JP5862340B2 - トナー補給装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トナー補給装置及び画像形成装置に係り、さらに詳しくは、像担持体に形成された静電潜像を可視像処理する現像装置にトナー収納手段に収納されたトナーを補給するトナー補給装置、及びこのトナー補給装置を備えたプリンタ、複写機、ファクシミリ、あるいはこれらの機能を少なくとも2つ備えた所謂デジタル複合機などの画像形成装置に関する。
従来、トナーによって現像する電子写真方式の作像部を有する前記プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置では、一般に、トナーボトルあるいはトナーカートリッジ等のトナーを収納するトナー収納容器を装置本体にセットし、その容器から現像装置へトナーを補給するように構成されている。このようにトナー補給を行う現像装置では、例えばトナーボトル交換直前は、トナーボトルから供給されるトナー量が減るため、画像濃度が薄くなることがある。このため、トナー補給ユニットにサブホッパを備えて、トナー交換時の濃度低下を防止することが多い。
また、高速機を中心として、コピーあるいはプリント動作中でもトナー交換作業を実施できるようになっている場合がある。このような画像形成装置では、トナー交換中はサブホッパ内に収納したトナーでコピーあるいはプリント時のトナー消費分をまかなっている。トナーボトル内のトナーがなくなった後、コピーあるいはプリントをどのくらい継続できるかは、トナー補給装置、所謂サブホッパ内に収納できるトナー量によって決まり、サブホッパ内のトナーがなくなればコピーあるいはプリントを停止する。トナー交換が完了すれば、コピー/プリントを再開する。このため、サブホッパ容量はできるだけ大きくした方が、コピーあるいはプリント動作を停止せずにすむ。また、トナーボトルとサブホッパの位置関係はレイアウト上の制約で決まることが多い。
このようなトナー収納部を有するサブホッパ(トナー補給装置)では、一般的には搬送スクリュを複数設置し、トナーボトル(トナー収納容器)内のトナーをいずれかの搬送スクリュの端部上に供給し、搬送スクリュでトナーを軸方向に搬送して現像ユニットに搬送する構成がとられている。
このような搬送スクリュを使用したトナー補給装置を備えたものとして、例えば特許文献1(特開2010−256758号公報)に記載された発明が公知である。この特許文献1には、搬送スクリュ(コイル)3本を平行に配置したトナー収納部において、トナー排出口に遠い搬送スクリュ(コイル)の搬送能力をトナー排出口に近い搬送スクリュ(コイル)よりも高くすることで、トナー収納部内のトナー量の変動に対して、現像ユニットへの排出量を安定させる方法が記載されている。この発明では、トナーボトル内のトナーを搬送スクリュ(コイル)の端部でトナー収納部内に供給して、搬送スクリュ(コイル)にて軸方向に搬送し、速度の違いを利用して、最終的に排出口にトナーが安定的に流れ込むようにしている(実施例2参照)。
しかし、フルカラーのコピー機やプリンタでは、レイアウト上の都合で、ブラックK、シアンC、マゼンタM、イエローYの各作像ステーションでトナーボトルとサブホッパの位置関係が異なる場合がある。この場合、トナーボトル内のトナーを供給するトナー供給口の位置がステーションによって異なることになり、サブホッパの構成すなわちトナー搬送部材の配置及びトナーセンサの配置などを適切に行わないと、サブホッパ内のトナー収納量が少なくなり、あるいはトナー補給量変動が大きくなることがある。また、サブホッパの形状を作像ステーション毎に変えると、コストが上がってしまう。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、作像ステーションによってトナーボトルとトナー補給装置の位置関係が異なる場合でも、余分なコストをかけずにトナー収納量をできるだけ増やすとともに、トナー補給量の変動を抑制することにある。
