JP2016034219A - セル電圧補正回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のセル間における端子電圧のばらつきの補正に伴うエネルギー損失および発熱を低減できる、セル電圧補正回路を提供する。【解決手段】直列接続された複数のセルC1〜C4の個々に対応して、コイル101〜104が設けられている。コイル101〜104の一端は、第1MOSFET211〜214を介して、それぞれセルC1〜C4の一方の端子に接続されている。コイル101〜104の他端は、第2MOSFET221〜224を介して、それぞれセルC1〜C4の他方の端子に接続されている。プラス側の最端に設けられたセルC4のプラス端子とコイル101〜104の他端との間に、それぞれ第3MOSFET231〜234が介在されている。また、マイナス側の最端に設けられたセルC1のマイナス端子とコイル101〜104の一端との間に、それぞれ第4MOSFET241〜244が介在されている。【選択図】図2

Description

本発明は、直列接続された複数のセルを備える蓄電デバイスに適用され、セル間における端子電圧のばらつきを補正するセル電圧補正回路に関する。
最近の自動車などの車両では、たとえば、従来よりも高効率および高出力のオルタネータを搭載して、通常走行中のオルタネータの発電動作を停止し、減速時にオルタネータを発電動作させて、その発電電力をオーディオなどの電装品に供給することにより、燃費を向上させる技術が採用され始めている。この技術を採用した車両には、メインバッテリ(補機電池)として搭載されている鉛電池が大電力の充放電に不向きであるなどの理由から、オルタネータの発電電力を蓄えておくために、サブバッテリ(補助電源)として、大電力を充放電可能なキャパシタまたはリチウムイオン電池などが搭載されている。
たとえば、特許文献1には、複数の二次電池を直列に接続した構成が開示されている。この構成では、各二次電池の端子電圧に基づいて、二次電池の充放電が制御される。すなわち、各二次電池を過放電から保護するために、いずれかの二次電池の端子電圧が放電禁止電圧まで低下すると、放電が停止される。また、各二次電池を過充電から保護するために、いずれかの二次電池の端子電圧が充電禁止電圧まで上昇すると、充電が停止される。
容量や内部抵抗のばらつき等によりセルごとの充放電エネルギーが異なっている場合には、充放電が繰り返されると、二次電池間の端子電圧にばらつきが生じる。このばらつきが生じていると、放電時には、充電量の最も少ない二次電池の端子電圧が他の二次電池の端子電圧より早く放電禁止電圧に達し、各二次電池の充電量が平均的に高くても、放電が停止されてしまう。一方、充電時には、充電量の最も多い二次電池の端子電圧が他の二次電池の端子電圧より早く充電禁止電圧に達し、他の二次電池が十分に充電されず、キャパシタ全体での充電量が少ないまま、充電が停止されてしまう。
そこで、直列接続された二次電池間における端子電圧のばらつきを補正するため、各二次電池の正極端子と負極端子との間に、スイッチおよび抵抗が直列に接続されている。そして、二次電池間における端子電圧のばらつきが大きくなると、端子電圧が最大値を示す二次電池に接続されているスイッチがオンにされて、当該二次電池の端子電圧が放電により下げられる。
特許第3330295号公報
しかしながら、かかる構成では、二次電池に蓄えられたエネルギーが抵抗により無駄に消費されるので、エネルギー損失が大きい。そのうえ、抵抗でエネルギーが熱に変換されて消費されるので、その抵抗で発生する熱を放熱する構成が必要となる。また、抵抗の過熱を防止するための熱的な制約により、二次電池間における端子電圧のばらつきを補正するための放電量が制限される。
