JP2016113777A - 凹凸屋根材の接続構造、及びこれに用いられる固定部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】水上側の凹凸屋根材の水下側の端部が風等により浮き上がったりしてしまうのを防ぐことができる凹凸屋根材の接続構造を提供する。【解決手段】本発明の接続構造は、第1の凹凸屋根材21と、第2の凹凸屋根材22と、固定部材5とを備える。固定部材5は、横板本体部55と、縦板本体部56と、横板保持片58と、縦板保持片59とを備える。縦板本体部56は、横板本体部55の左右方向の端部から下方に延出する。横板保持片58は、横板本体部55の水下側端部から水上側に向かって延出し、横板本体部55との間に第2の凹凸屋根材22の凸部23の天板部28が差し込まれる。縦板保持片59は、縦板本体部56の水下側端部から水上側に向かって延出し、縦板本体部56との間に第2の凹凸屋根材22の凸部23の側板部29が差し込まれる。横板保持片58と縦板保持片59とが互いに連結される。【選択図】図1

Description

本発明は、一般に、凹凸屋根材の接続構造、及びこれに用いられる固定部材に関する。
特許文献1には、従来の屋根材の接続構造が開示されている。この特許文献1記載の縦葺き外装材の接続構造は、屋根勾配方向に複数の縦葺き外装材が連結される。この接続構造は、縦葺き外装材の水上側の端部に、水上側の縦葺き外装材の水下側の端部を上方から重ねた状態で接続される。
特開平9−125621号公報
ところでこの特許文献1記載の縦葺き外装材の接続構造は、水下側の縦葺き外装材の水上側の端部と水上側の縦葺き外装材の水下側の端部とが、上下に重ねた状態で接続されており、止水性が高い。
しかしながら、この水上側の縦葺き外装材の水下側の端部は、自由端となっているため、屋根面に沿って吹く風により負圧を受けたり、重ね部分の間に風が入り込んだりすると、浮き上がったりバタついたりしてしまうという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数の凹凸屋根材同士が重ねた状態で接続された構造において、水上側の凹凸屋根材の水下側端部が風等により浮き上がったりバタついたりしてしまうのを防ぐことができる凹凸屋根材の接続構造、及びこれに用いられる固定部材を提供することにある。
本発明の凹凸屋根材の接続構造は、左右方向に一定の間隔をおいて複数の凸部が形成された第1の凹凸屋根材と、左右方向に一定の間隔をおいて複数の凸部が形成され、前記第1の凹凸屋根材の水上側端部に上方から重ねた状態で接続された第2の凹凸屋根材と、前記第1の凹凸屋根材と前記第2の凹凸屋根材との接続部に介在し、水上側端部が屋根下地に固定され、水下側端部で前記第2の凹凸屋根材の水下側の端縁を保持する固定部材とを備え、前記固定部材は、前記第1の凹凸屋根材の凸部の天板部または当該凸部に隣接する底板部に沿うように形成された横板本体部と、前記横板本体部の左右方向の端部から上下方向に延出し、前記第1の凹凸屋根材の凸部の側板部に沿うように形成された縦板本体部と、前記横板本体部の水下側端部から水上側に向かって延出し、前記横板本体部との間に前記第2の凹凸屋根材の前記凸部の天板部または当該凸部に隣接する底板部が差し込まれるように形成された横板保持片と、前記縦板本体部の水下側端部から水上側に向かって延出し、前記縦板本体部との間に前記第2の凹凸屋根材の前記凸部の側板部が差し込まれるように形成された縦板保持片とを有しており、前記横板保持片と前記縦板保持片とが互いに連結されていることを特徴とする。
