JP2016114931A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】転写部よりも記録材の搬送方向上流側におけるベルト状の像担持体の不要な振動を低減する。【解決手段】像Tが担持される像担持面31aを有するベルト状の像担持体31と、像を記録材Pへ転写するための転写部Nを像担持面との間に形成する転写部材404と、転写部よりも記録材の搬送方向上流側に配置され、転写部に向かって搬送される記録材を案内するガイド手段50と、ガイド手段50と対向する位置に並べて配置され、像担持面とは反対側の非像担持面31bに当接する複数の当接部材36,37とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、像が担持されて回転走行するベルト状の像担持体と、像担持体と対向配置された転写部材とを備え、搬送されてくる記録材に像担持体上の画像を転写する転写部を転写部材と像担持体と間に形成している。画像形成装置は、転写部よりも記録材搬送方向の上流側に、転写部への記録材の進入を案内するガイド部材が配置されている(例えば特許文献1)。転写部に向かう記録材は、ガイド部材によって転写部に向かって案内されるが、ガイド部材を通過する際に、転写部よりも記録材の搬送方向上流側において記録材の前端や後端が像担持体に当接することがある。記録材の前端や後端と像担持体との当接とは、その度合いによっては回転走行している像担持体を像担持体の内側に向かって変位させてしまい、不要な振動を誘発させる要因となる。
本発明は、転写部よりも記録材の搬送方向上流側におけるベルト状の像担持体の不要な振動を低減することを、その目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、像が担持される像担持面を有するベルト状の像担持体と、像を記録材へ転写するための転写部を像担持面との間に形成する転写部材と、転写部よりも記録材の搬送方向上流側に配置され、転写部に向かって搬送される記録材を案内するガイド手段と、ガイド手段と対向する位置に並べて配置され、像担持面とは反対側の非像担持面に当接する2つの回転体とを有することを特徴としている。
本発明によれば、転写部よりも記録材の搬送方向上流側で、転写部に向かって記録材を案内するガイド部と対向する位置において、像担持面と反対側に位置する像担持体の非像担持面に当接する2つの回転体を並べて配置したので、記録材の前端や後端が像担持体に当接したときの衝撃が、像担持体全体に伝わりにくくなり、搬送方向上流側におけるベルト状の像担持体の不要な振動を低減することができる。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す概略構成図。 図1に示す画像形成装置おける画像形成ユニットの拡大構成図。 ガイド手段を構成する第1及び第2のガイド部材の構成と配置を説明する平面視図。 第1及び第2のガイド部材の構成を説明する拡大斜視図。 第1及び第2のガイド部材の構成を説明する断面図。 第1及び第2のガイド部材の構成を説明する拡大断面図。 コシの強い記録材の搬送時の第1及び第2のガイド部材の作用を説明する図であり、(a)は記録材の先端が第1及び第2のガイド部材を通過した状態を示す拡大図、(b)は記録材の後端が第2のガイド部材を通過している状態を示す拡大図。 コシの強い記録材の搬送時の第1及び第2のガイド部材の作用を説明する図であり、(a)は記録材の後端が第2のガイド部材から第1のガイド部材に受け渡された状態を示す拡大図、(b)は記録材の後端が第1のガイド部材を通過した状態を示す拡大図。 コシの弱い記録材の搬送時の第1及び第2のガイド部材の作用を説明する図であり、(a)は記録材の先端が第1及び第2のガイド部材を通過した状態を示す拡大図、(b)は記録材の後端が第2のガイド部材を通過している状態を示す拡大図。 コシの弱い記録材の搬送時の第1及び第2のガイド部材の作用を説明する図であり、(a)は記録材の後端が第2のガイド部材から第1のガイド部材に受け渡された状態を示す拡大図、(b)は記録材の後端が第1のガイド部材を通過した状態を示す拡大図。 本発明に係る複数の当接部材としての2つの回転体の配置を説明する図。 2つの回転体の配置を説明する拡大図。 2つの回転体を手動で移動する形態の構成と基準位置を示す図。 2つの回転体を手動で移動する形態の構成と突出位置を示す図。 2つの回転体の支持構成を平面視した概略図。 2つの回転体を電動で移動する形態の構成と基準位置を示す図。 2つの回転体を電動で移動する形態の構成と突出位置を示す図。 2つの回転体とガイド部とを電動で移動する形態の構成と基準位置を示す図。 2つの回転体とガイド部とを電動で移動する形態の構成と突出位置を示す図。 記録材の搬送時の従来の第1及び第2のガイド部材の作用を説明する図であり、(a)は記録材の先端が第1及び第2のガイド部材を通過した状態を示す拡大図、(b)は記録材の後端が第1のガイド部材を通過した状態を示す拡大図。 本発明に係る複数の当接部材の別な形態を示す拡大図。 本発明に係る複数の当接部材の別な形態を示す拡大図。 本発明に係る複数の当接部材の別な形態を示す拡大図。
以下、本発明に係る実施形態と変形例について図面を用いて順次説明する。実施形態及び変形例において、同一の機能や構成を有するものには同一の符号を付し、重複説明は適宜省略する。図面は一部構成の理解を助けるために部分的に省略する場合もある。なお、図中Y、M、C、Kは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックに対応した構成部材に付す添え字であり、適宜省略する。
本発明に係る画像形成装置としての電子写真方式のカラープリンタ(以下、「プリンタ」という)100の一実施形態について説明する。
プリンタ100の基本的な構成について説明する。図1は、本実施形態に係るプリンタ100を示す概略構成図である。図1において、プリンタ100は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー像を形成するための四つの画像形成ユニット1(Y、M、C、K)を備える。プリンタ100は、転写装置としての転写ユニット30と、露光手段としての光書込ユニット101と、定着装置90と、記録材Pを収納するカセット60と、レジストローラ対61とを備えている。
四つの画像形成ユニット1(Y、M、C、K)は、紛体であり現像剤として、互いに異なる色のY、M、C、Kのトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっており、寿命到達時に交換される。つまり、四つの画像形成ユニット1(Y、M、C、K)は、画像形成装置本体としてのプリンタ本体100Aに対して着脱自在に設けられていて、交換可能とされている。
図2は、四つの画像形成ユニット1(Y、M、C、K)のうちの一つの拡大概略構成図である。四つの画像形成ユニット1(Y、M、C、K)は、使用するトナーの色が異なる以外は、同様の構成を備えている。このため、図2では、使用するトナーの色を示す添え字(Y、M、C、K)は省略している。
画像形成ユニット1は、像担持体たるドラム状の感光体2、ドラムクリーニング装置3、除電装置、帯電装置6、現像装置8等を備えている。画像形成ユニット1は、これらの複数の装置が共通の保持体に保持されてプリンタ本体100Aに対して一体的に脱着可能なプロセスカートリッジユニットを構成していて、ユニット単位で交換可能とされている。
感光体2は、ドラム基体の表面上に有機感光層が形成されたドラム形状のものであって、モータ等の駆動手段によって図中時計回り方向に回転駆動される。帯電装置6は、帯電バイアスが印加される帯電部材となる帯電ローラ7を感光体2に接触あるいは近接させながら、帯電ローラ7と感光体2との間に放電を発生させることで、感光体2の表面を一様帯電させている。帯電ローラ等の帯電部材を感光体2に接触あるいは近接させる方式に代えて、帯電チャージャーによる方式を採用してもよい。
帯電ローラ7で一様帯電された感光体2の表面は、光書込ユニット101から発せられるレーザー光などの露光光によって光走査されて各色用の静電潜像を担持する。この静電潜像は、各色のトナーを用いる現像装置8によって現像されて各色の像としてのトナー像になる。感光体2のトナー像は、後述する無端状のベルト部材からなる中間転写ベルト31上に一次転写される。
