JP4958113B2 - 動力伝達機構 - Google Patents

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Description

本発明は、動力伝達機構に関し、より詳細には自動車等の車両において左右輪もしくは前後輪に動力を配分して伝達する動力伝達機構に関する。
自動車等の車両の動力伝達機構には差動装置が設けられている。この差動装置により、車両の旋回時に左右輪もしくは前後輪に生じる差回転を吸収し、エンジンやトラクションモータ等の主動力源の動力が左右輪もしくは前後輪に伝達されるようになっている。
しかしながら、差動装置は、左右輪もしくは前後輪に加わる負荷の差により動作し、例えば一方の車輪が無負荷、もしくは無負荷に近い状態となった場合に、他方の車輪側への動力の伝達が遮断され、もしくは伝達される動力が不足するといった不都合がある。
上記不都合を回避するために、さらには、車両の旋回時に外輪に伝達される動力を積極的に増加させ、他方、内輪に伝達される動力を減少させ、それにより旋回方向のヨーモーメントを発生させて旋回性能を高めるために、種々の提案がなされている(例えば、特許文献1〜2参照)。
特許文献1に開示された技術では、主動力源の動力は差動装置により一旦左右輪それぞれの側に伝達される。そして、クラッチを用い、一方の車輪側に伝達された動力の一部を、クラッチのトルク容量を制御して、他方の車輪に伝達するようにしている。
また、特許文献2に開示された技術では、副動力源としての電動機および遊星歯車機構を用い、副動力源の動力を左右輪に付加するようにしている。また、電動機を用いたものでは、例えばインホイールモータ等、各車輪に独立に電動機を備え、各車輪を独立して駆動、制動することも考えられる。
特開2002−211259号公報 特開2001−39179号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、主動力源から一方の車輪側に伝達された動力の一部を他方の車輪に伝達するにあたってクラッチの滑りを利用しており、その作動時の伝達損失は決して小さくなく、また、配分比率を精密に制御することが容易ではない。また、油圧を用いてクラッチのトルク容量を制御していることから、応答性の向上にも限界があり、また、低温時の油の粘性の上昇など、環境条件によって性能が変化してしまう。
また、特許文献2に開示された技術では、左右輪に差回転が生じない直進状態においても電動機が回転してしまう構成となっており、電動機の引きずり損失が生じる。尚、電動機にクラッチを追加するなどして、電動機の引きずりを防止する構成も考えられるが、この場合、装置の複雑化を招く。そして、電動機の回転数は車輪の回転数に比例する関係にあり、動力の配分に必要となるトルクを満足するために電動機が大型(大出力)なものとなる傾向にある。そのため、動力伝達機構の大型化および重量の増加が懸念される。
また、各車輪に独立に電動機を備えた場合には、各電動機について小型化が図られるとしても全体として大型化および重量の増加が懸念される。さらに、各電動機の特性差により直進安定性を損なうことも懸念され、それらの特性差を補正するための補正システムの構築やその調整が必要となり、動力伝達機構が複雑なものとなる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、動力を配分して出力する動力伝達機構において、動力の伝達損失を低減することができ、小型化および軽量化を図ることができる動力伝達機構を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明の動力伝達機構は、主動力源および副動力源と、前記主動力源のトルクが入力される入力要素、ならびに前記入力要素に入力されたトルクが配分される第1出力要素および第2出力要素をそれぞれ有する第1差動装置および第2差動装置と、前記第1差動装置の第1出力要素および前記第2差動装置の第1出力要素を同一回転数で且つ互いに逆転方向の回転のみ許容して連結する連結装置と、を備え、前記連結装置は、前記第1差動装置の前記第1出力要素と同軸に配置された第1傘歯歯車と、該第1傘歯歯車と前記第1差動装置の前記第1出力要素とを連結する第1連結要素と、前記第2差動装置の前記第1出力要素と同軸に配置された第2傘歯歯車と、該第2傘歯歯車と前記第2差動装置の前記第1出力要素とを連結する第2連結要素と、前記第1傘歯歯車及び前記第2傘歯歯車と噛み合う小歯車と、を有し、前記小歯車が、前記第1傘歯歯車および前記第2傘歯歯車の回転軸回りの回転を規制されて保持されており、前記副動力源のトルクが前記連結装