JP2016012670A - 半導体モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】より高温まで半導体基板の温度を検出可能な半導体モジュールにおいて、体格を小型化しつつ、半導体基板の高温となる部分の温度を検出できるようにすること。【解決手段】半導体モジュールは、一面側にゲート電極が形成されたIGBT素子15を有する半導体基板と、半導体基板の一面上に配置され、ゲート配線を介してゲート電極と接続された外部接続用の複数のゲートパッド34a,34bと、を有する半導体装置14を備えている。また、半導体基板の温度を検出するゲート駆動回路18を備えている。半導体装置は、ゲート電極として、2つのゲートパッド34a,34bを電気的に中継する中継ゲート電極を含んでいる。ゲート駆動回路18は、2つのゲートパッド34a,34bを介して中継ゲート電極に通電するとともに、通電状態におけるゲートパッド間の抵抗Rgから温度を求める。【選択図】図4

Description

本発明は、ゲート電極を有するスイッチング素子が形成された半導体基板を備え、半導体基板の温度を検出可能に構成された半導体モジュールに関する。
ゲート電極を有するスイッチング素子が形成された半導体基板を備え、半導体基板(スイッチング素子)の温度を検出可能に構成された半導体モジュールとして、たとえば特許文献1に記載のものが知られている。
特許文献1では、多結晶シリコンからなるゲート電極が、半導体基板の一面上に配置されている。ゲート電極と同じ層には、多結晶シリコンからなる測温抵抗体が配置されている。測温抵抗体の両端には、センスパッドが接続されている。
これによれば、センスパッド間に定電流を流してセンスパッド間に生じる電位差として測温抵抗体の抵抗値を測定する。そして、抵抗値の温度特性から、測定した抵抗値を温度に換算することで、半導体基板の温度を検出できるようになっている。
また、測温抵抗体を用いるため、多結晶シリコンからなるダイオードよりも、高い温度まで使用することができる。
特開2013−98316号公報
しかしながら、特許文献1の構成によれば、半導体基板の一面上において、スイッチング素子の形成領域(アクティブ領域)とは別の領域に測温抵抗体を配置しなければならないため、半導体基板の体格を小型化するのが困難である。
また、測温抵抗体はアクティブ領域の周辺に配置されるため、スイッチング素子の駆動により半導体基板において高温となる部分の温度を検出することができない。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、より高温まで半導体基板の温度を検出可能な半導体モジュールにおいて、体格を小型化しつつ、半導体基板の高温となる部分の温度を検出できるようにすることを目的とする。
ここに開示される発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲及びこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
開示された発明のひとつは、一面(20a)側にゲート電極(27)が形成されたスイッチング素子(15)を有する半導体基板(20)と、半導体基板の一面上に配置され、ゲート配線(33)を介してゲート電極と接続された外部接続用の複数のゲートパッド(34)と、半導体基板の温度を検出する温度検出部(18)と、を備えている。
そして、ゲート電極として、2つのゲートパッド(34a,34b)を電気的に中継する中継ゲート電極(27a)を含んでいる。温度検出部は、2つのゲートパッドを介して中継ゲート電極に通電するとともに、通電状態におけるゲートパッド間の抵抗値から温度を求めることを特徴とする。
これによれば、中継ゲート電極を、温度検出用の抵抗体として用いる。したがって、温度検出部により通電したときのゲートパッド間の抵抗値から、半導体基板(スイッチング素子)の温度を求める、すなわち、半導体基板の温度を検出することができる。
また、中継ゲート電極を、温度検出用の抵抗体として用いるため、多結晶シリコンからなるダイオードを採用する場合に較べて、より高温まで使用することができる。
また、中継ゲート電極を、ゲート電極としてだけでなく、温度検出用の抵抗体としても用いるため、ゲート電極とは別に温度検出用の抵抗体を設ける構成に較べて、半導体基板の体格を小型化することができる。
ところで、チャネル抵抗が、スイッチング素子のオン抵抗の大部分を占めている。すなわち、チャネル部分が最も発熱する。本発明では、中継ゲート電極により温度を検出するため、チャネル部分の温度、すなわち、半導体基板において高温となる部分の温度を検出することができる。
