JP2016036757A - 塗装ブース装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】塗料粒子とプレコート材との接触効率(吸着効率)を向上することができる塗装ブース装置を提供する。【解決手段】塗料分離装置11は、排気エアAと一緒に塗装室3から運ばれた塗料粒子を排気エアAから分離するフィルタ12と、該フィルタ12を収容し上側が開口すると共に下側がフィルタ12で捕集される捕集物を受けるホッパ部13Aとなったフィルタ収容カバー13と、該フィルタ収容カバー13の上側開口を閉塞する上カバー14とにより構成する。そして、フィルタ収容カバー13と上カバー14との間には、フィルタ12の上方に向けて排気エアAを下側から上側に案内する排気エア流入路15を設ける。塗料捕捉材であるプレコート材Pを排気エアAに向けて噴出するプレコート材噴出装置17は、その噴出口17Bを排気エア流入路15に位置させる。【選択図】図3

Description

本発明は、塗装室から排出される排気エアに向けてプレコート材を噴出し、排気エアと一緒に運ばれる塗料粒子をプレコート材に吸着させ、該プレコート材と共に塗料粒子をフィルタで捕集することにより、塗料粒子を排気エアから分離するドライ方式の塗装ブース装置に関する。
一般に、塗装室から排気エアと一緒に運ばれる塗料粒子を排気エアから分離する方法として、例えば、水に塗料粒子を吸着させて排気エアから分離するウエット方式と、塗料捕捉材としてのプレコート材に塗料粒子を吸着させて排気エアから分離するドライ方式が知られている。
ここで、ドライ方式の塗装ブース装置は、例えば、上部が塗装室となり下部が排気室となって塗装室から排気室に排気エアが流下可能なブースと、塗装室に設けられ塗料を被塗物に向けて塗料粒子として噴霧する塗装機と、排気室に設けられ排気エアと一緒に塗装室から運ばれた塗料粒子を排気エアから分離するフィルタを有する塗料分離装置と、該塗料分離装置に流入する排気エアに向けて塗料捕捉材としてのプレコート材を噴出するプレコート材噴出装置とにより大略構成されている(例えば、特許文献1〜4参照)。
特開2011−206718号公報 特表2008−536661号公報 特表2009−509760号公報 特表2010−536545号公報
従来技術による塗装ブース装置では、排気エアと一緒に塗装室から運ばれた塗料粒子が排気エア中に不均一に分散し、塗料粒子とプレコート材との接触効率(吸着効率)を十分に確保しにくいという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、塗料粒子とプレコート材との接触効率(吸着効率)を向上することができる塗装ブース装置を提供することにある。
本発明による塗装ブース装置は、上部が塗装室となり下部が排気室となって前記塗装室から排気室に排気エアが流下可能なブースと、前記塗装室に設けられ塗料を被塗物に向けて塗料粒子として噴霧する塗装機と、前記排気室に設けられ前記排気エアと一緒に前記塗装室から運ばれた前記塗料粒子を前記排気エアから分離するフィルタを有する塗料分離装置と、該塗料分離装置に流入する前記排気エアに向けてプレコート材を噴出するプレコート材噴出装置とからなる。
そして、上述した課題を解決するために、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記塗料分離装置は、前記フィルタを収容し上側が開口すると共に下側が前記フィルタで捕集される捕集物を受けるホッパ部となったフィルタ収容カバーと、該フィルタ収容カバーの上側開口を閉塞する上カバーとを備え、前記フィルタ収容カバーと上カバーとの間には、前記フィルタの上方に向けて前記排気エアを下側から上側に案内する排気エア流入路を設け、前記プレコート材噴出装置の噴出口は、前記排気エア流入路に位置して設ける構成としたことにある。
請求項2の発明は、前記フィルタ収容カバーは、前記ホッパ部と、該ホッパ部の上側に位置して前記フィルタの周囲を囲む側壁とを有し、前記上カバーは、前記フィルタ収容カバーの上側開口を閉塞する覆い部と、該覆い部から前記側壁に対し隙間をもって取囲むように下側に延びる庇部とを有し、前記排気エアは、前記フィルタ収容カバーの側壁と前記上カバーの庇部との間の前記隙間に形成される前記排気エア流入路に、下側から上側に向けて流入する構成としたことにある。
請求項3の発明は、前記ホッパ部の下部には、前記捕集物を排出する排出口と、前記ホッパ部内に溜まった前記捕集物を前記排出口に送るスクリューコンベアとを設け、前記ホッパ部の排出口と前記プレコート材噴出装置との間には、前記ホッパ部から前記プレコート材噴出装置に前記捕集物を戻す戻り管を設け、該戻り管の入口側には、該戻り管内の前記捕集物を前記プレコート材噴出装置に向けて送るための圧縮エアを吐出する空送ポンプを設ける構成としたことにある。
請求項4の発明は、前記ホッパ部の排出口と前記戻り管との接続部位には、前記ホッパ部の排出口から前記戻り管に送られる前記捕集物に向けて圧縮空気を噴き出す詰まり防止用噴出口を設ける構成としたことにある。
請求項5の発明は、前記フィルタにパルスエアを供給することにより該フィルタに捕集された前記捕集物を該フィルタから振い落すパルスエア供給装置を備え、前記ホッパ内の捕集物の上面と前記フィルタの下端との間には、前記パルスエア供給装置から供給される前記パルスエアを利用して前記フィルタから前記捕集物を落下させたときに、前記ホッパ部内に溜まった前記捕集物が前記フィルタの周囲にまで舞い上がることができる空間を設ける構成としたことにある。
請求項6の発明は、前記排気エア流入路には、当該排気エア流入路を絞ると共に前記プレコート材を案内するガイド部材を設け、前記プレコート材噴出装置の噴出口は、前記排気エア流入路のうち前記ガイド部材によって絞られる部位に設ける構成としたことにある。
請求項1の発明によれば、塗装室から排出される排気エアは、排気エア流入路によりフィルタの上方に向けて下側から上側に案内される。このとき、排気エアと一緒に塗装室から運ばれた塗料粒子は、排気エアと共に下側から上側に舞い上がりつつ該排気エア中に均一に分散する。これにより、排気エア流入路に噴出口が位置するプレコート材噴出装置は、塗料粒子が均一に分散した排気エアに向けてプレコート材を噴出することができ、塗料粒子とプレコート材との接触効率(吸着効率)を向上することができる。
そして、塗料粒子が吸着したプレコート材は、塗料粒子と共にフィルタの上側から該フィルタに降り掛かる。この結果、フィルタは、塗料粒子が吸着したプレコート材を、塗料粒子と共に効率よく捕集することができ、塗料粒子を排気エアから分離させる性能、換言すれば、塗料粒子捕捉性能を向上することができる。