置の前記小歯車または前記第1連結要素もしくは前記第2連結要素に入力され、前記連結装置の前記小歯車または前記第1連結要素もしくは前記第2連結要素に入力されたトルクが、前記第1差動装置の第1出力要素および前記第2差動装置の第1出力要素に配分され、前記第1差動装置の第1出力要素に対して差動回転する該第1差動装置の第2出力要素、および前記第2差動装置の第1出力要素に対して差動回転する該第2差動装置の第2出力要素から動力を出力することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明の動力伝達機構は、前記副動力源と前記連結装置との間に減速装置を備えていることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明の動力伝達機構は、前記副動力源が電動機であることを特徴とする。
請求項1に記載の発明の動力伝達機構によれば、第1差動装置および第2差動装置の両第1出力要素が、連結装置により、同一回転数で且つ互いに逆転方向の回転のみ許容されて連結されている。そこで、連結装置を介して第1差動装置および第2差動装置の両第1出力要素に配分される副動力源のトルクは、一方の差動装置において、その第2出力要素に加速トルクとして作用し、他方の差動装置においては、その第2出力要素に減速トルクとして作用する。それにより、第1差動装置および第2差動装置の第2出力要素から出力される動力を制御することができる。
そして、請求項1に記載の発明の動力伝達機構によれば、第1差動装置および第2差動装置の両第1出力要素は同一回転数で且つ互いに逆転方向の回転のみ許容され、第1差動装置および第2差動装置の両第2出力要素に差回転が生じない場合には、第1差動装置および第2差動装置の両第1出力要素は回転しない。よって、クラッチ等の装置を追加することなく、第1差動装置および第2差動装置の両第1出力要素にトルクを配分する副動力源のひきずりを無くし、動力の伝達損失を低減することができる。
さらに、請求項1に記載の発明の動力伝達機構によれば、第1差動装置および第2差動装置の両第2出力要素の差回転に伴う第1差動装置および第2差動装置の両第1出力要素の回転数は、両第2出力要素の平均の回転数に比べて十分に小さくなる。そこで、連結装置を介して第1差動装置および第2差動装置の両第1出力要素にトルクを配分する副動力源に必要となる出力は比較的小さく済み、副動力源の小型化および軽量化を図ることができる。
さらに、請求項1に記載の発明の動力伝達機構によれば、第1差動装置および第2差動装置の両第2出力要素から出力される動力は、共通の主動力源および副動力源から供給されており、出力要素毎に電動機等の動力源を備えた場合の各動力源の特性差の問題が生じることもない。
さらに、請求項に記載の発明の動力伝達機構によれば、第1差動装置および第2差動装置の両第1出力要素を同一回転数で且つ互いに逆転方向の回転のみ許容して連結し、副動力源のトルクを両第1出力要素に配分することができる。
請求項に記載の発明の動力伝達機構によれば、副動力源に低トルクなものを用いることができる。それにより、副動力源の小型化および軽量化を図ることができ、ひいては動力伝達機構の小型化および軽量化を図ることができる。
請求項に記載の発明の動力伝達機構によれば、動力伝達機構の応答性の向上および環境に対する安定性の向上を図ることができる。
以下、本発明に係る動力伝達機構の好適な実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明に係る動力伝達機構の第1実施形態のスケルトン図、図2は本発明に係る動力伝達機構の第2実施形態のスケルトン図、図3は本発明に係る動力伝達機構の第3実施形態のスケルトン図である。
(第1実施形態)
図1に示すように、本実施形態の動力伝達機構1は、例えば自動車等の車両に設けられ、主動力源3の動力を左右輪2a、2bに配分して伝達する。主動力源3としては、例えばエンジンや、トラクションモータなどが用いられ得る。
動力伝達機構1は、第1差動装置5および第2差動装置6を備えている。第1差動装置5は、主動力源3のトルクが入力されるリングギヤ(入力要素)11、ならびにリングギヤ11に入力されたトルクが配分される第1サイドギヤ(第1出力要素)12および第2サイドギヤ(第2出力要素)13を有している。
第1作動装置5のサイドギヤ12、13は、いずれも傘歯歯車であって、互いに対向してリングギヤ11と同軸に配置されている。そして、サイドギヤ12、13は、リングギヤ11と一体に回転するギヤケース15内に、リングギヤ11およびギヤケース15に対して相対回転可能に収容されている。
