JP2016111574A - アンテナ装置 - Google Patents

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佑一郎 山口
Yuichiro Yamaguchi
佑一郎 山口
佳紘 新原
Yoshihiro Niihara
佳紘 新原
博育 田山
Hiroiku Tayama
博育 田山
吉島 康隆
Yasutaka Kichijima
康隆 吉島
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Abstract

【課題】コイル形状部によりアンテナエレメントを短縮した、小型の平面アンテナ装置を提供する。【解決手段】第1アンテナ装置11は、平面状であり、アンテナ構成要素として、グランド部31、渦巻き部32、放射部33を含む。これらがこの順序で一方向に並べてFPC基板21に配置され、渦巻き部32の内端部32bと放射部33が、FPC基板21の裏面にある接続配線部34で接続されている。渦巻き部32の外端部32aとグランド部31は、通信装置と接続し給電部となる。【選択図】図2

Description

本発明は、平面状に形成され、例えば車載用アンテナとして使用されるアンテナ装置に関する。
従来、例えば車載用のアンテナとしてヘリカルアンテナが多用されている。ヘリカルアンテナは、例えば特許文献1に開示されているように、グランド板の上に、円筒形のコイル形状部を有している。このようなヘリカルアンテナは、コイル形状部を有することにより、アンテナエレメントの外形上の長さを短縮でき、小型化に有利なものとして知られている。
また、車載用アンテナとしては、上記のような立体的なアンテナに対して、自動車のデザイン上、平面的なアンテナ(平面アンテナ)も多用されている。平面アンテナとしては、例えば特許文献2に開示されているように、自動車のウインドウガラスに形成されたループアンテナが知られている。
特開2012−169892号公報(2012年9月6日公開) 特開2006−270602号公報(2006年10月05日公開)
ヘリカルアンテナのように、コイル形状部を有するアンテナは、上記のようにアンテナエレメントを短縮して小型化に有利であるものの、自動車に搭載した場合に、車体から突出するという問題がある。また、ヘリカルアンテナは平面アンテナとしては未だ実現されていない。一方、特許文献2に開示されている平面アンテナは、自動車に搭載した場合に、車体から突出しないものの、例えばFM放送の周波数帯域では、大きな領域を必要とし、配置位置に制限を受ける。
したがって、本発明は、コイル形状部によってアンテナエレメントを短縮し、小型の平面アンテナとすることができるアンテナ装置の提供を目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明のアンテナ装置は、複数のアンテナ構成要素からなるアンテナパターンがアンテナ基板に形成されている平面状のアンテナ装置において、
前記アンテナ構成要素は、グランド部、渦巻き部および放射部を含み、これらグランド部、渦巻き部および放射部がこの順序にて前記アンテナ基板に一方向に並べて配置されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、アンテナ構成要素は、グランド部、渦巻き部(コイル形状部)および放射部を含んでおり、渦巻き部(コイル形状部)によって、アンテナ構成要素(アンテナエレメント)を短縮することができる。したがって、渦巻き形状(コイル形状部)を有するアンテナ、例えばヘリカルアンテナを小型の平面アンテナとして実現することができる。また、グランド部、渦巻き部および放射部がこの順序にてアンテナ基板に一方向に並べて配置されているので、アンテナの配置領域として、自動車のピラーなど、細長い領域しか確保できない場合であっても、アンテナ装置を適切に配置することができる。
上記のアンテナ装置において、前記アンテナ構成要素は接続配線部を含み、前記グランド部および前記渦巻き部は前記アンテナ基板の第1面に形成され、前記渦巻き部の外端部は前記グランド部に近接して配置され、前記渦巻き部の外端部および前記グランド部は給電部となっており、前記接続配線部は、前記アンテナ基板の第2面に形成され、前記渦巻き部の内端部と前記放射部とを接続している構成としてもよい。
上記の構成によれば、アンテナ基板の第1面および第2面に、それぞれアンテナ構成要素が形成されているので、アンテナ構成要素としてグランド部、渦巻き部、放射部および接続配線部を含むアンテナ装置を小型化することができる。
上記のアンテナ装置において、前記アンテナ構成要素は接続配線部を含み、前記グランド部および前記渦巻き部は前記アンテナ基板の第1面に形成され、前記渦巻き部の外端部は前記放射部と接続され、前記接続配線部は、前記アンテナ基板の第2面に形成され、一端部が前記渦巻き部の内端部と接続され、他端部が前記アンテナ基板を貫通して、前記グランド部に近接して配置され、前記接続配線部の前記他端部および前記グランド部は給電部となっている構成としてもよい。
上記の構成によれば、アンテナ基板の第1面および第2面に、それぞれアンテナ構成要素が形成されているので、アンテナ構成要素としてグランド部、渦巻き部、放射部および接続配線部を含むアンテナ装置を小型化することができる。
