JP2016114702A - 現像器および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】システム速度によらず、現像器内に古い現像剤が残量することを抑制可能な現像器を提供すること。【解決手段】現像器8は、二個の開口TH1,TH2を介して互いに連通する搬送路FP1,FP2と、開口TH2の近傍にて搬送路FP1と連通し、排出口85が設けられた搬送路FP3と、搬送路FP1,FP2の現像剤を第一方向および第二方向に搬送する搬送部材87,811と、搬送路FP1または搬送路FP2を搬送される現像剤を担持する現像ローラ86と、を備え、搬送部材87は、搬送路FP1の現像剤に第一方向への推進力を与えるスクリュー89と、搬送路FP3の現像剤に第一方向と逆方向の力を与えるスクリュー810と、を含み、シャフト88において、開口TH2の近傍に設けられたスクリューが無い第一区間P1の少なくとも一部の径は、他の区間の径よりも大きい。【選択図】図3

Description

本発明は、所謂トリクル方式の現像器、および、それを備えた画像形成装置に関する。
従来、この種の現像器としては、例えば、下記の特許文献1に記載されたものがある。この現像器の内部には、スパイラルオーガが配設される。スパイラルオーガでは、回転軸に、順スパイラル羽根と、逆スパイラル羽根とが設けられると共に、両羽根の間には何れもが設けられない領域が形成される。したがって、この領域は回転軸のみの状態となり、ノズル近傍での順方向の搬送力を低下させることができる。これにより、現像器内の現像剤の量に応じて、適量の現像剤を排出することができることとなる。
特開2005−316161号公報
上記の通り、従来の現像器では、スパイラルオーガの構成を改善することで、現像剤の排出量を規制している。しかし、画像形成装置が低システム速度で動作する際、高速で動作している時と比較して、古い現像剤が現像器内に多く残留してしまうという問題点があった。
それゆえに、本発明の目的は、システム速度によらず、現像器内に古い現像剤が残量することを抑制可能な現像器および画像形成装置を提供することである。
本発明の一形態は、二個の開口を介して互いに連通する第一搬送路および第二搬送路と、前記二個の開口の一方の近傍にて前記第一搬送路と連通し、排出口が設けられた第三搬送路と、少なくとも前記第一搬送路の現像剤を第一方向に搬送する第一搬送部材と、前記第二搬送路の現像剤を前記第一方向と異なる第二方向に搬送する第二搬送部材と、前記第一搬送路または前記第二搬送路を搬送される現像剤を担持する現像剤担持体と、を備え、前記第一搬送部材は、第一シャフトに設けられ、前記第一搬送路の現像剤に前記第一方向への推進力を与える第一スクリューと、前記第一シャフトに設けられ、前記第三搬送路の現像剤に前記第一方向と逆方向の力を与える第二スクリューと、を含み、前記第一シャフトにおいて、前記一方の開口の近傍に設けられたスクリューが無い第一区間の少なくとも一部の径は、他の区間の径よりも大きい、現像器に向けられる。
また、本発明の他の形態は、上記現像器を備えた画像形成装置に向けられる。
上記各形態によれば、システム速度によらず、現像器内に古い現像剤が残留することを低減可能な現像器および画像形成装置を提供することができる。
画像形成装置の内部を前面側から視た時の図である。 図1の現像器の詳細な構成を示す図である。 図2の線I−I’に沿う断面を矢印IIの方向から視た時の断面図である。 図2の現像器および参考例に係る現像器のそれぞれを、低速、中速および高速で回転させた時に現像槽に残留した現像剤の量を示す図である。 図2の現像器と参考例の現像器とを高速回転させた際の現像剤の残留量を説明するための模式図である。 図2の現像器と参考例の現像器とを低速回転させた際の現像剤の残留量を説明するための模式図である。 第一変形例に係る現像器の構成を示す図である。 第二変形例に係る現像器の構成を示す図である。
以下、図面を参照して、各実施形態に係る現像器および画像形成装置を詳説する。
《第一欄:定義》
いくつかの図には、互いに直交するx軸、y軸およびz軸が示される。x軸およびz軸は、画像形成装置1の左右方向および上下方向を示す。また、y軸は、画像形成装置1の前後方向を示す。より具体的には、y軸方向は、感光体ドラム5や現像ローラ86が画像形成装置1の前面側から背面側に向かって延在する方向でもある。
