JP2015510323A - 無線通信システムにおいて多重優先順位制御方法及び装置 - Google Patents

無線通信システムにおいて多重優先順位制御方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、無線通信システムに関し、特に、無線通信システムにおいて多重優先順位に基づく制御方法及び装置が開示される。【解決手段】本発明の一実施例に係る、多重優先順位が設定された端末でバックオフタイマーを制御する方法は、第1優先順位レベルにセットされた第1NAS要請メッセージを送信することと、ネットワークによって設定されたバックオフタイマーを起動することと、バックオフタイマーが動作している中に、第1優先順位レベルにセットされていない第2NAS要請メッセージを送信することと、を含むことができる。【選択図】図6

Description

以下の説明は、無線通信システムに関し、特に、無線通信システムにおいて多重優先順位に基づく制御方法及び装置に関する。
MTC(Machine Type Communications)は、一つ以上のマシン(Machine)が含まれる通信方式を意味し、M2M(Machine−to−Machine)通信や事物通信と呼ばれることもある。ここでいうマシンは、人間の直接的な操作や介入を必要としない個体(entity)を意味する。例えば、移動通信モジュールが搭載された検針機(meter)や自動販売機のような装置をはじめ、ユーザの操作/介入無しに自動でネットワークに接続して通信が行えるスマートフォンのようなユーザ機器もマシンの例示に該当する。このようなマシンの様々な例示を本文書ではMTC装置(device)又は端末と称するものとする。すなわち、MTCは、人間の操作/介入無しに一つ以上のマシン(すなわち、MTC装置)によって行われる通信のことを意味する。
MTCは、MTC装置間の通信(例えば、D2D(Device−to−Device)通信)、MTC装置とMTCアプリケーションサーバー(application server)間の通信を含むことができる。MTC装置とMTCアプリケーションサーバー間の通信の例示として、自動販売機とサーバー、POS(Point of Sale)装置とサーバー、電気、ガス又は水道検針機とサーバー間の通信を挙げることができる。その他にも、MTCに基づくアプリケーション(application)として、保安(security)、運送(transportation)、ヘルスケア(health care)などを含むこともできる。
ネットワークにおいて混雑(congestion)又は過負荷(overload)が発生した場合に、制御プレーン(control plane)で混雑制御を行うことができる。例えば、ネットワーク混雑制御を、無線インターフェースにおいて端末とネットワーク制御ノード間の制御プレーンで最上位の階層(stratum)であるNAS(Non−Access Stratum)レベルで行うことができる。一般には、ネットワーク混雑状態が発生したとき、ネットワークは、端末に対して所定の時間ネットワークに対する要請を禁止させるバックオフタイマー(back−off timer)を設定することができる。
現在定義されている無線通信システムの動作によれば、端末別に優先順位を設定することができ、このとき、MTCを支援する端末のための「(NASシグナリング)低い優先順位((NAS signalling)low priority)」及びnon−MTCを支援する端末のための「(NASシグナリング)低くない優先順位(Non(NAS signalling)low priority)」のいずれか一方のみを設定することができる。多重優先順位(二重(dual)優先順位を含む)を支援する端末の場合、端末に対して多重優先順位を設定する具体的な方案について定義していないという問題点がある。そして、既存の無線通信システムではネットワーク混雑(congestion)又は過負荷(overload)が発生した状況で互いに異なる優先順位を持つ端末の場合、PDN接続をどのように処理するかについて定義していないという問題点がある。
また、ネットワーク混雑又は過負荷が発生した場合に、ネットワーク負荷の分散のためにバックオフタイマー(Back−Off Timer;BOT)を用いることができるが、既存の無線通信システムでは、多重優先順位を持つ端末に対してバックオフタイマーをどのように処理するかについて定義していない問題点がある。
このように、多重優先順位が与えられる場合に、既存の無線通信システムの定義によれば、ネットワーク混雑又は過負荷の状況で端末とネットワーク間の動作の不明瞭性が存在することになり、正しいサービスの提供ができなくなる。特に、MTCを支援する無線通信システムでは、ネットワークが数多くの端末装置(又は、MTC装置)へのサービスを提供しなければならず、前述したようなネットワーク混雑状況に対する処理において不明瞭性が存在してはならない。
したがって、本発明は、関連技術における限界や欠点による一つ以上の問題を実質的に解消する、無線通信システムにおいて多重優先順位に基づく制御方法及び装置に関する。
本発明では、多重優先順位を持つ端末に対してPDN接続を制御する方案を提供することを技術的課題とする。
また、本発明では、多重優先順位を持つ端末に対してバックオフタイマーを制御する方案を提供することを技術的課題とする。
本発明で達成しようとする技術的課題は、以上で言及した技術的課題に制限されず、言及していない他の技術的課題は、以降の記載から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者には明確に理解されるであろう。
上記の技術的課題を解決するために本発明の一実施例に係る、多重優先順位が設定された端末でバックオフタイマーを制御する方法は、第1優先順位レベルにセットされた第1NAS要請メッセージを送信することと、ネットワークによって設定された前記バックオフタイマーを起動することと、前記バックオフタイマーが動作している中に、第1優先順位レベルにセットされていない第2NAS要請メッセージを送信することと、を含むことができる。
上記の技術的課題を解決するために本発明の他の実施例に係る、多重優先順位が設定された場合にバックオフタイマーを制御する端末装置は、送受信モジュールと、プロセッサと、を備え、前記プロセッサは、第1優先順位レベルにセットされた第1NAS要請メッセージを前記送受信モジュールを用いて送信し、ネットワークによって設定された前記バックオフタイマーを起動し、前記バックオフタイマーが動作している中に、第1優先順位レベルにセットされていない第2NAS要請メッセージを前記送受信モジュールを用いて送信するように構成されてよい。
上記本発明に係る実施例において以下の事項を共通に適用することができる。
前記第1優先順位レベルにセットされていない前記第2NAS要請メッセージは、前記バックオフタイマーを中止させないで送信されてもよい。
前記バックオフタイマーは、前記第1優先順位レベルにセットされた前記第1NAS要請メッセージが前記ネットワークによって拒絶されることによって起動してもよい。
前記第1優先順位レベルにセットされた前記第1NAS要請メッセージは、アタッチ要請メッセージ、TAU(Tracking Area Update)要請メッセージ、又はサービス要請メッセージのいずれか一つ以上であり、前記バックオフタイマーは、MM(Mobility Management)バックオフタイマーであってもよい。
ここで、前記第1優先順位レベルにセットされていない前記第2NAS要請メッセージは、アタッチ過程、TAU過程、又はサービス要請過程のいずれか一つ以上に関連してもよい。また、前記MMバックオフタイマーの動作中に、前記アタッチ過程、前記TAU過程、又は前記サービス要請過程のいずれか一つ以上の開始が許容されてもよい。
前記第1優先順位レベルにセットされた前記第1NAS要請メッセージは、PDN接続要請メッセージ、ベアラ修正要請メッセージ、又はベアラリソース割当メッセージのいずれか一つ以上であり、前記バックオフタイマーは、SM(Session Management)バックオフタイマーであってもよい。
ここで、前記第1優先順位レベルにセットされていない前記第2NAS要請メッセージは、PDN接続要請メッセージ、ベアラ修正要請メッセージ、又はベアラリソース割当メッセージのいずれか一つ以上であってもよい。
前記SMバックオフタイマーは、特定APN(Access Point Name)に対して動作中であり、前記特定APNと同じAPNに対して、前記第1優先順位レベルにセットされていない前記PDN接続要請メッセージの送信が許容されてもよい。
前記SMバックオフタイマーは特定APNに対して動作中であり、前記第1優先順位レベルにセットされた前記第1NAS要請メッセージによって確立されたPDN接続が存在する場合に、前記PDN接続に対して、前記第1優先順位レベルにセットされていない前記ベアラ修正要請メッセージ又はベアラリソース割当要請メッセージの送信が許容されてもよい。
前記SMバックオフタイマーは、ベアラ識別子(ID)に基づいて動作するバックオフタイマーであってもよい。
前記第1優先順位レベルは、前記端末がNASシグナリング低い優先順位に設定されていることに該当してもよい。
前記端末に対する多重優先順位は、NAS設定MO(Non−Access Stratum configuration Management Object)、アプリケーション、又はデバイストリガリング技法のいずれか一つ以上によって設定されてもよい。
前記端末に対する優先順位は、NASシグナリング優先順位であってもよい。
前記端末は、MTC装置(Machine Type Communication device)であってもよい。
前記多重優先順位が設定された端末は、二重(dual)優先順位が設定された端末であってもよい。
本発明について前述した一般的な説明と後述する詳細な説明は例示的なもので、請求項記載の発明に関するさらなる説明のためのものである。
本発明について前述した一般的な説明と後述する詳細な説明は例示的なもので、請求項記載の発明に関するさらなる説明のためのものである。
