JP2016012402A - コネクタ構造 - Google Patents

コネクタ構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2016012402A
JP2016012402A JP2014132102A JP2014132102A JP2016012402A JP 2016012402 A JP2016012402 A JP 2016012402A JP 2014132102 A JP2014132102 A JP 2014132102A JP 2014132102 A JP2014132102 A JP 2014132102A JP 2016012402 A JP2016012402 A JP 2016012402A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
housing
connector
connection member
connection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014132102A
Other languages
English (en)
Inventor
慧吾 坪
Keigo Tsubo
慧吾 坪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2014132102A priority Critical patent/JP2016012402A/ja
Publication of JP2016012402A publication Critical patent/JP2016012402A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

【課題】作業性の向上を図ることが可能なコネクタ構造を提供する。
【解決手段】コネクタ構造は、コネクタ2側の構成部材であるカバー8の閉方向の回転移動に伴って扁平接続部材1とコネクタ2との電気的な接続が行われる構造であり、且つ、カバー8の閉状態では、このカバー8と別な構成部材であるカバーロック部材、すなわちペグ9を装着することでカバー8が押さえ付けられて、前記接続を維持するための構成部材間のロックが行われる構造である。コネクタ構造は、カバー8を回転移動させる以外が1アクションだけでよくなる構造である。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の回路を有する扁平接続部材及びコネクタの電気的な接続と、コネクタにおける前記接続維持のための構成部材間のロックとに係るコネクタ構造に関する。
回路基板に対する外部からの電気的な接続をするために、回路基板にはコネクタが設けられる。このコネクタは、扁平接続部材を接続することができる構成及び構造を有する。扁平接続部材は、フレキシブルプリント回路基板(FPC)やフレキシブルフラットケーブル(FFC)などの扁平形状の電気的な接続部材であって、単にフラットケーブルと呼ばれることもある。
下記特許文献1には、扁平接続部材及びコネクタの電気的な接続と、コネクタにおける前記接続維持のための構成部材間のロックとに係るコネクタ構造が開示される。このコネクタ構造では、コネクタ側の構成部材として、ハウジングとカバーとが備えられ、扁平接続部材との電気的な接続は、ハウジングに対しカバーを閉方向に回転移動させることで開始される。コネクタ構造では、カバーが閉状態になる前に回転移動が規制され、この後にカバーを第一の方向(斜め方向)にスライド移動させないと規制が解除されず、更にはこの規制が解除されても第二の方向(水平方向)にスライド移動させないとカバーが閉状態にならない構造である。従って、2アクションのスライド移動をさせないとカバーが閉状態にならず、電気的な接続も完了しない。尚、このようなコネクタ構造では、カバーを上記第二の方向(水平方向)に更にスライド移動させないとカバーがハウジングにロックされない。
特開2013−175395号公報
上記従来技術にあっては、電気的な接続と構成部材間のロックとを完了させるために2アクションになるカバーのスライド移動が必要になることから、作業性が悪いという問題点を有する。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、作業性の向上を図ることが可能なコネクタ構造を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明は、複数の回路を有する扁平接続部材及びコネクタの電気的な接続と、前記コネクタにおける前記接続維持のための構成部材間のロックとに係るコネクタ構造において、当該コネクタ構造は、前記コネクタ側の構成部材であるカバーの閉方向の回転移動に伴い前記接続が行われる構造であり、且つ、前記カバーの閉状態では、該カバーと別な構成部材のカバーロック部材にて前記カバーが押さえ付けられて前記ロックが行われる構造であることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、カバーを回転移動させてカバーを閉じた状態にした後は、カバーロック部材を用いてカバーの押さえ付けを行うだけで電気的な接続が完了するとともに、この接続を維持するための構成部材間のロックも完了する。