前記課題を解決するため、本発明は、現像装置にトナーを補給するトナー補給装置であって、トナー収納容器から供給されるトナーを収納するトナー収納部と、前記トナー収納部に設置され、それぞれの軸が同一の仮想平面上で互いに平行に位置するように配置された3つ以上のトナー搬送手段と、トナー搬送方向から見て最上流側の少なくとも2つのトナー搬送手段が設置された第1の空間とそれより下流側のトナー搬送手段が設置された第2の空間を分ける隔壁と、当該隔壁の前記トナー搬送手段の軸方向の両端部に対応する位置に設けられ、前記第1の空間のトナー搬送手段から前記第2の空間のトナー搬送手段へと前記トナーを受け渡すための第1及び第2の開口と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、作像ステーションによってトナーボトルとトナー補給装置の位置関係が異なる場合でも、余分なコストをかけずにトナー収納量をできるだけ増やすことができるともに、トナー補給量の変動を抑制することが可能となる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 図1における作像部の各色の現像ユニットとトナー補給ユニットの全体の構成を示す背面側から見た斜視図である。 図2におけるサブホッパの構成を示す斜視図である。 図3のサブホッパの内部構造を示す斜視図である。 サブホッパ内のトナーの流れを示す説明図である。 図5におけるサブホッパを従来例に置き換えたときのトナーの搬送状態を示す説明図である。
本発明は、トナー収納部(サブホッパ)を隔壁により少なくとも2つの空間に区切り、当該隔壁のトナー搬送手段の軸の長手方向の両端部と同じ側に第1及び第2の2つの開口を設け、その2つの開口からトナー収納容器から補給されたトナーを後段に送り出すようにしたことを特徴とする。
図1は本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。本実施形態に係る画像形成装置100は、間接転写方式のタンデム型画像形成装置である。画像形成装置100自体の構成は公知なので、概略について説明する。
画像形成装置100は作像部6、露光部7及び給紙部21を備えている。
作像部6はYCMKの各色の作像ステーション3Y,3C,3M,3K、中間転写ベルト8、1次転写ローラ9Y,9C,9M,9K、2次転写ローラ11、用紙搬送路22、及び定着装置19を含んで構成されている。作像ステーション3Y,3C,3M,3Kは、Y色を例にとると、感光体ドラム1Y、帯電ユニット4Y、現像ユニット5Y、クリーニングユニット2Y、除電ユニット等を備え、帯電ユニット4Yと現像ユニット5Yとの間に露光部7から出射されたレーザ光Lが照射される光書き込み部が設けられている。また、感光体ドラム1Yと中間転写ベルト8の接点の中間転写ベルトの感光体ドラム1Yとは逆側の面に、1次転写ローラ9Yが設けられている。このような作像要素が作像ステーション毎に設けられている。ここでは、C,M,K色については現像ユニット、1次転写ユニットを除いて参照符号を省略している。以下、各色に共通な構成については色を表すYCMKを省略する。
露光部7はレーザ光を光源とし、ポリゴンミラー及び書き込み光学系を含み、各色の作像ステーションの感光体ドラム1の光書き込み部に画像情報に応じて変調されたレーザ光Lを照射し、感光体ドラム1の表面に光書き込みを行う。この光書き込みにより感光体ドラム1の表面に潜像が形成される。形成された線像は現像ユニット5でトナー現像され、顕像化され、中間転写ベルト8に1次転写ローラ9によって1次転写される。これが色毎に順次実行され、K色の転写が終了した時点で4色の画像が重畳されたカラー画像が中間転写ベルト8上に形成される。
給紙部21は、給紙カセット12、給紙ローラ13、搬送ローラ14を含む。給紙カセット12には、用紙(転写紙)Pが収納され、用紙Pは給紙ローラ13によって1枚ずつ分離され、用紙搬送路22に送り出される。用紙搬送路22に送り出された用紙Pは給紙ローラ14によってレジストローラ15位置まで搬送され、レジストローラ15によって用紙Pのスキューを補正した後、中間転写ベルト8上の画像の先端と用紙先端が一致するようにタイミングを合わせて送り出される。
