JP2016070766A - 物理量検出装置 - Google Patents

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Toshiaki Nakamura
敏明 中村
雅秀 林
Masahide Hayashi
雅秀 林
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Abstract

【課題】
DSPの診断のためのプログラムを別途用意する必要はなく複数のDSPの診断を可能とする。また、DSPに故障が生じた場合、他の正常なDSPで該当のセンサ制御プログラムを代替し、必要なセンサ出力を得ることを目的とする。
【解決手段】
異なる複数の物理量を検出し物理量検出信号として出力する手段と、前記複数の物理量検出信号の中から任意の検出信号を選択し出力する手段と、前記選択後の同一または異なる検出信号に対して演算を行い計測値として出力する複数の計測値演算手段と、前記計測値演算手段で実行するプログラムを変更する手段で実現される。
【選択図】図1

Description

本発明は、角速度、加速度等の物理量検出装置に関するものである。
自動車の走行時の安全を確保するためには、角速度や加速度を検出するセンサが必要となる。これらセンサを、エンジンルームのように温度変化範囲が広く、振動や電磁ノイズの影響が大きい環境に設置して動作させる場合、センサ出力の信頼性を高く保つための工夫が必要になる。
そこで、このような環境において用いられるセンサは、センサ内部に自己診断機能を備え、外部装置に対しその診断情報をセンサ出力とともに送信する。外部装置は、受信した診断情報を基に、受信したセンサ出力が正常であるか否かを判断し、そのセンサ出力を採用するか否かを決定する。
特許文献1〜2には、角速度や加速度などの物理量を検出し、その検出結果と、センサの稼働状況についての診断結果とを、外部装置に送信するセンサが記載されている。
特許文献1に記載されている技術では、センサ出力と同一時点における故障診断出力を出力回路にて時分割して出力する。
特許文献2に記載されている技術では、センサの制御、センサ出力の補正、故障診断などの処理をデジタル・シグナル・プロセッサ(以下、DSPと称す)を用いたプログラム処理にて実行する。
特開2000−2542号公報 特開2011−203028号公報
特許文献1では、センサの駆動、検出、診断等の処理をDSPの共通回路で実行している。そのため、共通回路の診断として、レジスタ部や演算部の診断が必要となる。
特許文献2では、複数のDSP内のレジスタ部や演算部の診断を慣性力の検出動作とともに実施しているが、診断専用のプログラムを用意し、稼動中に実行する必要がある。また、各DSPは個別のセンサ制御処理を実行するため、1つのDSPの故障が検出された場合、DSPの担っているセンサ制御処理は正常ではなく使用不可能となるおそれがある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、DSPの診断のためのプログラムを別途用意する必要はなく、複数のDSPに対し、同一の入力信号を与え、同一のセンサ制御プログラムを実行することで、それぞれの出力を比較して診断を行う。また、一つのDSPに故障が生じた場合、他の正常なDSPでセンサ制御プログラムの実行を代替することで、必要なセンサ出力を得ることを可能にすることを目的とする。
本発明に係る物理量検出装置は、異なる複数の物理量を検出し物理量検出信号として出力する手段と、前記複数の物理量検出信号の中から任意の検出信号を選択し出力する手段と、前記選択後の同一または異なる検出信号に対して演算を行い計測値として出力する複数の計測値演算手段と、前記計測値演算手段で実行するプログラムを変更する手段とで実現される。
本発明に係る物理量検出装置によれば、DSPの診断のためのプログラムを別途用意する必要はなく、複数のDSPに対し、同一の入力信号を与え、同一のセンサ制御プログラムを実行することで、それぞれの出力を比較することで診断を実行できる。また、一つのDSPに故障が生じた場合、他の正常なDSPで該当するセンサ制御プログラムの実行を代替することで、必要なセンサ出力を得ることができる。
物理量検出装置のブロック図である。 検出選択部のブロック図である。 プログラム選択部のブロック図である。 DSPで実行するプログラムのフローチャートである。 診断部のブロック図である。 通信部のブロック図である。 通信部のタイムチャートである。 本発明の通常動作を示す図である。 本発明のDSPの診断動作を示す図である。 本発明のDSP代替動作を示す図である。
