以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.構成概要>
図1は、画像形成装置10の外観を示す図であり、図2は、画像形成装置10の機能ブロックを示す図である。ここでは、画像形成装置10として、MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))を例示する。
MFP10は、スキャン機能(スキャンモード)、コピー機能(コピーモード)、ファクシミリ機能(ファクシミリモード)およびボックス格納機能(ボックス格納モード)などを備える装置(複合機とも称する)である。具体的には、MFP10は、図2の機能ブロック図に示すように、画像読取部2、印刷出力部3、通信部4、格納部5、操作部6およびコントローラ9等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
画像読取部(スキャン部とも称される)2は、MFP10の所定の位置に載置された原稿を光学的に読み取って(すなわちスキャンして)、当該原稿の画像データ(原稿画像ないしスキャン画像とも称する)を生成する処理部である。
印刷出力部3は、印刷対象に関するデータに基づいて紙などの各種の媒体に画像を印刷出力する出力部である。
通信部4は、公衆回線等を介したファクシミリ通信を行うことが可能な処理部である。さらに、通信部4は、ネットワークを介したネットワーク通信を行うことも可能である。このネットワーク通信では、たとえば、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の各種のプロトコルが利用される。当該ネットワーク通信を利用することによって、MFP10は、所望の相手先との間で各種のデータを授受することが可能である。通信部4は、各種データを送信する送信部4aと各種データを受信する受信部4bとを有する。
格納部5は、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置で構成される。格納部5は、各表示画面の画像データ等を記憶する。
操作部6は、MFP10に対する操作入力を受け付ける操作入力部6aと、各種情報の表示出力を行う表示部6bとを備えている。
このMFP10においては、略板状の操作パネル部6c(図1参照)が設けられている。また、操作パネル部6cは、その正面側にタッチパネル25(図1参照)を有している。タッチパネル25は、操作入力部6aの一部としても機能するとともに、表示部6bの一部としても機能する。タッチパネル25は、液晶表示パネルに圧電センサ等が埋め込まれて構成され、各種情報を表示するとともに操作者(ユーザ)による操作入力(ボタンの押下操作(指示操作)等)を受け付けることが可能である。また、表示部6bは、タッチパネル25に表示される表示画面を選択的に切り換えて表示する。
たとえば、タッチパネル25においては、メニュー画像(ボタン画像等を含む)が表示される。タッチパネル25内に仮想的に配置されるボタン(ボタン画像で表現されるボタン)がユーザによって押下されると、表示部6bは、メニュー画面を、MFP10の各種動作内容の設定画面に切り換える。換言すれば、表示部6bは、メニュー画面に代えて当該設定画面をタッチパネル25に表示する。タッチパネル25に表示された当該設定画面において、ユーザは、MFP10の各種動作内容を設定することなどが可能である。
コントローラ9は、MFP10に内蔵され、MFP10を統括的に制御する制御装置である。コントローラ9は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ9は、CPUにおいて、ROM(例えば、EEPROM)内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(以下、単にプログラムとも称する)を実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体、あるいはネットワーク等を介してMFP10にインストールされてもよい。
具体的には、図2に示すように、コントローラ9は、当該プログラムの実行により、入力制御部11と表示制御部12と検索部13とジョブ実行部14と判定部15とを含む各種の処理部を実現する。
入力制御部11は、操作入力部6a(タッチパネル25等)に対する操作入力動作を制御する制御部である。たとえば、入力制御部11は、タッチパネル25に表示された操作画面200に対する操作入力(指示操作等)を受け付ける動作を制御する。
表示制御部12は、表示部6b(タッチパネル25等)における表示動作を制御する処理部である。表示制御部12は、操作画面200に各種の情報を表示する動作等を制御する。たとえば、表示制御部12は、特定の機能(たとえば「小冊子」機能)の利用指示を受け付けるボタンを操作画面200に表示するとともに、特定の機能の名称を表すボタン名称(ボタンの名称)を当該ボタンの近傍に表示する。
検索部13は、ユーザによる検索指示操作(後述)に応じて、ユーザにより入力されたキーワードに対応する機能を、MFP10が有する複数の機能の中から検索する動作等を制御する。
ジョブ実行部14は、ジョブを実行する動作等を制御する。たとえば、ジョブ実行部14は、ユーザによる一連の指示操作(後述)に応じて、ジョブ(特定の機能を利用するジョブ)を実行する。
判定部15は、特定の機能を表すデフォルト名称が、機能検索時にユーザにより入力されたキーワード(検索用キーワード)と異なるか否か、を判定する動作等を制御する。
<1−2.動作>
第1実施形態においては、機能検索(機能検索処理)が行われ、機能検索の検索結果のうちの特定の機能を利用したジョブが一連の指示操作(後述)に応じて実行されると、操作画面200において表示される当該特定の機能のボタン名称が、当該機能検索時にユーザにより入力されたキーワードを用いて表示される態様について説明する。より詳細には、当該操作画面200において、特定の機能のボタン名称が、デフォルト名称から当該キーワードに変更されて表示される。
<通常動作(機能検索を伴わない動作)>
この第1実施形態では、ユーザが、「小冊子」機能を利用したジョブ(コピージョブ)を実行したいと考える状況を想定する。なお、「小冊子」機能は、複数のページを1枚の用紙に割り付けて(詳細には片面に2ページずつ両面に合計4つのページを割り付けて)印刷出力する機能である。
ユーザは、タッチパネル25に表示された(初期)メニュー画面100(図4)において、コピーボタン(所望の動作モード(ここではコピーモード)に遷移すべき旨の指示を受け付けるボタン)101を押下(選択)する。そして、動作モードがコピーモードに遷移すると、表示制御部12は、コピーモードの操作画面(ここでは設定一覧画面)150(図5)をタッチパネル25に表示する。この設定一覧画面150にてユーザは、コピージョブの各種設定を行う。なお、ここでは、コピージョブに関する更なる詳細設定を行うために応用設定ボタン160がユーザにより押下されることを想定する。応用設定ボタン160が押下されると、表示制御部12は、操作画面(ここでは詳細設定一覧画面)200(図6)をタッチパネル25に表示する。
図6に示すように、当該操作画面200においては、複数の機能ボタン(機能設定ボタン)301〜315、検索ボタン350および「閉じる」ボタン370が仮想的に表示されている。これらの機能ボタン(301〜315)は、特定の機能の利用指示(たとえば特定の機能の設定画面の表示指示)を受け付けるボタンである。また、図6に示すように、当該機能ボタン301〜315の近傍(詳細には下側近傍)には、ボタン名称が表示(配置)されている。この当該ボタン名称には、機能ボタン301〜315のデフォルト名称(標準名称)が表示される。なお、機能ボタン301〜315のボタン名称の表示位置は、当該機能ボタン301〜315の近傍に限定されず、当該機能ボタン301〜315の領域内であってもよい。
