JP2015536742A - 医療用ポンプおよびその操作方法 - Google Patents

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Abstract

液体(12)を搬送するための医療用ポンプ、および医療用ポンプ(100)の操作方法が提供される。医療用ポンプ(100)はチャンバ(4)を含み、チャンバ(4)は入口(5)および出口(27)をさらに含む。医療用ポンプ(100)は、チャンバ(4)内で可動に配置される第1および第2のプランジャ要素(1、2)をさらに含み、第1および第2のプランジャ要素(1、2)は、チャンバ空間(16)を画成するように、互いに対して可動である。チャンバ空間(16)は、第1および第2のプランジャ要素(1、2)の動きによって、チャンバ(4)内で変位可能である。医療用ポンプ(100)は、チャンバ空間(16)が入口に対して流体的に連結されたとき、液体(12)が入口(5)を通してチャンバ空間(16)に入り、液体(12)がチャンバ空間(16)内に配置され、チャンバ空間(16)が出口(27)に対して流体的に連結されたとき、液体(12)が出口(27)を通して医療用ポンプ(100)から取り出されるように動作可能であり、かつそのように構成される。

Description

本発明は、液体を搬送するための医療用ポンプ、およびその操作方法に関する。
例えば、医療用ポンプは、特許文献1および特許文献2によって知られている。
EP 0 040 592 A2号 EP 0 530 773 A1号
本開示の1つの目的は、改善された医療用ポンプを提供すること、および医療用ポンプの操作方法を提供することである。
この目的は、独立請求項の主題によって達成される。有利な実施形態および改良は従属請求項の主題である。
本開示の1つの態様は、液体を搬送するための医療用ポンプに関する。医療用ポンプはチャンバを含む。チャンバは液体を受け入れる入口と出口とを含む。医療用ポンプは、チャンバ内で可動に配置される第1のプランジャ要素と、チャンバ内で可動に配置される第2のプランジャ要素とをさらに含む。第1のプランジャ要素および第2のプランジャ要素は、それらの間に形成されるチャンバ空間を画成するように、互いに対して可動である。医療用ポンプは、チャンバ空間が入口に対して流体的に連結されたとき、第1および第2のプランジャ要素が互いに離れる相対的動きによって液体が入口を通してチャンバ空間に入り、液体がチャンバ空間内に配置され、チャンバ空間が出口に対して流体的に連結されたとき、第1および第2のプランジャ要素が互いに向かう相対的動きによって液体が出口を通して医療用ポンプから取り出されるように動作可能であり、かつそのように構成される。
一実施形態では、医療用ポンプは、第1および第2のプランジャ要素の相対的動きによって第1および第2のプランジャ要素の間で発生するチャンバ内の過小圧力を介して、液体もしくはその部分量(subquantity)を入口を通してチャンバ内へと移動させるかまたは導入するように動作可能であって、その結果、第1および第2のプランジャ要素の間のチャンバ空間が入口に対して流体的に連結されたとき、チャンバ空間のサイズが増加する。
したがって、有利には、さらなる構成要素または機構を何ら必要とすることなく、第1および第2のプランジャ要素の相対的動きのみを用いて、液体をチャンバ内へと導入するかもしくは移動させること、および/またはチャンバから取り出すことができる。
チャンバはポンプチャンバを構成してもよい。チャンバは、管であるか、または管状の形状を含んでもよい。
一実施形態では、チャンバ空間は、第1および第2のプランジャ要素の動きによって、チャンバ内で変位可能である。
一実施形態では、第1および第2のプランジャ要素は共通の長手方向軸に沿って配置され、チャンバ空間は、第1および第2のプランジャ要素がチャンバに対して同時に動くことによって軸方向で変位可能である。入口および出口は互いに軸方向で離隔して配置される。第1および第2のプランジャ要素は対向して配置されてもよい。この実施形態によれば、チャンバ空間が入口および出口に対して流体的に連結されるか、または入口および出口から流体的に分断されるように、チャンバ内でチャンバ空間を変位させることが可能である。第1および第2のプランジャ要素が同時に動いている間、チャンバ空間のサイズまたは容積は好ましくは一定に保たれる。
一実施形態では、チャンバ空間は、第1および第2のプランジャ要素の少なくとも一方もしくは両方のチャンバに対する動きによって、入口および出口に対して流体的に連結可能であり、かつ入口および出口から流体的に分断可能である。これにより、チャンバ空間および/またはチャンバが医療用ポンプ内に選択的に封止されてもよく、あるいは入口および出口を介して、例えば医療用ポンプの外部と連通してもよいという利点がもたらされる。好ましくは、チャンバ空間および/またはチャンバが医療用ポンプの外部に対して封止されているとき、チャンバ空間および/またはチャンバは、医療用ポンプの外部に対して液密および気密である。この点について、第1および第2のプランジャ要素は、好ましくは、チャンバに封止連結されるか、またはチャンバに対して封止的に保持される。
一実施形態では、チャンバは、入口および出口から軸方向で離間して配置される開口部を含み、チャンバ空間は、第1および第2のプランジャ要素の少なくとも一方もしくは両方のチャンバに対する動きによって、開口部に流体的に連結可能であり、かつ開口部から流体的に分断可能である。これにより、チャンバ空間および/またはチャンバが医療用ポンプ内に選択的に封止されてもよく、あるいは開口部を介して、例えば医療用ポンプの外部と連通してもよいという利点がもたらされる。
一実施形態では、医療用ポンプは、チャンバ空間に流体的に連結可能であってもよく、医療用物質を含む液体を収容する、物質リザーバを含む。
一実施形態では、医療用ポンプは、液体を含むチャンバ空間の内容物が予め定められた圧縮特性要件を満たすかどうかを検出するように動作可能な検出機構を含む。検出機構を用いて、例えばガス泡として、限界的な量のガスが液体とともにチャンバ空間内に存在するかが検出されてもよい。この点について、チャンバ空間の内容物は、医療用物質および場合によってはガスも含む液体を含んでもよい。かかるガスは、特に、医療用物質がガスとともに患者に投薬されている場合、患者に対して重大な健康上のリスクを課すことがある。ガスは、例えば液体の部分量が物質リザーバからチャンバ空間に入れられる場合、チャンバ空間に入っていることがある。検出機構を用いて、限界的な量のガスがチャンバ空間内に存在するかどうかを評価することができる。
この点について、予め定められた圧縮特性要件は、液体および場合によってはガスの部分量を含む、チャンバ空間の内容物の圧縮率に関係していることがある。チャンバ空間の内容物は、ガスを含む場合、チャンバ空間内に液体とともにガスが全く存在しないかもしくは実質的に存在しない状況と比較して、より高い圧縮率を含む。予め定められた圧縮特性要件が満たされることに応じて液体の部分量(場合によってはガスを含む)を医療用ポンプによって投薬することができるか否かという点で、医療用ポンプのユーザ安全性を高めることができる。
検出機構の操作は、第1および/または第2のプランジャ要素を、特に、第1および/または第2のプランジャ要素の特定の動きを利用してもよい。
一実施形態では、医療用ポンプは、チャンバを画成または収容するハウジングを含む。
入口は、好ましくは、チャンバの出口および開口部が配置される側面とは反対側の側面に配置される。好ましくは、入口は、開口部と出口との間の軸方向位置に配置される。この実施形態によれば、医療用ポンプのコンパクトな設計を達成することができる。
この実施形態によれば、第1のプランジャ要素は、好ましくは、チャンバ空間を出口および/もしくは入口に対して流体的に連結し、ならびに/またはチャンバ空間を出口および/もしくは入口から流体的に分断するように設定され、第2のプランジャ要素は、好ましくは、チャンバ空間を開口部および/もしくは入口に対して流体的に連結し、ならびに/またはチャンバ空間を開口部および/もしくは入口から流体的に分断するように設定される。
一実施形態では、医療用ポンプは輸液ポンプである。
一実施形態では、出口は投薬出口である。
