JP6537258B2 - 太陽光パネルの設置方法、及び太陽光パネル用架台装置 - Google Patents
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Description
前記架台本体(符号1参照。以下、“第1架台本体”とする)を一の方向(符号x参照。以下、“第1方向”とする)に延設した状態に配置する架台配置工程(図2の符号S1参照)と、
車輪の少なくとも1つ(符号311参照。以下、“第1車輪”とする)が前記第1架台本体(1)の表面上を第1方向(x)に沿って転動するように搬送台車(図1(b)の符号3参照)をセットする搬送台車セット工程(図2の符号S2参照)と、
太陽光パネル(P)、太陽光パネル(P)を前記第1架台本体(1)に固定するために該太陽光パネル(P)と該第1架台本体(1)との間に介装される介装部材(B,C1,C2,41,42)、又は太陽光パネル(P)を前記第1架台本体(1)に固定するために必要な工具(不図示)を前記搬送台車(3)に積み込む荷積み工程(図2の符号S3参照)と、
該搬送台車(3)を前記第1架台本体(1)に沿って第1方向(x)に移動させることに基づき前記太陽光パネル(P)、前記介装部材(B,C1,C2,41,42)又は前記工具を所定位置まで搬送する搬送工程(図2の符号S4参照)と、
該搬送工程(S4)にて搬送してきた前記太陽光パネル(P)又は前記介装部材(B,C1,C2,41,42)を前記第1架台本体(1)に固定し、或いは前記搬送工程(S4)にて搬送してきた前記工具を使って太陽光パネル(P)を前記第1架台本体(1)に固定する固定工程(図2の符号S5参照)と、を備えたことを特徴とする。
前記搬送台車(3)は、前記ガイド溝部(11)に挿通される挿通部材(333)を有し、
前記搬送工程(S4)では、該挿通部材(333)を該ガイド溝部(11)に挿通させた状態で前記搬送台車(3)を第1方向(x)に移動させることを特徴とする。
前記搬送台車セット工程(S2)では、前記第1車輪(311)が前記第1架台本体(1)の表面上を転動すると共に、他の車輪(図1(b)の符号312参照。以下、“第2車輪”とする)が前記第2架台本体(2)の表面上を転動するように前記搬送台車(3)をセットすることを特徴とする。
一の方向(符号x参照。以下、“第1方向”とする)に延設した状態に配置された架台本体(符号1参照。以下、“第1架台本体”とする)と、
車輪の少なくとも1つ(符号311参照。以下、“第1車輪”とする)が前記第1架台本体(1)の表面上を第1方向(x)に沿って転動するように配置された搬送台車(3)と、を備えたことを特徴とする。
前記搬送台車(3)は、前記ガイド溝部(11)に挿通される挿通部材(333)を有し、
該挿通部材(333)が前記ガイド溝部(11)に挿通されることに基づき、前記搬送台車(3)は前記第1架台本体(1)から脱落することなく第1方向(x)に移動できるように構成されたことを特徴とする。
を備え、
前記搬送台車(3)は、該第2架台本体(2)の表面上を転動するように構成された第2車輪(312)と、該第2車輪(312)と前記第1車輪(311)との間に介装されると共にそれらの車輪(311,312)の所定範囲内の相対的な移動を許容するように構成された遊び部(303)と、を有することを特徴とする。
・ 太陽光パネルアレイ(太陽光パネルPが複数枚並べて配置されると共に電気的に接続された組立体)PAを構成している状態の太陽光パネル
・ そのような太陽光パネルアレイPAを構成しない状態の太陽光パネル
の両方を含むものとする。例えば、後述する搬送工程S4において搬送される太陽光パネルPや、固定工程S5において架台本体1に固定される太陽光パネルPには、
・ 前記太陽光パネルアレイPAを構成している状態の太陽光パネルと、
・ そのような太陽光パネルアレイPAを構成しない状態の太陽光パネル
の両方が含まれることとなり、
・ 太陽光パネルアレイPAを搬送して該架台本体1に固定する場合、及び、
・ 太陽光パネルアレイPAを構成していない状態の太陽光パネルPを搬送して該架台本体1に固定する場合
の両方が含まれることとなる。