そして、ユーザは、「小冊子」機能を利用するために(「小冊子」機能の詳細設定を行うために)、図6の操作画面200内の「小冊子」機能ボタン312を押下する。なお、図6に示すように、「小冊子」機能の詳細設定は未だ行われていないため、「小冊子」機能ボタン312内には「小冊子」機能がオフ(OFF)である旨が表示されている。
「小冊子」機能ボタン312がユーザにより押下されると、MFP10(操作入力部6aおよび表示制御部12)は、当該押下操作(「小冊子」機能の利用指示)を受け付け、「小冊子」機能の設定画面220(図10)をタッチパネル25に表示する。図10に示すように、設定画面220には「小冊子」機能に関する各種の設定事項が表示され、ユーザは、当該設定画面220にて「小冊子」機能に関する設定を行う。たとえば、ユーザは、「左開き」ボタン221および「中とじ」ボタン222を押下して「小冊子」機能に関する設定を行う。「小冊子」機能に関する設定が行われると、「小冊子」機能が(自動的に)オフ(OFF)からオン(ON)に変更される。
そして、OKボタン380がユーザにより押下されると、図7の操作画面200が表示される。図7に示すように、「小冊子」機能の設定が行われたことによって、「小冊子」機能がオン(ON)である旨が「小冊子」機能ボタン312内に表示される。その後、ユーザによる実行指示操作(「小冊子」機能を利用したジョブを実行すべき旨を指示する指示操作)(たとえばスタートボタン(不図示)の押下操作)が受け付けられると、ジョブ実行部14は、当該ジョブ(コピージョブ)を実行する。
このようにして、通常動作(機能検索を伴わない動作)において、ユーザは、操作画面200に表示された所望の機能のボタン名称(ここではデフォルト名称)を参照して当該機能を選択(指定)する。そして、ユーザは、当該機能の詳細設定を行い、当該機能を利用したジョブの実行指示をMFP10に付与する。
<機能検索を伴う動作>
ユーザの中には、所望の機能(たとえば「小冊子」機能)を実行したいと考えるものの、当該所望の機能を表す名称(デフォルト名称(ここでは「小冊子」))を失念している(あるいは知らない)ユーザも存在し得る。このような場合には、ユーザは、操作画面200(図6)内の検索ボタン350を押下し機能検索を行うことによって、所望の機能を見つけ出すことが可能である。そして、ユーザは、検索結果の中から所望の機能を選択し、当該機能を利用したジョブの実行指示をMFP10に付与することによって、所望の機能を利用したジョブをMFP10に実行させることができる。以下、このような動作等についてさらに詳細に説明する。
図3は、MFP10における機能検索を伴う動作を示すフローチャートである。操作画面200内の検索ボタン350がユーザにより押下された後のMFP10の動作について、図3のフローチャートを参照しながら説明する。
ステップS11において、MFP10は、タッチパネル25の表示画面が操作画面200(図6)から検索画面210(図8)に遷移したか否か、を判定する。具体的には、検索ボタン350(図6)がユーザにより押下されて検索画面210がタッチパネル25に表示されることにより、MFP10は、タッチパネル25の表示画面が操作画面200から検索画面210に遷移した旨を判定する。
図8に示すように、この検索画面210には、検索文字入力欄400、検索実行ボタン410、クリアボタン420、検索結果表示欄430およびキーボード450が表示されている。ユーザがキーボード450を用いてキーワード(検索ワード)を入力すると、入力されたキーワードが検索文字入力欄400に表示(反映)される。ここでは、ユーザが、所望の機能(「小冊子」機能)を表す名称(デフォルト名称)を思い出せないものの当該所望の機能の処理内容から「製本」を思い浮かべ、検索文字入力欄400にキーワード「製本」を入力して検索処理を行うことを想定する。ユーザは、キーワード「製本」を入力すると、検索実行ボタン410を押下して機能検索の実行指示(検索指示)をMFP10に付与する。
MFP10(操作入力部6aおよび検索部13)は、ユーザによる検索指示操作(ユーザにより入力されたキーワード(ここでは「製本」)に対応する機能を、MFP10が有する複数の機能の中から検索すべき旨を指示する操作)を受け付ける(ステップS12)と、当該検索指示操作に応じて機能検索を実行する。なお、ここでは、検索実行ボタン410が検索画面210内に設けられ、当該検索実行ボタン410の押下操作が検索指示操作である態様を例示したが、これに限定されない。たとえば、検索実行ボタン410を検索画面210に設けず、キーワード(ここでは「製本」)の入力操作自体が検索指示操作であってもよい。具体的には、キーワードが1文字入力されるごとに、機能検索が逐次実行されてもよい。
ステップS13において、MFP10(判定部15)は、機能検索の検索結果の存否を判定する。検索結果が存在する場合には、表示制御部12は、機能検索の検索結果を検索結果表示欄430に表示する(ステップS14)。一方、検索結果が存在しない場合には、当該機能検索を伴う動作は終了し、表示制御部12は、操作画面200(図6)を再びタッチパネル25に表示する。
ここでは、機能検索の検索結果(キーワード「製本」に対応する機能)が存在する旨が判定され、「ブック原稿」機能および「小冊子」機能が検索結果として検索結果表示欄430に表示される(図9参照)。図9に示すように、検索結果表示欄430には、検索結果(「ブック原稿」機能および「小冊子」機能)とヘルプボタン441,443と設定ボタン442,444とが表示されている。ユーザが、機能検索の検索結果の中から所望の機能(ここでは「小冊子」機能)の設定ボタン444を押下すると、MFP10(操作入力部6a)は当該押下操作(所望の機能の選択操作)を受け付ける(ステップS15)。
なお、設定ボタン442,444は、当該設定ボタンに対応する機能の設定画面を表示する旨の指示を受け付けるボタンであり、ヘルプボタン441,443は、当該設定ボタンに対応する機能の詳細説明を表示する旨の指示を受け付けるボタンである。たとえば、ユーザが「小冊子」機能自体を知らない場合には、当該ユーザは、「小冊子」機能のヘルプボタン443を押下することによって「小冊子」機能の詳細説明を表示させ、「小冊子」機能の詳細内容を知得することができる。
ユーザによる所望の機能の選択操作(「小冊子」機能の設定ボタン444の押下操作)が受け付けられると、表示制御部12は、「小冊子」機能に関する設定画面220(図10)をタッチパネル25に表示する(ステップS16)。ユーザは、当該設定画面220において、「小冊子」機能の詳細設定を行い、OKボタン380を押下する。OKボタン380が押下されると、表示制御部12は、図7の操作画面200をタッチパネル25に表示する。図7に示すように、「小冊子」機能の詳細設定が行われたことによって「小冊子」機能がオン(ON)である旨が、「小冊子」機能ボタン312内に表示される。
その後、ユーザによる実行指示操作(機能検索の検索結果のうちの特定の機能(「小冊子」機能)を利用したジョブを実行すべき旨を指示する指示操作)(たとえばスタートボタンの押下操作)が受け付けられる(ステップS17)と、ジョブ実行部14は、当該ジョブ(「小冊子」機能を利用したコピージョブ)を実行する(ステップS18)。
このように、機能検索を伴う動作においては、検索指示操作と選択操作と実行指示操作とを含む一連の指示操作に応じて、所望の機能(小冊子機能等)を利用したジョブ(コピージョブ等)が実行される。
当該ジョブが実行された後において、操作画面200が再び表示される際には、特定の機能(「小冊子」機能)のボタン名称がデフォルト名称(「小冊子」)からキーワード(「製本」)に変更されて表示される。
