JP2016079655A - Base isolation structure - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、サイロを格納するバンカー、ボイラ鉄骨、立体倉庫、立体パーキング、荷役設備等の構造物に適用して、構造物の揺れを低減する免震構造に関する。 The present invention relates to a seismic isolation structure that is applied to a structure such as a bunker for storing a silo, a boiler steel frame, a three-dimensional warehouse, a three-dimensional parking, and a cargo handling facility to reduce the shaking of the structure.
サイロを格納するバンカーは、複数の鋼鉄製の柱と複数段の鋼鉄製の梁を備えることによって立体的に組み立てられている。大規模な地震が発生した場合には、この立体倉庫が損壊する可能性がある。よって、このバンカーに免震構造を備えて地震に対する安全性を高めることが考えられている。 The bunker that houses the silo is assembled three-dimensionally by having a plurality of steel columns and a plurality of steel beams. In the event of a large earthquake, this three-dimensional warehouse may be damaged. Therefore, it is considered that this bunker has a seismic isolation structure to increase the safety against earthquakes.
構造物の免震構造としては、立体倉庫を構成する複数の柱の各下端部と基礎との間に、積層ゴムからなる免震構造を備えたものがある(特許文献1)。 As a seismic isolation structure of a structure, there is one having a base isolation structure made of laminated rubber between the lower ends of a plurality of columns constituting a three-dimensional warehouse and the foundation (Patent Document 1).
また、立体倉庫の柱を上下の途中位置で切断した構成として、上側の二本の柱の下端を水平な第一水平部材で連結し、上側の二本の柱に対応する下側の二本の柱の上端部を、前記第一水平部材と係合可能な水平な第二水平部材で連結することにより、前記第一水平部材と第二水平部材を長手方向へ低摩擦部材を介してスライド可能とし、前記第一水平部材と第二水平部材とを粘弾性体で接続したものがある(特許文献2)。 In addition, as a structure in which the pillars of the three-dimensional warehouse are cut at the upper and lower middle positions, the lower ends of the upper two pillars are connected by a horizontal first horizontal member, and the lower two parts corresponding to the upper two pillars By connecting the upper end of the column with a horizontal second horizontal member engageable with the first horizontal member, the first horizontal member and the second horizontal member are slid in the longitudinal direction via a low friction member. There is one in which the first horizontal member and the second horizontal member are connected by a viscoelastic body (Patent Document 2).
しかし、特許文献1のように、多数の柱が設けられる立体倉庫の各柱の下端に積層ゴムによる免震構造を備えた場合には、基礎の増設が必要なことや積層ゴムが比較的高価であることから立体倉庫の設備コストが増加するおそれがあった。
However, as in
また、特許文献2においても、前記第一水平部材と第二水平部材を設け、更に、前記第一水平部材と第二水平部材とを接続する粘弾性体を設ける必要があるために、構造が複雑となって立体倉庫の設備コストが増加するおそれがあった。さらに、特許文献2では、柱を免震する方向が前記第一水平部材と第二水平部材がスライドする長手方向に限定されてしまい、このスライドの方向と直交する方向に対しては免震できないというおそれがあった。
Also in
本発明は、上記従来の問題に鑑みてなしたもので、簡単な構成にて構造物に作用する揺れを免震する免震構造を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above-described conventional problems, and an object of the present invention is to provide a seismic isolation structure that isolates vibrations acting on a structure with a simple configuration.
本発明の免震構造は、基礎又は構造物の一部を構成する第一部材と、前記第一部材の上に配されて構造物の一部を構成する第二部材と、前記第二部材を前記第一部材に付勢する付勢手段と、を備え、前記第一部材と前記第二部材は、前記第二部材が前記第一部材に対して傾斜できるように遊びを持って凹凸嵌合する凹凸遊嵌部を備えたことを特徴としている。 The seismic isolation structure of the present invention includes a first member constituting a part of a foundation or a structure, a second member disposed on the first member and constituting a part of the structure, and the second member. Urging means for urging the first member, and the first member and the second member are recessed and fitted with play so that the second member can be inclined with respect to the first member. It is characterized by having a concave-convex loose fitting portion.
