JP2016109889A - 手振れ補正ユニット - Google Patents
手振れ補正ユニット Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016109889A JP2016109889A JP2014247644A JP2014247644A JP2016109889A JP 2016109889 A JP2016109889 A JP 2016109889A JP 2014247644 A JP2014247644 A JP 2014247644A JP 2014247644 A JP2014247644 A JP 2014247644A JP 2016109889 A JP2016109889 A JP 2016109889A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- frame
- magnet
- fixed
- lens frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Studio Devices (AREA)
- Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
Abstract
Description
補正レンズを備える可動側を、固定側に対して相対的に、光軸に直交する方向へ移動させて手振れを補正する手振れ補正ユニットにおいて、
前記可動側には、
補正レンズと、
前記補正レンズを保持するレンズ枠と、
複数の位置検出用磁石と、
コイル用フレキシブルプリント基板に接続された複数の駆動用コイルが備えられ、
前記固定側には、
複数の駆動用磁石と、
位置検出用フレキシブルプリント基板に実装された複数の磁界検出素子と、
強磁性体が備えられ、
前記複数の駆動用コイルと前記複数の駆動用磁石から構成される駆動部により前記可動側が駆動され、
前記複数の磁界検出素子と前記複数の位置検出用磁石から構成される位置検出部により前記可動側の前記固定側に対する相対的な位置を検出し、
前記強磁性体には前記位置検出用磁石からの磁束が光軸に平行な方向から流入する
ことを特徴とする手振れ補正ユニットとした。
請求項1に記載の手振れ補正ユニットにおいて、
前記固定側は第1の固定枠と第2の固定枠を有し、
前記第2の固定枠には前記強磁性体が固定される
ことを特徴とする請求項1に記載の手振れ補正ユニットとした。
前記第2の固定枠、前記レンズ枠及び前記強磁性体はそれぞれ光軸と直交する平面内に配置され、
前記第2の固定枠は、光軸に平行な方向において、一方で前記レンズ枠と対向し、他方で前記強磁性体と対向するように前記第1の固定枠に対して固定されている
ことを特徴とする請求項2に記載の手振れ補正ユニットとした。
前記レンズ枠は、前記第1の固定枠と対向する側の面に、前記複数の駆動用コイルの位置決め用のボスを有する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の手振れ補正ユニットとした。
前記レンズ枠は、前記補正レンズを保持し、前記第2の固定枠との間に配置される転動可能な複数の球体により光軸と直交する方向へ移動可能に支持される
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の手振れ補正ユニットとした。
前記駆動用コイル、前記駆動用磁石及び前記球体のそれぞれは、
光軸方向から見たときに光軸を中心として前記磁界検出素子と点対称となる位置に配置される
ことを特徴とする請求項4に記載の手振れ補正ユニットとした。
前記レンズ枠が光軸と直交する方向において前記補正レンズの半径方向にのみ移動可能でありかつ揺動可能であるように案内する規制手段が前記固定側に設けられ、
前記コイル用フレキシブルプリント基板の端末は前記規制手段に近接する位置で引き出される
ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の手振れ補正ユニットとした。
前記強磁性体の前記検出用磁石を含む光軸と直交する平面に対する投影面積は、前記レンズ枠が移動される際に常に前記位置検出用磁石の移動範囲を含む大きさである
ことを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれかに記載の手振れ補正ユニットとした。
前記第1の固定枠、前記レンズ枠及び前記コイル用フレキシブルプリント基板はそれぞれ光軸と直交する平面内に配置され、
前記第1の固定枠は、光軸に平行な方向において、前記レンズ枠と対向するように配置され、
前記コイル用フレキシブルプリント基板は前記レンズ枠の前記第1の固定枠と対向する側に固定され、