本発明の目的は、複数のセル間における端子電圧のばらつきの補正に伴うエネルギー損失および発熱を低減できる、セル電圧補正回路を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係るセル電圧補正回路は、直列接続された複数のセルを備える蓄電デバイスに適用され、セル間における端子電圧のばらつきを補正するセル電圧補正回路であって、セルの個々に対応して設けられたコイル(インダクタ)と、セルの個々に対応して設けられ、セルの一方の端子と当該セルに対応するコイルの一端との間に介在された第1半導体スイッチング素子と、セルの個々に対応して設けられ、セルの他方の端子と当該セルに対応するコイルの他端との間に介在された第2半導体スイッチング素子と、一方側の最端に設けられたセルの一方の端子と個々のコイルの他端との間にそれぞれ介在され、当該一方の端子にカソードが接続された第1ダイオードと、他方側の最端に設けられたセルの他方の端子と個々のコイルの一端との間にそれぞれ介在され、当該他方の端子にアノードが接続された第2ダイオードとを含む。
この構成によれば、直列接続された複数のセルの個々に対応して、コイルが設けられている。各コイルの一端は、第1半導体スイッチング素子を介して、対応するセルの一方の端子に接続されている。各コイルの他端は、第2半導体スイッチング素子を介して、対応するセルの他方の端子に接続されている。これにより、セル、第1半導体スイッチング素子、コイルおよび第2半導体スイッチング素子の直列回路が構成されている。
また、各コイルに対応して、第1ダイオードおよび第2ダイオードが設けられている。各第1ダイオードのアノードは、対応するコイルの他端に接続され、カソードは、一方側の最端に設けられたセルの一方の端子に接続されている。各第2ダイオードのアノードは、他方側の最端に設けられたセルの他方の端子に接続され、カソードは、対応するコイルの一端に接続されている。
たとえば、セル間における端子電圧(セル電圧)のばらつきが大きいと判断される所定の基準に達すると、端子電圧が最も高いセルに対応する第1半導体スイッチング素子および第2半導体スイッチング素子がオンされる。第1半導体スイッチング素子および第2半導体スイッチング素子のオンにより、セル、第1半導体スイッチング素子、コイルおよび第2半導体スイッチング素子の直列回路が閉じ、セルからの放電による電流がコイルに流れ、コイルに磁気エネルギーが蓄えられる。すなわち、セルの電気エネルギーの一部がコイルの磁気エネルギーに変換される。セルからの放電により、当該セルの端子電圧が低下する。その後、第1半導体スイッチング素子および第2半導体スイッチング素子がオフされると、コイルに蓄えられている磁気エネルギーが解放されて、コイル、コイルの両側の第1ダイオードおよび第2ダイオード、ならびに直列接続された複数のセルを含む回路に電流が流れる。その結果、複数のセルを含むモジュールの全体が充電され、セル間における端子電圧のばらつきが小さくなる。
このように、端子電圧が最も高いセルの電気エネルギーが抵抗により消費されるのではなく、その電気エネルギーにより複数のセルを含むモジュール(蓄電デバイス)の全体が充電されることにより、セル間における端子電圧のばらつきが補正される。そのため、セルの電気エネルギーが抵抗により消費される構成と比較して、セル間における端子電圧のばらつきの補正に伴うエネルギー損失を低減することができる。また、コイルに直流電流が流れることによる発熱は、抵抗に直流電流が流れる発熱よりも小さいので、セルの電気エネルギーが抵抗により消費される構成と比較して、セル間における端子電圧のばらつきの補正に伴う発熱を低減することができる。
さらには、発熱が小さいので、その発熱を放熱するための構成を小型化することができ、セル電圧補正回路が実装される基板を小型化することができる。
また、端子電圧が最も高いセルからの放電に対する熱的な制約による制限が小さいので、当該セルからの放電量を大きくすることができ、セル間における端子電圧のばらつきを速やかに補正することができる。
セル電圧補正回路は、一方側の最端に設けられたセルの一方の端子と個々のコイルの他端との間にそれぞれ介在された第3半導体スイッチング素子と、他方側の最端に設けられたセルの他方の端子と個々のコイルの一端との間にそれぞれ介在された第4半導体スイッチング素子とをさらに含み、第1ダイオードは、第3半導体スイッチング素子が有する寄生ダイオードであり、第2ダイオードは、第4半導体スイッチング素子が有する寄生ダイオードであってもよい。
