JP2016073126A - リニアアクチュエータ及び電動ブラシ、電動切削機及び電動エアポンプ - Google Patents

リニアアクチュエータ及び電動ブラシ、電動切削機及び電動エアポンプ Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成で、小型化を図ることができ、組み立て性の向上、及び、コストの低廉化を図りつつ、安定した直線往復運動を実現できるリニアアクチュエータを提供すること。
【解決手段】固定体40は、コイル21を有する電磁石20を有する。可動体50は、コイル21の巻回軸CL方向でコイル21に対向し、且つ、コイル巻回軸CL方向に単極着磁された磁石30と、同CL方向に延びる出力軸60とを有する。弾性体70は、コイル巻回軸CL方向に沿って配置され、その配置方向で弾性変形し、可動体50をコイル巻回軸CL方向で往復運動自在に支持する。弾性体70は、電磁石20及び磁石30との間に中心側エアギャップCGが形成されるように、コイル巻回軸CL方向で離間する両端部71、72で固定体40と可動体50とに固定される。
【選択図】図3

Description

本発明は、直線的な方向に動力を発するリニアアクチュエータ及び電動ブラシ、電動切削機及び電動エアポンプに関する。
従来、美顔器、電動歯ブラシ、電動かみそり、電動靴磨き器、電動洗車器等の電動ブラシにおいては、美顔器のブラシヘッド、歯ブラシ部、刃、靴磨きブラシ、洗車ブラシ等の可動部が往復運動することにより、肌、歯、剃毛等に対する理美容行為、及び靴、車のボディに対する磨きや洗浄行為を行っている。また、従来、電動のこぎり、電動彫刻刀等の電動切削機においては、のこぎりの刃、彫刻刀の刃等の可動部が往復運動することにより、木材や金属材等に対する切断、切削、彫刻等の加工行為を行っている。更に、従来、血圧計等に用いられる電動エアポンプにおいては、ダイヤフラムの可動部が往復運動することにより、電動エアポンプの吸気及び排気行為を行っている。
これら電動ブラシ、電動切削機、電動エアポンプの可動部を駆動する構造には、通常の軸回り回転を行う回転式DCモータの回転を運動方向変換機構により直線往復運動又は往復回転運動に変換する構造が多く用いられている。このように運動方向変換機構を用いる構造では、駆動方向を変換する際の複雑な機構を占めるスペースが必要となるため、小型化することは困難である。また、運動変換機構では、駆動の際に生じる騒音が大きく、さらには動力ロスが発生するといった効率悪化の恐れがあるため、別な構造として、可動部を往復直線運動させるアクチュエータの構造が考えられている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特許文献1では、往復式電気カミソリ等で用いられる振動型リニアアクチュエータが開示されている。このリニアアクチュエータは、固定子の電磁石の上に、着磁方向を横方向にして配置された磁石を有する可動子を配置し、可動子(磁石)を、固定子に対して横方向に往復動させる。
また、特許文献2では、歯ブラシ等の円筒形状の器具に搭載できるような円筒型リニア駆動アクチュエータが開示されている。このアクチュエータでは、可動対象である軸の外周にプランジャを設け、このプランジャの外周に、コイルを挟んだ2つのリング状のマグネットを、コイルとともに外挿して配置している。そして、コイルに通電して、プランジャ自体を励磁して電磁石として機能させ、軸を軸方向に移動させている。
また、可動体を往復直線運動させる構造としては、特許文献3に開示されたバイブレータが知られている。このバイブレータでは、基板に支持されたコイルに、コイルの軸芯方向に沿って振動可能な振動体が対向するように設けられている。振動体は、円環状の錘の中央に磁石を配置し、磁石を囲むように配置された板バネを介して、磁石を錘に、コイルの軸芯方向に沿って変位可能に支持させている。
特開2005−160134号公報 特許第3475949号公報 特開2013−233537号公報
しかしながら、特許文献1は、可動部としての可動子(磁石)を、固定子に対して横方向に往復動させる。この構造により、電動歯ブラシ等の円筒形状の器具へ搭載する際、可動子が可動するために、固定子及び可動子が並ぶスペースと、このスペースに対して直交する横方向のスペースも確保する必要となり、製品の小型化を図ることが困難となる。また、特許文献2では、円筒形状の器具への搭載は可能であるものの、複数の磁石を使用することから、部品点数が多くなり、組み立て性の悪化やコストの高騰化に繋がる。また、特許文献3では、移動体(可動部)を支持する軸がなく、バイブレータ自体が振動する構成のため、円筒状の電動理美容器具に適用する際に必要なカミソリの刃や歯ブラシ等のアタッチメントを取り付けて、直線方向の駆動性を確保することは難しい。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で、小型化を図ることができ、組み立て性の向上、及び、コストの低廉化を図りつつ、安定した直線往復運動を実現できるリニアアクチュエータ及び電動ブラシ、電動切削機、電動エアポンプを提供することを目的とする。
本発明のリニアアクチュエータの一つの態様は、コイルを有する電磁石と、前記コイルのコイル巻回軸方向で前記コイルに対向して配置され、且つ、前記コイル巻回軸方向に単極着磁された磁石とを備えるアクチュエータであって、前記電磁石及び前記磁石のうち一方を有し、前記コイル巻回軸方向に延びる出力軸を有する可動体と、前記電磁石及び前記磁石のうち他方を有する固定体と、前記コイル巻回軸方向に沿って配置され、且つ、前記コイル巻回軸方向で弾性変形して、前記可動体を前記コイル巻回軸方向で往復動自在に支持する弾性体と、前記可動体の共振周波数に略等しい周波数の交流を前記コイルに供給する交流供給部と、を有し、前記弾性体は、前記電磁石及び前記磁石との間にエアギャップが形成されるように、前記コイル巻回軸方向で離間する両端部で前記固定体と前記可動体とに固定されている構成を採る。
本発明の電動ブラシ、電動切削機、電動エアポンプの一つの態様は、上記構成のアクチュエータを備える構成を採る。
本発明によれば、電磁石のコイルと、コイル巻回軸が着磁方向である磁石とがコイル巻回軸方向で対向して配置され、コイル巻回軸方向で離間する両端部でそれぞれ固定された弾性体で、固定体に可動体をコイル巻回軸方向で往復動自在に支持させている。これにより、簡易な構成で、小型化を図ることができ、組み立て性の向上、及び、コストの低廉化を図りつつ、安定した直線往復運動を実現することができる。
本発明に係る実施の形態1のリニアアクチュエータを示す外観図 本発明に係る実施の形態1のリニアアクチュエータの分解斜視図 本発明に係る実施の形態1のリニアアクチュエータの要部構成を示す概略断面図 本発明に係る実施の形態1のリニアアクチュエータの磁気回路を示す平断面図 本発明に係る実施の形態1のアクチュエータにおいて交流供給部からコイルに供給される交流の周期を示す図 本発明に係る実施の形態2のリニアアクチュエータの説明に供する図 本発明に係る実施の形態3のリニアアクチュエータの説明に供する図 本発明に係る実施の形態4のリニアアクチュエータを示す外観図 本発明に係る実施の形態4のリニアアクチュエータの分解斜視図 本発明に係る実施の形態4のリニアアクチュエータの要部構成を示す概略断面図 本発明に係る実施の形態5のリニアアクチュエータを示す外観図 本発明に係る実施の形態5のリニアアクチュエータの分解斜視図 本発明に係る実施の形態5のリニアアクチュエータの要部構成を示す概略断面図 本発明に係る実施の形態6のリニアアクチュエータを示す外観図 本発明に係る実施の形態6のリニアアクチュエータの分解斜視図 本発明に係る実施の形態6のリニアアクチュエータの要部構成を示す概略断面図 本発明に係る実施の形態7のリニアアクチュエータにおける要部構成を示す概略断面図 本発明に係る実施の形態7のリニアアクチュエータの磁石を示す斜視図 本発明に係る実施の形態のリニアアクチュエータを備える電動歯ブラシを示す斜視図 同電動歯ブラシの要部構成を示す概略断面図 本発明に係る実施の形態のリニアアクチュエータを備える電動切削機を示す斜視図 同電動切削機の要部構成を示す概略断面図 本発明に係る実施の形態のリニアアクチュエータを備える電動エアポンプを示す斜視図 同電動エアポンプの要部構成を示す概略断面図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係る実施の形態1のリニアアクチュエータを示す外観図であり、図2は、同リニアアクチュエータの分解斜視図である。