前記位置検出用磁石は前記レンズ枠の前記磁界検出素子と対向する側に固定される
ことを特徴とする請求項2乃至請求項7のいずれかに記載の手振れ補正ユニットとした。
前記コイル用フレキシブルプリント基板及び前記位置検出用フレキシブルプリント基板は、片面のみに配線パターンが形成された、補強板をもたない基板である
ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の手振れ補正ユニットとした。
前記駆動用コイルは偏平な空芯部を有するコイルであり、前記レンズ枠はこのコイルの空芯部に嵌装される位置決め用ボス部を有する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の手振れ補正ユニットとした。
前記球体は強磁性体からなり、前記駆動用磁石の磁力により吸引可能である
ことを特徴とする請求項4乃至請求項10のいずれかに記載の手振れ補正ユニットとした。
図1に示すデジタル一眼レフカメラ(以下単にカメラという。)10は、光学フィルタ(不図示)を介して被写体の光学像を結像する固体撮像素子(例えばCCD)12を含むボディー11と、複数のレンズ群L1〜L4等からなる撮像光学系14を有するレンズ鏡筒13とを備えている。本実施の形態においては、ファインダー上で被写体を観察中にも手振れ防止機能を視認できるようにするために、手振れ補正手段としてレンズシフト方式を採用している。このレンズシフト方式では、手振れ補正レンズ群が光軸と直交方向に変位した時にシフト状態での収差を良好に補正し、また撮影者の手振れの最大補正角度振れに対応した最大レンズシフト量を適切な値にすることが重要である。これらの条件を満足するようなレンズ群を補正レンズ群として選定すればよく、例えば第4レンズ群L4を構成するレンズの少なくとも一部を手振れ補正レンズとしてシフトさせればよい。
手振れ補正ユニット1の主要部の構成を図2〜9及び図11〜13などにより説明する。図2〜5及び図12には、光軸方向をZ軸とするX、Y、Zの直交座標の方向が示されている。以下の説明では、同一機能部分は同一の参照符号で示す。手振れ補正ユニット1は、1枚又は複数枚のレンズからなる補正レンズ(不図示)を有するレンズ枠(鏡室を形成する部材)2を含む可動部材1Uと、レンズ枠2をレンズ鏡筒13(図1参照)内に支持するための第1の固定枠3Aを含む固定部材1Vと、レンズ枠2を固定部材1Vに対して光軸と直交する面内で摺動自在に支持する強磁性体からなる3つの球体(以下「ボール」という。)4a、4b、4cと、レンズ枠2を光軸に対して垂直な面内で駆動するボイスコイルモータ(駆動部)(以下「VCM」という。)と、レンズ枠2の移動量を検出する位置検出部を備えている。VCMは、可動子 となるレンズ枠2に設置された長円形状の偏平な空芯コイル(駆動用コイル)52a、52b、52cと、固定子となる第1の固定枠3Aに固設された磁石部材51a、51b、51cとから成り、駆動用コイルに電流を流すことによって推力を発生する。位置検出部は、レンズ枠2に固定された位置検出用磁石61a、61b、61cと、磁界検出素子(例えばホール素子)60a、60b、60cとから成り、各ホール素子により、各位置検出用磁石から発生する磁界を検出することで、レンズ枠2の移動量を検出する。また、この手振れ補正ユニット1は、後述の機構により、非撮像時に補正レンズを光軸と一致する位置に静止しておくことができる。
可動部材1Uは、図2〜図4に示すように、レンズ枠2とそこに固着されたコイル用フレキシブルプリント基板(以下「コイル用FPC」という。)8を含む。本実施例では、コスト低減を図るために、片面に回路パターンが型成されたフレキシブルプリント基板(FPC)が使用される。レンズ枠2には、VCMの可動子を構成する駆動用コイル及び位置検出部の一部である位置検出用磁石61aが装着されている。
固定部材1Vは、図2、3及び図5に示すように、第1の固定枠3Aとそこに固着される第2の固定枠3Bと、強磁性体からなる第2のバックヨーク9、円環状の位置検出用フレキシブルプリント基板(以下「位置検出用FPC」という。)7を含む。位置検出用FPC7の表面(可動部材側の面)には、配線パターン(不図示)が形成されてホール素子60a、60b、60cが実装される。
レンズ枠を移動させるためのボイスコイルモータ(以下「VCM」という。)5a、5b、5cは、図3及び図4等に示すように、可動子となるレンズ枠2に設置された長円形状の偏平な空芯コイル(駆動用コイル)52a、52b、52cと、固定子となる第1の固定枠3Aに固設された磁石部材51a、51b、51cを有する構成としているため、可動磁石型のVCMと比較して可動部材の軽量化を図ることができる。コイル用FPC8は、図10に示すようにレンズ枠2に巻付けられる巻回部80と、そこから分岐されて、駆動用コイル52a、52b、52cが実装される矩形状に形成されたコイル受部81a、81b、81cと、引出部82を有する。このFPCは所定位置で折り曲げられてレンズ枠2に固定される。
