JP2016012068A - 画像表示装置 - Google Patents

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武順 薄井
Takemasa Usui
武順 薄井
啓二 石井
Keiji Ishii
啓二 石井
佐藤 弘人
Hiroto Sato
弘人 佐藤
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Abstract

【課題】寿命が短くなるのを抑えると共に、動画を表示する際のぼやけを抑制する画像表示装置を提供する。
【解決手段】画像表示装置1は、画像表示モジュール10と、映像信号が入力される入力部(同期分離部21)と、同期分離部21によって入力された映像信号から2つのフレームを取り出し、取り出した2つのフレームに基づいて、フレームに記録される被写体の動きを抽出する抽出部251と、抽出部251による抽出の結果に基づいて、フレームの領域を、被写体に動きがあるとされる動領域と、被写体に動きがないとされる静止領域とに分割する分割部252と、動領域の発光時間を静止領域の発光時間よりも短くすると共に、静止領域から動領域にかけて発光時間を徐々に短くするようにして、フレームを画像表示モジュール10に表示させる制御部(発光時間制御パルス生成部26)と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像を表示する画像表示装置に関する。
ホールド型の画像表示装置では、被写体の動きが速い映像を表示する場合、被写体がぼやけて表示される事象が発生している。被写体の動きぼやけを解消するために、従来の画像表示装置では、1フレームの途中で発光を停止させると共に、発光強度を強くするタイプがある(特許文献1参照)。
特開2004−144928号公報
特許文献1に記載された画像表示装置では、動画を表示する場合には、1フレームの途中で発光を停止させると共に、発光強度を強くする制御が行われている。その画像表示装置が有機EL(Electroluminescence)表示装置であると、発光強度を強くした場合には、有機ELの寿命特性が低下してしまう。
本発明は、寿命が短くなるのを抑えると共に、動画を表示する際のぼやけを抑制する画像表示装置を提供することを目的とする。
本発明の画像表示装置は、画像表示モジュールと、映像信号が入力される入力部と、前記入力部によって入力された映像信号から時間的に前後する2つのフレームを取り出し、取り出した2つのフレームに基づいて、フレームに記録される被写体の動きを抽出する抽出部と、前記抽出部による抽出の結果に基づいて、フレームの領域を、被写体に動きがあるとされる動領域と、被写体に動きがないとされる静止領域とに分割する分割部と、前記動領域の発光時間を前記静止領域の発光時間よりも短くすると共に、前記静止領域のうち前記動領域に隣接する領域において前記動領域に近づくにつれて発光時間を徐々に短くするようにして、フレームを前記画像表示モジュールに表示させる制御部と、を備える。
前記分割部は、前記抽出部による抽出の結果に基づいて、フレームを構成する水平ライン毎に被写体が動く画素数の割合を求め、水平ライン毎の前記割合のうち閾値を超える水平ラインを前記動領域とし、水平ライン毎の前記割合のうち閾値以下の水平ラインを前記静止領域とすることが好ましい。
前記制御部は、前記動領域、及び、前記静止領域のうち発光時間を短くする領域については、発光時間がより短くなる場合に発光輝度がより高くなるようにして、フレームを前記画像表示モジュールに表示させることが好ましい。
前記画像表示モジュールは、アクティブマトリクス型の有機EL表示モジュールである
ことが好ましい。
本発明によれば、寿命が短くなるのを抑えると共に、動画を表示する際のぼやけを抑制する画像表示装置を提供することができる。
画像形成装置の一実施形態について説明するためのブロック図である。 画素の構成を説明するための図である。 画質の劣化について説明するための図である。 画像表示装置の動作について説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態について説明する。図1は、画像形成装置の一実施形態について説明するためのブロック図である。図2は、画素の構成を説明するための図である。