ドラムクリーニング装置3は、一次転写工程(後述する一次転写ニップ)を経た後の感光体2表面に付着している転写残トナーを除去するものである。ドラムクリーニング装置3は、回転駆動されるクリーニングブラシローラ4、片持ち支持された状態で自由端を感光体2に当接させるクリーニングブレード5などを有している。ドラムクリーニング装置3は、回転するクリーニングブラシローラ4で転写残トナーを感光体2の表面から掻き取り、クリーニングブレードで転写残トナーを感光体2表面から掻き落としてクリーニングする。除電装置は、ドラムクリーニング装置3によってクリーニングされた後の感光体2の残留電荷を除電する周知のものである。感光体2の表面は、この除電によって初期化されて次の画像形成に備えられる。
現像装置8は、現像剤担持体となる現像ローラ9を内包する現像部12と、現像剤を撹拌搬送する現像剤搬送部13とを有している。現像剤搬送部13は、第一スクリュー部材10を収容する第一搬送室と、第二スクリュー部材11を収容する第二搬送室とを有している。第一スクリュー部材10及び第二スクリュー部材11は、現像装置8のケースなどに回転自在に支持されていて、回転駆動されることで、現像剤を循環させながら搬送して現像ローラ9に現像剤を供給している。
図1に示すように、画像形成ユニット1(Y、M、C、K)の上方には、潜像書込手段たる光書込ユニット101が配設されている。この光書込ユニット101は、パーソナルコンピュータ等の外部機器から送られてくる画像情報に基づいてレーザーダイオードから発したレーザー光により、感光体2(Y、M、C、K)を光走査する。この光走査により、感光体2(Y、M、C、K)上にY、M、C、K用の静電潜像がそれぞれ形成される。
画像形成ユニット1(Y、M、C、K)の下方には、無端状の中間転写ベルト31を張架しながら図中時計回り方向に無端移動(回転走行)せしめるベルトユニットであり転写装置である転写ユニット30が配設されている。この中間転写ベルト31の回転移動方向をベルト移動方向Aとする。
転写ユニット30は、ベルト状の像担持体たる中間転写ベルト31の他に、複数の回転部材としての駆動ローラ32、二次転写裏面ローラ33、クリーニングバックアップローラ34と、四つの一次転写ローラ35(Y、M、C、K)と、2つの回転体であるローラ36、37とを有している。これらローラ36、37は、複数の当接部材であり、押し下げローラと言うことがある。転写ユニット30は、プリンタ本体100Aに対してユニットごと着脱自在(交換可能)とされている。中間転写ベルト31のループ外側の周囲は、像担持体であり、転写部材としての二次転写ベルト404を備えた二次転写ユニット41と、ベルトクリーニング装置38などが配置されている。二次転写裏面ローラ33は2次転写対向ローラともいう。
中間転写ベルト31は、像であるトナー画像が担持される像担持面としてのおもて面31aを有する。中間転写ベルト31は、そのループ内側に配設された駆動ローラ32、二次転写裏面ローラ33、クリーニングバックアップローラ34、四つの一次転写ローラ35(Y、M、C、K)及びローラ36、37に巻き掛けられて支持され張架されている。そして、駆動モータなどの駆動手段によって図中時計回り方向に回転駆動される駆動ローラ32の回転力により、同方向に無端移動して搬送される。すなわち、転写ユニット30は、複数の回転体でベルト部材を巻き掛けて支持して搬送するものである。
四つの一次転写ローラ35(Y、M、C、K)は、無端移動される中間転写ベルト31を感光体2(Y、M、C、K)との間に挟み込んでいて、中間転写ベルト31の像担持面を成すおもて面31aと感光体2(Y、M、C、K)とが当接するY、M、C、K用の転写部となる一次転写ニップを形成している。一次転写ローラ35(Y、M、C、K)には、周知の転写バイアス電源よりそれぞれ一次転写バイアスが印加されている。これにより、感光体2(Y、M、C、K)上のY、M、C、Kのトナー像と、一次転写ローラ35(Y、M、C、K)との間に転写電界が形成される。
イエロー用の感光体2Yの表面に形成されたYトナー像は、イエロー用の感光体2Yの回転に伴ってイエロー用の一次転写ニップに進入する。そして、転写電界やニップ圧の作用により、イエロー用感光体2Y上から中間転写ベルト31上に一次転写される。このようにしてYトナー像が一次転写された中間転写ベルト31は、その後、M、C、K用の一次転写ニップを順次通過する。そして、感光体2(M、C、K)上のM、C、Kトナー像が、Yトナー像上に順次重ね合わせて一次転写される。この重ね合わせの一次転写により、中間転写ベルト31上には四色重ね合わせトナー像が形成される。一次転写部材として、一次転写ローラ35(Y、M、C、K)に代えて、転写チャージャーや転写ブラシなどを採用してもよい。
中間転写ベルト31のループ外側に配設された二次転写ユニット41は、ループ内側の二次転写裏面ローラ33との間に中間転写ベルト31を挟み込み、中間転写ベルト31のおもて面31aと、二次転写ベルト404とが当接する転写部となる二次転写ニップNを形成している。二次転写裏面ローラ33には、二次転写バイアス電源(以下「電源」と記す)39により二次転写バイアスが印加される。これにより、二次転写裏面ローラ33と二次転写ベルト404との間に、マイナス極性のトナーを二次転写裏面ローラ33側から二次転写ベルト404側に向けて静電移動させる二次転写電界が形成される。つまり、転写部材となる二次転写ベルト404は、トナー画像を記録材Pへ転写するための二次転写ニップNを像担持面21Aとの間に形成している。
転写ユニット30の下方には、各種用紙や樹脂シートなどの記録材Pを複数枚重ねた束の状態で収容している収容部となるカセット60が配設されている。このカセット60は、束の一番上の記録材Pにローラ60aを当接させており、これを所定のタイミングで回転駆動させることで、その記録材Pをカセット60から二次転写ニップNの間に形成される搬送路65に向けて送り出す。搬送路65には、搬送ローラ対とレジストローラ対61と、下ガイド部材62と、ガイド手段としての上ガイド部(以下「ガイド部」と記す)50とが配設されている。搬送路65の内、レジストローラ対61と二次転写ニップNの間に位置する搬送路をニップ前搬送路65aと称する。このレジストローラ対61は、カセット60から送り出された記録材Pを二次転写ニップN内で中間転写ベルト31のおもて面31a上の四色重ね合わせトナー像に同期させ得るタイミングで回転駆動して、記録材Pを二次転写ニップNに向けて送り出す。
すなわち、転写ユニット30は、像担持体が、画像となるトナー像が転写されて担持する無端状のベルト部材としての中間転写ベルト31である。転写ユニット30は、複数の回転部材としての駆動ローラ32、二次転写裏面ローラ33、クリーニングバックアップローラ34、ローラ36、37で中間転写ベルト31を巻き掛けて支持し、中間転写ベルト31に転写されたトナー像を記録材Pとの転写部となる二次転写ニップNまで搬送するベルトユニットである。
二次転写ニップNで記録材Pに密着せしめられた中間転写ベルト31のおもて面31aの四色重ね合わせトナー像は、二次転写電界やニップ圧の作用によって記録材P上に一括二次転写され、記録材Pの白色と相まってフルカラートナー像となる。二次転写ニップNを通過した後の中間転写ベルト31には、記録材Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。転写残トナーは、中間転写ベルト31のおもて面31aに当接しているベルトクリーニング装置38によってベルト表面からクリーニングされる。中間転写ベルト31のループ内側に配設されたクリーニングバックアップローラ34は、ベルトクリーニング装置38によるベルトのクリーニングをループ内側からバックアップする。
中間転写ベルト31のループ外側には、電位センサ63が配設されている。電位センサ63は、中間転写ベルト31の周方向における全域のうち、駆動ローラ32に対する掛け回し箇所に対して、間隙を介して対向配置されている。そして、中間転写ベルト31上に一次転写されたトナー像が自らとの対向位置に進入した際に、そのトナー像の表面電位を測定する。
二次転写ニップNよりも記録材Pの搬送方向Bの下流側には、ニップ後搬送路65bが形成されている。以下、記録材Pの搬送方向Bの下流側を搬送方向下流側と称し、搬送方向下流側とは二次転写ニップNの図中左側方である。ニップ後搬送路65b上には、周知の定着装置90が配設されている。定着装置90には、フルカラートナー像が転写された記録材Pが送り込まれる。送り込まれた記録材Pは、熱源を内部に備えた定着ローラ91と加圧ローラ92とが接触する定着ニップに挟まれ、加熱と加圧よって、フルカラートナー像中のトナーが軟化して定着される。定着後の記録材Pは、定着装置90内から排出され、ニップ後搬送路65bを介して機外へと排出される。
