるように、これらの光源の輝度を制御する。光源制御部40は、このように光源を制御することで、表示部30が表示する画像における立体的な検査対象物の検査対象表面の階調が均一となる。この画像の階調が中心の128近傍であるほど、傷等が示す異常値との乖離が大きくなるため、感度が高くなり、好ましい。例えば、検査対象表面が全体的に平均的な輝度であるときに、傷などの凹凸はその輝度とは大きく異なる輝度の値を示す。
図8(B)は、検査対象物の正面を明視野法で照射する方法を示す。光源制御部40は、撮像部20のCAM1により検査対象物Tの正面を撮像するために、CAM1の直ぐ上にある照射部10の光源から天頂付近までの光源を光らす。これらの光源は、検査対象表面へ向かって照射されそこから反射する光が、CAM1のカメラのレンズに到達する位置に存するものである。この検査対象表面は、左右方向の曲率がなく上下方向の曲率がある曲面なので、この領域の光源を光らすだけでよい。
また、光源制御部40は、CAM1に対して、検査対象表面全体の輝度が平均的な輝度となるように、これらの光源の輝度を制御する。CAM1の直ぐ上にある光源から照射される光は、検査対象表面から正反射に近い形で反射するので輝度は通常大きくなる。一方、天頂付近の光源から照射され検査対象表面から反射する光の輝度は通常小さくなる。従って、検査対象表面全体の輝度が平均的な輝度となるようにするためには、CAM1の直ぐ上にある光源から照射される光の輝度を、天頂付近の光源から照射される光の輝度に比べて相対的に小さくする。光源制御部40は、このように光源を制御することで、表示部30が表示する画像における立体的な検査対象物の表面の階調が均一となる。
図8(C)は、検査対象物の上面を明視野法で照射する方法を示す。光源制御部40は、撮像部20のCAM3により検査対象物Tの上面を撮像するために、CAM3の前後方向にある照射部10の光源を光らす。これらの光源は、検査対象表面へ向かって照射されそこから反射する光が、CAM3のカメラのレンズに到達する位置に存するものである。この検査対象表面は、左右方向の曲率がなく上下方向の曲率がある曲面なので、この領域の光源を光らすだけでよい。
また、光源制御部40は、CAM3に対して、検査対象表面全体の輝度が平均的な輝度となるように、これらの光源の輝度を制御する。CAM3の最も近い位置にある光源から照射される光は、検査対象表面から正反射に近い形で反射するので輝度は通常大きくなる。一方、CAM3と離れた位置にある光源から照射され検査対象表面から反射する光の輝度は通常小さくなる。従って、検査対象表面全体の輝度が平均的な輝度となるようにするためには、CAM3近傍の光源から照射される光の輝度を、CAM3から離れた位置にある光源から照射される光の輝度に比べて相対的に小さくする。光源制御部40は、このように光源を制御することで、表示部30が表示する画像における立体的な検査対象物の表面の階調が均一となる。
図8(D)は、検査対象物の背面を明視野法で照射する方法を示す。光源制御部40は、撮像部20のCAM7により検査対象物Tの背面を撮像するために、CAM7の近傍であって、CAM7とドーム部の地平線に挟まれた領域にある照射部10の光源を光らす。これらの光源は、検査対象表面へ向かって照射されそこから反射する光が、CAM7のカメラのレンズに到達する位置に存するものである。
また、光源制御部40は、CAM7に対して、検査対象表面全体の輝度が平均的な輝度となるように、これらの光源の輝度を制御する。光源制御部40は、このように光源を制御することで、表示部30が表示する画像における立体的な検査対象物の表面の階調が均一となる。
説明に使用した検査対象物は、CAM1、3、7の方向(一方向)の曲率で構成された曲面なので、これらのカメラの線上にある光源を使用して、検査対象面の輝度が均一になるようにした。白飛びが起こる場合、左右側面の間の正面/上面/背面上に線状に起こる。この照明方法では、斜め横方向の光は使用する必要はない。しかし、一方向の曲率ではなく二方向の曲率を有する曲面である場合、光源制御部40は、他の位置にある光源も適宜使用して、それぞれの撮像部20(CAM1〜7)に対して、検査対象表面全体の輝度が平均的な輝度となるように、これらの光源の輝度を制御する。
