JP2016011356A - 泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】 除錆性、貯蔵安定性、泡特性が良好な一液型泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物を提供することにある。
【解決手段】 シュウ酸及び特定のアミンオキシドを必須成分として含有せしめることにより、除錆性、貯蔵安定性、泡特性が良好な一液型泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物とする。
【選択図】 なし
【解決手段】 シュウ酸及び特定のアミンオキシドを必須成分として含有せしめることにより、除錆性、貯蔵安定性、泡特性が良好な一液型泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物とする。
【選択図】 なし
Description
本発明は、泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物に関する。
一般的に洗浄作業としては、機械による洗浄作業と手作業による洗浄作業に大別される。概ね、前者は定形の或いは単純な形状の被洗浄物や汚れが比較的に弱い所、予備洗浄に用いられ、後者では複雑な形状、細かい部分、汚れが目立つ所、仕上げ洗浄などに用いられる。後者においては、洗浄剤を希釈し、ブラシ、パッド等の道具を用いて洗浄剤を塗り付けや擦るため、ある程度の腕力が必要であり、非力な作業者にとっては重労働となる。また手作業に用いる洗浄剤の希釈液は粘度が低いことから、被洗浄面から速やかに垂れ落ちていくため、汚れ等を十分に除去しきれないことや、無駄な洗浄剤の発生、廃水設備での廃水処理量の増加などの問題が発生する場合がある。
前記の問題点を解消する方法として、泡沫洗浄(又は泡洗浄とも言う)が提案されている。この方法は、泡沫状又は泡状の洗浄剤が洗浄対象物に付着し、汚れなどと十分に接触させることにより、洗浄する方法である。具体的には、泡沫状に噴霧できる噴霧器などを使用して洗浄剤を泡沫状に吹き付けることにより、被洗浄物面に持続性のある泡沫状の泡を吸着ないし付着させ、洗浄剤の無駄な垂れ落ちを抑制する。この方法により、洗浄剤の節約、廃水処理の低減、洗浄性の向上などが期待できる。
しかしながら、通常、泡沫洗浄に使用される洗浄剤は、洗浄液と発泡助剤の二液型である。それ故に、作業場での混合時の誤作業の問題、洗浄剤のコストアップの問題、洗浄剤の管理の煩雑化の問題、保管場所の確保の問題等が発生しやすい環境にあり、改善対象としての課題として存在する。そして洗浄剤は、一般的に洗浄対象によってその汚れの種類や程度に違いがあるために、それぞれの洗浄対象(用途)に適した組成物があり、どのような発泡助剤であっても使用できるとは限らず、二液型であるが故に最適な組成物の組み合わせとするには試行錯誤の検討が必要となる。
具体例として、鉄道車両の泡沫洗浄の事例が挙げられる(非特許文献1)。鉄道車両のような車両洗浄剤には、除錆機能を有する洗浄剤が使用される。そこに配合される成分としては、酸性フッ化アンモニウム、チオグリコール酸アンモニウム、シュウ酸、塩酸、希硫酸、スルファミン酸、クエン酸、グリコール酸等の還元性処理剤が知られている(特許文献1〜5)。しかしながら、広範囲の被洗浄物面を有する鉄道車両であっても、上記課題が存在しながらも二液型の洗浄剤を使用しているのが現状である。
前記の問題点を解消する方法として、泡沫洗浄(又は泡洗浄とも言う)が提案されている。この方法は、泡沫状又は泡状の洗浄剤が洗浄対象物に付着し、汚れなどと十分に接触させることにより、洗浄する方法である。具体的には、泡沫状に噴霧できる噴霧器などを使用して洗浄剤を泡沫状に吹き付けることにより、被洗浄物面に持続性のある泡沫状の泡を吸着ないし付着させ、洗浄剤の無駄な垂れ落ちを抑制する。この方法により、洗浄剤の節約、廃水処理の低減、洗浄性の向上などが期待できる。
しかしながら、通常、泡沫洗浄に使用される洗浄剤は、洗浄液と発泡助剤の二液型である。それ故に、作業場での混合時の誤作業の問題、洗浄剤のコストアップの問題、洗浄剤の管理の煩雑化の問題、保管場所の確保の問題等が発生しやすい環境にあり、改善対象としての課題として存在する。そして洗浄剤は、一般的に洗浄対象によってその汚れの種類や程度に違いがあるために、それぞれの洗浄対象(用途)に適した組成物があり、どのような発泡助剤であっても使用できるとは限らず、二液型であるが故に最適な組成物の組み合わせとするには試行錯誤の検討が必要となる。
具体例として、鉄道車両の泡沫洗浄の事例が挙げられる(非特許文献1)。鉄道車両のような車両洗浄剤には、除錆機能を有する洗浄剤が使用される。そこに配合される成分としては、酸性フッ化アンモニウム、チオグリコール酸アンモニウム、シュウ酸、塩酸、希硫酸、スルファミン酸、クエン酸、グリコール酸等の還元性処理剤が知られている(特許文献1〜5)。しかしながら、広範囲の被洗浄物面を有する鉄道車両であっても、上記課題が存在しながらも二液型の洗浄剤を使用しているのが現状である。
「きずな」日本鉄道運輸サービス協会 2013年5月号 P.12
本発明は、除錆性、貯蔵安定性及び泡特性が良好な一液型泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
これまでに泡沫洗浄に好適な一液型の酸性洗浄剤は知られていなかった。そこでまず、本発明者は、どのような酸性洗浄剤が泡沫洗浄に好適な組成であるかを種々検討した。
主に除錆作用を有する組成成分としてシュウ酸が最良であることが判明した。次ぎに泡沫洗浄の為に必要な機能・性能は泡特性(特に起泡性・発泡性、泡持続性)である。シュウ酸を含むモデル酸性洗浄剤に起泡性・発泡性を付与させる目的でドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを単純に配合して検討したが、ナトリウムとシュウ酸が反応してシュウ酸ナトリム塩を副生し、原液中にその塩が析出、沈殿する現象があり、貯蔵安定性の課題が新たに生じた。その前記検討の系における泡特性については、発泡初期の起泡性(発泡性)は良好な傾向は認められつつも、泡持続性は満足できるものではなかった。発明者は、貯蔵安定性と泡沫洗浄の基本性能とを同時に両立させることは容易ではないことがわかった(後述の比較例1〜6)。
そこで本発明者は、鋭意検討を続けて、シュウ酸及びアミンオキサイドを基本組成成分とすることが、除錆性、貯蔵安定性及び泡特性を泡沫洗浄用に最適化する為の必須技術であることを見出し、当該知見に基づき、さらに鋭意検討して、本発明を完成するに至った。
主に除錆作用を有する組成成分としてシュウ酸が最良であることが判明した。次ぎに泡沫洗浄の為に必要な機能・性能は泡特性(特に起泡性・発泡性、泡持続性)である。シュウ酸を含むモデル酸性洗浄剤に起泡性・発泡性を付与させる目的でドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを単純に配合して検討したが、ナトリウムとシュウ酸が反応してシュウ酸ナトリム塩を副生し、原液中にその塩が析出、沈殿する現象があり、貯蔵安定性の課題が新たに生じた。その前記検討の系における泡特性については、発泡初期の起泡性(発泡性)は良好な傾向は認められつつも、泡持続性は満足できるものではなかった。発明者は、貯蔵安定性と泡沫洗浄の基本性能とを同時に両立させることは容易ではないことがわかった(後述の比較例1〜6)。
そこで本発明者は、鋭意検討を続けて、シュウ酸及びアミンオキサイドを基本組成成分とすることが、除錆性、貯蔵安定性及び泡特性を泡沫洗浄用に最適化する為の必須技術であることを見出し、当該知見に基づき、さらに鋭意検討して、本発明を完成するに至った。
即ち本発明は、以下の項目を要旨とする泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物を提供する。
(項1) シュウ酸、及び
成分(A):一般式(1)
{式中、R1は、炭素数8〜22の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基又はアルケニル基、下記式(a)で表される基、又は下記式(b)で表される基を表す。
[式中、Xは、炭素数7〜21の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基又はアルケニル基を表す。R4は、水素原子又は炭素数1〜3の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基を表す。pは、1〜4を表す。]
[式中、Yは、炭素数8〜22の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基又はアルケニル基を表す。tは、オキシエチレン基の平均付加モル数を示し、0.5〜15を表す。]
またR2及びR3は、同一又は異なって、それぞれ、炭素数1〜3の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基又はヒドロキシエチル基を表す。}
で表されるアミンオキシドを含有する(一液型の)泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物。
成分(A):一般式(1)
またR2及びR3は、同一又は異なって、それぞれ、炭素数1〜3の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基又はヒドロキシエチル基を表す。}
で表されるアミンオキシドを含有する(一液型の)泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物。
(項2) 泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部に対して、シュウ酸の含有量が0.1〜15重量部、かつ前記成分(A)の含有量が0.1〜10重量部である、上記項1に記載の(一液型の)泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物。
(項3) さらに、成分(B):3価以上のポリオール化合物及び成分(C):アミン化合物からなる群より選ばれる少なくとも一種を含有する上記項1又は項2に記載の(一液型の)泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物。
(項4) 前記成分(C)がアルカノールアミンである、上記項3に記載の(一液型の)泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物。
(項5) 泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部に対して、成分(B)の含有量の上限値が25重量部、成分(C)の含有量の上限値が10重量部であり、かつ、成分(B)と成分(C)との合計の含有量は0.01〜35重量部である、上記項3又は項4に記載の(一液型の)泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物。
(項6) さらに、成分(D):アニオン界面活性剤を含有する上記項1〜5の何れかに記載の(一液型の)泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物。
(項7) 前記成分(D)がスルホン酸系アニオン界面活性剤である、上記項6に記載の(一液型の)泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物。
(項8) 泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部に対して、前記成分(D)の含有量が0.1〜6重量部である、上記項6又は項7に記載の(一液型の)泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物。
(項9) さらに、成分(E):スルホン酸化合物、成分(F):非イオン性界面活性剤及び成分(G):溶剤からなる群より選ばれる少なくとも一種を含有する、上記項1〜8の何れかに記載の(一液型の)泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物。
(項10) 泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部に対して、成分(E)の含有量が0.1〜10重量部の範囲、成分(F)の含有量が1〜10重量部の範囲、成分(G)の含有量が0.1〜30重量部の範囲である、上記項9に記載の(一液型の)泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物。
(項11) 泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物のpHが0.1〜4.0である、上記項1〜10の何れかに記載の(一液型の)泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物。
(項12) (一液型の)泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物が、ステンレス外装材、アルミ外装材又は塗装外装材を泡沫洗浄するためのものである、上記項1〜11の何れかに記載の(一液型の)泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物。
(項13) (一液型の)泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物が、車両の外板を泡沫洗浄するためのものである、上記項1〜11何れかに記載の(一液型の)泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物。
