JP2016087164A - 洗浄装置 - Google Patents

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英記 榊原
俊明 河合
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俊明 河合
原田 聴
Cho Harada
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Abstract

【課題】給湯源から湯の洗浄水を供給できない条件下でも、熱湯消毒洗浄工程を実行したときに排気口から洗浄水が噴き出さないようにする。【解決手段】洗浄装置10においては、濯ぎ洗浄工程を実行するときには洗浄水供給手段による第1給水管34からの水と熱湯供給装置40からの熱湯とを混合した洗浄水を用いて濯ぎ洗浄するようにした。濯ぎ洗浄工程のときの洗浄水と熱湯消毒洗浄工程のときの熱湯よりなる洗浄水との温度差を小さくすることができ、熱湯消毒洗浄工程のときに洗浄ノズル25,26から洗浄槽20内に洗浄水を噴射させても、洗浄槽20内の温度が急激に上昇することに起因した圧力の上昇を抑えることができ、洗浄槽20の上部の排気口20aから洗浄水が飛び散るのを防ぐことができた。【選択図】図4

Description

本発明は、被洗浄物を洗浄する洗浄装置に関し、特に熱湯供給装置から供給される熱湯を用いて熱湯消毒洗浄をする洗浄装置に関する。
特許文献1には、主として医療用器具を洗浄することを目的とした洗浄装置が開示されている。この洗浄装置は、被洗浄物を収容して下部に洗浄水を貯える貯水部と上部に排気口を有した洗浄槽と、給湯器等の給湯源から送出される水を加熱して熱湯として貯える貯湯槽を有した熱湯供給装置と、水道等の給水源から送出される水、給湯器等の給湯源から送出される湯及び熱湯供給装置から送出される熱湯との少なくとも1つを用いた洗浄水を貯水部に供給する洗浄水供給手段と、洗浄槽内に洗剤を供給する洗剤供給装置と、洗浄槽内に収容した被洗浄物に貯水部の洗浄水を噴出する洗浄ノズルと、貯水部の洗浄水を洗浄ノズルに送出する洗浄ポンプとを備えている。特許文献1の洗浄装置の洗浄水供給手段は、水道等の給水源に接続されて給水弁を介装した給水管と、給湯器等の給湯源に接続されて給湯弁を介装した給湯管と、熱湯供給装置から導出した熱湯供給管とを備え、給水管、給湯管及び熱湯供給管が洗浄槽に接続されている。
この洗浄装置の制御装置は被洗浄物を洗剤を用いて洗浄する洗浄プログラムを有しており、この洗浄プログラムは、洗浄水供給手段から供給される水と湯とを用いた洗浄水を洗浄ポンプにより洗浄ノズルから被洗浄物に噴射して予洗浄する予洗浄工程と、予洗浄工程後に洗浄水供給手段から供給される湯を用いた洗浄水に洗剤供給装置から洗剤(例えばアルカリ洗剤)を加え、洗剤を含んだ洗浄液を洗浄ポンプにより洗浄ノズルから被洗浄物に噴射して洗浄する本洗浄工程と、本洗浄工程後に洗浄水供給手段から供給される湯を用いた洗浄水を洗浄ポンプにより洗浄ノズルから被洗浄物に噴射して濯ぎ洗浄する濯ぎ洗浄工程と、濯ぎ洗浄工程後に洗浄水供給手段から供給される熱湯を用いた洗浄水を洗浄ポンプにより洗浄ノズルから被洗浄物に噴射して熱湯消毒洗浄する熱湯消毒洗浄工程とを実行するものである。
