JP2016098678A - 電動圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い搭載性を発揮するとともに、少なくとも内部配線から放射される電磁ノイズを十分に吸収可能な電動圧縮機を提供する。【解決手段】本発明の電動圧縮機では、カバー9と第2ハウジング1bの底壁1eとによって収容室16が形成されている他、カバー9に突出部90が形成されている。突出部90内には収容空間75が形成されている。収容室16内には、インバータ回路71と給電アッセンブリ73とが収容されている。給電アッセンブリ73は、第1,2バスバー25,27及びフェライトコア29を有している。給電アッセンブリ73には、屈曲部250,270と、フェライトコア29と、絶縁性樹脂31とから構成された第2被覆部73bが形成されている。給電アッセンブリ73は、収容空間75内に第2被覆部分73bの一部を収容した状態で収容室16内に収容されている。【選択図】図1

Description

本発明は電動圧縮機に関する。
特許文献1に従来の電動圧縮機が開示されている。この電動圧縮機は、車両に搭載されており、ハウジングと、電動機構と、圧縮機構と、インバータ装置とを備えている。圧縮機構は電動機構によって駆動され、冷媒の圧縮を行う。インバータ装置は電動機構を駆動する。これらの電動機構及び圧縮機構及はハウジング内に収容されている。また、ハウジングの外周には、インバータ装置を収容する収容室が形成されている。
インバータ装置は、電源の直流電力を交流電力に変換しつつ電動機構に給電を行う。このインバータ装置は、インバータ回路と、内部配線と、通信用ケーブルと、電磁ノイズ除去部材とを有している。内部配線は、収容室内でインバータ回路及び電源に電気的に接続される。通信用ケーブルは、インバータ回路と車両の制御装置とに接続される。電磁ノイズ除去部材は、通信用ケーブルにノイズ除去部材が設けられている。ノイズ除去部材としては、例えばフェライトコアが採用されている。
この電動圧縮機では、通信用ケーブルにノイズ除去部材が設けられることにより、通信用ケーブルを介して電磁ノイズが収容室内に放射又は侵入することを防止したり、低減したりすることがすることが可能となっている。
特開2010−209788号公報
ところで、車両に搭載される電動圧縮機では、内部配線を介して電源からインバータ回路に大電流が供給される。このため、内部配線から放射される電磁ノイズが非常に大きくなる。また、車両の他の機器から生じる電磁ノイズも大きくなる。
しかし、上記従来の電動圧縮機では、ノイズ除去部材によって、通信ケーブルに対する電磁ノイズ対策は行っているものの、内部配線に対する電磁ノイズ対策は行っていない。このため、この電動圧縮機では、内部配線から放射される電磁ノイズが車両の他の機器へ大きな影響を与えてしまったり、車両の他の機器からの電磁ノイズによってインバータ回路が停止してしまったりするおそれがある。
また、電磁ノイズの除去を十分に行うためには、大型のノイズ除去部材を採用する必要となる。このため、この圧縮機に大型のノイズ除去部材を設ける場合には、ハウジングを大型化して、大きな収容室を確保する必要がある。この場合には、電動圧縮機の規模が大きくなり、車両への搭載性が低下する。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、高い搭載性を発揮するとともに、少なくとも内部配線から放射される電磁ノイズを十分に吸収可能な電動圧縮機を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の電動圧縮機は、ハウジングと、電動機構と、前記電動機構によって駆動され、冷媒の圧縮を行う圧縮機構と、前記電動機構を駆動するためのインバータ装置と、を備え、
前記ハウジングは、前記電動機構及び前記圧縮機構を収容するハウジング本体と、前記ハウジング本体に固定され、前記ハウジング本体との間に前記インバータ装置を収容可能な収容室を形成するカバーと、を有し、
前記インバータ装置は、インバータ回路と、前記インバータ回路及び前記収容室の外側に設けられた電源に電気的に接続され、前記電源からの直流電力を前記インバータ回路に供給する2本の内部配線と、少なくとも前記2本の内部配線からの電磁ノイズを吸収可能に前記2本の内部配線を覆う電磁ノイズ除去部材と、を有する電動圧縮機であって、
前記カバーは、前記ハウジング本体から離間して設けられる底壁と、前記底壁から延設し前記ハウジング本体へ向かって立設する側壁と、を有し、
前記底壁には、前記ハウジング本体から離れる方向に突出して内部に収容空間を形成する突出部が形成され、
前記2本の内部配線は、一端と他端とを有して前記一端が前記インバータ回路又は前記電源に接続される延設部と、前記延設部の前記他端に接続される屈曲部と、を含み、
前記屈曲部は、前記延設部よりも前記ハウジング本体から遠い位置に配置されるとともに、前記電磁ノイズ除去部材によって少なくとも一部が覆われ、
前記電磁ノイズ除去部材は、少なくとも一部分が前記収容空間内に配置されていることを特徴とする電動圧縮機。