第1実施形態に係る半導体モジュールの概略構成を示す図である。 半導体モジュールのうち、半導体装置の概略構成を示す平面図である。 図2のIII-III線に沿う断面図である。 ゲート駆動回路の概略構成を示す図である。 IGBT素子駆動時のゲート駆動回路に動作を示す図である。 温度測定方法を説明するための図である。 温度測定方法を説明するための図である。 ゲート駆動回路の第1変形例を示す図である。 ゲート駆動回路の第2変形例を示す図である。 ゲート駆動回路の第3変形例を示す図である。 第2実施形態に係る半導体モジュールのうち、半導体装置の概略構成を示す平面図である。 第3実施形態に係る半導体モジュールのうち、半導体装置の概略構成を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の各図相互において互いに同一もしくは均等である部分に、同一符号を付与する。また、半導体基板20の厚み方向をZ方向と示す。また、Z方向に直交し、ゲート電極27の延設方向をX方向と示す。また、X方向及びZ方向の両方向に直交する方向をY方向と示す。また、X方向及びY方向により規定される面に沿う形状を平面形状と示す。
(第1実施形態)
先ず、図1に基づき、半導体モジュールの概略構成について説明する。
図1に示す半導体モジュール10(電力変換装置)は、直流電源100から供給される直流電圧を、三相交流に変換して、モータジェネレータ101(以下、MG101と示す)に出力するように構成されている。このような半導体モジュール10は、例えば電気自動車やハイブリッド車に搭載される。半導体モジュール10は、MG101により発電された電力を、直流に変換して直流電源100(バッテリ)に充電することもできる。なお、図1に示す符号102は、平滑コンデンサである。図1では、直流入力部として直流電源100のみを示しているが、それ以外に昇圧コンバータ等の電圧変換部を備えても良い。
半導体モジュール10は、三相インバータ11を有している。三相インバータ11は、直流電源100の正極(高電位側)に接続された高電位電源ライン12と、負極(低電位側)に接続された低電位電源ライン13との間に設けられた三相分の上下アームを有している。そして、各相の上下アームは、2つの半導体装置14によって構成されている。
半導体装置14は、スイッチング素子と、該スイッチング素子に逆並列に接続された還流用素子と、を備えている。本実施形態では、同一の半導体基板に、スイッチング素子としてのIGBT素子15と、還流用素子としてのFWD素子16が構成されている。このIGBT素子15が、特許請求の範囲に記載のスイッチング素子に相当し、FWD素子16が還流ダイオードに相当する。しかしながら、IGBT素子とFWD素子が別チップに構成されても良い。本実施形態では、nチャネル型のIGBT素子を採用している。FWD素子16のカソード電極は、IGBT素子15のコレクタ電極15cと共通化され、アノード電極はエミッタ電極15eと共通化されている。
上アーム側の半導体装置14において、IGBT素子15のコレクタ電極15cは、高電位電源ライン12と電気的に接続され、エミッタ電極15eは、MG101への出力ライン17に接続されている。下アーム側の半導体装置14において、IGBT素子15のコレクタ電極15cは、MG101への出力ライン17に接続され、エミッタ電極15eは、低電位電源ライン13と電気的に接続されている。
また、半導体モジュール10は、ゲート駆動回路18を有している。ゲート駆動回路18は、図示しない外部の制御回路(たとえば、MGECU)からの制御指令に従って、三相インバータ11、すなわち各IGBT素子15を駆動するものである。ゲート駆動回路18は、駆動制御信号として、MG101が発生すべき駆動トルクに応じた信号をIGBT素子15のゲート電極15gに出力する。本実施形態では、このゲート駆動回路18が、IGBT素子15の構成された半導体基板の温度を検出する機能を有している。すなわち、ゲート駆動回路18が、特許請求の範囲に記載の温度検出部に相当する。
次に、図2及び図3に基づき、半導体装置14の概略構成について説明する。なお、図2では、便宜上、エミッタ電極、保護膜、層間絶縁膜などを省略するとともに、アクティブ領域を破線で示している。図3は、図2のIII-III線の断面に対応している。
本実施形態では、一例として、パンチスルー型のIGBT素子15を示す。しかしながら、これに限定されず、ノンパンチスルー型や、フィールドストップ型などのIGBT素子15を採用することもできる。
図2及び図3に示すように、半導体装置14は、半導体基板20を有しており、この半導体基板20のアクティブ領域21に、上記したIGBT素子15が構成されている。また、半導体基板20には、FWD素子16も内蔵されている。なお、アクティブ領域21は、複数のIGBTセルで構成されるIGBT素子15が配置され、主電流を導通させる領域である。このアクティブ領域21が、特許請求の範囲に記載のスイッチング素子形成領域に相当する。
