JP2016080972A - 光源装置および画像投射装置 - Google Patents

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金井 秀雄
Hideo Kanai
秀雄 金井
藤岡 哲弥
Tetsuya Fujioka
哲弥 藤岡
御沓 泰成
Yasunari Mikutsu
泰成 御沓
聡 土屋
Satoshi Tsuchiya
聡 土屋
晃尚 三川
Akihisa Mikawa
晃尚 三川
淳 真下
Atsushi Mashita
淳 真下
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Abstract

【課題】設置される状態によらず、光源装置が過温状態となった場合に、光源装置への電力供給を停止する。【解決手段】発光部35を有する放電管32と、該放電管32の発光部35から出射された光を反射するためのリフレクタ43と、放電管内において放電ランプ31の光の出射側に設けられる第1電極33と、放電管内において放電ランプ31の光の非出射側に設けられる第2電極34と、第1電極33と第1端子36とを通電させる第1導電部と、第2電極34と第2端子41とを通電させる第2導電部と、を備えた放電ランプ31であって、第1導電部および/または第2導電部の少なくとも一部が、温度変化に応じて変形し、所定温度以上となったときに、第1電極33と第1端子36および/または第2電極34と第2端子41との通電を解除させる断線部50となっている。【選択図】図6

Description

本発明は、光源装置および画像投射装置に関する。
画像投射装置として広く知られたプロジェクタは、多人数に対するプレゼンテーションや会議、サイネージなどに広く用いられているとともに、液晶パネルの高解像化、ランプの高効率化に伴う明るさの改善、低価格化などが進んでいる。
また、DMD(Digital Micro-mirror Device)を利用した小型軽量な画像投射装置が普及し、オフィスや学校のみならず家庭においても広くこれら画像投射装置が利用されるようになってきている。また、スクリーンまでの投射距離を短くした、短焦点型の画像投射装置の開発が盛んである。
画像投射装置の光源装置としては、種々のランプが用いられているが、高圧水銀ランプ、キセノンランプなどのアーク放電を利用したアークランプ(放電ランプ)が広く用いられている。点灯中のランプは極めて高温となるため、ランプの温度は定格温度範囲内となるように冷却ファンなどの冷却装置により冷却されている。
しかしながら、冷却装置が十分に機能しない状態では、光源装置は過温(過昇温)状態となり、光源装置自体の短寿命化につながってしまう。また、場合によっては、光源装置の周囲に設けられる樹脂部材などが溶解するおそれもあり、安全性に課題が残されている。
このため、画像投射装置では、光源装置の周囲に温度検知センサやサーモスタッド等の光源保護のための保護装置を備え、冷却装置が十分に機能せず光源装置の過温状態を検知した場合には、光源装置への電力供給を停止させることが知られている。
また、例えば、特許文献1には、高輝度放電灯と、高輝度放電灯を囲むように収容する筐体とを備え、高輝度放電灯が加熱する周囲の熱を集める集熱部と、集熱部に接触させて集熱部の温度を検知するバイメタルとを有しており、集熱部が筐体よりも熱伝導率の高い材質を用いてなり、高輝度放電灯を囲むように内部壁の内側に内部壁と空隙を有して設けられる光源装置が開示されている。特許文献1の技術では、光源周辺の異常温度上昇を検知する温度検知器(バイメタル)の作動速度を速くすることができる。
画像投射装置の使用形態は様々であり、テーブルなどの平坦な設置面上に置いた状態から正面のスクリーンに投射する使用方法以外にも、例えば、投射レンズが下向きや上向きになるように配置してスクリーンに投射する使用方法や、床や机などに対して投射する場合などもある。
ここで、冷却装置が十分に機能しない状態では光源装置は自然冷却に近い状態となり、画像投射装置の筐体の設置状態によって高温になる筐体の場所は異なる。しかしながら、温度検知センサやサーモスタッド等の保護装置は、画像投射装置の設置状態とは関係なく定位置に設けられていることから、冷却装置が十分に機能しない状態でも直ぐに高温にならず、保護装置が機能しない場合があった。このため、光源装置が過温状態となり、光源装置自体の短寿命化や安全性に課題が残されていた。
特許文献1に記載の技術も、冷却装置が正常に動作しない状態では、筐体の設置状態によっては(例えば、温度検知器が風上になった場合)、正常に機能しないことが考えられる。