図1は、本発明の実施形態に係る物理量検出装置のブロック図である。図1において、角速度検出素子101は、振動子121、駆動電極122、検出電極123を備える。振動子121は、所定の質量を持ち、所定の振動周波数で振動軸方向に振動する。駆動信号はDA変換器105を介して駆動電極122に出力される。駆動信号は振動子121を共振周波数で常時振動させる。そして、角速度を印加すると生じるコリオリ力により振動軸と直角の方向に振動子121に生じる変位を、検出電極123による静電容量の変化により検出する。そして、AD変換器106によりデジタル信号に変換し出力する。
X加速度検出素子102は、振動子131と検出電極132を有する。振動子131は、左右方向(以下、X軸方向と称す)に加速度が加わったときに変位する。検出電極132は、X軸方向の変位量を静電容量の変化により検出する。AD変換器107は、X加速度センサ102が出力する変位容量をデジタル信号に変換し出力する。
Y加速度検出素子103は、振動子141と検出電極142を有する。振動子141は、前後方向(以下、Y軸方向と称す)に加速度が加わったときに変位する。検出電極142は、Y軸方向の変位量を静電容量の変化によって検出する。AD変換器108は、Y加速度検出素子103が出力する変位容量をデジタル信号に変換し出力する。
温度検出素子104は、周囲温度を検出し電圧に変換して出力する。これは、例えば2つの温度特性の違う抵抗の接点の電圧値を検出する原理であるサーミスタで実現できる。AD変換器109は、温度検出素子104の出力電圧をデジタル信号に変換し出力する。
検出値選択部110は、DA変換器105へ出力する駆動信号の振幅値を、後で述べるDSP-A111とDSP-B112のどちらか一方から出力される値を保持し出力する、また、DSP-A111とDSP-B112に入力するAD変換器106〜109からの出力をそれぞれ選択する手段である。
DSP−A111およびDSP−B112は、角速度の検出および加速度検出を実行するDSPである。センサの制御を実行するプログラム命令を格納したプログラムROM−A116およびプログラムROM−B117へアドレス信号を出力するプログラムカウンタと、入力するプログラム命令を実行する命令実行部と、デジタル演算を実行する演算部で構成する。
プログラムROM−A116およびプログラムROM−A117は、DSP−A111およびDSP−B112で実行するセンサ制御プログラムを格納するリード・オンリー・メモリーである。格納するプログラムの実施例については、図2で説明する。
プログラム選択部115は、プログラムROM−A116およびプログラムROM−A117に格納されているプログラムを、DSP−A111とDSP−B112のどちらで実行するかを選択する手段である。具体的な実施例については図3で説明する。
診断部118は、DSP−A111とDSP−B112を診断するための診断用データの出力、診断出力の期待値確認および診断結果を通信部119へ出力する。具体的な実施例については図5で説明する。
通信部119は、DSP−A111とDSP−B112で実行する処理動作を外部から指示する手段と、角速度、加速度および温度の検出信号と診断結果を外部装置に送信する手段である。具体的な実施例については図6で説明する。
図2を用いて検出値選択部110について説明する。レジスタ201〜206は入力データを保持する機能であり、フリップフロップで構成される。セレクタ207およびセレクタ208は選択信号Sの値に応じて入力A〜Eの信号を選択し出力Yに出力する機能である。次に動作について説明する。レジスタ201は角速度検出素子101の駆動信号の振幅値を保持する手段である。DSP−A111とDSP−B112のどちらか一方からの振幅信号を、論理和209を通じてレジスタ201は保持する。レジスタ202〜205はそれぞれ角速度、加速度、温度の検出信号を保持する手段である。レジスタ206はDSP診断用の入力データを保持する手段である。DSP−A111とDSP−B112はそれぞれセレクタ207、208に選択信号を入力し、レジスタ202〜206から処理に必要とする信号を得る。
図3を用いてプログラム選択部115について説明する。セレクタ301はプログラムROM−A116に対して、アドレス信号をDSP-A111とDSP-B112のどちらから入力するかを選択する手段であり、選択信号は外部装置から通信部119を介して入力する。セレクタ302も上記と同様に、プログラムROM−B117のアドレス信号をDSP-A111とDSP-B112のどちらから入力するかを選択する手段である。セレクタ303は、DSP−A111に対して、上記2つのプログラムROMのどちらからプログラム命令であるデータを入力するかを選択する手段であり、選択信号は外部装置から通信部119を介して入力する。同様に、セレクタ304は、DSP−B112に対して、上記2つのプログラムROMのどちらからプログラム命令であるデータを入力するかを選択する手段である。