(項14) 前記車両が鉄道車両である、上記項13に記載の(一液型の)泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物。
(項15) さらに、上記シュウ酸及び成分(A)〜成分(G)を除く、両性界面活性剤、半極性界面活性剤、洗浄助剤、酸化防止剤、安定化剤、pH調整剤、抗菌剤、防腐剤、除菌剤、増粘剤、減粘剤、粘度調整剤、キレート剤、水軟化剤、香料、消臭剤、色素、着色剤、ハイドロトープ剤、再付着防止剤、分散剤、起泡助剤、泡増強剤、泡調整剤、耐硬水剤及び除錆助剤からなる群より選ばれる少なくとも一種を含有する、上記項1〜14の何れかに記載の(一液型の)泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物。
上記項1及び項2に記載の発明によれば、除錆性、貯蔵安定性及び泡特性が良好な一液型の泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物を得ることができる。上記項3〜5に記載の発明によれば、項1及び項2の発明に記載の効果に加えて、貯蔵安定性においてさらなる向上効果が得られる。上記項6〜8に記載の発明によれば、項1〜5に記載の発明の効果に加えて、泡特性の内、起泡性・発泡性においてさらなる向上効果が得られる。上記項9〜10に記載の発明によれば、項1〜8の発明に記載の効果に加えて、泡特性においてさらなる向上効果や良好な耐硬水性の効果が得られる。上記項11に記載の発明によれば、除錆性の効果をより安定的に得ることができる。
上記の発明の効果は、項1及び項2に記載の発明を基本組成とすることにより、相乗的な効果として得られるものである。
また、上記項12〜14に記載の発明によれば、泡沫洗浄の対象物に最適な一液型の泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物として使用できる。上記項15に記載の発明によれば、当該機能を有する添加剤を配合することにより、それら添加剤の機能を付与した一液型の泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物を得ることができる。
上記の発明の効果は、項1及び項2に記載の発明を基本組成とすることにより、相乗的な効果として得られるものである。
また、上記項12〜14に記載の発明によれば、泡沫洗浄の対象物に最適な一液型の泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物として使用できる。上記項15に記載の発明によれば、当該機能を有する添加剤を配合することにより、それら添加剤の機能を付与した一液型の泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物を得ることができる。
本発明の泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物は、シュウ酸及び成分(A):上記一般式(1)で表されるアミンオキシドを含有してなり、さらには成分(B):3価以上のポリオール化合物及び/又は成分(C):アミン化合物、またさらには成分(D):アニオン界面活性剤を含有してなることを特徴とする組成物である。
本発明に係るシュウ酸は、シュウ酸(無水)やシュウ酸・二水和物などが使用でき、特に制限はなく、公知の方法で製造したものや、市販品、試薬等で入手できるものなどが使用できる。主な供給者として、三菱ガス化学(株)、宇部興産(株)などが挙げられる。
上記シュウ酸の含有量は、泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部に対して、好ましくは0.1〜15重量部、より好ましくは3〜10重量部が推奨される。
本発明に係る成分(A)は、上記一般式(1)で表されるアミンオキシドから選ばれる少なくとも一種である。より具体的には、アルキルアミンオキシド、アルケニルアミンオキシド、アミドアミンオキシド、オキシアルキレンアルキルアミンオキシド等が例示される。
前記一般式(1)について、R1は、炭素数8〜22の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基又はアルケニル基、上記式(a)で表される基、又は上記式(b)で表される基である。前記アルキル基又はアルケニル基については、好ましくは炭素数10〜18の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基又はアルケニル基、より好ましくは炭素数10〜18の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基が推奨される。
また式(a)で表される基においては、Xは、炭素数7〜21の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基又はアルケニル基であり、好ましくは炭素数9〜17の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基又はアルケニル基、より好ましくは炭素数9〜17の直鎖状のアルキル基が推奨され、R4については、水素原子又は炭素数1〜3の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基であり、好ましくは水素原子又はメチル基、より好ましくは水素原子が推奨される。pについては、1〜4であり、好ましくは2又は3、より好ましくは3が推奨される。
また式(b)で表される基においては、Yは、炭素数8〜22の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基又はアルケニル基であり、好ましくは炭素数10〜18の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基又はアルケニル基、より好ましくは炭素数10〜18の直鎖状のアルキル基が推奨される。tは、オキシエチレン基の平均付加モル数を示し、0.5〜15であり、好ましくは0.7〜13、より好ましくは0.8〜11が推奨される。
また一般式(1)におけるR2及びR3は、同一又は異なって、それぞれ、炭素数1〜3の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基又はヒドロキシエチル基であり、好ましくはメチル基又はヒドロキシエチル基が推奨される。
また式(a)で表される基においては、Xは、炭素数7〜21の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基又はアルケニル基であり、好ましくは炭素数9〜17の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基又はアルケニル基、より好ましくは炭素数9〜17の直鎖状のアルキル基が推奨され、R4については、水素原子又は炭素数1〜3の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基であり、好ましくは水素原子又はメチル基、より好ましくは水素原子が推奨される。pについては、1〜4であり、好ましくは2又は3、より好ましくは3が推奨される。
また式(b)で表される基においては、Yは、炭素数8〜22の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基又はアルケニル基であり、好ましくは炭素数10〜18の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基又はアルケニル基、より好ましくは炭素数10〜18の直鎖状のアルキル基が推奨される。tは、オキシエチレン基の平均付加モル数を示し、0.5〜15であり、好ましくは0.7〜13、より好ましくは0.8〜11が推奨される。
また一般式(1)におけるR2及びR3は、同一又は異なって、それぞれ、炭素数1〜3の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基又はヒドロキシエチル基であり、好ましくはメチル基又はヒドロキシエチル基が推奨される。
より具体的には、一般式(1)におけるR1が炭素数8〜22の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基又はアルケニル基であるときの例示として、オクチルジメチルアミンオキシド、デシルジメチルアミンオキシド、ラウリルジメチルアミンオキシド、ミリスチルジメチルアミンオキシド、パルミチルジメチルアミンオキシド、ステアリルジメチルアミンオキシド、オレイルジメチルアミンオキシド、ベヘニルジメチルアミンオキシド、ココジメチルアミンオキシド、ラウリルジエチルアミンオキシド、ラウリルジプロピルアミンオキシド、ココジエチルアミンオキシド、ココジプロピルアミンオキシド、オクチルジ(ヒドロキシエチル)アミンオキシド、デシルジ(ヒドロキシエチル)アミンオキシド、ラウリルジ(ヒドロキシエチル)アミンオキシド、ミリスチルジ(ヒドロキシエチル)アミンオキシド、パルミチルジ(ヒドロキシエチル)アミンオキシド、ステアリルジ(ヒドロキシエチル)アミンオキシド、オレイルジ(ヒドロキシエチル)アミンオキシド、ベヘニルジ(ヒドロキシエチル)アミンオキシド、ココジ(ヒドロキシエチル)アミンオキシド等のアルキル(又はアルケニル)アミンオキシド、
一般式(1)におけるR1が式(a)で表される基であるときの例示として、カプリル酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、カプリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ミリスチン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、パルミチン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ステアリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、オレイン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ヤシ脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ラウリン酸アミドプロピルジエチルアミンオキシド、ラウリン酸アミドプロピルジ(ヒドロキシエチル)アミンオキシド等のアミドアミンオキシド、
一般式(1)におけるR1が式(b)で表される基であるときの例示として、ポリオキシエチレン(t=0.5〜15)オクチルエーテルジメチルアミンオキシド、ポリオキシエチレン(t=0.5〜15)デシルエーテルジメチルアミンオキシド、ポリオキシエチレン(t=0.5〜15)ラウリルエーテルジメチルアミンオキシド、ポリオキシエチレン(t=0.5〜15)ミリスチルエーテルジメチルアミンオキシド、ポリオキシエチレン(t=0.5〜15)パルミチルエーテルジメチルアミンオキシド、ポリオキシエチレン(t=0.5〜15)ステアリルエーテルジメチルアミンオキシド、ポリオキシエチレン(t=0.5〜15)オレイルエーテルジメチルアミンオキシド、ポリオキシエチレン(t=0.5〜15)ラウリルエーテルジエチルアミンオキシド、ポリオキシエチレン(t=0.5〜15)ラウリルエーテルジプロピルアミンオキシド、ポリオキシエチレン(t=0.5〜15)ラウリルエーテルジ(ヒドロキシエチル)アミンオキシド等のポリオキシエチレンアルキルエーテルアミンオキシド、などが例示される。
好ましくは、オクチルジメチルアミンオキシド、デシルジメチルアミンオキシド、ラウリルジメチルアミンオキシド、ミリスチルジメチルアミンオキシド、パルミチルジメチルアミンオキシド、ステアリルジメチルアミンオキシド、ココジメチルアミンオキシド、オクチルジ(ヒドロキシエチル)アミンオキシド、デシルジ(ヒドロキシエチル)アミンオキシド、ラウリルジ(ヒドロキシエチル)アミンオキシド、ミリスチルジ(ヒドロキシエチル)アミンオキシド、パルミチルジ(ヒドロキシエチル)アミンオキシド、ステアリルジ(ヒドロキシエチル)アミンオキシド、ココジ(ヒドロキシエチル)アミンオキシド、カプリル酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、カプリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ミリスチン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、パルミチン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ステアリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ヤシ脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ラウリン酸アミドプロピルジ(ヒドロキシエチル)アミンオキシド、ヤシ脂肪酸アミドプロピルアミンオキシドが推奨される。
これらは、単独で又は2種以上を適宜組み合わせて配合することができる。
