JP2016045097A - 食品の製造方法、食品の良品と不良品の選別方法及び食品製造装置 - Google Patents

食品の製造方法、食品の良品と不良品の選別方法及び食品製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】カッターで切断する工程を含む食品の製造において、製品への不良品の混入をより防止することができる食品の製造方法を提供する。
【解決手段】食品をカッターで切断する切断工程を含む食品の製造方法であって、良品及び規定の大きさより小さい不良品が通過する第1篩50と該篩の上部に板51を備える食品製造装置を使用して、第1篩50と板51の間に、切断工程を経た後の食品を通すことで、良品及び規定の大きさより小さい不良品と未分離の不良品とを選別する選別工程を含むことを特徴とする食品の製造方法である。
【選択図】図6

Description

本発明は、食品の製造方法、食品の良品と不良品の選別方法及び食品製造装置に関するものである。
チョコレートは、食用油脂、糖類、カカオ成分、乳製品、香料、乳化剤等を原料とし、該原料を混合、リファイニング(微粒化)、コンチング(精練)することで製造され、更に必要に応じてテンパリング(調温)、成形、冷却等が施されて、製品となる(例えば、非特許文献1)。
チョコレートは、用途によって様々な形状に成形して、使用される。チョコレートの成形方法としては、型を使用してのモールド成形、ピストン式のデポジッターや回転型成形機を使用してのチップ成形、カッター使用してのカッティング成形(レイヤ成形)等が知られている。
チョコレートのカッティング成形は、チョコレートを両側端に桟を備えたベルトコンベアに充填し、該ベルトコンベアを、クーリングトンネルを通過させることで、チョコレートを冷却固化させた後、固化したチョコレートをカッターで横及び縦に切断することで、チョコレートを四角形状に成形するものである。カッティング成形では、ベルトコンベアの移送速度、カッターの昇降速度、切断幅等を変更することで、大小様々なサイズの四角形状チョコレートが得られる。
最近、カッティング成形により製造される比較的小さなサイズの四角形状チョコレートは製菓製パン領域でのトッピング等に使用されることが多く、その需要は高い。しかしながら、比較的小さなサイズの四角形状チョコレートの中でも、厚みがあるものは、カッターによる切断で未分離の(完全に切り離されていない)不良品を発生することがあった。
このような未分離の不良品は、良品とは選別されて製品には混入しないようにする必要がある。未分離の不良品は良品よりも大きさが大きくなるため、未分離の不良品と良品とを選別するには、例えば、篩を使った選別方法が考えられる。篩を使った選別方法では、良品が通る網目の篩を使用し、検体を篩で篩えば、通常、良品は篩を通り、完全に切り離されておらずに良品よりも大きいサイズの未分離の不良品は篩の上に残る。そのため、篩を使った選別方法は、良品と未分離の不良品を選別することができる。
しかしながら、篩を使った選別方法では、完全に切り離されておらずに良品よりも大きいサイズの未分離の不良品は、良品が通る篩を通過する場合があった。そのため、未分離の不良品が製品に混入する場合があった。
そこで、チョコレートのカッティング成形等のカッターで切断する切断工程を含む食品の製造において、製品への不良品の混入をより防止することのできる手段が望まれていた。
竹林やゑ子著、「洋菓子材料の調理科学」、株式会社柴田書店、3版、昭和58年10月10日、p197−202
本発明の目的は、カッターで切断する工程を含む食品の製造において、製品への不良品の混入をより防止することができる食品の製造方法を提供することである。
また、本発明の目的は、カッターで切断する工程を含む食品の製造において、製品への不良品の混入をより防止することができる食品の良品と不良品の選別方法を提供することである。
また、本発明の目的は、カッターで切断する工程を含む食品の製造において、製品への不良品の混入をより防止することができる食品製造装置を提供することである。