医療用ポンプは、医療用物質を物質リザーバからチャンバ空間内へ、また次に投薬出口を通して搬送するように操作することができる。さらに、医療用ポンプは、例えば、液体の部分量が継続的に搬送または投薬されるように、即ち、例えば針を介してユーザが医療用ポンプに継続的に連結されている状態で、部分量が次々に搬送され投薬されるように操作されてもよい。液体および/または医療用物質は、第1および第2のプランジャ要素の互いに向かう相対的動きによって、投薬出口を通して投薬されてもよい。
一実施形態では、医療用ポンプは、投薬出口を介して、例えば管を介してチャンバと流体的に連結されてもよい、針またはニードルアセンブリを含む。この実施形態によれば、医療用物質を含む液体は、有利には、針またはニードルアセンブリを通して投薬することができる。
医療用ポンプの利点は、ポンプを構成する相互作用する部品の数が比較的少ないことである。このようにして、堅牢でコスト効率の良い医療用ポンプが具体化される。
一実施形態では、医療用ポンプは、チャンバ空間が出口から流体的に分断されたとき、検出機構が動作するように構成される。これにより、検出機構の動作中に生じることがある圧縮に際して、液体が出口を通してチャンバから取り出されなくなるという利点がもたらされる。好ましくは、検出機構が動作すると、チャンバ空間はチャンバの外部から流体的に分断または封止される。
一実施形態では、検出機構が動作すると、第1および第2のプランジャ要素の互いに対する相対的動きによって、チャンバ空間の内容物が圧縮される。この相対的動きは、チャンバ空間のサイズを縮小する傾向があるか、またはそのサイズを縮小する。それにより、チャンバ空間の内容物が圧縮されてもよい。この実施形態により、第1および第2のプランジャ要素によって、チャンバ空間の内容物に対して圧力を加えることができるという利点がもたらされる。それにより、チャンバ空間の内容物が予め定められた圧縮特性要件を満たすかどうかが評価または検出されてもよい。例えば、このようにして、所与の圧力または力がチャンバ空間の内容物に加えられたとき、チャンバ空間の内容物を特定の程度まで圧縮することができるかどうかが評価されてもよい。
一実施形態では、検出機構の動作中に、チャンバ空間の内容物が予め定められた程度のみまで圧縮されるとき、予め定められた圧縮特性要件が満たされる。
一実施形態では、検出機構の動作中に、チャンバ空間の内容物が予め定められた程度を超えて圧縮可能であるとき、予め定められた圧縮特性要件は満たされない。
一実施形態では、予め定められた程度は、チャンバ空間の内容物が予め定められた程度を超えて圧縮可能であるとき限界的な量のガスが液体の部分量とともにチャンバ空間内に存在することが予想されるように選択される。その利点として、限界的な量または危険量のガスがチャンバ空間内に存在するかどうかを区別する閾値を、予め定められた程度によって定義することができる。
一実施形態では、第1および第2のプランジャ要素の少なくとも一方または両方は、それぞれのプランジャ要素がロックされたとき、そのプランジャ要素がチャンバに対して相対的に動かなくなるように、チャンバに対して選択的にロック可能である。これにより、例えば、チャンバ空間の内容物を圧縮するために、検出機構の動作中、第1および第2のプランジャ要素の一方を他方に対して動かすだけでよいという利点がもたらされる。
好ましくは、第1および第2のプランジャ要素の一方を他方に対して相対的に動かすたびに、第1および第2のプランジャ要素の一方のみが動かされ、他方はロックされている。
一実施形態では、医療用ポンプは、予め定められた圧縮特性要件が満たされた場合、出口を通して部分量を投薬するように動作可能である。それにより、チャンバ空間内に液体とともにガスが存在しないかまたは実質的に存在しないときにのみ、液体が医療用ポンプから投薬されることが保証されてもよい。
一実施形態では、液体は、チャンバ空間が出口に対して流体的に連結されているとき、第1および第2のプランジャ要素の相対的動きによって、チャンバ空間のサイズが低減することによって投薬される。この実施形態では、有利には、さらなる構成要素または機構を何ら必要とすることなく、第1および第2のプランジャ要素の相対的動きのみを用いて、液体を投薬することができる。
一実施形態では、医療用ポンプは、チャンバ空間が開口部から流体的に分断されたとき、検出機構が動作するように構成される。これにより、検出機構の動作中、チャンバ空間の内容物が圧縮された際に、液体が開口部を通してチャンバから取り出されなくなるという利点がもたらされる。好ましくは、検出機構を動作させたとき、チャンバ空間はチャンバの外部から流体的に分断または封止される。
一実施形態では、チャンバ空間の内容物は、第1および第2のプランジャ要素の相対的動きによって取り出され、それによって、チャンバ空間が開口部に対して流体的に連結されたときのチャンバ空間のサイズが縮小される。この実施形態では、有利には、さらなる構成要素または機構を何ら必要とすることなく、第1および第2のプランジャ要素の相対的動きのみを用いて、チャンバ空間を空にすることができる。
一実施形態では、医療用ポンプは、チャンバ空間が入口から流体的に分断されたとき、検出機構が動作するように構成される。これにより、検出機構の動作中の圧縮に際して、液体が入口を通してチャンバから取り出されなくなるという利点がもたらされる。好ましくは、検出機構を動作させたとき、チャンバ空間はチャンバの外部から流体的に分断または封止される。
一実施形態では、医療用ポンプは、第1および第2のプランジャ要素の相対的動きによって第1および第2のプランジャ要素の間で発生するチャンバ内の過小圧力によって、部分量を物質リザーバから入口を通してチャンバ内へと導入するように動作可能であって、その結果、第1および第2のプランジャ要素の間のチャンバ空間が入口に対して流体的に連結されたとき、チャンバ空間のサイズが増加する。この実施形態では、有利には、さらなる構成要素または機構を何ら必要とすることなく、第1および第2のプランジャ要素の相対的動きのみを用いて、液体を導入することができる。
一実施形態では、第1および第2のプランジャ要素は長手方向軸に沿って可動である。それにより、単純で堅牢な医療用ポンプが具体化されてもよい。これは、医療用ポンプの機能に関与する、相互作用する構成要素の数が比較的少ないことによる。さらに、チャンバの外部に対するチャンバの、または場合によってはチャンバ空間の封止は、このようにして簡単にされてもよい。
一実施形態では、出口および開口部は互いに軸方向で離隔して配置され、入口は、出口と開口部との間の軸方向位置に配置される。この実施形態によれば、医療用ポンプのコンパクトな設計を達成することができる。
一実施形態では、出口および開口部はチャンバの第1の側面に配置され、入口は、第1の側面の反対側にあるチャンバの第2の側面に配置される。この実施形態によれば、医療用ポンプのさらなる構成要素は第2の側面に配置されてもよく、一方で例えば、チャンバ空間の内容物がチャンバから、またはチャンバ空間から投薬されるかもしくは取り出されるとき、設定されてもよい針または任意の追加の構成要素は、さらなる構成要素と相互作用しないように、便宜上第1の側面に配置することができる。
一実施形態では、医療用ポンプは、チャンバ内での第1および第2のプランジャ要素の動きを独立して制御するように動作可能である、2つのモータを含む。利点として、第1および第2のプランジャ要素は、特に軸に沿って、モータによって独立して動かされてもよい。それにより、医療用ポンプは、プランジャ要素を駆動するそれぞれのモータを起動させたときにのみ、このプランジャ要素が動き、モータが起動されないと、それぞれのプランジャ要素がロックされるように構成されてもよい。それに加えて、または別の方法として、第1および第2のプランジャ要素をロックするように動作可能な別個のロッキング機構が設けられてもよい。
好ましくは、検出機構の動作における第1および第2のプランジャ要素を介したチャンバ空間の内容物の圧縮も、モータを介して実施される。この点について、チャンバ空間の内容が圧縮されているときのモータの動きを制御してもよい、制御部が設定されてもよい。
一実施形態では、医療用ポンプは、チャンバ空間がチャンバの外部から流体的に分断されているとき、検出機構が動作するように構成される。これにより、検出機構の動作中におけるチャンバ空間の内容物の圧縮に際して、液体がチャンバから取り出されなくなるという利点がもたらされる。好ましくは、検出機構が動作すると、チャンバ空間はチャンバの外部から流体的に分断または封止される。