請求項2の発明によれば、フィルタ収容カバーの側壁と上カバーの庇部との間の隙間により排気エア流入路を形成している。これにより、この隙間に対応する排気エア流入路を排気エアが塗料粒子と一緒に下側から上側に向けて流入するときに、排気エアの流速を増大させつつ塗料粒子を排気エア中に均一に分散させることができる。このため、プレコート材と塗料粒子との吸着を効率よく行うことができる。
請求項3の発明によれば、スクリューコンベアによりホッパ部の排出口に送られた捕集物(プレコート材、および/または、塗料粒子が吸着したプレコート材)は、戻り管の入口側に設けられた空送ポンプにより戻り管を通じてプレコート材噴出装置に送る構成としている。これにより、プレコート材を、該プレコート材に塗料粒子が十分に吸着するまで(塗料粒子の吸着が許容限界に達しプレコート材の交換が必要になるまで)、繰り返し循環利用することができる。
しかも、空送ポンプにより捕集物を圧送する構成としているので、例えば吸引ポンプにより捕集物をホッパ部からプレコート材噴出装置側に吸引する構成とした場合と比較して、戻り管での捕集物の詰まりを抑制することができる。これにより、ホッパ部内の捕集物を該ホッパ部内から戻り管を通じてプレコート材噴出装置に安定して送ることができる。
請求項4の発明によれば、詰まり防止用噴出口から噴き出される圧縮空気により、ホッパ部の排出口と戻り管との接続部位で捕集物が詰まることを低減することができる。これにより、ホッパ部内の捕集物を該ホッパ部の排出口から戻り管を通じてプレコート材噴出装置に円滑に送ることができる。
請求項5の発明によれば、フィルタから捕集物を落下させたときに舞い上がる捕集物と、プレコート材噴出装置の噴出口から噴出されるプレコート材(捕集物)との両方により、排気エアにプレコート材を混合させることができる。即ち、フィルタの上側で、プレコート材噴出装置の噴出口からプレコート材を噴出するだけでなく、フィルタの下側で、該フィルタから捕集物を落下させたときにホッパ部内の捕集物が舞い上がることによっても、捕集物ないしプレコート材を排気エアに混合させることができる。これにより、この面からも、塗料粒子とプレコート材(捕集物)の接触効率の向上、塗料粒子捕捉性能の向上を図ることができる。
請求項6の発明によれば、排気エアは、排気エア流入路でガイド部材により絞られる。このとき、この絞りにより排気エアの流速が増大することに伴って、塗料粒子が排気エア中により均一に分散する。この結果、ガイド部材によって絞られる部位に噴出口が位置するプレコート材噴出装置は、塗料粒子がより均一に分散した排気エアに向けてプレコート材を噴出することができ、塗料粒子とプレコート材との接触効率をさらに向上することができる。しかも、ガイド部材をプレコート材噴出装置の噴出口とフィルタとの間に位置させることにより、プレコート材噴出装置の噴出口から噴出されるプレコート材がフィルタに直接衝突することを阻止することもできる。これにより、フィルタの一部に過度にプレコート材が付着することを抑制できると共に、フィルタの耐久性、捕集性能の向上を図ることができる。
本発明の第1の実施の形態による塗装ブース装置を示す縦断面図である。 塗装ブース装置を図1中の矢示II−II方向からみた縦断面図である。 塗装ブース装置の下側の排気室を拡大して図1と同方向からみた縦断面図である。 塗装ブース装置の下側の排気室を拡大して図2と同方向からみた縦断面図である。 排気室を図3中の矢示V−V方向からみた横断面図である。 ホッパ部を図3中の矢示VI−VI方向からみた横断面図である。 ホッパ部の排出口を示す図4中の(VII)部の拡大断面図である。 本発明の第2の実施の形態による塗装ブース装置の排気室を図3と同方向からみた縦断面図である。 排気エア流入路を示す図8中の(IX)部の拡大断面図である。
以下、本発明の実施の形態による塗装ブース装置を、添付図面に従って詳細に説明する。
図1ないし図7は本発明に係る塗装ブース装置の第1の実施の形態を示している。図において、1は第1の実施の形態による塗装ブース装置で、該塗装ブース装置1は、ドライ方式の塗装ブース装置、即ち、排気エアAと一緒に運ばれる塗料粒子を塗料捕捉材としてのプレコート材Pに吸着させて排気エアAから塗料粒子を分離するドライ方式の塗装ブース装置として構成されている。ここで、塗装ブース装置1は、ブース2、塗装機10、塗料分離装置11、プレコート材噴出装置17、パルスエア供給装置18、プレコート材循環装置20等によって構成されている。
2は上部が塗装室3となり下部が排気室4となったブースで、該ブース2は、塗装室3から排気室4に排気エアAが流下可能になっている。このために、ブースは、4本の支柱2Aと、該支柱2Aに支持され塗装室3および排気室4を四方から囲む壁部2Bと、該壁部2Bの上側の開口を覆う天井部2Cと、塗装室3と排気室4との間を空気の流通を可能に仕切る格子状の仕切り床部2Dと、排気室4の下側を閉塞する底部2Eとにより大略構成されている。そして、排気室4には、排気エアAの流路面積が他の部位よりも狭くなった流下空間4Aを画成するように、後述の塗料分離装置11が設けられている。
塗装室3は、例えば自動車ボディやプラスチック製品等の被塗物5に対して塗装を行う部屋で、塗装室3には、被塗物5を搬送するコンベア式の搬送装置6が、塗装室3を横方向(水平方向)に貫通するように設けられている。この場合、ブース2の壁部2Bには、図1に示すように、被塗物5の搬送位置に対応して開口部2B1が設けられている。被塗物5は、例えば、搬送装置6により開口部2B1を通じて外部から塗装室3内に搬送され、塗装後は、図示しない開口部を通じて塗装室3内から外部に搬送される。開口部2B1は、被塗物5の搬送時以外は、カーテン等により塞がれている。
塗装室3の上側には、塗装室3内の換気を行うための換気エアBが供給される換気室7が設けられている。この換気室7には、図示しない空調装置により入口側ダクト8を通じて換気エアB、具体的には、外気、および、後述する塗料分離装置11のフィルタ12により清浄化された内気(循環内気)Cが供給される。
換気室7に供給された換気エアB(外気および内気C)は、空調フィルタ9を通じて塗装室3に流入し、該塗装室3内に流入した換気エアBは、塗装室3内を下側に向けて流れる。そして、塗装室3内を下側に向けて流れる換気エアBは、塗装室3内で被塗物5に付着せずに飛散した塗料粒子と一緒に排気エアAとなって塗装室3から排気室4に流下し、該排気室4に設けられた後述の塗料分離装置11により清浄化される。
