JP2016072873A - 端末間通信システム、端末間通信方法、及び端末間通信プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】端末間通信システムは、端末装置を識別する端末識別情報と、アプリケーション識別情報とを含む端末情報を端末装置から受信する端末情報受信部と、複数の端末装置のうち第1端末装置において動作する第1アプリケーションと、複数の端末装置のうち第1端末装置とは異なる第2端末装置において動作する第2アプリケーションとの適合性を、端末情報に基づいて判定する適合性判定部と、第1アプリケーションが送信する判定要求に応じて、適合性判定部による判定結果を第1端末装置に送信する判定結果送信部と、第1アプリケーションが送信する通信開始の要求に応じて、通信開始の要求を送信した第1アプリケーションと、第2アプリケーションとの間のセションを、端末情報に基づいて構築するセション構築部とを備える。
【選択図】図1
Description
以下、図を参照して本実施形態による端末間通信システム1の実施形態について説明する。
本実施形態の端末間通信システム1は、複数の端末装置10の間における情報共有機能を提供する。ここでいう端末装置10とは、音声や文字により装置間で相互に通信が可能な通信装置であり、例えば、携帯電話やスマートフォンである。この端末装置10は、音声情報と、画像情報とを同一の回線で送受信可能な、高速データ通信回線に接続が可能である。この高速データ通信回線とは、例えば、LTE(Long Term Evolution)通信網である。この高速データ通信回線は、画像や文字などのデジタル情報の送受信に加えて、音声通話を可能にするサービス(VoLTE;Voice over LTE)を提供する。
図1は、本実施形態の端末装置10の構成の一例を示す模式図である。端末装置10は、表示部100と、操作検出部110と、撮像部120と、音再生部130と、収音部140と、通信部150と、制御部160とを備えている。
次に、端末間通信システム1が提供する情報共有機能の概要について図3を参照して説明する。
図3は、端末間通信システム1が提供する情報共有機能の概要の一例を示す模式図である。端末間通信システム1が提供する情報共有機能には、一例として、表示中の画像を共有する機能、手書き画像を共有する機能、位置情報を共有する機能、及び、カメラが撮像した画像を共有する機能がある。
表示中の画像を共有する機能による表示画像の一例を、図3(A)に示す。手書き画像を共有する機能による表示画像の一例を、図3(B)に示す。位置情報を共有する機能による表示画像の一例を、図3(C)に示す。カメラが撮像した画像を共有する機能による表示画像の一例を、図3(D)に示す。
なお、要求側の端末装置10と、被要求側の端末装置10とのうち、いずれが情報共有対象の情報を発信し、いずれがこの情報を受信するのかは、各情報共有機能間の機能の違いや、端末装置10の動作状態などに依存する。すなわち、この端末間通信システム1においては、要求側の端末装置10が情報共有対象の情報を発信する場合と、被要求側の端末装置10が情報共有対象の情報を発信する場合とがある。
次に、図3を参照して、各情報共有機能の概要について説明する。端末間通信システム1が提供する情報共有機能のうち、まず、表示中の画像の共有(表示画面共有機能)について説明する。
次に、端末間通信システム1が提供する情報共有機能のうち、手書き画像の共有(手書き共有機能)について、図3(B)を参照して説明する。
端末間通信システム1は、手書き図形の画像を共有する手書き共有機能を提供する。ここで、手書き図形の画像とは、端末装置10の操作検出部110を指などでドラッグ操作することにより、表示部100に表示されたドラッグ操作の軌跡の画像である。すなわち、手書き共有機能とは、端末装置10の操作検出部110を指などでドラッグ操作して表示部100に表示された手書きの図形の画像P3を、他の端末装置10の表示部100に画像P4として表示させることにより、端末装置10の間において画像を共有する機能である。
なお、端末装置10の表示部100は、写真アルバムアプリケーションが表示する写真(例えば、図3(B)の画像P5)と、手書きツールアプリケーションが表示する手書き図形の画像(例えば、図3(B)の画像P3)とを重ねて表示することができる。すなわち、端末装置10の表示部100は、複数の画像を積層させて表示することができる。この場合、表示部100は、アプリケーションごとに設定されているレイヤによって、画像を表示する。このレイヤとは、積層されて表示される画像の論理的な階層である。
