JP2016033811A - セッション管理方法、セッション管理装置、セッション管理プログラム、および通話処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信装置と業務システムとのセッション維持および、通信装置における通話接続を両立することを目的とする。
【解決手段】 セッション管理装置が、通信装置からの要求に応じて、該通信装置とのセッションを確立し、前記通信装置との通信実績に応じて、該セッションの維持時間を第一の時間間隔だけ延長し、前記通信装置から、他の通信装置との通話が開始されたことを示す通知を受信した場合に、該セッションの維持時間を、前記第一の時間間隔よりも長い第二の時間間隔だけ延長する処理を実行することを特徴とするセッション管理方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、セッション管理方法、セッション管理装置、セッション管理プログラム、および通話処理方法に関する。
近年、例えば、スマートフォンやタブレット等のスマートデバイスの業務活用が求められている。そして、個人所有のスマートデバイスを業務で利用するBYOD(Bring Your Own Device)のケースが増加している。例えば、個人所有のスマートフォンを業務利用する場合には、セキュアな状態を確保しながら、業務システムへのアクセスと個人利用の柔軟な切り替えを実現することが求められている。
特開2011−61814号公報 特開2013−201670号公報
しかしながら、例えば、個人所有のスマートフォンで業務アプリを用いて業務システムとのセッション中に、スマートフォンに対してプライベートな着信があった場合、そのまま着信に応答して通話すると、業務システムとのセッションが切断される。その結果、業務システムとのセッションを再度確立するための操作、例えば、ログインIDやパスワード等の入力操作を要し、利用者にとって、その操作負担は大である。
一つの側面では、通信装置と業務システムとのセッション維持および、通信装置における通話接続を両立することを目的とする。
一つの側面では、セッション管理装置が、通信装置からの要求に応じて、該通信装置とのセッションを確立し、前記通信装置との通信実績に応じて、該セッションの維持時間を第一の時間間隔だけ延長し、前記通信装置から、他の通信装置との通話が開始されたことを示す通知を受信した場合に、該セッションの維持時間を、前記第一の時間間隔よりも長い第二の時間間隔だけ延長する処理を実行する。
通信装置と業務システムとのセッション維持および、通信装置における通話接続を両立できる。
図1は、BYODシステムの一例を示す説明図である。 図2は、セッション管理テーブルの一例を示す説明図である。 図3は、維持時間管理テーブルの一例を示す説明図である。 図4は、セッション管理処理に関わる中継サーバの処理動作の一例を示すフローチャートである。 図5は、着信応答時のセッション管理処理に関わる中継サーバの処理動作の一例を示すフローチャートである。 図6は、業務画面表示処理に関わるユーザ端末の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図7は、着信応答時のユーザ端末の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図8は、セッション管理プログラムを実行する中継サーバのハードウェア構成例を示す説明図である。 図9は、BYODシステムの一例を示す説明図である。 図10は、管理テーブルの一例を示す説明図である。 図11A、11B、および11Cは、ユーザ端末の表示画面の一例を示す説明図である。 図12Aは、着信応答処理に関わるユーザ端末内のCPUの処理動作の一例を示すフローチャートである。 図12Bは、着信応答処理に関わるユーザ端末内のCPUの処理動作の一例を示すフローチャートである。 図13は、提供処理に関わる中継サーバ内のCPUの処理動作の一例を示すフローチャートである。 図14は、通話処理プログラムを実行する通話端末装置の一例を示す説明図である。
以下、図面に基づいて、本願の開示する通話処理方法、通話端末装置、通話処理プログラムおよび通話システムの実施例を詳細に説明する。なお、本実施例により、開示技術が限定されるものではない。また、以下に示す各実施例は、矛盾を起こさない範囲で適宜組み合わせても良い。
まず、ユーザ端末である通信装置とサーバとのセッションの維持および切断に関する従来の仕組みを説明する。なお、ここでは、通信装置と業務システムとの間の中継サーバによる画面転送方式を採用したシンクライアントシステムを例に説明する。
画面転送方式が採用されたシンクライアントシステムにおいて、中継サーバは、通信装置からのリクエストを業務システムに転送する。そして、中継サーバは、業務システムの処理結果を受信すると、処理結果を表示する画面を生成し、当該画面の画面データを通信装置に転送する。このように、中継サーバが生成した画面データを通信装置に転送する方式は、一般的に、画面転送方式と呼ばれる。
まず、通信装置において、業務アプリケーションが起動されると、通信装置と中継サーバとの間で、所定のプロトコルに従って、セッションを確立するためのネゴシエーションが実行される。例えば、所定のプロトコルには、Transmission Control Protocol/Internet Protocol(TCP/IP)が採用される。また、セッションを確立する際には、通信装置のユーザによるパスワードやユーザIDの入力が必要とされる。
次に、セッションが確立されると、中継サーバを経由した、通信装置と業務システムとの通信が開始される。例えば、通信装置は、ユーザの入力に応じて、リクエストを中継サーバに送信する。そして、中継サーバがリクエストを業務システムに転送すると、業務システムはリクエストに応じた処理を実行する。次に、業務システムから処理結果を取得した中継サーバは、処理結果を表示するビットマップ等の画面データを生成し、当該画面データを通信装置へ返送する。
通信装置は、画面データを受信すると、当該画面データに対応する業務画面を表示するとともに、中継サーバに、画面データの受信を知らせるAck信号(受信確認)を返信する。通信装置と中継サーバとの間のセッションが維持されている間、一連の処理が繰り返されることで、ユーザは通信装置を用いて業務システムによる処理結果の閲覧および業務システムの操作を行うことができる。
また、中継サーバは、通信装置とのセッションを管理し、セッションの維持または切断を行う。具体的には、中継サーバは、通信装置と中継サーバとの通信を監視し、一定時間に亘って通信が行われていない場合、当該通信装置とのセッションを切断する。つまり、タイムアウトが発生し、セッションは切断される。
例えば、ある通信装置からのAck信号を一定時間受信しない場合や、ある通信装置からのリクエストを一定時間受信しない場合には、中継サーバは、当該ある通信装置とのセッションを切断する。これは、中継サーバが多数の通信装置とのセッションを維持し続けることで、中継サーバのリソースが圧迫されることを防ぐためである。
具体的には、セッションごとに、中継サーバのメモリ領域が使用されるとともに、Central Processing Unit(CPU)も使用される。よって、維持しているセッションが多くなるほど、中継サーバのリソースを圧迫することになる。したがって、不要なセッションを切断することで、中継サーバ側のリソースが開放され、中継サーバのリソースが有効活用されることとなる。
以上の方法でのセッション管理が行われている際に、例えば、通信装置に通話のための着信(以下、単に「着信」と記載)がありユーザがそれに応答して通話を行った場合、通信装置からのリクエストやAck信号が中継サーバへ送信されず、結果的にタイムアウトが発生し、セッションが切断される。よって、通話終了後、ユーザは、再度、ログインIDやパスワードを入力しなければならない。
一方、無条件で、業務システムとのセッションを維持し続けることは、情報漏えいのリスクが高まるため、好ましくない。さらに、不必要にセッションを維持することは、サーバやネットワークのリソースを無駄に消費することにもなる。そこで、ユーザの利便性を向上させるとともに、状況に応じてセッション維持を延長することが必要となる。
そこで、本実施例に開示の技術は、通信装置側で着信に対する応答が行われた場合であっても、セッションを一定時間維持するための仕組みを提供する。具体的には、実施例1に開示の技術は、中継サーバ側で、通話中の特定の通信装置については、タイムアウトが発生するまでの時間を延長することで、通信装置と中継サーバとのセッションを通常時よりも長く維持する。また、実施例2に開示の技術は、通信装置側で、通話中、中継サーバとのセッションを維持するためのパケットを、所定時間ごとに中継サーバ側へ送信することで、中継サーバがタイムアウトを判定し、セッションを切断することを防ぐ。なお、通話が一定時間以上である場合に、セッションを維持し続けると、中継サーバ側のリソースが不要に利用されることにつながるため、以下の実施例は、通話開始(着信応答開始)から、通常のタイムアウト時間よりも長い一定時間だけ、セッションを維持するための仕組みを提供する。
なお、中継サーバによる画面転送方式を利用したシンクライアントシステム以外にも、Virtual Private Network(VPN)やSecure Sockets Layer(SSL)等のセキュアな通信を利用するシンクライアントシステムにも、以下実施例は適用可能である。なぜなら、これらセキュアな通信は、画面転送方式同様、セッション単位でタイムアウトを監視し、セッション管理を実施しているためである。
