JP2016030960A - 作業車両 - Google Patents

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訓 北原
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Abstract

【課題】前方の視界性を良好に確保するとともに、オペレータが着座姿勢で前方を目視した状態であっても視認可能な位置にモニタ装置を配設し、運転部の左右いずれの方向からでも運転部への乗降を可能とした作業車両を提供すること。
【解決手段】ステアリングコラムと座席との間に位置する床部上の部分には、運転部を左右方向に横断状態に連通する連通路を形成して、この連通路を通して運転部の左右いずれの方向からでも運転部への乗降を可能とし、連通路の前上方位置で、かつ、ステアリングホイールの一側方位置に、表示手段としてのモニタ装置を配設した。
【選択図】図5

Description

本発明は、作業車両、詳しくは、前方を目視した状態で視認可能な位置にモニタ装置を配設した作業車両に関する。
従来、作業車両の一形態として特許文献1に開示されたものがある。すなわち、特許文献1には、運転部の床部にステアリングホイールを支持するステアリングコラムと、そのステアリングコラムの後方に配置した座席とを備え、床部の右側前部に計器板をその表示面が上方を指向するように横臥状態に配設したホイールローダが開示されている。そして、特許文献1には、従来、計器板が運転部の前中央部に配設されているため、オペレータの前方視界性の妨げになっている上に、計器板の手前にステアリングホイールが配設されているために、ステアリングホイールが計器板の視界性の妨げになっていたことに鑑みて、床部の右側前部からの乗降性を犠牲にしつつも、上記のように計器板を配設することで、オペレータの前方視界性と計器板の視界性を確保したことが開示されている。
特開2000−296727号公報
ところが、上記したホイールローダでは、床部の右側前部に計器板を配設しているため、この計器板が支障となって機体の右側方からはオペレータが乗降し辛いという不具合がある。また、座席に着座したオペレータが、前方を目視した状態にてステアリングホイールを介して車体を操向操作している際には、計器板を視認することができないという不具合がある。つまり、計器板は、床部の右側前部にその表示面が上方を指向するように横臥状態に配設されているため、計器板の表示面を視認する際には、オペレータが視線を右側前下方に変更しなければ視認することができないという不具合がある。
そこで、本発明は、前方の視界性を良好に確保するとともに、オペレータが着座姿勢で前方を目視した状態であっても視認可能な位置にモニタ装置を配設し、運転部の左右いずれの方向からでも運転部への乗降を可能とした作業車両を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、
作業部と運転部を有し、運転部の床部にステアリングホイールを支持するステアリングコラムと、そのステアリングコラムの後方に配置した座席とを備える作業車両であって、
ステアリングコラムと座席との間に位置する床部上の部分には、運転部を左右方向に横断状態に連通する連通路を形成して、この連通路を通して運転部の左右いずれの方向からでも運転部への乗降を可能とし、
連通路の前上方位置で、かつ、ステアリングホイールの一側方位置に、表示手段としてのモニタ装置を配設したことを特徴とする。
請求項1記載の発明では、運転部を左右方向に横断状態に連通する連通路の前上方位置で、かつ、ステアリングホイールの一側方位置に、モニタ装置を配設しているため、座席に着座したオペレータは、例えば、運転部の前方に作業部が配設されている場合に、作業部を目視した状態の視界内でモニタ装置の表示面部を視認することができる。そのため、作業車両の操作性と安全性を良好に確保することができる。また、運転部の左右いずれの方向からでも運転部に乗降することができて、作業現場に適応した乗降性を良好に確保することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明であって、モニタ装置は、その上端部の床部からの高さがステアンリングホイールの上端部の床部からの高さと略同等の高さとなるように配設したことを特徴とする。
