JP2016111796A - 太陽光パネル用架台装置、及び該太陽光パネル用架台装置の製造方法 - Google Patents

太陽光パネル用架台装置、及び該太陽光パネル用架台装置の製造方法 Download PDF

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Wakaki Tsuda
和夏希 津田
光則 村尾
Mitsunori Murao
光則 村尾
明宏 斯波
Akihiro Shiba
明宏 斯波
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Abstract

【課題】太陽光パネルを地面上に設置する架台本体を効率的に製造できるようにする。【解決手段】本発明における架台本体2は、スリップフォーム工法によってコンクリートを打設しながら連続形成されたものであり、その上面部分には、幅狭部20aと幅広部20bとが形成(開口)されている。そして、太陽光パネル(不図示)は、該幅狭部20aと幅広部20bとに配置されたT型ボルト3Aや介装部材C1を介して支持されるようになっている。本発明によれば、架台本体2は連続的に形成されるため、作業の簡素化を図ることができる。また、T型ボルト3Aを取り付けるための幅狭部20a及び幅広部20bも、コンクリート打設の際に同時に形成されるので、アンカーボルトを埋め込むような孔を1つ1つ形成する必要もなく、効率的に作業を進めることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、太陽光パネルを地面上に設置するための太陽光パネル用架台装置、及び該太陽光パネル用架台装置の製造方法に関する。
エネルギー資源が少ない我が国では、近年、自然の力で定常的に補充されて消費され尽くされることが無い再生可能エネルギー(具体的には、太陽光や風力やバイオマスや地熱など)が注目されている。そして、この再生可能エネルギーを用いた発電方法の一つである太陽光発電は、設置する地域についての制約が他の発電方法に比べて少なく、また、機器のメンテナンスもほとんど不要である等のメリットを有していることから注目されており、種々の構成のものが提案されている(例えば、特許文献1乃至3参照)。
図5(a)は、太陽光パネル用架台装置の従来構成及び使用状態の一例を示す正面図であり、同図(b)は、該架台装置と太陽光パネルとの接続部分の構造の一例を示す拡大側面図である。図中の符号Pは太陽光パネルを示し、符号102は、該太陽光パネルPを地面G上に設置するためのコンクリート製の架台本体を示し、符号103は、該太陽光パネルPを該架台本体102に取り付けるためのアンカーボルトを示している。
特開2014−77319号公報 特開2013−236459号公報 特許第5340494号公報
ところで、上述のようなアンカーボルト103を前記架台本体102に固定する方法としては、
(1) 硬化したコンクリートの所定位置にアンカーボルト103を埋め込む方法と、
(2) アンカーボルト103を型枠内の所定位置に仮固定した状態で生コンクリートを打設する方法と、
が考えられる。しかし、上記(1)の方法を採る場合には、アンカーボルト103を埋め込むための孔を前記架台本体102に1つ1つ空けていかなければならず作業が大変であり、上記(2)の方法を採る場合には、アンカーボルト103を仮固定するのに手間が掛かるという問題があった。近年は、数千枚〜数万枚の太陽光パネルを備えた大規模な太陽光発電システム(いわゆるメガソーラー)が日本各地の休眠地などに建設されているが(図6参照)、そのようなメガソーラーにおいてはアンカーボルト103の本数も膨大な量となり、その埋設作業や仮固定作業には大変な労力を要していた。また、上記(1)(2)のいずれの方法を採る場合にも、前記アンカーボルト103をセットした後にはその位置(水平方向の位置)をずらせることができないという問題もあった。
さらに、前記アンカーボルト103は前記架台本体102に埋設されてしまっているために、地盤沈下などが生じた場合でも、長さが異なるアンカーボルトに取り替えることができないという問題もあった。
またさらに、前記架台本体102の製造に際しては、型枠を1つ1つセットして生コンクリートの打設を行い、コンクリートが硬化した後にそれらの型枠を解体しなければならず、手間が掛かってしまうという問題があった。また、該架台本体102を中空構造とする場合には、外型枠と内型枠とを使用しなければならず、その設置や解体にさらなる手間が掛かってしまうという問題があった。
