JP2016066887A - 基地局装置及びリソース割当方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】非直交多元アクセスにおけるスケジューリング処理量を低減する。【解決手段】基地局10は、複数の端末50を共通のキャリアに同時に割当可能な非直交多元アクセス方式が適用された基地局である。そして、基地局10において、選択部43は、「スケジューリング処理対象」の端末50群の各端末50に加えて、スケジューリング処理対象の端末50群における判定対象のすべての端末組合せのうち、「第1の条件」を満たす端末組合せを「メトリック算出対象」として選択し、第1の条件を満たさない端末組合せをメトリック算出対象から除外する。【選択図】図7

Description

本発明は、基地局装置及びリソース割当方法に関する。
第4世代移動通信システムの代表である3GPP LTE(3rd Generation Partnership Project Long Term Evolution)システムでは、下り回線(Down Link)において直交多元アクセス(Orthogonal Multiple Access, OMA)方式であるOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)が用いられている。OFDMAでは、スケジューリング処理対象の複数のユーザ(例えば、端末)に対して共通する時間リソースを割り当てる場合、図1に示すように、各ユーザに対して互いに干渉を与えないサブバンド(つまり、互いに直交するサブバンド)が割り当てられる。図1は、直交多元アクセスの説明に供する図である。特に、図1では、ユーザ#1(UE#1)及びユーザ#2(UE#2)の2ユーザにリソースが割り当てられている。ユーザ#1,2のSNR(Signal to Noise Ratio)及びリソース割当率(つまり、割当帯域幅)をそれぞれSNR、SNR、ρ、ρとすると、各ユーザの「キャパシティ(以下では、「予測スループット」又は「期待スループット」と呼ばれることがある)」は、次の式(1)によって表すことができる。
Figure 2016066887
これに対して、第5世代移動通信システムでは、非直交多元アクセス(Non-Orthogonal Multiple Access)方式が検討されている。非直交多元アクセスでは、スケジューリング処理対象の複数のユーザに対して共通する時間リソースを割り当てる場合、各ユーザに対して互いに干渉を与えるサブバンド(つまり、非直交のサブバンド)が割り当てられる。すなわち、例えば、図2に示すように、共通のサブバンドにおいて、一定の電力をユーザ#1及びユーザ#2に分配する(割り当てる)。図2は、非直交多元アクセスの説明に供する図である。非直交多元アクセスシステムでは、例えば、受信側の通信装置が、自装置と同じリソースに割り当てられた他の通信装置宛ての信号を受信信号からキャンセルし、キャンセル処理後の受信信号に対して復調処理及び復号処理を行う機能(つまり、SIC(Successive Interference Canceller)機能)を備えている。
例えば、非直交多重の対象である2つのユーザとして、基地局から近くSNRの高いユーザ#1と、基地局から遠くSNRの低いユーザ#2とを選択する。ユーザ#2のSNRが低いので、ユーザ#2宛ての信号に適用された変調多値数及び符号化率(つまり、MCS(Modulation and Coding Scheme))は、ユーザ#1宛ての信号に適用されたものよりも低い。このため、ユーザ#1は、ユーザ#2宛ての信号を高い成功確率で復調及び復号することができる。従って、ユーザ#1は、受信信号からユーザ#2宛ての信号をキャンセルすることにより、ユーザ2#宛ての信号からの干渉を容易に除去することができる。すなわち、ユーザ#1のSNR及び割当電力をそれぞれSNR、pとすると、ユーザ#1のキャパシティは、次の式(2)で表すことができる。
Figure 2016066887
一方、ユーザ#2宛ての信号にとって、ユーザ#1宛ての信号は干渉となる。従って、ユーザ#2のSNR及び割当電力をそれぞれSNR、pとすると、ユーザ#2のキャパシティは、次の式(3)で表すことができる。
Figure 2016066887
すなわち、ユーザ#1宛ての信号は、ユーザ#2のキャパシティを低下させる要因となっている。しかしながら、ユーザ#2のSNRはもともと低いので、ユーザ#1宛ての信号以外の他の信号の干渉雑音による、ユーザ#2のスループットに与える影響が大きいため、ユーザ#1宛ての信号の干渉による影響は小さい。
このように、非直交多元アクセスによれば、多重対象であるユーザ全体のキャパシティの和(つまり、「システムキャパシティ」)が、直交多元アクセスに比べて向上することが期待できる。
A. Benjebbour, Y. Saito, Y. Kishiyama, A. Li, A. Harada, and T. Nakamura, "Concept and practical considerations of non-orthogonal multiple access (NOMA) for future radio access," ISPACS 2013, Nov. 2013.
しかしながら、非直交多元アクセスにはスケジューリング処理の処理量が増大する可能性がある。
すなわち、従来、非直交多元アクセスでは、スケジューリング対象の複数のユーザのそれぞれ、及び、ユーザ組合せのすべてに関して、プロポーショナルフェア(PF)メトリック(Proportional Fair metric)を算出する。ここで、各ユーザ組合せのPFメトリックは、各ユーザ組合せの各ユーザに対する電力分配に依存する。このため、1つのユーザ組合せに関して、電力分配の各候補についてPFメトリックを算出し、算出した複数のPFメトリックの中で値が最大となるものを、その1つのユーザ組合せのPFメトリックとして用いる。そして、スケジューリング対象の複数のユーザのそれぞれ、及び、ユーザ組合せのすべてに関して算出したPFメトリックの中で最大となるPFメトリックに対応する、ユーザ又はユーザ組合せを、「リソース割当対象」として決定する。
このように、1つのユーザ組合せに関して、電力分配を変更しつつPFメトリックを繰り返し算出するので、処理量が増大してしまう。
また、PFメトリックの算出対象であるユーザ組合せの数も、スケジューリング対象のユーザの数が増えるに従って増大してしまう。すなわち、スケジューリング対象のユーザの数が30であるときに、2ユーザの組合せだけでも、435(=30)通り存在する。スケジューリング対象のユーザの数がKであるとき、Nmaxユーザの組合せまで考慮すると、ユーザ組合せの数は、次の式(4)で表すことができる。
Figure 2016066887
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、非直交多元アクセスにおけるスケジューリング処理量を低減することができる、基地局装置及びリソース割当方法を提供することを目的とする。
開示の態様では、基地局装置は、複数の端末を共通のキャリアに同時に割当可能な非直交多元アクセス方式が適用される。前記基地局装置は、算出部と、決定部と、選択部とを有する。前記算出部は、スケジューリング処理対象の端末群のうちの、メトリック算出対象である複数の端末及び複数の端末組合せの各々に関して、メトリックを算出する。前記決定部は、前記算出したメトリックに基づいて、前記メトリック算出対象からリソース割当対象である端末又は端末組合せを決定する。前記選択部は、前記スケジューリング処理対象の端末群の各端末に加えて、前記スケジューリング処理対象の端末群における判定対象のすべての端末組合せのうち、第1の条件を満たす端末組合せを前記メトリック算出対象として選択し、前記第1の条件を満たさない端末組合せを前記メトリック算出対象から除外する。
開示の態様によれば、非直交多元アクセスにおけるスケジューリング処理量を低減することができる。
図1は、直交多元アクセスの説明に供する図である。 図2は、非直交多元アクセスの説明に供する図である。 図3は、実施例1の通信システムの一例を示す図である。 図4は、PFメトリックの特性の説明に供する図である。 図5は、実施例1の基地局の一例を示すブロック図である。 図6は、実施例1のスケジューラの一例を示すブロック図である。 図7は、実施例1のメトリック算出部の一例を示す図である。 図8は、実施例1の端末の一例を示すブロック図である。 図9は、実施例1のメトリック算出対象の選択方法の説明に供する図である。 図10は、実施例1のメトリック算出対象の選択方法の説明に供する図である。 図11は、実施例1のメトリック算出対象の選択方法の説明に供する図である。 図12は、実施例2のメトリック算出対象の選択方法の説明に供する図である。 図13は、実施例2のメトリック算出対象の選択方法の説明に供する図である。 図14は、実施例2のメトリック算出対象の選択方法の説明に供する図である。 図15は、実施例3の基地局において端末組合せのPFメトリックを算出するメトリック算出部の一例を示すブロック図である。 図16は、実施例4の基地局におけるメトリック算出処理部及び選択部の一例を示すブロック図である。 図17は、実施例6の基地局の一例を示すブロック図である。 図18は、実施例6のスケジューラの一例を示すブロック図である。 図19は、実施例6のメトリック算出部の一例を示すブロック図である。 図20は、実施例6の端末の一例を示すブロック図である。 図21は、基地局のハードウェア構成例を示す図である。 図22は、端末のハードウェア構成例を示す図である。