一実施形態では、医療用ポンプは、予め定められた圧縮特性要件が満たされない場合、開口部を通してチャンバ空間を空にするように動作可能であり、チャンバ空間の内容物は、第1および第2のプランジャ要素の相対的動きによって取り出される。利点として、チャンバ空間の内容物は、予め定められた圧縮特性要件が満たされない場合に、チャンバから取り出すことができ、その後、液体の新しい部分量が物質リザーバからチャンバ空間に導入されてもよい。
一実施形態では、入口は、出口と開口部との間の軸方向位置に配置され、チャンバ空間が入口と出口との間に軸方向で配置されたとき、検出機構が動作する。予め定められた圧縮特性要件が満たされると、次に、液体は、再び入口もしくは開口部に対して露出するかまたは流体的に連結されることなく、出口を通して直接投薬されてもよい。これにより、液体が入口または開口部を通って漏れることがないので、液体の部分量または用量が投薬される前に変造されないという利点がもたらされる。
一実施形態では、開口部はさらなる入口であり、医療用ポンプは、チャンバ空間が開口部に対して流体的に連結されたとき、第1および第2のプランジャ要素が互いに離れる相対的動きによって、さらなる液体が開口部を通してチャンバ空間に入るように動作可能であり、かつそのように構成される。この実施形態によれば、物質リザーバはさらなる液体を含んでもよく、物質リザーバは、開口部に対して流体的に連結可能であるように配置されてもよい。開口部は、好ましくは、チャンバの側面に、例えば入口も配置されるチャンバの長手方向側面に配置される。
出口は、好ましくは、チャンバの入口および開口部が配置される側面とは反対側の側面に配置される。好ましくは、出口は、入口と開口部との間の軸方向位置に配置される。この実施形態によれば、医療用ポンプのコンパクトな設計を達成することができる。
この実施形態によれば、第1のプランジャ要素は、好ましくは、チャンバ空間を入口および/もしくは出口に対して流体的に連結し、ならびに/またはチャンバ空間を入口および/もしくは出口から流体的に分断するように設定され、第2のプランジャ要素は、好ましくは、チャンバ空間を開口部および/もしくは出口に対してチャンバ空間を流体的に連結し、ならびに/またはチャンバ空間を開口部および/もしくは出口から流体的に分断するように設定される。
一実施形態では、医療用ポンプは、第1および第2のプランジャ要素の相対的動きによって第1および第2のプランジャ要素の間で発生するチャンバ内の過小圧力によって、さらなる液体もしくはその部分量を、物質リザーバからさらなる入口を通してチャンバに入れるかまたは導入するように動作可能であって、その結果、第1および第2のプランジャ要素の間のチャンバ空間がさらなる入口に対して流体的に連結されたとき、チャンバ空間のサイズが増加する。この実施形態では、有利には、さらなる構成要素または機構を何ら必要とすることなく、第1および第2のプランジャ要素の相対的動きのみを用いて、さらなる液体を導入することができる。このように、異なる2つの液体が、2つの異なる入口からチャンバ空間に連続して入れられてもよく、それにより、医療用ポンプはさらに、チャンバ空間内で化学的に反応させるなど、2つの異なる液体を混合および/または反応させることができる。
一実施形態では、医療用ポンプは、出口に対して流体的に連結されるセンサ部を含む。医療用ポンプは、液体およびさらなる液体がチャンバ空間にすでに入れられているとき、液体およびさらなる液体が混ざり合うように動作可能であり、かつそのように構成され、液体およびさらなる液体の対応する混合物はセンサ部に入れられる。
一実施形態では、液体は体液であってもよい。
一実施形態では、さらなる液体は、血糖測定をセンサ部によって行うことができるように適していてもよい、反応物または試薬であってもよい。センサ部は適宜構成されてもよい。
本開示のさらなる態様は、医療用ポンプの操作方法に関する。方法は、医療用ポンプの第1および第2のプランジャ要素が互いに離れる相対的動きによって、液体がチャンバ空間内で保持されるように、チャンバの入口を通して液体を医療用ポンプのチャンバに入れる工程を含む。チャンバ空間は、第1および第2のプランジャ要素の間に形成される。方法は、チャンバに対して第1および第2のプランジャ要素の同時の動きによって、チャンバ空間をチャンバ内で変位させる工程を含む。方法は、第1および第2のプランジャ要素が互いに向かう相対的動きによって、液体を医療用ポンプから取り出す工程をさらに含む。
方法の一実施形態では、チャンバ空間がチャンバの外部から流体的に分断されたとき、チャンバ内でのチャンバ空間の変位が行われる。方法は、チャンバ空間の内容物が予め定められた圧縮特性要件を満たすかどうかを検出する工程をさらに含む。
一実施形態では、方法は、予め定められた圧縮特性要件が満たされた場合、チャンバ空間をチャンバの出口へと動かすことによって、チャンバ空間をチャンバの出口に対して流体的に連結し、出口を通してチャンバ空間の内容物を投薬する工程を含む。
一実施形態では、方法は、予め定められた圧縮特性要件が満たされない場合、チャンバ空間をチャンバの開口部へと動かすことによって、チャンバ空間をチャンバの開口部に対して流体的に連結し、開口部を通してチャンバ空間を空にする工程を含む。
チャンバ空間の内容物が予め定められた圧縮特性要件を満たすかどうかの検出は、好ましくは、チャンバ空間がチャンバの外部から流体的に分断または封止されているときに実施される。
方法の一実施形態では、方法は、液体が第1および第2のプランジャ要素の間に形成されるチャンバ空間内で保持されるように、チャンバの入口を通して液体を医療用ポンプのチャンバに入れる工程を含む。方法は、チャンバ空間が入口から流体的に分断され、チャンバのさらなる入口に対して流体的に連結されるように、チャンバ空間をチャンバ内で変位させる工程をさらに含む。方法は、さらなる液体がチャンバ空間内で保持されるように、チャンバのさらなる入口を通してさらなる液体をチャンバに入れる工程をさらに含む。方法は、チャンバ空間が入口およびさらなる入口から流体的に分断され、チャンバの出口に対して流体的に連結されるように、チャンバ空間をチャンバ内で変位させる工程をさらに含む。方法は、第1および第2のプランジャ要素が互いに向かう相対的動きによって、出口を通してチャンバ空間を空にする工程をさらに含む。本明細書において、様々な態様および実施形態と併せて上述および後述する特徴ならびに構成要素は、他の態様および構成要素にも適用されてもよい。特に、医療用ポンプに関して記載する特徴および構成要素は、操作方法に適用されてもよく、その逆もまた真である。
一実施形態では、医療用ポンプは、液体を受け入れる入口と出口とをさらに含むチャンバを含む。医療用ポンプは、チャンバ内に可動に配置された第1のプランジャ要素と、チャンバ内に可動に配置された第2のプランジャ要素とをさらに含み、第1のプランジャ要素および第2のプランジャ要素は、それらの間に形成されるチャンバ空間を画成するように互いに対して可動であり、チャンバ空間は、第1および第2のプランジャ要素の動きによってチャンバ内で変位可能であり、第1および第2のプランジャ要素は共通の長手方向軸に沿って配置され、チャンバ空間は、チャンバに対する第1および第2のプランジャ要素の同時の動きによって軸方向で変位可能であり、入口および出口は互いに軸方向で離隔して配置される。チャンバは、入口および出口から軸方向で離隔して配置される開口部を含み、チャンバ空間は、第1および第2のプランジャ要素の少なくとも一方または両方のチャンバに対する動きによって、開口部に対して流体的に連結可能であるとともに開口部から流体的に分断可能である。医療用ポンプはさらに、チャンバ空間が入口に対して流体的に連結されたとき、第1および第2のプランジャ要素が互いに離れる相対的動きによって、液体が入口を通してチャンバ空間に入り、液体がチャンバ空間内に配置され、チャンバ空間が出口に対して流体的に連結されたとき、第1および第2のプランジャ要素が互いに向かう相対的動きによって、液体が出口を通して医療用ポンプから取り出されるように動作可能であり、かつそのように構成される。
本開示の主題のさらなる特徴および利点は、例示的な実施形態の以下の説明を図面と併せ読むことによって明白となるであろう。