具体的には、ステップS19において、MFP10は、当該一連の指示操作(詳細にはそのうちの実行指示操作)に応じて当該ジョブ(機能検索処理に基づき絞り込まれた特定の機能を利用するジョブ)が実行されると、特定の機能のボタン名称の変更有無を示すフラグF1をオフ(OFF)からオン(ON)に変更する。詳細には、MFP10は、当該デフォルト名称が当該キーワードと異なる旨が判定されることを条件として、当該フラグF1をオフからオンに変更する。また、MFP10は、当該キーワードを当該フラグF1に対応付けて格納部5に格納する。
より詳細には、まず、MFP10(判定部15)は、特定の機能(「小冊子」機能)を表すデフォルト名称(「小冊子」)が、機能検索時(ステップS12)にユーザにより入力されたキーワード(「製本」)と異なるか否か、を判定する。ここでは、当該デフォルト名称「小冊子」と当該キーワード「製本」とが異なる旨が判定される。そして、MFP10は、当該判定結果に応じて、「小冊子」機能のボタン名称変更の有無を示すフラグF1をオフからオンに変更するとともに、当該キーワード「製本」を当該フラグF1に対応付けて格納部5に格納する。なお、特定の機能を表すデフォルト名称と当該キーワードとが同一である場合には、当該フラグF1はオフからオンに変更されない。
当該機能検索を伴う動作が終了し、その後、操作画面200が再び表示される際には以下のような動作が行われる。
或るユーザが、メニュー画面100(図4)にてコピーボタン101を押下し、その後表示された設定一覧画面150(図5)において応用設定ボタン160をさらに押下すると、操作画面200(次述)がタッチパネル25に表示される。
操作画面200の表示に際して、MFP10は、特定の機能(「小冊子」機能)のボタン名称を変更すべき旨をフラグF1に基づき確認するとともに、当該フラグF1に対応付けられたキーワード「製本」を格納部5から抽出する。そして、表示制御部12は、図11の操作画面200をタッチパネル25に表示する。図11に示すように、表示制御部12は、操作画面200において、特定の機能(「小冊子」機能)のボタン名称を当該キーワード「製本」を用いて表示する。より詳細には、表示制御部12は、操作画面200(図11)において、特定の機能のボタン名称をデフォルト名称からキーワードに変更して表示する。
なお、この実施形態では、特定の動作モード(たとえばコピーモード)における特定の機能のボタン名称の変更に付随して、他の動作モード(ファクシミリモード、スキャンモード等)にてそれぞれ表示される操作画面においても、当該特定の機能のボタン名称がキーワードを用いて表示される。換言すれば、全ての動作モードにてそれぞれ表示される複数の操作画面のいずれにおいても、同一のデフォルト名称を有するボタンの名称が検索用キーワードに変更される。たとえば、複数の動作モードの各操作画面において「原稿セット方向設定」ボタンがそれぞれ設けられる場合には、全ての動作モードの当該各操作画面におけるボタン名称「原稿セット方向」がいずれも検索用キーワード(「原稿載置方向」等)に変更される。
以上のように、第1実施形態に係る動作においては、一連の指示操作に応じてジョブ(特定の機能を利用するジョブ)が実行されることを条件として、操作画面200において特定の機能(「小冊子」機能)のボタン名称として検索用キーワード(「製本」)が表示される。そのため、ユーザは、特定の機能(「小冊子」機能)の次回以降の利用時において、キーワード(「小冊子」機能の処理内容から自身が思い浮かべたキーワード「製本」)を特定の機能(「小冊子」機能)のボタン名称として視認することができるので、当該特定の機能を容易に見つけ出すことができる。したがって、ユーザにとって使い易いMFP10を提供することが可能である。
<1−3.第1実施形態の変形例>
なお、第1実施形態では、「1回」の一連の指示操作(検索指示操作、選択操作および実行指示操作)に応じてジョブが実行されることを条件として、以後の操作画面200において、キーワードが特定の機能のボタン名称として表示される態様を例示したが、これに限定されない。たとえば、「所定値N(ただしNは自然数)よりも多くの回数」の一連の指示操作のそれぞれに応じてジョブが実行されることを条件として、以後の操作画面200においてキーワードが特定の機能のボタン名称として表示されるようにしてもよい。
具体的には、図3のステップS18とステップS19との間において、MFP10は、所定値N(たとえば、N=5)よりも多くの回数の一連の指示操作(より詳細には同一のキーワード(たとえば「製本」)による一連の指示操作)が受け付けられたか否か、を判定する。
所定値Nよりも多くの回数の一連の指示操作が受け付けられていない旨が判定される場合には、ステップS19の処理は行われず、当該一連の指示操作の受付回数を示すカウンタ値がインクリメントされる。
一方、所定値Nよりも多くの回数の一連の指示操作が受け付けられた旨が判定される場合には、ステップS19において、MFP10はフラグF1をオフからオンに変更する。その後に操作画面200が再び表示される際には、当該フラグF1が確認され、表示制御部12は、操作画面200(図11)において、特定の機能のボタン名称としてキーワード(「製本」)を表示する。換言すれば、表示制御部12は、所定値Nよりも多くの回数の一連の指示操作のそれぞれに応じてジョブが実行されることを条件として、ボタン名称をキーワードを用いて表示する。なお、ここでは、一連の指示操作を行ったユーザの識別(ユーザのログイン認証)は行われず、MFP10は、不特定ユーザによる一連の指示操作の受付回数をカウントするものとする。換言すれば、ユーザがログインしているか否かにかかわらず、一連の指示操作がMFP10により受け付けられた回数がカウントされる。
また、第1実施形態では、一連の指示操作に応じてジョブが実行されると、操作画面200において、自動的にキーワードが特定の機能のボタン名称として表示される態様を例示したが、これに限定されない。たとえば、一連の指示操作に応じてジョブが実行された後(図3のステップS18とステップS19との間)においてボタン名称の変更がユーザにより許可されると、以後の操作画面200においてキーワードが特定の機能のボタン名称として表示されるようにしてもよい。
具体的には、図3のステップS18とステップS19との間において、表示制御部12は、確認画面250をジョブ実行画面230に重畳して表示する(図12参照)。そして、当該確認画面250内の「はい」ボタン251がユーザにより押下されると、特定の機能(「小冊子」機能)のボタン名称の変更がユーザにより許可されたものと判断され、ステップS19の処理が行われる。一方、確認画面250内の「いいえ」ボタン252がユーザにより押下されると、特定の機能のボタン名称の変更がユーザにより許可されなかったものと判断され、ステップS19の処理は行われない(ボタン名称はデフォルト名称からキーワードに変更されない)。
<2.第2実施形態>
第2実施形態は、第1実施形態の変形例である。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
第1実施形態では、一連の指示操作に応じてジョブが実行されると、全ての動作モード(コピーモードとファクシミリモードとスキャンモードとを含む動作モード)にてそれぞれ表示される複数の操作画面のいずれにおいても、同一のデフォルト名称を有するボタンの名称が検索用キーワードに変更される態様を例示した。
この第2実施形態では、複数の動作モードのそれぞれにおいて同一のデフォルト名称が付された各ボタンの名称が動作モードごとに変更される態様について例示する。詳細には、一連の指示操作に応じてジョブが実行されると、複数の動作モードにてそれぞれ表示される操作画面のうち、当該ジョブの実行時の動作モード(たとえばコピーモード)にて表示される操作画面200(のみ)において、ボタン名称がデフォルト名称からキーワードに変更される。
