JP2016039362A - 紫外線光源 - Google Patents

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玲子 岡山
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Abstract

【課題】分光光度計に用いる紫外線光源、あるいは紫外線硬化性樹脂を硬化するために使用する紫外線光源など、所望の分光分布を要する紫外線光源に関するものである。
【解決手段】複数のLEDを搭載した紫外線光源であって、それぞれのLEDの発光ピーク波長が220〜350nmの範囲に存在し、複数のLEDの内、発光ピーク強度が最大となるLEDの発光ピーク強度に対する、発光ピーク強度が最小となるLEDの発光ピーク強度の比が0.2以上となることを特徴とする、異なる発光ピークを有する複数のLEDを搭載した紫外線光源を提供する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、新規な紫外線光源に関する。具体的には、分光光度計に用いる新規な紫外線光源、あるいは紫外線硬化性樹脂(モノマーおよび重合開始剤)を硬化するために使用する新規な紫外線光源など、所望の分光分布を要する新規な紫外線光源に関するものである。
分光光度計とは、目的とする波長の光を試料に照射することにより、試料の吸光度を測定する装置である。具体的に紫外可視分光光度計について説明すると、該紫外可視分光光度計は、以下の操作を行う装置である。先ず、光源から出た光を分光器により単色化し、目的とする波長の光を試料に照射する。そして、試料に照射する前の光強度と照射した後の光強度から吸光度を算出する。次に、標準試料の吸光度を用いて作成した検量線と比較することで、試料の濃度を定量することができる。さらに、吸収波長が未知の試料においても、可視領域から紫外領域までの光を照射することで吸収波長を特定できる。
分光光度計用光源としては、測定波長範囲内で一様な照射強度をもつ光源が求められている。一様な照射強度を有することにより、測定波長範囲内で一様なS/N比を得ることができため、試料の定量が比較的容易となる。S/N比とは、分光光度計などで測定した測定情報において、信号量(Singal)と雑音量(Noise)の比のことであり、試料の定量を行うには、S/N比を考慮する必要がある。
従来、分光光度計の紫外線光源として、185〜400nmの連続発光スペクトルを有する重水素ランプが多く用いられてきた。該ランプを用いると、照射強度は波長依存性が高く、例えば220nmと350nmにおける照射強度を比較すると、350nmにおける照射強度は220nmにおける照射強度の約10分の1と低い値である。つまり、該照射波長範囲内において一様な照射強度をもたないことが重水素ランプの課題のひとつであった。
また、S/N比は高いほうが好ましく、そのために高輝度の(照射強度の高い)光源が求められている。例えば、分光光度計の可視光光源として多く用いられているハロゲンランプの350nmにおける照射強度と、重水素ランプの350nmにおける照射強度を比較すると、重水素ランプの照射強度はハロゲンランプの照射強度の数10分の1と低く、照射強度が低いことも重水素ランプの課題のひとつであった。
さらに、発光波長領域の広い単一の光源を用いると、迷光が多くなり測定精度が低下する可能性がある。迷光とは、波長選択部(分光器)から出射する光強度に対する設定波長以外の波長の光強度の総和の比率を意味する。特に目的とする波長範囲が狭い場合には、測定波長以外の波長において発光の少ない光源を用いることが好ましいと考えられる。例えば、測定波長が300nmであっても、重水素ランプを用いると185〜400nmの連続スペクトルが分光器に入射することになり、分光器によっては迷光が多くなる場合があった。
また、その他の技術として、紫外線硬化性樹脂(モノマーおよび重合開始剤)を硬化させるための紫外線光源としては、通常、高圧水銀ランプが使用されている。該ランプは固定の発光波長しか有さないため、該波長以外で硬化する紫外線硬化性樹脂の照射用光源としての使用が困難である他、硬化ムラが生じるという問題があった。
これらの問題を解決するためには、発光ダイオード(以下、単に「LED」とする場合もある)を使用することが考えられる。LEDは波長選択性があるため、LEDを用いれば、前記課題に対して、迷光量の低減および発光波長の選択が可能となる。例えば、複数のLEDを備えた紫外線照射装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−136796号公報 国際公開2012/056928号パンフレット 国際公開2011/078252号パンフレット 特許第3499385号公報 Applied Physics Express 5(2012)122101
特許文献1の紫外線照射装置であれば、迷光量の低減および発光波長の選択が可能である。
しかしながら、従来のLEDの組み合わせでは、短波長になるにつれ発光強度が低下するという問題があった。特許文献1には、300〜400nmの範囲で拡散する紫外線照射装置が提案されているが、360〜370nmに発光ピークを有する主LEDと300〜400nmの範囲で360〜370nm以外に発光ピークを有する副LEDとを組み合わせている。
本発明者等の検討によれば、350nm以下の短波長、さらには300nm以下の短波長、特には280nm以下の短波長の領域に発光ピークを有するLEDは、発光強度が低いという問題あった。つまり、従来の紫外線照射装置では、重水素ランプ同様、一様な照射強度を有する高輝度の光源としての使用が困難であった。
したがって、本発明の目的は、紫外線光源において、所望の発光波長の領域で一様に高い発光強度を有する紫外線光源を提供することである。
本発明者等は、上記課題を解決するため、鋭意検討を行った。そして、短波長領域、具体的には、発光ピーク波長が220〜350nmの範囲に存在する複数のLEDを組み合わせて種々の検討を行ったところ、それぞれのLEDの発光ピーク強度の差を調整することにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。さらに、該LEDは、発光ピーク強度の値が高いものを使用し、そして、そのようなLEDは、結晶性がよく、透過率の高い窒化アルミニウム単結晶基板を有することが好ましいことを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、
複数のLEDを搭載した紫外線光源であって、
全てのLEDの発光ピークが波長220〜350nmの範囲に存在し、
複数のLEDの内、発光ピーク強度が最大となるLEDの発光ピーク強度(A)に対する、発光ピーク強度が最小となるLEDの発光ピーク強度(B)の比(B/A)が0.2以上となることを特徴とする、異なる発光ピーク波長を有する複数のLEDを搭載した紫外線光源である。
本発明においては、全てのLEDの発光ピーク強度が0.5mW/nm以上であることが好ましい。そして、全てのLEDは、窒化アルミニウム単結晶基板を有することが好ましい。このようなLEDを使用することにより、紫外線光源の発光強度分布を容易に調整できる。