前記付勢手段は、弾性部材によって前記第二部材を前記第一部材に付勢することを特徴としている。 The biasing means biases the second member against the first member by an elastic member.
前記構造物は、平面視した際に長辺と短辺を有する矩形状であり、前記付勢手段は、長辺方向に沿い、且つ、短辺方向の外側位置となるように複数配されることを特徴としている。 The structure has a rectangular shape having a long side and a short side when viewed in plan, and a plurality of the biasing means are arranged along the long side direction and at outer positions in the short side direction. It is characterized by that.
本発明によれば、簡単な構成にて構造物に作用する揺れを免震することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the vibration which acts on a structure with a simple structure can be seismically isolated.
以下、本発明を実施するための形態の例(以下、本実施例と称する。)を、図1〜図5を参照しながら説明する。本実施例では、免震構造を、サイロ11を格納するバンカー1(構造物)に適用した場合で説明する。図1は、サイロ11を格納するバンカー1を示した斜視図である。
Hereinafter, an example of a mode for carrying out the present invention (hereinafter referred to as the present embodiment) will be described with reference to FIGS. In the present embodiment, the case where the seismic isolation structure is applied to the bunker 1 (structure) storing the silo 11 will be described. FIG. 1 is a perspective view showing a
バンカー1は、基礎2の上に建てられた複数の鋼鉄製の柱3と、複数の鋼鉄製の梁4と、を備えることによって立体的に組み立てられている。このバンカー1を構成する鋼鉄製の柱3は、下側の柱部材5(第一部材)、上側の柱部材6(第二部材)の二つの柱部材で構成されている。この下側の柱部材5と上側の柱部材6は、同じ長さでありその端部の凹凸遊嵌部7で接続されている。この凹凸遊嵌部7は、それぞれの柱3の同じ高さ位置に位置する。以下、説明の便宜上、構造物のうちこの凹凸遊嵌部7を境にして上側を構造物の上側部分8と称し、下側を構造物の下側部分9と称する。下側の柱部材5と上側の柱部材6は、同じ長さで説明したが同じ長さでなくても良い。
The
このバンカー1は、幅方向である短辺方向よりも奥行方向である長辺方向の方が長い形状となっており、長辺方向に沿ってサイロ11が上部に支持されている。このサイロ11は、例えば、サイロ11へ投入される石炭を搬送するコンベヤ12と、サイロ11の払い口から払いだされた石炭を図示しないボイラへ搬送するコンベヤ13と、の二つのコンベヤがサイロ11の上下に配されている。サイロ11の下方にコンベヤ13が配置される構成を例示したがこれに限定されない。サイロ11の下方には、石炭を粉末状にするミルや配管が配置されていても良い。
The
図2及び図3を参照しながら、柱部材の接続部である凹凸遊嵌部7を説明する。図2(A)は、柱部材の接続部である凹凸遊嵌部7を拡大して示す斜視図である。図2(B)は、上側の柱部材6を上へ移動させて接続を外した様子を示す斜視図である。図3は、柱部材の接続部である凹凸遊嵌部の断面図である。
With reference to FIGS. 2 and 3, the uneven
免震構造は、構造物の一部を構成する下側の柱部材5と、下側の柱部材5の上に配されて構造物の一部を構成する上側の柱部材6と、上側の柱部材6を下側の柱部材5に連結しながら付勢する連結付勢手段14(付勢手段)と、を備えている。
The seismic isolation structure includes a
