JP2016107741A - 車両用内装品 - Google Patents

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和美 上田
Kazumi Ueda
和美 上田
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Abstract

【課題】表皮材を構成する部品点数の削減などによる表皮材のコスト低減や、樹脂芯材に対する表皮材の貼付け作業性の向上を図るのに好適な車両用内装部品の表皮材を提供する。【解決手段】表皮材Aは、一対の表皮ピース材1、2からなるとともに、各表皮ピース材1、2の端末1A、2A付近どうしを重ねて縫い合わせ、その縫い合わせ部4を基点として各表皮ピース材1、2を展開した形態、および、前記縫い合わせ部4より先に位置する各表皮ピース材1、2の端末1A、2Aのうち少なくともいずれか一方の端末そのものが熱処理により硬化した形態になっていていて、その硬化部を前記樹脂芯材の凹部に挿入した状態で前記樹脂芯材の表面に貼付される。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用内装部品を構成する樹脂芯材の表面に貼付される表皮材に関し、特に表皮材を構成する部品点数の削減などによる表皮材のコスト低減や、樹脂芯材に対する表皮材の貼付け作業性の向上を図れるようにしたものである。
従来、車両用内装部品としてはドアトリムが良く知られており、この種のドアトリムとしては樹脂芯材の表面に表皮材を貼付した形態になっているものがある。また、そのような形態のドアトリムを構成する表皮材については、見栄えの向上を図る手段として、手触りや色彩、材質等の特性が異なる一対の表皮ピース材で構成したものが知られている(例えば、特許文献1の図2を参照)。
図4は、自動車用内装部品(例えばドアトリム)を構成する従来の表皮材とこれを樹脂芯材の表面に貼付する工程の説明図である。同図の表皮材Aは、一対の表皮ピース材1、2の端末1A、2A付近どうしを重ねて糸Sで縫い合わせ、その縫い合わせ部4を基点として各表皮ピース材1、2を展開した形態になっている。
そして、前記のように縫い合わせて展開した図4の表皮材Aは、その縫い合わせ部4より先に位置する各表皮ピース材1、2の端末1A、2Aを樹脂芯材Bの凹部B1に挿入した状態で樹脂芯材Bの表面に貼付される(例えば、特許文献1の図2を参照)。
ところで、図4の従来の表皮材Aでは、縫い合わせ部4より先に位置する各表皮ピース材1、2の端末1A、2Aを樹脂芯材Bの凹部B1に挿入する作業において、挿入する各表皮ピース材1、2の端末1A、2Aが樹脂芯材Bの凹部B1の縁に引っ掛かって2つに割れて倒れてしまうと、そのような割れや倒れによって樹脂芯材Bに対する表皮材Aのスムーズな貼付け作業が阻害される。
そこで、図4の従来の表皮材Aでは、前記のように挿入する各表皮ピース材1、2の端末1A、2AをホットメルトフィルムFの接着によって固めている。
しかし、図4の従来の表皮材Aによると、前記のようにホットメルトフィルムFを使用する構成になっているため、表皮材Aを構成する部品点数が多く、また、ホットメルトフィルムFの接着作業やその接着に必要な設備(以下「ホットメルトフィルム接着設備」という)が必要となることから、表皮材Aのコストが高くならざるを得ないという問題点がある。
特開2011−194932号公報
本発明は、前記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、表皮材を構成する部品点数の削減などによる表皮材のコスト低減、および樹脂芯材に対する表皮材の貼付け作業性の向上を図るのに好適な車両用内装部品の表皮材を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、車両用内装部品を構成する樹脂芯材の表面に貼付される表皮材であって、前記表皮材は、一対の表皮ピース材からなるとともに、各表皮ピース材の端末付近どうしを重ねて縫い合わせ、その縫い合わせ部を基点として各表皮ピース材を展開した形態、および、前記縫い合わせ部より先に位置する前記各表皮ピース材の端末のうち少なくともいずれか一方の端末そのものが熱処理により硬化した形態になっていて、その硬化部を前記樹脂芯材の凹部に挿入した状態で前記樹脂芯材の表面に貼付されることを特徴とする。