以下に、本願の開示する基地局装置及びリソース割当方法の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本願の開示する基地局装置及びリソース割当方法が限定されるものではない。また、実施形態において同等の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。また、実施形態において同等の処理ステップには同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
[実施例1]
[通信システムの概要]
図3は、実施例1の通信システムの一例を示す図である。図3において、通信システム1は、基地局10と、端末50−1〜N(Nは2以上の自然数)とを有する。以下では、端末50−1〜Nを特に区別しない場合、総称して端末50と呼ぶことがある。
図3において、端末50−1〜Nは、基地局10のセルC10内に在圏している。基地局10は、複数の端末50を共通のキャリアに同時に割当可能な非直交多元アクセス方式が適用された基地局である。そして、基地局10は、端末50−1〜Nの一部又は全部を「スケジューリング対象」とする。ここでは、端末50−1〜Nのすべてがスケジューリング対象であるものとして説明する。
そして、基地局10は、端末50−1〜Nのうちの、「メトリック算出対象」である複数の端末50及び複数の端末組合せの各々に関して、PFメトリックを算出する。そして、基地局10は、算出したPFメトリックに基づいて、「メトリック算出対象」から「リソース割当対象」である端末50又は端末組合せを決定する。そして、基地局10は、「リソース割当対象」である端末50又は端末組合せに対してリソースを割り当てる。
ここで、基地局10は、「スケジューリング処理対象」の各端末50を「メトリック算出対象」として選択する。基地局10は、「スケジューリング処理対象」の50−1〜Nにおけるすべての端末組合せのうち、「第1の条件」を満たす端末組合せを「メトリック算出対象」として選択し、「第1の条件」を満たさない端末組合せを「メトリック算出対象」から除外する。「第1の条件」は、例えば、第1の端末50及び第2の端末50を含む端末組合せに関して、第1の端末50の平均スループットと第2の端末50の平均スループットとの比(以下では、「第1の比」と呼ぶことがある)が、「第1の閾値」より大きく且つ「第2の閾値」より小さいことを含む。
これにより、「第1の条件」を満たさない端末組合せを「メトリック算出対象」から除外するので、メトリック算出対象の数を低減することができ、結果として、非直交多元アクセスにおけるスケジューリング処理量を低減することができる。
ところで、或るユーザ組合せ(2つの端末の場合)のPFメトリックについて考察する。「瞬時SNR」の高いユーザをユーザ#1とし、瞬時SNRの低いユーザをユーザ#2とする。ユーザ#1及びユーザ#2のそれぞれの瞬時SNR及び平均スループットを、それぞれγ、γ、T、Tとする。また、ユーザ#1に対する割当電力をp、ユーザ#2に対する割当電力をpとし、総電力(つまり、p+p)を1とする。このとき、このユーザ組合せのPFメトリックは、次の式(5)で表すことができる。
Figure 2016066887
式(5)において、p+p=1という条件を用いて、pを消去すると、次の式(6)を導くことができる。
Figure 2016066887
ここで、γ=10dB、γ=0dBとすると、或るユーザ組合せ(2つの端末の場合)のPFメトリックは、ユーザ#1への割当電力p、及び、ユーザ#1とユーザ#2の平均スループットの比(T/T)に応じて、図4に示す値(図4におけるOptimal point)をとる。図4は、PFメトリックの特性の説明に供する図である。図4を見てわかるように、上記の「第1の比」、つまり、ユーザ#1とユーザ#2の平均スループットの比(T/T)が第1の所定値(上記の「第1の閾値」に対応)以下では、PFメトリックが最大となるpの最適値は、1となっている。すなわち、平均スループット比が第1の所定値以下では、このユーザ組み合わせにおいては、非直交多重を行うよりも、ユーザ#1にすべての電力を割り当てることがよいことが分かる。
一方、平均スループット比が第2の所定値(上記の「第2の閾値」に対応)以上では、PFメトリックが最大となるpの最適値はゼロとなっている。すなわち、平均スループット比が第2の所定値以上では、このユーザ組み合わせにおいては、非直交多重を行うよりもユーザ#2にすべての電力を割り当てるのがよいことが分かる。
従って、平均スループット比が第1の所定値以下又は第2の所定値以上である場合、ユーザ#1及びユーザ#2のそれぞれのPFメトリックを「メトリック算出対象」とすれば、ユーザ#1及びユーザ#2のユーザ組合せを「メトリック算出対象」から除外することができる。
[基地局の構成例]
図5は、実施例1の基地局の一例を示すブロック図である。図5において、基地局10は、ユーザデータ信号生成部11−1〜Nと、多重部12と、チャネル多重部13と、OFDM送信処理部14と、無線送信部15とを有する。また、基地局10は、無線受信部16と、受信処理部17と、抽出部18と、スケジューラ19と、制御信号生成部20とを有する。
ユーザデータ信号生成部11−1〜Nは、スケジューリング対象の端末50−1〜Nとそれぞれ対応している。各ユーザデータ信号生成部11は、スケジューラ19から「スケジューリング情報」を受け取ると、スケジューリング情報に基づいて、ユーザデータ信号を生成する。「スケジューリング情報」には、変調多値数、符号化率、及び、電力値が含まれている。後述するように、同一期間にスケジューリング情報を受け取った複数のユーザデータ信号生成部11でそれぞれ生成された複数のユーザデータ信号は、非直交多元アクセスの対象となる。ここで、非直交多重数の最大値をNmaxとする。Nmaxは、N以下の自然数である。
各ユーザデータ信号生成部11は、例えば、図5に示すように、符号化部21と、変調部22と、電力調整部23とを有する。符号化部21は、スケジューリング情報に含まれる符号化率に従って、ユーザデータに対して誤り訂正符号化処理を行い、得られたデータ列を変調部22へ出力する。変調部22は、符号化部21から受け取ったデータ列に対して変調処理を施し、得られた変調信号を電力調整部23へ出力する。電力調整部23は、変調部22から受け取った変調信号の電力を調整し、電力調整後の信号をユーザデータ信号として多重部12へ出力する。
多重部12は、最大でNmaxのユーザデータ信号生成部11からユーザデータ信号を同一期間に受け取り、受け取ったデータ信号を多重する。すなわち、多重部12は、受け取ったデータ信号を重畳し、重畳信号を所定のサブキャリアにマッピングする。そして、多重部12は、得られた多重信号をチャネル多重部13へ出力する。
チャネル多重部13は、制御信号生成部20から受け取った制御信号と、多重部12から受け取った多重信号とを多重する。ここでは、非直交多重ではなく、直交多重(つまり、時間多重、周波数多重、又は、コード多重)が用いられる。そして、チャネル多重部13は、得られた多重信号をOFDM送信処理部14へ出力する。
OFDM送信処理部14は、チャネル多重部13から受け取った多重信号から、OFDM信号を生成する。OFDM送信処理部14は、図5に示すように、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部25と、CP(Cyclic Prefix)付加部26とを有する。IFFT部25は、チャネル多重部13から受け取った多重信号を周波数領域の信号から時間領域の信号へ変換する。そして、CP付加部26は、IFFT部25で得られた時間領域の信号にCPを付加することにより、OFDM信号を得る。
無線送信部15は、OFDM送信処理部14で得られたOFDM信号に対して所定の無線送信処理(デジタルアナログ変換、アップコンバート、増幅等)を施して、得られた無線信号を、アンテナを介して送信する。
無線受信部16は、アンテナを介して受信した無線信号に対して所定の無線受信処理(ダウンコンバート、アナログデジタル変換等)を施し、得られた信号を受信処理部17へ出力する。
受信処理部17は、無線受信部16から受け取った信号に対して所定の受信処理(復調、復号等)を施し、得られた受信データを抽出部18へ出力する。
抽出部18は、受信処理部17から受け取った受信データから、制御データ(Ack/Nack、チャネル状態情報(CQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix Indicator)、RI(Rank Indicator)等)を含む)を抽出し、抽出した制御データをスケジューラ19へ出力する。
制御信号生成部20は、スケジューラ19から受け取った「制御情報」を含めた制御信号を生成し、生成した制御信号をチャネル多重部13へ出力する。「制御情報」には、非直交多重の対象となっている各ユーザの識別情報、各ユーザ宛のユーザデータ信号に適用された符号化率、変調多値数、及び調整電力値等が含まれる。