例えば、表示部100は、下位のレイヤである第1のレイヤに画像P5を、第1のレイヤよりも上位のレイヤである第2のレイヤに画像P3を、それぞれ表示する。ここで、上位のレイヤとは、積層された複数のレイヤのうち、手前側(ユーザに近い側)に画像を表示するレイヤである。また、下位のレイヤとは、積層された複数のレイヤのうち、奥側(ユーザから遠い側)に画像を表示するレイヤである。これらのレイヤに表示される画像には、不透明度を例えば0%から100%の間で設定することができる。上位のレイヤに表示される画像の不透明度が100%の場合には、上位の画像が不透明になり、下位のレイヤの画像が隠されるため、下位のレイヤの画像は表示されない。また、上位のレイヤに表示される画像の不透明度が0%の場合には、上位の画像が透明になり、下位のレイヤの画像が隠されずに透過して表示される。
なお、あるレイヤ内に複数の領域がある場合には、この不透明度は、これらの領域毎に設定することができる。例えば、手書きツールアプリケーションが画像を表示するレイヤに、手書き図形の画像が表示される領域と、何も表示されない領域とがある場合に、これらの領域の不透明度を、領域毎に設定することができる。
ここで、別の一例として、第2レイヤよりも上位の第3レイヤに、メニュー制御ソフトウエアが共有メニューボタン画像を表示している場合について説明する。この場合、操作検出部110は、最も上位のレイヤ、すなわち第3レイヤに対する操作を検出する。操作検出部110は、共有メニューボタン画像が表示されている位置に対する操作(例えば、タップ操作)を、タッチパネルによって検出する。操作検出部110は、検出した操作(例えば、タップ操作)を、最も上位のレイヤに画像を表示しているメニュー制御ソフトウエアに出力する。メニュー制御ソフトウエアは、操作検出部110が出力した操作に基づいて、このタップ操作の位置に対応する機能を選択して、選択した機能を提供する。
つまり、操作検出部110は、表示部100に表示される画像の複数のレイヤのうち、最上位のレイヤに対する操作を検出する。したがって、図3(B)に示す例において、手書き図形の画像P3が、写真の画像P5よりも下位側のレイヤに表示される場合には、ユーザが表示部100のタッチパネルを操作しても、この操作に応じた手書き図形の画像は描画されない。
なお、手書き共有機能において、端末間通信システム1が画像を共有する仕組みと、上述した表示画像共有機能において、端末間通信システム1が画像を共有する仕組みとは、次の点で相違する。すなわち、表示画像共有機能においては、端末間通信システム1は、表示部100に表示されている画像をキャプチャしたデータを、端末装置10間において共有することにより、画像を共有する。一方、手書き共有機能においては、端末間通信システム1は、画像をキャプチャしたデータではなく、画像を描画するためのデータを共有することにより、画像を共有する。具体的には、手書き共有機能においては、情報発信側の端末装置10−Sは、端末装置10−Sの操作検出部110が検出した手書き図形の座標データ、及び線の色、太さなどのデータ(すなわち、画像を描画するためのデータ)を、情報受信側の端末装置10−Rに対して送信する。情報受信側の端末装置10−Rは、受信した手書き図形の座標データ、及び線の色、太さなどのデータに基づいて、端末装置10−Rの表示部100に画像を表示する。
次に、端末間通信システム1が提供する情報共有機能のうち、位置情報の共有(位置情報共有機能)について、図3(C)を参照して説明する。
端末間通信システム1は、複数の端末装置10の間において、位置情報を共有する位置情報共有機能を提供する。ここで、位置情報とは、端末装置10の現在位置や、ユーザが指定した位置などの、ある位置を示す情報である。以下においては、一例として、この位置情報が端末装置10の現在位置を示す情報である場合について説明する。
位置情報には、端末装置10の現在位置を示す情報が含まれている。この現在位置を示す情報には、例えば、経度、緯度、標高、端末装置10の方向・方角が含まれる。なお、端末装置10の現在位置が、例えば、建物の中である場合には、この位置情報には、建物の名称、現在位置の階数(フロア名)、建物内の部屋の名称などが含まれていてもよい。また、端末装置10の現在位置が、例えば、劇場や映画館、スポーツの試合会場の中である場合には、この位置情報には、座席の位置、座席の記号番号、座席の種類(例えば、指定席や自由席)などが含まれていてもよい。