一般式(1)におけるR1が式(a)で表される基であるときの例示として、カプリル酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、カプリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ミリスチン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、パルミチン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ステアリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、オレイン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ヤシ脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ラウリン酸アミドプロピルジエチルアミンオキシド、ラウリン酸アミドプロピルジ(ヒドロキシエチル)アミンオキシド等のアミドアミンオキシド、
一般式(1)におけるR1が式(b)で表される基であるときの例示として、ポリオキシエチレン(t=0.5〜15)オクチルエーテルジメチルアミンオキシド、ポリオキシエチレン(t=0.5〜15)デシルエーテルジメチルアミンオキシド、ポリオキシエチレン(t=0.5〜15)ラウリルエーテルジメチルアミンオキシド、ポリオキシエチレン(t=0.5〜15)ミリスチルエーテルジメチルアミンオキシド、ポリオキシエチレン(t=0.5〜15)パルミチルエーテルジメチルアミンオキシド、ポリオキシエチレン(t=0.5〜15)ステアリルエーテルジメチルアミンオキシド、ポリオキシエチレン(t=0.5〜15)オレイルエーテルジメチルアミンオキシド、ポリオキシエチレン(t=0.5〜15)ラウリルエーテルジエチルアミンオキシド、ポリオキシエチレン(t=0.5〜15)ラウリルエーテルジプロピルアミンオキシド、ポリオキシエチレン(t=0.5〜15)ラウリルエーテルジ(ヒドロキシエチル)アミンオキシド等のポリオキシエチレンアルキルエーテルアミンオキシド、などが例示される。
好ましくは、オクチルジメチルアミンオキシド、デシルジメチルアミンオキシド、ラウリルジメチルアミンオキシド、ミリスチルジメチルアミンオキシド、パルミチルジメチルアミンオキシド、ステアリルジメチルアミンオキシド、ココジメチルアミンオキシド、オクチルジ(ヒドロキシエチル)アミンオキシド、デシルジ(ヒドロキシエチル)アミンオキシド、ラウリルジ(ヒドロキシエチル)アミンオキシド、ミリスチルジ(ヒドロキシエチル)アミンオキシド、パルミチルジ(ヒドロキシエチル)アミンオキシド、ステアリルジ(ヒドロキシエチル)アミンオキシド、ココジ(ヒドロキシエチル)アミンオキシド、カプリル酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、カプリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ミリスチン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、パルミチン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ステアリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ヤシ脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ラウリン酸アミドプロピルジ(ヒドロキシエチル)アミンオキシド、ヤシ脂肪酸アミドプロピルアミンオキシドが推奨される。
これらは、単独で又は2種以上を適宜組み合わせて配合することができる。
本発明に係る成分(A)である一般式(1)で表されるアミンオキシドは、市販品、試薬や公知の合成方法で調製したものなどが使用できる。
例えば、商品名「ワンダミンOX−300」(新日本理化(株)製,ラウリルジメチルアミンオキシド)、商品名「アンヒトール20N」(花王(株)製,ラウリルジメチルアミンオキシド)、商品名「ユニセーフA−LM」(日油(株)製,ラウリルジメチルアミンオキシド)、商品名「ユニセーフA−MM」(日油(株)製,ミリスチルジメチルアミンオキシド)、商品名「ユニセーフA−SM」(日油(株)製,ステアリルジメチルアミンオキシド)、商品名「ユニセーフA−OM」(日油(株)製,オレイルジメチルアミンオキシド)、商品名「ユニセーフA−LE」(日油(株)製,ジ(ヒドロキシエチル)ラウリルアミンオキシド)、商品名「GENAMINOX KC」(クラリアントジャパン(株)製,ココジメチルアミンオキシド)、商品名「GENAMINOX CHE」(クラリアントジャパン(株)製,ラウリルジ(ヒドロキシエチル)アミンオキシド)、商品名「GENAMINOX AP」(クラリアントジャパン(株)製,ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド)などが例示される。また前記の他に、例えば「2013年版16313の化学商品(発行所;化学工業日報社,発行日2013年1月29日)」にも多くのメーカが記載されている。
前記ポリオキシエチレンアルキルエーテルアミンオキシドについては、特開平5−178731号公報や特開平5−117697号公報等の開示に従って製造することもできる。
例えば、商品名「ワンダミンOX−300」(新日本理化(株)製,ラウリルジメチルアミンオキシド)、商品名「アンヒトール20N」(花王(株)製,ラウリルジメチルアミンオキシド)、商品名「ユニセーフA−LM」(日油(株)製,ラウリルジメチルアミンオキシド)、商品名「ユニセーフA−MM」(日油(株)製,ミリスチルジメチルアミンオキシド)、商品名「ユニセーフA−SM」(日油(株)製,ステアリルジメチルアミンオキシド)、商品名「ユニセーフA−OM」(日油(株)製,オレイルジメチルアミンオキシド)、商品名「ユニセーフA−LE」(日油(株)製,ジ(ヒドロキシエチル)ラウリルアミンオキシド)、商品名「GENAMINOX KC」(クラリアントジャパン(株)製,ココジメチルアミンオキシド)、商品名「GENAMINOX CHE」(クラリアントジャパン(株)製,ラウリルジ(ヒドロキシエチル)アミンオキシド)、商品名「GENAMINOX AP」(クラリアントジャパン(株)製,ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド)などが例示される。また前記の他に、例えば「2013年版16313の化学商品(発行所;化学工業日報社,発行日2013年1月29日)」にも多くのメーカが記載されている。
前記ポリオキシエチレンアルキルエーテルアミンオキシドについては、特開平5−178731号公報や特開平5−117697号公報等の開示に従って製造することもできる。
上記成分(A):アミンオキシドの含有量は、泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部に対して、好ましくは0.1〜10重量部、より好ましくは1〜5重量部が推奨される。
本発明に係る成分(B)である3価以上のポリオール化合物は、水酸基を3個以上有する有機化合物を意味する。例えば、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、ポリグリセリン、ポリビニルアルコール、ソルビトール、キシリトールなどが挙げられ、好ましくはグリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、ポリグリセリン、ポリビニルアルコール、特にグリセリン及び/又はジグリセリンとポリビニルアルコールとの組合せが推奨される。
また、前記ポリオール化合物は、好ましくは水への溶解度(25℃)が10%以上、より好ましくは20%以上のものが推奨される。
これらは、単独で又は2種以上を適宜組み合わせて配合することができる。
また、前記ポリオール化合物は、好ましくは水への溶解度(25℃)が10%以上、より好ましくは20%以上のものが推奨される。
これらは、単独で又は2種以上を適宜組み合わせて配合することができる。
前記ポリオール化合物は、特に制限はなく、公知の方法で製造したものや、市販品、試薬等で入手できるものなどが使用できる。
ポリビニルアルコールについては、一般的にポリ酢酸ビニルを鹸化して製造される。ポリビニルアルコールは、鹸化の度合い(鹸化度)の違いにより、完全鹸化型と部分鹸化型に大別されるが、好ましくは完全鹸化型のポリビニルアルコールが推奨される。部分鹸化型のポリビニルアルコールを使用する場合には、好ましくは鹸化度が60〜100モル%、より好ましくは90〜100モル%、特に好ましくは98〜100モル%が推奨される。
ポリビニルアルコールの重合度としては、好ましくは300〜5000、より好ましくは500〜3500が推奨される。
なお、ポリビニルアルコールが、ポリ酢酸ビニルが共重合可能な成分との共重合体(変性ポリビニルアルコール)であっても差し支えない。
ポリビニルアルコールの主な供給者として、クラレ(株)、日本合成化学工業(株)、日本酢ビ・ポバール(株)などが挙げられ、例えば、商品名「ゴーセノールNH−18」(日本合成化学工業(株)製,完全鹸化型)、商品名「ゴーセノールNH−11」(日本合成化学工業(株)製,完全鹸化型)などが例示される。
ポリビニルアルコールについては、一般的にポリ酢酸ビニルを鹸化して製造される。ポリビニルアルコールは、鹸化の度合い(鹸化度)の違いにより、完全鹸化型と部分鹸化型に大別されるが、好ましくは完全鹸化型のポリビニルアルコールが推奨される。部分鹸化型のポリビニルアルコールを使用する場合には、好ましくは鹸化度が60〜100モル%、より好ましくは90〜100モル%、特に好ましくは98〜100モル%が推奨される。
ポリビニルアルコールの重合度としては、好ましくは300〜5000、より好ましくは500〜3500が推奨される。
なお、ポリビニルアルコールが、ポリ酢酸ビニルが共重合可能な成分との共重合体(変性ポリビニルアルコール)であっても差し支えない。
ポリビニルアルコールの主な供給者として、クラレ(株)、日本合成化学工業(株)、日本酢ビ・ポバール(株)などが挙げられ、例えば、商品名「ゴーセノールNH−18」(日本合成化学工業(株)製,完全鹸化型)、商品名「ゴーセノールNH−11」(日本合成化学工業(株)製,完全鹸化型)などが例示される。
本発明に係る成分(C)であるアミン化合物は、アミノ基を有する有機化合物である。例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−N−シクロヘキシルアミン、2−アミノ−1−ブタノール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパンノール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオ-ル、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール等のアルカノールアミン、メチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン等のアルキルアミン、アンモニア水などが例示される。
これらの中でも、好ましくはアルカノールアミン、より好ましくはモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミンが推奨される。
これらは、単独で又は2種以上を適宜組み合わせて配合することができる。
アミン化合物は、特に制限はなく、酸性洗浄剤分野で使用されているもの、公知の方法で製造したものや、市販品、試薬等で入手できるものなどが使用できる。
これらの中でも、好ましくはアルカノールアミン、より好ましくはモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミンが推奨される。
これらは、単独で又は2種以上を適宜組み合わせて配合することができる。
アミン化合物は、特に制限はなく、酸性洗浄剤分野で使用されているもの、公知の方法で製造したものや、市販品、試薬等で入手できるものなどが使用できる。
成分(B):3価以上のポリオール化合物及び成分(C):アミン化合物の含有量については、泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部に対して、成分(B)の含有量の上限値は、好ましくは25重量部、より好ましくは19重量部、成分(C)の含有量の上限値は、好ましくは10重量部、より好ましくは6重量部が推奨され、かつ、成分(B)及び成分(C)の合計の含有量は、好ましくは0.01〜35重量部、より好ましくは0.03〜25重量部の範囲であることが推奨される。
特に好ましい態様としては、成分(B)と成分(C)を併用したときであり、それぞれの含有量は0.05〜18重量部、0.1〜5重量部の範囲であり、かつ成分(B)及び成分(C)の合計の含有量が0.15〜23重量部の範囲であることが推奨される。成分(B)と成分(C)とを併用することにより、貯蔵安定性の向上に加えて、除錆性の向上にも貢献する。
特に好ましい態様としては、成分(B)と成分(C)を併用したときであり、それぞれの含有量は0.05〜18重量部、0.1〜5重量部の範囲であり、かつ成分(B)及び成分(C)の合計の含有量が0.15〜23重量部の範囲であることが推奨される。成分(B)と成分(C)とを併用することにより、貯蔵安定性の向上に加えて、除錆性の向上にも貢献する。
本発明に係る成分(D)であるアニオン界面活性剤は、酸性洗浄剤分野において使用されているものが好適に使用できる。
例えば、炭素数8〜18のアルキル基(又はアルケニル基)を有するポリオキシエチレン(1〜7)アルキル(又はアルケニル)エーテル酢酸塩、炭素数8〜18の脂肪族アシル基を有するポリオキシエチレン脂肪酸モノエタノールアミドエーテル酢酸塩、炭素数8〜18の脂肪酸由来の脂肪族アシルアミノ酸塩(N−アシルグリシン塩、N−アシルサルコシン塩、N−アシルアラニン塩、N−アシル−N−メチルアラニン塩、N−アシル−L−グルタミン酸塩、N−アシル−L−アスパラギン酸塩等)、スルホン酸又はその塩などが例示される。