本発明によれば、カバーを回転移動させる以外は1アクションだけでよい。具体的には、カバーロック部材を用いてカバーを押さえ付ける1アクションだけでよい。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のコネクタ構造において、前記扁平接続部材には、該扁平接続部材側の嵌合部分になる接続部材側嵌合部が形成され、前記コネクタは、ハウジングと、複数のコンタクトと、前記カバーと、前記カバーロック部材とを備えて構成され、前記ハウジングは、接続部材収容部と、ハウジング側回転軸部と、ロック部材着脱部とを有する部材に形成され、前記複数のコンタクトは、前記接続部材収容部の位置で露出するように前記ハウジングに配設され、前記カバーは、接続部材押圧部と、カバー側嵌合部と、カバー側回転軸部と、ロック部材係合部とを有する部材に形成され、前記接続部材押圧部は、前記接続部材収容部に対向する位置に配置形成され、前記カバー側嵌合部は、前記ハウジング側回転軸部と前記カバー側回転軸部とによる前記カバーの回転移動に伴い前記接続部材収容部に収容された前記扁平接続部材の前記接続部材側嵌合部に嵌合する位置に配置形成され、前記ロック部材係合部は、前記接続部材押圧部に対しカバー肉厚方向の反対側位置に配置形成され、前記カバーロック部材は、前記ハウジングの前記ロック部材着脱部に着脱自在になるハウジング着脱部と、前記カバーの前記ロック部材係合部に対し押さえ付けるように係合するカバー係合部とを有する部材に形成されることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、先ずはじめに、ハウジングの接続部材収容部に扁平接続部材を収容し、この後にカバーを回転移動させてカバーを閉じた状態にする。この時、カバー側回転軸部とハウジング側回転軸部とが回転軸になり、カバーは閉じる方向に回転移動する。カバーが閉じる方向に回転移動すると、カバーに形成された接続部材押圧部が扁平接続部材を押圧する。接続部材押圧部により扁平接続部材が押圧されると、扁平接続部材は接続部材収容部に露出する複数のコンタクトに押し付けられる。すなわち、電気的に接触する。尚、カバーを閉じた状態にする際には、カバーに形成されたカバー側嵌合部が扁平接続部材に形成された接続部材側嵌合部に嵌合する。これにより扁平接続部材の位置決めがなされるのは勿論のこと、扁平接続部材の抜け・脱落が防止される。カバーを閉じた状態にした後は、カバーロック部材を用いてカバーの押さえ付けを行うと一連の作業が完了する。カバーの押さえ付けに関しては、ハウジングのロック部材着脱部にカバーロック部材のハウジング着脱部を装着するだけであり、このような装着が行われると、カバーロック部材のカバー係合部がカバーを押さえ付けるように係合し、結果、カバーはロックされた状態になる。以上のように、カバーを回転移動させてカバーを閉じた状態にした後は、カバーロック部材を用いてカバーの押さえ付けを行うだけで電気的な接続が完了するとともに、この接続を維持するための構成部材間のロックも完了する。本発明によれば、カバーを回転移動させる以外は1アクションだけでよい。具体的には、カバーロック部材を用いてカバーを押さえ付ける1アクションだけでよい。
請求項3に記載の本発明は、請求項2に記載のコネクタ構造において、前記複数のコンタクトは、前記接続部材収容部の位置で露出する部分が前記扁平接続部材に対する弾性接触部になるように形成されることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、カバーが閉じる方向に回転移動すると、扁平接続部材が接続部材押圧部に押圧され、この時、接続部材収容部の位置で露出する複数のコンタクトが扁平接続部材に対し弾性接触する。
請求項4に記載の本発明は、請求項2又は3に記載のコネクタ構造において、前記カバーロック部材は、バネ性を有する材料にて形成されることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、カバーロック部材からの押さえ付けの力がカバーに作用し続けるようになる(別な言い方をすれば、押さえ付けの力を与え続けることができるようになる)。
