JP2016102810A - 結合光学系 - Google Patents

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Abstract

【課題】反射面を用いることで複数の光束にも対応可能な結合光学系を提供する。【解決手段】第1光学素子2から出射された光束を第2光学素子3に入射させる結合光学系1において、少なくとも2面の反射面11、12を有し、少なくとも1つの反射面は、非回転対称な形状を有する反射面を有し、かつ、少なくとも2つの反射面11、12はそれぞれ、第1光学素子2の中心と第2光学素子3の中心を結ぶ軸上主光線に対して偏心して配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、第1光学素子と第2光学素子とを光学的に結合する結合光学系に関する。
従来、マルチコアファイバと複数のシングルコアファイバを結合する光学装置が知られている。例えば、特許文献1には、マルチコアファイバから出射される複数のビームの光軸上に位置し、各ビームの光軸を、互いに平行と異ならせることにより、互いに離間した状態とする第1の光学系S1と、第1の光学系S1側において互いに平行と異なる状態である複数のビームの光軸を互いに略平行な状態とする第2の光学系S2とを備える光学装置が開示されている。
さらに、特許文献2では、マルチコアファイバを分岐するために、複数のコア領域を有するマルチコアファイバと、2本のシングルコアファイバとの間にレンズを介在させた装置が開示されている。この装置におけるレンズは、マルチコアファイバから射出された複数のビームを、互いに離間するように、マルチコアファイバの光軸に対して傾斜する方向に偏向させる。
特許文献3には、マルチモードファイバとシングルモードファイバの開口数を変換する光学系を設けた光ファイバ結合器が開示されている。
特開2013−20227号公報 特開60−212710号公報 特開平11−264918号公報
特許文献1では、第1光学系と第2光学系によって、両側テレセントリック光学系とすることの開示のみであり、具体的なテレセントリック光学系の構成についての技術開示はない。つまり既存のテレセントリック光学系を利用すれば実現できることである。さらに、第1と第2の光学系のみではそれぞれの光学素子の開口数をカバーできないため、第2の光学系S2には、各シングルモードファイバに対して1つのコリメータL3を必要としている。したがって、多数の光路を扱う場合には、その数に応じたコリメータL3が必要となり、装置全体が大型で高コストになる。また、各コリメータL3、1つ1つに対して精度の高い位置合わせが必要となる。
特許文献2に開示されるマルチコアファイバ分岐装置では、レンズによってマルチコアファイバのビームが傾斜されるため、その傾斜に合わせるように、シングルコアファイバを傾斜させて配置する必要があった。この場合、マルチコアファイバとシングルコアファイバとの角度調整及び位置合わせが非常に手間がかかり、実用性に困難を伴うものとなっている。
特許文献3では、マルチモードファイバとシングルモードファイバの開口数を変換する光学系を設けていることを特徴としているが、複数のファイバを同時に結合することは困難である。
また、特許文献1〜3では、レンズなどの光学素子を用いたものとなっている。そのため空気以外の媒質中を通過させる必要があり、光学素子を通過する際の分散、色収差の発生、結合効率の低下といった問題がある。
本発明の課題は、結合光学系において、上述する分散、色収差の発生、結合効率の低下を解消することを第1の目的とするものである。また、小型軽量、低コストで光ファイバ等の光学素子同士の結合が可能とすること、広い波長範囲の電磁波への対応、第1光学素子と第2光学素子間において複数の光束を結合可能とすることを更なる目的とするものである。
上記課題を解決するため、本発明に係る結合光学系は、
第1光学素子から出射された光束を第2光学素子に入射させる結合光学系において、
少なくとも2面の反射面を有し、
少なくとも1面は、非回転対称な形状を有する反射面を有し、かつ、前記少なくとも2面の反射面はそれぞれ、前記第1光学素子の中心と前記第2光学素子の中心を結ぶ軸上主光線に対して偏心して配置されることを特徴とするものである。
本発明の結合光学系によれば、第1光学素子から射出された光線は、反射面だけの光学作用により第2光学素子に結像することとなる。この光線の光路は空気以外の媒質中を通過しないため、結合光学系では分散は生じず、色収差が発生することはない。さらに、媒質を通過する際、発生する結合効率の低下を抑制することを可能としている。
本発明の実施形態に係る結合光学系(実施例1)の構成を示す図 本発明の実施形態に係る結合光学系(実施例2)の構成を示す図 本発明の実施形態に係る結合光学系(実施例3)の構成を示す図 本発明の実施形態に係る結合光学系(実施例4)の構成を示す図 本発明の実施形態に係る結合光学系(実施例5)の構成を示す図 本発明の実施形態に係る結合光学系(実施例6)の構成を示す図 本発明の実施形態に係る結合光学系(実施例5)について、光学面を光学ユニットで構成した形態を示す図 本発明の実施形態に係る結合光学系(実施例1)の第2光学素子におけるスポットダイアグラムを示す図 本発明の実施形態に係る結合光学系(実施例2)の第2光学素子におけるスポットダイアグラムを示す図 本発明の実施形態に係る結合光学系(実施例3)の第2光学素子におけるスポットダイアグラムを示す図 本発明の実施形態に係る結合光学系(実施例4)の第2光学素子におけるスポットダイアグラムを示す図 本発明の実施形態に係る結合光学系(実施例5)の第2光学素子におけるスポットダイアグラムを示す図 本発明の実施形態に係る結合光学系(実施例6)の第2光学素子におけるスポットダイアグラムを示す図
本発明に係る結合光学系は、その基本構成として以下の構成を採用するものである。
第1光学素子から出射された光束を第2光学素子に入射させる結合光学系において、
少なくとも2面の反射面を有し、
少なくとも1面は、非回転対称な形状を有する反射面を有し、かつ、前記少なくとも2面の反射面はそれぞれ、前記第1光学素子の中心と前記第2光学素子の中心を結ぶ軸上主光線に対して偏心して配置されることを特徴とする。
このような構成の結合光学系を採用することで、第1光学素子から射出された光線は、反射面だけの光学作用により第2光学素子に結像することとなる。この光線の光路は空気以外の媒質中を通過しないため、結合光学系では分散は生じず、色収差が発生することはない。
したがって、少なくとも2枚の反射面の反射率がある帯域の光を含む電磁波は全て結像することが可能となる。例えば、反射面として、ガラスに金をコーティングした表面反射ミラーとした場合には、波長が約400nmより長い波長側に高い反射率を有するため、可視光、赤外光、テラヘルツ波、マイクロ波等の電波領域の電磁波まで結像することが可能である。また、光通信で用いる場合には、波長多重技術によって複数の波長の光を用いる場合においても、全波長において、同様の性能を発揮することができる。
さらに本発明に係る結合光学系は、以下の構成を採用するものである。
前記第1光学素子は、複数の光束を出射し、前記結合光学系は、前記第1光学素子から出射された複数の光束それぞれを、一括して収斂光とさせ、前記第2光学素子に入射させることを特徴とする。
本発明に係る結像光学系は、反射面によって構成されたものとなっている。したがって、第1光学素子、第2光学素子間において複数の光束を結合する場合には、従来の結合光学系のように各光束毎にレンズ等の光学素子を設ける必要が無く、光学素子の数を扱う光束の数に対して抑えることが可能となる。また、反射面の位置合わせにて結像光学系を構成することが可能となる。以上のことから、結像光学系について大幅な小型軽量化、低コスト化を図ることが可能となる。
前記結合光学系は、前記第1光学素子側、前記第2光学素子側の少なくとも一方においてテレセントリックであることが望ましい。
ここで、テレセントリックの定義について明らかにしておく。テレセントリックとは、物体側テレセントリックと像側テレセントリックと両側テレセントリックがある。本発明では物体側とは第1光学素子側、像側とは第2光学素子側と同義である。物体側テレセントリックの場合、入射瞳が無限遠にあるため、一般には射出される複数の光束(軸外光線)の全ての主光線が軸上主光線と平行となる。一方、像側テレセントリックの場合は射出瞳が無限遠であるため、同様に入射する複数の光束の全ての主光線が軸上主光線と平行となる。しかしながら、軸外主光線と軸上主光線が平行であることを判断することは難しい。そこで、本発明の説明においては、テレセントリックの定義は、軸外光線の主光線傾角が2度以下の場合をテレセントリックと呼ぶこととする。
第1光学素子、第2光学素子は、光ビームを射出、入射するものを想定している。例えば、光ファイバ、レーザダイオードなどの光源、フォトディテクタなどの受光素子などである。したがって、複数の素子を並べて使う場合、あるいは、複数のコアがあるマルチコアファイバを用いる場合には、それらは平行に並んでいることが一般的である。その場合には、光を取り込む第1光学素子側でも、光を受け取る第2光学素子側でも、いずれか一方はテレセントリックであることが望ましい。テレセントリックであることで、複数の光学素子に対して略垂直な主光線となるため、高い結合効率が期待できる。