下側の柱部材5は、中空の角形鋼材である。その下側の柱部材5の一方側の端部は、上側の柱部材6との凹凸遊嵌部7であり、端部から突出する凸部15と、この凸部15の周りを囲む平坦面部25と、を有している。この凸部15は、外形が直方体形状である。そして、この凸部15の天面35と平坦面部25は、水平方向に対して平行である。また、凸部15の天面35は、矩形状であり、ボルト20を通すための貫通孔35aが四個形成されている。この貫通孔35aは、天面35と相似形の仮想矩形における頂点の位置に形成されている。なお、下側の柱部材5について、中空の角形鋼材を例示して説明したがこれに限定されない。下側の柱部材5は、連結付勢手段14のうちボルト20と圧縮コイルばね22を配置可能な空間さえあれば、他の部分が中実であっても良い。すなわち、下側の柱部材5は、連結付勢手段14のうちボルト20と圧縮コイルばね22を配置可能な空間が形成された中実の角形鋼材も含む。
The
上側の柱部材6は、中空の角形鋼材である。その上側の柱部材6の他方側の端部は、下側の柱部材5との凹凸遊嵌部7であり、端部から凹んだ凹部16と、この凹部16の周りを囲む平坦面部26と、を有している。この凹部16の底面36と平坦面部26は、水平方向に対して平行である。また、この凹部16は、凸部15よりもその幅と奥行きが大きく、底面36までの深さが凸部15の高さと比較して浅くなっている。そして、この凹部16の底面36には、ボルト20を通すための貫通孔36aが四個形成されている。そして、この貫通孔36aは、その形成位置が凸部15に形成された貫通孔35aの位置と対応する位置に形成されている。なお、上側の柱部材6について、中空の角形鋼材を例示して説明したがこれに限定されない。上側の柱部材6は、下側の柱部材5に対して傾斜できるようにする凹部16を有していれば良く、この凹部16さえあれば、中実であっても良い。すなわち、上側の柱部材6は、凹部16を有した中実の角形鋼材も含む。
The
そして、この凹部16は、下側の柱部材5の凸部15が挿し込まれると、遊びを持って凹凸嵌合して上側の柱部材6と下側の柱部材5が接続される。この際、上側の柱部材6の荷重は、シート状の弾性部材18を介した凹部16の底面36と凸部15の天面35との面接触によって支持されている。この際、上側の柱部材6の平坦面部26と下側の柱部材5の平坦面部25は、隙間を持って位置する。そして、下側の柱部材5と上側の柱部材6は、その接続部である凹凸遊嵌部7が遊びを持って凹凸嵌合することによって、上側の柱部材6が下側の柱部材5に対して傾斜することができる。傾斜する際は、先ず、上側の柱部材6における底面36の辺が下側の柱部材5の天面に載置されたシート状の弾性部材18に対して線接触して傾き、そして、上側の柱部材6における平坦面部26が下側の柱部材5の平坦面部25又は凸部15に当接するまで傾斜する。
Then, when the
シート状の弾性部材18は、例えば、ゴムシートである。シート状の弾性部材18は、金属と比較して体積変化の少ない非圧縮性材料である。このゴムシートは、凸部15の天面35と凹部16の底面36との間に介在させて圧縮荷重を受けると、非圧縮のために外側に張り出そうとするが、上下を面で拘束されているために変形することができず、結果的に高い剛性で圧縮荷重を支持する。また、シート状の弾性部材18は、ゴムシートに限定されない。例えば、シリコーンのような発泡材料にて代替することもできる。また、シート状の弾性部材18は、必須の構成ではなく、構成から外しても良い。
The sheet-like
次に図3を参照しながら、連結付勢手段14について説明する。図3は、柱部材の接続部である凹凸遊嵌部7の断面図である。図3に示すとおり、上側の柱部材6の凹部16と、下側の柱部材5の凸部15と、は、連結付勢手段14によって連結されている。この連結付勢手段14は、ボルト20と、ナット21と、圧縮コイルばね22(弾性部材)と、を備えている。この連結付勢手段14は、予め圧縮コイルばね22が通されたボルト20を、下側の柱部材5における凸部15の内側から貫通孔35aを通すとともに、上側の柱部材6における凹部16の底面36に形成された貫通孔36aを通し、圧縮コイルばね22が圧縮された状態でボルト20の先端部分をナット21で締結している。なお、連結付勢手段14について、ボルト20と、ナット21と、圧縮コイルばね22(弾性部材)と、を備えた構成を例示して説明したがこれに限定されない。例えば、連結付勢手段14のうち、ナット21を省略し、上側の柱部材6にネジ溝を形成し、このネジ溝にボルト20を固定させるようにしても良い。
Next, the connection biasing means 14 will be described with reference to FIG. FIG. 3 is a cross-sectional view of the uneven loose
この予め圧縮された圧縮コイルばね22は、上側の柱部材6の凹部16を下側の柱部材5の凸部15に付勢する付勢手段となる。ここで、付勢手段は、上側の柱部材6の自重と上側の柱部材6を介して伝わるサイロ11の重さを含んだ構造物の上側部分8の重さも含んでいる。この付勢手段の付勢力は、上側の柱部材6が下側の柱部材5に対して傾斜する際のトリガーを決定するともに、上側の柱部材6が下側の柱部材5に対して傾斜したり、離れたりした際に元の状態に戻ろうとする復元力となる。
The pre-compressed
