JP2016081748A - 電池アッセンブリ及び電池アッセンブリの接続状態の診断装置 - Google Patents

電池アッセンブリ及び電池アッセンブリの接続状態の診断装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電池アッセンブリ1の電池ユニット2とバランス回路との接続と接続の解除を容易にする。【解決手段】充放電可能な複数の単電池7を直列接続した電池ユニット2を複数個並列接続する。複数の電池ユニット2の、電位に関して同じ順位に位置する単電池7の集電体8に接続する端子12をハードケース17から外側へ取り出す。端子12をハードケース17の外側に位置する導電板20に当接保持する弾性手段25を備えることで、端子12の導電板19への固定作業が不要となる。【選択図】図4

Description

この発明は、複数の単電池を積層した電池ユニットを有する電池アッセンブリの、各単電池の集電体とバランス回路との接続手段に関する。
二次電池として、充放電可能な複数の単電池を直列接続した電池ユニットを、複数個並列接続した電池アッセンブリが知られている。特許文献1はこうした電池アッセンブリにおいて、単電池間の充電電圧の差異を解消するためのバランス回路を提案している。
すなわち、単電池ごとにバランス回路を設けるのではなく、各電池ユニットの電位的に同じ順位に位置する単電池を共通のバランス回路に接続する。バランス回路は、充電電圧の高い単電池に放電させることで、接続された複数個の単電池間の電位差を解消する。
特許文献1の従来技術によれば、複数の電池ユニットの電位的に同じ順位に位置する単電池が1個のバランス回路を共有するため、バランス回路の数を減らすことができる。
特開2007−12584号公報
単電池をバランス回路に接続するためには、単電池の集電板に接続された端子を電池アッセンブリのパッケージの外側に取り出す必要がある。特許文献1の電池アッセンブリにおいては、複数の電池ユニットの電位的に同じ順位に位置する単電池が1個のバランス回路を共有するため、複数の電池ユニットの電位的に同じ順位に位置する単電池から取り出された端子が共通の導電板に接続される。
特許文献1は導電板の数を減らすうえでも好ましい効果をもたらすが、依然としてパッケージの外側に数多くの端子を取り出して、導電板に接続する必要がある。この接続は、スポット溶接、超音波溶接、はんだ付けなど様々な方法により行なわれる。こうした接続作業は手間がかかる。また、いったん接続してしまうと、電池アッセンブリを交換あるいはメンテナンスのためにパランス回路から取り外そうとしても容易に取り外すことはできない。
この発明は、電池アッセンブリのバランス回路への接続と取り外しを容易にすることを目的とする。
以上の目的を達成するために、この発明の実施形態は、充放電可能な複数の単電池を直列接続した電池ユニットを、複数個並列接続し、複数の電池ユニットの、電位に関して同じ順位に位置する単電池の集電体を共通のバランス回路に接続した電池アッセンブリに適用される。
電池アッセンブリは、電池ユニットを収装するケースと、各単電池の集電体に接続してケースからそれぞれ外側へ取り出される端子と、電位に関して同じ順位に位置する単電池の端子が所定位置に当接することで、電位に関して同じ順位に位置する単電池をバランス回路に接続する導電板と、端子を導電板に弾性的に当接保持する弾性手段と、を備えている。
弾性手段が端子を導電板の所定位置に当接保持することで、端子を導電板に接続するので、端子の導電板への固定作業が不要となり、電池アッセンブリのバランス回路への接続とバランス回路からの電池アッセンブリの取り外しを容易に行なうことができる。
この発明を適用する電池アッセンブリと制御回路の概略構成図である。 電池アッセンブリを構成する電池ユニットの基本構造を示す電池ユニット要部の横断面図である。 電池ユニットの概略斜視図である。 この発明の実施形態による端子の基本構成を示す、電池アッセンブリ要部の概略横断面図である。 この発明の実施形態による端子のバリエーションを示す、電池アッセンブリ要部の概略横断面図である。 電池アッセンブリの斜視図である。 電圧計測板の正面図と縦断面図である。 電圧計測板に取り付けられる接続ボックスの斜視図である。 電池アッセンブリの異常診断の原理を模式的に説明するダイアグラムである。 図9に類似するが、異常の発生した単電池の位置が異なる場合を示す。 端子が正常に接続された電圧計測板の端部に出力される交流電圧の波形を示すダイアグラムである。 端子との間に接続不良が生じた電圧計測板の端部に出力される交流電圧の波形を示すダイアグラムである。
