JP2016023806A - 冷却装置 - Google Patents

冷却装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016023806A
JP2016023806A JP2014145643A JP2014145643A JP2016023806A JP 2016023806 A JP2016023806 A JP 2016023806A JP 2014145643 A JP2014145643 A JP 2014145643A JP 2014145643 A JP2014145643 A JP 2014145643A JP 2016023806 A JP2016023806 A JP 2016023806A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
water
discharge pipe
ejector
cooling device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014145643A
Other languages
English (en)
Inventor
匡章 隈元
Tadaaki Kumamoto
匡章 隈元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TLV Co Ltd
Original Assignee
TLV Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TLV Co Ltd filed Critical TLV Co Ltd
Priority to JP2014145643A priority Critical patent/JP2016023806A/ja
Publication of JP2016023806A publication Critical patent/JP2016023806A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】熱交換部で水の蒸発により発生した蒸気を吸引作用によって排出させるエゼクタの小型化を図ること。【解決手段】冷却装置1は、水が供給され、該水の蒸発によって対象物を気化冷却する反応釜21(熱交換部)と、反応釜21に蒸気排出管14を介して接続され、反応釜21で水の蒸発により発生した蒸気を吸引作用によって蒸気排出管14に排出するエゼクタ25と、蒸気排出管14の蒸気を冷却する凝縮器40とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、水で気化冷却する冷却装置に関するものである。
例えば特許文献1に開示されているように、水の蒸発潜熱によって対象物を気化冷却する冷却装置が知られている。この冷却装置では、熱交換部(反応釜)に供給された水(冷却水)が対象物から吸熱して蒸発し、対象物が冷却(気化冷却)される。そして、熱交換部において水の蒸発により発生した蒸気は、エゼクタによって吸引され回収される。つまり、上記の冷却装置では、エゼクタの吸引作用によって熱交換部内を所定の圧力状態(例えば、大気圧以下の真空状態)にすることにより、熱交換部内で水が対象物から吸熱して蒸発する。
特開2010−25390号公報
ところで、上述したような冷却装置では、比較的大型のエゼクタを用いなければならないため、コスト高となっていた。即ち、エゼクタは、熱交換部内を所定の圧力状態にすべく蒸気の発生量に見合う量の蒸気を吸引する必要があり、しかも蒸気は液体よりも比体積が非常に大きいため、吸引容量が大きいものになってしまう。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、その目的は、熱交換部で水の蒸発により発生した蒸気を吸引作用によって排出させるエゼクタの小型化を図ることにある。
本発明に係る冷却装置は、水が供給され、該水の蒸発によって対象物を気化冷却する熱交換部と、該熱交換部に蒸気排出管を介して接続され、上記熱交換部で水の蒸発により発生した蒸気を吸引作用によって上記蒸気排出管に排出させるエゼクタと、上記蒸気排出管の蒸気を冷却する凝縮器とを備えているものである。