・ 前記架台本体(以下、“第1架台本体”とする)1を一の方向(以下、“第1方向”とする)xに延設した状態に配置する架台配置工程(図2の符号S1参照)と、
・ 車輪の少なくとも1つ(以下、“第1車輪”とする)311が前記第1架台本体1の表面上を第1方向xに沿って転動するように搬送台車3(詳細な構成については後述する)をセットする搬送台車セット工程(図2の符号S2参照)と、
を備えている。ここで、図1(b)に示す例では、前記第1車輪311は前記第1架台本体1の上面1aを転動するように構成されているが、もちろんこれに限られるものではなく、図3に符号321B,321Cで例示するように、該第1架台本体1の側面(正確には、傾斜した側面)1b,1cを転動するように構成しても良い。つまり、上述した“第1架台本体1の表面”には、該第1架台本体1の上面1a及び側面(傾斜した側面)1b,1cが含まれる。
・ 太陽光パネルP、
・ 太陽光パネルPを前記第1架台本体1に固定するために該太陽光パネルPと該第1架台本体1との間に介装される何らかの部材(以下、“介装部材”とする)、
・ 太陽光パネルPや前記介装部材などを前記第1架台本体1に固定するために必要な工具
の内の少なくとも1つを前記搬送台車3に積み込む荷積み工程(図2の符号S3参照)、を備えている。つまり、該搬送台車3は、前記太陽光パネルP、前記介装部材、及び/又は前記工具を搬送するものであれば良い。ここで、介装部材としては、
・ 図6(b)(c)の符号B,C1や図9(b)の符号C2で例示するような、前記太陽光パネルPを支持するための何らかの支持部材(ブラケット)や、
・ 太陽光パネルアレイPAを構成するためのフレームや、
・ 図6(b)〜(d)の符号41や図7(a)の符号42で例示するような、該太陽光パネルPや該支持部材を固定するための部材(例えば、留め具や固定具や金具と称される部材)
などを挙げることができる。
・ 前記搬送台車3を前記第1架台本体1に沿って第1方向xに移動させることに基づき前記太陽光パネルP、前記介装部材B,C1,C2,41,42又は前記工具(不図示)を所定位置まで搬送する搬送工程(図2の符号S4参照)と、
・ 太陽光パネルPや前記介装部材B,C1,C2,41,42を前記第1架台本体1に固定する固定工程(図2の符号S5参照)と、
を備えている。なお、前記搬送工程S4においては、太陽光パネルP、前記介装部材B,C1,C2,41,42及び前記工具の内の少なくとも一つを搬送すれば足りる。また、本明細書においては、前記搬送台車3によって搬送される物(前記太陽光パネルPや前記介装部材B,C1,C2,41,42や前記工具など)を必要に応じて“被搬送物”と称することとする。さらに、上述の“所定位置(つまり、前記搬送工程S4において太陽光パネルP等が搬送される位置)”は、前記第1架台本体1上の位置であって、前記第1方向xに沿った位置である。具体的には、
・ 太陽光パネルPを固定する位置や、
・ 太陽光パネルPを固定する位置の近傍の位置
である。またさらに、前記架台配置工程S1、前記搬送台車セット工程S2、前記搬送工程S4、及び前記固定工程S5は、その順序で実施する必要があるが、前記荷積み工程S3は、前記搬送工程S4を実施する前であればどのタイミングで実施するようにしても良い。例えば、
・ 前記荷積み工程S3→前記架台配置工程S1→前記搬送台車セット工程S2
・ 前記架台配置工程S1→前記荷積み工程S3→前記搬送台車セット工程S2
・ 前記架台配置工程S1→前記搬送台車セット工程S2→前記荷積み工程S3
のいずれの順序で実施するようにしても良い。
・ 図3に符号321A,321B,321Cで例示するように、前記第1架台本体1を囲繞するように複数の第1車輪を配置する方法や、
・ 図4に例示するように、前記第1架台本体1には第1方向xに沿ったガイド溝部11を形成すると共に、前記搬送台車3には、該第1方向xに移動自在な状態で該ガイド溝部11に挿通される挿通部材333を配置し、前記搬送工程S4では、該挿通部材333を該ガイド溝部11に挿通させた状態で前記搬送台車3を第1方向xに移動させる方法