請求項5に記載の本発明は、請求項2、3又は4に記載のコネクタ構造において、前記ハウジング側回転軸部と前記カバー側回転軸部は、前記コネクタに対する前記扁平接続部材の収容開始側に配置形成され、前記ロック部材着脱部と前記ロック部材係合部は、前記カバー側嵌合部と前記複数のコンタクトにおける前記露出の部分とが間に位置するような、前記ハウジング側回転軸部と前記カバー側回転軸部とから離れた位置に配置形成されることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、カバーロック部材からの押さえ付けの力がカバーに作用し続ける部分と、回転軸になる部分との間で押圧されながら電気的な接続が行われる。
請求項1、2に記載された本発明によれば、カバーを回転移動させる以外は1アクションだけでよいことから、従来よりも作業性の向上を図ることができるという効果を奏する。また、請求項3〜5に記載された本発明によれば、電気的な接続に係り、高い接触信頼性が得られるというという効果を奏する。
本発明のコネクタ構造を示す斜視図である。 複数のコンタクトを設けたハウジングに係る図であり、(a)は正面図、(b)は底面図、(c)は右側面図である。 複数のコンタクトを設けたハウジングに係る図であり、(a)は上方から見た斜視図、(b)は下方から見た斜視図である。 カバーに係る図であり、(a)は正面図、(b)は底面図、(c)は右側面図である。 カバーに係る図であり、(a)は上方から見た斜視図、(b)は下方から見た斜視図である。 (a)はカバーを引き上げた時の状態を示す斜視図、(b)はカバーロック部材であるペグの斜視図である。 扁平接続部材を収容する前の状態を示すコネクタの断面図である。 扁平接続部材を収容しカバーを閉じた状態を示すコネクタの断面図である。 ペグを装着してカバーをロックした状態を示すコネクタの断面図である。
コネクタ構造は、コネクタ側の構成部材であるカバーの閉方向の回転移動に伴って扁平接続部材とコネクタとの電気的な接続が行われる構造であり、且つ、カバーの閉状態では、このカバーと別な構成部材であるカバーロック部材を装着することでカバーが押さえ付けられて、前記接続を維持するための構成部材間のロックが行われる構造である。カバーを回転移動させる以外は1アクションだけでよい。
以下、図面を参照しながら実施例を説明する。図1は本発明のコネクタ構造を示す斜視図である。また、図2及び図3は複数のコンタクトを設けたハウジングに係る図、図4及び図5はカバーに係る図である。さらに、図6(a)はカバーを引き上げた時の状態を示す斜視図、(b)はカバーロック部材であるペグの斜視図である。また、図7は扁平接続部材を収容する前の状態を示すコネクタの断面図、図8は扁平接続部材を収容しカバーを閉じた状態を示すコネクタの断面図、図9はペグを装着してカバーをロックした状態を示すコネクタの断面図である。
尚、図中の矢印Pは上下方向を示すものとする。また、矢印Qは左右方向を、矢印Rは前後方向を示すものとする。
図1において、本発明に係るコネクタ構造は、扁平接続部材1及びコネクタ2の電気的な接続と、コネクタ2における前記接続維持のための構成部材間のロックとに係る構造である。
先ず、扁平接続部材1及びコネクタ2の構成及び構造について説明をする。
扁平接続部材1は、所謂フラットケーブルであって、具体的にはフレキシブルプリント回路基板(FPC:Flexible Printed Circuit)やフレキシブルフラットケーブル(FFC:Flexible Flat Cable)などの扁平形状の電気的な接続部材が該当する。扁平接続部材1は、所定の幅、回路数、長さ等の諸条件を具備して形成される。
扁平接続部材1の端部には、コネクタ2との電気的な接続を行うためのコネクタ接続部3が形成される。このコネクタ接続部3は、コネクタ2の後述する接続部材収容部12に収容される部分として形成される。コネクタ接続部3の下面は、回路が複数露出するように形成される。コネクタ接続部3の左右両側には、接続部材側嵌合部4がそれぞれ形成される。この一対の接続部材側嵌合部4は、扁平接続部材1側の嵌合部分として形成される。一対の接続部材側嵌合部4は、矩形に貫通する形状に形成される。
コネクタ2は、例えば半導体素子やICチップ等を有するプリント基板5のエッジ近傍に実装されるものである。このようなコネクタ2は、ハウジング6と、複数のコンタクト7と、カバー8と、一対のペグ9(カバーロック部材)とを備えて構成される。
コネクタ2は、以下の説明から分かるようになるが、従来例よりも作業性の向上が図られたものになる。
図1ないし図3において、ハウジング6は、樹脂成形品であって絶縁性を有する。尚、樹脂材料は公知の一般的な材料が用いられ、ここでの説明は省略する。ハウジング6は、ハウジング基部10と、一対の側壁部11とを有して図示形状に形成される。