また本発明の凹凸屋根材用の固定部材は、第1の凹凸屋根材と、この第1の凹凸屋根材の水上側端部に上方から重ねた状態で接続された第2の凹凸屋根材との接続部に介在し、前記第2の凹凸屋根材の水下側端部を保持する凹凸屋根材用の固定部材であって、前記第1の凹凸屋根材の凸部の天板部または当該凸部に隣接する底板部に沿うように形成された横板本体部と、前記横板本体部の左右方向の端部から上下方向に延出し、前記第1の凹凸屋根材の凸部の側板部に沿うように形成された縦板本体部と、前記横板本体部の水下側端部から水上側に向かって延出し、前記横板本体部との間に前記第2の凹凸屋根材の前記凸部の天板部または当該凸部に隣接する底板部が差し込まれるように形成された横板保持片と、前記縦板本体部の水下側端部から水上側に向かって延出し、前記縦板本体部との間に前記第2の凹凸屋根材の前記凸部の側板部が差し込まれるように形成された縦板保持片と
を有しており、前記横板保持片と前記縦板保持片とが互いに連結されていることを特徴とする。
本発明の凹凸屋根材の接続構造によれば、複数の凹凸屋根材同士が重ねた状態で接続された構造において、水上側の凹凸屋根材の水下側端部が風等により浮き上がったりバタついたりしてしまうのを防ぐことができる。
本発明の凹凸屋根材用の固定部材によれば、複数の凹凸屋根材同士が重ねた状態で接続された構造において、水上側の凹凸屋根材の水下側端部が風等により浮き上がったりバタついたりしてしまうのを防ぐことができる。
本実施形態の凹凸屋根材の接続構造の分解斜視図である。 図2A,図2Bは、本実施形態の固定部材の斜視図である。 本実施形態の凹凸屋根材の接続構造の接続部分の断面図である。 本実施形態の凹凸屋根材の接続構造の施工方法を説明する斜視図である。 本実施形態の凹凸屋根材の接続構造の施工方法を説明する斜視図である。 本実施形態の凹凸屋根材の接続構造の施工方法を説明する斜視図である。 本実施形態の凹凸屋根材の接続構造の施工方法を説明する斜視図である。 本実施形態の固定部材を、一対の上角部に取り付けた状態の要部分解斜視図である。 変形例1の固定部材を取り付けた状態を説明する斜視図である。 図10A,10Bは、変形例2の固定部材を取り付けた状態を説明する斜視図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面に基づいて説明する。
本実施形態の凹凸屋根材2の接続構造(以下、本接続構造という)には、図1に示すような凹凸屋根材2が使用される。本接続構造は、例えば、住宅家屋の屋根に適用される。屋根は、例えば、片流れ屋根である。屋根は、棟と軒とを有している。棟は、屋根の最も高い箇所である。また、軒は、屋根において外壁面から突出した箇所であり、屋根の最も低い箇所である。屋根は、軒棟方向に屋根勾配を有している。
以下、軒棟方向に平行な方向を屋根勾配方向として定義し、屋根勾配方向のうち棟から軒に向かう方向を流れ方向として定義する。また、屋根における軒側を水下側とし、屋根における棟側を水上側として定義する。また、屋根勾配方向に直角な水平方向を左右方向として定義する。
屋根は、屋根下地1と、複数の凹凸屋根材2と、複数の固定部材5とを備えている。屋根下地1は、凹凸屋根材2の下地であり、当該凹凸屋根材2を支持する。屋根下地1は、野地板11・垂木(図示せず)・母屋(図示せず)等により構成される。屋根下地1の上面は、棟から軒に向かって(つまり、流れ方向に)下り傾斜している。
凹凸屋根材2は、金属製の屋根材であり、屋根下地1の上面に載せた状態で屋根下地1に固定され、取り付けられる。凹凸屋根材2は、複数の凸部23が左右方向に一定の間隔をおいて形成されており、複数の凸部23が底板部24によって連結されている。凹凸屋根材2は、金属板をプレス機やロール成型機等により曲げ加工することで形成されている。
各凸部23は、屋根勾配方向に長さを有し、左右方向に幅を有している。凸部23は、天板部28と、この天板部28の幅方向の両側から下方に延出した一対の側板部29とで構成されている。凸部23は、一対の上角部30を有している。各上角部30は、天板部28の上面と側板部29の側面とで形成された出隅部である。
複数の底板部24は、各凸部23の両側に隣接している。複数の底板部24は、屋根下地1上に載るように配置される。
屋根は、屋根勾配方向に複数の凹凸屋根材2が連結されて構成される。本実施形態の屋根は、屋根勾配方向に2つの凹凸屋根材2が連結されており、この連結された一対の凹凸屋根材2が左右方向に並べられるように複数取り付けられている。