図4を用いてプログラムROM−A116およびプログラムROM−A117に格納されているDSP-A111とDSP-B112の実行プログラムの一例を説明する。以下、図4の各ステップについて説明する。最初にプログラムROM−A116について説明する。
(ステップS400)
周期カウントは、プログラムROM−A内の一連の処理の実行回数を管理する周期カウンタである。ステップ401から403までの処理が1回終了するごとに1を加算する処理である。
(ステップS401)
角速度駆動は、角速度検出素子101を振動軸方向に振動させる処理である。振動子121の駆動方向の振動が共振状態となるように周波数と振幅を調整して交流の駆動信号を発生する。上記駆動信号をDSP−A111からDA変換器105を介して駆動電極122に出力し振動子121を共振周波数で常時振動させる。
(ステップS402)
角速度検出は、外部から回転運動が生じたときの振動子121の変位信号に対し、上記共振周波数にて同期検波を行うことで、角速度により生じる振動子121の変位信号の振幅値を検出する。得られた振幅値を角速度の検出データとして取り込む。その後、温度検出素子104の検出値に応じて、取り込んだ角速度検出値に対し、温度補正演算と、ローパスフィルタによる高周波ノイズ成分除去を実施する。
(ステップS403)
故障検出は、ステップS401の角速度駆動の出力に基づき、振動子121の振動軸方向の駆動周波数および駆動振幅が正常か否かを判定する。また、角速度検出S402の出力に基づき、角速度出力が正常か否かを判定する。
(ステップS410)
周期カウントは、プログラムROM−B内の一連の処理の実行回数を管理する周期カウンタである。ステップ411から413までの処理が1回終了するごとに1を加算する処理である。
(ステップS411)
X加速度検出は、X加速度検出素子102の変位信号を左右方向の加速度出力として取り込む。その後、温度検出素子104の検出値に応じて、取り込んだ加速度検出値に対し、温度補正演算と、ローパスフィルタによる高周波ノイズ成分除去を実施する。
(ステップS412)
Y加速度検出は、Y加速度検出素子103の変位信号を前後方向の加速度出力として取り込む。その後、温度検出素子104の検出値に応じて、取り込んだ加速度検出値に対し、温度補正演算と、ローパスフィルタによる高周波ノイズ成分除去を実施する。
(ステップS413)
故障検出は、X加速度検出S411の出力に基づき、X方向の加速度検出素子102が正常に稼動しているか否かを判定する。また、Y加速度検出S412の出力に基づき、Y方向の加速度検出素子103が正常に稼動しているか否かを判定する。
図5を用いて診断部118について説明する図である。診断用データROM501は、DSP−A111、DSP−B112に内蔵するレジスタ部および演算部の診断を実行するための診断用入力データを格納する手段である。出力期待値ROM502は上記診断実行後の出力が正常か否かを判定するための出力期待値を格納する手段である。周期カウンタ503は、図2のプログラムROM116、117のプログラムが1周期(S400〜S403の期間およびS410〜S413の期間)実行されるのと同期して1ずつカウントアップする手段である。比較504〜507は2つの入力データを比較し、一致していれば“1”を出力し、一致していなければ“0”を出力する手段である。故障フラグ生成部508は、比較器504、505の出力に基づき故障フラグを作成し出力する手段である。具体的な動作としては、図4のステップS400の周期カウント値と周期カウンタ503の出力を比較器505で比較し、一致していればDSP−A111のプログラムカウンタの動作が正常であると判断し比較器505は“1”を出力する。また、DSP−A111の物理量(角速度または加速度)検出値と出力期待値ROM502の出力を比較器504で比較し、一致していれば“1”を出力する。そして、故障フラグ生成部508では、比較器504の出力と比較器505の出力との論理積を求め、さらに出力を反転し、DSP−Aレジスタ故障フラグとして正常を示す“0”を出力する。一方で、どちらかの出力が1周期でも異常“1”である場合は、内部のラッチで値を保持し、それ以降は常にDSP−Aレジスタ故障フラグとして故障を示す“1”を出力する。同様に、DSP−B112についても、周期カウント値と物理量検出値について、比較器506,507と故障フラグ生成509によりDSP−B112の故障診断を行う。