スケジューラ19は、「スケジューリング処理対象」である端末50−1〜Nのうちの、「メトリック算出対象」である複数の端末50及び複数の端末組合せの各々に関して、PFメトリックを算出する。そして、スケジューラ19は、算出したPFメトリックに基づいて、「メトリック算出対象」から「リソース割当対象」である端末50又は端末組合せを決定する。そして、スケジューラ19は、「リソース割当対象」である端末50又は端末組合せに対してリソースを割り当てる。
ここで、スケジューラ19は、「スケジューリング処理対象」の各端末50を「メトリック算出対象」とする。また、スケジューラ19は、「スケジューリング処理対象」の50−1〜Nにおけるすべての端末組合せのうち、「第1の条件」を満たす端末組合せを「メトリック算出対象」として選択し、「第1の条件」を満たさない端末組合せを「メトリック算出対象」から除外する。
例えば、スケジューラ19は、図6に示すように、平均スループット算出部31と、瞬時SNR算出部32と、メトリック算出部33と、割当決定部34と、MCS決定部35とを有する。図6は、実施例1のスケジューラの一例を示すブロック図である。
平均スループット算出部31は、スケジューリング処理対象である各端末50の平均スループットを算出し、算出した各端末50の平均スループットをメトリック算出部33へ出力する。
瞬時SNR算出部32は、スケジューリング処理対象である各端末50の瞬時SNRを算出し、算出した各端末50の瞬時SNRをメトリック算出部33へ出力する。瞬時SNRの算出には、各端末50から送信されてくるチャネル状態情報に基づいて算出する。
メトリック算出部33は、「スケジューリング処理対象」である端末50−1〜Nのうちの、「メトリック算出対象」である複数の端末50及び複数の端末組合せの各々に関して、PFメトリックを算出する。また、メトリック算出部33は、「スケジューリング処理対象」である端末50−1〜Nの各端末50に加えて、「スケジューリング処理対象」の50−1〜Nにおけるすべての端末組合せのうち、「第1の条件」を満たす端末組合せを「メトリック算出対象」として選択する。一方、メトリック算出部33は、「第1の条件」を満たさない端末組合せを「メトリック算出対象」から除外する。
例えば、メトリック算出部33は、図7に示すように、メトリック算出処理部41と、メトリック算出処理部42と、選択部43とを有する。図7は、実施例1のメトリック算出部の一例を示す図である。
メトリック算出処理部41は、平均スループット算出部31から受け取った平均スループット及び瞬時SNR算出部32から受け取った瞬時SNRを用いて、スケジューリング処理対象である各端末50のPFメトリックを算出する。すなわち、スケジューリング処理対象である各端末50は、通常、PFメトリックの算出対象とされる。
メトリック算出処理部41は、例えば、次の式(7)を用いて、各端末50のPFメトリックを算出する。
Figure 2016066887
ここで、Tはk番目のユーザの平均スループット、γはk番目のユーザの瞬時SNRを表す。
選択部43は、「スケジューリング処理対象」の端末50−1〜Nにおける構成端末数がNmaxまでのすべての端末組合せのうち、「第1の条件」を満たす端末組合せを「メトリック算出対象」として選択し、「第1の条件」を満たさない端末組合せを「メトリック算出対象」から除外する。
メトリック算出処理部42は、選択部43で選択された「メトリック算出対象」である各端末組合せに関して、PFメトリックを算出する。すなわち、メトリック算出処理部42は、「メトリック算出対象」である各端末組合せに関して、電力分配の各候補についてPFメトリックを算出し、算出した複数のPFメトリックの中で値が最大となるものを、各端末組合せのPFメトリックとする。
すなわち、メトリック算出処理部42は、選択部43から出力された「メトリック算出対象」である端末組合せの集合S(m)(ただし、m=2〜Nmax)に含まれる各端末組合せs(m)について、PFメトリック及びその端末組合せにおける最適な電力配分を決定する。これは次の式(8)に示す最大化問題であり、例えば、従来の「繰り返し注水アルゴリズム」を用いて解くことができる。
Figure 2016066887
ここで、上記の「第1の条件」は、以下に示す通りである。
すなわち、2ユーザ多重の場合には、「第1の条件」は、次の式(9)を満たすことという条件を含む。
Figure 2016066887
ここで、瞬時SNRの高いユーザをユーザ#1とし、瞬時SNRの低いユーザをユーザ#2とする。ユーザ#1及びユーザ#2のそれぞれの瞬時SNR及び平均スループットを、それぞれγ、γ、T、Tとする。
また、3ユーザ多重の場合には、「第1の条件」は、上記の式(9)及び次の式(10)の両方を満たすことという条件を含む。
Figure 2016066887
ここで、ユーザ#1、ユーザ#2、ユーザ#3の順番で、瞬時SNRが小さくなるものとする。ユーザ#3の瞬時SNR及び平均スループットを、それぞれγ、Tとする。
また、4ユーザ多重以上のmユーザ多重の場合には、「第1の条件」は、次の式(11)を満たすことという条件を含む。
Figure 2016066887
ここで、ユーザ#1、ユーザ#2、・・・ユーザ#mの順番で、瞬時SNRが小さくなるものとする。ユーザ#mの瞬時SNR及び平均スループットを、それぞれγ、Tとする。
次に、上記の「第1の条件」の導出過程を説明する。
(2ユーザ多重について)
まず、2ユーザ多重の場合の「第1の条件」の導出過程を説明する。
2ユーザ多重の場合、PFメトリックは、次の式(12)で表すことができる。
Figure 2016066887
+p=1から、式(12)を1変数に変換すると、下記の式(13)で表される。
Figure 2016066887
f(p)が単調増加関数となるには導関数が正になることから、次の式(14)が導き出される。
Figure 2016066887
式(14)中のh(p)は、次の式(15)に示すように、単調減少関数である。
Figure 2016066887
従って、次の式(16)で表される条件が満たされれば、f(p)が単調増加関数となる。ただし、min(x)はxの最小値を表す。
Figure 2016066887
逆に、f(p)が単調減少関数となるには導関数が負になることから、次の式(17)が導き出される。
Figure 2016066887
従って、次の式(18)で表される条件が満たされれば、f(p)が単調減少関数となる。ただし、max(x)はxの最大値を表す。
Figure 2016066887
このように、PFメトリックが単調増加関数となる場合、このユーザ組み合わせにおいて、非直交多重を行っても、そのPFメトリックはユーザ#1のみに割り当てた場合のPFメトリックを超えることはない。反対に、PFメトリックが単調減少関数となる場合、このユーザ組み合わせにおいて、非直交多重を行っても、そのPFメトリックはユーザ#2のみに割り当てた場合のPFメトリックを超えることはない。
以上のことから、式(16)と式(18)とを合わせることにより、式(9)に示した条件が導き出される。
(3ユーザ多重について)
次に、3ユーザ多重の場合の「第1の条件」の導出過程を説明する。
3ユーザ多重の場合、PFメトリックは、次の式(19)で表すことができる。
Figure 2016066887
式(19)のpを消去すると、下記の式(20)で表される。
Figure 2016066887
式(20)をpについて偏微分すると、次の式(21)が得られる。
Figure 2016066887
式(20)で表されたPFメトリックがpを固定したときにpに関して単調増加関数になるためには、pについての偏導関数が正になることから、次の式(22)が導き出される。
Figure 2016066887
式(22)を変形すると、式(23)が導き出される。
Figure 2016066887
式(23)をp12(=p+p)の関数とみると、次の式(24)が導き出される。
Figure 2016066887
h(p12)は、次の式(25)に示すように、単調減少関数である。
Figure 2016066887
従って、次の式(26)で表される条件が満たされれば、pに関する偏導関数は正となり、f(p,p)はpを固定したときにpに関して単調増加関数となる。すなわち、p=0が最適値となる。
Figure 2016066887
すなわち、この3ユーザ組合せにおいて非直交多重を行っても、そのPFメトリックは、ユーザ#1とユーザ#2による2ユーザ組合せの非直交多重におけるPFメトリックを超えることはない。従って、この3ユーザ組合せをメトリック算出対象から除外することができる。
一方、次の式(27)で表される条件が満たされれば、pに関する偏導関数は負となり、f(p,p)はpを固定したときにpに関して単調減少関数となる。すなわち、p=0が最適値となる。つまり、ユーザ#1とユーザ#3とに全電力を割り当てるのが最適である。
Figure 2016066887
すなわち、この3ユーザ組合せにおいて非直交多重を行っても、そのPFメトリックは、ユーザ#1とユーザ#3による2ユーザ組合せの非直交多重におけるPFメトリックを超えることはない。従って、この3ユーザ組合せにおけるPFメトリックをメトリック算出対象から除外することができる。