以下、屋根勾配方向において、水下側の凹凸屋根材2を第1の凹凸屋根材21とし、第1の凹凸屋根材21の水上側に配置される凹凸屋根材2を第2の凹凸屋根材22として説明する。
第1の凹凸屋根材21は、第2の凹凸屋根材22の水下側に取り付けられている。第1の凹凸屋根材21は、長さ方向が屋根勾配方向と平行となり、幅方向が左右方向に平行となるよう配置される。第1の凹凸屋根材21は、長さ方向に所定の寸法となるよう形成されている。なお、ここで言う所定の寸法とは、トラックによって運搬が容易な寸法(例えば7m)である。
また、第1の凹凸屋根材21の幅方向の両端には、それぞれに立設片25が設けられている。各立設片25は、底板部24から立ち上げられている。各立設片25の上端には、下方に折り返された水返し片26が設けられている。水返し片26は、第1の凹凸屋根材21の長さ方向において立設片25の全長に亙って設けられている。
第1の凹凸屋根材21の各立設片25は、水上側の端部に設けられた切欠部27を有する。切欠部27は、第2の凹凸屋根材22に重なる箇所に設けられる。
第2の凹凸屋根材22は、第1の凹凸屋根材21と同様、長さ方向が屋根勾配方向と平行となり、幅方向が左右方向に平行となるよう配置される。また、第2の凹凸屋根材22の幅方向の両端には、それぞれに立設片25が設けられている。各立設片25の上端には水返し片26が設けられている。この水返し片26は、各立設片25の長さ方向の全長に亙って設けられている。なお、第2の凹凸屋根材22の立設片25には、切欠部27が設けられていない。なお、第2の凹凸屋根材22の凸部23と底板部24の構成は、第1の凹凸屋根材21の構成と同じであるため説明を省略する。
第2の凹凸屋根材22の水下側の端部(軒側の端部)は、第1の凹凸屋根材21の水上側の端部(棟側の端部)に上方から重ねるようにして配置され、これにより第1の凹凸屋根材21と第2の凹凸屋根材22とが接続される。以下、第1の凹凸屋根材21と第2の凹凸屋根材22との重ねられた部分を接続部4という。
接続部4において、第1の凹凸屋根材21と第2の凹凸屋根材22との間には固定部材5が介在する。固定部材5は、水上側の端部が屋根下地1に固定され、水下側の端部で第2の凹凸屋根材22の水下側の端縁を保持し、当該水下側の端縁が浮き上がるのを規制する。また、固定部材5は、第1の凹凸屋根材21の水上側の端部を上から押さえる。本実施形態の固定部材5は、第1の凹凸屋根材21の中央の凸部23に対応する箇所に取り付けられている。固定部材5は、図2A,2Bに示すように、本体部51と、屋根保持部57とを備えている。
本体部51は、固定部材5の主体を構成する。本体部51は、第1の凹凸屋根材21と第2の凹凸屋根材22との重なった箇所(すなわち、接続部4)に介在する。本体部51は、屋根下地1(野地板11)の上面に載せられる固定片52と、第1の凹凸屋根材21の凸部23の上角部30に載せられる載置片54と、固定片52と載置片54とを繋ぐ連結片60とを備えている。本体部51は、プレス等の曲げ加工により一体に形成されて、クランク形状に形成されている。
固定片52は、流れ方向に長さを有しており、左右方向に幅を有している。固定片52には、固着具挿通孔53が設けられている。固着具挿通孔53には、ビス等の固着具が挿通される。これにより、固定片52は、固着具を介して屋根下地1に固定される。
載置片54は、本体部51の水下側の端部に設けられている。載置片54は、図3に示すように、鉛直断面(左右方向ベクトルと鉛直方向ベクトルを面内に含む面により切断された断面)において、凸部23の上角部30に沿った形状をしており、当該上角部30に載るようにして配置される。具体的に、載置片54は、図2A,2Bに示すように、横板本体部55と、この横板本体部55の幅方向の一方の端部から垂下した縦板本体部56とを備えており、断面L字形状を形成している。