プリンタ本体100Aには、二次転写ユニット41が支持ユニット40に支持されて配置されている。二次転写ユニット41は、支持ユニット40に着脱可能に支持されていて、ユニット単位で交換可能とされている。二次転写ユニット41は、二次転写裏面ローラ33と中間転写ベルト31を介して対向配置された回転体であり転写部材としてのニップ形成ローラ400を備えている。二次転写ユニット41は、3つの回転体としてローラ401、402、403と、ニップ形成ローラ400及びローラ401、402、403に巻き掛けられた二次転写ベルト404とを備えている。二次転写ベルト404は、像担持体であり転写部材でもある。つまり、二次転写ユニット41は、像担持体が無端状のベルト部材で構成された二次転写ベルト404であって、複数の回転体となるニップ形成ローラ400及びローラ401、402、403で二次転写ベルト404を巻き掛けて支持して搬送するベルトユニットである。なお、ニップ形成ローラ400は2次転写ローラともいう。
ニップ形成ローラ400は、中間転写ベルト31のおもて面31aのトナー像を記録材Pに対して2次転写させるものである。すなわち、ニップ形成ローラ400は、二次転写ベルト404内に設けられていて、二次転写裏面ローラ33と対向配置されている。ニップ形成ローラ400は、二次転写裏面ローラ33との間に中間転写ベルト31と二次転写ベルト404を挟み込んでいる。ニップ形成ローラ400は、二次転写ベルト404に対して付勢されることで当接していて、中間転写ベルト31と二次転写ベルト404の間に二次転写ニップNを形成している。
本実施形態では、二次転写裏面ローラ33に、二次転写に用いるバイアス(二次転写バイアス)を電源39から印加するように構成しているが、ニップ形成ローラ400にバイアスを電源39から印加するようにしてもよい。ニップ形成ローラ400にバイアス(二次転写バイアスを印加する場合には、トナーとは逆極性の二次転写バイアスを印加し、二次転写裏面ローラ33にバイアスを印加する場合には、トナーと同極性のバイアスを印加する。ローラ401は、静電吸着力によって二次転写ベルト404上に貼り付いた記録材Pを、ローラ401の曲率分離によって二次転写ベルト404上から剥離させるものである。
次に、二次転写ニップNよりも搬送方向上流側の構成について説明する。
図20(a)、図20(b)は、従来の、二次転写ニップNよりも搬送方向上流側の構成を示す図である。従来の構成では、二次転写ニップNとレジストローラ対61の間に位置するニップ前搬送路65aの下部に下ガイド部材62が、ニップ前搬送路65aの上部に上ガイド部材500がそれぞれ互いに対向して配置されている。また、二次転写裏面ローラ33よりも搬送方向上流側には、ローラ36が中間転写ベルト31の非像担持面となる裏面31bに当接して配置されている。また、本来、二次転写ニップNに向かう記録材Pは、平らであるが搬送路65や上ガイド部材500との接触によって湾曲した状態で搬送されることが多い。すなわち、記録材Pは、レジストローラ対61と二次転写ニップNとの間で、記録材Pのおもて面(画像が転写される面)へむけて湾曲するような姿勢をとる。
このような構成において、下ガイド部材62と上ガイド部材500の間に搬送された記録材Pは、図20(a)に示すように、その前端Paが上ガイド部材500を通過すると、ローラ36と二次転写ニップNの間の中間転写ベルト31のおもて面31aに当接する。この前端Paの当接により、中間転写ベルト31がベルト内側に向かって押し上げられることで、中間転写ベルト31が振動してしまう。すると、記録材Pと中間転写ベルト31(おもて面31a)とが接触と非接触を繰り返すことでトナー像や転写された画像が乱れて異常画像が発生してしまう。
記録材Pの搬送が進むと、前端Paが二次転写ニップN内に案内されるとともに、おもて面31aと記録材Pとが密着されて二次転写ニップNへと進入していく。そして、記録材Pの後端Pbが上ガイド部材500を通過し終えると、湾曲状態から平らな状態に戻ろうとする復元作用によって、記録材Pの後端Pbが図20(b)に示すように中間転写ベルト31側に向かって跳ね上がってしまい、おもて面31aに当接する。おもて面31aと記録材Pの後端Pbとの当接が緩やかであれば問題とはならない。
しかし、跳ね上がり方は、記録材Pのコシ(厚さ)や搬送速度によってばらつきがあり、勢いよく中間転写ベルト31のおもて面31aに当接すると、記録材Pがベルト内側方向に向かって急激に押し上げられてしまう。この結果、おもて面31aと記録材Pの後端Pbとの密着状態が悪くなる。そして、二次転写ニップNの手前で後端Pbとおもて面31aの間に隙間Eが形成されてしまうと、二次転写バイアスによって隙間Eで放電が起こり、トナー像が乱れることによる異常画像が発生してしまう。
そこで、本実施形態では、図3〜図6に示すように、二次転写ニップNよりも記録材Pの搬送方向上流側に形成されたニップ前搬送路65aの上側(中間転写ベルト31側)に、第1及び第2のガイド部材51、52を備えたガイド部50を配置した。
ガイド手段50は、二次転写ニップNに向かって搬送される記録材Pを案内するものである。すなわち、第1のガイド部材51を、記録材Pの前端Paおよび記録材全体を押さえつける機能部材として設け、第2のガイド部材52を、記録材Pの後端Pbが湾曲状態から戻ろうとする際のショックを和らげる機能部材として設けている。このため、従来のガイド部材500のように、記録材Pの前端Paと後端Pbを1つのガイド部材で案内する機能を2つに分離した。なお、図3〜図5では、中間転写ベルト31の記載を省略しており、適宜、図1、図7、図8を引用することがある。
ガイド部50は、金属製の取付部53と、この取付部53に取付けられた第1のガイド部材51と第2のガイド部材52とを備えている。第1のガイド部材51と第2のガイド部材52は、樹脂製のフィルム材で形成されている。
第1のガイド部材51は、図3に示すように、二次転写ニップNよりも記録材Pの搬送方向上流側に、中間転写ベルト31のおもて面31aとするように対向配置され(図7参照)、二次転写ニップNに向かって搬送される記録材Pを案内するものである。第2のガイド部材52は、第1のガイド部材51よりも記録材Pの搬送方向上流側にずれていて、その一部が第1のガイド部材51と対向配置され、二次転写ニップNに向かって搬送される記録材Pを案内するものである。つまり、第2のガイド部材52は、第1のガイド部材51よりも搬送方向上流側に配置され、第1のガイド部材51と間隔を空けて配置されている。また、第1および第2のガイド部材51,52は、中間転写ベルト31のおもて面31a側へ移動しようとする記録材Pの動きを規制する機能も備えている。
第1のガイド部材51は、図3、図4に示すように、搬送方向Bと交差する幅方向Xに延びた長方形状を成している。第1のガイド部材51は、幅方向Xに位置する一方の端部51aから他方の端部51bに延びる長辺部の1つを先端51cとしている。第1のガイド部材51は、この先端51cが、取付部53の下流端53cから二次転写ニップNに向かって突出するように、中間転写ベルト31と対向する取付部53の対向面である図5、図6に示す上面53fにその一端51Aが取付けられている。第1のガイド部材51は、図3に示すように、幅方向Xに連続する先端51cが、搬送方向Bと平面視において直交するように上面53fに両面テープなどで取付けられてローラ36、37と対向配置されている。
第2のガイド部材52は、図3、図4に示すように、搬送方向Bと交差する幅方向Xに延びた略長方形状を成している。第2のガイド部材52は、幅方向Xに位置する一方の端部52aから他方の端部52bに延びる長辺部の1つを先端52cとしている。第2のガイド部材52は、この先端52cが、取付部53の下流端53cから二次転写ニップNに向かって突出するように、上面53fと反対側に位置する取付部53の反対面である図5、図6に示す下面53gにその一端52Aが取り付けられている。
第2のガイド部材52は、幅方向Xに連続する先端52cが、幅方向Xの一方の端部52aから他方の端部2bにかけて搬送方向Bと平面視において交差する方向に傾斜するように、下面53gに両面テープなどで取付けられて配置されている。すなわち、第2のガイド部材52は、第1のガイド部材51との対向領域となる、下流端53cから先端51cの突出量t3の斜線で示す範囲Rにおいて、一方の端部52aから他方の端部52bにかけて傾斜して配置されている。第2のガイド部材52は、一方の端部52aの下流端53cからの突出量t1よりも、他方の端部52bの下流端(下流面)53cからの突出量t2が大きくなるように、先端52cが傾斜して形成されている。