この洗浄装置においては、濯ぎ洗浄工程には給湯器から送出される約50℃の湯よりなる洗浄水が用いられ、熱湯消毒洗浄工程には熱湯供給装置から送出される約90℃の熱湯よりなる洗浄水が用いられ、洗浄槽内には濯ぎ洗浄工程から熱湯消毒洗浄工程に移行するときに約40℃の温度差が生じることになっていた。熱湯消毒洗浄工程を実行して熱湯を洗浄ノズルから洗浄槽内に噴射させたときに、洗浄槽内が急激な温度上昇によって圧力が高くなり、洗浄槽の上部の排気口から洗浄水が飛び散る問題があった。これに対応するために、この洗浄装置の制御装置は、洗浄ポンプの回転数を制御して洗浄ポンプから吐出される水量を調整するポンプ回転数制御部を有しており、熱湯消毒洗浄工程を実行するときに、ポンプ回転数制御部によって洗浄ポンプの回転数を所定時間下げるように制御していた。これによって、洗浄槽内には熱湯を勢いを抑えて噴射させることによって、洗浄槽内の温度が急激に上昇して圧力が高くなるのを防ぎ、洗浄槽の上部の排気口から洗浄水が飛び散らないようになっている。
特開2014−097144号公報
上記の特許文献1の洗浄装置を設置した施設によっては、湯を供給する給湯器が設置されてないことがある。この場合には、熱湯供給装置の貯湯槽には給湯管の代わりに給水源から水を供給する第2の給水管を接続するようにし、洗浄槽には洗浄水供給手段として給水管と熱湯供給管とを接続することになる。洗浄水供給手段を給水源からの水と、熱湯供給装置からの熱湯との少なくとも一方を用いた洗浄水としたときに、上記の洗浄プログラムの一部を変更して実行すると、予洗浄工程では水よりなる洗浄水により洗浄し、本洗浄工程では水と熱湯とを混合した洗浄水により洗浄し、濯ぎ洗浄工程では水よりなる洗浄水により洗浄し、熱湯消毒洗浄工程では熱湯よりなる洗浄水により洗浄することになる。この場合には、濯ぎ洗浄工程の水よりなる洗浄水の温度が一般的な水道の温度のように30℃未満であり、熱湯消毒洗浄工程の熱湯よりなる洗浄水の温度が90℃であり、洗浄槽内には濯ぎ洗浄工程から熱湯消毒洗浄工程に移行するときに60℃以上の温度差が生じることになっていた。このような状態で、上述したように、熱湯消毒洗浄工程でポンプ回転数制御部によって洗浄ポンプの回転数を所定時間下げるように制御しても、濯ぎ洗浄工程から熱湯消毒洗浄工程に移行するときの洗浄槽内の温度差が大きすぎて、洗浄槽内の温度が急激に上昇して圧力が高くなり、洗浄槽の上部の排気口から洗浄水が飛び散るようになっていた。この場合に、洗浄ポンプの回転数をさらに下げるようにすることも考えられたが、洗浄ポンプの必要最低トルクを下回るおそれがあり、洗浄水を洗浄ノズルに送り出すことができなくなるおそれがあった。本発明は、給湯源から湯の洗浄水を供給できない条件下でも、熱湯消毒洗浄工程を実行したときに排気口から洗浄水が噴き出さないようにすることを目的とする。
本発明は上記課題を解決するため、被洗浄物を収容して下部に洗浄水を貯える貯水部と上部に排気口を有した洗浄槽と、給水源から送出される水を加熱して熱湯として貯える貯湯槽を有した熱湯供給装置と、給水源から送出される水と熱湯供給装置から送出される熱湯との少なくとも一方よりなる洗浄水を貯水部に供給する洗浄水供給手段と、洗浄槽内に洗剤を供給する洗剤供給装置と、洗浄槽内に収容した被洗浄物に貯水部の洗浄水を噴出する洗浄ノズルと、貯水部の洗浄水を洗浄ノズルに送出する洗浄ポンプと、洗浄水供給手段から供給される洗浄水に洗剤供給装置から供給される洗剤を加え、洗剤を含んだ洗浄液を洗浄ポンプにより洗浄ノズルから被洗浄物に噴射して洗浄する本洗浄工程と、該本洗浄工程後に洗浄水供給手段から供給される洗浄水を洗浄ポンプにより洗浄ノズルから被洗浄物に噴射して濯ぎ洗浄する濯ぎ洗浄工程と、該濯ぎ洗浄工程後に洗浄水供給手段により供給される熱湯よりなる洗浄水を洗浄ポンプにより洗浄ノズルから被洗浄物に噴射して熱湯消毒洗浄する熱湯消毒洗浄工程とを実行する洗浄プログラムを有した制御装置とを備え、制御装置は洗浄ポンプの回転数を制御して洗浄ポンプから吐出される水量を調整するポンプ回転数制御部を有し、制御装置は熱湯消毒洗浄工程を実行するときにポンプ回転数制御部により洗浄ポンプの回転数を所定時間下げるように制御した洗浄装置であって、濯ぎ洗浄工程を実行するときには洗浄水供給手段によって水と熱湯とを混合した洗浄水を用いて濯ぎ洗浄するようにしたことを特徴とする洗浄装置を提供するものである。