図1及び図2に示すリニアアクチュエータ10は、固定体40と、出力軸60を備える可動体50と、固定体40に可動体50を出力軸60の軸(CL)方向に可動自在に支持する弾性体70と、を有する。
図1及び図2に示すリニアアクチュエータ10では、可動体50は、交流供給部80からの電力供給によって固定体40に対して軸CL方向に往復運動(往復動)し、これに伴い出力軸60が軸CL方向に往復運動(図1に矢印で示す)して、外部に出力される。
図3は、同リニアアクチュエータの要部構成を示す概略断面図である。
図2及び図3に示すように、リニアアクチュエータ10は、コイル21を有する電磁石20と、磁石30とを備える。磁石30は、コイル21に対して、コイル21のコイル巻回軸(出力軸60の軸CLに相当)方向で対向して配置され、コイル21のコイル巻回軸方向に単極着磁されている。
図2及び図3に示すようにリニアアクチュエータ10では、電磁石20を固定体40側に設け、磁石30を可動体50側に設けている。
固定体40は、電磁石20と、ベースプレート41と、軸受け44と、バネ受け部46とを有する。
電磁石20は、コイル21と、ボビン23と、本体コア25とを有し、本体コア25は板コア26に一体的に接合される。
ボビン23は、非磁性体であり、円筒状の胴体の両端部にフランジを有し、胴体の外周に、コイル21が、コイル21の巻回軸(軸CLに相当するため、以下では、コイル巻回軸CLとも称する)をボビン23の中心軸として巻回されている。コイル21が巻回されたボビン23は、全体として円筒状に形成されている。
コイル21のコイル巻線は、図示しない基板に接続されており、基板を介して外部端子に接続される。コイル21には、外部端子を介して交流供給部80から交流電源(交流電圧)が供給される。
本体コア25は、磁性体であり、ボビン23の胴体内に、軸方向に延在して内嵌している。本体コア25は、円筒形状をなし、ここでは、ボビン23の軸方向の長さと同様の長さを有する。本体コア25の内部には、出力軸60が移動自在に挿通される軸受け44が取り付けられている。
コイル21が巻回されたボビン23は、本体コア25とともに板コア26に密着している。板コア26は磁性体であり、本体コア25と一体化する固定側の断面T字状のコアとして機能する。板コア26とともに、コイル21、ボビン23及び本体コア25は、ベースプレート41に固定されている。
ベースプレート41は、コイル巻回軸CLと直交し、出力軸60が遊挿される正面板部41aと、正面板部41aの離れた平行な端辺部からコイル巻回軸CLに沿って延在し、電磁石20及び磁石30を囲む側面板部41b、41cとを有する。
ベースプレート41は、アルミニウム等の非磁性体により形成されており、正面板部41a及び側面板部41b、41cにより断面U字状に形成されている。ベースプレート41では、正面板部41aの裏面(後側の面)側で、板コア26を介してコイル21、ボビン23及び本体コア25が固定され、これらを挟むように、側面板部41b、41cで覆う形状をなしている。
側面板部41b、41cにおいて正面板部41aが接合する端辺部と反対側の端辺部(後側端部)には、ベースプレート41内に配置された可動体50を支持する弾性体(コイルバネ)70を受けるバネ受け部46が架設されている。
バネ受け部46は、正面板部41aに対して平行に配置され、側面板部41b、41cの端辺部(後側端部)にボルトで強固に固定されている。これにより、ベースプレート41及びバネ受け部46は、内部に電磁石20及び磁石30を有する磁気回路を収容した矩形枠状のアクチュエータフレームを形成している。
可動体50は、磁石30と、出力軸60と、ヨーク52と、可動側で弾性体(バネ)を受ける可動側受け部54と、固着板部56とを有する。
磁石30は、コイル巻回軸CL方向に厚みを有する円環状をなしており、その厚み方向で着磁されている。つまり、磁石30は、着磁方向を、コイル巻回軸CL方向に合わせて配置されている。磁石30は、電磁石20(具体的には本体コア25)との間に所定間隔(中心側エアギャップCG)を空けて配置されている。ここでは、磁石30は、電磁石20側に開口するカップ状のヨーク52内のヨーク底面部521に固定されている。磁石30は、例えば、ネオジウム磁石(ネオジウム焼結磁石やネオジウムボンド磁石)を適用しても良い。ネオジウム磁石を用いれば、小型であっても、エネルギー変換効率を高めることができ、アクチュエータ10自体の小型化を図れる。
ヨーク52は、磁性体であり、絞り加工によりカップ状に形成されている。具体的には、磁石30が固定されるヨーク底面部521の外周から、電磁石20側に突出するヨーク周壁部522が形成されている。このヨーク周壁部522は、電磁石20のコイル21の外周側に、コイル巻回軸CL方向に移動可能に外挿されている。ヨーク周壁部522の開口縁部は、コイル21の外周側で、板コア26の外縁部261に所定間隔(外側エアギャップSG)を空けて対向している。
ヨーク52は、内部の磁石30と、電磁石20(主に、ボビン23に巻回されたコイル21、本体コア25、板コア26等)とともに、磁気回路を構成する。
ヨーク52は、ヨーク底面部521の後端面に、ヨーク底面部521と外径を略同じにした固着板部56が固定され、この固着板部56を介してヨーク52に可動側受け部54が固定されている。ここでは、固着板部56に可動側受け部54がねじ等の止着部材542により固着されている。
これら磁石30、ヨーク底面部521、固着板部56及び可動側受け部54は、アクチュエータ10において、コイル巻回軸(出力軸60の軸)CLに沿って、コイル巻回軸CLを中心に取り付けられている。また、磁石30、ヨーク底面部521及び固着板部56の中央部には、コイル巻回軸CL上の出力軸60が配置されている。
出力軸60は、一端部(後端部)のフランジ61を、固着板部56及び可動側受け部54によりコイル巻回軸CL方向で挟むことで、可動体50に一体に設けられ、コイル巻回軸CLに沿って配置されている。フランジ61から延びる軸部62は、固着板部56、ヨーク底面部521及び磁石30を挿通して、ヨーク52内の、固定体40側の軸受け44に挿入されている。これにより、軸部62の自由端、つまり出力軸60の他端部は、ベースプレート41の正面板部41aから突出している。
弾性体70は、可動側受け部54と、固定体40側のバネ受け部46との間に、コイル巻回軸CL方向に沿って介設されている。
弾性体70は、コイル巻回軸CL方向に弾性変形することで、コイル巻回軸CL方向で離間する両端部が互いに近づいたり離れたりする方向(接離方向)に変位する。これにより、可動側受け部54と、固定体40側のバネ受け部46とは、弾性体70の変形によりコイル巻回軸CLに沿って接離方向に移動可能である。
この弾性体70の中心軸と、コイル21のコイル巻回軸と、出力軸60の軸と、磁石30の中心軸とは、軸CLとして一致或いは略一致している。ここでは、各軸が同一軸線上に位置するように、弾性体70、コイル21、ボビン23、出力軸60、磁石30等が配置されている。
ここでは、弾性体70は、コイルバネで構成し、そのコイル巻回軸である中心軸を、コイル巻回軸CLに合わせて配置されている。
弾性体70は、コイル巻回軸CL方向で離間する両端部71、72でそれぞれ、可動側受け部54と、バネ受け部46とに固定されている。これにより、弾性体70は、固定体40の後端側から可動体50を、コイル巻回軸CL方向で片持ち状態で支持している。