また、本文中および各図には、参照符号の添え字としてアルファベット小文字a、b、c、dが付加されることがある。a,b,c,dは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)を表す。例えば、感光体ドラム5aは、Y色の感光体ドラムを意味する。また、添え字を付加可能であるにも関わらず、参照符号に添え字が付加されていないものは、四色あるいは各色を意味する。例えば、感光体ドラム5は、YMCK全色あるいは各色の感光体ドラムを意味する。
《第二欄:画像形成装置の全体構成・印刷動作》
図1において、画像形成装置1は、例えば、複写機、プリンタまたはファクシミリ、もしくは、これらの機能を備えた複合機であって、周知の電子写真方式およびタンデム方式により、各種画像(典型的にはフルカラー画像またはモノクロ画像)を用紙Mに印刷する。そのために、画像形成装置1は、各色の作像ユニット2と、中間転写ベルト3と、二次転写ローラ4と、を備える。
四色分の作像ユニット2は、例えば、x軸方向に並置され、対応色の感光体ドラム5を含む。
各感光体ドラム5は、y軸方向に延在する円柱形状を有し、例えば矢印αの方向に回転する。各感光体ドラム5の周囲には、回転方向αの上流側から下流側に向かって、少なくとも、帯電器6と、トリクル方式の現像器8と、一次転写ローラ9とが配置される。
各帯電器6は、回転する感光体ドラム5の周面を一様に帯電させる。
各感光体ドラム5の下方には露光装置7が設けられる。各露光装置7は、画像データに基づく光ビームBを、感光体ドラム5の帯電域の直ぐ下流側の露光域に照射し、これにより、対応色の静電潜像を形成する。
各現像器8は、対応色の感光体ドラム5の露光域の直ぐ下流側の現像域に、対応色の二成分現像剤を供給して対応色のトナー像を形成する。二成分現像剤は、少なくとも、キャリアと、対応色のトナーとを含む。なお、以下では、二成分現像剤を単に現像剤と略記する。
中間転写ベルト3は、いわゆるエンドレスベルトであって、x軸方向に配列された少なくとも二個のローラの外周面に掛け渡され、例えば矢印βで示す方向に回転する。中間転写ベルト3の外周面は、各感光体ドラム5の上端と当接する。
各一次転写ローラ9は、対応色の感光体ドラム5と中間転写ベルト3を挟んで対向すると共に中間転写ベルト3の内周面を上方から押圧して、感光体ドラム5と中間転写ベルト3との間に一次転写領域を形成する。感光体ドラム5に形成されたトナー像は、対応する一次転写領域にて、回転する中間転写ベルト3に転写される。
二次転写ローラ4は、中間転写ベルト3の右端近傍にて、中間転写ベルト3の外周面を押圧して、二次転写ローラ4と中間転写ベルト3の間の接触部分に二次転写領域を形成する。二次転写領域では、中間転写ベルト3に担持された画像が用紙Mに転写される。この用紙Mは、周知の定着器を通過した後、印刷物としてトレイに排出される。
以上のような印刷動作において、用紙Mの搬送速度(つまり、システム速度Vsys)は、様々な条件により可変となっており、本実施形態では、例えば、108.3mm/s、325mm/sおよび502mm/sのいずれかに、図示しないCPUにより設定される。
また、中間転写ベルト3の上方には、四色分のカートリッジ10が配置されている。各カートリッジ10は、未使用の現像剤を収容し、対応する現像器8の残トナー量が減少すると、対応する現像器8に現像剤を補充する。
《第三欄:現像器の詳細な構成・動作》
次に、図2,図3を参照して、各現像器8の構成・動作について詳説する。
各現像器8は、現像槽81と、第一隔壁82と、第二隔壁83と、を備える。
各現像槽81は、対応色の感光体ドラム5に沿って配置される。より具体的には、現像槽81において現像域R3との対向部分は開口しており、開口部分が現像域R3に近接するよう現像槽81は配置される。現像槽81の底から略上方に、y軸方向に延びる第一隔壁82が突出し、これによって、現像槽81の内部が第一搬送路FP1および第二搬送路FP2に区画される。
第一搬送路FP1は、第二搬送路FP2よりも感光体ドラム5と近接し、感光体ドラム5に沿う。第二搬送路FP2は、第一搬送路FP1に沿っている。また、両搬送路FP1,FP2は、前後方向位置が相異なる少なくとも二個所(例えば、前方側および後端近傍)に設けられた開口TH1,TH2によって連通する。これにより、各現像槽81の内部には、現像剤の循環路が構成される。
また、現像像81において、第一搬送路FP1のy軸負方向側の端部には、y軸負方向に延在する第三搬送路FP3が連通する。第三搬送路FP3は、第二隔壁83により第二搬送路FP2と区画されている。
