JP2016054188A - 部品内蔵配線基板、部品内蔵配線基板の製造方法、及び部品内蔵配線基板製造用の中間配線層 - Google Patents

部品内蔵配線基板、部品内蔵配線基板の製造方法、及び部品内蔵配線基板製造用の中間配線層 Download PDF

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Abstract

【課題】配線基板内に電子部品を内蔵してなる部品内蔵配線基板の反りを低減し、その製造歩留りを向上させて低コストで提供する。
【解決方法】金属支持体上に、繊維状フィラーを含まない第1の樹脂絶縁層で離隔された複数の第1の配線層を形成して、第1の配線基板を形成する。次いで、前記第1の配線基板上に電子部品を実装し、前記電子部品を繊維状フィラーを含む第2の樹脂絶縁層で埋設するとともに、当該第2の樹脂絶縁層で離隔された複数の第2の配線層を有する第2の配線基板を形成する。次いで、前記金属支持体をエッチング除去する。
【選択図】図15

Description

本発明は、部品内蔵配線基板、部品内蔵配線基板の製造方法、及び部品内蔵配線基板製造用の中間配線層に関する。
近年の電子機器の高性能化・小型化の流れの中、回路部品の高密度、高機能化が一層求められている。かかる観点より、回路部品を搭載したモジュールにおいても、高密度、高機能化への対応が要求されている。このような要求に答えるべく、現在では配線基板を多層化することが盛んに行われている。
従来、部品内蔵配線基板を製造するに際しては、配線基板を構成する樹脂絶縁層中に電子部品の収容部を形成した後、当該収容部に電子部品を収容し、その後、配線基板全体を加熱加圧し、上記樹脂絶縁層を流動化させて、流動化した樹脂絶縁層で上記収容部と上記電子部品との隙間を埋設し、当該電子部品を固定化して製造していた(特許文献1)。
しかしながら、従来の方法では、電子部品(例えばシリコンから構成される半導体チップ)の熱膨張係数と樹脂絶縁層の熱膨張係数との差によって配線基板に反りが生じ易くなる。そして、配線基板の反りが大きくなると、配線基板に部品を表面実装する場合の実装信頼性が低下する。このため、電子部品占有率の高い電子部品内蔵基板を製造することは困難になる。
このような問題に鑑みて、樹脂絶縁層と、該樹脂絶縁層に形成された収容部に電子部品が配置されてなる部品内蔵部とを有する第1基板を準備するとともに、開口部を有する第2基板を準備し、第1基板から部品内蔵部を含む基板片を切り出し、当該切り出された基板片を第2基板の開口部内に配置して固定し、最終的に得た部品内蔵配線基板の反りを低減する試みがなされている(特許文献2)。
しかしながら、この方法では、第1基板から部品内蔵部を切り出した後の残部は廃棄しなければならず、また、第2基板に開口部を形成する際には、第2基板の、当該開口部に位置する部分を加工等により排除する必要がある。したがって、第1基板及び第2基板においては、部品内蔵配線基板として使用せずに廃棄する無駄な部分が存在することになり、上記部品内蔵配線基板を製造する際のコストを増大させてしまうという問題があった。
特開2008−131039号 特開2013−115136号
本発明は、配線基板内に電子部品を内蔵してなる部品内蔵配線基板の反りを低減し、その製造歩留りを向上させて低コストで提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明は、
金属支持体上に、繊維状フィラーを含まない第1の樹脂絶縁層で離隔された複数の第1の配線層を形成して、第1の配線基板を形成する工程と、
前記第1の配線基板上に電子部品を実装する工程と、
前記電子部品を繊維状フィラーを含む第2の樹脂絶縁層で埋設するとともに、当該第2の樹脂絶縁層で離隔された複数の第2の配線層を有する第2の配線基板を形成する工程と、