図6に示すように、第1のガイド部材51及び第2のガイド部材52は、中間転写ベルト31のおもて面31aに近接離間する方向(以下「近接離間方向」と記す)Eに所定間隔D1を空けて対向配置されている。つまり、取付部53は、近接離間方向に厚さDを有し、取付部53の上面53fに第1のガイド部材51を取付け、取付部53の下面53gに第2のガイド部材51を取付けている。このため第1のガイド部材51及び第2のガイド部材52は、取付部53の厚さD相当、離間した状態で互いに対向するように、取付部53に設けられている。また、所定間隔D1とは、第1のガイド部材51と第2のガイド部材の互いの対向面となる第1のガイド部材51の裏面51eと第2のガイド部材52の上面52dの間隔である。
本実施形態において、第2のガイド部材52は、図5、図6に示すように、複数の樹脂製のシート部材521、522を搬送方向Bにずらし、近接離間方向Eに積層して形成されている。シート部材521はシート部材522よりも取付部53の下流端53cから突出する大きさを有し、取付部53の下面53gに取付けられている。シート部材522は、シート部材521の下面521aに張り付けられている。
つまり、本実施形態において、第2のガイド部材52の突出量t1、t2とは、シート部材521のものである。また、所定間隔D1とは、第1のガイド部材51の裏面51eとシート部材521の上面521dの変形前の間隔である。変形前とは、記録材Pと接触して弾性変形する前の状態である。
第1のガイド部材51の近接離間方向Eにおける厚さをd1、第2のガイド部材の厚さをd2としたとき、両者はd1≧d2となるように形成されている。第2のガイド部材の厚さd2は、シート部材521の厚さd3とシート部材522の厚さd4の合わせた厚みである。なお、第2のガイド部材52から第1のガイド部材51へと、記録材Pの後端Pbをよりスムーズに受け渡すためには、d1>d2とすることが好ましい。
第2のガイド部材52を複数のシート部材521、522を積層して形成したのは、厚さを調整しやすくするためである。すなわち、第1のガイド部材51は、二次転写ニップNよりも搬送方向上流側において主に記録材の前端Paや通紙中の記録材全的を押さえる機能を持っている。このため、記録材Pと接触して弾性変形しても中間転写ベルト31のおもて面31aと接触しない剛性が必要になる。これに対し第2のガイド部材52には、記録材Pの後端Pbと接触した際には弾性変形して、後端Pbをスムーズに第1のガイド部材51に受け渡すために、剛性よりもしなやかさが要求される。このため、その厚さd2を1枚のシート部材で設定するのは難しく、複数枚のシート部材を積層して希望の厚さd2とするのが好ましい。このようなことから、第1のガイド部材51の厚さd1と第2のガイド部材の厚さd2との関係は、d1≧d2としている。なお第2のガイド部材52を形成するシート部材の枚数は2枚に限定されるものではなく、2枚以上であってもよいし、適切な弾性変形が可能であれば1枚のシート部材で構成したものであってもよい。
次に取付部53の構成について説明する。
取付部53は、図3に示すように幅方向Xに延びた長方形状であって、第1及び第2のガイド部材51、52の幅方向Xへの長さよりも長く形成されている。幅方向Xに位置する取付部53の両端53a、53bは、幅方向Xと側面視において直交する上方に屈曲されていて、取付側面53d、53eが形成されている。
取付部53には、第1のガイド部材51と第2のガイド部材52とを所定間隔D1離間して取付けられる。第1のガイド部材51と第2のガイド部材52とを所定間隔D1だけ離間させて配置するのは、第2のガイド部材52の変形領域を確保するためである。このため、少なくとも第1及び第2のガイド部材51、52の一端51A、52Aが取り付けられる部位の取付部53の厚さDは、所定間隔D1相当にしている。取付部53の厚さDと所定間隔D1とは少しずれがある。これは第1及び第2のガイド部材51、52を両面テープで上面53fと下面53gとに取付けるため、所定間隔D1には厚さD+両面テープの厚みが含まれるためである。第1及び第2のガイド部材51、52を上面53fと下面53gとに取付けるために両面テープを用いることなく、例えば液状の接着剤を用いる場合であれば、所定間隔D1に両面テープの厚さを考慮しなくてもよいので、取付部53の厚さDが所定間隔D1となる。
図4、図5に示すように、取付部53は、取付側面53d、53eに孔部53h、53iが形成されている。そしてガイド部50は、取付部53のこれら孔部53h、53iに、転写ユニット30の側板などに設けられたピンや軸を挿入することで、側板に支持固定されるので、剛性が要求される部材でもある。しかし、所定間隔D1を考慮すると、その厚さDは限定されてしまう。
そこで、本実施形態では、取付部53に金属部材である補強部材56を接合して、その厚さを部分的に厚くしている。補強部材56は、幅方向Xに延びた断面L字形状を成している。補強部材56は、取付側面53d、53eの間で、かつ、取付部53における第1及び第2のガイド部材51、52が取り付けられる側とは反対側となる後端53Aに配置されている。本実施形態において、補強部材56は、図3に示すように取付側面53d、53eと接合するとともに、後端53Aの上面53A1に載置されて接合されている。取付部53は、図3に示すように補強部材56と取付側面53d、53eとの接合部G1を溶接し、補強部材56と上面53A1との接合部G2をカシメることで一体化して形成されている。取付部53は、導電性の金属部材で構成されていて、後述する転写ユニット30の金属製の側板30A又は側板30Bあるいは金属製の取付ブラケット70またはブラケット71を介して接地されている。
このように、複数の金属部材を接合して取付部53を形成すると、第1のガイド部材51と第2のガイド部材52の所定間隔D1を確保しながら、剛性を確保することができるので好ましい。さらに、剛性を確保できことから、図6に示すように、中間転写ベルト31のおもて面31aと、第1のガイド部材51のおもて面31aとの対向面51dとの空隙Fを安定化させやすくなる。
次にガイド部50の作用について図7〜図10を用いて説明する。図7、図8は、腰の強い記録材Pとして厚紙通紙時の状態を示し、図9、図10は、腰の弱い記録材P1として厚紙よりも坪量の低い薄紙通紙時の状態を示す。
図7(a)に示すように、下ガイド部材62とガイド部材50の間に形成されたニップ前搬送路65aに搬送される。搬送された厚い記録材Pは、その前端Paが搬送形態によっては搬送方向上流側に位置する第2のガイド部材52の先端52cと第1のガイド部材51の先端51cに接触して通過する。前端Paがガイド部50を通過すると、ローラ37と二次転写ニップNの間において中間転写ベルト31のおもて面31aに当接する。この当接により、従来は前端Paにより中間転写ベルト31がベルト内側に向かって押し上げられることで、中間転写ベルト31が振動した。
しかし、本実施形態ではローラ37が配置されているので、中間転写ベルト31がベルト内側に向かって押し上げられることを防止することができる。第1のガイド部材51の先端51cは、搬送方向Bに対して平面視において直交するように配置されている。このため、第1のガイド部材51の先端51cの下を記録材Pが通過する際に、均等に先端51cが記録材Pと接触して二次転写ニップNに案内されるので、二次転写ニップNに対する記録材Pの前端Paの進入が安定する。
記録材Pの前端Paが二次転写ニップNに進入すると、記録材Pの撓みが大きくなるが、第1のガイド部材51に剛性を持たせているので、過度に第1のガイド部材51が中間転写ベルト31側に撓むことを抑制することができる。このため、おもて面31aと第1のガイド部材51との接触が回避されるため、中間転写ベルト31の振動を抑制でき、おもて面31aに担持されているトナー像の乱れによる異常画像を防止することができる。
記録材Pの搬送が進むと、前端Paが二次転写ニップN内に案内されるとともに、おもて面31aと記録材Pとが密着されて二次転写ニップNへと進入していく。そして、記録材Pの後端Pbが図7(b)に示すように、ガイド部50の下部に到達すると、第2のガイド部材52に接触しながら移動する。第2のガイド部材52は撓みやすく形成されているので、記録材Pの後端Pbが、湾曲状態から平らな状態に戻ろうとする復元作用が緩やかになる。また、第2のガイド部材52は、その上方に配置された第1のガイド部材51との間に変形に必要な所定間隔D1を持って配置されているので、その変形が第1のガイド部材51によって阻害されることがない。このため、第2のガイド部材52は、設定した分だけ十分に撓むことができ、後端Pbが平らな状態に戻ろうとする力を吸収することができる。