また、このように予め圧縮された圧縮コイルばね22を配置する構成は、圧縮コイルばね22の強さを調整することでバンカー1の固有周期を調整することができる。
Moreover, the structure which arrange | positions the
また、上側の柱部材6の凹部16と下側の柱部材5の凸部15は、ボルト20とナット21による連結手段によって連結されており、上側の柱部材6における凹部16の底面36と、下側の柱部材5における凸部15の天面35と、が離れる距離が制限されている。これによって、上側の柱部材6が下側の柱部材5に対して傾斜したり、離れたりしても元の凹凸遊嵌の状態に戻るようになっており、バンカー1の倒壊が防止される。
Further, the
この連結付勢手段14は、下側の柱部材5と上側の柱部材6の内部に配設される構成で外部に露出されない。これによって、風雨の影響を受けず外部に配設される構成のものと比較して、メンテナンス回数を減らすことができる。
This connection biasing means 14 is not exposed to the outside because it is arranged inside the
図4及び図5を参照しながら、上側の柱部材6が下側の柱部材5に対して傾斜したり又は離間したりして地震の揺れを免震する様子を説明する。図4(A)は、平常時のバンカー1の様子を示す斜視図であり、図4(B)は、地震時のバンカー1の様子を示した斜視図である。図5(A)は、地震時において、上側の柱部材6のうち左側の凹凸遊嵌部7を示した断面図である。図5(B)は、地震時において、上側の柱部材6のうち右側の凹凸遊嵌部7を示した断面図である。
With reference to FIG. 4 and FIG. 5, a state where the
図4(a)の状態から、例えば、図4(b)の矢印で示す様に地震によって右方向に揺れが生じたとする。バンカー1は、地震の揺れに伴い構造物の下側部分9が右方向へ移動する。このとき、構造物の上側部分8は、慣性によりその場にとどまろうとする。
From the state of FIG. 4 (a), for example, suppose that shaking occurred in the right direction due to an earthquake as shown by the arrow in FIG. 4 (b). In the
そうすると、図5(A)で示すとおり上側の柱部材6のうち左側が傾くとともに、図5(B)で示すとおり上側の柱部材6のうち右側が下側の柱部材5から離間する。すなわち、図4で示すとおり、バンカー1は、その構造物の上側部分8が上側の柱部材6のうち左側を支点としてロッキングする。このように上側の柱部材6が下側の柱部材5に対して傾斜したり、離間したりすることで、本来、上側の柱部材6から下側の柱部材5に対して生じる引張応力が低減される。
Then, the left side of the
特に、バンカー1のように、サイロ11のような重量物を含む構造物は、地震による揺れの際にその場に踏み止まろうとする慣性力が大きくなっている。このため、地震の揺れに伴って構造物の下側部分9が移動した際に、サイロ11を含む構造物の上側部分8から構造物の下側部分9や基礎2に対し非常に大きな引張応力を生じさせる。
In particular, a structure including a heavy object such as the silo 11, such as the
しかしながら、バンカー1は、上述したとおり構造物の上側部分8を構成する上側の柱部材6が傾斜したり、離間したりすることで、構造物の上側部分8から構造物の下側部分9へ生じる引張応力が低減され、これによってバンカー1に作用する振動や作用する応力が低減される。
However, in the
以下、上述した実施例の変形例を説明する。先ず、図6を用いて連結付勢手段14の配設位置を変更した変形例を説明する。図6(A)は、連結付勢手段14の配設位置を変更した変形例を示す斜視図である。図6(B)は、連結付勢手段14の配設位置を変更した変形例を示す断面図である。なお、この連結付勢手段14の変形例は、配設位置及び皿ばね23を除き、上述した実施例の免震構造の構成と同様の構成であるため、上述した実施例と同様の構成には、同一の符号を付し、上述した実施例の説明と重複することになる説明を省略する。