半導体基板20は、シリコンを材料として形成されており、Z方向において一面20a及び該一面20aと反対の裏面20bを有している。半導体基板20は、比較的不純物濃度が高い第1導電型(p+)の基板層22と、基板層22上にエピタキシャル結晶成長させた比較的不純物濃度の低い第2導電型(n−)のドリフト層23と、を有している。基板層22は、IGBT素子15のコレクタ領域として機能する。そして、基板層22におけるドリフト層23と反対の面が、裏面20bをなしている。なお、基板層22とドリフト層23の間に、比較的不純物濃度の高い第2導電型(n+)のバッファ層を有してもよい。
ドリフト層23における基板層22と反対の表層には、第1導電型(p)のベース領域24が選択的に形成されている。そして、半導体基板20の一面20a側からベース領域24を貫通し、先端がドリフト層23に到達するように、トレンチ25が所定深さを有して形成されている。トレンチ25の壁面には、ゲート絶縁膜26が配置されている。そして、ゲート絶縁膜26を介して、トレンチ25を埋めるように、多結晶シリコンからなるゲート電極27が形成されている。このように、本実施形態では、トレンチゲート型のIGBT素子15となっている。
ゲート電極27(トレンチ25)は、図2に示すように、X方向に沿って延設されるとともに、複数本のゲート電極27がY方向に所定ピッチで並設されている。このようにゲート電極27をストライプ状に設けることで、アクティブ領域21に複数のIGBTセルが構成されている。
ベース領域24の表層には、トレンチ構造のゲート電極27に隣接するように、比較的不純物濃度が高い第2導電型(n+)のエミッタ領域28が形成されている。また、ベース領域24の表層には、エミッタ領域28に隣接して、比較的不純物濃度が高い第1導電型(p+)のコンタクト領域29が形成されている。したがって、表層にエミッタ領域28及びコンタクト領域29が設けられている部分では、エミッタ領域28及びコンタクト領域29の表面が、半導体基板20の一面20aをなしている。
ゲート電極27は、層間絶縁膜30によって覆われている。層間絶縁膜30上には、金属材料を用いてエミッタ電極31が形成されている。このエミッタ電極31は、エミッタ領域28及びコンタクト領域29と電気的に接続されている。エミッタ電極31は、アクティブ領域21のほぼ全域に設けられている。一方、半導体基板20の裏面20b上には、金属材料を用いてコレクタ電極32が形成されている。コレクタ電極32は、裏面20bのほぼ全面に形成されている。
半導体基板20の一面20a上におけるアクティブ領域21の周辺には、図示しないフィールド酸化膜や層間絶縁膜を介して、ゲート配線33が形成されている。このゲート配線33は、アルミニウムなどの金属材料を用いて形成されている。ゲート電極27は、層間絶縁膜30に設けられた図示しない層間接続部(ビア)を介して、ゲート配線33と電気的に接続されている。本実施形態では、アクティブ領域21が平面略矩形状をなしている。ゲート配線33は、Y方向に延設された第1ゲート配線33a及び第2ゲート配線33bを有している。第1ゲート配線33aは、アクティブ領域21の矩形の1辺に沿って配置され、第2ゲート配線33bが、第1ゲート配線33aと反対の辺に沿って配置されている。すなわち、X方向において、2本のゲート配線33a,33bにより、アクティブ領域21が挟まれている。
ゲート配線33の一部は、ゲート駆動回路18から駆動制御信号を受け入れるためのゲートパッド34となっている。したがって、ゲートパッド34より入力された駆動制御信号は、ゲート配線33を経由してゲート電極27に供給される。本実施形態では、第1ゲート配線33aの一部として第1ゲートパッド34aが設けられ、第2ゲート配線33bの一部として第2ゲートパッド34bが設けられている。このように、2つのゲートパッド34(34a,34b)を有している。
そして、すべてのゲート電極27は、その一端が第1ゲート配線33aを介して第1ゲートパッド34aに電気的に接続され、他端が第2ゲート配線33bを介して第2ゲートパッド34bに電気的に接続されている。すなわち、すべてのゲート電極27が、2つのゲートパッド34a,34bを電気的に中継する中継ゲート電極27aとなっている。
このように構成される半導体装置14では、図3に示すように、たとえば、エミッタ電極31に0V(グランド)、コレクタ電極に正の電圧を印加した状態で、ゲート電極27に閾値電圧Vt以上の電圧を印加すると、ゲート電極27に隣接するベース領域24の部分が、第1導電型(p)から第2電動型(n)に反転し、矢印で示すようにコレクタ電極32からエミッタ電極31に向けて電流(コレクタ電流)が流れる。IGBT素子15のオン抵抗のうち、チャネル抵抗Rcが最も高い。したがって、IGBT素子15の駆動時においては、チャネル部分から最も発熱する。