本発明によれば、多重優先順位を有する端末に対してPDN接続を制御する方案を提供することができる。また、本発明によれば、多重優先順位を有する端末に対してバックオフタイマーを制御する方案を提供することができる。
本発明で得られる効果は以上で言及した効果に制限されず、言及していない他の効果は、以降の記載から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者に明確に理解されるであろう。
本明細書に添付する図面は、本発明に関する理解を提供するためのもので、本発明の様々な実施形態を示し、明細書の記載と共に本発明の原理を説明するためのものである。
EPC(Evolved Packet Core)の概略的な構造を示す図である。 MTC通信モデルの例示を示す図である。 MTC構造の例示的なモデルを示す図である。 本発明の一例に係るPDN接続過程を説明するための図である。 本発明の他の例に係るPDN接続過程を説明するための図である。 本発明の一例に係る端末装置の好適な実施例の構成を示す図である。
以下の実施例は、本発明の構成要素と特徴を所定の形態で結合したものである。各構成要素又は特徴は、別の明示的な言及がない限り、選択的なものとして考慮することができる。各構成要素又は特徴を他の構成要素や特徴と結合しない形態で実施してもよく、一部構成要素及び/又は特徴を結合して本発明の実施例を構成してもよい。本発明の実施例で説明される動作の順序は変更されてもよい。ある実施例の一部構成や特徴は他の実施例に含まれてもよく、又は他の実施例の対応する構成又は特徴に取って代わってもよい。
以下の説明で用いられる特定用語は、本発明の理解を助けるために提供されたもので、このような特定用語の使用は、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲で他の形態に変更されてもよい。
場合によって、本発明の概念が曖昧になることを避けるために公知の構造及び装置を省略したり、各構造及び装置の核心機能を中心にしたブロック図の形式で図示してもよい。また、本明細書全体を通じて同一の構成要素については同一の図面符号を付して説明する。
本発明の実施例は、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802系列システム、3GPPシステム、3GPP LTE及びLTE−Aシステム、並びに3GPP2システムのうち少なくとも一つに関して開示された標準文書によって裏付けることができる。すなわち、本発明の実施例において本発明の技術的思想を明確にするために説明を省いた段階又は部分を、上記の諸文書によって裏付けることができる。また、本文書で開示している全ての用語は、上記の標準文書によって説明することができる。
以下の技術は様々な無線通信システムにおいて用いることができる。明確性のために、以下では3GPP LTE及び3GPP LTE−Aシステムを中心に説明するが、本発明の技術的思想がこれに制限されるものではない。
本文書で用いられる用語を定義すると、次の通りである。
UMTS(Universal Mobile Telecommunications System):3GPPによって開発された、GSM(Global System for Mobile Communication)ベースの3世代(Generation)移動通信技術。
EPS(Evolved Packet System):IP(Internet Protocol)ベースのPS(packet switched)コアネットワークであるEPC(Evolved Packet Core)とLTE/UTRANなどのアクセスネットワークで構成されたネットワークシステム。UMTSが進展した形態のネットワークである。
NodeB:GERAN/UTRANの基地局。屋外に設置され、カバレッジはマクロセル(macro cell)規模である。
eNodeB:E−UTRANの基地局。屋外に設置され、カバレッジはマクロセル規模である。
UE(User Equipment):ユーザ機器。UEは、端末(terminal)、ME(Mobile Equipment)、MS(Mobile Station)などの用語と呼ばれることもある。また、UEは、ノートパソコン、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートフォン、マルチメディア機器などのように携帯可能な機器であってもよく、又はPC(Personal Computer)、車両搭載装置のように携帯不可能な機器であってもよい。MTC関連内容においてUE又は端末という用語はMTC装置を指すことができる。
HNB(Home NodeB):UMTSネットワークの基地局で、屋内に設置され、カバレッジはマイクロセル(micro cell)規模である。
HeNB(Home eNodeB):EPSネットワークの基地局で、屋内に設置され、カバレッジはマイクロセル規模である。
MME(Mobility Management Entity):移動性管理(Mobility Management;MM)、セッション管理(Session Management;SM)機能を行うEPSネットワークのネットワークノード。
PDN−GW(Packet Data Network−Gateway)/PGW:UE IPアドレス割当、パケットスクリーニング(screening)及びフィルタリング、課金データ集合(charging data collection)機能などを行うEPSネットワークのネットワークノード。
SGW(Serving Gateway):移動性アンカー(mobility anchor)、パケットルーティング(routing)、遊休(idle)モードパケットバッファリング、MMEがUEをページングするようにトリガーする機能などを行うEPSネットワークのネットワークノード。
PCRF(Policy and Charging Rule Function):サービスフロー別に差別化したQoS(Quality of Service)及び課金政策を動的(dynamic)に適用するための政策決定(Policy decision)を行うEPSネットワークのノード。
OMA DM(Open Mobile Alliance Device Management):携帯電話、PDA、携帯用コンピュータなどのようなモバイルデバイスの管理のためにデザインされたプロトコルで、デバイス設定(configuration)、ファームウェアアップグレード(firmware upgrade)、エラー報告(Error Report)などの機能を担う。
OAM(Operation Administration and Maintenance):ネットワーク欠陥表示、性能情報、データと診断機能などを提供するネットワーク管理機能集合。
NAS(Non−Access Stratum):UEとMME間の制御プレーン(control plane)の上位段(stratum)。LTE/UMTSプロトコルスタックにおいてUEとコアネットワーク間のシグナリング、トラフィックメッセージをやり取りするための機能的な階層であって、UEの移動性を支援し、UEとPDN GW間のIP接続を確立(establish)及び維持するセッション管理手順を支援することを主な機能とする。
NAS設定MO(NAS configuration Management Object):NAS機能(Functionality)に関連したパラメータをUEに設定(configuration)するために用いる管理客体(MO)。
SIPTO(Selected IP Traffic Offload):H(e)NB又はマクロセルを通じて特定IPトラフィックを送信する時、事業者(Operator)ネットワークではなくインターネットなどの公衆(public)ネットワークに迂回して送信する方式。3GPPリリース−10システムでは事業者がEPCネットワークにおいて物理的にUEの近くに存在するPDN−GWを選択することによってユーザのトラフィックを渡すことを支援する。
PDN(Packet Data Network):特定サービスを支援するサーバー(例えば、MMS(Multimedia Messaging Service)サーバー、WAP(Wireless Application Protocol)サーバーなど)が位置しているネットワーク。
PDN接続:一つのIPアドレス(一つのIPv4アドレス及び/又は一つのIPv6プレフィックス)で表現される、UEとPDN間の論理的な接続。
APN(Access Point Name):PDNを指したり区別する文字列。要請したサービスやネットワーク(PDN)に接続するためには該当のPGWを経るが、このPGWを探索できるようにネットワーク内であらかじめ定義した名前(文字列)。例えば、internet.mnc012.mcc345.gprsと表現することができる。
IMS(IP Multimedia Subsystem):マルチメディアサービスをIPベースで提供するサブシステム。
MTC(Machine Type Communications):人間の介入無しにマシンによって行われる通信。
MTC装置(MTC device):コアネットワークを介した通信機能を有し、特定目的を行うUE(例えば、自販機、検針機など)。
MTC−IWF(MTC InterWorking Function):EPSやIMSの含まれた3GPPネットワークを通じてMTCのための制御信号やデータを送信させる関門(Gateway)の役割を担う個体。
SCS(Services Capability Server):HPLMN(Home PLMN(Public Land Mobile Network)にあるMTC装置と、MTC−IWFを利用するMTC装置との通信のために3GPPネットワークに接続するサーバー。SCSは、一つ又は複数のアプリケーション使用のための能力(Capability)を提供する。
MTCサーバー(MTC server):MTC端末を管理するネットワーク上のサーバー。移動通信ネットワークの内部又は外部に存在することができる。MTCユーザが接近(access)できるインターフェースを有することができる。また、MTCサーバーは、他のサーバーにMTC関連サービスを提供してもよく(SCSの形態)、自身がMTCアプリケーションサーバーであってもよい。
