JP2011007834A - プロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】プロジェクターの設置姿勢に適さない収納姿勢で光源装置が収納されるのを未然に防止する。
【解決手段】第1姿勢又は前記第1姿勢を重力方向に沿った上下方向において上下を逆転させた第2姿勢のいずれかの姿勢で設置可能なプロジェクターであって、発光部を有する発光管410、発光管410の中心軸を含む平面に対して非対称の形状を有し、発光部411から射出される光を前記発光部へ向けて反射する副反射鏡430と、前記平面に対して非対称の形状を有し、発光部411から射出された光を被照明領域側に反射させる主反射鏡420とを有する光源装置300と、光源装置300を第1姿勢及び第2姿勢の各姿勢に適した収納姿勢で収納可能とする光源装置収納部130と、光源装置300が第2姿勢に適さない収納姿勢で光源装置収納部130に収納されると、第2姿勢設置用部品200の取り付けができないように規制する規制部材160とを有する。
【選択図】図8

Description

本発明は、プロジェクターに関する。
プロジェクターは、テーブルなどに据え置いた状態で使用するだけではなく、天井などに吊るした状態での使用を可能とするものも多い(例えば、特許文献1参照)。なお、テーブルなどに据え置いた状態で使用する場合のプロジェクターの姿勢を据置姿勢と呼び、天井などに吊るした状態で使用する場合のプロジェクターの姿勢を天吊姿勢と呼ぶことにする。
また、プロジェクターに用いられる光源装置として、発光管から射出した光の利用効率を高めるようにした光源装置がある(例えば、特許文献2参照)。
図20は、発光管から射出した光の利用効率を高めるようにした光源装置の構成を概略的に示す図である。特許文献2に開示されている光源装置は、図20に示すように、発光部1を有する発光管2と、発光管2の中心軸1xを含む平面を境にして一方側(図20における中心軸1xの上側半分)のみを覆うように配置され、発光部1から射出される光L1を被照明領域側に反射する主反射鏡(リフレクタという)3と、発光管2における他方側(図20における中心軸1xの下側半分)のみを覆うように配置され、発光管2の発光部1から射出される光L2を発光部1へ向けて反射する副反射鏡(副鏡という)4とを備える。
特許文献2に開示されている光源装置によれば、発光部1から射出される光の一部は副鏡4で反射されたのち、発光部1を通過して、リフレクタ3の反射面に反射されて被照明領域側に射出されるため、発光部1から射出される光を効率よく被照明領域側に進行させることができる。また、このような構成の光源装置によれば、光源装置の厚みを薄くすることができ、それによってプロジェクターの厚みも薄くすることができる。
特開2008−286873号公報 特開2001−109068号公報
一般に、プロジェクターに用いられる光源装置は、供給された電気エネルギーの多くが熱に変換されて高温となることから、ファンなどによる冷却が必要となる。特許文献2に開示されている光源装置(図20参照)の場合、副鏡4で覆われる部分に冷却風が届きにくいため、冷却効率が悪く、より高温となる傾向にある。
特に、据置姿勢だけでなく天吊姿勢での使用を可能とするプロジェクターにおいて、プロジェクターを据置姿勢とした場合と天吊姿勢とした場合とで、光源装置の姿勢も重力方向に沿った上下方向において上下が逆転するため、特許文献2に開示されている光源装置を用いた場合には、発光管2と副鏡4の位置関係も上下方向において上下が逆転する。
すなわち、プロジェクターを天吊姿勢で使用する際は、据置姿勢のプロジェクターを上下を逆転させた状態で設置するため、光源装置も上下が逆転した状態となり、発光管2と
副鏡4との位置関係も上下が逆転する。このため、プロジェクターを据置姿勢とした場合の光源装置の姿勢(図20参照)は、プロジェクターを天吊姿勢とした場合には上下が逆転し、副鏡4が発光管2の上側に位置し、発光管2の上側が副鏡4に覆われる状態となる。
発光管の上側が副鏡に覆われる状態となると、発光管と副鏡との間に熱が蓄積され易くなり、冷却が不十分となる。発光管に冷却の不十分な部分が生じると、発光管を構成する透明部材が熱によって結晶化し、白濁する場合があり、これは、発光管の寿命の低下やプロジェクターから投写される画像の輝度の低下を招くことにもなる。
ところで、光源装置をプロジェクターに収納する際、プロジェクターを据置姿勢で使用するか、天吊姿勢で使用するかによって、光源装置をそれぞれの姿勢に適した収納姿勢でプロジェクターに収納できるような構成を有するプロジェクターも存在する。これによれば、プロジェクターを据置姿勢又は天吊姿勢のいずれの姿勢で使用する場合においても、副鏡を発光管の下側に位置させることができ、上記したような不具合を防止することができる。
しかしながら、このような構成とした場合にも、プロジェクターを据置姿勢で使用する場合に適した収納姿勢で光源装置を収納したまま、当該プロジェクターを天吊姿勢で使用してしまう場合もあり得る。また、逆に、プロジェクターを天吊姿勢で使用する場合に適した収納姿勢で光源装置を収納したまま、当該プロジェクターを据置姿勢で使用する場合もあり得る。
後者の場合、すなわち、プロジェクターを天吊姿勢で使用する場合に適した収納姿勢で光源装置を収納したまま、当該プロジェクターを据置姿勢で使用する場合には、光源装置を適正な向きに取り付けし直すことは容易であるが、前者の場合、すなわち、プロジェクターを据置姿勢で使用する場合に適した収納姿勢で光源装置を収納したまま、当該プロジェクターを天井などに設置してしまうと、光源装置の姿勢を直すのは容易ではない。このため、ユーザーは、光源装置の姿勢が逆向きであることに気がついたとしても、そのままの姿勢で使用してしまうことも多く、その場合、上記したような不具合を招くこととなる。
そこで本発明は、プロジェクターの設置姿勢に適さない収納姿勢で光源装置が収納されるのを未然に防止し、それによって、冷却効率の低下を防止することができるプロジェクターを提供することを目的とする。
本発明の第1のプロジェクターは、設置姿勢を第1姿勢又は前記第1姿勢を重力方向に沿った上下方向において上下を逆転させた第2姿勢のいずれかの姿勢で設置可能なプロジェクターであって、発光部を有する発光管と、前記発光管の中心軸を含む平面に対して非対称の形状を有し、前記発光管を部分的に覆うように配置されて、前記発光部から射出される光を前記発光部へ向けて反射する副反射鏡と、前記発光管の中心軸を含む平面に対して非対称の形状を有し、前記副反射鏡で反射された光と前記発光部から射出された光のうち前記副反射鏡に入射されない光とを反射させて被照明領域側に射出する主反射鏡とを有する光源装置と、前記光源装置を前記第1姿勢及び前記第2姿勢のそれぞれに適した収納姿勢で収納可能とする光源装置収納部と、前記第2姿勢で設置する場合に前記プロジェクターに取り付けられる第2姿勢設置用部品と、前記第2姿勢で設置する場合に前記光源装置が前記第2姿勢に適さない収納姿勢で前記光源装置収納部に収納されると、前記第2姿勢設置用部品を前記プロジェクターに取り付けできないように規制する規制部材とを有することを特徴とする。
本発明の第1のプロジェクターによれば、プロジェクターの設置姿勢に適さない収納姿勢で光源装置が収納されるのを未然に防止し、それによって、冷却効率の低下を防止することができる。すなわち、本発明においては、プロジェクターを第2姿勢で使用する場合、光源装置が第2姿勢に適した収納姿勢で収納された場合のみに、第2姿勢設置用部品の取り付けを可能とするような構造としている。これにより、プロジェクターを第2姿勢として使用する場合には、光源装置は必然的に第2姿勢に適した収納姿勢で収納されることとなる。
なお、この明細書において、「上下方向」とは、重力方向に沿った上下の方向を指しており、重力方向を「下方向」、反重力方向を「上方向」として説明する。なお、「下方向」を「下側」又は「下」と表記する場合もあり、「上方向」を「上側」又は「上」と表記する場合もある。またこの明細書において用いられる「上方向」、「上側」、「上」、「下方向」、「下側」、「下」などは重力方向及び反重力方向に厳密に一致するというものではなく、ある程度の傾きは許容されるものである。
本発明の第1のプロジェクターにおいて、前記第1姿勢は、前記プロジェクターの底面が前記上下方向における下方向に向いた姿勢であって、前記第2姿勢は、前記プロジェクターの底面が前記上下方向において上方向を向いた姿勢であるとしている。
これにより、第1姿勢はプロジェクターを例えばテーブルなどに据え置いて使用する際の姿勢(据置姿勢)であり、第2姿勢はプロジェクターを天井などに吊して使用する際の姿勢(天吊姿勢)である。したがって、第2姿勢設置用部品は、プロジェクターを天井などに取り付けるための金具(天吊金具という)である。
本発明の第1のプロジェクターにおいて、前記第1姿勢又は前記第2姿勢のそれぞれに適した収納姿勢は、前記副反射鏡が前記発光管よりも前記上下方向における下側となる姿勢であるとしている。
このように、プロジェクターを第1姿勢又は第2姿勢のいずれの姿勢とした場合においても、副反射鏡すなわち副鏡が発光管よりも下側となるような姿勢で光源装置がプロジェクターに収納されることによって、冷却効率を高めることができる。すなわち、前述したように、発光管の上側が副鏡に覆われる状態となると、発光管と副鏡との間に熱が蓄積され易くなるが、副鏡が前記発光管よりも下側に存在することにより、発光管の上側に十分な空間が形成されるので、冷却効率を高めることができる。
本発明の第1のプロジェクターにおいて、前記第2姿勢設置用部品は、前記プロジェクターの底面にネジによって取り付けられ、前記規制部材は、前記ネジを通すネジ通し孔と前記光源装置収納部に挿入される挿入突起部とを有し、前記光源装置が前記光源装置収納部に収納される際に前記光源装置の収納に伴って前記上下方向に直交する平面上でスライド可能に設けられていることが好ましい。
