JP2016033481A - 物理量センサー装置、物理量センサー装置の製造方法、電子機器および移動体 - Google Patents

物理量センサー装置、物理量センサー装置の製造方法、電子機器および移動体 Download PDF

Info

Publication number
JP2016033481A
JP2016033481A JP2014156320A JP2014156320A JP2016033481A JP 2016033481 A JP2016033481 A JP 2016033481A JP 2014156320 A JP2014156320 A JP 2014156320A JP 2014156320 A JP2014156320 A JP 2014156320A JP 2016033481 A JP2016033481 A JP 2016033481A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
physical quantity
quantity sensor
lid
sensor device
sealing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014156320A
Other languages
English (en)
Inventor
中島 敏
Satoshi Nakajima
敏 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2014156320A priority Critical patent/JP2016033481A/ja
Publication of JP2016033481A publication Critical patent/JP2016033481A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pressure Sensors (AREA)

Abstract

【課題】内部空間内の気密性が確保され、高精度な素子特性が維持された物理量センサーを備える物理量センサー装置、かかる物理量センサー装置を製造する物理量センサー装置の製造方法、かかる物理量センサーを備える、電子機器および移動体を提供すること。【解決手段】物理量センサー装置100は、物理量センサー1と、物理量センサー1を支持する支持基板101と、物理量センサー1が備える配線溝221と蓋体3とで画成され、内部空間(センサー素子収納部)Sに延びる連通孔の端子721a側の開口を封止する第1封止部M1と、支持基板101上で物理量センサー1を封止する第2封止部M2とを有している。【選択図】図7

Description

本発明は、物理量センサー装置、物理量センサー装置の製造方法、電子機器および移動体に関するものである。
ベース基板上に設けられたセンサー素子(センシング素子)を、このセンサー素子を収納し得る凹部を備える蓋体で気密封止する構造を備える物理量センサーが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
かかる物理量センサーにおいて、センサー素子は、前記凹部とベース基板の上面とで画成された内部空間内に収納されるが、この内部空間内は最終的にN雰囲気のような不活性雰囲気下で、蓋体が備える貫通孔を封止することで良好なセンシング性能を実現する。
ところで、センサー素子が備える端子から延びる配線は、ベース基板と蓋体との接合面より一段低い位置に、ベース基板に配置された配線溝に設けられ、ベース基板のベース基板と蓋体とが重なる位置の外側に形成された接続端子に接続される。
この際、配線溝は、ベース基板と蓋体との接合では封止されず、蓋体の下に連通孔を形成しており、単に、蓋体が備える貫通孔を封止するだけでは、内部空間内を不活性雰囲気下とすることはできず、かかる連通孔を封止する必要がある。
そこで、連通孔の封止は、蓋体の配線溝に対応する位置に、配線溝にまで到達する開口部を形成し、この開口部を包含するように蓋体の上面と配線溝とを気相成膜法を用いて成膜された封止膜で覆う構造により実現している。
さらに、この物理量センサーは、支持基板上に接合層(ダイボンディング)により接合され、また、ワイヤーボンディングにより、物理量センサー上に配設された半導体装置と支持基板との双方に電気的に接続された後、トランスファーモールドにより支持基板上で封止部により封止されており、これにより、支持基板上で封止部により封止された物理量センサーを備える物理量センサー装置が製造される。
ここで、トランスファーモールドによる物理量センサーの封止は、樹脂成形金型中に配置された物理量センサーに対して、溶融状態とされた樹脂材料を、高圧下で供給(充填)することにより行われる。
そのため、蓋体の開口部付近に圧力が加わり、その結果、ベース基板と蓋体とが接合している開口部付近の蓋体の端部に剥離する力が付与されて封止膜が剥離することに起因して、内部空間内の気密性が確保されないという問題があった。
特開2012−98208号公報
本発明の目的は、内部空間内の気密性が確保され、高精度な素子特性が維持された物理量センサーを備える物理量センサー装置、かかる物理量センサー装置を製造する物理量センサー装置の製造方法、かかる物理量センサーを備える、電子機器および移動体を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本発明の物理量センサー装置は、センサー素子、前記センサー素子を支持するベース基板、前記ベース基板上に接合され、前記センサー素子を収納するセンサー素子収納部を構成する凹部を備える蓋体、前記ベース基板に配置された配線溝に設けられた配線、前記ベース基板の前記蓋体と重なる位置の外側に設けられた接続端子、前記蓋体の前記配線溝に対応する位置に設けられ、前記配線溝に連通する開口部、および前記開口部を包含して前記蓋体の上面および前記配線溝を覆う封止膜、を有する物理量センサーと、
前記物理量センサーを支持する支持基板と、
前記配線溝と前記蓋体とで画成され、前記センサー素子収納部に延びる連通孔の前記接続端子側の開口を封止する第1樹脂材料で構成された第1封止部と、
前記支持基板上で前記物理量センサーを封止する、第2樹脂材料を含有する第2封止部とを、有することを特徴とする。
これにより、内部空間内の気密性が確保され、高精度な素子特性が維持された物理量センサーを備える物理量センサー装置とすることができる。
[適用例2]
本発明の物理量センサー装置では、前記第1封止部と前記第2封止部とは、同一の物性値を有していることが好ましい。
これにより、物理量センサー装置の駆動時に、物理量センサーの発熱により第1封止部および第2封止部が加熱されたとしても、第1封止部と第2封止部との界面において、剥離・亀裂等が生じるのを低減させることができる。
[適用例3]
本発明の物理量センサー装置では、前記物性値は、ヤング率および熱膨張率のうちの少なくとも1つであることが好ましい。
このような物性値が同一であると、第1封止部と第2封止部との界面において、剥離・亀裂等が発生するのをより確実に低減させることができる。
[適用例4]
本発明の物理量センサー装置では、前記第1樹脂材料と前記第2樹脂材料とは、同種または同一の樹脂材料を含んでいることが好ましい。
これにより、第1封止部と第2封止部とを、容易に同一の物性値を有しているものとすることができる。
[適用例5]
本発明の物理量センサー装置では、前記蓋体は、前記開口部よりも前記接続端子側に、前記配線溝を覆う被覆部を備えることが好ましい。
これにより、接続端子が不本意に封止膜で被覆されるのを防止することができる。
[適用例6]
本発明の物理量センサー装置では、前記封止膜は、無機材料を含んでいることが好ましい。
無機材料によれば緻密性の高い封止膜を成膜し得ることから、優れた気密性をもってセンサー素子収納部を封止することができる。