本発明は、上述の問題を解消することのできる太陽光パネル用架台装置、及び該太陽光パネル用架台装置の製造方法を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る発明は、図2(a)(b)に例示するものであって、太陽光パネル(P)を地面上に設置するための太陽光パネル用架台装置(1,10)において、
図1(a)(c)に詳示するように、スリット状の幅狭部(20a)が上面に開口されると共に、該幅狭部(20a)よりも幅が広い幅広部(20b)が該幅狭部(20a)に連通するように該幅狭部(20a)の下方に形成されてなる架台本体(2,12)、を備えたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記架台本体(2,12)が、スリップフォーム工法によってコンクリートを打設しながら形成され、
前記幅狭部(20a)及び前記幅広部(20b)は、該コンクリートを打設する際に前記架台本体(2,12)の長さ方向(x)に沿うように形成されたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、図2(a)及び(b)に例示するものであって、請求項1又は2に記載の発明において、複数枚の前記太陽光パネル(P)が電気的に接続されて構成されたもの(P)を“太陽光パネルアレイ”とした場合に、
前記架台本体(2,12)は、前記太陽光パネル(P)又は前記太陽光パネルアレイ(P)の長さ(Lp又はLp)の2倍以上の長さ(L)に亘ってコンクリートを打設しながら形成されることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明において、前記太陽光パネル(P)を前記架台本体(2,12)に取り付けるための取付ボルト(図1(b)〜(d)の符号3A、及び図3(a)(b)の符号3B参照)、を備え、
該取付ボルト(3A,3B)は、前記幅広部(20b)の幅(図1(c)の符号w2参照)よりも短く前記幅狭部(20a)の幅(図1(c)の符号w1参照)よりも長くて該幅狭部(20a)の幅(w1)よりも小さな幅のフランジ部(3A,3B)と、該幅狭部(20a)の幅(w1)よりも小さな直径のネジ部(3A,3B)と、を有し、該フランジ部(3A,3B)が前記幅広部(20b)に収容されると共に該ネジ部(3A,3B)の一部が前記幅狭部(20a)を通って上方に突出するように配置されることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明において、図3(a)(b)に例示するように、前記フランジ部(3B)が、内面にネジ溝が切られた貫通孔(不図示)を有し、
前記ネジ部(3B)が、該貫通孔に螺合された状態で前記フランジ部(3B)を貫通するように構成されたことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、太陽光パネル(P)を地面(G)上に設置するための太陽光パネル用架台装置(1,10)を製造する、太陽光パネル用架台装置の製造方法において、
スリップフォーム工法によってコンクリートを打設しながら架台本体(2,12)を形成するコンクリート打設工程、を備え、
該架台本体(2,12)の上面に開口されるスリット状の幅狭部(20a)と、該幅狭部(20a)の下方にて該幅狭部(20a)に連通すると共に該幅狭部(20a)よりも幅が広い幅広部(20b)とを、前記コンクリート打設工程の際に前記架台本体(2,12)に形成することを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項6に係る発明において、複数枚の前記太陽光パネル(P)が電気的に接続されて構成されたもの(P)を“太陽光パネルアレイ”とした場合に、
前記架台本体(2,12)は、前記太陽光パネル(P)又は前記太陽光パネルアレイ(P)の長さ(Lp又はLp)の2倍以上の長さ(L)に亘ってコンクリートを打設しながら形成されることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項6又は7に記載の発明において、前記幅広部(20b)の幅(w2)よりも短く前記幅狭部(20a)の幅(w1)よりも長くて該幅狭部(20a)の幅(w1)よりも小さな幅のフランジ部(3A,3B)と、該幅狭部(20a)の幅(w1)よりも小さな直径のネジ部(3A,3B)とからなる取付ボルト(3A,3B)を、該フランジ部(3A,3B)が前記幅広部(20b)に収容されると共に該ネジ部(3A,3B)の一部が前記幅狭部(20a)を通って上方に突出するように配置する取付ボルト配置工程、を備えたことを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項8に記載の発明において、前記フランジ部(3A,3B)が、内面にネジ溝が切られた貫通孔(不図示)を有し、