Hereinafter, modifications of the above-described embodiment will be described. First, the modification which changed the arrangement | positioning position of the connection biasing means 14 is demonstrated using FIG. FIG. 6A is a perspective view showing a modified example in which the arrangement position of the connection urging means 14 is changed. FIG. 6B is a cross-sectional view showing a modification in which the arrangement position of the connection urging means 14 is changed. Since the modified example of the connection biasing means 14 is the same configuration as the configuration of the seismic isolation structure of the above-described embodiment except for the arrangement position and the
図6(A)に示すとおり、下側の柱部材5の平坦面部25には、貫通孔25aが、長辺方向に沿って凸部15の両側に四個、短辺方向に沿って凸部15の両側に二個形成されている。上側の柱部材6の平坦面部26には、貫通孔26aが対応するように形成されている。そして、この変形例に係る連結付勢手段14は、上側の柱部材6における平坦面部26の貫通孔26aと下側の柱部材5における平坦面部25の貫通孔25aにボルト20を通して、皿ばね23を圧縮した状態でナット21を締結している。
As shown in FIG. 6A, the
この変形例の構成によれば、先の実施例と比較して柱部材の中心からより外側位置に連結付勢手段14が配される構成となっている。これによって、傾斜する際のトリガーをより強く設定することができる。また、弾性部材として皿ばね23を採用することによって揺れを減衰させる効果が得られる。
According to the configuration of this modified example, the connection urging means 14 is arranged at a more outer position from the center of the column member than in the previous embodiment. Thereby, the trigger at the time of inclining can be set more strongly. Moreover, the effect which attenuate | damps shaking is acquired by employ | adopting the
次に、図7を参照しながら、連結付勢手段14の配設位置を変更した他の変形例を説明する。図7は、構造物の下側部分9を示した平面図である。図7に示すとおりバンカー1の四隅に下側の柱部材5が配されている。この下側の柱部材5は、平面視した際の長辺がバンカー1の長辺方向に沿うように配されている。
Next, another modification example in which the arrangement position of the connection urging means 14 is changed will be described with reference to FIG. FIG. 7 is a plan view showing the
そして、下側の柱部材5の凸部15の天面35には、貫通孔35bが、バンカーの長辺方向に沿うように、且つ、これらがバンカーの短辺方向の外側位置となるように複数形成される。また、上側の柱部材6における凹部16の底面36には、貫通孔が同様に先の貫通孔35bと対応する位置に三個形成されている。
The through
このように形成された凸部15の貫通孔35bと凹部16の貫通孔にボルト20が通され、圧縮コイルばね22が圧縮された状態でナット21によって締結されて連結付勢手段14が構成される。上側の柱部材6が傾斜する際のトリガーは、この連結付勢手段によって、長辺方向よりも短辺方向の方が強く設定される。
The
ここで、構造物の上側部分8は、平面視した際に長辺方向と短辺方向を有した矩形状であり、その形状から長辺方向よりも短辺方向の向きに傾斜し易くなっている。すなわち、構造物の上側部分8は、その形状から長辺方向よりも短辺方向の方が傾斜する際のトリガーが小さくなっている。よって、本変形例の様に連結付勢手段14を配すると、長辺方向と比較して傾斜し易くなっている短辺方向に対して、効果的にそのトリガーを強めることができる。
Here, the
続いて図8を参照しながら凹凸遊嵌部7の変形例を説明する。図8(A)は、凹凸遊嵌部7の変形例を示す斜視図である。図8(B)は、凹凸遊嵌部7の変形例を示す断面図である。なお、この凹凸遊嵌部7の変形例は、荷重を受ける箇所を除き、上述した実施例の免震構造の構成と同様の構成であるため、上述した実施例と同様の構成には、同一の符号を付し、上述した実施例と説明と重複することになる説明を省略する。この変形例では、シート状の弾性部材18を省略している。