次に、端末間通信システム1が提供する情報共有機能のうち、カメラ画像の共有(カメラ画像共有機能)について図3(D)を参照して説明する。
端末間通信システム1は、複数の端末装置10の間において、カメラ画像を共有するカメラ画像共有機能を提供する。ここで、カメラ画像とは、端末装置10の撮像部120が撮像する画像である。このカメラ画像には、端末装置10の周囲の風景の画像や、端末装置10を操作するユーザの画像が含まれる。また、カメラ画像には、端末装置10の撮像部120が、現在撮像しているリアルタイム画像が含まれる。すなわち、カメラ画像には、端末装置10の周囲の現在の風景を示すリアルタイム画像や、端末装置10を操作するユーザの現在の様子を示すリアルタイム画像が含まれる。
次に、ユーザが情報共有機能を起動する操作の概要について、図4を参照して説明する。
図4は、本実施形態の端末間通信システム1が提供する情報共有機能の選択操作の一例を示す模式図である。
ここでは、ユーザA(Aさん)と、ユーザB(Bさん)とが、それぞれ端末装置10を使用して表示画面共有を利用する場合を一例にして説明する。また、この一例の説明において、ユーザAが利用する端末装置10が、要求側かつ情報発信側の端末装置10、すなわち端末装置10−1Sである。また、この一例の説明において、端末装置10−2が、被要求側かつ情報受信側の端末装置10、すなわち端末装置10−2Rである。また、端末装置10によっては表示画面共有機能に対応していない端末装置10もあり得る。この一例の説明においては、各端末装置10が、表示画面共有機能に対応している場合について説明する。
次に、上述した情報共有機能を提供する端末間通信システム1の構成について、図5を参照して説明する。
図5は、本実施形態の端末間通信システム1の構成の一例を示す概要図である。端末間通信システム1は、複数の端末装置10(この一例では、端末装置10−1S及び端末装置10−2R)の他に、次の装置を備える。すなわち、端末間通信システム1は、シグナリングサーバ20と、認証サーバ30と、プッシュサーバ40と、中継サーバ50とを備えている。
このうち、端末情報受信部は、端末情報を端末装置10から受信する。この端末情報には、端末装置10を識別する端末識別情報と、端末装置10において動作するアプリケーションを識別するアプリケーション識別情報とが含まれている。
適合性判定部は、端末装置10−1において動作する第1アプリケーションと、端末装置10−2において動作する第2アプリケーションとの適合性を、端末情報に基づいて判定する。
判定結果送信部は、端末装置10−1において動作する第1アプリケーションが送信する判定要求に応じて、適合性判定部による判定結果を端末装置10−1に送信する。
セション構築部は、第1アプリケーションが送信する通信開始の要求に応じて、通信開始の要求を送信した第1アプリケーションと、第2アプリケーションとの間のセションを、端末情報に基づいて構築する。
次に、図7及び図8を参照して、端末間通信システム1の動作手順について説明する。初めに、図7を参照して、端末装置10のレジストレーション(初期設定)の動作手順について説明する。次に、図8を参照して、端末間通信システム1によるセション構築の動作手順について説明する。なお、図5に示すステップSの番号は、図7及び図8のステップSの番号に対応する。
図7を参照して、端末装置10のレジストレーション(初期設定)の動作手順について説明する。ここでは、端末装置10−1、及び端末装置10−2が順にレジストレーションを行う場合について説明する。
端末装置10−1は、情報共有機能対応のアプリケーションが端末装置10−1において起動された場合に、プッシュサーバ40に対して、起動されたアプリケーションに対応するプッシュIDの発行の要求を送信する(ステップS10)。
プッシュサーバ40は、プッシュIDの発行の要求を受信すると、起動されたアプリケーションに対応するプッシュIDを、端末装置10−1に送信する(ステップS20)。端末装置10−1は、プッシュサーバ40からプッシュIDを取得する(ステップS30)。
次に、図8を参照して、端末装置10のセション構築の動作手順について説明する。
図8は、本実施形態のセション構築の動作手順の一例を示す流れ図である。ここでは、端末装置10−1と端末装置10−2との間にセションを構築する場合について説明する。ここでは、端末装置10−1が情報共有の要求側であり、端末装置10−2が情報共有の被要求側である場合について説明する。
シグナリングサーバ20は、端末装置10から情報共有の要求を受け付ける(ステップS110)。この情報共有の要求には、被要求側の端末装置10の電話番号が含まれている。