図1に示すように、画像表示装置1は、画像表示モジュール10と、同期分離部21と、データ変換部22と、データ信号用制御パルス生成部23と、選択信号用制御パルス生成部24と、動き検出部25と、発光時間制御パルス生成部26と、発光時間制御信号線駆動回路27と、を備える。同期分離部21は、本発明の「入力部」の一実施形態に対応する。選択信号用制御パルス生成部24及び発光時間制御パルス生成部26は、本発明の「制御部」の一実施形態に対応する。
画像表示モジュール10は、ホールド型の画像表示モジュールである。より具体的な一例としては、画像表示モジュール10は、アクティブマトリクス型有機EL表示モジュールである。以下では、画像表示モジュール10として、アクティブマトリクス型有機EL表示モジュールを例にして説明する。
画像表示モジュール10は、データ信号線駆動回路11と、選択信号線駆動回路12と、表示パネル13と、を備える。
データ信号線駆動回路11には、垂直方向に配される複数のデータ信号線(図1には図示せず、図2の符号「DL」参照)が接続される。データ信号線駆動回路11は、画像信号とパルス信号と基づいて、複数のデータ信号線のそれぞれにデータ信号を供給する。
選択信号線駆動回路12には、水平方向に配される複数の選択信号線(図1には図示せず、図2の符号「SL」参照)が接続される。選択信号線駆動回路12は、パルス信号に基づいて、複数の選択信号線のそれぞれに選択信号を供給する。
表示パネル13は、複数の画素を備える。図2に示すように、1つの画素は、スイッチングトランジスタTr1と、駆動トランジスタTr2と、発光時間制御用トランジスタTr3と、保持容量Cと、有機EL素子14と、を備える。
スイッチングトランジスタTr1のゲート電極Gは、選択信号線SLに接続される。スイッチングトランジスタTr1のドレイン電極Dは、データ信号線DLに接続される。スイッチングトランジスタTr1のソース電極Sは、駆動トランジスタTr2のゲート電極Gと、保持容量Cに接続される。
駆動トランジスタTr2のドレイン電極Dは、電源Vddと、保持容量Cに接続される。駆動トランジスタTr2のソース電極Sは、発光時間制御用トランジスタTr3のドレイン電極Dに接続される。発光時間制御用トランジスタTr3のソース電極Sは、有機EL素子14に接続される。発光時間制御用トランジスタTr3のゲート電極Gは、発光時間制御信号線15に接続される。
図1に示す同期分離部21は、入力された映像信号を、画像信号と同期信号とに分離する。
データ変換部22は、入力された画像信号がアナログ信号の場合、表示パネル13に映像を表示させることができるデジタル信号に変換する。又は、データ変換部22は、入力された画像信号がデジタル信号の場合、表示パネル13に映像を表示させることができるデジタル信号に変換する。
データ信号用制御パルス生成部23は、同期信号に基づいて、映像を表示パネル13に表示させるためのパルス信号(データ信号用制御パルス)を生成して、データ信号線駆動回路11に供給する。
選択信号用制御パルス生成部24は、同期信号に基づいて、映像を表示パネル13に表示させるためのパルス信号(選択信号用制御パルス)を生成して、選択信号線駆動回路12に供給する。
動き検出部25は、映像信号に基づく複数のフレームから被写体の動きを検出する。すなわち、動き検出部25を構成する抽出部251は、同期分離部21に入力された映像信号(同期分離部によって分離された画像信号)から時間的に前後する2つのフレームを取り出し、取り出した2つのフレームに基づいて、フレームに記録される被写体の動きを抽出する。ここで、抽出部251は、フレームを記憶するバッファメモリ(図示せず)を備えることが好ましい。また、抽出部は、2つのフレームを取り出す場合、時間的に連続する2つのフレームを取り出してもよく、時間的に連続する3つのフレームの中から、1フレームの間をあけて前端と後端との2つのフレームを取り出してもよい。
例えば、抽出部251は、画像信号を構成する時間的に前後する2つのフレームから、フレーム間における各画素の被写体の動き量を取得する。具体的な一例として、抽出部251は、フレームから16画素×16画素のブロックを抽出し、フレーム間でブロックマッチングを行うことにより、被写体の動き量を取得する。抽出部251は、例えば、被写体の動きの大きさをVn(x,y)で表す。ここで、xは、0<x≦Nx(Nx:水平方向の画素数)の関係を満たす。また、yは、0<y≦Ny(Ny:垂直方向の画素数)の関係を満たす。
