JP2016020071A - 筆記具 - Google Patents

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JP2016020071A
JP2016020071A JP2014145094A JP2014145094A JP2016020071A JP 2016020071 A JP2016020071 A JP 2016020071A JP 2014145094 A JP2014145094 A JP 2014145094A JP 2014145094 A JP2014145094 A JP 2014145094A JP 2016020071 A JP2016020071 A JP 2016020071A
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中島 徹
Toru Nakajima
徹 中島
剛生 福本
Takeo Fukumoto
剛生 福本
祐介 中村
Yusuke Nakamura
祐介 中村
中島 淳
Atsushi Nakajima
淳 中島
幸根 井上
Yukine Inoue
幸根 井上
古川 和彦
Kazuhiko Furukawa
和彦 古川
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Abstract

【課題】筆記時に指先の滑りを防止するとともに、使用や保管等によって滑り止めの効果が劣化することのないグリップを備えた筆記具を提供する。
【解決手段】軸筒と、この軸筒の把持部分の外周を覆う可撓部材とを備えた筆記具において、前記可撓部材の裏面からは、前記軸筒の表面に向かって複数個の凸部が突出し、前記可撓部材の表面は、前記凸部に対応する複数個の凹部が設けられ、前記軸筒の表面と前記可撓部材の裏面との間には、前記凸部の高さ分の空間が形成された。
【選択図】図2