上記のVCMで補正レンズを駆動する場合、補正レンズを支持するレンズ枠2の移動量に基づいてフィードバック制御するために、レンズ枠2の移動量を検出する位置検出部が設けられる。位置検出部は、レンズ枠2に固定された位置検出用磁石61a、61b、61cと、各磁石から発生する磁界を検出するための磁界検出素子(例えばホール素子)60a、60b、60cを備えている(図2、図3、図6参照)。また必要に応じて位置検出用磁石の裏面(ホール素子に対向する面と反対側)に強磁性体(例えばSS材等の鉄鋼材料)からなる平板状のバックヨーク(不図示)を設置してもよい。さらに位置検出用FPC7の裏面(ホール素子が実装されていない側の面)には、図8に示すように第2のバックヨーク9が設けられており、位置検出用磁石から発生する磁束が流入して、ホール素子は第1の固定枠3A及び第2の固定枠3Bに対して所定位置に固定される。図6に示すように、ホール素子60a、60b、60cは、その中心Pa、Pb、Pcが光軸Zに対して推力中心Fa、Fb、Fcに対して反転した位置(点対称の位置)に固定される。ホール素子をこのように配置することにより、ホール素子を推力中心と一致するように配置した場合と同様の演算を行うことができ、レンズ枠2の移動量を正確に検出できる。
本実施例においては、磁界検出素子としてGaAs系ホール素子を使用するとともに、定電流動作で駆動することにより、出力電圧の温度特性が小さくなり(約0.06%/°C)、環境条件(周囲温度等)によらず正確な位置決め制御を行う上で有利である。なお、ホール素子の入力抵抗と直列に外付抵抗を接続し、この外付抵抗を入力抵抗より十分大きくしかつ印加電圧を十分大きくすることにより、定電流回路を形成することができる。
位置検出用磁石としては、公知の永久磁石を使用することができるが、永久磁石粉末(表面を樹脂で被覆してもよい)と、この永久磁石粉末を樹脂又はゴム等の高分子材料で結合したボンド磁石を使用することが好ましい。ボンド磁石を使用することにより、焼結磁石よりも軽量であり、可動部の重量を軽減することができる。例えばNd−Fe−B系焼結磁石の密度は、約7400Kg/m3であるが、Nd−Fe−B系等方性ボンド磁石の密度は約6100〜6400Kg/m3で、焼結磁石よりも14〜18%程度の軽量化が達成できる。また磁極の反転部では、磁束密度は直線的に変化するが、ボンド磁石を使用することにより、直線部分の長さが大きくなるので、広い範囲で高い検出精度を維持できる。但しホール素子の出力電圧は低下するので、電気的に増幅すればよい。位置検出用磁石としては、0.1〜0.2Tの表面磁束密度を有する希土類ボンド磁石を使用することが好ましい。位置検出用磁石の材質は可動部重量の軽量化を図るためにボンド磁石の方が望ましいが、例えば大口径レンズ等の可動部が重いレンズ枠の位置検出とレンズ枠の吸引保持のためには、小型の希土類系焼結磁石でも可動磁石型のVCMよりは十分に可動部の軽量化を達成できるため実用上の問題は実質的にない。
本実施例の手振れ補正ユニット1は、各部材を準備し、例えば次の工程により組立てることができる。補正レンズが固着されたレンズ枠2に、コイル受部81a、81b、81cに駆動用コイル52a、52b、52cが実装されたコイル用FPC8を巻回し、引出部82を引出す。また位置検出用FPC7の円環部70にホール素子60a、60b、60cを実装する。次いで第1の固定枠3Aに、駆動用磁石511a、511b、511cとバックヨーク512a、512b、512cを固着して、磁石部材51a、51b、51cを設ける。次いでレンズ枠2の各ボール保持部に球体4a、4b、4cをセットした後、レンズ枠2のガイド軸23a、23b、23cをガイド穴35a、35b、35cに挿入する。次いで第2のバックヨーク9と第2の固定枠3Bとの間に位置検出用FPC7を介装した状態で、これらの部材を小ネジ90により第1の固定枠3Aに固定する。第2のバックヨークは、位置検出用磁石に磁気的に吸引されて、レンズ枠2と第1の固定枠3Aとの間にボール4が介装される。ここで、レンズ枠2が光軸と直交する平面内で円滑に移動可能に支持されるために、磁気吸引力は概ね可動部材質量の約3倍程度に設定することが好ましい。このようにして本発明の手振れ補正ユニット1が得られる。レンズ枠2に作用する磁気吸引力は、弱いと球体が脱落し易くなり、一方強すぎてもレンズ枠2が変形し易くなる。