前記結合光学系は、前記第1光学素子側は非テレセントリックであり、前記第2光学素
子側は略テレセントリックであることが望ましい。
第2光学素子が複数の入出力端子を有する場合、例えば、複数の光ファイバの束、或いは複数のコアを有するマルチコアファイバ等の場合には、複数の光ファイバは平行な状態である方が取り扱いが単純であり、また、通常のマルチコアファイバのコアはそれぞれが平行な状態である。したがって、複数の光束を同時に結合光学系に効率よく入射するためには、第2光学素子側においてテレセントリックであることが望ましい。一方、第1光学素子側の光束に対して、非テレセントリックとすることで、開口絞りを結合光学系の中間位置付近に設定することが容易となり、第1光学素子から射出する主光線傾角と第2光学素子に入射する主光線傾角のバランスがよくなり、さらに総合的に光学性能を向上させることが可能となる。
前記結合光学系は、第1光学素子と第2光学素子の両側テレセントリックであることが望ましい。
上述したように、第1、第2光学素子は、光ビームを射出、入射するものであり、さらに複数の素子を並べて使う場合、あるいは、複数のコアがあるマルチコアファイバを用いる場合には、それらは平行に並んでいることが一般的である。その場合には、光を取り込む第1光学素子側でも、光を受け取る第2光学素子側でも、どちらもテレセントリックであることが高い結合効率を得るためには望ましい。しかしながら、両側テレセントリックであり、かつ高い光学性能を有するためには、高い収差補正が必要になり、複雑な光学系の構成となる場合が多い。本発明においても、実施例3のように両側テレセントリック光学系を実現するには、4面の反射面を利用している。
前記結合光学系において、第2光学素子に入射する軸外光束の主光線の入射角と軸上主光線の入射角の差をTAX(Telecentric Angle of eXit)とするとき、下記の条件式(
1)を満たすことが望ましい。
TAX ≦ 5° ・・・(1)
第2光学素子が複数の入出力端子を有する場合、例えば、複数の光ファイバの束、或いは複数のコアを有するマルチコアファイバ等の場合には、複数の光ファイバは平行な状態である方が取り扱いが単純であり、また、通常のマルチコアファイバのコアはそれぞれが平行な状態である。したがって、複数の光束を同時に結合光学系に効率よく入射するためには、第2光学素子側において軸外光束の主光線は軸上主光線に対して角度がついていると、軸上の結合効率と軸外の結合効率に変化が生じることになる。
上限を超えて大きくなると、軸上光束と軸外光束の結合効率の変化が大きくなり、複数の光束の光強度に違いが生じることになり、特に軸外光束の強度が不足してしまう。
さらに、複数の入出力端子の結合効率の変化を抑えるには、下記の条件式(2)を満たすことが望ましい。
TAX ≦ 3° ・・・(2)
前記結合光学系において、第1光学素子から射出する軸外光束の主光線の入射角と軸上主光線の入射角の差をTAN(Telecentric Angle of eNtrance)とするとき、下記の条
件式(3)を満たすことが望ましい。
TAN ≦ 5° ・・・(3)
第1光学素子が複数の入出力端子を有する場合、例えば、複数の光ファイバの束、或いは複数のコアを有するマルチコアファイバ等の場合には、複数の光ファイバは平行な状態
である方が取り扱いが単純であり、また、通常のマルチコアファイバのコアはそれぞれが平行な状態である。したがって、複数の光束を同時に結合光学系に効率よく入射するためには、第1光学素子側において軸外光束の主光線は軸上主光線に対して角度がついていると、軸上の結合効率と軸外の結合効率に変化が生じることになる。
上限を超えて大きくなると、軸上光束と軸外光束の結合効率の変化が大きくなり、複数の光束の光強度に違いが生じることになり、特に軸外光束の強度が不足してしまう。
さらに、複数の入出力端子の結合効率の変化を抑えるには、下記の条件式(4)を満たすことが望ましい。
TAN ≦ 3° ・・・(4)
前記第1光学素子側から順に第1反射面、第2反射面とするとき、前記結合光学系の開口絞り位置が第1反射面と第2反射面の間であることが望ましい。
第1反射面の役割は第1光学素子から射出した広がりを持った光束に正のパワーによりその広がりを小さくし、第2反射面ではその光束を第2光学素子に集光して結合するように収斂光とする。ここで、第1反射面と第2反射面の間に開口絞りを設けることにより擬似的に両側テレセントリック光学系のような構成になり、第1光学素子側と第2光学素子側のどちらの主光線傾角が小さい角度に抑えられる。
前記少なくとも2面の反射面はいずれも正のパワーを有することが望ましい。
上述したように、第1反射面の役割は第1光学素子から射出した広がりを持った光束に正のパワーによりその広がりを小さくし、第2反射面ではその光束を第2光学素子に集光して結合するように収斂光とするためには、2面の反射面はいずれも正のパワーが必要である。さらに、少なくとも2面の反射面は正のパワーを有することで、光学系全系のパワーを分散させることになり、各面で発生する光線収差を低減させることが可能となる。
前記結合光学系は少なくとも4面の反射面で構成されており、第1光学素子側から順に第1反射面、第2反射面、第3反射面、第4反射面とするとき、第2反射面と第3反射面の間に瞳が形成されていることを特徴とする。
第1反射面と第2反射面によって結合光学系の前群を構成し、前群の後側焦点位置近傍に瞳を形成し、さらに、第3反射面、第4反射面で構成される後群の前側焦点位置に瞳を一致させることによって結合光学系は、両側テレセントリックになる。(実施例3)
第1、第2光学素子はともに平行な複数の入出力である場合には、両側テレセントリックであることで、高い結合効率を達成することが可能となる。
前記結合光学系において、第1反射面の入射角をAOI(Angle Of Incident)とする
と、下記の条件式(5)を満たすことが望ましい。
AOI ≦ 45゜ ・・・(5)
第1反射面における反射角を規定するための条件であり、第1反射面で発生する偏心による収差の発生量を抑えるために必要な条件である。上限の45゜を超えて大きくなると、第1反射面における反射角が大きくなり、第1反射面で発生する偏心収差が増大し、他の反射面で補正することが困難となる。
前記結合光学系において、前記第1反射面と、前記第2反射面は同一面内における偏心
量を有し、第1反射面と第2反射面のY−Z面内でのなす角をABM(Angle of Mirror
)とするとき、下記の条件式(6)を満たすことが望ましい。
−30゜ ≦ ABM ≦ 60゜ ・・・(6)
ABMは第1反射面に対して第2反射面のなす角度をCCW(反時計回り)方向を正として定義している。第1反射面に対する第2反射面の向きを制限するものであり、第2反射面の反射方向を制限し、第2反射面における反射角が適正な角度で配備するための条件である。
下限の−30゜を超えて小さくなると、第2反射面に入射する光線の入射角が大きくなり偏心収差が増大するとともに、第2反射面で反射後の光線の向きが第1光学素子から射出した主光線から離れてしまうため、装置が大型化する。上限の60゜を超えて大きくなると、第2反射面における反射角が大きくなり、第2反射面が大面積になり、結局装置自体が大型化する。
前記反射面は、少なくとも4面を有し、前記第1光学素子側から順に第1反射面、第2反射面、第3反射面、第4反射面とするとき、前記第2反射面と前記第3反射面の間に中間像が形成されていることが、より大きな倍率で結合する場合に有効である。
第1反射面と第2反射面によって、第1光学素子から射出した光線の像(中間像)を形成し、第3反射面と第4反射面によって、中間像を第2光学素子にリレーする構成である(実施例4、5)。このような構成にすることによって、2回結像することになるため倍率の設定が容易となり、大きな倍率にすることも可能である。
また、第1、2反射面の合成焦点距離、第3、4反射面の合成焦点距離はいずれも短くすることができるため、各光学面のパワーを大きくすることができる。したがって、大きな開口数の場合にも有効である。
以下、本発明の結合光学系の実施例1〜6について説明する。なお、各実施例の構成パラメータ(数値実施例)は後に示す。
(実施例1)
まず、実施例1〜実施例6で用いる座標系及び偏心面、自由曲面について説明しておく。各実施例において、図1に示すように、軸上主光線は、第1光学素子2内の単位光学素子としてのシングルコアファイバ2bの中心を出て、各反射面で反射された後、第2光学素子3(マルチコアファイバ)中心に到る光線で定義する。そして、第1光学素子2内の中心に位置するシングルコアファイバ2bの中心を原点として、その軸上主光線に沿って進む方向をZ軸正方向とし、このZ軸と像面中心を含む平面をY−Z平面とし、原点を通りY−Z平面に直交し、紙面の手前から裏面側に向かう方向をX軸正方向とし、X軸、Z軸と右手直交座標系を構成する軸をY軸とする。
図1には、本実施形態に係る結合光学系(実施例1)についてその構成が示されている。本実施形態の結合光学系1は、シングルファイバ6本(Y−Z断面図である図1では2a〜2cの3本だけが表示されている。以下すべての実施例においても同様である。)を束ねることで構成された第1光学素子2から射出される互いに平行な光軸を有する光束を、複数のコアを備えるマルチコアファイバ3(第2光学素子3)へ入射させることとしている。マルチコアファイバ3側では、シングルファイバ2a〜2cから射出された光束が複数のコア毎に入射される。すなわち、第2光学素子3では、第1光学素子2から出射された複数の光束が互いに分離した状態で第2光学素子3に入射されることとなる。