上記のアンテナ装置において、前記アンテナ構成要素は接続配線部を含み、前記グランド部および前記接続配線部は前記アンテナ基板の第1面に形成され、前記渦巻き部は前記アンテナ基板の第2面に形成され、前記渦巻き部の外端部は、前記アンテナ基板を貫通して、前記グランド部に近接して配置され、前記渦巻き部の外端部および前記グランド部は給電部となっており、前記接続配線部は、前記渦巻き部の内端部と前記放射部とを接続している構成としてもよい。
上記の構成によれば、アンテナ基板の第1面および第2面に、それぞれアンテナ構成要素が形成されているので、アンテナ構成要素としてグランド部、渦巻き部、放射部および接続配線部を含むアンテナ装置を小型化することができる。
上記のアンテナ装置において、前記アンテナ構成要素は接続配線部を含み、前記グランド部および前記接続配線部は前記アンテナ基板の第1面に形成され、前記渦巻き部は前記アンテナ基板の第2面に形成され、前記渦巻き部の外端部は前記放射部と接続され、前記接続配線部は、一端部が前記渦巻き部の内端部と接続され、他端部が前記グランド部に近接して配置され、前記接続配線部の前記他端部および前記グランド部は給電部となっている構成としてもよい。
上記の構成によれば、アンテナ基板の第1面および第2面に、それぞれアンテナ構成要素が形成されているので、アンテナ構成要素としてグランド部、渦巻き部、放射部および接続配線部を含むアンテナ装置を小型化することができる。
上記のアンテナ装置において、前記渦巻き部は、複数個が前記アンテナ基板の同一面に並べて配置され、隣り合う第1渦巻き部と第2渦巻き部との外端部と内端部、または内端部と外端部とが接続されている構成としてもよい。
上記の構成によれば、渦巻き部を複数個備えているので、アンテナ装置の配置に必要な領域を小さくして、さらに小型化することができる。
上記のアンテナ装置において、前記渦巻き部は、複数個が前記アンテナ基板の同一面に並べて配置され、隣り合う第1渦巻き部と第2渦巻き部との外端部同士または内端部同士が接続されている構成としてもよい。
上記の構成によれば、渦巻き部を複数個備えているので、アンテナ装置の配置に必要な領域を小さくして、さらに小型化することができる。
上記のアンテナ装置において、前記第1渦巻き部と前記第2渦巻き部とは、電流が流れる方向を旋回方向とした場合に、旋回方向が同一である構成としてもよい。
上記の構成によれば、渦巻き部を複数個備えているので、アンテナ装置の配置に必要な領域を小さくして、さらに小型化することができる。
上記のアンテナ装置において、前記第1渦巻き部と前記第2渦巻き部とは、電流が流れる方向を旋回方向とした場合に、旋回方向が互いに異なる構成としてもよい。
上記の構成によれば、渦巻き部を複数個備えているので、アンテナ装置の配置に必要な領域を小さくして、さらに小型化することができる。
上記のアンテナ装置において、前記接続配線部は渦巻き形状を有し、前記接続配線部の前記渦巻き形状および前記渦巻き部は、電流が流れる方向を旋回方向とした場合に、前記第1面側から見た場合の旋回方向が同一である構成としてもよい。
上記の構成によれば、渦巻き部に加えて、接続配線部も渦巻き形状を有し、接続配線部の渦巻き形状および渦巻き部は、電流が流れる方向を旋回方向とした場合に、第1面側から見た場合の旋回方向が同一となっている。これにより、接続配線部の渦巻き形状により、アンテナ特性をさらに強化することができる。
上記のアンテナ装置は、複数のアンテナ構成要素からなるアンテナパターンが形成されている前記アンテナ基板が、自動車のピラーに取り付けられる化粧板に内蔵されている構成としてもよい。
上記の構成によれば、ヘリカルアンテナなど、小型化されたアンテナ装置を自動車のピラーに適切に配置することができる。
本発明の構成によれば、コイル形状部によってアンテナエレメントを短縮し、小型の平面アンテナを提供することができる。
本発明の実施の形態のアンテナ装置が化粧板に設けられている状態を示す平面図である。 図2の(a)は図1に示したアンテナ装置を表面(表側の面)から見た場合の平面図である。図2の(b)は上記アンテナ装置を裏面から見た場合の平面図である。 図3の(a)は、図2の(a)および図2の(b)に示した第1アンテナ装置の構成要素の配置形態を示す模式図であって、グランド部、渦巻き部および放射部をFPC基板の表面に配置し、接続配線部をFPC基板の裏面に配置した例を示すものである。図3の(b)から図3の(h)は、図3の(a)に示した第1アンテナ装置の他の例を示す模式図であって、図3の(b)は、グランド部、渦巻き部および放射部をFPC基板の表面に配置し、接続配線部をFPC基板の裏面に配置したものである。図3の(c)は、グランド部および渦巻き部をFPC基板の表面に配置し、放射部および接続配線部をFPC基板の裏面に配置したものである。図3の(d)は、グランド部および渦巻き部をFPC基板の表面に配置し、放射部および接続配線部をFPC基板の裏面に配置したものである。図3の(e)は、グランド部、放射部および接続配線部をFPC基板の表面に配置し、渦巻き部をFPC基板の裏面に配置したものである。図3の(f)は、グランド部、放射部および接続配線部をFPC基板の表面に配置し、渦巻き部をFPC基板の裏面に配置したものである。図3の(g)は、グランド部および接続配線部をFPC基板の表面に配置し、渦巻き部および放射部をFPC基板の裏面に配置したものである。図3の(h)は、グランド部および接続配線部をFPC基板の表面に配置し、渦巻き部および放射部をFPC基板の裏面に配置したものである。 