また弾性体70は、常態時(非駆動時)において、固定体40に対して可動体50を、中心側エアギャップCGと、外側エアギャップSGとが形成されるように支持している。これらエアギャップCG、SGは、可動体50がコイル巻回軸CL方向に往復動可能となる間隔である。このように、リニアアクチュエータ10では、非駆動時において、磁石30により、本体コア25との間に吸引力が発生しても、弾性体70によって、可動体50と固定体40との間に一定のエアギャップCG、SGが確保される。
弾性体(コイルバネ)70は、磁石30の移動方向に対して一定のばね定数Ksp[N/m]を得ることができ、可動体50は、磁気回路のコイル21に交流電源が供給されることによって、固定体40のアクチュエータフレーム内で、コイル巻回軸CL方向に往復運動する。弾性体70は、リニアアクチュエータ10における共振周波数を調整できる。
本実施の形態のリニアアクチュエータ10では、可動体50の質量m[Kg]、弾性体70におけるコイル巻回軸方向のバネ定数Kspとした場合、可動体50は、固定体40に対して、下記式(1)によって算出される共振周波数f[Hz]で振動する。
Figure 2016073126
本実施の形態1のリニアアクチュエータ10は、交流供給部80によって、コイル21に可動体50の共振周波数f[Hz]と略等しい周波数の交流を供給する。これにより、可動体50は、共振状態で駆動して、定常状態では低消費電力での駆動が可能となり、出力を大きくして、エネルギー効率の向上を図ることができる。
本リニアアクチュエータ10における可動体50は、弾性体70を介して固定体40によってバネマス系構造で支持された状態となっている。よって、コイル21に可動体50の共振周波数f[Hz]に等しい周波数の交流が供給されると、可動体50は共振状態で駆動される。このとき発生する軸方向の往復運動が、可動体50の出力軸60に伝達される。
リニアアクチュエータ10は、下記式(2)で示す運動方程式及び下記式(3)で示す回路方程式に基づいて駆動する。
Figure 2016073126
Figure 2016073126
なお、リニアアクチュエータ10における可動体50の質量m[Kg]、変位x(t)[m]、推力定数Kf[N/A]、電流i(t)[A]、バネ定数Ksp[N/m]、減衰係数D[N/(m/s)]等は、式(2)を満たす範囲内で適宜変更できる。また、電圧e(t)[V]、抵抗R[Ω]、インダクタンスL[H]、逆起電力定数K[V/(m/s)]は、式(3)を満たす範囲内で適宜変更できる。
リニアアクチュエータ10では、非駆動時(コイル21に通電していない場合)、磁石30から発生した磁束が、中心側エアギャップCG、本体コア25を通り、外側エアギャップSG、ヨーク52を通り磁石30の対極へ繋がる磁気回路となる。そして、コイル21に電流を流すとコイル21と本体コア25が電磁石として働き、軸方向で対面する磁石30との間に、吸引又は反発力が発生する。このとき、可動体50は、弾性体70により出力軸60の軸(コイル巻回軸CL)方向に支持されており、且つ、出力軸60は軸受け44によって支軸されているため、可動体50は軸方向直線運動を行う。さらに、コイル21に交流電圧を印加することにより、直線往復運動が可能となる。
次にリニアアクチュエータ10の詳細な動作を、磁気回路における磁束の流れとともに説明する。
図4は、同リニアアクチュエータ10の磁気回路を示す平断面図である。また、図5は、本実施の形態のリニアアクチュエータ10において交流供給部から図示しない基板を介して固定体40のコイル21に供給される交流の周期を示す図である。なお、コイル21に流れる交流は、図5Aに示すように周波数fのパルス波でもよいし、図5Bに示すように周波数fの正弦波でもよい。
図4に示すリニアアクチュエータ10において、コイル21に交流電源が供給(例えば、図5に示す時点t1の順方向の電流の供給)されると、本体コア25がコイル21により励磁される。ここでは、本体コア25の端面252と、磁石30の対向面32との間(中心側ギャップCG)に、本体コア25から磁石30への磁束の流れが発生する。例えば、このときに発生する磁束の流れを矢印Jで示すと、磁束Jは、本体コア25から、磁石30に流れ、磁石30からヨーク底面部521、ヨーク周壁部522に流れる。
本体コア25の端面252が、対向する磁石30の対向面32と同じ極性(S極)となるように、コイル21に電流が流される。このとき、本体コア25の端面(S極)と同極となるので、これに対向する磁石30のS極面は反発する。また、磁石30を備える可動体50のヨーク周壁部522の開口縁部523は、N極となり、対向する板コア26の外縁部261は、N極である。これにより、可動体50の磁石30及びヨーク周壁部522の開口縁部523のそれぞれで、固定体40の本体コア25及び板コア26の外縁部261のそれぞれに対して反発して、本体コア25及び板コア26の外縁部から離間するよう(推力A方向)に移動する。つまり、磁石30(可動体50)は、本体コア25の端面252(固定体40)に対して、弾性体70の付勢力に抗して、図4に示す位置よりも推力A方向に離れた位置に移動する。
次いで、図5の時点t2で、電流の向きが切り替えられるとき、弾性体70の復元力により可動体50は基準位置(図4で示す位置)に移動し、図5の時点t3で、交流供給部(交流電源)80(図1及び図2参照)からコイル21に逆方向の電流を供給する。すると、可動体50が基準位置に位置した状態において、本体コア25において、磁石30に対向する端面252はN極、板コア26側の端面がS極になる。すると、磁束Jの流れは、図4で示す向きとは逆方向きになる。つまり、磁石30の対向面S極から本体コア25に流れ、板コア26、板コア26の外縁部261、ヨーク周壁部522、ヨーク底面部521、磁石30の順に流れる。これにより、本体コア25のN極となった端面252は、これに対向する磁石30のS極である対向面32を吸引する。同時に、板コア26の外縁部261は、S極となるため、N極であるヨーク周壁部522の開口縁部523を吸引する。これにより、可動体50の磁石30及びヨーク周壁部522の開口縁部523のそれぞれで、固定体40の本体コア25及び板コア26の外縁部261のそれぞれに対して吸引されて、本体コア25及び板コア26の外縁部261に接近するように移動する。具体的には、図4で示す基準位置にある磁石30及びヨーク周壁部522の開口縁部523が、基準位置よりも推力−A方向に移動して、端面252及び板コア26の外周縁部261側に接近した位置に移動する。
そして、図5の時点t4で示すように電流の向きが切り替えられて、可動体50が、基準位置に戻ったときに、図5に示す時点t5順方向の電流が供給される。これが1周期分の動作であり、このような動作が繰り返されることで、可動体50の磁石30は、非駆動状態と同じ状態の図4の状態、つまり、弾性体70により保持された状態での位置を基準にして、コイル巻回軸CL方向である推力A、―A方向の両方向への移動を繰り返す。これにより磁石30を介して出力軸60は、出力軸60の軸方向、つまり、コイル巻回軸CLに往復運動を行う。
このように本実施の形態によれば、固定体40の電磁石のコイル21にコイル巻回軸CL方向で対向して、可動体50の磁石30を配置している。磁石30は、コイル巻回軸CL方向に単極着磁されており、可動体50は、更に、コイル巻回軸CL方向に延びる出力軸60を備えている。また、可動体50は、固定体40に、弾性体70によって、コイル巻回軸CL方向で往復運動自在に支持されている。弾性体70は、コイル巻回軸CL方向に沿って配置され、且つ、コイル巻回軸CL方向で変形するものであり、コイル巻回軸方向で離間する両端部71、72で固定体40と可動体50とに固定されている。そして、コイル21に交流供給部80から可動体50の共振周波数に略等しい周波数の交流を供給することで、可動体50は、上述した磁気回路により出力軸60の軸(コイル巻回軸CL)方向に高出力で往復運動する。