また、動き検出部25は、被写体の動き量の抽出結果に基づいて、フレームを、被写体に動きがあるとされる動領域と、被写体に動きがないとされる静止領域とに分割する。すなわち、動き検出部25を構成する分割部252は、抽出部251による抽出の結果に基づいて、フレームを構成する水平ライン(選択信号線SL)毎に被写体が動く画素数の割合を求める。そして、分割部252は、水平ライン(選択信号線SL)毎の割合のうち閾値を超える水平ラインを動領域とする。また、分割部252は、水平ライン(選択信号線SL)毎の割合のうち閾値以下の水平ラインを静止領域とする。
より具体的には、分割部252は、抽出部251によって抽出された被写体の動きの大きさVnに基づいて、水平ライン(選択信号線SL)毎の被写体の動き量のヒストグラムHn(l)を作成する。ここで、lは、水平ライン(選択信号線SL)の番号(ライン番号)を表す。
より詳細には、分割部252は、まず、ライン番号がy=lにおける被写体の動きの大きさVnに関して、被写体の動きの大きさVnが第1閾値Vth1を超える画素の数を求める。ここで、一例として、第1閾値Vthは、4ピクセル/フレームである。したがって、分割部252は、各水平ラインについて、1フレームあたり4ピクセルを超える被写体の動きが有る画素の数を求める。次に、分割部252は、求めた画素数を、1つの水平ラインを構成する画素の数Nx(水平方向の画素数)で割った値Wを求める。各水平ラインについて値Wを求めることに基づいて、ヒストグラムHn(l)を作成する。次に、分割部252は、ヒストグラムHn(l)について、第2閾値Hthを超える水平ラインを動領域とする。すなわち、分割部252は、第2閾値Hthを超える値Wを有する水平ラインを動領域とする。一方、分割部252は、ヒストグラムHn(l)について、第2閾値Hth以下の水平ラインを静止領域とする。分割部252は、第2閾値Hth以下の値Wを有する水平ラインを静止領域とする。
発光時間制御パルス生成部26は、同期信号に基づいて、映像信号による映像を画像表示モジュール10に表示させる場合、動き検出部25によって動領域とされた水平ラインについて、静止領域とされた水平ラインよりも、1フレームの発光時間を短くする。一例として、発光時間制御パルス生成部26は、静止領域における1フレームの発光時間を100%とすると、動領域における1フレームの発光時間を25%とする。
ここで、画質の劣化について説明する。図3は、画質の劣化について説明するための図である。図3(A)は、視線を動かさない場合を示す。図3(B)は、視線を動かす場合を示す。
静止領域の発光時間を100%(発光強度を100%とする)とし、動領域の発光時間を25%(発光強度を400%とする)とするような制御のみを行って表示を行うと仮定する。
図3(A)に示すように、上記の仮定において、視線を動かさない場合には、静止領域及び動領域の両方とも同じ明るさに見える。
しかし、図3(B)に示すように、上記の仮定において、異なる領域に移動するように視線を動かした場合には、静止領域と動領域との境界が黒く見えてしまう可能性がある。すなわち、人間の眼は、所定時間の光を積分したものを見ている。このため、発光時間が異なる領域で視線を動かすと、人間の眼は1フレーム分の光を積分してみるため、静止領域について発光時間を短くして表示するのと同様になり、静止領域と動領域との境界が黒く見えて、画質が劣化してしまう。
このように静止領域と動領域との間が黒く見えてしまうのを防止するために、発光時間制御パルス生成部26は、動領域に隣接する静止領域を、静止領域から動領域にかけて発光時間を徐々に短くするようにする。すなわち、発光時間制御パルス生成部26は、静止領域のうち動領域に隣接する領域において、動領域に近づくにつれて発光時間を徐々に短くする。
具体的な一例として、水平ライン数が1080本有り、ライン番号が500〜700番が動領域となり、500〜700番以外のライン番号が静止領域となる場合には、430から499番まで及び770から701番までを、動領域に近づくにつれて発光時間が25%に近づくように、発光時間を2%ずつ段階的に短くする。すなわち、発光時間制御パルス生成部26は、静止領域のうちの動領域に隣接する領域について、動領域に近づくにつれて、1ライン毎に発光時間が2%ずつ短くなるように制御する。このような例においては、499番の水平ラインの発光時間は25.5%となり、498番の水平ラインの発光時間は26.01%となり、497番の水平ラインの発光時間は26.53%となり、431番の水平ラインの発光時間は98.02%となり、430番の水平ラインの発光時間は99.98%となる。また、701番の水平ラインの発光時間は25.5%となり、702番の水平ラインの発光時間は26.01%となり、703番の水平ラインの発光時間は26.53%となり、769番の水平ラインの発光時間は98.02%となり、770番の水平ラインの発光時間を99.98%となる。