図4の(a)から図4の(h)は、本発明の他の実施の形態の第1アンテナ装置の構成要素の配置形態を示す模式図であって、図3の(a)〜図3の(h)に示した接続配線部を渦巻き形状としたものである。 図5の(a)〜図5の(h)は、本発明のさらに他の実施の形態の第1アンテナ装置の構成要素の配置形態を示す模式図であって、複数の渦巻き部を備えている例を示すものである。図5の(a)は、グランド部、第1および第2渦巻き部ならびに放射部をFPC基板の表面に配置し、第1および第2接続配線部をFPC基板の裏面に配置し、第1および第2渦巻き部におけるグランド部から放射部へ向かう電流方向が、外端部から内端部へ向かう方向となっているものである。図5の(b)は、グランド部、第1および第2渦巻き部ならびに放射部をFPC基板の表面に配置し、第1および第2接続配線部をFPC基板の裏面に配置し、上記電流方向が内端部から外端部へ向かう方向となっているものである。図5の(c)は、グランド部ならびに第1および第2渦巻き部をFPC基板の表面に配置し、放射部ならびに第1および第2接続配線部をFPC基板の裏面に配置し、上記電流方向が外端部から内端部へ向かう方向となっているものである。図5の(d)は、グランド部ならびに第1および第2渦巻き部をFPC基板の表面に配置し、放射部ならびに第1および第2接続配線部をFPC基板の裏面に配置し、上記電流方向が内端部から外端部へ向かう方向となっているものである。図5の(e)は、グランド部、放射部ならびに第1および第2接続配線部をFPC基板の表面に配置し、第1および第2渦巻き部をFPC基板の裏面に配置し、上記電流方向が外端部から内端部へ向かう方向となっているものである。図5の(f)は、グランド部、放射部ならびに第1および第2接続配線部をFPC基板の表面に配置し、第1および第2渦巻き部をFPC基板の裏面に配置し、上記電流方向が内端部から外端部へ向かう方向となっているものである。図5の(g)は、グランド部ならびに第1および第2接続配線部をFPC基板の表面に配置し、第1および第2渦巻き部ならびに放射部をFPC基板の裏面に配置し、上記電流方向が外端部から内端部へ向かう方向となっているものである。図5の(h)は、グランド部ならびに第1および第2接続配線部をFPC基板の表面に配置し、第1および第2渦巻き部ならびに放射部をFPC基板の裏面に配置し、上記電流方向が内端部から外端部へ向かう方向となっているものである。 図6の(a)から図6の(h)は、本発明のさらに他の実施の形態の第1アンテナ装置の構成要素の配置形態を示す模式図であって、図5の(a)〜図5の(h)に示した第1アンテナ装置に対応した構成を有し、第1渦巻き部と第2渦巻き部とにおける内端部と外端部との間の上記電流方向が互いに異なる方向となっているものである。 図7の(a)から図7の(h)は、本発明のさらに他の実施の形態の第1アンテナ装置の構成要素の配置形態を示す模式図であって、図5の(a)〜図5の(h)に示した第1アンテナ装置において、第1渦巻き部と第2渦巻き部とで旋回方向が逆になっているものである。 図8の(a)から図8の(h)は、本発明のさらに他の実施の形態の第1アンテナ装置の構成要素の配置形態を示す模式図であって、図6の(a)〜図6の(h)に示した第1アンテナ装置において、第1渦巻き部と第2渦巻き部とで旋回方向が逆になっているものである。
〔実施の形態1〕
本発明の実施の形態を図面に基づいて以下に説明する。図1は、本発明の実施の形態のアンテナ装置が化粧板に設けられている状態を示す平面図である。図2の(a)は図1に示したアンテナ装置を表面(表側の面)から見た場合の平面図である。図2の(b)は上記アンテナ装置を裏面から見た場合の平面図である。
(Bピラーの化粧板へのアンテナ装置の配置)
図1に示す化粧板1は、本実施の形態において、自動車のBピラーに設けられるものであり、Bピラーの形状に対応するように、上部の幅に対して下部の幅が若干広い、細長い板状となっている。化粧板1は、例えばABS樹脂にて形成されている。
化粧板1には、第1アンテナ装置11と第2アンテナ装置12とが上下方向に並んだ状態に内蔵(埋設)されている。本実施の形態において、第1アンテナ装置11はヘリカルアンテナであり、第2アンテナはホーンアンテナである。
(第1アンテナ装置の構成)
図2の(a)および(b)に示すように、第1アンテナ装置11は、アンテナ基板としてのFPC(Flexible printed circuits)基板21にアンテナパターンが形成されたものである。図2の例では、アンテナパターンとして、図2の(a)に示す表面に、下から上にグランド部31、渦巻き部32および放射部33が順次形成され、図2の(b)に示す裏面に、接続配線部34が形成されている。
渦巻き部32は、渦巻き形状を有し、渦巻きの外側の端部である外端部32aと渦巻きの内側の端部である内端部32bとを有する。また、渦巻き部32は、渦巻き部32の線路長を調整する短絡部32c,32dを有している。短絡部32c,32dは、例えば渦巻き部32を所定の周波数帯域に共通のパターンとし、第1アンテナ装置11の線路長を調整して共振周波数を微調整する場合に有効である。
グランド部31は、渦巻き部32と対向する上縁部に、下方へ凹んだ形状の凹部31aを有する。この凹部31aには、渦巻き部32の外端部32aがグランド部31と非導通の状態に配置されている。すなわち、渦巻き部32の外端部32aはグランド部31と近接して配置されている。