また、通信装置と他の通信装置との通話の開始に応じて、セッションを維持する以外にも、その他、特定のタイミングで、セッションを維持するとしてもよい。例えば、業務システムへアクセスするための業務アプリが起動中に、他のアプリケーション(電話アプリケーション、メーラー、ブラウザ等)が起動され、業務アプリがバックグラウンドに移行したことが検知された場合に、セッションが維持されるとしてもよい。
以下では、通信装置をユーザ端末300として、中継サーバを中継サーバ400として、業務システムを業務システム2として説明する。ユーザ端末300が、ユーザが個人所有するスマートデバイスである場合には、ユーザ端末300、中継サーバ400、業務システム2を含むシンクライアントシステムは、BYODシステム1000と称される。ただし、ユーザ端末300は社給のスマートデバイスなどであってもよい。
図1は、BYODシステムの一例を示す説明図である。図1に示すBYODシステム1000は、業務システム2と、ユーザ端末300と、中継サーバ400とを有する。本実施例においては、BYODシステム1000には、画面転送方式が採用される。
ユーザ端末300は、業務アプリケーション(以下、業務アプリと称する)等の特定アプリを利用して、中継サーバ400を経由して、業務システム2にアクセスする。ユーザ端末300は、無線で中継サーバ400に接続される。また、ユーザ端末300は、通信装置の一例である。
さらに、ユーザ端末300は、中継サーバ400から、業務システム2による処理結果を表示する為の画面データを受信するとともに、当該画面データに対応する業務画面を表示する。なお、ユーザ端末300と中継サーバ400との間のセッションが切断されると、画面データをユーザ端末300内に残さない仕組みが採用されることが、セキュリティの観点から好ましい。
業務システム2は、例えば、企業内の業務データを管理すると共に、企業の各種業務をセキュアな状態で実行可能にする特定システムである。業務システム2は、複数存在してもよい。
中継サーバ400は、業務システム2とユーザ端末300との間の通信を中継する。中継サーバ400は、例えば、データセンタ等の仮想Webブラウザを提供するGate Wayサーバである。なお、中継サーバは、セッション管理装置の一例である。
中継サーバ400は、例えば、業務システム2と有線で接続する。更に、中継サーバ400は、ユーザ端末300が業務アプリを用いてセキュアな状態で業務システム2にアクセスすることを可能にし、業務システム2側の処理結果を、ビットマップ等の画面データに変換して、ユーザ端末300に転送する。以上のように、中継サーバ400は、ユーザ端末300による業務システム2の遠隔操作を可能にする。
中継サーバ400は、中継部411と、制御部412と、記憶部413とを有する。制御部412は、例えば、Central Processing Unit(CPU)である。記憶部413は、例えば、Read Only Memory(ROM)、Random Access Memory(RAM)、Hard Disk Drive(HDD)である。
中継部411は、ユーザ端末300と業務システム2との間で画面データやコマンド等を相互に中継する。
制御部412は、中継サーバ400全体を制御する。例えば、制御部412は、ユーザ端末300と業務システム2との間のデータの転送を制御する。また、制御部412は、セッション管理部412Aと、設定部412Bとを有する。セッション管理部412Aは、各セッションの管理を行う。具体的には、IPアドレスおよびポート番号で識別されるセッションごとに、セッション維持時間を設定するとともに、そのタイムアウトを監視する。
例えば、ユーザ端末300からリクエストやAck信号を受信する度に、当該ユーザ端末300とのセッションの維持時間を第一の時間間隔だけ延長する。また、特定のユーザ端末300において着信応答が検知された場合には、当該特定のユーザ端末300とのセッションに関しては、セッション維持時間を、第一の時間間隔よりも大きな第二の時間間隔だけ延長する。例えば、第一の時間間隔は1分間であって、第二の時間間隔は3分間である。さらに、セッション管理部412Aは、セッション維持期限を経過したセッションについては、当該セッションを切断する。
設定部412Bは、着信応答に応じて延長されるセッション維持時間(第二の時間間隔)を、設定する処理部である。例えば、第二の時間間隔は、ユーザ端末300によらず一律であってもよいし、着信の発信元の電話番号ごとに設定されてもよい。
例えば、発信元の電話番号が、ユーザ端末300と同様に所属企業から支給された他のユーザ端末300である場合、着信応答に応じて、セッション維持時間を延長する。通常、企業は社給のユーザ端末300の電話番号を管理しているため、設定部412Bは、社給のユーザ端末300の電話番号に対応付けてセッション維持時間を設定することが可能である。
また、設定部412Bは、業務アプリ313Aごとにセッション維持時間を設定してもよい。例えば、実行中の業務アプリ313Aが、操作に時間を要する業務アプリ313Aである場合には、通話の終了後、ユーザは操作により多くの時間を要することが推測される。したがって、設定部412Bは、業務アプリ313Aごとに、セッション維持時間を設定することで、よりユーザの利便性を向上させる。
記憶部413は、各種情報、プログラムなどを記憶する。さらに、記憶部413は、セッション管理テーブル413A、維持時間管理テーブル413Bを有する。
セッション管理テーブル413Aは、セッション管理部412Aにより管理されるテーブルであって、ユーザ端末300とのセッションを管理するための情報が格納される。図2は、セッション管理テーブルの一例を示す説明図である。
図2に示すセッション管理テーブル413Aは、端末ID、IPアドレス、ポート番号、最新通信時間、セッション維持期限を対応付けて記憶する。端末IDは、ユーザ端末300を識別する情報である。IPアドレスは、ネットワークに接続されたユーザ端末300に割り当てられた識別情報である。ポート番号は、TCP/IP通信に利用されるプログラムを識別する情報である。なお、IPアドレスおよびポート番号の組み合わせによって、セッションは識別される。また、端末ID、IPアドレス、ポート番号はセッションを確立する際に、ユーザ端末300から取得される。
最新通信時間は、対応するセッションを用いた最新の通信が行われた時間を示す。例えば、ユーザ端末300から中継サーバ400へリクエストが送信されるたびに、また、ユーザ端末300から中継サーバ400へAck信号が送信されるたびに、セッション管理部412Aにより、該当ユーザ端末300に対応する当該最新通信時間は更新される。
セッション維持期限は、対応するセッションが維持される期限を示す。例えば、最新通信時間に第一の時間間隔を加算した時間が、セッション管理部412Aにより、セッション維持期限に設定される。また、ユーザ端末300において着信応答が検出された場合に、当該着信応答が検知された時間に第二の時間間隔を加算した時間が、セッション管理部412Aにより、セッション維持期限に設定される。
図2の例では、例えば、IPアドレス「111.11.11.111」およびポート番号「1」で識別されるセッションは、最新の通信が、「2015.01.01、00:00:00:00」に行われ、セッション維持期限が、「2015.01.01、00:01:00:00」であることを示している。なお、図2の例では、第一の時間間隔は、1分である。
また、セッション管理部412Aは、新たなセッションが確立されるたびに、セッション管理テーブル413Aに、新たなセッションに対応するレコードを追加する。そして、セッション維持期限を経過したセッションについては、セッション管理部412Aは、セッション管理テーブル413Aから、該当するセッションのレコードを削除する。
図1に戻り、維持時間管理テーブル413Bは、設定部412Bにより管理されるとともに、セッション管理部412Aによって参照されるテーブルであって、ユーザ端末300とのセッション維持時間(第二の時間間隔)が格納される。
図3は、維持時間管理テーブルの一例を示す説明図である。維持時間管理テーブル413Bは、着信応答時にセッション維持期限を延長するためのセッション維持時間を記憶する。例えば、「3分」という情報が維持時間管理テーブル413Bに記憶される。なお、第一の時間間隔にあたる、ユーザ端末300からの応答を受信した際に延長されるセッション維持時間(通常のセッション維持時間)も併せて維持時間管理テーブル413Bに記憶されてもよい。
さらに、維持時間管理テーブル413Bは、端末IDに対応付けて、ユーザ端末300ごとのセッション維持時間を記憶してもよい。また、維持時間管理テーブル413Bは、業務アプリを識別するアプリ種別に対応付けて、業務アプリごとのセッション維持時間を記憶してもよい。さらに、維持時間管理テーブル413Bは、発信元の電話番号に対応付けて、発信元ごとのセッション維持時間を記憶してもよい。その他、維持時間管理テーブル413Bは、着信応答の時間帯や、中継サーバ400を利用しているユーザ端末数に応じて、セッション維持時間を記憶してもよい。