次に、図4に基づき、ゲート駆動回路18について説明する。図4では、ゲート駆動回路18による温度検出対象として、便宜上、1つの半導体装置14(1つのIGBT素子15)のみを示す。しかしながら、残りの5つの半導体装置14(IGBT素子15)についても、同じくゲート駆動回路18により、温度が検出可能となっている。
図4に示すように、ゲート駆動回路18は、2つの電圧源40,41を有している。これら電圧源40,41は、図示しないMGECUから入力される信号に基づいて、出力電圧を可変に構成されている。第1電圧源40は、IGBT素子15の閾値電圧Vt以上の電圧と、閾値未満の電圧を生成し、電圧Vg3として出力する。具体的には、閾値電圧Vtを15Vとすると、所定のタイミングで閾値以上の電圧である15.1Vを生成し、15.1Vの電圧生成とは異なるタイミングで閾値未満の電圧である0.1Vを生成する。
第2電圧源41も、MGECUから入力される信号に基づいて、IGBT素子15の閾値電圧Vt以上の電圧と、閾値未満の電圧を生成し、出力する。具体的には、所定のタイミングで閾値以上の電圧である15Vを生成し、15Vの電圧生成とは異なるタイミングで閾値未満の電圧である0Vを生成する。
第1電圧源40は、電流検出用抵抗R1を介して、半導体装置14の第1ゲートパッド34aと電気的に接続されている。電流検出用抵抗R1は、温度検出時に各電圧源40,41が生成する電圧に対し、後述する電圧Vg1,Vg2が互いに異なる値となるように設定されている。たとえば、後述するスイッチSW1が閉の状態において、第1電圧源40が15.1V、第2電圧源41が15Vを生成したときに、電圧Vg1,Vg2が互いに異なる値(Vg1>Vg2)となるように設定されている。
第2電圧源41は、スイッチSW1を介して、半導体装置14の第2ゲートパッド34bに接続される。スイッチSW1は、MGECUから入力される信号に基づいて、その開閉が制御される。スイッチSW1が閉の状態において、第2電圧源41と第2ゲートパッド34bが電気的に接続される。スイッチSW1が開の状態になると、第2電圧源41と第2ゲートパッド34bは遮断され、第2ゲートパッド34bは、スイッチSW1及び電流検出用抵抗R1を介して、第1電圧源40と電気的に接続される。図4の破線は、スイッチSW1の開の状態を示す。
ゲート駆動回路18は、さらに、電流検出部42、電圧検出部43、演算部44、及びメモリ45を有している。電流検出部42は、電流検出用抵抗R1の両端の電位差と電流検出用抵抗R1の抵抗値(固定値)から、電流検出用抵抗R1に流れる電流を算出する。このように、電流検出部42は、電流検出用抵抗R1に流れる電流、すなわち、後述する抵抗Rgに流れる電流を検出する。
電圧検出部43は、第1ゲートパッド34aに印加される電圧Vg1と、第2ゲートパッド34bに印加される電圧Vg2との差(電位差)を検出する。すなわち、電圧検出部43は、抵抗Rgの両端に印加される電圧を検出する。
演算部44は、電流検出部42から、電流検出用抵抗R1に流れる電流の値を取得するとともに、電圧検出部43から2つのゲートパッド34a,34bの電位差を取得する。そして、これらの値から、中継ゲート電極27aの抵抗Rg(以下、ゲート内部抵抗Rgと示す)の値を算出する。多結晶シリコンからなる中継ゲート電極27aの抵抗値は温度特性(温度依存性)を有している。演算部44は、たとえば、予めメモリ45に格納された抵抗値と温度との関係を示すマップから、抵抗値を温度に換算する。そして、算出した温度が予め設定された温度以上の場合に、フェールセーフ信号をMGECUに出力する。
このように、中継ゲート電極27aを温度測定用の抵抗体として用いることで、ゲート駆動回路18により、半導体基板20(IGBT素子15)の温度を検出することができる。
なお、ゲート内部抵抗Rgは、2つのゲートパッド34a,34b間の抵抗であるため、厳密には、上記した中継ゲート電極27aだけでなく、ゲート配線33などの抵抗も含む。しかしながら、ゲート配線33は、アルミニウムなどの導電性に優れる金属材料を用いて形成されているため、多結晶シリコンからなる中継ゲート電極27aが、抵抗の大部分を占めている。
次に、図5〜図7に基づき、温度測定方法について説明する。
先ず、IGBT素子15の駆動方法(温度測定なし)について説明する。図5に示す電圧Veはエミッタ電極31に印加されるエミッタ電圧である。電圧Veは0V(グランド)であり、第1電圧源40は、電圧Veを基準として、15.1Vの電圧Vg3を出力する。また、SW1を開の状態とし、これにより、電圧Vg1,Vg2は互いに等しくなる。なお、この場合、電流検出用抵抗R1を、外部のゲート抵抗として用いることもできる。第2電圧源41は、スイッチSW1により、第2ゲートパッド34bと遮断されているため、その生成電圧については特に限定されない。