第1光学素子2側ではテレセントリック光学系であるが、絞り位置が第2反射面12と
第2光学素子3の間に位置しているために、第2光学素子3側での主光線傾角は比較的大きな値を示している。
シングルコアファイバ2a〜2c、マルチコアファイバ3の配置は、入射と出射を逆に配置することも可能である。また、互いに平行な光軸を有する光を射出する第1光学素子2には、複数のレーザダイオード(LD)がアレイ上に配列されたものなどの各種形態を採用することが考えられる。
この実施例1の結合光学系1は、2つの反射面11、12にて構成されている。各シングルコアファイバ2a〜2cのコアから射出された光束は、第1反射面11にて反射され、その後第2反射面12にて反射され、第2光学素子3に結像する。
第1光学素子2である複数のシングルコアファイバ2a〜2cから射出した光束は、軸上主光線に対して偏心して配置されている第1反射面11によって反射される。次に、同様に軸上主光線に対して偏心した第2反射面12により反射され、第2光学素子3としてのマルチコアファイバ3の各コア位置に結像する。このような構成によりシングルコアファイバ2a〜2cから射出された各光束は、マルチコアファイバ3の各コアへと入射され、第1光学素子2と第2光学素子3間で光学的な結合が実現される。
少なくとも2枚の反射面である第1反射面11、第2反射面12のどちらか一方の面形状は、非回転対称な曲面を有することが第1反射面11、第2反射面12が軸上主光線に対して偏心していることで発生する偏心収差を補正するために有効に作用する。
偏心収差は、共軸光学系で発生するザイデル収差とは異なる複雑な収差である。このような光軸に対して非対称な収差を補正するためには、球面などの回転軸を持つ面では収差補正を行うのは困難である。したがって、第1反射面11、第2反射面12どちらか一方の形状は、非回転対称な曲面とすることが収差補正上好ましい。さらに、第1反射面11と第2反射面12は正のパワーを有することで、光学系全系のパワーを分散させることになり、各面で発生する収差を低減させることが可能となる。
(実施例2)
図2には、本実施形態に係る結合光学系(実施例2)についてその構成が示されている。光束を射出する第1光学素子2にシングルコアファイバ2a〜2cを、第2光学素子3にマルチコアファイバ3を使用する点については、実施例1と同様である。
この実施例2の結合光学系1は、2つの反射面11、12にて構成されている。各シングルコアファイバ2a〜2cのコアから射出された光束は、第1反射面11にて反射され、その後第2反射面12にて反射され、マルチコアファイバ3(第2光学素子3)の各コア位置にマルチコアファイバ3(第2光学素子3)の各コア位置に結像する。このような結合光学系1の構成によりシングルコアファイバ2a〜2cから射出された各光束は、マルチコアファイバ3の各コアへと入射され、第1光学素子2と第2光学素子3間で光学的な結合が実現される。
また、開口絞り位置Sは第1反射面11と第2反射面12の間に設けているため、第1光学素子2側で非テレセントリック光学系であるが、開口絞り位置Sを結合光学系の中心付近としているために、第1光学素子2側と第2光学素子3側のそれぞれでの主光線傾角は比較的小さな値を示している。
さらに、この実施例2では、実施例1では第1光学素子2による出射方向と、第2光学素子2における入射方向が傾斜しているのに対し、略直線状となっている点で異なっている。このような実施例2の配置によれば、出射に使用するシングルコアファイバ2a〜2
cと、入射に使用するマルチコアファイバ3の関係を略直線状に保つことが可能となる。また、スケールをみても分かるように、結合光学系1の大きさは数ミリメートル程度と極めて小さいものであるため、シングルコアファイバ2a〜2cとマルチコアファイバ3間に結合光学系1を設置した場合においても、略直線状のファイバとして取り扱うことが可能となり、簡易な取り扱いが可能となっている。
(実施例3)
図3には、本実施形態に係る結合光学系(実施例3)についてその構成が示されている。実施例3の結合光学系1は、4つの反射面11〜14を使用した点において、前述の実施例と異なっている。光束を射出する第1光学素子2にシングルコアファイバ2a〜2cを、第2光学素子3にマルチコアファイバ3を使用する点については、前述の実施例と同様である。
この実施例3の結合光学系1は、4つの反射面11〜14にて構成されている。各シングルコアファイバ2a〜2cのコアから射出された各光束は、第1反射面11、第2反射面12、第3反射面13、第4反射面14にて順次反射され、マルチコアファイバ3(第2光学素子3)の各コア位置に結像する。このような結合光学系1の構成によりシングルコアファイバ2a〜2cから射出された各光束は、マルチコアファイバ3の各コアへと入射され、第1光学素子2と第2光学素子3間で光学的な結合が実現される。
この実施例3では、第2反射面12と第3反射面13との間に瞳が形成されていることを特徴としている。第1反射面11と第2反射面12によって結合光学系1の前群を構成し、前群の後側焦点位置近傍に瞳を形成し、さらに、第3反射面13、第4反射面14で構成される後群の前側焦点位置に瞳を一致させることとしている。このような結合光学系1では、第1光学素子2と第2光学素子3の両方においてテレセントリックになる。
第2光学素子3において複数の光束を入出力させる場合、例えば、本明細書で扱う実施例のように複数のコアを有するマルチコアファイバ、或いは、複数のシングルコアファイバの束等の場合には、複数のファイバは平行な状態とした方が取り扱いが容易である。通常のマルチコアファイバのコアはそれぞれが平行な状態であるため、そこから射出する光束の光軸(主光線)は平行になっている。したがって、第1光学素子2から射出する複数の光束を同時に結合光学系内に効率よく取り込む、すなわち、結合効率の向上を図るためには、第2光学素子3側においてテレセントリックであることが望ましい。
さらに第1光学素子2と第2光学素子3において双方向で通信を行う場合などの形態では、第2光学素子3が出射側に、第1光学素子2が入射側となる。このような場合、上述した理由と同様の理由によって第1光学素子2側においてもテレセントリックとすることが好ましい
(実施例4)
図4には、本実施形態に係る結合光学系(実施例4)についてその構成が示されている。実施例4の結合光学系1は、4つの反射面11〜14を使用した点においては実施例3と同様である。光束を射出する第1光学素子2にシングルコアファイバ2a〜2cを、第2光学素子3にマルチコアファイバ3を使用する点については、前述の実施例と同様である。
この実施例4の結合光学系1は、4つの反射面11〜14にて構成されている。各シングルコアファイバ2a〜2cのコアから射出された各光束は、第1反射面11、第2反射面12、第3反射面13、第4反射面14にて順次反射され、マルチコアファイバ3(第2光学素子3)の各コア位置に結像する。このような結合光学系1の構成によりシングル
コアファイバ2a〜2cから射出された各光束は、マルチコアファイバ3の各コアへと入射され、第1光学素子2と第2光学素子3間で光学的な結合が実現される。
この実施例4では、第1光学系側、第2光学素子側ともにテレセントリックになっており、第2反射面12と第3反射面13との間で中間像が形成されている。その中間像を第2光学素子に結像するような構成をとる。したがって、2回結像することから、倍率を制御することが容易となる。
また、実施例4の結合光学系では、第1光学素子2のシングルコアファイバの開口数が大きい場合を想定している。この場合には、例えば第1光学素子がマルチモードファイバなどの開口数の大きなファイバと第2光学素子がマルチコアファイバなどの場合の結合に有効である。
(実施例5)
図5には、本実施形態に係る結合光学系(実施例5)についてその構成が示されている。実施例5の結合光学系1は、4つの反射面11〜14を使用した点においては実施例3、4と同様である。光束を射出する第1光学素子2にマルチコアファイバを、第2光学素子3にシングルコアファイバを使用する点については、実施例4と逆である。
この実施例5の結合光学系1は、4つの反射面11〜14にて構成されている。マルチコアファイバのコアから射出された各光束は、第1反射面11、第2反射面12、第3反射面13、第4反射面14にて順次反射され、シングルコアファイバ2a〜2c(第2光学素子3)の各コア位置に結像する。このような結合光学系1の構成によりマルチコアファイバ3から射出された各光束は、シングルコアファイバ2a〜2cの各コアへと入射され、第1光学素子2と第2光学素子3間で光学的な結合が実現される。
第4実施例と同様に第1光学系側、第2光学素子側ともにテレセントリックになっており、第2反射面12と第3反射面13との間で中間像が形成されている。その中間像を第2光学素子3に結像するような構成をとる。したがって、2回結像することから、倍率を制御することが容易となる。この実施例5では、第4反射面14から第2光学素子3までの距離を長くとることで、第2光学素子3に入射する軸外光束の主光線の傾きを抑えることで、結合効率の向上が図られている。