なお、シグナリングサーバ20は、電話番号の判定に代えて、又は電話番号の判定に加えて、プッシュIDの判定を行うこともできる。具体的には、シグナリングサーバ20は、ステップS110において受け付けた電話番号に対応するレジストレーション情報に、プッシュIDが登録されているか否かを判定する。
なお、上述したステップS100と、ステップS140との処理タイミングの前後関係は問わない。例えば、ステップS100が先で、ステップS140が後でもよく、これらステップS100と、ステップS140とが同時に行われてもよい。
次に、中継サーバ50による通信回線の切り換えついて説明する。本実施形態の場合、複数の端末装置10の間の情報共有通信のうち、P2Pセションは、LTE回線を利用して構築される。また、本実施形態の場合、複数の端末装置10の間の情報共有通信のうち、中継サーバ50を介したセションは、無線LAN回線を利用して構築される。
この場合、複数の端末装置10間の通信回線が、LTE回線とLTE回線以外の通信回線とを選択可能な場合において、端末間通信システム1は、複数の端末装置10間の通信回線をLTE回線に固定し、LTE回線以外の通信回線に切り替えないように制御する。
端末装置10は、セション確立が失敗した場合、シグナリングサーバ20に対してエラー情報を送信する。このエラー情報とは、セションが所定時間内に確立しなかったことを示す情報である。すなわち、このエラー情報とは、端末装置10間で情報共有のための通信ができないことを示す情報である。ここで、所定時間とは、セション確立のための接続要求を要求側の端末装置10から被要求側の端末装置10に送信した場合に計時されるタイムアウト時間であり、例えば、2秒である。エラー情報は、要求側の端末装置10、及び被要求側の端末装置10のいずれも送信可能である。すなわち、シグナリングサーバ20は、エラー情報を、要求側の端末装置10と、被要求側の端末装置10とのいずれか一方、又は両方から受信する。
以下の一例においては、要求側の端末装置10がシグナリングサーバ20に対してエラー情報を送信した場合について説明する。
要求側の端末装置10は、ルーム作成要求をシグナリングサーバ20に対して送信する。このルーム作成要求とは、中継サーバ50に対して、ルームの作成を要求する情報である。このルームとは、中継サーバ50が提供する、複数の端末装置10が情報共有を行うための仮想的な空間である。このルームは、付される番号によって、例えば、ルーム1、ルーム2…のようにして区別される。このルームに付される番号を、ルームIDとも称する。端末装置10は、このルームのうち、いずれかのルームに接続する。同一のルームIDのルームに接続されている端末装置10は、互いに情報を共有することができる。例えば、ルーム1に、2台の端末装置10−1、10−2がそれぞれ接続している場合には、これら2台の端末装置10−1、10−2において、互いに情報を共有することができる。
シグナリングサーバ20は、要求側の端末装置10の電話番号を受信すると、中継サーバ50に対して、中継サーバ50の空き容量を確認する要求を出力する。中継サーバ50は、中継サーバ50の空き容量を確認する要求を受信すると、新たなルームを作成可能か否かを判定し、この判定結果をシグナリングサーバ20に送信する。
シグナリングサーバ20は、受信した判定結果が新たなルームを作成可能であることを示す場合には、中継サーバ50に対して、ルーム作成要求を送信する。このルーム作成要求には、上述の通り、要求側の端末装置10の電話番号が含まれている。
中継サーバ50は、ルーム作成要求を受信すると、新たなルームIDを発行して、このルームIDを付したルームを作成する。また、中継サーバ50は、作成したルームに入室するための入室キーを発行する。中継サーバ50は、ルーム作成要求に対するレスポンスをシグナリングサーバ20に対して送信する。ルーム作成要求に対するレスポンスには、中継サーバ50が発行したルームIDと、入室キーとが含まれる。シグナリングサーバ20は、ルーム作成要求に対するレスポンスを受信すると、このレスポンスに含まれるルームIDと、入室キーとを含む情報を、ルーム作成要求に対するレスポンスとして、要求側の端末装置10に送信する。
シグナリングサーバ20は、ルームへの入室の招待の要求を要求側の端末装置10から受信すると、プッシュサーバ40に対して、プッシュ要求を送信する。このプッシュ要求には、要求側の端末装置10の識別情報と、被要求側の端末装置10の識別情報と、ルームIDと、入室キーとが含まれる。
プッシュサーバ40は、プッシュ要求をシグナリングサーバ20から受信すると、被要求側の端末装置10に対して、ルームへの入室の招待情報を送信する。このルームへの入室の招待情報には、要求側の端末装置10の識別情報と、被要求側の端末装置10の識別情報と、ルームIDと、入室キーとが含まれる。また、プッシュサーバ40は、ルームへの入室の招待情報を送信すると、ルームへの入室の招待情報を送信したことを示すレスポンスを、シグナリングサーバ20に送信する。シグナリングサーバ20は、ルームへの入室の招待情報を送信したことを示すレスポンスを受信すると、要求側の端末装置10に対して、ルームへの入室の招待の要求に対するレスポンスを送信する。
なお、この一例では、被要求側の端末装置10は、利用者によるルームへの入室の操作を受け付けた場合に、要求側の端末装置10に対して、ルームへの入室の要求を送信するとして説明したが、これに限られない。被要求側の端末装置10は、利用者による操作を要することなく、要求側の端末装置10に対して、ルームへの入室の要求を送信してもよい。これにより、被要求側の端末装置10は、セションの再構築(再接続)において、利用者による操作を要することなく、自動的に要求側の端末装置10に対して、ルームへの入室の要求を送信することができる。
シグナリングサーバ20は、セションが確立された後には、所定の頻度で端末装置10が正規の装置であるか否かを判定する。すなわち、シグナリングサーバ20は、端末装置10が正規の装置であるか否かを認証する動作を、所定の頻度で定期的に行う。この所定の頻度とは、例えば、数秒おきである。また、ここでいう正規の端末装置10とは、電話番号とIPアドレスとの組み合わせが、予め認証サーバ30に登録されている電話番号とIPアドレスとの組み合わせと一致する装置のことである。
これにより、端末間通信システム1は、正規でない端末装置10による情報共有機能の利用を排除することができる。
次に、端末間通信システム1のセション構築手順の変形例について説明する。この変形例において、端末間通信システム1は、次のようにしてセションを構築する。ここでは、既に端末装置10のレジストレーションが完了している場合について説明する。また、ここでは、図8に示したセション構築の手順におけるステップS100からステップS210と比較しながら説明する。このため、セション構築手順の変形例の手順についてのステップS300からステップS370の図示は省略する。
なお、情報共有機能は、ユーザの操作により、その動作を中断又は中止することができる。例えば、ユーザは、情報共有機能を利用中にその動作を中断させる場合には、表示部100をダブルタップ操作する。端末装置10の操作検出部110は、このダブルタップ操作を検出する。端末装置10は、情報共有機能の動作中に、操作検出部110がダブルタップ操作を検出した場合、共有相手の他の端末装置10に対する画像情報の提供を中断する。
また、端末装置10は、情報共有機能の動作の中断中に、操作検出部110がダブルタップ操作を検出した場合、共有相手の他の端末装置10に対する画像情報の提供を再開する構成であってもよい。
なお、端末装置10は、画像を共有する対象のアプリケーションを、予め記憶していてもよい。この場合、ユーザは、端末装置10に対して、情報共有機能を有するアプリケーションのうち、画像を共有するアプリケーションと、画像を共有しないアプリケーションとを、予め選択する操作をする。端末装置10は、この選択する操作に基づいて、画像を共有する対象のアプリケーションを記憶する。また、端末装置10は、情報共有機能が起動される際に、予め記憶している情報に基づき、画像を共有する対象のアプリケーションか否かを判定する。
なお、これまで端末装置10が、携帯電話やスマートフォンなどである場合を一例にして説明したが、これに限られない。例えば、端末装置10は、タブレットなどの装置であってもよい。ここで、携帯電話やスマートフォンは、耳あて通話用スピーカ131を備えており、耳あて通話が可能である。一方、タブレットは、耳あて通話用スピーカ131を備えていない。すなわち、端末装置10は、耳あて通話用スピーカ131を備えない装置であってもよい。端末装置10がタブレットである場合には、スピーカモードによって通話が行われてもよい。
なお、これまでの説明において、端末間通信システム1は、音声通話中において情報共有機能を提供するとして説明したが、これに限られない。端末間通信システム1は、テキストによる通信中において、情報共有機能を提供してもよい。例えば、端末間通信システム1は、テキストチャットアプリケーションが提供するチャット中に、情報共有機能を提供してもよい。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
Claims (7)
- 端末装置を識別する端末識別情報と、当該端末装置において動作するアプリケーションを識別するアプリケーション識別情報とを含む端末情報を前記端末装置から受信する端末情報受信部と、
複数の前記端末装置のうち第1端末装置において動作する第1アプリケーションと、複数の前記端末装置のうち前記第1端末装置とは異なる第2端末装置において動作する第2アプリケーションとの適合性を、前記端末情報に基づいて判定する適合性判定部と、
前記第1アプリケーションが送信する判定要求に応じて、前記適合性判定部による判定結果を前記第1端末装置に送信する判定結果送信部と、
前記第1アプリケーションが送信する通信開始の要求に応じて、前記通信開始の要求を送信した前記第1アプリケーションと、前記第2アプリケーションとの間のセションを、前記端末情報に基づいて構築するセション構築部と、
を備える端末間通信システム。 - 前記セション構築部が構築する前記セションに基づいて、前記第1アプリケーションと前記第2アプリケーションとの間の通信を中継する中継部
をさらに備える請求項1に記載の端末間通信システム。 - 前記第1端末装置と、前記第2端末装置と
をさらに備え、
前記第1端末装置は、
前記第1アプリケーションと前記第2アプリケーションとの間の通信状況に基づいて、前記中継部を介して前記第2アプリケーションと通信するか、前記中継部を介さずに前記第2アプリケーションと通信するかを選択する
請求項2に記載の端末間通信システム。 - 前記セション構築部は、前記第1アプリケーションと前記第2アプリケーションとの間のセション構築の要求を、プッシュサーバを介した前記第2端末装置との間の通信によって、前記第2端末装置に対して出力する
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の端末間通信システム。 - 前記適合性判定部は、前記アプリケーション識別情報に基づいて、前記第1アプリケーションと前記第2アプリケーションとが同一のアプリケーションであるか否かを判定することにより、記第1アプリケーションと前記第2アプリケーションとの適合性を判定する
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の端末間通信システム。 - 端末装置を識別する端末識別情報と、当該端末装置において動作するアプリケーションを識別するアプリケーション識別情報とを含む端末情報を前記端末装置から受信する端末情報受信手順と、
複数の前記端末装置のうち第1端末装置において動作する第1アプリケーションと、複数の前記端末装置のうち前記第1端末装置とは異なる第2端末装置において動作する第2アプリケーションとの適合性を、前記端末情報に基づいて判定する適合性判定手順と、
前記第1アプリケーションが送信する判定要求に応じて、前記適合性判定手順による判定結果を前記第1端末装置に送信する判定結果送信手順と、
前記第1アプリケーションが送信する通信開始の要求に応じて、前記通信開始の要求を送信した前記第1アプリケーションと、前記第2アプリケーションとの間のセションを、前記端末情報に基づいて構築するセション構築手順と、
を有する端末間通信方法。 - 端末装置と通信するサーバ装置が備えるコンピュータに、
前記端末装置を識別する端末識別情報と、当該端末装置において動作するアプリケーションを識別するアプリケーション識別情報とを含む端末情報を前記端末装置から受信する端末情報受信ステップと、
複数の前記端末装置のうち第1端末装置において動作する第1アプリケーションと、複数の前記端末装置のうち前記第1端末装置とは異なる第2端末装置において動作する第2アプリケーションとの適合性を、前記端末情報に基づいて判定する適合性判定ステップと、
前記第1アプリケーションが送信する判定要求に応じて、前記適合性判定ステップによる判定結果を前記第1端末装置に送信する判定結果送信ステップと、
前記第1アプリケーションが送信する通信開始の要求に応じて、前記通信開始の要求を送信した前記第1アプリケーションと、前記第2アプリケーションとの間のセションを、前記端末情報に基づいて構築するセション構築ステップと、
を実行させるための端末間通信プログラム。
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