該紫外線光源は、220〜350nmの範囲のある領域に連続発光スペクトルをもち、最も短波長の発光ピーク波長を有するLEDの発光ピーク波長から最も長波長の発光ピーク波長を有するLEDの発光ピーク波長までの範囲において、最大の発光強度(C)に対する最小の発光強度(D)の比(D/C)が0.5以上であることが好ましい。
また、この場合、隣り合う発光ピーク波長(λ1)と発光ピーク波長(λ2)との差(|λ1−λ2|)を、複数のLEDの内、発光ピークの半値幅が最小となるLEDの該半値幅以下とすることにより、連続した領域を有する発光強度分布をもつ発光スペクトルを形成することもできる。
さらに、発光ピーク波長が等しいLEDを複数個用いることにより、該紫外線光源に搭載する複数のLEDの内、最も短波長の発光ピーク波長を有するLEDの発光ピーク波長から最も長波長の発光ピーク波長を有するLEDの発光ピーク波長までの範囲において、最大の発光強度(C)に対する最小の発光強度(D)の比(D/C)を0.5以上とすることもできる。
発光強度分布を上記の分布とすることにより、連続した波長領域で一様の発光強度で照射することができるため、該波長領域において一様な照射強度を得ることが容易となる。
また、該紫外線光源の発光スペクトルは、220〜350nmの範囲でそれぞれのLEDの発光スペクトルが重なることなく独立して存在する発光強度分布とすることもできる。
さらには、従来のLEDでは発光強度が特に低かった220〜280nmの範囲に、それぞれのLEDの発光ピークを有することが好ましい。
本発明によれば、複数のLEDを搭載し、全てのLEDの発光ピーク波長が220〜350nmの範囲に存在し、発光ピーク強度が最大となるLEDの発光ピーク強度に対する、発光ピーク強度が最小となるLEDの発光ピーク強度の比を0.2以上とすることにより、一様な発光強度を有する発光スペクトルを達成することができる。
さらには、全てのLEDにおいて、温度25℃、駆動電流値150mAにおける該発光ピーク強度が0.5mW/nm以上であることにより、高い発光強度を有する発光スペクトルを達成することができる。
このような紫外線光源を、分光光度計用光源として用いることで、測定精度を向上させることができる。
また、本発明によれば、220〜350nmの範囲でそれぞれのLEDの発光スペクトルが重なることなく独立して存在する発光スペクトルをとることもできる。このような紫外線光源を、例えば樹脂の硬化のために用いることで、異なる硬化波長を有する複数の紫外線硬化性樹脂の同時硬化や硬化ムラの低減が可能となる。そして、該波長は220〜350nmで選択可能であるため、目的とする樹脂の硬化波長に応じて波長を選択することができ、効率良く硬化することができる。
製造例1で製造した発光ダイオードの発光強度分布を示した発光スペクトル図である。 本発明の一態様例(実施例1)である紫外線光源の発光強度分布を示した発光スペクトル図である。 本発明の一態様例(実施例2)である紫外線光源の発光強度分布を示した発光スペクトル図である。 本発明の一態様例(実施例3)である紫外線光源の発光強度分布を示した発光スペクトル図である。 本発明の一態様例(実施例4)である紫外線光源の発光強度分布を示した発光スペクトル図である。 LEDの断面模式図である。
(紫外線光源)
本発明の紫外線光源は、複数のLEDを搭載したものである。そして、全てのLEDの発光ピーク波長が220〜350nmの範囲に存在するものである。つまり、発光ピーク波長が異なる複数のLEDを搭載することにより、分光光度計用光源、紫外線硬化性樹脂の硬化用光源等に使用することができる。以下に、紫外可視分光光度計に使用した場合の実施形態について説明する。なお、後述する製造例1で作製したLEDの発光スペクトル図を図1に示す。本発明において、発光ピーク強度、発光ピーク波長、発光ピークの半値幅は、図1に示す点または範囲の値である。
本発明の紫外線光源は、220〜350nmの範囲に異なる発光ピーク波長を有する複数のLEDを搭載し、該複数のLEDの内、発光ピーク強度が最大となるLEDの発光ピーク強度(A)に対する、発光ピーク強度が最小となるLEDの発光ピーク強度(B)の比(B/A)が0.2以上となることを特徴とする。従来の重水素ランプを用いた場合には、発光強度が低く、かつ該発光強度の波長依存性が高い発光スペクトルであったものを、本発明の紫外線光源は異なる発光ピーク波長を有する複数のLEDを搭載することにより、一様に高い発光強度を有する発光スペクトルを得ることができる。また、使用するLEDの発光ピーク波長の範囲は、好ましくは220nm以上300nm以下、より好ましくは220nm以上280nm以下である。300nm以下、特に280nm以下の範囲で発光強度の高いLEDは、それ自体の製造が困難であったため、従来には存在しなかったものである。このような短波長領域に発光ピーク波長を有するLEDを使用することにより、短波長領域においても、長波長領域と同様の測定精度で分析ができるようになるものと考えられる。
本発明の紫外線光源において、複数のLEDの内、発光ピーク強度が最大となるLEDの発光ピーク強度(A)に対する、発光ピーク強度が最小となるLEDの発光ピーク強度(B)の比(B/A)を0.2以上としなければならない。なお、この比(B/A)は、発光ピーク強度が最大である1つのLEDの発光ピーク強度(A)と発光ピーク強度が最小である1つのLEDの発光ピーク強度(B)との比である。
該比(B/A)が0.2未満であると発光スペクトルの発光強度を一様とすることが困難であるため好ましくない。発光スペクトルの発光強度を一様とするために、発光強度の小さいLEDを複数搭載することも可能であるが、該比(B/A)が0.2未満であると、そのために多数のLEDを搭載しなければならない。本発明の紫外線光源においては、該比(B/A)が0.2以上であるため、一様な発光スペクトルを得るために発光強度の小さいLEDを複数搭載する場合においても、より少ない数で足りる。また、該比(B/A)が0.2未満である場合、発光強度の小さいLEDを試料の近くに、発光強度の大きいLEDを試料の遠くに配置することで照射強度を一様にすることも可能であるが、装置が複雑になり好ましくない。本発明によれば、該比(B/A)が0.2以上となるため、試料と光源との距離を変えなくても一様な発光スペクトルを得られることができ、装置構造が単純化する。LEDの搭載数をより少なくし、さらに装置構造をより単純化するため、上記比(B/A)が0.3以上、さらには0.5以上とすることが好ましい。なお、該比(B/A)の上限値は1.0である。
そして、全てのLEDにおいて、温度25℃、駆動電流値150mAにおける発光ピーク強度が0.5mW/nm以上となることが好ましい。紫外線光源を小型化したり、試料への照射強度をより高めたりするためには、全てのLEDにおいて、温度25℃、駆動電流値150mAにおける発光ピーク強度が0.8mW/nm以上となることがより好ましく、1.0mW/nm以上となることがさらに好ましい。発光ピーク強度の上限値は、特に制限されるものではないが、通常の工業的生産を考慮すると、50mW/nmである。このようなLEDを使用することにより、従来用いられてきた光源において、可視光に比べ紫外光の発光強度が低いという課題を、より少ないLEDによって解決できる。