前記ネジ部(3B)が、該貫通孔に螺合された状態で前記フランジ部(3B)を貫通するように構成されたことを特徴とする。
なお、括弧内の番号などは、図面における対応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
請求項1,2及び6に係る発明によれば、前記架台本体に形成されている前記幅狭部及び前記幅広部を利用して太陽光パネルを取り付けることができるので、取付ボルト(アンカーボルト)を埋め込むための孔を前記架台本体に1つ1つ空けていく必要も無く、その分、設置作業を簡素化することができる。また、取付ボルトの位置(水平方向の位置)を前記幅狭部及び前記幅広部の中で調整することができる。さらに、地盤沈下などが生じた場合には、長さが異なる取付ボルトに取り替えることも可能となる。またさらに、スリップフォーム工法によって前記架台本体を形成する場合には、従来のように型枠の設置及び解体という作業をする必要が無く、その分、作業の簡素化及びコストダウンを図ることができる。
請求項3及び7に係る発明によれば、前記架台本体は、太陽光パネル又は太陽光パネルアレイの長さの2倍以上の長さに亘って連続形成されたものであるので、その接地面積が広くなって前記太陽光パネルを安定的に支持することができる。
請求項4及び8に係る発明によれば、前記フランジ部の幅や前記ネジ部の直径は前記幅狭部の幅よりも小さくなるように設定されているので、前記取付ボルトを前記幅狭部及び前記幅広部の端面開口から挿入しなくても前記取付ボルトを取り付けたい位置にて前記幅狭部に挿入することができ、その取付作業を簡素化することができる。また、前記取付ボルトは、前記幅狭部及び前記幅広部に沿って長さ方向xに移動させることができるだけでなくy方向(つまり、前記幅狭部及び前記幅広部の幅方向)にも多少は移動させることができるので、太陽光パネルの取付作業を比較的楽に行うことができる。
請求項5及び9に係る発明によれば、前記ネジ部の突出量(架台本体の上面からの突出量)を調整でき、太陽光パネル等との干渉を回避することができる。
図1(a)は、本発明に係る太陽光パネル用架台装置の構造の一例を示す斜視図であり、同図(b)は、同図(a)のD矢視図であり、同図(c)は、同図(b)の要部拡大図であり、同図(d)は、取付ボルトの形状の一例を示す斜視図である。 図2(a)は、本発明に係る太陽光パネル用架台装置の使用状態の一例を示す斜視図であり、同図(b)は、本発明に係る太陽光パネル用架台装置の使用状態の他の例を示す斜視図である。 図3(a)は、本発明にて使用される取付ボルトの構造及び使用状態の一例を示す側面図であり、同図(b)は、該取付ボルトの形状を示す斜視図である。 図4(a)は、本発明に係る太陽光パネル用架台装置の製造方法の一例を説明するための斜視図であり、同図(b)は、スリップフォーム装置の要部を示す断面図である。 図5(a)は、太陽光パネル用架台装置の従来構成及び使用状態の一例を示す正面図であり、同図(b)は、該架台装置と太陽光パネルとの接続部分の構造の一例を示す拡大側面図である。 図6は、メガソーラーの従来構成の一例を示す斜視図である。
以下、図1乃至図4に沿って、本発明の実施の形態について説明する。
本発明に係る太陽光パネル用架台装置は、図2(a)(b)に符号1,10で例示するものであって、太陽光パネルPを地面上に設置するためのものであり、架台本体2又は12を備えている。ここで、架台本体2と架台本体12とは、その高さ寸法h,h12や横幅寸法(y方向の幅寸法)が異なるだけであるので、以下においては、特に必要が無い限り架台本体2について説明する。なお、図2(a)(b)に示す例では、太陽光パネル(複数枚の太陽電池素子が配列されてパッケージ化されたもの)Pが複数枚並べて配置されると共に電気的に接続されて太陽光パネルアレイPが構成されており、前記架台本体2や12は、後述する介装部材C,Cを介して該太陽光パネルアレイPを支持するように構成されているが、そのような太陽光パネルアレイPを構成せずに該介装部材C,Cを介して1枚1枚の太陽光パネルPを直接支持するようにしても良い。また、本明細書においては、特に区別をしない場合、「太陽光パネル」には、
・ 上述のような太陽光パネルアレイPを構成している状態の太陽光パネルだけでなく、
・ そのような太陽光パネルアレイPを構成していない状態の太陽光パネル
も含むこととする。