本発明の手振れ補正ユニットは、上記の組立工程の一部を変更することができる。例えば図4及び5に示すレンズ枠2の代わりに、図12及び13に示すレンズ枠2を用いるとともに、図10に示すコイル用FPC8の代わりに図14に示すコイル用FPC8を使用することにより、組立工数を低減することができる。図12及び13に示すレンズ枠2は、磁石保持部22a、22b、22cの第1の固定枠3Aに対向する側の面に、各駆動用コイル52a、52b、52cの空芯部に嵌装されかつコイルの厚さよりも薄い厚さをもつ、一対の位置決め用ボス部(円板状部)223a、223b、223cを有する。さらにレンズ枠2は、磁石保持部22a、22b、22cの第1の固定枠3Aに対向する側の面に、コイルの端末(例えば巻き始め521a、521b、521c)が引き出される切欠部224a、224b、224cが形成されている。コイル用FPC8は、レンズ枠2に巻回される巻回部80とそこから延出するランド部83a、83b、83cと引出部82を有する。
例えば駆動用コイル52aに通電すると、コイルに対向する永久磁石である駆動用磁石511aは固定されているので、駆動用コイル52aにはフレミングの左手の法則に基づいて、半径方向に沿う推力が発生する。すなわちレンズ枠2は、光軸方向と垂直な平面において、半径方向に移動することができる。また、他の駆動用コイルと対向する永久磁石である駆動用磁石も同様に駆動することができる。従って、各駆動用コイルに供給する電流の極性及び/又は大きさを変えることにより、推力の大きさと向きを調整することができるので、各VCMに発生する推力を合成することにより、レンズ枠2を光軸と垂直な面内で任意の方向に駆動することができる。この駆動量を制御回路にフィードバックして、目標位置に補正レンズを移動させることができる。
上記の手振れ補正装置において、手振れ補正動作が行われない初期状態では、図15に示すように、位置検出用磁石61aのゼロクロス点(N極とS極の境界)Paは、ホール素子61aの中心と一致する位置に存在する。位置検出用磁石の磁束密度分布は、図15(b)に示すように、概略正弦波に近似される。曲線HBは、センサ用磁石が希土類焼結磁石(表面磁束密度約400mT)の場合で、ゼロクロス点P0を中心として、例えば±0.5mm程度の範囲(L1)では、磁束密度は直線的に変化する。これに対してセンサ用磁石が希土類ボンド磁石(表面磁束密度約200mT)の場合で、ゼロクロス点Paを中心として、例えば±1mm程度の範囲(L2)では、磁束密度は直線的に変化する。この磁束密度が直線的に変化する範囲では、ホール素子の出力電圧も直線的に変化するので、補正レンズの移動量を精度よく検出することができる。但し、希土類ボンド磁石の場合は、検出感度を高めるために、出力電圧を増幅することが好適である。
図1に示す手振れ補正ユニット1において、駆動用磁石(円周方向長さLm=6.2mm、厚さ=1.3mm、幅=5.6mm)として希土類焼結磁石(4400kJ/m3[44MGOe]の最大エネルギー積を有する。)を使用し、SS材製バックヨーク(厚さ=1.0mm)を使用するとともに、駆動用コイル(自己融着線、線径=φ0.085mm、ターン数=192T)をレンズ枠に固定して可動コイル型ボイスコイルモータを構成した。またセンサ用磁石(円周方向長さLm=5.0mm、厚さtm=1.0mm、幅=3.3mm)として、希土類ボンド磁石(1000kJ/m3[10MGOe]の最大エネルギー積を有する。)を使用し、ホール素子と磁石部との間隙g1を0.3mmに、ホール素子の検出面と円環状ヨークとの間隙g2を0.9mmに、センサ用磁石部の間隙Lgを0mm(隙間なし)に設定した。可動部の総質量を4.53g(レンズ1.65g、可動枠等2.87g)、1つのVCMの推力を20gfとした。
本実施例においては、例えば次の手順で手振れ補正動作を実行することができる(図1参照)。手振れ量検出部(ジャイロセンサ)15a、15bで手振れ量(カメラ本体の揺れ、例えば角速度)を検出し、制御回路16に入力される。制御回路16では、振れ量演算部でこの振れ量から角度を演算し(積分などの演算処理を行い)、撮影モード判別部でレンズ位置情報とシャッター及びモードスイッチ情報から撮影モードを判別し、次いで補正量演算部で手振れ補正量(手振れ角度×焦点距離×α)を算出し、この補正量だけリニアモータを駆動する動作が実行される。この補正動作(補正レンズの移動量を制御回路にフィードバックして、目標位置に補正レンズを移動させる)により、手振れにより変動した入射光軸を光軸方向に偏移させることで、手振れが補正された光学像を得ることができる。
(1)光軸方向に沿って(撮像素子に向って)、駆動用磁石、駆動用コイル及び吸引ヨーク(第2のバックヨーク)を配置して磁気回路を形成した可動コイル型VCMを有するので、消費電力の増大などの不具合を伴うことなく、大型の駆動用磁石を使用できるので、推力質量比の増大を図ることができる。