以上の搬送路FP1〜FP3に関し、zx平面に沿う断面の形状は、y軸方向全域にわたって略円形である。各搬送路FP1〜FP3の内径Lは、例えば25mmである。
以上の現像槽81の内部には対応色の現像剤が貯留される。
また、各現像器8において、第二搬送路FP2のy軸負方向側の端部であって、現像槽81の上壁には補給口84が形成され、第三搬送路FP3の前面側端部にて、現像槽81の側面には排出口85が形成される。排出口85からは、劣化した現像剤が、現像プロセスの間中継続的に少しずつ排出される。現像剤の排出に伴い、対応色のカートリッジから、未使用の現像剤が補給口84より現像槽81に導入される。
各現像器8は、回転可能なスリーブ内に、固定的に配置された受け取り極S2や現像極N1等を有する現像ローラ86であって、現像剤担持体の典型例である現像ローラ86をさらに備える。現像ローラ86は、対応色の感光体ドラム5と略平行に現像域R3に近接すると共に、第一搬送路FP1にも臨むように、現像槽81の内部に矢印γの方向に回転可能に架け渡される。かかる現像ローラ86は、受け取り極S2にて、後述の第一搬送部材87から現像剤を受け取った後、外周面に担持する。現像ローラ86は、矢印γの方向に回転することで、担持した現像剤を現像極N1まで搬送し、対応色の感光体ドラム5の現像域R3に供給する。
各現像器8は、現像ローラ86のほぼ真下に第一搬送部材87を、さらに備える。第一搬送部材87は、対応色の現像ローラ86と略平行に近接し、かつ、y軸の負方向側からの平面視で反時計回り(つまり、矢印θ1の方向)に回転可能に、搬送路FP1,FP3に架け渡される。第一搬送部材87は、θ1方向に回転することで、対応色の受け取り極S2に現像剤を供給しつつ、第一搬送路FP1内の現像剤を撹拌し、第一方向としてのy軸負方向に搬送する。現像剤は第一搬送路FP1の前端(y軸の負方向側の端部)まで搬送されると、大部分の現像剤は、連通部分を介して第一搬送路FP1から第二搬送路FP2に送り込まれ、残りの現像剤は、第三搬送路FP3に送り込まれる。しかし、第三搬送路FP3における第一搬送部材87の搬送力はさほど大きくなく、さらには、その最外周に沿って現像剤が通過可能に隙間となっている。第三搬送路FP3に送り込まれた現像剤の一部は、かかる隙間内を搬送されて、排出口85から排出される。なお、各搬送路FP1〜FP3における現像剤の搬送方向は、図中、黒塗りの矢印で示されている。
次に、第一搬送部材87の具体的な構成例について説明する。第一搬送部材87は、例えば樹脂成型により作製され、少なくとも、第一シャフト88と、第一スクリュー89と、第二スクリュー810と、が備わる。
第一シャフト88は、y軸方向に延在する回転軸である。また、第一シャフト83は、両搬送路FP1,FP3に架け渡され、両端部で軸支され、θ1方向(前述)に回転する。
第一スクリュー89は、第一シャフト88において第一搬送路FP1に相当する部分をθ1方向に旋回しながらy軸方向に進行する螺旋形状を有する。
それに対し、第二スクリュー810は、第一シャフト88において第三搬送路FP3に相当する部分をθ1方向に旋回しながらy軸の負方向に進行する螺旋形状を有する。
上記第一シャフト88において、両スクリュー89,810の間の第一区間P1にはスクリューは形成されない。また、この第一区間P1は、x軸方向からの平面視で開口TH2と重なっており、開口TH2の近傍に存在する。かかる第一区間P1の少なくとも一部の外径D1は、他の区間の外径D2と比較して大きい大径部となっている。外径D1は、例えば16mmであり、外径D2は、例えば8mmである。
現像器8は、第二搬送部材811を、さらに備える。第二搬送部材811は、好ましくは、両隔壁82,83を挟んで、第一搬送部材87と略平行に第二搬送路FP2に配置され、y軸の負方向側から見て時計回り(つまり、矢印θ2の方向)に回転可能に第二搬送路FP2に架け渡される。第二搬送部材811は、θ2方向に回転することで、第二搬送路FP2内の現像剤を撹拌し、第一方向とは異なる第二方向としてのy軸方向に搬送して、連通部分を介して第二搬送路FP2から第一搬送路FP1に送り込む。
次に、第二搬送部材811の具体的な構成例について説明する。第二搬送部材811は、第二シャフト812と、第三スクリュー813とが備わる。
第二シャフト812は、y軸方向に延在する回転軸である。また、第二シャフト812は、第二搬送路FP2に架け渡され、両端部にて軸支されて、θ2方向(前述)に回転する。