図1を参照すると、この発明の実施形態を適用する電池アッセンブリ1は、充放電可能な複数の単電池を直列接続した電池ユニット2を、複数個並列に接続することで構成される。電池アッセンブリ1の充放電は強電コネクタ3を介して行なわれる。言い換えれば、電池アッセンブリ1は強電コネクタ3を介して電気負荷及び発電設備に接続される。電池アッセンブリ1の充放電の制御は充放電制御装置4により行なわれる。充放電制御装置4はジャンクションボックス5とバッテリコントローラ6とで構成される。
図2を参照すると、電池ユニット2は直列接続された複数個の単電池7の積層体で構成される。単電池7は例えばバイポーラ型リチウムイオン電池で構成される。単電池7は、集電体8と集電体8の両面の中央部にそれぞれ配置された正極活物質層9と負極活物質層10とからなるバイポーラ電極7Aを備える。単電池7はさらに隣接するバイポーラ電極7Aの間に介在するセパレータ14を備える。電池ユニット2は複数の単電池7を所定数積層し、直列に接続した積層体で構成される。なお、図には詳しく示されていないが、積層体の積層方向の両端の集電体8は強電コネクタ3に接続される正負の電極を構成する。
以上のように構成された単電池7の積層体は予め所定形状に形成された2枚のラミネートシートによるパッケージ16に収装される。ラミネートシートは、例えばアルミニウム層の両面を樹脂層で被覆した三層構造を有する。2枚のラミネートシートは外縁部を互いに熱溶着により溶着することでパッケージ16の内部を外部から遮断する。パッケージ16の内側の単電池7の周囲には樹脂などで構成されたシール材15が充填される。
各単電池7の集電体8には端子12が接続される。シール材15は集電体8と端子12との接続部を包み込むように充填される。
図3を参照すると、各層の単電池7の集電体8に接続される端子12はシート状に形成され、2枚のラミネートシートの接合面からパッケージ16の外側に取り出される。パッケージ16からは積層された単電池7と同数の端子12が取り出される。これらの端子は互いに重なり合わないように、2枚のラミネートシートの接合面に沿って所定距離ずつ順次オフセットした位置でパッケージ16から取り出される。
図6を参照すると、電池ユニットさらにハードケース17に収装される。各端子12はハードケース17から外側へ露出する。電池アッセンブリ1はハードケース17に収装された電池ユニット2を複数個、図に示すように積層することで構成される。
各電池ユニット2のハードケース17の外側へ露出した端子12は、電池ユニット2内での電位に関する単電池7の順位ごとにまとめられ、同順位の単電池7の端子12がそれぞれ共通のバランス回路に接続される。図6においては、複数のハードケース17が上下方向に重なり合う形で積層されている。この図において、上下方向に重なり合う複数の端子12が各電池ユニット2の同順位の単電池7の端子12に相当する。
なお、電位的に同順位に位置する複数の単電池7の充放電を制御するバランス回路の構成は、特許文献1に開示されたバランス回路と同一であるので、ここでは説明を省略する。
図7を参照すると、各ハードケース17の外側に露出した端子12は、電圧計測板19に接続される。電圧計測板19は電池ユニット2を構成する単電池7と同数の帯状の導電板20と、導電板20を水平方向に並列させた状態で固定する板状本体21とからなる。板状本体21の上部には、図8に示すように各導電板20に接続されたコネクタ23を有する接続ボックス22が固定され、コネクタ23に接続した配線24が図1のジャンクションボックス5に接続される。複数の電池ユニット2の電位的に同順位の単電池7から取り出された端子12が同一の導電板20に接続される。
このようにして、複数の電池ユニット2の電位的に同順位の単電池7の端子12が所定位置の導電板20とジャンクションボックス5とを介してバッテリコントローラ6に接続される。バッテリコントローラ6には、各電池ユニット2の電位的に同順位の端子12に接続されるバランス回路がそれぞれ内蔵される。つまり、バッテリコントローラ6は1個の電池ユニット2を構成する単電池7と同数のバランス回路を内蔵する。
以上説明した電池アッセンブリ1と充放電制御装置4の基本的な構成は、特許文献1に開示された電池アッセンブリと制御回路の構成と同一である。
さて、この発明の実施形態は、端子12と導電板20との接続に関する。
端子12を導電板20にスポット溶接、超音波溶接、はんだ付けなどの方法で固定する作業は多大な手間を要する。また、これらの方法でいったん導電板20に固定された端子12を、導電板20から取り外すことは難しい。これは、電池アッセンブリ1の交換やメンテナンスにとって大きな支障となる。