この場合、清浄化された排気エアAである内気Cのうちの例えば80〜85%程度は、循環内気として再び換気室7に流れ(循環し)、20〜15%程度は、外気に排出される。また、換気エアBを供給する空調装置は、例えば塗料分離装置11のフィルタ12を通過する排気エアAの風速が0.5m/min程度となるように、その風量を設定する。これにより、フィルタ通過風速を1.0m/min程度とした従来技術と比較して、フィルタ12の圧損を低減することができ、省エネルギー化、コストの低減を図ることができる。
10は塗装室3に設けられた塗装機で、該塗装機10は、ブース2の仕切り床部2Dに載置されている。塗装機10は、塗料を被塗物5に向けて塗料粒子として噴霧することにより、被塗物5を塗装するものである。塗装機10から噴霧された塗料粒子(塗料ミスト)のうち被塗物5に付着せずに飛散した塗料粒子は、排気エアAと一緒に排気室4に運ばれ、後述の塗料分離装置11により排気エアAから分離される。
11は排気室4に設けられた塗料分離装置を示している。この塗料分離装置11は、塗装室3で被塗物5に付着せずに排気エアAと一緒に排気室4に運ばれた塗料粒子(塗料ミスト)を排気エアAから分離し、排気エアAを清浄化するものである。ここで、塗料分離装置11は、フィルタ12と、フィルタ収容カバー13と、上カバー14とにより大略構成されている。
塗料分離装置11は、フィルタ12が横方向に12列×鉛直方向に5段の合計60本収容されたものを1体として、合計4体の塗料分離装置11が、排気室4内に配置されている。具体的には、図2に示すように、2体の塗料分離装置11を被塗物5の搬送方向(図2の左,右方向)に対して隣接して配置すると共に、図1に示すように、その隣接した2体の塗料分離装置11を離間して(間隔Kを開けて対面するように)配置している。
これにより、排気室4には、隣接した2体の塗料分離装置11の間に搬送方向と同方向に延びる間隔Kの流下空間4Aが形成されている。従って、排気エアAと一緒に排気室4に運ばれた塗料粒子は、排気エアAと共に流下空間4Aを流下してから各塗料分離装置11内に流入する構成となっている。
12は排気エアAと一緒に塗装室3から運ばれた塗料粒子を排気エアAから分離するフィルタで、該フィルタ12は、有底筒状の平形プリーツバグフィルタとして形成されている。フィルタ12は、1体の塗料分離装置11に、12列×5段の合計60本収容されている。フィルタ12は、後述するプレコート材噴出装置17から噴出されて排気エアA中の塗料粒子と吸着したプレコート材Pを捕集することにより、排気エアAからプレコート材Pと共に塗料粒子を分離するものである。そして、フィルタ12を通過して清浄化された排気エアAは、後述する出口側ダクト16を通じて、外気に排出、ないし、再び換気室7に内気(循環内気)として送られる。なお、塗料捕捉材としてのプレコート材Pは、例えば、アルミナ、シリカ等のフライアッシュや炭酸カルシウムの微細粉を用いることができる。
ここで、フィルタ12に捕集された捕集物(プレコート材P、および/または、塗料粒子が吸着したプレコート材P)は、フィルタ12の表面に溜ると、後述のパルスエア供給装置18から供給されるパルスエアを利用してフィルタ12から振い落される。即ち、所定時間経過毎に、パルスエア供給装置18からフィルタ12の内部にパルスエアを供給することにより、フィルタ12を変動させ、これにより、フィルタ12から捕集物を落下させる。
この場合、フィルタ12は、パルスエアが供給されたときに、フィルタ12の表面にプレコート材Pの薄い層(例えば、80g/m程度の層)を残存させつつ、該フィルタ12により捕集された捕集物を振い落すことができるように構成することが好ましい。このために、フィルタ12は、横方向(水平方向)に延びるように横置き状態で配置すると共に、パルスエアを供給したときのフィルタ12の変動特性が所望のものとなるように、フィルタ12の剛性と柔軟性を設定している。このように構成した場合は、従来技術で必要であったフィルタの表面にフッ素樹脂の被膜を形成することを省略でき、フィルタ12のコストの低減を図ることができる。
13はフィルタ12を収容するフィルタ収容カバーで、該フィルタ収容カバー13は、上側が開口すると共に下側がフィルタ12で捕集される捕集物を受けるホッパ部13Aとなっている。即ち、フィルタ収容カバー13は、下側に向かう程開口面積が小さくなるように傾斜した傾斜板13A1で四方を取囲むことにより形成されたホッパ部13Aと、該ホッパ部13Aの上側に位置してフィルタ12の周囲を囲む側壁13Bとを有している。
ここで、ホッパ部13Aの下部には、図7に詳示するように、ホッパ部13Aで受けた捕集物を排出する排出口13A2が設けられている。また、ホッパ部13Aの下部には、排出口13A2と対応する位置に、後述するスクリューコンベア21が設けられている。一方、側壁13Bには、フィルタ12の取付位置に対応して、フィルタ12の取付孔13B1が、フィルタ12と同数設けられている。
14はフィルタ収容カバー13の上側開口を閉塞する上カバーを示している。この上カバー14は、フィルタ収容カバー13の上側開口を閉塞する覆い部14Aと、該覆い部14Aからフィルタ収容カバー13の側壁13Bに対し隙間Sをもって取囲むように下側に延びる庇部14Bとを有している。そして、上カバー14の庇部14Bとフィルタ収容カバー13の側壁13Bとの間の隙間Sにより、後述する排気エア流入路15を形成している。このために、上カバー14の庇部14Bは、覆い部14Aの端部から斜め下方に延びる傾斜部14B1と、該傾斜部14B1の下端から下側に延びフィルタ収容カバー13の側壁13Bと隙間Sを介して対向する対向部14B2とにより構成している。
15はフィルタ収容カバー13と上カバー14との間に設けられた排気エア流入路で、該排気エア流入路15は、フィルタ12の上方に向けて排気エアAを下側から上側に案内するものである。ここで、排気エア流入路15は、フィルタ収容カバー13の側壁13Bと上カバー14の庇部14Bとの間の隙間Sにより形成され、その流路面積は、排気室4の入口側(仕切り床部2Dよりも下側位置)の流路面積や流下空間4Aの流路面積に比べて非常に小さいものとなっている。
また、排気エア流入路15は、排気エアAの流通方向に関し、入口側が出口側に対して下側に位置する構成となっている。そして、排気エア流入路15の出口側には、後述するプレコート材噴出装置17の噴出口17Bが配置されている。