なお、1ライン毎の発光時間を2%未満の任意の値毎に短くしても、画質の劣化を改善することができる。しかし、2%とすれば、発光時間制御パルス生成部26の処理負担が軽減され、さらに、画質の劣化を改善することができる。また、1ライン毎に発光時間を2%以上の任意の値に短くした場合でも、画質の劣化を改善することが可能である。
発光時間制御パルス生成部26は、映像を表示パネル13に表示させる場合、動き検出部25によって動きが検出された動領域について、動きが検出されない静止領域に比べて、1フレームあたりの有機EL素子14の発光時間を短くするように、同期信号に基づいて、有機EL素子14の発光時間を制御するためのパルス信号(発光時間制御パルス)を生成して、発光時間制御信号線駆動回路27に供給する。
一例として、発光時間制御信号線駆動回路27には、水平方向に沿う、複数の発光時間制御信号線15が接続されている。各発光時間制御信号線15には、その発光時間制御信号線15が配された水平方向に沿う領域に存在する発光時間制御用トランジスタTr3が複数接続される。
発光時間制御信号線駆動回路27は、発光時間制御パルスを受信すると、動き検出部25によって動きが検出された動領域を表示する画素に対して、発光時間制御信号を出力する。上述したように、発光時間制御信号線15には、水平方向に沿って複数の発光時間制御用トランジスタTr3が接続される。このため、発光時間制御信号線15に発光時間制御信号が供給されると、その発光時間制御信号線15に接続される全ての発光時間制御用トランジスタTr3(水平方向に沿う発光時間制御用トランジスタTr3)には、発光時間制御信号が供給される。発光時間制御用トランジスタTr3は、発光時間制御信号を受信すると、その発光時間制御信号に基づいて、電源のオン/オフを制御する。すなわち、発光時間制御用トランジスタTr3は、発光時間制御信号に基づいて、動きが検出されたフレームについて1フレームあたりの有機EL素子14の発光時間を短くする。
また、選択信号用制御パルス生成部24は、動き検出部25によって動きが検出された動領域について、動きが検出されない静止領域よりも、発光輝度を高くする。すなわち、上述したように発光時間を短くした場合のみでは、ユーザは、動領域に対応する映像について、静止領域に対応する映像よりも暗く認知する。このため、選択信号用制御パルス生成部24は、ユーザによって暗く感じられるのを防ぐために、動領域の発光輝度を、静止領域よりも高くする。ここで、選択信号用制御パルス生成部24は、発光時間を短くする領域については、発光時間がより短くなる場合に発光輝度がより高くなるようにする。したがって、発光時間が短くされる静止領域についても、発光時間に変更が無い静止領域よりも発光輝度を高くする。
一例として、水平ライン数が1080本有り、ライン番号が500〜700番が動領域となり、500〜700番以外のライン番号が静止領域となる場合には、500〜700番の水平ラインに対応する動領域の発光輝度を高くする。さらに、静止領域のうちの動領域に隣接する領域について、動領域に近づくにつれて、1ライン毎の発光時間を2%ずつ短くする場合には、430から499番まで及び770から701番までの静止領域を、動領域に近づくにつれて発光輝度を徐々に高くする。
選択信号用制御パルス生成部24は、発光時間に応じた係数(データ倍率)を得て、そのデータ倍率に応じて発光輝度の制御を行う。ここで、データ倍率は、下式(1)より求まる。
データ倍率=100/(発光時間[%]) …(1)
一例として、動領域の発光時間を25%とすると、データ倍率は、4となる。したがって、選択信号用制御パルス生成部24は、発光輝度を変化させない場合と比較して、動領域の発光輝度を4倍にして有機EL素子14を発光させる。
また、一例として、水平ライン数が1080本有り、ライン番号が500〜700番が動領域となり、500〜700番以外のライン番号が静止領域となり、499番の水平ラインの発光時間が25.5%となり、432番の水平ラインの発光時間が96.1%となる場合には、499番の水平ラインのデータ倍率は3.9215となり、432番の水平ラインのデータ倍率は1.0405となる。また、701番の水平ラインの発光時間が25.5%となる場合には、701番の水平ラインのデータ倍率は3.9215となる。また、768番の水平ラインの発光時間が96.01%となる場合には、768番の水平ラインのデータ倍率は1.0405となる。したがって、選択信号用制御パルス生成部24は、発光輝度を変化させない場合と比較して、499番及び701番の水平ラインの発光輝度を3.9215倍にして有機EL素子14を発光させる。また、選択信号用制御パルス生成部24は、発光輝度を変化させない場合と比較して、432番及び768番の水平ラインの発光輝度を1.0405倍にして有機EL素子14を発光させる。