次いで、IGBT素子15の駆動時(オン期間)に、温度測定をする方法について説明する。ゲート駆動回路18は、IGBT素子15のオン期間において、一時的に温度測定を行う。図6に示すように、スイッチSW1を閉の状態にするとともに、第1電圧源40が15.1Vを生成し、第2電圧源41が15Vを生成する。これにより、電流検出用抵抗R1に電流Iaが流れ、既知の抵抗値と、電圧Vg3と電圧Vg1の差から、電流Iaを算出する。また、電圧Vg1と電圧Vg2は、互いに異なる値となる。すなわち、2つのゲートパッド34a,34bには、互いに異なる電圧が印加される。したがって、電圧Vg1と電圧Vg2との差と上記電流Iaから、ゲート内部抵抗Rgを算出し、ゲート内部抵抗Rgの温度特性から温度を求めることができる。
なお、第1電圧源40及び第2電圧源41の生成する電圧は、ともに閾値電圧Vt以上であり、且つ、互いに近い値であるため、温度測定をしつつ、IGBT素子15をオンさせることができる。
次いで、IGBT素子15の非駆動時(オフ期間)に、温度測定をする方法について説明する。ゲート駆動回路18は、IGBT素子15のオフ期間において、一時的に温度測定を行う。第1電圧源40及び第2電圧源41の生成する電圧が異なる点を除けば、図6と同じである。図7に示すように、スイッチSW1を閉の状態にするとともに、第1電圧源40が0.1Vを生成し、第2電圧源41が0Vを生成する。これにより、電流検出用抵抗R1に電流Iaが流れるため、既知の抵抗値と、電圧Vg3と電圧VG1の差から、電流Iaを算出する。また、電圧Vg1と電圧Vg2は、互いに異なる値となる。すなわち、2つのゲートパッド34a,34bには、互いに異なる電圧が印加される。したがって、電圧Vg1と電圧Vg2との差と上記電流Iaから、ゲート内部抵抗Rgを算出し、ゲート内部抵抗Rgの温度特性から温度を求めることができる。
なお、第1電圧源40及び第2電圧源41の生成する電圧が、ともに閾値電圧Vt未満であるため、温度測定をしつつ、IGBT素子15をオフさせることができる。
次に、上記した半導体装置14及び半導体モジュール10の効果について説明する。
本実施形態では、中継ゲート電極27aを、温度検出用の抵抗体として用いる。したがって、ゲート駆動回路18により通電したときのゲート内部抵抗Rgの値から、半導体基板20(IGBT素子15)の温度を求める、すなわち、半導体基板20の温度を検出することができる。
また、中継ゲート電極27aを、温度検出用の抵抗体として用いるため、多結晶シリコンからなるダイオードを採用する場合に較べて、より高温まで使用することができる。また、半導体装置14の製造工程を簡素化することもできる。
また、中継ゲート電極27aを、ゲート電極27としてだけでなく、温度検出用の抵抗体としても用いるため、ゲート電極とは別に温度検出用の抵抗体を設ける構成に較べて、半導体装置14(半導体基板20)の体格を小型化することができる。
ところで、チャネル抵抗Rcが、IGBT素子15のオン抵抗の大部分を占めている。すなわち、IGBT素子15のオン期間において、チャネル部分から最も発熱する。これに対し、本実施形態では、チャネルに隣接する中継ゲート電極27aを温度検出用の抵抗体として温度を検出するため、チャネル部分の温度、すなわち、半導体基板20において高温となる部分の温度を精度よく検出することができる。これにより、フェールセーフ処理の精度を向上することができる。また、半導体基板20の温度変化に対応して応答性良く温度を検出することができる。
本実施形態の構成によれば、ゲート駆動回路18により、IGBT素子15のオン期間において、2つのゲートパッド34a,34bに対し、閾値電圧Vt以上の値であって互いに異なる値の電圧を印加することができる。したがって、温度測定をしつつ、IGBT素子15を駆動させることができる。すなわち、IGBT素子15の駆動状態の温度を検出することができる。
また、本実施形態の構成によれば、ゲート駆動回路18により、IGBT素子15のオフ期間において、2つのゲートパッド34a,34bに対し、閾値電圧Vt未満の値であって互いに異なる値の電圧を印加することができる。したがって、温度測定をしつつ、IGBT素子15をオフさせることができる。すなわち、FWD素子16による回生時の半導体基板20の温度を検出することができる。