MTCアプリケーション(MTC application):MTCが適用されるサービス(例えば、遠隔検針、物量移動追跡など)
MTCアプリケーションサーバー:MTCアプリケーションが実行されるネットワーク上のサーバー。
MTC特徴(MTC feature):MTCアプリケーションを支援するためのネットワークの機能。例えば、MTCモニタリング(monitoring)は、遠隔検針などのMTCアプリケーションにおいて装備紛失などに備えるための特徴であり、低い移動性(low mobility)は、自販機のようなMTC装置に対するMTCアプリケーションのための特徴である。
MTC加入者(MTC subscriber):ネットワークオペレータと接続関係を有しており、一つ以上のMTC端末にサービスを提供する個体。
MTCグループ(MTC Group):少なくとも一つのMTC特徴を共有し、MTC加入者に属したMTC端末のグループを意味する。
RAN(Radio Access Network):3GPPネットワークにおいてNodeB、eNodeB、及びこれらを制御するRNC(Radio Network Controller)を含む単位。UE間に存在し、コアネットワークへの接続を提供する。
HLR(Home Location Register)/HSS(Home Subscriber Server):3GPPネットワーク内の加入者情報を有しているデータベース。HSSは、設定記憶(configuration storage)、アイデンティティ管理(identity management)、ユーザ状態記憶などの機能を担うことができる。
PLMN(Public Land Mobile Network):個人に移動通信サービスを提供する目的で構成されたネットワーク。オペレータ別に区別して構成することができる。
NASレベル混雑制御(NAS level congestion control):APNベース混雑制御及び一般NASレベル移動性管理制御で構成されたEPSネットワークの混雑又は過負荷(overload)制御機能。
MMバックオフタイマー(Mobility Management back−off timer):ネットワークに混雑(congestion)が発生した場合、それを制御するために用いる移動性管理関連バックオフタイマー。MMバックオフタイマーが動作している間には、UEはアタッチ(attach)、位置情報更新(例えば、TAU(Tracking Area Update)、RAU(Routing Area Update))、サービス要請(Service request)/拡張された(extended)サービス要請などを行えないように設定される(ただし、緊急ベアラサービス(emergency bearer service)、既存領域でのページング応答(Paging Response)、又はMPS(Multimedia Priority Service)の場合は、例外として、MMバックオフタイマーが動作していてもUEがそれを要請できるように設定される)。
SMバックオフタイマー(Session Management back−off timer):ネットワークに混雑(congestion)が発生した場合、それを制御するために用いるセッション制御関連バックオフタイマー。SMバックオフタイマーが動作している間には、UEは、関連した(associated)APNベースのセッションの確立又は変更などを行えないように設定される(ただし、緊急ベアラサービス又はMPSの場合は、例外として、SMバックオフタイマーが動作していてもUEがそれを要請できるように設定される)。
TA(Tracking Area):EPSネットワークにおいて端末の登録地域。TAはTAI(Tracking Area Identity)で識別される。
RA(Routing Area):GPRS/UMTSネットワークにおいてパケットコアネットワークドメインのための端末の登録地域。RAはRAI(Routing Area Identity)で識別される。
以下では、上記のように定義された用語に基づいて説明する。
図1は、EPC(Evolved Packet Core)の概略的な構造を示す図である。
EPCは、3GPP技術の性能を向上するためのSAE(System Architecture Evolution)の核心的な要素である。SAEは、種々のネットワーク間の移動性を支援するネットワーク構造を決定する研究課題に該当する。SAEは、例えば、IPベースで様々な無線接続技術を支援し、より向上したデータ送信能力を提供する等の最適化したパケット−ベースのシステムを提供することを目標とする。
具体的に、EPCは、3GPP LTEシステムのためのIP移動通信システムのコアネットワーク(Core Network)であり、パケット−ベースの実時間及び非実時間サービスを支援することができる。既存の移動通信システム(すなわち、2世代又は3世代移動通信システム)では、音声のためのCS(Circuit−Switched)及びデータのためのPS(Packet−Switched)の2個の区別されるサブ−ドメインを通じてコアネットワークの機能を具現した。しかし、3世代移動通信システムの進展である3GPP LTEシステムでは、CS及びPSのサブ−ドメインを一つのIPドメインに単一化した。すなわち、3GPP LTEシステムでは、IP能力(capability)を持つ端末と端末間の接続を、IPベースの基地局(例えば、eNodeB(evolved NodeB))、EPC、アプリケーションドメイン(例えば、IMS)を通じて構成することができる。すなわち、EPCは端−対−端(end−to−end)IPサービスの具現に必須な構造である。
EPCは、様々な構成要素を含むことができ、図1では、その一部である、SGW(Serving Gateway)、PDN GW(Packet Data Network Gateway)、MME(Mobility Management Entity)、SGSN(Serving GPRS(General Packet Radio Service) Supporting Node)、ePDG(enhanced Packet Data Gateway)を示す。
SGWは、無線接続ネットワーク(RAN)とコアネットワーク間の境界点として動作し、eNodeBとPDN GW間のデータ経路を維持する機能を担う。また、端末がeNodeBによってサービング(serving)される領域にわたって移動する場合、SGWはローカル移動性アンカーポイント(anchor point)の役割を果たす。すなわち、E−UTRAN(3GPPリリース−8以降で定義されるEvolved−UMTS(Universal Mobile Telecommunications System) Terrestrial Radio Access Network)内における移動性のためにSGWを通じてパケットをルーティングすることができる。また、SGWは、他の3GPPネットワーク(3GPPリリース−8以前に定義されるRAN、例えば、UTRAN又はGERAN(GSM(Global System for Mobile Communication)/EDGE(Enhanced Data rates for Global Evolution) Radio Access Network)との移動性のためのアンカーポイントとして機能することもできる。
PDN GWは、パケットデータネットワークに向かうデータインターフェースの終了点(termination point)に該当する。PDN GWは、政策執行特徴(policy enforcement features)、パケットフィルタリング(packet filtering)、課金支援(charging support)などを支援することができる。また、3GPPネットワークと非−3GPP(non−3GPP)ネットワーク(例えば、I−WLAN(Interworking Wireless Local Area Network)のような信頼されていないネットワーク、CDMA(Code Division Multiple Access)ネットワークやWiMAXのような信頼されているネットワーク)との移動性管理のためのアンカーポイントの役割を果たすこともできる。
図1のネットワーク構造の例示では、SGWとPDN GWが別のゲートウェイとして構成されているが、これら2つのゲートウェイが単一ゲートウェイ構成オプション(Single Gateway Configuration Option)によって具現されてもよい。
MMEは、UEのネットワーク接続に対するアクセス、ネットワークリソースの割当、トラッキング(tracking)、ページング(paging)、ローミング(roaming)及びハンドオーバーなどを支援するためのシグナリング及び制御機能を果たす要素である。MMEは、加入者及びセッション管理に関する制御プレーン機能を制御する。MMEは、多数のeNodeBを管理し、他の2G/3Gネットワークに対するハンドオーバーのための従来のゲートウェイの選択のためのシグナリングを行う。また、MMEは、保安過程(Security Procedures)、端末−対−ネットワークセッションハンドリング(Terminal−to−network Session Handling)、遊休端末位置決定管理(Idle Terminal Location Management)などの機能を担う。
SGSNは、他の3GPPネットワーク(例えば、GPRSネットワーク)に対するユーザの移動性管理及び認証(authentication)のような全てのパケットデータをハンドリングする。
ePDGは、信頼されていない非−3GPPネットワーク(例えば、I−WLAN、WiFiホットスポット(hotspot)など)に対する保安ノードとしての役割を果たす。
図1を参照して説明したように、IP能力を持つ端末は、3GPPアクセスの他、非−3GPPアクセスをベースにしでもEPC内の様々な要素を経由して、事業者(すなわち、オペレータ(operator))の提供するIPサービスネットワーク(例えば、IMS)にアクセスすることができる。