本願発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、特定の篩と該篩の上部に板を備える食品製造装置を使用することで、製品への不良品の混入をより防止することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の第1の発明は、食品をカッターで切断する切断工程を含む食品の製造方法であって、良品及び規定の大きさより小さい不良品が通過する第1篩と該篩の上部に板を備える食品製造装置を使用して、第1篩と板の間に、切断工程を経た後の食品を通すことで、良品及び規定の大きさより小さい不良品と未分離の不良品とを選別する選別工程1を含むことを特徴とする食品の製造方法である。
本発明の第2の発明は、前記食品製造装置が更に良品が通過しない第2篩を備え、該第2篩に、選別工程1を経た後の良品及び規定の大きさより小さい不良品を通すことで、良品と規定の大きさより小さい不良品とを選別する選別工程2を含む特徴とする第1の発明に記載の食品の製造方法である。
本発明の第3の発明は、前記食品が、チョコレートであることを特徴とする第1の発明又は第2の発明に記載の食品の製造方法である。
本発明の第4の発明は、食品をカッターで切断する切断工程を含む食品の製造において、良品及び規定の大きさより小さい不良品が通過する第1篩と該篩の上部に板を備える食品製造装置を使用して、第1篩と板の間に、切断工程を経た後の食品を通すことで、良品及び規定の大きさより小さい不良品と未分離の不良品とを選別することを特徴とする食品の良品と不良品の選別方法である。
本発明の第5の発明は、前記食品製造装置が更に良品が通過しない第2篩を備え、該第2篩に、第1篩を通した後の良品及び規定の大きさより小さい不良品を通すことで、良品と規定の大きさより不良品とを選別することを特徴とする第4の発明に記載の食品の良品と不良品の選別方法である。
本発明の第6の発明は、前記食品が、チョコレートであることを特徴とする第4の発明又は第5の発明に記載の食品の良品と不良品の選別方法である。
本発明の第7の発明は、カッターで切断する切断工程を経た食品の良品と不良品とを選別するための食品製造装置であって、該食品製造装置が良品及び規定の大きさより小さい不良品が通過する第1篩と該篩の上部に板を備える食品製造装置である。
本発明の第8の発明は、前記食品製造装置が更に良品が通過しない第2篩を備える第7の発明に記載の食品製造装置である。
本発明の第9の発明は、前記食品が、チョコレートである第7の発明又は第8の発明に記載の食品製造装置である。
本発明によると、カッターで切断する工程を含む食品の製造において、製品への不良品の混入をより防止することができる食品の製造方法を提供することができる。
また、本発明によると、カッターで切断する工程を含む食品の製造において、製品への不良品の混入をより防止することができる食品の良品と不良品の選別方法を提供することができる。
また、本発明によると、カッターで切断する工程を含む食品の製造において、製品への不良品の混入をより防止することができる食品製造装置を提供することができる。
チョコレートをカッティング成形するための成形装置を説明するための概略図である。 良品を説明するための概略図である。 規定の大きさより小さい不良品(不良品A)を説明するための概略図である。 未分離の不良品(不良品B)を説明するための概略図である。 食品製造装置を説明するための概略図である(装置をパーツ毎に分解した図)。 食品製造装置を説明するための概略図である。
本発明の実施の形態に係る食品の製造方法は、食品をカッターで切断する切断工程を含む食品の製造方法であって、良品及び規定の大きさより小さい不良品が通る第1篩と該篩の上部に板を備える食品製造装置を使用して、第1篩と板の間に、切断工程を経た後の食品を通過させることで、良品及び規定の大きさより小さい不良品と未分離の不良品とを選別する選別工程1を含むことを特徴とする。