このように、本発明の第1のプロジェクターは、光源装置の収納に伴って作動する規制部材によって光源装置が適正な姿勢で収納されるようにしている。これにより、電気的な制御を用いることなく、簡単な機構によって光源装置が適正な収納姿勢で収納されるようにすることができる。このように、電気的な制御を用いないため、プロジェクターの電源を入れる前の段階で光源装置が適正な収納姿勢で収納されるようにすることができ、ユーザーは光源装置の収納姿勢が適正であるか否かをいち早く知ることができる。
本発明の第1のプロジェクターにおいて、前記規制部材は、前記光源装置が前記光源装
置収納部に収納される前の初期位置が、前記ネジ通し孔への前記ネジの通過を可能として前記第2姿勢設置用部品の取り付けを可能とする位置であることが好ましい。
これは、光源装置が光源装置収納部に収納される前の規制部材の初期位置を示すものであり、光源装置が光源装置収納部に収納される前の規制部材の初期位置をこのような位置とすることも可能である。
本発明の第1のプロジェクターにおいて、前記光源装置は、前記規制部材の前記挿入突起部を前記光源装置収納部への収納方向に沿って押圧力を付与可能な規制部材押圧部を有し、前記規制部材押圧部は、前記光源装置が前記第2姿勢に適さない収納姿勢で前記光源装置収納部に収納されたときは、前記規制部材の前記挿入突起部を押圧して前記規制部材を前記初期位置からスライドさせ、前記光源装置が前記第2姿勢に適した収納姿勢で前記光源装置収納部に収納されたときは、前記規制部材の前記挿入突起部を押圧せずに前記規制部材を前記初期位置に保持させるように前記光源装置に設けられていることが好ましい。
このように、光源装置が第2姿勢に適さない収納姿勢で光源装置収納部に収納されたときは、規制部材を初期位置からスライドさせるようにしているので、規制部材のネジ通し孔にネジを通すことができず、第2姿勢設置用部品を取り付けることができない。また、光源装置が第2姿勢に適した収納姿勢で光源装置収納部に収納された場合は、規制部材は初期位置を保持するため、ネジ通し孔にネジを通すことができるので、第2姿勢設置用部品を取り付けることができる。これにより、第2姿勢設置用部品が取り付けられるよりも前の段階で光源装置が光源装置収納部に収納された場合、光源装置が第2姿勢に適した収納姿勢で収納された場合のみに第2姿勢設置用部品を取り付けることができる。
なお、光源装置が前記光源装置収納部に収納される前の段階で第2姿勢設置用部品が取り付けられた場合には、光源装置が第2姿勢に適した収納姿勢で収納されれば、光源装置の収納は可能となる。一方、光源装置が第2姿勢に適さない収納姿勢で収納された場合には、規制部材押圧部が規制部材の挿入突起部を押圧しても規制部材は固定された状態であるので、規制部材はスライドしないため、光源装置を光源装置収納部に対してそれ以上奥に収納させることができない。このため、光源装置を光源装置収納部に対して収納完了状態とすることはできない。なお、「収納完了状態」というのは、例えば、光源装置がプロジェクターの電気回路に接続された状態であり、具体的には、光源装置側のコネクタが光源装置収納部に設けられているプロジェクターの電気回路側のコネクタに接続された状態を指す。
本発明の第1のプロジェクターにおいて、前記規制部材は、前記光源装置が前記光源装置収納部に収納される前の初期位置が、前記ネジ通し孔への前記ネジの通過を不能とする位置であることもまた好ましい。
これは、ネジ通し孔へのネジの通過を不能とする位置を規制部材の初期位置として、光源装置が第2姿勢に適した収納姿勢で光源装置収納部に収納された場合のみに、規制部材のネジ通し孔にネジを通すことができるようにしたものである。このように構成することによっても、プロジェクターを第2姿勢で使用する場合、光源装置が第2姿勢に適した収納姿勢で光源装置収納部に収納されることによって第2姿勢設置用部品の取り付けが可能となる。
本発明の第1のプロジェクターにおいて、前記光源装置は、前記規制部材の前記挿入突起を前記光源装置収納部への収納方向に沿って押圧力を付与可能な規制部材押圧部を有し、前記規制部材押圧部は、前記光源装置が前記第2姿勢に適さない収納姿勢で前記光源装
置収納部に収納されたときは、前記規制部材の前記挿入突起部を押圧せずに前記規制部材を前記初期位置に保持させ、前記光源装置が前記第2姿勢に適した収納姿勢で前記光源装置収納部に収納されたときは、前記規制部材の前記挿入突起部を押圧して前記初期位置から前記規制部材を前記第2姿勢設置用部品の取り付けが可能な位置にスライドさせることが好ましい。
このように、光源装置が第2姿勢に適さない収納姿勢で光源装置収納部に収納されたときは、規制部材は初期位置を保持するので、規制部材はネジを通すことができず、第2姿勢設置用部品を取り付けることができない。また、光源装置が第2姿勢に適した収納姿勢で光源装置収納部に収納された場合は、規制部材は初期位置からスライドしてネジ通し孔にネジを通すことができる状態となるので、第2姿勢設置用部品を取り付けることができる。これにより、光源装置が第2姿勢に適した収納姿勢で収納された場合のみに第2姿勢設置用部品を取り付けることができる。なお、このように、ネジ通し孔へのネジの通過を不能とする位置を規制部材の初期位置とした場合は、光源装置が第2姿勢に適した収納姿勢で収納されない状態では、第2姿勢設置用部品の取り付けは行えない。
本発明の第2のプロジェクターは、設置姿勢を第1姿勢又は前記第1姿勢を重力方向に沿った上下方向において上下を逆転させた第2姿勢のいずれかの姿勢で設置可能なプロジェクターであって、発光部を有する発光管と、前記発光管の中心軸を含む平面に対して非対称の形状を有し、前記発光管を部分的に覆うように配置されて、前記発光部から射出される光を前記発光部へ向けて反射する副反射鏡と、前記発光管の中心軸を含む平面に対して非対称の形状を有し、前記副反射鏡で反射された光と前記発光部から射出された光のうち前記副反射鏡に入射されない光とを反射させて被照明領域側に射出する主反射鏡とを有する光源装置と、前記光源装置を前記第1姿勢及び前記第2姿勢のそれぞれに適した収納姿勢で収納可能とする光源装置収納部と、前記第2姿勢で設置する場合に前記プロジェクターに取り付けられる第2姿勢設置用部品と、前記第2姿勢設置用部品が前記プロジェクターに取り付けられた場合に、前記光源装置が前記第2姿勢に適さない収納姿勢で前記光源装置収納部に収納されることを規制する規制部材とを有することを特徴とする。
本発明の第2のプロジェクターは、光源装置が収納される前の段階で第2姿勢設置用部品が取り付けられた場合には、当該プロジェクターに対して光源装置を適正な収納姿勢でしか収納できないようにしたものである。すなわち、本発明の第2のプロジェクターにおいては、第2姿勢設置用部品がプロジェクターに取り付けられたのち、光源装置が第2姿勢に適さない収納姿勢で前記光源装置収納部に収納されようとすると、光源装置の光源装置収納部への収納が規制される。これにより、第2姿勢設置用部品が取り付けられた場合には、当該プロジェクターに対して光源装置を適正な収納姿勢でしか収納することができない。
これにより、本発明の第2のプロジェクターにおいても、プロジェクターの設置姿勢に適さない収納姿勢で光源装置が収納されるのを未然に防止し、それによって、冷却効率の低下を防止することができる。
本発明の第2のプロジェクターにおいて、前記本発明の第1のプロジェクターと同様、前記第1姿勢は、前記プロジェクターの底面が前記上下方向における下方向に向いた姿勢であって、前記第2姿勢は、前記プロジェクターの底面が前記上下方向において上方向を向いた姿勢であるとしている。
本発明の第2のプロジェクターにおいて、前記本発明の第1のプロジェクターと同様、前記第1姿勢又は前記第2姿勢のそれぞれに適した収納姿勢は、前記副反射鏡が前記発光管よりも前記上下方向における下側となる姿勢である。
本発明の第2のプロジェクターにおいて、前記第2姿勢設置用部品は、前記プロジェクターの底面にネジによって取り付けられ、前記規制部材は、前記ネジの先端に対向するネジ対向突起部と前記光源装置収納部に挿入可能な挿入突起部とを有し、前記第2姿勢設置用部品が取り付けられると前記ネジの先端で前記ネジ対向突起部が押圧され、前記上下方向に直交する平面上での動きが規制された状態で下降して前記挿入突起部が前記光源収納部に挿入可能に設けられていることが好ましい。
このように、本発明の第2のプロジェクターにおいても、光源装置の収納に伴って作動する規制部材によって光源装置が適正な収納姿勢で収納されるようにしている。これにより、電気的な制御を用いることなく、簡単な機構によって光源装置が適正な収納姿勢で収納されるようにすることができる。このように、電気的な制御を用いないため、プロジェクターの電源を入れる前の段階で光源装置が適正な収納姿勢で収納されるようにすることができ、ユーザーは光源装置の収納姿勢が適正であるか否かをいち早く知ることができる。
本発明の第2のプロジェクターにおいて、前記光源装置は、前記規制部材の前記挿入突起部に対して前記光源装置収納部への収納方向に押圧力を付与する規制部材押圧部を有し、前記規制部材押圧部は、前記第2姿勢設置用部品が取り付けられた状態において前記光源装置が前記第2姿勢に適さない収納姿勢で前記光源装置収納部に収納されたときは、前記規制部材の前記挿入突起部に当接し、前記第2姿勢設置用部品が取り付けられた状態において前記光源装置が前記第2姿勢に適した収納姿勢で前記光源装置収納部に収納されたときは、前記規制部材の前記挿入突起部に当接しないように前記光源装置に設けられていることが好ましい。
このように、第2姿勢設置用部品が取り付けられると、規制部材の挿入突起部が光源収納部に挿入された状態となり、第2姿勢に適さない収納姿勢で光源装置収納部に収納された光源装置の規制部材押圧部が規制部材の挿入突起部に当接して、光源装置を光源装置収納部に対してそれ以上奥に収納させることができない。このため、光源装置を光源装置収納部に対して収納完了状態とすることはできない。