また、実施例5の結合光学系1では、第1光学素子2のマルチコアファイバも第2光学素子3のシングルコアファイバ2a〜2cの開口数も大きい場合を想定している。この場合には、例えば第1光学素子2が大きな開口数を有するマルチコアファイバなどであり、第2光学素子3がマルチモードファイバなどである場合の結合に有効である。
(実施例6)
図6には、本実施形態に係る結合光学系(実施例6)についてその構成が示されている。光束を射出する第1光学素子2にシングルコアファイバ2a〜2cを、第2光学素子3にマルチコアファイバ3を使用する点については、実施例1から4と同様である。
この実施例6の結合光学系1は、2つの反射面11、12にて構成されている。各シングルコアファイバ2a〜2cのコアから射出された光束は、第1反射面11にて反射され、その後第2反射面12にて反射され、マルチコアファイバ3(第2光学素子3)の各コア位置にマルチコアファイバ3(第2光学素子3)の各コア位置に結像する。このような結合光学系1の構成によりシングルコアファイバ2a〜2cから射出された各光束は、マルチコアファイバ3の各コアへと入射され、第1光学素子2と第2光学素子3間で光学的な結合が実現される。
第1光学素子2側では非テレセントリック光学系の設定としており、開口絞り位置Sを第1光学素子2と第1反射面11の中心付近としているために、第1光学素子2側と第2光学素子3側のそれぞれでの主光線傾角は比較的大きな値を示している。
さらに、この実施例6では、実施例2と同様に、第1光学素子2と第2光学素子3が略直線状となっている点で異なっている。このような実施例6の配置によれば、出射に使用するシングルコアファイバ2a〜2cと、入射に使用するマルチコアファイバ3の関係を略直線状に保つことが可能となる。また、スケールをみても分かるように、結合光学系1の大きさは数ミリメートル程度と極めて小さいものであるため、シングルコアファイバ2a〜2cとマルチコアファイバ3間に結合光学系1を設置した場合においても、略直線状のファイバとして取り扱うことが可能となり、簡易な取り扱いが可能となっている。
以上、実施例1から実施例6について、その構成を説明したが、表1に各実施例について、第1光学素子側、第2光学素子側でのテレセントリック状態について示しておく。
Figure 2016102810
以上、実施例1〜6についてその構成を説明したが、各実施例において以下の構成を採用することで以下に説明する利点を有することが可能となる。
さらに、このような結合光学系1において、反射面のいずれか1つの媒質はプラスチックであることが好ましい。
反射面がプラスチックで作られていると、金型による射出成形で製造することが可能であり、製造コストが安価にすることが可能となる。
さらに、このような結合光学系1において、反射面のいずれか1つの媒質はガラスであることが好ましい。
反射面がプラスチックで作られていると、金型による射出成形で製造することが可能であり、製造コストが安価にすることが可能となる。さらに、温度等の耐性に優れた性能を持たせることが可能となる。
さらに、このような結合光学系1において、何れか1つの反射面は金属をコーティングされていることが好ましい。
金属は広い波長範囲で高い反射率を有するため、広帯域の光、電磁波を用いる場合に有効である。特に、金は、波長400nm以上の可視光、赤外光などの長波長の光、電磁波に対して高い反射率を有するため有効である。
さらに、このような結合光学系1において、何れか1つの反射面は誘電体多層膜をコーティングされていることが好ましい。
誘電体多層膜は誘電体薄膜を積層することで、任意の波長帯で高い反射率を有することができるため、所望の帯域で撮像を行う場合に有効である。特に、狭帯域での使用において有効である。
さらに、このような結合光学系1において、少なくとも2面の反射面の裏面にて一体化されていることが好ましい。図7には、図5で説明した実施例5の構成において、第1反射面11と第2反射面12を裏面にて一体化し、光学ユニット1Aを形成した形態が示されている。
このように複数の反射面がある角度を持って隣接した形態などでは、複数の反射面をその裏面にて一体化させることが可能である。このように、複数の反射面を1個の光学素子とすることでメリットが生じる。第1に、複数の反射面が1つの素子の中にあるため、各反射面の相対的な位置が予め決まっている。そのため、光学素子の相互の位置関係を考慮した組立、調整を行う必要が無く、その工程をカットすることができるため、工程数の削減、コスト削減になる。第2に、1つの光学素子として、金型を製作し、成形による製造が可能である。これにより、大量生産にも対応でき、かつ安定した品質を実現できる。
図7では、第1反射面11と第2反射面12を裏面にて一体化した形態を示したが、更に他の面(第3反射面13、第4反射面14など)を一体化することで、上述した効果は顕著なものとなる。
以下、本発明の光学装置の実施例1〜6について数値実施例を説明する。なお、各実施例の構成パラメータは後に示す。
まず、以下の実施例の説明で用いる座標系及び偏心面、自由曲面について説明する。各実施例において、図1に示すように、軸上主光線は、第1光学素子2内の単位光学素子としてのシングルコアファイバ2bのコア中心を出て、各反射面で反射された後、第2光学素子3(マルチコアファイバ)中心に到る光線で定義する。そして、第1光学素子2内の中心に位置するシングルコアファイバ2bの中心を原点として、その軸上主光線に沿って進む方向をZ軸正方向とし、このZ軸と像面中心を含む平面をY−Z平面とし、原点を通りY−Z平面に直交し、紙面の手前から裏面側に向かう方向をX軸正方向とし、X軸、Z軸と右手直交座標系を構成する軸をY軸とする。
偏心面については、光学系の原点の中心からその面の面頂位置の偏心量(X軸方向、Y軸方向、Z軸方向をそれぞれX,Y,Z)と、その面の中心軸(自由曲面については、前記(a)式のZ軸)のX軸、Y軸、Z軸それぞれを中心とする傾き角(それぞれα,β,γ(°))とが与えられている。その場合、αとβの正はそれぞれの軸の正方向に対して反時計回りを、γの正はZ軸の正方向に対して時計回りを意味する。
なお、面の中心軸のα,β,γの回転のさせ方は、面の中心軸とそのXYZ直交座標系を、まずX軸の回りで反時計回りにα回転させ、次に、その回転した面の中心軸を新たな座標系のY軸の回りで反時計回りにβ回転させると共に1度回転した座標系もY軸の回りで反時計回りにβ回転させ、次いで、その2度回転した面の中心軸を新たな座標系の新たな座標系のZ軸の回りで時計回りにγ回転させるものである。
また、各実施例の結合光学系を構成する光学作用面の中、特定の面とそれに続く面が共
軸光学系を構成する場合には、面間隔が与えられており、その他、媒質の屈折率、アッベ数は本発明の光学系では不要であるため記載していない。
また、本発明で用いる自由曲面とは、以下の式(a)で定義されるものである。なお、その定義式のZ軸が自由曲面の軸となる。
Z=(r2 /R)/[1+√{1−(1+k)(r/R)2 }]
66
+Σ Cjmn
j=1
・・・(a)
ここで、(a)式の第1項は球面項、第2項は自由曲面項である。
球面項中、
R:頂点の曲率半径
k:コーニック定数(円錐定数)
r=√(X2 +Y2
である。
自由曲面項は、(b)式にて与えられる。
66
Σ Cjmn
j=1
=C1
+C2 X+C3
+C42 +C5 XY+C62
+C73 +C82 Y+C9 XY2 +C103
+C114 +C123 Y+C1322 +C14XY3 +C154
+C165 +C174 Y+C1832 +C1923 +C20XY4
+C215
+C226 +C235 Y+C2442 +C2533 +C2624
+C27XY5 +C286
+C297 +C306 Y+C3152 +C3243 +C3334
+C3425 +C35XY6 +C367
・・・(b)
ただし、Cj (jは1以上の整数)は係数である。なお、記号“e”は、それに続く数値が10を底にもつ、べき指数であることを示している。例えば「1.0E−005」は「1.0×10-5」を意味している。
また、上記定義式(a)は、前述のように1つの例として示したものであり、本発明は、対称面を有しない自由曲面を用いることでX−Z面内、及びY−Z面内の偏心により発生する回転非対称な収差を補正させるということが特徴であり、他のいかなる定義式に対しても同じ効果が得られることは言うまでもない。
なお、データの記載されていない自由曲面に関する項は0である。長さの単位はmmである。以下に各実施例1〜6の数値実施例を示す。これら表中の“FFS”は自由曲面を示す。
実施例1から4及び6において、第1光学素子側の光束の位置、光学系の慣例でいう物体高に相当するものは、中心をF1(フィールド1)とし、軸外をF2からF6で定義すると、以下の表2のように設定される。
Figure 2016102810
実施例1から4及び6においては、第2光学素子の軸外の像高(コアの位置)は、X,Y共に約50μmとなっている。
実施例5において、第1光学素子側の光束の位置、光学系の慣例でいう物体高に相当するものは、中心をF1(フィールド1)とし、軸外をF2からF6で定義すると、以下の表3のように設定される。
Figure 2016102810
実施例5においては、第2光学素子の軸外の像高(コアの位置)は、X,Y共に約125μmとなっている。
(実施例1)
面番号 曲率半径 面間隔 偏心
物体面 ∞ 7.00
1 FFS[1] -2.22 偏心[1]
2 FFS[2] 2.31 偏心[2]
像 面 ∞ 偏心[3]

