JP2016116126A - クロックデータリカバリ回路、タイミングコントローラ、電子機器、クロックデータリカバリ方法 - Google Patents

クロックデータリカバリ回路、タイミングコントローラ、電子機器、クロックデータリカバリ方法 Download PDF

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Abstract

【課題】短時間でクロックを再生可能なPLL方式のCDR回路を提供する。【解決手段】VCO60は、制御電圧Vcnt2に応じた周波数fmを有する複数のクロック信号CK1〜CK4(多相クロック信号CKm)を発生する。位相比較器10は、入力データDINの位相を複数のクロック信号CK1〜CK4それぞれの位相と比較する。周波数比較器20は、入力データDINの周波数fINを、多相クロック信号CKmの周波数fmと比較する。チャージポンプ回路40は、位相差信号PDおよび位相周波数差信号PFDに応じて制御電圧Vcnt2を調節する。ダミークロック信号発生器80は、周波数fmが安定化されている期間における周波数fmと実質的に同一の周波数を有するダミークロック信号CKdを生成する。入力データDINの無入力状態において周波数比較器20は、ダミークロック信号CKdの周波数fdを、多相クロック信号の周波数fmと比較する。【選択図】図1

Description

本発明は、CDR(Clock Data Recovery)回路に関する。
少ない本数のデータ伝送線路を介して半導体集積回路間でデータを送受信するために、シリアルデータ伝送が利用される。シリアルデータ信号の受信は、シリアルデータの各ビットデータを、それと同期したクロック信号のタイミングでラッチすることにより行われる。
ここでシリアルデータ信号にクロック信号が埋め込まれる場合がある。この場合、CDR回路によってシリアルデータ信号の変化点を監視し、検出した変化点にもとづいてクロック信号を再生し、再生したクロック信号によってシリアルデータ信号をラッチする。特許文献1〜3には関連技術が開示されている。
特開2005−5999号公報 特開2003−204319号公報 特開2011−120106号公報 国際公開第14/045551 A1号パンフレット
CDR回路には、さまざまな形式が存在するが、その代表的なひとつは、PLL(Phase Locked Loop)回路を利用したCDR回路である。PLL方式のCDR回路は、入力データが間欠的に入力されるアプリケーションに用いると、入力データが無入力となるたびに、PLL回路のロックが解除される。したがって入力データが再開するたびに、PLL回路がロックするまでの遅延が発生するという問題がある。
この問題は、オーバーサンプリング方式のCDR回路を用いることで解決できる(特許文献4参照)。オーバーサンプリング方式は、入力データの周波数(入力周波数)の3倍程度の高速クロック信号でデータを取り込み、ロジック処理によって、クロック信号を再生し、データを抽出するものである。オーバーサンプリング方式のCDR回路は、位相ロックのための遅延が生じないため、間欠的に入力データが与えられるアプリケーションに適しているが、PLL方式のCDR回路に比べて動作周波数が高くなり、消費電力が大きくなるという問題が生ずる。また高速動作可能なデバイスを製造するための半導体製造プロセスが必要となり、コスト増の要因となる。さらに再生されるクロック信号の精度が高速クロック信号の精度の影響を受けやすく、周波数安定化のために外付けの水晶発振器を使用する場合にはコストが高くなる。
本発明は係る課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、短時間でクロックを再生可能なPLL方式のCDR回路の提供にある。
本発明のある態様は、クロックデータリカバリ回路に関する。クロックデータリカバリ回路は、制御電圧に応じた周波数を有し、互いに位相が等間隔にシフトしている複数のクロック信号を含む多相クロック信号を発生する電圧制御発振器と、入力データの位相を、複数のクロック信号それぞれの位相と比較し、比較結果を示す位相差信号を発生する位相比較器と、入力データの周波数を、多相クロック信号の周波数と比較し、比較結果を示す位相周波数差信号を発生する周波数比較器と、位相差信号および位相周波数差信号に応じて電圧レベルが調節される制御電圧を発生するチャージポンプ回路と、多相クロック信号の周波数が安定化されている期間におけるその周波数と実質的に同一の周波数を有するダミークロック信号を生成するダミークロック信号発生器と、を備える。入力データの無入力状態において、周波数比較器は、入力データの周波数に代えてダミークロック信号の周波数を、多相クロック信号の周波数と比較する。