本発明の電動圧縮機では、2本の内部配線がそれぞれ延設部と屈曲部とを含んでいる。この屈曲部は、延設部よりもハウジング本体から遠い位置に配置されており、少なくとも一部が電磁ノイズ除去部材によって覆われている。これにより、この電動圧縮機では、内部配線から放射される電磁ノイズを電磁ノイズ除去部材が吸収することができる。また、他の機器からの電磁ノイズについても電磁ノイズ除去部材が吸収することができる。
そして、この電動圧縮機では、カバーの底壁にハウジング本体から離れる方向に突出する突出部が形成されており、突出部の内部には、収容空間が形成されている。そして、電磁ノイズ除去部材の少なくとも一部は、この収容空間内に配置されている。これにより、この電動圧縮機では、カバー全体が大型化することを抑制しつつ、十分な大きさの電磁ノイズ除去部材を採用することが可能となる。
したがって、本発明の電動圧縮機は、高い搭載性を発揮するとともに、少なくとも内部配線から放射される電磁ノイズを十分に吸収可能である。
本発明の電動圧縮機において、圧縮機構としては、スクロール型圧縮機構の他、斜板式圧縮機構やベーン型圧縮機構等を採用することができる。また、電磁ノイズ除去部材としては、例えばフェライトコアやダストコア等の磁性体コアを採用することができる。
カバーは、全体を金属製とすることができる他、樹脂と金属とを組み合わせて形成することができる。また、2本の内部配線は、例えば板状や棒状に形成することができる他、種々の形状に形成することができる。
本発明の電動圧縮機において、底壁は、平板状をなす平板部を有し得る。そして、突出部は、ハウジング本体から離れる方向に平板部から延設される立設部と、立設部における平板部側とは反対側の端部から延設される蓋部と、を有することが好ましい。この場合には、カバーの底壁に対して突出部を容易に形成することが可能となる。
また、本発明の電動圧縮機において、2本の内部配線及び電磁ノイズ除去部材は、絶縁材料によって被覆されることより一体化されて給電アッセンブリとされ得る。さらに、給電アッセンブリには、延設部と絶縁材料とから構成される第1被覆部分と、屈曲部と電磁ノイズ除去部材と絶縁材料とから構成される第2被覆部分と、が形成され得る。そして、第2被覆部分における延設部の延設方向と直交する方向の厚さは、第1被覆部分における延設部の延設方向と直交する方向の厚さよりも厚いことが好ましい。
この場合には、絶縁材料によって、カバーと、2本の内部配線との間の絶縁を好適に行うことができる。また、2本の内部配線と、電磁ノイズ除去部材との間の位置決めや、電磁ノイズ除去部材とカバーとの間の位置決めを行いつつ、収容室内に2本の内部配線と電磁ノイズ除去部材とを容易に収容することが可能となる。
ここで、電磁ノイズ除去部材の少なくとも一部が収容空間内に配置されることから、給電アッセンブリでは、第2被覆部分の少なくとも一部が収容空間内に配置されることとなる。このため、給電アッセンブリを収容室に収容しても、カバーが大型化することを抑制できる。
屈曲部は、延設部と離間して設けられる離間部と、離間部と延設部の他端とに接続される連結部と、を有し得る。そして、連結部の少なくとも一部分は、延設部から離れるに従いハウジング本体からの距離が離れていくように形成されていることが好ましい。
この場合、2本の内部配線に対し、延設部側から電磁ノイズ除去部材を設け、この電磁ノイズ除去部材に連結部を経由させつつ遠隔部に到達させることにより、電磁ノイズ除去部材が遠隔部を容易に覆うことが可能となる。
本発明の電動圧縮機は、高い搭載性を発揮するとともに、少なくとも内部配線から放射される電磁ノイズを十分に吸収可能である。
図1は、実施例1の電動圧縮機を示す部分断面図である。 図2は、実施例1の電動圧縮機に係り、給電アッセンブリを示す拡大断面図である。 図3は、実施例1の電動圧縮機に係り、図1におけるIII−III方向からの拡大矢視断面図である。 図4は、比較例の電動圧縮機を示す部分断面図である。 図5は、実施例2の電動圧縮機を示す部分断面図である。 図6は、実施例2の電動圧縮機に係り、図5におけるVI−VI方向からの拡大矢視断面図である。 図7は、実施例3の電動圧縮機を示す部分断面図である。 図8は、実施例3の電動圧縮機に係り、図7におけるVIII−VIII方向からの拡大矢視断面図である。 図9は、実施例4の電動圧縮機を示す部分断面図である。 図10は、実施例4の電動圧縮機に係り、カバーの別例を示す部分断面図である。 図11は、実施例4の電動圧縮機に係り、カバーの別例を示す部分断面図である。 図12は、実施例5の電動圧縮機を示す部分断面図である。
以下、本発明を具体化した実施例1〜5を図面を参照しつつ説明する。これらの電動圧縮機はいずれも車両に搭載されており、車両用空調装置の冷凍回路を構成している。
(実施例1)
図1に示すように、実施例1の電動圧縮機は、ハウジング1と電動機構3と圧縮機構5とインバータ装置7とを備えている。ハウジング1は、第1ハウジング1aと第2ハウジング1bとカバー9とを有している。第1ハウジング1a及び第2ハウジング1bによって、本発明におけるハウジング本体が構成されている。