次に、式(19)のpを消去すると、下記の式(28)で表される。
Figure 2016066887
式(28)をpについて偏微分すると、次の式(29)が得られる。
Figure 2016066887
式(28)で表されたPFメトリックがpを固定したときにpに関して単調増加関数になるためには、pについての偏導関数が正になることから、次の式(30)が導き出される。
Figure 2016066887
式(30)をpの関数とみると、次の式(31)が導き出される。
Figure 2016066887
h(p)は、次の式(32)に示すように、単調減少関数である。
Figure 2016066887
従って、次の式(33)で表される条件が満たされれば、f(p,p)はpを固定したときにpに関して単調増加関数となる。すなわち、p=0が最適値となる。
Figure 2016066887
また、f(p,p)がpに関して単調減少関数となるには、pに関する偏導関数が負になることから、次の式(34)の条件が満たされれば、f(p,p)はpを固定したときにpに関して単調減少関数となる。すなわち、p=0が最適値となる。
Figure 2016066887
以上のことから、上記の式(9)及び次の式(10)の両方を満たすことという条件が導き出される。
(4ユーザ多重以上のmユーザ多重について)
次に、4ユーザ多重以上のmユーザ多重の場合の「第1の条件」の導出過程を説明する。
4ユーザ多重以上のmユーザ多重の場合、PFメトリックは、次の式(35)で表すことができる。
Figure 2016066887
式(35)のpを消去すると、下記の式(36)で表される。
Figure 2016066887
式(36)をpm−1について偏微分すると、次の式(37)が得られる。
Figure 2016066887
式(35)で表されたPFメトリックがpm−1に関して単調増加関数になるためには、pm−1についての偏導関数が正になることから、次の式(38)が導き出される。
Figure 2016066887
式(38)をユーザ#mを除くユーザの総電力の関数とみると、次の式(39)が導き出される。
Figure 2016066887
式(39)はユーザ#mを除くユーザの総電力について単調減少関数である。従って、次の式(40)で表される条件が満たされれば、式(36)に示したPFメトリックはpからpm−2を固定したときにpm−1に関して単調増加関数となる。すなわち、p=0が最適値となる。つまり、ユーザ#1からユーザ#m−1に全電力を割り当てるのが最適となる。
Figure 2016066887
また、次の式(41)で表される条件が満たされれば、式(36)に示したPFメトリックはpからpm−2を固定したときにpm−1に関して単調減少関数となる。すなわち、pm−1=0が最適値となる。つまり、ユーザ#1からユーザ#m−2とユーザ#mとに全電力を割り当てるのが最適となる。
Figure 2016066887
以上のことから、上記の式(11)を満たすことという条件が導き出される。
図6の説明に戻り、割当決定部34は、メトリック算出部33で算出された複数のPFメトリックのうちで値が最大であるPFメトリックに対応する、端末50又は端末組合せを、「リソース割当対象」として決定する。
MCS決定部35は、割当決定部34で決定されたリソース割当対象の各端末50宛てのユーザデータに適用する、符号化率、変調多値数、調整電力を決定する。そして、MCS決定部35は、上記のスケジュール情報及び制御情報を生成し、生成したスケジュール情報及び制御情報を、ユーザデータ信号生成部11及び制御信号生成部20へそれぞれ出力する。
[端末の構成例]
図8は、実施例1の端末の一例を示すブロック図である。図8において、端末50は、無線受信部51と、OFDM受信処理部52と、分離部53と、チャネル品質推定部54と、制御信号受信処理部55と、受信処理部56と、Ack生成部57と、送信処理部58と、無線送信部59とを有する。
無線受信部51は、アンテナを介して受信した無線信号に対して所定の無線受信処理(ダウンコンバート、アナログデジタル変換等)を施し、得られたOFDM信号をOFDM受信処理部52へ出力する。
OFDM受信処理部52は、無線受信部51から受け取ったOFDM信号から受信信号(上記の多重信号に対応)を形成する。OFDM受信処理部52は、図8に示すように、CP除去部61と、FFT部62とを有する。CP除去部61は、無線受信部51から受け取ったOFDM信号からCPを除去し、CP除去後のOFDM信号をFFT部62へ出力する。FFT部62は、CP除去後のOFDM信号を時間領域の信号から周波数領域の信号へ変換し、得られた周波数領域の信号を分離部53へ出力する。
分離部53は、OFDM受信処理部52で得られた受信信号から各チャネルの信号を抽出し、得られた各チャネルの信号を対応する機能部へ出力する。例えば、分離部53は、受信信号に含まれる、パイロットチャネルのパイロット信号をチャネル品質推定部54へ出力する。また、分離部53は、受信信号に含まれる、制御チャネルの制御信号を制御信号受信処理部55へ出力する。また、分離部53は、受信信号に含まれる、データチャネルのデータ信号を受信処理部56へ出力する。
チャネル品質推定部54は、分離部53から受け取ったパイロット信号に基づいて、チャネル品質の推定を実行し、得られたチャネル品質推定値に関する情報(つまり、チャネル状態情報(CQI、PMI、RI等))を送信処理部58へ出力する。
制御信号受信処理部55は、分離部53から受け取った制御信号を復調し、復調結果に含まれる制御情報を受信処理部56へ出力する。なお、上記の通り、制御情報には、非直交多重の対象となっている各ユーザの識別情報、各ユーザ宛のユーザデータ信号に適用された符号化率、変調多値数、及び調整電力値等が含まれる。
受信処理部56は、図8に示すように、キャンセル部65と、復調部66と、復号部67とを有する。受信処理部56において復調部66及び復号部67は、まず、自装置のMCSよりもMCSが低く且つMCSの最も低い、非直交多重の対象となっている自装置以外の端末50宛の信号に対して、復調処理及び誤り訂正復号処理を施す。そして、誤り訂正復号に成功した場合、復号部67は、得られた自装置以外の端末50宛ての受信データをキャンセル部65へフィードバックする。そして、キャンセル部65は、分離部53から受け取ったデータチャネルのデータ信号から復号部67から受け取った受信データをキャンセルする。以上で説明した復調処理、復号処理、及びキャンセル処理は、自装置のMCSよりもMCSが低い非直交多重の対象となっている自装置以外の端末50のすべてについて実行される。そして、復調部66及び復号部67は、自装置宛てのデータ信号に対して復調処理及び誤り訂正復号処理を実行する。
Ack生成部57は、復号部67にて自装置宛てのデータ信号の誤り訂正復号に成功した場合、Ack信号を生成して送信処理部58へ出力し、誤り訂正復号に失敗した場合、Nackを生成して送信処理部58へ出力する。
送信処理部58は、入力信号に対して所定の送信処理(符号化及び変調等)を施し、得られた変調信号を無線送信部59へ出力する。
無線送信部59は、送信処理部58から受け取った変調信号に対して所定の無線送信処理(デジタルアナログ変換、アップコンバート等)を施し、得られた無線信号をアンテナを介して送信する。
[通信システムの動作例]
以上の構成を有する通信システム1の処理動作の一例について説明する。特に、ここでは、基地局10の選択部43による「メトリック算出対象」の選択方法について説明する。図9〜11は、実施例1のメトリック算出対象の選択方法の説明に供する図である。図9は、2個の端末50の端末組合せについてのメトリック算出対象の選択方法に関し、図10は、3個の端末50の端末組合せについてのメトリック算出対象の選択方法に関する。また、図11は、m(mは4以上の自然数)個の端末組合せについてのメトリック算出対象の選択方法に関する。
上記の通り、選択部43は、「スケジューリング処理対象」の端末50−1〜Nにおける構成端末の数がNmaxまでのすべての端末組合せのうち、「第1の条件」を満たす端末組合せを「メトリック算出対象」として選択し、「第1の条件」を満たさない端末組合せを「メトリック算出対象」から除外する。
例えば、選択部43は、図9のフローに従って、2個の端末50の端末組合せについてのメトリック算出対象を選択する。
すなわち、選択部43は、2個の端末50の端末組合せ群のうちの1つを最初の「判定対象」としてセットする(ステップS101)。
選択部43は、セットした判定対象の端末組合せの構成端末50を瞬時SNRの高い順にソートする(ステップS102)。
選択部43は、セットした判定対象の端末組合せが「第1の条件」、つまり上記の式(9)を満たすか否かを判定する(ステップS103)。
「第1の条件」が満たされると判定された場合(ステップS103肯定)、選択部43は、判定対象の端末組合せをメトリック算出対象として選択する(ステップS104)。一方、「第1の条件」が満たされないと判定された場合(ステップS103否定)、選択部43は、判定対象の端末組合せをメトリック算出対象から除外する。すなわち、処理ステップは、ステップS105へ進む。