本発明の第2のプロジェクターにおいて、前記第2姿勢設置用部品は、前記プロジェクターの底面にネジによって取り付けられ、前記規制部材は、前記ネジの先端に対向するネジ対向突起部と前記光源装置収納部に挿入可能な第1挿入突起部及び第2挿入突起部とを有し、前記第2姿勢設置用部品が取り付けられる前においては、前記第1挿入突起部が前記光源装置収納部から離脱し、前記第2挿入突起部が前記光源装置収納部に挿入され、前記第2姿勢設置用部品が取り付けられると前記第1挿入突起部が前記光源装置収納部に挿入され、前記第2挿入突起部が前記光源装置収納部から離脱した状態となることもまた好ましい。
これは、規制部材が第1挿入突起部及び第2挿入突起部の2つの挿入突起部を有するものである。そして、第2姿勢設置用部品が取り付けられる前においては、第1挿入突起部が前記光源装置収納部から離脱し、第2挿入突起部が光源装置収納部に挿入された状態となり、第2姿勢設置用部品が取り付けられると第1挿入突起部が光源装置収納部に挿入され、第2挿入突起部が光源装置収納部から離脱した状態となる。このような構成としても、電気的な制御を用いることなく、簡単な機構によって光源装置が適正な収納姿勢で収納されるようにすることができる。
本発明の第2のプロジェクターにおいて、前記光源装置は、前記規制部材の前記第1挿入突起部及び第2挿入突起部のいずれかに対して前記収納方向に押圧力を付与する規制部
材押圧部を有し、前記規制部材押圧部は、前記第2姿勢設置用部品が取り付けられた状態において前記光源装置が前記第2姿勢に適さない収納姿勢で前記光源装置収納部に収納されたときは、前記規制部材の第1挿入突起部に当接し、前記第2姿勢設置用部品が取り付けられた状態において前記光源装置が前記第2姿勢に適した収納姿勢で前記光源装置収納部に収納されたときは、規制部材押圧部が前記規制部材の第1挿入突起部に当接しないように前記光源装置に設けられていることが好ましい。
このような構成とすることによって、第2姿勢設置用部品が取り付けられた状態において、光源装置が第2姿勢に適した収納姿勢で光源装置収納部に収納された場合には、光源装置は規制部材の規制を受けずに光源装置収納部に収納することができる。また、光源装置が第2姿勢に適さない収納姿勢で光源装置収納部に収納された場合には、規制部材押圧部は規制部材の第1挿入突起部に当接する。このため、光源装置は規制部材によって、それ以上奥への挿入が規制され、光源装置収納部に対して収納完了状態とすることはできない。
また、規制部材をこのような構成とすることにより、プロジェクターを第1姿勢で使用する場合(第2姿勢設置用部品を取り付けない状態)においても、光源装置が第1姿勢に適さない収納姿勢で収納されるのを防止することができる。
実施形態1に係るプロジェクターPJの外観を概略的に示す斜視図。 プロジェクターPJに天吊金具200を取り付けた状態を示す外観斜視図。 光源装置300に設けられるランプ400の構成を示す図。 実施形態1に係るプロジェクターPJの光学系の概略構成を模式的に示す平面図。 実施形態1に係るプロジェクターPJにおいて使用される光源装置300の外観構成を示す図。 図1(b)に示すプロジェクターPJにおけるプロジェクター筐体100の底面114を切り欠いて示す図。 実施形態1に係るプロジェクターPJの内部構成を示す部分断面図。 図7に示す規制部材160の初期位置の状態から光源装置300の収納と天吊金具200の取り付けを行う場合について説明する図。 実施形態2に係るプロジェクターPJに用いられる光源装置300の構成を示す図。 実施形態2に係るプロジェクターPJの内部構成を示す部分断面図。 図10に示す規制部材160の第2初期位置の状態から光源装置300の収納と天吊金具200の取り付けを行う場合について説明する図。 実施形態3に係るプロジェクターPJの内部構成を概略的に示す図。 実施形態3に係るプロジェクターPJの内部構成を示す部分断面図。 図13に示す状態において天吊金具200が取り付けられた状態を示す図。 天吊金具200が取り付けられた状態における光源装置300の収納操作について説明する図。 実施形態4に係るプロジェクターPJの内部構成を示す部分断面図。 図16(a)に示すような状態において天吊金具200が取り付けられた状態を示す図。 天吊金具200が取り付けられた状態における光源装置300の収納操作について説明する図。 プロジェクターPJを据置姿勢で使用する場合における光源装置300の収納操作と規制部材160との関係について説明する図。 発光管から射出した光の利用効率を高めるようにした光源装置の構成を概略的に示す図。
以下、本発明の実施形態について説明する。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係るプロジェクターPJの外観を概略的に示す斜視図である。図1(a)はプロジェクターPJを第1姿勢すなわちテーブルなどに据え置いた状態で使用する場合の据置姿勢を示し、図1(b)はプロジェクターPJを第2姿勢すなわち天井などから吊り下げた状態で使用する場合の天吊姿勢を示す。図1(b)に示す天吊姿勢は、図1(a)に示す据置姿勢のプロジェクターPJを上下方向において逆転させた姿勢であり、プロジェクターPJの筐体100(プロジェクター筐体100という)の底面114が上方向を向いている。
実施形態1に係るプロジェクターPJの外観構成としては、図1に示すように、プロジェクターPJの筐体(以下ではプロジェクター筐体という)100と、プロジェクター筐体100の前面111に取り付けられた投写レンズ120と、プロジェクター筐体100の背面112又は側面113(実施形態1に係るプロジェクターPJにおいては側面113としている)に設けられ、光源装置300(後述する)が収納される光源装置収納部130と、プロジェクター筐体100の底面114に設けられた4個の脚部141〜144と、プロジェクター筐体100の底面114に設けられ、天吊金具200(図2参照)を取り付けるための複数個所(2箇所とする)の天吊金具取り付け孔151,152とを有している。
なお、天吊金具取り付け孔151,152は、天吊金具200を取り付けるためのネジ211,212(図2参照)を通すだけのいわゆる「バカ孔」である。なお、天吊金具200の取り付け方や光源装置収納部130の形状などについては後述する。
図2は、プロジェクターPJに天吊金具200を取り付けた状態を示す外観斜視図である。天吊金具200は、例えば図2に示すように、プロジェクター筐体100の底面114にネジ211,212によって固定される底面固定金具210と、天井などにネジ(図示せず)などによって固定される天井固定金具220とを有している。なお、図2に示す天吊金具200の構成は一例であって、図2に示すような構成に限られるものではない。
図3は、光源装置300に設けられるランプ400の構成を示す図である。ランプ400は、光源装置300の筐体310(図5参照)内に収納されている。そして、ランプ400は、図3に示すように、発光部411を内包する管球部412及び一対の封止部413,414を有する発光管410と、発光管410の中心軸400xを含む平面Sに対して非対称の形状を有し、発光管410を部分的に覆うように配置されて、発光部411から射出される光L2を発光部411へ向けて反射する副鏡430と、発光管410の中心軸400xを含む平面Sに対して非対称の形状を有し、副鏡430で反射された光L2と発光部410から射出された光のうち副鏡430に入射されない光L1とを反射させて被照明領域側に射出するリフレクタ420とを有する光源装置300とを備えている。
図3に示すランプ400においては、リフレクタ420は、中心軸400xを含む所定の平面Sを境にして一方側(図3における平面Sの上側)に配置されており、副鏡430は、中心軸400xを含む所定の平面Sを境にして他方側(図3における平面Sの下側)で、かつ発光管410の近傍に配置されている。
なお、リフレクタ420は、リフレクタ420の下端部が上記平面Sに一致する必要はなく、平面Sよりも下方向に多少のはみ出し部が存在するよう形状であってもよく、また、平面Sに対して上方向に多少の不足が生じるような形状であってもよい。副鏡430も同様に、副鏡430の上端部が上記平面Sに一致する必要はなく、平面Sよりも上方向に多少のはみ出し部が存在するよう形状であってもよく、また、平面Sに対して下方向に多少の不足が生じるような形状であってもよい。
副鏡430の反射面431は、非球面形状を有し、反射面431で反射される光L2が発光部411に向けて反射されるように構成されている。なお、副鏡430の材質は、例えば、石英ガラスである。
図3に示すように、副鏡430は発光管410における他方側(リフレクタ420の存在しない側)を覆うような形状となっている。このため、前述したように、熱の偏りをなくすためには、副鏡430が発光管410の下側に位置する収納姿勢で光源装置300をプロジェクター筐体100に収納することが重要である。
したがって、光源装置300の収納姿勢は、プロジェクターPJを据置姿勢とした場合又は天吊姿勢とした場合のいずれにおいても、図3に示すように、副鏡430が発光管410の下側となるように光源装置収納部130に収納された姿勢が適正な収納姿勢であり、このような光源装置の収納姿勢を「適正姿勢」と呼ぶことにする。また、それとは逆に、プロジェクターPJを据置姿勢とした場合又は天吊姿勢とした場合のいずれにおいても、副鏡430が発光管410の上側となるように光源装置収納部130に収納された姿勢は不適正な収納姿勢であり、このような光源装置の収納姿勢を「不適正姿勢」と呼ぶことにする。
図4は、実施形態1に係るプロジェクターPJの光学系の概略構成を模式的に示す平面図である。実施形態1に係るプロジェクターの光学系は、図4に示すように、照明装置10と、照明装置10からの照明光束を赤色光、緑色光及び青色光の3つの色光に分離して被照明領域に導光する色分離導光光学系20と、色分離導光光学系20で分離された3つの色光のそれぞれを画像情報に応じて変調する光変調素子としての3つの液晶装置30R,30G,30Bと、これら3つの液晶装置30R,30G,30Bによって変調された色光を合成するクロスダイクロイックプリズム40と、クロスダイクロイックプリズム40によって合成された光をスクリーンSCR等の投写面に投写する投写レンズ120とを有している。