[適用例7]
本発明の物理量センサー装置では、前記接続端子と、前記物理量センサー上に接合された半導体チップとを電気的に接続するボンディングワイヤーを備え、
前記第1封止部は、さらに前記ボンディングワイヤーを封止していることが好ましい。
これにより、接続端子と接続するボンディングワイヤーの先端で、接続端子とボンディングワイヤーとの接合が切断されるのを防止することができる。
[適用例8]
本発明の物理量センサー装置の製造方法は、センサー素子、前記センサー素子を支持するベース基板、前記ベース基板上に接合され、前記センサー素子を収納するセンサー素子収納部を構成する凹部を備える蓋体、前記ベース基板に配置された配線溝に設けられた配線、前記ベース基板の前記蓋体と重なる位置の外側に設けられた接続端子、前記蓋体の前記配線溝に対応する位置に設けられ、前記配線溝に連通する開口部、および前記開口部を包含して前記蓋体の上面および前記配線溝を覆う封止膜、を有する物理量センサーを、支持基板上に接合する第1の工程と、
前記配線溝と前記蓋体とで構成され前記センサー素子収納部に延びる連通孔の前記接続端子側の開口を、第1樹脂材料で封止する第2の工程と、
前記支持基板上で前記物理量センサーを、前記第2の工程における雰囲気よりも圧力が高い雰囲気下で、第2樹脂材料で封止する第3の工程とを、含むことを特徴とする。
これにより、内部空間内の気密性が確保され、高精度な素子特性が維持された物理量センサーを備える物理量センサー装置を得ることができる。
[適用例9]
本発明の電子機器は、本発明の物理量センサーを備えることを特徴とする。
これにより、信頼性の高い電子機器を得ることができる。
[適用例10]
本発明の移動体は、本発明の物理量センサーを備えることを特徴とする。
これにより、信頼性の高い移動体を得ることができる。
本発明の物理量センサー装置が備える物理量センサーの実施形態を示す平面図(上面図)である。 図1に示す物理量センサーが有する機能素子の平面図(上面図)である。 図1に示す物理量センサーが有する機能素子の平面図(上面図)である。 図1に示す物理量センサーが有する機能素子の平面図(上面図)である。 図1中のA−A線断面図である。 図1中のB−B線断面図である。 図1に示す物理量センサーを備える物理量センサー装置の実施形態を示す断面図である。 図7に示す物理量センサー装置の製造方法を説明するための断面図である。 図7に示す物理量センサー装置の製造方法を説明するための断面図である。 図7に示す物理量センサー装置の製造方法を説明するための断面図である。 図7に示す物理量センサー装置の製造方法を説明するための断面図である。 図7に示す物理量センサー装置の製造方法を説明するための断面図である。 図7に示す物理量センサー装置の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。 本発明の電子機器を適用した携帯電話機(スマートフォン、PHS等も含む)の構成を示す斜視図である。 本発明の電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。 本発明の移動体を適用した自動車を示す斜視図である。
以下、本発明の物理量センサー装置、物理量センサー装置の製造方法、電子機器および移動体を添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
まず、本発明の物理量センサー装置を説明するのに先立って、本発明の物理量センサー装置が備える物理量センサー1について説明する。
なお、以下では、物理量センサー1を、X軸方向(面内方向)、Y軸方向(面内方向)およびZ軸方向(鉛直方向)のそれぞれの加速度を測定することのできる3軸加速度センサーに適用した場合を一例に説明する。
<物理量センサー>
図1は、本発明の物理量センサー装置が備える物理量センサーの実施形態を示す平面図(上面図)である。図2ないし図4は、それぞれ、図1に示す物理量センサーが有する機能素子の平面図(上面図)である。図5は、図1中のA−A線断面図である。図6は、図1中のB−B線断面図である。なお、以下では、説明の便宜上、図1中の紙面手前側を「上」、紙面奥側を「下」とも言う。また、各図には、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸およびZ軸が図示されている。また、以下では、X軸に平行な方向を「X軸方向」、Y軸に平行な方向を「Y軸方向」、Z軸に平行な方向を「Z軸方向」とも言う。また、X軸とY軸とを含む面を「XY面」とも言う。
図1に示す物理量センサー1は、上記の通り、X軸方向(面内方向)、Y軸方向(面内方向)およびZ軸方向(鉛直方向)のそれぞれの加速度を測定することのできる3軸加速度センサーである。
この物理量センサー1(3軸加速度センサー)は、本実施形態では、ベース基板2および蓋体3を有しているパッケージ10と、パッケージ10内の内部空間(センサー素子収納部)Sに配置されている3つの機能素子(センサー素子)4、5、6と、を有している。
以下、この物理量センサー1が備える各部材について、詳細に説明する。
−ベース基板2−
ベース基板2は、その上面に、機能素子4、5、6がそれぞれ配置され、これらを支持するものである。
このベース基板2には上面に開口する凹部21、22、23が形成されている。これらのうち、凹部21は、その上方に配置されている機能素子4とベース基板2との接触を防止するための逃げ部として機能する。同様に、凹部22は、その上方に配置されている機能素子5とベース基板2との接触を防止するための逃げ部として機能する。また、凹部23は、その上方に配置されている機能素子6とベース基板2との接触を防止するための逃げ部として機能する。また、凹部23の底面には第1検出電極741および第2検出電極742が配置されている。これら凹部21、22、23の配置や形状としては、特に限定されないが、本実施形態では、凹部21と凹部23とがX軸方向に並んで配置され、共にY軸方向に延在する長手形状(略長方形)をなし、凹部22は、これら凹部21、23の−Y軸側に配置され、X軸方向に延在する長手形状(略長方形)をなしている。このような配置および形状とすることで、凹部21、22、23を省スペースで配置することができ、物理量センサー1の小型化を図ることができる。
また、ベース基板2には上面に開口する配線溝211、212、213、配線溝221、222、223および配線溝231、232、233が形成(配置)されている。
これらのうち、配線溝211、212、213は、凹部21の周囲に配置されており、配線溝211、212、213内には機能素子4用の配線711、712、713および端子(接続端子)711a、712a、713aが配置されている。これら配線711、712、713の一端が機能素子4に電気的に接続され、他端が端子711a、712a、713aに電気的に接続されている。同様に、配線溝221、222、223は、凹部22の周囲に配置されており、配線溝221、222、223内には機能素子5用の配線721、722、723および端子(接続端子)721a、722a、723aが配置されている。これら配線721、722、723の一端が機能素子5に電気的に接続され、他端が端子721a、722a、723aに電気的に接続されている。また、配線溝231、232、233は、凹部23の周囲に配置されており、配線溝231、232、233内には機能素子6用の配線731、732、733および端子(接続端子)731a、732a、733aが配置されている。これら配線731、732、733の一端が機能素子6に電気的に接続され、他端が端子731a、732a、733aに電気的に接続されている。また、配線732は、凹部23内の第1検出電極741と電気的に接続されており、配線733は、凹部23内の第2検出電極742と電気的に接続されている。