図4を参照すると、この発明の実施形態による電池アッセンブリ1において、端子12は樹脂板25に貼り付けられた導電シート26で構成される。樹脂板25はオレフィン系樹脂、アクリル系樹脂、ジエン系樹脂、フッ素樹脂などで形成される。導電シート26は金属箔で構成される。樹脂板25は図に示すように上下方向に屈曲させることで、図の矢印に示すように導電板20に向けた弾性復元力を導電シート26に及ぼし、導電シート26を導電板20に当接保持する。屈曲した樹脂板25がシート状の弾性手段を、導電シート26が端子12を、それぞれ構成する。この構成により、弾性手段と端子12とを容易に構成することができる。
再び図6を参照すると、電池アッセンブリ1は以上のように構成された単電池7と同数の端子12をハードケース17の外に露出する。電圧計測板19は屈曲させた端子12の弾性復元力により各端子12が導電板20に押しつけられるよう、電池アッセンブリ1の近傍に端子12に相対して配置される。この配置により、すべての端子12が導電板20に当接保持される。
以上とおり、この実施形態による電池アッセンブリ1は、電位に関して同じ順位に位置する単電池7の集電体8に接続してパッケージ16及びハードケース17の外側へ取り出される端子12として、樹脂板25に貼り付けられた導電シート26を備えている。
樹脂板25は端子12を導電板20に弾性的に当接保持する弾性手段として機能する。すなわち、樹脂板25を導電シート26とともに屈曲状態とすることで、屈曲した樹脂板25の弾性復元力で導電シート26が導電板20に当接保持される。そのため、端子12を導電板20に接続するためのスポット溶接、超音波溶接、はんだ付けなどの処理が不要となる。つまり、同順位の単電池7をバランス回路に並列接続する接続作業の手間を大幅に削減できる。さらに、この接続構造により、端子12の導電板20への接続や取り外しを容易に行なうことができる。
図5を参照すると、導電板20への当接保持に必要な弾性復元力を得るために、端子12を複数回に渡って屈曲させることも好ましい。
この実施形態のバリエーションとして、端子12と弾性手段とを単一の樹脂集電体で構成することも好ましい。樹脂集電体は樹脂に導電剤を添加してプレート状に成形した部材である。樹脂にはオレフィン系樹脂、アクリル系樹脂、ジエン系樹脂、フッ素樹脂などが用いられる。導電剤にはカーボン粒子、あるいはアルミニウム、ステンレス、金、銀、銅、チタンなどの金属粒子が用いられる。樹脂集電体はそれ自体が弾性と導電性を有するので、端子12と弾性手段とを兼用することができる。また、樹脂集電体は軽量であるため、単電池7とバランス回路との接続構造を軽量化することができる。
この実施形態では、図2に示すように、電池ユニット2は集電体8の一方の面に正極活物質層9が配置され、他方の面に負極活物質層10が配置されたバイポーラ電極7Aを、セパレータ14を介して積層した複数の単電池7と、積層した単電池7の周囲に配置され、単電池7と外気との接触を遮断するシール材15とを含むバイポーラ電池で構成される。この実施形態による端子12の導電板20への接続構造はこうしたバイポーラ電池への適用において特に好ましい効果をもたらす。
ところで、この実施形態による端子12の導電板20への接続構造においては、屈曲させた端子12は弾性復元力で導電板20に当接保持されるだけで、導電板20に固定されていない。そのため、端子12と導電板20との接続不良が生じる可能性がある。
この実施形態によるバッテリコントローラ6は、前述のバランス回路の他に、各端子12の導電板20への接続状態の診断を行なうために、中央演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び入出力インタフェース(I/O インタフェース)を備えたマイクロコンピュータを備える。
この実施形態においては、バッテリコントローラ6が、特定の電池ユニット2の一方の電極2Aと、一方の電極2Aから最も離れた位置にある導電板20の一端20Aとの間に交流電圧を印加した状態で、各導電板20の一端20Aに出力される交流電圧を計測する計測手段と、計測手段が計測した交流電圧に基づき、特定の電池ユニット2内の各単電池7の端子12と対応する導電板20との間に接続不良が生じているかどうかを判定する判定手段と、を構成する。
次に図9〜図12を参照して、バッテリコントローラ6が実行する各端子12と導電板20との接触状態に関する異常判定のアルゴリズムを説明する。