選択部43は、すべての端末組合せを判定対象としてセットし終わったか否かを判定し(ステップS105)、セットし終わっていない場合(ステップS105否定)、次の端末組合せを判定対象としてセットする(ステップS106)。そして、処理フローは、ステップS102に戻る。すべての端末組合せを判定対象としてセットし終わった場合(ステップS105肯定)、図9の処理フローは終了する。
次に、選択部43は、図10のフローに従って、3個の端末50の端末組合せについてのメトリック算出対象を選択する。
すなわち、選択部43は、3個の端末50の端末組合せ群のうちの1つを最初の「判定対象」としてセットする(ステップS111)。
選択部43は、セットした判定対象の端末組合せの構成端末50を瞬時SNRの高い順にソートする(ステップS112)。
選択部43は、セットした判定対象の端末組合せが「第1の条件」、つまり上記の式(9)及び式(10)の両方を満たすか否かを判定する(ステップS113)。
「第1の条件」が満たされると判定された場合(ステップS113肯定)、選択部43は、判定対象の端末組合せをメトリック算出対象として選択する(ステップS114)。一方、「第1の条件」が満たされないと判定された場合(ステップS113否定)、選択部43は、判定対象の端末組合せをメトリック算出対象から除外する。すなわち、処理ステップは、ステップS115へ進む。
選択部43は、すべての端末組合せを判定対象としてセットし終わったか否かを判定し(ステップS115)、し終わっていない場合(ステップS115否定)、次の端末組合せを判定対象としてセットする(ステップS116)。そして、処理フローは、ステップS112に戻る。すべての端末組合せを判定対象としてセットし終わった場合(ステップS115肯定)、図10の処理フローは終了する。
次に、選択部43は、図11のフローに従って、m(mは4以上の自然数)個の端末50の端末組合せについてのメトリック算出対象を選択する。このフローは、mがNmaxになるまで繰り返し実行される。
すなわち、選択部43は、m個の端末50の端末組合せ群のうちの1つを最初の「判定対象」としてセットする(ステップS121)。
選択部43は、セットした判定対象の端末組合せの構成端末50を瞬時SNRの高い順にソートする(ステップS122)。
選択部43は、セットした判定対象の端末組合せが「第1の条件」、つまり上記の式(11)を満たすか否かを判定する(ステップS123)。
「第1の条件」が満たされると判定された場合(ステップS123肯定)、選択部43は、判定対象の端末組合せをメトリック算出対象として選択する(ステップS124)。一方、「第1の条件」が満たされないと判定された場合(ステップS123否定)、選択部43は、判定対象の端末組合せをメトリック算出対象から除外する。すなわち、処理ステップは、ステップS125へ進む。
選択部43は、すべての端末組合せを判定対象としてセットし終わったか否かを判定し(ステップS125)、し終わっていない場合(ステップS125否定)、次の端末組合せを判定対象としてセットする(ステップS126)。そして、処理フローは、ステップS122に戻る。すべての端末組合せを判定対象としてセットし終わった場合(ステップS125肯定)、図11の処理フローは終了する。
以上のように本実施例によれば、基地局10は、複数の端末50を共通のキャリアに同時に割当可能な非直交多元アクセス方式が適用された基地局である。そして、基地局10において、選択部43は、「スケジューリング処理対象」の端末50群の各端末50に加えて、スケジューリング処理対象の端末50群における判定対象のすべての端末組合せのうち、「第1の条件」を満たす端末組合せを「メトリック算出対象」として選択し、第1の条件を満たさない端末組合せをメトリック算出対象から除外する。
この基地局10の構成により、「第1の条件」を満たさない端末組合せを「メトリック算出対象」から除外するので、メトリック算出対象の数を低減することができ、結果として、非直交多元アクセスにおけるスケジューリング処理量を低減することができる。
上記の「第1の条件」は、第1の端末50及び第2の端末50を含む端末組合せに関して、第1の端末50の第1の平均スループットTと第2の端末50の第2の平均スループットTとの第1の比(T/T)が、「第1の閾値」より大きく且つ「第2の閾値」より小さいことを含む。
この基地局10の構成により、第1の比(T/T)が所定範囲(第1の閾値より大きく且つ第2の閾値より小さい範囲)に含まれるか否かという簡単な判定によってメトリック算出対象を選択することができる。これにより、非直交多元アクセスにおけるスケジューリング処理量を低減することができる。
また、上記の「第1の閾値」及び「第2の閾値」のそれぞれは、第1の端末50の第1の瞬時SNRγと第2の端末50の第2の瞬時SNRγとの第2の比(γ/γ)に基づく値である。
[実施例2]
実施例2では、上記の「第1の条件」が満たされるか否かについての判定を行う前に、「第2の条件」が満たされるか否かを判定し、「第2の条件」が満たされない場合、判定対象の端末組合せをメトリック算出対象から除外する。一方、「第2の条件」が満たされた場合、「第1の条件」が満たされるか否かを判定する。「第2の条件」は、第1の端末及び第2の端末を含む端末組合せに関して、第1の端末の第1の平均スループットと第2の端末の第2の平均スループットとの第1の比が1よりも大きい、ことを含む。なお、実施例2の基地局の基本構成は、実施例1の基地局10と同様であるので、図5〜7を参照して説明する。
[基地局の構成例]
実施例2の基地局10において、選択部43は、上記の「第1の条件」が満たされるか否かについての判定を行う前に、「第2の条件」が満たされるか否かを判定し、「第2の条件」が満たされない場合、判定対象の端末組合せをメトリック算出対象から除外する。一方、「第2の条件」が満たされた場合、「第1の条件」が満たされるか否かを判定する。
上記の「第2の条件」は、以下に示す通りである。
すなわち、2ユーザ多重の場合には、「第2の条件」は、次の式(42)を満たすことという条件を含む。
Figure 2016066887
また、3ユーザ多重の場合には、「第2の条件」は、上記の式(42)及び次の式(43)の両方を満たすことという条件を含む。
Figure 2016066887
また、4ユーザ多重以上のmユーザ多重の場合には、「第2の条件」は、次の式(44)を満たすことという条件を含む。
Figure 2016066887
ここで、上記の「第2の条件」の導出過程を説明する。
(2ユーザ多重について)
上記の式(14)の平均スループットの逆数を除いた第1項及び第2項に注目すると、次の式(45)に示す不等号が成立する。
Figure 2016066887
従って、次の式(46)が満たされる場合には、次の式(47)が成立する。
Figure 2016066887
Figure 2016066887
すなわち、次の式(46)が満たされる場合には、PFメトリックは、pについて瞬時SNRに関係なく、単調増加関数となる。
従って、T/Tを算出した時点で、式(42)で表した条件を満たすか否かを判定し、式(42)で表した条件を満たさない場合、判定対象の端末組合せをメトリック算出対象から除外し、式(42)で表した条件を満たす場合、上記の「第1の条件」が満たされるか否かを判定してもよい。これにより、選択処理における算出処理量を低減することができる。
(3ユーザ多重について)
上記の式(22)の平均スループットの逆数を除いた第1項及び第2項に注目すると、次の式(48)に示す不等号が成立する。
Figure 2016066887
従って、次の式(49)が満たされる場合には、PFメトリックは、瞬時SNRに関係なく、pについて単調増加関数となる。
Figure 2016066887
また、次の式(50)が満たされる場合には、PFメトリックは、瞬時SNRに関係なく、pについて単調増加関数となる。
Figure 2016066887
従って、T/T、T/Tを算出した時点で、式(42)及び式(43)の両方を満たすか否かを判定し、式(42)及び式(43)の少なくとも一方を満たさない場合、判定対象の端末組合せをメトリック算出対象から除外し、式(42)及び式(43)の両方を満たす場合、上記の「第1の条件」が満たされるか否かを判定してもよい。これにより、選択処理における算出処理量を低減することができる。
(4ユーザ多重以上のmユーザ多重について)
2ユーザ多重及び3ユーザ多重の場合と同様の考え方で、上記の式(37)を用いることにより、上記の式(44)で表した条件を導きだすことができる。従って、T/T、T/Tm−1を算出した時点で、式(37)を満たすか否かを判定し、式(37)を満たさない場合、判定対象の端末組合せをメトリック算出対象から除外し、式(37)を満たす場合、上記の「第1の条件」が満たされるか否かを判定してもよい。これにより、選択処理における算出処理量を低減することができる。
[基地局の動作例]
以上の構成を有する実施例2の基地局10の処理動作の一例について説明する。特に、ここでは、基地局10の選択部43による「メトリック算出対象」の選択方法について説明する。図12〜14は、実施例2のメトリック算出対象の選択方法の説明に供する図である。図12は、2個の端末50の端末組合せについてのメトリック算出対象の選択方法に関し、図13は、3個の端末50の端末組合せについてのメトリック算出対象の選択方法に関する。また、図14は、m(mは4以上の自然数)個の端末組合せについてのメトリック算出対象の選択方法に関する。