請求項2記載の発明では、モニタ装置の上端部の床部からの高さがステアンリングホイールの上端部の床部からの高さと略同等の高さとなるように配設しているため、ステアンリングホイールの上端部よりも上方の視界性を大きく確保することができて、この点からも、作業車両の操作性と安全性を良好に確保することができる。また、モニタ装置に操作スイッチを設けている場合にも、一方の手でステアリングホイールを把持したまま、他方の手で操作スイッチを簡単かつ堅実に手元操作することができる。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明であって、ステアリングホイールを支持するステアリングコラムは、床部に前低後高の傾斜姿勢で立設して、ステアリングホイールの一側方位置に配設したモニタ装置は、ステアリングコラムの上端部よりも前方位置に配設したことを特徴とする。
請求項3記載の発明では、ステアリングホイールを支持するステアリングコラムは、床部に前低後高の傾斜姿勢で立設しているため、ステアリングコラムと座席との間に位置する床部上の部分に形成された連通路を広めに確保することができて、連通路を通して運転部に乗降するオペレータの自由度が大きくなって乗降性が向上する。また、ステアリングホイールの一側方位置に配設したモニタ装置は、ステアリングコラムの上端部よりも前方位置に配設しているため、モニタ装置が連通路を通して運転部に乗降するオペレータの支障となることがない。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明であって、ステアリングコラムの上端部にステアリングシャフトを介してステアリングホイールを取り付けて、ステアリングホイールを連通路の直上方位置に配設するとともに、ステアリングホイールの後端部を座席の前端部の直上方位置に配設したことを特徴とする。
請求項4記載の発明では、ステアリングホイールを連通路の直上方位置に配設するとともに、ステアリングホイールの後端部を座席の前端部の直上方位置に配設しているため、座席に着座してステアリングホイールを操作するオペレータの居住性を良好に確保するとともに、運転部をコンパクトに形成することができる。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明であって、座席は、その座部を床部とステアリングホイールの後端部との高さの中途部にシートマウントカバーを介して配設して、座部の上面前端部とステアリングホイールの下面後端部との間で、連通路の上方の空間と座部の上方の空間とを前後方向に面接触させて連通させたことを特徴とする。
請求項5記載の発明では、座部の上面前端部とステアリングホイールの下面後端部との間で、連通路の上方の空間と座部の上方の空間とを前後方向に面接触させて連通させているため、連通路上、特に、ステアリングホイールが配設された個所においても、オペレータの移動性を良好に確保することができる。
本発明によれば、前方の視界性を良好に確保するとともに、オペレータが着座姿勢で前方を目視した状態であっても視認可能な位置にモニタ装置を配設し、運転部の左右いずれの方向からでも運転部への乗降を可能とした作業車両を提供することができる。
第1実施形態としての作業車両の左側面図。 第1実施形態としての作業車両の右側面図。 第1実施形態としての作業車両の平面図。 運転部の右側面説明図。 運転部の平面説明図。 図5のI-I線断面図。 第2実施形態としての作業車両のキャビンの左側面図。 図7のII-II線断面図。 図7のIII-III線断面図。
以下に、本発明の第1実施形態と第2実施形態を、それぞれ図面を参照しながら説明する。ここで、第1実施形態は、後述する運転部23の直上方をキャノピー(天蓋)51で覆っているものであり、第2実施形態は、運転部23をキャビン80で囲繞しているものである。
[第1実施形態]
図1〜図3に示すAは、本実施形態に係る作業車両であり、作業車両Aは土砂等の掘削作業や積み込み作業等を行うアーティキュレート式のホイールローダである。