また、図1では、様々なレファレンスポイント(例えば、S1−U、S1−MMEなど)を示している。3GPPシステムでは、E−UTRAN及びEPCにおける互い異なる機能個体(functional entity)に存在する2個の機能を接続する概念的なリンクをレファレンスポイント(reference point)と定義する。下の表1は、図1に示したレファレンスポイントを整理したものである。表1の例示の他、ネットワーク構造によって様々なレファレンスポイントが存在できる。
Figure 2015510323
図1に示したレファレンスポイントで、S2a及びS2bは、非−3GPPインターフェースに該当する。S2aは、信頼されている非−3GPPアクセス及びPDN GW間の関連制御及び移動性支援をユーザプレーンに提供するレファレンスポイントである。S2bは、ePDG及びPDN GW間の関連制御及び移動性支援をユーザプレーンに提供するレファレンスポイントである。
図2は、MTC通信モデルの例示を示す図である。
3GPP GSM/UMTS/EPSでは、MTCと関連してPSネットワークを通じた通信を定義しているが、本発明は、PSネットワークを通じたMTCに制限されず、CSネットワークを通じたMTCへの適用も可能である。今までの技術標準では、ネットワーク構造に関する定義として、3GPPシステムの既存ベアラを用いることが提案されている。ここで、MTC装置とMTCサーバー間のデータ交換のためにSMS(Short Message Service)を用いる方法が提案された。これは、MTCアプリケーションの特性の上、検針情報や製品情報などの少ない量のデジタルデータがその対象となることを考慮し、それに最も適したSMSを用いることが提案されたし、その具体的な方式としては、既存のSMS方式とIMSに基づくSMS方式が支援可能である。また、移動性の少ないMTCアプリケーションのためにページング範囲を調整する方法が提案されている。
MTCアプリケーションは、MTC装置とMTCサーバー(例えば、SCS)でそれぞれ実行されて、ネットワークを通じた通信を通じて相互動作する。このとき、MTCアプリケーションと3GPPネットワーク間の通信に何が関与しているかによって、MTCトラフィックに対する様々なモデルを具現することができる。図2(a)は、MTCサーバー(例えば、SCS)無しに直接通信が行われるモデル、図2(b)は、MTCサーバー(例えば、SCS)が事業者領域(Operator domain)の外部に存在するモデル、図2(c)は、MTCサーバー(例えば、SCS)が事業者領域(Operator domain)の内部に存在するモデルを示している。また、図2(a)は、3GPPオペレータによって制御される直接通信方式に該当し、図2(b)は、サービスプロバイダによって制御される通信方式に該当し、図2(c)は、3GPPオペレータによって制御される通信方式に該当する。
図2(a)の直接モデルは、MTCアプリケーションが3GPPネットワークに対してOTT(over−the−top)アプリケーションとしてUE(又はMTC装置)と直接通信することを表す。
図2(b)及び図2(c)の間接モデルは、3GPPネットワークによって提供される付加的なサービスを用いてMTCアプリケーションがUE(又はMTC装置)と間接的に通信することを表す。具体的に、図2(b)の例示では、MTCアプリケーションがサード−パーティー(すなわち、3GPPで責任を負わない)サービスプロバイダによって提供される付加サービスのためにMTCサーバー(例えば、SCS)を用いることができる。MTCサーバー(例えば、SCS)は、3GPPネットワークと様々なインターフェースを通じて通信することができる。一方、図2(c)の例示では、MTCアプリケーションが3GPPオペレータ(すなわち、サービスプロバイダに該当する)によって提供される付加的なサービスのためにMTCサーバー(例えば、SCS)を用いることができる。MTCサーバー(例えば、SCS)と3GPPネットワーク間の通信は、PLMNの内部で行われる。図2(b)及び図2(c)において、MTCサーバー(例えば、SCS)とMTCアプリケーション間のインターフェースは3GPP標準で扱わない。
一方、図2(b)及び図2(c)の間接モデルは、相互排他的ではなく補完的であるため、3GPPオペレータが互いに異なるアプリケーションのためにこれらを結合してもよい。すなわち、図2(d)のように、MTC通信モデルが、直接モデルと間接モデルが同時に用いられるハイブリッド(hybrid)モデルとして具現されてもよい。ハイブリッドモデルの場合、MTC装置は、HPLMN内の複数のMTCサーバー(例えば、SCS)と通信ができ、サービスプロバイダによって制御されるMTCサーバー(例えば、SCS)と3GPPオペレータによって制御されるMTCサーバー(例えば、SCS)において、MTCアプリケーションに提供される能力(Capabilities)が異なってもよい。
図3は、MTC構造の例示的なモデルを示す図である。
MTCのために用いられるUE(又はMTC装置)とMTCアプリケーション間の端−対−端アプリケーションは、3GPPシステムによって提供されるサービスとMTCサーバー(例えば、SCS)によって提供される選択的なサービスを利用することができる。3GPPシステムは、MTCを容易にする様々な最適化を含む輸送及び通信サービス(3GPPベアラサービス、IMS及びSMSを含む)を提供することができる。図3では、MTCのために用いられるUEが、Um/Uu/LTE−Uuインターフェースを通じて3GPPネットワーク(UTRAN、E−UTRAN、GERAN、I−WLANなど)に接続することを示す。図3の構造(architecture)は、図2と関連して上述した様々なMTCモデルを含む。
まず、図3に示している個体(entity)について説明する。
図3で、アプリケーションサーバーは、MTCアプリケーションが実行されるネットワーク上のサーバーであり、MTCアプリケーションサーバーということができる。MTCアプリケーションサーバーに対しては前述の様々なMTCアプリケーションの具現のための技術を適用することができ、それについての具体的な説明は省略する。また、図3で、MTCアプリケーションサーバーは、レファレンスポイントAPIを通じてMTCサーバー(例えば、図3の例示ではSCS)にアクセスでき、それについての具体的な説明は省略する。又は、MTCアプリケーションサーバーは、MTCサーバー(例えば、SCS)と共に位置(collocate)してもよい。
MTCサーバー(例えば、SCS)は、MTC装置を管理するネットワーク上のサーバーで、3GPPネットワークに接続して、MTCのために用いられるUE及びPLMNのノードと通信することができる。
MTC−IWF(MTC−InterWorking Function)は、MTCサーバーとオペレータコアネットワーク間の相互動作(interworking)を管掌し、MTC動作のプロキシ(Proxy)の役割を果たすことができる。MTC間接又はハイブリッドモデルを支援するために、一つ以上のMTC−IWFがホームPLMN(HPLMN)内に存在すればよい。MTC−IWFは、レファレンスポイントTsp上のシグナリングプロトコルを中継したり解釈して、PLMNに特定機能を作動させることができる。MTC−IWFは、MTCサーバーが3GPPネットワークとの通信を確立する前にMTCサーバーを認証(authenticate)する機能、MTCサーバーからの制御プレーン要請を認証する機能、後述するトリガー指示に関連した様々な機能などを果たすことができる。
SMS−SC(Short Message Service−Service Center)/IP−SM−GW(Internet Protocol Short Message GateWay)は、短文サービス(SMS)の送受信を管理することができる。SMS−SCは、SME(Short Message Entity)(短文を送信又は受信する個体)と移動局間の短文を中継し、記憶−及び−伝達する機能を担当することができる。IP−SM−GWは、IPベースのUEとSMS−SC間のプロトコル相互動作を担当することができる。
CDF(Charging Data Function)/CGF(Charging Gateway Function)は、課金に関連した動作を行うことができる。
HLR/HSSは、加入者情報(IMSIなど)、ルーティング情報、設定情報などを記憶してMTC−IWFに提供する機能を果たすことができる。
MSC(Mobile Switching Center)/SGSN/MMEは、UEのネットワーク接続のための移動性管理、認証、リソース割当などの制御機能を果たすことができる。後述するトリガリングと関連してMTC−IWFからトリガー指示を受信してMTC装置に提供するメッセージの形態に加工する機能を担うことができる。
GGSN(Gateway GPRS Support Node)/S−GW(Serving−Gateway)+P−GW(Packet Data Network−Gateway)は、コアネットワークと外部ネットワークとの接続を担当するゲートウェイとして機能することができる。
下の表2は、図3における主要レファレンスポイントを整理したものである。
Figure 2015510323
上記のT5a、T5b、T5cの一つ以上のレファレンスポイントをT5と呼ぶ゛ことができる。
一方、間接及びハイブリッドモデルの場合にMTCサーバー(例えば、SCS)とのユーザプレーン通信、及び直接及びハイブリッドモデルの場合にMTCアプリケーションサーバーとの通信は、レファレンスポイントGi及びSGiを通じて既存のプロトコルを用いて行うことができる。
図2及び図3で説明した内容に関する具体的な事項は、3GPP TS 23.682文書を参照することによって本文書に組み込むことができる。
NASレベル混雑制御
一般に、ネットワークの制御可能な通信量の限界を超す場合をネットワーク混雑(congestion)又は過負荷(overload)状態といい、ネットワークに対する送受信量を調節してネットワークが混雑とならないように制御することをネットワーク混雑制御(congestion control)ということができる。3GPP MTCネットワークでは、ネットワークで混雑/過負荷が発生した場合に、UEとコアネットワークのノード(例えば、MME、SGW、PDN−GW、MSC、SGSN、GGSN)との間でNASレベル混雑制御が行われ、これによってシグナリング混雑を回避又は制御することができる。