第1の実施形態による医療用ポンプを示す概略断面図である。 予め定められた圧縮特性要件が満たされたときの図1に示される医療用ポンプの操作方法を示す図である。 予め定められた圧縮特性要件が満たされていないときの図1に示される医療用ポンプの操作方法を示す図である。 第2の実施形態による医療用ポンプを示す概略断面図である。 図4に示される医療用ポンプのさらなる操作方法を示す図である。
同様の要素、同じ種類の要素、および同一の作用をする要素は、図面中において同じ参照番号を備えることがある。それに加えて、図面は縮尺通りではないことがある。より正確に言えば、特定の特徴は、重要な原理をより良好に例証するため、強調されて描かれることがある。
図1は、第1の実施形態における、第1のプランジャ要素1、第2のプランジャ要素2、およびハウジング3を含む医療用ポンプ100を示す。医療用ポンプ100は、医療用物質を含む液体12の部分量15を送達する、特に継続的に送達するための、輸液ポンプとして操作されてもよい。ハウジング3は、第1および第2のプランジャ要素1、2が対向して配置され、それによって長手方向軸xに沿って可動である、チャンバ4を画成する。チャンバ4は、入口5、投薬出口6、および非投薬出口7を含む。非投薬出口7はチャンバ4の開口部であってもよい。さらに、医療用ポンプ100は、2つのステータ8、8’、および2つのモータ9、9’を含む。ステータ8およびモータ9は、医療用ポンプ100の第1のプランジャ要素1が配置される側に配置される。ステータ8’およびモータ9’は、医療用ポンプ100の第2のプランジャ要素2が配置される側に配置される。モータ9は、好ましくは、第1のプランジャ要素1をハウジング3またはチャンバ4に対して駆動するように構成され、モータ9’は、好ましくは、第2のプランジャ要素2をハウジング3またはチャンバ4に対して駆動するように構成される。
医療用ポンプ100は、モータ9、9’を制御する制御部10をさらに含む。さらに、医療用ポンプ100は、第1および第2のプランジャ要素1、2を、ハウジング3またはチャンバ4に対して選択的にロックできるように構成される。
医療用ポンプ100は、医療用物質を含む液体12を収容する物質リザーバ11を含む。投薬出口6および非投薬出口7は、チャンバ4の第1の側面13に配置され、入口5は、チャンバ4の投薬出口6および非投薬出口7とは反対側の第2の側面14に配置される。さらに、入口5は、投薬出口6と非投薬出口7との間の軸方向位置に配置される。
医療用ポンプ100は、液体12の部分量15(図2および3も参照)を、物質リザーバ11に流体的に連結されてもよい入口5を通して、物質リザーバ11からチャンバ空間16に入れるように動作可能である。チャンバ空間16は、第1のプランジャ要素1と第2のプランジャ要素2との間でチャンバ4内に形成されてもよい。
単に明瞭にするため、図2および3には医療用ポンプ100のすべての構成要素は示されない。
図2によって、輸液ポンプとしての医療用ポンプ100の操作方法が説明される。特に、図2には、チャンバ空間16の内容物26が予め定められた圧縮特性要件を満たすかどうかが検出機構によって検出または評価された後、どのように液体12の部分量15がチャンバ空間16に導入され、投薬出口6を通して搬送または投薬されるかが示される(図2Fを参照)。医療用ポンプ100は、液体12がそこを通して導入されてもよい、管および針または針ユニット(明示的に示されない)を含んでもよい。針または針ユニットは、医療用ポンプ100の第1の側面13にある管を介して投薬出口6に連結されてもよく、それによって、前記構成要素は管および投薬出口6を介してチャンバ4に対して流体的に連結される。この趣旨で、針または針ユニットは、部分量15が前記針または針ユニットを通して患者に輸液または投薬されるように構成されてもよい。
図2Aは、第1および第2のプランジャ要素1、2が入口5と投薬出口6との間の軸方向位置で当接している、医療用ポンプ100を示す。医療用ポンプ100の両側の円は、それぞれの側に配置されたプランジャ要素が実際に動いていないこと、または前の工程で動かなかったことを示している。他方で、医療用ポンプ100の両側の矢印は、それぞれの側に配置されたプランジャ要素が実際に動くか、または前の工程で動いた方向を示す。
図2Bも医療用ポンプ100を示す。医療用ポンプ100の両側にある矢印は右を向いており、即ち、図2Aに比べて、第1および第2のプランジャ要素1、2が右へと、即ち非投薬出口7に向かって同時に動いたことを示す。第1および第2のプランジャ要素1、2はそれぞれ、第1のプランジャ要素1の内側面17および第2のプランジャ要素2の内側面18が、入口5の右側面19と一直線に並ぶ軸方向で当接するように、モータ9、9’によって動いている。入口5の右側面19は非投薬出口7に向かって向き付けられる。第1および第2のプランジャ要素1、2はそれぞれ、モータ9、9’によって駆動される。さらに、モータ9、9’は、チャンバ4内で第1および第2のプランジャ要素1、2の動きをそれぞれ独立して制御するように動作可能である。
図2Cは、図2Bと比較して、第1のプランジャ要素1が左に、即ち第2のプランジャ要素2から離れる方向に動いており、第2のプランジャ要素2は動かされていないがロックされている、医療用ポンプ100の状態を示す。結果として、物質リザーバ11の液体12は、第1および第2のプランジャ要素1、2の間のチャンバ4内で発生する過小圧力を介して、入口5を通してチャンバ4に導入される。
図2Dでは、第1のプランジャ要素1がさらに左へと動かされ、第2のプランジャ要素2はまだロックされている。
プランジャ要素1は、図2Dでは、第1および第2のプランジャ要素1、2の間のチャンバ空間16が液体12の部分量15で満たされるまで動かされる。部分量15は、継続的に搬送もしくは投薬される規定量、または医療用ポンプ100によって投薬される液体12もしくは医療用物質の用量を構成してもよい。物質リザーバ11は、複数の部分量または用量を投薬するのに十分な量の液体12を保持してもよい。部分量15は、第1のプランジャ要素1が第2のプランジャ要素2に対して、また特にハウジング3に対して動く距離を変動させることにより、制御部10によってさらに調節されてもよい。距離が長いほど、部分量15は多いかまたは多くなる。
続いて、チャンバ空間16は、第1および第2のプランジャ要素1、2が同時に左側へと、即ち投薬出口6に向かって動かされるという点で、左側へと変位される(図2E参照)。この動きは、チャンバ空間16が入口5と投薬出口6との間の軸方向位置に配置されるまで行われるので、図2Fに示されるように、チャンバ空間16は、入口5および投薬出口6から流体的に分断される。当然ながら、そのため、チャンバ空間16は非投薬出口7からも流体的に分断される。この趣旨で、入口5と投薬出口6との間の軸方向距離は、チャンバ空間16の軸方向延長範囲よりも便宜上大きい。
チャンバ空間16のこの位置では、検出機構は、チャンバ空間16の内容物26が予め定められた圧縮特性要件を満たすかどうかを検出するために操作される。そのため、チャンバ空間16の内容物26は、第1および第2のプランジャ要素1、2の互いに対する相対的動きによって圧縮される。好ましくは、次に、第1のプランジャ要素1はロックされ、第2のプランジャ要素2は左側へと、即ち第1のプランジャ要素1に向かって動かされる。あるいは、第2のプランジャ要素2はロックされてもよく、第1のプランジャ要素1は右側へと、即ち第2のプランジャ要素2に向かって動かされてもよい。チャンバ空間16の内容物26が予め定められた圧縮特性要件を満たすかどうかを検出することによって、ガスまたはガス泡が部分量15とともにチャンバ空間16内に存在するかが評価されてもよい。かかるガスは、物質リザーバ内に存在していた漏れまたはガス泡によって、部分量15を導入する間にチャンバ4に入ることがあった。
第1および第2のプランジャ要素1、2の相対的動きは、チャンバ空間16のサイズを縮小する傾向があるか、またはそれを縮小する。チャンバ空間16の内容物26が予め定められた程度までのみ圧縮されるとき、予め定められた圧縮特性要件が満たされる。予め定められた程度は、チャンバ空間16内にガスが存在しないか、実質的に存在しないか、便宜上危険量のガスが存在しないとき、存在するガスの量がチャンバ空間16の内容物26がちょうど圧縮されていてもよいチャンバ空間16の所定の容積に関係してもよい。前記容積は、第1および第2のプランジャ要素1、2を互いに向かって相対的に動かす力または圧力に依存するので、チャンバ空間16の内容物26の圧縮は、第1および第2のプランジャ要素1、2の所与の力または圧力で実施される。