この場合、第1半導体スイッチング素子および第2半導体スイッチング素子がオンからオフに切り替えられる際に、第3半導体スイッチング素子および第4半導体スイッチング素子がオフからオンに切り替えられることが好ましい。これにより、電流が寄生ダイオードのみを流れる場合と比較して、第3半導体スイッチング素子および第4半導体スイッチング素子における電圧降下を低減することができる。その結果、複数のセルを含むモジュールの全体をより効率よく充電することができ、セル間における端子電圧のばらつきの補正に伴うエネルギー損失を一層低減することができる。
本発明によれば、セルの電気エネルギーが抵抗により消費される構成と比較して、セル間における端子電圧のばらつきの補正に伴うエネルギー損失および発熱を低減することができる。
本発明の一実施形態に係るセル電圧補正回路が搭載された車両の要部の構成を示す図である。 セル電圧補正回路の一例を示す回路図である。 ゲートドライブ回路に組み込まれたゲート信号生成回路の構成を示す回路図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るセル電圧補正回路20が搭載された車両1の要部の構成を示す図である。
車両1は、エンジン(図示せず)を動力源とする自動車である。エンジンに付随して、スタータ2およびオルタネータ3が設けられている。また、車両1には、ワイパモータ、ヘッドライト、エアコンディショナおよびオーディオ機器などの電装品が電気負荷4として搭載されている。
スタータ2は、スタータギヤ(図示せず)を備えている。エンジンの出力軸には、フライホイールが保持されており、スタータギヤは、フライホイールのギヤ歯と噛合/噛合解除可能に設けられている。
オルタネータ3には、ロータ、ステータ、レクチファイアおよびICレギュレータが内蔵されている。ロータには、エンジンの出力軸の回転が伝達されるようになっている。これにより、エンジンの出力軸の回転に伴って、ロータが回転する。このとき、ロータコイルに励磁電流が供給されていれば、ロータの回転に伴って、ステータコイルに電磁誘導による電流が流れる。レクチファイアは、ステータコイルから出力される交流電流を直流電流に変換する。
また、車両1には、バッテリ11およびキャパシタ12が搭載されている。
バッテリ11は、たとえば、鉛電池からなる。バッテリ11のプラス端子とマイナス端子との間には、バッテリ11の出力電圧の変動を吸収するためのコンデンサ13が介在されている。
バッテリ11のプラス端子は、配線14,15,16をそれぞれ介して、スタータ2、オルタネータ3および電気負荷4の各プラス端子と接続されている。
バッテリ11のプラス端子とスタータ2のプラス端子とを接続する配線14には、スタータリレー17が介装されている。エンジンの始動時には、スタータギヤがフライホイールのギヤ歯に噛合され、スタータリレー17がオンにされて、バッテリ11からスタータ2に電力が供給される。これにより、スタータ2が駆動され、スタータ2の動力がスタータギヤを介してフライホイールに伝達されることにより、エンジンがクランキングされる。
バッテリ11のプラス端子とオルタネータ3のプラス端子とを接続する配線15には、メインリレー18およびDC/DCコンバータ19がオルタネータ3側からこの順に介装されている。オルタネータ3による発電時に、メインリレー18がオンされると、オルタネータ3の発電電力がDC/DCコンバータ19により降圧されて、その降圧後の電力がバッテリ11に供給され、バッテリ11が充電される。また、DC/DCコンバータ19による降圧後の電力は、電気負荷4に供給される。
配線15には、メインリレー18とDC/DCコンバータ19との間に、キャパシタ12のプラス端子が接続されている。これにより、オルタネータ3による発電時に、メインリレー18がオンされると、オルタネータ3の発電電力がキャパシタ12に供給され、キャパシタ12が充電される。また、オルタネータ3の発電が停止された状態においても、キャパシタ12から出力される電力がDC/DCコンバータ19により降圧されて、その降圧後の電力が電気負荷4およびバッテリ11に供給される。
キャパシタ12は、リチウムイオンキャパシタからなり、直列接続された複数のセルCn(n:自然数。以下同じ。)を備えている。キャパシタ12に付随して、複数のセルCn間における端子電圧のばらつきを補正するためのセル電圧補正回路20が設けられている。セル電圧補正回路20については、後述する。