を挙げることができる。これらの方法を採ることにより、前記第1架台本体1の表面からの第1車輪の脱落を防止することができる。ここで、図4に例示する挿通部材333は、台車本体301から下方に垂下された略板状の部材であるが、図5に符号341aで例示するように、第1車輪341の一部(フランジ部分)であっても良い。
・ 前記第1架台本体1の上面1aに開口されたスリット状の幅狭部11aと、
・ 該幅狭部11aよりも幅が広く該幅狭部11aに連通するように該幅狭部11aの下方に形成されてなる幅広部11bと、
により形成しておき、前記太陽光パネルPや前記介装部材B,C1を固定するためのボルト(以下、“取付ボルト”とする)を、図6(d)に符号41で示すように、ネジ部41aと、該ネジ部41aと略直交する方向に延設されたフランジ部41bと、によって略T字の形を成すように形成すると良い。そして、該ネジ部41a及び該フランジ部41bは、前記幅狭部11aの幅w1よりも小さな直径(幅)であり、該フランジ部41bの長さw3は、前記幅広部11bの幅w2よりも短く前記幅狭部11aの幅w1よりも長くなるようにして、該取付ボルト41は、太陽光パネルPを支持(固定)する際には、前記フランジ部41bが前記幅広部11bに収容されると共に前記ネジ部41aの一部(上端部分)が前記幅狭部11aを通って上方に突出するように配置すると良い。
・ 一の方向(以下、“第1方向”とする)xに延設された状態に配置された少なくとも1つの架台本体(以下、“第1架台本体”とする)1と、
・ 車輪の少なくとも1つ(以下、“第1車輪”とする)311が前記第1架台本体1の表面上を第1方向xに沿って転動するように配置された搬送台車3と、
を備えている。この搬送台車3には、前記被搬送物を載置する部分である台車本体301を設けておくと良く、前記第1車輪311は該台車本体301に回転自在に支持させておくと良い。また、前記第1架台本体1には、第1方向xに沿ったガイド溝部11を形成し、前記搬送台車3には、図4に例示するように該ガイド溝部11に挿通される挿通部材333を配置しておいて、該挿通部材333が前記ガイド溝部11に挿通されることに基づき、前記搬送台車3は前記第1架台本体1から脱落することなく第1方向xに移動できるように構成すると良い。なお、図4に例示する挿通部材333は、台車本体301から下方に垂下された略板状の部材であるが、図5に符号341aで例示するように、第1車輪341の一部(フランジ部)であっても良い。
・ 前記被搬送物を載置する部分である台車本体302と、
・ 該台車本体302に回転自在に支持されると共に前記第2架台本体2の表面上を第1方向xに転動するように配置された少なくとも1つの車輪(第2車輪)312と、
を設けておいて、前記台車本体301と前記台車本体302とを連結しておくと良い。そのようにした場合には、前記被搬送物を安定して搬送することができる。また、前記第1車輪311と前記第2車輪312との間(つまり、前記台車本体301と前記台車本体302との間)には遊び部303を介装しておいて、それらの車輪311,312の所定範囲内の相対的な移動を許容するように構成すると良い。そのようにした場合には、前記第1架台本体1と前記第2架台本体2とが厳密に平行ではなくても該遊び部303においてその誤差(前記第1架台本体1と前記第2架台本体2との相対的な位置ズレ)を吸収することができ、前記被搬送物を安定して搬送することができる。なお、このような遊び部303には、ある程度の可撓性や弾力性に富むような公知の材料(例えば、樹脂)を使用すると良い。また、図1(b)に示すように、前記第1架台本体1と同様に、前記第2架台本体2にも、第1方向xに沿ったガイド溝部21を形成しておくと良く、該ガイド溝部21は、幅狭部21aと幅広部21bとにより構成しておくと良い。さらに、前記搬送台車3には、該ガイド溝部21に挿通される挿通部材(不図示)を配置しておいて、該挿通部材が前記ガイド溝部21に挿通されることに基づき、前記搬送台車3が前記第2架台本体2から脱落することなく第1方向xに移動できるように構成すると良い。
2 第2架台本体
3 搬送台車
11 ガイド溝部
11a 幅狭部
11b 幅広部
41 取付ボルト(介装部材)
41a ネジ部
41b フランジ部
42 取付ボルト(介装部材)
42a ネジ部