第2のガイド部材52の先端52cは、搬送方向Bに対して幅方向Xにおいて、一方の端部52aから他方の端部52bにかけて傾斜して配置されている。すなわち、第2のガイド部材52は、一方の端部52aの下流端53cからの突出量t1よりも、他方の端部52bの下流端53cからの突出量t2が大きくなるように、先端52cが傾斜して形成されている。
このため、第2のガイド部材52は、記録材Pが搬送方向Bに搬送されるに従い、記録材Pとの接触面積が増大する。これにより、第2のガイド部材52の第1のガイド部材51に向かっての変形が緩やかになり、図8(a)に示すように、記録材Pの後端Pbがスムーズに第1のガイド部材51へと受け渡される。
第1のガイド部材51の受け渡された記録材Pの後端Pbは、第2のガイド部材52の変形によりガイド部50の下方への到達時に比べて、その湾曲度合いは撓み量が少なくなり、復元作用は弱められている。この状態で記録材Pが搬送方向Bに移動すると、第1のガイド部材51は、中間転写ベルト31に近づく方向に弾性変形する。このため、後端Pbが第1のガイド部材51の下方を抜けると、図8(b)に示すように、中間転写ベルト31のおもて面31aに近い部位で第1のガイド部材51からおもて面31aに後端Pbが受け渡されて当接する。これにより、従来に比べて、記録材の後端Pbがおもて面31a側に向かって跳ね上がる力を弱めてからおもて面31aに当接させることができ、おもて面31aと記録材Pの後端Pbとの当接が緩やかになる。
つまり、第2のガイド部材52から最終的には中間転写ベルト31のおもて面31aへの記録材Pの受け渡しが段階的かつスムーズに行える。このため、第1のガイド部材51を通過した記録材Pの後端Pbとおもて面31aとの当接が緩やかになり、記録材Pでの異常画像の発生を安定して防止することができる。
仮に第1のガイド部材51の撓みが大きく、おもて面31aに接触しても、ローラ37がベルト内側に配置されているので、中間転写ベルト31のベルト内側への変位を防止できる。このため、中間転写ベルト31の振動を抑制することができ、記録材Pでの異常画像の発生をより安定して防止することができる。
坪量の低い薄い記録材P1が、図9(a)に示すように、下ガイド部材62とガイド部50の間に形成されたニップ前搬送路65aに搬送される。この場合、薄い記録材P1の前端P1aが、搬送形態によっては搬送方向上流側に位置する第2のガイド部材52の先端52cには接触しないで第1のガイド部材51の先端51cに接触して通過することがある。前端P1aがガイド部50を通過すると、ローラ37と二次転写ニップNの間において中間転写ベルト31のおもて面31aに当接する。この当接により、従来は前端P1aにより中間転写ベルト31がベルト内側に向かって押し上げられることで、中間転写ベルト31が振動した。
しかし、本実施形態ではローラ37が配置されているので、中間転写ベルト31がベルト内側に向かって押し上げられることを防止することができる。第1のガイド部材51の先端51cは、搬送方向Bに対して平面視において直交するように配置されている。このため、第1のガイド部材51の先端51cの下を記録材P1が通過する際に、均等に先端51cが記録材P1と接触して二次転写ニップNに案内され、二次転写ニップNに対する記録材P1の前端P1aの進入が安定する。
また、記録材P1の前端P1aが二次転写ニップNに進入すると、記録材P1の撓みが大きくなるが、第1のガイド部材51に剛性を持たせているので、過度に第1のガイド部材51が中間転写ベルト31側に撓むことを抑制することができる。このため、おもて面31aと第1のガイド部材51との接触が回避されるため、中間転写ベルト31の振動を抑制でき、おもて面31aに担持されているトナー像の乱れによる異常画像を防止することができる。
記録材Pの搬送が進むと、前端Paが二次転写ニップN内に案内されるとともに、おもて面31aと記録材Pとが密着されて二次転写ニップNへと進入していく。そして、記録材Pの後端Pbが図9(b)に示すように、ガイド部50の下部に到達すると、第2のガイド部材52に接触しながら移動する。第2のガイド部材52は撓みやすく形成されているので、記録材P1の後端P1bが、湾曲状態から平らな状態に戻ろうとする復元作用が緩やかになる。また、第2のガイド部材52は、その上方に配置された第1のガイド部材51との間に変形に必要な所定間隔D1を持って配置されているので、その変形が第1のガイド部材51によって阻害されることがない。このため、第2のガイド部材52は、設定した分だけ十分に撓むことができ、後端P1bが平らな状態に戻ろうとする力を吸収することができる。
第2のガイド部材52の先端52cは、搬送方向Bに対して幅方向Xにおいて、一方の端部52aから他方の端部52bにかけて傾斜して配置されている。すなわち、第2のガイド部材52は、一方の端部52aの下流端53cからの突出量t1よりも、他方の端部52bの下流端53cからの突出量t2が大きくなるように、先端52cが傾斜して形成されている。このため、第2のガイド部材52は、記録材P1が搬送方向Bに搬送されるに従い、記録材P1との接触面積が増大し、第2のガイド部材52の第1のガイド部材51に向かっての変形が緩やかになる。このため、図10(a)に示すように、記録材P1の後端P1bがスムーズに第1のガイド部材51へと受け渡される。
第1のガイド部材51の受け渡された記録材P1の後端P1bは、第2のガイド部材52の変形によりガイド部50の下方への到達時に比べて、その湾曲度合いは撓み量が少なくなり、復元作用は弱められている。この状態で記録材P1が搬送方向Bに移動すると、第1のガイド部材51は、中間転写ベルト31に近づく方向に弾性変形する。このため、後端P1bが第1のガイド部材51の下方を抜けると、図10(b)に示すように、中間転写ベルト31のおもて面31aに近い部位で第1のガイド部材51からおもて面31aに後端P1bが受け渡されて当接する。
これにより、従来に比べて、記録材の後端P1bがおもて面31a側に向かって跳ね上がる力を弱めてからおもて面31aに当接させることができ、おもて面31aと記録材P1の後端P1bとの当接が緩やかになる。つまり、第2のガイド部材52から最終的には中間転写ベルト31のおもて面31aへの記録材P1の受け渡しが段階的かつスムーズに行える。このため、第1のガイド部材51を通過した記録材P1の後端P1bとおもて面31aとの当接が緩やかになり、記録材P1での異常画像の発生を安定して防止することができる。
また、記録材P1は、記録材Pに比べて、コシは弱く復元作用も弱いため、記録材Pに比べて第1のガイド部材51の変形量も小さく、第1のガイド部材51を通過した記録材P1の後端P1bとおもて面31aとの当接が記録材Pの場合よりも緩やかになる。これにより記録材P1での異常画像の発生を安定して防止することができる。
次に、ガイド部50の寸法について説明する。
第1のガイド部材の対向面51dとおもて面31aの空隙Fは、おもて面31aから0.5mm〜2mm以内に配置した。
第2のガイド部材52は、一方の端部52aに対し他方の端部52bの突出量が5mm以内とした。
第1のガイド部材51と第2のガイド部材52の間の所定間隔D1は、2mm以内とした。
第1のガイド部材51の厚さd1としては、剛性の観点と中間転写ベルト31のおもて面31aの接触を考慮して0.35mmとした。厚さd1としては、もっと厚くしてもよいが、そうすると、第1のガイド部材51がおもて面31aに近くなり、両者の接触が懸念されるので、空隙Fとのバランスを考慮すると、0.35mmが最適であった。
第2のガイド部材52の厚さd2としては、0.35mmの必要はないが、記録材P、P1との接触によって湾曲し、剛性がないと折れてしまうことがあった。このため、耐久性を考慮すると、少なくとも限界最薄値は0.125mmが必要であった。この厚さだと、折れなどの発生もなく、必要十分に撓んで第1のガイド部材51への記録材Pの受け渡しが良好であった。
記録材Pの搬送速度によっても第1及び第2のガイド部材51、52の撓み加減や当接状態にもバラツキがあるので、記録材Pの搬送速度は適用する機器の最高速度で試験を行った。