設定部412Bは、業務システム2や中継サーバ400の管理者の入力に応じて、維持時間管理テーブル413Bにセッション維持時間を登録する。また、ユーザ端末300からの入力に応じて、維持時間管理テーブル413Bにセッション維持時間を登録してもよい。
図1に戻り、ユーザ端末300は、通信部311と、制御部312と、記憶部313と、表示部314と、操作部315と、音声入出力部316とを有する。例えば、制御部312は、CPUである。また、例えば、記憶部313は、ROM、RAM、HDDである。
通信部311は、基地局との間の無線通信や、業務アプリを使用しての中継サーバ400との間の通信を司る通信インタフェースである。表示部314は、各種情報を画面表示する出力インタフェースである。操作部315は、各種コマンドを入力する入力インタフェースである。例えば、操作部315は、表示部314の表示画面上のタッチ操作を検出するタッチパネル等に相当する。
音声入出力部316は、例えば、マイクやスピーカ等に相当し、音声を入出力する入出力インタフェースに相当する。記憶部313は、例えば、業務アプリ313A、電話アプリ313Bを記憶する。業務アプリ313Aは、中継サーバ400を経由して業務システム2とのセッションを確立し、業務システム2に対してセキュアな状態でアクセス可能にし、業務画面を表示部314に画面表示する特定アプリである。電話アプリ313Bは、例えば、キャリア事業者の無線通信を利用した電話機能を実現するアプリである。電話アプリ313Bは、インターネットを利用した通話機能を実現するアプリであってもよい。
制御部312は、ユーザ端末300全体を制御する。業務アプリ実行部312Aは、業務アプリ313Aに基づき、業務アプリ313Aに関わる各種処理動作を実行する。例えば、業務アプリ実行部312Aは、中継サーバ400とのセッションを確立する。さらに、セッション確立後、業務アプリ実行部312Aは、操作部315から入力されたユーザの操作に基づき、業務システム2へのリクエストを生成する。そして、業務アプリ実行部312Aは、通信部311を介して、中継サーバ400にリクエストを送信する。
また、通信部311を介して、中継サーバ400からレスポンス(業務システム2による処理結果に対応する画像データ)を受信した場合に、業務アプリ実行部312Aは、表示部314を制御し、画像データに対応する業務画面を表示部314に表示する。
さらに、レスポンスを受信した場合、業務アプリ実行部312Aは、通信部311を介して、Ack信号を中継サーバ400へ返信する。さらに、電話アプリ実行部312Bが着信に対する応答を行ったことを検知した場合、業務アプリ実行部312Aは、通信部311を介して、着信応答を検知したことを、中継サーバ400に知らせる。
電話アプリ実行部312Bは、電話アプリ313Bに関わる各種処理動作を実行する。例えば、電話アプリ実行部312Bは、他の通信装置(他のユーザ端末300)からの着信に対してユーザが応答指示を行った場合、他の通信装置との通話を開始するとともに、ユーザが通話の終了指示を行った場合には、当該通話を終了する。
図4は、セッション管理処理に関わる中継サーバの処理動作の一例を示すフローチャートである。中継部411は、ユーザ端末300から、セッション確立要求を受信する(S101)。なお、セッション確立要求は、端末ID、IPアドレス、ポート番号を含み、さらに業務システム2へアクセスするためのユーザIDやパスワードを含む。
制御部412は、所定のプロトコル(例えばTCP/IP)に従い、ユーザ端末300とのネゴシエーションを行い、セッションを確立する(S102)。そして、セッション管理部412Aは、セッション管理テーブル413Aに、新たに確立されたセッションに係る新たなレコードを追加する。
制御部412は、ユーザ端末300からリクエストを受信したか否かを判定する(S103)。リクエストを受信した場合(S103YES)、制御部412は、中継部411を制御して、業務システム2に、リクエストを転送する(S104)。次に、制御部412は、業務システム2から、リクエストに対するレスポンス(処理結果)を受信したか否かを判定する(S105)。
処理結果を受信するまで待機し(S105NO)、処理結果を受信した場合(S105YES)、制御部412は、処理結果を表示する為の画面データを生成する。例えば、制御部412は、処理結果を表示するビットマップを生成し、さらに、圧縮処理を実行することで、画面データを生成する。
中継部411は、制御部412の制御の下、画面データをユーザ端末300に転送する(S106)。次に、セッション管理部412Aは、ユーザ端末300からAck信号を受信したか否かを判定する(S107)。そして、Ack信号を受信した場合には(S107YES)、セッション管理部412Aは、セッション管理テーブル413Aを更新する(S108)。例えば、セッション管理部412Aは、セッション管理テーブル413Aにおける最新通信時間を、Ack信号の受信時間で更新するとともに、セッション維持期限を、更新した最新通信時間(Ack信号の受信時間)に第一の時間間隔を加算した時間で、更新する。本処理によって、セッション維持期限は延長される。なお、Ack信号を受信したタイミング以外に、リクエストを受信したタイミング(S103YES)でも、セッション管理部412Aは、セッション管理テーブル413Aの更新を実行してもよい。
S103にてリクエストを受信していない場合(S103NO)や、S107でAck信号を受信していない場合(S107NO)、さらに、S108でセッション管理テーブル413Aの更新が終了した場合、セッション管理部412Aは、セッション管理テーブル413Aから、セッション維持期限切れのレコードを削除する(S109)。セッション管理部412Aは、現在時刻を取得し、現在時刻とセッション管理テーブル413Aにおけるセッション維持期限を比較することによってセッション維持期限切れのレコードを特定すればよい。
そして、S109が終了した後、制御部412は、S103に戻り、S103からS109までの一連の処理を繰り返す。なお、セッション管理部412Aは、図4に示したフローとは独立して、一定の時間間隔ごとに、セッション維持期限切れのレコードの有無を判断し、セッション維持期限切れのレコードをセッション管理テーブル413Aから削除することとしてもよい。
以上の処理によって、中継サーバ400は、セッションを管理するとともに、タイムアウトしたセッションを切断することができる。よって、本実施例によれば、一定時間以上、中継サーバ400との通信がないユーザ端末300とのセッションを切断することで、中継サーバ400のリソースを有効活用する。
図5は、着信応答時のセッション管理処理に関わる中継サーバの処理動作の一例を示すフローチャートである。制御部412は、ユーザ端末300から着信応答開始通知を受信したか否かを判定する(S111)。なお、着信応答開始通知は、ユーザ端末300において、電話アプリ実行部312Bが通話を開始した場合に、業務アプリ実行部312Aにより生成される。そして、着信応答開始通知は、中継サーバ400に送信される。また、例えば、着信の発信元に応じて、セッション維持時間が決定される場合には、着信応答開始通知には、発信元の電話番号の情報も含まれる。さらに、着信応答開始通知には、着信応答を開始した時刻の情報が含まれてもよい。
着信応答開始通知を受信した場合(S111YES)、セッション管理部412Aは、セッション管理テーブル413Aを更新する(S112)。具体的には、セッション管理部412Aは、維持時間管理テーブル413Bを参照し、セッション維持時間(第二の時間間隔)を取得する。そして、セッション管理部412Aは、セッション管理テーブル413Aにおいて、当該着信応答通知の送信に利用されたセッションに対応するレコードを特定する。セッション管理部412Aは、当該レコードにおけるセッション維持期限を、着信応答通知を受信した時間にセッション維持時間を加算した時間で、更新する。
次に、S111にて着信応答開始通知を受信していない場合(S111NO)や、S112にてセッション管理テーブル413Aの更新が終了した場合、制御部412は、ユーザ端末300から着信応答終了通知を受信したか否かを判定する(S113)。なお、着信応答終了通知は、ユーザ端末300において、電話アプリ実行部312Bが通話の終了を行った場合に、業務アプリ実行部312Aにより生成される。そして、着信応答終了通知は、中継サーバ400に送信される。
着信応答終了通知を受信した場合(S113YES)、セッション管理部412Aは、セッション管理テーブル413Aを更新する(S114)。具体的には、セッション管理部412Aは、セッション管理テーブル413Aにおいて、当該着信応答通知の送信に利用されたセッションに対応するレコードを特定する。そして、セッション管理部412Aは、当該レコードにおけるセッション維持期限を、着信応答終了通知を受信した時間に第一の時間間隔を加算した時間で、更新する。
S112およびS114の処理によって、ユーザ端末300が通話中の場合は、通話開始から第二の時間間隔の間、セッションを維持することができるとともに、通話が終了した場合は、第一の時間間隔の間、セッションを維持することができる。つまり、本実施例は、通話中に限っては、第一の時間間隔よりも長い第二の時間間隔の間、セッションが維持されるが、通話終了後は、中継サーバ400のリソースを有効活用するために、第二の時間間隔よりも短い第一の時間間隔で、セッションを維持する。