接続配線部34の上端部(一端部)は、FPC基板21に形成されたスルーホール(図示せず)を介して、放射部33の下部と接続されている。接続配線部34の他端部(下端部)は、FPC基板21に形成されたスルーホール(図示せず)を介して、渦巻き部32の内端部32bと接続されている。これにより、図2の(a)(b)に示した第1アンテナ装置11は、グランド部31、渦巻き部32、接続配線部34および放射部33がこの順序にて接続された状態となっている。
なお、以下の各例において、FPC基板21の表面に形成されたアンテナ構成要素とFPC基板21の裏面に形成されたアンテナ構成要素との接続は、基本的にFPC基板21に形成されたスルーホールを介して行われている。したがって、FPC基板21のスルーホールを介しての接続については、説明を省略する。
上記第1アンテナ装置11は、同軸ケーブル41を介して、送信装置、受信装置あるいは送受信装置である通信装置(図示せず)と接続される。この場合、渦巻き部32の外端部32aおよびグランド部31は給電部となり、同軸ケーブル41の内部導体は渦巻き部32の外端部32aと接続され、外部導体はグランド部31と接続される。
上記の構成において、第1アンテナ装置11は、コイル形状部としての渦巻き部32を有することにより、立体的なヘリカルアンテナを平面アンテナとして実現することができる。また、第1アンテナ装置11は、渦巻き部32を有することにより、アンテナ構成要素(アンテナエレメント)を短縮し、第1アンテナ装置11を小型化できるようになっている。
また、グランド部31、渦巻き部32および放射部33がこの順序にてFPC基板21に一方向に並べて配置されているので、第1アンテナ装置11の配置領域として、自動車のピラーなど、細長い領域しか確保できない場合であっても、第1アンテナ装置11を適切に配置することができる。また、自動車のBピラーに設けられる、面積が小さく制限されている化粧板1において、第1アンテナ装置11と第2アンテナ装置12とを設けることができるようになっている。
これにより、第1アンテナ装置11が、一般に比較的大きな配置領域を必要とする例えばFM放送の周波数帯域用のものであっても、小型化して、上記のように、自動車の例えばピラーに搭載することができる。
(第1アンテナ装置の他の構成の例)
図3の(a)は、図2の(a)(b)に示した第1アンテナ装置11の構成要素の配置形態を示す模式図である。図3の(a)に示す第1アンテナ装置11は、前述のように、グランド部31、渦巻き部32および放射部33をFPC基板21の表面に配置し、接続配線部34をFPC基板21の裏面に配置している。渦巻き部32の外端部32aは、グランド部31の凹部31aに配置されている。接続配線部34の一端部は、放射部33と接続されている。接続配線部34の他端部は、渦巻き部32の内端部32bと接続されている。
図3の(a)に示す第1アンテナ装置11では、グランド部31から放射部33へ向かう電流の渦巻き部32を流れる方向は、外端部32aから内端部32bへ向かう方向である。
FPC基板21の表面(第1面または第2面)および裏面(第2面または第1面)に対しての、第1アンテナ装置11を構成するグランド部31、渦巻き部32、放射部33および接続配線部34の配置形態は、図3の(a)に示したものの他、図3の(b)〜図3の(h)に示すものであってもよい。
図3の(b)に示す第1アンテナ装置11は、グランド部31、渦巻き部32および放射部33をFPC基板21の表面に配置し、接続配線部34をFPC基板21の裏面に配置している。渦巻き部32の外端部32aは、放射部33と接続されている。接続配線部34の一端部は、渦巻き部32の内端部32bと接続されている。接続配線部34の他端部は、グランド部31の凹部31aに配置されている。凹部31aへの接続配線部34の他端部の配置は、例えば、FPC基板21に形成したスルーホールを介して、接続配線部34の他端部と接続された導体部34cを凹部31aに配置することにより行っている。以下では、このような、凹部31aへの接続配線部34の端部の配置形態を、接続配線部の端部の対凹部配置形態と称する。
図3の(b)に示す第1アンテナ装置11では、グランド部31から放射部33へ向かう電流の渦巻き部32を流れる方向は、内端部32bから外端部32aへ向かう方向である。
図3の(c)に示す第1アンテナ装置11は、グランド部31および渦巻き部32をFPC基板21の表面に配置し、放射部33および接続配線部34をFPC基板21の裏面に配置している。渦巻き部32の外端部32aは、グランド部31の凹部31aに配置されている。接続配線部34の一端部は、放射部33と接続されている。接続配線部34の他端部は、渦巻き部32の内端部32bと接続されている。
図3の(c)に示す第1アンテナ装置11では、グランド部31から放射部33へ向かう電流の渦巻き部32を流れる方向は、外端部32aから内端部32bへ向かう方向である。
図3の(d)に示す第1アンテナ装置11は、グランド部31および渦巻き部32をFPC基板21の表面に配置し、放射部33および接続配線部34をFPC基板21の裏面に配置している。渦巻き部32の外端部32aは、放射部33と接続されている。接続配線部34の一端部は、渦巻き部32の内端部32bと接続されている。接続配線部34の他端部は、グランド部31の凹部31aに配置されている。凹部31aへの接続配線部34の他端部の配置は、前述した接続配線部の端部の対凹部配置形態により行われている。