横板本体部55は、凸部23の天板部28に沿って流れ方向に延びている。横板本体部55は、流れ方向に長さを有し、左右方向に幅を有している。横板本体部55は、凸部23の天板部28上に配置され、固定片52が屋根下地1に固定されると、天板部28を下方に押圧する(つまり、横板本体部55は、取付状態では天板部28に圧接する)。
縦板本体部56は、横板本体部55の幅方向の一方の端部から下方に延出している。縦板本体部56は、上下方向に幅を有し、流れ方向に長さを有している。縦板本体部56は、凸部23の側板部29に沿っている。なお、縦板本体部56は、横板本体部55の長さ方向の全長に亙って連結されている。
本体部51の水下側の端部には、屋根保持部57が設けられている。屋根保持部57は、第2の凹凸屋根材22の水下側の端縁を保持する。屋根保持部57は、本体部51を形成する金属板の先端を水上側に折り返すことで形成されている。屋根保持部57は、本体部51との間に隙間が形成されており、当該隙間に第2の凹凸屋根材22の水下側の端縁が差し込まれる。これにより、屋根保持部57は、第2の凹凸屋根材22の水下側の端縁を保持する。この屋根保持部57は、横板本体部55の水下側端部から延出した横板保持片58と、縦板本体部56の水下側端部から延出した縦板保持片59とを備えている。
横板保持片58は、横板本体部55の上方に対向配置される。すなわち、横板保持片58と横板本体部55との間には隙間が設けられている。この隙間には、第2の凹凸屋根材22の凸部23の天板部28が差し込まれる。
縦板保持片59は、縦板本体部56の側方に対向配置される。すなわち、縦板保持片59と縦板本体部56との間には隙間が設けられている。この隙間には、第2の凹凸屋根材22の凸部23の側板部29が差し込まれる。
横板保持片58と縦板保持片59とは互いに連結されている。縦板保持片59は、横板保持片58の長さ方向の全長に亙って連結されている。これにより、横板保持片58は、縦板保持片59によって補強され、上方に折れ曲がったり反り上がったりしにくい構造となっている。従って、屋根保持部57と本体部51との間に第2の凹凸屋根材22の水下側の端縁が差し込まれると、当該水下側の端縁が吹き上げられても、第2の凹凸屋根材22が浮き上がったりバタついたりするのを防止できる。
このような構成の固定部材5は、例えば、次のように製造できる。施工者は、板状の金属材において、屋根保持部57に相当する箇所を折り返す。次いで、施工者は、本体部51に相当する箇所をL字状に屈曲させる。この後、施工者は、連結部と固定片52とに相当する箇所を曲げ加工し、これによって、固定部材5が製造される。
本実施形態の凹凸屋根材2は、例えば、次のようにして設置される。
図4に示すように、施工者は、屋根下地1上の軒側の端部に第1の凹凸屋根材21を配置する。次いで、施工者は、第1の凹凸屋根材21の凸部23の上角部30の水上側の端部に固定部材5の載置片54を載せ、この状態で固定片52を屋根下地1に固定する。
この後、施工者は、図5に示すように、第1の凹凸屋根材21の水上側の端部に第2の凹凸屋根材22の水下側の端部を重ねるようにして第2の凹凸屋根材22を配置する。施工者は、第2の凹凸屋根材22の水下側の端縁を、屋根保持部57と本体部51との間に差し込むように、第2の凹凸屋根材22をスライドさせる。
次いで、施工者は、図6に示すように、屋根勾配方向に連結された第1の凹凸屋根材21と第2の凹凸屋根材22の左右方向の両側に一対の吊子71を配置する。既に設置した凹凸屋根材2に対し、吊子71を挟んだ反対側に、別の凹凸屋根材21,22を配置する。
吊子71は、金属板を断面U字状に曲げ加工して形成される。吊子71は、左右方向に隣接する凹凸屋根材2の間に配置される。吊子71は、その長さ方向が屋根勾配方向に平行となるように配置され、屋根下地1上に固着具を介して固定される。
次いで、施工者は、図7に示すように、キャップ部材72を嵌め込む。キャップ部材72は、金属板を下向きU字状に曲げ加工したものである。キャップ部材72は、吊子71を上方から覆うようにして設置される。キャップ部材72は、各吊子71に対して設置される。キャップ部材72は、第1の凹凸屋根材21および第2の凹凸屋根材22の幅方向の両端を吊子71に固定する。