上記の通り、実施例2の基地局10の選択部43は、上記の「第1の条件」が満たされるか否かについての判定を行う前に、「第2の条件」が満たされるか否かを判定し、「第2の条件」が満たされない場合、判定対象の端末組合せをメトリック算出対象から除外する。一方、「第2の条件」が満たされた場合、「第1の条件」が満たされるか否かを判定する。
例えば、選択部43は、図12のフローに従って、2個の端末50の端末組合せについてのメトリック算出対象を選択する。
すなわち、選択部43は、セットした判定対象の端末組合せが「第2の条件」、つまり、上記の式(42)を満たすか否かを判定する(ステップS201)。
選択部43は、上記の式(42)の条件が満たされない場合(ステップS201否定)、判定対象の判定対象の端末組合せをメトリック算出対象から除外する。すなわち、処理ステップは、ステップS105へ進む。一方、選択部43は、上記の式(42)の条件が満たされている場合(ステップS201肯定)、ステップS103の判定ステップを実行する。
次に、選択部43は、図13のフローに従って、3個の端末50の端末組合せについてのメトリック算出対象を選択する。
すなわち、選択部43は、セットした判定対象の端末組合せが「第2の条件」、つまり上記の式(42)及び式(43)の両方を満たすか否かを判定する(ステップS211)。
選択部43は、上記の式(42)及び式(43)の少なくとも一方が満たされない場合(ステップS211否定)、判定対象の判定対象の端末組合せをメトリック算出対象から除外する。すなわち、処理ステップは、ステップS115へ進む。一方、選択部43は、上記の式(42)及び式(43)の両方が満たされている場合(ステップS211肯定)、ステップS113の判定ステップを実行する。
次に、選択部43は、図14のフローに従って、m(mは4以上の自然数)個の端末50の端末組合せについてのメトリック算出対象を選択する。このフローは、mがNmaxになるまで繰り返し実行される。
すなわち、選択部43は、セットした判定対象の端末組合せが「第2の条件」、つまり、上記の式(44)を満たすか否かを判定する(ステップS221)。
選択部43は、上記の式(44)の条件が満たされない場合(ステップS221否定)、判定対象の判定対象の端末組合せをメトリック算出対象から除外する。すなわち、処理ステップは、ステップS125へ進む。一方、選択部43は、上記の式(44)の条件が満たされている場合(ステップS221肯定)、ステップS123の判定ステップを実行する。
以上のように本実施例によれば、基地局10において、選択部43は、第1の端末50及び第2の端末50を含む端末組合せに関して、第1の端末50の第1の平均スループットTと第2の端末50の第2の平均スループットTとの第1の比(T/T)が1よりも大きい「第2の条件」を満たすか否かを判定する。そして、選択部43は、第2の条件が満たされない場合、判定対象の端末組合せをメトリック算出対象から除外し、第2の条件が満たされた場合、上記の第1の条件が満たされるか否かを判定する。
この基地局10の構成により、メトリック算出処理量を低減することができる。
[実施例3]
実施例3は、メトリック算出対象の端末組合せに対するPFメトリックの算出方法のバリエーションに関する。なお、実施例3の基地局の基本構成は、実施例1及び実施例2の基地局10と同様である。
実施例3の基地局10において、メトリック算出処理部42は、図15に示すように、メトリック算出処理部151と、非直交多重電力算出部152と、メトリック算出処理部153とを有する。図15は、実施例3の基地局において端末組合せのPFメトリックを算出するメトリック算出部の一例を示すブロック図である。
メトリック算出処理部151は、3ユーザ多重以上における「メトリック算出対象」の各端末組合せに関して、電力分配の各候補についてPFメトリックを算出し、算出した複数のPFメトリックの中で値が最大となるものを、各端末組合せのPFメトリックとする。すなわち、メトリック算出処理部151は、3ユーザ多重以上における「メトリック算出対象」の各端末組合せに関して、実施例1のメトリック算出処理部42と同様の処理を行う。つまり、例えば、従来の「繰り返し注水アルゴリズム」が用いられる。
非直交多重電力算出部152は、2ユーザ多重における「メトリック算出対象」の各端末組合せに関して、PFメトリックの算出関数の一次導関数を用いて当該算出関数を極大にする第1の端末50の電力値を算出する。また、第1の端末50の電力値と第2の端末50の電力値とが一定である条件を用いて、第2の端末50の電力値を算出する。すなわち、非直交多重電力算出部152は、電力の解析解を求めている。
例えば、非直交多重電力算出部152は、次の式(51)を用いて、第1の端末50の電力値pと第2の端末50の電力値pとを算出する。式(51)は、式(14)に示した導関数をゼロとして、pについて解くことで求めることができる。
Figure 2016066887
メトリック算出処理部153は、非直交多重電力算出部152で算出された、メトリック算出対象の各端末組合せの端末50の電力値及び上記の式(12)を用いて、各端末組合せのPFメトリックを算出する。
以上のように本実施例によれば、基地局10において、非直交多重電力算出部152は、2ユーザ多重における「メトリック算出対象」の各端末組合せに関して、PFメトリックの算出関数の一次導関数を用いて当該算出関数を極大にする第1の端末50の電力値を算出する。そして、メトリック算出処理部153は、非直交多重電力算出部152で算出された第1の端末50の電力値を用いて、PFメトリックを算出する。
この基地局10の構成により、メトリック算出をさらに低減することができる。
[実施例4]
実施例4は、メトリック算出対象の端末組合せの選択方法、及び、メトリック算出対象の端末組合せに対するPFメトリックの算出方法のバリエーションに関する。なお、実施例4の基地局の基本構成は、実施例1及び実施例2の基地局10と同様である。
実施例4の基地局10において、メトリック算出処理部42は、図16に示すように、メトリック算出処理部251,252を有する。また、選択部43は、選択処理部255,256を有する。図16は、実施例4の基地局におけるメトリック算出処理部及び選択部の一例を示すブロック図である。
選択処理部255は、3ユーザ多重以上における「メトリック算出対象」の端末組合せを、実施例1又は実施例2の選択部43と同様の方法で選択する。
メトリック算出処理部251は、選択処理部255で選択された「メトリック算出対象」の各端末組合せに関して、実施例1のメトリック算出処理部42と同様の処理を行う。つまり、例えば、従来の「繰り返し注水アルゴリズム」が用いられる。
選択処理部256は、「スケジューリング処理対象」の端末50−1〜Nにおける2ユーザ多重の各端末組合せに関して、PFメトリックの算出関数の一次導関数を用いて当該算出関数を極大にする第1の端末50の電力値を算出する。すなわち、選択処理部256は、まず、次の式(52)によって、算出関数を極大にする第1の端末50の電力値p1,tmpを算出する。
Figure 2016066887
そして、選択処理部256は、「スケジューリング処理対象」の端末50−1〜Nにおける2ユーザ多重の端末組合せのうち、「第1の条件」を満たす端末組合せを「メトリック算出対象」として選択し、「第1の条件」を満たさない端末組合せを「メトリック算出対象」から除外する。
この「第1の条件」は、次の式(53)を満たすことである。
Figure 2016066887
そして、選択処理部256は、式(53)を満たした端末組合せの構成端末50の電力値を、次の式(54)を用いて算出する。算出された構成端末50の電力値は、メトリック算出処理部252へ出力される。
Figure 2016066887
メトリック算出処理部252は、選択処理部256で選択されたメトリック算出対象の各端末組合せの端末50の電力値及び上記の式(12)を用いて、各端末組合せのPFメトリックを算出する。
以上のように本実施例によれば、基地局10において、選択処理部256は、第1の端末50及び第2の端末50の2つの端末を含む端末組合せに関して、PFメトリックの算出関数の一次導関数を用いて当該算出関数を極大にする第1の端末50の電力値を算出する。そして、選択処理部256は、算出した第1の端末50の電力値が0より大きく且つ1より小さいことを「第1の条件」として、メトリック算出対象を選択する。
この基地局10の構成により、メトリック算出処理量をさらに低減することができる。
[実施例5]
実施例5では、実施例1で説明した「第1の条件」を変更して、「メトリック算出対象」をさらに低減する。なお、実施例5の基地局の基本構成は、実施例1の基地局10と同様であるので、図5〜7を参照して説明する。
実施例5の基地局10において選択部43は、スケジューリング処理対象の端末50−1〜Nにおける構成端末の数がNmaxまでのすべての端末組合せのうち、「第1の条件」を満たす端末組合せを「メトリック算出対象」として選択し、「第1の条件」を満たさない端末組合せを「メトリック算出対象」から除外する。
この「第1の条件」は、以下に示す通りである。