作業車両Aは、図1〜図3に示すように、フロント部A1のフロントフレーム1の後端部とリヤ部A2のリヤフレーム2の前端部とを、上下方向に軸線を向けた枢支軸3により枢支連結して、枢支軸3を中心にフロント部A1とリヤ部A2とが平面視で「く」字状に中折れ(アーティキュレート)するようにしている。つまり、作業車両Aは、車体を適宜中折れ状態となすことで、急旋回可能となしている。
フロントフレーム1は、左右一対の前車輪4,4により支持されて、作業部としてのローダ5を装備している。ローダ5は、フロントフレーム1から立ち上げて形成した左右一対のアーム支柱6,6の上端部に、左右一対のリフトアーム7,7の基端部をそれぞれ左右方向に延伸する軸線廻りに回動自在に取り付け、両リフトアーム7,7の先端部にバケット8を横架状にかつ左右方向に延伸する軸線廻りに回動自在に取り付けている。各リフトアーム7,7の中途部と各アーム支柱6,6の中途部との間にはそれぞれ両リフトアーム7,7を昇降させるリフトシリンダ9,9を介設している。両リフトアーム7,7の中途部間に介設したベルクランク支持片10には上下方向に伸延するベルクランク11の中途部を前後方向に揺動自在に取り付けている。そして、両アーム支柱6,6の間にはフロントフレーム1から前上方へ向けてシリンダ支持片12を突設し、シリンダ支持片12の先端部とベルクランク11の上端部との間にバケット8を上下方向に揺動させるバケットシリンダ13を介設する一方、ベルクランク11の下端部とバケット8との間には連動リンク14を介設している。
リヤフレーム2は、左右一対の後車輪20,20により支持されて、リヤフレーム2上に運転部23とボンネット22を前後方向に隣接させて載設している。
運転部23は、リヤフレーム2上の前半部に水平面状の床部30を配設する一方、リヤフレーム2上の後半部に段付き凸状のシートマウントカバー31を配設している。床部30の前部には上下方向に伸延する筒状のステアリングコラム32を立設している。ステアリングコラム32中には上下方向に延伸するステアリングシャフト36を配設するとともに、ステアリングコラム32の上面からステアリングシャフト36の上端部を上方へむけて突出させて、ステアリングシャフト36の上端部にはステアリング操作具としてのステアリングホイール37を取り付けている。ステアリングコラム32の左右側上部にはスイッチ類が配設されたダッシュボード33,33を配設している。38はステアリングコラム32の直後方において、床部30上に配設した操作ペダル群である。
シートマウントカバー31は、図4〜図6にも示すように、床部30から上方へ立ち上げ状に形成した四角形板状の前壁面部40と、前壁面部40の上端縁部から後方へ水平に延設して形成した四角形板状の上面部41と、これらの左右側方を閉塞する左右側壁面部42,42とから形成している。
シートマウントカバー31上にはステアリングホイール37の直後方に位置させて座席43を配置し、座席43の右側方には操作レバー44を配置している。シートマウントカバー31の下方はエンジンルーム45の上部を形成しており、エンジンルーム45の上部内には、リヤフレーム2の後部に搭載したエンジン46の上部を配設している。48は足掛かり、49はリヤフェンダである。
シートマウントカバー31の背後に位置するリヤフレーム2上には仕切壁(図示せず)を配設して、仕切壁によりシートマウントカバー31の背面(後面)を閉塞するとともに、仕切壁の上半部をシートマウントカバー31の上面部41よりも後上方へ傾斜状に延設して形成している。仕切壁の上端縁部にはボンネット22の前端縁上部を枢支連結して、枢支連結部を中心にボンネット22を上下方向に開閉蓋自在としている。
運転部23の直上方は、キャノピー51により覆っている。キャノピー51は、シートマウントカバー31の左右側方において、床部30から上方へ向けて立ち上げ状に立設した左右一対のキャノピー支柱53,53と、キャノピー支柱53,53間に前方へ張り出し状に架設したキャノピールーフ54と、各キャノピー支柱53,53の下部を被覆する支柱カバー52,52とから構成している。
ステアリングコラム32と座席43との間に位置する床部30上の部分には、運転部23を左右方向に横断状態に連通する直状の連通路30aを形成して、この連通路30aを通して運転部23の左右いずれの方向からでも運転部23に乗降することができるようにしている。
(本実施形態の特徴的構成)