照明装置10は、図4に示すように、被照明領域側に照明光束を射出するランプ(詳細は図3参照)400と、ランプ400からの光をほぼ平行光として射出する凹レンズ11と、第1レンズアレイ12と、第2レンズアレイ13と、偏光変換素子14と、重畳レンズ15とを有する。
色分離導光光学系20は、図4に示すように、ダイクロイックミラー21,22と、反射ミラー23,24,25と、入射側レンズ26と、リレーレンズ27とを有している。色分離導光光学系20は、照明装置10から射出される照明光束を赤色光、緑色光及び青色光の3つの色光に分離して、それぞれの色光を照明対象となる液晶装置30R,30G,30Bに導く機能を有している。
ダイクロイックミラー21は、赤色光成分を反射し、その他の色光成分を透過するミラーである。また、ダイクロイックミラー22は、緑色光成分を反射し、青色光成分を透過するミラーである。
ダイクロイックミラー22で反射された赤色光成分は、反射ミラー23により曲折され、集光レンズ50Rを介して赤色光用の液晶装置30Rの画像形成領域に入射する。ダイクロイックミラー21を通過した緑色光成分及び青色光成分のうち緑色光成分は、ダイクロイックミラー22によって反射され、集光レンズ50Gを通過して緑色光用の液晶装置30Gの画像形成領域に入射する。一方、青色光成分は、ダイクロイックミラー22を透過し、入射側レンズ26、反射ミラー24、リレーレンズ27、反射ミラー25及び集光レンズ50Bを通過して青色光用の液晶装置30Bの画像形成領域に入射する。
なお、図示を省略したが、各集光レンズ50R,50G,50Bと各液晶装置30R,30G,30Bとの間には、それぞれ入射側偏光板が配置され、各液晶装置30R,30G,30Bとクロスダイクロイックプリズム40との間には、それぞれ射出側偏光板が配置されている。これら入射側偏光板、液晶装置30R,30G,30B及び射出側偏光板によって、入射する各色光の光変調が行われる。
クロスダイクロイックプリズム40は、各液晶装置によって色光ごとに変調された光学像を合成してカラー画像を形成する光学素子であり、クロスダイクロイックプリズム40から射出されたカラー画像は、投写レンズ120によって拡大投写され、スクリーンSCR上で画像を形成する。
図5は、実施形態1に係るプロジェクターPJにおいて使用される光源装置300の外観構成を示す図である。図5(a)は光源装置300の斜視図であり、図5(b)は光源装置300の側面図である。なお、図5(b)においては、光源装置300の筐体310(光源装置筐体310という)内にランプ400が収納されている様子が示されているが、図5(b)においては、光源装置筐体310内におけるランプ400の収納姿勢を示すものであるため、主要な構成要素(発光管410、リフレクタ420及副鏡430)のみが示されている。
光源装置300は、直方体の光源装置筐体310の内部にランプ400が収納されている。そして、光源装置筐体310のある1つの外壁面(実施形態1に係るプロジェクターPJにおいては副鏡430の存在する側の外壁面とする)には、後述する規制部材(図6参照)に押圧力を付与する規制部材押圧部320が設けられている。
この規制部材押圧部320は、当該光源装置300をプロジェクター筐体100に設けられた光源装置収納部130に挿入したり光源装置収納部130から取り外したりする方向(光源装置挿脱方向といい、図5の矢印A−A’で示す)に沿って設けられた細長い直線状の凸部である。
ところで、プロジェクターPJに設けられる光源装置収納部130(図1及び図2参照)には、その上下方向の内壁面のそれぞれ対向する位置に2本のガイド溝131,132が設けられている。なお、以下ではガイド溝131を第1ガイド溝131と呼び、ガイド溝132を第2ガイド溝132と呼ぶ。
第1ガイド溝131及び第2ガイド溝132は、光源装置挿脱方向に沿って設けられており、光源装置300が光源装置収納部130に収納される際に、光源装置筐体310に設けられた規制部材押圧部320が挿入されて光源装置300の挿入及び取り外しをガイドするものである。なお、第1ガイド溝131はプロジェクター筐体100の底面114側に設けられ、第2ガイド溝132はプロジェクターの上端面115側に設けられている。
このように、光源装置収納部130の上下両方の内壁面に第1ガイド溝131及び第2
ガイド溝132が設けられることにより、プロジェクターPJを据置姿勢(図1(a)参照)で使用する場合には、光源装置300の規制部材押圧部320が下側となるような姿勢(図5に示す姿勢)で光源装置300を光源装置収納部130に収納することができ、また、プロジェクターPJを天吊姿勢(図1(b)参照)で使用する場合においても、光源装置300の規制部材押圧部320が下側となるような姿勢(図5に示す姿勢)で光源装置300を光源装置収納部130に収納することができる。
これにより、プロジェクターPJを据置姿勢又は天吊姿勢のいずれの姿勢で設置した場合においても、光源装置300を適正姿勢(副鏡430が発光管410よりも下側となる姿勢)で収納することができる。
このように、実施形態1に係るプロジェクターPJは、プロジェクターPJの設置姿勢に適した収納姿勢で光源装置300を光源装置収納部130に収納可能としているが、いずれの場合にも、光源装置300をプロジェクターPJ側の電気回路(図示せず)に接続することが可能となっていることは勿論である。
これは、図示は省略するが、例えば、光源装置収納部130の上部側及び下部側それぞれにプロジェクターPJの電気回路側のコネクタを設けておき、光源装置300の姿勢を変えて光源装置収納部130に収納した場合、光源装置収納部130に対して収納完了状態となると、収納された光源装置300側のコネクタが光源装置収納部130の上部側のコネクタ又は下部側のコネクタのうちの一方のコネクタに接続されるような構成とすることによって実現可能である。
図6は、図1(b)に示すプロジェクター(天吊姿勢としたプロジェクター)PJにおけるプロジェクター筐体100の底面114を切り欠いて示す図である。なお、図6においては、実施形態1に係るプロジェクターPJを説明する上で必要な構成要素のみが図示されている。したがって、プロジェクターPJ内部に収納される光学系や電気回路部品などの構成要素については図示が省略されている。
図6に示すように、プロジェクター筐体100の内部には、天吊金具200の取り付けを規制するための規制部材160が設けられている。この規制部材160は、プロジェクター筐体100の底面114の内壁面と平行に設けられたフレーム170上を規制部材ガイド部171,172に沿って光源装置挿脱方向(図6の矢印A−A’方向)にスライド可能となっている。
また、規制部材160の一端側(光源装置収納部130と反対側の端部)とフレーム170のプロジェクター筐体固定部177との間にはバネ181が介在されている。このバネ181は、矢印A方向に移動しようとする規制部材160に対し矢印A’方向への伸張力を与えるものである。また、規制部材160の他端側(光源装置収納部130側の端部)には、光源装置収納部130の第1ガイド溝131に挿入される挿入突起部163が設けられている。なお、挿入突起部163は、光源装置300が光源装置挿入部130に収納されたことを検出する光源装置収納検出部としての機能を有する。
また、規制部材160は、複数(2個とする)のネジ通し孔161,162を有している。この2個のネジ通し孔161,162は、プロジェクター筐体100の底面114に設けられた天吊金具取り付け孔151,152と同様、ネジ211,212を通すだけのいわゆる「バカ孔」であり、規制部材160に矢印A方向への押圧力が与えられていない状態においては、規制部材160のネジ通し孔161,162と天吊金具取り付け孔151,152とは合致するように規制部材160が位置している。
光源装置300が光源装置収納部130の収納される前の規制部材160の位置、すなわち規制部材160に矢印A方向への押圧力が加わらない規制部材160の位置を規制部材160の初期位置とする。
なお、実施形態1に係るプロジェクターPJにおける規制部材160の初期位置と、後に説明する実施形態2に係るプロジェクターPJにおける規制部材160の初期位置(詳細については後述する)とを区別するために実施形態1に係るプロジェクターPJにおける規制部材160の初期位置を「第1初期位置」とし、実施形態2に係るプロジェクターPJにおける規制部材160の初期位置を「第2初期位置」として説明する。
したがって、実施形態1に係るプロジェクターPJにおいては、規制部材160のネジ通し孔161,162とプロジェクター筐体100の天吊金具取り付け孔151,152とが合致する規制部材160の位置が規制部材160の第1初期位置である。
また、フレーム170には、プロジェクター筐体100の底面114に設けられた天吊金具取り付け孔151,152に対向する位置にネジ通し孔173,174(図7参照)が設けられている。そして、フレーム170における規制部材160のスライド面と反対側の面には、ネジ通し孔173,174を通過したネジ211,212が螺合するナット175,176(図7参照)が設けられている。したがって、天吊金具200を取り付ける際においては、ネジ211,212は、その先端部211a,212a(図8(a)参照)がフレーム170に設けられたナット175,176にまで達し、ネジ211,212とナット175,176とが螺合する。
なお、天吊金具200がプロジェクター筐体100に適切に取り付けられた状態(ネジ211,212を締め付けた状態)としたときは、ネジ211,212の先端部211a,212aがナット175,176の頭部からわずかに突出する状態となるものとする(図8(a)参照)。また、フレーム170はプロジェクターPJを天吊姿勢で設置したときに、プロジェクターPJの重量を十分支えることのできる強度を有してプロジェクターPJに固定されているものとする。
図7は、実施形態1に係るプロジェクターPJの内部構成を示す側断面図である。なお、図7は図6におけるx−x線の矢視断面を示すものであるが、断面で表わされていない構成要素も存在する。