以上、説明したように、本接続構造は、以下の第1の特徴を有する。第1の特徴では、本接続構造は、第1の凹凸屋根材21と、第2の凹凸屋根材22と、固定部材5とを備える。第1の凹凸屋根材21は、左右方向に一定の間隔をおいて複数の凸部23が形成される。第2の凹凸屋根材22は、左右方向に一定の間隔をおいて複数の凸部23が形成される。第2の凹凸屋根材22は、第1の凹凸屋根材21の水上側端部に上方から重ねた状態で接続される。固定部材5は、第1の凹凸屋根材21と第2の凹凸屋根材22との接続部4に介在する。固定部材5は、水上側端部が屋根下地1に固定され、水下側端部で第2の凹凸屋根材22の水下側の端縁を保持する。固定部材5は、横板本体部55と、縦板本体部56と、横板保持片58と、縦板保持片59とを備える。横板本体部55は、第1の凹凸屋根材21の凸部23の天板部28に沿うように形成される。縦板本体部56は、横板本体部55の左右方向の端部から下方に延出し、第1の凹凸屋根材21の凸部23の側板部29に沿うように形成される。横板保持片58は、横板本体部55の水下側端部から水上側に向かって延出し、横板本体部55との間に第2の凹凸屋根材22の凸部23の天板部28が差し込まれる。縦板保持片59は、縦板本体部56の水下側端部から水上側に向かって延出し、縦板本体部56との間に第2の凹凸屋根材22の凸部23の側板部29が差し込まれる。さらに、横板保持片58と縦板保持片59とが互いに連結されている。
このため、本接続構造によれば、第2の凹凸屋根材22の水下側の端縁を保持することができるため、第2の凹凸屋根材22の水下側端部が風等により浮き上がったりバタついたりしてしまうのを防ぐことができる。また、横板保持片58から延出した縦板保持片59が、縦板本体部56に連結されているため、横板保持片58と横板本体部55との連結部を補強することができる。この結果、仮に、第2の凹凸屋根材22が強風によって吹き上げられても、横板保持片58の先端が上方に移動するように塑性変形してしまうのを防ぐことができる。
また、本実施形態の本接続構造は、以下に示す第2〜4の特徴を有することが好ましい。なお、この第2〜4の特徴は、本発明に必ずしも必要な構成ではなく、任意の構成である。
第2の特徴では、第1の特徴において、縦板保持片59は、横板保持片58の流れ方向の全長に亙って連結される。
このため、本接続構造によれば、横板保持片58が縦板保持片59によって補強されるため、第2の凹凸屋根材22が強風によって吹き上げられても、横板保持片58が変形してしまうのを防ぐことができる。
第3の特徴では、第1または第2の特徴において、横板本体部55は、第1の凹凸屋根材21の凸部23の天板部28に沿って形成される。縦板本体部56は横板本体部55の左右方向の端部から下方に延出している。これにより、固定部材5は、第2の凹凸屋根材22の凸部23の上角部30を保持する。
このため、本接続構造によれば、固定部材5が、第1の凹凸屋根材21の底板部24に載っていないため、雨水が底板部24を流れるのを阻害しない。
第4の特徴では、第1〜3のいずれか1つにおいて、横板本体部55は、第1の凹凸屋根材21の凸部23の天板部28に沿って形成されたものであり、第1の凹凸屋根材21の天板部28を上から押さえている。
このため、本接続構造によれば、第1の凹凸屋根材21の水上側の端縁が風の負圧等によって浮き上がってしまうのを防ぐことができる。
