JP2016084011A - 車両の後輪操舵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】最小限の部品変更によって種々の出力特性を設定し得る後輪操舵装置を提供する。【解決手段】ハウジング10に支持される電動モータ20と、その出力軸21に連結されその出力を減速する減速機構30と、この減速機構に連結されるナット部材51及びこれに螺合すると共に第1及び第2の連結部材11、12の少なくとも一方に連結されるロッド52を有し、ナット部材の回転運動をロッドの直線運動に変換する直動機構50とを備える。減速機構は、電動モータの出力軸に連結される駆動プーリ31と、ナット部材に連結しロッドの軸を中心に回転可能にハウジングに支持される被駆動プーリ32と、これらに張設されるベルト33を備え、電動モータの出力を減速して直動機構に伝達する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両の後輪を操舵する後輪操舵装置に係る。
近時、車両の四輪操舵システム(4WS)の一部を構成する後輪操舵装置として、種々の態様の装置が知られているが、一般的に、下記の特許文献1に記載の後輪操舵アクチュエータのように「電気モ−タ、該電気モ−タの出力に連結された減速機構、及び該減速機構の出力の回転運動を車軸に直線運動として伝達する変換機構によって構成されている。」(特許文献1の段落〔0003〕に記載)。このアクチュエータは、円筒状の回転子部材内にアクチュエータ軸が挿通され、同軸配置することによって小型化されており、モータ出力の減速機構として遊星歯車機構が用いられている。
また、下記の特許文献2には、「伸縮アクチュエータの種々の用途に対する汎用性を低コストで高めること」(特許文献2の段落〔0004〕に記載)を目的とし、「伸縮アクチュエータのモータを収納する第1ハウジングと、減速機および送りねじ機構を収納する第2ハウジングとを着脱自在としたので、モータの仕様を変更したい場合や、減速機や送りねじ機構の作動特性を変更したい場合に、伸縮アクチュエータ全体を設計変更することなく、第1ハウジング側のサブアセンブリの交換だけ、あるいは第2ハウジング側のサブアセンブリの交換だけで対応することが可能となり、種々の機種に対する汎用性が向上してコストダウンが可能になる。」旨記載されている(同段落〔0011〕に記載)。そして、特許文献2に記載の伸縮アクチュエータにおいても、モータ出力に対する減速機構として遊星歯車機構が用いられている。
特開平7−215226号公報 特開2008−164014号公報
上記特許文献1及び2に開示された装置においては、何れもモータ出力に対する減速機構として遊星歯車機構が用いられているが、もともと遊星歯車は歯車の噛み合いが成立する歯数の組み合わせが限定的であり、特許文献1に記載のように同軸配置すると、遊星歯車の歯数は出力ロッド(特許文献1に記載のアクチュエータ軸)の径、及びアクチュエータの外径によって規制されるので、減速比の変更が困難である。これに対し、特許文献2に記載のアクチュエータにおいて出力特性を変更する場合には、上記特許文献1に記載のアクチュエータに比し変更規模は小さいものの、ハウジングを含むサブアセンブリ単位での変更が必要となる。また、特許文献2に記載のアクチュエータによっては、特許文献1に記載のような、出力ロッドがハウジングの両側から延出する態様を構成することはできない。
そこで、本発明は、車両の後輪を操舵する車両の後輪操舵装置において、最小限の部品変更によって種々の出力特性を設定し得る後輪操舵装置を提供することを課題とする。