また、図7は、プロジェクターPJを天吊姿勢とした場合において、光源装置300が収納される前の状態を示している。天吊姿勢としたプロジェクターPJに対して光源装置300が収納される前の状態においては、図7に示すように、規制部材160は、バネ181の伸張力によって第1初期位置を保持する。このため、規制部材160のネジ通し孔161,162とプロジェクターPJ側の天吊金具取り付け孔151,152とが合致する状態となる。
図8は、図7に示す規制部材160の第1初期位置の状態から光源装置300の収納と天吊金具200の取り付けを行う場合について説明する図である。図8(a)は光源装置300が適正姿勢(副鏡430が発光管410の下側となる姿勢)でプロジェクターPJの光源装置収納部130に収納された場合であり、図8(b)は光源装置300が不適正姿勢(副鏡430が発光管410の上側となる姿勢)でプロジェクターPJの光源装置収納部130に収納された場合である。
天吊姿勢のプロジェクターPJに対して光源装置300が適正姿勢で収納された場合には、図8(a)に示すように、光源装置300の規制部材押圧部320は、プロジェクタ
ーPJの第2ガイド溝132に入った状態となる。これにより、規制部材160の挿入突起部163は押圧されず、規制部材160はバネ181の伸張力によって第1初期位置を保持する。このため、規制部材160のネジ通し孔161,162とプロジェクターPJ側の天吊金具取り付け孔151,152とが合致する状態となる。
規制部材160のネジ通し孔161,162とプロジェクターPJ側の天吊金具取り付け孔151,152とが合致する状態であれば、ネジ211,212の先端部211a,212aをフレーム170に設けられたナット175,176にまで差し込むことができる。すなわち、ネジ211,212は、天吊金具200のネジ孔、プロジェクター筐体100の天吊金具取り付け孔151,152、規制部材160のネジ通し孔161,162を通過して、その先端部211a,212aがフレーム170に設けられたナット175,176にまで達する。この状態で、ネジ211,212を締め付けることによって天吊金具200をプロジェクター筐体100の底面114側に固定することができる。
一方、天吊姿勢のプロジェクターPJに対して光源装置300が不適正姿勢で光源装置収納部130に収納された場合は、図8(b)に示すように、光源装置300の規制部材押圧部320は、光源装置収納部130の第1ガイド溝131に入った状態となる。これにより、規制部材160の挿入突起部163が光源装置300の規制部材押圧部320によって押圧され、規制部材160はバネ181の伸張力に抗して矢印A方向に移動し、規制部材160のネジ通し孔161,162は天吊金具取り付け孔151,152に対して位置がずれた状態となる。
規制部材160のネジ通し孔161,162が天吊金具取り付け孔151,152に対して位置がずれた状態となると、天吊金具取り付用のネジ211,212の先端部211a,212aは規制部材160に当接した状態となり、フレーム170に設けられたナットにまで到達することができない。したがって、天吊金具200を取り付けることはできない。
このように、光源装置300が不適正姿勢で光源装置収納部130に収納された場合には、天吊金具200を取り付けることができない。なお、ユーザーに対しては、予め、取扱説明書などで、天吊金具を取り付ける場合には、光源装置の取り付け方(収納姿勢)が適正でないと天吊金具の取り付けができないことを明示しておくことが好ましい。これにより、ユーザーは天吊金具の取り付けを行ったとき、天吊金具の取り付けが行えない場合には、光源装置の取り付け方(収納姿勢)が適正でないことに気付く。
また、取扱説明書だけではなく、天吊金具取り付け面(プロジェクター筐体100の底面114側)などにその旨を記載したシールなどを貼付しておけば、光源装置を収納したあとに天吊金具を取り付けようとしたとき、天吊金具の取り付けが行えなかった場合には、ユーザーは光源装置の収納の仕方が悪かったことを容易に知ることができる。また、何らかの方法で警報を出すようにしてもよい。
また、光源装置300を光源装置収納部130に収納する前に天吊金具200の取り付けは可能である。すなわち、光源装置300が光源装置収納部130に収納されない状態においては、規制部材160の挿入突起部163は押圧されず、規制部材160はバネ181の伸張力によって第1初期位置を保持する。このため、規制部材160のネジ通し孔161,162と天吊金具取り付け孔151,152とが合致する状態となっており、図8(a)と同様に天吊金具200の取り付けは可能となる。
なお、天吊金具200が光源装置300よりも先に取り付けられた場合には、規制部材160はネジ211,212によって固定された状態となる。この状態で、光源装置30
0が適正姿勢(図8(a)の姿勢)で収納された場合には、光源装置300の規制部材押圧部320が光源装置収納部130の第2ガイド溝132に入るので、光源装置300を光源装置収納部130に対して収納完了状態とすることができる。
一方、天吊金具200が先に取り付けられた状態で、光源装置300が不適正姿勢(図8(b)の姿勢)で収納された場合には、固定状態となっている規制部材160に光源装置300の規制部材押圧部320が当接して、光源装置300をそれ以上奥に収納することができない。これにより、光源装置300を光源装置収納部130に対して収納完了状態とすることはできない。
なお、「収納完了状態」というのは、前述したように、例えば、光源装置300がプロジェクターPJの電気回路(図示せず)に接続された状態であり、具体的には、光源装置300側のコネクタ(図示せず)が光源装置収納部130に設けられているプロジェクターPJの電気回路側のコネクタ(図示せず)に接続された状態である。
以上説明したように、実施形態1に係るプロジェクターPJにおいては、プロジェクターPJを天吊姿勢とした場合において、光源装置300が適正姿勢(副鏡430が発光管410の下側となる姿勢)となるように光源装置収納部130に収納されれば、天吊金具200の取り付けが可能となるが、光源装置300が不適正姿勢(副鏡430が発光管410の上側となる姿勢)で光源装置収納部130に収納されると、天吊金具200の取り付けが行えなくなる。これにより、実施形態1に係るプロジェクターPJにおいては、当該プロジェクターPJを天吊姿勢で用いようとする場合において、光源装置300が不適正姿勢で収納されるのを未然に防ぐことができる。
このように、プロジェクターPJを天吊姿勢で用いようとする場合には、光源装置300が適正姿勢でしか収納することができないため、従来技術で述べたような課題、すなわち発光管410の上側が副鏡430に覆われることによって発光管410と副鏡430との間に熱がこもり易くなり、冷却が不十分となるといった課題を解消することができる。
なお、上記実施形態1に係るプロジェクターPJの説明においては、プロジェクターPJを天吊姿勢として使用する場合、当該プロジェクターPJを天吊姿勢とした状態、すなわち、図1(b)に示すようにプロジェクターを上下逆さまにした状態で光源装置300を収納する例について説明したが、プロジェクターPJを天吊姿勢として使用する場合においても、プロジェクターPJを据置姿勢とした状態で光源装置300を天吊姿勢に適した収納姿勢で収納してもよいことは勿論である。
このように、プロジェクターPJを据置姿勢とした状態で光源装置300を天吊姿勢に適した収納姿勢で収納するには、据置姿勢としたプロジェクターPJに光源装置300を収納する場合とは逆の姿勢、すなわち上下逆さまとした姿勢(光源装置300の規制部材押圧部320が光源装置収納部130の第2ガイド溝132に入るような姿勢)で光源装置収納部130に収納すればよい。光源装置300のこのような姿勢は、プロジェクターPJを据置姿勢で用いる場合には、不適正姿勢であるが、当該プロジェクターPJを天吊姿勢とすれば、光源装置300は当該天吊姿勢において適正姿勢となる。なお、この状態においては、規制部材160はスライドせず第1初期位置を保持するので、天吊金具200の取り付けが可能となることは勿論である。
[実施形態2]
前述の実施形態1に係るプロジェクターPJは、規制部材160に矢印A方向への押圧力が加わらない状態において、規制部材160のネジ通し孔161,162とプロジェクター筐体100の天吊金具取り付け孔151,152とが合致する規制部材160の位置
を規制部材160の初期位置(第1初期位置)としたが、実施形態2に係るプロジェクターPJは、規制部材160に矢印A方向への押圧力が加わらない状態において、規制部材160のネジ通し孔161,162とプロジェクター筐体100の天吊金具取り付け孔151,152とが合致しない規制部材160の位置を規制部材160の初期位置(第2初期位置)とする。
図9は、実施形態2に係るプロジェクターPJに用いられる光源装置300の構成を示す図である。図9(a)は光源装置300の斜視図であり、図9(b)は光源装置300の側面図である。実施形態2に係るプロジェクターPJに用いられる光源装置300は、規制部材押圧部320がリフレクタ420の存在する側の外壁面に設けられている点が実施形態1に係るプロジェクターPJに用いられる光源装置300と異なるだけであり、その他は実施形態1に係るプロジェクターPJに用いられる光源装置300と同じであるので、同一構成要素には、同一符号が付されている。
なお、図5(b)と同様、図9(b)は光源装置筐体310内におけるランプ400の収納姿勢を示すものであるため、主要な構成要素(発光管410、リフレクタ420及副鏡430)のみが示されている。
図10は、実施形態2に係るプロジェクターPJの内部構成を示す部分断面図である。なお、図10は図6におけるx−x線の矢視断面を示すものであるが、断面で表わされていない構成要素も存在する。