ハウジング基部10は、プリント基板5の上面に載置されるような平面視長方形状、且つ正面視略平板状の部分に形成される。ハウジング基部10の上面は、後述する部分によって段付きの形状に形成される。一方、下面、前面(前端)、後面(後端)などは平坦な面の形状に形成される。ハウジング基部10の上面には、接続部材収容部12が形成される。また、この接続部材収容部12に対して段付きになるように、一対の収容開始時案内部13と、一対の収容時ガイド部14と、接続部材突き当て部15とが突出形成される。
接続部材収容部12は、扁平接続部材1のコネクタ接続部3を収容する部分として形成される。また、接続部材収容部12は、コネクタ接続部3の下面が載置される広さの部分として形成される。接続部材収容部12の中央部分には、コンタクト露出部16が形成される。このコンタクト露出部16は、複数のコンタクト7の後述する電気接触部22を露出させる部分として形成される。コンタクト露出部16と一対の収容時ガイド部14との間には、コネクタ側嵌合部17が一対形成される。この一対のコネクタ側嵌合部17は、扁平接続部材1の一対の接続部材側嵌合部4の位置に合わせて配置形成される。一対のコネクタ側嵌合部17は、本実施例において矩形に貫通する形状に形成される(凹みになる形状であってもよい)。
一対の収容開始時案内部13は、接続部材収容部12に向けて扁平接続部材1を挿入する際の開始部分、すなわちハウジング基部10の前面(前端)に連続する位置に配置形成される。一対の収容開始時案内部13は、仮に扁平接続部材1のコネクタ接続部3が位置ズレした状態で挿入されても、この位置ズレを修正して所定位置に案内することができるテーパ状の部分に形成される。
一対の収容時ガイド部14は、一対の収容開始時案内部13に連成される。このような一対の収容時ガイド部14は、扁平接続部材1を収容する際のガイド部分として形成される。また、一対の収容時ガイド部14は、扁平接続部材1を収容した後の左右方向のズレを防止する部分としても形成される。
接続部材突き当て部15は、扁平接続部材1を収容する際の挿入量(長さ)を規制する部分としてハウジング基部10の後面(後端)側に配置形成される。接続部材突き当て部15に突き当たるまで扁平接続部材1のコネクタ接続部3が挿入されると、接続部材収容部12に対する収容が完了する。尚、接続部材突き当て部15は、この突出先端がカバー8に対向する部分としても形成される。又は、カバー8が当接してこの回転移動を規制する部分としても形成される。
一対の側壁部11は、ハウジング基部10の左端及び右端に連続するとともに、上方に突出して高さの低い壁状の部分に形成される。また、一対の側壁部11は、ハウジング基部10の前面位置から後面位置にかけて真っ直ぐのびるように形成される。このような一対の側壁部11は、左右対称の形状に形成される。尚、左右対称の形状であることから、以下、一方の側壁部11のみについて説明をする。
側壁部11は、この下面をプリント基板5の上面から若干浮かせるような状態に形成される。具体的には、別部材であり且つカバーロック部材として機能するペグ9の肉厚分の隙間(装着空間)を確保するため、プリント基板5の上面から離れるように形成される。別な言い方をすれば、段差部18が形成される。段差部18は、前後方向に真っ直ぐのびるように形成される。このような段差部18の後ろ側は、後述するロック部材着脱部20の一部として機能するように形成される。
側壁部11には、ハウジング側回転軸部19と、ロック部材着脱部20とが形成される。ハウジング側回転軸部19は、カバー8を回転移動させるための部分であって、前側となる位置に配置形成される。一方、ロック部材着脱部20は、ペグ9の装着部分であって、後側となる位置に配置形成される。尚、ハウジング側回転軸部19とロック部材着脱部20との間になる側壁部11の中間上面は、平坦な面の形状に形成される。この中間上面は、カバー8が閉じた状態になると、カバー8の面と同じ高さになるように配置形成される。
ハウジング側回転軸部19は、左右方向に円形状で貫通する部分であって、ハウジング6側の回転軸として機能するように形成される。また、ハウジング側回転軸部19は、側壁部11の上面からカバー8の後述するカバー側回転軸部25を嵌め込みによって組み付けることができるように形成される。具体的には、上面を開口するように形成される(尚、この開口幅はカバー側回転軸部25の直径よりも若干小さな寸法に設定される)。ハウジング側回転軸部19は、カバー側回転軸部25を回転自在に組み付けることができる寸法で形成される。
ロック部材着脱部20は、ペグ9を着脱自在に装着するための部分として形成される。ロック部材着脱部20は、特に符号を付さないが、段差部18の後ろ側の部分と、スリットの部分と、凹部の部分とで構成される(一例である。ペグ9の後述するハウジング着脱部29を保持することができるような着脱部分であればよい)。上記スリットの部分は、ハウジング基部10と側壁部11との連続位置をペグ9の肉厚寸法と幅寸法とで切り欠くように形成される。また、上記凹部の部分は、ペグ9の後述するカバー係合部30の肉厚寸法分だけ少なくとも凹ませる部分として、また、カバー係合部30の根本を支持する部分として形成される。