塗装室3から排気室4に流下した排気エアAは、塗装室3で被塗物5に付着せずに排気エアAと一緒に流下した塗料粒子と共に、流下空間4Aを通って排気エア流入路15内に下側から上側に向けて流入する。ここで、排気エア流入路15は、その流路面積が排気室4の入口側や流下空間4Aの流路面積よりも非常に小さいため、排気エアAは、排気エア流入路15内で流速が増大しつつ、下側から上側に向けて案内される。
このとき、塗料粒子は、流速が増大する排気エアAと共に下側から上側に舞い上がりつつ該排気エアA中に均一に分散する。そして、排気エア流入路15の出口側では、塗料粒子が均一に分散した排気エアAに向けて、プレコート材噴出装置17の噴出口17Bからプレコート材Pが噴出される。これにより、排気エアAと一緒に運ばれた塗料粒子がプレコート材Pに効率よく吸着し、塗料粒子が吸着したプレコート材Pは、塗料粒子と共にフィルタ12の上側から降り落ちつつフィルタ12により捕集される。この結果、塗料粒子がプレコート材Pと共に排気エアAから分離され、フィルタ12により清浄化された排気エアA(内気C)は、出口側ダクト16を通じて、外気に排出、ないし、再び換気室7に内気(循環内気)として送られる。
17は塗料分離装置11に流入する排気エアAに向けてプレコート材Pを噴出するプレコート材噴出装置を示している。プレコート材噴出装置17は、図4に示すように、横方向(水平方向)に直線状に延びる中空円筒状の横筒管17Aとして構成され、該横筒管17Aには、プレコート材Pを噴出する噴出口17Bが横方向に並んで複数設けられている。この場合、横筒管17Aは、後述するプレコート材循環装置20の戻り管22と一体的に成形され、フィルタ12よりも上側位置に設けられている。
また、噴出口17Bは、例えば内径を30mm程度とし、横筒管17Aにピッチ150mm程度で等間隔に離間して複数穿設されている。そして、後述するプレコート材循環装置20により、噴出口17Bからプレコート材Pを、例えば噴き出し速度30m/s程度で噴出するようにしている。このように、噴出口17Bからプレコート材Pを噴出する構成の場合は、円錐状のノズルからプレコート材Pを噴出する構成の場合と比較して、プレコート材Pと塗料粒子との接触効率を向上することができる。即ち、円錐状のノズルからプレコート材Pを噴出する構成の場合は、隣合うノズル同士の間の隙間を塗料粒子が通り抜けてしまう虞があるのに対し、噴出口17Bからプレコート材Pを噴出する構成の場合は、噴出口17Bから放射状にプレコート材Pが噴出することにより、噴出口17Bの周囲にもプレコート材Pを十分に行渡らすことができる。これにより、塗料粒子がプレコート材Pに吸着せずに通り抜けることを抑制することができ、プレコート材Pと塗料粒子との接触効率を向上することができる。
プレコート材噴出装置17には、後述するように、プレコート材循環装置20により、プレコート材P、および/または、塗料粒子が吸着したプレコート材Pが循環供給される。即ち、本実施の形態の場合は、プレコート材循環装置20により、プレコート材Pを循環利用、具体的には、プレコート材Pに塗料粒子が十分に吸着し該プレコート材Pの交換が必要になるまで、繰り返し循環利用する構成となっている。なお、本明細書では、特に分けて記載すべき必要がない場合は、「プレコート材P」は、「塗料粒子が未だ吸着していないプレコート材P」と「塗料粒子が既に吸着したプレコート材P」との一方または両方を含むものとする。
プレコート材噴出装置17の噴出口17Bは、排気エア流入路15に位置して設けられている。より具体的には、プレコート材噴出装置17の噴出口17Bは、排気エア流入路15の入口側よりも上側位置となる出口側に設けられている。従って、プレコート材噴出装置17は、排気エア流入路15によりフィルタ12の上方に向けて下側から上側に案内された排気エアAに向けて、プレコート材Pを噴出することができる。このとき、プレコート材噴出装置17は、排気エア流入路15内で流速が速まると共に下側から上側に舞い上がることによって塗料粒子が均一に分散した排気エアAに向けて、プレコート材Pを噴出することができる。これにより、塗料粒子とプレコート材Pとの接触効率(吸着効率)を向上することができる。
18はフィルタ12にパルスエアを供給するパルスエア供給装置で、該パルスエア供給装置18は、フィルタ12にパルスエアを供給することにより、フィルタ12に捕集された捕集物、即ち、プレコート材P、および/または、塗料粒子が吸着したプレコート材Pを、フィルタ12から振い落すものである。パルスエア供給装置18は、各フィルタ12の基端側(排気エアAの流出側)の近傍に位置して上,下方向に延びるパルスエア供給管18Aと、該パルスエア供給管18Aに接続され該パルスエア供給管18Aにパルスエアを吐出するパルスエア吐出装置18Bとにより大略構成されている。この場合、図5に示すように、パルスエア供給管18Aは、一体の塗料分離装置11毎に、横方向に12列配置されたフィルタ12の各列に対応して12本配置され、各パルスエア供給管18Aには、鉛直方向に5段で並んだ各フィルタ12にそれぞれ対向するようにエア噴出口(図示省略)が穿設されている。
パルスエア吐出装置18Bは、所定時間毎に、捕集物を振い落すべきフィルタ12の列に対応するパルスエア供給管18Aにパルスエアを吐出し、該パルスエアは、パルスエア供給管18Aのエア噴出口から筒状のフィルタ12の内部に向けて噴出する。これにより、フィルタ12が変動(ないし、フィルタ12内から外側に向けてパルスエアが噴き出)し、フィルタ12の表面から捕集物を振い落すことができる。
この場合、ホッパ部13A内の捕集物の上面とフィルタ12の下端との間には、パルスエア供給装置18から供給されるパルスエアを利用してフィルタ12から捕集物を落下させたときに、ホッパ部13A内に溜まった捕集物がフィルタ12の周囲にまで舞い上がることができる空間19が設けられている。このために、最も上側のフィルタ12とホッパ部13Aの底部(後述のスクリューコンベア21が設けられた部位)との間の高さ寸法を、例えば2m程度に設定している。
また、パルスエア供給装置18は、12本のパルスエア供給管18Aから1本ずつ順に例えば50秒間隔でパルスエアをフィルタ12に向けて吐出するように構成している。即ち、それぞれのパルスエア供給管18Aは、例えば10分間隔のサイクルタイムで順にパルスエアを吐出する構成とし、フィルタ12から落下した捕集物により、フィルタ12の周囲で常時捕集物が舞い上がるように構成している。
これにより、本実施の形態の場合は、フィルタ12の上側でプレコート材噴出装置17によりプレコート材P(捕集物)を噴出することと、フィルタ12の下側で該フィルタ12からの捕集物の落下によりホッパ部13A内の捕集物が舞い上がることとの両方により、フィルタ12の周囲でプレコート材P(捕集物)と排気エアAとを混合させることができる。