すなわち、2ユーザ多重の場合には、「第1の条件」は、次の式(55)を満たすことという条件を含む。
Figure 2016066887
ここで、αmax、αminは、予め決定される設定値である。例えば、αmax=0.99、αmin=0.01のように、αmaxは1より小さく1に近い値に設定され、αminは、ゼロより大きくゼロに近い値に設定される。すなわち、例えばp=0.01又はp=0.99が最適となる場合、PFメトリックの増加は期待できない。そこで、端末組合せの構成端末50に対して電力が極端に偏って分配される場合も、その端末組合せをメトリック算出対象から除外する。
また、3ユーザ多重の場合には、「第1の条件」は、上記の式(55)及び次の式(56)の両方を満たすことという条件を含む。
Figure 2016066887
また、4ユーザ多重以上のmユーザ多重の場合には、「第1の条件」は、次の式(57)を満たすことという条件を含む。
Figure 2016066887
なお、上記の式(55)乃至式(57)において、αmax=1、αmin=0とすると、実施例1で示した「第1の条件」が得られる。
以上のように本実施例によれば、「第1の閾値」は、第1の端末50の第1の瞬時SNRと第2の端末50の第2の瞬時SNRとの第2の比と所定の第1の電力値(つまり、αmax)とに基づき、「第2の閾値」は、第2の比と所定の第2の電力値(つまり、αmin)とに基づき、所定の第1の電力値(αmax)は、所定の第2の電力値(αmin)よりも大きい。また、所定の第1の電力値(αmax)は、1より小さい値であり、所定の第2の電力値(αmin)はゼロより大きい値である。
この基地局10の構成により、メトリック算出対象の端末組合せをさらに絞ることができるので、メトリック算出処理量をさらに低減することができる。
[実施例6]
実施例1乃至実施例5で説明したスケジューリング方法を、「ビームフォーミング」とNOMAとの組合せに適用した例に関する。すなわち、各ビーム内で複数のユーザの非直交多重が行われる。なお、ここでは、一例として、実施例1で説明したスケジューリング方法を、「ビームフォーミング」とNOMAとの組合せに適用した例について説明する。
[基地局の構成例]
図17は、実施例6の基地局の一例を示すブロック図である。
図17において、ユーザデータ信号生成部311−1〜Nは、互いに異なる1つの「ビーム」にそれぞれ対応する。すなわち、ユーザデータ信号生成部311−1−1〜Nmaxのそれぞれは、1つのビーム内でのスケジューリング対象の端末450とそれぞれ対応する。
各ユーザデータ信号生成部311は、スケジューラ319から「スケジューリング情報」を受け取ると、スケジューリング情報に基づいて、ユーザデータ信号を生成する。「スケジューリング情報」には、変調多値数、符号化率、及び、電力値が含まれている。
多重部12−1〜Nは、互いに異なる1つの「ビーム」にそれぞれ対応する。例えば、多重部12−1は、ビーム1に対応する最大でNmaxのユーザデータ信号生成部11から、ユーザデータ信号を同一期間に受け取り、受け取ったデータ信号を多重する。
プレコ−ディング部312は、スケジューラ319で決定されたプレコーディング行列を多重部12−1〜Nから受け取った多重信号に乗算し、得られたプレコーディング後の多重信号をチャネル多重部13−1〜NATへ出力する。
チャネル多重部13−1〜NATは、互いに異なるアンテナとそれぞれ対応する。また、OFDM送信処理部14−1〜NATは、互いに異なるアンテナとそれぞれ対応する。また、無線送信部15−1〜NATは、互いに異なるアンテナとそれぞれ対応する。
スケジューラ319は、図18に示すように、メトリック算出部333と、割当決定部334と、MCS決定部335とを有する。メトリック算出部333は、図19に示すように、行列単位メトリック算出部341−1〜NCBを有する。図18は、実施例6のスケジューラの一例を示すブロック図である。図19は、実施例6のメトリック算出部の一例を示すブロック図である。
行列単位メトリック算出部341−1〜NCBは、互いに異なるプレコーディング行列にそれぞれ対応する。すなわち、基地局310には、予めNCB個のプレコーディング行列が用意されている。各行列単位メトリック算出部341は、プレコーディング行列単位のPFメトリックを算出する。ここで、各行列単位メトリック算出部341の「スケジューリング処理対象」である端末450は、各行列単位メトリック算出部341に対応するプレコーディング行列を「希望プレコーディング行列」としてフィードバックしてきた端末450である。
また、各行列単位メトリック算出部341は、図19に示すように、ビーム単位メトリック算出部342−1〜Nと、行列単位メトリック算出処理部343とを有する。
各ビーム単位メトリック算出部342は、互いに異なる、プレコーディング行列及びビームの組合せに関して、PFメトリックを算出する。
また、各ビーム単位メトリック算出部342は、図19に示すように、メトリック算出処理部351,352と、選択部353と、最大メトリック選択部354とを有する。
メトリック算出処理部351,352及び選択部353は、基本的には、実施例1のメトリック算出処理部41,42及び選択部43と同じ機能をそれぞれ有している。ただし、メトリック算出処理部351,352及び選択部353における、「スケジューリング処理対象」である端末450は、各行列単位メトリック算出部341に対応するプレコーディング行列を「希望プレコーディング行列」としてフィードバックしてきた端末450である。
最大メトリック選択部354は、プレコーディング行列及びビームの1つの組合せに関して、メトリック算出処理部351,352で算出されたPFメトリックのうちで最大のPFメトリックを選択し、選択したPFメトリックを行列単位メトリック算出処理部343へ出力する。
行列単位メトリック算出処理部343は、対応するビーム単位メトリック算出部342−1〜Nから受け取ったPFメトリック(つまり、ビーム単位のPFメトリック)の総和(つまり、行列単位のPFメトリック)を算出し、算出した総和を割当決定部334へ出力する。
図18の説明に戻り、割当決定部334は、行列単位メトリック算出部341−1〜NCBから受け取ったPFメトリックのうちで値が最大であるPFメトリックに対応する、プレコーディング行列、及び、ビーム内の端末450又は端末組合せを、「リソース割当対象」として決定する。
MCS決定部335は、割当決定部334で決定されたリソース割当対象の各端末450宛てのユーザデータに適用する、符号化率、変調多値数、調整電力を決定する。そして、MCS決定部335は、上記のスケジュール情報及び制御情報を生成し、生成したスケジュール情報及び制御情報を、ユーザデータ信号生成部311及び制御信号生成部20へそれぞれ出力する。また、MCS決定部335は、割当決定部334で決定されたリソース割当対象のプレコーディング行列をプレコーディング部312へ出力する。
[端末の構成例]
図20は、実施例6の端末の一例を示すブロック図である。図20において、端末450は、空間フィルタ部451と、制御信号受信処理部455と、チャネル品質推定部454と、受信処理部456とを有する。図20において、無線受信部51、OFDM受信処理部52、及び分離部53のセットは、アンテナと同じ数だけ設けられている。
チャネル品質推定部454は、自装置が希望するプレコーディング行列、及び、当該希望プレコーディング行列が適応された場合のビーム毎のチャネル品質推定値を算出(推定)する。そして、チャネル品質推定部454は、希望プレコーディング行列、及び、ビーム毎のチャネル品質推定値を送信処理部58へ出力する。
制御信号受信処理部455は、分離部53から受け取った制御信号を復調し、復調結果に含まれる制御情報を受信処理部56へ出力する。制御情報には、実際に適用されたプレコーディング行列を示す情報、各ビーム内で非直交多重の対象となっている各ユーザの識別情報、各ユーザ宛のユーザデータ信号に適用された符号化率、変調多値数、及び調整電力値等が含まれる。なお、固有パイロットを用いる場合、制御情報には、プレコーディング行列を示す情報は含まれなくてもよい。
空間フィルタ部451は、例えば、MMSE(Minimum Mean Square Error)を用いてビームを分離する。
受信処理部456において復調部66及び復号部67は、自装置宛ての信号が含まれているビーム信号において、自装置のMCSよりもMCSが低く且つMCSの最も低い、非直交多重の対象となっている自装置以外の端末450宛の信号に対して、復調処理及び誤り訂正復号処理を施す。そして、誤り訂正復号に成功した場合、復号部67は、得られた自装置以外の端末450宛ての受信データをキャンセル部65へフィードバックする。そして、キャンセル部65は、自装置宛ての信号が含まれているビーム信号から、復号部67から受け取った受信データをキャンセルする。以上で説明した復調処理、復号処理、及びキャンセル処理は、自装置のMCSよりもMCSが低い非直交多重の対象となっている自装置以外の端末450のすべてについて実行される。そして、復調部66及び復号部67は、自装置宛てのデータ信号に対して復調処理及び誤り訂正復号処理を実行する。
以上のようにすることで、「ビームフォーミング」と非直交多元アクセスとを組合せた場合でも、メトリック算出対象の数を低減することができ、結果として、非直交多元アクセスにおけるスケジューリング処理量を低減することができる。