2:レンズ枠、20:円環部、21a、21b、21c:ボール保持部、211a、211b、211c:円孔部、22a、22b、22c:磁石保持部、221a、221b、221c:矩形状の溝部、222a、222b、222c:爪部、223a、223b、223c:位置決め用ボス部、224a、224b、224c:切欠部、23a、23b、23c:ガイド軸、
3A:第1の固定枠、30:底板部、31a、31b、31c:磁石保持部、32a、32b、32c:ステイ部、33a、33b、33c:ピン部、34a、34b、34c:ガイド穴、
3B:第2の固定枠、35a、35b、35c:キリ欠、36:キリ穴、37a、37b、37c:円孔
4a、4b、4c:球体、
51a、51b、51c:磁石部材、511a、511b、511c:駆動用磁石、512a、512b、512c:第1のバックヨーク、
52a、52b、52c:駆動用コイル、521a、521b、521c:巻始め、522a、522b、522c:巻終わり
60a、60b、60c:ホール素子、61a、61b、61c:位置検出用磁石、
7:位置検出用フレキシブルプリント基板、70:円環部、701:キリ穴、71:引出部、
8:コイル用フレキシブルプリント基板、80:巻回部、81a、81b、81c:コイル受部、82:引出部、83a、83b、83c:ランド部、
9:第2のバックヨーク、91:キリ穴、
90:小ネジ、
10:カメラ、11:ボディー、12:固体撮像素子、13:レンズ鏡筒、14:撮像光学系、L1、L2、L3、L4:レンズ群、15a、15b:ジャイロセンサ、16:制御回路、17:駆動回路
Fa、Fb、Fc:推力中心、Pa、Pb、Pc:センサ中心、Q:揺動中心、
E:移動範囲、ΔR:第2バックヨークの幅、Ws:移動範囲の幅
Claims (12)
- 補正レンズを備える可動側を、固定側に対して相対的に、光軸に直交する方向へ移動させて手振れを補正する手振れ補正ユニットにおいて、
前記可動側には、
補正レンズと、
前記補正レンズを保持するレンズ枠と、
複数の位置検出用磁石と、
コイル用フレキシブルプリント基板に接続された複数の駆動用コイルが備えられ、
前記固定側には、
複数の駆動用磁石と、
位置検出用フレキシブルプリント基板に実装された複数の磁界検出素子と、
強磁性体が備えられ、
前記複数の駆動用コイルと前記複数の駆動用磁石から構成される駆動部により前記可動側が駆動され、
前記複数の磁界検出素子と前記複数の位置検出用磁石から構成される位置検出部により前記可動側の前記固定側に対する相対的な位置を検出し、
前記強磁性体には前記位置検出用磁石からの磁束が光軸に平行な方向から流入する
ことを特徴とする手振れ補正ユニット。 - 前記固定側は第1の固定枠と第2の固定枠を有し、
前記第2の固定枠には前記強磁性体が固定される
ことを特徴とする請求項1に記載の手振れ補正ユニット。 - 前記第2の固定枠、前記レンズ枠及び前記強磁性体はそれぞれ光軸と直交する平面内に配置され、
前記第2の固定枠は、光軸に平行な方向において、一方で前記レンズ枠と対向し、他方で前記強磁性体と対向するように前記第1の固定枠に対して固定されている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の手振れ補正ユニット。 - 前記レンズ枠は、前記第1の固定枠と対向する側の面に、前記複数の駆動用コイルの位置決め用のボスを有する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の手振れ補正ユニット。 - 前記レンズ枠は、前記補正レンズを保持し、前記第2の固定枠との間に配置される転動可能な複数の球体により光軸と直交する方向へ移動可能に支持される
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の手振れ補正ユニット。 - 前記駆動用コイル、前記駆動用磁石及び前記球体のそれぞれは、
光軸方向から見たときに光軸を中心として前記磁界検出素子と点対称となる位置に配置される
ことを特徴とする請求項5に記載の手振れ補正ユニット。 - 前記レンズ枠が光軸と直交する方向において前記補正レンズの半径方向にのみ移動可能でありかつ揺動可能であるように案内する規制手段が前記固定側に設けられ、
前記コイル用フレキシブルプリント基板の端末は前記規制手段に近接する位置で引き出される
ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の手振れ補正ユニット。 - 前記強磁性体の前記検出用磁石を含む光軸と直交する平面に対する投影面積は、前記レンズ枠が移動される際に常に前記位置検出用磁石の移動範囲を含む大きさである
ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の手振れ補正ユニット。 - 前記第1の固定枠、前記レンズ枠及び前記コイル用フレキシブルプリント基板はそれぞれ光軸と直交する平面内に配置され、