Description

本発明は、筆記具の把持部分に取り付けられるグリップに関する。
軸筒の表面を平滑にして形成すると、筆記時に指先が滑って筆記がしにくくなることがあるため、筆記具の把持部分に滑り止めとして表面が平滑でないグリップを取り付けることは従来から行われている。そのような技術として、特許文献1には、グリップの表面部分に指先で感知できる程度の厚さの突起を設け、その突起の上側の表面に粘着性を有する塗料を塗布した、滑り止めグリップが開示されている。
特開2002−331788
しかし、特許文献1の技術では、使用を重ねると指の油分がグリップに付着して、粘着性を有する塗料の粘着力が低下することが懸念されるとともに、筆記具の保管時においても問題がある。それは、他の筆記具と同一のペンケースに収容すると、他の筆記具との接触により粘着性を有する塗料が剥がれてしまうばかりでなく、他の筆記具に塗料が付着するといったことも想定される。一方、上着等のポケットにクリップで挟んで収容する単独で保管する場合においても、上着等との接触により、粘着性を有する塗料が剥がれてしまうため、保管には適さないといった問題がある。
そこで、本発明は、筆記時に指先の滑りを防止し、かつ、使用や保管等によって滑り止めの効果が劣化することのないグリップを備えた筆記具を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、以下のような構成を備える。
本発明は、軸筒10と、この軸筒10の把持部分の外周を覆う可撓部材20とを備えた筆記具において、前記可撓部材20の裏面からは、前記軸筒10の表面に向かって複数個の凸部21が突出し、前記可撓部材20の表面は、前記凸部21に対応する複数個の凹部22が設けられ、前記軸筒10の表面と前記可撓部材20の裏面との間には、前記凸部21の高さ分の空間が形成されていることを特徴とする。
軸筒10とは、筆記具の外部構造であり、後端は閉塞していて、先端は先細り形状を呈し、その先端面が開口している。
可撓部材20とは、適度の弾性を有する軟質の素材により形成されることで弾性作用を備えた、軸筒10の把持部分の外周の長さに適した径の筒状の部材である。このとき用いる軟質の素材は、特に限定するものではなく、たとえば、適度な弾性を有する熱可塑性樹脂材、ゴム又はエラストマー等から適宜選択される。
また、可撓部材20の裏面から突出する凸部21は、閉塞したドーム状を呈し、このドーム状の凸部21に対応して可撓部材20の表面に設けられた凹部22は開口している。
上記の構成によると、指先で可撓部材20を把持した際に凹部22を押圧することで、凸部21の高さ分だけ可撓部材20が変形し、その内容積が縮小する。その後、指圧を弱めると可撓部材20の弾性作用により、変形した凹部22が復元しようとした際には、指先の接触部分と凹部22との間の空間が減圧され、真空状態が形成されることで、可撓部材20が指先に吸着する状態となる。
本発明は、上述のように構成されているので、筆記時には可撓部材が指先に吸着されるため、筆記時の指先の滑りを防止することができる。また、この吸着力は、可撓部材の弾性作用による空気の減圧を利用したものであるため、再度効果を発揮することができ、長期に渡って滑り止め効果を持続することが可能である。さらに、本発明の可撓部材は、粘着料などを塗布したものではないため、保管時に他の筆記具との接触による不具合が生じることもない。
本発明の実施形態に係る筆記具の側面図(A)及び側面断面図(B)である。 本発明の実施形態に係る筆記具の前方側の拡大正面図(A)及び拡大正面断面図(B)である。 本発明の実施形態に係るグリップ部材の平面断面図である。 本発明の実施形態に係るグリップ部材の平面図(A)及びグリップ軸にグリップ部材を装着した際の平面断面図(B)である。 本発明の実施形態に係るグリップ軸の正面図(A)及び斜視図(B)である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を筆記具1として内部にシャープペンシルユニット70を有するシャープペンシルを例に説明する。なお、本発明において、筆記具1及びその構成部品についての「前方」とは筆記部を備える側を表し、「後方」とはその反対側を表すものとする。
なお、本発明の実施形態においてはシャープペンシルを例に説明するが、以下の態様に限定されるものではなく、本発明の実施形態に係るグリップを装着可能な筆記具においても適用することができる。さらに、以下の説明においては、本発明の実施形態における特徴点を中心に説明するため、説明の便宜上、シャープペンシルユニット70の構成については省略している。
(全体構造)
本発明の実施形態に係る筆記具1は、図1(A)に示すように、把持部分に複数の窪みが設けられたグリップ部材20を装着したノック式のシャープペンシルである。
本発明の実施形態に係る筆記具1の軸筒10は、図1(B)に示すように、前方から順に、中空筒状を呈する先軸11と、先軸11の外周の一部を覆うグリップ軸14と、軸継手40を介して先軸11の後端に連結される中空筒状を呈する後軸12と、止めリング51を介し後軸12に外嵌されて後軸12の外周を覆う外軸13とを備える。また、軸筒10の筒内には、シャープペンシルユニット70が収容される。
(各部材の構造)
図1(B)に示すように、先軸11の先端部には、シャープペンシルユニット70の先端部分を収容するアウター60が着脱自在に螺合される。また、先軸11の外周の一部は、グリップ部材20が接着されるグリップ軸14に覆われている。
図2(B)に示すように、グリップ部材20は、その裏面から先軸11の表面に向かって突出している複数個の凸部21と、図2(A)に示すように、凸部21に対応した複数個の凹部22とを備えている。また、凸部21は、図4(A)に示すように、グリップ部材20の裏面から突出しているドーム部21aと、ドーム部21aの中心付近から内方に突出している突起部21bとからなる。
グリップ軸14は、図5(A)、(B)に示すように、前方から順に、円環状の指置き前部14bと、軸方向に沿った棒形状を呈し、その一端が指置き前部14bの外周面と連続している指置き基部14aと、指置き基部14aの他端と連続している円環状の指置き後部14cと、指置き後部14cの後部側面に連接し、指置き後部14cの外径よりも短い外径を有する円環状の軸飾り受け31とを備えている。なお、指置きとは、グリップ軸14においてグリップ部材20が巻き付けられていない箇所を指し、ユーザの好みによって、把持位置や把持感を調整するために使用されるものである。