上記のように構成した洗浄装置においては、濯ぎ洗浄工程を実行するときには洗浄水供給手段によって水と熱湯とを混合した洗浄水を用いて濯ぎ洗浄するようにしたので、濯ぎ洗浄工程のときの洗浄水と熱湯消毒洗浄工程のときの洗浄水との温度差を小さくすることができ、熱湯消毒洗浄工程のときに洗浄槽内に洗浄水を噴射させても、洗浄槽内の温度が急激に上昇することに起因した圧力の上昇を抑えることができ、洗浄槽の上部の排気口から洗浄水が飛び散るのを防ぐことができた。
本発明による洗浄装置の概略図である。 制御装置のブロック図である。 アルカリ洗剤コースの洗浄プログラムを示すフローチャートである(1)。 アルカリ洗剤コースの洗浄プログラムを示すフローチャートである(2)。
以下に、本発明による洗浄装置を図面を参照して説明する。本発明の洗浄装置は主として医療用器具等の被洗浄物を洗浄するためのものであり、本発明の洗浄装置を給湯器等の給湯源が設けられてない施設に設置した実施形態により説明する。図1に示したように、洗浄装置10はハウジング11内に洗浄槽20を備えている。洗浄槽20はラックAに入れた医療用器具等の被洗浄物を収容するものであり、ラックAを出し入れする洗浄槽20の前面開口部には扉12が開閉自在に設けられている。洗浄槽20の下部には洗浄水を貯える貯水部21となっている。洗浄槽20の上部には排気口20aが形成されており、排気口20aには洗浄槽20から排出される排気をハウジング11外に排出する排気筒22が設けられている。
洗浄槽20の貯水部21には温度センサ23が設けられており、温度センサ23は洗浄水の温度を検出するものである。また、貯水部21にはヒータ24が設けられており、ヒータ24は貯水部21の洗浄水を加熱するものである。洗浄槽20の上面と下面には医療用器具に洗浄水を噴射する洗浄ノズル25,26が回転可能に支持されており、これら洗浄ノズル25,26には貯水部21から導出した循環パイプ27が接続されている。循環パイプ27には貯水部21の洗浄水を洗浄ノズル25,26に送出する洗浄ポンプ28が介装されている。洗浄ポンプ28を駆動させると、貯水部21内の洗浄水は循環パイプ27を介して洗浄ノズル25,26に送られ、洗浄ノズル25,26は洗浄水の噴出反力により回転しながら洗浄水を医療用器具に向けて噴射する。なお、洗浄ノズル25,26から医療用器具に噴射された洗浄水は貯水部21に落下して戻る。
図1に示したように、貯水部21の底面には排水口21aが形成され、排水口21aには排水管29が接続されている。排水管29には排水ポンプ30が介装されており、排水ポンプ30を駆動させると貯水部21内の洗浄水が排水管29を通って排水される。
貯水部21には排水管29の排水ポンプ30より上流部を介して2つの水位検出タンク31,32が接続されており、各水位検出タンク31,32にはフロートスイッチ(水位センサ)31a,32aが収容されている。フロートスイッチ31aは貯水部21の洗浄水が洗浄に必要な洗浄水位(所定水位)L1以上であることを検出するものであり、洗浄水位L1以上になればオンとなり、洗浄水位L1より低ければオフとなる。フロートスイッチ32aは貯水部21の洗浄水が洗浄水位L1よりも高い異常水位L2以上であることを検出すあるものであり、異常水位L2以上になればオンとなり、異常水位L2より低ければオフとなる。なお、本実施形態においては、洗浄水位L1であるときの水量は6Lであり、異常水位L2であるときの水量は8Lと設定されている。