図1ないし図3において(必要に応じて図7ないし図9も参照)、複数のコンタクト7は、導電性を有する金属材料を加工してなる端子であって、プリント基板5の図示しない回路パターンと、扁平接続部材1の回路とを電気的に接続するための部材として備えられる。複数のコンタクト7は、全て同じ形状のものに形成され、モールド部(符号省略)と、このモールド部の一端に連続する基板接続部21と、モールド部の他端に連続する電気接触部22とを有する。このような複数のコンタクト7は、プリント基板5の回路パターンに対する接続位置が交互に異なるような並びで配置される。
上記モールド部は、ハウジング基部7にインサート成形される部分として形成される。基板接続部21は、ハウジング基部10の前面(前端)又は後面(後端)から導出されて上記回路パターンに半田付けされる略脚状の部分として形成される。一方、電気接触部22は、扁平接続部材1におけるコネクタ接続部3の下面に露出する図示しない回路に接触する部分として形成される。電気接触部22は、アーム形状に形成されて弾力性を有する。
図1、図4、及び図5において、カバー8は、樹脂成形品であって絶縁性を有する。尚、樹脂材料は公知の一般的な材料が用いられ、ここでの説明は省略する。カバー8は、カバー基部23と、接続部材押圧部24と、一対のカバー側回転軸部25と、一対のカバー側嵌合部26と、カバー側収容開始時案内面27と、ロック部材係合部28とを有して図示形状に形成される。
カバー基部23は、ハウジング6の接続部材収容部12を覆うような平面視略長方形状、且つ正面視略平板状の部分に形成される。カバー基部23の下面には、接続部材押圧部24と、一対のカバー側嵌合部26とが配置形成される。接続部材押圧部24は、接続部材収容部12に対向する部分であって、カバー8が閉じる際に扁平接続部材1のコネクタ接続部3を面で押圧することができるように形成される。
一対のカバー側嵌合部26は、接続部材押圧部24の左右両側に配置形成される。具体的には、ハウジング6の一対のコネクタ側嵌合部17、及び、扁平接続部材1の一対の接続部材側嵌合部4の位置に合わせて配置形成される。一対のカバー側嵌合部26は、カバー8の回転移動に伴って一対のコネクタ側嵌合部17及び一対の接続部材側嵌合部4に嵌合するような側面視略直角三角形状の突出部分として形成される。
一対のカバー側回転軸部25は、左右方向に突出する円柱形状の部分であって、カバー8側の回転軸として機能するように形成される。一対のカバー側回転軸部25は、カバー8における左右両側面の前側となる位置に配置形成される。
カバー側収容開始時案内面27は、ハウジング6の接続部材収容部12に向けて扁平接続部材1を挿入する際の開始部分に相当する位置に配置形成される。すなわち、カバー8の前面に連続する位置に配置形成される。カバー側収容開始時案内面27は、傾斜面として形成される。
ロック部材係合部28は、ペグ9が係合する部分として形成される。ロック部材係合部28は、本実施例において、カバー8の上面後部が段差になるような形状に形成される。また、この段差が左右方向に真っ直ぐのびるような形状に形成される。ロック部材係合部28は、ペグ9が係合した状態で、このペグ9がカバー8の上面よりも突出しない形状に形成される。
図1及び図6(b)において、一対のペグ9は、カバー8をロック状態にする際に用いられる部材、すなわち上記カバーロック部材であって、バネ性を有する帯状の金属板を折り曲げ加工することにより図示形状に形成される。尚、本実施例では、コネクタ2が左右方向に長いためペグ9を二つ使用するがこの限りでないものとする。カバー8に対する押さえ付けを十分に発揮できるのであれば一つであってもよい。
ペグ9は、ハウジング着脱部29と、カバー係合部30とを有してして図示形状に形成される。ハウジング着脱部29は、ハウジング6のロック部材着脱部20に着脱自在になる部分として形成される。具体的には、ロック部材着脱部20のスリットに差し込まれる部分と、段差部18の後ろ側に係合する部分とを有する形状に形成される。一方、カバー係合部30は、片持ちのアーム形状に形成される。ハウジング着脱部29がロック部材着脱部20に保持されることにより、カバー係合部30はカバー8のロック部材係合部28に対し押さえ付けるような状態で係合する部分に形成される。
次に、図6、図7、及び図1を参照しながらコネクタ2の組み付け工程について説明をする。
コネクタ2の組み付け工程は単純であり、第一工程では、複数のコンタクト7がインサート成形されたハウジング6と、カバー8とを用意した後、ハウジング6の一対のハウジング側回転軸部19にカバー8の一対のカバー側回転軸部25を嵌合させることを行う。ハウジング6にカバー7を組み付けた後、第二工程では、これをプリント基板5に実装することを行う。以上により、コネクタ2の組み付け工程が完了する。尚、コネクタ2を使用しないときは、ペグ2をハウジング6に装着して図1に示す如くカバー8の開きを規制しておけばよい。