ここでは、ユーザが「読込みサイズ設定」機能を利用した(「読込みサイズ設定」機能の詳細設定を施した)コピージョブを実行したいと考える状況を想定する。
この「読込みサイズ設定」機能は、原稿全体のうちMFP10に読み込ませる部分のサイズを設定する機能であり、複数の動作モード(具体的には、コピーモード、ファクシミリモードおよびスキャンモード)において利用され得る機能である。各動作モードにおいては、同じデフォルト名称「読込みサイズ」を有するボタンが、当該機能「読込みサイズ設定」を利用するためのボタン(設定画面呼出ボタン)として表示される。
ただし、各動作モードにおける「読込みサイズ設定」機能の利用のされ方が互いに異なることがある。
詳細には、コピーモードにおける「読込みサイズ設定」機能においては、原稿自体のサイズが、MFP10に読み込ませる部分のサイズとして、比較的多くのユーザにより設定され得る。換言すれば、コピーモードにおける「読込みサイズ設定」機能においては、原稿自体のサイズが読込みサイズとして設定されることが比較的多く、原稿の一部分のサイズが読込みサイズとして設定されることは稀である。
たとえば、コピーモードにおける「読込みサイズ設定」機能においては、比較的多くのユーザが、次のようにして原稿自体のサイズを読込みサイズとして設定する。具体的には、原稿600(図15上側部)のサイズがA4サイズである場合には、ユーザは、コピーモードの操作画面200(図6)内の機能ボタン301(デフォルト名称「読込みサイズ」が示されたボタン)を押下する。そして、ユーザは、コピーモードにおける「読込みサイズ設定」機能の設定画面にて「読込みサイズ」を原稿600自体のサイズ(「A4サイズ」)に設定する。
これに対して、スキャンモードあるいはファクシミリモードにおいては、「読込みサイズ設定」機能の利用のされ方がコピーモードにおける当該機能の利用のされ方とは異なる。詳細には、原稿の一部分のサイズが読込みサイズとして設定されることが、コピーモードにおける「読込みサイズ設定」機能よりもスキャンモードあるいはファクシミリモードにおける「読込みサイズ設定」機能において多く利用される。
たとえば、スキャンモードにおける「読込みサイズ設定」機能においては、次のようにして原稿の一部分のサイズが読込みサイズとして設定される。具体的には、ユーザがA4サイズの原稿600(図15上側部)の上半分のみをMFP10に読み込ませたいと考える場合には、ユーザは、スキャンモードの操作画面500(図14)内の機能ボタン501(デフォルト名称「読込みサイズ」が示されたボタン)を押下する。そして、ユーザは、スキャンモードにおける「読込みサイズ設定」機能の設定画面にて「読込みサイズ」を、原稿600内の所望の部分のサイズ(「A5サイズ」)に設定する。これにより、A5サイズ(A4サイズの原稿600の上半分のみ)のスキャン画像650(図15下側部)が生成される。
このように、複数の動作モードにおいて同じデフォルト名称を用いて表される特定の機能の利用のされ方が互いに異なる場合が存在し得る。
このような複数の動作モードのそれぞれにおいて同一のデフォルト名称を有するボタンが存在する場合に、第1実施形態のように、全ての動作モードにてそれぞれ表示される複数の操作画面のいずれにおいても、同一のデフォルト名称「読込みサイズ」(図6)を有するボタンの名称が、一連の指示操作にて指定された検索用キーワード(たとえば「原稿サイズ」(後述))へと一律に変更されるようにしてもよい。
ただし、一連の指示操作に応じたジョブが実行されている動作モード(コピーモード)のみならず、別のモード(スキャンモードおよびファクシミリモード等)においても、或るボタン名称がデフォルト名称「読込みサイズ」から検索用キーワード(たとえば「原稿サイズ」(後述))へと一律に変更されると、ユーザ(特にスキャンモードおよびファクシミリモードにおける「読込みサイズ設定」機能を利用したいユーザ)の混乱が生じ得る。たとえば、スキャンモードにて「読込みサイズ設定」機能を利用して原稿600(図15上側部)の一部分(上半分のみ)をMFP10に読み込ませたいと考えるユーザは、当該機能のボタン名称が検索用キーワード「原稿サイズ」に変更されたことによって、所望の機能を示すボタンを見つけ出しづらくなることがある。すなわち、変更後のボタン名称が、或る動作モードにおける特定の機能を表す名称として適したものであるとしても、別の動作モードにおける当該特定の機能を表す名称としては適さないこともある。
そのため、一連の指示操作に応じたジョブが実行されている動作モード(コピーモード)以外の動作モード(たとえばスキャンモードおよびファクシミリモード)におけるボタン(デフォルト名称「読込みサイズ」が付されたボタン)の名称は、デフォルト名称のまま維持されることが好ましい。
そこで、第2実施形態では、複数の動作モードにてそれぞれ表示される操作画面のうち、一連の指示操作に応じたジョブの実行時の動作モード(コピーモード)にて表示される操作画面200のみにおいて、ボタン名称が変更される態様について、例示する。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様に図3の各処理がそれぞれ行われる。ただし、第2実施形態では、ステップS19の処理内容が第1実施形態のステップS19の処理内容とは異なる。
第2実施形態では、ユーザが、コピーモード下で所望の機能(「読込みサイズ設定」機能)を利用したコピージョブを実行したいと考えるものの、デフォルト名称が判らない状況を想定する。
詳細には、メニュー画面100(図4)にてコピーボタン101をユーザが押下すると動作モードがコピーモードに遷移し、その後表示されたコピージョブの設定一覧画面150(図5)において応用設定ボタン160をさらにユーザが押下すると、操作画面200(図6)が表示される。そして、操作画面200内の検索ボタン350の押下操作に応答して表示された検索画面210において、ユーザが、所望の機能(「読込みサイズ設定」機能)の処理内容から「原稿サイズ」を思い浮かべ、キーワード「原稿サイズ」を入力して検索処理を行う(ステップS11〜S14)。その後、「読込みサイズ設定」機能が選択され、「読込みサイズ設定」機能を利用したコピージョブが実行される(ステップS15〜S18)。
ステップS19において、MFP10は、複数の動作モードのうち、ジョブ(ここではコピージョブ)の実行時の動作モード(コピーモード)における特定の機能(「読込みサイズ設定」機能)のボタン名称の変更有無を示すフラグF2を、オフからオンに変更する。
その後、コピーモードにて操作画面200が表示される場合には、当該フラグF2に基づき図13の操作画面200が表示される。図13に示すように、「読込みサイズ設定」機能のボタン名称(「読込みサイズ設定」機能ボタン301の近傍に配置されるボタンの名称)として、デフォルト名称「読込みサイズ」(図6参照)に代えてキーワード「原稿サイズ」が表示される。換言すれば、表示制御部12は、ジョブの実行時の動作モード(コピーモード)にて表示される操作画面200(のみ)において、特定の機能(「読込みサイズ設定」機能)のボタン名称をデフォルト名称からキーワードに変更して表示する。
これに対して、スキャンモードにて操作画面500(図14)が表示される場合には、「読込みサイズ設定」機能のボタン名称として、デフォルト名称「読込みサイズ」がそのまま表示される。換言すれば、表示制御部12は、ジョブの実行時の動作モード(コピーモード)とは異なる動作モード(スキャンモード)にて表示される操作画面500においては、特定の機能を表すデフォルト名称と同一の名称を有するボタンの名称をデフォルト名称からキーワードに変更せず、デフォルト名称を引き続き表示する。