スタータ2、オルタネータ3、電気負荷4、バッテリ11およびキャパシタ12の各マイナス端子は、アースに接続されている。
車両1には、キャパシタ制御装置31が搭載されている。キャパシタ制御装置31は、キャパシタ12の各セルCnの端子電圧(セル電圧)を検出する電圧検出部32と、電圧検出部32により検出された端子電圧の最大値を求める演算などを実行する演算部33と、演算部33による演算結果に基づいて、セル電圧補正回路20に含まれる第1MOSFET21n、第2MOSFET22n、第3MOSFET23nおよび第4MOSFET24n(図2参照)のゲートにゲート信号(電流)を入力するゲートドライブ回路34とを備えている。
図2は、4個のセルC1,C2,C3,C4を備えるキャパシタ12に適用されるセル電圧補正回路20の回路図である。
セル電圧補正回路20には、キャパシタ12に備えられるセルCnと各同数のコイル10n、第1MOSFET21n、第2MOSFET22n、第3MOSFET23nおよび第4MOSFET24nが含まれる。たとえば、キャパシタ12が4個のセルC1,C2,C3,C4を備える場合、セル電圧補正回路20には、図2に示されるように、4個のコイル101〜104、4個の第1MOSFET211〜214、4個の第2MOSFET221〜224、4個の第3MOSFET231〜234および4個の第4MOSFET241〜244が含まれる。
セルC1のプラス端子は、セルC2のマイナス端子と接続されている。セルC2のプラス端子は、セルC3のマイナス端子と接続されている。セルC3のプラス端子は、セルC4のマイナス端子と接続されている。
コイル101〜104は、それぞれセルC1〜C4に対応して設けられている。
第1MOSFET211および第2MOSFET221は、セルC1に対応して設けられている。
セルC1のプラス端子とそのセルC1に対応するコイル101の一端との間に、第1MOSFET211が介在されている。第1MOSFET211は、Nチャネル型のMOSFET(NMOS)であり、ドレインがセルC1のプラス端子に接続され、ソースがコイル101の一端に接続されている。
セルC1のマイナス端子とそのセルC1に対応するコイル101の他端との間に、第2MOSFET221が介在されている。第2MOSFET221は、Nチャネル型のMOSFETであり、ドレインがコイル101の他端に接続され、ソースがセルC1のマイナス端子に接続されている。
第1MOSFET212および第2MOSFET222は、セルC2に対応して設けられている。
セルC2のプラス端子とそのセルC2に対応するコイル102の一端との間に、第1MOSFET212が介在されている。第1MOSFET212は、Nチャネル型のMOSFETであり、ドレインがセルC2のプラス端子に接続され、ソースがコイル102の一端に接続されている。
セルC2のマイナス端子とそのセルC2に対応するコイル102の他端との間に、第2MOSFET222が介在されている。第2MOSFET222は、Nチャネル型のMOSFETであり、ドレインがコイル102の他端に接続され、ソースがセルC2のマイナス端子に接続されている。
第1MOSFET213および第2MOSFET223は、セルC3に対応して設けられている。
セルC3のプラス端子とそのセルC3に対応するコイル103の一端との間に、第1MOSFET213が介在されている。第1MOSFET213は、Nチャネル型のMOSFETであり、ドレインがセルC3のプラス端子に接続され、ソースがコイル103の一端に接続されている。
セルC3のマイナス端子とそのセルC3に対応するコイル103の他端との間に、第2MOSFET223が介在されている。第2MOSFET223は、Nチャネル型のMOSFETであり、ドレインがコイル103の他端に接続され、ソースがセルC3のマイナス端子に接続されている。
第1MOSFET214および第2MOSFET224は、セルC4に対応して設けられている。
セルC4のプラス端子とそのセルC4に対応するコイル104の一端との間に、第1MOSFET214が介在されている。第1MOSFET214は、Nチャネル型のMOSFETであり、ドレインがセルC4のプラス端子に接続され、ソースがコイル104の一端に接続されている。