次に、S113にて着信応答終了通知を受信していない場合(S113NO)や、S114にてセッション管理テーブル413Aを更新した場合、セッション管理部412Aは、セッション管理テーブル413Aから、セッション維持期限切れのレコードを削除する(S115)。そして、制御部412は、S111に戻る。セッション維持期限切れのレコードの特定方法は前述と同様であればよい。
S115においては、例えば、通話が開始されてから、第二の時間間隔が経過したセッションが、セッション維持期限切れと判定され、当該セッションに対応するレコードが、セッション管理テーブル413Aから削除される。なお、図5のS115は図4のS109に統合されてもよい。つまり、図4の処理フローの中でセッション維持期限切れのレコードを一括で削除し、図5のS115を省略してもよい。
図6は、業務画面表示処理に関わるユーザ端末の処理動作の一例を示すフローチャートである。制御部312は、業務アプリ313Aが起動されたか否かを判定する(S120)。業務アプリ313Aが起動されない場合は(S120NO)、本フローチャートの処理を終了する。
一方、業務アプリ313Aが起動された場合には(S120YES)、業務アプリ実行部312Aは、通信部311を制御し、セッション確立要求を中継サーバ400に送信する(S121)。そして、業務アプリ実行部312Aの制御の下、通信部311は、所定のプロトコルに従って、中継サーバ400とのセッションを確立する(S122)。
次に、業務アプリ実行部312Aは、ユーザからの指示に応じたリクエストを生成する(S123)。そして、業務アプリ実行部312Aは、通信部311を介して、中継サーバ400にリクエストを送信する(S124)。
次に、通信部311が中継サーバ400から画面データを受信すると(S125)、業務アプリ実行部312Aの制御の下、通信部311は、画面データの受信を知らせるAck信号を中継サーバ400に送信する(S126)。さらに、業務アプリ実行部312Aの制御の下、表示部314は、受信した画面データに基づく業務画面を表示する(S127)。
制御部312は、業務アプリ313Aの終了がユーザにより指示されたか否かを判定する(S128)。終了が指示された場合には(S128YES)、制御部312は、一連の処理を終了する。一方、終了が指示されていない場合には(S128NO)、S123へ戻る。
ただし、セッションが切断されている場合には、リクエストの送信(S124)は失敗する。よって、この場合には、制御部312は、S121に戻り、再度セッション確立要求を中継サーバ400に送信する必要がある。
以上のように、セッションが確立されている間、中継サーバ400を経由して、ユーザ端末300と業務システム2との間でリクエストとレスポンスのやり取りが行われ、業務システム2の処理結果が、業務画面として、ユーザに提供される。
図7は、着信応答時のユーザ端末の処理動作の一例を示すフローチャートである。制御部312は、着信応答の有無を判定する(S131)。なお、着信応答があった場合に、電話アプリ313Bが起動される。着信応答が検出された場合(S131YES)、制御部312は、業務アプリ313Aを実行中であるか否かを判定する(S132)。
業務アプリ313Aが実行中である場合(S132YES)、業務アプリ実行部312Aは通信部311を制御し、着信応答開始通知を中継サーバ400に送信する(S133)。そして、電話アプリ実行部312Bは、通話を開始する(S134)。
次に、制御部312は通話が終了したか否かを判定する(S135)。通話が終了した場合には(S135YES)、制御部312は、業務アプリ313Aが実行中であるか否かを判定する(S136)。業務アプリ313Aが実行中である場合(S136YES)、業務アプリ実行部312Aは通信部311を制御し、着信応答終了通知を中継サーバ400に送信する(S137)。そして、電話アプリ実行部312Bは、通話を終了させるとともに(S138)、制御部312は、電話アプリ313Bを終了させる。なお、通話が終了していない場合(S135NO)、制御部312は、通話が終了するまで待機する。
一方、S131にて着信応答が検出されなかった場合(S131NO)、制御部312は、本フローチャートの処理を終了する。また、S132において、業務アプリ313Aを実行中でない場合(S132NO)、S134に進む。さらに、S136において、業務アプリ313Aを実行中でない場合(S136NO)、S138に進む。
以上のように、ユーザ端末300は、着信に対する応答が開始された時点で、中継サーバ400に着信応答開始通知を送信するため、中継サーバ400は、ユーザ端末300において通話が開始されたことを検出することができる。よって、中継サーバ400は、通話中のユーザ端末300とのセッション維持期限を、第一の時間間隔よりも長い第二の時間間隔だけ延長することができる。言い換えると、従来は、通話中に、直近のリクエストまたはAck信号の送信から第一の時間間隔が経過した時点で、ユーザ端末300と中継サーバ400とのセッションは切断されていた。一方、本実施例によれば、第一の時間間隔よりも長い第二の時間間隔の間は、通話中であってもセッションが維持される。つまり、本実施例によれば、通話中にはユーザ端末300と中継サーバ400間のセッションの維持時間が長く設定され、ユーザ端末300において通話が終了するまでそのセッションを維持することを実現できる。
更に、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(またはMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部または任意の一部を実行するようにしても良い。また、各種処理機能は、CPU(またはMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で実行するプログラム上、またはワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部または任意の一部を実行するようにしても良いことは言うまでもない。
次に、中継サーバ400のハードウェア構成について説明する。図8は、セッション管理プログラムを実行する中継サーバのハードウェア構成例を示す説明図である。
図8に示す中継サーバ200は、図1における中継サーバ400に対応する。中継サーバ200は、通信部210と、HDD220と、ROM230と、RAM240と、CPU250とを有する。通信部210、HDD220、ROM230、RAM240、CPU250は、バス260を介して接続される。
そして、ROM230には、図4および図5に示す各処理が記述されたセッション管理プログラムが記憶されている。なお、セッション管理プログラムは、ROM230ではなく、図示せぬドライブでコンピュータ読取可能な記録媒体に記録されていても良い。また、記録媒体としては、例えば、CD−ROM、DVDディスク、USBメモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリ等でも良い。
CPU250は、セッション管理プログラムをROM230から読み出して実行することで、制御部412として機能する。また、通信部210は、CPU250の制御の下、中継部411として機能する。また、HDD220、ROM230、RAM240は、CPU250の制御の下、記憶部413として機能する。
実施例2においては、スマートフォンなどの通信装置(例えば、図9中のユーザ端末3)が、着信応答中であっても、通常のタイムアウト時間よりも長い時間、中継サーバ4とのセッションを維持する仕組みを有する。具体的には、ユーザ端末3が着信に対する応答を検知した場合、ユーザ端末3は、一定時間、中継サーバ4とのセッションを維持するために、パケットを中継サーバ4へ送信する。例えば、パケットは、ヘッダには、パケットの送信日時やパケットの送信回数などが設定されるとともに、ボディには「00000000」等の適当なデータ列を有する。
上記実施例で説明したように、中継サーバ4は、パケットを受信する度にセッション維持期限を更新することとなるため、着信応答中であっても着信応答中に受信した上記パケットによってユーザ端末3と中継サーバ4間のセッションが維持される。なお、以下の説明においては、ユーザ端末3は、着信応答に応じて、業務アプリをバックグランドに移行するが、バックグランドに移行した後であっても、業務アプリを実行中のCPUの制御の下、通信部が当該パケットを中継サーバ4へ送信する。
図9は、BYODシステム1の一例を示す説明図である。図9に示すBYODシステム1は、業務システム2と、個人所有のスマートデバイス等のユーザ端末3と、中継サーバ4とを有する。BYODシステム1は、例えば、業務アプリケーション(以下、アプリと称する)等の特定アプリを使用して、個人所有のユーザ端末3から中継サーバ4を経由して業務システム2にアクセスし、その業務画面をユーザ端末3に転送する。ユーザ端末3が中継サーバ4経由で業務システム2に対して遠隔操作を可能にする。しかも、業務システム2は、ユーザ端末3に対して業務画面を転送するものの、ユーザ端末3とのセッションが切断されると、その業務画面をユーザ端末3内に残さない仕組みを採用している。
業務システム2は、例えば、企業内の業務データを管理すると共に、企業の各種業務をセキュアな状態で実行可能にする特定システムである。ユーザ端末3は、例えば、企業から提供された端末ではなく、企業内の社員が個人的に所有する、例えば、スマートフォンやタブレット等のBYODの通話端末装置である。