この態様によると、入力データの無入力状態では、ダミークロック信号を用いて、周波数ロックループを動作させ続けることで、入力データの再開時に、入力データの周波数と多相クロック信号の周波数を実質的に一致させることができる。これにより周波数の調節に必要な時間が短縮され、位相調節が完了すれば、直ちに入力データに含まれるシリアルデータを取得可能となる。
ダミークロック信号発生器は、制御データに応じた周波数のダミークロック信号を生成するオシレータと、ダミークロック信号と多相クロック信号と、を受け、それらの周波数が一致するように、制御データを調節するキャリブレーションロジック回路と、を含んでもよい。
キャリブレーションロジック回路は、ダミークロック信号およびクロックデータリカバリ回路の出力クロック信号それぞれを分周する分周器と、分周後のダミークロック信号をカウントする第1カウンタと、分周後の出力クロック信号をカウントする第2カウンタと、第1カウンタの第1カウント値および第2カウンタの第2カウント値の一方が所定第1値に達したときの、第1カウント値と第2カウント値に応じて、制御データを増減させる制御データアジャスタと、を含んでもよい。
制御データアジャスタは、第1カウント値と第2カウント値の大小関係に応じて、制御データを増減させてもよい。
制御データアジャスタは、制御データを所定第2値のステップで増減させてもよい。
所定第1値、所定第2値は、設定可能であってもよい。
制御データアジャスタは、第1カウント値と第2カウント値の差分に応じて、制御データを増減させてもよい。
本発明の別の態様は、タイミングコントローラに関する。タイミングコントローラは、上述のいずれかのクロックデータリカバリ回路を備える。
本発明の別の態様は、電子機器に関する。電子機器は、タイミングコントローラを備えてもよい。
なお、以上の構成要素を任意に組み合わせたもの、あるいは本発明の表現を、方法、装置などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、短時間でクロック信号を再生できる。
実施の形態に係るCDR回路の構成を示すブロック図である。 図1のCDR回路における各信号のタイミングを示すタイムチャートである。 図1のCDR回路の動作波形図である。 図4(a)、(b)は、ダミークロック信号発生器の構成例を示す回路図である。 図1の位相比較器の構成を示す回路図である。 図6(a)、(b)は、図5の位相比較器の動作を示すタイムチャートである。 図7(a)、(b)は、図5の位相比較器の動作を示すタイムチャートである。 CDR回路を備える電子機器のブロック図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合のほか、部材Aと部材Bが、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
図1は、実施の形態に係るCDR回路100の構成を示すブロック図である。CDR回路100は、その基本構成として、位相比較器10、周波数比較器20、セレクタ30、チャージポンプ回路40、ループフィルタ50、VCO(Voltage Controlled Oscillator)60、シリアルパラレル変換器70を備える。
CDR回路100は、シリアル形式の差動入力データDIN+、DIN−(以下、必要に応じて単に入力データDINと総称する)を受ける。入力データDINには、クロック信号が埋め込まれている。CDR回路100は入力データDINからクロック信号を抽出・再生し、再生したクロック信号を利用して入力データDINの値を取り込む。入力データDINは、間欠的に入力される。
CDR回路100は、データレートの1/2の周波数の4相クロック信号CK1〜CK4(以下、多相クロック信号CKmと総称する)を再生する。また4相クロック信号CK1〜CK4は、互いに位相が1/4周期(90度)ずつシフトしている。4相クロック信号CK1〜CK4は、いわゆるPLL回路によって生成される。
位相比較器10は、4相クロック信号CK1〜CK4のうち、位相が互いに180度シフトしている第1クロック信号CK1および第3クロック信号CK3を利用して、クロック信号の1周期ごとに2つのデータDOUT1、DOUT2を取得する。具体的には、第1クロック信号CK1のポジティブエッジのタイミングで入力データDINの値をラッチし、その値をデータDOUT1とし、第3クロック信号CK3のポジティブエッジのタイミングで入力データDINの値をラッチし、その値をデータDOUT2とする。データDOUT1、DOUT2は、後段のシリアルパラレル変換器70へと供給される。図2は、図1のCDR回路100における各信号のタイミングを示すタイムチャートである。
シリアルパラレル変換器70は、シリアルデータDOUT1、DOUT2と、それらと同期したクロック信号CK1、CK3を受け、シリアルデータDOUT1、DOUT2のタイミングを合わせて出力パラレルデータDOUTに変換する。シリアルパラレル変換器70は、出力パラレルデータDOUTを、それと同期したクロック信号CKOUTとともに後段の処理ブロックへと出力する。