そこで本発明は、光源装置が過温状態となった場合に、光源装置自体が備える保護機能により光源装置への電力供給を停止させることができる光源装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明に係る光源装置は、発光部を有する放電管と、該放電管の前記発光部から出射された光を反射するための反射部と、前記放電管内において当該光源装置の光の出射側に設けられる第1電極と、前記放電管内において当該光源装置の光の非出射側に設けられる第2電極と、前記第1電極と第1端子とを通電させる第1導電部と、前記第2電極と第2端子とを通電させる第2導電部と、を備えた光源装置であって、前記第1導電部および/または前記第2導電部の少なくとも一部が、温度変化に応じて変形し、所定温度以上となったときに、前記第1電極と前記第1端子および/または前記第2電極と前記第2端子との通電を解除させる断線部となっているものである。
本発明によれば、設置される状態によらず、光源装置が過温状態となった場合に、光源装置自体が備える保護機能により光源装置への電力供給を停止することができる。
本実施形態に係るプロジェクタの斜視図である。 プロジェクタの側面図である。 (A)外装カバーを外したプロジェクタの内部構成と配置を示す斜視図、(B)は(A)の太線枠で囲まれた部分の斜視図である。 外装カバーを外したプロジェクタの内部構成を示す横断面図である。 プロジェクタの光源ユニットを示す概略構成図である。 本発明に係る光源装置の一実施形態である放電ランプの概略構成図である。 断線部が形状記憶導電線である場合の(A)放電ランプの点灯時であって、低温状態を示す説明図、(B)放電ランプの点灯時であって、放電ランプが過昇温状態となった状態を示す説明図である。 断線部がバイメタルである場合の(A)放電ランプの点灯時であって、低温状態を示す説明図、(B)放電ランプの点灯時であって、放電ランプが過昇温状態となった状態を示す説明図である。
以下、本発明に係る構成を図1から図8に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
(画像投射装置)
本発明に係る画像投射装置の一実施形態であるプロジェクタ1について説明する。図1は、プロジェクタ1の斜視図である。図2はプロジェクタ1の側面図である。
図1に示すプロジェクタ1は、パソコンやビデオカメラ等から入力される映像データを基に映像を生成し、その映像を図2の被投射面としてのスクリーン200等に投射表示する。
図1および図2に示すように、プロジェクタ1の上面には、ユーザがプロジェクタ1を操作するための操作ボタン等の操作部11が設けられている。また、スクリーン200に映し出されている投射画面を拡大したり、縮小したりするズームレバー12が設けられている。
プロジェクタ1の正面には、電源のオン/オフを行う電源スイッチ13、パソコンやビデオカメラ等の外部機器と接続するための外部入力端子14、投射画像の光を出射する投射レンズ15、および装置環境の照度を検出するセンサ16などが設けられている。
また、プロジェクタ1の正面には、排気口18が設けられている。プロジェクタ1における外装カバーの側面には、冷却用の空気を取り入れる吸気口17が設けられている。
図1に示す光源蓋1aを取り外すと、放電ランプ21を保持する光源ホルダ2が露出する。ユーザは、露出した光源ホルダ2を掴んで持ち上げることにより、光源ホルダ2と放電ランプ21とを有する光源ユニット20aをプロジェクタ1から取り外すことができる。
図3(A)は外装カバーを外したプロジェクタ1の内部構成と配置を示す斜視図、図3(B)は図3(A)の太線枠で囲まれた部分の斜視図である。図4は、光源部、画像生成部、及び投射光学部の横断面図である。
図3および図4に示すように、プロジェクタ1は、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ、高圧水銀ランプなど放電ランプ21を備える光源部20を備えている。また、放電ランプ21からの光を用いて画像を生成する画像生成部26、投射画像を出射する投射光学部30を備えている。
プロジェクタ1では、放電ランプ21からの光が、光源部20内で、照射された白色光をカラーホイール22によってRGBに分光されて、画像生成部26のDMD29へ導かれ、変調信号に応じて画像形成するDMD29とその画像を投射光学部30で拡大投射される。
光源部20は、放電ランプ21を有する光源ユニット20aと、カラーホイール22、ライトトンネル23、2枚のリレーレンズ24を有する画像照明光学系20bとで構成されている。
そして、放電ランプ21からの光は、図4の矢印で示すように、回転するカラーホイール22を通ることにより時分割でR、G、Bの光に分離される。このカラーホイール22は、円盤形状のものであり、ホイールモータ25のモータ軸に固定され、回転方向にR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)などのフィルタが設けられている。