ハウジング11内には洗浄槽20に洗剤を供給する洗剤供給装置33が設けられている。洗剤供給装置33は洗剤を貯えた洗剤タンクDから洗浄槽20に洗剤を送出する洗剤供給管33aと、洗剤供給管33aに介装された洗剤供給ポンプ33bを備えている。洗剤供給ポンプ33bを駆動させると、洗剤タンクD内の洗剤が洗剤供給管33aを通って洗浄槽20に供給される。洗剤タンクDにはアルカリ洗剤、プロテアーゼ等の酵素を含んだ酵素入り洗剤、中性洗剤または酸性洗剤が収容されておりであり、各洗剤が収容された洗剤タンクDを付け替えることによって、各洗剤を選択的に使用することができる。
洗浄槽20には給水口と給湯口が形成されており、この実施形態のように給湯器等の給湯源が設けられてない施設に設置したときには、洗浄槽20の給水口に洗浄水供給手段を構成する第1給水管34が接続され、給湯口は密栓部材によって塞がれた状態となっている。第1給水管34は一端が水道等の給水源に接続され、他端が洗浄槽20の給水口に接続されている。第1給水管34には第1給水弁35が介装されており、第1給水弁35を開放すると給水源の水が第1給水管34を通って洗浄槽20に送出される。なお、洗浄装置10を給湯器等の給湯源が設けられた施設に設置したときには、洗浄槽20の給湯口には給湯源から導出した給湯管を接続し、給湯管に介装した給湯弁を開放することで、給湯源からの湯を給湯管を通して洗浄槽20に送出するようにしてもよい。
ハウジング11内には洗浄槽20に熱湯を供給する熱湯供給装置40が設けられており、この熱湯供給装置40は上述した第1給水管34とともに洗浄水供給手段を構成している。熱湯供給装置40は熱湯を貯える貯湯槽41を備えており、この実施形態の貯湯槽41は8.5Lの熱湯を貯えることのできる容量となっている。貯湯槽41には上述した第1給水管34から分岐させた第2給水管42が接続されており、第2給水管42には第2給水弁43が介装されている。なお、第2給水管42は第1給水管34から分岐させたものに限らず、水道等の給水源に直接、接続したものであってもよい。第2給水弁43を開放すると、給水源の水が第1及び第2給水管34,42を通って貯湯槽41に送出される。貯湯槽41にはヒータ44が設けられており、ヒータ44は貯湯槽41内に供給された水を熱湯(約90℃)となるように加熱するものである。貯湯槽41内には温度センサ45が設けられており、温度センサ45は貯湯槽41内の水(熱湯)の温度を検出するものである。貯湯槽41内にはオーバーフロー管46が設けられており、オーバーフロー管46の上端開口は貯湯槽41の上部にて上方に開口しており、オーバーフロー管46の下部は貯湯槽41の下部から外側に導出し、オーバーフロー管46の下端は洗浄槽20の下部に接続されている。貯湯槽41内にて加熱された熱湯は第2給水管42からオーバーフロー管46の上端開口を超えるように供給される水によってオーバーフロー管46から溢出して洗浄槽20に供給される。なお、洗浄装置10を給湯器等の給湯源が設けられた施設に設置したときには、貯湯槽41には第2給水管42に代えて給湯源から導出した、または上述した給湯管から分岐させた第2給湯管を接続し、第2給湯管に介装した第2給湯弁を開放することで、給湯源からの湯を第2給湯管を通して貯湯槽41に送出するようにしてもよい。
この洗浄装置10は制御装置50を備えており、図2に示したように、この制御装置50には温度センサ23、ヒータ24、洗浄ポンプ28、排水ポンプ30、フロートスイッチ31a,32a、洗剤供給ポンプ33b、第1給水弁35、第2給水弁43、ヒータ44及び温度センサ45が接続されている。制御装置50はマイクロコンピュータ(図示省略)を有しており、マイクロコンピュータは、バスを介してそれぞれ接続されたCPU、RAM、ROM及びタイマ(いずれも図示省略)を備えている。CPUは、温度センサ23及び45の検出温度、フロートスイッチ31a,32aからのオンオフ信号及びタイマの計時に基づいて、ヒータ24、洗浄ポンプ28、排水ポンプ30、洗剤供給ポンプ33b、第1及び第2給水弁35,43及びヒータ44の作動を制御して下記に示す洗浄プログラムを実行する。RAMは洗浄プログラムを実行するのに必要な変数等を一時的に記憶するものであり、ROMは洗浄プログラムを記憶するものである。