以下、CDR回路100におけるクロック信号CK1〜CK4の抽出、再生に関する構成を説明する。
位相比較器10、チャージポンプ回路40、ループフィルタ50、VCO60は、いわゆるPLL(Phase Locked Loop)回路を形成する。このPLL回路によって、第2クロック信号CK2のエッジのタイミングと、第4クロック信号CK4のエッジのタイミングがそれぞれ、入力データDINの変化点と一致するように、クロック信号CK1〜CK4の周波数fmおよび位相がフィードバック制御される。
VCO60は、入力された制御電圧Vcnt2に応じた周波数fmで発振する。VCO60は、4相クロック信号CK1〜CK4を発生する。たとえばVCO60は、4段の遅延素子がリング状に接続されたリングオシレータである。各遅延素子は制御電圧Vcnt2によってバイアスされており、それぞれの遅延量が制御電圧Vcnt2によって制御される。その結果、リングオシレータの発振周波数fmは、制御電圧Vcnt2に応じたものとなる。4相のクロック信号CK1〜CK4は、4つの遅延素子の入力信号(もしくは出力信号)に相当する。
位相比較器10は、入力データDINとクロック信号CK1〜CK4を受ける。位相比較器10は、入力データDINの位相をクロック信号CK1〜CK4それぞれの位相と比較し、アップ信号UP_A、ダウン信号DN_Aを発生する。アップ信号UP_Aとダウン信号DN_Aを総称して位相差信号PD_Aとも称する。
入力データDINに対してクロック信号CKの位相が遅れているときには、アップ信号UP_Aがアサート(ハイレベル)され、入力データDINに対してクロック信号CKの位相が進んでいるときには、ダウン信号DN_Aがアサートされる。
位相差信号PD_Aは、セレクタ30を経てチャージポンプ回路40へと入力される。チャージポンプ回路40は、アップ信号UP_Aがアサートされると制御電圧Vcnt1を増加させ、ダウン信号DN_Aがアサートされると制御電圧Vcnt1を低下させる。ループフィルタ50はラグリードフィルタであり、制御電圧Vcnt1の高周波成分を調整し、制御電圧Vcnt2を生成する。ループフィルタ50としてローパスフィルタを用いてもよい。
チャージポンプ回路40の構成は限定されないが、たとえば、キャパシタと、アップ信号UP_Aに応答してキャパシタを充電する充電回路と、ダウン信号DN_Aに応答してキャパシタを放電する放電回路と、を含んで構成される。制御電圧Vcnt2はVCO60へと出力される。
クロック信号CKの位相が遅れて、アップ信号UP_Aがアサートされると、制御電圧Vcnt2が上昇するため多相クロック信号CKmの周波数fmが高くなり、位相が進むようにフィードバックがかかる。反対に多相クロック信号CKmの位相が進んで、ダウン信号DN_Aがアサートされると、制御電圧Vcnt2が低下するため多相クロック信号CKmの周波数fmが低くなり、位相が遅れるようにフィードバックがかかる。その結果、多相クロック信号の周波数fmおよび位相が、入力データDINの変化点(エッジ)を基準として最適化される。
上述のPLL回路に加えて、CDR回路100は、周波数比較器20、チャージポンプ回路40、ループフィルタ50、VCO60が形成するFLL(Frequency Locked Loop)回路を備える。
FLL回路によってクロック信号CK2およびCK4の周期(つまり周波数fm)が、入力データDINのデータ周期Td(つまり入力周波数fIN)と一致するようにクロック信号CK1〜CK4の周波数fmおよび位相がフィードバック制御される。
第1コンパレータCMP1は、入力データDIN+とDIN−を比較し、リファレンス信号Refを生成する。また第2コンパレータCMP2は、クロック信号CK2とCK4を比較し、Vco信号を生成する。周波数比較器20は、リファレンス信号RefとVco信号を比較し、その位相差に応じた位相周波数差信号PFDを生成する。位相周波数差信号PFDは、リファレンス信号Refの位相に対して、Vco信号の位相が進んでいるか遅れているかを示す。位相周波数差信号PFDは、位相差信号PDと同様に、アップ信号UP_Bとダウン信号DN_Bを含む。Vco信号の位相が遅れているときアップ信号UP_Bがアサートされ、その位相が進んでいるときダウン信号DN_Bがアサートされる。
位相周波数差信号PFDは、セレクタ30を経てチャージポンプ回路40へと入力される。チャージポンプ回路40、ループフィルタ50、VCO60の動作は上述したとおりである。セレクタ30は、位相差信号PDと位相周波数差信号PFDを受け、制御信号(UP/DN)を発生する。
FLL回路によって、クロック信号CK2のポジティブエッジとクロック信号CK4のポジティブエッジとの間隔が、入力データDINの周期と一致するように、言い換えれば多相クロック信号CKmの周波数fmが入力周波数fINと一致するように、多相クロック信号CK1〜CK4の周波数fmおよび位相がフィードバック制御される。