また、図10はプロジェクターPJを天吊姿勢とした場合において、光源装置300が収納される前の状態を示している。天吊姿勢としたプロジェクターPJに対して光源装置300が収納される前の状態においては、図10に示すように、規制部材160はバネ181の伸張力によって第2初期位置を保持する。すなわち、規制部材160の第2初期位置においては、規制部材160のネジ通し孔161,162とプロジェクター筐体100の天吊金具取り付け孔151,152とが不一致の状態となっている。
図11は、図10に示す規制部材160の第2初期位置の状態から光源装置300の収納と天吊金具200の取り付けを行う場合について説明する図である。図11(a)は光源装置300が不適正姿勢(副鏡430が発光管410よりも上側となる姿勢)で収納された場合を示すものであり、図11(b)は光源装置300が適正姿勢(副鏡430が発光管410よりも下側となる姿勢)で収納された場合を示すものである。なお、実施形態2に係るプロジェクターPJの構成要素のうち実施形態1に係るプロジェクターPJの構成要素と同一部分には同一符号が付されている。
実施形態2に係るプロジェクターPJにおいては、規制部材160が第2初期位置にあるときは、プロジェクター筐体100の底面114に設けられた天吊金具取り付け孔151,152と規制部材160に設けられたネジ通し孔161,162とが不一致となっている。
そして、天吊姿勢のプロジェクターPJに対して、光源装置300が適正姿勢で光源装置収納部130に収納されると、規制部材160が光源装置300の規制部材押圧部320によって押圧され、光源装置300が光源装置収納部130に対して収納完了状態となったとき、プロジェクター筐体100の底面114に設けられた天吊金具取り付け孔151,152と規制部材160に設けられたネジ通し孔161,162とが合致するように設定されている。
すなわち、天吊姿勢の状態に置かれたプロジェクターPJに対して光源装置300が不
適正姿勢で収納された場合は、図11(a)に示すように、光源装置300の規制部材押圧部320は、光源装置収納部130の第2ガイド溝132に挿入されるため、規制部材160は第2初期位置を保持する。これにより、プロジェクター筐体100の底面114に設けられた天吊金具取り付け孔151,152と規制部材160に設けられたネジ通し孔161,162とは不一致となったままである。このため、ネジ211,212の先端部211a,212aは、ナット175,176に達することができず、天吊金具200の取り付けは行えない。
一方、光源装置300が適正姿勢で収納された場合は、図11(b)に示すように、光源装置300の規制部材押圧部320は、光源装置収納部130の第1ガイド溝131に挿入されるため、規制部材160は規制部材押圧部320によって押圧されて、矢印A方向に移動する。そして、光源装置300が光源装置収納部130に対して収納完了状態となると、プロジェクター筐体100の底面114に設けられた天吊金具取り付け孔151,152と規制部材160に設けられたネジ通し孔161,162とが合致する。このため、ネジ211,212の先端部211a,212aがナット175,176まで達し、天吊金具200の取り付けが可能となる。
実施形態2に係るプロジェクターPJにおいても、実施形態1に係るプロジェクターPJと同様、プロジェクターPJを天吊姿勢とした場合において、光源装置300が適正姿勢で光源装置収納部130に収納されたのち、収納完了状態となると、天吊金具200の取り付けが可能となる。一方、光源装置300が不適正姿勢で光源装置収納部130に収納された場合には、天吊金具200の取り付けが行えなくなる。
これにより、実施形態2に係るプロジェクターPJにおいても、当該プロジェクターPJを天吊姿勢で用いようとする場合に、光源装置300が不適正姿勢で収納されるのを未然に防ぐことができる。なお、実施形態2に係るプロジェクターPJにおいては、天吊姿勢において、光源装置300が適正姿勢で光源装置収納部130に収納されないと、天吊金具200の取り付けは行えない。
[実施形態3]
実施形態3に係るプロジェクターPJは、天吊金具200が先に取り付けられた場合には、当該プロジェクターPJに対して光源装置300を適正姿勢でしか収納できないようにしたものである。なお、前述した実施形態1に係るプロジェクターPJにおいても、天吊金具200が先に取り付けられた場合には、光源装置300が適正姿勢でしか収納できないような構成となっているが、実施形態3に係るプロジェクターPJは、それを実施形態1に係るプロジェクターPJとは異なる構成で実現する。なお、実施形態3に係るプロジェクターPJの外観は、図1及び図2と同じ外観を有している。
図12は、実施形態3に係るプロジェクターPJの内部構成を概略的に示す図である。なお、図12は、図1(b)に示すプロジェクター筐体100の底面114を切り欠いて示すものである。なお、図12においても、実施形態3に係るプロジェクターPJを説明する上で必要な構成要素のみが図示されている。したがって、プロジェクターPJ内部に収納される光学系や電気回路部品などの構成要素については図示が省略されている。
図13は、実施形態3に係るプロジェクターPJの内部構成を示す部分断面図である。なお、図13は図12におけるx−x線の矢視断面を示すものであるが、断面で表わされていない構成要素も存在する。図12及び図13において、プロジェクター筐体100の底面114の内壁面には、天吊金具取り付け孔151,152に対応する位置に、ナット175,176が固定されている(図13参照)。このナット175,176は、天吊金具200を取り付ける際にネジ211,212が螺合するものである。
また、規制部材160は、プロジェクター筐体100の底面114の内壁面に複数(2個とする)のバネ182,183を介して取り付けられている。なお、バネ182,183は、伸張力が与えられることによって伸張し、当該伸張力が解除されると元に復帰するものである。図13はバネ182,183に伸張力が与えられていない状態である。
また、規制部材160には、ネジ通し孔161とネジ通し孔162との間に細長いガイド孔168が設けられており、このガイド孔168には、プロジェクター筐体100の内壁面に取り付けられたガイド板190が上下方向に貫通している。これにより、規制部材160は、上下方向(矢印B−B’方向)に直交する平面上での動きが規制された状態で、上下方向への移動が可能となっている。
また、規制部材160には、ネジ211,212の先端部211a,212aに対向するネジ対向突起部165,166が設けられている。このネジ対向突起部165,166は、その先端部がナット175,176のネジ孔に挿脱可能となっており、規制部材160の上下方向(矢印B−B’)への移動に伴って、ナット175,176のネジ孔に挿入された状態となったりネジ孔から離脱する状態となったりする。なお、天吊金具200が取り付けられる前の状態においては、規制部材160のネジ対向突起部165,166は、それぞれ対応するナット175,176のネジ孔に挿入された状態となっている。
また、規制部材160は実施形態3に係るプロジェクターPJにおいては、上下方向に移動するものであるため、規制部材160に設けられている挿入突起部163も、第1ガイド溝131に対して上下方向に出入りするものである。このため、実施形態3に係るプロジェクターPJにおいては、光源装置収納部130の第1ガイド溝131は、プロジェクターPJを天吊姿勢(図13に示す姿勢)とした場合、第1ガイド溝131の上側端面が開口されている。
このように構成された実施形態3に係るプロジェクターPJにおいて、天吊金具200が取り付けられていない状態では、図13に示すように、規制部材160は、ネジ対向突起部165,166の先端部がナット175,176のネジ孔に挿入された状態となっており、また、挿入突起部163は、第1ガイド溝131の上方に位置し、第1ガイド溝131から離脱した状態となっている。
図14は、図13に示す状態において天吊金具200が取り付けられた状態を示す図である。図14に示すように、天吊金具200が取り付けられて、ネジ211,212が確実に締め付けられた状態となると、当該ネジ211,212の先端部211a,212aはナット175,176の頭部から突き抜ける位置にまで達する。このため、規制部材160のネジ対向突起部165,166は、ネジ211,212の先端部211a,212aによって下方向(矢印B方向)に押されて、規制部材160がバネ182,183を伸張させながら矢印B方向に下降して行き、挿入突起部163が、第1ガイド溝131内に入り込んだ状態となる。
図15は、天吊金具200が取り付けられた状態における光源装置300の収納操作について説明する図である。図15(a)は光源装置300が適正姿勢で光源装置収納部130に収納された場合であり、図15(b)は光源装置300が不適正姿勢で光源装置収納部130に収納された場合である。
図15(a)に示すように、光源装置300が適正姿勢で光源装置収納部130に収納された場合には、光源装置300の規制部材押圧部320は第2ガイド溝132側に挿入されるので、規制部材押圧部320は光源装置300の挿入突起部163に当接すること
がない。このため、光源装置300は、規制部材160の規制を受けずに光源装置収納部130に収納することができるので、光源装置300を光源装置収納部130に対して収納完了状態とすることができる。
一方、図15(b)に示すように、光源装置300が不適正姿勢で光源装置収納部130に収納されると、光源装置300の規制部材押圧部320は第1ガイド溝131に挿入されるので、規制部材押圧部320は光源装置300の挿入突起部163に当接する。このため、光源装置300は規制部材160によって、それ以上奥への収納が規制され、光源装置300を光源装置収納部130に対して収納完了状態とすることはできない。
このように、実施形態3に係るプロジェクターPJにおいては、天吊金具200が取り付けられている状態では、光源装置300は適正姿勢でしか収納完了状態とすることができない。このため、当該プロジェクターPJを天吊姿勢で用いようとする場合には、光源装置300が不適正姿勢で収納されるのを未然に防ぐことができる。