なお、上述した、合計4つのカメラを使った明視野法の撮像は、4面別々に照射して1面ずつ撮像することもできるし、同時に4面に照射して1度に4面を撮像することもできる。
図9(A)は、検査対象物の正面を暗視野法で照射する方法を示す。光源制御部40は、撮像部20のCAM1により検査対象物Tの正面を撮像するために、CAM1の直ぐ上にある照射部10の光源や天頂付近の光源(図中垂直LED)を使用せず、CAM1からみて左右方向に離れて地平線付近にある光源を光らせる。即ち、撮像するカメラからみて、検査対象表面を挟み込むような位置にある光源(図中側面LED)を光らせる。たとえば、カメラに対して両側60°〜90°付近の位置にある光源を使用する。それより内側だと検査対象表面が光りだし、不良部分のコントラストを下げることになる。これらの光源から照射され検査対象表面で反射した光は、わずかにCAM1のカメラのレンズに到達する。
また、光源制御部40は、CAM1に対して、検査対象表面全体の輝度が小さくなるように、例えば、256段階の階調がある場合検査対象表面の平均輝度値が20程度の輝度となるように、これらの光源の輝度を制御する。光源制御部40は、このように光源を制御することで、表示部30が表示する画像における立体的な検査対象物の表面の階調が輝度の小さいところで均一となる。この画像の階調が輝度の小さいところで均一であるほど、傷等が示す異常値との乖離が大きくなるため、感度が高くなり、好ましい。
図9(B)〜(D)は、検査対象物の左側面/右側面/背面を暗視野法で照射する方法を示す。光源制御部40は、撮像部20のCAM6/CAM5/CAM7により検査対象物Tの左側面/右側面/背面を撮像するために、CAM6/CAM5/CAM7近傍の光源を使用せず、CAM6/CAM5/CAM7からみて左右方向に離れて地平線付近にある光源を光らせる。即ち、撮像するカメラからみて、検査対象表面を挟み込むような位置にある光源を光らせる。これらの光源から照射され検査対象表面で反射した光は、その少ない量がCAM6/CAM5/CAM7のカメラのレンズに到達する。
また、光源制御部40は、CAM6/CAM5/CAM7に対して、検査対象表面全体の輝度が小さくなるように、例えば、256段階の階調がある場合検査対象表面の平均輝度値が20程度の輝度となるように、これらの光源の輝度を制御する。光源制御部40は、このように光源を制御することで、表示部30が表示する画像における立体的な検査対象物の表面の階調が均一となる。
なお、上述した暗視野法の撮像において、合計4つのカメラを使った明視野法の撮像は、4面別々に照射して1面ずつ撮像することもできるし、同時に4面に照射して1度に4面を撮像することもできる。しかし、明視野法の撮像とは同時にはできない。
上述したように、光源制御部40は表示部30が表示する画像における立体的な検査対象表面の階調が均一となるようにそれぞれの照射部の輝度を制御することで、立体的であって曲面を有する検査対象物の表面における欠陥の有無を検査することができる。また、光源制御部40は、撮像するカメラに正反射させるよう検査対象表面と直角に近い角度で光を照射し、表示部30が表示する画像における立体的な検査対象表面の階調が均一となるように制御し、および、検査対象表面に30度程度の角度から光を照射し、表示部30が表示する画像における立体的な検査対象表面の階調が均一となるように制御する。これによれば、立体的であって曲面を有する検査対象物の表面における欠陥の有無を、さらに高い精度で検査を行うことができる外観検査装置を提供することができる。
なお、検査対象物の表面における傷などの欠陥の有無の検査は、表示部30に表示された検査対象表面を目視することにより、検査者が欠陥の有無の判断を行ってもよいし、均一な階調からの乖離が所定以上大きくなった場合に自動的に欠陥と判断するようにしてもよい。