サイドギヤ12、13の間には、傘歯歯車であるピニオンギヤ14が設けられており、このピニオンギヤ14は、サイドギヤ12、13に噛み合っている。ピニオンギヤ14は、ギヤケース15に自転可能に支持されており、また、ギヤケース15の回転に伴ってリングギヤ11および両サイドギヤ12、13の回転軸まわりに公転する。
同様に、第2差動装置6は、主動力源3のトルクが入力されるリングギヤ(入力要素)21、ならびにリングギヤ21に入力されたトルクが配分される第1サイドギヤ(第1出力要素)22および第2サイドギヤ(第2出力要素)23を有している。
第2作動装置6のサイドギヤ22、23は、いずれも傘歯歯車であって、互いに対向してリングギヤ21と同軸に配置されている。そして、サイドギヤ22、23は、リングギヤ21と一体に回転するギヤケース25内に、リングギヤ21およびギヤケース25に対して相対回転可能に収容されている。
サイドギヤ22、23の間には、傘歯歯車であるピニオンギヤ24が設けられており、このピニオンギヤ24は、サイドギヤ22、23に噛み合っている。ピニオンギヤ24は、ギヤケース25に自転可能に支持されており、また、ギヤケース25の回転に伴ってリングギヤ21およびサイドギヤ22、23の回転軸まわりに公転する。
主駆動源3の出力シャフト41には、第1差動装置5のリングギヤ11および第2差動装置6のリングギヤ21にそれぞれ噛み合う2つの減速ギヤ42、43が接合されている。主駆動源3のトルクは、これらの減速ギヤ42、43を介することにより増幅され、第1差動装置5のリングギヤ11および第2差動装置6のリングギヤ21に配分されて入力される。そして、第1差動装置5のリングギヤ11および第2差動装置6のリングギヤ21は、同一回転数で同一方向に回転する。
第1差動装置5の第2サイドギヤ13は、ドライブシャフト16を介して左側の車輪2aに連結されている。また、第2差動装置6の第2サイドギヤ23は、ドライブシャフト26を介して右側の車輪2bに連結されている。そして、第1差動装置5の第1サイドギヤ12および第2差動装置6の第1サイドギヤ22は、連結装置7を介して互いに連結されている。
連結装置7は、第1差動装置5の第1サイドギヤ12と同軸に配置された第1サイドギヤ(第1傘歯歯車)32と、この第1サイドギヤ32を第1差動装置5の第1サイドギヤ12に連結する連結シャフト(第1連結要素)36と、第2差動装置6の第1サイドギヤ22と同軸に配置された第2サイドギヤ(第2傘歯歯車)33と、この第2サイドギヤ33を第2差動装置6の第1サイドギヤ22に連結する連結シャフト(第2連結要素)37と、を有している。
連結装置7のサイドギヤ32、33は、いずれも傘歯歯車であって、互いに対向して同軸に配置されている。さらに、連結装置7は、サイドギヤ32、33の間に設けられたピニオンギヤ(小歯車)34を有している。このピニオンギヤ34は、傘歯歯車であって、サイドギヤ32、33に噛み合っている。
連結装置7のピニオンギヤ34には、副動力源4のトルクが入力される。副動力源4としては、応答性に優れ、温度等の環境への依存が比較的小さい電動機を用いることが好ましい。この副動力源4は、車体に固定されており、その出力シャフト51は連結装置7のピニオンギヤ34に接合されている。よって、ピニオンギヤ34には、副動力源4から直接にトルクが入力される。
副動力源4の出力シャフト51に接合されているピニオンギヤ34は、出力シャフト51を軸とする自転は許容されるが、連結装置7のサイドギヤ32、33の回転軸である連結シャフト36、37を軸とする公転は規制される。そこで、連結装置7のサイドギヤ32、33は同一回転数で且つ互いに逆転方向の回転のみ許容される。それにより、連結シャフト36を介してサイドギヤ32に連結された第1差動装置5の第1サイドギヤ12と、連結シャフト37を介してサイドギヤ33に連結された第2差動装置6の第1サイドギヤ22とは、同一回転数で且つ互いに逆転方向の回転のみ許容される。
次に、上述のとおり構成された動力伝達機構1の動作について説明する。
主動力源3のトルクがリングギヤ11に入力された第1差動装置5において、リングギヤ11と一体にギヤケース15が回転し、ギヤケース15に支持されたピニオンギヤ14もリングギヤ11およびサイドギヤ12、13の回転軸まわりに公転する。リングギヤ11に入力されたトルクは、ピニオンギヤ14の公転によりサイドギヤ12、13に均等に配分される。このとき、ピニオンギヤ14の自転によりサイドギヤ12、13の差動回転が許容される。リングギヤ11と同一方向の回転数を正として、リングギヤ11の回転数は、サイドギヤ12、13の平均の回転数となる。そして、第2サイドギヤ13に配分されたトルクがドライブシャフト16を介して左側の車輪2aに作用し、車輪2aに動力が伝達される。