20は塗料分離装置11のホッパ部13Aに溜まった捕集物をプレコート材噴出装置17に供給するプレコート材循環装置を示している。プレコート材循環装置20は、塗料粒子の吸着が許容限界に達するまでプレコート材Pを繰り返し循環利用すべく、プレコート材Pの交換が必要になるまで、プレコート材噴出装置17に向けて、フィルタ12の捕集物、即ち、プレコート材P、および/または、塗料粒子が吸着したプレコート材Pを供給するものである。ここで、プレコート材循環装置20は、スクリューコンベア21と、戻り管22と、接続管23と、空送ポンプ25とにより大略構成されている。
21はホッパ部13Aの下部に設けられたスクリューコンベアで、該スクリューコンベア21は、ホッパ部13A内に溜まったフィルタ12の捕集物をホッパ部13Aの排出口13A2に送るものである。即ち、ホッパ部13Aには、パルスエア供給装置18のパルスエアによってフィルタ12から落下した捕集物が溜る。スクリューコンベア21は、スクリュー21Aを電動モータ21B(図6参照)によって回転させ、スクリュー21Aの回転により、ホッパ部13Aの下部に溜まった捕集物を排出口13A2に向けて搬送する。
22はホッパ部13Aの排出口13A2とプレコート材噴出装置17との間に設けられた戻り管を示している。この戻り管22は、プレコート材噴出装置17を構成する横筒管17Aと一体的に形成され、ホッパ部13A内の捕集物を、該ホッパ部13Aから後述の接続管23を介してプレコート材噴出装置17に向けて戻す(循環させる)ものである。図4に示すように、本実施の形態の場合は、例えば1本の円筒鋼管を略U字状(略コ字状)に折り曲げ形成することにより、戻り管22とプレコート材噴出装置17(横筒管17A)とを一体成形している。そして、戻り管22の基端側(捕集物の流通方向下流端側)は、接続管23を介してホッパ部13Aの排出口13A2に接続されている。
23はホッパ部13Aの排出口13A2と戻り管22とを接続する接続管を示している。図7に詳示するように、接続管23は、全体として略十文字状に形成された排出管23Aと、全体として略T字状に形成された分岐管23Bとにより構成されている。ここで、排出管23Aは、横方向に延び内部にスクリューコンベア21のスクリュー21Aの排出側端部が挿通される横管23A1と、該横管23A1に接続され該横管23A1から下方に向けて延びると共に下端側が分岐管23Bに接続される縦管23A2とにより構成されている。縦管23A2の上端開口は、常時は蓋板24により閉塞され、メンテナンス等の際に点検口として開閉される。
一方、分岐管23Bは、横方向に延び一端側が戻り管22に接続されると共に他端側が後述の空送ポンプ25に接続される横管23B1と、縦方向に延び一端側が排出管23Aの縦管23A2に接続されると共に他端側が横管23B1に対し略直角に接続される縦管23B2とにより構成されている。縦管23B2は、横管23B1に近付くほど縮径するテーパ管状に形成され、縦管23B2には、後述する第1の詰まり防止用噴出口26が設けられている。
図7に示すように、スクリューコンベア21によりホッパ部13Aの排出口13A2から排出された捕集物は、排出管23Aの縦管23A2から分岐管23Bの縦管23B2を通じて分岐管23Bの横管23B1に滑り落ち、分岐管23Bに接続された空送ポンプ25から吐出される圧縮エアにより戻り管22側に送られる。そして、捕集物は、圧縮エアにより戻り管22からプレコート材噴出装置17に送られ、該プレコート材噴出装置17の噴出口17Bから噴出される。
25は戻り管22の入口側に設けられた空送ポンプで、該空送ポンプ25は、戻り管22内の捕集物をプレコート材噴出装置17に向けて送るための圧縮エアを吐出するものである。空送ポンプ25は、接続管23の分岐管23Bに接続され、空送ポンプ25により吐出される圧縮エアにより、ホッパ部13Aの排出口13A2から排出された捕集物を、分岐管23Bの横管23B1側に吸込みつつ横管23B1から戻り管22を通じてプレコート材噴出装置17側に圧送するものである。
26はホッパ部13Aの排出口13A2と戻り管22との接続部位となる接続管23に設けられた第1の詰まり防止用噴出口を示している。この第1の詰まり防止用噴出口26は、ホッパ部13Aの排出口13A2から戻り管22に送られる捕集物に向けて圧縮空気を噴き出すことにより、接続管23内の捕集物が接続管23内で詰まることを防止するものである。具体的には、第1の詰まり防止用噴出口26は、分岐管23Bの縦管23B2と横管23B1との接続部位に斜め、即ち、第1の詰まり防止用噴出口26から噴き出す圧縮空気により縦管23B2の捕集物を横管23B1(戻り管22側)に向けて送ることができるように開口している。
圧縮空気は、コンプレッサ等の圧縮機(図示せず)から第1の詰まり防止用噴出口26に接続された圧縮空気供給管(図示せず)を通じて、例えば所定時間ごとに所定量送られ、第1の詰まり防止用噴出口26から噴出する。これにより、捕集物を分岐管23Bの縦管23B2から横管23B1に向けて円滑に送ることができ、接続管23での捕集物の詰まりを防止することができる。
27はホッパ部13Aの排出口13A2の上側部位に設けられた第2の詰まり防止用噴出口を示している。この第2の詰まり防止用噴出口27は、スクリューコンベア21によりホッパ部13Aの排出口13A2に搬送される捕集物に向けて圧縮空気を噴き出すことにより、捕集物が排出口13A2の近傍で詰まることを防止するものである。具体的には、第2の詰まり防止用噴出口27は、スクリューコンベア21よる捕集物の搬送方向に対して対向するように開口している。
圧縮空気は、コンプレッサ等の圧縮機(図示せず)から第2の詰まり防止用噴出口27に接続された圧縮空気供給管(図示せず)を通じて、例えば所定時間ごとに所定量送られ、第2の詰まり防止用噴出口27から噴出する。これにより、排出口13A2の近傍で捕集物が過度に固まることを抑制することができ、スクリューコンベア21により捕集物を排出口13A2に円滑に送ることができる。
本実施の形態による塗装ブース装置1は上述の如き構成を有するもので、次に、この塗装ブース装置1の作動について説明する。