前記金属支持体をエッチング除去する工程と、
を具えることを特徴とする、部品内蔵配線基板の製造方法に関する。
また、本発明は、
金属支持体と、
前記金属支持体上に形成された、繊維状フィラーを含まない第1の樹脂絶縁層で離隔された複数の第1の配線層を有する第1の配線基板と、
を具えることを特徴とする、部品内蔵配線基板製造用の中間配線層に関する。
本発明によれば、最初に金属支持体を準備し、この金属支持体上に繊維状フィラーを含まない、いわゆるクロスレスの第1の樹脂絶縁層と、当該第1の樹脂絶縁層で離隔してなる第1の配線層からなる第1の配線基板(部品内蔵配線基板製造用の中間配線層)を形成し、この第1の配線基板上に電子部品を実装するようにしている。そして、当該電子部品を、例えばビースクエアイット(Bit)などの方法により、繊維状フィラーを含む第2の絶縁樹脂層で埋設し、当該第2の樹脂絶縁層で離隔した第2の配線層を有する第2の配線基板を形成するようにしている。
このように、本発明によれば、最終的な部品内蔵配線基板の一部を構成する第1の配線基板を金属支持板上に固定した上で電子部品を実装しているので、電子部品の熱膨張係数と第1の樹脂絶縁層の熱膨張係数とが比較的大きく異なる場合においても、第1の配線基板に反りが生じにくくなる。また、第2の配線基板は第1の配線基板上に積層されるため、第1の配線基板の反りの低減に合せて、第2の配線基板の反りも低減される。結果として、最終的に得る部品内蔵配線基板の反りを十分に低減することができ、その製造歩留りを向上させることができる。
また、本発明によれば、第1の配線基板を構成する第1の樹脂絶縁層をクロスレスとしているので、例えば第1の配線基板における第1の配線層間を電気的に接続する第1の層間接続体のピッチを、第2の配線基板における第2の配線層間を電気的に接続する第2の層間接続体のピッチよりも狭小化することができる。したがって、第1の配線基板においては、狭ピッチ、多ピンの要請を満足することができる。
なお、上述した本発明の部品内蔵配線基板の製造方法及び部品内蔵配線基板製造用の中間配線層を用いることにより、本発明の部品内蔵配線基板、すなわち、
繊維状フィラーを含まない第1の樹脂絶縁層で離隔された複数の第1の配線層を有する第1の配線基板と、
繊維状フィラーを含む第2の樹脂絶縁層で離隔された複数の第2の配線層を有するとともに、前記第2の樹脂絶縁層中に埋設された電子部品を有し、前記第1の配線基板上に積層された第2の配線基板と、
を具えることを特徴とする、部品内蔵配線基板を得ることができる。
以上、本発明によれば、配線基板内に電子部品を内蔵してなる部品内蔵配線基板の反りを低減し、その製造歩留りを向上させて低コストで提供することができる。
第1の実施形態の部品実装配線基板の製造方法の工程を示す断面図である。 第1の実施形態の部品実装配線基板の製造方法の工程を示す断面図である。 第1の実施形態の部品実装配線基板の製造方法の工程を示す断面図である。 第1の実施形態の部品実装配線基板の製造方法の工程を示す断面図である。 第1の実施形態の部品実装配線基板の製造方法の工程を示す断面図である。 第1の実施形態の部品実装配線基板の製造方法の工程を示す断面図である。 第1の実施形態の部品実装配線基板の製造方法の工程を示す断面図である。 第1の実施形態の部品実装配線基板の製造方法の工程を示す断面図である。 第1の実施形態の部品実装配線基板の製造方法の工程を示す断面図である。 第1の実施形態の部品実装配線基板の製造方法の工程を示す断面図である。 第1の実施形態の部品実装配線基板の製造方法の工程を示す断面図である。 第1の実施形態の部品実装配線基板の製造方法の工程を示す断面図である。 第1の実施形態の部品実装配線基板の製造方法の工程を示す断面図である。 第1の実施形態の部品実装配線基板の製造方法の工程を示す断面図である。 第1の実施形態の部品実装配線基板の製造方法の工程を示す断面図である。 第2の実施形態における部品実装配線基板の概略構成を示す断面図である。