これらの中でも、好ましくはスルホン酸又はその塩(即ち、スルホン酸系アニオン界面活性剤)が推奨される。
なお前記スルホン酸系アニオン界面活性剤は、本明細書及び特許請求の範囲において、Z−SO3H基(Zは、脂肪族基、脂環族基、芳香族基を表す。)、Z−SO3M(Zは、前記と同義、Mは対カチオンを表す。)として示すことがある。
スルホン酸系アニオン界面活性剤の具体的な例示としては、例えば、アルカン(炭素数8〜22)スルホン酸、α−オレフィン(炭素数10〜22)スルホン酸、アルキル(炭素数8〜22)ベンゼンスルホン酸、アルキル(炭素数4〜10)ナフタレンスルホン酸、ジアルキル(炭素数8〜22)ジフェニルエーテルジスルホン酸等のスルホン酸、アルカン(炭素数8〜22)スルホン酸塩、α−オレフィン(炭素数10〜22)スルホン酸塩、アルキル(炭素数8〜22)ベンゼンスルホン酸塩、アルキル(炭素数4〜10)ナフタレンスルホン酸塩、ジアルキル(炭素数8〜22)ジフェニルエーテルジスルホン酸塩等のスルホン酸塩、などが例示される。
これらは、単独で又は2種以上を適宜組み合わせて配合することができる。
例えば、炭素数8〜18のアルキル基(又はアルケニル基)を有するポリオキシエチレン(1〜7)アルキル(又はアルケニル)エーテル酢酸塩、炭素数8〜18の脂肪族アシル基を有するポリオキシエチレン脂肪酸モノエタノールアミドエーテル酢酸塩、炭素数8〜18の脂肪酸由来の脂肪族アシルアミノ酸塩(N−アシルグリシン塩、N−アシルサルコシン塩、N−アシルアラニン塩、N−アシル−N−メチルアラニン塩、N−アシル−L−グルタミン酸塩、N−アシル−L−アスパラギン酸塩等)、スルホン酸又はその塩などが例示される。
これらの中でも、好ましくはスルホン酸又はその塩(即ち、スルホン酸系アニオン界面活性剤)が推奨される。
なお前記スルホン酸系アニオン界面活性剤は、本明細書及び特許請求の範囲において、Z−SO3H基(Zは、脂肪族基、脂環族基、芳香族基を表す。)、Z−SO3M(Zは、前記と同義、Mは対カチオンを表す。)として示すことがある。
スルホン酸系アニオン界面活性剤の具体的な例示としては、例えば、アルカン(炭素数8〜22)スルホン酸、α−オレフィン(炭素数10〜22)スルホン酸、アルキル(炭素数8〜22)ベンゼンスルホン酸、アルキル(炭素数4〜10)ナフタレンスルホン酸、ジアルキル(炭素数8〜22)ジフェニルエーテルジスルホン酸等のスルホン酸、アルカン(炭素数8〜22)スルホン酸塩、α−オレフィン(炭素数10〜22)スルホン酸塩、アルキル(炭素数8〜22)ベンゼンスルホン酸塩、アルキル(炭素数4〜10)ナフタレンスルホン酸塩、ジアルキル(炭素数8〜22)ジフェニルエーテルジスルホン酸塩等のスルホン酸塩、などが例示される。
これらは、単独で又は2種以上を適宜組み合わせて配合することができる。
前記のスルホン塩を構成する対カチオンとしては、アルカリ金属イオン、アンモニウムイオン、有機アンモニウムイオン等が例示される。
アルカリ金属イオンとしては、リチウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン等が例示される。有機アンモニウムイオンとしては、モノエタノールアンモニウムイオン、N−メチルモノエタノールアンモニウムイオン、N−ブチルモノエタノールアンモニウムイオン、ジエタノールアンモニウムイオン、トリエタノールアンモニウムイオン、イソプロパノールアンモニウムイオン、2−ヒドロキシメチル−2−プロピルアンモニウムイオン等のアルカノールアンモニウムイオン、リシン、アルギニン等の塩基性アミノ酸のアンモニウムイオン等が例示される。
これらの中でも、好ましい対カチオンとしては、ナトリウムイオン、カリウムイオン、ジエタノールアンモニウムイオン、トリエタノールアンモニウムイオン、アンモニウムイオンが推奨される。
アルカリ金属イオンとしては、リチウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン等が例示される。有機アンモニウムイオンとしては、モノエタノールアンモニウムイオン、N−メチルモノエタノールアンモニウムイオン、N−ブチルモノエタノールアンモニウムイオン、ジエタノールアンモニウムイオン、トリエタノールアンモニウムイオン、イソプロパノールアンモニウムイオン、2−ヒドロキシメチル−2−プロピルアンモニウムイオン等のアルカノールアンモニウムイオン、リシン、アルギニン等の塩基性アミノ酸のアンモニウムイオン等が例示される。
これらの中でも、好ましい対カチオンとしては、ナトリウムイオン、カリウムイオン、ジエタノールアンモニウムイオン、トリエタノールアンモニウムイオン、アンモニウムイオンが推奨される。
アニオン界面活性剤の含有量は、泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部に対して、好ましくは0.1〜6重量部、より好ましくは0.5〜4重量部が推奨される。また、スルホン酸系アニオン界面活性剤の含有量においても、前記含有量の範囲が同様に推奨される。
本発明に係る成分(D)であるアニオン界面活性剤は、市販品、試薬や公知の合成方法で調製したものなどが使用できる。
例えば、商品名「ネオペレックスGS」(花王(株)製,ドデシルベンゼンスルホン酸)、商品名「エレミノールMON-2」(三洋化成工業(株)製,ドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム)、商品名「リポランPB-800CJ」(ライオン(株)製,α-オレフィン(C14〜18)スルホン酸ナトリム)などが例示される。また前記の他に、例えば「2013年版16313の化学商品(発行所;化学工業日報社,発行日2013年1月29日)」にも多くのメーカが記載されている。
例えば、商品名「ネオペレックスGS」(花王(株)製,ドデシルベンゼンスルホン酸)、商品名「エレミノールMON-2」(三洋化成工業(株)製,ドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム)、商品名「リポランPB-800CJ」(ライオン(株)製,α-オレフィン(C14〜18)スルホン酸ナトリム)などが例示される。また前記の他に、例えば「2013年版16313の化学商品(発行所;化学工業日報社,発行日2013年1月29日)」にも多くのメーカが記載されている。
本発明の効果の観点から、本発明の泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物における、それぞれ組成成分(シュウ酸、成分(A)〜成分(D))の含有量の好ましい態様としては、上述のそれぞれの組成成分の推奨される含有量の範囲同士の組合せが、より好ましい態様として推奨される。
また本発明の泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物のpHは、金属の酸化皮膜や錆などの除去速度・除去時間の観点から、好ましくは0.1〜4.0、より好ましくは0.2〜3.0が推奨される。
本発明の泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物は、本質的に水を含有しており、通常、水溶液の形態で使用され或いは供される。前記水としては、蒸留水、イオン交換水、精製水、水道水、地下水などが例示されるが、好ましくは蒸留水、イオン交換水が推奨される。なお水道水、地下水を使用する場合は、好ましくは硬度200mg/L以下、より好ましくは50mg/L以下が推奨される。
本発明の効果や泡沫洗浄時の作業性等に対して、補完的に、補助的に或いは増進的に良効果を与え得る組成成分として、成分(E):スルホン酸化合物、成分(F):非イオン性界面活性剤、成分(G):溶剤が挙げられ、本発明の効果が奏する範囲で配合することが特に推奨される。
前記成分(E):スルホン酸化合物は、界面活性能を有していない低分子量の有機化合物である。当該「スルホン酸化合物」は、本明細書及び特許請求の範囲において、−SO3H基(スルホン酸基)を有する低分子有機化合物を意味する。
具体的には、例えば、イセチオン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、スルファミン酸などが挙げられる。これらは、単独で又は2種以上を適宜組み合わせて配合することができる。
スルホン酸化合物は、特に制限はなく、公知の方法で製造したものや、市販品、試薬等で入手できるものなどが使用できる。
具体的には、例えば、イセチオン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、スルファミン酸などが挙げられる。これらは、単独で又は2種以上を適宜組み合わせて配合することができる。
スルホン酸化合物は、特に制限はなく、公知の方法で製造したものや、市販品、試薬等で入手できるものなどが使用できる。
上記成分(F):非イオン性界面活性剤は、通常、酸性洗浄剤分野で使用されているものが採用できる。具体的には、ポリオキシアルキレンアルキル(又はアルケニル)エーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、アルキルモノグリセリンエーテルや、PEG−1ラウリルグリコール等のアルカンジオール誘導体、ポリオキシアルキレンアルキル(又はアルケニル)エーテルアミン誘導体、炭素数8〜18の脂肪族アシル基を有するアルカノールアミド、炭素数8〜18の脂肪族アシル基を有するポリオキシエチレン(1〜10)脂肪酸アルカノールアミド、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルなどが例示される。
これらの中でも、好ましくはエーテル型非イオン性界面活性剤、より好ましくはポリオキシアルキレンアルキル(又はアルケニル)エーテルが推奨され、特に下記一般式(2)
[式中、R5は炭素数8〜22の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基又はアルケニル基を表す。Aはプロピレン基又はエチレン基を表す。nは、(AO)基の平均付加モル数を示し、3.5〜18を表す。n個の(AO)基は、同一又は異なって、それぞれ、オキシエチレン基又はオキシプロピレン基を表す。]
で表されるポリオキシアルキレンアルキル(又はアルケニル)エーテル化合物が推奨される。
より具体的には、ポリオキシエチレン(7)デシルエーテル、ポリオキシエチレン(8)デシルエーテル、ポリオキシエチレン(10)デシルエーテル、ポリオキシエチレン(12)デシルエーテル、ポリオキシエチレン(15)デシルエーテル、ポリオキシエチレン(7)ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン(8)ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン(10)ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン(12)ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン(15) ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン(7)ミリスチルエーテル、ポリオキシエチレン(8)ミリスチルエーテル、ポリオキシエチレン(10)ミリスチルエーテル、ポリオキシエチレン(12)ミリスチルエーテル、ポリオキシエチレン(15)ミリスチルエーテル、ポリオキシエチレン(7)パルミチルエーテル、ポリオキシエチレン(8)パルミチルエーテル、ポリオキシエチレン(10)パルミチルエーテル、ポリオキシエチレン(12)パルミチルエーテル、ポリオキシエチレン(15)パルミチルエーテル、ポリオキシエチレン(8)ステアリルエーテル、ポリオキシエチレン(10)ステアリルエーテル、ポリオキシエチレン(12)ステアリルエーテル、ポリオキシエチレン(15)ステアリルエーテル、ポリオキシエチレン(10)オレイルエーテル、ポリオキシエチレン(12)オレイルエーテル、ポリオキシエチレン(15)オレイルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(6)デシルエーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(6)デシルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(6)ラウリルエーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(6)ラウリルエーテル、ポリオキシプロピレン(3)ポリオキシエチレン(6)ラウリルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(7)ラウリルエーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(7)ラウリルエーテル、ポリオキシプロピレン(3)ポリオキシエチレン(7)ラウリルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(8)ラウリルエーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(8)ラウリルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(9)ラウリルエーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(9)ラウリルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