制御装置50は洗浄ポンプ28の回転数を制御する洗浄ポンプ制御部51を有しており、制御装置50は洗浄ポンプ制御部51により洗浄ポンプ28(のモータ)の回転数を制御して洗浄ポンプ28から吐出される水量を調整するものである。洗浄ポンプ制御部51は、洗浄ポンプ28を定格出力(通常運転の最大出力)で回転させたときと比べて2段階(20%、50%)に回転数を低下させるように制御する。なお、洗浄ポンプ制御部51は、洗浄ポンプ28の出力を定格出力の20%と50%に低下させるように制御しているが、これに限られるものでなく、洗浄ポンプ28の必要最低トルクより高ければ、任意の出力(例えば、30%、40%等)に低下させるようにしたものであってもよい。洗浄ポンプ制御部51はこの実施形態ではトライアックを用いて洗浄ポンプ28のモータの通電時間を制御して洗浄ポンプ28の回転数を制御しているが、インバータ制御や位相制御等の他の制御手段を用いて洗浄ポンプ28の回転数を制御してもよい。
次に、この洗浄装置10の洗浄プログラムの一例として、アルカリ洗剤コースの洗浄プログラムを図3及び図4に示したフローチャートにより説明する。以下に説明するアルカリ洗剤コースの洗浄プログラムは、予洗浄工程、本洗浄工程、濯ぎ洗浄工程及び熱湯消毒洗浄工程を有した洗浄プログラムである。また、この洗浄装置10においては、主電源を投入したときに、熱湯供給装置40内の貯湯槽41にはオーバーフロー管46の上端開口の水位まで第2給水管42から水が供給され、貯湯槽41内の水は温度センサ45の検出温度に基づいてヒータ44によって熱湯(約90℃)となるまで加熱されるようになっている。
このように熱湯供給装置40の貯湯槽41内に熱湯が貯えられた状態で、アルカリ洗剤コースの洗浄プログラムを実行すると、制御装置50は、先ずステップ101〜105により予洗浄工程を実行させる。予洗浄工程は、本洗浄工程の前に、医療用器具に付着した血液やタンパク質が温度の高い洗浄水によって凝固しないように水よりなる洗浄水を用いて血液やタンパク質の汚れを予め落としておく洗浄工程である。制御装置50は、ステップ101において、第1給水弁35を開放させて、洗浄槽20内に水よりなる洗浄水の供給を開始する。制御装置50は、ステップ102において、フロートスイッチ31aの検出により貯水部21の洗浄水が洗浄水位L1となったか否かを判定する。制御装置50は、貯水部21の洗浄水が洗浄水位L1となるまで「NO」と繰り返し判定しているなかで、貯水部21の洗浄水が洗浄水位L1となってフロートスイッチ31aからオン信号が入力されると「YES」と判定してステップ103に進める。制御装置50は、ステップ103において、第1給水弁35を閉止させて給水処理を終了させる。
次に、制御装置50は、ステップ104において、予洗浄工程での洗浄処理として洗浄ポンプ28を1分間駆動させる。貯水部21内の洗浄水は循環パイプ27を介して洗浄ノズル25,26に圧送され、洗浄ノズル25,26は回転しながら洗浄水を医療用器具に噴射して洗浄する。この洗浄処理後、制御装置50は、ステップ105において、排水ポンプ30を30秒間駆動させて、貯水部21内の洗浄水を排水管29から排出する。