選択信号用制御パルス生成部24は、上記のデータ倍率に応じて、保持容量Cへの充電量を調整するために、選択信号用パルスを出力する。これにより、保持容量Cへの充電量が増えるために、有機EL素子14の発光輝度は高くなる。
次に、画像表示装置1の動作について説明する。図4は、画像表示装置1の動作について説明するための図である。
まず、図4の(1)に示すように、人がサッカーボールを蹴っている映像が画像表示装置1に入力されたとする。この場合、動き検出部25は、サッカーボールに対応する領域、及び、サッカーボールの影に対応する領域において動きを検出する(図4の(2)参照)。
発光時間制御パルス生成部26は、映像を表示パネル13に表示させる場合、動き検出部25によって動きが検出された動領域、すなわち、サッカーボール及び影の領域に対応する水平ラインについて、動きが検出されない静止領域に対応する水平ラインよりも1フレームあたりの発光時間を短くする。また、発光時間制御パルス生成部26は、静止領域のうち、動領域に隣接する領域Rについても、動領域に近づくにつれて動領域の発光時間に近づくように、発光時間を徐々に短くする(図4の(3)参照)。この場合、選択信号用制御パルス生成部24は、発光時間に変化のない領域については、通常の発光輝度で有機EL素子14を発光させる。また、選択信号用制御パルス生成部24は、発光時間を短くした領域については、発光時間が短くになるにしたがって発光輝度が通常よりもより高くなるように有機EL素子14を発光させる。
以上説明したように、画像表示装置1は、同期分離部21によって入力された映像信号から連続する2つのフレームを取り出し、取り出した2つのフレームに基づいて、フレームに記録される被写体の動きを抽出する抽出部251と、抽出部251による抽出の結果に基づいて、フレームの全領域を、被写体に動きがあるとされる動領域と、被写体に動きがないとされる静止領域とに分割する分割部252と、動領域の発光時間を静止領域の発光時間よりも短くすると共に、静止領域から動領域にかけて発光時間を徐々に短くするようにして、フレームを画像表示モジュール10に表示させる発光時間制御パルス生成部26と、を備える。
これにより、画像表示装置1は、動領域について発光時間を短くするので、動画を表示する際のぼやけが発生するのを抑えることができる。また、画像表示装置1は、静止領域のうち動領域に隣接する領域についても、動領域に近づくにつれて発光時間を徐々に短くするので、静止領域と動領域との間が黒く表示されるのを抑えることができる。
また、分割部252は、抽出部251による抽出の結果に基づいて、フレームを構成する水平ライン毎に被写体が動く画素数の割合を求め、水平ライン毎の割合のうち閾値を超える水平ラインを動領域とし、水平ライン毎の割合のうち閾値以下の水平ラインを静止領域とする。これにより、画像表示装置1は、入力された映像信号(同期分離部21によって分離された画像信号)から、動領域と静止領域とを得ることができる。
選択信号用制御パルス生成部24は、発光時間を短くする領域については、発光時間がより短くなる場合に発光輝度がより高くなるようにして、フレームを画像表示モジュール10に表示させる。これにより、画像表示装置1は、1フレームのうちの一部のみについて発光輝度を高くするので、表示パネル13の寿命が短くなるのを抑えることができる。
なお、本実施形態は、以下のような変形が可能である。
発光時間制御パルス生成部26は、1つのフレームにおいて、ライン番号が連続する動領域で構成される1群の動領域が複数ある場合、例えば、図4(3)に示すように、サッカーボールに対応する動領域群と、影に対応する動領域群とが存在する場合には、1つのフレームにつき動領域群が1つ有る場合に比べて、静止領域のうち動領域に隣接する領域について、1ライン毎に変化させる発光時間を長くしてもよい。