第1及び第2のガイド部材51、52には、基本的には腰の強い厚紙の記録材Pが接触し、腰の弱い薄紙の記録材P1は第1のガイド部材51または第2のガイド部材52だけに接触して搬送される。しかし、薄紙の記録材P1の場合でも搬送速度が速い場合には第2のガイド部材52にも接触することがある。このため、本発明における第1及び第2のガイド部材51、52が接触してガイドする記録材Pは、厚紙や薄紙に限定されるものではなく、二次転写ニップNに向かって搬送される記録材全般を指すものである。
本実施形態において、第1のガイド部材51及び第2のガイド部材52は、樹脂製のフィルム材で形成したが、第1のガイド部材52については、撓まなくてもよいので、樹脂製のフィルム材ではなく、金属製の板材単体で形成したものであってもよい。
次に2つの回転体であるローラ36、37の構成と配置について説明する。
図11に示すように、ローラ36、37は、二次転写ニップNよりも記録材Pの搬送方向B(中間転写ベルト31のベルト移動方向A)の上流側であって、ガイド部50と対向する位置においてベルト移動方向Aの並べて配置されている。ローラ36、37は、おもて面31aと反対側に位置する中間転写ベルト31の非像担持面となる裏面31bに当接している。
ローラ37は、二次転写ニップN寄り(転写部寄り)に配置されていて、第1回転体を構成し、ローラ36は、ローラ37よりも中間転写ベルト31のベルト移動方向Aの上流側に配置された第2回転体を構成する。ローラ36及びローラ37は、互いに対向する取付ブラケット70、71に回転自在に支持されている。ローラ36は、金属ローラであって、二次転写ニップNに隣接しているローラ37は、二次転写バイアスのリーク防止のために絶縁ローラである。ここでは、ローラ37は、絶縁性の樹脂製ローラとしている。
中間転写ベルト31は、駆動ローラ32を含む複数の33、34に支持されている。駆動ローラ32は、ニップ前搬送路65aにおける記録材Pの搬送方向B(図11で右方向)において、もっとも上流側(図11で右側)の位置で中間転写ベルト31を支持するローラである。ここで、複数のローラ間に巻き掛けられて張られる中間転写ベルト31のおもて面31を展張面と定義する。展張面(31a)として、ベルト移動方向Aにおいて駆動ローラ32よりも下流側かつ二次転写ニップNよりも上流側には、転写入口側展張面31dが形成される。また、ベルト移動方向Aにおいて駆動ローラ32よりも上流側であって各感光体2(Y、M、C、K)に対向する部分には、作像側展張面31cが形成される。転写入口側展張面31dと作像側展張面31cとは、駆動ローラ32(搬送方向Bにおいてもっとも上流側、図11で右方側に配置されるローラ)で折り返されることでそれぞれ形成される。中間転写ベルト31は、転写入口側展張面31dの区間では、ニップ前搬送路65aにおける搬送方向Bと同方向(図11で右方から左方)に向かって移動する。作像側展張面31cの区間では、ニップ前搬送路65aにおける搬送方向Bと逆方向(図11で左方から右方)に向かって移動する。
2つのローラ36、37は、この転写入口側展張面31dで中間転写ベルト31の裏面31bに接触する。2つのローラ36、37には、それぞれ、中間転写ベルト31が所定量巻きつく。2つのローラ36、37は、レジストローラ対61から二次転写ニップNへ向けて搬送される記録材Pの前端Paと中間転写ベルト31のおもて面31aとが接触する位置よりも、ベルト移動方向Aの上流側の位置に設けられている(図7、図9参照)。2つのローラ36、37は、転写入口側展張面31dおいて駆動ローラ32よりも二次転写ニップNに近い位置に配置される。
すなわち、ベルト移動方向Aにおいて、上流側に配置されたローラ36から下流側のローラ37までの軸間距離Laは、駆動ローラ32から上流側のローラ36までの距離Lcよりも短い。また、下流側のローラ37から二次転写ニップNまでの距離Lbは、駆動ローラ32から上流側のローラまでの距離Lcよりも短い。また、距離La+Lbは、距離LcAよりも短くなるように設定されている。
つまり、中間転写ベルト31のおもて面31aは、転写ニップNよりもベルト移動方向Aの上流側(回転移動方向上流側)に配置されて中間転写ベルト31の向きを変更する変更回転部材としての駆動ローラ32に巻き掛けられる。これにより、中間転写ベルト31のおもて面31aは、駆動ローラ32よりもベルト移動方向Aの上流側に位置する作像側展張面31cと、ローラと二次転写ニップNとの間に位置する転写入口側展張面31dとに区分される。そして、2つのローラ36、37の回転中心J3、J4の距離(回転中心間距離)をLaとする。2つのローラのうち、二次転写ニップN寄りに配置された第1回転体であるローラ37の回転中心J4から二次転写ニップNまでの距離をLbとする。2つの回転体のうち、ローラ37よりも二次転写ニップNから離れて配置された第2回転体であるローラ36の回転中心J3と駆動ローラ32の回転中心J3との間の距離をLcとする。各ローラは、このような距離としたとき、La<Lc、Lb<Lc、La+Lb<Lcを満たすように配置されている。
このように、転写入口側展張面31dに2つのローラ36、37を設けることにより、従来構成のように1つのローラ36のみを転写入口側展張面31dに設ける場合に比べて、記録材Pが中間転写ベルト31のおもて面31aへ接触したときの衝撃(ショック)が作像側展張面31cに伝わって各感光体と中間転写ベルト31のおもて面31aとの対向部に形成される一次転写部でのトナー像の転写位置がずれること(ショックジターと呼ぶ)を抑制できる。また、転写入口側展張面31dおいて、駆動ローラ32よりも二次転写ニップNに近い位置に2つのローラ36、37を配置することで、中間転写ベルト31への記録材Pの前端Paや後端Pbの接触時のベルトのばたつきや振動を確実に抑えることができる。
図12に示すように、二次転写ニップNを形成するニップ形成ローラ(二次転写ローラともいう)400の回転中心J2と1つの回転部材としての二次転写裏面ローラ(二次転写対向ローラ)33の回転中心J1とを結ぶ線を仮想線K1と定義する。また、仮想線K1と垂直であって二次転写ニップNの中心(ベルト搬送方向Aにおける中心部NP1)をとおる線を垂線K2と定義する。本実施形態に係る2つのローラ36、37は、この垂線K2よりも中間転写ベルト31のおもて面31a側(図12で下方)に突き出るように配置している。すなわち、2つのローラ36、37と中間転写ベルト31との接触位置は、この垂線K2よりも像担持面側となるおもて面31a側に配置されている。
また、中間転写ベルト31は、下流側のローラ37によって、二次転写ニップNよりも上流側において二次転写ベルト404に巻きつけられる。下流側のローラ37が無いと仮定した場合の、二次転写ニップNと上流側のローラ36との間のベルト展張面を仮想面Q1と定義する。この仮想面Q1の領域において、中間転写ベルト31は、上流側のローラ36によって、二次転写ニップNよりも上流側において二次転写ベルト404に巻きつけられる。
このように2つのローラ36、37を配置することで、ローラ(特にベルト移動方向Aの上流側に配置されたローラ36)によって中間転写ベルト31へテンションが付与され、中間転写ベルト31のバタツキや振動をより軽減することができ、ベルト走行が安定する。
本実施形態において、ニップ形成ローラ400の回転中心J1と二次転写裏面ローラ33の回転中心J2と上流側のローラ36の回転中心J3とで形成される三角形を定義する。このとき、下流側のローラ37は、その回転中心J4がこの三角形の範囲内(三角形内)となるように配置している。
このように配置することで、下流側のローラ37を中間転写ベルト31のおもて面31a側に突き出し過ぎる(図12中で下方に突き出しすぎる)ことを防止することができる。このように、下流側のローラ37の突出し量を抑制することにより、二次転写ニップNよりも上流位置で記録材Pがおもて面31aに接触したとき、記録材Pの搬送を乱さない程度に中間転写ベルト31が撓む。このため、ショックジターを抑制しつつ記録材Pを二次転写ニップNへ安定して搬送することができる。突出し量を抑制することは、ガイド部50の第1のガイド部材51の対向面51dとおもて面31aとの空隙F(図6参照)を狭くなりすぎることを防止することもできるので、空隙Fの設定を容易に行える。
また、下流側のローラ37の半径r1は、ニップ形成ローラ(二次転写ローラ)400、二次転写裏面ローラ33、上流側のローラ36のそれぞれの半径r2、r3、r4よりも小径に形成している。このため、二次転写裏面ローラ33と下流側のローラ37と上流側のローラ36とを互いにニップ前搬送路65aにおいて、近接配置することができる。