(10)ラウリルエーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(10)ラウリルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(12)ラウリルエーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(12)ラウリルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(6)ミリスチルエーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(6)ミリスチルエーテル、ポリオキシプロピレン(3)ポリオキシエチレン(6)ミリスチルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(7)ミリスチルエーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(7)ミリスチルエーテル、ポリオキシプロピレン(3)ポリオキシエチレン(7)ミリスチルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(8)ミリスチルエーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(8)ミリスチルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(9)ミリスチルエーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(9)ミリスチルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(10)ミリスチルエーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(10)ミリスチルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(12)ミリスチルエーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(12)ミリスチルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(8)ステアリルエーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(8)ステアリルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(9)ステアリルエーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(9)ステアリルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(10)ステアリルエーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(10)ステアリルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(12)ステアリルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(12)オレイルエーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(12)オレイルエーテル、ポリオキシプロピレン(3)ポリオキシエチレン(12)オレイルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(6)アルキル(C10〜12)エーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(6)アルキル(C10〜12)エーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(7)アルキル(C10〜12)エーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(7)アルキル(C10〜12)エーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(9)アルキル(C10〜12)エーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(9)アルキル(C10〜12)エーテルなどが例示される。これらは、単独で又は2種以上を適宜組み合わせて配合することができる。
なお、上記の「オキシアルキレン基」、「オキシプロピレン」及び「オキシエチレン」に続く括弧内の数字は、それぞれの平均付加モル数を表す。例えば、ポリオキシプロピレン(3)ポリオキシエチレン(7)ラウリルエーテルの場合では、オキシプロピレン基の平均付加モル数が3モル、オキシエチレン基の平均付加モル数が7モルを意味する。また「アルキル」に続く括弧内の「C数字」は、アルキル基の炭素数を意味する。
これらの中でも、好ましくはエーテル型非イオン性界面活性剤、より好ましくはポリオキシアルキレンアルキル(又はアルケニル)エーテルが推奨され、特に下記一般式(2)
で表されるポリオキシアルキレンアルキル(又はアルケニル)エーテル化合物が推奨される。
より具体的には、ポリオキシエチレン(7)デシルエーテル、ポリオキシエチレン(8)デシルエーテル、ポリオキシエチレン(10)デシルエーテル、ポリオキシエチレン(12)デシルエーテル、ポリオキシエチレン(15)デシルエーテル、ポリオキシエチレン(7)ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン(8)ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン(10)ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン(12)ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン(15) ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン(7)ミリスチルエーテル、ポリオキシエチレン(8)ミリスチルエーテル、ポリオキシエチレン(10)ミリスチルエーテル、ポリオキシエチレン(12)ミリスチルエーテル、ポリオキシエチレン(15)ミリスチルエーテル、ポリオキシエチレン(7)パルミチルエーテル、ポリオキシエチレン(8)パルミチルエーテル、ポリオキシエチレン(10)パルミチルエーテル、ポリオキシエチレン(12)パルミチルエーテル、ポリオキシエチレン(15)パルミチルエーテル、ポリオキシエチレン(8)ステアリルエーテル、ポリオキシエチレン(10)ステアリルエーテル、ポリオキシエチレン(12)ステアリルエーテル、ポリオキシエチレン(15)ステアリルエーテル、ポリオキシエチレン(10)オレイルエーテル、ポリオキシエチレン(12)オレイルエーテル、ポリオキシエチレン(15)オレイルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(6)デシルエーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(6)デシルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(6)ラウリルエーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(6)ラウリルエーテル、ポリオキシプロピレン(3)ポリオキシエチレン(6)ラウリルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(7)ラウリルエーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(7)ラウリルエーテル、ポリオキシプロピレン(3)ポリオキシエチレン(7)ラウリルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(8)ラウリルエーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(8)ラウリルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(9)ラウリルエーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(9)ラウリルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(10)ラウリルエーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(10)ラウリルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(12)ラウリルエーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(12)ラウリルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(6)ミリスチルエーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(6)ミリスチルエーテル、ポリオキシプロピレン(3)ポリオキシエチレン(6)ミリスチルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(7)ミリスチルエーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(7)ミリスチルエーテル、ポリオキシプロピレン(3)ポリオキシエチレン(7)ミリスチルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(8)ミリスチルエーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(8)ミリスチルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(9)ミリスチルエーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(9)ミリスチルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(10)ミリスチルエーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(10)ミリスチルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(12)ミリスチルエーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(12)ミリスチルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(8)ステアリルエーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(8)ステアリルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(9)ステアリルエーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(9)ステアリルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(10)ステアリルエーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(10)ステアリルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(12)ステアリルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(12)オレイルエーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(12)オレイルエーテル、ポリオキシプロピレン(3)ポリオキシエチレン(12)オレイルエーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(6)アルキル(C10〜12)エーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(6)アルキル(C10〜12)エーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(7)アルキル(C10〜12)エーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(7)アルキル(C10〜12)エーテル、ポリオキシプロピレン(1)ポリオキシエチレン(9)アルキル(C10〜12)エーテル、ポリオキシプロピレン(2)ポリオキシエチレン(9)アルキル(C10〜12)エーテルなどが例示される。これらは、単独で又は2種以上を適宜組み合わせて配合することができる。
なお、上記の「オキシアルキレン基」、「オキシプロピレン」及び「オキシエチレン」に続く括弧内の数字は、それぞれの平均付加モル数を表す。例えば、ポリオキシプロピレン(3)ポリオキシエチレン(7)ラウリルエーテルの場合では、オキシプロピレン基の平均付加モル数が3モル、オキシエチレン基の平均付加モル数が7モルを意味する。また「アルキル」に続く括弧内の「C数字」は、アルキル基の炭素数を意味する。