なお、実施形態3に係るプロジェクターPJは、天吊金具200が取り付けられていない状態(図13参照)では、規制部材160の挿入突起部163は、光源装置収納部130の第1ガイド溝131から離脱した状態となっているため、光源装置300の取り付けは、任意の姿勢で収納可能である。したがって、天吊金具200を取り付ける前に、光源装置300が不適正姿勢で収納されてしまう場合もあるが、仮に、天吊金具200が取り付けられる前に光源装置300が不適正姿勢で光源装置収納部130に収納された場合には、天吊金具200の取り付けができなくなる。
すなわち、天吊金具200が取り付けられる前に光源装置300が不適正姿勢で光源装置収納部130に収納されると、光源装置300の規制部材押圧部320が光源装置収納部130の第1ガイド溝131に挿入された状態となるため、その状態で天吊金具200を取り付けようとして、ネジ211,212を差し込んで規制部材160のネジ対向突起部165,166が押圧されても、規制部材160の挿入突起部163が第1ガイド溝131に入り込むことができない。このため、規制部材160の下降が規制され、ナット175,176のネジ孔が規制部材160のネジ対向突起部165,166によって塞がれたままとなる。この状態においては、ネジ211,212の先端部211a,212aがナット175,176に入り込むことができないので、天吊金具200の取り付けは行えない。
[実施形態4]
図16は、実施形態4に係るプロジェクターPJの内部構成を示す部分断面図であり、図13を一部変形して示す図である。なお、図16は図13と同様、天吊金具200が取り付けられる前の状態を示すものである。図16が図13と異なるのは、規制部材160が第1ガイド溝131及び第2ガイド溝132それぞれに対応して2本の挿入突起部163,164を有している点である。すなわち、第1ガイド溝131に対応した挿入突起部163の他に、第2ガイド溝132に対応した挿入突起部164を有している。以下では、挿入突起部163を第1挿入突起部163とし、挿入突起部164を第2挿入突起部164とする。
第2挿入突起部164は、規制部材160から図16における下方向に延設された下方向延設部164aを有した形状となっている。第2挿入突起部164がこのような形状を有しているため、下方向延設部164aを単純な直線状部材で形成すると、光源装置300内のランプ400から射出される光の進路を遮断することとなるので、下方向延設部164aは、ランプ400から射出される光を遮断しないように、例えば、図16(b)に示すような構成とすることが好ましい。
図16(b)は図16(a)のy−y線の矢視図である。なお、図16(a)においては、光源装置300が挿入されていない状態が示されているが、光源装置300のランプ400と下方向延設部164aとの対応関係を分かりやすくするため、図16(b)では、光源装置300が図示されている。
第1挿入突起部163及び第2挿入突起部164は、いずれか一方の挿入突起部のみがそれぞれ対応するガイド溝に入り込んだ状態となる。すなわち、図16に示すように、天吊金具200が取り付けられていない状態においては、第1挿入突起部163は第1ガイド溝131から離脱した状態となっており、第2挿入突起部164が第2ガイド溝132に入り込んだ状態となっている。
なお、第2挿入突起部164も第2ガイド溝132に対して上下方向に出入りするものであるため、光源装置収納部130の第2ガイド溝132は、プロジェクターPJを天吊姿勢(図16に示す姿勢)とした場合、第2ガイド溝132の下側端面が開口されている。
図17は、図16(a)に示すような状態において天吊金具200が取り付けられた場合を示す図である。天吊金具200が取り付けられると、図17に示すように、規制部材160のネジ対向突起部165,166は、ネジ211,212の先端部211a,212aによって下方向に押圧されて、規制部材160がバネ182,183を伸張させながら下降して行く。このため、規制部材160の第1挿入突起部163は、第1ガイド溝131内に入り込んだ状態となる。一方、第2挿入突起部164は、図17に示すように、第2ガイド溝132から離脱した状態となる。
図18は、天吊金具200が取り付けられた状態における光源装置300の収納操作について説明する図である。図18(a)は光源装置300が適正姿勢で光源装置収納部130に収納された場合であり、図18(b)は光源装置300が不適正姿勢で光源装置収納部130に収納された場合である。
図18(a)に示すように、光源装置300が適正姿勢で光源装置収納部130に収納された場合には、光源装置300の規制部材押圧部320は第2ガイド溝132側に挿入される。このとき、規制部材160の第2挿入突起部164は、第2ガイド溝132から離脱した状態となっているので、光源装置300は、規制部材160の規制を受けずに光源装置収納部130に収納することができる。
一方、図18(b)に示すように、光源装置300が不適正姿勢で光源装置収納部130に収納されると、光源装置300の規制部材押圧部320は、第1ガイド溝131に挿入される。このとき、規制部材160の第1挿入突起部163は、第1ガイド溝131に入り込んだ状態となっているので、規制部材押圧部320は規制部材160の第1挿入突起部163に当接する。このため、光源装置300は規制部材160によって、それ以上奥への挿入が規制され、光源装置300を光源装置収納部130に対して収納完了状態とすることはできない。
また、実施形態4に係るプロジェクターにおいては、プロジェクターPJを据置姿勢で使用する場合(天吊金具200を取り付けない状態)においても、光源装置300が不適正姿勢で収納されるのを防止することができる。
図19は、プロジェクターPJを据置姿勢で使用する場合における光源装置300の収納操作と規制部材160との関係について説明する図である。図19に示すプロジェクタ
ーPJは、図16(a)に示すプロジェクターPJを上下方向に逆転させたものであって、プロジェクターPJを据置姿勢とした場合である。図19(a)は据置姿勢において光源装置300が適正姿勢(副鏡430が発光管410の下側となる姿勢)で光源装置収納部130に収納された場合を示し、図19(b)は据置姿勢において光源装置300が不適正姿勢(副鏡430が発光管410の上側となる姿勢)で光源装置収納部130に収納された場合を示している。
プロジェクターPJを据置姿勢で使用する場合においては、天吊金具200の取り付けが行われないので、図19に示すように、規制部材160の第2挿入突起部164は、第2ガイド溝132に入り込んだ状態にあり、第1挿入突起部163は、第1ガイド溝131から離脱した状態にある。
この状態で、図19(a)に示すように、光源装置300が適正姿勢で収納された場合には、光源装置300の規制部材押圧部320は第1ガイド溝131に存在するため、規制部材160の第1挿入突起部163に当接しない。これにより、光源装置300は、規制部材160の規制を受けずに光源装置収納部130に収納することができる。
一方、図19(b)に示すように、光源装置300が不適切姿勢で収納されると、光源装置300の規制部材押圧部320が光源装置収納部130の第2ガイド溝132に存在するため、光源装置300の規制部材押圧部320は規制部材160の第2挿入突起部164に当接する。このため、光源装置300はそれ以上奥への挿入が規制され、光源装置300を光源装置収納部130に対して収納完了状態とすることはできない。
このように、実施形態4に係るプロジェクターPJにおいては、当該プロジェクターPJを天吊姿勢で使用する場合だけではなく、プロジェクターPJを据置き姿勢で使用する場合においても、光源装置300が不適正姿勢で収納されるのを未然に防ぐことができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能となるものである。例えば、下記(1)〜(6)に示すような変形実施も可能である。
(1)実施形態1及び実施形態2においては、規制部材160は、上下方向に直交する平面上(水平面上)において直線的(図6におけるA−A’方向)にスライドするような構成としたが、水平面上において所定角度で回転するような構成としてもよい。例えば、実施形態1の場合であれば、光源装置300が不適正姿勢で光源装置収納部130に収納されて、規制部材押圧部320が規制部材160の挿入突起部163を押圧すると、規制部材160が所定の回転軸を中心にわずかに回転し、それによって、プロジェクター筐体100の天吊金具取り付け孔151,152と規制部材160のネジ通し孔161,162とが合致しなくなるというような構成とする。このような構成としても、光源装置300が不適正姿勢で光源装置収納部130に収納された場合には、天吊金具の取り付けができないようにすることができる。
(2)前述の各実施形態においては、光源装置挿脱方向(図6における矢印A−A’方向)は、当該光源装置300のランプ400からの光の射出方向と一致する方向とした場合を例示したが、光源装置挿脱方向とランプ400から射出される光の射出方向とは必ずしも一致する必要はなく、プロジェクターの光学系の構成の仕方などによっては、例えば、光源装置300のランプ400から射出される光の射出方向が光源装置挿脱方向に直交する方向であってもよい。
(3)前述の各実施形態においては、光源装置収納部130は、プロジェクター筐体100の側面113に設けられている例を示したが、これに限られるものではなく、背面112側に設けられていてもよい。
(4)規制部材160の形状及び光源装置筐体310に設けられる規制部材押圧部320の形状なども前述の各実施形態に示したものに限られるものではなく、前述の各実施形態で説明したような機能を果たすことができるものであればよい。
(5)前述の各実施形態においては、天吊金具200を取り付けるためのネジ211,212は、ナット175,176によって固定するようにしたが、ナット175,176を構成部品の1つとして用意するのではなく、例えば、実施形態1及び実施形態2の場合であれば、フレーム170のネジ通し孔173,174そのものにネジ211,212と螺合できるような螺刻部を設けるようにしてもよい。