上記の課題を達成するため、本発明は、車両の後輪を操舵する車両の後輪操舵装置において、第1の連結部材及び第2の連結部材により前記後輪に支持されるハウジングと、該ハウジングに支持される電動モータと、該電動モータの出力軸に連結され当該電動モータの出力を減速する減速機構と、該減速機構に連結されるナット部材及び該ナット部材に螺合すると共に前記第1及び第2の連結部材の少なくとも一方に連結されるロッドを有し、前記ナット部材の回転運動を前記ロッドの直線運動に変換する直動機構とを備え、前記減速機構が、前記電動モータの出力軸に連結される駆動プーリと、前記ナット部材に連結され前記ロッドの軸を中心に回転可能に前記ハウジングに支持される被駆動プーリと、該被駆動プーリ及び前記駆動プーリに張設されるベルトを備え、前記駆動プーリ、ベルト及び被駆動プーリを介して、前記電動モータの出力を減速して前記直動機構に伝達するように構成したものである。
上記の後輪操舵装置において、更に、前記被駆動プーリに連結されて一体となって回転するサンギヤ、前記ハウジング内に回転不能に支持されるリングギヤ、該リングギヤ及び前記サンギヤに噛合するプラネタリギヤ、及び該プラネタリギヤに連結されると共に前記ナット部材に支持されるキャリアを有する遊星歯車機構を備えたものとしてもよい。
また、上記の後輪操舵装置において、前記第1の連結部材が前記ハウジングに固定され、前記第2の連結部材が前記ロッドに連結される構成としてもよい。あるいは、前記ロッドの両端に夫々前記第1の連結部材及び前記第2の連結部材が連結される構成としてもよい。
本発明は上述のように構成されているので以下の効果を奏する。即ち、本発明の後輪操舵装置においては、第1の連結部材及び第2の連結部材により後輪に支持されるハウジングと、このハウジングに支持される電動モータと、その出力軸に連結されその出力を減速する減速機構と、この減速機構に連結されるナット部材及びこれに螺合すると共に第1及び第2の連結部材の少なくとも一方に連結されるロッドを有し、ナット部材の回転運動をロッドの直線運動に変換する直動機構とを備えると共に、減速機構が、電動モータの出力軸に連結される駆動プーリと、ナット部材に連結されロッドの軸を中心に回転可能にハウジングに支持される被駆動プーリと、被駆動プーリ及び駆動プーリに張設されるベルトを備え、駆動プーリ、ベルト及び被駆動プーリを介して、電動モータの出力を減速して直動機構に伝達するように構成されているので、サスペンション形式や車両重量、タイヤサイズ等によって変動する種々の出力特性に対し、少ない部品変更で当該出力特性を充足する装置を構成することができ、部品および生産ラインの共通化により製造コストの低減が可能となる。具体的には、駆動プーリ及びベルトの二部品のみの変更によって出力特性を変更することができるので、種々の出力特性を有する装置を容易且つ安価に提供することができる。
更に、被駆動プーリに連結されて一体となって回転するサンギヤ、ハウジング内に回転不能に支持されるリングギヤ、リングギヤ及びサンギヤに噛合するプラネタリギヤ、及びプラネタリギヤに連結されると共にナット部材に支持されるキャリアを有する遊星歯車機構を備えたものとすれば、種々の出力特性を容易に設定することができる。即ち、この遊星歯車機構は、電動モータの出力軸に連結されるものではなく、駆動プーリ、被駆動プーリ及びベルトを備えた減速機構に連結されて更に減速し得るものであり、この減速機構のみを備えた装置に比し大きな減速比に設定することができるので、種々の出力特性に応じた減速比の設定を一層容易に行うことができる。
上記の後輪操舵装置において、第1の連結部材がハウジングに固定され、第2の連結部材がロッドに連結される構成とすれば、片側伸縮タイプの装置を構成することができる。あるいは、ロッドの両端に夫々第1の連結部材及び第2の連結部材が連結される構成とすれば、両側伸縮タイプの装置を構成することができる。片側伸縮タイプ及び両側伸縮タイプの何れの装置を構成する場合も、前述のように電動モータ、減速機構及び直動機構等の主要部品は共通化が可能であるので、製造コストを低減することができ、種々の出力特性を有する装置を安価に提供することができる。