電動機構3は、ステータ11とロータ13と駆動軸15とを有している。ステータ11は、第2ハウジング1bの内周面で固定されており、図示しないコイルを有している。ロータ13は、ステータの内側に配置されている。駆動軸15は、ロータ13に固定されており、ロータ13と一体的に回転する。
圧縮機構5としては、公知のスクロール型圧縮機構が採用されており、第2ハウジング1aの内周面に固定された固定スクロールと、固定スクロールに対向配置され、駆動軸15によって回転可能な可動スクロールとを有している。固定スクロールと可動スクロールとは噛合して両者間に圧縮室を形成している。また、固定スクロールと第1ハウジング1aとの間に吐出室が形成されている。なお、固定スクロール、可動スクロール、圧縮室及び吐出室については、いずれも図示を省略する。
第1ハウジング1aは、駆動軸15の径方向に延びる底壁1cと、底壁1cと連続し、底壁1cから駆動軸15の軸方向に延設された側壁1dとを有している。これらの底壁1c及び側壁1dにより、第1ハウジング1aは、底壁1cとは反対側の端部が開口した有底筒状をなしている。また、底壁1cには、吐出室と外部の凝縮器とを連通させる吐出孔(図示略)が貫設されている。
第2ハウジング1bは、駆動軸15の径方向に延びる底壁1eと、底壁1eと連続し、底壁1eから駆動軸15の軸方向に延設された側壁1fとを有している。これらの底壁1e及び側壁1fにより、第2ハウジング1bは、底壁1eとは反対側の端部が開口した有底筒状をなしている。第2ハウジング1bにおける開口側の端部には、第1ハウジング1aの開口側の端部が固定されている。また、第2ハウジング1bの底壁1fには、外部の蒸発器と第2ハウジング1b内とを連通させる吸入孔(図示略)が貫設されている。
カバー9は、有底筒状をなしており、詳述すると、第2ハウジング1bから離間して設けられる底壁9aと、底壁9aから延設し第2ハウジング1bへ向かって立設する側壁9bとから構成される。カバー9は、例えば、金属によって形成されており、側壁9bの端部が第2ハウジング1bの底壁1eに固定されている。カバー9と第2ハウジング1bの底壁1eとによって形成される収容室16には、インバータ装置7が収容されている。また、カバー9の側壁9bには、給電ポート17が形成されている。なお、給電ポート17が形成される位置や開口する方向は適宜設計可能である。
さらに、カバー9の底壁9aには、第1、2ハウジング1a、1bから離れる方向に突出する、換言すれば、収容室16を広げるように突出することで内部に収容空間75を形成する突出部90が形成されている。詳述すると、実施例1のカバー9の底壁9aは、平板部9cと、平板部9cから延設し第2ハウジング1bの底壁1eから離れる方向に立設する立設部90aと、立設部90aにおける平板部9c側の端部900とは反対側の端部901から延設する蓋部90bとから構成されており、突出部90は、立設部90aと蓋部90bとによって形成されている。また、言い換えると、蓋部90bは、立設部90aによって形成される開口を覆うものであるとも言える。
実施例1の電動圧縮機において、突出部90は、平板部9cを構成する一枚の金属製の平板の一部分を凹ませることによって形成されている。なお、平板部9cと立設部90aと蓋部90bとを各々別部材で形成し、各々を接合することでカバー9の突出部90としても良い。また、立設部90aと蓋部90b以外の部材を含めて突出部90を形成しても良い。
インバータ装置7は、インバータ回路71と、インバータ回路71へ外部からの電力を供給するための給電アッセンブリ73とを有している。インバータ回路71は、第2ハウジング1bの底壁1eに取り付けられた状態で収容室16内に収容されている。インバータ回路71は、回路基板710と回路基板上に配置された複数の半導体等(図示略)とによって構成されており、図示しない電源から給電アッセンブリ73を介して供給される直流電力を交流電力に変換する。インバータ回路71によって変換された交流電力は、リード線72等によって、電動機構3のステータ11に設けられたコイル(図示略)へ供給される。また、インバータ回路71には、給電アッセンブリ73と接続するため接続部71aが設けられている。なお、インバータ回路71は他の方法によって給電アッセンブリ73と接続しても良く、例えば、給電アッセンブリ73と直接接続しても良い。
給電アッセンブリ73は、第1,2バスバー25,27と、フェライトコア29とが絶縁材料である絶縁性樹脂31によって一体化されることにより形成されている。第1,2バスバー25,27が本発明における2本の内部配線に相当する。また、フェライトコア29が本発明における電磁ノイズ除去部材に相当する。
図2及び図3に示すように、第1,2バスバー25,27は、矩形状の平板から形成されている。図2に示すように、第1バスバー25と第2バスバー27とは、並列に配置されており、カバー9の平板部9cの延設方向に延設されている。なお、第1,2バスバー25,27は、平板に限られず例えば断面が円形状等となっても良い。また、2本の内部配線として、第1,2バスバー25,27以外の部材を採用することもできる。