上記のように構成した作業車両Aにおいて、本実施形態の特徴的構成は以下の通りである。
すなわち、ステアリングホイール37を支持するステアリングコラム32は、床部30に前低後高の傾斜姿勢で立設している。ステアリングコラム32の上端部には、ステアリングシャフト36を介してステアリングホイール37を取り付けて、ステアリングホイール37を連通路30aの直上方位置に配設するとともに、ステアリングホイール37の後端部37bを座席43の前端部43cの直上方位置に配設している。
座席43は、座部43aと背もたれ部43bとを具備している。座部43aは、床部30とステアリングホイール37の後端部37bとの高さの中途部にシートマウントカバー31を介して配設している。座部43aの上面前端部とステアリングホイール37の下面後端部との間では、連通路30aの上方の空間S1と座部43aの上方の空間S2とを前後方向に面接触させて連通させている。
連通路30aの前端縁部の左側部と右側部には、左右一対の支柱70,70を立設している。両支柱70,70間に、前方へ膨出状に形成して運転部23の前方を遮蔽する遮蔽体71を、ステアリングコラム32の前方を迂回させて架設状に取り付けている。各支柱70,70からは、延伸支持体72,72を上方へ向けて延伸させて形成し、各延伸支持体72,72の上端部にバックミラー73,73を取り付けるとともに、各延伸支持体72の中途部に乗降用の取っ手74,74を取り付けている。左右いずれか一方(本実施形態では右方)の延伸支持体72の中途部には、取付ステー64を介して表示手段としてのモニタ装置60を取り付けている。
モニタ装置60は、上下縦長の四角形箱型に形成した装置本体61と、装置本体61の後面に張設した四角形状の液晶ディスプレイである表示面部62と、表示面部62の下方に配設した操作スイッチ群63等を具備している。表示面部62には、操作スイッチ群63を適宜操作することで、種々のデータ(情報)を表示可能としている。この種々のデータ(情報)とは、本機に設けた各種センサによって検出されるエンジン冷却水の温度、作動油温度、燃料残量、エンジン負荷状態等のエンジン状態や、ロータ5の作業状態や、燃費情報等である。また、外部に配設したデータベースに上記したデータ(情報)を含む作業履歴を蓄積しておき、適宜、その作業履歴をネットワークを介してモニタ装置60が取得可能として、取得した作業履歴を表示面部62に表示可能とすることもできる。
モニタ装置60は、連通路30aの前上方位置で、かつ、ステアリングホイール37の一側方位置(本実施形態では右側方位置)に配設している。モニタ装置60は、その上端部61aの床部30からの高さH1がステアリングホイール37の上端部37aの床部30からの高さH2と略同等の高さとなるように配設している。ステアリングホイール37の一側方位置(本実施形態では右側方位置)に配設したモニタ装置60は、ステアリングコラム32の上端部よりも前方位置に配設している。モニタ装置60に設けている操作スイッチ群63は、一方(本実施形態では左方)の手でステアリングホイール37を把持した着座姿勢のまま、他方(本実施形態では右方)の手を右側前方へ伸ばすとともに、その指先で手元操作することができる位置に配設している。モニタ装置60は、バックミラー73よりもステアリングホイール37寄り側で、かつ、バックミラー73よりも下方位置に配設している。 モニタ装置60とバックミラー73は、座席43に着座して前方を視認するオペレータ0pの視界Es(例えば、上側に60度、下側に70度、左右側に120度)内に配設している。
上記のように構成した作業車両Aでは、運転部23を左右方向に横断状態に連通する連通路30aの前上方位置で、かつ、ステアリングホイール37の右側方位置に、モニタ装置60を配設しているため、座席43に着座したオペレータOpは、例えば、運転部23の前方に作業部としてのローダ5が配設されている場合に、ローダ5を目視した状態の視界Es内でモニタ装置60の表示面部62を視認することができる。そのため、作業車両Aの操作性と安全性を良好に確保することができる。また、運転部23の左右いずれの方向からでも運転部23に乗降することができて、作業現場に適応した乗降性を良好に確保することができる。
