JP2016103009A - 画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
Description
前記吸気口から前記送風ファンによって送風される部材に至る風路内に配置されたフィルタと、を有し、前記ラジエータは前記吸気口と前記フィルタの間に位置していることを特徴とする。
(画像表示装置)
図1は、本発明の実施形態に係る画像表示装置の全体構成を示し、以下に説明するような光学構成と、冷却構成と、塵埃除去構成を備える。そして、本実施形態では、冷却構成におけるラジエータを塵埃除去構成にも適した位置に配置する。先ず、光学構成について説明する。
図6は、本発明の実施形態に係る画像表示装置であるプロジェクタの光学構成概略図である。図6で、光学系2は、照明光学系22、色分解合成系23、投射レンズ(投射光学系)24を備える。照明光学系22は、光を発する光源21からの光を用いてライトバルブ2305を照明する。色分解合成系23は、照明光学系22からの光を液晶等より成るライトバルブ2305(2305R、2305G、2305B)に導く色分解光学系と、ライトバルブ2305からの光束を合成して投射レンズ24に導く色合成光学系とを備える。投射レンズ24は、色分解合成系23からの光束を被投射面に導く。
本実施形態における画像表示装置は、装置本体としての筺体1の内部に、ライトバルブ2305を冷却する第1の冷却手段である液冷ユニット3(図3、図4)と、ライトバルブ2305を含む光学系2を送風により冷却する第2の冷却手段(図2)を備える。
ライトバルブ2305は、光の反射時に吸熱する熱量と、画像変調時に自己消費する熱量により発熱するため、第1の冷却手段である液冷ユニット3で冷却される。図4に示すように、液冷ユニット3は、各構成部品をつなぐチューブ35、チューブ内を流れる冷媒(不図示)、冷媒を循環させるポンプ31を備える。さらに、受熱部である受熱ジャケット32、放熱部であるラジエータ33、冷媒を貯蔵し気層も存在するタンク34を備える。
また、光学系2は、送風ファン4からの送風で冷却される。即ち、筺体1に設けられた吸気口11より冷却風を筺体内に取り込み、送風ファン4による強制冷却によって光学系2の部品を冷却し、筺体内の冷却風を排気する排気ファン7を用いて排気口12より冷却風を排気する。ここで、排気ファン7は筺体内の空気を排気するファンであり、吸気口11より外気を取り込み、光学系2を冷却した風や光源21のリフレクタ部、その他電気部品等の発熱体を冷却した風を筺体外へ排気することで筺体内の冷却を行う。
本画像表示装置では、筐体1の吸気口11(図1、図2)より、筺体内の送風ファン4によって外気を吸気する際、吸気口11の下流側位置に塵埃を除去(収集)するフィルタとしての集塵フィルタ5(防塵フィルタ)が配置される。ここで、吸気口11から送風ファン4により送風される部材(部品)に至る風路内(本実施形態では、送風ファン4の送風方向における上流側である送風ファン4の吸気口位置)に配置される集塵フィルタ5は、第1サイズ(20μm以下)より大きい塵埃を除去する。言い換えれば、集塵フィルタ5は、送風ファン4とラジエータ33との間に配置されている。
本実施形態では、吸気口11と集塵フィルタ5の間にラジエータ33を配置する。これにより、以下の効果を奏する。
集塵フィルタを第2フィルタ(微フィルタ)と考えるとき、第2フィルタの上流側に第1フィルタ(粗フィルタ)としてのラジエータ33が備わり、風路に沿って順に吸気口11、ラジエータ33、集塵フィルタ5、送風ファン4が設けられる。
加えて、本実施形態においては、図7に示すように、ラジエータ33の近傍に塵埃を払い落す第1の清掃部材としてのブラシ6を配置し、ラジエータ33を清掃することで、ラジエータ33に塵埃が付着した場合の冷却効率低下を防ぐ効果を有する。即ち、図7において、ブラシ6に取り付けられたモータ61が、ラジエータ33の通気方向に対して垂直な面を平行移動することによって、ブラシ6も同一方向へ稼働し、ラジエータ33の上流側(前面)に付着した塵埃を払い落す。
以下、図9を参照して、塵埃付着を抑制しかつ効率的な冷却を行う本発明の第2の実施形態に係る画像表示装置としてのプロジェクタの構成について説明する。第1の実施形態に対し、本実施形態では、ラジエータが所定の材質から成ることを特徴とする。即ち、本実施形態におけるラジエータ330は、フッ素加工やイオン蒸着などの防汚加工が施された防汚材質で形成されており、外気吸入時の塵埃の付着を抑制する効果を有している。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。即ち、光学系の構成、液冷システムの構成、ファンの個数、清掃手段の方法など、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
上述した実施形態では、ライトバルブは反射型としたが、透過型であっても良い。また、ライトバルブが自ら発光するものである場合には、上述した光源、照明光学系、色分解光学系は不要となる。