中継サーバ4は、業務システム2とユーザ端末3との間をセキュアな状態で中継する、例えば、データセンタ等の仮想Webブラウザを提供するGW(Gate Way)サーバである。中継サーバ4は、例えば、ユーザ端末3と無線で接続すると共に、業務システム2と有線で接続するものとする。更に、中継サーバ4は、ユーザ端末3が業務アプリを用いてセキュアな状態で業務システム2にアクセスを可能にし、業務システム2側の業務画面をユーザ端末3に転送する。更に、中継サーバ4は、ユーザ端末3が業務システム2に対して遠隔操作を可能にする。
中継サーバ4は、中継部11と、CPU12と、管理テーブル13とを有する。中継部11は、ユーザ端末3と業務システム2との間で業務画面やコマンド等を相互に中継する。CPU12は、中継サーバ4全体を制御する。
図10は、管理テーブル13の一例を示す説明図である。図10に示す管理テーブル13は、ユーザ端末3を識別する端末ID毎に、アプリ名、着信番号およびセッション維持時間を対応付けて管理する記憶部である。アプリ名は、電話着信中のユーザ端末3が実行中の業務アプリを識別する情報である。着信番号は、ユーザ端末3への電話着信の発信元である相手先の電話番号である。セッション維持時間は、ユーザ端末3の電話着信に対する応答、すなわち通話開始から、業務システム2がユーザ端末3とのセッションを維持若しくは保留できる時間である。
図10に示すように端末IDの“端末A”は、着信番号が“080−xxx−xx”の場合、アプリ名の“業務A”のセッション維持時間を“3分”、アプリ名の“業務B”のセッション維持時間を“1分”とする。また、端末IDの“端末A”は、着信番号が“090−yyy−xx”の場合、アプリ名が確定されていなくても、全ての業務アプリにおいてセッション維持時間を“3分”とする。なお、管理テーブル13の内容は、例えば、ユーザ端末3の利用者の登録申請等で予め登録し、その維持時間も業務システム2の負荷に応じて適宜登録可能である。
CPU12は、検索部12Aと、提供部12Bとを有する。検索部12Aは、後述するユーザ端末3からの時間要求に応じて、ユーザ端末3の端末IDに関わる着信番号に対応したセッション維持時間を管理テーブル13から検索する。提供部12Bは、検索部12Aで検索されたセッション維持時間を、時間要求のユーザ端末3に提供する通知部である。
ユーザ端末3は、通信部31と、表示部32と、操作部33と、音声入出力部34と、音声バッファ35と、ROM(Read Only Memory)36と、RAM(Random Access Memory)37と、CPU(Central Processing Unit)38とを有する。通信部31は、通常の無線通信や、業務アプリを使用しての中継サーバ4との間の通信を司る通信インタフェースである。表示部32は、各種情報を画面表示する出力インタフェースである。操作部33は、各種コマンドを入力する入力インタフェースである。なお、操作部33は、例えば、表示部32の表示画面上のタッチ操作を検出するタッチパネル等に相当する。
音声入出力部34は、例えば、マイクやスピーカ等に相当し、音声を入出力する入出力インタフェースに相当する。音声バッファ35は、例えば、ユーザ端末3内の業務アプリ36Aを利用した音声データを一時的に格納する領域である。ROM36は、各種データや、例えば、業務アプリ36Aや電話アプリ36B等の各種プログラムを格納する領域である。業務アプリ36Aは、ユーザ端末3をBYODとして、中継サーバ4を経由して業務システム2とのセッションを確立し、業務システム2に対してセキュアな状態でアクセス可能にし、業務システム2からの業務画面を表示部32に画面表示する特定アプリである。電話アプリ36Bは、例えば、キャリア事業者の無線通信やインターネット通信等の電話機能を実現するアプリである。RAM37は、各種情報を格納する領域である。
CPU38は、ユーザ端末3全体を制御する部位である。CPU38は、ROM36に格納された通話処理プログラム36C、業務アプリ36Aおよび電話アプリ36Bを読み出し、読み出された通話処理プログラム36C、業務アプリ36Aおよび電話アプリ36Bに基づき各種プロセスを機能として構成する。CPU38は、業務アプリ実行部41と、電話アプリ実行部42と、第1の取得部43と、要求部44と、第2の取得部45と、判定部46と、制御部47とを有する。
業務アプリ実行部41は、業務アプリ36Aに基づき、業務アプリ36Aに関わる各種処理動作を実行する。電話アプリ実行部42は、電話アプリ36Bに基づき、電話アプリ36Bに関わる各種処理動作を実行する。第1の取得部43は、電話アプリ36Bに関し、通信部31を通じてユーザ端末3への電話着信を検出する。第1の取得部43は、電話着信を検出すると、電話着信に関わる発信元の電話番号である着信番号を取得する。要求部44は、第1の取得部43にて取得した着信番号に関わる維持時間を要求する時間要求を中継サーバ4に通知する。第2の取得部45は、中継サーバ4に対する時間要求に応じて、中継サーバ4から着信番号に関わる維持時間を取得する。
制御部47は、第2の取得部45で維持時間を取得した場合、現在着信中の着信内容等を示す着信画面51を業務アプリ画面32A上に表示する。図11A、11B、および11Cは、ユーザ端末3の表示画面の一例を示す説明図である。図11Aに示す着信画面51は、発信者名51A、着信番号51B、維持時間51C、拒否ボタン51Dおよび通話ボタン51Eを有する。発信者名51Aは、発信者を識別する氏名等である。着信番号51Bは、電話着信の発信元の電話番号である。維持時間51Cは、セッション維持時間である。拒否ボタン51Dは、ボタン操作に応じて現在の電話着信を拒否するボタンである。通話ボタン51Eは、ボタン操作に応じて現在の電話着信に応答するボタンである。制御部47は、着信画面51上の通話ボタン51Eのボタン操作、すなわち応答操作を検出すると、業務アプリ36Aをバックグランドに移行する。なお、バックグランドへの移行では、中継サーバ4を通じて、ユーザ端末3と業務システム2との間のセッションを維持した状態である。
判定部46は、業務アプリ36Aをバックグランドに移行後、現在実行中の業務アプリ36Aが音声を使用するアプリであるか否かを、例えば、音声バッファ35が使用中であるか否かで判定する。
制御部47は、判定部46で音声バッファ35を使用中の場合、電話アプリ36Bの通話の邪魔にならない程度に業務アプリ36A側の音量を所定レベルまで低下させる。制御部47は、業務アプリ36Aの側の音量を所定レベルまで低下させた後、着信応答動作を電話アプリ実行部42に指示する。電話アプリ実行部42は、電話着信に対して応答動作を実行し、相手先との通話を開始する。そして、制御部47は、図11Bに示すように電話アプリ画面32Bを表示部32に画面表示する。電話アプリ画面32Bは、通話相手名52A、通話相手先の電話番号52B、維持時間52C、残り時間52Dおよび通話終了ボタン52Eを有する。通話相手名52Aは、通話相手先を識別する氏名である。電話番号52Bは、通話相手先の電話番号である。維持時間52Cは、セッション維持時間である。残り時間52Dは、通話開始から計時動作を開始した維持時間52Cの残り時間である。通話終了ボタン52Eは、ボタン操作に応じて通話を終了するボタンである。
制御部47は、電話アプリ36Bの電話着信に対する応答動作を実行した場合、維持時間の計時動作を開始し、維持時間の残り時間52Dを電話アプリ画面32Bに画面表示する。
制御部47は、通話中に維持時間が経過した場合、バックグランドに移行中の業務アプリ36Aを終了する。すなわち、ユーザ端末3は、中継サーバ4経由での業務システム2とのセッションを切断する。
制御部47は、維持時間が経過する前に、電話アプリ36Bの通話が終了した場合に、バックグランドに移行中の業務アプリ36Aをフォアグランドに移行する。そして、制御部47は、業務アプリ36Aのフォアグランドの移行に応じて、図11Cに示すように、業務アプリ画面32Aを表示部32に画面表示する。その結果、通話終了後も、業務システム2とのセッションが継続しているため、業務アプリ36Aを使用した業務をスムーズに継続できる。
次に、本実施例のBYODシステム1の動作について説明する。図12Aおよび12Bは、着信応答処理に関わるユーザ端末3内のCPU38の処理動作の一例を示すフローチャートである。図12Aおよび12Bに示す着信応答処理は、業務アプリ実行中に電話着信を検出した場合、電話着信の着信番号に関わる維持時間内で業務システム2とのセッションを維持しながら電話着信に関わる通話を可能にする処理である。
図12AにおいてCPU38内の第1の取得部43は、電話着信を検出したか否かを判定する(S11)。第1の取得部43は、電話着信を検出した場合に(S11YES)、業務アプリ36Aを実行中であるか否かを判定する(S12)。
CPU38内の要求部44は、業務アプリ36Aが実行中の場合に(S12YES)、着信番号および実行中の業務アプリ36Aのアプリ名を取得する(S13)。なお、要求部44は、電話着信に応じて発信元の電話番号である着信番号を取得する。更に、要求部44は、現在実行中の業務アプリ実行部41を通じて現在実行中の業務アプリ36Aを識別するアプリ名を取得する。
要求部44は、自分の端末IDおよび着信番号に関わる維持時間を中継サーバ4に要求する(S14)。なお、中継サーバ4は、後述する提供処理に応じて端末IDおよび着信番号に関わる維持時間を管理テーブル13から検索する。第2の取得部45は、端末IDおよび着信番号に関わる維持時間を中継サーバ4から取得したか否かを判定する(S15)。