以上がCDR回路100の基本構成である。CDR回路100にはさらに、ダミークロック信号発生器80およびセレクタ81が設けられる。ダミークロック信号発生器80は、入力データDINが入力されており、多相クロック信号CKmの周波数fmが安定化されている期間における、多相クロック信号の周波数fmと実質的に同一の周波数を有するダミークロック信号CKdを生成する。たとえばダミークロック信号発生器80は、出力クロック信号CKOUTの周波数を、多相クロック信号CKmの周波数fmとして検出する。
セレクタ81は、入力データDINに応じたリファレンス信号Refと、ダミークロック信号CKdを受け、一方を選択して周波数比較器20のRef端子に出力する。セレクタ81は、入力データDINの入力状態において、第1コンパレータCMP1の出力Refを選択し、入力データDINの無入力状態において、ダミークロック信号CKdを選択する。つまり入力データDINの無入力状態において、周波数比較器20は、入力データDINに代えてダミークロック信号CKdの周波数fdを、多相クロック信号CKmの周波数fmと比較する。
以上がダミークロック信号発生器80の構成である。続いてその動作を説明する。
図3は、図1のCDR回路100の動作波形図である。図3には、多相クロックの代表として、CK2が示される。図2に示すように、CK2は、入力データDINの遷移点にエッジを有するように周波数および位相が調節されるクロック信号である。
時刻t0に入力データDINが入力されると、セレクタ81により、Ref信号が選択され、Ref信号の周波数と多相クロック信号に応じたVco信号の周波数が一致するように、フィードバックがかかる。またそれと並列に、複数のクロック信号CK1〜CK4それぞれの位相が、入力データDINの変化点に対して適切に位置するように調節される。
多相クロック信号の周波数が安定している間、キャリブレーション期間CALが設けられる。このキャリブレーション期間CALにおいて、多相クロック信号に応じた出力クロックCKOUTの周波数が検出され、その周波数と実質的に同一の周波数を有するダミークロック信号CKdが生成される。
時刻t1に、入力データDINが無入力となる。そうするとセレクタ81が、Ref信号に代えて、ダミークロック信号CKdを選択する。これにより、周波数比較器20、セレクタ30、チャージポンプ回路40、ループフィルタ50、VCO60を含むFLL回路によって、Vco信号の周波数が、ダミークロック信号CKdの周波数、すなわち、入力データDINの周波数に維持される。
時刻t2に、入力データDINが再入力されると、セレクタ81がRef信号を再び選択する。時刻t1〜t2の間、Vco信号とダミークロック信号CKdを用いて、FLL回路を動作させているため、時刻t2におけるRef信号の周波数とVco信号の周波数は実質的に同一とすることができる。時刻t2以降は、位相比較器10を含むPLL回路によって、多相クロック信号の位相が、入力データDINの位相にもとづいて補正される。
以上がCDR回路100の動作である。
CDR回路100では、入力データDINの無入力状態では、ダミークロック信号CKdを用いて、周波数ロックループを動作させ続ける。これにより、入力データDINの再開時に、入力データDINの周波数と多相クロック信号の周波数を実質的に一致させることができる。これにより周波数の調節に必要な時間が短縮され、位相調節が完了すれば、直ちに入力データDINに含まれるシリアルデータを取得可能となる。
より詳しく言えば、入力データDINの無入力状態では、ダミークロック信号CKdを用いて周波数ロックループを動作させ続けることにより、制御電圧Vcnt2を、入力データDINの入力状態におけるその電圧レベルの近傍に維持することができる。これにより、入力データDINの再入力時に、制御電圧Vcnt2が元の電圧レベルに復帰するまでの時間が短くて済み、PLL回路およびFLL回路を短時間でロックさせることができる。
またこのCDR回路100は、オーバーサンプリング方式に比べて低速で動作させることができるため、消費電力の観点で有利であり、また、外付けのオシレータが不要であるという利点もある。
本発明は、図1のブロック図および上述の説明から把握されるさまざまな回路に及ぶものであり、特定の回路構成には限定されないが、以下ではその具体的な構成例を説明する。
図4(a)、(b)は、ダミークロック信号発生器80の構成例を示す回路図である。ダミークロック信号発生器80は、オシレータ82およびキャリブレーションロジック回路84を含む。オシレータ82は、制御データDCNTに応じた周波数のダミークロック信号CKdを生成する。キャリブレーションロジック回路84は、ダミークロック信号CKdと出力クロック信号CKOUTと、を受け、それらの周波数fd、fmが一致するように、制御データDCNTを調節する。