このように、リニアアクチュエータ10では、固定体40と、固定体40の電磁石のコイル21に対してコイル巻回軸CL方向で並ぶ可動体50の磁石30とが、弾性体70によって、コイル巻回軸CL方向で離間する両端部71、72でそれぞれ固定されている。つまり、リニアアクチュエータ10では、磁石30、電磁石(コイル21)、弾性体70が、出力軸60の往復運動方向であるコイル巻回軸方向に沿って配置された構成となっている。リニアアクチュエータ10では、磁石30、電磁石(コイル21)及び弾性体70は、コイル巻回軸方向に並べて配置されている。
これにより、全体的に直線的な形状にすることができ、簡易な構成で高出力であり、小型化されたリニアアクチュエータ10を実現できる。また、単一の単極の磁石30を用いているので、部品点数を減らすことができ、組み立て性の向上、及び、コストの低廉化を図りつつ、安定した直線往復運動を実現できる。
また、可動体50の出力軸60は、固定体40の電磁石20においてボビン23内に配置された磁性体である本体コア25内の軸受け44を、コイル巻回軸CL方向に移動自在に挿通されている。これにより、落下した際に加わる衝撃等のように不慮の外力が加わった場合でも、出力軸60を曲げることなく、直線駆動可能に支持できる。
また、弾性体70にコイルバネを用いることから、大きな駆動変位が生じる場合でも、線形バネとして機能し、可動体50に対して安定した直線往復運動を可能にする。また、弾性体70に生じる応力が、コイルバネ全体に分散されるため、信頼性を高めることが可能となる。
また、磁気回路では、磁石30を有する可動体50側のヨーク52を、固定体40におけるコイル21を備える電磁石20側に開口し、コイル21に外挿するように配置して構成している。これにより、磁石30による磁束を無駄にすることなく利用でき、エネルギー変換効率を高めることができる。また、ヨーク52のヨーク周壁部522を電磁石20の外周に被さるように配置した構成であるため、アクチュエータの小型化を図ることができる。また、コイル21を固定体40に設けていることから、コイル21の素線の引き出し線を出しやすくでき、組み立て性の向上が図られている。
(実施の形態2)
図6は本発明に係る実施の形態2のリニアアクチュエータ10Aの磁気回路を示す平断面図である。
図6に示すリニアアクチュエータ10Aは、図1〜4に示す実施の形態1に対応するリニアアクチュエータ10と同様の基本的構成を有している。リニアアクチュエータ10Aは、リニアアクチュエータ10と比較して、磁気回路の一部である可動体50側のヨーク(リニアアクチュエータ10ではヨーク52)の形状が異なる。なお、この異なる構成とともに、固定体40側のコア(リニアアクチュエータ10の板コア26)の形状も異なる。その他の構成は、その機能、形状ともにリニアアクチュエータ10と同様であるため、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図6に示すリニアアクチュエータ10Aは、電磁石20Aと、図示しないアクチュエータフレーム(図2、図3に示すベースプレート41及びバネ受け部46)とを有する固定体40Aと、出力軸60を備える可動体50Aとを有する。可動体50Aは、リニアアクチュエータ10と同様に、弾性体70(図1〜図3参照)により、固定体40Aのアクチュエータフレームに、出力軸60の軸(コイル巻回軸CL)方向で可動自在に支持されている。
リニアアクチュエータ10Aでは、リニアアクチュエータ10の構成において、カップ状のヨーク52に換えて、磁性体である板状の板ヨーク55を適用し、板コア26に換えて、板コア26を底板としたカップ状の磁性体である磁性ケース28で覆った構成としている。この構成により、図6に示す磁束の流れとなっており、磁気回路としてはリニアアクチュエータ10のものと同様であり、同様に作用することで出力軸60は、コイル巻回軸CL方向(推力A、−A方向)に直線往復運動を行う。
リニアアクチュエータ10Aは、例えば、リニアアクチュエータ10の構成において、磁性ケース28をヨーク52とし、板ヨーク55を板コア26とした構成とすることでも実現できる。これにより可動体50Aは、交流供給部80からの電力供給によって固定体40Aに対してコイル巻回軸CL方向に往復運動し、これに伴い出力軸60がコイル巻回軸CL方向に往復運動し、外部に出力される。
この構成によれば、リニアアクチュエータ10と比較して、リニアアクチュエータ10における可動体50の一部であるヨーク52をカップ状から板状の板ヨーク55にしたので、弾性体70が支持する可動体50Aの重量を軽量化できる。
これにより、リニアアクチュエータ10Aにおいて、可動体50Aの周辺に配置される周辺部品の設計自由度を向上させることができるとともに、共振周波数を高くすることができる。更に、可動体50Aの軽量化を図れるので、可動体50Aの駆動に必要なエネルギーを低減することができる。また、磁性ケース28において可動体50A側に開口する筒状部の開口縁部281は、可動体50Aがコイル巻回軸CL方向に直線往復運動する際に、板ヨーク55の外縁部に当接するようなハードストップ構造となっている。これにより、板ヨーク55に固定された磁石30自体が電磁石20Aに当接しないようになっている。なお、その他の実施の形態1の構成要素と同じ機能を有する構成要素に基づく効果は、実施の形態1と同様であるので説明は省略する。なお、ハードストップ構造は他の各実施の形態のリニアアクチュエータ10、10B〜10Dにも同様の箇所に適用可能である。
(実施の形態3)
図7は、本発明に係る実施の形態3のリニアアクチュエータ10Bの磁気回路を示す平断面図である。
リニアアクチュエータ10Bは、図1〜4に示す実施の形態1に対応するリニアアクチュエータ10と同様の基本的構成を有する。リニアアクチュエータ10Bは、リニアアクチュエータ10と比較して、磁気回路の一部である可動体50側のヨーク(アクチュエータ10ではヨーク52)の形状と、固定体40側のコア(アクチュエータ10では板コア26)の形状とが異なる。その他の構成は、その機能、形状ともにリニアアクチュエータ10と同様であるため、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図6に示すリニアアクチュエータ10Bは、電磁石20Bと、図示しないアクチュエータフレーム(図2、図3に示すベースプレート41及びバネ受け部46)とを有する固定体40Bと、出力軸60を備える可動体50Bとを有する。可動体50Bは、弾性体70(図1〜図3参照)により、固定体40Bに、出力軸60の軸(コイル巻回軸CL)方向で可動自在に支持されている。
リニアアクチュエータ10Bでは、リニアアクチュエータ10の構成におけるカップ状(有底筒状)のヨーク52と、板コア26とを、同様に形成されたカップ状磁性体57に替えた構成としている。
すなわち、リニアアクチュエータ10Bにおける電磁石20Bは、コイル21が巻回されたボビン23を、カップ状磁性体57内に、カップ状磁性体57の底板の中央部に突設された本体コア25に外挿することで収容して固定されている。カップ状磁性体57の底板には、本体コア25内に内嵌された軸受け44に連通し、且つ、出力軸60が挿入される孔部が形成されている。なお、このカップ状磁性体57は、本体コア25とともに内部にコイル21が配置された断面E字状のコアとして機能する。リニアアクチュエータ10Bの磁気回路としては、図7に示す磁束の流れとなっており、リニアアクチュエータ10のものと同様であり、同様に作用することで出力軸60は、コイル巻回軸CL方向(推力A、−A方向)に直線往復運動を行う。
この構成によれば、リニアアクチュエータ10Bにおいて、可動体50B側において磁石30が固定されるヨークと、固定体40B側において電磁石20Bを構成するコア部分に同形状の部品(カップ状磁性体57)を用いている。これにより、ヨーク及びコア部分に異なる部材を用いることがないので、コストの低減を図ることができる。なお、その他の実施の形態1の構成要素と同じ機能を有する構成要素に基づく効果は、実施の形態1と同様であるので説明は省略する。
(実施の形態4)
図8は、本発明に係る実施の形態4のリニアアクチュエータ10Cを示す外観図であり、図9は、同リニアアクチュエータ10Cの分解斜視図である。また、図10は、同リニアアクチュエータ10Cの要部構成を示す概略断面図である。