そして、中間転写ベルト8が架設されたローラのうち2次転写ローラ11と中間転写ベルト8を挟んで対向する従動ローラ10のニップに中間転写ベルト8上の画像先端と合わせてレジストローラ15から用紙Pが搬送され、当該ニップで2次転写ローラ11によって画像が用紙P側に2次転写される。用紙P上に転写された画像は加圧ローラ17と加熱ローラ18とを備えた定着装置19によって用紙P上に加圧及び加熱により定着される。画像が定着された用紙Pは排紙ローラ16によって順次排紙トレイ20に積載される。
図2は、図1における作像部6の各色の現像ユニット5と、現像ユニット5にトナーを補給するトナー補給ユニット30の全体の構成を示す背面側から見た斜視図である。トナー補給ユニット30はトナーボトル保持部33に保持されるトナー容器(トナーボトル)31とサブホッパ(トナー収納部)32Y,32C,32M,32Kとを含み、各現像ユニット5Y,5C,5M,5K毎に、当該現像ユニット5Y,5C,5M,5Kの上部にそれぞれ設けられている。トナーボトル31は、サブホッパ32にトナーを供給するトナー搬送スクリュ(不図示)とトナー容器内のトナーを撹拌するアジテータ(不図示)を備えており、トナーボトル駆動部から受ける駆動入力によりトナー搬送スクリュを回転し、トナーをスクリュ軸方向に搬送してトナー搬送スクリュ下流にある開口穴から自由落下によりサブホッパ32に供給する。トナー容器31内のトナーがなくなると、ユーザがトナーボトル保持部33からトナーボトル31を抜き、新しいトナーボトル31をトナーボトル保持部33にセットする。これにより、新しいトナーがサブホッパ32に供給される。
以下、各色同一の構成なので、1つの色のサブホッパを例にとって説明する。図3は図2におけるサブホッパの構成を示す斜視図、図4は図3のサブホッパの内部構造を示す斜視図、図5はサブホッパ内のトナーの流れを示す説明図である。
これらの図において、サブホッパ32のトナー収納部34内には第1ないし第4のトナー搬送部材35,36,37,38の軸35s,36s,37s,38sが、同一の仮想平面上でそれぞれ平行に配置されている。なお、ここでいう同一及び平行は略同一及び略平行と等価であり、略というのは、若干の誤差は許容するという趣旨である。第1ないし第4のトナー搬送部材35,36,37,38の軸35s,36s,37s,38sの長手方向は現像ユニット5の現像ローラの長手方向と平行である。
第1のトナー搬送部材35はサブホッパ32内に形成されるトナー搬送経路内で最上流に位置し、パドルを備えている。第2ないし第4のトナー搬送部材36,37,38はこの順でトナー収納部34のトナー搬送方向上流側から下流側に平行に配置され、トナー搬送スクリュを備えている。第1ないし第4のトナー搬送部材35〜38は、サブホッパ駆動モータ41によって同期して駆動される。サブホッパ駆動モータ41の駆動力は、サブホッパ32の側面に設けられ、第1ないし第4のトナー搬送部材35〜38の回転駆動軸に連結された駆動ギヤ列42を介して第1ないし第4のトナー搬送部材35〜38に伝達される。
サブホッパ32のトナー収納部34は図3に示すように上カバー39によって密閉され、トナーボトル31内に収納されていたトナーは、上カバー39に開いたトナー供給口40からサブホッパ32のトナー収納部34内に自由落下する。また、サブホッパ32にはトナー搬送際上流側近傍の側壁43にトナーの有無を検知するトナーセンサ44が設けられている。
図4に示すように第1のトナー搬送部材35は軸35sに平行な複数の羽根を備え、この羽根によって所謂パドル35a,35bが構成されている。また、前記トナーセンサ44の検知部を清掃するトナーセンサ清掃部材35dを備えている。
第2のトナー搬送部材36は後述の第1の開口45a側が第1のトナー搬送部材35のパドルと同様の形状に形成され、第2の開口45b側が大きなピッチのスクリュ36aを備えた形状となっている。第3及び第4のトナー搬送部材37,38は軸方向の全域にわたって小さなピッチの搬送スクリュ37a,38aを備えた形状となっている。第2及び第3のトナー搬送部材36,37の間、第3及び第4のトナー搬送部材37,38の間には、それぞれ第1及び第2の隔壁45,46が設けられ、トナー収納部34を第1ないし第3の3つの空間34a,34b,34cに分けている。第1の隔壁45の反駆動ギヤ列側と駆動ギヤ列42側には、それぞれ第1及び第2の2つの開口45a,45bが形成され、第2の隔壁46には第3の開口46aが駆動ギヤ列42配置側に形成されている。また、第4のトナー搬送部材38の反駆動ギヤ列側のサブホッパ32の下面には現像ユニット5側にトナーを補給するためのトナー補給口47が設けられている。