また、固定部材5は、以下の第5の特徴を有する。第5の特徴では、固定部材5は、第1の凹凸屋根材21と、この第1の凹凸屋根材21の水上側端部に上方から重ねた状態で接続された第2の凹凸屋根材22との接続部4に介在する。これにより、固定部材5は、第2の凹凸屋根材22の水下側端部を保持する。固定部材5は、横板本体部55と、縦板本体部56と、横板保持片58と、縦板保持片59とを備える。横板本体部55は、第1の凹凸屋根材21の凸部23の天板部28に沿うように形成される。縦板本体部56は、横板本体部55の左右方向の端部から下方に延出し、第1の凹凸屋根材21の凸部23の側板部29に沿うように形成される。横板保持片58は、横板本体部55の水下側端部から水上側に向かって延出し、横板本体部55との間に第2の凹凸屋根材22の凸部23の天板部28が差し込まれる。縦板保持片59は、縦板本体部56の水下側端部から水上側に向かって延出し、縦板本体部56との間に第2の凹凸屋根材22の凸部23の側板部29が差し込まれる。さらに、横板保持片58と縦板保持片59とが互いに連結されている。
このため、本実施形態の固定部材5によれば、一対の凹凸屋根材2を重ねて接続する構造に用いることで、接続部4における凹凸屋根材2の水下側の端縁が風等により浮き上がったりバタついたりしてしまうのを防ぐことができる。
なお、本実施形態の固定部材5は、第1の凹凸屋根材21の凸部23の2つの上角部30のうち、一方の上角部30にのみ取り付けられていたが、例えば図8に示すように、両方の上角部30に取り付けられてもよい。
また、固定部材5は、例えば、図9のような変形例であってもよい(この変形例を変形例1という)。以下、変形例1において、本実施形態の構成と対応する構成には、本実施形態の符号の数字の末尾にアルファベット「a」を加えた符号を付す。
変形例1の固定部材5aは、屋根下地1に固定される本体部51aと、本体部51aの先端に形成された屋根保持部57aとを備える。本体部51aは、第1の凹凸屋根材21の底板部24に沿うように形成された横板本体部55aと、この横板本体部55aの端部から上方に延出する縦板本体部56aとを備える。屋根保持部57aは、横板保持片58aと、この横板保持片58aの端部から上方に延出した縦板保持片59aとを備える。横板保持片58aと横板本体部55aとは連結されている。また、縦板保持片59aと縦板本体部56aとも連結されている。
この固定部材5aは、第1の凹凸屋根材21の凸部23の側板部29と、底板部24とで形成された入隅部に沿って配置される。固定部材5aは、横板保持片58aと横板本体部55aとの間に隙間を有する。また、縦板保持片59aと縦板本体部56aとの間に隙間を有する。
第2の凹凸屋根材22の水下側の端縁は、本体部51aと、屋根保持部57aとの間に差し込まれる。これにより、第2の凹凸屋根材22の凸部23に隣接する底板部24は、横板本体部55aと横板保持片58aとの間に差し込まれる。また、第2の凹凸屋根材22の側板部29は、縦板保持片59aと縦板本体部56aとの間に差し込まれる。
このように、変形例1の固定部材5aは、第2の凹凸屋根材22の凸部23の下端の入隅部を保持するものであるが、上記実施形態と同じように、第2の凹凸屋根材22の水下側の端縁を保持することができる。
また、本実施形態の固定部材5は、縦板保持片59が横板保持片58の長さ方向の全長に亙って設けられていたが、図10に示すような構造であってもよい(この変形例を変形例2という)。以下、変形例2において、本実施形態の構成と対応する構成には、本実施形態の符号の数字の末尾にアルファベット「b」を加えた符号を付す。
この変形例2の固定部材5bは、縦板保持片59bが、横板保持片58bの長さ方向の全長に亙って設けられたものではなく、長さ方向の一部に設けられている。この変形例2の固定部材5bであっても、第2の凹凸屋根材22の水下側の端縁を保持することができる。
なお、横板保持片と縦板保持片とは、少なくとも一部で連結されていればよい。例えば、本実施形態の固定部材において、横板保持片と縦板保持片との間に、縦板保持片の長さ方向の全長よりも短いスリットを設ける。これにより、第2の凹凸屋根材22の水下側の端縁を差し込みやすくしてもよい。
なお、実施形態の屋根は、片流れ屋根であったが、切妻屋根や寄棟屋根であってもよく、特に限定されない。
1 屋根下地
11 野地板
2 凹凸屋根材
21 第1の凹凸屋根材
22 第2の凹凸屋根材
23 凸部
24 底板部
25 立設片
26 水返し片
27 切欠部
28 天板部
29 側板部
30 上角部
4 接続部