例えば、1つのフレームに動領域群が1つある場合には、発光時間制御パルス生成部26は、静止領域のうち動領域に隣接する領域について、1ライン毎に発光時間を2%ずつ変化させる。一方、1つのフレームに動領域群が複数ある場合には、発光時間制御パルス生成部26は、静止領域のうち動領域に隣接する領域について、1ライン毎に発光時間を5%ずつ変化させる。
これにより、画像表示装置1は、フレームの略全領域が発光時間を変化させるように制御されるのを防ぐことが可能である。
また、発光時間制御パルス生成部26は、1つのフレームの中央部付近に動領域が存在する場合、静止領域のうち動領域に隣接する領域については、1ライン毎の発光時間の変化を細かく(一例として、2%)設定することが可能である。一方、発光時間制御パルス生成部26は、1つのフレームの上端付近又は下端付近に動領域が存在する場合、静止領域のうち動領域に隣接する領域については、1ライン毎の発光時間の変化を大きく(一例として、5%)設定することが可能である。ユーザは、フレームの中央部付近の映像を、上端付近又は下端付近の映像に比べて、認識しやすいと考えられる。
このため、画像表示装置1は、認識されやすい中央部付近の画質をより改善させることにより、発光時間制御パルス生成部26及び選択信号用制御パルス生成部24の処理負担を軽減させることができる。
また、発光時間制御パルス生成部26は、入力されるコンテンツに応じて、静止領域のうち動領域に隣接する領域について、1ライン毎の発光時間の変化を変更することが可能である。例えば、映像全体において動領域が少ないと考えられるコンテンツでは、静止領域のうち動領域に隣接する領域について、1ライン毎に発光時間を大きな値(一例として、5%)ずつ変化させる。一方、映像全体において動領域が多いと考えられるコンテンツでは、静止領域のうち動領域に隣接する領域について、1ライン毎に発光時間を小さな値(一例として、2%)ずつ変化させる。
動領域が少ないと考えらえるコンテンツについては、画質の改善を図る必要が少ないと考えることも可能である。これにより、画像表示装置1は、コンテンツに適した制御を行うことができる。
また、発光時間制御パルス生成部26は、動領域となる水平ラインの本数が所定の本数未満の場合には、発光時間を短くする制御を行わなくともよい。動領域となる水平ラインの本数が少ない場合には、ユーザは、動領域に対応する被写体が小さくて、その被写体の動きを認識することができない可能性がある。これにより、画像表示装置1は、発光時間制御パルス生成部26及び選択信号用制御パルス生成部24の処理負担を軽減させることができる。
1 画像表示装置
10 画像表示モジュール
21 同期分離部(入力部)
251 抽出部
252 分割部
24 選択信号用制御パルス生成部(制御部)
26 発光時間制御パルス生成部(制御部)

Claims (4)

  1. 画像表示モジュールと、
    映像信号が入力される入力部と、
    前記入力部によって入力された映像信号から時間的に前後する2つのフレームを取り出し、取り出した2つのフレームに基づいて、フレームに記録される被写体の動きを抽出する抽出部と、
    前記抽出部による抽出の結果に基づいて、フレームの領域を、被写体に動きがあるとされる動領域と、被写体に動きがないとされる静止領域とに分割する分割部と、
    前記動領域の発光時間を前記静止領域の発光時間よりも短くすると共に、前記静止領域のうち前記動領域に隣接する領域において前記動領域に近づくにつれて発光時間を徐々に短くするようにして、フレームを前記画像表示モジュールに表示させる制御部と、
    を備える画像表示装置。
  2. 前記分割部は、
    前記抽出部による抽出の結果に基づいて、フレームを構成する水平ライン毎に被写体が動く画素数の割合を求め、
    水平ライン毎の前記割合のうち閾値を超える水平ラインを前記動領域とし、
    水平ライン毎の前記割合のうち閾値以下の水平ラインを前記静止領域とする
    請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記制御部は、前記動領域、及び、前記静止領域のうち発光時間を短くする領域については、発光時間がより短くなる場合に発光輝度がより高くなるようにして、フレームを前記画像表示モジュールに表示させる
    請求項1又は2に記載の画像表示装置。
  4. 前記画像表示モジュールは、アクティブマトリクス型の有機EL表示モジュールである
    請求項1から3のいずれか1項に記載の画像表示装置。
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