Next, a modified example of the uneven loose
図8(A)に示すとおり、変形例に係る凹凸遊嵌部7は、上側の柱部材6の荷重を、下側柱部材の平坦面部25と上側の柱部材6の平坦面部26との面接触によって支持する構成となっている。ここで、上側柱部材の平坦面部26は凹部16の外側に位置し、下側の柱部材5の平坦面部25も凸部15の外側に位置する。すなわち、上述した実施例よりも上側柱部材の荷重が中心から外側位置で支持される構成となっている。これによって、上側の柱部材6が傾斜する際のトリガーをより強めることができる。また、本変形例によれば、図8(B)で示すとおり外観が凹凸のない面一の構成とすることができる。
As shown in FIG. 8 (A), the uneven loose
本発明の免震構造によれば、構造物の一部を構成する下側の柱部材5と、この下側の柱部材5の上に配されて構造物の一部を構成する上側の柱部材6と、上側の柱部材6を下側の柱部材5に付勢する連結付勢手段14と、を備えている。そして、下側の柱部材5と上側の柱部材6は、上側の柱部材6が下側の柱部材5に対して傾斜したり、離間したりするように遊びを持って凹凸嵌合する凹凸遊嵌部7を備えている。これによって、上側の柱部材6が下側の柱部材5に対して傾斜したり、離間したりすることで、上側の柱部材6から下側の柱部材5に対して生じる引張応力が低減され、これによってバンカー1に作用する地震の揺れが免震されて、バンカーの倒壊のおそれが少なくなる。
According to the seismic isolation structure of the present invention, the
また、本発明の構造物の免震構造によれば、連結付勢手段14(付勢手段)は、弾性部材である圧縮コイルばね22又は皿ばね23によって上側の柱部材6を下側の柱部材5に付勢している。これによって、上側の柱部材6が下側の柱部材5に対して傾斜する際のトリガーを決定するとともに、上側の柱部材6が下側の柱部材5に対して傾斜したり、離れたりした際に元の状態に戻ろうとする復元力を与える。そして、この弾性部材である圧縮コイルばね22又は皿ばね23のばねの強さを調整することで建物の固有周期を調整することもできる。
Further, according to the seismic isolation structure of the structure of the present invention, the connecting urging means 14 (the urging means) causes the
また、本発明の免震構造によれば、連結付勢手段14は、上側の柱部材6が下側の柱部材5に対して傾斜したり離れたりしても元の姿勢に戻れるように上側の柱部材6と下側の柱部材5を連結する。これによって、上側の柱部材6が下側の柱部材5に対して傾斜したり、離れたりしてもその自重又は弾性部材によって元の状態に戻ってバンカー1の倒壊が防止される。
Further, according to the seismic isolation structure of the present invention, the connection biasing means 14 is arranged so that the
また、本発明の免震構造によれば、構造物であるバンカー1は、平面視した際に長辺と短辺を有する矩形状であり、連結付勢手段14は、長辺方向に沿い、且つ、短辺方向の外側位置となるように複数配されている。これによって、バンカー1の形状から長辺方向と比較して傾斜し易くなっている短辺方向に対して効果的に弾性部材によるトリガーを設定することができる。
Further, according to the seismic isolation structure of the present invention, the
また、本発明の免震構造によれば、上側の柱部材6と下側の柱部材5の間にシート状の弾性部材18を介在させている。これによって、介在されたシート状の弾性部材18は、緩衝材として作用し、上側の柱部材6と下側の柱部材5の接触に伴う高周波振動の発生を抑制する。
Further, according to the seismic isolation structure of the present invention, the sheet-like
また、本発明の免震構造は、免震する構造物の垂直方向に複数段となるように複数の凹凸遊嵌部7を有する構成でも良い。このように配置すると、単段で免震する場合よりも、より大きな揺れを吸収できる。
Moreover, the structure which has the some uneven | corrugated loose-
なお、本発明の免震構造は、実施例において第一部材を下側の柱部材5とし、第二部材を上側の柱部材6とした構成で説明したがこれに限定されない。例えば、第一部材は、基礎2であっても良い。第一部材が基礎2の場合は、基礎2の上に建てられた構造物が基礎2に対してロッキングすることで構造物から基礎に生じる引張応力が低減される。