図1(a)(c)に詳示するように、この架台本体2の上面にはスリット状の幅狭部20aが開口されており、該幅狭部20aに連通する空洞部20bが該架台本体2の内部であって該幅狭部20aの下方に形成されている。そして、この空洞部(以下、“幅広部”とする)20bは、前記幅狭部20aよりも幅が広くなるように設定されている。
この場合、前記架台本体2は、樹脂や金属やコンクリートなどの材料で形成すれば良いが、好ましくは、スリップフォーム工法によってコンクリートを打設しながら形成すると良い。そして、該架台本体2をスリップフォーム工法によって形成する場合には、前記幅狭部20a及び前記幅広部20bは、該コンクリートを打設する際に(つまり、該コンクリートを打設すると同時に)前記架台本体2の長さ方向xに沿うように形成すると良い。また、該架台本体2の中には適宜鉄筋(図1(a)の符号R参照)を埋設しておくと良い。
本発明によれば、前記架台本体2に形成されている溝部20(つまり、前記幅狭部20a及び前記幅広部20b)を利用して太陽光パネルPを取り付けることができるので、取付ボルト(アンカーボルト)を埋め込むための孔を前記架台本体2に1つ1つ空けていく必要も無く、その分、設置作業を簡素化することができる。また、取付ボルトの位置(水平方向の位置)を前記幅狭部20a及び前記幅広部20bの中で調整することができるので、該取付ボルトを適正な位置に配置して太陽光パネルPをしっかりと固定することができる。さらに、地盤沈下などが生じた場合でも、長さの異なる取付ボルトに取り替えて前記太陽光パネルPを適正な高さに保持することができる。またさらに、スリップフォーム工法によって前記架台本体2を形成する場合には、従来のように型枠の設置及び解体という作業をする必要が無く、その分、作業の簡素化及びコストダウンを図ることができる。また、前記架台本体2をスリップフォーム工法によって形成する場合には、地面Gに多少の凹凸があっても形成することができ、比較的簡単な地盤の整備を行うだけで良いことから、施工費を低く抑えることができる。
なお、該架台本体2をスリップフォーム工法により形成する場合には、コンクリートを断続的に打設してx方向の寸法が短い架台本体2を形成しても良いが、コンクリートを連続的に打設して長い架台本体2を形成しても良い。好ましくは、前記太陽光パネルPの長さLp又は前記太陽光パネルアレイPの長さLpの2倍以上の長さLに亘ってコンクリートを打設しながら前記架台本体2を形成すると良い。そのようにした場合には、該架台本体2の接地面積が広くなって前記太陽光パネルPや前記太陽光パネルアレイPを安定的に支持することができる。
ところで、図2(a)(b)に示す例では、1枚の太陽光パネルアレイPを支持する架台本体2,12の個数(列数)は2つであるが、もちろんこれに限られるものではなく、1つであっても3つ以上であっても良い。
また、図2(a)(b)に示す例では前記架台本体2,12を東西方向に延設しているが、もちろんこれに限られるものではなく、南北方向やその他の方向に延設するようにしても良い。さらに、伸びた草が太陽光パネルPへの太陽光を遮らないようにするため、メンテナンスの際に作業者が太陽光パネルPの下側に潜り込みやすくするためには、太陽光パネルPは、一番低い部分でも地面から30cm程度の高さとし(図2(a)の符号H参照)、一番高い部分は80cm程度の高さにすると良い(同図の符号H参照)。
ところで、図2(b)に例示するように、同じ高さの架台本体2しか用いない場合には、長さが異なる2種類の部材(例えば、鋼柱であって、以下“介装部材”とする)C,Cを太陽光パネルPと架台本体2との間に介装して太陽光パネルPを傾斜させれば良いが、図2(a)に例示するように、一方の架台本体12を他方の架台本体2よりも高くしても良い(すなわち、h12>h)。後者の場合(つまり、一方の架台本体12を他方の架台本体2よりも高くした場合)には、前記介装部材に短いものCを使用でき、その分、コストを安くすることができる。なお、図1(b)に示す例では、この介装部材Cは断面L字形のブラケットBを介して前記架台本体2に固定しているが、もちろんこれに限られるものではなく、他の形状のブラケットを用いても良く、或いは、そのようなブラケットを用いずに介装部材Cを直接前記架台本体2に固定するようにしても良い。また、図2(a)に示す例では、前記架台本体2,12と太陽光パネルPとの間に柱状の介装部材Cを配置しているが、そのような介装部材Cを介さずに該太陽光パネルPを後述する取付ボルト3A及び/又は3Bによって直接前記架台本体2,12に固定するようにしても良い。