このように構成されたサブホッパ32では、上カバー39に開口したトナー供給口40からトナーボトル31内に収納されていたトナーがサブホッパ32のトナー収納部34内に自由落下する。サブホッパ32内に落下したトナーは、第1の搬送部材35から第2の搬送部材36に受け渡され、さらに第3の搬送部材37及び第4の搬送部材38へと受け渡されてトナー補給口47から現像ユニット5側に補給される。詳細は以下の通りである。
図5に示すようにトナー供給口40(図5ではトナー供給口の位置40aを破線で示す。)から供給されたトナーは、トナー供給口40Kの直下を中心にその周囲に落下する。トナー供給口40から第1のトナー搬送部材35の軸方向に落下したトナーは、第1のトナー搬送部材35のパドル35a,35bで撹拌される。このパドル35a,35bの撹拌によりトナー高さがほぼ均等に均される。その後、第1のトナー搬送部材35のパドル35a,35bによって第2のトナー搬送部材36側に平行(図5矢印D1方向)に搬送される。この方向は感光体ドラム1の回転方向若しくは中間転写ベルト8の回転方向と平行な方向である。
一方、トナー供給口40から軸方向に直交する方向に落下したトナーは、落下した領域が第2のトナー搬送部材36の回転領域なので、第2のトナー搬送部材36によって当該トナー搬送部材36の軸36aの軸方向に沿って駆動ギヤ列42側(図5矢印D2方向)に搬送される。すなわち、第1のトナー搬送部材35の軸方向に落下したトナーは第1の搬送部材35によって第2の搬送部材36側に平行に搬送され、第1のトナー搬送部材35の軸方向に直交する方向に落下したトナーは第2の搬送部材36の搬送領域に位置することになる。そのため、これらのトナーはそれぞれ第2の搬送部材36によって矢印D2方向に搬送される。その際、確率的にはトナー供給口40に落下したトナーはトナー供給口40の周辺に均等に落下するので、トナー収納部34内にほぼ均等にトナーが分布することになり、サブホッパ32内にトナーを効率よく収納できる。その際、パドル35a,35bは第1のトナー搬送部材35の軸方向に複数設けられていることから、トナー供給口が軸方向のどの位置(端部、中央部、その間の中間部など)にあっても、トナーが分散され、その状態で第2の搬送部材36側に搬送することが可能なので、トナーをサブホッパ32内に効率よく収納することができる。
第1のトナー搬送部材35によって第2のトナー搬送部材36側に平行に搬送されたトナーは、前述のように矢印D2方向に搬送されるが、第2のトナー搬送部材36の反駆動ギヤ列側の端部に搬送されたトナーは一部第1の隔壁45の第1の開口45aから第3のトナー搬送部材37側にも送り込まれ、第3の搬送部材37によって当該第3の搬送部材37の軸37に沿って駆動ギヤ列側に搬送される。第1の隔壁45には、駆動ギヤ列42側に第2の開口46bが開口しており、この第2の開口45bを経て第2のトナー搬送部材36から搬送されたトナーと第3のトナー搬送部材37の軸方向に搬送されてきたトナーが第2の隔壁46に形成された第3の開口46aから第4のトナー搬送部材38側に移送される。そして、前述のように第4の搬送部材38によって反駆動ギヤ列側(矢印D3方向)に搬送され、トナー補給口47から現像ユニット5側に補給される。
ところで、図3に示したトナー供給口40は前述のように1つの色のサブホッパ32の例であり、本実施形態のようにフルカラーの画像形成装置では、4色分備えている。そして、図4において添え字Y,M,C,Kを付して示すようにYMCKの各作像ステーション3Y,3C,3M,3Kで位置が異なっている。図5では、トナー供給口40の位置としてさらに添え字aを付けて示す。このようにトナー供給口40の位置が異なると、前述の搬送動作が色によって若干異なっている。すなわち、ブラックのトナー供給口40Kから供給されたブラックトナーは、ほとんどが第1のトナー搬送部材35上に落下する。そのため、第1のトナー搬送部材35のパドル35a,35bによって第2のトナー搬送部材36側に平行(矢印D1方向)に搬送される。そして、第2のトナー搬送部材36によって軸方向(矢印D2方向)に搬送された後、第2の開口45bから第3のトナー搬送部材37に搬送される。