なお、本実施形態では、IGBT素子15の駆動時(温度測定なし)において、スイッチSW1を開状態とし、第1電圧源40の電圧Vg3を、2つのゲートパッド34a,34bに印加する例を示した。しかしながら、スイッチSW1を第1電圧源40側における電流検出用抵抗R1と第1ゲートパッド34aとの間に設け、IGBT素子15の駆動時(温度測定なし)に、スイッチSW1を開状態としてもよい。この場合、第2電圧源41の電圧15Vを、2つのゲートパッド34a,34bに印加することとなる。なお、IGBT素子15の非駆動時(温度測定なし)には、同じようにして、第2電圧源41の電圧0Vを、2つのゲートパッド34a,34bに印加することとなる。
本記実施形態では、ゲート駆動回路18が、2つの電圧源40,41を有する例を示した。しかしながら、図8に示す第1変形例のように、第1電圧源40のみを有する構成を採用することもできる。図8では、ゲート駆動回路18が、第2電圧源41に代えて、降圧回路46を有している。それ以外の構成は、図4と同じである。この場合、第1電圧源40が15.1Vを生成すると、降圧回路46はその電圧を降圧して15Vを生成する。また、第1電圧源40が0.1Vを生成すると、降圧回路46はその電圧を降圧して0Vを生成する。なお、第2電圧源41のみを有し、この出力を昇圧回路によって昇圧する構成としてもよい。
また、図9に示す第2変形例のように、スイッチSW1を有さない構成を採用することもできる。図9では、ゲート駆動回路18が、第1電圧源47と、第2電圧源41を有している。第2電圧源41は、上記実施形態同様、15Vと0Vを生成する。一方、第1電圧源47は、上記実施形態と異なり、15.1V,15V,0.1V,0Vを生成する。詳しくは、IGBT素子15の駆動時(温度測定なし)において、第1電圧源47は、15Vを生成する。IGBT素子15の駆動時に温度測定をする場合、第1電圧源47は、15.1Vを生成する。IGBT素子15の非駆動時に温度測定をする場合、第1電圧源47は、0.1Vを生成する。IGBT素子15の非駆動時(温度測定なし)において、第1電圧源47は、0Vを生成する。なお、図9において、符号R2は、第2電圧源14側の外部のゲート抵抗である。
さらには、図10に示す第3変形例のように、ゲート駆動回路18が定電流源48を有する構成を採用することもできる。図10に示すゲート駆動回路18は、電圧源に代えて、定電流源48を有しており、定電流駆動のゲート駆動回路として構成されている。定電流源48は第1ゲートパッド34aと接続されている。また、ゲート駆動回路18は、ゲート内部抵抗Rgに並列に接続されたスイッチSW2を有している。このスイッチSW2が開の状態において温度測定を行い、閉の状態において通常制御を行う。スイッチSW2は、MGECUから入力される信号に基づいて、その開閉が制御される。
具体的には、定電流源48から定電流を出力し、定電流によりゲート電極27の電位が一定になった後、スイッチSW2を図10に示す開状態とする。この開状態で、瞬間的に電流を引き抜く、すなわち、定電流源48による供給を一瞬ストップさせると、電圧Vg1,Vg2に差が生じる。この電位差を電圧検出部43にて検出し、検出した電位差と定電流の値から、演算部44がゲート内部抵抗Rgの値を算出し、ひいては、抵抗値を温度に換算する。このようにして、IGBT素子15の駆動時に温度測定をすることができる。
一方、電流を引き抜き、ゲート電極27の電位が0Vになった後、スイッチSW2を開の状態とする。この開状態で瞬間的に電流を入れる、すなわち、定電流源48から定電流を供給すると、電圧Vg1,Vg2に差が生じる。この電位差を電圧検出部43にて検出し、検出した電位差と定電流の値から、演算部44がゲート内部抵抗Rgの値を算出する。また、抵抗値を温度に換算する。このようにして、IGBT素子15の非駆動時に温度測定をすることができる。
(第2実施形態)
本実施形態において、第1実施形態に示した半導体装置14及び半導体モジュール10と共通する部分についての説明は割愛する。
第1実施形態では、すべてのゲート電極27が中継ゲート電極27aとされる例を示した。これに対し、本実施形態では、図11に示すように、ゲート電極27の一部のみが中継ゲート電極27aとされ、残りのゲート電極27がゲートパッド34a,34bのいずれか1つのみと接続されている。
半導体装置14のエミッタ電極31は、リードなどの図示しない部材に対して、はんだ接合される。はんだは、エミッタ電極31のほぼ全面に配置される。このエミッタ電極31が、特許請求の範囲に記載の、はんだ接合される表面電極に相当する。第1実施形態同様、複数のゲート電極27は、それぞれX方向に延設されるとともに、Y方向に並設されている。このY方向が、特許請求項の範囲に記載の第1方向に相当する。
このような構成では、アクティブ領域21の中心21a付近の温度が最も高くなる。図11に示す符号21bは、アクティブ領域21のうち、IGBT素子15の駆動によって温度が高くなる部分、すなわち温度上昇部を示している。温度上昇部21bの中心は、上記中心21aとほぼ一致する。