まず、塗装室3で塗装作業を行うのに先立って、塗装前の準備作業として、新品のフィルタ12の表面に新品のプレコート材Pの堆積層を形成するための作業を行う。即ち、新品のフィルタ12を塗料分離装置11に装着すると共に、新品のプレコート材Pを塗料分離装置11のホッパ部13A内に必要量投入する。また、ブース2内の換気、即ち、入口側ダクト8、換気室7、塗装室3、排気室4、フィルタ12、出口側ダクト16を通じてブース2内の換気を行う空調装置を稼働させる。そして、プレコート材循環装置20を始動し、ホッパ部13A内からホッパ部13A内のプレコート材Pを、接続管23、戻り管22を通じてプレコート材噴出装置17に送り、プレコート材噴出装置17の噴出口17Bからプレコート材Pを噴出させる。
プレコート材噴出装置17の噴出口17Bから噴出されたプレコート材Pは、塗装作業が行われる前の新品のフィルタ12に捕集され、該新品のフィルタ12の表面に新品のプレコート材Pによる堆積層が形成される。この準備作業(新品のプレコート材Pの堆積層を形成する作業)は、例えば、塗装室3で塗装作業を行うことなくプレコート材循環装置20を2〜3時間運転することにより行う。この作業中は、パルスエア供給装置18のパルスエアによるフィルタ12の捕集物の振り落としは行わず、フィルタ12の表面に新品のプレコート材Pによる絞まった堆積層が形成されるようにする。具体的には、塗装作業が始まりパルスエアによるフィルタ12の捕集物の振り落としが行われても、フィルタ12の表面に例えば80g/m程度の層として残存するように堆積層を形成する。
フィルタ12の表面にプレコート材Pの堆積層を形成する作業を行ったならば、搬送装置6により被塗物5を塗装室3内に搬送し、塗装室3内で塗装機10を用いて塗装作業を行う。塗装機10から被塗物5に噴霧された塗料粒子は、被塗物5に塗料として付着する他、被塗物5に付着せずに飛散するもの(過剰塗装粒子)もある。この場合、塗装室3内を下側に向けて流れる換気エアBは、塗装室3内で被塗物5に付着せずに飛散した塗料粒子と一緒に排気エアAとなって塗装室3から排気室4に流下し、排気エアAは、排気室4の流下空間4Aを通って各塗料分離装置11内に流入する。
このとき、排気エアAは、塗料粒子と共に排気エア流入路15内に流入し、下側から上側に向けて案内される。そして、排気エア流入路15の出口側で、排気エアAに向けて、プレコート材噴出装置17の噴出口17Bからプレコート材Pが噴出され、排気エアAと一緒に運ばれた塗料粒子がプレコート材Pに吸着する。この場合、プレコート材噴出装置17は、排気エア流入路15内で流速が速まると共に下側から上側に舞い上がることによって塗料粒子が均一に分散した排気エアAに向けて、プレコート材Pを噴出することができる。これにより、塗料粒子とプレコート材Pとの接触効率(吸着効率)を向上することができる。
塗料粒子が吸着したプレコート材Pは、該プレコート材Pと共にフィルタ12により捕集され、これにより、排気エアAからプレコート材Pと共に塗料粒子が分離される。そして、フィルタ12を通過して清浄化された排気エアA(内気C)は、出口側ダクト16を通じて、外気に排出、ないし、再び換気室7に内気(循環内気)として送られる。
一方、フィルタ12に捕集された捕集物、即ち、塗料粒子が吸着したプレコート材Pは、所定時間経過毎にパルスエア供給装置18から供給されるパルスエアを利用して、フィルタ12から振い落される。そして、フィルタ12から振い落されたプレコート材Pは、ホッパ部13A内に落下したときに、ホッパ部13A内のプレコート材Pを舞い上げ、これによりプレコート材Pを排気エアAに混合させることができる。
即ち、本実施の形態の場合は、フィルタ12の上側でプレコート材噴出装置17からプレコート材Pを噴出するだけでなく、フィルタ12の下側でホッパ部13A内のプレコート材Pが舞い上がることによっても、プレコート材Pを排気エアAに混合させることができる。これにより、塗料粒子とプレコート材Pの接触効率の向上、塗料粒子捕捉性能の向上を図ることができる。
ホッパ部13A内に溜まったプレコート材Pは、プレコート材循環装置20によりプレコート材噴出装置17に送られる。即ち、ホッパ部13A内のプレコート材Pは、スクリューコンベア21によりホッパ部13Aの排出口13A2に送られ、接続管23、戻り管22を介して空送ポンプ25によりプレコート材噴出装置17に送られ、該プレコート材噴出装置17の噴出口17Bから噴出される。
この場合、図7に示すように、接続管23では、プレコート材Pを、第1の詰まり防止用噴出口26から噴き出す圧縮空気により戻り管22側に円滑に送ることができ、接続管23での捕集物の詰まりを防止することができる。また、ホッパ部13Aの下部では、第2の詰まり防止用噴出口27から噴き出す圧縮空気によりプレコート材Pが排出口13A2付近で固まることを抑制することができ、捕集物を排出口13A2に円滑に送ることができる。
なお、プレコート材Pは、塗料粒子の吸着が許容限界に達したら新しいものに交換する。この場合は、塗装機10を止めて、今まで使用していたプレコート材Pを新品のプレコート材Pに入れ換える。
以上のように、本実施の形態によれば、塗装室3から排出される排気エアAは、排気エア流入路15によりフィルタ12の上方に向けて下側から上側に案内される。このとき、排気エアAと一緒に塗装室3から運ばれた塗料粒子は、排気エアAと共に下側から上側に舞い上がりつつ該排気エアA中に均一に分散する。これにより、排気エア流入路15に噴出口17Bが位置するプレコート材噴出装置17は、塗料粒子が均一に分散した排気エアAに向けてプレコート材Pを噴出することができ、塗料粒子とプレコート材Pとの接触効率(吸着効率)を向上することができる。
そして、塗料粒子が吸着したプレコート材Pは、塗料粒子と共にフィルタ12の上側から該フィルタ12に降り掛かる。この結果、フィルタ12は、塗料粒子が吸着したプレコート材Pを、塗料粒子と共に効率よく捕集することができ、塗料粒子を排気エアAから分離させる性能、換言すれば、塗料粒子捕捉性能を向上することができる。
本実施の形態によれば、フィルタ収容カバー13の側壁13Bと上カバー14の庇部14Bとの間の隙間Sにより排気エア流入路15を形成している。これにより、この隙間Sに対応する排気エア流入路15を排気エアAが塗料粒子と一緒に下側から上側に向けて流入するときに、排気エアAの流速を増大させつつ塗料粒子を排気エアA中に均一に分散させることができる。このため、プレコート材Pと塗料粒子との吸着を効率よく行うことができる。
本実施の形態によれば、スクリューコンベア21によりホッパ部13Aの排出口13A2に送られた捕集物(プレコート材P、および/または、塗料粒子が吸着したプレコート材P)は、戻り管22の入口側に設けられた空送ポンプ25により戻り管22を通じてプレコート材噴出装置17に送る構成としている。これにより、プレコート材Pを、該プレコート材Pに塗料粒子が十分に吸着するまで(塗料粒子の吸着が許容限界に達しプレコート材Pの交換が必要になるまで)、繰り返し循環利用することができる。