同様に、予め定められた程度は、第1および第2のプランジャ要素1、2が所与の力で互いに向かって動かされる軸方向距離に関係するか、またはそれによって決定されてもよい。
あるいは、予め定められた程度は、第1および第2のプランジャ要素1、2の一方を他方に向かって所与の軸方向距離動かすのに必要な力に関係するか、またはそれによって決定されてもよい。前記所与の軸方向距離は、次に、チャンバ空間16の所与のサイズまたは容積を画成する。
限界的な量または危険量のガスがチャンバ空間16内に存在する場合、チャンバ空間16の内容物26は、第1および第2のプランジャ要素1、2の相対的動きに際して、予め定められた程度を超えて圧縮される。これは、ガスが液体の1つよりも大幅に高い圧縮率を有するため、ガスを含むチャンバ空間16の内容物26の圧縮率がより高いことに起因する。第1および第2のプランジャ要素が動く速度に応じて、圧縮率は等温圧縮率または断熱圧縮率であってもよい。
前記距離、容積、または力は、検出機構の動作中、制御部10または医療用ポンプの追加の要素もしくはゲージによって監視されてもよい。この趣旨で、制御部10は、上述したような距離、容積、または力から選択されたそれぞれの変数を、制御部10によって格納された、それぞれの変数の容認可能な値を容認できない値から分離する、閾値と比較してもよい。例えば、検出機構の動作中に達する前記距離または容積が閾値以上である場合、チャンバ空間16の内容物26が予め定められた程度まで圧縮されないので、予め定められた圧縮特性要件が満たされる。この点に関して、検出機構の動作中に達する前記距離または容積が予め定められた程度未満のとき、チャンバ空間16の内容物26が予め定められた程度を超えて圧縮されるので、予め定められた圧縮特性要件は満たされない。
予め定められた程度が前記力によって決定される場合、閾値以上の力に関しては、予め定められた圧縮特性要件が満たされる。したがって、予め定められた圧縮特性要件は、閾値よりも小さい力に関しては満たされない。
本例では、図2Fにおいて、チャンバ空間16内の部分量15はガスが実質的にない状態であり、そのため、チャンバ空間16の内容物26が第1および第2のプランジャ要素1、2によって著しく圧縮されるか、または著しく圧縮することができないので、予め定められた圧縮特性要件が満たされる。これは、液体12の部分量15を実質的に含むチャンバ空間16の内容物26の限定された圧縮率に起因する。したがって、部分量15は医療用ポンプ100によって投薬されてもよい。
図2Gでは、チャンバ空間16は、部分量15を投薬するためにチャンバ空間16が投薬出口6に流体的に連結されるように、第1および第2のプランジャ要素1、2が同時の動きによって、左側へ、即ち投薬出口6に向かって動く。第1のプランジャ要素1の内側面17が、投薬出口6の左側面20と一直線に並ぶまで、同時の動きが実施される。投薬出口6の左側面20は、入口5および非投薬出口7から離れる方向に向けられる。次に、好ましくは、投薬出口6を通して部分量15をチャンバ4から押し出すために、第1のプランジャ要素1がロックされた状態で第2のプランジャ要素2がさらに左側へと動かされる(図2Hを参照)。それにより、部分量15が医療用ポンプ100から投薬される。
図2Iは、第2のプランジャ要素2がまださらに左側へと動かされており、それによって、部分量15がチャンバ4から完全に押し出されており、第2のプランジャ要素2の内側面18が第1のプランジャ要素1の内側面17に当接していることを示す。
図2Jでは、第1および第2のプランジャ要素1、2は同時に右側へ、再び初期位置へと動かされている。右側への、即ち非投薬出口7に向かう前記動きは、医療用ポンプ100が物質リザーバからチャンバ4に次の部分量を導入する準備をするために実施されてもよい。
図3は、医療用ポンプ100の操作方法を示しており、図3A〜3Fに示される工程は図2A〜2Fに類似している。図2Fと比較して、チャンバ空間16の内容物26は、図3Fでは、第1および第2のプランジャ要素1、2の互いに向かう相対的動きに際して、予め定められた程度を超えて圧縮することができる。結果として、検出機構は、ガスまたは空気がチャンバ空間16内に存在するので、チャンバ空間16の内容物26が予め定められた圧縮特性要件を満たさないことを検出する。図3Gは、図3Fと比較して、チャンバ空間16のサイズまたは容積が著しく減少していることを示す。したがって、チャンバ空間16のガスもそのとき投薬されることになるので、部分量15が医療用ポンプ100によって投薬されない。
その代わり、圧縮前の元の位置(図3Hを参照)に達するために、第2のプランジャ要素2が左側へ、即ち第1のプランジャ要素1に向かって動かされているとき、チャンバ空間16の内容物26はそれ以上圧縮されない。次に、第1のプランジャ要素1の内側面17が入口5の左側面21と軸方向で一直線に並ぶまで(図3I)、第1および第2のプランジャ要素1、2の同時の動きによって、チャンバ空間16が右側へ、即ち非投薬出口7に向かって動かされる。入口5の左側面21は投薬出口6に向けられる。ここで、チャンバ空間16は入口5に流体的に連結される。
次に、第1のプランジャ要素1は言及した位置でロックされ、第2のプランジャ要素2は右側へ、第1のプランジャ要素1から離れる方向にさらに動かされる。チャンバ空間16が入口5に流体的に連結されたときともに、液体12は、場合によっては物質リザーバ内部のさらなる残留ガスまたは空気とともに、第1および第2のプランジャ要素1、2の間で発生するチャンバ4の過小圧力によって、チャンバ空間16内へと動かされる。第2のプランジャ要素2は、第2のプランジャ要素2の内側面18が非投薬出口7の左側面22と一直線に並ぶまで動かされる(図3Jを参照)。非投薬出口7の左側面22は、入口5および投薬出口6に向けられる。
このとき、最大量の液ガス混合物または流体がチャンバ空間で保持され、チャンバ空間はまだ非投薬出口7とは流体的に分断されている。図3Kでは、第1および第2のプランジャ要素1、2は、第1のプランジャ要素1の内側面17が入口の右側面19と一直線に並び、第2のプランジャ要素2の内側面18が非投薬出口7の右側面23と一直線に並ぶまで、右側へ、即ち非投薬出口7に向かって同時に動かされる。非投薬出口7の右側面23は、入口5および投薬出口6から離れる方向に向けられる。次に、図3Lに示されるように、チャンバ空間16を空にするために、第2のプランジャ要素2はロックされ、第1のプランジャ要素1は右へ、即ち第2のプランジャ要素2に向かって動かされる。図3Mでは、第1のプランジャ要素1の内側面17は第2のプランジャ要素2の内側面18に当接し、チャンバ空間16は完全に空になっている。ここで、医療用ポンプ100を再び操作するための準備がされていてもよい。言及した機能性の利点は、物質リザーバ内に存在するガスを、入口5の近傍で物質リザーバから取り除くことができることである。図3Nでは、図3Mと比較して、第1および第2のプランジャ要素1、2は左側へと同時に動かされる。
図4は、図1に示されるものに匹敵する医療用ポンプ100の第2の実施形態を示す。医療用ポンプ100は、液体を搬送するポンプとして操作されてもよい。チャンバ4は、入口5、さらなる入口28、および出口27を含む。図1に示される医療用ポンプとは対照的に、さらなる液体30を収容している物質リザーバは、さらなる入口28に流体的に連結される。さらに、入口5およびさらなる入口28は、チャンバ4の第1の面13に配置され、出口27はチャンバの第2の面14に配置される。出口27は、入口5とさらなる入口28との間で軸方向位置に配置される。医療用ポンプ100は、出口27に流体的に連結されるセンサ部29をさらに含む。
単に明瞭にするため、医療用ポンプ100の構成要素がすべて図5に示されているわけではない。