なお、このリニアアクチュエータ10Cは、図1〜図4に示す実施の形態1に対応するリニアアクチュエータ10と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図8〜図10に示すリニアアクチュエータ10Cは、リニアアクチュエータ10の構成において、固定体40のベースプレート41部分で、リニアアクチュエータ10全体を覆うように構成したアクチュエータである。
このリニアアクチュエータ10Cは、リニアアクチュエータ10の構成において、ベースプレート41に替えて、円筒状のケース47を備え、このケース47により、リニアアクチュエータ10と同様の磁気回路を覆った構成である。
すなわち、リニアアクチュエータ10Cは、コイル21を有する電磁石20と、コイル21のコイル巻回軸CL(出力軸60の軸に相当)方向でコイル21に対向して配置され、且つ、コイル巻回軸CL方向に単極着磁された磁石30とを備える。磁石30は、可動体50と同様に構成された可動体50Cに設けられ、弾性体(コイルバネ)70を介して、固定体40Cに、電磁石20Cのコイル21と中心側ギャップCGを空けた状態で対向するように支持されている。
円盤状の円盤コア26Cと、円盤コア26Cに固定した本体コア25とで磁性体からなるコアを構成し、本体コア25の外周にボビン23を外挿し、このボビン23の外周にコイル21を巻回することで電磁石20Cは構成されている。
固定体40Cは、電磁石20Cの円盤コア26Cを、正面側で開口するケース47の開口縁部に取り付けて、ケース47を塞ぐことで構成される。
ケース47は、アルミニウム等の非磁性体により有底筒状に形成され、内部に可動体50C及び弾性体70が配置されている。ケース47の底板(後端部に相当)の中央に開口が形成されており、この底板の開口に外部から取り付けるネジ49を介して、可動体50をコイル巻回軸CL方向の一端部71で固定した弾性体70の他端部72を受けるバネ受け48が固定されている。
バネ受け部48は、アクチュエータ10のバネ受けと同様の機能を有するものであり、弾性体70であるコイルバネの端部を受けて固定している。
この構成により、可動体50Cは、ケース47内で、固定体40Cの電磁石20Cのコイル21の外周をヨーク52の周壁部で囲んだ状態で、弾性体70を介してコイル巻回軸方向(矢印A、―A方向)に往復移動自在に支持されている。このリニアアクチュエータ10Cは、リニアアクチュエータ10と同様の作用効果に加えて、磁気回路を含むリニアアクチュエータ10C内部が円筒状のケース47で覆われているため、内部へごみ等の不要物が侵入しづらくなり、信頼性の向上が図られている。また、ケース47を金属とすれば、ノイズ対策になる。さらに、ケース47を磁性体で形成すれば、漏れ磁束の低減を図ることができる。
(実施の形態5)
図11は、本発明に係る実施の形態5のリニアアクチュエータ10Dを示す外観図であり、図12は、同リニアアクチュエータ10Dの分解斜視図であり、図13は、同リニアアクチュエータ10Dの要部構成を示す概略断面図である。
なお、このリニアアクチュエータ10Dは、図1〜図4に示す実施の形態1に対応するリニアアクチュエータ10と同様の基本的構成、特に磁気回路を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図11及び図12に示すリニアアクチュエータ10Dは、コイル21を有する電磁石20Dと、コイル21のコイル巻回軸CL方向でコイル21に対向して配置され、且つ、コイル巻回軸方向に単極着磁された磁石30とを備える。
ここでは、磁石30は、カップ状のヨーク52Dの内側の底面に固着されており、このヨーク52Dと、出力軸60Dと、出力軸60Dを固定する軸固定部58とともに可動体50Dに設けられている。一方、コイル21を有する電磁石20Dは、固定体40Dに設けられている。そして、可動体50Dの磁石30は、弾性体(コイルバネ)70を介して固定体40Dに、固定体40の電磁石20Cのコイル21と中心側ギャップCGを空けた状態で対向するように、コイル21のコイル巻回軸CL方向に往復運動可能に支持している。
固定体40Dは、電磁石20Dと、軸受け44Dと、電磁石20Dのコイル巻回軸CLの一端側に固定され、出力軸60Dが軸受け44Dを介して移動自在に挿通された正面コア部29と、を有する。
電磁石20Dは、実施の形態1と同様に交流供給部80(図12参照)から交流が供給されるコイル21及びコイル21が巻回されるボビン23Dを有する。このボビン23Dは、外周にコイル21が巻回された筒状の本体の一方の開口縁に、フランジ231が設けられている。このフランジ231で、正面コア部29に固定されている。
正面コア部29は、ここでは磁性体であり、板状に形成され、コイル21、ヨーク52D、磁石30とともに磁気回路を構成している。
正面コア部29は、出力軸60Dの軸(コイル巻回軸CLに相当)と直交して配置されており中央部には、出力軸60Dを挿通して、その先端部を外部に突出させている。なお、出力軸60Dは、可動体50Dの軸固定部58からヨーク52D内に突出し、磁石30及びボビン23D内の軸受け44Dを挿通している。
正面コア部29には、コイル21の外周に配置されるヨーク周壁部522の外周側で、軸固定部58の段差部581に対向して段差部292が設けられ、正面コア部29の段差292部と、軸固定部58の段差部581との間には、ヨーク周壁部522の外周側に配置された弾性体70Dが介設されている。
この段差部292には、弾性体70のコイル巻回軸CL方向で離間する両端部のうちの一端部71D(図11参照)が固定され、軸固定部58の段差部581には、弾性体70のコイル巻回軸CL方向で離間する両端部のうちの他端部72Dが固定されている。
このリニアアクチュエータ10Dでは、磁気回路の外周側に配置した弾性体70Dにより、可動体50Dは、固定体40Dに対して、コイル巻回軸CLの他方側の端部72Dで支持されている。
弾性体70Dは、コイルバネであり、その内径は、コイル21の外周側でコイル巻回軸CL方向に移動自在に配置されるヨーク52Dの外径よりも大きい。弾性体70D内部、つまりコイルバネの内側には、コイル21と、コイル21の外周側でコイル巻回軸CL方向に移動自在に配置されるヨーク52D(ヨーク周壁部522)とが配置されている。
ボビン23Dは、非磁性体であり、円筒状の胴体の両端部にフランジを有し、胴体の外周に、コイル21が、コイル21の巻回軸をボビン23Dの中心軸として巻回されている。なお、ボビン23Dの両フランジでは、正面コア部29に接合されるフランジの方が、外径を大きくしている。
コイル21のコイル巻線は、図示しない基板に接続されており、基板を介して外部端子に接続される。コイル21には、外部端子を介して交流供給部80(図12参照)が接続されている。
リニアアクチュエータ10Dでは、可動体50Dが、可動体50Dのヨーク52Dの外周側で、コイル巻回軸CLに沿って配置された弾性体70Dによって、固定体40Dに対して、コイル巻回軸CL方向に往復運動可能に支持されている。
本実施の形態によれば、可動体50Dを直線往復運動可能に支持する弾性体70Dとして、コイルバネを適用し、このコイルバをヨーク52Dの外側に配置している。これにより、実施の形態1のアクチュエータ10と同様の効果を有するとともに、リニアアクチュエータ10D自体の全長を短くすることができる。
(実施の形態6)
図14は、本発明に係る実施の形態6のリニアアクチュエータ10Eを示す外観図であり、図15は、同リニアアクチュエータ10Eの分解斜視図である。また、図16は、同リニアアクチュエータ10Eの要部構成を示す概略断面図である。
なお、このリニアアクチュエータ10Eは、図1〜図3に示す実施の形態1に対応するアクチュエータ10と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
実施の形態6のリニアアクチュエータ10Eは、実施の形態1のアクチュエータ10の磁気回路の構成において、コイル21に、コイル巻回軸CL(図16参照)方向で対向して配置した磁石30を備える可動体の出力軸60Eと、その軸受け44Eを、コイル21側とは反対側に設けて構成されている。