FFS[1]
C4 -5.5127e-002 C6 -5.3904e-002 C8 6.6771e-003
C10 2.4128e-003 C11 -3.5272e-003 C13 -6.4953e-003
C15 7.8851e-003 C17 -1.4933e-002 C19 -2.0163e-002
C21 1.1484e-002 C22 6.1004e-003 C24 5.4975e-003
C26 -1.0021e-002 C28 6.5009e-003
FFS[2]
C4 8.6001e-002 C6 8.0515e-002 C8 1.3885e-002
C10 5.6544e-003 C11 2.7342e-003 C13 1.6493e-002
C15 -2.1588e-003 C17 -4.7993e-002 C19 -2.3777e-003
C21 -1.2903e-002 C22 5.9853e-002 C24 1.3277e-002
C26 -5.0546e-002 C28 3.6654e-002

偏心[1]
X 0.00 Y 0.21 Z 0.00
α 16.81 β 0.00 γ 0.00
偏心[2]
X 0.00 Y -0.25 Z 0.00
α 10.15 β 0.00 γ 0.00
偏心[3]
X 0.00 Y 0.14 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
(実施例2)
面番号 曲率半径 面間隔 偏心
物体面 ∞ 7.00
1 FFS[1] -2.25 偏心[1]
2 (絞り面) -2.25
3 FFS[2] 0.93 偏心[2]
像 面 ∞ 偏心[3]