上述した実施形態では、画像表示装置として投射光学系としての投射レンズを備えスクリーン面を表示位置としたプロジェクタを説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されず、投射光学系を備えず、LEDを光源とする液晶テレビなどの画像表示装置にも同様に適用できる。この場合の表示位置は、ライトバルブからの光束が色合成光学系で導光された画像表示面となる。一方、LEDをテレビの端部に並べたエッジ型LEDバックライトにおいては、光源をLED、ライトバルブを液晶パネル、第1の導光光学系をLEDからの光束を液晶パネルに導く導光板としてもよい。また、LEDを液晶パネルの裏面に2次元的に配列した直下型LEDバックライトにおいては、光源をLED、ライトバルブを液晶パネル、第1の導光光学系を2次元的に配列されたLEDと液晶パネルの間の拡散版としてもよい。
上述した実施形態では、超高圧水銀ランプを光源とし、第1の冷却手段がライトバルブを液冷する構成を開示したが、本発明はこれに限定されるものではない。超高圧水銀ランプではなく、レーザーダイオード(以下、LD)などの固体光源のみ、あるいは固体光源と蛍光体を光源として、第1の冷却手段がLDとライトバルブのうち少なくとも一方を冷却する構成などであってもよい。
上述した実施形態では、第1の冷却手段がライトバルブを液冷し、第2の冷却手段が、照明光学系および色分解合成系を空冷する構成を開示したが、本発明はこれに限定されるものではない。第1の冷却手段および第2の冷却手段が冷却する対象は、画像表示装置が備える部材であれば良く、例えば、第1の冷却手段および第2の冷却手段が投射光学系を冷却する構成などであってもよい。すなわち、第1の冷却手段および第2の冷却手段は、光源、ライトバルブ、第1の導光光学系、第2の導光光学系のうち少なくとも1つを冷却すればよい。
4 送風ファン
5 集塵フィルタ
11 吸気口(筐体)
21 光源
22 照明光学系
23 色分解合成系
31 ポンプ
33 ラジエータ
35 チューブ
2305 ライトバルブ
Claims (11)
- 光源と、
ライトバルブと、
前記光源からの光束を前記ライトバルブに導光する第1の導光光学系と前記ライトバルブからの光束を被投射面に導く第2の導光光学系のうち少なくとも一方の導光光学系と、
冷媒をチューブの内部で循環させるポンプと、前記光源、前記ライトバルブ、前記第1の導光光学系、前記第2の導光光学系のうち少なくとも1つの熱を前記冷媒を介して放熱するラジエータとを備え、前記光源、前記ライトバルブ、前記第1の導光光学系、前記第2の導光光学系のうち少なくとも1つを冷却する第1の冷却手段と、
吸気口と、
送風ファンを備え、前記吸気口から吸気される風を用いて、前記光源、前記ライトバルブ、前記第1の導光光学系、前記第2の導光光学系のうち少なくとも1つを冷却する第2の冷却手段と、
前記吸気口から前記送風ファンによって送風される部材に至る風路内に配置されたフィルタと、を有し、
前記ラジエータは前記吸気口と前記フィルタの間に位置していることを特徴とする画像表示装置。 - 前記吸気口と前記ラジエータの間に位置し、前記ラジエータを清掃する第1の清掃手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
- 前記ラジエータと前記フィルタの間に位置し、前記ラジエータおよび前記フィルタを清掃する第2の清掃手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示装置。
- 前記ラジエータは、防汚材質で形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像表示装置。
- 前記フィルタは、前記送風ファンと前記ラジエータの間に配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像表示装置。
- 前記第1の導光光学系は、前記光源からの光束を用いて前記ライトバルブを照明する照明光学系と、前記照明光学系からの光束を前記ライトバルブに導く色分解光学系とを備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像表示装置。
- 前記第2の導光光学系は、投射光学系と、前記第1の導光光学系からの光束を前記投射光学系に導く色合成光学系を備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像表示装置。
- 前記ライトバルブは反射型の液晶表示素子であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像表示装置。
- 前記ライトバルブは透過型の液晶表示素子であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像表示装置。
- 前記送風ファンは前記吸気される風を前記第1の導光光学系および前記第2の導光光学系のうち少なくとも一方に導くことが可能な位置に位置していることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像表示装置。
- 前記光源は固体光源であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像表示装置。
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