本発明では、車両用内装部品の表皮材の具体的な構成として、前記の通り、縫い合わせ部より先に位置する各表皮ピース材の端末そのものが熱処理により硬化した形態になっている構成を採用した。このため、その熱処理による硬化部は、一つの塊として存在し、容易に分離することがないから、縫い合わせ部より先に位置する各表皮ピース材の端末を従来のようにホットメルトフィルムの接着によって固める必要はなく、かかるホットメルトフィルムを省略することができる点で、表皮材を構成する部品点数の削減と、ホットメルトフィルムの接着作業やホットメルトフィルム接着設備の廃止を図ることができ、表皮材のコスト低減に好適な車両用内装部品の表皮材を提供し得る。
また、本発明によると、前記のように、縫い合わせ部より先に位置する各表皮ピース材の端末は、そのものが熱処理により硬化した形態になっているため、その端末が樹脂芯材の凹部の縁に引っ掛かって2つに割れて倒れてしまうことや、そのような割れや倒れによって樹脂芯材に対する表皮材のスムーズな貼付け作業が阻害されることもなく、表皮材の貼付け作業性の向上にも好適な自動車用内装部品の表皮材を提供し得る。
図1は本発明を適用した表皮材の製造工程の説明図であり、同図中(a)はその製造工程で用いる一対の表皮ピース材の断面図、(b)は各表皮ピース材の端末付近どうしを重ねて縫い合わせる工程(縫い合わせ工程)の説明図、(c)は縫い合わせた表皮ピース材の斜視図、(d)は縫い合わせ工程後の展開工程において各表皮ピース材を展開した状態の説明図、(e)は縫い合わせ工程後の熱処理工程において各表皮ピース材の端末そのものが熱処理により硬化した状態の説明図。 本発明を適用した表皮材を樹脂芯材の表面に貼付した状態の断面図。 熱処理治具の説明図。 自動車用内装部品(例えばドアトリム)を構成する従来の表皮材とこれを樹脂芯材の表面に貼付する工程の説明図。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した表皮材の製造工程の説明図であり、同図中(a)は、その製造工程で用いる一対の表皮ピース材の断面図、(b)は、各表皮ピース材の端末付近どうしを重ねて縫い合わせる工程(縫い合わせ工程)の説明図、(c)は、縫い合わせた表皮ピース材の斜視図、(d)は、縫い合わせ工程後の展開工程において各表皮ピース材を展開した状態の説明図、(e)は、縫い合わせ工程後の熱処理工程において各表皮ピース材の端末そのものが熱処理により硬化した状態の説明図である。また、図2は、本発明を適用した表皮材を樹脂芯材の表面に貼付した状態の断面図である。
図1の製造工程では、同図(a)に示した一対の表皮ピース材1、2を用いており、それぞれの表皮ピース材1、2の裏面にはウレタン素材等からなるクッション材3が貼り付けられているが、必要に応じて、このクッション材3は省略可能である。
表皮ピース材1、2の素材としては、熱処理によって硬化する素材が用いられる。その素材の一例としてポリ塩化ビニル(PVC)、サーモプラスチックオレフィン(TPO)が挙げられるが、これに限定されることはない。なお、クッション材3の素材については熱処理によって硬化する素材に限定されることはなく、熱処理によって硬化しない素材、例えばウレタン素材をクッション材3として採用してもよい。
図1(b)の縫い合わせ工程では、各表皮ピース材1、2の表面(具体的には、クッション材3を貼り付けていない面)を対向させ(図1(a)参照)、かつ、それぞれの表皮ピース材1、2の端末1A、2Aを揃えた状態で、各表皮ピース材1、2の端末1A、2A付近どうしを重ねて糸Sで縫い合わせる(図1(c)参照)。
図1(d)の展開工程では、前記のように縫い合せた部分(以下「縫い合わせ部4」という)を基点として各表皮ピース材1、2を同図(d)のように展開する。同図(d)においては、その展開の一例として、それぞれの表皮ピース材1、2が全体として一つのフラットな面を形成するように展開した例を示しているが、この展開例に限定されることはない。
図1(e)の熱処理工程では、前述の縫い合わせ部4より先に位置する各表皮ピース材1、2の端末1A、2Aに対して熱処理を施すことにより、各表皮ピース材1、2の端末1A、2Aを溶かして固め硬化させる。このように溶けて固まり硬化した部分(以下「硬化部5」という)は、一つの塊として存在し、容易に分離することはない。
以上で、本発明を適用した表皮材Aは完成する。以上の説明から分かるように、完成した表皮材Aは、一対の表皮ピース材1、2からなるとともに、各表皮ピース材1、2の端末1A、2A付近どうしを重ねて縫い合わせ、その縫い合わせ部4を基点として各表皮ピース材1、2を展開した形態、および、前記縫い合わせ部4より先に位置する各表皮ピース材1、2の端末1A、2Aそのものが熱処理により硬化した形態になっていている。そして、この完成した表皮材Aは、図2に示したように、前記熱処理による硬化部5を樹脂芯材Bの凹部B1に挿入した状態で、樹脂芯材Bの表面に貼付される。