イエローのトナー供給口40Yから供給されたイエロートナーは、ほとんどが第2のトナー搬送部材36上に落下し、第2のトナー搬送部材36によって当該搬送部材36の軸方向(図示矢印D1方向)に搬送される。その後、第2の開口45bから第3のトナー搬送部材37に搬送される。
マゼンタのトナー供給口40M、シアンのトナー供給口40Cからそれぞれ供給されたマゼンタトナー及びシアントナーは、第1のトナー搬送部材35及び第2のトナー搬送部材36の両者の上に落下する。第1の搬送部材35上に落下したトナーは第2のトナー搬送部材36側に送り込まれ、第2のトナー搬送部材36によって第2のトナー搬送部材36上に落下したトナーとともに軸方向(図示矢印D2方向)に搬送される。その後、第2の開口45bから第3のトナー搬送部材37に搬送される。また、これら各色のトナー供給口40K,40Y,40M,40Cの各供給口から第1のトナー搬送部材35及び第2のトナー搬送部材36の図示奥側(装置でいえば手前側)の「領域A」に落下したトナーは、第1のトナー搬送部材35のパドル35aで第2のトナー搬送部材36側に平行(図示D1方向)に搬送され、第2のトナー搬送部材36の「領域A」に落下したトナーとともに第1の開口45aから第3のトナー搬送部材37側に搬送される。
なお、第1及び第2の隔壁45,46は、トナー供給口40から供給されたトナーが、トナー供給口40を中心にその周囲に落下する際、トナーボトル31から供給されたトナーが第3及び第4のトナー搬送部材37,38側に直接流れ込まないようにするために設けられている。そこで、第1及び第2の隔壁45,46に第1ないし第3の開口45a,45b,46aを設け、流れ込む位置を規定している。ここで、第1の隔壁45に対して第1及び第2の開口45,45bの2つの開口を設けたのは以下の理由による。
開口が第2の開口45aのみの場合は、サブホッパ32内のトナーセンサ44が「トナー無」を検知してトナーボトル31からトナーが供給された直後は第2の開口45a付近はトナーの嵩が高くなり、第4のトナー搬送部材38に受け渡すトナー量が増えてしまう。このように、サブホッパ32内のトナー量が変動すると、現像ユニット5に補給されるトナー量も変動してしまう。
開口が第1の開口45aのみの場合は、供給されたトナーは全て、第1の開口45aから第3のトナー搬送部材37に受け渡された後、第3のトナー搬送部材37の搬送スクリュ37aによって搬送された後、第4のトナー搬送部材38に受け渡す。そのため、第4のトナー搬送部材38に受け渡すトナー量の変動は少ないが、第3のトナー搬送部材37の搬送スクリュ37aで搬送する時間分だけ、前記第1の開口45aのみの場合に比べて第4のトナー搬送部材38にトナーを受け渡すタイミングが遅れることになる。この遅れは、特に、トナー交換時における交換した新トナーボトル31内のトナーの現像ユニット5内に補給されるまでの時間の遅れにつながり、使用効率を下げる原因となる。
これに対して、本実施形態では第1及び第2の開口45a,45bを設けているので、現像ユニット5へのトナー補給量の安定化を図ることができるとともに、上記のようなトナー補給遅れの発生を防止することができる。
また、本実施形態では、トナー供給口40を図5に示すように中央よりも駆動ギヤ列42から離れた側に設置したため、第2のトナー搬送部材36の第1の開口45aに近い側はパドル形状としたが、トナー供給口40と第1の開口45aの軸方向距離Lが長い場合には、第2のトナー搬送部材36の第1の開口45a側をトナー搬送スクリュ(スパイラル形状)としてもよい。