前記第1の固定枠は、光軸に平行な方向において、前記レンズ枠と対向するように配置され、
前記コイル用フレキシブルプリント基板は前記レンズ枠の前記第1の固定枠と対向する側に固定され、
前記位置検出用磁石は前記レンズ枠の前記磁界検出素子と対向する側に固定される
ことを特徴とする請求項2乃至請求項8のいずれかに記載の手振れ補正ユニット。 - 前記コイル用フレキシブルプリント基板及び前記位置検出用フレキシブルプリント基板は、片面のみに配線パターンが形成された、補強板をもたない基板である
ことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の手振れ補正ユニット。 - 前記駆動用コイルは偏平な空芯部を有するコイルであり、前記レンズ枠はこのコイルの空芯部に嵌装される位置決め用ボス部を有する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の手振れ補正ユニット。 - 前記球体は強磁性体からなり、前記駆動用磁石の磁力により吸引可能である
ことを特徴とする請求項5乃至請求項11のいずれかに記載の手振れ補正ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014247644A JP6235450B2 (ja) | 2014-12-08 | 2014-12-08 | 手振れ補正ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014247644A JP6235450B2 (ja) | 2014-12-08 | 2014-12-08 | 手振れ補正ユニット |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016109889A true JP2016109889A (ja) | 2016-06-20 |
JP2016109889A5 JP2016109889A5 (ja) | 2016-12-01 |
JP6235450B2 JP6235450B2 (ja) | 2017-11-22 |
Family
ID=56124181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014247644A Active JP6235450B2 (ja) | 2014-12-08 | 2014-12-08 | 手振れ補正ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6235450B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017013912A1 (ja) * | 2015-07-17 | 2017-01-26 | オリンパス株式会社 | 振れ補正装置 |
JP2017181864A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 日本電産サンキョー株式会社 | 配線基板付きユニットおよび磁気駆動装置、ならびに配線基板付きユニットの配線接続方法 |
KR101865071B1 (ko) * | 2016-12-20 | 2018-06-07 | 마이크로엑츄에이터(주) | 떨림 보정장치 및 이를 포함하는 카메라 렌즈 모듈 |
US10812721B2 (en) | 2017-03-22 | 2020-10-20 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Imaging element driving device, method for manufacturing imaging element driving device, and imaging device |
WO2023058697A1 (ja) * | 2021-10-08 | 2023-04-13 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | モータ用位置検知システム |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20050195286A1 (en) * | 2004-03-08 | 2005-09-08 | Pentax Corporation | Anti-shake apparatus |
JP2005242327A (ja) * | 2004-01-30 | 2005-09-08 | Pentax Corp | 像ブレ補正装置 |