さらに、本発明に係る太陽光パネル用架台装置1は、図1(b)に例示するように、太陽光パネルPを前記架台本体2に取り付けるための取付ボルト3Aを複数個備えている。該取付ボルト3Aは、図1(d)に詳示するように、ネジ部3Aと、該ネジ部3Aと略直交する方向に延設されたフランジ部3Aと、により形成されていて、該ネジ部3Aと該フランジ部3Aとが略T字の形を成すように構成されている。さらに、該ネジ部3A及び該フランジ部3Aは、前記幅狭部20aの幅w1よりも小さな直径(幅)であり、該フランジ部3Aの長さw3は、前記幅広部20bの幅w2よりも短く前記幅狭部20aの幅w1よりも長くなるように設定されている。そして、該取付ボルト3Aは、太陽光パネルPを支持する際には、前記フランジ部3Aが前記幅広部20bに収容されると共に前記ネジ部3Aの一部(上端部分)が前記幅狭部20aを通って上方に突出するように配置されている。
前記架台本体2には上述のような幅狭部20aや幅広部20bが形成されているので、前記取付ボルト3Aはこの幅狭部20aや幅広部20bを利用して前記架台本体2に取り付けることができる。したがって、従来のように、アンカーボルト103を埋設するための孔を一々穿設したりする等の必要が無く、その分、取付ボルト3Aの設置作業を省力化することができる。また、六角ボルトのように頭部が大きなボルト(つまり、頭部の幅が前記幅狭部20aの幅w1よりも大きなボルト)を取付ボルトとして使用する場合には前記架台本体2の端面(長さ方向xの端面)に前記幅狭部20a及び前記幅広部20bを開口させておいて該ボルトをその開口から挿入する必要があるが、前記取付ボルト3Aの場合には前記ネジ部3Aの直径や前記フランジ部3Aの幅は前記幅狭部20aの幅よりも小さくなるように設定されているので、前記取付ボルト3Aを前記幅狭部20a及び前記幅広部20bの端面開口から挿入して来なくても前記取付ボルト3Aを取り付けたい位置にて前記幅狭部20aに挿入することができ、その取付作業を簡素化することができる。さらに、前記取付ボルト3Aの位置(水平方向の位置)を前記幅狭部20a及び前記幅広部20bの中で調整することができるので、該取付ボルト3Aを適正な位置に配置して太陽光パネルPをしっかりと固定することができる。
さらに、本発明によれば、前記取付ボルト3Aは前記架台本体2に着脱可能となるように取り付けられているので、地盤沈下などが生じた場合には、長さの異なる別の取付ボルトへの取り替えも比較的簡単にできる。
ところで、上述した取付ボルト3Aの代わりに図3(a)(b)に例示するような取付ボルト3Bを用いても良い。該取付ボルト3Bは、ネジ部3Bと、該ネジ部3Bと略直交する方向に延設されたフランジ部3Bと、により形成されていて、該フランジ部3Bは、内面にネジ溝が切られた貫通孔(ネジ孔)を有していて、前記ネジ部3Bが(前記フランジ部3Bに螺合された状態で)該フランジ部3Bを貫通するように構成されている。また、該ネジ部3B及び該フランジ部3Bは、前記幅狭部20aの幅w1よりも小さな直径(幅)であり、該フランジ部3Bの長さw4は、前記幅広部20bの幅w2よりも短く前記幅狭部20aの幅w1よりも長くなるように設定されている。そして、該取付ボルト3Bは、太陽光パネルPを支持する際には、前記フランジ部3Bが前記幅広部20bに収容されると共に前記ネジ部3Bの一部(上端部分)が前記幅狭部20aを通って上方に突出するように配置されている。このような取付ボルト3Bを使用した場合には、前記ネジ部3Bの突出量(架台本体2の上面からの突出量)を調整でき、太陽光パネルP等との干渉を回避することができる。
ところで、太陽光パネルPを安定的に支持するには、前記架台本体2,12の幅(つまり、y方向の幅)は広い方が良い。また、前記介装部材(鋼柱)C,Cの使用量を減らしてコスト低減を図るためには前記架台本体2,12を高くした方が良い。しかし、前記架台本体2,12の幅を広くしたり高さを高くしたりした場合にはコンクリートの使用量が増えてしまう等の問題がある。そこで、前記幅広部20bを可能な限り大きく取り(つまり、鉄筋Rのかぶり厚を確保できる程度にまで大きく取り)、前記架台本体2,12を中空構造にすると良い。そのようにした場合には、前記架台本体2,12に使用するコンクリートの量を減らすことができ、その分、施工費を安価にすることができる。
本発明に係る太陽光パネル用架台装置の製造方法は、上述した構成の太陽光パネル用架台装置1,10を製造する方法であって、上述した構成の架台本体2,12を形成するコンクリート打設工程を備えている。このコンクリート打設工程では、スリップフォーム工法を使ってコンクリートを打設しながら前記架台本体2,12を形成するようになっている。ここで、図4(a)の符号40はスリップフォーム装置を示し、符号41は、移動型枠を内蔵する部分を示し、符号42が、該部分41に生コンクリートを供給する部分を示している。移動型枠を内蔵する部分41は、同図(b)のように構成されており、内型枠と外型枠とを有していて前記幅狭部20aと前記幅広部20bとを前記架台本体の長さ方向に沿うように同時に形成するようになっている。このコンクリート打設工程では、コンクリートは太陽光パネルPの長さLp又は前記太陽光パネルアレイPの長さLpの2倍以上の長さLに亘って打設するようにすると良い。