第2の取得部45は、維持時間を取得した場合(S15YES)、図11Aに示すように取得した維持時間51Cおよび着信内容を示す着信画面51を業務アプリ画面32A上に画面表示する(S16)。
制御部47は、電話アプリ実行部42を通じて着信画面51内の通話ボタン51Eのボタン操作、すなわち応答操作を検出したか否かを判定する(S17)。制御部47は、応答操作を検出した場合に(S17YES)、実行中の業務アプリ36Aをバックグランドに移行する(S18)。なお、ユーザ端末3は、業務アプリ36Aをバックグランドに移行しているため、業務システム2とのセッションを継続している。
判定部46は、音声バッファ35を使用中であるか否かを判定する(S19)。なお、制御部47は、音声バッファ35を使用中の場合、音声を使用する業務アプリ36Aを実行中と認識する。音声を使用する業務アプリ36Aには、Web会議のアプリや動画コンテンツのアプリ等がある。制御部47は、音声バッファ35を使用中の場合(S19YES)、業務アプリ実行部41を通じて、業務アプリ36Aの音量を所定レベルまで低下する(S20)。
制御部47は、電話アプリ実行部42を通じて、電話着信の応答動作を実行し、図11Bに示すように電話アプリ画面32Bを表示部32に画面表示する(S21)。制御部47は、電話アプリ画面32Bを画面表示した後、維持時間における残り時間の計時動作を開始する(S22)。
制御部47は、残り時間の計時動作に応じて維持時間の残り時間52Dを電話アプリ画面32Bに画面表示する(S23)。なお、ユーザ端末3側の利用者は、電話アプリ画面32B内の残り時間52Dを見て維持時間の残り時間を認識できる。制御部47は、維持時間が経過したか否か、すなわち、維持時間の残り時間があるか否かを判定する(S24)。制御部47は、残り時間がある場合に(S24YES)、電話アプリ実行部42を通じて電話アプリ36Bを終了したか否かを判定する(S25)。なお、制御部47は、電話アプリ画面32B上の通話終了ボタン52Eのボタン操作に応じて通話終了、すなわち電話アプリ36Bを終了する。
制御部47は、電話アプリ36Bを終了した場合(S25YES)、バックグランド中の業務アプリ36Aを検出したか否かを判定する(S26)。制御部47は、バックグランド中の業務アプリ36Aを検出した場合(S26YES)、業務アプリ36Aをフォアグランドに戻し(S27)、図12Aおよび12Bに示す処理動作を終了する。その結果、ユーザ端末3の利用者は、業務システム2とのセッションを維持しながら、業務アプリ36Aを継続して使用できるため、業務システム2に接続するための操作負担が無くなる。
また、制御部47は、維持時間の残り時間がない場合(S24NO)、業務アプリ実行部41を通じて、バックグランドに移行中の業務アプリ36Aを終了する(S28)。制御部47は、業務アプリ36Aを終了した後、維持時間の終了を電話アプリ画面32Bに画面表示し(S29)、電話アプリ36Bを終了したか否かを判定する(S30)。なお、利用者は、その維持時間の終了の表示を見て、維持時間の終了、すなわち業務システム2とのセッション切断を認識できる。
制御部47は、電話アプリ36Bを終了するまで待機し(S30NO)、電話アプリ36Bを終了した場合(S30YES)、電話アプリ画面32Bから業務システム2とのセッション確立の要求画面に切り替え(S31)、図12Aおよび12Bに示す処理動作を終了する。なお、ユーザ端末3の利用者は、要求画面上でログインIDやパスワード等を入力して業務システム2とのセッションを再確立できる。
制御部47は、電話アプリ36Bを終了したのではない場合(S25NO)、残り時間52Dを電話アプリ画面32Bに表示すべく、S23に移行する。制御部47は、バックグランド中の業務アプリ36Aがない場合(S26NO)、要求画面に切替表示すべく、S31に移行する。
また、第1の取得部43は、電話着信を検出したのではない場合(S11NO)、図12Aおよび12Bに示す処理動作を終了する。制御部47は、業務アプリ36Aを実行中でない場合(S12NO)、電話アプリ実行部42を通じて、電話着信に対する応答操作を検出したか否かを判定する(S32)。
制御部47は、電話着信に対する応答操作を検出した場合(S32YES)、着信応答動作を実行して電話アプリ画面32Bを表示部32に画面表示し(S33)、電話アプリ36Bを終了したか否かを判定する(S34)。制御部47は、電話アプリ36Bを終了した場合(S34YES)、電話アプリ画面32Bから初期画面に表示部32を切替表示し(S35)、図12Aおよび12Bに示す処理動作を終了する。なお、初期画面とは、いわゆる待ち受け画面である。
制御部47は、電話着信に対する応答操作を検出しなかった場合(S32NO)、電話着信中であるか否かを判定すべく、S11に移行する。制御部47は、電話アプリ36Bを終了したのではない場合(S34NO)、電話アプリ36Bを終了したか否かを判定すべく、S34に移行する。
制御部47は、中継サーバ4から端末IDおよび着信番号に関わる維持時間を取得していない場合(S15NO)、維持時間を取得したか否かを判定すべく、S15に移行する。
また、制御部47は、電話着信に対する応答操作を検出していない場合(S17NO)、現在着信中であるか否かを判定する(S36)。制御部47は、現在着信中の場合(S36YES)、電話着信に対する応答操作を検出したか否かを判定すべく、S17に移行する。制御部47は、現在着信中でない場合(S36NO)、図12Aおよび12Bに示す処理動作を終了する。
制御部47は、音声バッファ35を使用中でない場合(S19NO)、電話アプリ実行部42を通じて、電話着信に対する応答動作を実行し、業務アプリ画面32Aから電話アプリ画面32Bに切替表示すべく、S21に移行する。
図12Aおよび12Bに示す着信応答処理を実行する制御部47は、業務アプリ実行中に電話着信を検出すると、自端末の端末IDおよび着信番号に関わる維持時間を中継サーバ4に要求し、維持時間を電話アプリ画面32Bに画面表示する。その結果、利用者は、電話アプリ画面32Bの維持時間52Cを見て、着信応答前に、業務システム2とのセッションの維持時間を認識できる。
制御部47は、電話アプリ画面32B上で電話着信に対する応答操作を検出した場合、業務アプリ36Aをバックグランドに移行し、音声バッファ35を使用中の場合に、業務アプリ36Aの音量を低下して電話着信に対する応答動作を実行する。その結果、利用者は、業務システム2とのセッションを維持しながら、電話着信に応答できる。しかも、業務アプリ36Aによる音の混在を無くすことで、業務システム2とのセッションを維持しながら、電話アプリ36Bの通話を円滑に行うことができる。
制御部47は、音声バッファ35を使用中でない場合、電話着信に対する応答動作を実行する。その結果、利用者は、業務システム2とのセッションを維持しながら、電話着信に応答できる。
更に、制御部47は、電話着信に対する応答動作を実行し、維持時間の残り時間を電話アプリ画面32Bに画面表示する。その結果、利用者は、電話アプリ画面32B上の残り時間を見て業務システム2とのセッション維持時間の残り時間を認識できる。
制御部47は、維持時間経過前に通話が終了した場合、バックグランドに移行中の業務アプリ36Aをフォアグランドに移行した。その結果、利用者は、通話終了後でも、業務システム2とのセッションを維持しているため、業務アプリ36Aを継続できる。
制御部47は、維持間経過以降に通話が終了した場合、維持時間経過以降に業務システム2とのセッションを切断しながら、通話を維持できる。その結果、業務システム2は、やみくもにセッションを維持することによる処理負担を軽減できる。
更に、制御部47は、維持経過以降に通話が終了した場合、維持時間終了を電話アプリ画面32Bに画面表示する。その結果、利用者は、電話アプリ画面32B上の維持時間終了を見て維持時間の終了、すなわち業務システム2とのセッション切断を認識できる。
図13は、提供処理に関わる中継サーバ4内のCPU12の処理動作の一例を示すフローチャートである。図13に示す提供処理は、ユーザ端末3からの電話着信の着信番号に関わる時間要求に応じて、着信番号に関わる維持時間を管理テーブル13から検索し、その維持時間をユーザ端末3に提供する処理である。
図13において中継サーバ4のCPU12は、ユーザ端末3から時間要求を検出したか否かを判定する(S41)。なお、時間要求には、時間要求を要求したユーザ端末3を識別する端末ID、当該ユーザ端末3に対する電話着信の着信番号および、当該ユーザ端末3で実行中の業務アプリ36Aを識別するアプリ名を含む。
CPU12内の検索部12Aは、時間要求を検出した場合(S41YES)、時間要求内の端末ID、着信番号および業務アプリ名に基づき、維持時間を管理テーブル13内から検索する(S42)。検索部12Aは、端末ID、着信番号およびアプリ名に対応したセッション維持時間が管理テーブル13内にあるか否かを判定する(S43)。
CPU12内の提供部12Bは、端末ID、着信番号およびアプリ名に対応したセッション維持時間がある場合(S43YES)、このセッション維持時間を該当ユーザ端末3に提供し(S44)、図13に示す処理動作を終了する。