このようなNASレベル混雑制御には、APNベースの混雑制御(APN based congestion control)と一般NASレベル移動性管理制御(General NAS level management control)とがある。
APNベースの混雑制御は、APN(すなわち、混雑状態と関連しているAPN)及びUEが関連するMM/SM(Mobility Management/Session Management)プロトコル又はEMM(EPS Mobility Management)/ESM(EPS Session Management)プロトコルに基づくシグナリング混雑制御を意味する。また、APNベースの混雑制御は、APNベースのセッション管理混雑制御(APN based Session Management congestion control)及びAPNベースの移動性管理混雑制御(APN based Mobility Management congestion control)を含む。
一般NASレベル移動性管理制御は、一般的なネットワーク混雑や過負荷状況でUEが要請する移動性管理シグナリング要請を、コアネットワークノード(例えば、MME、SGW、PDN−GW、MSC、SGSN、GGSN)が拒絶(reject)して混雑及び過負荷を回避することを意味する。
一般に、コアネットワークがNASレベル混雑制御を行う場合、UEに提供する拒絶メッセージ(rejectmessage)に待機時間(又は、拡張された待機時間)値を含めることができる。このような待機時間値は一定範囲値中でランダム化(randomize)してUEに提供される。UEは、受信した待機タイマー値をバックオフタイマー値に設定して、バックオフタイマーが満了(expire)するまではネットワークに(E)MM/(E)SMシグナリングを要請しないように動作する。
(E)MMシグナリングは、例えば、アタッチ要請、TAU/RAU要請、サービス要請、拡張された(extended)サービス要請などを含む。また、(E)SMシグナリングは、例えば、PDN接続性(connectivity)、ベアラリソース割当(Bearer Resource Allocation)、ベアラ修正(Bearer Modification)、PDPコンテクスト活性化(Packet Data Protocol Context Activation)、PDPコンテクスト修正(PDP Context Modification)要請などを含む。バックオフタイマーは、(E)MMシグナリングの制御のためのMMバックオフタイマーと、(E)SMシグナリングの制御のためのSMバックオフタイマーとに区別される。MMバックオフタイマーは、UE別に(per UE)与えられ、SMバックオフタイマーは、関連したAPN別に(per associated APN)及びUE別に与えられ、それぞれ独立して動作する。
さらに、3GPPネットワークにおいて端末(例えば、MTC装置)は、「NASシグナリング低い優先順位(NAS signaling low priority)」を有するように、NAS設定MOを介して設定(configure)されてもよい。NASシグナリング低い優先順位が設定された端末は、NASメッセージ(例えば、アタッチ要請、TAU要請、PDN接続性要請など)内に低い優先順位をセットして送信するようになる。
一般に、コアネットワークがNASレベル混雑制御を行っている場合に、低い優先順位がセットされた(例えば、NASシグナリング低い優先順位指示子が「端末がNASシグナリング低い優先順位に設定されている(UE/MS is configured for NAS signaling low priority)」とセットされる場合)端末に対する拒絶メッセージにバックオフタイマー(又は、実行待機タイマー)値を含めて送信する。前述したように、バックオフタイマー値を受信した端末は、バックオフタイマー(例えば、MMバックオフタイマー及び/又はSMバックオフタイマー)が満了するまではネットワークに(E)MM/(E)SMシグナリングを要請しないように動作する。
一方、バックオフタイマーが動作中(running)であっても、緊急なサービスは提供されていなければならない。したがって、UE/MSが高い優先順位(priority)を有するサービスユーザとの緊急ベアラサービス(emergency bearer service)を既に行っているか、又は始めようとする場合、MM/SMバックオフタイマーが動作している場合であっても、当該サービス要請を行うことができる。高い優先順位を有するサービスユーザは、例えば、マルチメディア優先順位サービスアクセスクラス11−15をもってネットワークにアクセスするユーザであってよい。また、MT呼(Mobile Terminated call)/SMSサービスと応急電話(Emergency Call)サービスを行う場合であっても、バックオフタイマー動作の影響に例外的な状況として適用される(すなわち、バックオフタイマーが動作中であっても、当該サービスを提供できる)。
多重優先順位
現在3GPP標準(Rel−10/Rel−11)MTCシステム環境では、US/MS(以下では、「端末」と総称する)に2つの優先順位、すなわち、「(NASシグナリング)低い優先順位」と「(NASシグナリング)低くない(non−low)優先順位」のいずれか一方のみを設定することができる。例えば、NASシグナリング低い優先順位指示子を「端末がNASシグナリング低い優先順位に設定されている(UE/MS is configured for NAS signaling low priority)」にセットしたり、「端末がNASシグナリング低い優先順位に設定されていない(UE/MS is not configured for NAS signaling low priority)」にセットすることができる。
しかし、将来、アプリケーション環境によって2つ以上の多重優先順位を端末が有してもよい。また、このような多重優先順位は、装置(又は端末)別に設定したり、又はアプリケーションレベル別に設定することができる。端末別に設定される優先順位と、アプリケーション別に設定される優先順位は別々に(又は独立して)設定することができる。また、一つのアプリケーションに対しても複数個の優先順位のいずれか一つを設定することができる。
既存の無線通信システムにおける優先順位関連動作は、「低い優先順位」と「低くない優先順位」のいずれか一方のみを仮定して定義されているため、2つ以上の多重優先順位が設定される場合には正しく動作できない問題がある。したがって、本発明では、多重優先順位が設定される場合の動作方案、優先順位が変更される場合の動作方案などについて提案する。
そのために、多重優先順位を有する端末がPDN接続を確立(establish)する度にその時点で装置別に或いはアプリケーションレベル別に異なった優先順位をセットしてPDN接続を確立できるようにするためには、このような多重優先順位を有する端末のPDN接続確立方法についてのさらなる補完が必要である。
仮に、以前に確立されたPDN接続が、低い優先順位を有するPDN接続であったが、新たに装置別に或いはアプリケーションレベルに従って異なった優先順位に変更された場合には、新たに確立されるPDN接続については変更された優先順位を適用するようになる。この場合、以前に確立されているPDN接続をどのように処理すべきかが不明瞭となる問題がある。例えば、以前にセットされている優先順位を有するPDN接続をそのまま維持するのか、或いは、以前にセットされている優先順位を有するPDN接続を解除し、新たに変更された優先順位を適用してPDN接続を再−確立(re−establish)するのかが明確に決定されるように、優先順位変更によるPDN接続方案を備えなければならない。
また、前述したように、端末にMMバックオフタイマーとSMバックオフタイマーがそれぞれ又は同時に動作している状況で、当該端末はネットワークに(E)MM関連シグナリング及び/又は(E)SM関連シグナリング要請を行えないようになっている。ただし、緊急コール/サービス又はマルチメディア優先順位サービスを用いる場合には、バックオフタイマーが動作しても端末が関連手順を行うことができる。
端末別に又はアプリケーションレベル別に多重優先順位を有する端末の場合は、優先順位が変更されたとき、MMバックオフタイマー及び/又はSMバックオフタイマー(以下、「MM/SMバックオフタイマー」と表現する)に基づく動作をどのように行うかが不明瞭になるという問題が発生する。例えば、優先順位が変更された場合に、既存のMM/SMバックオフタイマーを中止するか、或いは既存のMM/SMバックオフタイマーをそのまま維持するかを明確に決定できるように、優先順位変更によるバックオフタイマー処理方案を備えなければならない。
要するに、多重優先順位を有する端末では、優先順位変更に応じてPDN接続をどのように処理するか、及びネットワーク混雑状況によってMM/SMバックオフタイマーが動作している場合に優先順位変更に応じて動作中のMM/SMバックオフタイマーをどのように処理するか、が不明確であるという問題があるため、結局としてはPDN接続制御及び/又はNASレベル混雑制御を正しく又は效率よく行うことができなくなることがある。こうなると、ネットワーク状況、サービス接続性及びユーザ経験がより悪化する。したがって、2レベル以上の多重優先順位が適用される場合及び/又は優先順位が変更される場合に、PDN接続及びMM/SMバックオフタイマーを処理する新しい方案が要求される。
多重優先順位適用による改善されたNASレベル動作
前述したように、一般に、MTCは多数の端末とネットワーク間の通信を伴い、それぞれの端末に対するデータは比較的少量であると共に緊急でない場合(例えば、検針結果の報告など)を仮定することができる。そのため、MTC端末に対する優先順位は、低い優先順位に設定するのが一般的である。