図3の(d)に示す第1アンテナ装置11では、グランド部31から放射部33へ向かう電流の渦巻き部32を流れる方向は、内端部32bから外端部32aへ向かう方向である。
図3の(e)に示す第1アンテナ装置11は、グランド部31、放射部33および接続配線部34をFPC基板21の表面に配置し、渦巻き部32をFPC基板21の裏面に配置している。渦巻き部32の外端部32aは、グランド部31の凹部31aに配置されている。グランド部31の凹部31aへの渦巻き部32の外端部32aの配置は、例えば、FPC基板21に形成したスルーホールを介して、渦巻き部32の外端部32aと接続された導体部32cを凹部31aに配置することにより行っている。以下では、このような、グランド部31の凹部31aへの渦巻き部32の外端部32aの配置形態を、渦巻き部の外端部の対凹部配置形態と称する。
接続配線部34の一端部は、放射部33と接続されている。接続配線部34の他端部は渦巻き部32の内端部32bと接続されている。
図3の(e)に示す第1アンテナ装置11では、グランド部31から放射部33へ向かう電流の渦巻き部32を流れる方向は、外端部32aから内端部32bへ向かう方向である。
図3の(f)に示す第1アンテナ装置11は、グランド部31、放射部33および接続配線部34をFPC基板21の表面に配置し、渦巻き部32をFPC基板21の裏面に配置している。渦巻き部32の外端部32aは、放射部33と接続されている。接続配線部34の一端部は渦巻き部32の内端部32bと接続されている。接続配線部34の他端部は、グランド部31の凹部31aに配置されている。
図3の(f)に示す第1アンテナ装置11では、グランド部31から放射部33へ向かう電流の渦巻き部32を流れる方向は、内端部32bから外端部32aへ向かう方向である。
図3の(g)に示す第1アンテナ装置11は、グランド部31および接続配線部34をFPC基板21の表面に配置し、渦巻き部32および放射部33をFPC基板21の裏面に配置している。渦巻き部32の外端部32aは、グランド部31の凹部31aに配置されている。凹部31aへの渦巻き部32の外端部32aの配置は、前述した渦巻き部の外端部の対凹部配置形態により行われている。接続配線部34の一端部は、放射部33と接続されている。接続配線部34の他端部は、渦巻き部32の内端部32bと接続されている。
図3の(g)に示す第1アンテナ装置11では、グランド部31から放射部33へ向かう電流の渦巻き部32を流れる方向は、外端部32aから内端部32bへ向かう方向である。
図3の(h)に示す第1アンテナ装置11は、グランド部31および接続配線部34をFPC基板21の表面に配置し、渦巻き部32および放射部33をFPC基板21の裏面に配置している。渦巻き部32の外端部32aは、放射部33と接続されている。接続配線部34の一端部は、渦巻き部32の内端部32bと接続されている。接続配線部34の他端部は、グランド部31の凹部31aに配置されている。
図3の(h)に示す第1アンテナ装置11では、グランド部31から放射部33へ向かう電流の渦巻き部32を流れる方向は、内端部32bから外端部32aへ向かう方向である。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態を図面に基づいて以下に説明する。
(接続配線部を渦巻き形状とした構成の例)
図3の(a)〜図3の(h)に示した第1アンテナ装置11の例では、接続配線部34は直線形状となっていた。これに対し、接続配線部34は、図4の(a)〜図4の(h)に示すように、渦巻き形状であってもよい。図4の(a)〜図4の(h)に示した第1アンテナ装置11は、図3の(a)〜図3の(h)に示した第1アンテナ装置11にそれぞれ対応し、図3の(a)〜図3の(h)に示した第1アンテナ装置11とは、接続配線部34の形状のみが異なっている。
接続配線部34の渦巻き形状および渦巻き部32は、電流が流れる方向を旋回方向とした場合に、例えば表面(第1面)側から見た場合の旋回方向が同一である。接続配線部34の渦巻き形状における渦巻きの大きさおよび渦巻きの旋回数は、それぞれ渦巻き部32の渦巻きの大きさおよび渦巻きの旋回数と同じであっても異なっていてもよい。
上記のように、接続配線部34を渦巻き形状とした構成では、第1アンテナ装置11は、渦巻き部32に加えて接続配線部34の渦巻き形状を備えることにより、アンテナ特性をさらに強化することができる。
また、接続配線部34が渦巻き形状を有することにより、アンテナ構成要素(アンテナエレメント)をさらに短縮し、第1アンテナ装置11をさらに小型化できるようになっている。
また、接続配線部34の渦巻き形状により、静電容量が増加するので、共振周波数を低い周波数帯域側へ容易にシフトさせることができる。
〔実施の形態3〕
本発明のさらに他の実施の形態を図面に基づいて以下に説明する。
(電流方向が同一の複数の渦巻き部を有する構成の例)
図3の(a)〜図3の(h)に示した第1アンテナ装置11の例では、一つの渦巻き部32を備えていた。しかしながら、第1アンテナ装置11は複数の渦巻き部32を備えていてもよい。図5の(a)〜図5の(h)には、第1アンテナ装置11が二つの渦巻き部である第1および第2渦巻き部51,52を備えている例について示す。