In addition, although the seismic isolation structure of this invention demonstrated in the Example the structure which made the 1st member the
また、本発明の免震構造は、実施例において上側の柱部材6に凹部16を形成し、下側の柱部材5に凸部15を形成する構成で説明したがこれに限定されない。上側の柱部材6に凸部15を形成し、下側の柱部材5に凹部16を形成する構成でも良い。この場合、連結付勢手段14のうちボルト20と圧縮コイルばね22が上側に配置され、ナット21が下側に配置される。すなわち、図3に示す構成において、天地逆となる。また、連結付勢手段14は、ボルト20と圧縮コイルばね22が凸部15の内部に配置され、ナット21が凹部16の底面36における裏面に固定する構成で説明したがこれに限定されない。連結付勢手段14は、ボルト20と圧縮コイルばね22が凹部16の底面36における裏面側に配置され、ナット21が凸部15の天面35の裏面に固定するようにしても良い。
Moreover, although the seismic isolation structure of this invention demonstrated in the Example the structure which forms the recessed
また、下側の柱部材5と上側柱部材の端部には、端部から張り出す矩形状のフランジを有していても良い。また、このフランジは、長辺と短辺を有する長方形状、長軸と短軸を有する楕円も含み、また、一部が切り欠きされた形状も含んでも良い。
Moreover, you may have the rectangular flange which protrudes from an edge part in the edge part of the
また、連結付勢手段14は、これに替えてボルト20とナット21のみで連結する連結手段のみで構成しても良い。この場合は、上側の柱部材6の自重、及びこの上側の柱部材6を介して作用する構造物の上側部分8の自重が付勢手段となってトリガーを決定する。この場合は、先の構成と比較して圧縮コイルばね22が省略されるため、免震周期の調整と減衰効果を得られなくなるがコストを下げることができる。なお、連結付勢手段14を構成する弾性部材について、圧縮コイルばね22と皿ばね23を例示したがこれに限定されない。連結付勢手段14を構成する弾性部材は、上側の柱部材6の凹部16を下側の柱部材5の凸部15に付勢する機能を有する部材であればどのような部材が用いられても良い。また、図6で示す変形例で皿ばね23を用いた構成で説明し、他の例で圧縮コイルばね22を用いた構成で説明したがその構成に限定されるものでなく、圧縮コイルばね22を用いた構成を皿ばね23にしても良いし、皿ばね23を用いた構成を、圧縮コイルばね22を用いた構成にしても良い。そして、連結付勢手段14を構成する弾性部材は、皿ばね23を用いた方が、摩擦減衰が得られるため、こちらを用いる方が好ましい。
Alternatively, the connection urging means 14 may be constituted by only a connection means that is connected only by the
また、本発明の免震構造は、下側の柱部材5と上側の柱部材6の接続部において、凹凸遊嵌部7が一つである構成で説明したがこれに限定されない。下側の柱部材5と上側の柱部材6の接続部には、複数の凹凸遊嵌部7を形成して遊嵌させるようにしても良い。例えば、一方の柱部材の接続端における四隅に凹部16を形成し、他方の柱部材の接続端における四隅に凸部15を形成するようにしても良い。また、下側の柱部材5と上側の柱部材6の接続部が複数の凹凸遊嵌部7で遊嵌する場合、一方側の接続端を、凹部16と凸部15を組み合わせた構成とし、他方側の接続端もこれに対応するように凸部15と凹部16を組み合わせるようにしても良い。例えば、一方の柱部材の接続端における四隅に凹部16をそれぞれ形成した上で真ん中に凸部15を形成し、そして、他方の柱部材の接続端における四隅に凸部15をそれぞれ形成した上で真ん中に凹部16を形成するようにしても良い。また以上に説明した構成は、凹部16とこれに対応する凸部15に対して、連結付勢手段をその全てに配しても良いし、一部に配しても良いし、配さなくても良い。
Moreover, although the seismic isolation structure of this invention demonstrated the structure with the uneven | corrugated loose