このようなMTCシステム環境で端末別に又はアプリケーションレベル別に優先順位を変更(例えば、低い優先順位から低くない優先順位へ変更)するようになる原因は、緊急にデータを送信する必要がある場合、又はMTCサーバーなどによってMTC端末がトリガリング(すなわち、所定の要請又は指示シグナリングによってMTC装置がIP接続を確立する動作)された場合に優先順位レベルの変更が明示的(explicitly)又は黙示的(implicitly)に要求される場合などを仮定することができる。上記の例示では、優先順位レベルの変更が、相対的に低い優先順位レベルから相対的に高い優先順位レベルに変更される場合を仮定したが、本発明はそれに制限されず、相対的に高い優先順位レベルから相対的に低い優先順位レベルに変更される場合にも本発明の原理を同一に適用することができる。
多重優先順位の適用と関連して、多重優先順位の度合(又は、優先順位レベルの個数)は、アプリケーション及びサービス環境によって異なることがある。例えば、2個の優先順位レベル(すなわち、低い優先順位及び一般(normal)(又は、低くない)優先順位)のいずれか一つが設定されることがある。又は、3個の優先順位レベル(すなわち、低い優先順位、一般優先順位、高い優先順位)のいずれか一つが設定されてもよい。3個の優先順位レベルは、優先順位レベル−1、レベル−2、レベル−3の形態(レベルが高いほどより高い優先順位を意味し、レベル−1が最低の優先順位を意味できる)で構成されてもよい。また、4個以上の優先順位レベルが構成されてもよい。ここで、高い優先順位は、マルチメディア優先順位サービス、すなわち、高い優先順位アクセスとは異なる意味を有してもよい。
本発明によれば、2レベルで構成された優先順位(又は、二重(dual)優先順位)の場合には、端末が低い優先順位にセットされた場合にのみMM/SMバックオフタイマーが適用されればよい。3レベル以上の優先順位構成の場合には、端末が最低の優先順位(例えば、優先順位レベル−1)にセットされた場合にのみMM/SMバックオフタイマーが適用されてもよい。又は、3レベル以上の優先順位構成の場合に、所定の優先順位レベル(例えば、低い順で一つ以上の優先順位レベル)の場合にMM/SMバックオフタイマーが適用されてもよい。ここで、2レベル多重優先順位及び/又は3レベル以上の多重優先順位においていずれの優先順位レベルの場合にのみMM/SMバックオフタイマーが適用されるようにするかは、ネットワークの状況、政策(policy)、選好設定(preference)、設定(configuration)のうち一つ以上に基づいて決定することができる。
また、多重優先順位を有する端末においてアプリケーションレベルに従って別々の優先順位が設定される場合には、一つ以上のアプリケーションがそれぞれ異なるPDN接続を確立する場合と(すなわち、一つのアプリケーションに対して一つのPDN接続が確立される)、一つ以上のアプリケーションが一つのPDN接続を共有(share)する場合が可能である。一つ以上のアプリケーションがそれぞれ異なるPDN接続を確立する場合に、PDN接続はAPN別にSMバックオフタイマーが適用される。一つ以上のアプリケーションが一つのPDN接続を共有する場合には、複数個のアプリケーションがそれぞれ異なるベアラ(デフォルトEPSベアラ又は専用(dedicated)EPSベアラ)を設定する場合を意味し、この場合には、ベアラID別にSMバックオフタイマーが適用されてもよい。
また、端末に対して2以上のレベルで構成された多重優先順位が設定される場合は、まず、多重優先順位適用に対する設定がされた後に、必要時に(例えば、アプリケーションの要請、端末の他の要請(例えば、ユーザの設定)、又はネットワークの要請に応じて)、優先順位変更/セッティングが発生すればよい。ここで、多重優先順位適用に対する設定とは、多重優先順位レベルのうちいずれのレベルであるかが設定されるのではなく、多重優先順位のいずれか一つを有することができる状態に設定されるということを意味する。すなわち、多重優先順位適用が設定された端末に対して、必要な場合に優先順位変更/セッティングによって多重優先順位のいずれか一つの優先順位レベルを与えることができる。ここで、「多重優先順位適用に対する設定」を「多重優先順位統合設定」と言い換えることもできる。
以下では、多重優先順位を有する場合における、PDN接続及びMM/SMバックオフタイマーの制御に関する本発明の原理について説明する。
まず、優先順位が端末別に変更/セットされる場合(すなわち、一つの端末がある時点で一つの優先順位(2レベル優先順位の場合は、低い優先順位又は一般優先順位のいずれか一つ、3レベル以上の場合は、優先順位レベル−1、レベル−2、レベル−3、…のいずれか一つ)を有する場合)に、PDN接続確立には次のいずれか一つ以上の方案を適用することができる。
第1方案として、ある端末に対する優先順位が変更される以前に確立されていたPDN接続はそのまま維持し、新しいPDN接続を確立することができる。ここで、以前に確立されていたPDN接続を維持しながら新しいPDN接続を確立するということは、以前に確立されていたPDN接続と同じAPNを有するPDN接続を新たに確立するという意味、又は以前に確立されていたPDN接続と異なるAPNを有するPDN接続を新たに確立するという意味を有することができる。このとき、既に確立されていたPDN接続の優先順位は、変更前にセットされた優先順位をそのまま維持し、新しいPDN接続に対しては変更された優先順位を適用することができる。
第2方案として、ある端末に対する優先順位が変更される以前に確立されていたPDN接続を解除(release)/非活性化(deactivation)し、新しいPDN接続を再−確立(re−establish)することができる。ここで、以前に確立されていたPDN接続を解除/非活性化し、新しいPDN接続を再−確立するということは、既存のAPNと同じAPNを有するPDN接続を新たに確立するという意味を有することができる。この場合、新しいPDN接続を確立する時、変更された優先順位にセットされたPDN接続を生成することができる。
また、優先順位が端末別に変更/セットされる場合における、MM/SMバックオフタイマー関連動作については、次のいずれか一つ以上の方案を適用することができる。
第1方案として、2レベル多重優先順位の場合には、MM/SMバックオフタイマーの動作中に、低い優先順位が一般優先順位に変更されると、3レベル以上の多重優先順位の場合には、所定の優先順位レベル(例えば、レベル−1又は低い順でいくつかのレベル)を除く残り優先順位レベルに変更されると、当該MM/SMバックオフタイマーを中止(stop)させることができる。
第2方案として、優先順位が変更されても、動作中のMM/SMバックオフタイマーを中止させなくてもよい。
次に、優先順位がアプリケーションレベル別に変更/セットされる場合(すなわち、一つの端末に関連した一つ以上のアプリケーションのそれぞれが個別に一つの優先順位(2レベル優先順位の場合は、低い優先順位又は一般優先順位のいずれか一つ、3レベル以上の場合は、優先順位レベル−1、レベル−2、レベル−3、…のいずれか一つ)を有する場合)には、次のように動作できる。PDN接続制御において、あるアプリケーションに対する優先順位が変更される前に確立されていたPDN接続はそのまま維持させ、新しいPDN接続を確立することができる。このとき、既に確立されていたPDN接続の優先順位は、変更前にセットされた優先順位をそのまま維持し、新しいPDN接続に対しては変更された優先順位を適用することができる。他の方案として、以前に確立されていたPDN接続を解除(release)/非活性化(deactivation)し、新しいPDN接続を再−確立(re−establish)することもできる。ここで、以前に確立されていたPDN接続を解除/非活性化し、新しいPDN接続を再−確立するということは、既存のAPNと同じAPNを有するPDN接続を新たに確立するという意味を有することができる。この場合、新しいPDN接続を確立する時、変更された優先順位にセットされたPDN接続を生成することができる。次に、MM/SMバックオフタイマーの制御において、2レベル多重優先順位の場合には、MM/SMバックオフタイマーの動作中に、低い優先順位が一般優先順位に変更されると、3レベル以上の多重優先順位の場合には、所定の優先順位レベル(例えば、レベル−1又は低い順でいくつかのレベル)を除く残り優先順位レベルに変更されると、当該MM/SMバックオフタイマーを中止させることができる。他の方案として、優先順位が変更されても、動作中のMM/SMバックオフタイマーを中止させなくてもよい。
ここで、前述の例示(すなわち、優先順位が端末別に又はアプリケーションレベル別に変更される場合)のそれぞれにおいて、優先順位レベルが変更されてもMM/SMバックオフタイマーを中止せず、端末はMMシグナリング要請(例えば、一般優先順位又はより高い優先順位レベルに対するサービス要請、アタッチ要請、TAU/RAU要請)を行うこともできる。従来技術によれば、バックオフタイマーの動作中にはNASメッセージの送信ができず、バックオフタイマーが満了/中止してこそNASメッセージを送信することができる。しかし、本発明によれば、バックオフタイマーの動作中に優先順位が変更される場合、バックオフタイマーを中止させないでNASメッセージを送信することができる。
以下では、前述した本発明の動作原理に係る提案事項について説明する。以下の説明において、提案1a乃至1cは、前述した本発明の動作原理をより具体的な例示を挙げて説明するものであり、提案2a乃至2jは、2レベル多重優先順位、すなわち、二重(dual)優先順位(例えば、低い優先順位又は低くない(一般)優先順位)の場合に関するものであり、提案3a乃至3jは、3レベル以上の多重優先順位(例えば、低い優先順位、中間優先順位、高い優先順位、…、又は、優先順位レベル−1、レベル−2、レベル−3、…)の場合に関するものである。
提案1a
本発明では、端末に優先順位レベルを設定するとき、端末別に設定される場合と、アプリケーションレベル別に設定される場合とに区別する。
ネットワーク(例えば、MME又はSGSN)は端末にNAS機能性に関連したパラメータを含む「NAS設定MO」を送信し、当該端末に対するNAS機能を管理することができる。このようなNAS設定MOの提供はOMA DMを用いて行うことができ、それについてのより具体的な事項は3GPP TS 24.368を参照すればよい。