同様に、主動力源3のトルクがリングギヤ21に入力された第2差動装置6において、リングギヤ21と一体にギヤケース25が回転し、ギヤケース25に支持されたピニオンギヤ24もリングギヤ21の回転軸まわりに公転する。リングギヤ21に入力されたトルクは、ピニオンギヤ24の公転によりサイドギヤ22、23に均等に配分される。このとき、ピニオンギヤ24の自転によりサイドギヤ22、23の差動回転が許容される。リングギヤ21と同一方向の回転数を正として、リングギヤ21の回転数は、サイドギヤ22、23の平均の回転数となる。そして、第2サイドギヤ23に配分されたトルクがドライブシャフト26を介して右側の車輪2bに作用し、車輪2bに動力が伝達される。
ここで、車両が直進する場合などで左右輪2a、2bに加わる負荷が同じである場合には、左右輪2a、2bに差回転は生じず、左右輪2a、2bには均等に動力が伝達される。この場合、左右輪2a、2bに伝達される動力を制御する必要はなく、副動力源4から連結装置7にトルクは入力されない。そして、左右輪2a、2bに差回転が生じないことから、同一方向の回転を規制された第1差動装置5の第1サイドギヤ12および第2差動装置6の第1サイドギヤ22は回転せず、副動力源4の引きずりも生じない。
次に、車両が旋回する場合などで左右輪2a、2bに加わる負荷が異なる場合には、左右輪2a、2bに差回転が生じる。左右輪2a、2bに差回転が生じると、第1差動装置5の第1サイドギヤ12および第2差動装置6の第1サイドギヤ22が同一回転数で且つ互いに逆転方向に回転する。即ち、連結装置7の第1サイドギヤ32および第2サイドギヤ33も同一回転数で且つ逆転方向に回転し、連結装置7の第1サイドギヤ32および第2サイドギヤ33の回転数に比例した回転数で副動力源4も回転する。ここで、連結装置7の第1サイドギヤ32および第2サイドギヤ33の回転数は、左右輪2a、2bの差回転ΔNの半分の回転数となる。この状態で、副動力源4を駆動してトルクを発生させることにより、副動力源4のトルクが第1差動装置5の第1サイドギヤ12および第2差動装置6の第1サイドギヤ22に均等に配分される。
副動力源4から第1差動装置5の第1サイドギヤ12に配分されたトルクは、ピニオンギヤ14の自転を介して、同第1差動装置5の第2サイドギヤ13に伝達され、また、副動力源4から第2差動装置6の第1サイドギヤ22に配分されたトルクは、ピニオンギヤ24の自転を介して、同第2差動装置6のサイドギヤ23に伝達される。第1差動装置5の第2サイドギヤ13および第2差動装置6の第2サイドギヤ23にそれぞれ伝達されたトルクは、第1差動装置5または第2差動装置6のいずれかにおいて減速トルクとして作用し、他方において加速トルクとして作用する。それにより、第1差動装置5の第2サイドギヤ13および第2差動装置6の第2サイドギヤ23から出力される動力を制御することができる。
このように、本実施形態の動力伝達機構1によれば、第1差動装置5の第1サイドギヤ12および第2差動装置6の第1サイドギヤ22が、連結装置7により、同一回転数で且つ互いに逆転方向の回転のみ許容されて連結されている。そこで、連結装置7を介して第1差動装置5の第1サイドギヤ12および第2差動装置6の第1サイドギヤ22に配分される副動力源4のトルクは、一方の差動装置において、その第2サイドギヤに加速トルクとして作用し、他方の差動装置においては、その第2サイドギヤに減速トルクとして作用する。それにより、第1差動装置5の第2サイドギヤ13および第2差動装置6の第2サイドギヤ23から出力される動力を制御することができる。
そして、本実施形態の動力伝達機構1によれば、第1差動装置5の第1サイドギヤ12および第2差動装置6の第1サイドギヤ22は同一回転数で且つ互いに逆転方向の回転のみ許容され、第1差動装置5の第2サイドギヤ13および第2差動装置6の第2サイドギヤ23に差回転が生じない場合には、第1差動装置5の第1サイドギヤ12および第2差動装置6の第1サイドギヤ22は回転しない。よって、クラッチ等の装置を追加することなく、第1差動装置5の第1サイドギヤ12および第2差動装置6の第1サイドギヤ22にトルクを配分する副動力源4のひきずりを無くし、動力の伝達損失を低減することができる。
さらに、本実施形態の動力伝達機構1によれば、第1差動装置5の第2サイドギヤ13および第2差動装置6の第2サイドギヤ23の差回転に伴う第1差動装置5の第1サイドギヤ12および第2差動装置6の第1サイドギヤ22の回転数は、両第2サイドギヤ13、23の平均の回転数に比べて十分に小さくなる。そこで、連結装置7を介して第1差動装置5の第1サイドギヤ12および第2差動装置6の第1サイドギヤ22にトルクを配分する副動力源4に必要となる出力は比較的小さく済み、副動力源4の小型化および軽量化を図ることができる。