本発明の実施の形態に係る食品の製造方法は、食品をカッターで切断する切断工程を含む。製造工程において、食品をカッターで切断する切断工程を含む食品としては、例えば、チョコレート等が挙げられる。チョコレートは、カッティング成形を行う場合、カッターで切断する切断工程を含む。チョコレートのカッティング成形は、融解したチョコレートを両側端に桟を備えたベルトコンベアに充填し、該ベルトコンベアを、クーリングトンネルを通過させることで、チョコレートを冷却固化させた後、固化したチョコレートをカッターで横及び縦に切断することで、チョコレートを四角形状(直方体)に成形するものである。カッティング成形では、ベルトコンベアの移送速度、カッターの昇降速度、カッターの切断幅等を変更することで、大小様々なサイズの四角形状チョコレートが得られる。チョコレートのカッティング成形は、図1のような充填機、両側端に桟を備えたベルトコンベア、クーリングトンネル(冷却機)、縦切りカッター、横切りカッターを備えた成形装置で行うことができる。
本発明の実施の形態に係る食品の製造方法は、良品(規定の大きさの良品)及び規定の大きさより小さい不良品が通過する第1篩と該篩の上部に板を備える食品製造装置を使用する。
本発明の実施の形態に係る食品の製造方法で使用する食品製造装置は、良品及び規定の大きさより小さい不良品が通過する第1篩を備えている。切断工程を経た食品を第1篩で篩うと、通常、図2のような良品及び図3のような規定の大きさより小さい不良品(以下、図3のような規定の大きさより小さい不良品は、不良品Aとする。)は第1篩を通過するが、図4のような未分離の(規定の大きさより大きい)不良品(以下、図4のような未分離の不良品は、不良品Bとする。)は第1篩を通過しない。しかしながら、図4の40−aの不良品Bが篩の上で立つと、第1篩を通過することがある。そこで、本発明の実施の形態に係る食品の製造方法で使用する食品製造装置は、図5、6のように、良品及び規定の大きさより小さい不良品が通過する第1篩と該篩の上部に板(天板)を備えている。第1篩の上部に板が備えられていると、図4の40−aの不良品Bが篩の上で立つことが非常に少なくなるため、不良品Bは第1篩を通過することがほとんどなくなる。第1篩と板との距離は、第1篩に供する食品の大きさによって変わるため、特に制限されるものではないが、好ましくは3〜25mmであり、より好ましくは5〜20mmであり、更に好ましくは5〜10mmである。
第1篩の材質は、通常食品に使用されるものであれば特に制限されないが、好ましくはステンレス鋼、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)材料等である。また、第1篩の網目や大きさは、選別する食品の大きさに応じて変わるため、特に制限されるものではない。板の材質は、通常食品に使用されるものであれば特に制限されないが、好ましくはステンレス鋼、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)材料等である。
本発明の実施の形態に係る食品の製造方法は、前記第1篩と該篩の上部に板を備える食品製造装置を使用して、第1篩と板の間に、切断工程を経た後の食品を通す(篩にかける)ことで、良品及び不良品Aと不良品Bとを選別する工程(選別工程1)を含む。
前記したように、第1篩と該篩の上部に板を備えると、良品及び不良品Aは通過するが、不良品Bをほとんど通過させない。従って、第1篩と板の間に、切断工程を経た後の食品を通すと、良品及び不良品Aと不良品Bとをほぼ完全に選別することができる。
第1篩と板の間に、食品を通す手段は、食品を通すことができれば特に制限されないが、好ましくは振動により通す。
また、第1篩は、角度をつけて設置することもできる。第1篩が、角度をつけて設置されていると、不良品Bは第1の篩の角度に沿って流れてくるので、不良品Bをより回収しやすくすることができる。食品製造装置は、不良品Bを回収するための回収口や回収箱等を備えることもできる。
また、不良品Bは、切断工程で未分離の不良品であるが、分離することができれば良品とすることができる。そのため、不良品Bは、分離するための工程に再利用することもできる。不良品Bを再利用して分離するための工程に供給するために、食品製造装置は、不良品Bを運搬するためのベルトコンベアを備えることもできる。