本発明では、上記NAS設定MOに装置特性(Device Property)情報をさらに含めてネットワークから端末に提供することを提案する。装置特性情報は、2レベル優先順位(例えば、低い優先順位又は一般優先順位)のいずれか一つ、又は3レベル以上の優先順位(例えば、優先順位レベル−1、レベル−2、レベル−3、…)のいずれか一つを指示(indicate)することができる。このような装置特性情報によって、端末に所定の優先順位レベルを設定することができる。
また、本発明によって優先順位がアプリケーションレベル別に設定される場合に、端末のOS(例えば、Android、IOS、Windows OS、Linuxなど)プラットホームによって設定が行われることもあり、又は、新しい設定機能が必要とされることもある。
特に、本発明によれば、端末が緊急なデータ(例えば、所定の臨界値を超す場合に送信されるデータ)を送信しようとする場合、以前に設定されていた優先順位をより高い優先順位レベルへと設定変更を行って(例えば、低い優先順位から一般優先順位に変更、又は相対的に低い優先順位レベルから相対的に高い優先順位レベルに変更して)、データを送信することができる。そのための優先順位レベル変更は、端末内部のOSプラットホームによって行われてもよく、新しい設定機能によって行われてもよい。
優先順位がアプリケーションレベル別に設定される場合、OSプラットホームを介してアプリケーション別にそれぞれの優先順位レベルを設定することができる。これと関連した優先順位設定のためのOSプラットホームとのインターフェース及び機能に関する具体的な事項については、本発明では説明を省略し、本発明が具現される時点で当該分野において周知の方式に従えばよい。
また、MTCシステム環境でUE(デバイス)トリガリング技法によって優先順位設定や優先順位変更を行うこともできる。例えば、トリガリングメッセージに、3GPPネットワーク個体にトランスパレント(transparent)な情報を含めたり、3GPPネットワーク個体にトランスパレントでない情報を含めることによって、優先順位設定/変更を行うこともできる。
また、端末に優先順位レベルを設定する際、端末に多重優先順位の適用(又は、多重優先順位統合設定)について設定した後、アプリケーション又は状況に応じて優先順位レベルを変更することができる。ここでいう多重優先順位の適用(又は、多重優先順位統合設定)とは、多重優先順位レベルのうちいずれのレベルであるかが設定されるのではなく、多重優先順位のいずれか一つを有することができる状態に設定されるということを意味する。また、多重優先順位の適用(又は、多重優先順位統合設定)は、OMA DMのMO、アプリケーションの要請、製造者(manufacturer)の設定、又は他の設定方式によって設定することができる。
提案1b
本発明では、多重優先順位レベルのうち、最も低い一つ又は低い順で一つ以上の優先順位レベルの場合にのみMM/SMバックオフタイマーを適用することができる。どの優先順位レベルの場合にのみMM/SMバックオフタイマーを適用するかは、ネットワークの状況、政策(policy)、選好設定(preference)、設定(configuration)などの情報に基づいて決定することができる。
ここで、所定の優先順位レベルに対してのみMM/SMバックオフタイマーを適用する方式の適用有無、及び/又は所定の優先順位レベルをどの優先順位レベルにするかなどは、アプリケーションごとに静的に(statically)決定されてもよく、又は、加入者データ、事業者の政策又は選好設定などに基づいて動的に(dynamically)決定されてもよい。
例えば、端末がTAU/RAU過程を行う中に、ネットワークノード(例えば、MME、SGSN、PDN GW)は加入者データ及び/又は事業者政策/選好設定を取得することができる。例えば、PDN GWとPCRF間の相互動作によってPDN GWが事業者の政策/選好設定情報を得ることができ、この時、優先順位レベルによるMM/SMバックオフタイマー適用有無の情報を決定又は取得することができる。また、新しいTA/RAに関連したMME/SGSN(すなわち、新しいMME/SGSN)がHSSから加入者情報を含む位置アップデート確認(ack)を受信することができ、この時、優先順位レベルによるMM/SMバックオフタイマー適用有無の情報を決定又は獲得することができる。
他の例示として、端末がアタッチ過程を行う中に、ネットワークノード(例えば、MME、SGSN、PDN GW)は加入者データ及び/又は事業者政策/選好設定を取得することができる。例えば、端末がアタッチ要請メッセージを送信するMME/SGSNが、HSSから加入者情報を含む位置アップデート確認(ack)を受信することができ、この時、優先順位レベルによるMM/SMバックオフタイマー適用有無の情報を決定又は取得することができる。また、PDN GWとPCRF間の相互動作によってPDN GWが事業者の政策/選好設定情報を得ることができ、この時、優先順位レベルによるMM/SMバックオフタイマー適用有無の情報を決定又は取得することができる。
TAU/RAU過程及びアタッチ過程の具体的な動作と関連して本発明で説明を省略した事項は、3GPP TS 23.401を参照すればよい。
提案1c
本発明では、アプリケーションレベルに従って優先順位レベルが別々に適用されてもよい。一般に、互いに異なる優先順位レベルを有する複数個のアプリケーションがそれぞれ異なるPDN接続を確立/使用することもでき、又は互いに異なる優先順位レベルを有する複数個のアプリケーションが一つのPDN接続を共有して確立/使用することもできる。
例えば、n(n≧2)個のアプリケーションが一つのPDN接続を共有する場合に、1個のアプリケーションが低い優先順位レベルを維持しており、残るn−1個のアプリケーションが低い優先順位から一般(又は、相対的に高い)優先順位レベルに変更してデータを送信しようとする場合に、上記1個の低い優先順位レベルのアプリケーションのために確立した既存のPDN接続はそのまま維持することができる。他の例として、n個のアプリケーションが一つのPDN接続を共有する場合に、1個のアプリケーションのみが低い優先順位から一般(又は、相対的に高い)優先順位レベルに変更してデータを送信しようとし、残るn−1個のアプリケーションは低い優先順位レベルを維持する場合にも、既存に確立されているPDN接続をそのまま維持することができる。すなわち、低い優先順位レベルのアプリケーションのために確立された既存のPDN接続は、低い優先順位レベルのアプリケーションが一つでも残っている場合にはそのまま維持されなければならないということを意味する。
又は、優先順位が変更される以前に確立されていたPDN接続を解除(release)し、変更された優先順位にセットされた新しいPDN接続を再−確立(re−establish)することもできる。
また、上の2つの方式を組み合わせて、互いに異なる優先順位レベルを有する複数のアプリケーションがそれぞれ異なったPDN接続を確立する一方で、他の複数のアプリケーションが一つのPDN接続を確立する混用方式を適用することもできる。
提案1d
本発明で、多重優先順位を有する端末において複数のアプリケーションが一つのPDN接続を共有する場合に、PDN接続とMM/SMバックオフタイマーを適用方法は、次の通りである。
まず、PDN接続確立とベアラ活性化/非活性化(activation/deactivation)に関する多重優先順位セッティングについて説明する。
例えば、PDN接続(すなわち、APN)別に優先順位をセットする方式ではなく、一つのPDN接続内で複数個のベアラ別に優先順位レベルをセットすることができる。そのために、APNではなくベアラ(例えば、デフォルトEPSベアラ/専用EPSベアラ)ID別に優先順位セッティングを区別しなければならない。
ベアラ別に優先順位レベルが変更される場合に、以前に設定された既存のベアラが以前に設定された優先順位を持ちながらそのまま維持されてもよく、又は、既存のベアラを非活性化し、変更された優先順位レベルにセットされたベアラを再−活性化してもよい。これと共に又は別に、以前に設定された既存のPDN接続は以前に設定された優先順位レベルを持ちながらそのまま維持されてもよく、又は、既存のPDN接続を解除し、変更された優先順位にセットされたPDN接続が再−確立されてもよい。
次に、本発明によれば、MMバックオフタイマーを端末別に又はアプリケーションレベル別に適用することができる。
一方、従来技術によれば、SMバックオフタイマーをAPN別に(すなわち、PDN接続別に)設定するが、本発明によれば、SMバックオフタイマーをAPN別に(すなわち、PDN接続別に)設定するのはなく、ベアラ別に(すなわち、ベアラIDを基準に)適用することができる。
以下の説明において、ベアラ別に優先順位を設定/区別する方式を、提案2a乃至3jのいずれにも適用することができる。
提案2a
端末に対して2レベル多重優先順位(又は、二重(dual)優先順位)が設定され(すなわち、端末が2レベル優先順位(低い優先順位又は一般優先順位)のいずれか一つを有することができる状態に設定され)、優先順位レベルが端末別に変更/セットされる場合に(すなわち、端末がある時点で2個の優先順位レベルのいずれか一つを有する場合に)、次のように動作することができる。
優先順位が変更される以前に確立されていたPDN接続はそのまま維持させ(この時、変更される以前にセットされた優先順位をそのまま維持する)、変更された優先順位にセットされた新しいPDN接続を確立することができる。
次に、MMバックオフタイマーが動作中であり、低い優先順位が一般優先順位に変更された場合には、MMバックオフタイマーは中止させることができる。
次に、SMバックオフタイマーが動作中であっても、これを中止させなくてもよい。ここで、SMバックオフタイマーを中止させないということは、たとえ特定APNに対するSMバックオフタイマーが動作中であっても、上記同一のAPNに対する一般(すなわち、低くない)優先順位を有するSMシグナリング要請(例えば、PDN接続要請、ベアラリソース修正要請、ベアラリソース割当要請など)は、端末が例外的にネットワークに行うことができるということを意味する。
提案2b
端末に対して2レベル多重優先順位が設定され、優先順位レベルが端末別に変更/セットされる場合に、次のように動作することができる。