カラーホイール22により分離された光は、ライトトンネル23へ入射する。ライトトンネル23は、四角筒形状であり、その内周面が鏡面となっている。ライトトンネル23に入射した光は、ライトトンネル23の内周の鏡面で複数回反射しながら、均一な面光源にされて2枚のリレーレンズ24へ向けて出射する。
図4の矢印で示すように、2枚のリレーレンズ24を透過し、次段の画像生成部26の平面ミラー27、凹面ミラー28により反射され、画像表示素子たるDMD29の画像生成面上に集光して結像される。
ここで、DMD29の画像生成面には、可動式の複数のマイクロミラーが格子状に配列されている。各マイクロミラーは、鏡面をねじれ軸周りに所定角度傾斜させることができ、ONとOFFの2つの状態を持たせることができる。マイクロミラーがONのときは、光源部20の放電ランプ21からの光を投射光学部30の投射レンズに向けて反射する。OFFのときは、照明ブラケットなどの側面に保持されたOFF光板に向けて放電ランプ21からの光を反射する。従って、各ミラーを個別に駆動することにより、画像データの画素ごとに光の投射を制御することができ、画像を生成することができる。なお、OFF光板に向けて反射された光は、熱となって吸収され外側の空気の流れで冷却される。
また、光源ユニット20aの側面の一方向側には冷却装置としての冷却ファン19が設けられている。冷却ファン19は、光源ユニット20aの各部が設定された定格温度範囲内の温度となるように、その回転数が制御される。なお、冷却ファン19の設置位置は一例であってこれに限られるものではない。
(光源装置の基本構成)
図5は、本発明に係る光源装置の前提となる光源装置の基本構成である光源ユニット20aを示す概略構成図である。
放電ランプ21は、高圧の気体を閉じ込めた発光部35を有する放電管32を備えている。放電管内には、図中左右方向に延びる第1電極33と第2電極34とが配置されている。
放電管中央部に設けられた発光部35内で、第1電極33の一端が、第2電極34の一端と対向するように配置されており、各電極の他端が放電管32から露出している。第1電極33の他端は、放電管32における放電ランプ21の光出射側から露出しており、第2電極34は、放電管32における放電ランプ21の非光出射側から露出している。第1電極33の他端には、第1導電線37の一端が接続されており、他端は、ランプ駆動電源回路に接続される第1端子36に接続されている。また、第2電極34の他端には、第2導電線42の一端が接続されており、他端はランプ駆動電源回路に接続された第2端子41に接続されている。また、放電ランプ21には、発光部35が発した光を反射する反射部材としてのリフレクタ43を有している。
放電ランプ21は、遮蔽部材としての光源ホルダ2に保持されている。光源ホルダ2は、リフレクタ43が保持される遮蔽部2aを有している。遮蔽部2aの略中央部には、放電ランプ21から出射した光を通過させるための開口を有し、その開口には、ガラス板3が嵌め込まれている。放電ランプ21の発光部35から出射した光は、リフレクタ43により遮蔽部2aの開口に集光され、開口から出射する。
また、光源ホルダ2には、位置決め突起2bと、位置決め穴2cとが設けられている。位置決め突起2bは、遮蔽部2aの下部に設けられており、位置決め穴2cは、光源ホルダの上面部2d設けられている。位置決め突起2bは、ライトトンネル23などを保持する照明ブラケット4に設けられた位置決め穴4bに嵌り、位置決め穴2cには、照明ブラケット4の位置決め突起4aが嵌る。これにより、光源ホルダ2を介して放電ランプ21が照明ブラケット4に位置決めされる。
また、光源ホルダ2には、段付きネジ5が貫通する貫通穴2eが設けられている。段付きネジ5を、この貫通穴2eに貫通させて、照明ブラケット4に設けられたネジ穴に段付きネジ5を螺合することにより、光源ホルダ2が照明ブラケット4に締結される。
(光源装置の構成)
光源ユニット20aは、冷却装置が十分に機能しない場合において、プロジェクタ1の設置状態によっては、保護装置が機能せず、過昇温状態となってしまうことがあった。
