JP2016044511A - 錠装置及び建具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】開口枠10の開口10aを閉じた状態で戸先框24に設けたハンドル110を解錠位置から施錠位置に操作した場合に戸先框24に設けたフック部材120を縦枠13に係合させることにより戸先框24と縦枠13との相対移動を阻止する錠装置であって、ハンドル110の操作に連動するように戸先框24に移動可能に配設し、開口枠10の開口10aが開いた状態でハンドル110が解錠位置に操作されている場合には、開口枠10の開口10aを閉じるまで戸先框24と縦枠13との閉方向への相対移動を許容する一方、開口枠10の開口10aが開いた状態でハンドル110が解錠位置から施錠位置に操作された場合には、戸先框24と縦枠13とを相対的に閉方向に移動させた際にフック部材120が縦枠13に当接する以前に縦枠13のストッパ受部材170に当接するストッパ部材130を設けた。
【選択図】図11
Description
図1及び図2は、本発明の実施の形態1である建具を示したものである。ここで例示する建具は、開口枠10に対して2枚の障子20を左右方向にスライドすることにより、開口枠10の開口(建具の開口)10aを開閉するようにした引き違い窓と称されるものである。開口枠10は、上枠11、下枠12、左右の縦枠13を四周枠組みし、内部に矩形の開口10aを構成したものである。障子20は、それぞれ矩形状を成す面材21の四周に上框22、下框23、左右の縦框24,25を配設することによって構成したものである。2枚の障子20は、互いに一方の縦框25を重ね合わせた状態で並設した場合に開口枠10の開口10aを閉じることのできる大きさに形成してある。
尚、上述した実施の形態1では、ストッパ受部材170を自重によって下方の当接位置に保持し、ストッパ部材130に当接させるようにしているが、本発明は必ずしも自重によってストッパ受部材170を当接位置に保持させる必要はない。例えば、図12に示す変形例1では、ストッパ受部材270をストッパ受部ベース271と、ストッパ受部ベース271に対してスライド可能に配設したストッパ受部本体272とによって構成し、さらに互いの間にストッパ受部ベース271に対してストッパ受部本体272を常時下方の当接位置に保持するように付勢手段273を介在させるようにしている。尚、ストッパ受部材270の構成以外は実施の形態1と同様の構成を有して変形例1の建具が構成してある。変形例1において実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付して説明を行う。
尚、上述した実施の形態1及び変形例1では、いずれも縦枠13に対してストッパ受部材170,270を移動させることでフック部材120をフック受部材160に係合させるようにしているが、図13の変形例2に示すように、障子20に対してストッパ部材330を移動させることでフック部材120をフック受部材160に係合させることも可能である。
図14〜図16は、本発明の実施の形態2である建具を示したものである。ここで例示する建具は、開口枠410の縦枠413と障子420の縦框425との間がヒンジ426によって支持してあり、上下方向に沿ったヒンジ軸を中心として障子420を室外側に回転させることにより、開口枠410の開口(建具の開口)410aを開閉するようにした片開き窓と称されるものである。開口枠410は、上枠411、下枠412、左右の縦枠413を四周枠組みし、内部に矩形の開口410aを構成したものである。障子420は、矩形状を成す面材421の四周に上框422、下框423、左右の縦框424,425を配設することによって構成したもので、開口枠410の開口410aを閉じることのできる大きさに形成してある。
Claims (8)
- 相対的に移動することにより建具の開口を開閉する一方の部材と他方の部材との間に構成し、前記建具の開口を閉じた状態で前記一方の部材に設けたハンドルを解錠位置から施錠位置に操作した場合に前記一方の部材に設けた錠部材を前記他方の部材に係合させることにより前記一方の部材と前記他方の部材との相対移動を阻止する錠装置であって、