以上のように、本発明によれば、蒸気排出管の蒸気を冷却する凝縮器を備えているため、熱交換部から排出した蒸気は凝縮器で冷却されて水となりエゼクタに吸引される。つまり、本発明では、蒸気をそれよりも比体積が小さい水に変態させてからエゼクタに吸引させるようにした。そのため、エゼクタの吸引作用によって従来よりも多くの蒸気を熱交換部から排出することができる。これにより、エゼクタの容量を下げても従来と同等量の蒸気を熱交換部から排出することができるので、エゼクタの小型化を図ることができる。
図1は、実施形態に係る冷却装置の概略構成を示す配管系統図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
図1に示すように、本実施形態の冷却装置1は、対象物を冷却する冷却動作だけでなく対象物を加熱する加熱動作も行うことができるものである。具体的に、冷却装置1は、反応釜21に冷却源である水と加熱源である蒸気を供給し、反応釜21に収容された対象物(図示省略)を冷却および加熱するものである。冷却装置1は、蒸気や水の流体回路10備えている。
流体回路10は、蒸気供給菅11と、水供給管12と、ドレン排出管13と、蒸気排出管14と、反応釜21と、ドレン回収機構3とを備えている。
反応釜21は、ほぼ全周に亘って形成されたジャケット部22を有しており、本発明に係る熱交換部を構成している。蒸気供給菅11は、ジャケット部22に接続され、図示しない蒸気生成部から所定温度の蒸気がジャケット部22に供給される。反応釜21では、ジャケット部22に供給された蒸気が反応釜21の内部の対象物と間接的に熱交換して凝縮(液化)し、対象物が加熱される。つまり、反応釜21の対象物は蒸気の凝縮潜熱が与えられることで加熱される。水供給管12は、一端(流出端)がジャケット部22に接続され、他端(流入端)がドレン回収機構3に接続されている。なお、図示しないが、水供給管12の一端にはジャケット部22に水を噴霧するためのスプレーノズルが設けられている。反応釜21では、ジャケット部22に供給された水が反応釜21の内部の対象物と間接的に熱交換して蒸発(気化)し、対象物が冷却される。つまり、反応釜21の対象物は水に熱(水の蒸発潜熱)を奪われることで冷却(気化冷却)される。
ドレン排出管13は、一端(流入端)がジャケット部22の下端部に接続され、他端(流出端)が蒸気排出管14の途中に接続されている。ドレン排出管13は、ジャケット部22で蒸気が凝縮して発生したドレン(復水)が排出される。蒸気排出管14は、一端(流入端)がジャケット部22に接続され、他端(流出端)がドレン回収機構3に接続されている。蒸気排出管14は、ジャケット部22で水が蒸発して発生した蒸気が排出される。
ドレン回収機構3は、循環配管15と、ドレンタンク23と、ポンプ24と、エゼクタ25とを有している。ドレンタンク23は、ジャケット部22で発生したドレンが貯留されるものである。循環配管15は、ドレンタンク23に接続されている。つまり、循環配管15は、一端(流入端)がドレンタンク23の下部に接続され、他端(流出端)がドレンタンク23の上部に接続されている。循環配管15には、上流側(流入端側)から順に、ポンプ24およびエゼクタ25が設けられている。ドレン回収機構3では、蒸気排出管14がエゼクタ25の吸引口に接続され、水供給管12が循環配管15におけるポンプ24の流出口とエゼクタ25の流入口との間に接続されている。
ドレン回収機構3は、ポンプ24によってドレンタンク23の水が、エゼクタ25の流入口に供給され、エゼクタ25の流出口から排出されることにより、エゼクタ25の吸引口において吸引作用が生じるように構成されている。このエゼクタ25の吸引作用によって、ジャケット部22のドレンがドレン排出管13に排出され、ジャケット部22の蒸気が蒸気排出管14に排出される。つまり、エゼクタ25は、ジャケット部22に蒸気排出管14を介して接続され、ジャケット部22のドレンおよび蒸気を吸引作用によってドレン排出管13および蒸気排出管14に排出させる。
蒸気供給菅11、水供給管12および蒸気排出管14には、それぞれ開閉弁である蒸気供給弁31、水供給弁32および蒸気排出弁34が設けられている。ドレン排出管13には、流入したドレンのみを自動的に蒸気排出管14側へ排出するスチームトラップ33が設けられている。