そこで、本実施形態に係る光源装置は、発光部(発光部35)を有する放電管(放電管32)と、該放電管の発光部から出射された光を反射するための反射部(リフレクタ43)と、放電管内において当該光源装置の光の出射側に設けられる第1電極(第1電極33)と、放電管内において当該光源装置の光の非出射側に設けられる第2電極(第2電極34)と、第1電極と第1端子(第1端子36)とを通電させる第1導電部(第1導電線37、接続のための端子板を含む)と、第2電極と第2端子(第2端子41)とを通電させる第2導電部(第2導電線42、接続のための端子板を含む)と、を備えた光源装置(放電ランプ31)であって、第1導電部および/または第2導電部の少なくとも一部が、温度変化に応じて変形し、所定温度以上となったときに、第1電極と第1端子および/または第2電極と第2端子との通電を解除させる断線部(断線部50、形状記憶導電線51、バイメタル52、図6〜図8)となっているものである。なお、括弧内は実施形態での符号、適用例を示す。
図6は、本発明に係る光源装置の一実施形態である放電ランプ31の概略構成図である。
放電ランプ31は、高圧の気体を閉じ込めた発光部35を有する放電管32を備えている。放電管32の内には、図中左右方向に、光の出射側に設けられる第1電極33と、光の非出射側に設けられる第2電極34とが配置されている。また、放電ランプ31には、発光部35が発した光を反射する反射部としてのリフレクタ43を有している。
放電管32の中央部に設けられた発光部35内で、第1電極33の一端が、第2電極34の一端と対向するように配置されており、各電極の他端が放電管32から露出している。第1電極33の他端は、放電管32における放電ランプ31の光出射側から露出しており、第2電極34は、放電管32における放電ランプ31の非光出射側から露出している。
図5に示した放電ランプ21では、各電極の発光部35とは反対側には、それぞれ導電線が接続されて、導電線はそれぞれ端子に接続されている。これに対し、本実施形態に係る放電ランプ31は、各電極から各端子までの導電部の少なくとも一部を断線部50としたものである。
図6に示す例では、第1電極33の発光部35とは反対側の端部と第1端子36とは、第1導電線37、および断線部50となる形状記憶導電線51により導通している。ここで、形状記憶導電線51は、温度変化に応じて変形する形状記憶合金線からなる導電線である。形状記憶合金は、例えば、所定温度よりも低い温度で変形しても、該所定温度以上に加熱されると記憶している形状に復元する性質を有するものであり、例えば、Ni−Ti合金、Cu−Zn−Al合金などを用いることができる。
第1端子36は、ランプ駆動電源回路に接続される。第1端子36は第1導電線37の一端と接続されるとともに、第1導電線37の他端は、連結端子板38に接続されている。また、この連結端子板38には、形状記憶導電線51の一端が接続される。
形状記憶導電線51は、連結端子板38側の端部から第1電極33を内部に有する部分の放電管32に光出射側へ螺旋状に巻回されている。
形状記憶導電線51の他端は、端子板39に接続されている。端子板39と第1電極33とは連結端子板40を介して接続されている。図6の例では、第1導電線37、連結端子板38、形状記憶導電線51、端子板39および連結端子板40により第1導電部が構成される。
また、第2電極34の発光部35とは反対側の端部には、第2導電線42の一端が、第2導電線42の接続されており、他端はランプ駆動電源回路に接続された第2端子41に接続されている。図6の例では、第2導電線42により第2導電部が構成される。
図6の例では、形状記憶導電線51は、放電管32の一部に巻回されている例を示したが、これに限られるものではなく、例えば、図5に示される第1導電線37のように、放電管32とは非接触で第1電極33と接続されるものであってもよい。
ここで、形状記憶導電線51は、放電管32の近傍にあることが好ましく、より好ましくは放電管32の一部に接触した状態で設けられることが好ましい。発光部35から出射する光は、リフレクタ43で反射して光出射方向に出射するが、リフレクタ43と放電管32との間の空間に、形状記憶導電線51が存在する場合、光路の妨げとなる場合がある。このため、形状記憶導電線51は、放電管32により近く、好ましくは接触させておくことで、光路の妨げとなることがなく好適である。
さらに、図6の例のように、形状記憶導電線51が放電管32に巻回する構成によって、光路の妨げにならないようにすることが可能となるとともに、放電ランプ31が360°どのような角度で使用される場合においても、角度によらず、温度変化に応じて変形させる反応をさせることができるため好適である。
また、図6の例では、第1端子36および第2端子41は、放電ランプ31内に設けられているが、第1導電線37および第2導電線42がそのまま放電ランプ31外に引き出されて、第1端子36および第2端子41が放電ランプ31外に設けられていても良い。
また、図6の例では、第1導電部は、第1導電線37と断線部50(形状記憶導電線51)とで形成される例を示したが、第1導電部の全域(端子板を除く)が断線部50として構成されるものであってもよい。