前記ハンドルの操作に連動するように前記一方の部材に移動可能に配設し、前記建具の開口が開いた状態で前記ハンドルが解錠位置に操作されている場合には、前記建具の開口を閉じるまで前記一方の部材と前記他方の部材との閉方向への相対移動を許容する一方、前記建具の開口が開いた状態で前記ハンドルが解錠位置から施錠位置に操作された場合には、前記一方の部材と前記他方の部材とを相対的に閉方向に移動させた際に前記錠部材が前記他方の部材に当接する以前に前記他方の部材に当接するストッパ部材を設けたことを特徴とする錠装置。 - 前記他方の部材には、前記一方の部材に向けて突出し、前記建具の開口が開いた状態で前記ハンドルが解錠位置から施錠位置に操作された場合には、前記一方の部材と前記他方の部材とを相対的に閉方向に移動させた際に前記錠部材が前記他方の部材に当接する以前に前記ストッパ部材に当接することにより、前記一方の部材と前記他方の部材との以降の閉方向への相対移動を阻止するストッパ受部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の錠装置。
- 前記他方の部材に前記ストッパ受部材を移動可能に配設し、前記建具の開口が閉じた状態で前記ハンドルが解錠位置から施錠位置に操作された場合には、前記ストッパ部材を介して前記他方の部材と前記ストッパ受部材とを相対的に移動させることで前記錠部材を前記他方の部材に係合させることを特徴とする請求項2に記載の錠装置。
- 前記一方の部材及び前記他方の部材は、それぞれ長手方向が上下となるように配設されたものであり、
前記錠部材は、前記一方の部材に対して上方に移動することによって前記他方の部材に係合するものであり、
前記ストッパ受部材は、前記他方の部材に対して上下方向にスライド可能に配設し、かつ自重によって下方の当接位置に保持されるものであり、
前記ストッパ部材は、前記建具の開口が開いた状態で前記ハンドルが解錠位置から施錠位置に操作された場合には、当接位置に保持された前記ストッパ受部材に当接することにより、前記一方の部材と前記他方の部材との以降の閉方向への相対移動を阻止する一方、
前記ハンドルが解錠位置に操作された状態で前記建具の開口を閉じた場合には、前記ストッパ受部材の下方に配置され、かつこの状態から前記ハンドルが施錠位置に操作された場合には、前記ストッパ受部材とともに上方に移動することを特徴とする請求項3に記載の錠装置。 - 前記錠部材は、前記一方の部材に対して予め設定した施錠方向にスライドした場合に前記他方の部材に係合するものであり、
前記ストッパ受部材は、前記他方の部材に対して前記錠部材のスライド方向に沿ってスライド可能に配設し、予め設定した当接位置と非当接位置との間を移動可能、かつ付勢手段の付勢力によって当接位置に保持されるものであり、
前記ストッパ部材は、前記建具の開口が開いた状態で前記ハンドルが解錠位置から施錠位置に操作された場合には、当接位置に保持された前記ストッパ受部材に当接することにより、前記一方の部材と前記他方の部材との以降の閉方向への相対移動を阻止する一方、
前記ハンドルが解錠位置に操作された状態で前記建具の開口を閉じた場合には、当接位置に保持された前記ストッパ受部材を非当接位置に押圧可能となる位置に配置され、かつこの状態から前記ハンドルが施錠位置に操作された場合には、前記付勢手段の付勢力に抗して前記ストッパ受部材を押圧して非当接位置に移動させることを特徴とする請求項3に記載の錠装置。 - 前記ストッパ部材は、前記ハンドルの操作に連動するストッパベースと、前記ストッパベースに対して移動可能に配設したストッパ本体とを備え、
前記建具の開口が開いた状態で前記ハンドルが解錠位置から施錠位置に操作された場合には、前記ストッパベースに対して予め設定した当接位置に保持された前記ストッパ本体が前記ストッパ受部材に当接することにより、前記一方の部材と前記他方の部材との以降の閉方向への相対移動を阻止する一方、
前記建具の開口が閉じた状態で前記ハンドルが解錠位置から施錠位置に操作された場合には、前記ストッパ本体と前記ストッパベースとを相対的に移動させることにより前記錠部材を前記他方の部材に係合させることを特徴とする請求項2に記載の錠装置。 - 請求項1〜請求項6のいずれか一つに記載した錠装置を適用したことを特徴とする建具。
- 前記一方の部材は障子の框であり、前記他方の部材は開口枠の枠であることを特徴とする請求項7に記載の建具。
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