しかも、空送ポンプ25により捕集物を戻り管22を通じて圧送する構成としているので、例えば吸引ポンプにより捕集物をホッパ部13Aからプレコート材噴出装置17側に吸引する構成とした場合と比較して、戻り管22での捕集物の詰まりを抑制することができる。これにより、ホッパ部13A内の捕集物を該ホッパ部13A内から戻り管22を通じてプレコート材噴出装置17に安定して送ることができる。また、吸引ポンプにより捕集物を吸引する構成とした場合は、捕集物を一時的に溜めておく格納容器等が必要になるのに対し、空送ポンプにより圧送する場合は、そのような格納容器が不要となり、部品点数の低減、装置の小型化を図ることができる。しかも、空送ポンプ25の吐出量の調整により、捕集物の流量調整(流量制御)を容易に行うことができる。
本実施の形態によれば、第1の詰まり防止用噴出口26から噴き出される圧縮空気により、ホッパ部13Aの排出口13A2と戻り管22との接続部位となる接続管23で捕集物が詰まることを低減することができる。これにより、ホッパ部13A内の捕集物を該ホッパ部13Aの排出口13A2から戻り管22を通じてプレコート材噴出装置17に円滑に送ることができる。第2の詰まり防止用噴出口27についても略同様である。
本実施の形態によれば、フィルタ12から捕集物を落下させたときに舞い上がる捕集物と、プレコート材噴出装置17の噴出口17Bから噴出されるプレコート材P(捕集物)との両方により、排気エアAにプレコート材Pを混合させることができる。即ち、フィルタ12の上側で、プレコート材噴出装置17の噴出口17Bからプレコート材Pを噴出するだけでなく、フィルタ12の下側で、該フィルタ12から捕集物を落下させたときにホッパ部13A内の捕集物が舞い上がることによっても、捕集物ないしプレコート材Pを排気エアAに混合させることができる。これにより、この面からも、塗料粒子とプレコート材P(捕集物)の接触効率の向上、塗料粒子捕捉性能の向上を図ることができる。
特に、フィルタ12を通過する風速を遅くする(フィルタ12の負圧を小さくする)ことによりフィルタ12の圧損の低減し、省エネルギー化、抵抗コスト化を図る場合、風速を遅くしても捕集効率を確保するためには、フィルタ12の表面積を大きくする必要がある。例えば、フィルタ12の通過風速を1.0m/minから5.0m/min程度に遅くする場合、通過風速が1.0m/minのときと同程度の捕集効率を確保するためには、フィルタ12の表面積を1.0m/minのときのものの2倍にする必要がある。
そして、このようにフィルタ12の表面積を大きくした場合に、フィルタ12の上側からプレコート材噴出装置17によりプレコート材Pを噴出するだけでは、フィルタ12の負圧が低くなることと相まって、プレコート材Pがフィルタ12の周囲に十分に行渡らなくなる虞がある。これに対し、本実施の形態によれば、フィルタ12の上側からプレコート材噴出装置17によりプレコート材Pを噴出することに加えて、フィルタ12から捕集物(プレコート材P)を落下させたときに捕集物をフィルタ12の周囲に舞い上がらせることにより、プレコート材Pの供給を十分に行うことができる(プレコート材Pをフィルタ12の周囲に十分に行渡らせ塗料粒子を効率良く吸着させることができる)。
次に、図8および図9は本発明に係る塗装ブース装置の第2の実施の形態を示している。第2の実施の形態の特徴は、排気エア流入路に当該排気エア流入路を絞ると共にプレコート材を案内するガイド部材を設けると共に、プレコート材噴出装置の噴出口を排気エア流入路のうちガイド部材によって絞られる部位に設ける構成としたことにある。なお、第2の実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
31は第2の実施の形態による塗装ブース装置を構成する塗料分離装置31を示している。塗料分離装置31は、上述した第1の実施の形態と同様のフィルタ12と、本実施の形態で用いたフィルタ収容カバー32と、上カバー33とにより大略構成されている。
32はフィルタ12を収容するフィルタ収容カバーで、該フィルタ収容カバー32は、フィルタ12で捕集される捕集物を受けるホッパ部32Aと、該ホッパ部32Aの上側に位置してフィルタ12の周囲を囲む側壁32Bとを有している。ここで、ホッパ部32Aは、下部に位置して排出口(図示せず)が設けられ、側壁32Bには、上端側に位置してフィルタ12に近付く方向に折れ曲がった折曲がり部32B1が形成されている。この折曲がり部32B1は、後述のガイド部材35と共に排気エア流入路34を絞る、即ち、排気エア流入路34の流路面積を狭くするためのものである。
33はフィルタ収容カバー32の上側開口を閉塞する上カバーで、該上カバー33は、フィルタ収容カバー32の上側開口を閉塞する覆い部33Aと、該覆い部33Aからフィルタ収容カバー32の側壁32Bに対し隙間Sをもって取囲むように下側に延びる庇部33Bとを有している。そして、上カバー33の庇部33Bとフィルタ収容カバー32の側壁32Bとの間の隙間Sにより、後述する排気エア流入路34を形成している。このために、上カバー33の庇部33Bは、覆い部33Aの端部から斜め下方に延びる傾斜部33B1と、該傾斜部33B1の下端から下側に延びフィルタ収容カバー32の側壁32Bと隙間Sを介して対向する対向部33B2とにより構成している。
34はフィルタ収容カバー32と上カバー33との間に設けられた排気エア流入路で、該排気エア流入路34は、フィルタ12の上方に向けて排気エアAを下側から上側に案内するものである。ここで、排気エア流入路34は、フィルタ収容カバー32の側壁32Bと上カバー33の庇部33Bとの間の隙間Sにより形成されている。
35は排気エア流入路34に設けられたガイド部材で、該ガイド部材35は、排気エア流入路34を絞ると共に、プレコート材噴出装置17の噴出口17Bから噴出されるプレコート材Pをフィルタ12の上方に案内するものである。ここで、ガイド部材35は、板状に形成され、基端側が上カバー33の庇部33Bの傾斜部33B1に固着されると共に、先端側がフィルタ収容カバー32の側壁32Bの折曲がり部32B1(の先端側)に向けて延びている。そして、プレコート材噴出装置17の噴出口17Bは、排気エア流入路34のうちガイド部材35によって絞られる部位に開口するように設けられている。