FFS[1]
C4 -7.7845e-002 C6 -7.4228e-002 C8 9.6832e-004
C10 6.3398e-004 C11 -7.8254e-004 C13 -2.3226e-003
C15 1.5682e-003 C17 -3.1223e-004 C19 -3.4569e-003
C21 5.7663e-003 C22 8.2889e-003 C24 -1.8483e-003
C26 4.7687e-003 C28 6.3965e-003
FFS[2]
C4 1.2932e-001 C6 1.0344e-001 C8 3.5182e-002
C10 9.9069e-003 C11 -4.5661e-001 C13 -1.4546e+000
C15 7.8676e-002 C17 3.7283e+000 C19 4.1815e+000
C21 -2.6033e-001

偏心[1]
X 0.00 Y 0.23 Z 0.00
α 15.00 β 0.00 γ 0.00
偏心[2]
X 0.00 Y -0.00 Z 0.00
α -15.00 β 0.00 γ 0.00
偏心[3]
X 0.00 Y 0.12 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
(実施例3)
面番号 曲率半径 面間隔 偏心
物体面 ∞ 6.98
1 FFS[1] -3.44 偏心[1]
2 FFS[2] 4.58 偏心[2]
3 (絞り面) 2.01
4 FFS[3] -1.79 偏心[3]
5 FFS[4] 2.05 偏心[4]
像 面 ∞ 偏心[5]

FFS[1]
C4 -1.9104e-002 C6 -5.3305e-002 C8 1.6298e-003
C10 1.2011e-003 C11 -9.4356e-003 C13 -1.5133e-003
C15 -7.4674e-003 C17 -3.6057e-003 C19 2.9045e-003
C21 6.7383e-003 C22 2.2605e-002 C24 -1.8528e-003
C26 3.7759e-003 C28 9.5199e-002
FFS[2]
C4 3.4076e-002 C6 -2.4023e-002 C8 3.0931e-003
C10 8.0351e-003 C11 -7.4114e-003 C13 -3.7755e-003
C15 -2.2197e-002 C17 -2.1559e-003 C19 4.6989e-003
C21 9.6791e-003 C22 1.1872e-002 C24 -2.0821e-003
C26 3.7956e-003 C28 4.2807e-001
FFS[3]
C4 -6.7091e-002 C6 -1.0008e-001 C7 -7.8788e-006
C9 3.1025e-005 C11 -2.4738e-002 C13 5.5802e-004
C15 7.5657e-003 C17 -4.7242e-003 C19 4.1969e-003
C21 -4.0770e-004 C22 2.6547e-001 C24 -3.9739e-003
C26 -3.1784e-005 C28 -6.0903e-002
FFS[4]
C4 9.2903e-002 C6 3.8360e-002 C8 -6.6881e-003
C10 -9.7244e-003 C11 -2.3133e-002 C13 -2.0554e-002
C15 1.9512e-002 C17 -1.5766e-002 C19 5.3190e-002
C21 -1.4653e-002 C22 3.7863e-001 C24 -4.8945e-003
C26 -3.4467e-002 C28 9.7846e-004