本発明の一実施形態に係る後輪操舵装置を示す横断面図である。 本発明の一実施形態に係る後輪操舵装置において、高推力仕様としたときの構成を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る後輪操舵装置において、高速仕様としたときの構成を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態におけるアクチュエータの出力特性を表したグラフである。 本発明の他の実施形態に係る後輪操舵装置を示す横断面図である。
以下、本発明の望ましい実施形態について図面を参照して説明する。本発明の一実施形態に係る後輪操舵装置は、図1に示ように、第1の連結部材11及び第2の連結部材12により後輪(図示せず)に支持されるハウジング10に、電動モータ20、ベルト減速機構30、遊星歯車機構40及び直動機構50から成るアクチュエータが収容されている。本実施形態のハウジング10は、筐体の本体部10aと、第1の連結部材11が一体的に形成された筒状の支持部10bと、本体部10aに形成された開口部を閉塞する蓋部10cで構成されている。更に、本体部10aと第2の連結部材12との間にラバーブーツRBが装着されている。
本体部10aには、電動モータ20が支持されると共にベルト減速機構30が収容され、支持部10bには遊星歯車機構40及び直動機構50が収容されている。そして、直動機構50を構成するロッド52が本体部10aに支持され、ロッド52の一端部が本体部10aから延出し、第2の連結部材12に連結されている。而して、片側伸縮タイプのアクチュエータが構成され、後述するように、ロッド52の伸縮により第1及び第2の連結部材11及び12間の距離が増減し、後輪を操舵することができる。
本実施形態においては、図1に示すように、ロッド52の他端部の外周面に所定の軸方向長さに亘って台形螺子が形成された雄螺子部52cとナット部材51の内周面に形成された雌螺子部51cが螺合するように配置され、送り螺子機構が構成されているが、台形螺子に限らず、ボール螺子等を用いることとしてもよい。而して、ナット部材51とロッド52によって直動機構50が構成され、ナット部材51の回転運動がロッド52の直線運動に変換される。尚、ナット部材51及びロッド52のハウジング10への支持構造については後述する。
本実施形態の電動モータ20は、ハウジング10の本体部10aに接合される取付部20aに、出力軸21が回動可能に支持され、本体部10a内に延出する出力軸21の先端部に、ベルト減速機構30の駆動プーリ31が連結されている。尚、本実施形態の電動モータ20はブラシ22を有するが、ブラシレスモータを用いることとしてもよい。
本実施形態のベルト減速機構30は、電動モータ20の出力軸21に連結される駆動プーリ31と、ナット部材51に連結されロッド52の軸を中心に回転可能にハウジング10に支持される被駆動プーリ32と、この被駆動プーリ32及び駆動プーリ31に張設されるベルト33を備えたもので、電動モータ20の出力が減速されて直動機構50に伝達されるように構成されている。図1に示すように、被駆動プーリ32は中空形状で、ロッド52と同軸に配置され、ハウジング10の本体部10aに軸受34を介して回転可能に支持されている。尚、被駆動プーリ32及び駆動プーリ31には外歯が形成され、ベルト33には内歯が形成されており、両者が噛合するように配設されている。
本実施形態では、ベルト減速機構30と直動機構50との間に遊星歯車機構40が介装されており、ベルト減速機構30の出力が更に減速されて直動機構50に伝達されるように構成されている。この遊星歯車機構40は、ハウジング10内に回転不能に支持されるリングギヤ41、被駆動プーリ32に連結されて一体となって回転するサンギヤ42、リングギヤ41及びサンギヤ42に噛合するプラネタリギヤ43、及びプラネタリギヤ43に連結されると共にナット部材51に支持されるキャリア44によって構成されている。尚、遊星歯車機構40に代えて(あるいは、これに加えて)、電動モータ20とベルト減速機構30との間に遊星歯車機構を介装することとしてもよい。