また、各配線溝211、212、213、221、222、223、231、232、233は、ベース基板2と蓋体3とを重ね合わせてパッケージ10とした際に、ベース基板2と蓋体3との接合面より一段低い位置に、これらの底部が位置し、これら底部に、各配線711、712、713、721、722、723、731、732、733が引き伸ばされている。
さらに、各端子711a、712a、713a、721a、722a、723a、731a、732a、733aは、ベース基板2と蓋体3とを重ね合わせてパッケージ10とした際に、ベース基板2と蓋体3とが重なる位置の外側で、外部に露出するように配置されており、これにより、外部(例えば後述するICチップ102)との電気的な接続が可能となっている。
このようなベース基板2は、アルカリ金属イオン(可動イオン)を含むガラス材料(例えば、パイレックスガラス(登録商標)のような硼珪酸ガラス)から形成されている。これにより、シリコン基板から形成されている機能素子4、5、6をベース基板2に対して陽極接合により強固に接合することができる。ただし、ベース基板2の構成材料としては、ガラス材料に限定されず、例えば、高抵抗なシリコン材料を用いることができる。この場合、機能素子4、5、6との接合は、例えば、樹脂系接着剤、ガラスペースト、金属層等を介して行うことができる。
また、配線711〜713、721〜723、731〜733および端子711a〜713a、721a〜723a、731a〜733aの構成材料としては、それぞれ、導電性を有するものであれば、特に限定されず、各種電極材料を用いることができる。例えば、Au、Pt、Ag、Cu、Al等の金属単体またはこれらを含む合金等の金属が好適に用いられる。
−蓋体3−
蓋体3は、ベース基板2に重ね合わせることでパッケージ10とした際に、ベース基板2上に配置された、機能素子(センサー素子)4、5、6すなわち加速度センサーを蓋(封止)するためのものである。
この蓋体3は、図5、6に示すように、下面に開口する凹部31を有しており、この凹部31が機能素子4、5、6に対応するように設けられている。
そして、蓋体3がベース基板2に重ね合わせるように接合されることで、凹部31と、ベース基板2が備える凹部21、22、23とにより内部空間(センサー素子収納部)Sが画成(構成)され、この内部空間S内に、機能素子4、5、6(加速度センサー)が収納されている。
また、内部空間Sの真空度は、特に限定されないが、好ましくは500Pa以下、より好ましくは10Pa以上400Pa以下に設定される。
さらに、内部空間Sの雰囲気は、特に限定されないが、窒素、アルゴンのような不活性雰囲気であることが好ましい。これにより、機能素子4、5、6による加速度の検出を高精度に行うことができる。
また、蓋体3は、厚さ方向に貫通して、凹部31に連通する貫通孔33を有している。この貫通孔33は、上面側に位置する第1部分331と下面(凹部31)側に位置する第2部分332とからなり、その内径が、第1部分331と第2部分332とでは、第2部分332の方が小さくなっている。
また、この貫通孔33は、例えば、Au−Ge系合金等の金属からなる封止材9で封止されている。これにより、内部空間Sが気密封止されている。なお、図示しないが、貫通孔33の内周面には、封止材9との密着性を高めるための金属層が成膜されていてもよい。
このような蓋体3は、本実施形態では、シリコン基板で形成されている。これにより、蓋体3とベース基板2とを陽極接合によって強固に接合することができる。
なお、単に、蓋体3をベース基板2に重ね合わせた状態で接合してパッケージ10としただけでは、前述の通り、ベース基板2には、配線溝211〜213、221〜223、231〜233が形成されている。そのため、この配線溝211〜213、221〜223、231〜233と蓋体3の下面とで連通孔が、内部空間Sとパッケージ10の外部とを連通するように画成される。すなわち、貫通孔33の他にも、内部空間Sとパッケージ10の外部とを連通する連通孔が、配線溝211〜213、221〜223、231〜233と、蓋体3の下面により形成されている。
そこで、図6に示すように、蓋体3の配線溝211〜213、221〜223、231〜233に対応する位置に、配線溝にまで到達する開口部35を形成し、この開口部35を包含するように蓋体3の上面と配線溝211〜213、221〜223、231〜233とを覆う封止膜8を形成している。これにより、前記連通孔が封止され、その結果、内部空間Sの気密性が確保される。
この封止膜8としては、特に限定されないが、例えば、アルミナ(Al)、シリカ(SiO)、チタニア(TiO)、ジルコニア(ZnO)等の無機酸化物、窒化珪素、窒化アルミ、窒化チタン等の無機窒化物のような無機材料を主材料として構成されることが好ましい。無機材料によれば緻密性の高い封止膜8を成膜し得ることから、優れた気密性をもって内部空間(センサー素子収納部)Sを封止することができる。これらの中でも、封止膜8は、特に、主としてシリカで構成されることが好ましい。これにより、TEOSCVD法等の気相成膜法を用いて、優れた成膜精度により、封止膜8を形成することができる。
なお、連通孔の封止は、例えば、パッケージ10の外部と連通する側の連通孔の開口を直接、封止することも考えられるが、物理量センサー1では、前述の通り、開口部35を形成して、連通孔の途中を封止膜8で封止する構成となっている。このように、開口部35を形成することで、蓋体3は、開口部35よりも端子711a、712a、713a、721a、722a、723a、731a、732a、733a側に、配線溝211、212、213、221、222、223、231、232、233を覆う被覆部36を備える構成となる。
このような被覆部36を備える構成とすることで、端子711a、712a、713a、721a、722a、723a、731a、732a、733aが封止膜8で被覆されることなく、連通孔を封止膜8で封止することができるが、その理由については、後述することとする。
−機能素子4−
機能素子4は、X軸方向の加速度を検出するための加速度センサー素子である。このような機能素子4は、図2に示すように、支持部41、42と、可動部43と、連結部44、45と、複数の第1固定電極指48と、複数の第2固定電極指49と、を有している。また、可動部43は、基部431と、基部431からY軸方向両側に突出している複数の可動電極指432と、を有している。このような機能素子4は、例えば、リン、ボロン等の不純物がドープされたシリコン基板から形成されている。
支持部41、42は、それぞれ、ベース基板2の上面に接合されており、支持部41が配線711との間に配置されている導電性バンプB11を介して配線711と電気的に接続されている。そして、これら支持部41、42の間に可動部43が設けられている。可動部43は、−X軸側において連結部44を介して支持部41に連結されると共に、+X軸側において連結部45を介して支持部42に連結されている。これにより、可動部43が支持部41、42に対して矢印aで示すようにX軸方向に変位可能となる。
複数の第1固定電極指48は、可動電極指432のX軸方向一方側に配置され、対応する可動電極指432に対して間隔を隔てて噛み合う櫛歯状をなすように並んでいる。このような複数の第1固定電極指48は、その基端部にてベース基板2の上面に接合され、配線712との間に配置されている導電性バンプB12を介して配線712に電気的に接続されている。
これに対して、複数の第2固定電極指49は、可動電極指432のX軸方向他方側に配置され、対応する可動電極指432に対して間隔を隔てて噛み合う櫛歯状をなすように並んでいる。このような複数の第2固定電極指49は、その基端部にて、ベース基板2の上面に接合され、配線713との間に配置されている導電性バンプB13を介して配線713に電気的に接続されている。