モニタ装置60は、その上端部61aの床部30からの高さH1がステアリングホイール37の上端部37aの床部30からの高さH2と略同等の高さとなるように配設しているため、ステアリングホイール37の上端部37aよりも上方の視界性を大きく確保することができて、この点からも、作業車両Aの操作性と安全性を良好に確保することができる。また、モニタ装置60に設けている操作スイッチ群63は、一方(本実施形態では左方)の手でステアリングホイール37を把持した着座姿勢のまま、他方(本実施形態では右方)の手を伸ばすとともに、その指先で手元操作することができる位置に配設しているため、簡単かつ堅実に操作することができる。
ステアリングホイール37を支持するステアリングコラム32は、床部30に前低後高の傾斜姿勢で立設しているため、ステアリングコラム32と座席43との間に位置する床部30上の部分に形成された連通路30aを広めに確保することができて、連通路30aを通して運転部23に乗降するオペレータOpの自由度が大きくなって乗降性が向上する。また、ステアリングホイール37の右側方位置に配設したモニタ装置60は、ステアリングコラム32の上端部よりも前方位置に配設しているため、モニタ装置60が連通路30aを通して運転部23に乗降するオペレータの支障となることがない。
ステアリングホイール37を連通路30aの直上方位置に配設するとともに、ステアリングホイール37の後端部を座席43の前端部の直上方位置に配設しているため、座席43に着座してステアリングホイール37を操作するオペレータの居住性を良好に確保するとともに、運転部23をコンパクトに形成することができる。
座部43aの上面前端部とステアリングホイール37の下面後端部との間で、連通路30aの上方の空間S1と座部43aの上方の空間S2とを前後方向に面接触させて連通させているため、連通路30a上、特に、ステアリングホイール37が配設された個所においても、オペレータの移動性を良好に確保することができる。
運転部23を左右方向に横断状態に連通する連通路の前端縁部の左側部と右側部に、遮蔽体71を架設状に取り付けるための左右一対の支柱70,70を立設し、右方の支柱70から上方へ延伸させて形成した延伸支持体72の上端部にバックミラー73を取り付けるとともに、延伸支持体72の中途部にモニタ装置60を取り付けているため、モニタ装置60を取り付けるための部材を別途に設ける必要がない。この際、モニタ装置60は、座席43に着座したオペレータが視認するバックミラー73が取り付けられている延伸支持体72の中途部に取り付けているため、例えば、運転部23の前方にローダ5が配設されている場合に、座席43に着座したオペレータがローダ5を目視した状態の視界Es内でモニタ装置60の表示面部62を視認可能に適宜配置することができる。そのため、作業車両Aの操作性と安全性を良好に確保することができる。また、運転部23の左右いずれの方向からでも運転部に乗降することができて、作業現場に適応した乗降性を良好に確保することができる。
モニタ装置60は、バックミラー73よりもステアリングホイール37寄り側で、かつ、下方位置に配設しているため、例えば、運転部23の前方にローダ5が配設されている場合に、座席43に着座したオペレータがローダ5を目視した状態の視界内でモニタ装置60の表示面部62を堅実に視認することができる。この際、モニタ装置60は、バックミラー73よりも下方位置に配設しているため、モニタ装置60がバックミラー73の鏡面の視認に支障となることがない。
モニタ装置60とバックミラー73を、座席43に着座して前方のローダ5等を視認する作業者の視界Es内に配設しているため、作業車両Aの操作性と安全性を良好に確保することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態の作業車両Aは、前記した第1実施形態の作業車両Aと基本的構造を同じくしているが、キャノピー51に代えて箱型に形成したキャビン80により運転部23を囲繞している点で異なる。つまり、キャビン80は、図7〜図9に示すように、運転部23の前後左右側部に、上下方向に延伸する前・後・左・右側柱81〜84を立設し、これら前・後・左・右側柱81〜84の上端部に天井支持枠90を架設して、前左・右側柱81,82間に前方へ膨出状に形成した前面部85を張設し、後左・右側柱83,84間に後方へ膨出状に形成した後面部86を張設して、左側前・後柱81,83間に左側面部87を張設し、右側前・後柱82,84間に右側面部88を張設して、天井支持枠90に天井面部89を張設して形成している。