図9を参照すると、バッテリコントローラ6は、電池アッセンブリ1を構成する特定の電池ユニット2の、直列に積層された複数の単電池7の積層体の一端に位置する電極2Aと、導電板20のうち電極2Aから最も離れた位置にある導電板20の一端との間に交流電圧を印加する。図では上から2番目の電池ユニット2の左端の電極2Aと、右端の導電板20の下端20Aに相当する一端との間に交流電圧が印加される。この状態で各導電板20の下端20Aの交流電圧を計測する。
各端子12と導電板20との接続状態が正常な場合には、印加された交流電流は図の白抜き矢印に示すように流れる。
図11を参照すると、この場合に各導電板20の下端20Aで計測される交流電圧は、導電板20が電流の流れに関して上流に位置する導電板20ほど電位の振幅が大きい。言い換えれば計測される電圧が高い。バッテリコントローラ6が備えるマイクロコンピュータのROMには、特定の電池ユニット2の全ての端子12が対応する導電板20に正常に接続された状態で、各導電板20の下端20Aで計測された交流電圧があらかじめ格納される。
再び図9を参照すると、電圧を印加する電極2Aを有する特定の電池ユニット2の中に、導電板20と接続不良を起こした端子12Xが存在する場合には、端子12Xに対峙する導電板20の下端20Aに至る交流電流の伝達経路が図のハッチング矢印に示すように変化する。すなわち、接触不良を起こした端子12をバイパスするバイパス経路が形成される。バイパス経路は隣接する電池ユニット2を経由して形成されるため、本来形成されるべき伝達回路より内部抵抗が大きくなる。
図12を参照すると、この内部抵抗の違いのため、端子12Xに対峙する導電板20の下端20Aで検出される交流電圧は、図の破線の曲線に示すように、本来計測されるべき交流電圧と比べて振幅が小さくなる。そこで、各導電板20の下端20Aで計測された電圧値を、該当する導電板20についてROMに格納された電圧値と比較することで、接続不良を起こしている端子12を特定することができる。具体的には各導電板20の下端20Aで計測された電圧値とROMに格納された各導電板20の電圧値との差異が所定値を上回る場合に、対応する端子12が接続不良を起こしていると判定する。
接続不良に関する以上の診断は、電池ユニット2ごとに電極2Aに交流電圧を印加して行なう。
図10を参照すると、ここでは、図の最も上に位置する電池ユニット2の中に接続不良を起こした端子12Xが存在している。この場合には、端子12Xを有する電池ユニット2の電極2Aと図の右端の導電板20の下端との間に交流電圧を印加することで、接続不良を起こした端子12Xを特定することができる。
この場合も、電圧を印加する電極2Aを有する電池ユニット2の中に、導電板20と接続不良を起こした端子12Xが存在する場合には、端子12Xに対峙する導電板20の下端20Aに至る交流電流の伝達経路が図のハッチング矢印に示すバイパス経路へと変化する。
その結果、端子12Xに対峙する導電板20の下端20Aにおいて計測される交流電圧は、ROMに格納された当該導電板20の電圧値に対して低下を示す。これらの電圧の差異に基づき接続不良を起こした端子12Xを特定することができる。
なお、接続不良を起こした端子12Xに対峙する導電板20に関して計測される電圧値と、端子12が正常に接触している場合の当該導電板20に関して計測される電圧値、すなわちROMに格納された電圧値、との間に5ミリボルト(mV)程度の電圧の差異が生じるように、あらかじめ印加する交流電圧を設定することが望ましい。印加電圧のこのような設定により、接続不良の有無を精度よく判定することができる。
以上のようにして、各電池ユニット2の電極2Aと、電極2Aから最も離れた位置の導電板20の一端との間に交流電圧を順次印加し、導電板の20の端に出力される交流電圧を、該当する導電板20についてROMに格納された電圧値と比較する。説明の都合上、図9〜12には3個の電池ユニット2のみが示されているが、バッテリコントローラ6は図6に示すようにより多くの電池ユニット2を備えた電池アッセンブリ1に関してこの診断を実行する。
以上のプロセスにより、バッテリコントローラ6は、全ての電池ユニット2のすべての単電池7の端子12について接続不良の有無を判定することができる。また、バッテリコントローラ6が接続不良と診断した端子12を有する単電池のみを交換することで、すべての単電池7とバランス回路との接続が回復する。したがって、電池ユニット2全体を交換する必要がなく、接続不良の回復処理に要するコストを削減できる。上記した電池アッセンブリ1の端子12と導電板20との接続構造のもとでは、このような単電池7の交換も容易に行なうことができる。