本発明の実施の形態に係る食品の製造方法は、良品及び不良品Aと不良品Bとをほぼ完全に選別することができる。そのため、本発明の実施の形態に係る食品の製造方法は、製品への不良品の混入をより防止することができる。
本発明の実施の形態に係る食品の製造方法に使用する食品製造装置は、図5、6のように、好ましくは更に良品が通過しない第2篩を備えている。従って、前記選別工程1を経た後の良品及び不良品Aを第2篩で篩うと、不良品Aは第2篩を通過するが、良品は第2篩を通過しない。食品製造装置の第2篩は、図5、6のように、好ましくは第1篩の下部に位置している。第2篩の材質は、通常食品に使用されるものであれば特に制限されないが、好ましくは、ステンレス鋼、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)材料等である。また、第2篩の網目や大きさは、選別する食品の大きさに応じて変わるため、特に制限されるものではない。
本発明の実施の形態に係る食品の製造方法は、好ましくは更に第2篩を備える食品製造装置を使用して、該第2篩に、選別工程1を経た後の良品及び不良品Aを通す(篩にかける)ことで、良品と不良品Aとを選別する工程(選別工程2)を含む。なお、選別工程1を経た後の良品及び不良品Aには、不良品Bが若干混入していることがあるため、選別工程2に供するもの(選別工程1を経た後の良品及び不良品A)は、不良品Bが若干混入したものでも良い。
前記したように、第2篩は、不良品Aは通過するが、良品は通過しない。従って、第2篩に、前記選別工程1を経た後の良品及び不良品Aを通すと、良品と不良品Aとをほぼ完全に選別することができる。
第2篩に、良品及び不良品Aを通す手段は、良品及び不良品Aを通すことができれば特に制限されないが、好ましくは振動により通す。
また、第2篩は、角度をつけて設置することもできる。第2篩が、角度をつけて設置されていると、良品は第2の篩の角度に沿って流れてくるので、良品をより回収しやすくすることができる。食品製造装置は、図5、6のように、好ましくは第2篩を通過した不良品Aを受けるための受け皿を、第2篩の下部に備えている。また、食品製造装置は、良品及び不良品Aを回収するための回収口や回収箱等を備えることもできる。
また、良品は、通常、その後に検査工程、包装工程等を経て最終製品となる。そのため、食品製造装置は、良品を次の工程に運搬するためのベルトコンベアを備えることもできる。
本発明の実施の形態に係る食品の製造方法において、食品は、カッターで切断する切断工程を経た後のものであれば、特に限定はされないが、好ましくはチョコレート等である。前記カッターで切断する切断工程を経た後の食品は、好ましくは形状が四角形状(直方体)である。前記カッターで切断する切断工程を経た後の食品の大きさは、好ましくは縦5.0〜30.0mm、横5.0〜30.0mm、高さ5.0〜20.0mmであり、より好ましくは縦10.0〜20.0mm、横10.0〜20.0mm、高さ5.0〜10.0mmである。また、前記チョコレートは、好ましくはスナップ性を有する。なお、本発明においてチョコレートとは、「チョコレート類の表示に関する公正競争規約」(全国チョコレート業公正取引協議会)乃至法規上の規定により限定されるものではなく、食用油脂、糖類を主原料とし、必要によりカカオ成分(カカオマス、ココアパウダー等)、乳製品、香料、乳化剤等を加え、チョコレート製造の工程(混合工程、微粒化工程、精練工程、調温工程、成形工程、冷却工程等の全部乃至一部)を経て製造されたもののことである。また、本発明におけるチョコレートは、ダークチョコレート、ミルクチョコレートの他に、ホワイトチョコレート、カラーチョコレートも含むものである。また、本発明においてスナップ性とは、力を加えた時にパキッと割れる性質のことである。
本発明の実施の形態に係る食品の良品と不良品の選別方法は、食品をカッターで切断する切断工程を含む食品の製造において、良品及び不良品Aが通過する第1篩と該篩の上部に板を備える食品製造装置を使用して、第1篩と板の間に、切断工程を経た後の食品を通すことで、良品及び不良品Aと不良品Bとを選別することを特徴とする。