また、光源制御部40は、撮像部20のそれぞれのカメラが撮像する画像における立体的な検査対象表面の階調が均一となるように制御することが好ましい。これによれば、検査対象物の表面の階調が均一となるように、それぞれの画像を表示することで、一度に複数の方向から、立体的であって曲面を有する検査対象物の表面における欠陥の有無を検査することができる。
また、外観検査装置1は、検査対象物Tおよび撮像部20を移動させることなく、立体の検査対象物Tの底面以外を撮像する。これによれば、検査対象物Tおよび撮像部20を移動させることなく、一度に立体の検査対象物の底面以外を撮像することで、立体の検査対象物を高速かつ安価に検査することができる。
本発明に係る外観検査装置1は、検査対象物に360度半球状に配置された照射部10と7方向から撮像部20(カメラ)を配置し、光源の位置と輝度をカメラごとに調節し、検査対象物を移動させることなく連続撮像することにより、例えば1つの検査対象物あたり1秒程度の高速検査を可能とした。外観検査装置1は、全方位に配置された照射部10を切り替えることによって、検査対象物に照射される光の角度を変更し、同じカメラでも光の当てる角度を変化させることにより、各曲面に対する反射光の光量を調節することができる。これにより、外観検査装置1は、受像する階調の幅をせばめることにより、安価なダイナミックレンジの低いカメラでの撮像を可能となり、安価な検査を可能とした。
図10は、外観検査装置1における表示部30の表示例を示す。この表示例では、1つの表示部30が7つカメラから取得した画像を一体的に表示しており、自動的に欠陥の有無を判断し、判断結果を文字等で表示している。
なお、本発明に係る外観検査装置の検査対象となる検査対象物は、周囲からの光の照射が直接届く表面から構成されている限り、その形状や大きななどにおいて限定されることはない。
なお、本発明は、例示した実施例に限定するものではなく、特許請求の範囲の各項に記載された内容から逸脱しない範囲の構成による実施が可能である。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
1 外観検査装置
10 照射部
20 撮像部
30 表示部
40 光源制御部
50 ドーム部
60 撮像制御部
T 検査対象物

Claims (5)

  1. 立体の検査対象物の表面に光を照射する複数の照射部と、
    前記複数の照射部が照射した光が前記表面から反射した光を撮像する撮像部と、
    前記撮像部が撮像した光を画像として表示する表示部と、
    前記複数の照射部の輝度を制御する光源制御部と、
    を備え、
    前記光源制御部は、前記表示部が表示する画像における立体的な前記表面の階調が均一となるようにそれぞれの前記照射部の輝度を制御する、
    外観検査装置。
  2. 前記撮像部は、同一の前記表面から反射した光を複数回撮像し、
    前記光源制御部は、前記撮像部が前記同一の表面を複数回撮像する際、前記表面と前記撮像部を結ぶ仮想の第1直線に対して、前記表面と前記照射部を結ぶ仮想の第2直線が異なる角度を以って撮像するように前記照射部の輝度を制御することを特徴とする請求項1に記載の外観検査装置。
  3. 略半球状のドーム部をさらに備え、
    前記複数の照射部は、前記ドーム部の内面に配置されることを特徴とする請求項2に記載の外観検査装置。
  4. 前記撮像部は複数からなり、
    前記光源制御部は、各前記撮像部が撮像する画像における立体的な前記表面の階調が均一となるように制御することを特徴とする請求項3に記載の外観検査装置。
  5. 前記複数の撮像部は前記ドーム部に配置され、前記検査対象物および前記撮像部を移動させることなく、立体の前記検査対象物の底面以外を撮像することを特徴とする請求項4に記載の外観検査装置。
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