(紫外線光源の発光分布について)
本発明の紫外線光源は、上記特性を有するため、発光強度分布の調整が容易となる。そのため、連続した発光強度領域を有する発光スペクトル(図2、図3参照)の紫外線光源や、独立した複数の発光ピーク(発光スペクトル)を有する発光強度分布を示す発光スペクトル(図4参照)の紫外線光源とすることができる。これらについて説明する。
(連続した発光強度領域を有する発光スペクトルをもつ紫外線光源)
本発明の紫外線光源は、一の実施形態において、220〜350nmの任意の波長範囲に連続した領域を有する発光スペクトルをもつ紫外線光源であり、該領域の、最も短波長の発光ピーク波長を有するLEDの発光ピーク波長から最も長波長の発光ピーク波長を有するLEDの発光ピーク波長までの範囲において、最大の発光強度(C)に対する最小の発光強度(D)の比(D/C)が0.5以上である紫外線光源とすることが容易である。前述した重水素ランプ(既存の紫外線光源)においては、該比は最小で0.1程度であるため、該比(D/C)を0.5以上とすることにより、発光強度差が小さくなり有利である。
また、使用するLEDの発光強度および/または発光ピーク波長を調整すれば、最大の発光強度(C)に対する最小の発光強度(D)の比(D/C)の比を0.8以上とすることもできる。なお、特に制限されるものではないが、最も好ましい比(D/C)は1.0であり、該比(D/C)の上限値である。
本発明において、紫外線光源が連続発光スペクトルを有するためには、紫外線光源が有する複数のLEDの、隣り合う発光ピーク波長(λ1)と発光ピーク波長(λ2)との差(|λ1−λ2|)を、複数のLEDの内、発光ピークの半値幅が最小となるLEDの該半値幅以下とすることが好ましい。ここで「半値幅」とは半値全幅を意味する。通常、LEDは、発光スペクトルの半値幅が5〜20nmである単一ピークを有する。そのため、発光ピーク波長の隣り合う2つのLEDの発光ピーク波長と発光ピーク波長との差の絶対値を、搭載する複数のLEDの内、最小の半値幅を有するLEDの半値幅以下とすることにより、連続した領域を有する発光強度分布を容易に得ることができる。
また、発光ピーク波長が等しいLEDを複数個用いることにより、該領域の、最も短波長の発光ピーク波長を有するLEDの発光ピーク波長から最も長波長の発光ピーク波長を有するLEDの発光ピーク波長までの範囲において、最大の発光強度(C)に対する最小の発光強度(D)の比(D/C)が0.5以上である紫外線光源とすることが容易となる。また、使用するLEDの発光強度および/または発光ピーク波長を調整することにより、該比(D/C)を0.8以上とすることもできる。なお、特に制限されるものではないが、最も好ましい比(D/C)は1.0であり、該比(D/C)の上限値である。また、発光ピーク強度が最大となるLEDの個数は1つであることが好ましい。
このような連続した領域を有する紫外線光源は、分光光度計用紫外線光源として使用できる。
(独立した発光スペクトルを有する紫外線光源)
本発明の紫外線光源は、他の一の実施形態において、紫外線光源の発光スペクトルが、220〜350nmの範囲でそれぞれのLEDの発光スペクトルが重なることなく独立して存在する発光強度分布とすることができる。この場合、使用するLEDにおいて、発光スペクトルの領域が重ならないものを選択して使用すればよく、さらに用途に応じて発光波長を選択すればよい。
このような独立した発光スペクトルを有する紫外線光源とする場合には、発光ピーク波長が等しいLEDを複数個用いることにより、該紫外線光源の独立した発光スペクトルの発光ピーク波長において、最大の発光強度(C)に対する最小の発光強度(D)の比(D/C)を0.5以上とすることもできる。該比(D/C)が0.5以上であることにより、所望の独立した発光波長での発光強度差が小さくなるため、例えば、紫外光硬化性樹脂の硬化用光源として用いる場合には、異なる硬化波長をもつ複数の紫外光硬化性樹脂を同時に硬化することが可能となり、さらに硬化ムラを低減することが可能となる。また、特に制限されるものではないが、最も好ましい比(D/C)は1.0であり、該比(D/C)の上限値である。なお、発光ピーク強度が最大となるLEDの個数は、1つであることが好ましい。
次に、以上のような特性を示す本発明の紫外線光源の製造方法について説明する。
(紫外線光源の製造方法)
本発明の紫外線光源は、発光ピーク波長が220〜350nmの範囲に存在するLEDを部品として用いて製造できる。複数のLEDの内、発光ピーク強度が最大となるLEDの発光ピーク強度(A)に対する、発光ピーク強度が最小となるLEDの発光ピーク強度(B)の比(B/A)が0.2以上となるように、発光ピーク波長が異なるLEDを組み合わせて用いることにより、本発明の紫外線光源を製造できる。
そのため、使用するLEDは、上記条件を満足すれば、市販のものを使用することができる。ただし、異なる波長における発光強度差が小さく、発光強度の高いものを製造する場合には、以下の方法で製造したLEDを使用することが好ましい。
(紫外線光源に搭載するLEDについて)
本発明に使用するLEDは、発光ピーク波長が220〜350nmの範囲に存在し、使用する複数のLEDの内、発光ピーク強度が最大となるLEDの発光ピーク強度(A)に対する、発光ピーク強度が最小となるLEDの発光ピーク強度(B)の比(B/A)が0.2以上となるものであれば、その製造方法は制限されるものではなく、市販のLEDを使用することもできる。
本発明においては、全てのLEDにおいて、温度25℃、駆動電流値150mAにおける該発光ピーク強度が0.5mW/nm以上となることが好ましい。そして、全てのLEDが、窒化アルミニウム単結晶基板を有するものであることが好ましい。
また、本発明で使用するLEDは、25℃において、駆動電流値を150mAとしたときの発光ピーク強度が0.5mW/nmであるとともに、駆動電圧値が10V以下であることが好ましい。駆動電圧が10V以下であることにより、低消費電力、高耐久性を実現でき、本発明における紫外線光源に好適に使用できる。
このような特性を有するLEDは、以下の方法により製造できる。
通常、紫外LEDは、下地基板上に、素子層(n型層、活性層、およびp型層)および電極(n型電極およびp型電極)を有する構造である。図6にその代表例を示す。紫外LED(紫外LEDウェハ)1は、基板(下地基板)2上に、n型層3、活性層4、p型層8(このp型層は、p型AlX3Ga1−X3N層5、p型AlX4Ga1−X4N層6、p型InGa1−YN層7がこの順で活性層4上に積層されている)がこの順で積層された積層構造を有する。そして、n型層3上にn型電極(層)9、p型層8上にp型電極(層)10を有する。なお、図示していないが、基板2とn型層3との間にはバッファ層を形成することもできるし、基板の裏面側(n型層3が積層されていない側)には、凹凸を形成することもできる。