図5の(a)〜図5の(h)に示す第1および第2渦巻き部51,52は、FPC基板21の表面または裏面の同一面において、グランド部31および放射部33の並び方向である一方向に、重なりあうことなく並ぶように配置されている。また、グランド部31から放射部33へ向かう電流の第1および第2渦巻き部51,52を流れる方向(第1および第2渦巻き部51,52における電流方向)は、第1および第2渦巻き部51,52において同一であり、第1および第2渦巻き部51,52の外端部51a,52aから内端部51b,52bへ向かう方向、またはから内端部51b,52bから外端部51a,52aへ向かう方向である。なお、符号51cは前記導体部32cに対応する導体部、符号53cは前記導体部34cに対応する導体部である。
図5の(a)に示す第1アンテナ装置11は、グランド部31、第1および第2渦巻き部51,52ならびに放射部33をFPC基板21の表面に配置し、第1および第2接続配線部53,54をFPC基板21の裏面に配置している。第1および第2渦巻き部51,52におけるグランド部31から放射部33へ向かう電流方向は、外端部51a,52aから内端部51b,52bへ向かう方向である。
図5の(a)において、第1渦巻き部51の外端部51aは、グランド部31の凹部31aに配置されている。第1接続配線部53は、第1渦巻き部51の内端部51bと第2渦巻き部52の外端部52aとを接続している。第2接続配線部54は、第2渦巻き部52の内端部52bと放射部33とを接続している。
図5の(b)に示す第1アンテナ装置11は、グランド部31、第1および第2渦巻き部51,52ならびに放射部33をFPC基板21の表面に配置し、第1および第2接続配線部53,54をFPC基板21の裏面に配置している。第1および第2渦巻き部51,52におけるグランド部31から放射部33へ向かう電流方向は、内端部51b,52bから外端部51a,52aへ向かう方向である。
図5の(b)において、第1接続配線部53の一端部は、第1渦巻き部51の内端部51bと接続されている。第1接続配線部53の他端部は、グランド部31の凹部31aに配置されている。凹部31aへの第1接続配線部53の他端部の配置は、前述した渦巻き部の外端部の対凹部配置形態により行われている。
第2接続配線部54は第1渦巻き部51の外端部51aと第2渦巻き部52の内端部52bとを接続している。第2渦巻き部52の外端部52aは、放射部33と接続されている。
図5の(c)に示す第1アンテナ装置11は、グランド部31ならびに第1および第2渦巻き部51,52をFPC基板21の表面に配置し、放射部33ならびに第1および第2接続配線部53,54をFPC基板21の裏面に配置している。第1および第2渦巻き部51,52におけるグランド部31から放射部33へ向かう電流方向は、外端部51a,52aから内端部51b,52bへ向かう方向である。
図5の(c)において、第1渦巻き部51の外端部51aは、グランド部31の凹部31aに配置されている。第1接続配線部53は、第1渦巻き部51の内端部51bと第2渦巻き部52の外端部52aとを接続している。第2接続配線部54は、第2渦巻き部52の内端部52bと放射部33とを接続している。
図5の(d)に示す第1アンテナ装置11は、グランド部31ならびに第1および第2渦巻き部51,52をFPC基板21の表面に配置し、放射部33ならびに第1および第2接続配線部53,54をFPC基板21の裏面に配置している。第1および第2渦巻き部51,52におけるグランド部31から放射部33へ向かう電流方向は、内端部51b,52bから外端部51a,52aへ向かう方向である。
図5の(d)において、第1接続配線部53の一端部は、第1渦巻き部51の内端部51bと接続されている。第1接続配線部53の他端部は、グランド部31の凹部31aに配置されている。凹部31aへの第1接続配線部53の他端部の配置は、前述した接続配線部の端部の対凹部配置形態により行われている。
第2接続配線部54は第1渦巻き部51の外端部51aと第2渦巻き部52の内端部52bとを接続している。第2渦巻き部52の外端部52aは、放射部33と接続されている。
図5の(e)に示す第1アンテナ装置11は、グランド部31、放射部33ならびに第1および第2接続配線部53,54をFPC基板21の表面に配置し、第1および第2渦巻き部51,52をFPC基板21の裏面に配置している。第1および第2渦巻き部51,52におけるグランド部31から放射部33へ向かう電流方向は、外端部51a,52aから内端部51b,52bへ向かう方向である。
図5の(e)において、第1渦巻き部51の外端部51aは、グランド部31の凹部31aに配置されている。凹部31aへの第1渦巻き部51の外端部51aの配置は、前述した前述した渦巻き部の外端部の対凹部配置形態により行われている。第1接続配線部53は、第1渦巻き部51の内端部51bと第2渦巻き部52の外端部52aとを接続している。第2接続配線部54は、第2渦巻き部52の内端部52bと放射部33とを接続している。
図5の(f)に示す第1アンテナ装置11は、グランド部31、放射部33ならびに第1および第2接続配線部53,54をFPC基板21の表面に配置し、第1および第2渦巻き部51,52をFPC基板21の裏面に配置している。第1および第2渦巻き部51,52におけるグランド部31から放射部33へ向かう電流方向は、内端部51b,52bから外端部51a,52aへ向かう方向である。
図5の(f)において、第1接続配線部53の一端部は第1渦巻き部51の内端部51bと接続されている。第1接続配線部53の他端部はグランド部31の凹部31aに配置されている。第2接続配線部54は、第1渦巻き部51の外端部51aと第2渦巻き部52の内端部52bとを接続している。第2渦巻き部52の外端部52aは、放射部33と接続されている。