図5を用いて、医療用ポンプ100が1つもしくはそれ以上の液体を搬送するために操作または使用される、医療用ポンプ100を操作する方法を説明する。特に、図5には、液体12の部分量15が入口5を通してチャンバ空間16に導入されることが示される。部分量15は、例えば体積の点で、上述の部分量とは異なってもよい。この実施形態では、液体12は好ましくは体液である。例えば血液としての前記体液は、入口5に流体的に連結されてもよい針および/または管を介して、チャンバ空間16に導入されてもよい。その後、好ましくは反応物または試薬である、さらなる液体30のさらなる部分量32が、さらなる入口28を通してチャンバ空間16に導入される。次に、液体12とさらなる液体30の混合物は、出口27を通してチャンバ空間16から取り出され、液体12とさらなる液体30が例えば化学反応などとして反応するセンサ部に入れられてもよい。かかる反応は、チャンバ4内でもすでに起こっていてもよい。液体12およびさらなる液体30はセンサ部29内で分析されてもよい。さらなる液体30は、試薬もしくは反応物であってもよく、ならびに/または、例えば血糖測定を可能にするために液体12と反応するのに適していてもよい、医療用物質を含んでもよい。センサ部29は、かかる血糖測定を行うのに適していてもよい。
図5Aは、第1および第2のプランジャ要素1、2が入口5と出口27との間の軸方向位置で当接している、医療用ポンプ100を示す。図5Bでは、第1および第2のプランジャ要素1、2はそれぞれ、モータ9および9’によって左側へ、即ち入口5に向かって同時に動かされており、それによって、第1のプランジャ要素1の内側面17と第2のプランジャ要素2の内側面18とが、入口5の左側面20と一直線に並ぶ軸方向位置で当接している。図5Cは、第2のプランジャ要素2が、図5Bと比較して右側へ、即ち第1のプランジャ要素1から離れる方向に動かされているが、第1のプランジャ要素1は動かされておらず、ロックされている医療用ポンプ100の状況を示す。結果として、液体12は、第1および第2のプランジャ要素1、2の間のチャンバ4で発生する過小圧力によって、入口5を通してチャンバ4に導入または吸入される。
図5Dの第2のプランジャ要素2は、第1および第2のプランジャ要素1、2の間のチャンバ空間16が液体12の部分量15で充填されるまで動かされる。液体12の部分量15は、血液などとしての体液の規定の体積を構成してもよい。部分量15は、第2のプランジャ要素2が第1のプランジャ要素1に対して動かされる距離を変えることによって、制御部10によって調節されてもよい。その後、第1および第2のプランジャ要素1、2が右側へ、即ちさらなる入口28に向かって同時に動かされるという点で、チャンバ空間16は右側へと変位される(図5Eを参照)。この動きは、チャンバ空間16がさらなる入口28に対して流体的に連結されるまで行われる。次に、チャンバ空間16も入口5から流体的に分断される。第1および第2のプランジャ要素1、2は、第2のプランジャ要素2の内側面18がさらなる入口28の右側面23と軸方向で一直線に並ぶまで動かされる(図5Eを参照)。さらなる入口28は、好ましくは、物質リザーバ11に対して流体的に連結される(図4を参照)。次に、第2のプランジャ要素2はロックされ、第1のプランジャ要素1は左側へ、第2のプランジャ要素2から離れる方向で動かされる(図5Fを参照)。チャンバ空間16が入口5に対して流体的に連結されるので、物質リザーバに保持されてもよいさらなる液体30は、第1および第2のプランジャ要素1、2の間で発生するチャンバ4の過小圧力によって、チャンバ空間16に入れられる。第2のプランジャ要素2は、規定の体積を有するさらなる部分量32がチャンバ空間16に入れられるまで動かされ、それによって、液体12およびさらなる液体30の両方がチャンバ空間16に入れられるかまたはその中で保持される(図5Fを参照)。したがって、液体12およびさらなる液体30は、混合またはブレンドされて混合物31を形成する。
図5Gでは、第1および第2のプランジャ要素1、2は、第1のプランジャ要素1の内側面17が出口27の左側面21と一直線に並ぶまで、左側へ、即ち入口5に向かって同時に動かされる(図5Hを参照)。次に、図5Hに示されるように、チャンバ空間16を空にするために、第1のプランジャ要素1はロックされ、第2のプランジャ要素2は左側へ、即ち第1のプランジャ要素1に向かう方向で動かされる。図5Iでは、第2のプランジャ要素2の内側面18は第1のプランジャ要素1の内側面17に当接し、チャンバ空間16は完全に空になる。ここで、医療用ポンプ100は再び操作されるように準備されてもよい。図5Jでは、第1および第2のプランジャ要素1、2は、図5Iと比較して、左側へと同時に動かされる。
本明細書で使用する用語「液体」または「医療用物質」は、好ましくは、少なくとも1つの薬学的に活性な化合物を含む医薬製剤を意味し、
ここで、一実施形態において、薬学的に活性な化合物は、最大1500Daまでの分子量を有し、および/または、ペプチド、タンパク質、多糖類、ワクチン、DNA、RNA、酵素、抗体もしくはそのフラグメント、ホルモンもしくはオリゴヌクレオチド、または上述の薬学的に活性な化合物の混合物であり、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病、または糖尿病性網膜症などの糖尿病関連の合併症、深部静脈血栓塞栓症または肺血栓塞栓症などの血栓塞栓症、急性冠症候群(ACS)、狭心症、心筋梗塞、がん、黄斑変性症、炎症、枯草熱、アテローム性動脈硬化症および/または関節リウマチの処置および/または予防に有用であり、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病または糖尿病性網膜症などの糖尿病に関連する合併症の処置および/または予防のための少なくとも1つのペプチドを含み、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、少なくとも1つのヒトインスリンもしくはヒトインスリン類似体もしくは誘導体、グルカゴン様ペプチド(GLP−1)もしくはその類似体もしくは誘導体、またはエキセンジン−3もしくはエキセンジン−4もしくはエキセンジン−3もしくはエキセンジン−4の類似体もしくは誘導体を含む。
インスリン類似体は、例えば、Gly(A21),Arg(B31),Arg(B32)ヒトインスリン;Lys(B3),Glu(B29)ヒトインスリン;Lys(B28),Pro(B29)ヒトインスリン;Asp(B28)ヒトインスリン;B28位におけるプロリンがAsp、Lys、Leu、Val、またはAlaで置き換えられており、B29位において、LysがProで置き換えられていてもよいヒトインスリン;Ala(B26)ヒトインスリン;Des(B28−B30)ヒトインスリン;Des(B27)ヒトインスリン、およびDes(B30)ヒトインスリンである。
インスリン誘導体は、例えば、B29−N−ミリストイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−パルミトイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−ミリストイルヒトインスリン;B29−N−パルミトイルヒトインスリン;B28−N−ミリストイルLysB28ProB29ヒトインスリン;B28−N−パルミトイル−LysB28ProB29ヒトインスリン;B30−N−ミリストイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B30−N−パルミトイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B29−N−(N−パルミトイル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(N−リトコリル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)−des(B30)ヒトインスリン、およびB29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)ヒトインスリンである。
エキセンジン−4は、例えば、H−His−Gly−Glu−Gly−Thr−Phe−Thr−Ser−Asp−Leu−Ser−Lys−Gln−Met−Glu−Glu−Glu−Ala−Val−Arg−Leu−Phe−Ile−Glu−Trp−Leu−Lys−Asn−Gly−Gly−Pro−Ser−Ser−Gly−Ala−Pro−Pro−Pro−Ser−NH2配列のペプチドであるエキセンジン−4(1−39)を意味する。
エキセンジン−4誘導体は、例えば、以下のリストの化合物:
H−(Lys)4−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)5−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);または
desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
(ここで、基−Lys6−NH2が、エキセンジン−4誘導体のC−末端に結合していてもよい);
または、以下の配列のエキセンジン−4誘導体:
desPro36エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2(AVE0010)、
H−(Lys)6−desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
desAsp28Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
H−desAsp28Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
desMet(O)14,Asp28Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2;
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Lys6−desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
H−desAsp28,Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(S1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2;
または前述のいずれか1つのエキセンジン−4誘導体の薬学的に許容される塩もしくは溶媒和化合物
から選択される。
ホルモンは、例えば、ゴナドトロピン(フォリトロピン、ルトロピン、コリオンゴナドトロピン、メノトロピン)、ソマトロピン(ソマトロピン)、デスモプレシン、テルリプレシン、ゴナドレリン、トリプトレリン、ロイプロレリン、ブセレリン、ナファレリン、ゴセレリンなどの、Rote Liste、2008年版、50章に列挙されている脳下垂体ホルモンまたは視床下部ホルモンまたは調節性活性ペプチドおよびそれらのアンタゴニストである。
多糖類としては、例えば、グルコサミノグリカン、ヒアルロン酸、ヘパリン、低分子量ヘパリン、もしくは超低分子量ヘパリン、またはそれらの誘導体、または上述の多糖類の硫酸化形態、例えば、ポリ硫酸化形態、および/または、薬学的に許容されるそれらの塩がある。ポリ硫酸化低分子量ヘパリンの薬学的に許容される塩の例としては、エノキサパリンナトリウムがある。
抗体は、基本構造を共有する免疫グロブリンとしても知られている球状血漿タンパク質(約150kDa)である。これらは、アミノ酸残基に付加された糖鎖を有するので、糖タンパク質である。各抗体の基本的な機能単位は免疫グロブリン(Ig)単量体(1つのIg単位のみを含む)であり、分泌型抗体はまた、IgAなどの2つのIg単位を有する二量体、硬骨魚のIgMのような4つのIg単位を有する四量体、または哺乳動物のIgMのように5つのIg単位を有する五量体でもあり得る。
Ig単量体は、4つのポリペプチド鎖、即ち、システイン残基間のジスルフィド結合によって結合された2つの同一の重鎖および2本の同一の軽鎖から構成される「Y」字型の分子である。それぞれの重鎖は約440アミノ酸長であり、それぞれの軽鎖は約220アミノ酸長である。重鎖および軽鎖はそれぞれ、これらの折り畳み構造を安定化させる鎖内ジスルフィド結合を含む。それぞれの鎖は、Igドメインと呼ばれる構造ドメインから構成される。これらのドメインは約70〜110個のアミノ酸を含み、そのサイズおよび機能に基づいて異なるカテゴリー(例えば、可変即ちV、および定常即ちC)に分類される。これらは、2つのβシートが、保存されたシステインと他の荷電アミノ酸との間の相互作用によって一緒に保持される「サンドイッチ」形状を作り出す特徴的な免疫グロブリン折り畳み構造を有する。
α、δ、ε、γおよびμで表される5種類の哺乳類Ig重鎖が存在する。存在する重鎖の種類により抗体のアイソタイプが定義され、これらの鎖はそれぞれ、IgA、IgD、IgE、IgGおよびIgM抗体中に見出される。
異なる重鎖はサイズおよび組成が異なり、αおよびγは約450個のアミノ酸を含み、δは約500個のアミノ酸を含み、μおよびεは約550個のアミノ酸を有する。各重鎖は、2つの領域、即ち定常領域(C)と可変領域(V)を有する。1つの種において、定常領域は、同じアイソタイプのすべての抗体で本質的に同一であるが、異なるアイソタイプの抗体では異なる。重鎖γ、α、およびδは、3つのタンデム型のIgドメインと、可撓性を加えるためのヒンジ領域とから構成される定常領域を有し、重鎖μおよびεは、4つの免疫グロブリン・ドメインから構成される定常領域を有する。重鎖の可変領域は、異なるB細胞によって産生された抗体では異なるが、単一B細胞またはB細胞クローンによって産生された抗体すべてについては同じである。各重鎖の可変領域は、約110アミノ酸長であり、単一のIgドメインから構成される。
哺乳類では、λおよびκで表される2種類の免疫グロブリン軽鎖がある。軽鎖は2つの連続するドメイン、即ち1つの定常ドメイン(CL)および1つの可変ドメイン(VL)を有する。軽鎖のおおよその長さは、211〜217個のアミノ酸である。各抗体は、常に同一である2本の軽鎖を有し、哺乳類の各抗体につき、軽鎖κまたはλの1つのタイプのみが存在する。
すべての抗体の一般的な構造は非常に類似しているが、所与の抗体の固有の特性は、上記で詳述したように、可変(V)領域によって決定される。より具体的には、各軽鎖(VL)について3つおよび重鎖(HV)に3つの可変ループが、抗原との結合、即ちその抗原特異性に関与する。これらのループは、相補性決定領域(CDR)と呼ばれる。VHドメインおよびVLドメインの両方からのCDRが抗原結合部位に寄与するので、最終的な抗原特異性を決定するのは重鎖と軽鎖の組合せであり、どちらか単独ではない。
「抗体フラグメント」は、上記で定義した少なくとも1つの抗原結合フラグメントを含み、そのフラグメントが由来する完全抗体と本質的に同じ機能および特異性を示す。パパインによる限定的なタンパク質消化は、Igプロトタイプを3つのフラグメントに切断する。1つの完全なL鎖および約半分のH鎖をそれぞれが含む2つの同一のアミノ末端フラグメントが、抗原結合フラグメント(Fab)である。サイズが同等であるが、鎖間ジスルフィド結合を有する両方の重鎖の半分の位置でカルボキシル末端を含む第3のフラグメントは、結晶可能なフラグメント(Fc)である。Fcは、炭水化物、相補結合部位、およびFcR結合部位を含む。限定的なペプシン消化により、Fab片とH−H鎖間ジスルフィド結合を含むヒンジ領域の両方を含む単一のF(ab’)2フラグメントが得られる。F(ab’)2は、抗原結合に対して二価である。F(ab’)2のジスルフィド結合は、Fab’を得るために切断することができる。さらに、重鎖および軽鎖の可変領域は、縮合して単鎖可変フラグメント(scFv)を形成することもできる。
薬学的に許容される塩は、例えば、酸付加塩および塩基性塩である。酸付加塩としては、例えば、HClまたはHBr塩がある。塩基性塩は、例えば、アルカリまたはアルカリ土類、例えば、Na+、またはK+、またはCa2+から選択されるカチオン、または、アンモニウムイオンN+(R1)(R2)(R3)(R4)(式中、R1〜R4は互いに独立に:水素、場合により置換されたC1〜C6アルキル基、場合により置換されたC2〜C6アルケニル基、場合により置換されたC6〜C10アリール基、または場合により置換されたC6〜C10ヘテロアリール基を意味する)を有する塩である。薬学的に許容される塩のさらなる例は、「Remington’s Pharmaceutical Sciences」17版、Alfonso R.Gennaro(編)、Mark Publishing Company、Easton、Pa.、U.S.A.、1985およびEncyclopedia of Pharmaceutical Technologyに記載されている。
薬学的に許容される溶媒和物は、例えば、水和物である。
本発明の保護範囲は上述した実施例に限定されない。本発明は、新規な特性それぞれ、および特性の各組合せの形で具体化され、それらは特に、請求項に記載されるあらゆる特徴またはこの特徴の組合せが請求項または実施例に明示的に記載されていない場合であっても、これら特徴のすべての組合せを含む。
1 第1のプランジャ要素
2 第2のプランジャ要素
3 ハウジング
4 チャンバ
5 入口
6 投薬出口
7 非投薬出口
8、8’ ステータ
9、9’ モータ
10 制御部
11 物質リザーバ
12 液体
13 第1の側面
14 第2の側面
15 部分量
16 チャンバ空間
17 第1のプランジャ要素の内側面
18 第2のプランジャ要素の内側面
19 入口の右側面
20 投薬出口/入口の左側面
21 入口/出口の左側面
22 非投薬出口の左側面
23 非投薬出口/さらなる入口の右側面
26 チャンバ空間の内容物
27 出口
28 さらなる入口
29 センサ部
30 さらなる液体
31 混合物
32 さらなる部分量
100 医療用ポンプ
x 長手方向軸

Claims (14)

  1. 液体(12)を投薬するための医療用ポンプ(100)であって、該ポンプ(100)は、
    液体(12)を受け入れる入口(5)と出口(27)とをさらに含むチャンバ(4)と、
    チャンバ(4)内で可動に配置される第1のプランジャ要素(1)と、
    チャンバ(4)内で可動に配置される第2のプランジャ要素(2)とを含み、
    第1のプランジャ要素(1)および第2のプランジャ要素(2)が、それらの間に形成されるチャンバ空間(16)を画成するように、互いに対して可動であり、第1および第2のプランジャ要素(1、2)の動きによってチャンバ空間(16)がチャンバ(4)内で変位可能であり、第1および第2のプランジャ要素(1、2)が共通の長手方向軸(x)に沿って配置され、チャンバ空間(16)が、チャンバ(4)に対する第1および第2のプランジャ要素(1、2)の同時の動きによって軸方向で変位され、入口(5)および出口(27)は、互いに軸方向で離隔して配置され、チャンバ(4)は、入口(5)および出口(27)から軸方向で離隔して配置される開口部(33)を含み、チャンバ空間(16)は、第1および第2のプランジャ要素(1、2)の少なくとも一方または両方のチャンバ(4)に対する動きによって、開口部(33)に流体的に連結可能であるとともに開口部(33)から流体的に分断可能であり、
    該医療用ポンプ(100)は、
    チャンバ空間(16)が入口に対して流体的に連結されたとき、第1および第2のプランジャ要素(1、2)が互いに離れる相対的動きによって液体(12)が入口(5)を通してチャンバ空間(16)に入り、
    液体(12)がチャンバ空間(16)内に配置され、チャンバ空間(16)が出口(27)に対して流体的に連結されたとき、第1および第2のプランジャ要素(1、2)が互いに向かう相対的な動きによって液体(12)が出口(27)を通して医療用ポンプ(100)から取り出されるように動作可能であり、かつそのように構成される、前記医療用ポンプ(100)。
  2. チャンバ空間(16)は、チャンバ(4)に対する第1および第2のプランジャ要素(1、2)の少なくとも一方または両方の動きによって、入口(5)および出口(27)に対して流体的に連結可能であり、かつ入口(5)および出口(27)から流体的に分断可能である、請求項1に記載の医療用ポンプ(100)。
  3. 第1および第2のプランジャ要素(1、2)の少なくとも一方または両方は、それぞれのプランジャ要素がロックされたとき、そのプランジャ要素がチャンバ(4)に対して相対的に動かなくなるように、チャンバ(4)に対して選択的にロック可能である、請求項1または2に記載の医療用ポンプ(100)。
  4. チャンバ(4)内での第1および第2のプランジャ要素(1、2)の動きを独立して制御するように動作可能である、2つのモータ(9、9’)を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の医療用ポンプ(100)。
  5. 液体(12)を含むチャンバ空間(16)の内容物(26)が予め定められた圧縮特性要件を満たすかどうかを検出するように動作可能な検出機構を含み、医療用ポンプ(100)は、チャンバ空間(16)がチャンバ(4)の外部から流体的に分断されたとき検出機構が動作するように構成され、出口(27)は投薬出口(6)であり、開口部(33)は非投薬出口(7)である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の医療用ポンプ(100)。
  6. 検出機構が動作すると、第1および第2のプランジャ要素(1、2)の互いに対する相対的動きによって、チャンバ空間(16)の内容物(26)が圧縮され、その相対的動きは、チャンバ空間(16)のサイズを縮小する傾向があるかまたは縮小し、それによってチャンバ空間(16)の内容物(26)を圧縮する、請求項5に記載の医療用ポンプ(100)。
  7. 検出機構の動作中、チャンバ空間(16)の内容物(26)が予め定められた程度までのみ圧縮されたとき、予め定められた圧縮特性要件が満たされる、請求項6に記載の医療用ポンプ(100)。
  8. 予め定められた程度は、チャンバ空間(16)の内容物(26)が予め定められた程度を超えて圧縮可能なとき限界的な量のガスが液体(12)とともにチャンバ空間(16)内に存在すると予想されるように選択される、請求項7に記載の医療用ポンプ(100)。
  9. 医療用ポンプ(100)は、予め定められた圧縮特性要件が満たされた場合、出口(6)を通して液体(12)を投薬するように動作可能であり、液体(12)は、第1および第2のプランジャ要素(1、2)の相対的動きによって投薬される、請求項5〜8のいずれか1項に記載の医療用ポンプ(100)。
  10. 医療用ポンプ(100)は、チャンバ空間(16)がチャンバ(4)の外部から流体的に分断されたとき検出機構が動作するように構成され、医療用ポンプ(100)は、予め定められた圧縮特性が満たされていない場合に開口部(7)を通してチャンバ空間(16)を空にするように動作可能であり、チャンバ空間(16)の内容物(26)は、第1および第2のプランジャ要素(1、2)の相対的動きによって取り出される、請求項5〜9のいずれか1項に記載の医療用ポンプ(100)。
  11. 入口(5)は出口(27)と開口部(33)との間の軸方向位置に配置され、チャンバ空間(16)が入口(5)と出口(27)との間に軸方向で配置されたとき検出機構が動作する、請求項5〜10のいずれか1項に記載の医療用ポンプ(100)。
  12. 開口部(33)はさらなる入口(28)であり、医療用ポンプ(100)は、チャンバ空間(16)が開口部(33)に対して流体的に連結されたとき、第1および第2のプランジャ要素(1、2)が互いに離れる相対的動きによって、さらなる液体(30)が開口部(33)を通してチャンバ空間(16)に入るように動作可能であり、かつそのように構成される、請求項1〜11のいずれか1項に記載の医療用ポンプ(100)。
  13. 医療用ポンプ(100)は、出口(27)に対して流体的に連結されるセンサ部(29)を含み、医療用ポンプ(100)は、液体の(12)およびさらなる液体(30)がチャンバ空間(16)にすでに入れられているとき、液体(12)およびさらなる液体(30)が混ざり合うように動作可能であり、かつそのように構成され、液体(12)およびさらなる液体(30)の対応する混合物はセンサ部(29)に入れられる、請求項12に記載の医療用ポンプ(100)。
  14. 医療用ポンプ(100)の第1および第2のプランジャ要素(1、2)が互いに離れる相対的動きによって、第1および第2のプランジャ要素(1、2)の間に形成されたチャンバ空間(16)内で液体(12)が保持されるように、チャンバ(4)の入口(5)を通して液体(12)を医療用ポンプ(100)のチャンバ(4)に入れる工程と;
    チャンバ(4)に対して第1および第2のプランジャ要素(1、2)の同時の動きによって、チャンバ空間(16)をチャンバ(4)内で変位させる工程と;
    第1および第2のプランジャ要素(1、2)が互いに向かう相対的動きによって、液体(12)を医療用ポンプ(100)から取り出す工程とを含む、医療用ポンプ(100)の操作方法。
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