該LED1の該基板2には、その上に成長して形成するn型層3および活性層4の転位密度を低減できる材料であれば限定されるものではなく、サファイア、窒化アルミニウム単結晶(AlN単結晶)などの材料が使用できる。より転位密度を低減するためには、AlN単結晶を用いることが好ましい。そして、n型層3、活性層4、およびp型層8は、Alを含むIII族窒化物半導体からなることが好ましい(ただし、下記に詳述するが、p型層8のp型電極10と接する層はAlを含まないIII族窒化物半導体からなることが好ましい。)。その中でも、本発明のLEDは、AlGa1−XN(但し、Xは、0≦X≦1.0を満足する有理数である。)で表されるIII族窒化物半導体からなるn型層3、活性層4、p型層8を順次形成した積層構造を有するものであることが好ましい。そして、n型電極9の抵抗値は1.0Ω未満を満足する範囲であることが好ましい。
基板2に関して以下に説明する。該LEDの素子層を形成させるための下地基板にはAlN単結晶が好適に用いられる。該基板の転位密度は、好ましくは10cm−2以下であり、より好ましくは10cm−2以下であり、さらに好ましくは10cm−2以下である。さらに、高い発光強度を実現するためには基板における紫外光の吸収を抑制しなければならないため、LED1の発光ピーク波長の紫外光に対する基板2の内部透過率が85%以上であることが好ましく、さらに95%以上であることが好ましい。内部透過率は高ければ高いほど好ましく、理想的には100%である。また、基板2の厚みは、内部透過率が85%以上となり、操作性を低下させない範囲で決定することが好ましい。具体的には、50〜500μmであることが好ましい。該AlN単結晶基板は、転位密度が10cm−2以下のAlN単結晶基板を薄膜化しても良いし、昇華法で得られた10cm−2以下のAlN単結晶基板上にHVPE法でAlN単結晶層を成長させ、その後、AlN単結晶層を分離してAlN単結晶基板としても良い。
前記基板2は、その一方の面上にn型層3、活性層4、およびp型層8がこの順で積層され、これら層が形成されない面が、光が放出される発光主面となる。
次に、前記基板2上に形成するn型層3、活性層4、p型層8、n型電極9、およびp型電極10について説明する。
n型層3、活性層4、およびp型層8は、有機金属気相成長(MOCVD)法、分子線エピタキシー(MBE)法などの公知の結晶成長法によって形成できる。中でも、生産性が高く工業的に広く用いられているMOCVD法が好ましい。MOCVD法を採用する場合は、下記に詳述するが、例えばWO2012/056928(特許文献2)に記載の方法と同様にして形成すればよい。
n型層3は、AlX1Ga1−X1N層に、Si、O、Geなどの公知のn型ドーパント材料をドーピングすることで、n型導電性を付与していることが好ましい。Al組成比のX1は、所望の発光ピーク波長に応じて、0.1≦X1≦0.95の範囲で適宜決定すればよい。n型層3の転位密度は10cm−2以下であることが好ましく、10cm−2以下であることがより好ましい。またn型層3の厚みは、特に制限されるものではないが、500〜5000nmであることが好ましい。
n型層3にドーピングするドーパント材料は、公知のn型ドーパント材料の中でも、原料濃度の制御性や、n型層3中のイオン化エネルギーなどを考慮すると、Siであることが好ましい。n型ドーパント濃度は所望の導電性が得られるように適宜決定できる。また、n型層3は、単一のAl組成および単一のn型ドーパント濃度を有する単一層であってもよいし、Al組成および/またはn型ドーパント濃度が異なる複数の層が積層された構造を有していてもよい。
また、n型層3のn型導電性を高めるためには、n型層3を成長させるにあたり、n型ドーパントに対して補償中心として働く、III族元素の欠陥やIII族元素と不純物の複合欠陥の形成を抑制できるように、n型ドーパント以外の不純物の混入を低減できるような成長条件を適宜選定することが好ましい。それによって、n型層3とn型電極9との接触抵抗を低減することができる。
MOCVD法でn型層3を形成する場合、III族原料ガスおよび窒素源ガスの供給量等を調整することにより、所望の組成のn型層を形成することができる。その際、所望のドーパント濃度を満足するようにドーパントガス流量を調整することもできる。また、n型層3の転位密度を10cm−2以下とするためには、基板2として転位密度の低いAlN単結晶基板、具体的には転位密度10cm−2以下、より好ましくは10cm−2以下のAlN単結晶基板を採用することが好ましい。
活性層4は、n型層上に形成され、活性層における発光効率を向上させるため、量子井戸層と障壁層を組み合わせた量子井戸構造にすることが好ましい。井戸層の厚みは2〜10nmであることが好ましく、障壁層は厚み5〜30nmであることが好ましい。また、高い発光効率を安定して得るためには、活性層4は3層以上の量子井戸層を有することが好ましい。量子井戸層および障壁層は、III族窒化物単結晶から構成され、その中でも、いずれもAlGa1−XN層であることが好ましい。量子井戸層および障壁層それぞれのAl組成(X)および厚みは、所望の発光ピーク波長が得られるように適宜決定することができる。また、量子井戸層および障壁層には、発光効率を向上させることを目的として、不純物をドーピングしてもよい。
MOCVD法で活性層4を形成する場合、III族原料ガスおよび窒素源ガスの供給量等を調整することにより、所望の組成の活性層(量子井戸層および障壁層)を形成することができる。転位密度の低い(具体的には例えば10cm−2以下の)n型層上に活性層を形成することにより、高性能な紫外発光ダイオードを製造することができる。
p型層8は、公知のp型ドーパント材料を含有させることによりp型の導電性を付与した導電層である。公知のp型ドーパント材料の中でもMgを採用することが好ましい。具体的に、p型AlX3Ga1−X3N層5、p型AlX4Ga1−X4N層6、p型InGa1−yN層7の順で活性層上に3層を積層すると良い。Al組成については、所望の発光波長に応じて0.5≦X3≦1.0、0.2≦X4≦0.9の範囲で適宜決定すればよい。中でも、活性層4への電子の閉じ込め効果を高めるためには、上述の範囲内でX4≦X3とすることが好ましい。また、より高い発光効率を得るためには、X1≦X4≦X3とすることが好ましい。ただし、X1は上記で示したn型層を構成するn型AlX1Ga1−X1N層におけるAl組成比である。また、p型InGa1−YN層7におけるIn組成については、0≦Y≦0.1であることが好ましく、p型電極10との接触抵抗を低減するためには、Y=0であることがさらに好ましい。
MOCVD法でp型層8を形成する場合、III族原料ガスおよび窒素源ガスの供給量等を調整することにより、所望の組成のp型層を形成することができる。その際、所望のドーパント濃度を満足するようにドーパントガス流量を調整することもできる。III族原料ガス、窒素源ガス、ドーパント原料ガスの供給量等を調整することにより、所望の組成のp型層を形成することができる。そして、これらガスの供給量を調整して、多層構造、例えば、p型AlX3Ga1−X3N層5、p型AlX4Ga1−X4N層6、およびp型InGa1−YN層7からなる多層構造を有するp型層8を形成することができる。