図4(b)のキャリブレーションロジック回路84は、分周器86、第1カウンタ88、第2カウンタ90、制御データアジャスタ92を含む。分周器86は、ダミークロック信号CKdおよびCDR回路100の出力クロック信号CKOUTそれぞれを1/n分周する。第1カウンタ88は、分周後のダミークロック信号CKd’をカウントする。第2カウンタ90は、分周後の出力クロック信号CKOUT’をカウントする。
制御データアジャスタ92は、第1カウンタ88の第1カウント値OSC_COUNTおよび第2カウンタ90の第2カウント値LS_COUNTを受ける。制御データアジャスタ92は、それらの一方(本実施の形態では、第2カウント値LS_COUNT)が所定第1値X(たとえば1024)に達したときの、第1カウント値OSC_COUNTと第2カウント値LS_COUNTに応じて、制御データDCNTを増減させる。
たとえば制御データアジャスタ92は、第1カウント値OSC_COUNTと第2カウント値LS_COUNTの大小関係に応じて、制御データDCNTを増減させる。すなわち、LS_COUNT>OSC_COUNTであれば、制御データDCNTを増加させ、ダミークロック信号CKdの周波数を高くする。反対にLS_COUNT<OSC_COUNTであれば、制御データDCNTを減少させ、ダミークロック信号CKdの周波数を低くする。
制御データアジャスタ92は、制御データDCNTを所定第2値Yのステップで増減させてもよい。第1値X、第2値Yは、レジスタなどを用いて外部から設定可能とすることが好ましい。
このダミークロック信号発生器80によれば、出力クロック信号CKOUTを利用して多相クロック信号CKmの周波数fmを測定し、それと実質的に同一の周波数を有するダミークロック信号CKdを生成することができる。
制御データアジャスタ92は、第1カウント値OSC_COUNTと第2カウント値LS_COUNTの差分に応じて、制御データDCNTを増減させてもよい。すなわち差分が大きいほど、制御データDCNTの増減ステップを大きくしてもよい。
続いて、位相比較器10の具体的な構成を説明する。図5は、図1の位相比較器10の構成を示す回路図である。位相比較器10は、フリップフロップFF1〜FF4、バッファBUF1〜BUF4およびデコーダ回路12を備える。
複数のフリップフロップFF1〜FF4はそれぞれ、クロック信号CK1〜CK4ごとに設けられる。i番目のフリップフロップFFi(1≦i≦4)は、入力信号DIN+とDIN−を比較(シングルエンド変換)し、比較結果を示すデータを、対応するクロック信号CKiのポジティブエッジのタイミングでラッチする。このフリップフロップはセンスアンプ(SA)とも称される。
フリップフロップFF1によりラッチされたデータq1は、バッファBUF1を経てデータDOUT1として出力される。同様にフリップフロップFF2によりラッチされたデータq2は、バッファBUF2を経てデータDOUT2として出力される。
各フリップフロップFF1〜FF4により生成されたデータq1〜q4は、バッファBUF1〜BUF4を経て後段のデコーダ回路12へと入力される。デコーダ回路12は、データq1〜q4にもとづいて位相差信号PD_A(アップ信号UP_A、ダウン信号DN_A)を生成する。
デコーダ回路12は、複数の第1論理ゲートG1、複数の第2論理ゲートG2、第3論理ゲートG3、第4論理ゲートG4を備える。
複数の第1論理ゲートG1、G1は、奇数番目のフリップフロップFF1、FF3ごとに設けられる。相数が4より多い場合には、FF1、FF3、FF5・・・が奇数番目のフリップフロップとして把握される。言い換えれば、奇数番目のフリップフロップとは、データDOUT1、DOUT2をラッチするためのクロック信号に対応するフリップフロップと、それと1つ置きに配置されるフリップフロップをいう。
i(iは自然数)番目の第1論理ゲートG1は、(2×i−1)番目のフリップフロップFF2×i−1の出力と(2×i)番目のフリップフロップFF2×iの出力とが不一致のときアサート(ハイレベル)される内部アップ信号upiを生成するように構成される。
複数の第2論理ゲートG2、G2は、偶数番目のフリップフロップFF2、FF4ごとに設けられる。相数が4より多い場合には、FF2、FF4、FF6・・・が偶数番目のフリップフロップとして把握される。
j(jは偶数)番目の第2論理ゲートG2は、(2×j)番目のフリップフロップFF(2×j)の出力と(2×j+1)番目のフリップフロップの出力とが不一致のときアサートされる内部ダウン信号dniを生成するように構成される。
たとえば第1論理ゲートG1および第2論理ゲートG2は、排他的論理和ゲートEORを用いて構成することができる。