そこで、本実施形態では、アクティブ領域21のうち、中心21aを含む第1領域21cに、中継ゲート電極27aが配置されている。第1領域21cは、温度上昇部21bに対応して設定されている。一方、アクティブ領域21のうち、第1領域21cを除く領域である第2領域21dに、ゲートパッド34a,34bのいずれか1つにのみ電気的に接続されるゲート専用電極27bが配置されている。ゲート専用電極27bは、ゲートパッド34a,34bのいずれか1つにのみ電気的に接続されるため、温度検出用の抵抗体としては機能せず、ゲート電極としてのみ機能する。
詳しくは、Y方向において、第2領域21d、第1領域21c、第2領域21dの順に設定されている。また、2つの第2領域21dのうち、一方の第2領域21dのゲート専用電極27bは、第1ゲート配線33aを介して第1ゲートパッド34aに接続され、他方の第2領域21dのゲート専用電極27bは、第2ゲート配線33bを介して第2ゲートパッド34bに接続されている。
このように、本実施形態によれば、半導体基板20(IGBT素子15)のうち、特に温度が高くなる部分の温度を検出することができる。また、温度が高くなる温度上昇部21bを含む第1領域21cのみ、温度検出用の抵抗体として機能する中継ゲート電極27aを配置し、第2領域21dには、温度検出用の抵抗体として機能すしないゲート専用電極27bを配置している。これによれば、(温度変化するゲート電極27の抵抗)/(すべてのゲート電極27の抵抗)において、温度変化するゲート電極27の抵抗の項を高めることができる。すなわち、センサ感度を高めることができる。
(第3実施形態)
本実施形態において、第2実施形態に示した半導体装置14及び半導体モジュール10と共通する部分についての説明は割愛する。
第2実施形態では、エミッタ電極31がはんだ接合される構成において、中継ゲート電極27aが一部のみに配置される例を示した。これに対し、本実施形態では、表面電極としてのエミッタ電極31に、図示しないボンディングワイヤが接合される。第2実施形態同様、複数のゲート電極27は、それぞれX方向に延設されるとともに、Y方向に並設されている。
このような構成では、アクティブ領域21のうち、ボンディングワイヤの接合領域付近、詳しくは、ボンディングワイヤの接合領域の直下部分の温度が、IGBT素子15の駆動時において高くなる。図12に示す符号21eは、アクティブ領域21のうち、IGBT素子15の駆動時に温度が高くなる部分、すなわち温度上昇部を示している。温度上昇部21eは、上記したボンディングワイヤの接合領域に対応している。図12に示す例では、ボンディングワイヤが3か所に接合される。
そこで、本実施形態では、アクティブ領域21のうち、ボンディングワイヤの接合領域、すなわち温度上昇部21eを含む第3領域21fに、中継ゲート電極27aが配置されている。一方、アクティブ領域21のうち、第3領域21fを除く領域である第4領域21gに、ゲート専用電極27bが配置されている。
詳しくは、Y方向において、第4領域21g、第3領域21f、第4領域21g、第3領域21f、第4領域21g、第3領域21fの順に設定されている。また、ゲート専用電極27bは、Y方向の並び順において、第1ゲートパッド34aへの接続と、第2ゲートパッド34bへの接続が交互となっている。
このように、本実施形態によれば、半導体基板20(IGBT素子15)のうち、特に温度が高くなる部分の温度を検出することができる。また、温度が高くなる温度上昇部21eを含む第3領域21fのみ、温度検出用の抵抗体として機能する中継ゲート電極27aを配置し、第4領域21gには、温度検出用の抵抗体として機能しないゲート専用電極27bを配置している。これによれば、(温度変化するゲート電極27の抵抗)/(すべてのゲート電極27の抵抗)において、温度変化するゲート電極27の抵抗の項を高めることができる。すなわち、センサ感度を高めることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
トレンチゲート型のIGBT素子15の例を示したが、これに限定されない。それ以外の構造、たとえばプレーナゲート型を採用することもできる。
半導体基板20に形成されるスイッチング素子として、IGBT素子15の例を示したが、これに限定されない。たとえば、パワーMOSFETを採用することもできる。
ゲートパッド34が、2つのゲートパッド34a,34bを有する例を示した。しかしながら、ゲートパッド34の個数は2つに限定されない。3つ以上備える構成としてもよい。この場合にも、3つ以上のゲートパッド34のうち、中継ゲート電極27aに接続された2つのゲートパッドを介して中継ゲート電極27aに通電することで、温度を検出することができる。