(6)前述の各実施形態においては、光変調素子として液晶パネルを用いた場合が例示されているが、これに限られるものではなく、マイクロミラー型の光変調素子であってもよい。
100・・・プロジェクター筐体、114・・・底面、120・・・投写レンズ、130・・・光源装置収納部、131・・・第1ガイド溝、132・・・第2ガイド溝、151,152・・・天吊金具取り付け孔、160・・・規制部材、161,162・・・ネジ通し孔、163・・・挿入突起部(第1挿入突起部)、164・・・挿入突起部(第2挿入突起部)、164a・・・下方向延設部、165,166・・・ネジ対向突起部、170・・・フレーム、175,176・・・ナット、181,182,183・・・バネ、190・・・ガイド板、200・・・天吊金具(第2姿勢設置用部品)、211,212・・・ネジ、211a,212a・・・ネジの先端部、300・・・光源装置、310・・・光源装置筐体、320・・・規制部材押圧部、400・・・ランプ、410・・・発光管、420・・・リフレクタ(主反射鏡)、430・・・副鏡(副反射鏡)、PJ・・・プロジェクター

Claims (15)

  1. 設置姿勢を第1姿勢又は前記第1姿勢を重力方向に沿った上下方向において上下を逆転させた第2姿勢のいずれかの姿勢で設置可能なプロジェクターであって、
    発光部を有する発光管と、前記発光管の中心軸を含む平面に対して非対称の形状を有し、前記発光管を部分的に覆うように配置されて、前記発光部から射出される光を前記発光部へ向けて反射する副反射鏡と、前記発光管の中心軸を含む平面に対して非対称の形状を有し、前記副反射鏡で反射された光と前記発光部から射出された光のうち前記副反射鏡に入射されない光とを反射させて被照明領域側に射出する主反射鏡とを有する光源装置と、
    前記光源装置を前記第1姿勢及び前記第2姿勢のそれぞれに適した収納姿勢で収納可能とする光源装置収納部と、
    前記第2姿勢で設置する場合に前記プロジェクターに取り付けられる第2姿勢設置用部品と、
    前記第2姿勢で設置する場合に前記光源装置が前記第2姿勢に適さない収納姿勢で前記光源装置収納部に収納されると、前記第2姿勢設置用部品を前記プロジェクターに取り付けできないように規制する規制部材と、
    を有することを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
    前記第1姿勢は、前記プロジェクターの底面が前記上下方向における下方向に向いた姿勢であって、前記第2姿勢は、前記プロジェクターの底面が前記上下方向において上方向を向いた姿勢であることを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項1又は2に記載のプロジェクターにおいて、
    前記第1姿勢又は前記第2姿勢のそれぞれに適した収納姿勢は、前記副反射鏡が前記発光管よりも前記上下方向における下側となる姿勢であることを特徴とするプロジェクター。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のプロジェクターにおいて、
    前記第2姿勢設置用部品は、前記プロジェクターの底面にネジによって取り付けられ、
    前記規制部材は、前記ネジを通すネジ通し孔と前記光源装置収納部に挿入される挿入突起部とを有し、前記光源装置が前記光源装置収納部に収納される際に前記光源装置の収納に伴って前記上下方向に直交する平面上でスライド可能に設けられていることを特徴とするプロジェクター。
  5. 請求項4に記載のプロジェクターにおいて、
    前記規制部材は、前記光源装置が前記光源装置収納部に収納される前の初期位置が、前記ネジ通し孔への前記ネジの通過を可能として前記第2姿勢設置用部品の取り付けを可能とする位置であることを特徴とするプロジェクター。
  6. 請求項5に記載のプロジェクターにおいて、
    前記光源装置は、前記規制部材の前記挿入突起部を前記光源装置収納部への収納方向に沿って押圧力を付与可能な規制部材押圧部を有し、
    前記規制部材押圧部は、前記光源装置が前記第2姿勢に適さない収納姿勢で前記光源装置収納部に収納されたときは、前記規制部材の前記挿入突起部を押圧して前記規制部材を前記初期位置からスライドさせ、前記光源装置が前記第2姿勢に適した収納姿勢で前記光源装置収納部に収納されたときは、前記規制部材の前記挿入突起部を押圧せずに前記規制部材を前記初期位置に保持させるように前記光源装置に設けられていることを特徴とするプロジェクター。
  7. 請求項4に記載のプロジェクターにおいて、
    前記規制部材は、前記光源装置が前記光源装置収納部に収納される前の初期位置が、前記ネジ通し孔への前記ネジの通過を不能とする位置であることを特徴とするプロジェクター。
  8. 請求項7に記載のプロジェクターにおいて、
    前記光源装置は、前記規制部材の前記挿入突起を前記光源装置収納部への収納方向に沿って押圧力を付与可能な規制部材押圧部を有し、
    前記規制部材押圧部は、前記光源装置が前記第2姿勢に適さない収納姿勢で前記光源装置収納部に収納されたときは、前記規制部材の前記挿入突起部を押圧せずに前記規制部材を前記初期位置に保持させ、前記光源装置が前記第2姿勢に適した収納姿勢で前記光源装置収納部に収納されたときは、前記規制部材の前記挿入突起部を押圧して前記初期位置から前記規制部材を前記第2姿勢設置用部品の取り付けが可能な位置にスライドさせることを特徴とするプロジェクター。
  9. 設置姿勢を第1姿勢又は前記第1姿勢を重力方向に沿った上下方向において上下を逆転させた第2姿勢のいずれかの姿勢で設置可能なプロジェクターであって、
    発光部を有する発光管と、前記発光管の中心軸を含む平面に対して非対称の形状を有し、前記発光管を部分的に覆うように配置されて、前記発光部から射出される光を前記発光部へ向けて反射する副反射鏡と、前記発光管の中心軸を含む平面に対して非対称の形状を有し、前記副反射鏡で反射された光と前記発光部から射出された光のうち前記副反射鏡に入射されない光とを反射させて被照明領域側に射出する主反射鏡とを有する光源装置と、
    前記光源装置を前記第1姿勢及び前記第2姿勢のそれぞれに適した収納姿勢で収納可能とする光源装置収納部と、
    前記第2姿勢で設置する場合に前記プロジェクターに取り付けられる第2姿勢設置用部品と、
    前記第2姿勢設置用部品が前記プロジェクターに取り付けられた場合に、前記光源装置が前記第2姿勢に適さない収納姿勢で前記光源装置収納部に収納されることを規制する規制部材と、
    を有することを特徴とするプロジェクター。
  10. 請求項9に記載のプロジェクターにおいて、
    前記第1姿勢は、前記プロジェクターの底面が前記上下方向における下方向に向いた姿勢であって、前記第2姿勢は、前記プロジェクターの底面が前記上下方向において上方向を向いた姿勢であることを特徴とするプロジェクター。
  11. 請求項9又は10に記載のプロジェクターにおいて、
    前記第1姿勢又は前記第2姿勢のそれぞれに適した収納姿勢は、前記副反射鏡が前記発光管よりも前記上下方向における下側となる姿勢であることを特徴とするプロジェクター。
  12. 請求項9〜11のいずれかに記載のプロジェクターにおいて、
    前記第2姿勢設置用部品は、前記プロジェクターの底面にネジによって取り付けられ、
    前記規制部材は、前記ネジの先端に対向するネジ対向突起部と前記光源装置収納部に挿入可能な挿入突起部とを有し、前記第2姿勢設置用部品が取り付けられると前記ネジの先端で前記ネジ対向突起部が押圧され、前記上下方向に直交する平面上での動きが規制された状態で下降して前記挿入突起部が前記光源収納部に挿入可能に設けられていることを特徴とするプロジェクター。
  13. 請求項12に記載のプロジェクターにおいて、
    前記光源装置は、前記規制部材の前記挿入突起部に対して前記光源装置収納部への収納方向に押圧力を付与する規制部材押圧部を有し、
    前記規制部材押圧部は、前記第2姿勢設置用部品が取り付けられた状態において前記光源装置が前記第2姿勢に適さない収納姿勢で前記光源装置収納部に収納されたときは、前記規制部材の前記挿入突起部に当接し、前記第2姿勢設置用部品が取り付けられた状態において前記光源装置が前記第2姿勢に適した収納姿勢で前記光源装置収納部に収納されたときは、前記規制部材の前記挿入突起部に当接しないように前記光源装置に設けられていることを特徴とするプロジェクター。
  14. 請求項9〜11のいずれかに記載のプロジェクターにおいて、
    前記第2姿勢設置用部品は、前記プロジェクターの底面にネジによって取り付けられ、
    前記規制部材は、前記ネジの先端に対向するネジ対向突起部と前記光源装置収納部に挿入可能な第1挿入突起部及び第2挿入突起部とを有し、前記第2姿勢設置用部品が取り付けられる前においては、前記第1挿入突起部が前記光源装置収納部から離脱し、前記第2挿入突起部が前記光源装置収納部に挿入され、前記第2姿勢設置用部品が取り付けられると前記第1挿入突起部が前記光源装置収納部に挿入され、前記第2挿入突起部が前記光源装置収納部から離脱した状態となることを特徴とするプロジェクター。
  15. 請求項14に記載のプロジェクターにおいて、
    前記光源装置は、前記規制部材の前記第1挿入突起部及び第2挿入突起部のいずれかに対して前記収納方向に押圧力を付与する規制部材押圧部を有し、
    前記規制部材押圧部は、前記第2姿勢設置用部品が取り付けられた状態において前記光源装置が前記第2姿勢に適さない収納姿勢で前記光源装置収納部に収納されたときは、前記規制部材の第1挿入突起部に当接し、前記第2姿勢設置用部品が取り付けられた状態において前記光源装置が前記第2姿勢に適した収納姿勢で前記光源装置収納部に収納されたときは、規制部材押圧部が前記規制部材の第1挿入突起部に当接しないように前記光源装置に設けられていることを特徴とするプロジェクター。
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