42b フランジ部
303 遊び部
311 第1車輪
312 第2車輪
333 挿通部材
C1,C2 柱部材(介装部材)
K 太陽光パネル用架台装置
P 太陽光パネル
PA 太陽光パネルアレイ
x 第1方向
Claims (5)
- 太陽光パネルを設置するエリアに架台本体を配置すると共に太陽光パネルを該架台本体に固定して設置する、太陽光パネルの設置方法において、
前記架台本体(以下、“第1架台本体”とする)を、該太陽光パネルを設置するエリアでコンクリートを打設することにより、一の方向(以下、“第1方向”とする)に伸延する形で形成すると共に、該第1架台本体には、該第1方向に沿った形でガイド溝部を同時に形成し、太陽光設置エリアに配置する架台配置工程と、
車輪の少なくとも1つ(以下、“第1車輪”とする)が前記第1架台本体の表面上を第1方向に沿って転動するように搬送台車をセットする搬送台車セット工程と、
太陽光パネル、太陽光パネルを前記第1架台本体に固定するために該太陽光パネルと該第1架台本体との間に介装される介装部材、又は太陽光パネルを前記第1架台本体に固定するために必要な工具を前記搬送台車に積み込む荷積み工程と、
該搬送台車を、前記ガイド溝部を介して前記第1架台本体に沿って第1方向に移動させることに基づき前記太陽光パネル、前記介装部材又は前記工具を所定位置まで搬送する搬送工程と、
該搬送工程にて搬送してきた前記太陽光パネル又は前記介装部材を前記第1架台本体に固定し、或いは前記搬送工程にて搬送してきた前記工具を使って太陽光パネルを前記第1架台本体に固定する固定工程とを備え、
前記ガイド溝部は、前記第1架台本体の上面に開口されたスリット状の幅狭部と、該幅狭部よりも幅が広く該幅狭部に連通するように該幅狭部の下方に形成されてなる幅広部と、を有し、
前記介装部材は、前記幅広部の幅よりも短く前記幅狭部の幅よりも長くて該幅狭部の幅よりも小さな幅のフランジ部と、該幅狭部の幅よりも小さな直径のネジ部と、を有し、該フランジ部が前記幅広部に収容されると共に該ネジ部の一部が前記幅狭部を通って上方に突出するように配置された状態で前記太陽光パネルを固定する取付ボルトである、
ことを特徴とする、太陽光パネルの設置方法。 - 前記搬送台車は、前記ガイド溝部に挿通される挿通部材を有し、
前記搬送工程では、該挿通部材を該ガイド溝部に挿通させた状態で前記搬送台車を第1方向に移動させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の太陽光パネルの設置方法。 - 前記架台配置工程では、前記第1架台本体と、該第1架台本体とは別の架台本体(以下、“第2架台本体”とする)とを、略平行となるように配置し、
前記搬送台車セット工程では、前記第1車輪が前記第1架台本体の表面上を転動すると共に、他の車輪(以下、“第2車輪”とする)が前記第2架台本体の表面上を転動するように前記搬送台車をセットする、
ことを特徴とする請求項1に記載の太陽光パネルの設置方法。 - 太陽光パネルを設置するための太陽光パネル用架台装置において、
一の方向(以下、“第1方向”とする)に伸設した状態で形成し、配置した架台本体(以下、“第1架台本体”とする)と、
車輪の少なくとも1つ(以下、“第1車輪”とする)が前記第1架台本体の表面上を第1方向に沿って転動するように配置された搬送台車と、
前記第1架台本体と略平行となるように配置された第2架台本体、
を備え、
前記搬送台車は、該第2架台本体の表面上を転動するように構成された第2車輪と、該第2車輪と前記第1車輪との間に介装されると共にそれらの車輪の所定範囲内の相対的な移動を許容するように構成された遊び部と、を有する、
ことを特徴とする太陽光パネル用架台装置。 - 前記第1架台本体は、第1方向に沿ったガイド溝部を有し、
前記搬送台車は、前記ガイド溝部に挿通される挿通部材を有し、
該挿通部材が前記ガイド溝部に挿通されることに基づき、前記搬送台車は前記第1架台本体から脱落することなく第1方向に移動できるように構成された、
ことを特徴とする、請求項4に記載の太陽光パネル用架台装置。
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