また、本発明の免震構造は、上述の実施例に示したバンカー以外に、ボイラ鉄骨、立体パーキング、荷役設備等の様々な構造物に適用できる。 Further, the seismic isolation structure of the present invention can be applied to various structures such as boiler steel frames, three-dimensional parking, cargo handling facilities, etc. in addition to the bunker shown in the above-described embodiment.
また、本発明の免震構造は、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更できる。 In addition, the seismic isolation structure of the present invention can be variously modified without departing from the gist of the present invention.
1 バンカー(構造物)
2 基礎(第一部材)
3 柱
5 下側の柱部材(第一部材)
6 上側の柱部材(第二部材)
7 凹凸遊嵌部
8 構造物の上側部分
9 構造物の下側部分
14 連結付勢手段
1 Bunker (structure)
2 Foundation (first member)
3
6 Upper column member (second member)
7 Concavity and convexity free
Claims (3)
前記第一部材の上に配されて構造物の一部を構成する第二部材と、
前記第二部材を前記第一部材に付勢する付勢手段と、を備え、
前記第一部材と前記第二部材は、前記第二部材が前記第一部材に対して傾斜できるように遊びを持って凹凸嵌合する凹凸遊嵌部を備えたことを特徴とする構造物の免震構造。 A first member constituting a part of the foundation or structure;
A second member disposed on the first member and constituting a part of the structure;
Urging means for urging the second member to the first member,
The first member and the second member are provided with a concave and convex loose fitting portion that has a concave and convex fitting with play so that the second member can be inclined with respect to the first member. Seismic isolation structure.
前記付勢手段は、長辺方向に沿い、且つ、短辺方向の外側位置となるように複数配されることを特徴とする請求項1又は2に記載の構造物の免震構造。 The structure is a rectangular shape having a long side and a short side when viewed in plan,
The seismic isolation structure for a structure according to claim 1 or 2, wherein a plurality of the urging means are arranged along the long side direction and at outer positions in the short side direction.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014211398A JP2016079655A (en) | 2014-10-16 | 2014-10-16 | Base isolation structure |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113530336A (en) * | 2021-08-02 | 2021-10-22 | 重庆大学 | Concrete column with additional replaceable damper of steel pipe concrete structure |
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2014
- 2014-10-16 JP JP2014211398A patent/JP2016079655A/en active Pending
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