具体的には、論理ゲートEOR0(G1)は、データq1とデータq2を比較し、一致、不一致を示す内部アップ信号up1を生成する。論理ゲートEOR1(G2)は、データq2とデータq3を比較し、一致、不一致を示す内部ダウン信号dn1を生成する。論理ゲートEOR2(G2)は、データq4とデータq1を比較し、一致、不一致を示す内部ダウン信号dn2を生成する。論理ゲートEOR3(G1)は、データq3とデータq4を比較し、一致、不一致を示す内部アップ信号up2を生成する。各論理ゲートEOR0〜EOR3の出力は、それぞれの2つの入力信号が一致したとき0(ローレベル)、不一致のとき1(ハイレベル)となる。
第3論理ゲートG3(AND0)は、複数の第1論理ゲートG1、G1によって生成された複数の内部アップ信号up1、up2にもとづき、アップ信号UP_Aを生成する。具体的には第3論理ゲートG3はANDゲートであり、すべての内部アップ信号up1〜up2がアサートされるときに、アップ信号UP_Aをアサートする。
第4論理ゲートG4(AND1)はANDゲートであり、複数の第2論理ゲートG2、G2によって生成された複数の内部ダウン信号dn1、dn2にもとづき、ダウン信号DN_Aを生成する。具体的には第4論理ゲートG4はANDゲートであり、すべての内部ダウン信号dn1、dn2がアサートされるときに、ダウン信号DN_Aをアサートする。
以上が位相比較器10の構成である。続いて位相比較器10の動作を説明する。図6(a)、(b)および図7(a)、(b)は、図5の位相比較器10の動作を示すタイムチャートである。図6(a)、(b)はそれぞれ、入力データDINが1回変化した場合、2回連続で変化した場合の、図7(a)、(b)はそれぞれ、入力データDINが3回連続で変化した場合、2回非連続で変化した場合の動作を示す。
図6(a)に示すように、入力データDINが1回変化した場合、入力データDINの位相が進んでいれば、1区間(クロック信号の1/4周期)の長さのアップ信号UP_Aが生成され、反対に入力データDINの位相が遅れていれば、1区間(クロック信号の1/4周期)の長さのダウン信号DN_Aが生成される。
図6(b)を参照すると、入力データDINが2回連続で変化した場合、入力データDINの位相が進んでいれば、3区間(クロック信号の3/4周期)の長さのアップ信号UP_Aが生成され、反対に入力データDINの位相が遅れていれば、3区間(クロック信号の3/4周期)の長さのダウン信号DN_Aが生成される。
図7(a)を参照すると、入力データDINが3回連続で変化した場合、入力データDINの位相が進んでいれば、5区間(クロック信号の5/4周期)の長さのアップ信号UP_Aが生成され、反対に入力データDINの位相が遅れていれば、5区間(クロック信号の5/4周期)の長さのダウン信号DN_Aが生成される。
図7(b)を参照すると、入力データDINが不連続で変化する場合には、図6(a)の1回変化の場合と同様の動作を2回繰り返すことがわかる。
このように実施の形態に係る位相比較器10によれば、入力データDINが連続して変化する回数に応じた期間アサートされる、アップ信号UP_Aおよびダウン信号DN_Aを生成することが可能となる。
また位相比較器10は、アップ信号UP_Aおよびダウン信号DN_Aを生成する過程において、タイミング同期をとらないため、遅延が少ないという特徴を有する。したがってクロック信号の位相は入力データDINの変動に高速に追従させることが可能となる。
またダウン信号DNおよびアップ信号UPのアサート期間の最小幅が、1区間(クロック信号の1/4周期、90度位相)であることも、図5の位相比較器10の利点である。すなわち、ダウン信号DN_Aおよびアップ信号UP_Aの最小幅が小さいことにより、チャージポンプ回路40の設計の自由度を高めることができる。
一般にチャージポンプ回路40は、キャパシタと、アップ信号UPに応じてキャパシタを充電する充電回路と、ダウン信号DNに応じたキャパシタを放電する放電回路と、を備える。そしてキャパシタに生ずる電圧が制御電圧Vcnt1として出力される。
したがって制御電圧Vcnt1の変化量ΔVは、
ΔV=τ×Ichg/C
で与えられる。つまり、
(1)アップ信号UP,ダウン信号DNのパルス幅τに比例し、
(2)充放電電流Ichgに比例し、
(3)キャパシタの容量値Cに反比例する。
したがって同じ制御電圧Vcnt1の変化量ΔVを得ようとすれば、パルス幅が短いことにより、充放電電流Ichgを大きくし、あるいはキャパシタの容量値Cを小さくすることができる。キャパシタCが小さいことは、回路面積を小さくできることを意味するため、回路を集積化する上できわめて有用である。また充放電電流Ichgを大きくできることは、その精度を高めることができることを意味するため、CDR回路100の周波数安定化の精度を高める上で非常に有用である。