セルC4のマイナス端子とそのセルC4に対応するコイル104の他端との間に、第2MOSFET224が介在されている。第2MOSFET224は、Nチャネル型のMOSFETであり、ドレインがコイル104の他端に接続され、ソースがセルC4のマイナス端子に接続されている。
また、プラス側の最端に設けられたセルC4のプラス端子とセルC1に対応するコイル101の他端との間に、第3MOSFET231が介在されている。第3MOSFET231は、Nチャネル型のMOSFETであり、ドレインがセルC4のプラス端子に接続され、ソースがコイル101の他端に接続されている。
マイナス側の最端に設けられたセルC1のマイナス端子とセルC1に対応するコイル101の一端との間に、第4MOSFET241が介在されている。第4MOSFET241は、Nチャネル型のMOSFETであり、ドレインがコイル101の一端に接続され、ソースがセルC1のマイナス端子に接続されている。
プラス側の最端に設けられたセルC4のプラス端子とセルC2に対応するコイル102の他端との間に、第3MOSFET232が介在されている。第3MOSFET232は、Nチャネル型のMOSFETであり、ドレインがセルC4のプラス端子に接続され、ソースがコイル102の他端に接続されている。
マイナス側の最端に設けられたセルC1のマイナス端子とセルC2に対応するコイル102の一端との間に、第4MOSFET242が介在されている。第4MOSFET242は、Nチャネル型のMOSFETであり、ドレインがコイル102の一端に接続され、ソースがセルC1のマイナス端子に接続されている。
プラス側の最端に設けられたセルC4のプラス端子とセルC3に対応するコイル103の他端との間に、第3MOSFET233が介在されている。第3MOSFET233は、Nチャネル型のMOSFETであり、ドレインがセルC4のプラス端子に接続され、ソースがコイル103の他端に接続されている。
マイナス側の最端に設けられたセルC1のマイナス端子とセルC3に対応するコイル103の一端との間に、第4MOSFET243が介在されている。第4MOSFET243は、Nチャネル型のMOSFETであり、ドレインがコイル103の一端に接続され、ソースがセルC1のマイナス端子に接続されている。
プラス側の最端に設けられたセルC4のプラス端子とセルC4に対応するコイル104の他端との間に、第3MOSFET234が介在されている。第3MOSFET234は、Nチャネル型のMOSFETであり、ドレインがセルC4のプラス端子に接続され、ソースがコイル104の他端に接続されている。
マイナス側の最端に設けられたセルC1のマイナス端子とセルC4に対応するコイル104の一端との間に、第4MOSFET244が介在されている。第4MOSFET244は、Nチャネル型のMOSFETであり、ドレインがコイル104の一端に接続され、ソースがセルC1のマイナス端子に接続されている。
図3は、第3MOSFET23nおよび第4MOSFET24n用のゲート信号生成回路41の構成を示す回路図である。
ゲート信号生成回路41は、ゲートドライブ回路34(図1参照)に組み込まれ、第3MOSFET23nおよび第4MOSFET24nの個々に対応して設けられている。ゲート信号生成回路41には、プッシュプル回路42、抵抗分圧回路43およびコンパレータ44が含まれる。
なお、以下において、第3MOSFET23nおよび第4MOSFET24nの個々を区別しない場合、それらを「MOSFET23n,24n」と総称する。
プッシュプル回路42は、NPNトランジスタ421およびPNPトランジスタ422の各エミッタを共通に接続し、NPNトランジスタ421およびPNPトランジスタ422の各ベースを共通に接続した構成を有している。共通接続されたエミッタは、抵抗423を介して、MOSFET23n,24nのゲートと接続されている。NPNトランジスタ421のコレクタは、ゲートドライブ回路34に含まれる絶縁電源45(たとえば、15V電源)のプラス端子と接続されている。PNPトランジスタ422のコレクタは、MOSFET23n,24nのソースおよび絶縁電源45のマイナス端子と接続されている。