直動機構50を構成するナット部材51は、ハウジング10の支持部10bに対し軸受53を介して回転可能に支持されている。軸受53はボールベアリングで、その内輪53aがナット部材51の外周面に嵌合され、C字状のスナップリング53cによって保持されると共に、その外輪53bが支持部10bの内周面に嵌合され、C字状のスナップリング53dによって保持されている。
一方、ロッド52は、ハウジング10の本体部10aに対し一対のブシュBを介して軸方向移動可能に(且つ、回転不能に)支持されており、ロッド2に付与され得る軸方向の荷重が、ナット部材51、軸受53及びスナップリング53c、53dを介して、ハウジング10で吸収されるように構成されている。そして、ロッド52の雄螺子部52cの先端に、脱落防止用のナット52dが螺着されており、ロッド52の中間部に磁石部材62が螺子固定されている。
磁石部材62は、変位センサ61に隣接し、ハウジング10の本体部10a内に収容されている。変位センサ61は、電子回路基板63に支持され、電子制御装置60を構成している。磁石部材62は、ロッド52の直線運動時の軸方向変位を検出する機能を有する共に、本体部10aの内側面に当接してロッド52の回転を阻止する機能を有している。
而して、本実施形態の後輪操舵装置においては、電子制御装置60によって電動モータ20が回転駆動されると、その回転出力がベルト減速機構30及び遊星歯車機構40によって減速されてナット部材51が回転駆動され、更に、直動機構50によってナット部材51の回転運動がロッド52の直線運動に変換される。これにより、第1及び第2の連結部材11及び12間の距離が増減し、後輪の舵角が調整される。
上記のベルト減速機構30においては、駆動プーリ31及びベルト33を適宜選択して交換することができ、駆動プーリ31及びベルト33の変更によって、異なる出力特性の後輪操舵装置を提供することができる。即ち、ベルト減速機構30の減速比は、駆動プーリ31と被駆動プーリ32の歯数の比で決まるため、電動モータ20の出力軸21とロッド52の軸間ピッチを固定したままで駆動プーリ31とベルト33の歯数を変更することによって、減速比を変えることが可能となる。
例えば、図1と同じ被駆動プーリ32に対し、図2に示すように、図1の駆動プーリ31より小径の駆動プーリ31xを用いると共に、これらに適合するベルト33xを用いれば高推力仕様の後輪操舵装置となる。これに対し、図3に示すように、図1の駆動プーリ31より大径の駆動プーリ31yを用いると共に、これらに適合するベルト33yを用いれば高速仕様の後輪操舵装置となる。尚、図2及び図3の態様における他の構成部品は共通であり、駆動プーリ31x、31yと被駆動プーリ32の軸間ピッチは変わらない。以上のように、アクチュエータの出力特性(ロッド52の推力及び速度)は、駆動プーリ31及びベルト33の二部品のみを変更することによって、最大出力が一定の範囲で、高速特性から高推力特性まで、幅広く設定することができる。
図4は、上記の電動モータ20、ベルト減速機構30、遊星歯車機構40及び直動機構50で構成されるアクチュエータの出力特性を表したグラフで、横軸にロッド52の推力を示し、縦軸に速度を示す。上記のアクチュエータの最大出力(P)は、最大推力(F)及び最大推力時の速度(V)の積で計算される。図2及び図3に示す態様において、電動モータ20、遊星歯車機構40及び直動機構50は共通化されているため、アクチュエータの最大出力は、ベルト減速機構30の減速比に依らず略一定となり(厳密には、減速比違いによるベルト伝達効率の差や入力トルク又は回転数の相違による送り螺子効率の差が僅かに存在する)、最大出力が一定の範囲で、出力特性を変更することが可能となる。
例えば、図4において、実線で示す一定の最大出力Pに対し、二点鎖線で示す高速仕様の出力P1(=F1×V1)と、一点鎖線で示す高推力仕様の出力P2(=F2×V2)を設定することができ、P1=P2となる。従って、アクチュエータの出力特性は、P1、P2に限らず、ベルト減速機構30の減速比の設定により、出力Px=P(一定)が成り立つ範囲で任意に設定することができる。