前面部85は、縦長四角形板状に形成して鉛直状に立設した前面板85aと、前面板85aの左右側縁部と前左・右側柱81,82との間にそれぞれ架設した台形板状の左・右側傾斜面板85b,85cと、左・右側傾斜面板85b,85cの上縁部と前面板85aの上縁部と天井支持枠90の前縁部との間に架設した逆台形板状の上前面板85dとから形成している。そして、左・右側傾斜面板85b,85cと上前面板85dは、透明ガラスないしは透明合成樹脂素材により前窓を形成して、前方の視界性を確保している。
後面部86は、平面視コ字状に形成して、上半部に透明ガラスないしは透明合成樹脂素材により後窓86aを形成して、後方の視界性を確保している。
左側面部87は、縦長四角形板状に形成して、後左側柱83に蝶番101を介して開閉自在に取り付けることで左側開閉扉となしている。そして、上半部には透明ガラスないしは透明合成樹脂素材により左側窓87aを形成して、左側方の視界性を確保している。87bは開閉取っ手である。
右側面部88は、縦長四角形板状に形成して、後右側柱84に蝶番102を介して開閉自在に取り付けることで右側開閉扉となしている。そして、上半部には透明ガラスないしは透明合成樹脂素材により右側窓88aを形成して、左側方の視界性を確保している。88bは開閉取っ手である。
前左・右側柱81,82には、上下方向に延伸する乗降用取っ手92,93を取り付け、各乗降用取っ手92,93の上端部にステー94,95を介してバックミラー96,97を取り付けている。98,99は、左右方向に延伸させて形成して、左・右側傾斜面板85b,85cの中途部を補強している補強材である。
上記のように構成したキャビン80の前右側柱82の中途部に、取付ステー100を介してモニタ装置60を取り付けている。そして、モニタ装置60の配設位置、つまり、ステアリングホイール37との関係や座席43に着座したオペレータOpの視界Esとの関係は、第1実施形態と同様に構成して、同様の効果が得られるようにしている。
A 作業車両
A1 フロント部
A2 リヤ部
1 フロントフレーム
2 リヤフレーム
5 ローダ
60 モニタ装置
64 取付ステー
70 支柱
71 遮蔽体
72 延伸支持体
73 バックミラー
74 取っ手

Claims (5)

  1. 作業部と運転部を有し、運転部の床部にステアリングホイールを支持するステアリングコラムと、そのステアリングコラムの後方に配置した座席とを備える作業車両であって、
    ステアリングコラムと座席との間に位置する床部上の部分には、運転部を左右方向に横断状態に連通する連通路を形成して、この連通路を通して運転部の左右いずれの方向からでも運転部への乗降を可能とし、
    連通路の前上方位置で、かつ、ステアリングホイールの一側方位置に、表示手段としてのモニタ装置を配設したことを特徴とする作業車両。
  2. モニタ装置は、その上端部の床部からの高さがステアンリングホイールの上端部の床部からのと略同等の高さとなるように配設したことを特徴とする請求項1記載の作業車両。
  3. ステアリングホイールを支持するステアリングコラムは、床部に前低後高の傾斜姿勢で立設して、
    ステアリングホイールの一側方位置に配設したモニタ装置は、ステアリングコラムの上端部よりも前方位置に配設したことを特徴とする請求項2記載の作業車両。
  4. ステアリングコラムの上端部にステアリングシャフトを介してステアリングホイールを取り付けて、ステアリングホイールを連通路の直上方位置に配設するとともに、ステアリングホイールの後端部を座席の前端部の直上方位置に配設したことを特徴とする請求項3記載の作業車両。
  5. 座席は、その座部を床部とステアリングホイールの後端部との高さの中途部にシートマウントカバーを介して配設して、座部の上面前端部とステアリングホイールの下面後端部との間で、連通路の上方の空間と座部の上方の空間とを前後方向に面接触させて連通させたことを特徴とする請求項4記載の作業車両。
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