図5の(g)に示す第1アンテナ装置11は、グランド部31ならびに第1および第2接続配線部53,54をFPC基板21の表面に配置し、第1および第2渦巻き部51,52ならびに放射部33をFPC基板21の裏面に配置している。第1および第2渦巻き部51,52におけるグランド部31から放射部33へ向かう電流方向は、外端部51a,52aから内端部51b,52bへ向かう方向である。
図5の(g)において、第1渦巻き部51の外端部51aは、グランド部31の凹部31aに配置されている。凹部31aへの第1渦巻き部51の外端部51aの配置は、前述した前述した渦巻き部の外端部の対凹部配置形態により行われている。第1接続配線部53は、第1渦巻き部51の内端部51bと第2渦巻き部52の外端部52aとを接続している。第2接続配線部54は、第2渦巻き部52の内端部52bと放射部33とを接続している。
図5の(h)に示す第1アンテナ装置11は、グランド部31ならびに第1および第2接続配線部53,54をFPC基板21の表面に配置し、第1および第2渦巻き部51,52ならびに放射部33をFPC基板21の裏面に配置している。第1および第2渦巻き部51,52におけるグランド部31から放射部33へ向かう電流方向は、内端部51b,52bから外端部51a,52aへ向かう方向である。
図5の(h)において、第1接続配線部53の一端部は、第1渦巻き部51の内端部51bと接続されている。第1接続配線部53の他端部は、グランド部31の凹部31aに配置されている。第2接続配線部54は、第1渦巻き部51の外端部51aと第2渦巻き部52の内端部52bとを接続している。第2渦巻き部52の外端部52aは、放射部33と接続されている。
本実施の形態の第1アンテナ装置11では、複数の第1および第2渦巻き部51,52を備えているので、アンテナ構成要素(アンテナエレメント)をさらに短縮し、さらに小型化できるようになっている。
〔実施の形態4〕
本発明のさらに他の実施の形態を図面に基づいて以下に説明する。
(電流方向が異なる複数の渦巻き部を有する構成の例)
図5の(a)〜図5の(h)に示した第1アンテナ装置11では、複数の渦巻き部すなわち第1および第2渦巻き部51,52は、グランド部31から放射部33へ向かう電流方向が同一であり、いずれも第1および第2渦巻き部51,52の外端部51a,52aから内端部51b,52bへ向かう方向、またはから内端部51b,52bから外端部51a,52aへ向かう方向であった。
しかしながら、複数の渦巻き部すなわち第1および第2渦巻き部51,52におけるグランド部31から放射部33へ向かう電流方向は、図6の(a)〜図6の(h)に示すように、同一ではなく、一方が外端部から内端部へ向かう方向であり、他方が内端部から外端部へ向かう方向であってもよい。
図6の(a)〜図6の(h)に示す第1アンテナ装置11は、図5の(a)〜図5の(h)に示した第1アンテナ装置11にそれぞれ対応し、図5の(a)〜図5の(h)に示した第1アンテナ装置11とは、第1渦巻き部51と第2渦巻き部52とで、グランド部31から放射部33へ向かう電流方向が異なるのみである。第1アンテナ装置11の他の構成は、図5の(a)〜図5の(h)に示した第1アンテナ装置11と同一である。
本実施の形態の第1アンテナ装置11では、複数の第1および第2渦巻き部51,52を備えているので、アンテナ構成要素(アンテナエレメント)をさらに短縮し、さらに小型化できるようになっている。
〔実施の形態5〕
本発明のさらに他の実施の形態を図面に基づいて以下に説明する。
(旋回方向が異なる複数の渦巻き部を有する構成の例)
図7の(a)〜図7の(h)は、本発明のさらに他の実施の形態の第1アンテナ装置の構成要素の配置形態を示す模式図である。
図5の(a)〜図5の(h)に示した第1アンテナ装置11では、第1渦巻き部51と第2渦巻き部52とで、旋回方向(電流が流れる方向)が同じであった。これに対し、図7の(a)〜図7の(h)に示す第1アンテナ装置11では、第1渦巻き部51と第2渦巻き部52とで、旋回方向(電流が流れる方向)が互いに異なり、逆向きとなっている。他の構成は、図5の(a)〜図5の(h)に示した第1アンテナ装置11と同一である。
本実施の形態の第1アンテナ装置11では、複数の第1および第2渦巻き部51,52を備えているので、アンテナ構成要素(アンテナエレメント)をさらに短縮し、さらに小型化できるようになっている。
〔実施の形態6〕
本発明のさらに他の実施の形態を図面に基づいて以下に説明する。
(旋回方向が異なる複数の渦巻き部を有する構成の他の例)
図8の(a)〜図8の(h)は、本発明のさらに他の実施の形態の第1アンテナ装置の構成要素の配置形態を示す模式図である。
図6の(a)〜図6の(h)に示した第1アンテナ装置11では、第1渦巻き部51と第2渦巻き部52とで、旋回方向(電流が流れる方向)が同じであった。これに対し、図8の(a)〜図8の(h)に示す第1アンテナ装置11では、第1渦巻き部51と第2渦巻き部52とで、旋回方向(電流が流れる方向)が互いに異なり、逆向きとなっている。他の構成は、図6の(a)〜図6の(h)に示した第1アンテナ装置11と同一である。