検索部12Aは、端末ID、着信番号およびアプリ名に対応したセッション維持時間が管理テーブル13内にない場合(S43NO)、端末IDおよび着信番号に対応したセッション維持時間が管理テーブル13内にあるか否かを判定する(S45)。
提供部12Bは、端末IDおよび着信番号に対応したセッション維持時間が管理テーブル13内にある場合(S45YES)、このセッション維持時間を該当ユーザ端末3に提供し(S46)、図13に示す処理動作を終了する。
検索部12Aは、端末IDおよび着信番号に対応したセッション維持時間が管理テーブル13内にない場合(S45NO)、維持時間なしを該当ユーザ端末3に提供し(S47)、図13に示す処理動作を終了する。CPU12は、ユーザ端末3から時間要求を検出しなかった場合(S41NO)、図13に示す処理動作を終了する。
図13に示す提供処理を実行する中継サーバ4のCPU12は、ユーザ端末3からの時間要求に応じて、時間要求内の端末ID、アプリ名および着信番号に対応した維持時間を管理テーブル13から取得し、取得した維持時間をユーザ端末3に提供できる。
CPU12は、時間要求内の端末IDおよび着信番号に対応した維持時間を管理テーブル13から取得し、取得した維持時間をユーザ端末3に提供できる。
CPU12は、時間要求内の端末IDおよび着信番号に対応した維持時間が管理テーブル13内にない場合、維持時間なしをユーザ端末3に提供できる。
本実施例のユーザ端末3は、業務アプリ36Aを用いて業務システム2とのセッション中に電話着信を検出すると、電話着信の着信番号を取得し、着信番号に対応する維持時間を中継サーバ4から取得する。更に、ユーザ端末3は、維持時間を取得すると、電話着信の応答に応じて、維持時間内で業務システム2とのセッションを維持するように業務アプリ36Aをバックグランドに移行して電話着信の通話を可能にする。その結果、業務システム2とのセッション維持および通話接続を両立し、利用者の利便性および業務システム2の負荷軽減の両立が図れる。
ユーザ端末3は、電話着信の応答から維持時間の経過前に通話が終了した場合に、業務アプリ36Aをバックグランドからフォアグランドに移行する。その結果、通話終了後に業務アプリ36Aをスムーズに再開できる。
ユーザ端末3は、電話着信の応答から維持時間の経過以降に通話が終了した場合に、業務アプリ36Aを用いて業務システム2とのセッションの再確立を要求する画面を表示する。その結果、再確立を要求する画面の入力操作で業務アプリ36Aを再開できる。
ユーザ端末3は、電話着信の応答から維持時間が経過した場合、業務システム2とのセッションを切断する。その結果、業務システム2とのセッション時間を制限することで、セッション保留による業務システム2側の処理負担を軽減できる。
ユーザ端末3は、業務アプリ36Aが音声を使用するアプリの場合に、業務アプリ36Aの音量を所定レベルまで低下させるため、バックグランドに移行中の業務アプリ36Aの音声による通話の阻害を防止できる。
ユーザ端末3は、業務アプリ36Aのバックグランドへの移行中に維持時間の経過を予告する予告情報として残り時間を画面表示する。その結果、ユーザ端末3の利用者は、残り時間を見て維持時間の残り時間を認識できる。
なお、上記実施例では、図12AのS14で端末ID、着信番号およびアプリ名に対応した維持時間を中継サーバ4に要求するようにしたが、アプリ名に関係なく、端末IDおよび着信番号に対応した維持時間を要求するようにしても良い。同様に、端末IDおよびアプリ名に関係なく、着信番号に対応した維持時間を要求するようにしても良い。
さらに、第二の実施例に係る管理テーブルを、ユーザ端末3が保持するとしてもよい。この場合には、中継サーバ4に問い合わせることなく、着信番号等に対応した維持時間を、管理テーブルから第二の取得部45が取得する。
また、図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
更に、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)(またはMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部または任意の一部を実行するようにしても良い。また、各種処理機能は、CPU(またはMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で実行するプログラム上、またはワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部または任意の一部を実行するようにしても良いことは言うまでもない。
ところで、本実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムを端末装置内のCPU等のプロセッサで実行させることによって実現できる。そこで、以下では、上記実施例と同様の機能を有するプログラムを実行する通話端末装置の一例を説明する。図14は、通話処理プログラムを実行する通話端末装置の一例を示す説明図である。
図14に示す通話処理プログラムを実行する通話端末装置100は、通信部110と、操作部120と、ROM130と、RAM140と、CPU150とを有する。通信部110、操作部120、ROM130、RAM140およびCPU150は、バス160を介して接続される。
そして、ROM130には、上記実施例と同様の機能を発揮する通話処理プログラムが予め記憶されている。ROM130は、通話処理プログラムとして第1の取得プログラム130A、第2の取得プログラム130Bおよび制御プログラム130Cが記憶されている。なお、ROM130ではなく、図示せぬドライブでコンピュータ読取可能な記録媒体に通話処理プログラムが記録されていても良い。また、記録媒体としては、例えば、CD−ROM、DVDディスク、USBメモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリ等でも良い。
そして、CPU150は、第1の取得プログラム130AをROM130から読み出して第1の取得プロセス150Aとして機能する。更に、CPU150は、第2の取得プログラム130BをROM130から読み出して第2の取得プロセス150Bとして機能する。CPU150は、制御プログラム130CをROM130から読み出して制御プロセス150Cとして機能する。
通話端末装置100は、特定アプリケーションを用いて特定システムとのセッション中に電話着信を検出すると、電話着信の着信番号を取得する。通話端末装置100は、着信番号に対応する、特定システムとのセッションを維持可能にする維持時間をサーバから取得する。通話端末装置100は、維持時間を取得すると、電話着信の応答に応じて、維持時間内で特定システムとのセッションを維持するように特定アプリケーションをバックグランドに移行して、電話着信の通話を可能にする。その結果、業務システムとのセッション維持および通話接続を両立できる。
以上の実施例に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
セッション管理装置が、
通信装置からの要求に応じて、該通信装置とのセッションを確立し、
前記通信装置との通信実績に応じて、該セッションの維持時間を第一の時間間隔だけ延長し、
前記通信装置から、他の通信装置との通話が開始されたことを示す通知を受信した場合に、該セッションの維持時間を、前記第一の時間間隔よりも長い第二の時間間隔だけ延長する
処理を実行することを特徴とするセッション管理方法。
(付記2)
前記セッション管理装置は、前記通信装置と業務システムとの通信を中継する中継装置であって、
前記セッション管理装置は、
前記通信装置からの前記業務システムに対するリクエストを、該業務システムに転送し、
前記業務システムによる該リクエストに対する処理結果を取得し、
前記処理結果を表示する画面の画面データを、前記通信装置に送信する
処理を実行することを特徴とする付記1に記載のセッション管理方法。
(付記3)
前記セッション管理装置は、
前記第一の時間間隔または前記第二の時間間隔で延長された前記維持時間を経過したセッションを切断する
処理を実行することを特徴とする付記1または2に記載のセッション管理方法。
(付記4)
前記第二の時間間隔は、前記通信装置毎に、または、前記他の通信装置毎に、設定されることを特徴とする付記1乃至付記3のいずれか一つに記載のセッション管理方法。
(付記5)
通信装置からの要求に応じて、該通信装置とのセッションを確立する制御部と
前記通信装置との通信実績に応じて、該セッションの維持時間を第一の時間間隔だけ延長するとともに、前記通信装置から、他の通信装置との通話が開始されたことを示す通知を受信した場合に、該セッションの維持時間を、前記第一の時間間隔よりも長い第二の時間間隔だけ延長するセッション管理部と、
を有することを特徴とするセッション管理装置。
(付記6)
セッション管理装置に、
通信装置からの要求に応じて、該通信装置とのセッションを確立し、
前記通信装置との通信実績に応じて、該セッションの維持時間を第一の時間間隔だけ延長し、
前記通信装置から、他の通信装置との通話が開始されたことを示す通知を受信した場合に、該セッションの維持時間を、前記第一の時間間隔よりも長い第二の時間間隔だけ延長する
処理を実行させることを特徴とするセッション管理プログラム。
(付記7)
通信装置が、
サーバの処理結果を取得するための特定のアプリケーションを用いて、前記通信装置と該サーバとのセッションを確立し、