第1,2バスバー25,27は、それぞれ屈曲部250,270を有している。詳述すると、第1バスバー25は、それぞれ一端と他端を有する第1平坦部25a、接続部25b、第2平坦部25c、スロープ部25d及び第3平坦部25eを有している。
第1平坦部25aの一端は、例えば図示しないリード線を介して図1に示す収容室16の外側に設けられた図示しない電源に接続される。第3平坦部25eの一端は、接続部71aを介してインバータ回路71に接続される。なお、第3平坦部25eの一端は、他の導電部材を介してインバータ回路71に接続されていても良い。また、第1平坦部25aの一端をインバータ回路71に接続し、第3平坦部25eの一端をリード線を介して電源に接続しても良い。
第2平坦部25cは、第1平坦部25a及び第3平坦部25eよりも第1、2ハウジング1a、1bから遠い位置に設けられる。第2平坦部25cの一端は、第1平坦部25aの他端と接続部25bを介して接続される。第2平坦部25cの他端は、第3平坦部25eの他端とスロープ部25dを介して接続される。
そして、図2に示すように、第1バスバー25の屈曲部250は、接続部25bと第2平坦部25cとからなる第1の屈曲部250aと、第2平坦部25cとスロープ部25dとからなる第2の屈曲部250bとを有している。
ここで、第1平坦部25a及び第3平坦部25eは、本発明における延設部に相当し、第2平坦部25cは、本発明における離間部に相当し、スロープ部25dは、本発明における連結部に相当する。
第1バスバー25は、矩形状の平板の一部分を凹ませることで形成されている。そして、図1に示すように、スロープ部25dの少なくとも一部分は、第3平坦部25eから離れるに従い第1、2ハウジング1a、1bからの距離が離れていくように形成されている。
図2に示すように、第2バスバー27も第1バスバー25と同様に、第1平坦部25aに相当する第1平坦部27aと、接続部25bに相当する接続部27bと、第2平坦部25cに相当する第2平坦部27cと、スロープ部25dに相当するスロープ部27dと、第3平坦部25eに相当する第3平坦部27eとを有している。また、第2バスバー27の屈曲部270は、第1の屈曲部250aに相当する第1の屈曲部270aと、第2の屈曲部250bに相当する第2の屈曲部270bとを有している。なお、第2バスバー27は、第1バスバー25と同様の形状のため、詳細な説明は省略する。
図2及び図3に示すように、フェライトコア29は、筒状に形成されており、挿通孔29aを有する。挿通孔29aには、第1,2バスバー25,27の第2平坦部25c,27cが設けられるように、第1,2バスバー25,27が挿通されている。これにより、第2平坦部25c,27cがフェライトコア29によって覆われている。ここで、第2平坦部25c,27cは、挿通孔29aを形成する面と当接しないように、挿通孔29aを形成する面から一定の間隔を空けて設けられている。なお、第1、2バスバー25,27が例えばアルミニウム合金等の透磁率の低い材料で構成されている場合には、挿通孔29aを形成する面と第2平坦部25c,27cとが当接しても良い。
図2に示すように、第1,2バスバー25,27及びフェライトコア29は、第1平坦部25a,27aの各一端及び第3平坦部25e,27eの各一端を除いて、絶縁性樹脂31に被覆されている。ここで、図3に示すように、この給電アッセンブリ73では、第2平坦部25c,27cと挿通孔29aを形成する面との間にも絶縁性樹脂31が充填されている。しかし、第1,2バスバー25,27が上記のように透磁性が低い材料で構成されている場合や、他の部材によって第2平坦部25c,27cと挿通孔29aを形成する面との間の間隔が確保される場合であれば、第2平坦部25c,27cと挿通孔29aを形成する面との間に絶縁性樹脂31は充填されていなくても良い。
また、上記のように、第1,2バスバー25,27及びフェライトコア29が絶縁性樹脂31に被覆されることにより、給電アッセンブリ73には、図1に示すように、第1被覆部分73aと、第2被覆部分73bと、第3被覆部分73cとが形成されている。第1被覆部分73aは、第1平坦部25a、27aと絶縁性樹脂31とから構成されている。第2被覆部分73aは、接続部25b,27bと、第2平坦部25c,27cと、スロープ部25d,27dと、フェライトコア29と、絶縁性樹脂31とから構成されている。第3被覆部分73cは、第3平坦部25e、27eと絶縁性樹脂31とから構成されている。
そして、給電アッセンブリ73では、第2被覆部分73bにおける第1、3平坦部25a,25e,27a,27eの延設方向と直交する方向の厚さは、第1被覆部分73a及び第3被覆部分73cにおける第1、3平坦部25a,25e,27a,27eの延設方向と直交する方向の厚さよりも厚くなっている。これにより、給電アッセンブリ73は、第2被覆部分73bが第1被覆部分73a及び第3被覆部分73cから突出した形状となっている。