ステップ101〜105による予洗浄工程が終了すると、制御装置50は、ステップ111〜116により本洗浄工程を実行させる。本洗浄工程は洗剤を含んだ洗浄水を用いて医療用器具を洗浄する洗浄工程である。この本洗浄工程では、制御装置50は、ステップ111において、第1及び第2給水弁35,43を開放させて、本洗浄工程での給水処理を開始させる。給水源の水は第1給水管34を通って洗浄槽20の貯水部21に送出されるとともに、第2給水管42を通って熱湯供給装置40の貯湯槽41に送出される。貯湯槽41内の熱湯は第2給水管42によって送出された水によりオーバーフロー管46から溢出すること貯水部21に送出される。制御装置50は、ステップ112において、フロートスイッチ31aの検出により貯水部21の洗浄水が洗浄水位L1となったか否かを判定する。制御装置50は、貯水部21の洗浄水が洗浄水位L1となるまで「NO」と繰り返し判定しているなかで、貯水部21の洗浄水が洗浄水位L1となってフロートスイッチ31aからオン信号が入力されると「YES」と判定してステップ113に進める。制御装置50は、ステップ113において、第1及び第2給水弁35,43を閉止させて給水及び給湯処理を終了させる。なお、温度センサ23により検出される貯水部21の洗浄水の温度が例えば50℃より低いときには、洗剤による洗浄効果を高めるために、温度センサ23により検出される洗浄水の温度が50℃となるまでヒータ24を作動させて洗浄水を加熱するようにしてもよい。
次に、制御装置50は、本洗浄工程での洗浄処理として、ステップ114において、洗剤供給ポンプ33bを駆動させて洗浄槽20内にアルカリ洗剤を供給させ、ステップ115において、洗浄ポンプ28を3分間駆動させる。貯水部21内の洗剤を含んだ洗浄水は循環パイプ27を介して洗浄ノズル25,26に圧送され、洗浄ノズル25,26は回転しながら洗浄水を医療用器具に噴射して洗浄する。この洗浄処理後、制御装置50は、ステップ116において、排水ポンプ30を30秒間駆動させて、貯水部21内の洗浄水を排水管29から排出する。
ステップ111〜116による本洗浄工程が終了すると、制御装置50は、ステップ121〜125により濯ぎ洗浄工程を実行させる。濯ぎ洗浄工程は医療用器具に付着している洗剤を含んだ洗浄水を濯ぎ洗浄する洗浄工程である。この濯ぎ洗浄工程では、制御装置50は、ステップ121において、第1及び第2給水弁35,43を開放させて、濯ぎ洗浄工程での給水処理を開始させる。給水源の水は第1給水管34を通って洗浄槽20の貯水部21に送出されるとともに、第2給水管42を通って熱湯供給装置40の貯湯槽41に送出される。貯湯槽41内の熱湯は第2給水管42によって送出された水によりオーバーフロー管46から溢出することで貯水部21に送出される。制御装置50は、ステップ122において、フロートスイッチ31aの検出により貯水部21の洗浄水が洗浄水位L1となったか否かを判定する。制御装置50は、貯水部21の洗浄水が洗浄水位L1となるまで「NO」と繰り返し判定しているなかで、貯水部21の洗浄水が洗浄水位L1となってフロートスイッチ31aからオン信号が入力されると「YES」と判定してステップ123に進める。制御装置50は、ステップ123において、第1及び第2給水弁35,43を閉止させて給水及び給湯処理を終了させる。
次に、制御装置50は、濯ぎ洗浄工程での洗浄処理として、ステップ124において、洗浄ポンプ28を3分間駆動させる。貯水部21内の洗浄水は循環パイプ27を介して洗浄ノズル25,26に圧送され、洗浄ノズル25,26は回転しながら洗浄水を医療用器具に噴射して洗浄する。この洗浄処理後、制御装置50は、ステップ125において、排水ポンプ30を30秒間駆動させて、貯水部21内の洗浄水を排水管29から排出する。