第三スクリュー813は、第二シャフト812の外周面上を方向θ2とは逆方向に旋回しながらy軸方向に進行する螺旋形状を有する。
《第四欄:実施形態の作用・効果》
「発明が解決しようとする課題」からも明らかなように、従来の現像器は、画像形成装置が低システム速度で印刷を行う際、高速で印刷を行う時と比較して、古い現像剤が内部に多く残留してしまうという問題点があった。上記問題点に対し、現像器8では、第一シャフト88に大径部が設けられる。以下、上記特徴を有する現像器8の作用・効果を、説明の分かり易さの観点から、大径部の無い参考例と比較しつつ説明する。
まず、本件発明者は、下表1に記載の仕様を有する現像器8および参考例を準備した。
Figure 2016114702
また、本件発明者は、上記仕様の現像器8および参考例に同量の現像剤を貯留させた状態で、低速、中速および高速のそれぞれの回転数で第一搬送部材87を回転させて、現像槽81に残留した現像剤の量を測定した。その結果を、図4に示す。なお、図4では、現像器8における現像剤の残留量を△でプロットし、参考例のものを●でプロットしている。また、横軸は、第一搬送部材87の回転数をシステム速度Vsysに換算して示している。
図4に示すように、高速回転時には、現像器8であっても参考例であっても、現像剤の残留量は殆ど同じで約495gであった。また、中速回転時もほぼ同じで約505gであった。しかし、低速回転時には、現像器8における現像剤の残留量は約495gであったが、参考例における残留量は約540gであった。換言すると、低速回転時には、高速回転および中速回転時と比較して、残留量の差が10%程度と大きいことが判明した。このように、現像器8によれば、画像形成装置1が低システム速度で印刷を行う際、中高速で印刷を行う時と比較して、古い現像剤が内部に残留せず、システム速度によらず、古い現像剤が内部に多く残留しないようにすることが可能となる。
本件発明者は、以上のような作用・効果が得られる理由を以下のように考察した。
まず、高速回転時(つまり、システム速度Vsysが高速の場合)に、現像器8と参考例とにおいて、現像剤の残留量に殆ど差が無い理由について説明する。図5上段に示すように、参考例の場合、第一シャフト88の第一区間P1には、第一スクリュー89も第二スクリュー810も設けられない。ここで、説明の便宜のため、第一搬送路FP1から排出口85に向かう現像剤について、単位面積あたりの推進力をF1とする。それに対し、排出口85から第一搬送路FP1に戻ろうとする現像剤について、単位面積あたりの力をF2とする。第一搬送路FP1および第三搬送路FP3において、推進力F1は第一区間P1にて大きく減衰するため、排出口85から過度に現像剤が排出されることが抑制される。この時、F1,F2の関係は、F1>F2となっている。この関係を理想状態とすると共に、F1,F2を、2x,xと仮定する。
上記に対し、高速回転時、現像器8において推進力F1は、図5下段に示すように、第一区間P1に設けられた大径部において減衰するが、大径部を超えた分の残像剤には推進力F1は残っている。同様に、力F2も大径部によって減衰する。ここで、大径部による圧力損失は、推進力F1に対しyとすると、力F2に対しては2yとなる。なぜなら、F1,F2のバランスは、大径部のy軸負方向側の端面をy軸負方向に越えた部分で考慮すべきだからである。よって、推進力F1は2x−yで、力F2はx−2yとなるので、現像器8の部分P2におけるF1,F2の関係も、参考例と同様に、F1>F2となる。
以上の通り、図4に示すように、高速回転時には、現像器8であっても参考例であっても、現像剤の残留量は殆ど同じとなる。中速回転時も、高速回転時と同様の理由で、現像器8であっても参考例であっても、現像剤の残留量は殆ど同じとなる。
次に、低速回転時(つまり、システム速度Vsysが低速の場合)に、現像器8と参考例とにおいて、現像剤の残留量に大きな差が生じる理由と共に、現像器8での現像剤の残留量がシステム速度Vsysによらず、古い現像剤が内部に多く残留しない理由について説明する。参考例において、図6上段に示すように、第一スクリュー89による現像剤の搬送力は元々小さく、その結果、推進力F1は第一区間P1の部分でさほど減衰しないため、排出口85からの現像剤の排出量は、高速回転時や中速回転時よりも少ない。この時、F1,F2の関係は、F1≒F2=xとなる。したがって、参考例においては、低速回転時、現像剤の排出が進まず、図4に示すように、その残留量が多くなる。