以下、本発明の具体的特徴について、発明を実施するための形態に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1〜図15は、本実施形態の部品実装配線基板の製造方法を説明するための断面構成図である。
最初に、図1に示すように例えば板状の金属支持体31を準備する。なお、金属支持体31は、後にエッチング除去する部材であるために、鉄系、銅系、亜鉛系、アルミニウム系などの市販のエッチング剤に対して容易に腐食してエッチングされる金属等から任意に選択することができる。
なお、金属支持体31の厚さtは特に限定されるものではないが、以下に説明するように、第1の配線基板を製造した後に、この第1の配線基板の反りを効果的に抑制するためには、例えば0.1mm〜0.5mmの範囲とすることができる。
次いで、図2に示すように、金属支持体31上に液状の樹脂絶縁材を塗布、あるいはフィルム状の樹脂絶縁材をラミネートすることによって、第1の配線基板の下側の第1の樹脂絶縁層11を構成する樹脂絶縁層11Xを形成する。なお、樹脂絶縁材、すなわち樹脂絶縁層11Xは、第1の配線基板の狭ピッチ、多ピン構造を実現するために、繊維状フィラーを含まない、クロスレスの樹脂絶縁材、樹脂絶縁層11Xとする。
次いで、図3に示すように、第1の配線基板における電極層を形成するための開口部11Aを樹脂絶縁層11Xに、例えばレーザ光照射によって形成する。なお、開口部11Aを形成する方法はレーザ光照射に限定されるものではなく、フォトリソグラフィやその他任意の方法を用いて形成することができる。また、樹脂絶縁層11Xに対して開口部11Aを形成することにより、樹脂絶縁層11Xは第1の配線基板の下側の第1の樹脂絶縁層11を構成することになる。
次いで、図4に示すように、金属支持体31に対して、例えばめっき処理を施すことにより、開口部11A内で第1の配線基板を構成する電極層12を形成する。なお、電極層12は、金属支持体31をエッチング剤で除去する際に、その下面が当該エッチング剤に接触するものであるから、エッチング剤に対して耐性のある金属、例えば金などから構成する。但し、金は他の金属との接着性(結合性)に劣るため、通常は、接着性に優れた他の金属、例えばニッケル等との2層構造(Ni/Au)とすることができる。
次いで、図5に示すように、図4で得た積層体の上面にシード層13をスパッタリング法や無電解メッキ法などの任意の方法で形成した後、第1の配線基板の下側の第1の配線層15を形成するためのレジスト製版を行い(図6参照)、このようにして形成したレジストマスク14を介するとともに、シード層13を電極としてメッキ処理を行い、電極層12上にレジストマスク14のパターンを反映するようにしてメッキ層15Xを形成する(図7参照)。その後、図8に示すように、レジストマスク14及びその下方に位置するシード層13を除去して、第1の配線基板の下側の第1の配線層15を形成する。
次いで、図9に示すように、図2で説明したようにして、第1の配線層15上に液状の樹脂絶縁材を塗布、あるいはフィルム状の樹脂絶縁材をラミネートすることによって、第1の配線基板の上側の第1の樹脂絶縁層16を構成する樹脂絶縁層16Xを形成する。なお、樹脂絶縁材、すなわち樹脂絶縁層16Xは、第1の配線基板の狭ピッチ、多ピン構造を実現するために、繊維状フィラーを含まない、クロスレスの樹脂絶縁材、樹脂絶縁層16Xとする。
次いで、図10に示すように、第1の配線基板における第1の層間接続体(ビア)を形成するための開口部16Aを樹脂絶縁層16Xに、例えばレーザ光照射によって形成する。なお、開口部16Aを形成する方法はレーザ光照射に限定されるものではなく、フォトリソグラフィやその他任意の方法を用いて形成することができる。また、樹脂絶縁層16Xに対して開口部16Aを形成することにより、樹脂絶縁層16Xは第1の配線基板の上側の第1の樹脂絶縁層16を構成することになる。