抵抗分圧回路43は、2個の抵抗431,432の直列回路からなる。抵抗分圧回路43の一端は、MOSFET23n,24nのドレインと接続されている。抵抗分圧回路43の他端は、MOSFET23n,24nのソースおよび絶縁電源45のマイナス端子と接続されている。そして、抵抗分圧回路43は、2個の抵抗431,432の接続点において、コンパレータ44のマイナス入力端子と接続されている。
コンパレータ44のプラス入力端子は、MOSFET23n,24nのソースおよび絶縁電源45のマイナス端子と接続されている。また、コンパレータ44のプラス側電源端子は、絶縁電源45のプラス端子と接続され、コンパレータ44のマイナス側電源端子は、MOSFET23n,24nのソースおよび絶縁電源45のマイナス端子と接続されている。コンパレータ44の出力端子は、NPNトランジスタ421およびPNPトランジスタ422の各ベースと接続されている。
また、コンパレータ44のマイナス入力端子と絶縁電源45のマイナス端子とを接続する配線の途中部には、コンデンサ441が介装されている。さらに、コンパレータ44の出力端子は、抵抗442を介して、絶縁電源45のプラス端子と接続されている。
MOSFET23n,24nのソース−ドレイン間に電流が流れていない状態では、コンパレータ44のマイナス入力端子には、コンデンサ441の電圧が入力される。このとき、コンパレータ44のマイナス端子に入力される電圧がプラス端子に入力される基準電圧(絶縁電源45のマイナス端子の電位)を下回らなければ、コンパレータ44の出力端子からNPNトランジスタ421およびPNPトランジスタ422のベースにローレベル信号が入力される。これにより、NPNトランジスタ421がオフになり、PNPトランジスタ422がオンになって、MOSFET23n,24nのゲートから電荷が引き抜かれた状態となる。
MOSFET23n,24nは、寄生ダイオード451を有している。寄生ダイオード451に電流が流れると、MOSFET23n,24nのソース電位に対してドレイン電位が下回り、ソース−ドレイン間電圧が抵抗分圧回路43に印加されて、抵抗分圧回路43から出力される電圧(抵抗431,432の接続点の電位)がコンパレータ44のマイナス端子に入力される。そのため、コンパレータ44のマイナス端子に入力される電圧が負となってプラス端子に入力される基準電圧を下回り、コンパレータ44の出力端子からNPNトランジスタ421およびPNPトランジスタ422のベースにハイレベル信号が入力される。これにより、NPNトランジスタ421がオンになり、PNPトランジスタ422がオフになって、絶縁電源45からMOSFET23n,24nのゲートに電流(ゲート信号)が入力される。その結果、MOSFET23n,24nがオンになり、MOSFET23n,24nのソースからドレインに向けて電流が流れる。
なお、絶縁電源45のマイナス端子を接地して、コンパレータ44を単電源コンパレータとしてマイナス端子の入力電圧をプラス端子の入力電圧及び電源45のマイナス端子よりも低くするオーバドライブ動作をさせることにより、コンパレータの応答を速めてもよい。
図1を再び参照して、キャパシタ制御装置31では、電圧検出部32により、キャパシタ12の各セルCnの端子電圧が検出されると、演算部33により、各セルCnの端子電圧を比較する演算が行われる。そして、たとえば、セルCn間における端子電圧の最大値と最小値との差が求められ、その差と所定値とを比較する演算が行われる。そして、セルCn間における端子電圧の最大値と最小値との差が所定値を超えている場合、セルCn間における端子電圧のばらつきを補正する補正処理が実行される。
補正処理では、ゲートドライブ回路34が制御されて、端子電圧が最も高いセルCnからの放電により複数のセルCnにより構成されるモジュール全体が充電される。
たとえば、図2に示されるキャパシタ12において、セルC3の端子電圧がセルCnの端子電圧の中で最も高い場合、ゲートドライブ回路34からセルC3に対応する第1MOSFET213および第2MOSFET223の各ゲートにゲート信号が入力されて、第1MOSFET213および第2MOSFET223がオンされる。第1MOSFET211,212,214、第2MOSFET221,222,224、第3MOSFET231〜234および第4MOSFET241〜244は、オフのままである。