このように、複数の動作モードのそれぞれにおいて同一のデフォルト名称が付された各ボタンが存在する場合には、ユーザによる一連の指示操作に応じてジョブ(「読込みサイズ設定」機能を利用したコピージョブ)が実行される旨の条件が成立すると、ジョブの実行時の動作モード(コピーモード)にて表示される操作画面200(のみ)において、キーワードが特定の機能のボタン名称として表示される。
この第2実施形態に係る動作によれば、ジョブの実行時の動作モード(ここではコピーモード)にて表示される操作画面200(のみ)において特定の機能のボタン名称としてキーワードが用いられて表示される。そのため、他の動作モード(たとえばスキャンモードおよびファクシミリモード)において当該特定の機能を示すボタンのデフォルト名称と同じ名称を有するボタンの名称が当該キーワードに変更されることに起因するユーザの混乱を回避することが可能である。
<3.第3実施形態>
第3実施形態は、第1実施形態の変形例である。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
第1実施形態では、或るユーザによる1回の一連の指示操作(検索指示操作、選択操作および実行指示操作)に応じてジョブが実行されると、特定の機能のボタン名称としてキーワードが表示される態様を例示した。
この第3実施形態では、特定ユーザによる所定値N(ただしNは自然数)よりも多くの回数の一連の指示操作のそれぞれに応じてジョブが実行されることを条件として、当該特定ユーザの操作画面200において、特定の機能のボタン名称としてキーワードが表示される態様を例示する。
図16は、第3実施形態に係るMFP10の動作を示すフローチャートである。第3実施形態では、図16に示すように、第1実施形態のステップS11〜S19(図3参照)に加えて、ステップS21,S22の処理が行われる。また、第3実施形態では、ステップS19(S19Bとも称する)の処理内容が第1実施形態のステップS19(S19Aとも称する)の処理内容とは異なる。
具体的には、ステップS21において、MFP10は、特定ユーザ(たとえばユーザU1)のMFP10へのログインを受け付ける。具体的には、MFP10は、ログイン画面においてユーザU1により入力されたユーザIDおよびパスワードによって、ユーザU1のログイン認証を行う。そして、処理はステップS12〜S18を経て、ステップS22へと進む。
ステップS22においては、特定ユーザ(ログイン中のログインユーザ(ここではユーザU1))による所定値N(たとえばN=5)よりも多くの回数の一連の指示操作(より詳細には同一のキーワード(たとえば「製本」)による一連の指示操作)が受け付けられたか否か、が判定される。
ユーザU1による一連の指示操作の受付回数が所定値Nよりも少ない旨が判定されると、ステップS19Bの処理は行われず、ユーザU1による当該一連の指示操作の受付回数を示すカウンタ値がインクリメントされる。
一方、ユーザU1による一連の指示操作の受付回数が所定値Nよりも多い旨が判定されると、ステップS19Bにおいて、ユーザU1における特定の機能(「小冊子」機能)のボタン名称の変更有無を示すフラグF3がオフからオンに変更されるとともに、当該キーワード「製本」が当該フラグF3に対応付けられて格納部5に格納される。
その後、特定ユーザ(ユーザU1)によるMFP10へのログインが再び受け付けられて操作画面200が表示される際には、以下のような動作が行われる。具体的には、ユーザU1のログインに応答して、MFP10は、特定の機能(「小冊子」機能)のボタン名称を変更すべき旨をフラグF3に基づき確認するとともに、当該フラグF3に対応付けられたキーワード「製本」を格納部5から抽出する。そして、メニュー画面100(図4)から設定一覧画面150(図5)を経て、操作画面200が表示される際には、表示制御部12は、特定の機能(「小冊子」機能)のボタン名称として、(デフォルト名称(「小冊子」)ではなく)キーワード(「製本」)を表示する(図11参照)。換言すれば、ユーザU1による所定値Nよりも多くの回数の一連の指示操作のそれぞれに応じてジョブが実行されることを条件として、当該ユーザU1向けの操作画面200において、特定の機能のボタン名称がデフォルト名称(「小冊子」)からキーワード(「製本」)に変更されて表示される。
これに対して、特定ユーザ(ユーザU1)とは異なるユーザ(たとえばユーザU2)によるログインが受け付けられて操作画面200が表示される際には、以下のような動作が行われる。具体的には、ユーザU2のログイン中において、メニュー画面100(図4)から設定一覧画面150(図5)を経て、操作画面200が表示される際には、特定の機能(「小冊子」機能)のボタン名称として、デフォルト名称(「小冊子」)が、(キーワード(「製本」)に変更されることなく)そのまま表示される(図6参照)。換言すれば、複数のユーザのうち、所定値Nよりも多くの一連の指示操作を行ったユーザ(ユーザU1)とは異なるユーザ(ユーザU2)向けの操作画面200においては、特定の機能のボタン名称はデフォルト名称からキーワードに変更されない。
このように、第3実施形態に係る動作においては、特定ユーザ(ユーザU1)による所定値Nよりも多くの回数の一連の指示操作のそれぞれに応じてジョブが実行されることを条件として、ユーザU1(のみ)の操作画面200において特定の機能のボタン名称としてキーワードが表示される。そのため、ユーザU1は、当該機能(「小冊子」機能)の次回以降の利用時において、自身が入力したキーワード(「製本」)を特定の機能(「小冊子」機能)のボタン名称として視認することができるので、当該特定の機能を容易に見つけ出すことができる。したがって、ユーザ(特にユーザU1)にとって使い易いMFP10を提供することが可能である。
なお、ここでは、特定ユーザによる「所定値N(ただしNは自然数)よりも多くの回数の」一連の指示操作のそれぞれに応じてジョブが実行されることを条件として、当該特定ユーザの操作画面200において、特定の機能のボタン名称としてキーワードが表示される態様を例示したが、これに限定されない。たとえば、所定値Nに関する条件を設けず、特定ユーザによる一連の指示操作に応じてジョブが実行されることを条件として、当該特定ユーザの操作画面200において、特定の機能のボタン名称としてキーワードが表示されるようにしてもよい。
<4.第4実施形態>
第4実施形態は、第3実施形態の変形例である。以下では、第3実施形態との相違点を中心に説明する。
第3実施形態では、特定ユーザ(ユーザU1)による所定値Nよりも多くの回数の一連の指示操作のそれぞれに応じてジョブが実行されることを条件として、「特定ユーザ」の操作画面200において、特定の機能のボタン名称としてキーワードが表示される態様を例示した。
この第4実施形態では、特定ユーザ(ユーザU1)による所定値Nよりも多くの回数の一連の指示操作のそれぞれに応じてジョブが実行されることを条件として、「全てのユーザ」の各操作画面200において、特定の機能のボタン名称としてキーワードが表示される態様を例示する。
第4実施形態においても、第3実施形態と同様に図16の各処理がそれぞれ行われる。ただし、第4実施形態では、ステップS19(S19B)の処理内容が第3実施形態のステップS19(S19B)の処理内容とは異なる。
具体的には、第4実施形態のステップS19Bにおいては、「全てのユーザ」における特定の機能(「小冊子」機能)のボタン名称の変更有無を示すフラグF4が、オフからオンに変更される。
その後、特定ユーザ(ユーザU1)によるログインが再び受け付けられ、ユーザU1向けの操作画面200が表示される際には、当該フラグF4に基づき、特定の機能(「小冊子」機能)のボタン名称として、デフォルト名称(「小冊子」)に代えてキーワード(「製本」)が表示される(図11参照)。