そして、給電アッセンブリ73は、収容空間75内に第2被覆部分73bの一部を収容しつつ、第1,第2バスバー25,27の各一端、つまり、第1平坦部25a,27aの各一端を給電ポート17から収容室16外へ突出させた状態で、収容室16内に収容されている。このように、収容空間75内に第2被覆部分73bの一部が収容されることにより、フェライトコア29の一部は収容空間75内に配置されている。換言すると、フェライトコア29の一部は、カバー9の立設部90a及び蓋部90bと対向する位置に配置されている。
そして、上記のように、第3平坦部25e,27eの各一端が接続部71aを介してインバータ回路71に接続されるとともに、第1平坦部25a、27aの各一端がリード線を介して電源と接続される。これにより、第1,2バスバー25、27は、インバータ回路71及び電源に電気的に接続され、電源からの直流電力をインバータ回路71に供給する。
この電動圧縮機では、インバータ回路71が電源からの直流電力を交流電力に変換しつつ、ステータ11に設けられたコイルへ交流電力を供給する。これにより、電動機構3では、ロータ13及び駆動軸15が回転する。この回転により、圧縮機構5では、吸入孔から吸入された冷媒を圧縮するとともに、圧縮された冷媒を吐出孔から吐出する。
そして、この電動圧縮機では、第1,2バスバー25,27の第2平坦部25c,27cがフェライトコア29によって覆われている。これにより、インバータ回路71が電源の直流電力を交流電力に変換する際に発生し、第1,2バスバー25,27から放射される電磁ノイズをフェライトコア29が吸収することができる。また、車両に搭載された他の機器で生じた電磁ノイズについても、フェライトコア29が吸収するため、インバータ回路71が外部からの電磁ノイズの影響を受け難くなっている。
そして、この電動圧縮機では、カバー9全体が大型化することを抑制しつつ、十分な大きさのフェライトコア29を採用することが可能となっている。
この作用について、以下、図4に示す比較例の電動圧縮機との比較を基に具体的に説明する。比較例の電動圧縮機については、実施例1の電動圧縮機との差異のみを説明し、実施例1の電動圧縮機と同一の構成については、同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。比較例の圧縮機では、カバー10を採用している。カバー10は、駆動軸15の径方向に延びる底壁10aと、底壁10aと連続し、底壁10aから第2ハウジング1b側へ向かって駆動軸15の軸方向に延設される側壁10bとを有している。また、底壁10aは突出部90を有しておらず、底壁10aは平坦に形成されている。このため、カバー10では収容空間75が形成されていない。
また、比較例の圧縮機では、給電アッセンブリ74が採用されており、第1,2バスバー26,28及びフェライトコア29が絶縁性樹脂31によって被覆されている。これらの第1,2バスバー26,28は、屈曲部を有しておらず、駆動軸15の径方向に延び、一端が例えばリード線を介して電源に接続され、他端が接続部71aを介してインバータ回路71に接続されている。また、給電アッセンブリ74では、第1,2バスバー26,28の延設方向と直交する方向の厚さが同一の厚さとなっている。
このように、比較例の電動圧縮機では、給電アッセンブリ74の厚さが同一の厚さとなっているため、収容室16内に給電アッセンブリ74を収容するためには、カバー10の側壁10bの長さを長くして、カバー10全体を大型化する必要がある。このため、比較例の電動圧縮機では、インバータ回路71における給電アッセンブリ74側の面から、カバー10の底壁100における給電アッセンブリ74とは反対側の面までが距離L2となる。
ここで、比較例の電動圧縮機において、フェライトコア29を設けつつ、カバー10の全体が大型化することを抑制しようとすれば、フェライトコア29を小型化せざるを得ない。しかし、車両に搭載される電動圧縮機では、電源からインバータ回路71へ大電流が供給されるため、小型のフェライトコア29では電磁ノイズを十分に吸収できなくなる。
これに対して、実施例1の電動圧縮機では、上記のように、カバー9の底壁9aには、突出部90が形成され、第1,2バスバー25,27は、屈曲部250,270を構成する接続部25b,27b、第2平坦部25c,27c及びスロープ部25d,27dを有している。また、給電アッセンブリ73の第2被覆部分73bにおける第1、3平坦部25a,25e,27a,27eの延設方向と直交する方向の厚さは、第1被覆部分73a及び第3被覆部分73cにおける第1、3平坦部25a,25e,27a,27eの延設方向と直交する方向の厚さよりも厚くなっている。そして、給電アッセンブリ73の第2被覆部分73bの一部は、突出部90内に形成された収容空間75内に収容されている。
このため、実施例1の電動圧縮機では、インバータ回路71の給電アッセンブリ73側の面から突出部9aにおける給電アッセンブリ73とは反対側の面までの距離については、比較例の電動圧縮機と同様に距離L2となる。しかし、突出部9aが存在しない箇所については、インバータ回路71の給電アッセンブリ73側の面から底壁9aにおける給電アッセンブリ73とは反対側の面までが上記の距離L2よりも短い距離L1となる。つまり、実施例1の電動圧縮機では、インバータ回路71の給電アッセンブリ73とは反対側の面から底壁9aにおける給電アッセンブリ73とは反対側の面の距離が距離L2となる箇所を限定的にすることできる。これにより、実施例1の電動圧縮機では、十分な大きさを有するフェライトコア29を採用しつつ、カバー9全体が大型化することを抑制でき、ひいては電動圧縮機全体の大型化を抑制することができる。