なお、本実施形態では、サブホッパ32内に第1ないし第4の4本のトナー搬送部材35,36,37,38を配置しているが、第3のトナー搬送部材37を省略して3本で構成することもできる。ただし、第3のトナー搬送部材37を設けた方が、サブホッパ32内のトナー収納量を増やすことができ、現像ユニット5へのトナー補給量を安定させることができるので、本実施形態のように4本設ける方が好ましい。
図6は、従来技術で採用されているように第1ないし第4の全てのトナー搬送部材35〜38をトナー搬送スクリュで構成した例を示す図である。この図6に示す構成のサブホッパは、図5に示した本実施形態における第1及び第2のトナー搬送部材35,36をスクリュに置き換えたものである。このときのトナーの搬送状態を本実施形態におけるトナーの流れと比較する。図6の例では、トナー搬送経路内で最上流にある第1のトナー搬送部材35はトナー搬送スクリュで構成され、第2のトナー搬送部材36のトナー搬送方向は本実施形態とは逆方向となっている。図5と同一の構成には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
トナーボトル31内に収納されていたトナーは、上カバー39に開口されたトナー供給口40からサブホッパ32内に自由落下し、第1のトナー搬送部材35の軸方向(矢印D4方向)に搬送され、第1のトナー搬送部材35の駆動ギヤ列42側の端部で第2のトナー搬送部材36に受け渡される(矢印D5方向)。第2のトナー搬送部材36に受け渡されたトナーは、さらに第2のトナー搬送部材2によって反駆動ギヤ列側(矢印D6方向)に搬送され、反駆動ギヤ列側の端部で第3のトナー搬送部材37に受け渡される(矢印D7方向)。次いで、第3のトナー搬送部材37の軸方向(矢印D8方向)に搬送されて、駆動ギヤ列42側の端部で第4のトナー搬送部材38に受け渡される(矢印D9方向)。そして、最後に第4のトナー搬送部材38によって当該第4のトナー搬送部材の38の軸方向に沿って反駆動ギヤ列側に搬送され、トナー補給口47から現像ユニット5に補給される。
その際、トナー供給口40から領域R1(第1のトナー搬送部材35の反駆動ギヤ列側)又は領域R2(第1のトナー搬送部材35の駆動ギヤ列側)に落下したトナーは、第1のトナー搬送部材35によって軸方向(矢印D4の下方)に搬送される。また、トナー供給口40から領域R3((第1のトナー搬送部材35の軸方向に対して直交する側)に落下したトナーは、第2のトナー搬送部材36によって軸方向(矢印D6方向)に搬送される。このような構成では、補給されたトナーは領域R1から直ぐに搬出され、領域R1にはトナーがほとんど存在しない状態となる。この領域R1は、トナー供給口40のトナー搬送方向下流側に当たるので、トナーが存在しなくなると、上流側からトナー供給は行われない。このため、領域R1の体積分だけトナーがない個所が生じることになり、その分、サブホッパ32内のトナー収納量が減ってしまう。
これに対し、本実施形態では、領域R1〜R3にほぼ均等にトナーが分布し、その状態で第2のトナー搬送部材36に対して軸方向に直交する方向に搬送するので、トナーが存在しないという領域が発生することがない。その結果、トナーをサブホッパ32内に効率よく収納することができる。
以上のように、本実施形態によれば、作像ステーションによってトナーボトルとトナー補給装置の位置関係が異なったとしても、第1及び第2の搬送部材35,36によって第1の空間34a内のトナーの偏在を抑制し、第1及び第2の開口45a,45bからトナーを第2の空間34bに送り出すので、トナー補給の安定化を図ることができるとともに、トナー補給遅れを最小に抑えることができる。
また、図6に示した領域R1、領域R2及び領域R3にほぼ均等にトナーが分布し、その状態で第2のトナー搬送部材36に対して軸方向に直交する方向に搬送するので、トナーが存在しないという領域が発生することがない。その結果、トナーをサブホッパ32内に効率よく収納することができる。
なお、特許請求の範囲における現像装置は本実施形態では現像ユニット5に、トナー収納容器はトナーボトル31に、トナー収納部は符号34に、トナー搬送手段は第1ないし第4のトナー搬送部材35,36,37,38に、軸は符号35s,36s,37s,38sに、第1の空間は符号34aに、第2の空間は符号34bに、隔壁は第1の隔壁45に、第1の開口は符号45aに、第2の開口は符号45bに、トナー供給口は符号40(40Y,40C,40M,40K)に、第1の搬送部材は第1及び第2のパドル35a,35bに、第2の搬送部材は搬送スクリュ36a,37a,38aに、トナー補給装置はサブホッパ32に、画像形成装置は符号100に、それぞれ対応する。