さらに、指置き後部14cの前部側面には、指置き後部14cの外径よりも短い外径を有する円環状の接着面後部14fが連接している。また、接着面後部14fの外周面には、指置き基部14aの側面に沿って軸方向に伸びる棒形状の部材であって、その一端が接着面後部14fの外周面と連続している接着面基部14eが存する。さらに、接着面基部14eの他端には、接着面後部14cと同形状に形成された円環状の接着面前部14dが連続している。なお、接着面は、グリップ軸14にグリップ部材20を接着させる際の接着剤の受け皿として用いられる。
このとき、図5(A)に示す指置き前部14bの後端から指置き後部14cの先端までを結ぶ長さ、すなわち、指置き基部14aの長手方向の長さ(以下、長さbとする。)と、図3に示すグリップ部材20の長手方向の長さ(以下、長さaとする。)とは、等しくなるように形成されている。
また、図1(B)に示すように、先軸11及びグリップ軸14は、グリップ軸14の後端の直後に存する軸継手40を介して後軸12と連結している。なお、グリップ軸14の後端には後軸12との連結時に、その後端の外周を覆うように軸飾り30が装着される。
軸継手40は、図2(B)に示すように、両端が開口した円筒状に形成され、その先端側の外周部に鍔部41が設けられている。また、軸継手40は、先軸11の後端側の外周部に外嵌固定されている。さらに、軸継手40の外周部には、後軸12の先端側の内周面に形成された図示しないネジ溝と螺合するネジ山が形成されており、軸継手40と後軸12の先端側の内周面とを螺合させることにより、先軸11とグリップ軸14とが後軸12と連結する。
また、図2(B)に示すように、軸飾り30は、両端が開口した円筒状に形成され、その後端側の内周面に、軸心方向に突出した段部42が形成されている。そして、軸飾り30は、その筒内に、軸継手40が外嵌された先軸11の後端部が挿入される。また、この挿入時に軸継手40の鍔部41に段部42が支持される。さらに、軸飾り30は、軸継手40に後軸12が螺合されることで先軸11と後軸12との間に挟持されるようになっている。
後軸12は、図1(B)に示すように、その後端部に存する後軸ネジ12aを止めリング51により螺合固定することで、後軸12を覆う外軸13と固定される。また、止めリング51の開口部分には、キャップ状のノックカバー50が装着され、ノックカバー50はシャープペンシルユニット70の後端に装着された消しゴム52を覆っている。
(グリップ部材20の接着方法)
グリップ部材20の接着方法は、図5に示す、グリップ軸14の接着面前部14d、接着面基部14e及び接着面後部14fに接着剤を塗布して、各々の接着面とグリップ部材20とを接触させながらグリップ部材20を巻き付けることで、グリップ軸14とグリップ部材20とを接着させる。なお、図3に示す長さaと図5に示す長さbとは、等しく形成されているため、グリップ軸14からグリップ部材20をはみ出させることなく接着可能となっている。
また、上記のようにグリップ部材20が接着されたグリップ軸14は、先軸11に圧入することで筆記具1の把持部分となる。なお、グリップ軸14を先軸11に圧入した際には、図4(B)に示すように、凸部21の突起部21bが先軸11の表面に当接するようになっている。また、グリップ部材20は、円筒状からなるグリップ軸14と二色成形等による方法で一体成形としてもよい。
(筆記具1の特徴)
続いて、本発明の実施形態に係る筆記具1の特徴について説明する。
上述したように、グリップ部材20は、グリップ軸14に接着されることにより、筆記具1の把持部分として用いられることとなる。
また、グリップ軸14にグリップ部材20を接着させると、図4(B)に示すように、突起部21bの先端とグリップ軸14の表面とが接触するため、先軸11の表面とグリップ部材20の裏面との間に凸部21の高さ分の空間部21cが形成されている。
したがって、この構成によれば、指先でグリップ部材20を把持した際に凹部22を押圧することで、凸部21の高さ分だけグリップ部材20が変形し、その内容積が縮小する。その後、指圧を弱めるとグリップ部材20の弾性作用により、変形した凹部22が復元しようとした際には、指先の接触部分と凹部22との間の空間が減圧され、真空状態が形成される。すると、グリップ部材20が指先に吸着することとなり筆記時の指先の滑りを防止することができる。
また、この吸着力は、グリップ部材20の弾性作用による空気の減圧を利用したものであるため、再度効果を発揮することができ、長期に渡って滑り止め効果を持続する筆記具の提供が可能となる。さらに、本発明の実施形態に係るグリップ部材20は、粘着料などを塗布したものではないため、保管時に他の筆記具との接触による不具合が生じることもない点で優れたものといえる。
1 筆記具
10 軸筒 11 先軸
12 後軸 12a 後軸ネジ
13 外軸 14 グリップ軸
14a 指置き基部 14b 指置き前部
14c 指置き後部 14d 接着面前部
14e 接着面基部 14f 接着面後部
20 グリップ部材(可撓部材) 21 凸部
21a ドーム部 21b 突起部
21c 空間部 22 凹部
30 軸飾り 31 軸飾り受け
40 軸継手 41 鍔部
42 段部
50 ノックカバー 51 止めリング
52 消しゴム
60 アウター
70 シャープペンシルユニット

Claims (1)

  1. 軸筒と、
    前記軸筒の把持部分の外周を覆う可撓部材とを備えた筆記具において、
    前記可撓部材の裏面からは、前記軸筒の表面に向かって複数個の凸部が突出し、
    前記可撓部材の表面は、前記凸部に対応する複数個の凹部が設けられ、
    前記軸筒の表面と前記可撓部材の裏面との間には、前記凸部の高さ分の空間が形成されていることを特徴とする筆記具。
JP2014145094A 2014-07-15 2014-07-15 筆記具 Pending JP2016020071A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019003548A1 (ja) * 2017-06-26 2019-01-03 倉松 八代 持ち方の目安が設置された筆記具持部
JP2019006102A (ja) * 2017-06-26 2019-01-17 倉松 八代 持ち方の目安が設置された筆記具持部

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WO2019003548A1 (ja) * 2017-06-26 2019-01-03 倉松 八代 持ち方の目安が設置された筆記具持部
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