したがって、実施例1の電動圧縮機は、高い搭載性を発揮するとともに、少なくとも第1,2バスバー25,27から放射される電磁ノイズを十分に吸収可能である。
また、実施例1の電動圧縮機では、第1,2バスバー25,27と、フェライトコア29とが絶縁性樹脂31によって一体化され、給電アッセンブリ73とされている。このため、絶縁性樹脂31によって、カバー9と、第1,2バスバー25,27との間の絶縁を好適に行うことができる。また、第1,2バスバー25,27と、フェライトコア29との間の位置決めや、フェライトコア29とカバー9との間の位置決めを行いつつ、収容室16内に第1,2バスバー25,27と、フェライトコア29とを容易に収容することが可能となっている。
さらに、実施例1の電動圧縮機では、スロープ部25d,27dが第3平坦部25e,27eから離間するに従い、第1ハウジング1a及び第2ハウジング1bからの距離が離れていくように形成されている。このため、第1,2バスバー25,27の第3平坦部25e、27e側からフェライトコア29を挿入して第2平坦部25c,27cに配置する際に、スロープ部25d,27dを経由することによって、第2平坦部25c,27cにフェライトコア29を挿入し易くなっている。
また、実施例1の電動圧縮機では、カバー9が金属製であることから、カバー9自体も電磁遮蔽を行う。このため、インバータ回路71から発生して第1,2バスバー25,27から放射される電磁ノイズが車両の他の機器へ及ぼす影響をより少なくすることができる。また、インバータ回路71が外部からの電磁ノイズの影響をより受け難くなっている。
(実施例2)
図5及び図6に示す実施例2の電動圧縮機では、実施例1の電動圧縮機におけるフェライトコア29に換えて、フェライトコア290が設けられている。フェライトコア290は、第1フェライトコア35と、第2フェライトコア37とからなる。図6に示すように、第1,2フェライトコア35,37には、それぞれ凹部35a,37bが形成されており、断面が略U字形状となっている。第1フェライトコア35と第2フェライトコア37とは、第2平坦部25c,27cを覆うように、凹部35a、37a同士を対面させた状態で設けられている。実施例2の電動圧縮機における他の構成は実施例1の電動圧縮機と同様であり、同一の構成については、同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。
実施例2の電動圧縮機では、第1フェライトコア35と第2フェライトコア37とが第2平坦部25c,27cを覆うに当たって、第1,2バスバー25,27に第1,2フェライトコア35,37を挿通する必要がない。このため、実施例2の電動圧縮機では、第1,2バスバー25,27に対して、フェライトコア290を容易に設けることが可能となっている。他の作用は実施例1の電動圧縮機と同様である。
(実施例3)
図7及び図8に示す実施例3の電動圧縮機では、実施例1の電動圧縮機におけるフェライトコア29に換えて、フェライトコア39が設けられている。図8に示すように、フェライトコア39には、凹部39aが形成されており、断面が略U字形状となっている。より具体的には、フェライトコア39は、平板部39bと平板部39bから立設する立設部39cとから構成されており、平板部39bと立設部39cとによって、第2平坦部25c,27cを覆っている。立設部39cは、平板部39bからカバー9の蓋部90cに向かって延設され、端部390が絶縁樹脂31から露出して蓋部90cの内側と当接している。なお、立設部39cの端部390が蓋部90cの内側と当接しないようにフェライトコア39を構成しても良く、また、立設部39cの端部390は、絶縁樹脂31に覆われていても良い。実施例3の電動圧縮機における他の構成は実施例1の電動圧縮機と同様であり、同一の構成については、同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。
実施例3の電動圧縮機も実施例2の電動圧縮機と同様の作用を奏することが可能である。
(実施例4)
実施例4の電動圧縮機は、実施例1の電動圧縮機におけるカバー9に換えて、図9に示すカバー41を有している。カバー41は、樹脂製のカバー本体410と金属製のシールドカバー411とからなる。
カバー本体410は、上記のカバー9と同様に、底壁41aと側壁41a等とを有している。また、底壁41aは平板部41cを有している。そして、カバー本体410にもカバー9と同様に、突出部90が形成されている。シールドカバー411は、カバー本体410の形状に沿って形成されており、カバー本体410の外側に設けられている。実施例4の電動圧縮機における他の構成は実施例1の電動圧縮機と同様であり、同一の構成については、同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。