すなわち、リニアアクチュエータ10Eでは、電磁石20Eのコイル21に対向して、コイル21のコイル巻回軸CL方向で所定間隔(中心側エアギャップCG)を空けて、磁石30がコイル巻回軸CL方向に移動可能に配置されている。なお、リニアアクチュエータ10Eでは、コイル21のコイル巻回軸CLと、出力軸60Eの軸と、磁石30の中心軸と、弾性体70の中心軸とは、軸CLとして一致或いは略一致している。ここでは、各軸が同一軸線上に位置するように、それぞれの部材が配置されている。また、この軸方向に、単極着磁方向を合わせて磁石30は配置されている。
具体的には、リニアアクチュエータ10Eは、電磁石20Eを備える固定体40Eと、磁石30及び出力軸60Eを備える可動体50Eと、固定体40Eに可動体50Eを出力軸60Eの軸(CL)方向に可動自在に支持する弾性体70Eと、を有する。
固定体40Eは、電磁石20Eと、円筒状のケース47Eと、コア体29Eと、軸受け44Eと、固定側バネ受け部476とを有する。
ケース47Eは、アルミニウム等の非磁性体により形成されており、円筒部分の一方の端部に、中央に孔部が形成された正面側の蓋部471が形成された有蓋筒状をなしている。ここでは、ケース47Eは、筒状部分の開口を後方に向けて配置されている。
ケース47Eにおいて円環状の蓋部471の裏面には、円環状のスペーサ472が配置され、蓋部471とスペーサ472の中央部には、軸受け44Eが挿入されている。ケース47E内において、軸受け44Eとスペーサ472の後方には、中央部分に開口を有する固定側バネ受け部476が配置されている。この固定側バネ受け部476に一端部71Eが固定された弾性体70Eを介して、弾性体70Eの他端部72E側に、可動体50Eが配置されている。
ケース47Eにおいて後方で開口する開口縁部には、ケース47D内の空間を確保した状態で、ケース47D内に配置された磁石30に電磁石20Eが対向配置するように、電磁石20Eを収容した筒状コア26Eが固定されている。
電磁石20Eは、実施の形態1と同様に構成されており、非磁性体であるボビン23の筒状の胴体の外面にコイル21が巻回されており、胴体内に、磁性体である柱状の本体コア25Eが挿入されている。
有底筒状の筒状コア26Eは、磁性体からなり、底面の裏面側に磁性体の板コア27Eが固定されている。筒状コア26Eの内部には、電磁石20Eを同一軸となるように配置されている。
また、電磁石20Eの本体コア25Eは、筒状コア26Eの底部の中央部に接合されている。これにより、本体コア25Eは、筒状コア26Eとともに、断面E字状のコアを構成する。なお、本体コア25Eの中心軸と、コイル21のコイル巻回軸と、筒状コア26Eの中心軸は同一軸である。この軸を図16では、コイル巻回軸CLで示す。コイル21のコイル巻線は、図示しない基板に接続されており、基板を介して外部端子に接続される。コイル21には、外部端子を介して交流供給部80から交流電源(交流電圧)が供給される。
筒状コア26Eは、電磁石20Eを内部に装着した状態で、開口縁部をケース47Eの開口縁部に固定している。
筒状コア26Eの電磁石20Eの一端面252Eは、ケース47E内に臨み、この一端面252Eは、ケース47E内に配置される可動体50Eの磁石30と所定間隔(中心側エアギャップCG)を空けて対向している。
磁石30は、コイル巻回軸に直交して配置された磁性体である円盤状の板ヨーク525の一面に固定されている。板ヨーク525において磁石30が固定された面とは逆の面には、固定側バネ受け部476と対向して配置され、且つ、固定側バネ受け部476に対して弾性体70を介して接合された可動側バネ受け部54Eが固定されている。
可動側バネ受け部54Eは、固定側バネ受け部476とともに断面凸状に形成され、それぞれの凸部分を弾性体70Eであるコイルバネの両端から内部に挿入することで、互いの軸が一致するように位置決めされて固定されている。
この可動側バネ受け部54Eの中央には、弾性体70Eであるコイルバネの一端部71E側に向かって出力軸60Eが突設されており、この出力軸60Eは、弾性体70E内を挿通し、固定側バネ受け部476、軸受け44Eを通って蓋部471の外方に延び出ている。
この構成において、コイル21に交流供給部80(図15参照)から交流電源が供給されると、一方の端面252Eを構成する本体コア25Eの一端面は励磁されて極性を有し、対向する磁石30に対して反発したり、磁石30を吸引したりする。
そして、実施の形態1と同様に、可動体50Eは、アクチュエータ10と同様の交流供給部80からコイル21への電力供給によって固定体40Eに対して軸CL方向に往復運動し、これに伴い出力軸60Eが軸CL方向(推力A、−A方向)に往復運動し、その運動を外部に出力する。この構成によれば、実施の形態1のリニアアクチュエータ10と同様の効果を得ることができるとともに、リニアアクチュエータ10と比較して、リニアアクチュエータ10E内において、磁気回路において出力軸60Eと軸受け44Eとが占有していた空間を使用できる。これにより、リニアアクチュエータ10Eにおいて、エネルギー変換効率が高くなり、小型化を図ることができる。
(実施の形態7)
図17は、本発明に係る実施の形態7のリニアアクチュエータにおける要部構成を示す概略断面図であり、図18は、本発明に係る実施の形態7のリニアアクチュエータの磁石を示す斜視図である。図17に示すリニアアクチュエータ10Fは、図1〜4に示す実施の形態1に対応するリニアアクチュエータ10と比較して、磁石30に換えて磁石30Aを備える構成が異なり、この構成以外は、同様の構成である。よって、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。すなわち、図17に示すリニアアクチュエータ10Fにおいて、リニアアクチュエータ10の構成と同様に、固定体40は、コイル21を有する電磁石20を有する。可動体50は、コイル21の巻回軸CL方向でコイル21に対向し、且つ、コイル巻回軸CL方向に単極着磁された磁石30Aと、同CL方向に延びる出力軸60とを有する。弾性体70は、電磁石20及び磁石30Aとの間に中心側エアギャップCGが形成されるように、コイル巻回軸CL方向で離間する両端部71、72で固定体40と可動体50とに固定される。可動体50は、交流供給部80(図示省略)からの電力供給によって固定体40に対して軸CL方向に往復運動し、これに伴い出力軸60が軸CL方向に往復運動(矢印方向)して、外部に出力される。
このリニアアクチュエータ10Fにおける磁石30Aは、図18に示すように、磁石30Aを分割した複数の分割磁石301から構成される。分割磁石301は、磁石30Aを出力軸60(コイル巻回軸CLに相当)に沿った面で複数に分割することにより形成されている。分割磁石301は、同様の形状をなしている。このように同様に形成された複数の分割磁石301が、着磁方向を同じにして出力軸60を中心に円周状に配置されることにより円環状の磁石30Aを構成している。なお、図18では、磁石30Aを4つの分割磁石301で構成したものを示しているが、これに限らず、2つ以上であればいくつの分割磁石で構成してもよい。
このリニアアクチュエータ10Fによれば、リニアアクチュエータ10と同様の作用効果を得ることができるとともに、磁石30Aを組み込む際に、出力軸60を挿通することなく、ヨーク52に容易に取り付けることができる。また、分割磁石301は同形状であるので、ヨーク52の底面部521に対して出力軸60の周囲に位置するように組み込む場合でも、着磁方向をあわせて組み込むだけで容易に組み込むことができる。なお、この複数の分割磁石301で構成される磁石30Aは、実施の形態2〜6のリニアアクチュエータ10A、10B、10C、10D、10Eの磁石30に換えて適用可能である。各アクチュエータ10A、10B、10C、10D、10Eにおいて磁石30Aを用いた場合の作用効果は、実施の形態7における磁石30Aと同様であるので説明は省略する。