このような機能素子4は、次のようにしてX軸方向の加速度を検出する。すなわち、X軸方向の加速度が物理量センサー1に加わると、その加速度の大きさに基づいて、可動部43が、連結部44、45を弾性変形させながら、X軸方向に変位する。このような変位に伴って、可動電極指432と第1固定電極指48との間の静電容量C1および可動電極指432と第2固定電極指49との間の静電容量C2の大きさがそれぞれ変化する。そのため、これら静電容量C1、C2の変化(差動信号)に基づいて加速度を検出することができる。
−機能素子5−
機能素子5は、Y軸方向の加速度を検出するための加速度センサー素子である。このような機能素子5は、図3に示すように、平面視で90°回転した状態で配置されている以外は、機能素子4と同様の構成となっている。すなわち、機能素子5は、支持部51、52と、可動部53と、連結部54、55と、複数の第1固定電極指58と、複数の第2固定電極指59と、を有している。また、可動部53は、基部531と、基部531からX軸方向両側に突出している複数の可動電極指532と、を有している。
支持部51、52は、それぞれ、ベース基板2の上面に接合されており、支持部51が配線721との間に配置されている導電性バンプB21を介して配線721と電気的に接続されている。そして、これら支持部51、52の間に可動部53が設けられている。可動部53は、−Y軸側において連結部54を介して支持部51に連結されると共に、+Y軸側において連結部55を介して支持部52に連結されている。これにより、可動部53が支持部51、52に対して矢印bで示すようにY軸方向に変位可能となる。
複数の第1固定電極指58は、可動電極指532のY軸方向一方側に配置され、対応する可動電極指532に対して間隔を隔てて噛み合う櫛歯状をなすように並んでいる。このような複数の第1固定電極指58は、その基端部にてベース基板2の上面に接合され、配線722との間に配置されている導電性バンプB22を介して配線722に電気的に接続されている。
これに対して、複数の第2固定電極指59は、可動電極指532のY軸方向他方側に配置され、対応する可動電極指532に対して間隔を隔てて噛み合う櫛歯状をなすように並んでいる。このような複数の第2固定電極指59は、その基端部にて、ベース基板2の上面に接合され、配線723との間に配置されている導電性バンプB23を介して配線723に電気的に接続されている。
このような機能素子5は、次のようにしてY軸方向の加速度を検出する。すなわち、Y軸方向の加速度が物理量センサー1に加わると、その加速度の大きさに基づいて、可動部53が、連結部54、55を弾性変形させながら、Y軸方向に変位する。このような変位に伴って、可動電極指532と第1固定電極指58との間の静電容量C3および可動電極指532と第2固定電極指59との間の静電容量C4の大きさがそれぞれ変化する。そのため、これら静電容量C3、C4の変化(差動信号)に基づいて加速度を検出することができる。
−機能素子6−
機能素子6は、Z軸方向(鉛直方向)の加速度を検出するための加速度センサー素子である。このような機能素子6は、図4に示すように、一対の支持部61、62と、可動部63と、可動部63を支持部61、62に対して揺動可能とするように可動部63と支持部61、62とを連結する一対の連結部64、65と、を有し、連結部64、65を軸Jとして、可動部63が支持部61、62に対してシーソー揺動するように構成されている。
支持部61、62は、それぞれ、ベース基板2の上面に接合されており、支持部61が配線731との間に配置されている導電性バンプB31を介して配線731と電気的に接続されている。そして、これら支持部61、62の間に可動部63が設けられている。可動部63は、軸Jよりも+Y方向側に位置する第1可動部631と、軸Jよりも−Y方向側に位置する第2可動部632とを有している。また、第1可動部631は、第1検出電極741と対向配置されており、第1検出電極741との間に静電容量Caを形成し、第2可動部632は、第2検出電極742と対向配置されており、第2検出電極742との間に静電容量Cbを形成している。このような機能素子6は、例えば、リン、ボロン等の不純物がドープされたシリコン基板から形成されている。
第1、第2可動部631、632は、鉛直方向(Z軸方向)の加速度が加わったときの回転モーメントが互いに異なっており、加速度に応じて可動部63に所定の傾きが生じるように設計されている。これにより、鉛直方向の加速度が生じると、可動部63が軸Jまわりにシーソー揺動する。具体的には、本実施形態では、平面視で、第1可動部631の面積(長さ)よりも第2可動部632の面積(長さ)を大きくすることで、第1可動部631の回転モーメントよりも第2可動部632の回転モーメントが大きくなるように設計されている。
このような機能素子6は、次のようにしてZ軸方向の加速度を検出する。すなわち、物理量センサー1に鉛直方向の加速度が加わると、可動部63は、軸Jまわりにシーソー揺動する。このような可動部63のシーソー揺動によって、第1可動部631と第1検出電極741の離間距離および第2可動部632と第2検出電極742の離間距離が変化し、これに応じて静電容量Ca、Cbが変化する。そのため、これら静電容量Ca、Cbの変化量(静電容量Ca、Cbの差動信号)に基づいて加速度の値を検出することができ、静電容量Ca、Cbの変化の方向から加速度の方向を特定することができる。
<物理量センサー装置>
次に、上述した物理量センサー1を備える物理量センサー装置(本発明の物理量センサー装置)100について説明する。
図7は、図1に示す物理量センサーを備える物理量センサー装置の実施形態を示す断面図である。なお、以下では、説明の便宜上、図7中の上側を「上」、下側を「下」と言う。
図7に示す物理量センサー装置100は、支持基板101と、接着層103を介して支持基板101の上面で支持(固定)されている物理量センサー1と、接着層104を介して物理量センサー1の上面に固定されているICチップ(半導体チップ)102と、を有している。
また、ICチップ(電子部品)102と、物理量センサー1の端子711a〜713a、721a〜723a、731a〜733aとを電気的に接続するボンディングワイヤー105と、ICチップ102と、支持基板101の端子101aとを電気的に接続するボンディングワイヤー106とを有している。
さらに、配線溝211〜213、221〜223、231〜233と蓋体3の下面とで画成される連通孔の端子711a、712a、713a、721a、722a、723a、731a、732a、733a側の開口を封止(モールド)する第1封止部M1と、支持基板101上で物理量センサー1およびICチップ102を、支持基板101の下面を露出させた状態で、封止する第2封止部M2とを有している。なお、本実施形態では、第1封止部M1は、図7に示す通り、前記開口を封止する際に、端子711a、712a、713a、721a、722a、723a、731a、732a、733a、被覆部36および封止膜8を覆っている。
支持基板101の上面には複数の端子101aが配置されており、下面には図示しない内部配線やキャスタレーションを介して端子101aに接続されている複数の実装端子101bが配置されている。このような支持基板101としては、特に限定されないが、例えば、シリコン基板、セラミック基板、樹脂基板、ガラス基板、ガラスエポキシ基板等を用いることができる。
また、ICチップ102には、例えば、物理量センサー1を駆動する駆動回路や、物理量センサー1からの信号に基づいてX軸、Y軸およびZ軸の各軸方向の加速度を検出する検出回路や、検出回路からの信号を所定の信号に変換して出力する出力回路等が含まれている。
さらに、接着層103、104は、それぞれ、例えば、半田、銀ペーストで構成されるものの他、熱硬化性樹脂組成物の硬化物で構成されるもの等が用いられる。