実施例4の電動圧縮機では、カバー本体410を樹脂製とすることにより、軽量化させることが可能となっている。また、カバー本体410の外側にシールドカバー411が設けられていることにより、収容室16を電磁遮蔽することが可能となっている。他の作用は、実施例1の電動圧縮機と同様である。
ここで、シールドカバー411については、図10に示すようにカバー本体410にインサート成形されても良い。また、図11に示すように、カバー本体410の内側、つまり、カバー本体410における第1,2バスバー25,27側にシールドカバー411を設けても良い。また、これらの場合には、第1,2バスバー25,27と、シールドカバー411との絶縁性がカバー本体410によって確保されれば、第1,2バスバー25,27やフェライトコア29を絶縁性樹脂31によって被覆しなくても良い。これにより、電動圧縮機全体の大型化を更に抑制することができる。
(実施例5)
図12に示す実施例5の電動圧縮機は、第1,2バスバー25,27に換えて、第1,2バスバー51,53を有している。第1,2バスバー51,53は、実施例1〜4の電動圧縮機における第1,2バスバー25,27から、第3平坦部25e,27e及びスロープ部25d,27dを無くすとともに、第2平坦部51c,53cの一端を接続部71aを介してインバータ回路71に接続している。第1,2バスバー51,53における第1平坦部51a、53aの一端はリード線を介して電源に接続される。第1平坦部51a、53aと第2平坦部51c,53cとは、接続部51b,53bによってそれぞれ接続される。なお、第1平坦部51a、53aの一端をインバータ回路71に接続し、第2平坦部51c,53cの一端をリード線を介して電源に接続しても良い。
第1,2バスバー51,53では、接続部51b,53b及び第2平坦部51c,53cによって、屈曲部510、530がそれぞれ構成される。そして、屈曲部510,530は、第1平坦部51a,53aより第1,2ハウジング1a,1bから遠い位置に配置されるため、第1平坦部51a,53aが本発明における延設部に相当する。
また、給電アッセンブリ73では、第1平坦部51a、53aと絶縁性樹脂31とから構成される第1被覆部分73aと、接続部51b,53bと、第2平坦部51c,53cと、フェライトコア29と、絶縁性樹脂31とから構成される第2被覆部分73bとが形成されている。
さらに、実施例5の電動圧縮機では、実施例1の電動圧縮機におけるカバー9の形状が一部変形されており、カバー9の突出部90は、立設部90aと、側壁9bと、立設部90a及び側壁9bによって形成される開口を覆う蓋部90bとによって構成されている。
実施例5の電動圧縮機においても、第2被覆部分73bの一部が収容空間75内に収容された状態で、給電アッセンブリ73が収容室16内に収容されている。これにより、実施例5の電動圧縮機においても、フェライトコア29の一部が収容空間75内に配置されている。実施例5の電動圧縮機における他の構成は実施例1の電動圧縮機と同様であり、同一の構成については、同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。
実施例5の電動圧縮機も実施例1の電動圧縮機と同様の作用を奏することが可能である。
以上において、本発明を実施例1〜5に即して説明したが、本発明は上記実施例1〜5に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施例2の電動圧縮機に実施例4の電動圧縮機のカバー41を採用する等、実施例1〜5の電動圧縮機を適宜組み合わせることによって、電動圧縮機を構成しても良い。
また、アルミニウム合金等の透磁率の低い材料でカバー9を構成する場合には、フェライトコア29,290,39は絶縁性樹脂31によって覆われていなくても良い。
さらに、実施例1〜5の電動圧縮機の給電アッセンブリ73では、第1平坦部25a,27aの各一端を給電ポート17内に位置させた状態で収容室16内に収容されている。しかし、これに限らず、給電ポート17を経由して、第1平坦部25a,27aの各一端が収容室16の外側に設けられた電源と接続可能であれば、第1平坦部25a,27aの各一端が給電ポート17内に位置していなくても良い。
また、実施例1〜5の電動圧縮機のカバー9、41の側壁9b、41bの端部は、第2ハウジング1bの底壁1eに固定されている。しかし、これに限られず、ハウジング本体を構成する第1ハウジング1aや第2ハウジング1bと、カバー9、41との間にインバータ装置7を収容可能な収容室16が形成されていれば、カバー9、41はどのような位置に固定されていても良い。
さらに、実施例1〜45の電動圧縮機のカバー9,41は、有底筒状をなしているが、これに限らず、例えば、内部に収容室16を形成可能な立方体形状や直方体形状としても良い。