続いて、図1、及び、図6ないし図9を参照しながら扁平接続部材1とコネクタ2との電気的な接続に係る工程、及び、コネクタ2における接続維持のための構成部材間のロックに係る工程について説明をする。
図1において、扁平接続部材1を接続するにあたり、先ずペグ2をハウジング6から取り外し、図6(a)及び図7に示す如くカバー8を若干引き上げた状態にすることを行う。次に、扁平接続部材1のコネクタ接続部3を挿入するような状態でハウジング6の接続部材収容部12に収容し、この後にカバー8を回転移動させて図8に示す如くカバー8を閉じた状態にすることを行う。カバー8が閉じる方向に回転移動すると、カバー8に形成された接続部材押圧部24が扁平接続部材1(コネクタ接続部3)を押圧する。接続部材押圧部24により扁平接続部材1が押圧されると、扁平接続部材1は接続部材収容部12に露出する複数のコンタクト7に押し付けられる。すなわち、電気的に接触する。
カバー8を閉じた状態にする際には、カバー8に形成された一対のカバー側嵌合部26が扁平接続部材1に形成された一対の接続部材側嵌合部4に嵌合する。これにより扁平接続部材1の位置決めがなされるのは勿論のこと、扁平接続部材1の抜け・脱落が防止される。そして、カバー8を閉じた状態にした後は、図9に示す如くペグ9を用いてカバー8の押さえ付けを行うと一連の工程が完了する。カバー8の押さえ付けに関しては、ハウジング6のロック部材着脱部20にペグ9のハウジング着脱部29を装着するだけであり、この装着を行うと、ペグ9のカバー係合部30がカバー8を押さえ付けるように係合する。従って、カバー8はロックされた状態になる。
以上のように、カバー8を回転移動させてカバー8を閉じた状態にした後は、ペグ9を用いてカバー8を押さえ付けを行うだけで電気的な接続が完了するとともに、この接続を維持するための構成部材間のロックも完了する。本発明によれば、カバー8を回転移動させる以外はペグ9を装着する1アクションだけでよい。
以上、図1ないし図9を参照しながら説明してきたように、本発明によれば、従来よりも作業性の向上を図ることができるという効果を奏する。また、電気的な接続に係り高い接触信頼性が得られるという効果も奏する。
本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
1…扁平接続部材
2…コネクタ
3…コネクタ接続部
4…接続部材側嵌合部
5…プリント基板
6…ハウジング
7…コンタクト
8…カバー
9…ペグ(カバーロック部材)
10…ハウジング基部
11…側壁部
12…接続部材収容部
13…収容開始時案内部
14…収容時ガイド部
15…接続部材突き当て部
16…コンタクト露出部
17…コネクタ側嵌合部
18…段差部
19…ハウジング側回転軸部
20…ロック部材着脱部
21…基板接続部
22…電気接触部
23…カバー基部
24…接続部材押圧部
25…カバー側回転軸部
26…カバー側嵌合部
27…カバー側収容開始時案内面
28…ロック部材係合部
29…ハウジング着脱部
30…カバー係合部

Claims (5)

  1. 複数の回路を有する扁平接続部材及びコネクタの電気的な接続と、前記コネクタにおける前記接続維持のための構成部材間のロックとに係るコネクタ構造において、
    当該コネクタ構造は、前記コネクタ側の構成部材であるカバーの閉方向の回転移動に伴い前記接続が行われる構造であり、且つ、前記カバーの閉状態では、該カバーと別な構成部材のカバーロック部材にて前記カバーが押さえ付けられて前記ロックが行われる構造である
    ことを特徴とするコネクタ構造。
  2. 請求項1に記載のコネクタ構造において、
    前記扁平接続部材には、該扁平接続部材側の嵌合部分になる接続部材側嵌合部が形成され、
    前記コネクタは、ハウジングと、複数のコンタクトと、前記カバーと、前記カバーロック部材とを備えて構成され、
    前記ハウジングは、接続部材収容部と、ハウジング側回転軸部と、ロック部材着脱部とを有する部材に形成され、
    前記複数のコンタクトは、前記接続部材収容部の位置で露出するように前記ハウジングに配設され、
    前記カバーは、接続部材押圧部と、カバー側嵌合部と、カバー側回転軸部と、ロック部材係合部とを有する部材に形成され、
    前記接続部材押圧部は、前記接続部材収容部に対向する位置に配置形成され、
    前記カバー側嵌合部は、前記ハウジング側回転軸部と前記カバー側回転軸部とによる前記カバーの回転移動に伴い前記接続部材収容部に収容された前記扁平接続部材の前記接続部材側嵌合部に嵌合する位置に配置形成され、
    前記ロック部材係合部は、前記接続部材押圧部に対しカバー肉厚方向の反対側位置に配置形成され、