樹脂芯材Bは、ドアトリム等の車両用内装部品を構成する樹脂製の芯材であり、その樹脂芯材Bの表面には前記硬化部5に対応する凹部B1を形成してある。また、この樹脂芯材Bに対する表皮材Aの貼付方式については、例えばホットメルト接着材を用いる方式など、各種の方式を採用することができる。
前述の熱処理については、半田ごてを使用する方式や、図3の熱処理治具を使用する方式を採用することができる。また、周知の超音波による発熱現象を利用した熱処理も採用可能である。
前記半田ごてを使用する方式の場合は、縫い合わせ部4より先に位置する各表皮ピース材1、2の端末1A、2Aに対して、半田ごてのコテ先を当て、その端末1A、2Aの幅方向にコテ先を例えば2往復させる等、往復移動するコテ先の熱で各表皮ピース材1、2の端末1A、2Aを溶かして固め硬化させてもよい。
図3の熱処理治具10は、表皮材セット凹部11Aを有する受け台11と、表皮材セット凹部11Aの内側面に内蔵した伝熱装置12と、表皮材セット凹部11Aの上方から下方に向って上下移動可能な表皮材押え部材13とを備えている。このような構成からなる熱処理治具10においては、縫い合わせ部4より先に位置する各表皮ピース材1、2の端末1A、2Aを伝熱装置12に突き当てるようにセットし、かつ、セットした表皮ピース材1、2を表皮材押え部材13で受け台11側に押え付けた状態で、図示しないスイッチの操作により伝熱装置12を作動させる。これにより、各表皮ピース材1、2の端末1A、2Aは、伝熱装置12からの熱により溶けて固まり硬化する。
以上説明した本実施形態の表皮材Aによると、その具体的な構成として、前記の通り縫い合わせ部4より先に位置する各表皮ピース材1、2の端末1A、2Aそのものが熱処理により硬化した形態になっている構成を採用した。このため、その熱処理による硬化部5は、一つの塊として存在し、容易に分離することがないから、縫い合わせ部4より先に位置する各表皮ピース材1、2の端末1A、2Aを従来のようにホットメルトフィルムFの接着によって固める必要はなく、かかるホットメルトフィルムFを省略することができる点で、表皮材Aを構成する部品点数の削減と、ホットメルトフィルム接着設備の廃止を図ることができる。
また、本実施形態の表皮材Aによると、前記のように、縫い合わせ部4より先に位置する各表皮ピース材1、2の端末1A、2Aは、そのものが熱処理により硬化した形態の硬化部5になっているため、その端末1A、2Aが樹脂芯材Bの凹部B1の縁に引っ掛かって2つに割れて倒れてしまうことや、そのような割れや倒れによって樹脂芯材Bに対する表皮材Aのスムーズな貼付け作業が阻害されることもなく、表皮材Aの貼付け作業性にも優れたものである。
本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で当分野において通常の知識を有する者により多くの変形が可能である。
例えば、以上説明した実施形態における表皮ピース材1、2は両端末1A、2Aが熱処理により溶けて硬化可能であるが、本発明は、その両端末1A、2Aのうち少なくともいずれか一方の端末が熱処理により溶けて硬化するものにも適用し得る。その適用の具体例としては、例えば表皮ピース材1が溶融する素材からなる場合において、表皮ピース材2がクロス等のように溶融しない素材からなる場合が考えられる。
1、2 表皮ピース材
1A、2A 表皮ピース材の端末
3 クッション材
4 縫い合わせ部
5 硬化部
10 熱処理治具
11 受け台
11A 表皮材セット凹部
12 伝熱装置
13 表皮材押え部材
A 表皮材
B 樹脂芯材
B1 樹脂芯材の凹部
F ホットメルトフィルム
S 糸

Claims (1)

  1. 車両用内装部品を構成する樹脂芯材の表面に貼付される表皮材であって、
    前記表皮材は、一対の表皮ピース材からなるとともに、各表皮ピース材の端末付近どうしを重ねて縫い合わせ、その縫い合わせ部を基点として各表皮ピース材を展開した形態、および、前記縫い合わせ部より先に位置する前記各表皮ピース材の端末のうち少なくともいずれか一方の端末そのものが熱処理により硬化した形態になっていて、その硬化部を前記樹脂芯材の凹部に挿入した状態で前記樹脂芯材の表面に貼付されること
    を特徴とする車両用内装部品の表皮材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE112017002728T5 (de) 2016-05-30 2019-02-21 Rengo Co., Ltd. Photolumineszierendes Material

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