さらに、本実施形態の動力伝達機構1によれば、第1差動装置5の第2サイドギヤ13および第2差動装置6の第2サイドギヤ23から出力される動力は、共通の主動力源3および副動力源4から供給されており、出力要素毎に電動機等の動力源を備えた場合の各動力源の特性差の問題が生じることもない。
(第2実施形態)
次に、図2を参照して、本発明に係る動力伝達機構の第2実施形態を説明する。尚、上述した第1実施形態の動力伝達機構1と共通する要素には、同一符号を付することにより、説明を簡略あるいは省略する。
図2に示すように、本実施形態の動力伝達機構101は、第1差動装置5および第2差動装置6を備えている。
第1差動装置5の第2サイドギヤ13は、ドライブシャフト16を介して左側の車輪2aに連結されている。また、第2差動装置6の第2サイドギヤ23は、ドライブシャフト26を介して右側の車輪2bに連結されている。そして、第1差動装置5の第1サイドギヤ12および第2差動装置6の第1サイドギヤ22は、連結装置107を介して互いに連結されている。
連結装置107は、第1差動装置5の第1サイドギヤ12と同軸に配置された第1サイドギヤ(第1傘歯歯車)132と、この第1サイドギヤ132を第1差動装置5の第1サイドギヤ12に連結する連結シャフト(第1連結要素)136と、第2差動装置6の第1サイドギヤ22と同軸に配置された第2サイドギヤ(第2傘歯歯車)133と、この第2サイドギヤ133を第2差動装置6の第1サイドギヤ22に連結する連結シャフト(第2連結要素)137と、を有している。
連結装置107のサイドギヤ132、133は、いずれも傘歯歯車であって、互いに対向して同軸に配置されている。そして、サイドギヤ132、133は、車体に固定されたギヤケース135内に、このギヤケース135に対して相対回転可能に収容されている。さらに、連結装置107は、サイドギヤ132、133の間に設けられたピニオンギヤ(小歯車)134を有している。このピニオンギヤ134は、傘歯歯車であって、サイドギヤ132、133に噛み合っており、ギヤケース135に回転(自転)可能に支持されている。
連結装置107のギヤケース135が車体に固定されていることにより、ギヤケース135に支持されたピニオンギヤ134は、自転は許容されるが、連結装置107のサイドギヤ132、133の回転軸である連結シャフト136、137を軸とする公転は規制される。そこで、連結装置107のサイドギヤ132、133は同一回転数で且つ互いに逆転方向の回転のみ許容される。それにより、連結シャフト136を介して第1サイドギヤ132に連結された第1差動装置5の第1サイドギヤ12と、連結シャフト137を介して第2サイドギヤ133に連結された第2差動装置6の第1サイドギヤ22とは、同一回転数で且つ互いに逆転方向の回転のみ許容される。
そして、本実施形態の動力伝達機構101は、副動力源4のトルクが連結装置107の一方の連結シャフト137に入力されており、連結シャフト137と副動力源104との間に、一対の減速ギヤ152、153で構成された減速装置109を備えている。
次に、上述のとおり構成された動力伝達機構101の動作について説明する。
車両が直進する場合などで左右輪2a、2bに加わる負荷が同じである場合には、左右輪2a、2bに差回転は生じず、同一方向の回転を規制された第1差動装置5の第1サイドギヤ12および第2差動装置6の第1サイドギヤ22は回転しない。それにより、副動力源4の引きずりも生じない。
次に、車両が旋回する場合などで左右輪2a、2bに加わる負荷が異なる場合には、左右輪2a、2bに差回転が生じる。左右輪2a、2bに差回転が生じると、左右輪2a、2bの差回転ΔNの半分の回転数に比例した回転数で副動力源4も回転する。この状態で、副動力源4を駆動してトルクを発生させることにより、副動力源4のトルクが第1差動装置5の第1サイドギヤ12および第2差動装置6の第1サイドギヤ22に均等に配分される。ここで、副動力源4と連結装置107との間に減速装置109が介在しており、副動力源4のトルクは増幅されて連結装置107に入力される。