また、熱硬化性樹脂組成物に含まれる熱硬化性樹脂としては、特に限定されないが、例えば、エポキシ樹脂、アクリル系化合物、ポリイミド樹脂およびシアネート樹脂等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができるが、中でも、エポキシ樹脂を含有するものを用いるのが好ましい。これにより、接着層103、104に優れた接合強度を付与することができる。
なお、熱硬化性樹脂組成物には、熱硬化性樹脂の他、銀粉、金粉、銅粉のような充填材や、硬化剤および硬化促進剤等が含まれていてもよい。
また、第1封止部M1は、特に限定されないが、例えば、第1樹脂材料を含有する第1樹脂組成物の固化物(硬化物)で構成される。
第1樹脂材料としては、熱硬化性樹脂であることが好ましく、この熱硬化性樹脂としては、具体的には、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ユリア(尿素)樹脂、メラミン樹脂等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができ、中でも、フェノール樹脂であることが好ましい。フェノール樹脂は、流動性が良好であるため、連通孔の端子711a、712a、713a、721a、722a、723a、731a、732a、733a側の開口を確実に封止することができる。
なお、第1樹脂組成物には、第1樹脂材料の他、ガラス繊維、シリカ等の無機酸化物、銀粉、金粉および銅粉等の金属粉末のような充填材や、硬化剤および硬化促進剤等の他の構成材料が含まれていてもよい。
さらに、第2封止部M2は、特に限定されないが、例えば、第2樹脂材料を含有する第2樹脂組成物の固化物(硬化物)で構成される。
第2樹脂材料としては、熱硬化性樹脂であることが好ましく、この熱硬化性樹脂としては、前記第1樹脂材料で挙げたのと同様のものが用いられる。
なお、第2樹脂組成物には、第2樹脂材料の他、前記第1樹脂材料で挙げた他の構成材料が含まれていてもよい。
このような第1封止部M1と第2封止部M2とは、同一の物性値を有していることがこのましい。これにより、物理量センサー装置100の駆動時に、例えば、物理量センサー1およびICチップ102の発熱により第1封止部M1および第2封止部M2が加熱されたとしても、第1封止部M1と第2封止部M2との界面における剥離・亀裂等の発生を低減させることができる。
なお、第1封止部M1と第2封止部M2とが同一の物性値を有しているとは、第1封止部M1の物性値をP1とし、と第2封止部M2の物性値をP2としたとき、物性値の差である|P2−P1|がP1に対して、30%以下、好ましくは10%以下であることを言う。
このように同一となっている物性値としては、特に限定されないが、例えば、ヤング率(引張弾性率)、熱膨張率、水の接触角、ガラス転移点および溶融粘度等が挙げられるが、中でも、ヤング率および熱膨張率のうちの少なくとも1種であることが好ましい。このような物性値が同一であると、第1封止部M1と第2封止部M2との界面における剥離・亀裂等の発生をより確実に低減させることができる。
以上のことから、第1封止部M1と第2封止部M2とに、それぞれ含まれる第1樹脂材料と第2樹脂材料とは、同種または同一の樹脂材料であることが好ましい。これにより、第1封止部M1と第2封止部M2とを、容易に同一の物性値を有しているものとすることができる。
<物理量センサー装置の製造方法>
以上のような物理量センサー装置100は、例えば、以下に示すような物理量センサー装置100の製造方法(本発明の物理量センサー装置の製造方法)により製造することができる。
図8〜図13は、それぞれ、図7に示す物理量センサー装置の製造方法を説明するための断面図である。なお、図8〜図13は、図6または図7に示す断面に対応する図であるため、図8〜図13では物理量センサー1の構成の一部が図示されていない。
物理量センサー装置100の製造方法は、物理量センサー1を用意し、この物理量センサー1を、支持基板101上に接合する第1の工程と、配線溝211〜213、221〜223、231〜233と蓋体3の下面とで画成される連通孔の端子711a、712a、713a、721a、722a、723a、731a、732a、733a側の開口を、第1封止部M1により封止する第2の工程と、支持基板101上で物理量センサー1を、前記第2の工程における雰囲気よりも高圧な雰囲気下で、第2封止部M2により封止する第3の工程とを、有する。
以下、各工程について詳述する。
[第1の工程]
[1−1]まず、物理量センサー1を用意する。
この物理量センサー1の製造方法は、ベース基板2に、機能素子4、5、6を配置する工程と、蓋体3をベース基板2との間に機能素子4、5、6を収容する内部空間Sを形成し、かつ、内部空間Sに貫通孔33が連通するようにベース基板2に接合する工程と、貫通孔33を封止材9で封止する工程と、を含んでいる。
[1−1A]
まず、図8(a)に示すように、複数のベース基板2が一体形成されているガラス基板20を用意する。
このガラス基板20は、例えば、板状のガラス基板にフォトリソグラフィー技法およびエッチング技法を用いて凹部21、22、23、配線溝211〜213、配線溝221〜223および配線溝231〜233を形成することで得られる。
また、各ベース基板2に配置されている配線711〜713、721〜723、731〜733、端子711a〜713a、721a〜723a、731a〜733aおよび第1、第2検出電極741、742は、例えば、スパッタ、蒸着等によってガラス基板20の上面に金属膜を製膜し、この金属膜をフォトリソグラフィー技法およびエッチング技法を用いてパターニングすることで得られる。
次に、図8(b)に示すように、ガラス基板20の上面にシリコン基板40を陽極接合する。ただし、接合方法としては陽極接合に限定されない。
次に、図8(c)に示すように、シリコン基板40をフォトリソグラフィー技法およびエッチング技法を用いてパターニングする。
これにより、各ベース基板2の凹部21、22、23に対応させて機能素子4、5、6を形成する。その結果、各ベース基板2上に凹部21、22、23と重なるようにして機能素子4、5、6が接合(配置)された状態となる。
[1−1B]
次に、複数の蓋体3が一体形成されているシリコン基板30を用意し、図9(a)に示すように、このシリコン基板30の下面をガラス基板20の上面に陽極接合する。
これにより、シリコン基板30とガラス基板20との間に機能素子4、5、6を収容する内部空間Sが形成される。
なお、この際、内部空間Sは、貫通孔33を介して外部空間に対して連通した状態となっている。
ただし、ガラス基板20とシリコン基板30の接合方法としては陽極接合に限定されない。
ここで、シリコン基板30は、例えば、シリコン基板をその上面側からフォトリソグラフィー技法およびウエットエッチング技法を用いてパターニングすることで各蓋体3の外形形状、開口部35および貫通孔33の第1部分331を形成し、反対に、その下面側からフォトリソグラフィー技法およびドライエッチング技法を用いてパターニングすることで、凹部31および貫通孔33の第2部分332を形成することで得られる。このように、凹部31および第2部分332の形成にドライエッチング技法(異方性のエッチング技法)を用いることで、前述したような、ストレート状の第2部分332を簡単に形成することができる。
ここで、凹部31、および第2部分332と同じ工程において、シリコン基板30の下面に凹部34を形成しておくことが好ましい。この凹部34は、ガラス基板20と接合した状態で端子711a〜713a、721a〜723a、731a〜733a上に位置しており、これにより、後に行われる端子711a〜713a、721a〜723a、731a〜733aを露出させる際のハーフダイシングが行い易くなる。
[1−1C]