n型電極9は、n型層3の上に形成される。n型電極9は、公知のn型オーミック電極材料および形成方法を用いて形成することができる。n型オーミック電極材料は、n型層3との接触抵抗値を低減可能な材料であれば、特に限定されるものではない。n型電極9を構成する各層は、真空蒸着法、スパッタリング法などによって形成できる。
また、n型電極9とn型層3との接触抵抗値を低減させるため、n型電極層9を形成した後に、アルゴン、窒素などの不活性ガス雰囲気中でアニールすることが好ましい。アニール温度は特に制限されるものではないが、700〜1100℃であることが好ましい。n型電極9は具体的には例えば、国際公開2011/078252号パンフレット(特許文献3)に記載のn型コンタクト電極の形成方法により好ましく形成することができる。特許文献3には、Ti、およびAlを含むn型オーミック電極材料およびその形成方法が開示されている。より詳しくは、特許文献3には、III族窒化物単結晶からなるn型半導体層の上にn型コンタクト電極を形成する方法であって、該n型半導体層上にTi、VおよびTaからなる群より選ばれる少なくとも1種からなる金属層からなる第一の電極金属層を形成した後、800℃以上1200℃以下の温度で熱処理を行う工程、及び、第一の電極金属層上に仕事関数が4.0eV〜4.8eVであり且つ比抵抗が1.5×10−6Ω・cm〜4.0×10−6Ω・cmである金属からなる高導電性金属層を含んでなる第二の電極金属層を形成した後、700℃以上1000℃以下の温度で熱処理を行う工程とを含む、n型コンタクト電極の形成方法が開示されている。当該方法においては、第一の金属電極層を構成する金属としてTiを用い且つ高導電性金属層を構成する金属としてAlを用いることが好ましく、加えて、第二の電極金属層が、Ti、VおよびTaからなる群より選ばれる少なくとも1種からなる接合金属層(好ましくはTi)、仕事関数が4.0eV〜4.8eVであり且つ比抵抗が1.5×10−6Ω・cm〜4.0×10−6Ω・cmである金属からなる高導電性金属層(好ましくはAl)、並びにAuおよび/又はPtからなる貴金属層を含む多層構造を有し、当該多層構造において接合金属層は最下層に配置され、貴金属層は高導電性金属層よりも上層に配置されていることが好ましい。
また、n型電極(n型電極層)9の厚みは、特に限定されるものではなく、アニール後の接触抵抗値の低減が可能な範囲でn型電極層9を構成する各層の膜厚を適宜決定すればよいが、n型電極層9の生産性などを考慮すると、総厚を50〜500nmにすることが好ましい。
n型電極9の固有接触抵抗値(Ω・cm)を該n型電極9が設置された部分の電極面積(cm)で除したn型電極抵抗値が1.0Ω未満であることが好ましい。電流―電圧特性を考慮すると、n型電極抵抗は小さいほど好ましく、0.5Ω以下であることがさらに好ましく、最も好ましくは0.4Ω以下である。また、n型電極の固有接触抵抗値と電極面積は、n型電極抵抗値1.0Ω未満を満足する範囲であれば、特に制限されるものではないが、以下の範囲であることが好ましい。固有接触抵抗値は、10−2Ω・cm以下であることが好ましく、さらに10−3Ω・cm以下であることが好ましい。固有接触抵抗値の下限値は、低ければ低いほど好ましいが、工業的な生産を考慮すると10−7Ω・cmである。また、電極面積は、n型電極抵抗に合わせて適宜調整すればよく、LEDの大きさにもよるが、通常、0.5〜0.0001cmの範囲である。このようなn型電極とすることにより、該LEDの駆動電圧を低くすることができる。
なお、上記固有接触抵抗値は、公知のTLM法(Transmission Line Model)によって測定することができる。具体的には、n型層3上に固有接触抵抗値測定用に形成した複数の電極において、電極間距離と抵抗値に基づきTLM法に従って計算を行うことにより、与えられた電極面積と電極形成条件との組み合わせにおける固有接触抵抗値を求めることができる。
p型電極10は、特に制限されるものではなく、公知の電極材料および電極構造を採用することができる。具体的には、p型層8(図1においてはp型InGa1−YN層7)との接触抵抗値を低減可能な材料であれば、特に限定されるものではないが、例えば、特許第3499385号公報(特許文献4)に記載されている、NiおよびAuを含む電極材料を好ましく採用することができる。
p型電極10の電極面積は、p型電極(p型電極層)10とp型層8が接触している面積を指す。本発明に用いるLEDにおいて、p型電極の面積は、活性層のうち発光に寄与する部分の面積に対応する。駆動電流値が150mAと大きい場合にはp型電極面積が小さすぎると発光出力密度が飽和し、駆動電圧が上昇し、加えて寿命が短くなる傾向にある。一方、p型電極面積が大きすぎると、発光出力密度が低下するとともに、LEDチップサイズが大型化するため好ましくない。よって、p型電極面積は0.0001〜0.01cmであることが好ましく、0.0005〜0.005cmであることがより好ましい。
以上のような製造方法で得られたLEDは、発光ピーク波長が220〜350nmの範囲に存在し、かつ、温度25℃において、駆動電流値150mAにおける該発光ピーク強度が0.5mW/nm以上であるLEDとすることができる。本発明は、発光ピーク強度が最大となるLEDの発光ピーク強度(A)に対する、発光ピーク強度が最小となるLEDの発光ピーク強度(B)の比(B/A)が0.2以上であり、さらに、全てのLEDの発光ピーク強度が0.5mW/nm以上であるため、このような特性を有するLEDを使用することが好ましい。
以上のような特性を有する、複数のLEDを種々組み合わせることにより、本発明の紫外線光源を容易に製造することができる。そして、使用する目的に応じて、LEDを選択することにより、図2、図3、図4のような発光スペクトルの紫外線光源を製造できる。
また、LEDまたはLEDを搭載した紫外線光源に、カバーを用いる際には、220〜350nmの波長領域における透過性が高いものを用いることが好ましい。これにより、LEDの発光を減衰することなく試料に照射することが可能となる。
本発明の紫外発光ダイオード1においては、基板2のn型層3が積層された面とは反対側の面が、光が放射される発光主面となる。そして、この発光主面には、屈折率が1.0〜2.4である材質からなる層を積層してもよい。このような材質からなる層を形成することにより、効率よく光を取出すことができる。屈折率が1.0〜2.4である材質としては、特に制限されるものではなく、Al、SiO、CaF、MgFなどの無機材料の他、HOなどの液体材料を例示できる。
また、光を効率よく取出すためには、発光主面に凹凸構造を形成することが好ましい。凹凸構造は、公知の方法、例えば、基板をエッチングする方法等により発光主面に形成することができる。凹凸構造は、発光ピーク波長に応じて適宜調整すればよいが、高さと幅がそれぞれ100〜1000nmの範囲にある凸部を形成することが好ましい。