ステップ121〜125による濯ぎ洗浄工程が終了すると、制御装置50は、ステップ131〜137により熱湯消毒洗浄工程を実行させる。熱湯消毒洗浄工程は医療用器具に熱湯よりなる洗浄水を噴射して熱湯消毒する洗浄工程である。この熱湯消毒洗浄工程では、制御装置50は、ステップ131において、第2給水弁43を開放させて、熱湯消毒洗浄工程での給湯処理を開始させる。給水源の水は第2給水管42を通って熱湯供給装置40の貯湯槽41に送出される。貯湯槽41内の熱湯は第2給水管42によって送出された水によりオーバーフロー管46から溢出することで貯水部21に送出される。制御装置50は、ステップ132において、フロートスイッチ31aの検出により貯水部21の洗浄水が洗浄水位L1となったか否かを判定する。制御装置50は、貯水部21の洗浄水が洗浄水位L1となるまで「NO」と繰り返し判定しているなかで、貯水部21の洗浄水が洗浄水位L1となってフロートスイッチ31aからオン信号が入力されると「YES」と判定してステップ133に進める。制御装置50は、ステップ133において、第2給水弁43を閉止させて給湯処理を終了させる。
次に、制御装置50は、熱湯消毒洗浄工程での洗浄処理では、先ずステップ134において、洗浄ポンプ制御部51により洗浄ポンプ28の回転数を定格出力(通常運転の最大回転数)から20%に低下させて20秒間駆動させる。次に、制御装置50は、ステップ135において、洗浄ポンプ制御部51により洗浄ポンプ28の回転数を定格出力(通常運転の最大回転数)から50%に低下させて40秒間駆動させる。貯水部21内の熱湯の洗浄水は循環パイプ27を介して洗浄ノズル25,26に送られ、洗浄ノズル25,26は回転しながらこの洗浄水を医療用器具に弱い勢いで噴射する。熱湯よりなる洗浄水を噴射するときには、洗浄ポンプ28の回転数を低下させて駆動させているので、洗浄槽20内の温度の急激な上昇を抑制でき、その結果、洗浄槽20内の圧力が急激に上昇しないようになり、排気口20aから洗浄槽20内の空気が勢いよく排出されない。これにより、洗浄槽20内にて洗浄ノズル25,26によって噴射された洗浄水が排気口20aから外部に飛び散らない。
この次に、制御装置50は、ステップ136において、洗浄ポンプ28を定格出力(通常運転の最大回転数)で10分間駆動させる。貯水部21内の熱湯の洗浄水は循環パイプ27を介して洗浄ノズル25,26に送られ、洗浄ノズル25,26は回転しながら熱湯よりなる洗浄水を医療用器具に噴射し、医療用器具は熱湯よりなる洗浄水によって消毒される。この熱湯消毒洗浄処理後に、制御装置50は、ステップ137において、排水ポンプ30を30秒間駆動させて、貯水部21内の洗浄水を排水管29から排出する。この熱湯消毒洗浄工程が終了すると、予洗浄工程、本洗浄工程、濯ぎ洗浄工程及び熱湯消毒洗浄工程よりなる洗浄プログラムが終了する。
上記のように構成した洗浄装置10を給湯器等の給湯源が設けられてない施設に設置したため、洗浄槽20には湯よりなる洗浄水を直接送出できないようになっている。このため、濯ぎ洗浄工程に水よりなる洗浄水を用いた場合には、濯ぎ洗浄工程から熱湯消毒洗浄工程に移行するときの洗浄槽内の温度差が大きくなりすぎて、洗浄ポンプ制御部51により洗浄ポンプ28の回転数を定格出力の20%及び50%に低下させても、洗浄槽20内の温度が急激に上昇して圧力が高くなり、洗浄槽20の上部の排気口20aから洗浄水が飛び散るおそれがあった。これに対応するために、洗浄ポンプ制御部51により洗浄ポンプ28の回転数を定格出力の20%より低く制御することも検討されたが、洗浄ポンプ28の必要最低トルクを下回るおそれがあり、洗浄ポンプ28の回転数をこれ以上低下させることができなかった。
上記のように構成した洗浄装置10においては、濯ぎ洗浄工程を実行するときには洗浄水供給手段によって、第1給水管34からの水と熱湯供給装置40からの熱湯とを混合した洗浄水を用いて濯ぎ洗浄するようにした。このようにしたことで、濯ぎ洗浄工程のときの洗浄水と熱湯消毒洗浄工程のときの熱湯よりなる洗浄水との温度差を小さくすることができた。これにより、洗浄ノズル25,26から洗浄槽20内に洗浄水を噴射させても(洗浄ポンプ制御部51により洗浄ポンプ28の回転数を定格出力の20%及び50%に低下させた状態で)、洗浄槽20内の温度が急激に上昇することに起因した圧力の上昇を抑えることができ、洗浄槽20の上部の排気口20aから洗浄水が飛び散るのを防ぐことができた。また、洗浄槽20内の温度が急激に上昇すること起因した圧力の上昇を抑えることができたので、洗浄槽20に接続されている水位検出タンク31,32内の各フロートスイッチ31a,32aが誤ってオンすることをなくすことができた。