そして、本実施形態の冷却装置1は、流体回路10に凝縮器40を備えている。凝縮器40は、反応釜21(熱交換部)とエゼクタ25との間に接続されており、蒸気排出管14を流れる蒸気を冷却するものである。具体的に、凝縮器40は、蒸気排出管14におけるドレン排出管13の接続点と蒸気排出弁34との間に接続されている。そして、凝縮器40は、内部流路41を有しており、その内部流路41は水供給管12と接続されている。凝縮器40は、内部流路41を流れる水供給管12の水によって蒸気排出管14の蒸気を冷却するように構成されている。つまり、凝縮器40は蒸気排出管14の蒸気が水供給管12の水と熱交換して凝縮するように構成されている。
〈運転動作〉
上記冷却装置1の加熱動作および冷却動作について図1を参照しながら説明する。
加熱動作は、蒸気が反応釜21のジャケット部22に供給されて対象物が加熱される動作である。加熱動作では、ポンプ24が駆動されると共に、蒸気供給弁31が開状態に設定され、水供給弁32および蒸気排出弁34が閉状態に設定される。この状態では、所定温度の蒸気が蒸気供給菅11から真空減圧状態のジャケット部22に供給され、その蒸気が対象物と熱交換して凝縮し、対象物を所定温度で加熱する。一方、ドレン回収機構3では、ポンプ24によってドレンタンク23の水がエゼクタ25に供給され、再びドレンタンク23に戻る。その際、ジャケット部22で蒸気の凝縮によって発生したドレンが、ドレン排出管13および蒸気排出管14を介してエゼクタ25に吸引され、ドレンタンク23に流入する。こうして、ジャケット部22で発生したドレンはドレンタンク23に貯留(回収)される。
冷却動作は、水(冷却水)が反応釜21のジャケット部22に供給されて対象物が冷却される動作である。冷却動作では、ポンプ24が駆動されると共に、水供給弁32および蒸気排出弁34が開状態に設定され、蒸気供給弁31が閉状態に設定される。この状態において、ドレン回収機構3では、ドレンタンク23の水がポンプ24によってエゼクタ25に供給されると共に水供給管12を通じて真空減圧状態のジャケット部22に供給される。エゼクタ25に供給された水は、再びドレンタンク23に戻る。ジャケット部22では、供給された水が対象物と熱交換して蒸発し、対象物を所定温度で冷却(気化冷却)する。また、ジャケット部22では、水が蒸発して発生した蒸気がエゼクタ25の吸引作用によって蒸気排出管14に排出される。
ジャケット部22から蒸気排出管14に排出された蒸気は、凝縮器40において水供給管12の水と熱交換して凝縮する。この凝縮器40で凝縮した水は、蒸気排出管14を介してエゼクタ25に吸引される。つまり、冷却装置1の冷却動作では、ジャケット部22から蒸気排出管14に排出された蒸気は水に変態してエゼクタ25に吸引される。エゼクタ25に吸引された水は、ドレンタンク23に流入し貯留される。なお、ジャケット部22で蒸発しきれなかった水等はドレン排出管13および蒸気排出管14を介してエゼクタ25に吸引され、ドレンタンク23に流入する。
以上より、上記実施形態の冷却装置1によれば、蒸気排出管14に排出された蒸気を冷却する凝縮器40を備えるようにした。そのため、ジャケット部22から排出された蒸気をそれよりも比体積が小さい水に変態させてエゼクタ25に吸引させることができる。したがって、エゼクタ25の吸引作用によって従来よりも多くの蒸気をジャケット部22から排出することができる。これにより、エゼクタ25の吸引容量を下げても従来と同等量の蒸気をジャケット部22から排出することができることとなり、そのため、エゼクタ25の小型化を図ることが可能になる。
また、上記実施形態の冷却装置1によれば、凝縮器40は水供給管12の水によって蒸気を冷却するようにした。即ち、上記実施形態では、凝縮器40における蒸気の冷却源として既存の水供給管12の水を利用するようにした。そのため、冷却源を別途設ける必要がないので、消費エネルギーの増加を抑制することができる。
なお、上記実施形態の凝縮器40は、水道水や別の設備の水が供給され、その水によって蒸気を冷却するように構成してもよいし、蒸気の冷却減として水以外のものを用いるものであってもよく、蒸気を冷却して凝縮させる構成であれば如何なるものでもよい。
また、上記実施形態の冷却装置1は、上述した冷却動作および加熱動作のうち冷却動作のみを行うものであってもよいことは勿論である。
本発明は、水の蒸発によって対象物を気化冷却する冷却装置について有用である。
1 冷却装置
12 水供給管
14 蒸気排出管
21 反応釜(熱交換部)
25 エゼクタ
40 凝縮器