[他の実施例]
実施例で図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
更に、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)(又はMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしてもよい。また、各種処理機能は、CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行するプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしてもよい。
実施例1乃至実施例6の基地局及び端末は、例えば、次のようなハードウェア構成により実現することができる。
図21は、基地局のハードウェア構成例を示す図である。図21に示すように、基地局500は、RF(Radio Frequency)回路501と、プロセッサ502と、メモリ503と、ネットワークIF(Inter Face)504とを有する。プロセッサ502の一例としては、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等が挙げられる。また、メモリ503の一例としては、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等が挙げられる。実施例1乃至実施例6の各基地局が図21に示す構成を有している。
そして、実施例1乃至実施例6の基地局で行われる各種処理機能は、不揮発性記憶媒体などの各種メモリに格納されたプログラムを増幅装置が備えるプロセッサで実行することによって実現してもよい。すなわち、ユーザデータ信号生成部11,311と、多重部12と、チャネル多重部13と、OFDM送信処理部14と、受信処理部17と、抽出部18と、スケジューラ19,319と、制御信号生成部20と、プレコーディング部312とによって実行される各処理に対応するプログラムがメモリ503に記録され、各プログラムがプロセッサ502で実行されてもよい。また、無線送信部15と無線受信部16とは、RF回路501によって実現される。
なお、ここでは、基地局500が一体の装置であるものとして説明したが、これに限定されない。例えば、基地局500は、無線装置と制御装置という2つの別体の装置によって構成されてもよい。この場合、例えば、RF回路501は無線装置に配設され、プロセッサ502と、メモリ503と、ネットワークIF504とは制御装置に配設される。
図22は、端末のハードウェア構成例を示す図である。図22に示すように、端末600は、RF回路601と、プロセッサ602と、メモリ603とを有する。実施例1乃至実施例6の各端末が図22に示す構成を有している。
プロセッサ602の一例としては、CPU、DSP、FPGA等が挙げられる。また、メモリ603の一例としては、SDRAM等のRAM、ROM、フラッシュメモリ等が挙げられる。
そして、実施例1乃至実施例6の端末で行われる各種処理機能は、不揮発性記憶媒体などの各種メモリに格納されたプログラムを増幅装置が備えるプロセッサで実行することによって実現してもよい。すなわち、OFDM受信処理部52と、分離部53と、チャネル推定品質部54,454と、制御信号受信処理部55,455と、受信処理部56,456と、Ack生成部57と、送信処理部58と、空間フィルタ部451とによって実行される各処理に対応するプログラムがメモリ603に記録され、各プログラムがプロセッサ602で実行されてもよい。また、OFDM受信処理部52と、分離部53と、チャネル品質推定部54,454と、制御信号受信処理部55,455と、受信処理部56,456と、Ack生成部57と、送信処理部58と、空間フィルタ部451とによって実行される各処理は、ベースバンドCPU及びアプリケーションCPU等の複数のプロセッサによって分担されて実行されてもよい。また無線受信部51と無線送信部59とは、RF回路601によって実現される。
1 通信システム
10,310 基地局
11,311 ユーザデータ信号生成部
12 多重部
13 チャネル多重部
14 OFDM送信処理部
15,59 無線送信部
16,51 無線受信部
17,56,456 受信処理部
18 抽出部
19,319 スケジューラ
20 制御信号生成部
21 符号化部
22 変調部
23 電力調整部
25 IFFT部
26 CP付加部
31 平均スループット算出部
32 瞬時SNR算出部
33,333 メトリック算出部
34,334 割当決定部
35,335 MCS決定部
41,42,151,153,251,252,351,352 メトリック算出処理部
43,353 選択部
50,450 端末
52 OFDM受信処理部
53 分離部
54,454 チャネル品質推定部
55,455 制御信号受信処理部
57 Ack生成部
58 送信処理部
61 CP除去部
62 FFT部
65 キャンセル部
66 復調部
67 復号部
152 非直交多重電力算出部
255,256 選択処理部
312 プレコーディング部
341 行列単位メトリック算出部
342 ビーム単位メトリック算出部
343 行列単位メトリック算出処理部
354 最大メトリック選択部
451 空間フィルタ部

Claims (7)

  1. 複数の端末を共通のキャリアに同時に割当可能な非直交多元アクセス方式が適用された基地局装置であって、
    スケジューリング処理対象の端末群のうちの、メトリック算出対象である複数の端末及び複数の端末組合せの各々に関して、メトリックを算出する算出部と、
    前記算出したメトリックに基づいて、前記メトリック算出対象からリソース割当対象である端末又は端末組合せを決定する決定部と、
    前記スケジューリング処理対象の端末群の各端末に加えて、前記スケジューリング処理対象の端末群における判定対象のすべての端末組合せのうち、第1の条件を満たす端末組合せを前記メトリック算出対象として選択し、前記第1の条件を満たさない端末組合せを前記メトリック算出対象から除外する選択部と、
    を具備することを特徴とする基地局装置。
  2. 前記第1の条件は、第1の端末及び第2の端末を含む端末組合せに関して、前記第1の端末の第1の平均スループットと前記第2の端末の第2の平均スループットとの第1の比が、第1の閾値より大きく且つ第2の閾値より小さいことを含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記第1の閾値及び前記第2の閾値のそれぞれは、前記第1の端末の第1の瞬時SNR(Signal to Noise Ratio)と前記第2の端末の第2の瞬時SNRとの第2の比に基づく値である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の基地局装置。
  4. 前記第1の閾値は、前記第1の端末の第1の瞬時SNRと前記第2の端末の第2の瞬時SNRとの第2の比と所定の第1の電力値とに基づき、
    前記第2の閾値は、前記第2の比と所定の第2の電力値とに基づき、
    前記所定の第1の電力値は、前記所定の第2の電力値よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項2に記載の基地局装置。
  5. 前記選択部は、第1の端末及び第2の端末を含む端末組合せに関して、前記第1の端末の第1の平均スループットと前記第2の端末の第2の平均スループットとの第1の比が1よりも大きい第2の条件を満たさない場合、前記端末組合せを前記メトリック算出対象から除外し、前記第2の条件を満たす場合、前記第1の条件が満たされるか否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の基地局装置。
  6. 前記選択部は、第1の端末及び第2の端末の2つの端末を含む端末組合せに関して、前記メトリックの算出関数の一次導関数を用いて前記算出関数を極大にする前記第1の端末の電力値を算出し、前記算出した第1の端末の電力値が0より大きく且つ1より小さいことを前記第1の条件として、前記メトリック算出対象を選択する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  7. 複数の端末を共通のキャリアに同時に割当可能な非直交多元アクセス方式が適用された基地局装置によるリソース割当方法であって、
    スケジューリング処理対象の端末群の各端末に加えて、前記スケジューリング処理対象の端末群における判定対象のすべての端末組合せのうち、第1の条件を満たす端末組合せを前記メトリック算出対象として選択し、前記第1の条件を満たさない端末組合せを前記メトリック算出対象から除外し、
    前記選択したメトリック算出対象である各端末及び各端末組合せに関して、メトリックを算出し、
    前記算出したメトリックに基づいて、前記メトリック算出対象からリソース割当対象である端末又は端末組合せを決定する、
    ことを特徴とするリソース割当方法。
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