次に、図9(b)に示すように、例えば、TEOSCVD法のような気相成膜法を用いて、開口部35を包含するように蓋体3の上面と配線溝211〜213、221〜223、231〜233との一部を覆う封止膜8を形成する。
これにより、蓋体3の下面と配線溝211〜213、221〜223、231〜233とで画成される連通孔が、その途中で、封止膜8により封止される。
ここで、シリコン基板30に開口部35を形成することで、シリコン基板30(蓋体3)は、開口部35よりも端子711a、712a、713a、721a、722a、723a、731a、732a、733a側に、配線溝211、212、213、221、222、223、231、232、233を覆う被覆部36を備える構成となっている。
そのため、本工程において、開口部35に封止膜8を形成して、連通孔の途中を封止膜8で封止する際に、端子711a、712a、713a、721a、722a、723a、731a、732a、733aが被覆部36により覆われていることから、端子711a、712a、713a、721a、722a、723a、731a、732a、733aが不本意に封止膜8で被覆されるのを防止することができる。
次に、貫通孔33を介して内部空間Sを所定雰囲気とした後、図10(a)に示すように貫通孔33(第1部分331)内に、球状の封止材9を配置し、レーザー照射等によって封止材9を溶融させる。
これにより、図10(b)に示すように、貫通孔33が封止材9で封止された状態となる。その結果、内部空間Sの気密性が確保され、内部空間S内の減圧状態を維持することが可能となる。
ここで、前述したように、蓋体3の下面と配線溝211〜213、221〜223、231〜233とで画成される連通孔が、その途中で、封止膜8により封止されるため、封止材9の形成により、内部空間Sの気密性を確保することができ、その結果、内部空間Sを閉空間として構成させることができる。
次に、ダイシングブレード等を用いたハーフダイシングによって、図11(a)に示すように、シリコン基板30の被覆部36の一部(凹部34と重なっている領域)を除去して、端子711a〜713a、721a〜723a、731a〜733aを外部に露出させる。
ここで、前述したように、端子711a〜713a、721a〜723a、731a〜733aと重なるように凹部34を形成していることで、例えば、ダイシングブレードがガラス基板20に接触し難くなり、ガラス基板20(ベース基板2)の損傷を低減しつつ、端子711a〜713a、721a〜723a、731a〜733aを確実に露出させることができる。
なお、このハーフダイシングの際に、図11(a)に示すように、開口部35よりも端子711a、712a、713a、721a、722a、723a、731a、732a、733a側に、被覆部36の一部が残存する。
次に、例えば、ダイシングソーを用いて、図11(b)に示すように、ガラス基板20をベース基板2毎に個片化する。これにより、複数の物理量センサー1が得られる。
[1−2]次いで、図12(a)に示すように、得られた物理量センサー1上にICチップ102を、接着層104を介して接合するとともに、支持基板101上に物理量センサー1を、接着層103を介して接合する。
[第2の工程]
[2−1]まず、図12(b)に示すように、ICチップ102と、物理量センサー1の端子711a〜713a、721a〜723a、731a〜733aとを電気的に接続するボンディングワイヤー105をワイヤーボンディングにより形成するとともに、ICチップ102と、支持基板101の端子101aとを電気的に接続するボンディングワイヤー106をワイヤーボンディングにより形成する。
[2−2]次に、図13(a)に示すように、第1封止部M1を形成して、配線溝211〜213、221〜223、231〜233と蓋体3の下面とで画成される連通孔の端子711a、712a、713a、721a、722a、723a、731a、732a、733a側の開口を封止(モールド)する。
なお、本実施形態では、図13(a)に示す通り、前記開口を封止する際に、端子711a、712a、713a、721a、722a、723a、731a、732a、733aおよび封止膜8を覆うとともに、開口部35よりも端子711a、712a、713a、721a、722a、723a、731a、732a、733a側に残存する被覆部36をも覆うように、第1封止部M1を形成する。
[第3の工程]
次に、前記第2の工程における雰囲気よりも高圧な雰囲気下で、支持基板101上に固定された物理量センサー1およびICチップ102を、支持基板101、物理量センサー1およびICチップ102を、支持基板101の下面を露出させた状態で覆うようにして、第2封止部M2で封止する。
このような第2封止部M2の形成には、通常、前記第2樹脂組成物を溶融させた状態で、支持基板101の上面側の第2封止部M2を形成すべき領域に供給した後、この溶融状態の前記第2樹脂組成物を硬化させることで第2封止部M2を成形するトランスファーモールド法が用いられる。
このトランスファーモールド法を用いた第2封止部M2の形成では、溶融した状態の前記第2樹脂組成物が、高温・高圧下で支持基板101の上面側に供給される。そのため、蓋体3の縁部、特に、微細な構造を有する被覆部36に圧力が作用し、その結果、被覆部36をベース基板2から剥離する力が付与される。
そのため、第1封止部M1の形成を省略した場合には、被覆部36が剥離し、さらには封止膜8をも剥離されることに起因して、内部空間S内の気密性が確保されず、高精度な素子特性が維持されなくなるという問題が生じる。
これに対して、被覆部36を覆う第1封止部M1を形成することで、たとえ、被覆部36に圧力が作用したとしても、被覆部36がベース基板2から剥離してしまうのを防止することができる。その結果、内部空間S内の気密性が確保されるため、高精度な素子特性を維持することができる。
なお、本実施形態では、前記工程[2−2]における第1封止部M1の形成に先立って、前記工程[2−1]において、ICチップ102と端子711a〜713a、721a〜723a、731a〜733aとを電気的に接続するボンディングワイヤー105が形成されるため、ボンディングワイヤー105の端子711a〜713a、721a〜723a、731a〜733a側の先端が、第1封止部M1で封止されている。そのため、本工程において、かかる先端で、端子711a〜713a、721a〜723a、731a〜733aとボンディングワイヤー105との接合が切断されるのを防止することができる。
以上のような工程を経て、物理量センサー装置100が得られる。
(電子機器)
次に、本発明の電子機器を説明する。
図14は、本発明の電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。
この図において、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。このようなパーソナルコンピューター1100には、加速度センサー等として機能する物理量センサー1を備える物理量センサー装置100が内蔵されている。
図15は、本発明の電子機器を適用した携帯電話機(スマートフォン、PHS等も含む)の構成を示す斜視図である。
この図において、携帯電話機1200は、アンテナ(図示せず)、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部が配置されている。このような携帯電話機1200には、加速度センサー等として機能する物理量センサー1を備える物理量センサー装置100が内蔵されている。
図16は、本発明の電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。なお、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。
ディジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部は、被写体を電子画像として表示するファインダとして機能する。また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部に表示された被写体像を確認し、シャッタボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリ1308に転送・格納される。また、このディジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示されるように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニタ1430が、デ−タ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピューター1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリ1308に格納された撮像信号が、テレビモニタ1430や、パーソナルコンピューター1440に出力される構成になっている。このようなディジタルスチルカメラ1300には、例えば、加速度センサーとして手振れ補正に用いられる物理量センサー1を備える物理量センサー装置100が内蔵されている。
このような電子機器は、物理量センサー装置100を備えているので、優れた信頼性を有している。
なお、本発明の電子機器は、図14のパーソナルコンピューター、図15の携帯電話機、図16のディジタルスチルカメラの他にも、例えば、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンタ)、ラップトップ型パーソナルコンピューター、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニタ、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレータ等に適用することができる。
(移動体)
次に、本発明の移動体を説明する。
図17は、本発明の移動体を適用した自動車を示す斜視図である。
図17に示すように、自動車1500には物理量センサー1を備える物理量センサー装置100が内蔵されており、例えば、物理量センサー1によって車体1501の姿勢を検出することができる。物理量センサー1の検出信号は、車体姿勢制御装置1502に供給され、車体姿勢制御装置1502は、その信号に基づいて車体1501の姿勢を検出し、検出結果に応じてサスペンションの硬軟を制御したり、個々の車輪1503のブレーキを制御したりすることができる。また、物理量センサー1は、他にもキーレスエントリー、イモビライザー、カーナビゲーションシステム、カーエアコン、アンチロックブレーキシステム(ABS)、エアバック、タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)、エンジンコントロール、ハイブリッド自動車や電気自動車の電池モニター等の電子制御ユニット(ECU:electronic control unit)に広く適用できる。
以上、本発明の物理量センサー装置、物理量センサー装置の製造方法、電子機器および移動体を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、前述した実施形態では、物理量センサーが3つの機能素子を有している構成について説明したが、機能素子の数としては、これに限定されず、1つまたは2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。また、前述した実施形態では、3つの機能素子が全て加速度センサー素子である構成について説明したが、機能素子としては、これに限定されず、角速度センサー素子であってもよい。また、加速度センサー素子の検出軸としても特に限定されない。また、機能素子として、加速度センサー素子と角速度センサー素子との両方を備えていてもよい。これにより、物理量センサーを加速度と角速度を検出することのできる複合センサーとして利用することができる。また、機能素子としては、加速度センサー素子や角速度センサー素子に限定されず、例えば、発振器等に利用可能な振動子、SAW共振子等であってもよい。
1……物理量センサー
2……ベース基板
3……蓋体
4……機能素子
5……機能素子
6……機能素子
8……封止膜
9……封止材
10……パッケージ
20……ガラス基板
21、22、23……凹部
30……シリコン基板
31、34……凹部
33……貫通孔
35……開口部
36……被覆部
40……シリコン基板
41、42……支持部
43……可動部
44、45……連結部
48……第1固定電極指
49……第2固定電極指
51、52……支持部
53……可動部
54、55……連結部
58……第1固定電極指
59……第2固定電極指
61……支持部
63……可動部
64……連結部
100……物理量センサー装置
101……支持基板
101a……端子
101b……実装端子
102……ICチップ
103……接着層
104……接着層
105、106……ボンディングワイヤー
211、212、213、221、222、223、231、232、233……配線溝
331……第1部分
332……第2部分
431……基部
432……可動電極指
531……基部
532……可動電極指
631……第1可動部
632……第2可動部
711、712、713、721、722、723、731、732、733……配線
711a、712a、713a、721a、722a、723a、731a、732a、733a……端子
741……第1検出電極
742……第2検出電極
1100……パーソナルコンピューター
1102……キーボード
1104……本体部
1106……表示ユニット
1200……携帯電話機
1202……操作ボタン
1204……受話口
1206……送話口
1300……ディジタルスチルカメラ
1302……ケース
1304……受光ユニット
1306……シャッタボタン
1308……メモリ
1312……ビデオ信号出力端子
1314……入出力端子
1430……テレビモニタ
1440……パーソナルコンピューター
1500……自動車
1501……車体
1502……車体姿勢制御装置
1503……車輪
B11、B12、B13、B21、B22、B23、B31……導電性バンプ
J……軸
M1……第1封止部
M2……第2封止部
S……内部空間

Claims (10)

  1. センサー素子、前記センサー素子を支持するベース基板、前記ベース基板上に接合され、前記センサー素子を収納するセンサー素子収納部を構成する凹部を備える蓋体、前記ベース基板に配置された配線溝に設けられた配線、前記ベース基板の前記蓋体と重なる位置の外側に設けられた接続端子、前記蓋体の前記配線溝に対応する位置に設けられ、前記配線溝に連通する開口部、および前記開口部を包含して前記蓋体の上面および前記配線溝を覆う封止膜、を有する物理量センサーと、
    前記物理量センサーを支持する支持基板と、
    前記配線溝と前記蓋体とで画成され、前記センサー素子収納部に延びる連通孔の前記接続端子側の開口を封止する第1樹脂材料を含有する第1封止部と、
    前記支持基板上で前記物理量センサーを封止する、第2樹脂材料を含有する第2封止部とを、有することを特徴とする物理量センサー装置。
  2. 前記第1封止部と前記第2封止部とは、同一の物性値を有している請求項1に記載の物理量センサー装置。
  3. 前記物性値は、ヤング率および熱膨張率のうちの少なくとも1つである請求項2に記載の物理量センサー装置。
  4. 前記第1樹脂材料と前記第2樹脂材料とは、同種または同一の樹脂材料を含んでいる請求項1ないし3のいずれか1項に記載の物理量センサー装置。
  5. 前記蓋体は、前記開口部よりも前記接続端子側に、前記配線溝を覆う被覆部を備える請求項1ないし4のいずれか1項に記載の物理量センサー装置。