JP2005292796A (ja) * | 2004-03-08 | 2005-10-20 | Pentax Corp | 像ブレ補正装置 |
JP2007219251A (ja) * | 2006-02-17 | 2007-08-30 | Nikon Corp | レンズ鏡筒、カメラシステム |
JP2007219338A (ja) * | 2006-02-20 | 2007-08-30 | Canon Inc | 撮像装置 |
JP2010231043A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Nidec Copal Corp | 像振れ補正装置、撮像レンズユニット、及びカメラユニット |
JP2012118517A (ja) * | 2010-11-11 | 2012-06-21 | Ps-Tokki Inc | 手振れ補正ユニット |
JP2013083753A (ja) * | 2011-10-07 | 2013-05-09 | Tamron Co Ltd | 防振アクチュエータ、及びそれを備えたレンズユニット、カメラ |
JP2013156292A (ja) * | 2012-01-26 | 2013-08-15 | Nidec Copal Corp | レンズ駆動装置 |
JP2014174491A (ja) * | 2013-03-13 | 2014-09-22 | Hoya Corp | 光学機器の防振機構 |
-
2014
- 2014-12-08 JP JP2014247644A patent/JP6235450B2/ja active Active
Patent Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005242327A (ja) * | 2004-01-30 | 2005-09-08 | Pentax Corp | 像ブレ補正装置 |
US20050195286A1 (en) * | 2004-03-08 | 2005-09-08 | Pentax Corporation | Anti-shake apparatus |
JP2005292796A (ja) * | 2004-03-08 | 2005-10-20 | Pentax Corp | 像ブレ補正装置 |
JP2007219251A (ja) * | 2006-02-17 | 2007-08-30 | Nikon Corp | レンズ鏡筒、カメラシステム |
JP2007219338A (ja) * | 2006-02-20 | 2007-08-30 | Canon Inc | 撮像装置 |
JP2010231043A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Nidec Copal Corp | 像振れ補正装置、撮像レンズユニット、及びカメラユニット |
JP2012118517A (ja) * | 2010-11-11 | 2012-06-21 | Ps-Tokki Inc | 手振れ補正ユニット |
JP2013083753A (ja) * | 2011-10-07 | 2013-05-09 | Tamron Co Ltd | 防振アクチュエータ、及びそれを備えたレンズユニット、カメラ |
JP2013156292A (ja) * | 2012-01-26 | 2013-08-15 | Nidec Copal Corp | レンズ駆動装置 |
JP2014174491A (ja) * | 2013-03-13 | 2014-09-22 | Hoya Corp | 光学機器の防振機構 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017013912A1 (ja) * | 2015-07-17 | 2017-01-26 | オリンパス株式会社 | 振れ補正装置 |
US10502973B2 (en) | 2015-07-17 | 2019-12-10 | Olympus Corporation | Shake correction device |
JP2017181864A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 日本電産サンキョー株式会社 | 配線基板付きユニットおよび磁気駆動装置、ならびに配線基板付きユニットの配線接続方法 |
KR101865071B1 (ko) * | 2016-12-20 | 2018-06-07 | 마이크로엑츄에이터(주) | 떨림 보정장치 및 이를 포함하는 카메라 렌즈 모듈 |