図6を用いて通信部119について説明する。通信部119は、外部装置からデータを受信し、DSP-A111とDSP-B112の動作を決定する。また、角速度、X加速度およびY加速度の検出結果と故障診断結果を外部装置に送信する。具体的な処理を以下説明する。シリアル・パラレル変換601は、外部装置から入力する1ビットのシリアルデータを16ビットのパラレルデータに変換し、命令解読部602に入力する。命令解読部602は、入力した16ビットのデータを解読し、DSP-A111とDSP-B112でそれぞれ実行するプログラムを指定する命令であれば、その情報をプログラム選択レジスタ603に格納する。レジスタ605〜607は図4の角速度検出(ステップS402)、X加速度検出(ステップS411)およびY加速度検出(ステップS412)がそれぞれ検出したセンサ出力を格納する。またレジスタ608は故障診断(ステップS403およびS413)の結果と診断部118の出力を格納する。カウンタ610は、外部装置から転送クロックが16個入力する毎に1ずつカウントアップし、0から3までの値を繰り返し出力する。セレクタ609は4つのレジスタ出力をカウンタ610の出力に応じて選択して出力する。パラレル・シリアル変換611は、セレクタ609から出力する16ビットのパラレルデータを1ビットのシリアルデータに変換し、外部へ送信データとして出力する。
図7は本実施例の通信のタイムチャートを示したものである。外部装置から転送クロックとともに動作命令のデータ16ビット分が順番に1ビットずつ入力される。そのデータを命令解読部602で内容を判定し、プログラム選択信号レジスタ603に動作指示データを格納する。図7の例では、ビットb15〜b12の4ビットが示す数字が16進数で“8”である場合、プログラム選択信号であると命令解読部602は解釈する。そして、ビットb11〜b10の2ビットが示す数字が図3に示すプログラム選択部115の中のセレクタ301,303の選択信号Sに変換され選択信号レジスタ603に格納される。同様に、ビットb9〜b8の2ビットが示す数字がプログラム選択部115の中のセレクタ302,304の選択信号Sに変換され選択信号レジスタ603に格納される。一方、転送クロックが外部装置から入力されると、16クロック単位でレジスタ605〜608に格納されたデータが順番に1ビットずつ出力される。最初に、16ビットの角速度検出信号、続いて16ビットのX方向加速度検出信号、16ビットのY方向加速度検出信号、最後に16ビットの診断情報が出力される。図7の診断情報の実施例では、各ビットはそれぞれ、以下の項目に対する診断結果を0(正常)または1(異常)によって示す。
(ビットb15)角速度検出素子101の駆動機能(ステップS403)
(ビットb14)角速度検出素子101の角速度検出機能(ステップS403)
(ビットb13)X方向加速度検出素子102の加速度検出機能(ステップS411)
(ビットb12)Y方向加速度検出素子103の加速度検出機能(ステップS412)
(ビットb11)DSP−Aの診断結果(故障フラグ生成部508の出力)
(ビットb10)DSP−Bの診断結果(故障フラグ生成部509の出力)
また、下位8ビットは周期カウンタの値を出力し、センサが周期動作を正常に行っていることを示す。
(ビットb7〜b0)周期カウント値(周期カウンタ503の出力)
次に本実施例の動作について説明する。図8は、通常のセンサ動作を示す図である。外部装置から通信部119に対し、プログラムROM−A116のデータをDSP−A111に、プログラムROM−B117のデータをDSP−B112に供給するように動作指示命令が入力される。その結果、図4の各ROMのプログラム内容に従い、DSP−A111では、検出値選択部110を介して、角速度検出素子101に駆動信号を与えるのと同時に角速度検出素子101の出力信号と温度検出素子104の出力信号を取り込み、角速度の検出処理を実行する。一方、DSP−B112では、検出値選択部110を介して、加速度検出素子102、103の出力信号と温度検出素子104の出力信号を取り込み、加速度の検出処理を実行する。そして、DSP-A111とDSP-B112で検出した信号を通信部119から外部装置に出力する。