また、本発明に係る太陽光パネル用架台装置の製造方法は、前記取付ボルト3A,3Bを上述した位置に配置する取付ボルト配置工程を備えている。
1 太陽光パネル用架台装置
2 架台本体
3A,3B 取付ボルト
3A,3B ネジ部
3A,3B フランジ部
10 太陽光パネル用架台装置
12 架台本体
20a 幅狭部
20b 幅広部
G 地面
Lp 太陽光パネルの長さ
Lp 太陽光パネルアレイの長さ
P 太陽光パネル
x 架台本体の長さ方向
w1 幅狭部の幅
w2 幅広部の幅

Claims (9)

  1. 太陽光パネルを地面上に設置するための太陽光パネル用架台装置において、
    スリット状の幅狭部が上面に開口されると共に、該幅狭部よりも幅が広い幅広部が該幅狭部に連通するように該幅狭部の下方に形成されてなる架台本体、
    を備えたことを特徴とする太陽光パネル用架台装置。
  2. 前記架台本体は、スリップフォーム工法によってコンクリートを打設しながら形成され、
    前記幅狭部及び前記幅広部は、該コンクリートを打設する際に前記架台本体の長さ方向に沿うように形成された、
    ことを特徴とする請求項1に記載の太陽光パネル用架台装置。
  3. 複数枚の前記太陽光パネルが電気的に接続されて構成されたものを“太陽光パネルアレイ”とした場合に、
    前記架台本体は、前記太陽光パネル又は前記太陽光パネルアレイの長さの2倍以上の長さに亘ってコンクリートを打設しながら形成される、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽光パネル用架台装置。
  4. 前記太陽光パネルを前記架台本体に取り付けるための取付ボルト、を備え、
    該取付ボルトは、前記幅広部の幅よりも短く前記幅狭部の幅よりも長くて該幅狭部の幅よりも小さな幅のフランジ部と、該幅狭部の幅よりも小さな直径のネジ部と、を有し、該フランジ部が前記幅広部に収容されると共に該ネジ部の一部が前記幅狭部を通って上方に突出するように配置される、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の太陽光パネル用架台装置。
  5. 前記フランジ部は、内面にネジ溝が切られた貫通孔を有し、
    前記ネジ部が、該貫通孔に螺合された状態で前記フランジ部を貫通するように構成された、
    ことを特徴とする請求項4に記載の太陽光パネル用架台装置。
  6. 太陽光パネルを地面上に設置するための太陽光パネル用架台装置を製造する、太陽光パネル用架台装置の製造方法において、
    スリップフォーム工法によってコンクリートを打設しながら架台本体を形成するコンクリート打設工程、を備え、
    該架台本体の上面に開口されるスリット状の幅狭部と、該幅狭部の下方にて該幅狭部に連通すると共に該幅狭部よりも幅が広い幅広部とを、前記コンクリート打設工程の際に前記架台本体の長さ方向に沿うように形成する、
    ことを特徴とする太陽光パネル用架台装置の製造方法。
  7. 複数枚の前記太陽光パネルが電気的に接続されて構成されたものを“太陽光パネルアレイ”とした場合に、
    前記架台本体は、前記太陽光パネル又は前記太陽光パネルアレイの長さの2倍以上の長さに亘ってコンクリートを打設しながら形成される、
    ことを特徴とする請求項6に記載の太陽光パネル用架台装置の製造方法。
  8. 前記幅広部の幅よりも短く前記幅狭部の幅よりも長くて該幅狭部の幅よりも小さな幅のフランジ部と、該幅狭部の幅よりも小さな直径のネジ部とからなる取付ボルトを、該フランジ部が前記幅広部に収容されると共に該ネジ部の一部が前記幅狭部を通って上方に突出するように配置する取付ボルト配置工程、
    を備えたことを特徴とする請求項6又は7に記載の太陽光パネル用架台装置の製造方法。
  9. 前記フランジ部は、内面にネジ溝が切られた貫通孔を有し、
    前記ネジ部が、該貫通孔に螺合された状態で前記フランジ部を貫通するように構成された、
    ことを特徴とする請求項8に記載の太陽光パネル用架台装置の製造方法。

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