また、図6の例では、第1導電部の一部に断線部50としての形状記憶導電線51が形成される例を説明したが、第2導電部である第2電極34と第2端子41との間に断線部50が設けられるようにしてもよい。この場合、断線部50は、放電管32に対してリフレクタ43が設けられない位置である放電管32の支持部分に設けられる。また、第1導電部、第2導電部の双方に断線部50を有していてもよい。
(光源装置の機能)
図6に示した放電ランプ31の機能について図7を参照して説明する。図7(A)は放電ランプ31の点灯時であって、冷却装置が正常に機能している低温状態を示す説明図である。また、図7(B)は、放電ランプ31の点灯時であって、冷却装置が正常に機能しないなどの理由により、放電ランプ31が過昇温状態となった状態を示す説明図である。
図7(A)に示すように、放電ランプ31の点灯時は、通常、冷却ファン19などの冷却装置からの冷却空気aにより放電ランプ31の放電管32、形状記憶導電線51等の各部は適切に冷却されており、所定温度以下の比較的低温の状態となるように制御されている。
この所定温度以下に制御された状態(低温状態と)では、形状記憶導電線51は延びた状態となっており、形状記憶導電線51は端子板39と接触して接続されており通電し、放電ランプ31は点灯する。このとき、形状記憶導電線51は放電管32に巻回してばね状として、低温状態では端子板39へ付勢されていることが好ましい。
一方、この状態から、図7(B)に示すように、冷却空気aが停止するなど、冷却装置が適切に機能しない場合、放電ランプ31の放電管32、形状記憶導電線51等の各部は、定格温度以上の高温となってしまう場合がある。なお、冷却装置が適切に機能しない場合には、冷却装置の停止時だけでなく、プロジェクタ1の設置状態によって冷却空気aが適切に放電ランプ31を冷却しない場合を含むものである。
ここで、形状記憶導電線51は、放電ランプ31が過昇温状態となったときに示す所定の温度にて、記憶された形状に変形するようになっており、放電管32に巻回されている形状記憶導電線51は、矢印bに示すように、発光部35の方向に縮むように変形する。このため、形状記憶導電線51と端子板39との接触が解除されて、通電しなくなり、放電ランプ31が消灯する。
このように、断線部50が形成されていることで、放電ランプ31が所定温度以上となる場合に、放電ランプ31自身が保護機能を有し、通電状態を解除することが可能となっている。
また、放電ランプ31は破裂により、放電ランプ31に電力を供給している線材には瞬間的に線材は引張り方向に力が加わるため、本実施形態のように、放電ランプ31に電力を供給している線材の途中に、放電ランプ31の破裂により加わる力により作動する断線部50を設けておくことで、金属製の保持部材に接触する前に断線させてショートを防止することができる。
また、形状記憶導電線51は、放電ランプ31の消灯後に放電ランプ31が自然冷却されるなどにより、再び低温状態になると、再度、変形前の状態に戻り、端子板39と接触することが好ましい。これにより、一旦断線した場合であっても、冷却後再度、通電可能となり、放電ランプ31を継続して使用することができる。
なお、本実施形態では、断線部50として、形状記憶導電線51を用いる例を説明したが、温度変化に応じて変形し、狙いの所定温度以上で端子板39との接触が解除されるように変形する金属であれば使用することが可能である。
また、断線部50として、バイメタルを用いることも好ましい。図8は、断線部50としてバイメタル52を使用した場合の説明図である。図8(A)は放電ランプ31の点灯時であって、低温状態を示す説明図である。また、図8(B)は、放電ランプ31の点灯時であって、過昇温状態となった状態を示す説明図である。
図8の例では、バイメタル52は、放電管32に固定されるとともに、バイメタル52の一端側は第1導電線37に接続され、多端側は端子板39に接触、接続している。図8(A)に示す低温状態では、放電管32、バイメタル52等の各部は、冷却空気aにより低温状態となっており、バイメタル52は低温で延びた状態となっていることで、端子板39と接触して接続されており通電し、放電ランプ31は点灯する。
一方、この状態から、図8(B)に示すように、冷却空気aが停止するなど、冷却装置が適切に機能しない場合、放電ランプ31の放電管32、バイメタル52等の各部は、定格温度以上の高温となってしまう場合がある。
ここで、バイメタル52は、放電ランプ31が過昇温状態となったときに示す所定の温度にて、端子板39側が放電管32から離れる方向(矢印cで示す)に変形するようになっており、放電管32に設置されているバイメタル52は、端子板39との接触が解除されて、通電しなくなり、放電ランプ31が消灯する。また、バイメタル52は、放電ランプ31の消灯後に放電ランプ31が再び低温状態になると、変形前の状態に戻り、端子板39と接触する。