さらに、本発明は前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。前記実施形態は、好適な例を示したものであるが、当業者ならば、本明細書に開示の内容から、各種の代替例、修正例、変形例あるいは改良例を実現することができ、これらは添付の特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
5 現像ユニット
31 トナーボトル
32 サブホッパ
34 トナー収納部
34a 第1の空間
34b 第2の空間
35 第1のトナー搬送部材
35s,36s、37s、38s 軸
35a 第1のパドル
35b 第2のパドル
36 第2のトナー搬送部材
36a 搬送スクリュ
37 第3のトナー搬送部材
37a 搬送スクリュ
38 第4のトナー搬送部材
38a 搬送スクリュ
40 トナー供給口
45 第1の隔壁
100 画像形成装置
特開2010−256758号公報

Claims (8)

  1. 現像装置にトナーを補給するトナー補給装置であって、
    トナー収納容器から供給されるトナーを収納するトナー収納部と、
    前記トナー収納部に設置され、それぞれの軸が同一の仮想平面上で互いに平行に位置するように配置された3つ以上のトナー搬送手段と、
    トナー搬送方向から見て最上流側の少なくとも2つのトナー搬送手段が設置された第1の空間とそれより下流側のトナー搬送手段が設置された第2の空間を分ける隔壁と、
    当該隔壁の前記トナー搬送手段の軸方向の両端部に対応する位置に設けられ、前記第1の空間のトナー搬送手段から前記第2の空間のトナー搬送手段へと前記トナーを受け渡すための第1及び第2の開口と、
    を備えていることを特徴とするトナー補給装置。
  2. 請求項1に記載のトナー補給装置であって、
    前記トナー収納部にトナーを供給するためのトナー供給口が、前記第1の空間の前記2つのトナー搬送手段のいずれか一方の上方に設けられていること
    を特徴とするトナー補給装置。
  3. 請求項1に記載のトナー補給装置であって、
    前記トナー収納部にトナーを供給するためのトナー供給口が、前記第1の空間の前記2つのトナー搬送手段をまたぐようにして上方に設けられていること
    を特徴とするトナー補給装置。
  4. 請求項2又は3に記載のトナー補給装置であって、
    前記トナーは前記トナー収納容器から前記トナー供給口内に自然落下により供給されること
    を特徴とするトナー補給装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のトナー補給装置であって、
    前記第1の空間に設置されたトナー搬送手段のうちトナー搬送方向から見て最上流側のトナー搬送手段は、当該トナー搬送手段の軸に直交する方向にトナーを搬送する第1の搬送部材を備え、
    前記最上流側よりも下流側のトナー搬送手段は、当該トナー搬送手段の軸方向にトナーを搬送する第2の搬送部材を備えていること
    を特徴とするトナー補給装置。
  6. 請求項5に記載のトナー補給装置であって、
    前記第2の搬送部材の一部が前記第1の搬送部材と同一形状に形成されていること
    を特徴とするトナー補給装置。
  7. 請求項6に記載のトナー補給装置であって、
    前記第1の搬送部材と同一形状に形成された前記第2の搬送部材の一部が、前記第1の開口と対応する位置に設けられていること
    を特徴とするトナー補給装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載のトナー補給装置を備えていること
    を特徴とする画像形成装置。
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