なお、凹凸構造を有する発光主面上に、屈折率が1.0〜2.4となる材質からなる層を形成することにより、より一層、効率よく光を取出すこともできる。
(紫外線光源に搭載するLEDの回路について)
紫外線光源に搭載する複数の紫外発光ダイオードは、一つの電源に対して直列に接続しても良いし、一つの電源に対して並列に接続しても良い。または、直列回路と並列回路とを組み合わせた複合回路としてもよく、複数の電源を用いて複数の紫外発光ダイオードのそれぞれに別個の電源を設けて、個々の紫外発光ダイオードを単独で制御してもよい。複数の紫外発光ダイオードを直列に接続する場合は、電源電圧を、回路に接続するすべての紫外発光ダイオードの駆動電圧値の和以上とする必要がある。本発明の紫外線光源は、上記製造方法により製造したLEDを用いれば、該紫外発光ダイオードの駆動電圧値が低いことに起因して、電源電圧を容易に抑えることができる。複数の紫外発光ダイオードを並列に接続する場合には、紫外発光ダイオードと直列に抵抗を接続することで、抵抗の小さな紫外発光ダイオードに過電流が流れることを防ぐことができる。あるいは、例えば、複数の紫外発光ダイオードの内、他の紫外発光ダイオードに比べて発光ピーク強度の小さな紫外発光ダイオードには、他の紫外発光ダイオードに比べて大きな電流を流すことにより、発光強度差の小さい発光スペクトルを有する紫外線光源の製造が容易となる。特に、上記製造方法により製造した紫外発光ダイオードを部品として用いていることにより、該紫外発光ダイオードに比較的大きな電流を流すことが可能であるため、発光強度差の小さい発光スペクトルを有する紫外線光源の製造が容易となる。また、複数の電源を用いて個々の紫外発光ダイオードをそれぞれ単独で制御する場合には、それぞれの紫外発光ダイオードに流す電流の制御が容易となる。以上のように、所望の形態に即して回路を組み立てることができる。
次に、実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(LEDの製造)
製造例1
(基板の準備)
本発明のLEDを作製するためのAlN単結晶基板は、Applied Physics Express 5(2012)122101(非特許文献1)に記載の方法により作製した。具体的には、先ず、物理気相輸送(PVT)法により作製された直径25mmのAlN種基板上に、ハイドライド気相エピタキシー(HVPE)法により250μmの厚みでAlN厚膜を形成し、AlN厚膜成長面の化学機械(CMP)研磨を行った。このようなHVPE法 AlN厚膜/AlN種基板の積層体(成長用基板)を紫外発光ダイオードの成長用基板として使用した。なお、下記に詳述するが、AlN種基板はこの成長用基板から最終的に除去する。この成長用基板を全く同じ条件で4枚作製した。
1つの成長用基板を分析用に使用するため、AlN種基板部分を除去した。得られたAlN単結晶基板(厚み 170μm、HVPE法 AlN厚膜部分)のX線ロッキングカーブの半値幅を測定した。具体的には、高分解能X線回折装置(スペクトリス社パナリティカル事業部製X’Pert)により、加速電圧45kV、加速電流40mAの条件で、AlN単結晶基板の(002)および(101)面のX線ロッキングカーブ測定を行った。X線ロッキングカーブの半値幅はいずれも、30arcsec以下であった。また、他方の6つの成長用基板において、研磨したAlN厚膜部分の(002)および(101)面のX線ロッキングカーブ測定を同様の条件で行った。その結果、X線ロッキングカーブの半値幅はいずれも、30arcsec以下であった。このことから、AlN種基板を除いたAlN単結晶基板と、成長用基板のAlN厚膜部分は同じ結晶性を有する同一のAlN単結晶であることが確認できた。
この分析用のAlN単結晶基板の内部透過率を紫外可視分光光度計(島津製作所製UV−2550)により測定した結果、265nmにおける内部透過率は95%であり、220nm〜350nmの範囲内での内部透過率は85%以上であった。また、エッチピット観察により測定した転位密度は2×10cm−2であった。
その後、3枚の成長用基板を7mm角程度の正方形形状に切断した(7mm角程度の12枚の正方形形状の成長用基板を準備した。)。
(n型層、活性層、p型層の形成)
切断後の成長用基板のAlN厚膜上に、MOCVD法により、1080℃で、n型Al0.70Ga0.30N層(1μm:n型層)、3重量子井戸層(Al0.50Ga0.50N(4nm)/Al0.65Ga0.35N層(10nm):活性層)、p型AlN層(50nm:p型層)、p型Al0.80Ga0.20N(50nm:p型層)、p型GaN層(20nm:p型層)を順次積層し、紫外発光用積層体を作製した。不純物のドーピングはn型層中のSi濃度が2×1019cm−3、p型層中のMg濃度が3×1019cm−3となるようにドーパントとして用いたテトラエチルシランおよびビスシクロペンタジエニルマグネシウム流量を制御した。
(n型電極の形成)
次いで、ICPエッチング装置により、紫外発光用積層体の一部(p型層側からの一部)をn型Al0.8Ga0.2N層(n型層)が露出するまでエッチングした。n型電極面積が0.002cmとなるように、該露出表面に真空蒸着法によりTi(20nm)/Al(100nm)/Ti(20nm)/Au(50nm)かならなるn型電極を形成した。その後、窒素雰囲気中、1分間、950℃の条件で熱処理を行った。n型電極抵抗値は0.45Ωであった。
(p型電極の形成)
次いで、p型GaN層上に、真空蒸着法によりNi(20nm)/Au(50nm)からなるp型電極を形成した後、酸素雰囲気中、5分間、500℃の条件で熱処理を行った。なお、p型電極面積は0.0008cmとした。
(AlN種基板の除去:LEDウェハの製造)
次いで、AlN種基板部分を機械研磨により除去し、LEDウェハを完成させた。研磨後のHVPE法AlN厚膜層の残厚は170μmであった。
(LED、およびその物性評価)
その後、LEDウェハを0.8mm角程度の正方形形状に切断することによりLEDチップを作製し、多結晶AlNキャリアにマウントし、LEDを完成させた。製造例1で製造したLEDの断面模式図を図6に示す。作製したLEDの発光強度および発光ピーク波長は、2インチ積分球(スフィアオプティクス社製ゼニスコーティング)、およびマルチチャンネル分光器(オーシャンフォトニクス社製USB4000)を用いて測定した。LEDの発光ピーク波長は265nmであった。製造例1で製造したLEDの発光スペクトルを図1に示した。また、発光ピーク強度(mW/nm)、発光ピークの半値幅を表1にまとめた。また、本製造例で製造したLEDの駆動電圧値は8.9Vであった。なお、これらの値は、駆動電流値150mA、25℃で測定した値である。
製造例2
切断後の成長用基板のAlN厚膜上に形成する素子層を、n型Al0.70Ga0.30N層(1μm:n型層)、3重量子井戸層(Al0.45Ga0.55N(4nm)/Al0.60Ga0.40N層(10nm):活性層)、p型AlN層(50nm:p型層)、p型Al0.80Ga0.20N(50nm:p型層)、p型GaN層(20nm:p型層)に変更した以外は、製造例1と同様にして、紫外LEDを完成させて、同様の評価を行った。発光ピーク波長は273nmであった。得られた結果を表1に示した。また、本製造例で製造したLEDのn型電極抵抗値は0.40Ω、駆動電圧値は9.0Vであった。