以上説明した本実施形態に係る光源装置によれば、光源装置の設置状態によらず、光源装置が過昇温状態となる場合に、光源装置自体が備える保護機能により光源装置への電力供給を停止することができる。
これにより、光源装置の高寿命化を図ることが可能となるとともに、光源装置の周囲に設けられる樹脂部材などが溶解するなどの安全性の毀損を防止することが可能となる。また、1次側(活電部側)と2次側間のショート、回路の破損を防止することができ、発煙、発火、感電などの危険性を低減することができる。
また、光源装置を画像投射装置が備える場合、画像投射装置の設置状態に影響されることなく、光源装置の異常発熱を、光源装置自体で検出して、保護機能を動作させることができる。また、温度検知センサやサーモスタッド等の光源保護のための他の保護装置を備える必要がなく、低コスト化を図ることが可能となる。
尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
1 プロジェクタ(画像投射装置)
1a 光源蓋
2 光源ホルダ
2a 遮蔽部
2b 位置決め突起
2c 位置決め穴
2d 上面部
2e 貫通穴
3 ガラス板
4 照明ブラケット
4a 位置決め突起
4b 位置決め穴
5 段付きネジ
11 操作部
12 ズームレバー
13 電源スイッチ
14 外部入力端子
15 投射レンズ
16 センサ
17 吸気口
18 排気口
19 冷却ファン
20 光源部
20a 光源ユニット
20b 画像照明光学系
21,31 放電ランプ
22 カラーホイール
23 ライトトンネル
24 リレーレンズ
25 ホイールモータ
26 画像生成部
27 平面ミラー
28 凹面ミラー
29 DMD
30 投射光学部
31 放電ランプ
32 放電管
33 第1電極
34 第2電極
35 発光部
36 第1端子
37 第1導電線
38,40 連結端子板
39 端子板
41 第2端子
42 第2導電線
43 リフレクタ
50 断線部
51 形状記憶導電線
52 バイメタル
200 スクリーン
特開2008−108518号公報

Claims (10)

  1. 発光部を有する放電管と、
    該放電管の前記発光部から出射された光を反射するための反射部と、
    前記放電管内において当該光源装置の光の出射側に設けられる第1電極と、
    前記放電管内において当該光源装置の光の非出射側に設けられる第2電極と、
    前記第1電極と第1端子とを通電させる第1導電部と、
    前記第2電極と第2端子とを通電させる第2導電部と、を備えた光源装置であって、
    前記第1導電部および/または前記第2導電部の少なくとも一部が、温度変化に応じて変形し、所定温度以上となったときに、前記第1電極と前記第1端子および/または前記第2電極と前記第2端子との通電を解除させる断線部となっていることを特徴とする光源装置。
  2. 前記断線部は、所定温度以下となったときに変形前の状態に戻り、断線した電極と端子とを通電可能とすることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記断線部は、前記第1導電部の一部であって、少なくとも一部が前記放電管に接触した状態で設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の光源装置。
  4. 前記断線部は、前記放電管に巻回されていることを特徴とする請求項3に記載の光源装置。
  5. 前記断線部は、前記第2導電部の一部であって、前記放電管に対して前記反射部が設けられない位置に設けられていることを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の光源装置。
  6. 前記断線部は、温度変化に応じて変形する金属からなることを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載の光源装置。
  7. 前記断線部は、形状記憶合金線からなることを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載の光源装置。
  8. 前記断線部は、バイメタルからなることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の光源装置。
  9. 前記第1端子および前記第2端子を備えることを特徴とする請求項1から8までのいずれかに記載の光源装置。
  10. 請求項1から9までのいずれかに記載の光源装置を備えることを特徴とする画像投射装置。
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