ゲート駆動回路18の制御対象としては、三相インバータ11に限定されない。少なくとも1つのIGBT素子15(半導体装置14)の駆動を制御するものであればよい。
10…半導体モジュール、11…三相インバータ、12…高電位電源ライン、13…低電位電源ライン、14…半導体装置、15…IGBT素子、16…FWD素子、17…出力ライン、18…ゲート駆動回路、20…半導体基板、20a…一面、20b…裏面、21…アクティブ領域、21a…中心、21b,21e…温度上昇部、21c…第1領域、21d…第2領域、21f…第3領域、21g…第4領域、22…基板層、23…ドリフト層、24…ベース領域、25…トレンチ、26…ゲート絶縁膜、27…ゲート電極、27a…中継ゲート電極、27b…ゲート専用電極、28…エミッタ領域、29…コンタクト領域、30…層間絶縁膜、31…エミッタ電極、32…コレクタ電極、33…ゲート配線、33a…第1ゲート配線、33b…第2ゲート配線、34…ゲートパッド、34a…第1ゲートパッド、34b…第2ゲートパッド、40,47…第1電圧源、41…第2電圧源、42…電流検出部、43…電圧検出部、44…演算部、45…メモリ、46…降圧回路、48…定電流源、100…直流電源、101…モータジェネレータ、102…平滑コンデンサ、R1…電流検出用抵抗、R2…ゲート抵抗、Rc…チャネル抵抗、Rg…ゲート電極抵抗

Claims (7)

  1. 一面(20a)側にゲート電極(27)が形成されたスイッチング素子(15)を有する半導体基板(20)と、
    前記半導体基板の前記一面上に配置され、ゲート配線(33)を介して前記ゲート電極と接続された外部接続用の複数のゲートパッド(34)と、
    前記半導体基板の温度を検出する温度検出部(18)と、
    を備え、
    前記ゲート電極として、2つの前記ゲートパッド(34a,34b)を電気的に中継する中継ゲート電極(27a)を含み、
    前記温度検出部は、2つの前記ゲートパッドを介して前記中継ゲート電極に通電するとともに、通電状態における前記ゲートパッド間の抵抗値から温度を求めることを特徴とする半導体モジュール。
  2. 前記温度検出部は、2つの前記ゲートパッドに互いに異なる値の電圧を印加することを特徴とする請求項1に記載の半導体モジュール。
  3. 前記温度検出部は、前記スイッチング素子をオンさせる期間において、2つの前記ゲートパッドに対し、前記ゲート電極の閾値電圧以上の値であって互いに異なる値の電圧を印加することを特徴とする請求項2に記載の半導体モジュール。
  4. 前記半導体基板には、前記スイッチング素子に逆並列に接続される還流ダイオード(16)が形成されており、
    前記温度検出部は、前記スイッチング素子をオフさせる期間において、2つの前記ゲートパッドに対し、前記ゲート電極の閾値電圧よりも低い値であって互いに異なる値の電圧を印加することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の半導体モジュール。
  5. 前記温度検出部は、2つの前記ゲートパッド間に定電流を流すことを特徴とする請求項1に記載の半導体モジュール。
  6. 前記半導体基板における前記スイッチング素子の形成領域(21)に対応して前記一面上に配置され、はんだ接合される表面電極(31)をさらに備え、
    前記半導体基板は、前記ゲート電極を複数有し、
    複数の前記ゲート電極は、前記半導体基板の前記一面に沿う第1方向に並設されるとともに、前記第1方向において、前記スイッチング素子形成領域の中心(21a)を含む第1領域(21c)に前記中継ゲート電極が配置され、前記第1領域を除く第2領域(21d)に、前記ゲートパッドのいずれか1つにのみ電気的に接続されるゲート電極(27b)が配置されていることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載の半導体モジュール。
  7. 前記半導体基板における前記スイッチング素子の形成領域(21)に対応して前記一面上に配置され、ボンディングワイヤが接合される表面電極(31)をさらに備え、
    前記半導体基板は、前記ゲート電極を複数有し、
    複数の前記ゲート電極は、前記半導体基板の前記一面に沿う第1方向に並設されるとともに、前記第1方向において、前記ボンディングワイヤの接合領域を含む第3領域(21f)に前記中継ゲート電極が配置され、前記第3領域を除く第4領域(21g)に、前記ゲートパッドのいずれか1つのみに電気的に接続されるゲート電極(27b)が配置されていることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載の半導体モジュール。
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