5 固定部材
51 本体部
52 固定片
53 固着具挿通孔
54 載置片
55 横板本体部
56 縦板本体部
57 屋根保持部
58 横板保持片
59 縦板保持片
60 連結片
71 吊子
72 キャップ部材

Claims (5)

  1. 左右方向に一定の間隔をおいて複数の凸部が形成された第1の凹凸屋根材と、
    左右方向に一定の間隔をおいて複数の凸部が形成され、前記第1の凹凸屋根材の水上側端部に上方から重ねた状態で接続された第2の凹凸屋根材と、
    前記第1の凹凸屋根材と前記第2の凹凸屋根材との接続部に介在し、水上側端部が屋根下地に固定され、水下側端部で前記第2の凹凸屋根材の水下側の端縁を保持する固定部材と
    を備え、
    前記固定部材は、
    前記第1の凹凸屋根材の前記凸部の天板部または当該凸部に隣接する底板部に沿うように形成された横板本体部と、
    前記横板本体部の左右方向の端部から上下方向に延出し、前記第1の凹凸屋根材の前記凸部の側板部に沿うように形成された縦板本体部と、
    前記横板本体部の水下側端部から水上側に向かって延出し、前記横板本体部との間に前記第2の凹凸屋根材の前記凸部の天板部または当該凸部に隣接する底板部が差し込まれるように形成された横板保持片と、
    前記縦板本体部の水下側端部から水上側に向かって延出し、前記縦板本体部との間に前記第2の凹凸屋根材の前記凸部の側板部が差し込まれるように形成された縦板保持片と
    を有しており、
    前記横板保持片と前記縦板保持片とが互いに連結されている
    ことを特徴とする凹凸屋根材の接続構造。
  2. 前記縦板保持片は、前記横板保持片の流れ方向の全長に亙って連結されている
    ことを特徴とする請求項1記載の凹凸屋根材の接続構造。
  3. 前記横板本体部は前記第1の凹凸屋根材の凸部の天板部に沿って形成され、
    前記縦板本体部は前記横板本体部の左右方向の端部から下方に延出しており、
    これにより、前記固定部材は、前記第2の凹凸屋根材の前記凸部の上角部を保持するものである
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の凹凸屋根材の接続構造。
  4. 前記横板本体部は、前記第1の凹凸屋根材の凸部の天板部に沿って形成されたものであり、前記第1の凹凸屋根材の天板部を上から押さえている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の凹凸屋根材の接続構造。
  5. 第1の凹凸屋根材と、この第1の凹凸屋根材の水上側端部に上方から重ねた状態で接続された第2の凹凸屋根材との接続部に介在し、前記第2の凹凸屋根材の水下側端部を保持する凹凸屋根材用の固定部材であって、
    前記第1の凹凸屋根材の前記凸部の天板部または当該凸部に隣接する底板部に沿うように形成された横板本体部と、
    前記横板本体部の左右方向の端部から上下方向に延出し、前記第1の凹凸屋根材の前記凸部の側板部に沿うように形成された縦板本体部と、
    前記横板本体部の水下側端部から水上側に向かって延出し、前記横板本体部との間に前記第2の凹凸屋根材の前記凸部の天板部または当該凸部に隣接する底板部が差し込まれるように形成された横板保持片と、
    前記縦板本体部の水下側端部から水上側に向かって延出し、前記縦板本体部との間に前記第2の凹凸屋根材の前記凸部の側板部が差し込まれるように形成された縦板保持片と
    を有しており、
    前記横板保持片と前記縦板保持片とが互いに連結されている
    ことを特徴とする凹凸屋根材用の固定部材。
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JP2019044377A (ja) * 2017-08-30 2019-03-22 Jfe鋼板株式会社 折板屋根の補強具

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