第1MOSFET213および第2MOSFET223のオンにより、セルC3、第1MOSFET213、コイル103および第2MOSFET223の直列回路が閉じ、破線D1で示されるように、その直列回路をセルC3からの放電による電流が流れる。C3からの放電による電流がコイル103に流れることにより、コイル103に磁気エネルギーが蓄えられる。言い換えれば、セルC3の電気エネルギーの一部がコイル103の磁気エネルギーに変換される。セルC3からの放電により、セルC3の端子電圧が低下する。
セルC3の端子電圧が所定値まで低下すると、または、第1MOSFET213および第2MOSFET223のオンから所定時間が経過すると、ゲートドライブ回路34から第1MOSFET213および第2MOSFET223の各ゲートへのゲート信号の入力が停止され、第1MOSFET213および第2MOSFET223がオフされる。第1MOSFET213および第2MOSFET223のオフにより、セルC3からコイル103に流れる電流がなくなるので、コイル103がその電流の変化を阻止するように働き、破線D2で示されるように、コイル103、第3MOSFET233、第4MOSFET243およびセルC1〜C4を含む回路に電流が流れる。すなわち、第1MOSFET213および第2MOSFET223がオフされると、コイル103に蓄えられている磁気エネルギーが解放されて、磁気エネルギーによる電流がコイル103、第3MOSFET233、第4MOSFET243およびセルC1〜C4を含む回路に流れる。その結果、セルC1〜C4により構成されるモジュールの全体が充電され、セルC1〜C4間における端子電圧のばらつきが小さくなる。
第1MOSFET213および第2MOSFET223のオフ直後は、電流が第3MOSFET233および第4MOSFET243の各寄生ダイオード451を流れる。寄生ダイオード451に電流が流れると、ゲート信号生成回路41(図3参照)の機能により、第3MOSFET233および第4MOSFET243の各ゲートにゲート信号が入力されて、第3MOSFET233および第4MOSFET243がオンになる。第3MOSFET233および第4MOSFET243のオン抵抗による電圧降下は、寄生ダイオード451の電圧降下よりも小さいので、第3MOSFET233および第4MOSFET243がオンされることにより、第3MOSFET233および第4MOSFET243における電圧降下による損失を低減することができる。
セルC3以外のセルCnの端子電圧が最も高い場合、セルC3の場合と同様に、ゲートドライブ回路34から端子電圧が最も高いセルCnに対応する第1MOSFET21nおよび第2MOSFET22nがオンされ、セルCnの端子電圧が所定値まで低下すると、または、第1MOSFET21nおよび第2MOSFET22nのオンから所定時間が経過すると、第1MOSFET21nおよび第2MOSFET22nがオフされる。
このように、複数のセルCn間における端子電圧のばらつきを補正するために、端子電圧が最も高いセルCnの電気エネルギーが抵抗により消費されるのではなく、その電気エネルギーがコイル10nの磁気エネルギーに変換され、コイル10nに蓄えられた磁気エネルギーにより、複数のセルCn(キャパシタ12)により構成されるモジュールの全体が充電される。そのため、セル電圧補正回路20では、セルCnの電気エネルギーが抵抗により消費される構成と比較して、セルCn間における端子電圧のばらつきの補正に伴うエネルギー損失を低減することができる。また、コイル10nに直流電流が流れることによる発熱は、抵抗に直流電流が流れる発熱よりも小さいので、セルCnの電気エネルギーが抵抗により消費される構成と比較して、セルCn間における端子電圧のばらつきの補正に伴う発熱を低減することができる。
さらには、発熱が小さいので、その発熱を放熱するための構成を小型化することができ、セル電圧補正回路20が実装される基板を小型化することができる。
また、端子電圧が最も高いセルCnからの放電に対する熱的な制約による制限が小さいので、当該セルCnからの放電量を大きくすることができ、セルCn間における端子電圧のばらつきを速やかに補正することができる。