  6. 前記封止膜は、無機材料を含んでいる請求項1ないし5のいずれか1項に記載の物理量センサー装置。
  7. 前記接続端子と、前記物理量センサー上に接合された半導体チップとを電気的に接続するボンディングワイヤーを備え、
    前記第1封止部は、さらに前記ボンディングワイヤーを封止している請求項1ないし6のいずれか1項に記載の物理量センサー装置。
  8. センサー素子、前記センサー素子を支持するベース基板、前記ベース基板上に接合され、前記センサー素子を収納するセンサー素子収納部を構成する凹部を備える蓋体、前記ベース基板に配置された配線溝に設けられた配線、前記ベース基板の前記蓋体と重なる位置の外側に設けられた接続端子、前記蓋体の前記配線溝に対応する位置に設けられ、前記配線溝に連通する開口部、および前記開口部を包含して前記蓋体の上面および前記配線溝を覆う封止膜、を有する物理量センサーを、支持基板上に接合する第1の工程と、
    前記配線溝と前記蓋体とで構成され前記センサー素子収納部に延びる連通孔の前記接続端子側の開口を、第1樹脂材料で封止する第2の工程と、
    前記支持基板上で前記物理量センサーを、前記第2の工程における雰囲気よりも圧力が高い雰囲気下で、第2樹脂材料で封止する第3の工程とを、含むことを特徴とする物理量センサー装置の製造方法。
  9. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の物理量センサー装置を備えることを特徴とする電子機器。
  10. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の物理量センサー装置を備えることを特徴とする移動体。
JP2014156320A 2014-07-31 2014-07-31 物理量センサー装置、物理量センサー装置の製造方法、電子機器および移動体 Pending JP2016033481A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014156320A JP2016033481A (ja) 2014-07-31 2014-07-31 物理量センサー装置、物理量センサー装置の製造方法、電子機器および移動体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014156320A JP2016033481A (ja) 2014-07-31 2014-07-31 物理量センサー装置、物理量センサー装置の製造方法、電子機器および移動体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016033481A true JP2016033481A (ja) 2016-03-10

Family

ID=55452442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014156320A Pending JP2016033481A (ja) 2014-07-31 2014-07-31 物理量センサー装置、物理量センサー装置の製造方法、電子機器および移動体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016033481A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108427010A (zh) * 2017-02-13 2018-08-21 精工爱普生株式会社 物理量检测装置及电子设备
CN109387190A (zh) * 2017-08-10 2019-02-26 精工爱普生株式会社 物理量传感器、惯性测量单元、电子设备以及移动体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108427010A (zh) * 2017-02-13 2018-08-21 精工爱普生株式会社 物理量检测装置及电子设备
CN109387190A (zh) * 2017-08-10 2019-02-26 精工爱普生株式会社 物理量传感器、惯性测量单元、电子设备以及移动体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10641789B2 (en) Physical quantity sensor, physical quantity sensor device, electronic equipment, and moving body
JP6485260B2 (ja) 物理量センサー、物理量センサー装置、電子機器および移動体
CN107010588B (zh) 物理量传感器以及物理量传感器的制造方法
JP6631108B2 (ja) 物理量センサー、センサーデバイス、電子機器および移動体
JP6575187B2 (ja) 物理量センサー、物理量センサー装置、電子機器および移動体
US20170199217A1 (en) Electronic device, method for manufacturing electronic device, and physical-quantity sensor
JP6866624B2 (ja) 物理量センサー、物理量センサーデバイス、電子機器および移動体
US20190101562A1 (en) Physical Quantity Sensor, Inertia Measurement Device, Vehicle Positioning Device, Electronic Apparatus, And Vehicle
US20170082653A1 (en) Physical quantity sensor, physical quantity sensor device, electronic apparatus, and mobile body
JP2018185188A (ja) 物理量センサー、物理量センサーの製造方法、物理量センサーデバイス、電子機器および移動体
JP6544157B2 (ja) 物理量センサー、センサーデバイス、電子機器および移動体
JP6866623B2 (ja) 物理量センサー、物理量センサーデバイス、電子機器および移動体
JP2016033481A (ja) 物理量センサー装置、物理量センサー装置の製造方法、電子機器および移動体
JP6575212B2 (ja) 電子デバイス、電子デバイスの製造方法、電子機器、および移動体
JP2017167026A (ja) 電子デバイスの製造方法、電子デバイス、電子デバイス装置、電子機器および移動体
US20190094260A1 (en) Physical quantity sensor, physical quantity sensor apparatus, electronic apparatus, and vehicle
JP6641899B2 (ja) 物理量センサー、物理量センサーデバイス、電子機器および移動体
JP6413463B2 (ja) 物理量センサー、物理量センサー装置、電子機器および移動体
JP2016018949A (ja) 電子デバイス、電子デバイスの製造方法、電子モジュール、電子機器および移動体
JP2016169950A (ja) 物理量センサー、電子機器および移動体
JP2016169952A (ja) 物理量センサー、物理量センサーの製造方法、電子機器および移動体
JP6922325B2 (ja) 物理量センサー、物理量センサーデバイス、電子機器および移動体
JP2016031358A (ja) 物理量センサー、電子機器および移動体
JP6648530B2 (ja) 電子デバイス、電子機器、および移動体
JP6451413B2 (ja) 物理量センサー、電子機器および移動体