製造例3
切断後の成長用基板のAlN厚膜上に形成する素子層を、n型Al0.65Ga0.35N層(1μm:n型層)、3重量子井戸層(Al0.40Ga0.60N(4nm)/Al0.55Ga0.45N層(10nm):活性層)、p型AlN層(50nm:p型層)、p型Al0.75Ga0.25N(50nm:p型層)、p型GaN層(20nm:p型層)に変更した以外は、製造例1と同様にして、紫外LEDを完成させて、同様の評価を行った。発光ピーク波長は280nmであった。得られた結果を表1に示した。また、本製造例で製造したLEDのn型電極抵抗値は0.40Ω、駆動電圧値は8.7Vであった。
製造例4
切断後の成長用基板のAlN厚膜上に形成する素子層を、n型Al0.65Ga0.35N層(1μm:n型層)、3重量子井戸層(Al0.35Ga0.65N(4nm)/Al0.50Ga0.50N層(10nm):活性層)、p型AlN層(50nm:p型層)、p型Al0.75Ga0.25N(50nm:p型層)、p型GaN層(20nm:p型層)に変更した以外は、製造例1と同様にして、紫外LEDを完成させて、同様の評価を行った。発光ピーク波長は288nmであった。得られた結果を表1に示した。また、本製造例で製造したLEDのn型電極抵抗値は0.30Ω、駆動電圧値は8.7Vであった。
製造例5
切断後の成長用基板のAlN厚膜上に形成する素子層を、n型Al0.65Ga0.35N層(1μm:n型層)、3重量子井戸層(Al0.30Ga0.70N(4nm)/Al0.45Ga0.55N層(10nm):活性層)、p型AlN層(50nm:p型層)、p型Al0.75Ga0.25N(50nm:p型層)、p型GaN層(20nm:p型層)に変更した以外は、製造例1と同様にして、紫外LEDを完成させて、同様の評価を行った。発光ピーク波長は297nmであった。得られた結果を表1に示した。また、本製造例で製造したLEDのn型電極抵抗値は0.20Ω、駆動電圧値は8.5Vであった。
製造例6
切断後の成長用基板のAlN厚膜上に形成する素子層を、n型Al0.80Ga0.20N層(1μm:n型層)、3重量子井戸層(Al0.65Ga0.35N(4nm)/Al0.75Ga0.25N層(10nm):活性層)、p型AlN層(50nm:p型層)、p型Al0.85Ga0.15N(50nm:p型層)、p型GaN層(20nm:p型層)に変更した以外は、製造例1と同様にして、紫外LEDを完成させて、同様の評価を行った。発光ピーク波長は245nmであった。得られた結果を表1に示した。また、本製造例で製造したLEDのn型電極抵抗値は0.55Ω、駆動電圧値は9.3Vであった。
製造例7
切断後の成長用基板のAlN厚膜上に形成する素子層を、n型Al0.80Ga0.20N層(1μm:n型層)、3重量子井戸層(Al0.60Ga0.40N(4nm)/Al0.75Ga0.25N層(10nm):活性層)、p型AlN層(50nm:p型層)、p型Al0.85Ga0.15N(50nm:p型層)、p型GaN層(20nm:p型層)に変更した以外は、製造例1と同様にして、紫外LEDを完成させて、同様の評価を行った。発光ピーク波長は251nmであった。得られた結果を表1に示した。また、本製造例で製造したLEDのn型電極抵抗値は0.50Ω、駆動電圧値は9.2Vであった。
製造例8
切断後の成長用基板のAlN厚膜上に形成する素子層を、n型Al0.75Ga0.25N層(1μm:n型層)、3重量子井戸層(Al0.57Ga0.43N(4nm)/Al0.70Ga0.30N層(10nm):活性層)、p型AlN層(50nm:p型層)、p型Al0.85Ga0.15N(50nm:p型層)、p型GaN層(20nm:p型層)に変更した以外は、製造例1と同様にして、紫外LEDを完成させて、同様の評価を行った。発光ピーク波長は256nmであった。得られた結果を表1に示した。また、本製造例で製造したLEDのn型電極抵抗値は0.45Ω、駆動電圧値は9.1Vであった。
製造例9
切断後の成長用基板のAlN厚膜上に形成する素子層を、n型Al0.75Ga0.25N層(1μm:n型層)、3重量子井戸層(Al0.53Ga0.47N(4nm)/Al0.68Ga0.32N層(10nm):活性層)、p型AlN層(50nm:p型層)、p型Al0.80Ga0.20N(50nm:p型層)、p型GaN層(20nm:p型層)に変更した以外は、製造例1と同様にして、紫外LEDを完成させて、同様の評価を行った。発光ピーク波長は261nmであった。得られた結果を表1に示した。また、本製造例で製造したLEDのn型電極抵抗値は0.50Ω、駆動電圧値は9.0Vであった。
製造例10
製造例6と同様にして紫外発光ダイオードウェハを作製した。AlN種基板部分を機械研磨により除去した後、機械研磨面を水酸化カリウム水溶液に浸漬し、ウェットエッチングによる凹凸構造(高さと幅がそれぞれ50〜1000nm程度の大きさのランダムな凸部を有する凹凸構造)を作製した以外は、実施例6と同様にして紫外発光ダイオードを完成させ、同様の評価を行った。発光ピーク波長は279nmであった。得られた結果を表1に示した。また、本製造例で製造したLEDのn型電極抵抗値は0.55Ω、駆動電圧値は9.2Vであった。
Figure 2016039362
実施例1
製造例1〜5で製造したLEDをそれぞれ別個の回路とし、それぞれに最大出力電圧100Vの直流電源を接続した。LEDはペルチェ素子を用いて素子温度が25℃で一定になるように制御した。直流150mAで定電流駆動したときの発光スペクトルを図2に示す。用いたLEDの内、発光ピーク強度が最大となるLED(製造例5で製造したLED)の発光ピーク強度((A):2.5mW/nm)に対する、発光ピーク強度が最小となるLED(製造例3で製造したLED)の発光ピーク強度((B):1.9mW/nm)の比(B/A)は0.76であった。そして、図2の発光スペクトルにおいて、最も短波長の発光ピーク波長を有するLED(製造例1で製造したLED)の発光ピーク波長(265nm)から最も長波長の発光ピーク波長を有するLED(製造例5で製造したLED)の発光ピーク波長(297nm)までの波長範囲において、最大の発光強度((C):3.1mW/nm、276nm)に対する最小の発光強度((D)2.5mW/nm、265nm)の比(D/C)は0.81であった。また、隣り合う発光ピーク波長と発光ピーク波長との差(|λ1−λ2|)は、発光ピーク波長の半値幅が最小となるLED(製造例5で製造したLED)の該半値幅(9nm)以下であった。
実施例2