また、特定ユーザとは異なるユーザ(たとえばユーザU2))によるログインが受け付けられ、ユーザU2向けの操作画面200が表示される際においても、特定の機能(「小冊子」機能)のボタン名称として、デフォルト名称(「小冊子」)に代えてキーワード(「製本」)が表示される(図11参照)。換言すれば、特定のユーザ(ユーザU1)による所定値Nよりも多くの回数の一連の指示操作のそれぞれに応じてジョブが実行されることを条件として、複数のユーザの各操作画面において、特定の機能のボタン名称がデフォルト名称からキーワードに変更されて表示される。
このように、第4実施形態に係る動作においては、特定ユーザ(ユーザU1)による所定値Nよりも多くの回数の一連の指示操作のそれぞれに応じてジョブが実行されると、別のユーザ(たとえばユーザU2)の操作画面200においても、特定の機能(「小冊子」機能)のボタン名称としてキーワード(「製本」)が表示される。換言すれば、或るユーザが特定の機能の検索に際して同一のキーワード(「製本」)を思い浮かべて当該キーワードを多数回に亘って入力した場合には、MFP10は、別のユーザも当該特定の機能の処理内容から当該キーワード(「製本」)を思い浮かべ得ると判断する。そして、MFP10は、全てのユーザの各操作画面200において、特定の機能のボタン名称として当該キーワードを表示する。そのため、ユーザU2は、当該機能(「小冊子」機能)の利用時において、自身の操作画面200において、キーワード(「小冊子」機能の処理内容から思い浮かべ得るキーワード(「製本」))を特定の機能(「小冊子」機能)のボタン名称として視認することができる。したがって、当該特定の機能が容易に見つけ出される可能性が高く、ユーザにとって(ユーザU1のみならずユーザU2にとっても)使い易いMFP10を提供することが可能である。
なお、ここでは、特定ユーザによる「所定値N(ただしNは自然数)よりも多くの回数の」一連の指示操作のそれぞれに応じてジョブが実行されることを条件として、複数のユーザの各操作画面200において、特定の機能のボタン名称としてキーワードが表示される態様を例示したが、これに限定されない。たとえば、所定値Nに関する条件を設けず、特定ユーザによる(1回の)一連の指示操作に応じてジョブが実行されることを条件として、複数のユーザの各操作画面200において、特定の機能のボタン名称としてキーワードが表示されるようにしてもよい。
また、複数のユーザのうち特定ユーザ(ここではユーザU1)とは異なる任意のユーザ(たとえばユーザU2)がMFP10にログインする際に、特定の機能(「小冊子」機能)のボタン名称が変更される旨の通知画面270(図17)をタッチパネル25に表示するようにしてもよい。
図17は、特定の機能(「小冊子」機能)のボタン名称がデフォルト名称(「小冊子」)からキーワード(「製本」)に変更される旨を予告表示する通知画面270を示す図である。特定ユーザ(ユーザU1)による所定値Nよりも多くの回数の一連の指示操作のそれぞれに応じてジョブが実行された後(詳細には(N+1)回目のジョブの実行後)において、別のユーザU2がMFP10にログインする際に、表示制御部12は、通知画面270をログイン画面260に重畳して表示する(図17参照)。その後、ユーザ(ログインユーザ)U2向けの操作画面200が表示される際には、特定の機能(「小冊子」機能)のボタン名称がデフォルト名称(「小冊子」)からキーワード(「製本」)に変更されて表示される。
通知画面270を用いた予告表示によれば、特定ユーザとは異なるユーザ(ユーザU2)は、「小冊子」機能のボタン名称がデフォルト名称「小冊子」からキーワード「製本」に変更されて表示される旨を、操作画面200の表示前に予め知得することができる。換言すれば、一連の指示操作を行ったユーザ(ユーザU1)とは異なるユーザ(ユーザU2)の操作画面200においても当該特定の機能のボタン名称が変更されることに起因する当該ユーザU2の混乱が防止され得る。
このような変形例に係る思想(予告表示に関する思想)は、所定値Nに関する条件を設けない態様においても適用され得る。具体的には、特定ユーザ(ユーザU1)による(1回の)一連の指示操作に応じてジョブが実行された後において、特定ユーザとは異なるユーザ(ユーザU2)がMFP10にログインする際に、表示制御部12は、通知画面270(図17)を表示するようにしてもよい。
<5.第5実施形態>
第5実施形態は、第1実施形態の変形例である。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
第1実施形態では、或るユーザ(「1人」のユーザ)による一連の指示操作(検索指示操作、選択操作および実行指示操作)に応じてジョブが実行されると、特定の機能のボタン名称としてキーワードが表示される態様を例示した。
この第5実施形態では、「所定値M(ただしMは自然数)よりも多数」のユーザのそれぞれによる一連の指示操作に応じてジョブが実行されることを条件として、当該一連の指示操作を行ったユーザのみの操作画面200において、特定の機能のボタン名称としてキーワードが表示される態様を例示する。
図18は、第5実施形態に係るMFP10の動作を示すフローチャートである。第5実施形態では、図18に示すように、第1実施形態のステップS11〜S19に加えて、ステップS21,S31の処理が行われる。また、第3実施形態では、ステップS19(S19Cとも称する)の処理内容が第1実施形態のステップS19(S19A)の処理内容とは異なる。
具体的には、ステップS21において、MFP10は、ユーザのログインを受け付ける。そして、処理はステップS11〜S18を経て(ログインユーザによる一連の指示操作が施されて)、ステップS31へと進む。
ステップS31においては、所定値M(たとえばM=3)よりも多数のユーザによる一連の指示操作(より詳細には同一のキーワード(たとえば「製本」)による一連の指示操作)が受け付けられたか否か、が判定される。たとえば、ログインユーザU2のログイン前において、当該一連の指示操作を行ったユーザが1人(たとえばユーザU1)である場合には、所定値Mよりも多数のユーザによる一連の指示操作が受け付けられていない旨が判定され、ステップS19Bの処理は行われない(一連の指示操作の受付人数を示すカウンタ値がインクリメントされる)。一方、たとえば、ログインユーザU4のログイン前において、当該一連の指示操作を行ったユーザが3人(たとえばユーザU1〜U3)である場合には、ユーザU4による一連の指示操作が受け付けられたことによって、所定値Mよりも多くのユーザ(ユーザU1〜U4)による一連の指示操作が受け付けられた旨がステップS31にて判定される。そして、処理はステップS19Cへと進む。
ステップS19Cにおいて、MFP10は、複数のユーザ(たとえばユーザU1〜U5)のうち、当該一連の指示操作を行ったユーザ(ここではユーザU1〜U4)における特定の機能(「小冊子」機能)のボタン名称の変更有無を示すフラグF5を、オフからオンに変更する。
その後、一連の指示操作を行ったユーザ(たとえばユーザU1〜U4)によるログインが受け付けられて操作画面200が表示される際には、以下のような動作が行われる。具体的には、ユーザU1〜U4のログインに応答して、MFP10は、ユーザU1〜U4における特定の機能(「小冊子」機能)のボタン名称を変更すべき旨を当該フラグF5に基づき確認するとともに、当該フラグF5に対応付けられたキーワード「製本」を格納部5から抽出する。そして、メニュー画面100(図4)から設定一覧画面150(図5)を経て、操作画面200が表示される際には、表示制御部12は、特定の機能(「小冊子」機能)のボタン名称として、(デフォルト名称(「小冊子」)ではなく)キーワード(「製本」)を表示する(図11参照)。換言すれば、所定値Mよりも多数のユーザのそれぞれによる一連の指示操作に応じてジョブが実行されることを条件として、複数のユーザの各操作画面のうち、当該一連の指示操作を行ったユーザ(ユーザU1〜U4)向けの操作画面200において、特定の機能のボタン名称がデフォルト名称からキーワードに変更されて表示される。