上記の実施形態においては、第1の連結部材11がハウジング10の支持部10bと一体的に形成され、第2の連結部材12がロッド52に連結されているが、ロッド42の両端が第1の連結部材及び第2の連結部材(夫々ボールジョイントBJで構成)に連結されるように構成すれば、(左右)両側伸縮タイプのアクチュエータを構成することができる。即ち、前述のように被駆動プーリ32が中空形状とされ、その中にロッド52が同軸に配置されており、電動モータ20、ベルト減速機構30、遊星歯車機構40及び直動機構50は共通化することができるので(但し、ロッド52については若干の変更を加える必要がある)、図5に示すように、最小限の部品変更で両側伸縮タイプのアクチュエータを構成することができる。
図5において、ロッド52xは、図1のロッド52と異なりハウジング10xの左右両側から延出しており、ロッド52xの両端部が夫々ボールジョイントBJに連結されている。ハウジング10xの本体部10ax及び支持部10bxは夫々ブラケットBKを介して車体(図示せず)に固定され、本体部10axには、ロッド52xの一端部が軸方向移動可能に支持され、支持部10bxには、ロッド52xの他端部とボールジョイントBJを連結する結合部材54が軸方向移動可能に支持されている。その他の構成要素は図1に示す実施形態の構成要素と同様であるので、実質的に同一の要素については図1と同一の符合を付して説明を省略する。
以上のように、図5に示す実施形態は、車体への支持構造に係るハウジング10xやブラケットBK等については図1に示す実施形態とは異なるが、電動モータ20、ベルト減速機構30、遊星歯車機構40及び(ロッド52xを除く)直動機構50を共通化することができるので、最小限の部品変更で片側伸縮タイプ及び両側伸縮タイプのアクチュエータを構成することができる。
10、10x ハウジング
11 第1の連結部材
12 第2の連結部材
20 電動モータ
21 出力軸
30 ベルト減速機構
31、31x、31y 駆動プーリ
32 被駆動プーリ
33、33x、33y ベルト
40 遊星歯車機構
50 直動機構
51 ナット部材
52、52x ロッド
53 軸受
60 電子制御装置
BJ ボールジョイント(第1の連結部材、第2の連結部材)

Claims (4)

  1. 車両の後輪を操舵する車両の後輪操舵装置において、第1の連結部材及び第2の連結部材により前記後輪に支持されるハウジングと、該ハウジングに支持される電動モータと、該電動モータの出力軸に連結され当該電動モータの出力を減速する減速機構と、該減速機構に連結されるナット部材及び該ナット部材に螺合すると共に前記第1及び第2の連結部材の少なくとも一方に連結されるロッドを有し、前記ナット部材の回転運動を前記ロッドの直線運動に変換する直動機構とを備え、前記減速機構が、前記電動モータの出力軸に連結される駆動プーリと、前記ナット部材に連結され前記ロッドの軸を中心に回転可能に前記ハウジングに支持される被駆動プーリと、該被駆動プーリ及び前記駆動プーリに張設されるベルトを備え、前記駆動プーリ、ベルト及び被駆動プーリを介して、前記電動モータの出力を減速して前記直動機構に伝達するように構成したことを特徴とする車両の後輪操舵装置。
  2. 前記被駆動プーリに連結されて一体となって回転するサンギヤ、前記ハウジング内に回転不能に支持されるリングギヤ、該リングギヤ及び前記サンギヤに噛合するプラネタリギヤ、及び該プラネタリギヤに連結されると共に前記ナット部材に支持されるキャリアを有する遊星歯車機構を備えたことを特徴とする請求項1記載の車両の後輪操舵装置。
  3. 前記第1の連結部材が前記ハウジングに固定され、前記第2の連結部材が前記ロッドに連結されることを特徴とする請求項1又は2記載の車両の後輪操舵装置。
  4. 前記ロッドの両端に夫々前記第1の連結部材及び前記第2の連結部材が連結されることを特徴とする請求項1又は2記載の車両の後輪操舵装置。
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