上記成分(G):溶剤としては、例えば、アルコール系溶剤、セロソルブ系溶剤、グリコール類、グリコールエーテル類などが例示される。アルコール系溶剤としては、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール系溶剤、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、フェニルセロソルブ等のセロソルブ系溶剤、エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレングリコールモノイソブチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソブチルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール等のグリコールエーテル系溶剤、N−メチル−2−ピロリドン等のラクタム系溶剤、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール系溶剤などが例示される。
これらの中でも、ブチルセロソルブ、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、N−メチル−2−ピロリドン、エチレングリコール、ポリエチレングリコールが推奨される。
これらは、単独で又は2種以上を適宜組み合わせて配合することができる。
これらの中でも、ブチルセロソルブ、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、N−メチル−2−ピロリドン、エチレングリコール、ポリエチレングリコールが推奨される。
これらは、単独で又は2種以上を適宜組み合わせて配合することができる。
上記成分(E):スルホン酸化合物を使用する場合、その含有量は、泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部に対して、好ましくは0.1〜10重量部、より好ましくは0.5〜8重量部が推奨される。
また上記成分(F):非イオン性界面活性剤を使用する場合、その含有量は、泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部に対して、好ましくは1〜10重量部、より好ましくは2〜8重量部が推奨される。
また上記成分(G):溶剤を使用する場合、その含有量は、泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部に対して、好ましくは0.1〜30重量部、より好ましくは5〜25重量部が推奨される。
また上記成分(F):非イオン性界面活性剤を使用する場合、その含有量は、泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部に対して、好ましくは1〜10重量部、より好ましくは2〜8重量部が推奨される。
また上記成分(G):溶剤を使用する場合、その含有量は、泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部に対して、好ましくは0.1〜30重量部、より好ましくは5〜25重量部が推奨される。
本発明の泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物の調製方法としては、特に限定はなく、一般的に洗浄剤分野で使用されている調製方法が適用できる。例えば、所定量のシュウ酸及び成分(A)、並びに適宜に成分(B)〜成分(G)、水(工程剤,バランス剤)、また必要に応じて所望量の後述の他の成分を、適宜配合の順番を選択し、必要に応じて室温又は加温下で適宜混合することにより、容易に調製することができる。前記配合の好ましい順番としては、水への溶解が遅い組成成分(或いは溶解しにくい組成成分)から水と混合して、最後にシュウ酸を混合する順番が推奨される。
本発明の泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物の使用方法としては、特に制限なく、通常泡沫洗浄に使用される方法を用いることができる。例えば、被洗浄物の錆汚れの程度により、泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物を原液または適宜に希釈し、泡沫洗浄機または自動機械洗車機のタンクに注入する。圧縮空気による圧送またはポンプによる機械的な送液により、洗浄機のノズルより泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物を噴霧することにより、泡沫状の泡が作り出され、被洗浄物を効率よく洗浄する方法などが例示される。
本発明の泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物には、本発明に係るシュウ酸及び成分(A)〜成分(G)の他に、一般的に酸性洗浄剤分野で使用される「他の成分」を、本発明の効果が奏する範囲で配合することができる。
他の成分としては、例えば、本発明に係るシュウ酸及び成分(A)〜成分(G)を除く、両性界面活性剤、半極性界面活性剤等の各種界面活性剤、洗浄助剤、酸化防止剤、安定化剤、pH調整剤、抗菌剤、防腐剤、除菌剤、増粘剤、減粘剤、粘度調整剤、キレート剤、水軟化剤、香料、消臭剤、色素(着色剤)、ハイドロトープ剤、再付着防止剤、分散剤、起泡助剤(泡増強剤)、泡調整剤、耐硬水剤、除錆助剤(還元成分)などが例示される。
他の成分としては、例えば、本発明に係るシュウ酸及び成分(A)〜成分(G)を除く、両性界面活性剤、半極性界面活性剤等の各種界面活性剤、洗浄助剤、酸化防止剤、安定化剤、pH調整剤、抗菌剤、防腐剤、除菌剤、増粘剤、減粘剤、粘度調整剤、キレート剤、水軟化剤、香料、消臭剤、色素(着色剤)、ハイドロトープ剤、再付着防止剤、分散剤、起泡助剤(泡増強剤)、泡調整剤、耐硬水剤、除錆助剤(還元成分)などが例示される。
各種界面活性剤としては、例えば、アルキル(炭素数8〜22)ジメチルアミノ酢酸ベタイン等のアルキルベタイン型両性界面活性剤、脂肪酸(炭素数8〜22)アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン等のアミドアルキルベタイン型両性界面活性剤、アルキル(炭素数8〜22)ヒドロキシスルホベタイン、脂肪酸(炭素数8〜22)アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン等のスルホベタイン型両性界面活性剤、2-アルキル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等のイミダゾリニウムベタイン型両性界面活性剤、アルキル(炭素数8〜22)アミンオキシド、アミドアミンオキシド、オキシアルキレンアルキルアミンオキシド等のベタイン型両性界面活性剤や、炭素数8〜18のアルキル基を有するN−アルキルアミノジ酢酸塩、N−アルキルアミノジプロピオン酸塩、N−アルキルジアミノエチルグリシン塩等のN−アルキルアミノ酸型両性界面活性剤、などが例示される。
増粘剤、粘度調整剤としては、例えば、ポリオキシエチレン(60)セチルステアリルジエーテル等のポリエーテル型増粘剤、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリアクリル酸ナトリウム、キサンタンガム等の水溶性高分子型増粘剤などが例示される。
pH調整剤としては、例えば、クエン酸、リンゴ酸、乳酸等の有機酸、塩酸、硫酸、リン酸等の鉱酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物、トリエタノールアミン、アンモニア等が例示される。添加する形態としては特に限定されず、粉末状あるいは液状のものをそのままで又は水溶液の形態で使用できる。
起泡助剤(泡増強剤)としては、例えば、ヤシ油脂肪酸、パーム核油脂肪酸、ラウリン酸を主体とする脂肪酸由来の脂肪酸エタノールアミド類が推奨される。
耐硬水剤としては、例えば、ポリアクリル酸又はその塩、ポリメタクリル酸又はその塩、ポリスチレンスルホン酸又はその塩、アクリルアミド−メチルプロパンスルホン酸共重合物又はその塩等ポリマー誘導体などが例示される。
耐硬水剤を使用する場合、その含有量は、泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部に対して、好ましくは0.1〜5重量部、より好ましくは0.5〜4重量部が推奨される。
耐硬水剤を使用する場合、その含有量は、泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部に対して、好ましくは0.1〜5重量部、より好ましくは0.5〜4重量部が推奨される。
キレート剤としては、例えば、エチレンジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、ジヒドロキシエチルグリシン、ニトリロ三酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、ジエチレントリアミノ五酢酸、トリエチレンテトラアミノ六酢酸、L−グルタミン酸二酢酸、L-アスパラギン酸−N,N−二酢酸、2-ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、グルコン酸塩、3−ヒドロキシ−2,2−イミノジコハク酸、ヒドロキシエチリデンジホスホン酸、ニトリロトリス(メチレンホスホン酸)、ホスホンブタントリカルボン酸、およびそれらの酸の一部或いは全てがアルカリ金属、アンモニウム等の塩などが例示される。
キレート剤を使用する場合、その含有量は、泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部に対して、好ましくは0.01〜3重量部、好ましくは0.05〜2重量部が推奨される。
キレート剤を使用する場合、その含有量は、泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部に対して、好ましくは0.01〜3重量部、好ましくは0.05〜2重量部が推奨される。
香料としては、レモン油、ユーカリ油、ライム油、ローズ油等の天然香料、α-ピネン、l-メントール、l-シトロネロール、d−リモネン等の合成香料、等の食品香料などが例示される。
香料を使用される場合、その含有量は、除錆剤組成物又は酸性除錆洗浄剤組成物100重量部に対して、好ましくは0.01〜2重量部、より好ましくは0.05〜0.5重量部が推奨される。
香料を使用される場合、その含有量は、除錆剤組成物又は酸性除錆洗浄剤組成物100重量部に対して、好ましくは0.01〜2重量部、より好ましくは0.05〜0.5重量部が推奨される。
消臭剤としては、植物精油、植物抽出液、二酸化塩素などの化学物質などが例示され、より具体的には、スズラン油、キンモクセイ油、ジャスミン油、クチナシ油、ミント油、バイオレット油等の芳香剤、シンナミックアルデヒド、バニリン、ヘリオトロピン、クマリン、カルボン、カナファー、ボネオール等のマスキング剤、テレピン油、丁子油、桂皮油、シダー油、オレンジ油、橙皮油等の中和型消臭剤などが挙げられる。
消臭剤を使用する場合、その含有は、泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部に対して、好ましくは0.01〜2重量部、より好ましくは0.05〜0.5重量部が推奨される。
消臭剤を使用する場合、その含有は、泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部に対して、好ましくは0.01〜2重量部、より好ましくは0.05〜0.5重量部が推奨される。
除菌剤としては、例えば、両性界面活性剤、カチオン界面活性剤、逆性セッケンなどが挙げられる。
除菌剤を使用する場合、その含有量は、泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部に対して、好ましくは0.005〜1重量部、より好ましくは0.01〜0.5重量部が推奨される。
除菌剤を使用する場合、その含有量は、泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部に対して、好ましくは0.005〜1重量部、より好ましくは0.01〜0.5重量部が推奨される。
防腐剤としては、例えば、安息香酸、サリチル酸、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸ソーダ、ソルビン酸、ホウ酸、クロルキシレノール、レゾルシン、パラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール、チモール、ヒノキチール、チオキソロン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゾトニウム、ラウリルジ(アミノエチル)グリシン、グルコン酸クロルヘキシジン、クロロブタノール等が例示される。
防腐剤を使用する場合、その含有量は、泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部に対して、好ましくは0.005〜2重量部、より好ましくは0.01〜1重量部が推奨される。
防腐剤を使用する場合、その含有量は、泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部に対して、好ましくは0.005〜2重量部、より好ましくは0.01〜1重量部が推奨される。