US10812721B2 (en) | 2017-03-22 | 2020-10-20 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Imaging element driving device, method for manufacturing imaging element driving device, and imaging device |
WO2023058697A1 (ja) * | 2021-10-08 | 2023-04-13 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | モータ用位置検知システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6235450B2 (ja) | 2017-11-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6285399B2 (ja) | 位置検出装置 | |
JP5308457B2 (ja) | 補正レンズ駆動用ボイスコイルモータ、手振れ補正装置、交換レンズ及び光学機器 | |
JP5463583B2 (ja) | 防振アクチュエータ、及びそれを備えたレンズユニット、カメラ | |
JP4899712B2 (ja) | レンズ鏡筒 | |
US7692687B2 (en) | Anti-shake apparatus | |
JP6235450B2 (ja) | 手振れ補正ユニット | |
US9473703B2 (en) | Blur correction apparatus | |
US8184167B2 (en) | Optical apparatus having magnet member | |
US8400514B2 (en) | Antivibration actuator and lens unit and camera equipped with same | |
JP2012118517A (ja) | 手振れ補正ユニット | |
JP2003295249A (ja) | レンズ鏡筒およびこれを用いた光学機器 | |
JP2009222899A (ja) | 像振れ補正装置 | |
JP2012078450A (ja) | 振れ補正装置、レンズ鏡筒、及び光学機器 | |
KR101398470B1 (ko) | 촬상 장치용 손떨림 보정 모듈 및 이를 구비한 촬상 장치 | |
JP6444238B2 (ja) | 駆動ユニット、レンズ鏡筒、及び光学機器 | |
JP2017111183A (ja) | 手振れ補正装置 | |
US10241349B2 (en) | Image stabilization apparatus, lens apparatus, and imaging apparatus | |
JP2008152034A (ja) | アクチュエータ、及びそれを備えたレンズユニット、カメラ | |
JP2014191092A (ja) | センサレスリニアモータ及び手振れ補正ユニット | |
JP2015064547A (ja) | 手振れ補正ユニット | |
JP2009222744A (ja) | レンズ鏡筒及びそれを具備した光学機器 | |
JP2016144257A (ja) | 磁石装置 | |
JP2014089357A (ja) | 手振れ補正装置 | |
JP2016186587A (ja) | 振れ補正装置、レンズ鏡筒、及び光学機器 | |
US11067824B2 (en) | Optical image stabilization apparatus |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161012 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161012 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170627 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170725 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170829 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171024 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171026 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6235450 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |