JP2016016815A - 残量報知機能付き液体供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】容器内の残量が少なくなったことを報知する残量報知機能付き液体供給装置を提供すること。【解決手段】残量報知機能付き液体供給装置は、液体を貯留する貯留用容器と、供給口を有し、供給口から液体を供給する供給部と、貯留用容器内から吸引した液体を供給部へ送出するポンプと、貯留用容器とポンプ、及びポンプと供給部との間に設けられた液体を流通させる主管体と、を備えている。更に、主管体は、貯留用容器内において、主管体に接続し、主管体の第1開口部より高い位置に開口された第2開口部を有する第2管体と、第2開口部を開閉させる開閉部材と、を備えている。【選択図】図2
Description
本発明は、容器内に貯留されている液体の残量が少なくなったことを、簡易な構成で報知することができる残量報知機能付き液体供給装置に関する。
車両には、ウィンドウォッシャ液供給装置が設けられている。フロントウィンドシールドに付着した汚れは、運転者の前方視界を低下させるため、ウィンドウォッシャ液供給装置からウォッシャ液をフロントウィンドシールドに供給した上でワイパーを作動させ、フロントウィンドシールドに付着した汚れを洗浄する。
フロントウィンドシールドの表面が乾いた状態では、汚れを十分に払拭できず、又、フロントウィンドシールドに傷がつくことも考えられるので、フロントウィンドシールドを洗浄するときにフロントウィンドシールドにウォッシャ液を供給させることは必須となっている。
従来、ウォッシャ液を貯留する容器内にフロートを備え、容器内に貯留されているウォッシャ液が所定量以下になると、運転席にランプ等を点灯させてウォッシャ液を補充すべきことを運転者に報知する警報装置が知られている。
しかしながら、従来のウィンドウォッシャ液供給装置の警報装置は、タンク内に浮かべたフロートの位置を感知する位置感知手段や、運転者に残量を報知するためのランプ等を必要とし、機構が複雑でコストがかかっていた。
本発明は、容器内に貯留されている液体の残量が少なくなったことを、簡易な構成で報知することができる残量報知機能付き液体供給装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために、残量報知機能付き液体供給装置を次のように構成した。残量報知機能付き液体供給装置は、液体を貯留する貯留用容器と、供給口を有し、前記供給口から前記液体を供給する供給部と、前記貯留用容器内から吸引した液体を前記供給部へ送出するポンプと、前記貯留用容器と前記ポンプ、及び前記ポンプと前記供給部との間に設けられた前記液体を流通させる主管体と、を備えている。更に、前記主管体は、前記貯留用容器内において、前記主管体に接続し、前記主管体の第1開口部より高い位置に開口された第2開口部を有する第2管体と、前記第2開口部を開閉させる開閉部材と、を備えている。
本発明は、次の効果を奏する。貯留用容器内に貯留されている液体の残量が、液体の液面の上に第2開口部が露出するまで少なくなると、第2開口部から主管体の内部に空気が入り、供給部から空気が供給される。供給部から空気が供給され、液体の供給が中断されることにより、貯留用容器内での液体の残量が所定値以下に減少したことを認識できる。
本発明にかかる一実施形態の残量報知機能付きウォッシャ液供給装置について説明する。図1に、残量報知機能付き液体供給装置としての残量報知機能付きウォッシャ液供給装置10を装備した車両12を示す。
車両12は、乗用車両で、前輪14と、後輪16と、フロントフード18と、フロントウィンドシールド20と、フロントワイパー機構22と、サイドドア24と、バックドア26と、を備えている。車両12の内部には、運転席28が設けられている。運転席28には、ハンドルや各種スイッチ類が設けられている。
フロントウィンドシールド20の下部には、残量報知機能付きウォッシャ液供給装置(以下、「ウォッシャ液供給装置」とする)10と、フロントワイパー機構22が設けられている。フロントワイパー機構22は、図2に示すように、ワイパー30と、ワイパーモータ32と、リンク機構34と、ワイパー駆動回路36と、ワイパースイッチ38とを備えている。
ワイパースイッチ38は、運転席28に設けられており、信号線40でECU(エレクトリック・コントロール・ユニット)42に接続している。運転者がワイパースイッチ38を操作すると、信号線40を通して操作信号がECU42に送られる。
ECU42は、ワイパースイッチ38から操作信号を受けると、信号線44を通してワイパー駆動回路36に作動信号を送り、ワイパー駆動回路36は、ワイパーモータ32を操作信号の内容に従って適宜作動させる。このようにフロントワイパー機構22は、ワイパー30を作動させ、雨天時、フロントウィンドシールド20に付着した雨滴等を払拭する。
<第1実施形態>
ウォッシャ液供給装置10は、図2に示すように、貯留用容器としてのウォッシャ液タンク50と、ポンプ52と、供給部54と、ウォッシャ液タンク50とポンプ52との間に設けられた、主管体としてのタンク側管体56と、ポンプ52と供給部54との間に設けられた供給部側管体58と、洗浄機構駆動回路60と、洗浄スイッチ62とを備えている。
ウォッシャ液供給装置10は、図2に示すように、貯留用容器としてのウォッシャ液タンク50と、ポンプ52と、供給部54と、ウォッシャ液タンク50とポンプ52との間に設けられた、主管体としてのタンク側管体56と、ポンプ52と供給部54との間に設けられた供給部側管体58と、洗浄機構駆動回路60と、洗浄スイッチ62とを備えている。
ウォッシャ液タンク50は、貯留用容器で、所定の容量を備えている。ウォッシャ液タンク50は、上部にウォッシャ液補充用の注入筒64を有している。注入筒64には、蓋体66が開閉自在に取り付けられている。ウォッシャ液タンク50は、図1に示すように、車両12のエンジンルーム13内に据え付けられており、フロントフード18を開けるとウィンドウォッシャ液(以下、「ウォッシャ液」とする)の点検や蓋体66を外してウォッシャ液をウォッシャ液タンク50に補充できる。
洗浄スイッチ62は、車両12の運転席28に設けられており、信号線70でECU42に接続している。運転者が洗浄スイッチ62を操作すると、信号線70を通して操作信号がECU42に送られる。ECU42は、洗浄スイッチ62から操作信号を受けると、信号線72を通して洗浄機構駆動回路60に作動信号を送る。洗浄機構駆動回路60は、作動信号に従って、ポンプ52を適宜駆動させる。
又、ECU42は、洗浄スイッチ62からの操作信号を受けると、ポンプ52の作動開始から若干の時間をおいてフロントワイパー機構22が作動するように、ワイパー駆動回路36にも作動信号を送る。
ポンプ52は、吸引口と吐出口とを備えている。ポンプ52は、駆動モータが組み付けられ、駆動モータが作動すると吸引口から吸引した液体を吐出口から吐出する。ポンプ52の吸引口には、タンク側管体56の一端が取り付けられている。タンク側管体56の他端は、ウォッシャ液タンク50の壁体76を貫通してウォッシャ液タンク50の内部に延びている。
ポンプ52の吐出口には、供給部側管体58の一端が取り付けられている。供給部側管体58の他端は、供給部54に接続している。供給部54は、フロントフード18の上面に2箇所設けられている。供給部54には、それぞれフロントウィンドシールド20に向けて開口した供給口が設けられている。
図3は、ウォッシャ液タンク50とタンク側管体56の一部を破断し、ウォッシャ液タンク50の内部を示す部分断面図である。タンク側管体56は、ウォッシャ液タンク50の壁体76を液密に貫通し、ウォッシャ液タンク50の内部に延びている。壁体76を貫通したタンク側管体56は、ウォッシャ液タンク50の底部78に沿って配設されている。
タンク側管体56は、先端に第1開口部84を有している。第1開口部84は、ウォッシャ液タンク50内のウォッシャ液をほぼ残すことなく吸引できるよう、ウォッシャ液タンク50の底部78の近傍に開口されている。
タンク側管体56には、第2管体82が接続部80で接続されている。第2管体82は、タンク側管体56との接続部80から上方に延びている。第2管体82は、底部78から所定の高さH1で水平方向に屈曲し、水平方向に延びた先端に第2開口部86を有している。第2開口部86には、開閉部材としての開閉弁88が設けられている。
底部78から第2開口部86までの高さH1は、ウォッシャ液タンク50にウォッシャ液を補充する必要が生じたときのウォッシャ液の液面の高さに基づいて設定されている。
ウォッシャ液タンク50にウォッシャ液を補充する必要が生じたときとは、ウォッシャ液タンク50内のウォッシャ液が完全になくなるまでに、ウォッシャ液供給装置10を複数回使用できる量のウォッシャ液がウォッシャ液タンク50内に残っている状態である。言い換えれば、ウォッシャ液タンク50のウォッシャ液が完全になくなるまでに、ウォッシャ液タンク50にウォッシャ液を補充する機会が何回か生じると考えられる残量である。
開閉弁88は、基本的に開放しており、第2管体82内に生じた負圧の作用で閉鎖する。更に開閉弁88は、例えば開閉弁88の弁体にダンパーを備える等により、ポンプ52の作動により第2管体82内に負圧が発生してから所定時間経過した後完全に閉鎖される。尚、開閉弁88の閉鎖動作の遅延はダンパーに限るものではない。
したがって、第2管体82は、第2開口部86を通して第2管体82の内部に所定量の空気が流入した後、開閉弁88により閉鎖される。所定量の空気とは、第2開口部86を通り第2管体82内に吸引された空気が接続部80に達し、更にタンク側管体56の内部に空気が流入する量である。開閉弁88は、ポンプ52の作動が停止し、第2管体82内の負圧が消失すると、再び開放された状態に戻る。
次に、ウォッシャ液供給装置10の作用及び効果について説明する。車両12のウォッシャ液タンク50には、ウォッシャ液が十分に貯留されている。かかる状態を図3に示す。タンク側管体56の第1開口部84と第2管体82の第2開口部86はいずれもウォッシャ液の中にある。開閉弁88は、開放されている。
運転者が、洗浄スイッチ62を操作してオンにすると、洗浄機構駆動回路60がポンプ52に作動信号を送る。ポンプ52が作動すると、タンク側管体56を通してウォッシャ液タンク50内のウォッシャ液が吸引される。
ウォッシャ液は、タンク側管体56と第2管体82を通してウォッシャ液タンク50から吸引される。ウォッシャ液タンク50から吸引されたウォッシャ液は、供給部側管体58に圧送され、供給部54の供給口からフロントウィンドシールド20に供給される。
この場合、開閉弁88は閉じる必要はないが、ウォッシャ液の負圧によっても開閉弁88が作動する場合は、所定時間経過した後閉じられる。その後は、タンク側管体56の第1開口部84を通してウォッシャ液がポンプ52に吸引される。
又、洗浄スイッチ62の操作に伴い、フロントワイパー機構22がECU42により作動し、ウォッシャ液で濡れたフロントウィンドシールド20をワイパー30が払拭し、フロントウィンドシールド20の汚れを洗浄する。
そして、ウォッシャ液タンク50内のウォッシャ液が減少し、ウォッシャ液タンク50内で、第2開口部86よりウォッシャ液の液面が下に位置することとなったとする。かかる状態を、図4に示す。
かかる状態で、運転者が洗浄スイッチ62をオンさせると、ポンプ52が作動し、ポンプ52はタンク側管体56を通してウォッシャ液を吸引する。ウォッシャ液タンク50内では、第2管体82の第2開口部86がウォッシャ液の液面Wより上方に露出しており、かつ開閉弁88は、通常の状態として開放されている。そのため、ポンプ52が作動することで、図5に示すように、第2開口部86を通して第2管体82内に空気Aが吸引される。
第2管体82に吸引された空気Aは、接続部80を通過してタンク側管体56に流入する。そして、空気Aがタンク側管体56に適宜流入した後、開閉弁88が閉止する。すると、第2開口部86からの空気Aの吸引は停止するとともに、ポンプ52が継続して作動することにより、タンク側管体56の第1開口部84を通してウォッシャ液がタンク側管体56内に吸引される。
これにより、タンク側管体56内に、第2管体82からタンク側管体56内に含まれた空気Aが、図6に示すように空気溜り92を形成する。空気溜り92は、ポンプ52の作動によりウォッシャ液の移動とともにタンク側管体56内を移動する。そして、ポンプ52から供給部側管体58を通過して供給部54に空気溜り92が至ると、供給部54の供給口から空気溜り92の空気が供給される。空気が供給部54から供給されると、供給部54からのウォッシャ液の供給が一時的に中断される。
洗浄スイッチ62を操作している運転者は、供給部54から供給されるウォッシャ液が空気溜り92の供給により途切れることから、ウォッシャ液タンク50内のウォッシャ液の残量が少なくなったことを認識することができる。ウォッシャ液タンク50内のウォッシャ液の残量が少なくなったことを認識した運転者は、ウォッシャ液タンク50にウォッシャ液を補充したり、ウォッシャ液の補充を依頼したりする。
ウォッシャ液タンク50にウォッシャ液が補充されると、第2開口部86は、図3に示すようにウォッシャ液の中に沈むので、次にフロントウィンドシールド20の洗浄を行っても、ウォッシャ液は連続して供給され、ウォッシャ液の供給が途切れることはない。