粘度調整剤としては、例えば、ポリオキシエチレン(60)セトステアリルヒドロキシミリスチレンエーテル、ポリオキシエチレン(60)セチルステアリルジエーテル等のポリエーテル型増粘剤、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリアクリル酸ナトリウム、キサンタンガム等の水溶性高分子型増粘剤、などが例示される。
粘度調整剤を使用する場合、その含有量は、泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部に対して、好ましくは0.01〜5重量部、より好ましくは0.1〜3重量部が推奨される。
粘度調整剤を使用する場合、その含有量は、泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部に対して、好ましくは0.01〜5重量部、より好ましくは0.1〜3重量部が推奨される。
消泡剤としては、例えば、オイル型、オイルコンパウンド型、溶液型、エマルジョン型、自己乳化型等のシリコーン系消泡剤、界面活性剤、ポリエーテル、高級アルコール等の有機系消泡剤などが例示される。
消泡剤を使用する場合、その含有量は、泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部に対して、好ましくは0.001〜0.5重量部、より好ましくは0.003〜0.1重量部が推奨される。
消泡剤を使用する場合、その含有量は、泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部に対して、好ましくは0.001〜0.5重量部、より好ましくは0.003〜0.1重量部が推奨される。
シュウ酸以外の還元成分(除錆助剤)としては、例えば、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、グリコール酸、グリセリン酸、乳酸、イタコン酸、コハク酸、チオグリコール酸、チオリンゴ酸、ブタンテトラカルボン酸、プロパントリカルボン酸、蟻酸、酢酸及びそれらの塩等が例示される。
シュウ酸以外の還元成分を使用する場合、その含有量は、泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部に対して、好ましくは0.01〜8重量部、より好ましくは0.1〜4重量部が推奨される。
シュウ酸以外の還元成分を使用する場合、その含有量は、泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部に対して、好ましくは0.01〜8重量部、より好ましくは0.1〜4重量部が推奨される。
酸化防止剤としては、例えば、ノルジヒドログアヤレチン酸、グアヤク脂、没食子酸プロピル、ブチルヒドロキシアニゾール、ジブチルヒドロキシトルエン、α−トコフェロール(ビタミンE)、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、ピロ亜硫酸ナトリウム、ピロ亜硫酸カリウムなどの亜硫酸塩、次亜硫酸ナトリウム、次亜硫酸カリウムなどの次亜硫酸塩、イソアスコルビン酸、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸カリウムなどのアスコルビン酸塩、チオソルビトール、塩酸システイン、チオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸カリウムなどのチオ硫酸塩、没食子酸、没食子酸ナトリウム、ピロガロール、タンニン酸、柿渋、グリオキサール、酒石酸、ヒドロキノン、ロンガリット、サリチル酸、グルコン酸、ピロカテコール、3−ヒドロキシ酪酸、プロピオン酸、フタル酸、イソフタル酸、3−ヒドロキシサリチル酸、3,5−ジヒドロキシサリチル酸、コハク酸、スルホサリチル酸、トリグリコール酸などが例示される。
酸化防止剤を使用する場合、その含有量は、泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部に対して、好ましくは0.1〜5重量部、特に好ましくは0.2〜3重量部が推奨される。
酸化防止剤を使用する場合、その含有量は、泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部に対して、好ましくは0.1〜5重量部、特に好ましくは0.2〜3重量部が推奨される。
以下に実施例を掲げて本発明を詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。また、各実施例・比較例における物理特性及び化学特性は以下の方法により評価した。
[除錆性]
試験用テストピースの作製方法
テストピース(ステンレスSUS-304,6×8cm)をアルカリ性洗剤により十分洗浄処理し、次にアセトンで洗浄した後、乾燥させ、そのテストピースの重量(g)を小数点第4桁まで秤量(A)した。次に、そのテストピースを食塩(5重量%)とノニオン界面活性剤(1重量%)含有の水溶液で濡らしたキムワイプ(日本製紙クレシア(株)製)で空気が入らないように覆い、0.4gの鉄粉(100メッシュ,ナカライテスク(株)製)をふりかけ、ミクロスパチュラを用いてできる限り均一にならし、次に食塩(5重量%)とノニオン界面活性剤(1重量%)含有の水溶液をスプレーし、再度均一化を行った。その後、室温下、72時間放置し発錆させた。その発錆したテストピースよりキムワイプを取り除き、水洗し、24時間風乾して、試験用テストピースを作製した。その試験用テストピースの重量(g)を小数点第4桁まで秤量(B)した。
なお、上記ノニオン界面活性剤には、「リカノンEP−200」(商品名,新日本理化(株)製,ポリオキシエチレン(8)ポリオキシプロピレン(4) ポリオキシエチレン(4)オレイルエーテル)を使用した。
試験方法
本発明の泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物を水道水で50倍希釈し、25℃、40分間、前記試験用テストピ−スを浸漬した後、1分間流水により水洗し、12時間風乾し、その風乾した試験用テストピースの重量(g)を小数点第4桁まで秤量(C)した。
本試験を2回行い、各々下記式から算出した値の平均を除錆率とした。
除錆率(%)={(B)−(C)}×100/{(B)−(A)}
試験用テストピースの作製方法
テストピース(ステンレスSUS-304,6×8cm)をアルカリ性洗剤により十分洗浄処理し、次にアセトンで洗浄した後、乾燥させ、そのテストピースの重量(g)を小数点第4桁まで秤量(A)した。次に、そのテストピースを食塩(5重量%)とノニオン界面活性剤(1重量%)含有の水溶液で濡らしたキムワイプ(日本製紙クレシア(株)製)で空気が入らないように覆い、0.4gの鉄粉(100メッシュ,ナカライテスク(株)製)をふりかけ、ミクロスパチュラを用いてできる限り均一にならし、次に食塩(5重量%)とノニオン界面活性剤(1重量%)含有の水溶液をスプレーし、再度均一化を行った。その後、室温下、72時間放置し発錆させた。その発錆したテストピースよりキムワイプを取り除き、水洗し、24時間風乾して、試験用テストピースを作製した。その試験用テストピースの重量(g)を小数点第4桁まで秤量(B)した。
なお、上記ノニオン界面活性剤には、「リカノンEP−200」(商品名,新日本理化(株)製,ポリオキシエチレン(8)ポリオキシプロピレン(4) ポリオキシエチレン(4)オレイルエーテル)を使用した。
試験方法
本発明の泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物を水道水で50倍希釈し、25℃、40分間、前記試験用テストピ−スを浸漬した後、1分間流水により水洗し、12時間風乾し、その風乾した試験用テストピースの重量(g)を小数点第4桁まで秤量(C)した。
本試験を2回行い、各々下記式から算出した値の平均を除錆率とした。
除錆率(%)={(B)−(C)}×100/{(B)−(A)}
[泡特性]
本発明の泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物を水道水で10倍に希釈し、ポンプフォーマーに入れ、100mlビーカーの中にポンプフォーマーのノズルを近づけて、10回吐出させ、吐出直後の泡高さ(起泡性)を測定した。
次に泡持続性を評価するため、引き続きそのまま30分間静置し、その30分間経過後の泡高さを測定した。
本発明の泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物を水道水で10倍に希釈し、ポンプフォーマーに入れ、100mlビーカーの中にポンプフォーマーのノズルを近づけて、10回吐出させ、吐出直後の泡高さ(起泡性)を測定した。
次に泡持続性を評価するため、引き続きそのまま30分間静置し、その30分間経過後の泡高さを測定した。
[噴霧器による泡試験]
本発明の泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物を水道水で10倍に希釈し、泡沫用噴霧器に注入した。その泡沫用噴霧器を用いて、塗装板の垂直面に希釈液を噴霧した。目視で噴霧した泡の外観を観察し、噴霧した泡の泡質を下記の判定基準に従って判定した。
次に、引き続きそのままの状態で、吸着性及び泡持続性を下記判定基準に従って判定した。吸着性は、噴霧した泡の垂れ落ちの状態を目視で観察して判定した。泡持続性は、5分間、泡が持続していたか否かで判定した。
なお何れの判定基準においても、○は優位な効果が認められると評価できる。
<泡質の判定基準>
○:きめが細かいムース状
△:やや泡が粗い
×:泡が粗い
<吸着性の判定基準>
○:噴霧した泡が、垂れ落ちることなく、5分間以上吸着している。
△:噴霧した泡が、ゆっくり垂れ落ちる。
×:噴霧した泡が、垂れ落ちが早い。
<泡持続性の判定基準>
○:5分間以上、泡の持続性あり
×:5分間、泡の持続性なし
本発明の泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物を水道水で10倍に希釈し、泡沫用噴霧器に注入した。その泡沫用噴霧器を用いて、塗装板の垂直面に希釈液を噴霧した。目視で噴霧した泡の外観を観察し、噴霧した泡の泡質を下記の判定基準に従って判定した。
次に、引き続きそのままの状態で、吸着性及び泡持続性を下記判定基準に従って判定した。吸着性は、噴霧した泡の垂れ落ちの状態を目視で観察して判定した。泡持続性は、5分間、泡が持続していたか否かで判定した。
なお何れの判定基準においても、○は優位な効果が認められると評価できる。
<泡質の判定基準>
○:きめが細かいムース状
△:やや泡が粗い
×:泡が粗い
<吸着性の判定基準>
○:噴霧した泡が、垂れ落ちることなく、5分間以上吸着している。
△:噴霧した泡が、ゆっくり垂れ落ちる。
×:噴霧した泡が、垂れ落ちが早い。
<泡持続性の判定基準>
○:5分間以上、泡の持続性あり
×:5分間、泡の持続性なし
[貯蔵安定性]
本発明の泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物を50mlのガラス瓶に入れ密栓し、−5℃のインキュベーター中に30日間静置保存し、下記判定基準で目視にて外観を判定して、貯蔵安定性を評価した。判定基準◎は優位な効果が認められると評価でき、判定基準○は良好な効果が認められると評価できる。
<判定基準>
◎:析出物、曇り及び濁りの発生や分離が一切観察されなかった。
○:僅かに曇りが生じた。
△:析出物が発生した。
×:析出物の発生が多量に発生した。
本発明の泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物を50mlのガラス瓶に入れ密栓し、−5℃のインキュベーター中に30日間静置保存し、下記判定基準で目視にて外観を判定して、貯蔵安定性を評価した。判定基準◎は優位な効果が認められると評価でき、判定基準○は良好な効果が認められると評価できる。
<判定基準>
◎:析出物、曇り及び濁りの発生や分離が一切観察されなかった。
○:僅かに曇りが生じた。
△:析出物が発生した。
×:析出物の発生が多量に発生した。
[耐硬水性]
本発明の泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物を水道水で10倍に希釈し、50mlのガラス瓶に40ml入れ密栓し、室温下、3日間保持後、析出物の発生量や濁りを目視にて観察した。下記判定基準で外観を判定して、耐硬水性を評価した。判定基準◎は優位な効果が認められると評価でき、判定基準○は良好な効果が認められると評価できる。
<判定基準>
◎:析出物や濁りの発生が一切観察されなかった。
○:僅かに析出物又は濁りが生じた。
△:析出物が発生した。
×:析出物の発生が多量に発生した。
本発明の泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物を水道水で10倍に希釈し、50mlのガラス瓶に40ml入れ密栓し、室温下、3日間保持後、析出物の発生量や濁りを目視にて観察した。下記判定基準で外観を判定して、耐硬水性を評価した。判定基準◎は優位な効果が認められると評価でき、判定基準○は良好な効果が認められると評価できる。
<判定基準>
◎:析出物や濁りの発生が一切観察されなかった。
○:僅かに析出物又は濁りが生じた。
△:析出物が発生した。
×:析出物の発生が多量に発生した。
[実施例1〜5,比較例1〜6]
表1に示す組成成分及び組成比率(重量部)に従って、これらの組成成分を室温又は加熱下で混合した。共通する混合の順序としては、シュウ酸・二水和物を最後に加える順序とした。またポリビニルアルコールを配合するときは、最初に加熱下でイオン交換水に溶解させた。その他の系では、すべて室温で混合した。このようにして泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物を調製した。それら組成物を用いて、除錆性、泡特性、噴霧器による泡試験、貯蔵安定性、耐硬水性を評価し、それらの評価結果を表1に示した。なお「重量部」は、泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部が基準である。