最後に、CDR回路100の用途を説明する。CDR回路100は、タイミングコントローラ204に利用することができる。図8は、CDR回路100を備える電子機器200のブロック図である。電子機器200は、画像プロセッサ202、タイミングコントローラ204、ディスプレイパネル206、ゲートドライバ208、ソースドライバ210を備える。
タイミングコントローラ204は、上述のCDR回路100と、フレームメモリ205を備える。画像プロセッサ202からタイミングコントローラ204へは、eDP規格あるいはその他の規格に準拠した形式で、画像データDINが送信される。たとえば画像データDINは、RGB各3ビットの24ビットのシリアルデータとして送信される。画像プロセッサ202は、GPU(Graphics Processing Unit)、アプリケーションプロセッサ、あるいはCPU(Central Processing Unit)などである。
CDR回路100は、画像プロセッサ202からの画像データDINを受信する。タイミングコントローラ204は、CDR回路100が受信したデータDINにもとづいて各種タイミング信号を生成する。ゲートドライバ208は、ソースドライバ210からのタイミング信号と同期して、ディスプレイパネル206の走査線を順に選択する。ソースドライバ210は、タイミングコントローラ204からの輝度データに応じた駆動電圧を、ディスプレイパネル206のデータ線に印加する。
電子機器200には、パネルセルフリフレッシュ(PSR)と呼ばれる機能が実装される場合がある。パネルセルフリフレッシュとは、静止画を表示する際に、画像プロセッサ202からタイミングコントローラ204への画像データの送信を停止し、タイミングコントローラ204が、自身のフレームメモリ205に格納したデータにもとづいて、ディスプレイパネル206に画像を表示するものである。したがってパネルセルフリフレッシュ機能がアクティブに設定されると、CDR回路100は受信した画像データをフレームメモリ205上に保持し、画像プロセッサ202から無入力の状態では、フレームメモリ205上の画像データを、ディスプレイパネル206に表示する。
パネルセルフリフレッシュ機能をサポートする場合、画像プロセッサ202からCDR回路100への入力データDINは、間欠的に発生する。実施の形態に係るCDR回路100は、このような用途に好適に利用可能である。
この用途では、CDR回路100は、入力データDINが入力される場合に、1フレームに1回の頻度で、キャリブレーション期間CALを設け、ダミークロック信号CKdの周波数を更新してもよい。
パネルセルフリフレッシュでは、入力データDINの停止を通知する制御信号が、画像プロセッサ202からタイミングコントローラ204に与えられる。したがってタイミングコントローラ204は、この制御信号にもとづいて、セレクタ81を制御することができる。
実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例を説明する。
(第1変形例)
実施の形態では、4相のクロック信号を再生する場合を例に説明したが、実施の形態に開示される技術的思想は、8相、16相、その他のクロック信号にも展開可能であり、それらも本発明の範囲に含まれることが当業者には理解される。
(第2変形例)
実施の形態では、CDR回路100の用途として、タイミングコントローラを説明したが本発明はそれには限定されない。たとえばCDR回路100は、ブリッジチップに利用可能である。ブリッジチップは、異なるインタフェース規格の橋渡しをするために利用される。たとえば、eDP規格に準拠する画像データを、CMOS形式のシリアルデータに変換して出力するブリッジチップの入力インタフェースや、eDP規格に準拠する画像データを、LVDS形式のシリアルデータに変換して出力するブリッジチップの入力インタフェースに、CDR回路100が利用可能である。
(第3変形例)
図4のダミークロック信号発生器80では、出力クロック信号CKOUTを利用して、多相クロック信号CKmの周波数fmを検出したが、本発明はそれには限定されない。キャリブレーションロジック回路84には、出力クロック信号CKOUTに代えて、コンパレータCMP1の出力Refを入力してもよいし、CMP2の出力であるVco信号を入力してもよいし、あるいは複数のクロック信号CK1〜CK4のいずれかを入力してもよい。
実施の形態にもとづき、具体的な語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
10…位相比較器、12…デコーダ回路、20…周波数比較器、30…セレクタ、40…チャージポンプ回路、50…ループフィルタ、60…VCO、70…シリアルパラレル変換器、80…ダミークロック信号発生器、81…セレクタ、82…オシレータ、84…キャリブレーションロジック回路、86…分周器、88…第1カウンタ、90…第2カウンタ、92…制御データアジャスタ、100…CDR回路、200…電子機器、202…画像プロセッサ、204…タイミングコントローラ、205…フレームメモリ、206…ディスプレイパネル、208…ゲートドライバ、210…ソースドライバ。