このように、ウォッシャ液供給装置10は、ウォッシャ液タンク50内のウォッシャ液の残量が少なくなると、供給部54から供給されるウォッシャ液が途切れる。このことから、運転者は、ウォッシャ液タンク50内のウォッシャ液の残量が少なくなったことを容易に認識できる。これによりウォッシャ液が適切に補充されるので、運転者がフロントウィンドシールド20を洗浄しようとしたとき、ウォッシャ液供給装置10からウォッシャ液が供給されず、フロントウィンドシールド20の洗浄ができなくなることを防止できる。
ウォッシャ液供給装置10は、タンク側管体56に第2管体82と開閉弁88とを設けて構成されているので、部品点数が少なく、組み立てが容易で、故障が少なく、低コストで提供できる。
ウォッシャ液は、一時的に供給が中断されるだけであり、ウォッシャ液をウォッシャ液タンク50に補充するまで、あるいはウォッシャ液タンク50からウォッシャ液が完全になくなるまでは、第1開口部84を通して吸引されるウォッシャ液が供給部54から供給されるので、フロントウィンドシールド20の洗浄について支障は生じない。
尚、洗浄スイッチ62を操作している間に生じるウォッシャ液の供給の中断は、一度のみでなく、複数回所定の間隔をあけて継続して行なわれるようにしてもよい。そのためには例えば開閉弁88を、負圧により、あるいは空気やウォッシャ液の流通等により適宜の間隔で開閉が繰り返されるように構成することとする。あるいは、第2管体82をタンク側管体56に複数直列に設けてもよい。又、その場合、各第2管体82の第2開口部86の高さを異ならせてもよい。
<第2実施形態>
次に、本発明にかかる第2実施形態のウォッシャ液供給装置11について説明する。尚、ウォッシャ液供給装置11の第1実施形態と同一の部材については、同一の符号を付し、説明は省略する。
次に、本発明にかかる第2実施形態のウォッシャ液供給装置11について説明する。尚、ウォッシャ液供給装置11の第1実施形態と同一の部材については、同一の符号を付し、説明は省略する。
図7に、ウォッシャ液供給装置11の構成の一部を示す。ウォッシャ液供給装置11は、ウォッシャ液タンク50内に、タンク側管体94の一部がほぼ二等辺三角形に形成された山形部96を備えている。タンク側管体94は、ウォッシャ液タンク50の底部78に近い位置から壁体76を貫通してウォッシャ液タンク50内に挿入されている。山形部96は、タンク側管体94が底部78に近い位置で斜め上方に屈曲し、上方に直線状に延び、そして上部で斜め下方に屈曲して、ほぼ底部78の位置まで直線状に下がり、再び底部78に沿って延び、概ね山形に形成されている。タンク側管体94の先端は、第3開口部98として、ウォッシャ液タンク50の底部78に近い位置に開口している。
山形部96の頂上部分には、第3管体100が接続されている。第3管体100は、タンク側管体94の山形部96の頂上部分から、車両12の上下方向に沿って上方に延びている。第3管体100は、上端に第4開口部102が形成され、第4開口部102により開口されている。第4開口部102には、第3管体100を開閉させる第2開閉弁104が設けられている。
第2開閉弁104は、通常開放された状態であり、第3管体100の内部に負圧が生じると閉止する。第4開口部102は、第1実施形態のウォッシャ液供給装置10における第2開口部86と同様、ウォッシャ液タンク50内のウォッシャ液がなくなるまでにウォッシャ液を補充する機会が設けられる観点等からその高さH2が設定されている。尚、第4開口部102は、タンク側管体94に直接設けられていてもよい。
次に、ウォッシャ液供給装置11の作用、効果について説明する。ウォッシャ液タンク50内にウォッシャ液が十分に貯留されているときは、運転者が洗浄スイッチ62をオンすると、ポンプ52がタンク側管体56の第3開口部98からウォッシャ液を吸引して、供給部54から供給する。ポンプ52が作動した直後は、第2開閉弁104が開いているため、第3管体100からウォッシャ液を吸引するが、負圧が生じると第2開閉弁104により直ちに閉鎖される。
そして、ウォッシャ液タンク50内のウォッシャ液の残量が減少し、ウォッシャ液の液面Wが第4開口部102の高さH2より下方になったとする。すると、第4開口部102を通してタンク側管体56の内部に空気が流入する。空気が流入して、ウォッシャ液タンク50内の液面の高さWとタンク側管体56内のウォッシャ液の液面とが同一の高さとなる。これにより、タンク側管体56の山形部96の上部部分に空気溜り110が形成される。
運転者が、洗浄スイッチ62をオンすると、ポンプ52が作動してタンク側管体56内のウォッシャ液が吸引される。ポンプ52が作動してウォッシャ液の吸引が開始されると、タンク側管体56内に生じた負圧により第2開閉弁104は直ちに閉じられる。
タンク側管体56内のウォッシャ液がポンプ52により吸引されると、タンク側管体56内に生じた空気溜り110もウォッシャ液とともに吸引され、ポンプ52を通過して供給部側管体58に移動する。
そして、空気溜り110の空気が供給部54から供給されると、供給部54からのウォッシャ液の供給が一時的に中断され、これにより運転者は、ウォッシャ液タンク50内でのウォッシャ液の残量が減少していることを認識できる。
又、タンク側管体56内の少なくとも第3開口部98側のタンク側管体56内の液面は、ウォッシャ液タンク50内の液面Wと等しくなるので、タンク側管体56内に生じる空気溜り110は、ウォッシャ液タンク50内でのウォッシャ液の液面が下がるに応じて体積が増加する。これにより、供給部54から供給されるウォッシャ液の中断時間が、ウォッシャ液の残量の減少に伴い増加する。したがって、運転者は、ウォッシャ液の中断時間の増加からウォッシャ液の減少の程度を認識することができる。又、山形部96を複数直列に設けてもよい。
尚、本発明は、前記実施形態に限るものではない。例えば、車両のウォッシャ液供給装置にかぎらず、他の液体を供給する液体供給装置に用いることができる。又、液体を貯留するタンク内における管体の形状や開閉弁88の構成等は、前記例に限るものではなく、同様の作用効果を有するものであればよい。
本発明は、車両に設けられるウォッシャ液供給装置に利用できる。
10…残量報知機能付きウォッシャ液供給装置、12…車両、13…エンジンルーム、14…前輪、16…後輪、18…フロントフード、20…フロントウィンドシールド、22…フロントワイパー機構、24…サイドドア、26…バックドア、28…運転席、30…ワイパー、32…ワイパーモータ、34…リンク機構、36…ワイパー駆動回路、38…ワイパースイッチ、40…信号線、42…ECU、44…信号線、50…ウォッシャ液タンク、52…ポンプ、54…供給部、56…タンク側管体、58…供給部側管体、60…洗浄機構駆動回路、62…洗浄スイッチ、64…注入口、66…蓋体、70…信号線、72…信号線、80…接続部、82…第2管体、84…第1開口部、86…第2開口部、88…第2開閉弁、92…空気溜り。
Claims (5)
- 液体を貯留する貯留用容器と、
供給口を有し、前記供給口から前記液体を供給する供給部と、
前記貯留用容器と前記供給部の間に設けられ、前記貯留用容器内から吸引した液体を前記供給部へ送出するポンプと、
前記貯留用容器と前記ポンプ、及び前記ポンプと前記供給部との間に設けられ、前記液体を流通させる主管体と、を備え、
更に、前記主管体は、前記貯留用容器内において、
前記主管体に接続し、前記主管体の第1開口部より高い位置に開口された第2開口部を有する第2管体と、
前記第2開口部に設けられ、前記第2開口部を開閉させる開閉部材と、を備えたことを特徴とする残量報知機能付き液体供給装置。 - 前記開閉部材は、通常時開放された状態で前記第2開口部に設けられ、前記第2開口部が前記液体の液面より上に露出した状態で前記ポンプを作動させたとき、前記主管体内に所定量の空気が流入した後前記第2開口部を閉止することを特徴とする請求項1に記載の残量報知機能付き液体供給装置。
- 前記開閉部材は、前記ポンプが作動することにより前記第2管体内に生じた負圧の作用により閉止されることを特徴とする請求項1又は2に記載の残量報知機能付き液体供給装置。
- 前記第1開口部は、前記貯留用容器内の底部近傍に設けられ、
前記第2開口部は、前記貯留用容器内に所定量の液体が残留されているときの前記液体の液面高さに基づいて、前記貯留用容器の底部からの高さが設定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の残量報知機能付き液体供給装置。 - 前記液体は、車両のウィンドウォッシャ液であり、前記供給部は、前記車両のウィンドシールドに前記ウィンドウォッシャ液を供給するウィンドウォッシャ液供給部であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の残量報知機能付き液体供給装置。
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