なお、実施の形態2〜7の各リニアアクチュエータ10A〜10Fは、リニアアクチュエータ10と同様の各式(1)、(2)、(3)に基づいて駆動する。すなわち、各リニアアクチュエータ10A〜10Fにおいて、各可動体(50A〜50E)の質量m[Kg]、弾性体70、70D、70Eにおけるコイル巻回軸方向のバネ定数Kspとした場合、各可動体は、各固定体(40A〜40E)に対して、上記式(1)によって算出される共振周波数f[Hz]で振動する。各リニアアクチュエータ10A〜10Fは、交流供給部80によって、コイル21に各可動体の共振周波数f[Hz]と略等しい周波数の交流を供給する。これにより、各可動体は、共振状態で駆動して、出力を大きくでき、効率良く駆動する。また、リニアアクチュエータ10A〜10Eは、リニアアクチュエータ10と同様の上記式(2)で示す運動方程式及び上記式(3)で示す回路方程式に基づいて駆動する。
これら実施の形態2〜7の各リニアアクチュエータ10A〜10Eによれば、弾性体70、70D、70Eが、コイル巻回軸CL方向に沿って配置され、且つ、コイル巻回軸CL方向で弾性変形して、可動体50A〜50Eを固定体40A〜40Eにコイル巻回軸CL方向で往復運動自在に支持させる。そして、弾性体70、70D、70Eは、電磁石20、20C、20D、20E及び磁石30、30Aとの間に中心側エアギャップCGが形成されるように、コイル巻回軸CL方向で離間する両端部71、71D、71E、72、72D、72Eで固定体40A〜40Eと可動体50A〜50Eとに固定されている。これにより、各リニアアクチュエータ10A〜10Fによって、簡易な構成で、小型化を図ることができ、組み立て性の向上、及び、コストの低廉化を図りつつ、安定した直線往復運動を実現できる。
なお、実施の形態2〜7のリニアアクチュエータ10A〜10Fにおいて、弾性体の中心軸と、コイル21のコイル巻回軸と、出力軸の軸と、磁石30、30Aの中心軸とは、軸CLとして一致或いは略一致している。各実施の形態では、各軸が同一軸線上に位置するように、弾性体、コイル、ボビン、出力軸、磁石等は配置される。
また、軸受け44、44Dを磁性体にすれば、磁石30による磁束を無駄にすることなく利用でき、エネルギー変換効率を高めることができ、更に、各アクチュエータ10、10A〜10Dの小型化を図ることができる。
また、各実施の形態において出力軸60、60Dは、非磁性体で構成しているので、出力軸60、60Dに組み立て時に不要な吸引力が働かくことがない。これにより、組み立て性の向上を図ることができるとともに、磁石30、30Aによる磁束を無駄にすることなく利用できるため、エネルギー変換効率を高めることができ、各アクチュエータの小型化を図ることができる。
なお、各実施の形態のリニアアクチュエータ10〜10Eにおいて用いられる磁石30はそれぞれ一つとして図で示しているが、複数個で単極の一つの磁石として、各実施の形態1〜6の磁石と同様に配置して、同様の機能を有するようにしてもよい。
また、これら各実施の形態のリニアアクチュエータ10、10A、10B、10C、10D、10E、10Fは、それぞれ適宜、電動ブラシ、電動切削機及び電動エアポンプに搭載可能である。
以下では、各リニアアクチュエータ10、10A、10B、10C、10D、10E、10Fを備える電動ブラシ、電動切削機及び電動エアポンプの一例として、リニアアクチュエータ10Eの主な構成を備える電動ブラシ、電動切削機及び電動エアポンプを説明する。
<電動歯ブラシの概略構成>
図19は、本発明に係る実施の形態6のリニアアクチュエータを備える電動歯ブラシを示す斜視図であり、図20は、同電動歯ブラシの要部構成を示す縦断面図である。
図19及び図20に示す電動歯ブラシ100Aは、歯ブラシ部105と、筒状(軸状)の筐体101と、筐体101内に配置された電池103及びリニアアクチュエータ10Eを有する。
筐体101は、長手方向に延在するように形成され、一端側に歯ブラシ部105が挿入される開口部102を有する。
この開口部102から挿入される歯ブラシ部105の基端部は、リニアアクチュエータ10Eの出力軸60Eに同一軸心で着脱自在に取り付けられている。
リニアアクチュエータ10Eは、筐体101内に、出力軸60Eの軸(図16に示すコイル21の巻回軸CL)が筐体101の長手方向に沿うように配置されている。また、リニアアクチュエータ10Eは、筐体101内に、出力軸60Eの軸(コイル21の巻回軸CL)方向(長手方向)で並んで配置された電池103に接続されている。電池105は、交流供給部(図示省略)の一部であり、この交流供給部によりリニアアクチュエータ10E(具体的には、図16に示すコイル21)に交流が供給される。これにより、リニアアクチュエータ10Eは電池からの電力により出力軸60Eを矢印方向(A方向、−A方向)に可動させ、これにより、歯ブラシ部105も同様に往復運動させる。
このように、リニアアクチュエータ10Eは、小型化が図られた構成を有するので、細長い軸状の筐体101内に配置でき、歯ブラシ部105を可動させることができる。
<電動切削機の概略構成>
図21は本発明に係る実施の形態6のリニアアクチュエータを備える電動切削機を示す斜視図であり、図22は、同電動切削機の要部構成を示す縦断面図である。
図21及び図22に示す電動切削機100Bは、図19及び図20に示す電動歯ブラシ100Aの構成において、出力軸60Eに取り付けるアタッチメントを歯ブラシ部105に換えて、切削部(切削刃)106を取り付けたものである。すなわち、伝動切削機100Bは、切削部106と、筒状(軸状)の筐体101Bと、電池103と、リニアアクチュエータ10Eとを有する。
切削部106は、先端に刃が形成されている。筐体101Bは、長手方向に延在するように形成され、一端側に形成された開口部102B内に切削部106の基端部が挿入されている。この開口部102から挿入される切削部106の基端部は、リニアアクチュエータ10Eの出力軸60Eに同一軸心で着脱自在に取り付けられている。
リニアアクチュエータ10Eは、筐体101B内に、出力軸60Eの軸(コイル21の巻回軸CL)が筐体101Bの長手方向に沿うように配置されている。また、リニアアクチュエータ10Eは、筐体101B内に、出力軸60Eの軸(コイル21の巻回軸CL)方向(筐体101Bの長手方向)で並んで配置された電池103に接続されている。電池105は、交流供給部(図示省略)の一部であり、この交流供給部によりリニアアクチュエータ10E(具体的には、図16に示すコイル21)に交流が供給される。これにより、リニアアクチュエータ10Eは、電池からの電力により出力軸60Eを矢印方向(A方向、−A方向)に可動させ、これにより、切削部106も同様に往復運動させる。このように、リニアアクチュエータ10Eは、小型化が図られた構成を有するので、細長い軸状の筐体101B内に配置でき、切削部106を可動させることができる。
<電動エアポンプの概略構成>
図23は、本発明に係る実施の形態6のリニアアクチュエータを備える電動エアポンプを示す斜視図であり、図24は、同電動エアポンプの要部構成を示す概略断面図である。
図23及び図24に示す電動エアポンプ100Cは、リニアアクチュエータ10Gと、リニアアクチュエータ10Gの一端面475(出力側の面)に接合されたポンプユニット110と、を有する。
なお、電動エアポンプ100Cにおけるリニアアクチュエータ10Gでは、図16に示すリニアアクチュエータ10Eの構成において、ケース47Eに換えて、可動体50Eとともに、電磁石20Eを収容するポンプ用ケース47Gを適用している。その他の基本的な構成はリニアアクチュエータ10Eと同様であり、磁気回路の作用効果も、基本的には各リニアアクチュエータ10、10A〜10D、10Fと同様である。よって、ここでは、リニアアクチュエータ10Eと同様の構成には同名称、同符号を付して説明は省略する。リニアアクチュエータ10Gは、リニアアクチュエータ10Eと同様の磁気回路を有し、この回路により、軸方向に往復運動する出力軸60Gを有する。