Claims (2)

  1. 水が供給され、該水の蒸発によって対象物を気化冷却する熱交換部と、
    上記熱交換部に蒸気排出管を介して接続され、上記熱交換部で水の蒸発により発生した蒸気を吸引作用によって上記蒸気排出管に排出させるエゼクタと、
    上記蒸気排出管の蒸気を冷却する凝縮器とを備えている冷却装置。
  2. 請求項1に記載の冷却装置において、
    上記熱交換部に水を供給する水供給管を備え、
    上記凝縮器は、上記水供給管の水によって上記蒸気排出管の蒸気を冷却するように構成されている冷却装置。
JP2014145643A 2014-07-16 2014-07-16 冷却装置 Pending JP2016023806A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014145643A JP2016023806A (ja) 2014-07-16 2014-07-16 冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014145643A JP2016023806A (ja) 2014-07-16 2014-07-16 冷却装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016023806A true JP2016023806A (ja) 2016-02-08

Family

ID=55270732

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014145643A Pending JP2016023806A (ja) 2014-07-16 2014-07-16 冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016023806A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60120186A (ja) * 1983-12-02 1985-06-27 Kanagawaken 熱交換器
JPH05161801A (ja) * 1991-12-04 1993-06-29 Wakomu:Kk 蒸留装置およびこれを用いた廃硫酸回収精製装置
JP2001082845A (ja) * 1999-09-16 2001-03-30 Tlv Co Ltd 気化冷却装置
JP2008045786A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Tlv Co Ltd 熱交換器
JP2008309416A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Tlv Co Ltd 蒸気冷却装置
JP2010181041A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Miura Co Ltd 冷却装置および冷却方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60120186A (ja) * 1983-12-02 1985-06-27 Kanagawaken 熱交換器
JPH05161801A (ja) * 1991-12-04 1993-06-29 Wakomu:Kk 蒸留装置およびこれを用いた廃硫酸回収精製装置
JP2001082845A (ja) * 1999-09-16 2001-03-30 Tlv Co Ltd 気化冷却装置
JP2008045786A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Tlv Co Ltd 熱交換器
JP2008309416A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Tlv Co Ltd 蒸気冷却装置
JP2010181041A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Miura Co Ltd 冷却装置および冷却方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010038391A (ja) ヒートポンプ式蒸気発生装置
KR20120081847A (ko) 배기가스 열원을 이용한 냉,온열 제조시스템
JP5782368B2 (ja) 真空乾燥装置
CN104961178A (zh) 一种蒸发式液体浓缩处理***及其处理方法
JP4821457B2 (ja) 高機能水生成システム
JP7079151B2 (ja) 発電設備用の蒸発濃縮装置及び方法ならびに発電設備
JP2013007369A (ja) 廃熱発電装置
JP2016023806A (ja) 冷却装置
JP5921788B1 (ja) 冷却装置
JP5822599B2 (ja) 低圧蒸気による加熱装置
JP5537165B2 (ja) 廃蒸気回収装置
CN204778912U (zh) 一种蒸发式液体浓缩处理***
JP2019162591A (ja) 蒸発濃縮装置
JP5486322B2 (ja) 廃蒸気回収装置
JP2010046571A (ja) 水溶液の蒸発濃縮方法および蒸発濃縮装置
CN210751315U (zh) 一种应用于切削液浓缩的空气源多效真空式蒸发***
KR101916305B1 (ko) 선박용 조수기
JP5799853B2 (ja) バイナリ発電システム
KR100455626B1 (ko) 히트 펌프식 온수 가열장치
JP2009144987A (ja) 加熱冷却装置
JP2009079845A (ja) 給水加熱器及び発電プラント
JP4622714B2 (ja) エネルギーの有効利用システム
JP2015196151A (ja) 清浄水生成装置
JP5318407B2 (ja) 気化冷却装置
JP7390186B2 (ja) 真空式温水機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170516

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180420

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180905