ところで、記録材Pが厚紙の場合、ガイド部50の第1のガイド部材51や第2のガイド部材52のたわみ量が大きいため、中間転写ベルト31のおもて面31aとガイド部50、より好ましくは、第1のガイド部材51とおもて面31aとの距離(空隙)Fを大きくしたい。しかし、おもて面31aと、第1のガイド部材51との距離(空隙)Fを離すと、記録材Pの後端Pbが第1のガイド部材51を通過した際に上述したように跳ね上がりが強くなって中間転写ベルト31に振動を与えてしまい、画像品質の低下を招く。このため、厚紙の場合には薄紙の場合に比べてローラ37を押し下げて距離(空隙)Fをできる限り小さくしたい。つまり、ローラ37の突出し量を薄紙の場合に比べて大きくした。
そこで、本実施形態では、図13、図14に示すように、下流側のローラ37を、任意に中間転写ベルト31をガイド部50に向かって移動可能に設けている。具体的にはローラ36及びローラ37を回転自在に支持する取付ブラケット70、71を、少なくともローラ37が、ガイド部50に対して近接離間する方向Eに揺動自在にするので好ましい。本実施形態では、図15に示すように、転写ユニット30の互いに対向する金属製の側板30A、30Bに軸72で揺動可能に一対の取付ブラケット70、71を支持している。取付ブラケット70、71は、基本的には同一形状であって、一方の端部70a、71a側にローラ36、37を軸36a、37aで回転自在に支持している。軸72で支持された揺動支点部を境にして一方の端部70a、71aと反対側に位置する他方の端部70b、71bには、回転自在に支持されて円形のコロ73、73が配置されている。各コロ73の外周面73aには、偏心カム74、74の外周に形成されたカム面74a、74aがそれぞれ当接している。各偏心カム74は、幅方向Xに延びていて、側板30A、30Bに回転自在に支持された回転軸75に装着されている。回転軸75の一方の端部75aには、各偏心カム74を回転させるレバー76が固定されている。取付ブラケット70、71は、各コロ73の外周面73aが各偏心カム74のカム面74aに圧接する向きに、付勢手段としてのコイルばね77、77によって付勢されている。
本実施形態において、取付ブラケット70、71が軸72を中心に反時計まわりに揺動すると、ローラ37がガイド部50に近づく向きに移動し、時計まわりに揺動すると、ローラ37がガイド部50かられ離間する向きに移動する。図13に示す位置はローラ37が基準位置にある状態を示し、図14に示す状態は、取付ブラケット70、71が反時計まわりに揺動してローラ37の突出し量が基準位置に比べて大きくなった突出位置にある状態を示す。基準位置とは記録材Pが標準〜薄紙の場合に選択される位置であり、突出位置とは、記録材Pが厚紙の場合に選択される位置である。例えば、記録材Pが標準〜薄紙の場合にはレバー76を操作して図13に示す基準位置へとローラ37を移動し、厚紙の場合にはレバー76を操作して図14に示す突出位置にローラ37を移動すればよい。
すなわち、本実施形態では、記録材Pの条件に応じてローラ37の位置を変えることで、中間転写ベルト31と二次転写ニップNに送り込まれる記録材Pの角度とを変化させるようにしている。
このようにローラ37の位置を、任意に中間転写ベルト31をガイド部50に向かって近接する位置と離間する位置へと移動可能に設けることで、記録材Pの厚さに応じてローラ37の突出し量を変更することができる。すなわち、ガイド部50とおもて面31aとの距離(空隙)Fを調整することができるので、記録材Pにあった最適な位置に中間転写ベルト31のおもて面31aの位置が調整可能となる。よって、中間転写ベルト31の振動を低減して、画像品質の低下を防止することができる。
図13、図14、図15において、取付ブラケット70、71の揺動動作はレバー76を手動で回転操作することで行ったが、このような形態に限定するものでない。例えば、図16、図17に示すように、レバー76に変えて、駆動モータ78で、回転軸75を回転するようにして、ローラ37の位置を電動で調整するようにしてもよい。
上記実施形態では、ガイド部50に対してローラ37を揺動自在に保持して中間転写ベルト31のおもて面31aとガイド部50(第1のガイド部材51の対向面51d)との距離(空隙)Fを調整可能にした。図18、図19に示す形態は、ローラ37を支持する取付ブラケット70、71にガイド部50を装着固定して、ローラ37とガイド部50とを一体で移動可能に設けたものである。
ローラ37のみを移動する場合、記録材Pの厚さに応じて距離(空隙)Fを調整することができるが、記録材Pの状態によっては、距離(空隙)Fは一定にしたまま、中間転写ベルト31の突出し量を変更した方が良い場合がある。このため、取付ブラケット70、71の一方の端部70a、71a側に、取付側面53d、53eの孔部53h、53iに挿入して支持するためのピン79、80を設けている。本実施形態では、このピン79、80を孔部53h、53iに挿入して固定することで、ローラ37とガイド部50とを一体的に移動可能にしている。
このように、ローラ37とガイド部50とを一体的に移動可能にすると、両者が共通の支持部材としての取付ブラケット70、71に固定されるので、組み付け時のバラツキが低減されるので、安定した距離に空隙Fを保持することができる。また、ローラ37の位置は記録材Pに応じて変更すことができるので、中間転写ベルト31に対するテンション調整を行え、二次転写ニップNへ進入する前のベルト振動を抑制することができるので好ましい。
実施形態中、ローラ37は、記録材Pの厚さに応じてその位置を変更するようにしたが、記録材Pの曲げ剛度に応じてその位置を変更するようにしてもよい。
上記実施形態では、複数の当接部材である複数の回転体として複数のローラ36及びローラ37を、取付ブラケット70、71に回転自在に支持しているが、図21に示すように、ローラ状の複数の当接部材370、360のいずれか一方または両方を、像担持体である中間転写ベルト31の移動に伴って回転しない(固定された)ローラにした形態としてもよい。また、上記のローラ36又はローラ37の少なくとも何れか一方を固定したローラの形態としてもよい。
複数の当接部材としては、ローラ36、37や当接部材370、360でなく、別な形態のものであってもよい。例えば図22に示す形態では、複数の当接部材として、像担持体である中間転写ベルト31の像担持面としてのおもて面31aとの接触面370Aa、360Aaが平面とされたブロック状の第一当接部材370Aと第二当接部材360Aを、中間転写ベルト31と対向配置している。
このような平面とされた接触面を備えた当接部材としては、第一当接部材370A、第二当接部材360Aの少なくとも一つを備えていればよく、ローラ36又はローラ37、当接部材370又は当接部材360の何れか一方と組み合わせて配置するようにしても良い。
図23に示す形態では、複数の当接部材として、像担持体である中間転写ベルト31の像担持面としてのおもて面31aとの接触面370Ba、360Baが曲面とされた半月状の第一当接部材370Bと第二当接部材360Bを、中間転写ベルト31と対向配置している。
このような曲面とされた接触面を備えた当接部材としては、第一当接部材370B又は第二当接部材360Bの少なくとも一つを備えていればよく、ローラ36又はローラ37、当接部材370又は当接部材360あるいは第一当接部材370A又は第二当接部材360Aの何れか一方と組み合わせて配置するようにしても良い。
ローラ37に替えて、固定された当接部材370、第一当接部材370A、370Bを用いた場合にも、転写部となる二次転写ニップNよりも記録材Pの搬送方向上流側におけるベルト状の像担持体である中間転写ベルト31の不要な振動を低減することができる。
ローラ36に替えて、固定された当接部材360、第二当接部材360A、360Bを用いた場合にも、転写部となる二次転写ニップNよりも記録材Pの搬送方向上流側におけるベルト状の中間転写ベルト31の不要な振動を低減することができる。
また、ガイド手段としてのガイド部50と対向する位置に並べて配置する当接部材(回転体)の数は2つに限定されるものではなく、3以上の当接部材(回転体)を配置してもよい。
ローラ36、37同様、当接部材360、370、第一当接部材370Aと第二当接部材360A、第一当接部材370Bと第二当接部材360Bは、第1のガイド部材51と第2のガイド部材52という2つのガイド部材を持ったガイド部50と対向配置してもよい。また、ガイド部50としては、1つのガイド部材を備えたガイド部の構成あってもよい。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、画像形成装置としては、カラー複写機に限定するものではなく、プリンタ、ファクシミリ、プロッタープリンタ、あるいは、スキャナとプリンタ、ファクシミリ、プロッタープリンタ又は複写機の少なくとも1とを組み合わせた複合機であってもよい。