次いで、図11に示すように、開口部16A内にビアフィルメッキを行うことにより、第1の層間接続体(ビア)17を形成し、その後、図5〜図8で説明したように、シード層の形成、レジストマスクの形成、メッキ処理、レジストマスク及びその下方に位置するシード層を除去して、第1の配線基板の上側の第1の配線層18を形成する(図12参照)。
以上のようにして、図12に示すように、金属支持体31上において、第1の樹脂絶縁層11及び16、第1の配線層15及び18、並びに下側の第1の配線層15と電気的に接続された電極層12が配設された第1の配線基板10を得、この第1の配線基板10と金属支持体31とを含む部品内蔵配線基板製造用の中間配線層30を得る。
なお、図12に示すように、第1の配線基板10においては、順次に、電極層12、第1の樹脂絶縁層11、第1の配線層(電極層)12、第1の樹脂絶縁層16及び第1の配線層18が積層されており、第1の配線層12及び18は第1の層間接続体(ビア)17によって電気的に接続されている。また、第1の配線層12及び18間には、第1の樹脂絶縁層16が介在している。
次いで、図13に示すように、第1の配線基板10の上側の第1の配線層18上に電子部品41を実装する。電子部品41は、ICなどの能動素子の他、抵抗、コンデンサ、インダクタなどの受動素子等から構成することができる。なお、電子部品41の実装は、はんだなどを用いた実装の他、フリップチップ接合などの技術を用いることもできる。
次いで、図14に示すように、第1の配線基板10上に積層する第2の配線基板を作製するための複数のプリプレグ積層体20X,20Y,20Zを準備する。
プリプレグ積層体20Xは、順次に積層された、第2の配線基板の最下方に位置する第2の樹脂絶縁層21となるプレプレグ21Xと、第2の配線基板の最下方に位置する第2の配線層22と、第2の配線基板の中間に位置する第2の樹脂絶縁層23と、第2の配線基板の中間に位置する第2の配線層24とを有している。また、プリプレグ21Xを貫通してその頂部が露出してなる第2の層間接続体27と、第2の樹脂絶縁層23を貫通し、第2の配線層22及び24間を電気的に接続する第2の層間接続体28とを有している。
プリプレグ積層体20Yは、順次に積層された、第2の配線基板の最下方に位置する第2の樹脂絶縁層21となるプレプレグ21Xと、第2の配線基板の最下方に位置する第2の配線層22と、第2の配線基板の中間に位置する第2の樹脂絶縁層23と、第2の配線基板の中間に位置する第2の配線層24とを有している。また、第2の樹脂絶縁層23を貫通し、第2の配線層22及び24間を電気的に接続する第2の層間接続体28を有している。
プリプレグ積層体20Zは上側に位置する第3の樹脂絶縁層25となるプリプレグ25Xと、このプリプレグ25X上に積層された第2の配線基板の上側に位置する第2の配線層26を構成する金属箔26Xとを有している。また、プリプレグ25Xを貫通してその頂部が露出してなる第2の層間接続体29を有している。
その後、図13で得た中間配線層30に対して、複数のプリプレグ積層体20X,20Y,20Zを加熱下、押圧することにより(ビースクエアイット(Bit))、プリプレグ21X及び25Xは流動化して電子部品41の周囲を埋設して、図15に示すように、第1の配線基板10(中間配線層30)上において、第2の樹脂絶縁層21、23及び25、並びに第2の配線層22、24及び26が配設された第2の配線基板20を得、その後、金属支持体31をエッチング除去することにより、目的とする部品内蔵配線基板を得る。