Claims (10)

  1. 制御電圧に応じた周波数を有し、互いに位相が等間隔にシフトしている複数のクロック信号を含む多相クロック信号を発生する電圧制御発振器と、
    入力データの位相を、前記複数のクロック信号それぞれの位相と比較し、比較結果を示す位相差信号を発生する位相比較器と、
    前記入力データの周波数を、前記多相クロック信号の周波数と比較し、比較結果を示す位相周波数差信号を発生する周波数比較器と、
    前記位相差信号および前記位相周波数差信号に応じて電圧レベルが調節される前記制御電圧を発生するチャージポンプ回路と、
    前記多相クロック信号の周波数が安定化されている期間における前記周波数と実質的に同一の周波数を有するダミークロック信号を生成するダミークロック信号発生器と、
    を備え、
    前記入力データの無入力状態において、前記周波数比較器は、前記入力データの周波数に代えて前記ダミークロック信号の周波数を、前記多相クロック信号の周波数と比較することを特徴とするクロックデータリカバリ回路。
  2. 前記ダミークロック信号発生器は、
    制御データに応じた周波数の前記ダミークロック信号を生成するオシレータと、
    前記ダミークロック信号と前記多相クロック信号と、を受け、それらの周波数が一致するように、前記制御データを調節するキャリブレーションロジック回路と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のクロックデータリカバリ回路。
  3. 前記キャリブレーションロジック回路は、
    前記ダミークロック信号および前記クロックデータリカバリ回路の出力クロック信号それぞれを分周する分周器と、
    分周後の前記ダミークロック信号をカウントする第1カウンタと、
    分周後の前記出力クロック信号をカウントする第2カウンタと、
    前記第1カウンタの第1カウント値および前記第2カウンタの第2カウント値の一方が所定第1値に達したときの、前記第1カウント値と前記第2カウント値に応じて、前記制御データを増減させる制御データアジャスタと、
    を含むことを特徴とする請求項2に記載のクロックデータリカバリ回路。
  4. 前記制御データアジャスタは、前記第1カウント値と前記第2カウント値の大小関係に応じて、前記制御データを増減させることを特徴とする請求項3に記載のクロックデータリカバリ回路。
  5. 前記制御データアジャスタは、前記制御データを所定第2値のステップで増減させることを特徴とする請求項4に記載のクロックデータリカバリ回路。
  6. 前記所定第1値、前記所定第2値は、設定可能であることを特徴とする請求項5に記載のクロックデータリカバリ回路。
  7. 前記制御データアジャスタは、前記第1カウント値と前記第2カウント値の差分に応じて、前記制御データを増減させることを特徴とする請求項3に記載のクロックデータリカバリ回路。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載のクロックデータリカバリ回路を備えることを特徴とするタイミングコントローラ。
  9. 請求項8に記載のタイミングコントローラを備えることを特徴とする電子機器。
  10. 電圧制御発振器が、制御電圧に応じた周波数を有し、互いに位相が等間隔にシフトしている複数のクロック信号を含む多相クロック信号を発生するステップと、
    位相比較器が、入力データの位相を、前記複数のクロック信号それぞれの位相と比較し、比較結果を示すアップ信号およびダウン信号を含む位相差信号を発生するステップと、
    周波数比較器が、前記入力データの周波数を、前記多相クロック信号の周波数と比較し、比較結果を示すアップ信号およびダウン信号を含む位相周波数差信号を発生するステップと、
    チャージポンプ回路が、前記位相差信号の前記アップ信号がアサートされるとき、または前記位相周波数差信号の前記アップ信号がアサートされるとき、前記電圧制御発振器の周波数が高くなるように前記制御電圧を変化させ、前記位相差信号の前記ダウン信号または前記位相周波数差信号の前記ダウン信号がアサートされるとき、前記電圧制御発振器の周波数が低くなるように前記制御電圧を変化させるステップと、
    前記多相クロック信号の周波数が安定化されている期間における前記周波数を測定し、測定された周波数を有するダミークロック信号を生成するステップと、
    前記入力データの無入力状態において、前記周波数比較器に、前記入力データに代えて前記ダミークロック信号を入力するステップと、
    を備えることを特徴とするクロックデータリカバリ方法。
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