本発明の実施の形態に係る食品の良品と不良品の選別方法に使用する食品製造装置の第1篩及び板は、本発明の実施の形態に係る食品の製造方法に使用する食品製造装置と同じである。本発明の実施の形態に係る食品の製造方法で説明したように、第1篩と該篩の上部に板を備えると、良品及び不良品Aは通過するが、不良品Bをほとんど通過させない。従って、第1篩と板の間に、切断工程を経た後の食品を通すと、良品及び不良品Aと不良品Bとをほぼ完全に選別することができる。
本発明の実施の形態に係る食品の良品と不良品の選別方法は、好ましくは更に良品が通過しない第2篩を備える食品製造装置を使用して、第2篩に、第1篩を通した後の良品及び規定の大きさより小さい不良品を通すことで、良品と規定の大きさより不良品とを選別する。本発明の実施の形態に係る食品の良品と不良品の選別方法に使用する食品製造装置の第2篩は、本発明の実施の形態に係る食品の製造方法に使用する食品製造装置と同じである。本発明の実施の形態に係る食品の製造方法で説明したように、第2篩を備えると、不良品Aは通過するが、良品を通過させない。従って、第2篩の間に、第1篩を通した後の良品及び不良品Aを通すと、良品と不良品Aとを選別することができる。
本発明の実施の形態に係る食品の良品と不良品の選別方法における食品は、本発明の実施の形態に係る食品の製造方法における食品と同じである。また、本発明の実施の形態に係る食品の良品と不良品の選別方法における食品は、好ましくはチョコレートである。
本発明の実施の形態に係る食品製造装置は、本発明の実施の形態に係る食品の製造方法に使用する食品製造装置と同じである。本発明の実施の形態に係る食品の製造方法で説明したように、第1篩と該篩の上部に板を備えると、良品及び不良品Aは通過するが、不良品Bをほとんど通過させない。従って、第1篩と板の間に、切断工程を経た後の食品を通すと、良品及び不良品Aと不良品Bとをほぼ完全に選別することができる。
本発明の実施の形態に係る食品製造装置は、好ましくは更に良品が通過しない第2篩を備えている。本発明の実施の形態に係る食品製造装置に使用する食品製造装置の第2篩は、本発明の実施の形態に係る食品の製造方法に使用する食品製造装置と同じである。本発明の実施の形態に係る食品の製造方法で説明したように、第2篩を備えると、不良品Aは通過するが、良品を通過させない。従って、第2篩の間に、第1篩を通した後の良品及び不良品Aを通すと、良品と不良品Aとを選別することができる。
本発明の実施の形態に係る食品製造装置は、図5、6のように、その他に、製品投入口、第2篩を通過した不良品Aを受ける受け皿、篩を振動させるための振動モーター等を備えることもできる。
本発明の実施の形態に係る食品製造装置における食品は、本発明の実施の形態に係る食品の製造方法における食品と同じである。また、本発明の実施の形態に係る食品製造装置における食品は、好ましくはチョコレートである。
次に実施例により本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
<実施例1のチョコレートの選別方法>
図1に示すチョコレートのカッティング成形装置にて、融解したチョコレートを両側端に桟を備えたベルトコンベアに充填し、該ベルトコンベアを、クーリングトンネルを通過させることで、チョコレートを冷却固化させた後、固化したチョコレートをカッターで横及び縦に切断することで、チョコレートを横10mm、縦10mm、高さ5mmに成形した。目視にて良品、不良品A(規定の大きさよりも小さい不良品)、不良品B(規定の大きさよりも大きい不良品)を選別した。選別した良品700個と、不良品A100個と、不良品B200個とを混合して混合品を得た。選別工程1として、図5、6の食品製造装置(第1篩と板の距離は8mm)を使用して、第1篩と板の間に、得られた混合品を通すことで、良品及び不良品Aと不良品Bとを選別した。選別工程1における回収率及び混入率を算出した結果、不良品Bの回収率は96.0%であり、不良品Bへの良品の混入率は1.4%であり、不良品Bへの不良品Aの混入率は0%だった。その次に、選別工程2として、図5、6の食品製造装置を使用して、第2篩に、第1篩を通過した良品及び不良品Aを通すことで、良品と不良品Aとを選別した。選別工程2における回収率及び混入率を算出した結果、良品の回収率は96.0%であり、良品への不良品Bの混入率は4.0%であり、良品への不良品Aの混入率は10.0%であり、不良品Aの回収率は90.0%であり、不良品Aへの良品の混入率は2.6%であり、不良品Aへの不良品Bの混入率は0%だった。