副動力源4から第1差動装置5の第1サイドギヤ12に配分されたトルクは、ピニオンギヤ14の自転を介して、同第1差動装置5の第2サイドギヤ13に伝達され、また、副動力源4から第2差動装置6の第1サイドギヤ22に配分されたトルクは、ピニオンギヤ24の自転を介して、同第2差動装置6のサイドギヤ23に伝達される。第1差動装置5の第2サイドギヤ13および第2差動装置6の第2サイドギヤ23にそれぞれ伝達されたトルクは、第1差動装置5または第2差動装置6のいずれかにおいて減速トルクとして作用し、他方において加速トルクとして作用する。それにより、第1差動装置5の第2サイドギヤ13および第2差動装置6の第2サイドギヤ23から出力される動力を制御することができる。
本実施形態の動力伝達機構101によれば、上述した第1実施形態の動力伝達機構1と同様の効果を奏することができる。さらに、本実施形態の動力伝達機構101によれば、副動力源4と連結装置107との間に減速装置109が介在しており、副動力源4のトルクは増幅されて連結装置107に入力される。そこで、副動力源4に低トルクなものを用いることができ、副動力源4のさらなる小型化・軽量化を図ることができる。尚、減速装置109により副動力源4の回転数が上昇するとしても、副動力源4の回転数は、左右輪2a、2bの差回転ΔNの半分の回転数に比例した回転数で、十分に低く抑えられるので、支障はない。
(第3実施形態)
次に、図3を参照して、本発明に係る動力伝達機構の第3実施形態を説明する。尚、上述した第1実施形態の動力伝達機構1と共通する要素には、同一符号を付することにより、説明を簡略あるいは省略する。
図3に示すように、本実施形態の動力伝達機構201は、第1差動装置205および第2差動装置206を備えている。第1差動装置205は、主動力源3のトルクが入力される外輪歯車(入力要素)211、ならびに外輪歯車211に入力されたトルクが配分される太陽歯車(第1出力要素)212および、複数の遊星歯車214を保持する保持器(第2出力要素)213を有している。
第1作動装置205の複数の遊星歯車214は、同軸に配置された外輪歯車211と太陽歯車212との間に周方向に間隔をおいて配置され、外輪歯車211の内周部および太陽歯車211の外周部に噛み合っている。保持器213は、複数の遊星歯車214を自転可能に保持している。
同様に、第2差動装置206は、主動力源3のトルクが入力される外輪歯車(入力要素)221、ならびに外輪歯車221に入力されたトルクが配分される太陽歯車(第1出力要素)222および、複数の遊星歯車224を保持する保持器(第2出力要素)223を有している。
第2作動装置206の複数の遊星歯車224は、同軸に配置された外輪歯車221と太陽歯車222との間に周方向に間隔をおいて配置され、外輪歯車221の内周部および太陽歯車221の外周部に噛み合っている。保持器223は、複数の遊星歯車224を自転可能に保持している。
主駆動源3の出力シャフト41には、第1差動装置205の外輪歯車211および第2差動装置6の外輪歯車221にそれぞれ噛み合う2つの減速ギヤ42、43が接合されている。主駆動源3のトルクは、これらの減速ギヤ42、43を介することにより増幅され、第1差動装置205の外輪歯車211および第2差動装置206の外輪歯車221に配分されて入力される。そして、第1差動装置205の外輪歯車211および第2差動装置206の外輪歯車221は、同一回転数で同一方向に回転する。
第1差動装置5の保持器213は、ドライブシャフト16を介して左側の車輪2aに連結されている。また、第2差動装置206の保持器223は、ドライブシャフト26を介して右側の車輪2bに連結されている。そして、第1差動装置205の太陽歯車212および第2差動装置206の太陽歯車222は、連結装置207を介して互いに連結されている。
連結装置207は、第1差動装置205の太陽歯車212と同軸に配置される第1サイドギヤ(第1傘歯歯車)232と、このサイドギヤ232を第1差動装置205の太陽歯車212に連結する連結シャフト(第1連結要素)236と、第2差動装置206の太陽歯車222と同軸に配置される第2サイドギヤ(第2傘歯歯車)233と、この第2サイドギヤ233を第2差動装置206の太陽歯車222に連結する連結シャフト(第2連結要素)237と、を有している。
連結装置207のサイドギヤ232、233は、いずれも傘歯歯車であって、互いに対向して同軸に配置されている。さらに、連結装置207は、サイドギヤ232、233の間に設けられたピニオンギヤ(小歯車)234を有している。このピニオンギヤ234は、傘歯歯車であって、サイドギヤ232、233に噛み合っている。
連結装置207のピニオンギヤ234には、副動力源4のトルクが入力される。副動力源4は、車体に固定されており、その出力シャフト51は連結装置207のピニオンギヤ234に接合されている。よって、ピニオンギヤ234には、副動力源4から直接にトルクが入力される。