しかも、コイル10nに蓄えられた磁気エネルギーによる充電時には、MOSFET23n,24nのオンにより、MOSFET23n,24nにおける電圧降下が低減される。そのため、複数のセルCnにより構成されるモジュールの全体をより効率よく充電することができ、セルCn間における端子電圧のばらつきの補正に伴うエネルギー損失を一層低減することができる。
なお、少なくとも補正処理後に、いずれかのセルCnの端子電圧が所定の充電禁止電圧を上回っている場合には、キャパシタ12の電解液の分解によるガスの発生などを防止するため、キャパシタ制御装置31により、メインリレー18がオフされて、オルタネータ3の発電電力によるキャパシタ12の充電が禁止される。キャパシタ12の充電の禁止は、たとえば、キャパシタ12のエネルギーをコンバータ19によりバッテリ11および電気負荷4へ供給することにより、すべてのセルCnの端子電圧が所定の禁止解除電圧まで低下すると解除される。
また、いずれかのセルCnの端子電圧が放電禁止電圧まで低下している場合には、当該セルCnの電極の損傷を防止するため、キャパシタ制御装置31により、放電禁止電圧まで低下したセルCn以外のセルからモジュール全体への充電を行うことにより、電圧が低下したセルの回復を図る。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、MOSFET23n,24nに代えて、MOSFET23n,24nが有している寄生ダイオードと同じ向きのダイオードが設けられてもよい。
また、前述の実施形態では、セル電圧補正回路20がキャパシタ12(リチウムイオンキャパシタ)に適用された構成を取り上げた。この構成に限らず、セル電圧補正回路20は、ニッケル水素(Ni−MH:Nickel Metal Hydride)電池、リチウムイオン電池、電気二重層コンデンサ(EDLC:Electric Double-Layer Capacitor)などに適用することができる。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
12 キャパシタ(蓄電デバイス)
20 セル電圧補正回路
10n(101〜104) コイル
21n(211〜214) 第1MOSFET(第1半導体スイッチング素子)
22n(221〜224) 第2MOSFET(第2半導体スイッチング素子)
23n(231〜234) 第3MOSFET(第3半導体スイッチング素子)
24n(241〜244) 第4MOSFET(第4半導体スイッチング素子)
Cn(C1〜C4) セル

Claims (2)

  1. 直列接続された複数のセルを備える蓄電デバイスに適用され、前記セル間における端子電圧のばらつきを補正するセル電圧補正回路であって、
    前記セルの個々に対応して設けられたコイルと、
    前記セルの個々に対応して設けられ、前記セルの一方の端子と当該セルに対応する前記コイルの一端との間に介在された第1半導体スイッチング素子と、
    前記セルの個々に対応して設けられ、前記セルの他方の端子と当該セルに対応する前記コイルの他端との間に介在された第2半導体スイッチング素子と、
    前記一方側の最端に設けられた前記セルの前記一方の端子と個々の前記コイルの前記他端との間にそれぞれ介在され、当該一方の端子にカソードが接続された第1ダイオードと、
    前記他方側の最端に設けられた前記セルの前記他方の端子と個々の前記コイルの前記一端との間にそれぞれ介在され、当該他方の端子にアノードが接続された第2ダイオードと
    を含む、セル電圧補正回路。
  2. 前記一方側の最端に設けられた前記セルの前記一方の端子と個々の前記コイルの前記他端との間にそれぞれ介在された第3半導体スイッチング素子と、
    前記他方側の最端に設けられた前記セルの前記他方の端子と個々の前記コイルの前記一端との間にそれぞれ介在された第4半導体スイッチング素子と
    をさらに含み、
    前記第1ダイオードは、前記第3半導体スイッチング素子が有する寄生ダイオードであり、
    前記第2ダイオードは、前記第4半導体スイッチング素子が有する寄生ダイオードである、請求項1に記載のセル電圧補正回路。
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