前記セッションが維持されている間に、他の通信装置からの着信があった場合、前記サーバとの前記セッションを所定の時間内に限り維持するように前記特定アプリケーションをバックグランドに移行するとともに、前記着信の通話を可能にする
処理を実行することを特徴とする通話処理方法。
(付記8)
前記通信装置は、
前記所定の時間内、所定時間間隔ごとに、前記サーバにパケットを送信することで、前記セッションを維持することを特徴とする付記7に記載の通話処理方法。
(付記9)
前記通信装置が、
前記着信の応答から前記所定の時間の経過前に前記通話が終了した場合に、前記特定アプリケーションを前記バックグランドからフォアグランドに移行する
処理を実行することを特徴とする付記7または8に記載の通話処理方法。
(付記10)
通信装置とサーバとを含むシステムが、
前記通信装置と前記サーバとの間の通信実績に応じて第一の時間間隔だけ維持される前記通信装置と前記サーバとの間のセッションを確立し、
前記通信装置に対する他の通信装置からの着信を検知した場合、前記セッションを、前記第一の時間間隔よりも長い第二の時間間隔だけ維持する
処理を実行することを特徴とするセッション管理方法。
(付記11)
特定アプリケーションを用いて特定システムとのセッション中に電話着信を検出すると、前記電話着信の着信番号を取得し、
前記着信番号に対応する、前記特定システムとのセッションを維持可能にする維持時間をサーバから取得し、
前記維持時間を取得すると、前記電話着信の応答に応じて、前記維持時間内で前記特定システムとのセッションを維持するように前記特定アプリケーションをバックグランドに移行して、前記電話着信の通話を可能にする
処理を実行することを特徴とする通話処理方法。
(付記12)
前記電話着信の応答から前記維持時間の経過前に前記通話が終了した場合に、前記特定アプリケーションを前記バックグランドからフォアグランドに移行する
処理を実行することを特徴とする付記11に記載の通話処理方法。
(付記13)
前記電話着信の応答から前記維持時間の経過以降に前記通話が終了した場合に、前記特定アプリケーションを用いて前記特定システムとのセッションの再確立を要求する画面を表示する
処理を実行することを特徴とする付記11または12に記載の通話処理方法。
(付記14)
前記特定アプリケーションは、
音声を使用するアプリケーションであることを特徴する付記11乃至13のいずれか一つに記載の通話処理方法。
(付記15)
前記特定アプリケーションの前記バックグランドへの移行中に、前記維持時間の経過を予告する予告情報を画面表示する
処理を実行することを特徴とする付記11乃至14のいずれか一つに記載の通話処理方法。
(付記16)
特定アプリケーションを用いて特定システムとのセッション中に電話着信を検出すると、前記電話着信の着信番号を取得する第1の取得部と、
前記着信番号に対応する、前記特定システムとのセッションを維持可能にする維持時間をサーバから取得する第2の取得部と、
前記維持時間を取得すると、前記電話着信の応答に応じて、前記維持時間内で前記特定システムとのセッションを維持するように前記特定アプリケーションをバックグランドに移行して、前記電話着信の通話を可能にする制御部と、
を有することを特徴とする通話端末装置。
(付記17)
通話端末装置に、
特定アプリケーションを用いて特定システムとのセッション中に電話着信を検出すると、前記電話着信の着信番号を取得し、
前記着信番号に対応する、前記特定システムとのセッションを維持可能にする維持時間をサーバから取得し、
前記維持時間を取得すると、前記電話着信の応答に応じて、前記維持時間内で前記特定システムとのセッションを維持するように前記特定アプリケーションをバックグランドに移行して、前記電話着信の通話を可能にする
処理を実行させることを特徴とする通話処理プログラム。
(付記18)
通話端末装置と、前記通話端末装置が特定アプリケーションを用いて特定システムとのセッションを確立するサーバ装置とを有する通話システムであって、
前記通話端末装置は、
前記特定システムとのセッション中に電話着信を検出すると、前記電話着信の着信番号を取得する第1の取得部と、
前記着信番号に対応する前記維持時間を要求する要求部と
を有し、
前記サーバ装置は、
着信番号毎に、前記特定システムとのセッションを維持可能にする維持時間を記憶した記憶部と、
前記通話端末装置からの要求に応じて、当該着信番号に対応した維持時間を前記記憶部から検索する検索部と、
前記検索部で検索された前記維持時間を前記通話端末装置に通知する通知部と
を有し、
前記通話端末装置は、
前記サーバ装置から前記維持時間を取得する第2の取得部と、
前記維持時間を取得すると、前記電話着信の応答に応じて、前記維持時間内で前記特定システムとのセッションを維持するように前記特定アプリケーションをバックグランドに移行して、前記電話着信の通話を可能にする制御部と
を有することを特徴とする通話システム。
1 BYODシステム
2 業務システム
3 ユーザ端末
4 中継サーバ
12A 検索部
12B 提供部
13 管理テーブル
36A 業務アプリ
43 第1の取得部
44 要求部
45 第2の取得部
46 判定部
47 制御部
1000 BYODシステム
300 ユーザ端末
311 通信部
312 制御部
313 記憶部
314 表示部
315 操作部
316 音声入出力部
400 中継サーバ
411 中継部
412 制御部
413 記憶部

Claims (10)

  1. セッション管理装置が、
    通信装置からの要求に応じて、該通信装置とのセッションを確立し、
    前記通信装置との通信実績に応じて、該セッションの維持時間を第一の時間間隔だけ延長し、
    前記通信装置から、他の通信装置との通話が開始されたことを示す通知を受信した場合に、該セッションの維持時間を、前記第一の時間間隔よりも長い第二の時間間隔だけ延長する
    処理を実行することを特徴とするセッション管理方法。
  2. 前記セッション管理装置は、前記通信装置と業務システムとの通信を中継する中継装置であって、
    前記セッション管理装置は、
    前記通信装置からの前記業務システムに対するリクエストを、該業務システムに転送し、
    前記業務システムによる該リクエストに対する処理結果を取得し、
    前記処理結果を表示する画面の画面データを、前記通信装置に送信する
    処理を実行することを特徴とする請求項1に記載のセッション管理方法。
  3. 前記セッション管理装置は、
    前記第一の時間間隔または前記第二の時間間隔で延長された前記維持時間を経過したセッションを切断する
    処理を実行することを特徴とする請求項1または2に記載のセッション管理方法。
  4. 前記第二の時間間隔は、前記通信装置毎に、または、前記他の通信装置毎に、設定されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のセッション管理方法。
  5. 通信装置からの要求に応じて、該通信装置とのセッションを確立する制御部と
    前記通信装置との通信実績に応じて、該セッションの維持時間を第一の時間間隔だけ延長するとともに、前記通信装置から、他の通信装置との通話が開始されたことを示す通知を受信した場合に、該セッションの維持時間を、前記第一の時間間隔よりも長い第二の時間間隔だけ延長するセッション管理部と、
    を有することを特徴とするセッション管理装置。
  6. セッション管理装置に、
    通信装置からの要求に応じて、該通信装置とのセッションを確立し、
    前記通信装置との通信実績に応じて、該セッションの維持時間を第一の時間間隔だけ延長し、
    前記通信装置から、他の通信装置との通話が開始されたことを示す通知を受信した場合に、該セッションの維持時間を、前記第一の時間間隔よりも長い第二の時間間隔だけ延長する
    処理を実行させることを特徴とするセッション管理プログラム。
  7. 通信装置が、
    サーバの処理結果を取得するための特定のアプリケーションを用いて、前記通信装置と該サーバとのセッションを確立し、
    前記セッションが維持されている間に、他の通信装置からの着信があった場合、前記サーバとの前記セッションを所定の時間内に限り維持するように前記特定アプリケーションをバックグランドに移行するとともに、前記着信の通話を可能にする
    処理を実行することを特徴とする通話処理方法。
  8. 前記通信装置は、
    前記所定の時間内、所定時間間隔ごとに、前記サーバにパケットを送信することで、前記セッションを維持することを特徴とする請求項7に記載の通話処理方法。
  9. 前記通信装置が、
    前記着信の応答から前記所定の時間の経過前に前記通話が終了した場合に、前記特定アプリケーションを前記バックグランドからフォアグランドに移行する
    処理を実行することを特徴とする請求項7または8に記載の通話処理方法。
  10. 通信装置とサーバとを含むシステムが、
    前記通信装置と前記サーバとの間の通信実績に応じて第一の時間間隔だけ維持される前記通信装置と前記サーバとの間のセッションを確立し、
    前記通信装置に対する他の通信装置からの着信を検知した場合、前記セッションを、前記第一の時間間隔よりも長い第二の時間間隔だけ維持する
    処理を実行することを特徴とするセッション管理方法。
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