    前記カバーロック部材は、前記ハウジングの前記ロック部材着脱部に着脱自在になるハウジング着脱部と、前記カバーの前記ロック部材係合部に対し押さえ付けるように係合するカバー係合部とを有する部材に形成される
    ことを特徴とするコネクタ構造。
  3. 請求項2に記載のコネクタ構造において、
    前記複数のコンタクトは、前記接続部材収容部の位置で露出する部分が前記扁平接続部材に対する弾性接触部になるように形成される
    ことを特徴とするコネクタ構造。
  4. 請求項2又は3に記載のコネクタ構造において、
    前記カバーロック部材は、バネ性を有する材料にて形成される
    ことを特徴とするコネクタ構造。
  5. 請求項2、3又は4に記載のコネクタ構造において、
    前記ハウジング側回転軸部と前記カバー側回転軸部は、前記コネクタに対する前記扁平接続部材の収容開始側に配置形成され、
    前記ロック部材着脱部と前記ロック部材係合部は、前記カバー側嵌合部と前記複数のコンタクトにおける前記露出の部分とが間に位置するような、前記ハウジング側回転軸部と前記カバー側回転軸部とから離れた位置に配置形成される
    ことを特徴とするコネクタ構造。
JP2014132102A 2014-06-27 2014-06-27 コネクタ構造 Pending JP2016012402A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014132102A JP2016012402A (ja) 2014-06-27 2014-06-27 コネクタ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014132102A JP2016012402A (ja) 2014-06-27 2014-06-27 コネクタ構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016012402A true JP2016012402A (ja) 2016-01-21

Family

ID=55229013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014132102A Pending JP2016012402A (ja) 2014-06-27 2014-06-27 コネクタ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016012402A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023103498A1 (zh) * 2021-12-08 2023-06-15 湖北亿纬动力有限公司 柔性扁平电缆连接器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023103498A1 (zh) * 2021-12-08 2023-06-15 湖北亿纬动力有限公司 柔性扁平电缆连接器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8678844B2 (en) Electrical connector with one action automatic mechanism
US20120289093A1 (en) Connector
JP5790681B2 (ja) 電気コネクタ
JP2014038768A (ja) コネクタ
KR101001738B1 (ko) 커넥터
JP2017107711A (ja) コネクタ
JP2018097975A (ja) 電気コネクタ
TWI424623B (zh) 連接器
JP2013247012A (ja) 電気コネクタ
US20090149078A1 (en) Connector
JP5482388B2 (ja) 電気コネクタ
CN112136249B (zh) 连接器以及电子设备
JP2016012402A (ja) コネクタ構造
JP4800404B2 (ja) 電気コネクタ
JP2011003291A (ja) 電線対基板コネクタ
CN108418011B (zh) 连接器
TWI474564B (zh) Connector device
JP2013045648A (ja) レバー付きのコネクタ装置
JP2017162641A (ja) コネクタ
JP2016046003A (ja) コネクタ接続構造
JP2016091804A (ja) コネクタ
JP2016018614A (ja) コネクタ装置
JP5422144B2 (ja) Fpc/ffcコネクタ
JP2013239410A (ja) コネクタ装置
JP5606197B2 (ja) 電子部品用ソケット