製造例6で製造したLED3個、製造例7で製造したLED2個、製造例8で製造したLED1個、および製造例9で製造したLED1個を、それぞれ別個の回路とし、それぞれに最大出力電圧100Vの直流電源を接続した。素子温度は実施例1と同様にして25℃に制御した。直流150mAで定電流駆動させた場合の発光スペクトルを図3に示す。実施例2に用いたLEDの内、発光ピーク強度が最大となるLED(製造例9で製造したLED)の発光ピーク強度((A):2.5mW/nm)に対する、発光ピーク強度が最小となるLED(製造例6で製造したLED)の発光ピーク強度((B):0.8mW/nm)の比(B/A)は0.32であった。そして、図3の発光スペクトルにおいて、最も短波長の発光ピーク波長を有するLED(製造例6で製造したLED)の発光ピーク波長(245nm)から最も長波長の発光ピーク波長を有するLED(製造例9で製造したLED)の発光ピーク波長(261nm)までの波長範囲において、最大の発光強度((C):3.9mW/nm、250nm)に対する最小の発光強度((D):3.3mW/nm、245nm)の比(D/C)は0.86であった。また、隣り合う発光ピーク波長と発光ピーク波長との差(|λ1−λ2|)は、発光ピーク波長の半値幅が最小となるLED(製造例9で製造したLED)の該半値幅(8nm)以下であった。
実施例3
製造例6で製造したLED3個および製造例5で製造したLED1個を、それぞれ別個の回路とし、それぞれに最大出力電圧100Vの直流電源を接続した。駆動温度は実施例1と同様にして25℃に制御した。直流150mAで定電流駆動したときの発光スペクトルを図4に示す。該実施例に用いたLEDの内、発光ピーク強度が最大となるLED(製造例5で製造したLED)の発光ピーク強度((A):2.5mW/nm)に対する、発光ピーク強度が最小となるLED(製造例6で製造したLED)の発光ピーク強度((B):0.8mW/nm)の比(B/A)は0.32であった。そして、これらの独立した発光スペクトルの発光ピーク波長において、最大の発光強度((C):2.5mW/nm:実施例5で製造したLED1個分)に対する、最小の発光強度((D):2.4mW/nm:実施例6で製造したLED3個分)の比(D/C)は0.96であった。
実施例4
製造例10で製造したLED2個、製造例7で製造したLED2個、製造例8で製造したLED1個、および製造例9で製造したLED1個を、それぞれ別個の回路とし、それぞれに最大出力電圧100Vの直流電源を接続した。素子温度は実施例1と同様にして25℃に制御した。直流150mAで定電流駆動させた場合の発光スペクトルを図3に示す。実施例2に用いたLEDの内、発光ピーク強度が最大となるLED(製造例9で製造したLED)の発光ピーク強度((A):2.5mW/nm)に対する、発光ピーク強度が最小となるLED(製造例10で製造したLED)の発光ピーク強度((B):1.1mW/nm)の比(B/A)は0.44であった。そして、図5の発光スペクトルにおいて、最も短波長の発光ピーク波長を有するLED(製造例10で製造したLED)の発光ピーク波長(245nm)から最も長波長の発光ピーク波長を有するLED(製造例9で製造したLED)の発光ピーク波長(261nm)までの波長範囲において、最大の発光強度((C):3.8mW/nm、252nm)に対する最小の発光強度((D):3.1mW/nm、245nm)の比(D/C)は0.82であった。また、隣り合う発光ピーク波長と発光ピーク波長との差(|λ1−λ2|)は、発光ピーク波長の半値幅が最小となるLED(製造例9で製造したLED)の該半値幅(8nm)以下であった。
1 紫外LED(紫外LEDウェハ)
2 基板
3 n型層
4 活性層
5 p型AlX3Ga1−X3N層
6 p型AlX4Ga1−X4N層
7 p型InGa1−YN層
8 p型層
9 n型電極(層)
10 p型電極(層)

Claims (10)

  1. 複数の発光ダイオードを搭載した紫外線光源であって、
    全ての発光ダイオードの発光ピーク波長が220〜350nmの範囲に存在し、
    複数の発光ダイオードの内、発光ピーク強度が最大となる発光ダイオードの発光ピーク強度(A)に対する、発光ピーク強度が最小となる発光ダイオードの発光ピーク強度(B)の比(B/A)が0.2以上となることを特徴とする、異なる発光ピークを有する複数の発光ダイオードを搭載した紫外線光源。
  2. 全ての発光ダイオードが、温度25℃、駆動電流値150mAにおける発光ピーク強度が0.5mW/nm以上であることを特徴とする請求項1に記載の紫外線光源。
  3. 全ての発光ダイオードにおいて、発光主面を有する基板が窒化アルミニウム単結晶からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の紫外線光源。
  4. 前記紫外線光源の発光スペクトルが連続した領域をもつ発光強度分布となり、該紫外線光源に搭載する前記複数の発光ダイオードの内、最も短波長の発光ピーク波長を有する発光ダイオードの発光ピーク波長から最も長波長の発光ピーク波長を有する発光ダイオードの発光ピーク波長までの範囲において、最大の発光強度(C)に対する最小の発光強度(D)の比(D/C)が0.5以上であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の紫外線光源。
  5. 隣り合う発光ピーク波長(λ1)と発光ピーク波長(λ2)との差(|λ1−λ2|)を、前記複数の発光ダイオードの内、発光ピークの半値幅が最小となる発光ダイオードの該半値幅以下とすることにより、前記紫外線光源の発光スペクトルが連続した領域をもつ発光強度分布となることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の紫外線光源。
  6. 発光ピーク波長が等しい発光ダイオードを複数個用いることにより、前記紫外線光源に搭載する前記複数の発光ダイオードの内、最も短波長の発光ピーク波長を有する発光ダイオードの発光ピーク波長から最も長波長の発光ピーク波長を有する発光ダイオードの発光ピーク波長までの範囲において、最大の発光強度(C)に対する最小の発光強度(D)の比(D/C)を0.5以上とすることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の紫外線光源。
  7. 前記紫外線光源の発光スペクトルが、220〜350nmの範囲でそれぞれの前記発光ダイオードの発光スペクトルが重なることなく独立して存在する発光強度分布となることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の紫外線光源。
  8. 発光ピーク波長が等しい発光ダイオードを複数個用いることにより、前記紫外線光源の独立した発光スペクトルの発光ピーク波長において、最大の発光強度(C)に対する最小の発光強度(D)の比(D/C)を0.5以上とすることを特徴とする請求項7に記載の紫外線光源。
  9. 発光ピーク強度が最大となる発光ダイオードを1つのみ有する、請求項1〜8のいずれかに記載の紫外線光源。
  10. 全ての発光ダイオードの発光ピーク波長が220〜280nmの範囲に存在する、請求項1〜9の何れかに記載の紫外線光源。
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