上記の実施形態においては、被洗浄用器具として医療用器具について説明したが、本発明はこれに限られるものでなく、食器等の器具を洗浄するものであってもよい。
上記の実施形態においては、洗浄水等の種々の温度(設定温度を含む)等の条件は一例としての記載であり、これらの温度等に限定されるものでない。
上記の実施形態においては、洗浄プログラムは予洗浄工程を含むものであるが、本発明はこれに限られるものでなく、予洗浄工程を含まずに本洗浄工程、濯ぎ洗浄工程及び熱湯消毒洗浄工程を有した洗浄プログラムであればよい。
上記の実施形態においては、濯ぎ洗浄工程の給水及び給湯処理をするときに、洗浄槽20内に第1給水管34と熱湯供給装置40とから略等量の水と熱湯とを送出するようにしているが、本発明はこれに限られるものでなく、水道等の給水源の温度が低いときには、熱湯供給装置40から送出される熱湯の量を第1給水管34から送出される水の量より多くしてもよいし、水道等の給水源の温度が高いときには、熱湯供給装置40から送出される熱湯の量を第1給水管34から送出される水の量より少なくしてもよい。
10…洗浄装置、20…洗浄槽、21…貯水部、25,26…洗浄ノズル、28…洗浄ポンプ、33…洗剤供給装置、40…熱湯供給装置、41…貯湯槽、50…制御装置、51…洗浄ポンプ制御部。

Claims (1)

  1. 被洗浄物を収容して下部に洗浄水を貯える貯水部と上部に排気口を有した洗浄槽と、
    給水源から送出される水を加熱して熱湯として貯える貯湯槽を有した熱湯供給装置と、
    前記給水源から送出される水と前記熱湯供給装置から送出される熱湯との少なくとも一方よりなる洗浄水を前記貯水部に供給する洗浄水供給手段と、
    前記洗浄槽内に洗剤を供給する洗剤供給装置と、
    前記洗浄槽内に収容した被洗浄物に前記貯水部の洗浄水を噴出する洗浄ノズルと、
    前記貯水部の洗浄水を前記洗浄ノズルに送出する洗浄ポンプと、
    前記洗浄水供給手段から供給される洗浄水に前記洗剤供給装置から供給される洗剤を加え、洗剤を含んだ洗浄液を前記洗浄ポンプにより前記洗浄ノズルから被洗浄物に噴射して洗浄する本洗浄工程と、該本洗浄工程後に前記洗浄水供給手段から供給される洗浄水を前記洗浄ポンプにより前記洗浄ノズルから被洗浄物に噴射して濯ぎ洗浄する濯ぎ洗浄工程と、該濯ぎ洗浄工程後に前記洗浄水供給手段により供給される熱湯よりなる洗浄水を前記洗浄ポンプにより前記洗浄ノズルから被洗浄物に噴射して熱湯消毒洗浄する熱湯消毒洗浄工程とを実行する洗浄プログラムを有した制御装置とを備え、
    前記制御装置は前記洗浄ポンプの回転数を制御して前記洗浄ポンプから吐出される水量を調整するポンプ回転数制御部を有し、
    前記制御装置は前記熱湯消毒洗浄工程を実行するときに前記ポンプ回転数制御部により前記洗浄ポンプの回転数を所定時間下げるように制御した洗浄装置であって、
    前記濯ぎ洗浄工程を実行するときには前記洗浄水供給手段によって水と熱湯とを混合した洗浄水を用いて濯ぎ洗浄するようにしたことを特徴とする洗浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108771263A (zh) * 2018-06-26 2018-11-09 贵州贵果王实业有限公司 一种火龙果酒制备用的火龙果清洗装置

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