偏心[1]
X 0.00 Y 0.02 Z 0.00
α 20.82 β 0.00 γ 0.00
偏心[2]
X 0.00 Y 0.00 Z 0.00
α 13.45 β 0.00 γ 0.00
偏心[3]
X 0.00 Y -0.00 Z 0.00
α -18.13 β 0.00 γ 0.00
偏心[4]
X 0.00 Y -0.25 Z 0.00
α -22.20 β 0.00 γ 0.00
偏心[5]
X 0.00 Y 0.20 Z 0.00
α -1.40 β 0.00 γ 0.00
(実施例4)
面番号 曲率半径 面間隔 偏心
物体面 ∞ 23.37
1 FFS[1] -15.00 偏心[1]
2 FFS[2] 10.61 偏心[2]
3 (中間像) 7.47
4 FFS[3] -6.00 偏心[3]
5 FFS[4] 8.01 偏心[4]
像 面 ∞ 偏心[5]

FFS[1]
C4 -1.2497e-002 C6 -1.0928e-002 C8 1.1679e-004
C10 -2.1559e-004 C11 2.8041e-005 C13 4.9629e-005
C15 -4.5566e-007 C17 -2.0432e-006 C19 -4.4983e-006
C21 1.0706e-007 C22 -3.4704e-006 C24 -1.6027e-007
C26 -1.7393e-006 C28 9.4325e-007
FFS[2]
C4 2.4960e-002 C6 2.0998e-002 C8 4.3377e-004
C10 5.0720e-005 C11 3.9062e-005 C13 -4.2278e-006
C15 3.9838e-006 C17 7.9259e-007 C19 -2.6788e-006
C21 -1.0534e-006 C22 -1.0110e-005 C24 5.5863e-007
C26 -1.5815e-006 C28 6.5141e-007
FFS[3]
C4 -2.4855e-002 C6 -2.0946e-002 C8 -1.2607e-003
C10 -2.2763e-003 C11 5.5710e-005 C13 5.2795e-004
C15 2.6014e-004 C17 -1.0835e-005 C19 -7.7926e-005
C21 -2.9762e-005 C22 5.6114e-005 C24 1.5449e-005
C26 2.5288e-005 C28 -4.1348e-007
FFS[4]
C4 4.1698e-002 C6 3.6946e-002 C8 -2.8327e-005
C10 -6.4870e-004 C11 7.8453e-005 C13 3.6890e-004
C15 8.7348e-005 C17 6.3856e-006 C19 6.9074e-006
C21 -1.5042e-005 C22 1.7442e-005 C24 2.2602e-006
C26 8.4645e-006 C28 4.9824e-007

偏心[1]
X 0.00 Y 0.00 Z 0.00
α 22.21 β 0.00 γ 0.00
偏心[2]
X 0.00 Y 0.00 Z 0.00
α 24.10 β 0.00 γ 0.00
偏心[3]
X 0.00 Y 0.00 Z 0.00
α 22.65 β 0.00 γ 0.00
偏心[4]
X 0.00 Y -0.02 Z 0.00
α 19.05 β 0.00 γ 0.00
偏心[5]
X 0.00 Y -0.01 Z 0.00
α -0.20 β 0.00 γ 0.00
(実施例5)
面番号 曲率半径 面間隔 偏心
物体面 ∞ 8.33
1 FFS[1] -3.50 偏心[1]
2 FFS[2] 7.51 偏心[2]
3 (中間像) 8.87
4 FFS[3] -7.24 偏心[3]
5 FFS[4] 25.00 偏心[4]
像 面 ∞

FFS[1]
C4 -4.1420e-002 C6 -3.6927e-002 C8 -1.3769e-003
C10 -2.0498e-004 C11 -5.1136e-005 C13 -1.5100e-004
C15 -1.3584e-004 C17 -4.3828e-006 C19 -5.6718e-006
C21 1.6392e-005 C22 -8.2070e-007 C24 -1.2453e-006
C26 -4.3402e-007 C28 -2.1866e-006
FFS[2]
C4 2.5625e-002 C6 2.1156e-002 C8 4.3239e-004
C10 1.0932e-003 C11 -6.3275e-005 C13 -2.2617e-004
C15 -1.6653e-004 C17 -5.0774e-006 C19 -2.7538e-005
C21 1.4328e-005
FFS[3]
C4 -2.5267e-002 C6 -2.1341e-002 C8 -3.5638e-004
C10 -5.4353e-004 C11 -1.8881e-005 C13 5.4274e-005
C15 2.2742e-005 C17 1.3798e-006 C19 -5.4585e-007
C21 -2.4738e-007 C67 2.0000e+001
FFS[4]
C4 1.5456e-002 C6 1.2865e-002 C8 5.6809e-004
C10 1.2696e-005 C11 -1.1743e-005 C13 8.9931e-005
C15 3.4653e-005

偏心[1]
X 0.00 Y 0.00 Z 0.00
α 20.00 β 0.00 γ 0.00
偏心[2]
X 0.00 Y 0.00 Z 0.00
α 25.00 β 0.00 γ 0.00
偏心[3]
X 0.00 Y 0.00 Z 0.00
α 25.00 β 0.00 γ 0.00
偏心[4]
X 0.00 Y 0.00 Z 0.00
α 20.00 β 0.00 γ 0.00
(実施例6)
面番号 曲率半径 面間隔 偏心
物体面 ∞ 4.00
1 (絞り面) 3.57
3 FFS[1] -3.57 偏心[1]
4 FFS[2] 1.86 偏心[2]
像 面 ∞ 偏心[3]