また、実施例1〜4の電動圧縮機のフェライトコア29は、第2平坦部25c,27cに設けられて、第2平坦部25c,27cを覆っているが、接続部25b,27bやスロープ部25d,27dに設けられて、これらを覆っていても良い。つまり、フェライトコア29は、屈曲部250,270を構成する接続部25b,27b、第2平坦部25c,27c及び第スロープ部25d、27dの少なくとも一つを覆っていれば良い。実施例5の電動圧縮機についても同様である。
また、実施例1〜4の電動圧縮機では、屈曲部250,270を構成する接続部25b,27b、第2平坦部25c,27c及びスロープ部25d,27dについて、それぞれ角部を有するように形成されている。しかし、これに限らず、屈曲部250,270を形成するに当たり、例えば、第1,2バスバー25,27をアーチ状に屈曲させることにより、屈曲部250,270が角部を有しないように形成しても良い。同様に、突出部90についても角部を有しないように形成しても良い。実施例5の電動圧縮機についても同様である。
本発明は車両等の空調装置に利用可能である。
1…ハウジング
1a…第1ハウジング(ハウジング本体)
1b…第2ハウジング(ハウジング本体)
3…電動機構
5…圧縮機構
7…インバータ装置
9…カバー
9a…底壁
9b…側壁
9c…平板部
25…第1バスバー(内部配線)
25a…第1平坦部(延設部)
25c…第2平坦部(屈曲部、離間部)
25d…スロープ部(屈曲部、連結部)
25e…第3平坦部(延設部)
27…第2バスバー(内部配線)
27a…第1平坦部(延設部)
27c…第2平坦部(屈曲部、離間部)
27d…スロープ部(屈曲部、連結部)
27e…第3平坦部(延設部)
29…フェライトコア(電磁ノイズ除去部材)
31…絶縁性樹脂(絶縁材料)
39…フェライトコア(電磁ノイズ除去部材)
41…カバー
41a…底壁
41b…側壁
51…第1バスバー(内部配線)
51a…第1平坦部(延設部)
53…第2バスバー(内部配線)
53a…第1平坦部(延設部)
71…インバータ回路
73…給電アッセンブリ
73a…第1被覆部分
73b…第2被覆部分
75…収容空間
90…突出部
90a…立設部
90b…蓋部
250…屈曲部
270…屈曲部
290…フェライトコア(電磁ノイズ除去部材)
510…屈曲部
530…屈曲部

Claims (4)

  1. ハウジングと、電動機構と、前記電動機構によって駆動され、冷媒の圧縮を行う圧縮機構と、前記電動機構を駆動するためのインバータ装置と、を備え、
    前記ハウジングは、前記電動機構及び前記圧縮機構を収容するハウジング本体と、前記ハウジング本体に固定され、前記ハウジング本体との間に前記インバータ装置を収容可能な収容室を形成するカバーと、を有し、
    前記インバータ装置は、インバータ回路と、前記インバータ回路及び前記収容室の外側に設けられた電源に電気的に接続され、前記電源からの直流電力を前記インバータ回路に供給する2本の内部配線と、少なくとも前記2本の内部配線からの電磁ノイズを吸収可能に前記2本の内部配線を覆う電磁ノイズ除去部材と、を有する電動圧縮機であって、
    前記カバーは、前記ハウジング本体から離間して設けられる底壁と、前記底壁から延設し前記ハウジング本体へ向かって立設する側壁と、を有し、
    前記底壁には、前記ハウジング本体から離れる方向に突出して内部に収容空間を形成する突出部が形成され、
    前記2本の内部配線は、一端と他端とを有して前記一端が前記インバータ回路又は前記電源に接続される延設部と、前記延設部の前記他端に接続される屈曲部と、を含み、
    前記屈曲部は、前記延設部よりも前記ハウジング本体から遠い位置に配置されるとともに、前記電磁ノイズ除去部材によって少なくとも一部が覆われ、
    前記電磁ノイズ除去部材は、少なくとも一部分が前記収容空間内に配置されていることを特徴とする電動圧縮機。
  2. 前記底壁は、平板状をなす平板部を有し、
    前記突出部は、前記ハウジング本体から離れる方向に前記平板部から延設される立設部と、前記立設部における前記平板部側とは反対側の端部から延設される蓋部と、を有する請求項1記載の電動圧縮機。
  3. 前記2本の内部配線及び前記電磁ノイズ除去部材は、絶縁材料によって被覆されることより一体化されて給電アッセンブリとされ、
    前記給電アッセンブリには、前記延設部と前記絶縁材料とから構成される第1被覆部分と、前記屈曲部と前記電磁ノイズ除去部材と前記絶縁材料とから構成される第2被覆部分と、が形成され、
    前記第2被覆部分における前記延設部の延設方向と直交する方向の厚さは、前記第1被覆部分における前記延設部の前記延設方向と直交する方向の厚さよりも厚い請求項1又は2記載の電動圧縮機。
  4. 前記屈曲部は、前記延設部と離間して設けられる離間部と、前記離間部と前記延設部の前記他端とに接続される連結部と、を有し、
    前記連結部の少なくとも一部分は、前記延設部から離れるに従い前記ハウジング本体からの距離が離れていくように形成されている請求項1乃至3のいずれか1項記載の電動圧縮機。
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