以上のとおり、この発明を特定の実施形態を通じて説明して来たが、この発明は上記の実施形態に限定されるものではない。当業者にとっては、特許請求の範囲でこれらの実施形態にさまざまな修正あるいは変更を加えることが可能である。
1 電池アッセンブリ
2 電池ユニット
2A 電極
3 強電コネクタ
3 強電コネクタ
4 充放電制御装置
5 ジャンクションボックス
6 バッテリコントローラ
7 単電池
7A バイポーラ電極
8 集電体
9 正極活物質層
10 負極活物質層
12 端子
12X 接続不良を起こした端子
14 電解質層
15 シール材
16 パッケージ
17 ハードケース
19 電圧測定板
20 導電板
20A 導電板の一端
21 板状本体
22 接続ボックス
23 コネクタ
24 配線
25 樹脂板
26 導電シート

Claims (8)

  1. 充放電可能な複数の単電池を直列接続した電池ユニットを、複数個並列接続し、前記複数の電池ユニットの、電位に関して同じ順位に位置する単電池の集電体を共通のバランス回路に接続した電池アッセンブリにおいて、
    電池ユニットを収装するケースと、
    各単電池の集電体に接続してケースからそれぞれ外側へ取り出される端子と、
    前記電位に関して同じ順位に位置する単電池の端子が所定位置に当接することで、前記電位に関して同じ順位に位置する単電池を前記バランス回路に接続する導電板と、
    前記端子を前記導電板に弾性的に当接保持する弾性手段と、
    を備える、ことを特徴とする、電池アッセンブリ。
  2. 前記電池ユニットは前記集電体の一方の面に正極活物質層が配置され、他方の面に負極活物質層が配置されたバイポーラ電極を、電解質層を介在させて積層した複数の単電池と、積層した単電池の周囲に配置され、単電池と外気との接触を遮断するシール部と、を含むバイポーラ電池で構成される、ことを特徴とする、請求項1に記載の電池アッセンブリ。
  3. 前記弾性手段はシート状の弾性体で構成され、前記端子は前記弾性体の一面に形成された導電性の膜体で構成されるとともに、前記弾性体は屈曲した状態で前記導電板に当接し、弾性復元力により前記導電性の膜体を前記導電板に当接保持する、ことを特徴とする、請求項1または2に記載の電池アッセンブリ。
  4. 前記端子と前記弾性手段とを樹脂集電体で構成し、樹脂集電体は屈曲状態における自らの弾性復元力で前記導電板への当接状態を維持する、ことを特徴とする、請求項1または2に記載の電池アッセンブリ。
  5. 前記弾性体は複数の屈曲部を有することを特徴とする、請求項3または4に記載の電池アッセンブリ。
  6. 充放電可能な複数の単電池を直列接続した電池ユニットを、複数個並列接続し、前記複数の電池ユニットの、電位に関して同じ順位に位置する単電池の集電体を共通のバランス回路に接続した電池アッセンブリであって、電池ユニットを収装するケースと、各単電池の集電体に接続してケースからそれぞれ外側へ取り出される端子と、前記電位に関して同じ順位に位置する単電池の端子が所定位置に当接することで、前記電位に関して同じ順位に位置する単電池を前記バランス回路に接続する導電板と、前記端子を前記導電板に弾性的に当接保持する弾性手段と、を備える電池アッセンブリの接続状態の診断装置において、
    特定の電池ユニットの一方の電極と、前記一方の電極から最も離れた位置にある導電板の一端との間に交流電圧を印加した状態で、各導電板の一端に出力される交流電圧を計測する計測手段と、
    前記計測手段が計測した各導電板の一端に出力される交流電圧に基づき、前記特定の電池ユニット内の各単電池の端子と対応する導電板との間に接続不良が生じているかどうかを判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする、電池アッセンブリの接続状態の診断装置。
  7. 交流電流を電極に印加する前記特定の電池ユニットを順次変更することで、すべての電池ユニット内の単電池の端子について導電板との接続不良が生じているかどうかを判定することを特徴とする、請求項6に記載の電池アッセンブリの接続状態の診断装置。
  8. 前記判定手段は、前記計測手段が計測した個々の導電板の一端の交流電圧と、当該導電板についてあらかじめ記憶した交流電圧値との差異に基づき、前記特定の電池ユニットの当該導電板に対峙する単電池の端子に接続不良が生じているかどうかを判定するよう構成されることを特徴とする、請求項6または7に記載の電池アッセンブリの接続状態の診断装置。
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