出力軸60Gは、ポンプ用ケース47Gの一端面475側(磁石30を挟んで電磁石20Eとは反対側)から突出して配置されており、ポンプユニット110内のプランジャ112に接合されている。
ポンプユニット110は、吸気弁111a、排気弁111bが形成されたケース111と、ケース111内にポンプ室114を形成するダイヤフラム部116と、このダイヤフラム部116を軸方向に移動させるプランジャ112とを有する。なお、プランジャ112は、ダイヤフラム部116に、ポンプ室116とは逆側で固定されている。
すなわち、ポンプユニット110では、ケース111内で、出力軸60Gに接合されたプランジャ112の出力軸60Gの移動によりダイヤフラム部116は、軸方向に移動する。このダイヤフラム部116の軸方向への移動により、ポンプ室114は伸縮し、これによりポンプ室114内外へ吸気弁111a、排気弁111bを介した吸気、排気を行われる。すなわち、リニアアクチュエータ10Gが、駆動することにより、出力軸60Gの矢印方向(A方向、−A方向)へ往復運動し、これにより、プランジャ112を介して、ポンプ室114内の空気は、吸気弁111a、排気弁111bを介して排気、吸気される。リニアアクチュエータ10Gは、小型化が図られた構成を有するので、電動エアポンプ100C自体の形状を、細長い筒状体に形成することができる。
なお、上記本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り、種々の改変をなすことができ、そして本発明が該改変させたものに及ぶことは当然である。
本発明に係るリニアアクチュエータは、簡易な構成で、小型化を図ることができ、組み立て性の向上、及び、コストの低廉化を図りつつ、安定した直線往復運動を実現する効果を有し、形状が小さく細長い電動ブラシ、電動切削機や形状が小さい電動エアポンプへ好適に適用できる。
10、10A、10B、10C、10D、10E、10F、10G リニアアクチュエータ
20、20C、20D、20E 電磁石
21 コイル
23、23D ボビン
24E コア
25、25E 本体コア
26、27E 板コア
26C 円盤コア
26E 筒状コア
28 磁性ケース
29 正面コア部
30、30A 磁石
32 対向面
40、40A、40B、40C、40D、40E 固定体
41 ベースプレート
41a 正面板部
41b、41c 側面板部
44、44D、44E 軸受け
46、48 バネ受け部
47、47E ケース
50、50A、50B、50C、50D、50E 可動体
52、52D ヨーク
54、54E 可動側バネ受け部
55、525 板ヨーク
56 固着板部
57 カップ状磁性体
58 軸固定部
60、60D、60E 出力軸
61 フランジ
62 軸部
70、70D、70E 弾性体
71、71D、71E 一端部
72、72D、72E 他端部
80 交流供給部
252、252E 本体コアの端面
301 分割磁石
471 蓋部
472 スペーサ
474 可動側バネ受け部
476 固定側バネ受け部
521 ヨーク底面部
522 ヨーク周壁部
CG 中心側エアギャップ(エアギャップ)

Claims (15)

  1. コイルを有する電磁石と、前記コイルのコイル巻回軸方向で前記コイルに対向して配置され、且つ、前記コイル巻回軸方向に単極着磁された磁石とを備えるアクチュエータであって、
    前記電磁石及び前記磁石のうち一方を有し、前記コイル巻回軸方向に延びる出力軸を有する可動体と、
    前記電磁石及び前記磁石のうち他方を有する固定体と、
    前記コイル巻回軸方向に沿って配置され、且つ、前記コイル巻回軸方向で弾性変形して、前記可動体を前記コイル巻回軸方向で往復動自在に支持する弾性体と、
    前記可動体の共振周波数に略等しい周波数の交流を前記コイルに供給する交流供給部と、
    を有し、
    前記弾性体は、前記電磁石及び前記磁石との間にエアギャップが形成されるように、前記コイル巻回軸方向で離間する両端部で前記固定体と前記可動体とに固定されている、
    リニアアクチュエータ。
  2. 前記弾性体は、前記コイル巻回軸方向で伸縮するコイルバネである、
    請求項1に記載のリニアアクチュエータ。
  3. 前記可動体は前記磁石を有し、
    前記固定体は前記電磁石を有し、
    前記電磁石は、前記コイル内に設けられる磁性体である本体コアを有し、
    前記本体コアには、前記可動体の出力軸が前記コイル巻回軸方向に移動自在に挿通される軸受けが設けられている、
    請求項1または2記載のリニアアクチュエータ。
  4. 前記可動体は、前記磁石と、前記磁石が固定されるヨークとを有し、
    前記ヨークは、前記磁石を底面に固定した有底筒状をなし、底面から突出する筒状部は、前記固定体の前記電磁石側に開口して、前記電磁石の前記コイルの外周側から囲むように、前記コイル巻回軸方向に移動可能に配置される、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のリニアアクチュエータ。
  5. 前記可動体は、前記磁石と、前記磁石が中央に固定される円盤状のヨークとを有し、
    前記固定体は、前記電磁石を有し、
    前記電磁石は、前記コイル内に設けられる磁性体である本体コアを有するとともに、前記電磁石は、磁性体である有底筒状コア内に、前記コイル巻回軸方向を前記有底筒状コアの中心軸に合わせて装着され、
    前記本体コアは、前記有底筒状コアの内側底面の中で一体的に接合され、
    前記本体コアと前記磁石とが前記エアギャップを介して対向するように、前記有底筒状コアは、その開口縁部を、前記板状のヨークに向けて、配置されている、
    請求項1または2記載のリニアアクチュエータ。
  6. 前記電磁石は、前記コイル内に、前記コイル巻回軸方向に設けた磁性体である本体コアを有し、
    前記固定体は、前記電磁石と、有底筒状に形成され、内部に前記電磁石を配置して前記本体コアが底面で接合される磁性体である有底筒状コアと、を有し、
    前記可動体は、前記磁石と、有底筒状に形成され、且つ、前記磁石を内側底面に固定したヨークと、を有し、
    前記電磁石は、前記有底筒状コア内に、前記電磁石の前記コイル巻回軸を前記有底筒状コアの中心軸に合わせて配置され、
    前記有底筒状コアと前記ヨークは、互いの開口縁部を向けて配置された同じ形状である、
    請求項1または2記載のリニアアクチュエータ。
  7. 磁石はネオジウム磁石で構成されている、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載のリニアアクチュエータ。
  8. 前記磁石は、同様に形成された複数の磁石を、着磁方向を同じにして出力軸を中心に円周状に配置されている、
    請求項1から7のいずれか一項に記載のリニアアクチュエータ。
  9. 前記出力軸は非磁性体である、
    請求項1から8のいずれか一項に記載のリニアアクチュエータ。
  10. 前記軸受けは、磁性体である、
    請求項3記載のリニアアクチュエータ。
  11. 前記固定体は、前記弾性体と、前記弾性体により前記可動部を前記コイル巻回軸方向で往復動自在に支持する前記可動体とを覆うケースを有する、
    請求項1から10のいずれか一項に記載のリニアアクチュエータ。
  12. 前記弾性体の一端部で固定された前記固定体の前記電磁石と、前記弾性体の他端部で固定された前記可動体の前記磁石とが、前記弾性体の内部で、前記エアギャップを空けて、前記コイル巻回軸方向に往復動可能に配置されている、
    請求項2記載のリニアアクチュエータ。
  13. 請求項1から11のいずれか一項に記載のリニアアクチュエータを備える、
    電動ブラシ。
  14. 請求項1から11のいずれか一項に記載のリニアアクチュエータを備える、
    電動切削機。
  15. 請求項1から11のいずれか一項に記載のリニアアクチュエータを備える、
    電動エアポンプ。
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