これに対して、一連の指示操作を行っていないユーザ(たとえばユーザU5)によるログインが受け付けられて操作画面200が表示される際には、以下のような動作が行われる。具体的には、ユーザU5のログイン中において、メニュー画面100(図4)から設定一覧画面150(図5)を経て、操作画面200が表示される際には、特定の機能(「小冊子」機能)のボタン名称として、デフォルト名称(「小冊子」)が、(キーワード(「製本」)に変更されることなく)そのまま表示される(図6参照)。換言すれば、複数のユーザのうち、一連の指示操作を行ったユーザ(ユーザU1〜U4)とは異なるユーザ(ユーザU5)向けの操作画面200においては、特定の機能のボタン名称はデフォルト名称からキーワードに変更されない。
このように、第5実施形態に係る動作においては、所定値Mよりも多数のユーザのそれぞれによる一連の指示操作に応じてジョブが実行されると、複数のユーザ(ユーザU1〜U5)の各操作画面のうち、当該一連の指示操作を行ったユーザ(ユーザU1〜U4)のみの操作画面200において、特定の機能のボタン名称としてキーワードが表示される。そのため、当該ユーザU1〜U4は、当該機能(「小冊子」機能)の次回以降の利用時において、自身が入力したキーワード(「製本」)を特定の機能(「小冊子」機能)のボタン名称として視認することができるので、当該特定の機能を容易に見つけ出すことができる。したがって、ユーザ(特にユーザU1〜U4)にとって使い易いMFP10を提供することが可能である。
<6.第6実施形態>
第6実施形態は、第5実施形態の変形例である。以下では、第5実施形態との相違点を中心に説明する。
第5実施形態では、所定値M(たとえばM=3)よりも多数のユーザのそれぞれによる一連の指示操作に応じてジョブが実行されることを条件として、「当該一連の指示操作を行ったユーザ」の操作画面200において、特定の機能のボタン名称としてキーワードが表示される態様を例示した。
この第6実施形態では、所定値Mよりも多数のユーザのそれぞれによる一連の指示操作に応じてジョブが実行されることを条件として、「全てのユーザ」の各操作画面200において、特定の機能のボタン名称としてキーワードが表示される態様を例示する。
第6実施形態においても、第5実施形態と同様に図18の各処理がそれぞれ行われる。ただし、第6実施形態では、ステップS19Cの処理内容が第5実施形態のステップS19Cの処理内容とは異なる。
具体的には、第6実施形態のステップS19Cにおいては、「全てのユーザ」における特定の機能(「小冊子」機能)のボタン名称の変更有無を示すフラグF6が、オフからオンに変更される。
その後、一連の指示操作を行ったユーザ(ユーザU1〜U4)によるログインが受け付けられ、操作画面200が表示される際には、当該フラグF6に基づき、特定の機能(「小冊子」機能)のボタン名称として、デフォルト名称(「小冊子」)に代えてキーワード(「製本」)が表示される(図11参照)。
また、一連の指示操作を行っていないユーザ(ユーザU5)によるログインが受け付けられ、ユーザU5向けの操作画面200が表示される際においても、特定の機能(「小冊子」機能)のボタン名称として、デフォルト名称(「小冊子」)に代えてキーワード(「製本」)が表示される(図11参照)。換言すれば、所定値Mよりも多数のユーザのそれぞれによる一連の指示操作に応じてジョブが実行されることを条件として、複数のユーザの各操作画面において、特定の機能のボタン名称がデフォルト名称からキーワードに変更されて表示される。
ここにおいて、比較的多数のユーザによって一連の指示操作(同一のキーワードによる一連の指示操作)が行われた機能(ここでは「小冊子」機能)は、デフォルト名称(「小冊子」)が比較的多数のユーザに知られていない機能である、とも考えられる。
この第6実施形態に係る動作においては、所定値Mよりも多数のユーザのそれぞれによる一連の指示操作に応じてジョブが実行されることを条件として、当該一連の指示操作を行ったユーザ(ユーザU1〜U4)とは異なるユーザ(ユーザU5)の操作画面200においても、特定の機能(「小冊子」機能)のボタン名称としてキーワード(「製本」)が表示される。換言すれば、比較的多数のユーザが、特定の機能の検索に際して同一のキーワード(「製本」)を思い浮かべて当該キーワードを入力した場合には、MFP10は、一連の指示操作を行っていないユーザも当該特定の機能の処理内容から当該キーワード(「製本」)を思い浮かべ得ると判断する。そして、MFP10は、全てのユーザの各操作画面200において、特定の機能のボタン名称として当該キーワードを表示する。そのため、当該一連の指示操作を行っていないユーザ(ユーザU5)は、当該機能(「小冊子」機能)の利用時において、自身の操作画面200において、当該キーワード「製本」を特定の機能(「小冊子」機能)のボタン名称として視認することができる。したがって、当該特定の機能が比較的容易に見つけ出される可能性が高く、ユーザにとって(ユーザU1〜U4のみならずユーザU5にとっても)使い易いMFP10を提供することが可能である。
なお、複数のユーザのうち一連の指示操作を行ったユーザ(ユーザU1〜U4)とは異なる任意のユーザ(ユーザU5)がMFP10にログインする際に、特定の機能(「小冊子」機能)のボタン名称がデフォルト名称(「小冊子」)からキーワード(「製本」)に変更される旨の通知画面270(図17)をタッチパネル25に表示するようにしてもよい。具体的には、一連の指示操作に応じてジョブが実行された後(詳細には(M+1)人目のユーザによる一連の指示操作に応じたジョブの実行後)において、ユーザU5がログインする際に、表示制御部12は、通知画面270をログイン画面260に重畳して表示する(図17参照)。その後、ユーザ(ログインユーザ)U5向けの操作画面200が表示される際には、特定の機能(「小冊子」機能)のボタン名称がデフォルト名称(「小冊子」)からキーワード(「製本」)に変更されて表示される。通知画面270を用いた予告表示によれば、一連の指示操作を行ったユーザとは異なるユーザ(ユーザU5)は、特定の機能(「小冊子」機能)のボタン名称がデフォルト名称(「小冊子」)からキーワード(「製本」)に変更されて表示される旨を、操作画面200の表示前に予め知得することができる。
あるいは、全てのユーザU1〜U5がMFP10にログインする際に、上記の通知画面270(図17)がタッチパネル25に表示されるようにしてもよい。
<7.第7実施形態>
第7実施形態は、第1実施形態の変形例である。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
第1実施形態では、一連の指示操作(検索指示操作、選択操作および実行指示操作)に応じてジョブが実行されると、特定の機能のボタン名称がデフォルト名称からキーワードに常に変更される態様を例示した。
この第7実施形態では、一連の指示操作が受け付けられたときであっても、特定の機能が一連の指示操作を伴わずに利用された回数が所定の閾値よりも大きい場合には、特定の機能のボタン名称はデフォルト名称からキーワードに変更されない態様を例示する。
図19は、第7実施形態に係るMFP10の動作を示すフローチャートである。第7実施形態では、図19に示すように、第1実施形態のステップS11〜S19に加えて、ステップS41〜S44の処理が行われる。
ステップS41〜S43においては、特定の機能が一連の指示操作を伴わずにMFP10にて利用された回数(換言すれば、特定の機能を利用するジョブが一連の指示操作を伴わずに実行された回数)がカウントされる。