副動力源4の出力シャフト51に接合されているピニオンギヤ234は、出力シャフト51を軸とする自転は許容されるが、連結装置207のサイドギヤ232、233の回転軸である連結シャフト236、237を軸とする公転は規制される。そこで、連結装置207のサイドギヤ232、233は同一回転数で且つ互いに逆転方向の回転のみ許容される。それにより、連結シャフト236を介してサイドギヤ232に連結された第1差動装置205の太陽歯車212と、連結シャフト237を介してサイドギヤ233に連結された第2差動装置206の太陽歯車222とは、同一回転数で且つ互いに逆転方向の回転のみ許容される。
次に、上述のとおり構成された動力伝達機構201の動作について説明する。
第1差動装置205において、外輪歯車211に入力されたトルクは、遊星歯車214の公転により太陽歯車212および保持器213に配分される。このとき、遊星歯車214の自転により太陽歯車212および保持器213の差動回転が許容される。外輪歯車211と同一方向の回転数を正として、外輪歯車211の回転数をNa1、保持器213の回転数をNa2、太陽歯車212の回転数をNa3、太陽歯車212および外輪歯車211のギヤ比をAaとして、Na1=(1+Aa)×Na2−Aa×Na3となる。そして、保持器213に配分されたトルクがドライブシャフト16を介して左側の車輪2aに作用し、車輪2aに動力が伝達される。
同様に、第2差動装置206において、外輪歯車221に入力されたトルクは、遊星歯車224の公転により太陽歯車222および保持器223に配分される。このとき、遊星歯車224の自転により太陽歯車222および保持器223の差動回転が許容される。外輪歯車221と同一方向の回転数を正として、外輪歯車221の回転数をNb1(=Na1)、保持器223の回転数をNb2、太陽歯車222の回転数をNb3、太陽歯車222および外輪歯車221のギヤ比をAb(=Aa)として、Nb1=(1+Ab)×Nb2−Ab×Nb3となる。そして、保持器223に配分されたトルクがドライブシャフト26を介して右側の車輪2bに作用し、車輪2bに動力が伝達される。
ここで、車両が直進する場合などで左右輪2a、2bに加わる負荷が同じである場合には、左右輪2a、2bに差回転は生じず、左右輪2a、2bには均等に動力が伝達される。この場合、左右輪2a、2bに伝達される動力を制御する必要はなく、副動力源4から連結装置207にトルクは入力されない。そして、左右輪2a、2bに差回転が生じないことから、同一方向の回転を規制された第1差動装置205の太陽歯車212および第2差動装置206の太陽歯車222は回転せず、副動力源4の引きずりも生じない。
次に、車両が旋回する場合などで左右輪2a、2bに加わる負荷が異なる場合には、左右輪2a、2bに差回転が生じる。左右輪2a、2bに差回転が生じると、第1差動装置205の太陽歯車212および第2差動装置206の太陽歯車222が同一回転数で且つ互いに逆転方向に回転する。即ち、連結装置207の第1サイドギヤ232および第2サイドギヤ233も同一回転数で且つ逆転方向に回転し、連結装置207の第1サイドギヤ232および第2サイドギヤ233の回転数に比例した回転数で副動力源4も回転する。ここで、連結装置207の第1サイドギヤ232および第2サイドギヤ233の回転数は、左右輪2a、2bの差回転ΔNの半分の回転数に比例した回転数となる。この状態で、副動力源4を駆動してトルクを発生させることにより、副動力源4のトルクが第1差動装置205の太陽歯車212および第2差動装置206の太陽歯車222に均等に配分される。
副動力源4から第1差動装置205の太陽歯車212に入力されたトルクは、遊星歯車214の自転を介して、同第1差動装置205の保持器213に伝達され、また、副動力源4から第2差動装置206の太陽歯車222に入力されたトルクは、遊星歯車224の自転を介して、同第2差動装置206の保持器223に伝達される。第1差動装置205の保持器213および第2差動装置206の保持器223にそれぞれ伝達されたトルクは、第1差動装置205または第2差動装置206のいずれかにおいて減速トルクとして作用し、他方において加速トルクとして作用する。それにより、第1差動装置205の保持器213および第2差動装置206の保持器223から出力される動力を制御することができる。
このように、本実施形態の動力伝達機構201によれば、第1差動装置205の太陽歯車212および第2差動装置206の太陽歯車222が、連結装置207により、同一回転数で且つ互いに逆転方向の回転のみ許容されて連結されている。そこで、連結装置207を介して第1差動装置205の太陽歯車212および第2差動装置206の太陽歯車222に配分される副動力源4のトルクは、一方の差動装置において、その保持器に加速トルクとして作用し、他方の差動装置においては、その保持器に減速トルクとして作用する。それにより、第1差動装置205の保持器213および第2差動装置206の保持器223から出力される動力を制御することができる。