本実施の形態の第1アンテナ装置11では、複数の第1および第2渦巻き部51,52を備えているので、アンテナ構成要素(アンテナエレメント)をさらに短縮し、さらに小型化できるようになっている。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、自動車のピラーなど、配置スペースが狭い領域に限られている車載用の平面アンテナ装置として利用することができる。
1 化粧板
11 第1アンテナ装置
12 第2アンテナ装置
21 FPC基板
31 グランド部
31a 凹部
32 渦巻き部
32a 外端部
32b 内端部
32c 導体部
33 放射部
34 接続配線部
34c 導体部
41 同軸ケーブル
51 第1渦巻き部
51a 外端部
51b 内端部
52 第2渦巻き部
52a 外端部
52b 内端部
53 第1接続配線部
53c 導体部
54 第2接続配線部

Claims (11)

  1. 複数のアンテナ構成要素からなるアンテナパターンがアンテナ基板に形成されている平面状のアンテナ装置において、
    前記アンテナ構成要素は、グランド部、渦巻き部および放射部を含み、これらグランド部、渦巻き部および放射部がこの順序にて前記アンテナ基板に一方向に並べて配置されていることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記アンテナ構成要素は接続配線部を含み、
    前記グランド部および前記渦巻き部は前記アンテナ基板の第1面に形成され、
    前記渦巻き部の外端部は前記グランド部に近接して配置され、
    前記渦巻き部の外端部および前記グランド部は給電部となっており、
    前記接続配線部は、前記アンテナ基板の第2面に形成され、前記渦巻き部の内端部と前記放射部とを接続していることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記アンテナ構成要素は接続配線部を含み、
    前記グランド部および前記渦巻き部は前記アンテナ基板の第1面に形成され、
    前記渦巻き部の外端部は前記放射部と接続され、
    前記接続配線部は、前記アンテナ基板の第2面に形成され、一端部が前記渦巻き部の内端部と接続され、他端部が前記アンテナ基板を貫通して、前記グランド部に近接して配置され、
    前記接続配線部の前記他端部および前記グランド部は給電部となっていることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  4. 前記アンテナ構成要素は接続配線部を含み、
    前記グランド部および前記接続配線部は前記アンテナ基板の第1面に形成され、
    前記渦巻き部は前記アンテナ基板の第2面に形成され、
    前記渦巻き部の外端部は、前記アンテナ基板を貫通して、前記グランド部に近接して配置され、
    前記渦巻き部の外端部および前記グランド部は給電部となっており、
    前記接続配線部は、前記渦巻き部の内端部と前記放射部とを接続していることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  5. 前記アンテナ構成要素は接続配線部を含み、
    前記グランド部および前記接続配線部は前記アンテナ基板の第1面に形成され、
    前記渦巻き部は前記アンテナ基板の第2面に形成され、
    前記渦巻き部の外端部は前記放射部と接続され、
    前記接続配線部は、一端部が前記渦巻き部の内端部と接続され、他端部が前記グランド部に近接して配置され、
    前記接続配線部の前記他端部および前記グランド部は給電部となっていることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  6. 前記渦巻き部は、複数個が前記アンテナ基板の同一面に並べて配置され、
    隣り合う第1渦巻き部と第2渦巻き部との外端部と内端部、または内端部と外端部とが接続されていることを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  7. 前記渦巻き部は、複数個が前記アンテナ基板の同一面に並べて配置され、
    隣り合う第1渦巻き部と第2渦巻き部との外端部同士または内端部同士が接続されていることを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  8. 前記第1渦巻き部と前記第2渦巻き部とは、電流が流れる方向を旋回方向とした場合に、旋回方向が同一であることを特徴とする請求項6または7に記載のアンテナ装置。
  9. 前記第1渦巻き部と前記第2渦巻き部とは、電流が流れる方向を旋回方向とした場合に、旋回方向が互いに異なることを特徴とする請求項6または7に記載のアンテナ装置。
  10. 前記接続配線部は渦巻き形状を有し、前記接続配線部の前記渦巻き形状および前記渦巻き部は、電流が流れる方向を旋回方向とした場合に、前記第1面側から見た場合の旋回方向が同一であることを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  11. 複数のアンテナ構成要素からなるアンテナパターンが形成されている前記アンテナ基板が、自動車のピラーに取り付けられる化粧板に内蔵されていることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
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