図9は、DSP-A111とDSP-B112の診断の動作を示す図である。外部装置から通信部に対し、プログラムROM−A116のデータをDSP−A111とDSP−B112の両方に供給するように動作指示命令が入力される。その結果、図4のプログラムROM−Aのプログラム内容に従い、DSP-A111とDSP-B112では、検出値選択部110を介して、角速度検出素子101に駆動信号を与えるのと同時に角速度検出素子101の出力信号と温度検出素子104の出力信号を取り込み、角速度の検出処理を実行する。そして、2つのDPSから出力する角速度の検出信号値を診断部118で比較し、同じ値であれば、DSP-A111とDSP-B112は正常であると判定する。一方、異なる値である場合は、どちらのDSPが故障しているかを判別するために、図5に示す診断部118の診断用データROM501は、検出値選択部110を介して診断用入力データを両方のDSPに与え、両方のDSPはそれぞれ角速度検出処理を実行する。そして、両方のDSPは検出処理の結果を診断部118にそれぞれ入力し、診断部118は、入力された結果を出力期待値ROMのデータと比較し、一致しない方のDSPを故障とみなす。そして、診断部118からの故障フラグ信号を通信部119から外部装置に出力する。
図10は、DSP-A111とDSP-B112のうち1つのDSPのみを動作させる実施例を示す図である。本実施例によれば、例えば、DSP−A111が故障している場合に、DSP−A111で通常行う角速度検出処理をDSP−B112で実行することができる。また、同時に角速度検出と加速度検出が必要でなく、どちらか一方の検出値を得ればよい場合には、DSP-A111とDSP-B112が共に正常であっても、1つのDSPのみを動作させることで、消費電流を減らすことができる。その実施例について以下説明する。外部装置から通信部を介し、図3のプログラム選択部115において、プログラムROM−A116のデータをDSP−B112に供給し、DSP−A111にはプログラムデータとして常に“0”を供給するように動作指示がされる。その結果、図4のプログラムROM―A116のプログラム内容に従い、DSP−B112では、検出値選択部110を介して、角速度検出素子101に駆動信号を与えるのと同時に角速度検出素子101の出力信号と温度検出素子104の出力信号を取り込み、角速度の検出処理を実行する。一方、DSP−A111では、プログラム命令として常に“0”が入力されるため、動作停止状態を維持する。そして、DSP−B112で検出した角速度検出信号を通信部119から外部装置に出力する。また、加速度検出値を得る場合は、図3のプログラム選択部115において、プログラムROM−B117のデータをDSP−B112に供給し、DSP−A111にはプログラムデータとして常に“0”を供給するように動作指示がされる。その結果、図4のプログラムROM―A117のプログラム内容に従い、DSP−B112では、検出値選択部110を介して、加速度検出素子102および103の出力信号と温度検出素子104の出力信号を取り込み、角速度の検出処理を実行する。そして、DSP−B112で検出した加速度検出信号を通信部119から外部装置に出力する。
101:角速度検出素子、102:X方向加速度検出素子、103:Y方向加速度検出素子、104:温度検出素子、105:DA変換器、106〜109:AD変換器、110:検出値選択部、111および112:デジタル・シグナル・プロセッサ 、115:プログラム選択部、116および117:プログラムROM、118:診断部、119:通信部、121:振動子、122:駆動電極、123:検出電極、131:振動子、132:検出電極、141:振動子、142:検出電極、201〜206:レジスタ、207および208:セレクタ、209:論理和、301〜304:セレクタ、501:診断用データROM、502:出力期待値ROM、503:周期カウンタ、504〜507:比較器、508および509:故障フラグ生成部、602:命令解読、603:レジスタ、605〜608:レジスタ、609:セレクタ、610:カウンタ、611:パラレル・シリアル変換器

Claims (4)

  1. 異なる複数の物理量を検出し物理量検出信号として出力する手段と、前記複数の物理量検出信号の中から任意の検出信号を選択し出力する手段と、前記選択後の同一または異なる検出信号に対して演算を行い計測値として出力する複数の計測値演算手段とを有することを特徴とする物理量検出装置。
  2. 前記計測値演算手段で実行する複数のプログラムを格納する手段と、前記計測値演算手段で実行するプログラムを選択する手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の物理量検出装置。
  3. 前記複数の計測値演算手段に対し、同一の入力信号と、同一のプログラム命令の実行とから故障診断を実行することを特徴とする請求項1または請求項2記載の物理量検出装置。
  4. 前記プログラムを選択する手段において、通信手段を介して、外部装置から前記計測値演算手段の実行するプログラムの選択およびプログラム実行の停止を指示する手段を有することを特徴とする請求項2記載の物理量検出装置。
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