比較例6として、シュウ酸を使用しない他は実施例1と同様に行ったところ、除錆性が得られなかったため、その他の評価は実施しなかった。
表1に示す組成成分及び組成比率(重量部)に従って、これらの組成成分を室温又は加熱下で混合した。共通する混合の順序としては、シュウ酸・二水和物を最後に加える順序とした。またポリビニルアルコールを配合するときは、最初に加熱下でイオン交換水に溶解させた。その他の系では、すべて室温で混合した。このようにして泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物を調製した。それら組成物を用いて、除錆性、泡特性、噴霧器による泡試験、貯蔵安定性、耐硬水性を評価し、それらの評価結果を表1に示した。なお「重量部」は、泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部が基準である。
比較例6として、シュウ酸を使用しない他は実施例1と同様に行ったところ、除錆性が得られなかったため、その他の評価は実施しなかった。
表1に記載の組成成分の化合物は以下の通りであり、表中の数値は、泡沫状酸性洗浄剤組成物100重量部に対する各組成成分の重量部を表示している。また水溶液の形態の市販品等を使用して本発明の泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物を調製する際には、各組成成分を純分換算して配合量を調整して混合し、当該組成物を調製した。
<化合物の略称等>
・シュウ酸・二水和物:三菱ガス化学(株)製
成分(A)
・アミンオキシド−1:ヤシ油アルキルジメチルアミンオキシド(商品名「GENAMINOX KC」,クラリアントジャパン(株)製)
・アミンオキシド−2:ジヒドロキシエチルヤシ油アルキルアミンオキシド(商品名「GENAMINOX CHE」,クラリアントジャパン(株)製)
・アミンオキシド−3:ラウリルアミドプロピルジメチルアミンオキシド(商品名「GENAMINOX AP」,クラリアントジャパン(株)製)
成分(B)
・グリセリン:商品名「濃グリセリンS」,新日本理化(株)製
・ジグリセリン:商品名「ジグリセリン801」坂本薬品工業(株)製
・ポリビニルアルコール:商品名「ゴーセノールNH−18」,日本化学合成工業(株)製,完全鹸化型
成分(C)
・ジエタノールアミン:シェルケミカルズジャパン(株)製
・トリエタノールアミン:商品名「TEA−99」,シェルケミカルズジャパン(株)製
成分(D)
・ドデシルベンゼンスルホン酸:商品名「ネオペレックスGS」,花王(株)製
・ドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸Na:ドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム(商品名「エレミノールMON-2」三洋化成工業(株)製)
・α−オレフィンスルホン酸Na:α−オレフィン(C14〜18)スルホン酸ナトリム(商品名「リポランPB−800CJ」,ライオン(株)製)
成分(E)
・イセチオン酸:商品名「アデカテックHES−700H」,(株)ADEKA製
・メタンスルホン酸:商品名「Lutropur MSA」,BASFジャパン(株)製
・エタンスルホン酸:HBCChem,Inc.製
成分(F)
・ポリオキシアルキレンアルキルエーテル−1:ポリオキシアルキル(7)アルキル(C10〜12)エーテル(商品名「コニオンEP−200」[オキシアルキレン基の平均付加モル数の内訳は、オキシプロピレン基が1モル、オキシエチレン基が6モル],新日本理化(株)製)
・ポリオキシアルキレンアルキルエーテル−2:ポリオキシエチレン(10)デシルエーテル(商品名「ファインサーフD−1310」,青木油脂工業(株)製)
・ポリオキシアルキレンアルキルエーテル−3:ポリオキシアルキレントリデシルエーテル(商品名「ノイゲンTDX−80」,第一工業製薬(株)製)
成分(G)
・N−メチル−2−ピロリドン:三菱化学(株)製
・ポリエチレングリコール:商品名「PEG−400」三洋化成工業(株)製
・シュウ酸・二水和物:三菱ガス化学(株)製
成分(A)
・アミンオキシド−1:ヤシ油アルキルジメチルアミンオキシド(商品名「GENAMINOX KC」,クラリアントジャパン(株)製)
・アミンオキシド−2:ジヒドロキシエチルヤシ油アルキルアミンオキシド(商品名「GENAMINOX CHE」,クラリアントジャパン(株)製)
・アミンオキシド−3:ラウリルアミドプロピルジメチルアミンオキシド(商品名「GENAMINOX AP」,クラリアントジャパン(株)製)
成分(B)
・グリセリン:商品名「濃グリセリンS」,新日本理化(株)製
・ジグリセリン:商品名「ジグリセリン801」坂本薬品工業(株)製
・ポリビニルアルコール:商品名「ゴーセノールNH−18」,日本化学合成工業(株)製,完全鹸化型
成分(C)
・ジエタノールアミン:シェルケミカルズジャパン(株)製
・トリエタノールアミン:商品名「TEA−99」,シェルケミカルズジャパン(株)製
成分(D)
・ドデシルベンゼンスルホン酸:商品名「ネオペレックスGS」,花王(株)製
・ドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸Na:ドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム(商品名「エレミノールMON-2」三洋化成工業(株)製)
・α−オレフィンスルホン酸Na:α−オレフィン(C14〜18)スルホン酸ナトリム(商品名「リポランPB−800CJ」,ライオン(株)製)
成分(E)
・イセチオン酸:商品名「アデカテックHES−700H」,(株)ADEKA製
・メタンスルホン酸:商品名「Lutropur MSA」,BASFジャパン(株)製
・エタンスルホン酸:HBCChem,Inc.製
成分(F)
・ポリオキシアルキレンアルキルエーテル−1:ポリオキシアルキル(7)アルキル(C10〜12)エーテル(商品名「コニオンEP−200」[オキシアルキレン基の平均付加モル数の内訳は、オキシプロピレン基が1モル、オキシエチレン基が6モル],新日本理化(株)製)
・ポリオキシアルキレンアルキルエーテル−2:ポリオキシエチレン(10)デシルエーテル(商品名「ファインサーフD−1310」,青木油脂工業(株)製)
・ポリオキシアルキレンアルキルエーテル−3:ポリオキシアルキレントリデシルエーテル(商品名「ノイゲンTDX−80」,第一工業製薬(株)製)
成分(G)
・N−メチル−2−ピロリドン:三菱化学(株)製
・ポリエチレングリコール:商品名「PEG−400」三洋化成工業(株)製
表1の評価結果から、下記(1)〜(4)の事項がわかる。
(1)シュウ酸と成分(A):アミンオキシドとを組み合わせることが、除錆性、貯蔵安定性及び泡特性を同時に良好な性能を発揮させ、かつ一液型としての使用を可能とする、必須の組み合わせであることがわかる(実施例1〜5/比較例1〜6)。特に、例えば実施例1と比較例1を比較すると、泡特性の向上が顕著であることが読み取れる。
(2)実施例3と比較例3を比較すると、成分(B):3価以上のポリオール化合物及び/又は成分(C):アミン化合物を配合させることにより、シュウ酸の溶解性の向上に寄与し、貯蔵安定性の向上に貢献することがわかる。また、実施例2及び実施例4から、成分(B)と成分(C)との併用することにより、除錆性がより向上することがわかる。
(3)実施例1と実施例5を比較すると、成分(D):アニオン界面活性剤配合することにより、泡特性がより向上することがわかる。
(4)実施例2と比較例2や実施例4と比較例4とをそれぞれ比較すると、成分(E):スルホン酸化合物を配合することにより、耐硬水性が向上する効果が得られることがわかる。
(1)シュウ酸と成分(A):アミンオキシドとを組み合わせることが、除錆性、貯蔵安定性及び泡特性を同時に良好な性能を発揮させ、かつ一液型としての使用を可能とする、必須の組み合わせであることがわかる(実施例1〜5/比較例1〜6)。特に、例えば実施例1と比較例1を比較すると、泡特性の向上が顕著であることが読み取れる。
(2)実施例3と比較例3を比較すると、成分(B):3価以上のポリオール化合物及び/又は成分(C):アミン化合物を配合させることにより、シュウ酸の溶解性の向上に寄与し、貯蔵安定性の向上に貢献することがわかる。また、実施例2及び実施例4から、成分(B)と成分(C)との併用することにより、除錆性がより向上することがわかる。
(3)実施例1と実施例5を比較すると、成分(D):アニオン界面活性剤配合することにより、泡特性がより向上することがわかる。
(4)実施例2と比較例2や実施例4と比較例4とをそれぞれ比較すると、成分(E):スルホン酸化合物を配合することにより、耐硬水性が向上する効果が得られることがわかる。
本発明の酸性還元性洗浄剤組成物は一液型を可能とするものであり、除錆性が高く、良好な貯蔵安定性(特に低温安定性)、及び泡沫洗浄の為の泡特性も良好であることから、ステンレス外装材、アルミニウム外装材、塗装外装材等の装備する鉄道車両等の車両、ステンレス製の流し台、自動車のブレーキディスクなどの泡沫洗浄に好適に使用できる。
Claims (7)
- シュウ酸、及び
成分(A):一般式(1)
またR2及びR3は、同一又は異なって、それぞれ、炭素数1〜3の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基又はヒドロキシエチル基を表す。}
で表されるアミンオキシドを含有する泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物。 - 泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部に対して、シュウ酸の含有量が0.1〜15重量部、かつ前記成分(A)の含有量が0.1〜10重量部である、請求項1に記載の泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物。
- さらに、成分(B):3価以上のポリオール化合物及び成分(C):アミン化合物からなる群より選ばれる少なくとも一種を含有する請求項1又は請求項2に記載の泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物。
- 泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物100重量部に対して、成分(B)の含有量の上限値が25重量部、成分(C)の含有量の上限値が10重量部であり、かつ、成分(B)と成分(C)との合計の含有量は0.01〜35重量部である、請求項3に記載の泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物。
- さらに、成分(D):アニオン界面活性剤を含有する請求項3又は請求項4に記載の泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物。
- 泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物が、ステンレス外装材、アルミ外装材又は塗装外装材を泡沫洗浄するためのものである、請求項1〜5の何れかに記載の泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物。
- 泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物が、車両の外板を泡沫洗浄するためのものである、請求項1〜5の何れかに記載の泡沫洗浄用酸性洗浄剤組成物。
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JP2017110157A (ja) * | 2015-12-18 | 2017-06-22 | 株式会社Adeka | 酸性発泡洗浄剤組成物及び発泡洗浄方法 |
JP2019504917A (ja) * | 2016-02-05 | 2019-02-21 | ラボラトワール アニオ | 化粧品及び医薬品業界における洗浄のための洗剤組成物 |
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-
2014
- 2014-06-27 JP JP2014133125A patent/JP2016011356A/ja active Pending
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JP2019504917A (ja) * | 2016-02-05 | 2019-02-21 | ラボラトワール アニオ | 化粧品及び医薬品業界における洗浄のための洗剤組成物 |
US11685878B2 (en) | 2016-02-05 | 2023-06-27 | Ecolab Usa Inc. | Detergent compositions for cleaning in the cosmetic and pharmaceutical industry |
US11746305B2 (en) | 2016-02-05 | 2023-09-05 | Ecolab Usa Inc. | Detergent compositions for cleaning in the cosmetic and pharmaceutical industry |
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