<比較例1のチョコレートの選別方法>
図5、6の食品製造装置で板を取り外した以外は、実施例1のチョコレートの製造方法と同じ方法で良品と不良品Aと不良品Bとを選別した。選別工程1における回収率及び混入率を算出した結果、不良品Bの回収率は49.0%であり、不良品Bへの良品の混入率は0.3%であり、不良品Bへの不良品Aの混入率は2.0%だった。また、選別工程2における回収率及び混入率を算出した結果、良品の回収率は97.4%であり、良品への不良品Bの混入率は51.0%であり、良品への不良品Aの混入率は21.0%であり、不良品Aの回収率は77.0%であり、不良品Aへの良品の混入率は2.3%であり、不良品Aへの不良品Bの混入率は0%だった。
10:充填機、11:クーリングトンネル、12:板状チョコレート、13:縦切りカッター、14:横切りカッター、15:四角形状チョコレート、16:ベルトコンベア、20:良品、30:不良品A、30−a:不良品A、30−b:不良品A、30−c:不良品A、30−d:不良品A、40:不良品B、40−a:不良品B、40−b:不良品B、40−c:不良品B、50:第1篩、51:板、52:製品投入口、53:不良品B回収口、54:第2篩、55:良品回収口、56:不良品A受け皿、57:不良品A回収口、58:振動モーター

Claims (9)

  1. 食品をカッターで切断する切断工程を含む食品の製造方法であって、良品及び規定の大きさより小さい不良品が通過する第1篩と該篩の上部に板を備える食品製造装置を使用して、第1篩と板の間に、切断工程を経た後の食品を通すことで、良品及び規定の大きさより小さい不良品と未分離の不良品とを選別する選別工程1を含むことを特徴とする食品の製造方法。
  2. 前記食品製造装置が更に良品が通過しない第2篩を備え、該第2篩に、選別工程1を経た後の良品及び規定の大きさより小さい不良品を通すことで、良品と規定の大きさより小さい不良品とを選別する選別工程2を含む特徴とする請求項1に記載の食品の製造方法。
  3. 前記食品が、チョコレートであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の食品の製造方法。
  4. 食品をカッターで切断する切断工程を含む食品の製造において、良品及び規定の大きさより小さい不良品が通過する第1篩と該篩の上部に板を備える食品製造装置を使用して、第1篩と板の間に、切断工程を経た後の食品を通すことで、良品及び規定の大きさより小さい不良品と未分離の不良品とを選別することを特徴とする食品の良品と不良品の選別方法。
  5. 前記食品製造装置が更に良品が通過しない第2篩を備え、該第2篩に、第1篩を通した後の良品及び規定の大きさより小さい不良品を通すことで、良品と規定の大きさより不良品とを選別することを特徴とする請求項4に記載の食品の良品と不良品の選別方法。
  6. 前記食品が、チョコレートであることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の食品の良品と不良品の選別方法。
  7. カッターで切断する切断工程を経た食品の良品と不良品とを選別するための食品製造装置であって、該食品製造装置が良品及び規定の大きさより小さい不良品が通過する第1篩と該篩の上部に板を備える食品製造装置。
  8. 前記食品製造装置が更に良品が通過しない第2篩を備える請求項7に記載の食品製造装置。
  9. 前記食品が、チョコレートである請求項7又は請求項8に記載の食品製造装置。
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