そして、本実施形態の動力伝達機構201によれば、第1差動装置205の太陽歯車212および第2差動装置206の太陽歯車222は同一回転数で且つ互いに逆転方向の回転のみ許容され、第1差動装置205の保持器213および第2差動装置206の保持器223に差回転が生じない場合には、第1差動装置205の太陽歯車212および第2差動装置206の太陽歯車222は回転しない。よって、クラッチ等の装置を追加することなく、第1差動装置205の太陽歯車212および第2差動装置206の太陽歯車222にトルクを配分する副動力源4のひきずりを無くし、動力の伝達損失を低減することができる。
さらに、本実施形態の動力伝達機構201によれば、第1差動装置205の保持器213および第2差動装置206の保持器223の差回転に伴う第1差動装置205の太陽歯車212および第2差動装置206の太陽歯車222の回転数は、両保持器213、223の平均の回転数に比べて十分に小さくなる。そこで、連結装置207を介して第1差動装置205の太陽歯車212および第2差動装置206の太陽歯車222にトルクを配分する副動力源4に必要となる出力は比較的小さく済み、副動力源4の小型化および軽量化を図ることができる。
さらに、本実施形態の動力伝達機構1によれば、第1差動装置205の保持器213および第2差動装置206の保持器223から出力される動力は、共通の主動力源3および副動力源4から供給されており、出力要素毎に電動機等の動力源を備えた場合の各動力源の特性差の問題が生じることもない。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
本発明に係る動力伝達機構の第1実施形態のスケルトン図である。 本発明に係る動力伝達機構の第2実施形態のスケルトン図である。 本発明に係る動力伝達機構の第3実施形態のスケルトン図である
符号の説明
1 動力伝達機構
2a、2b 車輪
3 主駆動源
4 副駆動源
5 第1差動装置
6 第2差動装置
7 連結装置
11 第1差動装置のリングギヤ(入力要素)
12 第1差動装置の第1サイドギヤ(第1出力要素)
13 第1差動装置の第2サイドギヤ(第2出力要素)
21 第2差動装置のリングギヤ(入力要素)
22 第2差動装置の第1サイドギヤ(第1出力要素)
23 第2差動装置の第2サイドギヤ(第2出力要素)

Claims (3)

  1. 主動力源および副動力源と、
    前記主動力源のトルクが入力される入力要素、ならびに前記入力要素に入力されたトルクが配分される第1出力要素および第2出力要素をそれぞれ有する第1差動装置および第2差動装置と、
    前記第1差動装置の第1出力要素および前記第2差動装置の第1出力要素を同一回転数で且つ互いに逆転方向の回転のみ許容して連結する連結装置と、
    を備え、
    前記連結装置は、
    前記第1差動装置の前記第1出力要素と同軸に配置された第1傘歯歯車と、
    該第1傘歯歯車と前記第1差動装置の前記第1出力要素とを連結する第1連結要素と、
    前記第2差動装置の前記第1出力要素と同軸に配置された第2傘歯歯車と、
    該第2傘歯歯車と前記第2差動装置の前記第1出力要素とを連結する第2連結要素と、
    前記第1傘歯歯車及び前記第2傘歯歯車と噛み合う小歯車と、
    を有し、
    前記小歯車が、前記第1傘歯歯車および前記第2傘歯歯車の回転軸回りの回転を規制されて保持されており、
    前記副動力源のトルクが前記連結装置の前記小歯車または前記第1連結要素もしくは前記第2連結要素に入力され、
    前記連結装置の前記小歯車または前記第1連結要素もしくは前記第2連結要素に入力されたトルクが、前記第1差動装置の第1出力要素および前記第2差動装置の第1出力要素に配分され、
    前記第1差動装置の第1出力要素に対して差動回転する該第1差動装置の第2出力要素、および前記第2差動装置の第1出力要素に対して差動回転する該第2差動装置の第2出力要素から動力を出力することを特徴とする動力伝達機構。
  2. 前記副動力源と前記連結装置との間に減速装置を備えていることを特徴とする請求項1に記載の動力伝達機構。
  3. 前記副動力源が電動機であることを特徴とする請求項1又は2に記載の動力伝達機構。
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