この場合、プレコート材噴出装置17の噴出口17Bから噴出したプレコート材Pは、ガイド部材35に衝突することによりフィルタ12の上方に案内されつつ四方八方に飛び散ることにより、噴出口17Bの周囲にもプレコート材Pを十分に行渡らせることができる。このため、円錐状のノズルからプレコート材Pを噴出させる構成のような、隣合うノズルの間を塗料粒子が通過してしまうようなことはなく、塗料粒子とプレコート材Pとの接触効率を向上することができる。また、噴出口17Bから噴出したプレコート材Pが直接フィルタ12に衝突することをガイド部材35により阻止することができる。これにより、フィルタ12の表面に堆積されたプレコート材Pの層が剥離してしまうことを抑制することもできる。
かくして、このように構成される第2の実施の形態でも、前述した第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、第2の実施の形態では、排気エアAは、排気エア流入路34でガイド部材35により絞られる。このとき、この絞りにより排気エアAの流速が増大することに伴って、塗料粒子が排気エアA中により均一に分散する。この結果、ガイド部材35によって絞られる部位に噴出口が位置するプレコート材噴出装置17は、塗料粒子がより均一に分散した排気エアAに向けてプレコート材Pを噴出することができる。これにより、塗料粒子とプレコート材Pとの接触効率を第1の実施の形態よりもさらに向上することができる。
しかも、ガイド部材35をプレコート材噴出装置17の噴出口17Bとフィルタ12との間に位置させることにより、プレコート材噴出装置17の噴出口17Bから噴出されるプレコート材Pがフィルタ12に直接衝突することを阻止している。これにより、フィルタ12の一部に過度にプレコート材Pが付着することを抑制できると共に、フィルタ12の耐久性、捕集性能の向上を図ることができる。
なお、上述した各実施の形態では、塗装機10を関節型のアクチュエータにより塗装を行う自動塗装機として構成した場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば塗装機を人により塗装を行う手動塗装機として構成してもよい。
また、上述した各実施の形態では、プレコート材噴出装置17から噴出されフィルタ12で捕集されたプレコート材Pを、プレコート材循環装置20によりプレコート材噴出装置17に再び戻す、即ち、プレコート材Pを繰り返し循環利用する構成とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば、プレコート材噴出装置から新しいプレコート材Pを噴出し続ける構成(フィルタで捕集されたプレコート材をプレコート材噴出装置には戻さない構成)としてもよい。
1 塗装ブース装置
2 ブース
3 塗装室
4 排気室
5 被塗物
10 塗装機
11,31 塗料分離装置
12 フィルタ
13,32 フィルタ収容カバー
13A,32A ホッパ部
13A2 排出口
14,33 上カバー
14A,33A 覆い部
14B,33B 庇部
15,34 排気エア流入路
17 プレコート材噴出装置
17B 噴出口
18 パルスエア供給装置
19 空間
20 プレコート材循環装置
21 スクリューコンベア
22 戻り管
23 接続管(接続部位)
25 空送ポンプ
26 第1の詰まり防止用噴出口

Claims (6)

  1. 上部が塗装室となり下部が排気室となって前記塗装室から排気室に排気エアが流下可能なブースと、
    前記塗装室に設けられ塗料を被塗物に向けて塗料粒子として噴霧する塗装機と、
    前記排気室に設けられ前記排気エアと一緒に前記塗装室から運ばれた前記塗料粒子を前記排気エアから分離するフィルタを有する塗料分離装置と、
    該塗料分離装置に流入する前記排気エアに向けてプレコート材を噴出するプレコート材噴出装置とからなる塗装ブース装置において、
    前記塗料分離装置は、前記フィルタを収容し上側が開口すると共に下側が前記フィルタで捕集される捕集物を受けるホッパ部となったフィルタ収容カバーと、
    該フィルタ収容カバーの上側開口を閉塞する上カバーとを備え、
    前記フィルタ収容カバーと上カバーとの間には、前記フィルタの上方に向けて前記排気エアを下側から上側に案内する排気エア流入路を設け、
    前記プレコート材噴出装置の噴出口は、前記排気エア流入路に位置して設ける構成としたことを特徴とする塗装ブース装置。
  2. 前記フィルタ収容カバーは、前記ホッパ部と、該ホッパ部の上側に位置して前記フィルタの周囲を囲む側壁とを有し、
    前記上カバーは、前記フィルタ収容カバーの上側開口を閉塞する覆い部と、該覆い部から前記側壁に対し隙間をもって取囲むように下側に延びる庇部とを有し、
    前記排気エアは、前記フィルタ収容カバーの側壁と前記上カバーの庇部との間の前記隙間に形成される前記排気エア流入路に、下側から上側に向けて流入する構成としてなる請求項1に記載の塗装ブース装置。
  3. 前記ホッパ部の下部には、前記捕集物を排出する排出口と、前記ホッパ部内に溜まった前記捕集物を前記排出口に送るスクリューコンベアとを設け、
    前記ホッパ部の排出口と前記プレコート材噴出装置との間には、前記ホッパ部から前記プレコート材噴出装置に前記捕集物を戻す戻り管を設け、
    該戻り管の入口側には、該戻り管内の前記捕集物を前記プレコート材噴出装置に向けて送るための圧縮エアを吐出する空送ポンプを設ける構成としてなる請求項1または2に記載の塗装ブース装置。
  4. 前記ホッパ部の排出口と前記戻り管との接続部位には、前記ホッパ部の排出口から前記戻り管に送られる前記捕集物に向けて圧縮空気を噴き出す詰まり防止用噴出口を設ける構成としてなる請求項3に記載の塗装ブース装置。
  5. 前記フィルタにパルスエアを供給することにより該フィルタに捕集された前記捕集物を該フィルタから振い落すパルスエア供給装置を備え、
    前記ホッパ内の捕集物の上面と前記フィルタの下端との間には、前記パルスエア供給装置から供給される前記パルスエアを利用して前記フィルタから前記捕集物を落下させたときに、前記ホッパ部内に溜まった前記捕集物が前記フィルタの周囲にまで舞い上がることができる空間を設ける構成としてなる請求項1,2,3または4に記載の塗装ブース装置。
  6. 前記排気エア流入路には、当該排気エア流入路を絞ると共に前記プレコート材を案内するガイド部材を設け、
    前記プレコート材噴出装置の噴出口は、前記排気エア流入路のうち前記ガイド部材によって絞られる部位に設ける構成としてなる請求項1,2,3,4または5に記載の塗装ブース装置。
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