具体的には、特定の機能(たとえば「とじしろ」機能)を利用したジョブを実行したいと考えるユーザによって、図6の操作画面内の「とじしろ」機能ボタン313が(直接的に)押下(選択)され(ステップS41)、当該「とじしろ」機能の詳細設定が行われる。そして、当該ユーザによる実行指示操作によって当該「とじしろ」機能を利用したジョブが(検索指示操作等を含む上述の一連の指示操作を伴わずに)実行される(ステップS42)と、当該特定の機能(「とじしろ」機能)の利用回数を示すカウンタ値がインクリメントされる(ステップS43)。
ステップS44においては、当該利用回数(実行回数)が所定の閾値(たとえば5回)よりも大きいか否か、が判定される。
当該利用回数が所定の閾値(5回)よりも小さい旨が判定される場合には、特定の機能(「とじしろ」機能)のボタン名称変更の有無を示すフラグF7が、オフからオンに変更される(ステップS19)。そして、操作画面200が再び表示される際には、表示制御部12は、当該フラグF7に基づき、特定の機能のボタン名称をデフォルト名称からキーワードに変更して表示する(図11参照)。換言すれば、当該利用回数が所定の閾値よりも小さい旨が判定される場合には、操作画面200において、特定の機能のボタン名称がデフォルト名称からキーワードに変更される。
一方、当該利用回数が所定の閾値(5回)よりも大きい旨が判定される場合には、MFP10は、ステップS19の処理を行われない。そして、操作画面200が再び表示される際には、特定の機能のボタン名称としてデフォルト名称(「とじしろ」)がそのまま表示される。換言すれば、当該利用回数が所定の閾値よりも大きい旨が判定される場合には、操作画面200において、特定の機能のボタン名称がデフォルト名称からキーワードに変更されない。
この第7実施形態によれば、機能検索処理を伴わずに比較的多く利用されている機能のボタン名称は、或るユーザによる一連の指示操作が受け付けられた場合であっても、デフォルト名称からキーワードに変更されない。したがって、当該機能のボタン名称の変更に起因するユーザの混乱を防止することが可能である。
たとえば、一連の指示操作を行ったユーザとは異なる複数のユーザにより当該機能が、機能検索を伴わずに比較的多く利用されている場合には、当該機能を表すデフォルト名称が比較的多くのユーザに知られていると考えられる。複数のユーザが或る機能を機能検索を伴わずに比較的多く利用しているにもかかわらず、当該機能のボタン名称が、或るユーザによる一連の指示操作に応じて変更されると、当該複数のユーザの混乱が生じ得る。これに対して、第7実施形態に係る動作によれば、比較的多数のユーザにデフォルト名称が知られている機能のボタン名称は、或るユーザ(たとえばユーザU1)による一連の指示操作が受け付けられたとしても、デフォルト名称からキーワードに変更されない。したがって、当該機能のボタン名称が変更される場合に生じ得るユーザ(特に、ユーザU1とは異なるユーザ)の混乱を防止することが可能である。
また、一連の指示操作を行ったユーザ(ユーザU1)自身が、当該一連の指示操作の前に当該機能を、機能検索を伴わずに比較的多く利用している場合には、当該ユーザU1が今回の当該機能の利用に際してのみ、当該機能を表すデフォルト名称を失念していると考えられる。今回の当該機能の利用に際してのみユーザU1が当該デフォルト名称を失念しているにもかかわらず、機能検索を伴わずに比較的多く利用している機能のボタン名称が変更されると、当該ユーザU1の混乱が生じ得る。これに対して、第7実施形態に係る動作によれば、ユーザU1自身が比較的多く利用している機能のボタン名称は、当該ユーザU1による一連の指示操作が受け付けられたとしても、デフォルト名称からキーワードに変更されない。したがって、当該機能のボタン名称の変更に起因するユーザ(特にユーザU1)の混乱を防止することが可能である。
<8.変形例等>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記内容のものに限定されるものではない。
たとえば、上記各実施形態等では、操作画面200の再度の表示に際して、フラグ(F1,F2等)が確認され、当該フラグに基づいて特定の機能のボタン名称がデフォルト名称からキーワードに変更される態様を例示したが、これに限定されない。具体的には、上記各実施形態における所定の条件(たとえば、特定ユーザによる所定値Nよりも多くの回数の一連の指示操作のそれぞれに応じてジョブが実行されること(第3実施形態参照))が充足されることに応じて、特定の機能のボタン名称がデフォルト名称からキーワードに直ちに変更されるようにしてもよい。
また、上記第3〜第7実施形態を上記第1実施形態の変形例として説明したが、これに限定されず、上記第3〜第7実施形態等の思想を上記第2実施形態に適用してもよい。
たとえば次のようにして第3実施形態の思想を第2実施形態に適用するようにしてもよい。具体的には、「コピーモード」下において特定ユーザによる所定値Nよりも多くの回数の一連の指示操作のそれぞれに応じてコピージョブが実行されると、当該特定ユーザの「コピーモード」にて表示される操作画面200のみにおいて、特定の機能のボタン名称としてキーワードが表示されるようにしてもよい。換言すれば、特定ユーザの複数の動作モードにてそれぞれ表示される操作画面のうち、当該特定ユーザの他の動作モード(たとえばスキャンモードおよびファクシミリモード)の操作画面においては、特定の機能のボタン名称として、デフォルト名称が(キーワードに変更されることなく)そのまま表示される。また、特定ユーザとは異なるユーザの操作画面(コピーモードの操作画面も含む)においても、特定の機能のボタン名称として、デフォルト名称が(キーワードに変更されることなく)そのまま表示される。
他の実施形態についても同様であり、第4〜第7実施形態等のそれぞれに係る思想が第2実施形態に係る思想と組み合わせて実現されるようにしてもよい。
また、上記各実施形態等においては、ステップS19(図3等)の後に表示される操作画面200において、デフォルト名称に代えてキーワード(機能検索時にユーザにより入力されたキーワード)が、当該特定の機能のボタン名称として表示される態様を例示したが、これに限定されない。
たとえば、ステップS19の後において操作画面200が表示される際に、デフォルト名称とキーワードとが、当該特定の機能のボタン名称として共に表示されるようにしてもよい。具体的には、表示制御部12は、特定の機能のボタン名称の表示領域内にデフォルト名称とキーワードとを共に表示することが可能である場合には、操作画面200において、当該特定の機能のボタン名称として、デフォルト名称に加えてキーワードをも表示する。より詳細には、図20に示すように、表示制御部12は、操作画面200において、「小冊子」機能のボタン名称(「小冊子」機能ボタン312の近傍に配置されるボタンの名称)の表示領域内にデフォルト名称「小冊子」とキーワード「製本」との両者を並べて配置した状態で(同時並列的に)表示する。
あるいは、ステップS19の後において操作画面200が表示される際に、デフォルト名称とキーワードとが交互に繰り返し表示されるようにしてもよい。具体的には、表示制御部12は、デフォルト名称「小冊子」が「小冊子」機能のボタン名称として表示されている操作画面200(図6)と、キーワード「製本」が「小冊子」機能のボタン名称として表示されている操作画面200(図11)とを交互に繰り返し表示する。図6の操作画面200と図11の操作画面200とは、同一の表示時間(たとえば図6の操作画面200および図11の操作画面200がともに2秒)で交互に繰り返し表示される。なお、交互に表示される2種類の操作画面200の各表示時間は、これに限定されず、非同一(たとえば図6の操作画面200が1秒、図11の操作画面200が2秒)であってもよい。
また、上記各実施形態等では、「一連の指示操作」は、検索指示操作と選択操作と実行指示操作とを含む指示操作である態様を例示したが、これに限定されない。たとえば、「一連の指示操作」は、選択操作を含まず且つ検索指示操作と実行指示操作とを含むものであってもよい。