実施形態では、第1のガイド部材51と第2のガイド部材52という2つのガイド部材を持ったガイド部50とローラ36、37とを対向配置しているが、ガイド部50としては、1つのガイド部材を備えたガイド部の構成あってもよい。
上記実施形態では中間転写ベルト31から記録材Pへ画像を転写する装置(いわゆる中間転写方式の画像形成装置)を説明したが、これに換えて、感光体ドラムや感光体ベルト等の像担持体から記録材Pへ画像を直接転写する装置(いわゆる直接転写方式の画像形成装置)にも本発明は適用することができる。
上記実施形態では、転写部材として二次転写ベルト404を用いているが、2次転写ベルト404に換えて、ローラ形状の2次転写ローラを転写部材として用いてもよい。また、転写部は、転写ニップを形成しない方式の転写装置(チャージャ方式の転写チャージャ)を用いてもよい。
上記実施形態では、画像形成装置として、転写部(2次転写ニップN)で記録材Pを水平方向に搬送するものを用いて説明したが、転写部で記録材Pを上方、下方、斜め上方向あるいは斜め下方向などへ搬送する構成の画像形成装置に本発明は適用することもできる。
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
31 像担持体
31a 像担持面
31b 非像担持面
31c 作像側展張面
31d 転写入口側展張面
32 変更回転部材
36 第2回転体(当接部材)
37 第1回転体(当接部材)
360、360A、360B(当接部材)
370、370A、370B(当接部材)
50 ガイド手段
51 ガイド部材、第1のガイド部材
52 ガイド部材、第2のガイド部材
53 取付部
100 画像形成装置
404 転写部材
A 像担持体の回転移動方向
B 記録材の搬送方向
J1 転写部材の回転中心
J2 1つの回転部材の回転中心
J3 第2回転体の回転中心
J4 第1回転体の回転中心
J5 変更回転部材の回転中心
K1 仮想線
K2 垂線
La 回転体の回転中心間距離
Lb 第1回転体の回転中心から転写部までの距離
Lc 第2回転体の回転中心と変更回転部材の回転中心間距離
N 転写部
NP1 中央部
P、P1 記録材
R 対向領域
r1 第1回転体の半径
r2 1つの回転部材の半径
r3 転写部材の半径
r4 第2回転体の半径
X 幅方向
特願2011−064823公報

Claims (15)

  1. 像が担持される像担持面を有するベルト状の像担持体と、
    前記像を記録材へ転写するための転写部を前記像担持面との間に形成する転写部材と、
    前記転写部よりも記録材の搬送方向上流側に配置され、前記転写部に向かって搬送される記録材を案内するガイド手段と、
    前記ガイド手段と対向する位置に並べて配置され、前記像担持面とは反対側の非像担持面に当接する複数の当接部材とを有する画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記複数の当接部材は、2つの回転体からなり、
    前記ベルト状の像担持体は、少なくともその1つが前記転写部材と対向配置された複数の回転部材に巻き掛けられて回転移動され、
    前記像担持面は、前記複数の回転部材のうち、前記転写部よりも前記像担持体の回転移動方向上流側に配置されて前記像担持体の向きを変更する変更回転部材に巻き掛けられることで、前記変更回転部材よりも回転移動方向上流側に位置する作像側展張面と、前記変更回転部材と前記転写部との間に位置する転写入口側展張面とに区分され、
    前記2つの回転体の回転中心間距離をLa、前記2つの回転体のうち、前記転写部寄りに配置された第1回転体の回転中心から前記転写部までの距離をLb、前記2つの回転体のうち、前記第1回転体よりも前記転写部から離れて配置された第2回転体の回転中心と前記変更回転部材の回転中心との距離をLcとしたとき、La<Lc、Lb<Lc、La+Lb<Lcを満たすように配置されている画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記転写部材と対向配置された1つの回転部材の回転中心と前記転写部材の回転中心とを結ぶ線を仮想線とし、この仮想線に対して垂直であって、かつ、前記像担持体の回転移動方向における前記転写部の中央部を通る線を垂線としたとき、
    前記2つの回転体の回転中心は、前記垂線よりも、前記像担持体の像担持面側に配置されている画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置において、
    前記第1回転体の半径は、前記第2回転体、前記1つの回転部材及び前記転写部材の各半径よりも小径とされている画像形成装置。
  5. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記複数の当接部材は、2つの回転体からなり、
    前記ベルト状の像担持体は、少なくともその1つが前記転写部材と対向配置された複数の回転部材に巻き掛けられて回転移動され、
    前記2つの回転体は、前記転写部よりも前記記録材の搬送方向上流側で、転写部寄りに配置された第1回転体と、前記第1回転体よりも前記転写部から離れて配置された第2回転体であり、
    前記第1回転体の回転中心は、前記第2回転体の回転中心と前記転写部材と対向配置された1つの回転部材の回転中心と前記転写部材の回転中心とを結んで形成された三角形内に配置されている画像形成装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか1つに記載の画像形成装置において、
    前記複数の当接部材は、2つの回転体からなり、
    前記2つの回転体のうち、前記転写部寄りに配置された第1回転体は、前記像担持体を前記ガイド手段に向かって移動可能に設けられている画像形成装置。
  7. 請求項1乃至5の何れか1つに記載の画像形成装置において、
    前記複数の当接部材は、2つの回転体からなり、
    前記2つの回転体のうち、前記転写部寄りに配置された第1回転体と前記ガイド手段が、一体で移動可能に設けられている画像形成装置。
  8. 請求項2乃至7の何れか1項に記載の画像形成装置において、
    前記第1回転体は、絶縁ローラである画像形成装置。
  9. 請求項1乃至8の何れか1項に記載の画像形成装置において、
    前記ガイド手段は、
    前記転写部よりも記録材の搬送方向上流側に配置され、前記転写部に向かって搬送される記録材を案内する第1のガイド部材と、
    前記第1のガイド部材よりも前記搬送方向上流側に配置され、前記第1のガイド部材と間隔を空けて配置され、前記転写部に向かって搬送される記録材を案内する第2のガイド部材と
    前記第1及び第2のガイド部材を取り付ける取付部を有する画像形成装置。
  10. 請求項9に記載の画像形成装置において、
    前記第1及び第2のガイド部材は、前記記録材の搬送方向と交差する幅方向に延びていて、前記第2のガイド部材の先端は、前記幅方向の一方の端部から他方の端部にかけて傾斜して配置されている画像形成装置。
  11. 請求項10に記載の画像形成装置において、
    前記第1のガイド部材は、前記像担持面との対向面が、前記像担持面から0.5mm〜2mm以内に配置されている画像形成装置。
  12. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記複数の当接部材は、2つの回転体からなる画像形成装置。
  13. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記複数の当接部材の少なくとも一つは、前記像担持体との接触面が平面である画像形成装置。
  14. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記複数の当接部材の少なくとも一つは、前記像担持体との接触面が曲面である画像形成装置。
  15. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記複数の当接部材の少なくとも一つは、固定されたローラである画像形成装置。
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