なお、図14に示すように、第2の配線基板20においては、順次に、第2の樹脂絶縁層21、第2の配線層22、第2の樹脂絶縁層23、第2の配線層24、第2の樹脂絶縁層25及び第2の配線層26が積層されている。また、第1の配線基板10の第1の配線層18及び第2の配線層22間が第2の層間接続体(ビア)27で電気的に接続されており、第2の配線層22及び24間が第2の層間接続体(ビア)28で電気的に接続されており、第2の配線層24及び26間が第2の層間接続体(ビア)29で電気的に接続されている。
また、第2の配線基板20における第2の樹脂絶縁層21は、第1の配線基板10に対する接着層として機能し、第1の配線基板10上において第2の配線基板20が安定的に積層されることになる。
以上説明したように、本実施形態では、最初に金属支持体31を準備し、この金属支持体31上に繊維状フィラーを含まない、いわゆるクロスレスの第1の樹脂絶縁層11及び16と、第1の樹脂絶縁層16で離隔してなる第1の配線層15及び18からなる第1の配線基板10(部品内蔵配線基板製造用の中間配線層30)を形成し、この第1の配線基板10上に電子部品41を実装するようにしている。そして、電子部品41を、ビースクエアイット(Bit)の方法により、繊維状フィラーを含む第2の絶縁樹脂層21,23で埋設し、第2の樹脂絶縁層23,25で離隔した第2の配線層22,24,26を有する第2の配線基板20を形成するようにしている。
このように、本実施形態によれば、最終的な部品内蔵配線基板の一部を構成する第1の配線基板10を金属支持板31上に固定した上で電子部品41を実装しているので、電子部品41の熱膨張係数と第1の樹脂絶縁層11,16の熱膨張係数とが比較的大きく異なる場合においても、第1の配線基板10に反りが生じにくくなる。また、第2の配線基板20は第1の配線基板10上に積層されるため、第1の配線基板10の反りの低減に合せて、第2の配線基板20の反りの低減も抑制される。結果として、最終的に得る部品内蔵配線基板の反りを十分に低減することができ、その製造歩留りを向上させることができる。
また、本実施形態によれば、第1の配線基板10を構成する第1の樹脂絶縁層11,16をクロスレスとしているので、例えば第1の配線基板10における第1の配線層15,18間を電気的に接続する第1の層間接続体17のピッチを、第2の配線基板20における第2の配線層22,24,26間を電気的に接続する第2の層間接続体28,29のピッチよりも狭小化することができる。したがって、第1の配線基板10においては、狭ピッチ、多ピンの要請を満足することができる。
(第2の実施形態)
図16は、本実施形態の部品実装配線基板の断面構成図である。なお、図16に示す部品内蔵配線基板は、上記第1の実施形態における図1〜図15に記載した製造方法に従って製造したものである。
図16に示すように、本実施形態の部品内蔵配線基板1は、第1の配線基板10上に第2の配線基板20が積層されている。
第1の配線基板10においては、順次に、電極層12、第1の樹脂絶縁層11、第1の配線層(電極層)12、第1の樹脂絶縁層16及び第1の配線層18が積層されており、第1の配線層12及び18は第1の層間接続体(ビア)17によって電気的に接続されている。また、第1の配線層12及び18間には、第1の樹脂絶縁層16が介在している。第1の樹脂絶縁層11,16は繊維状フィラーを含まない、いわゆるクロスレスの樹脂絶縁材から構成されている。
第2の配線基板20においては、順次に、第2の樹脂絶縁層21、第2の配線層22、第2の樹脂絶縁層23、第2の配線層24、第2の樹脂絶縁層25及び第2の配線層26が積層されている。また、第1の配線基板10の第1の配線層18及び第2の配線層22間が第2の層間接続体(ビア)27で電気的に接続されており、第2の配線層22及び24間が第2の層間接続体(ビア)28で電気的に接続されており、第2の配線層24及び26間が第2の層間接続体(ビア)29で電気的に接続されている。
