JP2016028203A - スタータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スタータ1は、ピニオン移動体を反モータ方向へ押し出すためのピニオン押出用ソレノイド5と、モータ接点を開閉するモータ通電用ソレノイド6とを備え、両者の作動をECU21により個々に独立して制御できる。ピニオン移動体は、クラッチ7とピニオンギヤ8とで構成され、クラッチ7のインナ7cと一体に設けられるインナチューブ9の外周にピニオンギヤ8が直スプライン嵌合して配置される。このピニオンギヤ8とインナチューブ9の間には、ゴムあるいはエラストマー等の弾性体から成る緩衝部材12が配設されている。この緩衝部材12は、ピニオンギヤ8が回転中のリングギヤ25に衝突した時の衝撃を緩和する働きを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、通電により回転力を発生するモータと、
このモータの回転力が伝達されて回転する出力軸と、
この出力軸の外周にヘリカルスプライン嵌合するクラッチと、
このクラッチを介して前記モータの回転力が伝達されるピニオンギヤと、
このピニオンギヤを前記クラッチと一体に軸方向(エンジンのリングギヤ側)に押し出す働きを有するピニオン押出手段と、
前記モータへの通電電流をオン/オフするモータ通電手段と、
前記ピニオン押出手段の作動と前記モータ通電手段の作動を個々に独立して制御すると共に、
前記エンジンが停止する際に、前記エンジンが完全に停止する前の減速期間中に、前記ピニオン押出手段により前記ピニオンギヤを押し出すよう制御されるスタータであって前記クラッチから反モータ方向へ筒状に延びて形成され、その外周に前記ピニオンギヤを相対回転不能に、且つ、軸方向に摺動自在に保持するインナチューブを有し
前記ピニオンギヤと前記インナチューブには、両者が軸方向に所定の間隔を有するピニオンギヤ側のギヤ側受圧面とインナチューブ側のチューブ側受圧面とが形成され、且つ、前記ギヤ側受圧面と前記チューブ側受圧面との間に緩衝部材が配設され、
前記緩衝部材は、前記エンジンの減速期間中における回転中のリングギヤ端面とピニオンギヤ端面との衝突時に撓み、
緩衝部材は、前記ピニオンギヤを前記リングギヤに噛み合わせる際に前記スタータに外部から作用する振動加速度に対して、前記ピニオンギヤがモータ方向へ動くことを防止できるだけの初期荷重が付与されていることを特徴とする。
請求項1に記載したスタータにおいて、初期荷重は、エンジンが完全に停止するまでの減速期間中にピニオンギヤをリングギヤに噛み合わせる際に前記スタータに外部から作用する振動加速度に対して、ピニオンギヤがモータ方向へ動くことを防止できるだけの初期荷重であることを特徴とするスタータ。
本実施例のスタータ1は、エンジンの停止および再始動を自動制御するアイドルストップ装置に適用することが出来る。このスタータ1は、図1に示す様に、回転力を発生するモータ2と、このモータ2に駆動されて回転する出力軸3と、この出力軸3の外周上を軸方向に移動可能に設けられたピニオン移動体(後述する)と、シフトレバー4を介してピニオン移動体を反モータ方向(図1の左方向)へ押し出すために作動するピニオン押出用ソレノイド5と、モータ接点(後述する)を開閉するモータ通電用ソレノイド6等より構成される。なお、モータ2の電機子2a(図4参照)と出力軸3との間には、電機子2aの回転を減速して出力軸3に伝達する減速装置(例えば、遊星歯車減速装置)を設けることも出来る。
る。
第に減速して停止する。
本実施例のスタータ1は、ピニオン押出用ソレノイド5の作動と、モータ通電用ソレノイド6の作動を、ECU21により個々に独立して制御できるので、アイドリング状態からエンジンを停止する際に、ピニオン押出用ソレノイド5のみを作動させて、回転中のリングギヤ25にピニオンギヤ8を噛み合わせ、リングギヤ25の回転が停止した後も、ピニオンギヤ8とリングギヤ25とが噛み合った状態を保持できる。この後、エンジンを再始動する時は、既にピニオンギヤ8がリングギヤ25に噛み合っているので、モータ通電用ソレノイド6を作動させてモータ接点を閉じるだけで良い。すなわち、エンジンの再始動時にピニオン移動体を押し出す必要はなく、ピニオンギヤ8をリングギヤ25に噛み合わせるまでの時間を短縮できるので、エンジンの再始動を速やかに行うことができる。
この実施例2は、図7に示す様に、緩衝部材12に圧縮コイルスプリング41を用いた一例である。この場合、汎用の圧縮コイルスプリング41を使用できるので、コスト低減を図ることができる。
この実施例3は、図8に示す様に、緩衝部材12にゴムあるいはエラストマー等の弾性体と、圧縮コイルスプリング41とを併用した一例である。
この実施例4は、ピニオンギヤ8のボス部8cに対して歯の部分の軸方向長さを短くした一例である。
2 モータ
3 出力軸
5 ピニオン押出用ソレノイド(ピニオン押出手段)
6 モータ通電用ソレノイド(モータ通電手段)
7 クラッチ
7c クラッチのインナ
8 ピニオンギヤ
8b ギヤ側受圧面
8c ピニオンギヤのボス部(拡がり防止手段)
9 インナチューブ
9c チューブ側受圧面
11 ピニオンストッパ
12 緩衝部材
25 リングギヤ
Claims (2)
- 通電により回転力を発生するモータと、
このモータの回転力が伝達されて回転する出力軸と、
この出力軸の外周にヘリカルスプライン嵌合するクラッチと、
このクラッチを介して前記モータの回転力が伝達されるピニオンギヤと、
このピニオンギヤを前記クラッチと一体に軸方向(エンジンのリングギヤ側)に押し出す働きを有するピニオン押出手段と、
前記モータへの通電電流をオン/オフするモータ通電手段と、
前記ピニオン押出手段の作動と前記モータ通電手段の作動を個々に独立して制御すると共に、
前記エンジンが停止する際に、前記エンジンが完全に停止する前の減速期間中に、前記ピニオン押出手段により前記ピニオンギヤを押し出すよう制御されるスタータであって
前記クラッチから反モータ方向へ筒状に延びて形成され、その外周に前記ピニオンギヤを相対回転不能に、且つ、軸方向に摺動自在に保持するインナチューブを有し
前記ピニオンギヤと前記インナチューブには、両者が軸方向に所定の間隔を有するピニオンギヤ側のギヤ側受圧面とインナチューブ側のチューブ側受圧面とが形成され、且つ、前記ギヤ側受圧面と前記チューブ側受圧面との間に緩衝部材が配設され、
前記緩衝部材は、前記エンジンの減速期間中における回転中のリングギヤ端面とピニオンギヤ端面との衝突時に撓み、
緩衝部材は、前記ピニオンギヤを前記リングギヤに噛み合わせる際に前記スタータに外部から作用する振動加速度に対して、前記ピニオンギヤがモータ方向へ動くことを防止できるだけの初期荷重が付与されていることを特徴とするスタータ。 - 前記初期荷重は、エンジンが完全に停止するまでの減速期間中にピニオンギヤをリングギヤに噛み合わせる際に前記スタータに外部から作用する振動加速度に対して、前記ピニオンギヤがモータ方向へ動くことを防止できるだけの初期荷重であることを特徴とするスタータ。
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2015
- 2015-11-25 JP JP2015229282A patent/JP6004074B2/ja active Active
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