FFS[1]
C4 -6.5378e-002 C6 -6.2497e-002 C8 5.0760e-003
C10 1.3543e-003 C11 -2.9326e-003 C13 3.3323e-004
C15 -2.2918e-005 C17 -1.7928e-002 C19 -6.9060e-003
C21 4.9163e-004 C22 2.5692e-002 C24 -1.9344e-002
C26 1.0149e-002 C28 3.7377e-004
FFS[2]
C4 8.4002e-002 C6 7.3804e-002 C8 2.1710e-002
C10 8.1022e-004 C11 -1.6393e-002 C13 -3.1311e-003
C15 2.3812e-003 C17 -5.0951e-001 C19 -1.4155e-001
C21 1.2692e-002

偏心[1]
X 0.00 Y 0.04 Z 0.00
α 15.00 β 0.00 γ 0.00
偏心[2]
X 0.00 Y 0.04 Z 0.00
α -15.00 β 0.00 γ 0.00
偏心[3]
X 0.00 Y 0.01 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
図8〜図13は、それぞれ実施例1〜6について第2光学素子におけるスポットダイアグラムを示した図である。図中、縦軸(Field Position)は第1光学素子の位置を、横軸は計測対象面(第2光学素子)のデフォーカシング量を示している。各スポットダイアグラムの下に示される数値は光線のばらつきの度合いを示す数値(RMS)である。
上記した条件式(1)、(2)の各実施例の値を表4に示しておく。
Figure 2016102810
上記した条件式(3)、(4)の各実施例の値を表5に示しておく。
Figure 2016102810
上記した条件式(5)、(6)の各実施例の値を表6に示しておく。
Figure 2016102810
以上、本発明の種々の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態のみに限られるものではなく、それぞれの実施形態の構成を適宜組み合わせて構成した実施形態も本発明の範疇となるものである。
1…結合光学系
11…第1反射面
12…第2反射面
13…第3反射面
14…第4反射面
1A…光学ユニット
S…開口絞り位置
T…中間像位置
2…第1光学素子
2a〜2c…シングルコアファイバ
3…第2光学素子(マルチコアファイバ)

Claims (17)

  1. 第1光学素子から出射された光束を第2光学素子に入射させる結合光学系において、
    少なくとも2面の反射面を有し、
    少なくとも1面の前記反射面は、非回転対称な形状を有する反射面を有し、かつ、少なくとも2面の前記反射面はそれぞれ、前記第1光学素子の中心と前記第2光学素子の中心を結ぶ軸上主光線に対して偏心して配置されていることを特徴とする
    結合光学系。
  2. 前記第1光学素子は、複数の光束を出射し、
    前記結合光学系は、前記第1光学素子から出射された複数の光束それぞれを、一括して収斂光とさせ、前記第2光学素子に入射させることを特徴とする
    請求項1に記載の結合光学系。
  3. 前記第2光学素子に入射する軸外光束の主光線の入射角と軸上主光線の入射角の差をTAXとするとき、以下の条件式(1)を満たすことを特徴とする
    TAX ≦ 5゜ ・・・(1)
    請求項1または請求項2に記載の結合光学系。
  4. 前記第2光学素子に入射する軸外光束の主光線の入射角と軸上主光線の入射角の差をTAXとするとき、以下の条件式(2)を満たすことを特徴とする
    TAX ≦ 3゜ ・・・(2)
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載の結合光学系。
  5. 前記第1光学素子に入射する軸外光束の主光線の入射角と軸上主光線の入射角の差をTANとするとき、以下の条件式(3)を満たすことを特徴とする
    TAN ≦ 5゜ ・・・(3)
    請求項1から請求項4の何れか1項に記載の結合光学系。
  6. 前記第1光学素子に入射する軸外光束の主光線の入射角と軸上主光線の入射角の差をTEAとするとき、以下の条件式(4)を満たすことを特徴とする
    TAN ≦ 3゜ ・・・(4)
    請求項1から請求項5の何れか1項に記載の結合光学系。
  7. 前記結合光学系は、前記第1光学素子側、前記第2光学素子側の少なくとも一方においてテレセントリックであることを特徴とする
    請求項1から請求項6の何れか1項に記載の結合光学系。
  8. 前記結合光学系は、前記第1光学素子側は非テレセントリックであり、前記第2光学素子側はテレセントリックであることを特徴とする
    請求項1から請求項7の何れか1項に記載の結合光学系。
  9. 前記結合光学系は、第1光学素子と第2光学素子の両側テレセントリックであることを特徴とする
    請求項1から請求項8の何れか1項に記載の結合光学系。
  10. 前記第1光学素子側から順に第1反射面、第2反射面とするとき、
    前記結合光学系の開口絞り位置が第1反射面と第2反射面の間であることを特徴とする
    請求項1から請求項9の何れか1項に記載の結合光学系。
  11. 少なくとも2面の前記反射面はいずれも正のパワーを有することを特徴とする
    請求項1から請求項10の何れか1項に記載の結合光学系。
  12. 前記第1光学素子側から順に第1反射面、第2反射面とするとき、
    前記第1反射面の入射角であるAOIは、以下の条件式(5)を満たすことを特徴とする
    請求項1から請求項11の何れか1項に記載の結合光学系。
    AOI ≦ 45゜ ・・・(5)
  13. 前記第1光学素子側から順に第1反射面、第2反射面とし、
    前記第1光学素子を原点として軸上主光線に沿って進む方向をZ軸正方向とし、前記Z軸と前記第1反射面中心を含む平面をY−Z平面とし、原点を通り前記Y−Z平面に直交する方向をX軸正方向とし、前記X軸、前記Z軸と右手直交座標系を構成する軸をY軸としたとき、
    前記第1反射面と、前記第2反射面は同一面内における偏心量を有し、前記第1反射面と前記第2反射面のY−Z面内でのなす角をABMは、以下の条件式(6)を満たすことを特徴とする
    −30゜ ≦ ABM ≦ 60゜ ・・・(6)
    請求項1から請求項12の何れか1項に記載の結合光学系。
  14. 前記反射面は、少なくとも4面を有し、前記第1光学素子側から順に第1反射面、第2反射面、第3反射面、第4反射面とするとき、
    前記結合光学系の開口絞り位置が前記第2反射面と前記第3反射面の間に形成されていることを特徴とする
    請求項1から請求項13の何れか1項に記載の結合光学系。
  15. 前記反射面は、少なくとも4面を有し、前記第1光学素子側から順に第1反射面、第2反射面、第3反射面、第4反射面とするとき、
    前記第2反射面と前記第3反射面の間に中間像が形成されていることを特徴とする
    請求項1から請求項14の何れか1項に記載の結合光学系。
  16. 前記第1光学素子、前記第2光学素子の何れか一方は光ファイバであることを特徴とする
    請求項1から請求項15の何れか1項に記載の結合光学系。
  17. 前記少なくとも2面の反射面は、2面の反射面の裏面にて一体化されていることを特徴とする
    請求項1から請求項16の何れか1項に記載の結合光学系。
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