上記に対し、低速回転時、大径部による圧力損失は、高速回転時や中速回転時と同様、推進力F1に対しyとすると、力F2に対しては2yとなる。よって、推進力F1はx−yで、力F2はx−2yとなるので、大径部のy軸負方向側の端部におけるF1,F2の関係は、F1>F2となる。したがって、現像器8では、低速回転時も高速回転時等と同様に、現像剤の排出が進み、その結果、図4に示すように、その残留量は参考例のそれよりも少なくなる。
以上の考察から理解できるように、現像器8によれば、システム速度Vsysによらず、古い現像剤が内部に多く残留しないようにすることができる。
《第五欄:付記》
なお、以上の実施形態では、L0=25mm、D1=16mmおよびD2=8mmと例示した。しかし、各値については、上記に限定される事無く、好ましくは、L0/2≧D1>D2を満たせばよい。
この構成により、低速回転時、大径部のy軸負方向側の端部におけるF1,F2の関係は、F1>F2とできる。その結果、現像剤の排出が進むため、より良好に、現像器8によれば、システム速度Vsysによらず、古い現像剤が内部に多く残留しないようにすることができる。
逆に、L0/2≧D1>D2を満たさない場合、F1,F2の関係は、F1≒F2に近づくため、低速回転時、現像剤の排出が良好に進まず、図4に示すように、その残留量が多くなる傾向が強くなる。
《第六欄:第一変形例》
また、図7に示すように、第一区間P1の少なくとも一部の第一方向(y軸負方向)への長さL1は、開口TH2の第一方向長さL2以下であることが好ましく。また、第一区間P1における大径部以外の他の区間において、大径部を基準として第一方向の逆方向への長さL3と、第一方向への長さL4とは概ね等しいことが好ましい。
この構成により、大径部によって、第一搬送路FP1から開口TH2へ向かう現像剤の流れを遮らないようにできると共に、排出口85からの排出量を適正にすることが可能になる。
《第七欄:第二変形例》
また、図8に示すように、現像ローラ86は第二搬送路FP2に近接かつ沿うように設けられても構わない。
本発明に係る現像器は、システム速度によらず、現像器内に古い現像剤が残留することを低減可能であり、トリクル方式の現像器に好適である。また、本発明に係る画像形成装置は、現像器内に古い現像剤が残留することを低減可能であり、プリンタ等に好適である。
1 画像形成装置
8 現像器
FP1,FP2,FP3 第一搬送路,第二搬送路,第三搬送路
85 排出口
86 現像ローラ(現像剤担持体)
87,811 第一搬送部材,第二搬送部材
88 第一シャフト
89 第一スクリュー
810 第二スクリュー
P1 第一区間

Claims (4)

  1. 二個の開口を介して互いに連通する第一搬送路および第二搬送路と、
    前記二個の開口の一方の近傍にて前記第一搬送路と連通し、排出口が設けられた第三搬送路と、
    少なくとも前記第一搬送路の現像剤を第一方向に搬送する第一搬送部材と、
    前記第二搬送路の現像剤を前記第一方向と異なる第二方向に搬送する第二搬送部材と、
    前記第一搬送路または前記第二搬送路を搬送される現像剤を担持する現像剤担持体と、を備え、
    前記第一搬送部材は、
    第一シャフトに設けられ、前記第一搬送路の現像剤に前記第一方向への推進力を与える第一スクリューと、
    前記第一シャフトに設けられ、前記第三搬送路の現像剤に前記第一方向とは逆方向の力を与える第二スクリューと、を含み、
    前記第一シャフトにおいて、前記一方の開口の近傍に設けられたスクリューが無い第一区間の少なくとも一部の径は、他の区間の径よりも大きい、現像器。
  2. 前記第一区間の少なくとも一部の径をD1、前記他の区間の径をD2、および、前記第一搬送路の内径をL0とした時、L0/2≧D1>D2を満たす、請求項1に記載の現像器。
  3. 前記第一区間の少なくとも一部の前記第一方向への長さL1は、前記二個の開口の一方の前記第一方向への長さL2以下であり、
    前記他の区間において、前記第一区間の少なくとも一部よりも前記第一方向側の区間の前記第一方向への長さL3と、前記第一区間の少なくとも一部よりも前記第一方向の逆側の区間の前記第一方向への長さL4とは概ね等しい、請求項1または2に記載の現像器。
  4. 前記請求項1〜3のいずれかに記載の現像器を備えた画像形成装置。
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