また、第2の配線基板20における第2の配線層21は、第1の配線基板10に対する接着層として機能し、第1の配線基板10上において第2の配線基板20が安定的に積層されることになる。
さらに、第2の樹脂絶縁層21,23,25は繊維状フィラーを含む樹脂絶縁材から構成されている。したがって、図16に示すように、第1の配線基板10における第1の配線層15,18間を電気的に接続する第1の層間接続体17のピッチを、第2の配線基板20における第2の配線層22,24,26間を電気的に接続する第2の層間接続体28,29のピッチよりも狭小化することができる。したがって、第1の配線基板10においては、狭ピッチ、多ピンの要請を満足することができる。
以上、本発明を上記具体例に基づいて詳細に説明したが、本発明は上記具体例に限定されるものではなく、本発明の範疇を逸脱しない限りにおいて、あらゆる変形や変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、第1の配線基板10における第1の樹脂絶縁層の数及び第1の配線層の数をそれぞれ2層としているが、必要に応じて任意の数とすることができる。同様に、第2の配線基板20における第2の樹脂絶縁層の数及び第2の配線層の数をそれぞれ2層としているが、必要に応じて任意の数とすることができる。
1 部品内蔵配線基板
10 第1の配線基板
11,16 第1の樹脂絶縁層
12 電極層
15,18 第1の配線層
17 第1の層間接続体(ビア)
20 第2の配線基板
21,23,25 第2の樹脂絶縁層
22,24,26 第2の配線層
27,28,29 第2の層間接続体(ビア)
31 金属支持板
41 電子部品

Claims (5)

  1. 繊維状フィラーを含まない第1の樹脂絶縁層で離隔された複数の第1の配線層を有する第1の配線基板と、
    繊維状フィラーを含む第2の樹脂絶縁層で離隔された複数の第2の配線層を有するとともに、前記第2の樹脂絶縁層中に埋設された電子部品を有し、前記第1の配線基板上に積層された第2の配線基板と、
    を具えることを特徴とする、部品内蔵配線基板。
  2. 前記第1の配線基板における前記複数の第1の配線層は複数の第1の層間接続体で電気的に接続されており、前記第2の配線基板における前記複数の第2の配線層は複数の第2の層間接続体で電気的に接続されており、前記第1の層間接続体のピッチが前記第2の層間接続体のピッチよりも狭小化されていることを特徴とする、請求項1に記載の部品内蔵配線基板。
  3. 金属支持体上に、繊維状フィラーを含まない第1の樹脂絶縁層で離隔された複数の第1の配線層を形成して、第1の配線基板を形成する工程と、
    前記第1の配線基板上に電子部品を実装する工程と、
    前記電子部品を繊維状フィラーを含む第2の樹脂絶縁層で埋設するとともに、当該第2の樹脂絶縁層で離隔された複数の第2の配線層を有する第2の配線基板を形成する工程と、
    前記金属支持体をエッチング除去する工程と、
    を具えることを特徴とする、部品内蔵配線基板の製造方法。
  4. 前記第1の配線基板における前記複数の第1の配線層を複数の第1の層間接続体で電気的に接続する工程と、
    前記第2の配線基板における前記複数の第2の配線層は複数の第2の層間接続体で電気的に接続する工程とを具え、
    前記第1の層間接続体のピッチを前記第2の層間接続体のピッチよりも狭小化することを特徴とする、請求項3に記載の部品内蔵配線基板の製造方法。
  5. 金属支持体と、
    前記金属支持体上に形成された、繊維状フィラーを含まない第1の樹脂絶縁層で離隔された複数の第1の配線層を有する第1の配線基板と、
    を具えることを特徴とする、部品内蔵配線基板製造用の中間配線層。
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