優先順位が変更される以前に確立されていたPDN接続はそのまま維持させ(この時、変更される以前にセットされた優先順位をそのまま維持する)、変更された優先順位にセットされた新しいPDN接続を確立することができる。
次に、MMバックオフタイマーが動作中であっても、これを中止させなくてもよい。ここで、MMバックオフタイマーを中止させないということは、低い優先順位と指示(indication)されていない(又は、低くない/一般/高い優先順位に設定された)MMシグナリング要請(例えば、アタッチ要請、TAU/RAU要請、サービス要請)は、端末が例外的にネットワークに行うことができるということを意味する。
次に、SMバックオフタイマーが動作中であっても、それを中止させなくてもよい。ここで、SMバックオフタイマーを中止させないということは、たとえ特定APNに対するSMバックオフタイマーが動作中であっても、上記同一のAPNに対する一般(すなわち、低くない)優先順位を有するSMシグナリング要請(例えば、PDN接続要請、ベアラリソース修正要請、ベアラリソース割当要請など)は、端末が例外的にネットワークに行うことができるということを意味する。
提案2c
端末に対して2レベル多重優先順位が設定され、優先順位レベルが端末別に変更/セットされる場合に、次のように動作することができる。
優先順位が変更される以前に確立されたPDN接続は解除し、変更された優先順位にセットされたPDN接続を再−確立することができる。
次に、MMバックオフタイマーが動作中であり、低い優先順位が一般優先順位に変更された場合には、MMバックオフタイマーを中止させることができる。
次に、SMバックオフタイマーが動作中であり、低い優先順位が一般優先順位に変更された場合には、SMバックオフタイマーを中止させることができる。
提案2d
端末に対して2レベル多重優先順位が設定され、優先順位レベルが端末別に変更/セットされる場合に、次のように動作することができる。
優先順位が変更される以前に確立されたPDN接続は解除し、変更された優先順位にセットされたPDN接続を再−確立することができる。
次に、MMバックオフタイマーが動作中であっても、それを中止させなくてもよい。ここで、MMバックオフタイマーを中止させないということは、低い優先順位と指示されていない(又は、低くない/一般/高い優先順位に設定された)MMシグナリング要請(例えば、アタッチ要請、TAU/RAU要請、サービス要請)は、端末が例外的にネットワークに行うことができるということを意味する。
次に、SMバックオフタイマーが動作中であり、低い優先順位が一般優先順位に変更された場合には、SMバックオフタイマーを中止させることができる。
提案2e
端末に対して2レベル多重優先順位が設定され、優先順位レベルが端末別に変更/セットされる場合に、次のように動作することができる。
優先順位が変更される以前に確立されたPDN接続は解除し、変更された優先順位にセットされたPDN接続を再−確立することができる。
次に、MMバックオフタイマーが動作中であっても、それを中止させなくてもよい。ここで、MMバックオフタイマーを中止させないということは、低い優先順位と指示されていない(又は、低くない/一般/高い優先順位に設定された)MMシグナリング要請(例えば、アタッチ要請、TAU/RAU要請、サービス要請)は、端末が例外的にネットワークに行うことができるということを意味する。
次に、SMバックオフタイマーが動作中であっても、それを中止させなくてもよい。ここで、SMバックオフタイマーを中止させないということは、たとえ特定APNに対するSMバックオフタイマーが動作中であっても、上記同一のAPNに対する一般(すなわち、低くない)優先順位を有するSMシグナリング要請(例えば、PDN接続要請、ベアラリソース修正要請、ベアラリソース割当要請など)は、端末が例外的にネットワークに行うことができるということを意味する。
提案2f
端末に対して2レベル多重優先順位(又は、二重(dual)優先順位)が設定され(すなわち、端末が2レベル優先順位(低い優先順位又は一般優先順位)のいずれか一つを有することができる状態に設定され)、優先順位レベルがアプリケーションレベル別に変更/セットされる場合に(すなわち、アプリケーション別に低い優先順位又は一般優先順位のいずれか一つがセットされてよく、端末はアプリケーションごとに異なる優先順位を有することができる場合に)、次のように動作することができる。
優先順位が変更される以前に確立されていたPDN接続はそのまま維持させ(この時、変更される以前にセットされた優先順位をそのまま維持する)、変更された優先順位にセットされた新しいPDN接続を確立することができる。
次に、MMバックオフタイマーが動作中であり、低い優先順位が一般優先順位に変更された場合には、MMバックオフタイマーを中止させることができる。
次に、SMバックオフタイマーが動作中であっても、それを中止させなくてもよい。ここで、SMバックオフタイマーを中止させないということは、たとえ特定APNに対するSMバックオフタイマーが動作中であっても、上記同一のAPNに対する一般(すなわち、低くない)優先順位を有するSMシグナリング要請(例えば、PDN接続要請、ベアラリソース修正要請、ベアラリソース割当要請など)は、端末が例外的にネットワークに行うことができるということを意味する。
提案2g
端末に対して2レベル多重優先順位が設定され、優先順位レベルがアプリケーションレベル別に変更/セットされる場合に、次のように動作することができる。
優先順位が変更される以前に確立されていたPDN接続はそのまま維持させ(この時、変更される以前にセットされた優先順位をそのまま維持する)、変更された優先順位にセットされた新しいPDN接続を確立することができる。
次に、MMバックオフタイマーが動作中であっても、それを中止させなくてもよい。ここで、MMバックオフタイマーを中止させないということは、低い優先順位と指示されていない(又は、低くない/一般/高い優先順位に設定された)MMシグナリング要請(例えば、アタッチ要請、TAU/RAU要請、サービス要請)は、端末が例外的にネットワークに行うことができるということを意味する。
次に、SMバックオフタイマーが動作中であっても、それを中止させなくてもよい。ここで、SMバックオフタイマーを中止させないということは、たとえ特定APNに対するSMバックオフタイマーが動作中であっても、上記同一のAPNに対する一般(すなわち、低くない)優先順位を有するSMシグナリング要請(例えば、PDN接続要請、ベアラリソース修正要請、ベアラリソース割当要請など)は、端末が例外的にネットワークに行うことができるということを意味する。
提案2h
端末に対して2レベル多重優先順位が設定され、優先順位レベルがアプリケーションレベル別に変更/セットされる場合に、次のように動作することができる。
優先順位が変更される以前に確立されたPDN接続は解除し、変更された優先順位にセットされたPDN接続を再−確立することができる。
次に、MMバックオフタイマーが動作中であり、低い優先順位が一般優先順位に変更された場合には、MMバックオフタイマーを中止させることができる。
次に、SMバックオフタイマーが動作中であり、低い優先順位が一般優先順位に変更された場合には、SMバックオフタイマーを中止させることができる。
提案2i
端末に対して2レベル多重優先順位が設定され、優先順位レベルがアプリケーションレベル別に変更/セットされる場合に、次のように動作することができる。
優先順位が変更される以前に確立されたPDN接続は解除し、変更された優先順位にセットされたPDN接続を再−確立することができる。
次に、MMバックオフタイマーが動作中であっても、それを中止させなくてもよい。ここで、MMバックオフタイマーを中止させないということは、低い優先順位と指示されていない(又は、低くない/一般/高い優先順位に設定された)MMシグナリング要請(例えば、アタッチ要請、TAU/RAU要請、サービス要請)は、端末が例外的にネットワークに行うことができるということを意味する。
次に、SMバックオフタイマーが動作中であり、低い優先順位が一般優先順位に変更された場合には、SMバックオフタイマーを中止させることができる。
提案2j
端末に対して2レベル多重優先順位が設定され、優先順位レベルがアプリケーションレベル別に変更/セットされる場合に、次のように動作することができる。
優先順位が変更される以前に確立されたPDN接続は解除し、変更された優先順位にセットされたPDN接続を再−確立することができる。
次に、MMバックオフタイマーが動作中であっても、それを中止させなくてもよい。ここで、MMバックオフタイマーを中止させないということは、低い優先順位と指示されていない(又は、低くない/一般/高い優先順位に設定された)MMシグナリング要請(例えば、アタッチ要請、TAU/RAU要請、サービス要請)は、端末が例外的にネットワークに行うことができるということを意味する。
次に、SMバックオフタイマーが動作中であっても、それを中止させなくてもよい。ここで、SMバックオフタイマーを中止させないということは、たとえ特定APNに対するSMバックオフタイマーが動作中であっても、上記同一のAPNに対する一般(すなわち、低くない)優先順位を有するSMシグナリング要請(例えば、PDN接続要請、ベアラリソース修正要請、ベアラリソース割当要請など)は、端末が例外的にネットワークに行うことができるということを意味する。
提案3a
端末に対して3レベル以上の多重優先順位が設定され(すなわち、端末が3レベル以上の優先順位(低い優先順位、一般/中間優先順位、高い優先順位、…、又は優先順位レベル−1、レベル−2、レベル−3、…)のいずれか一つを有することができる状態に設定され)、優先順位レベルが端末別に変更/セットされる場合に(すなわち、端末がある時点で優先順位レベル−1、レベル−2、レベル−3、…のいずれか一つを有する場合に)、次のように動作することができる。
優先順位が変更される以前に確立されていたPDN接続はそのまま維持させ(この時、変更される以前にセットされた優先順位をそのまま維持する)、変更された優先順位にセットされた新しいPDN接続を確立することができる。
次に、MMバックオフタイマーが動作中であり、優先順位レベルが変更される場合には、変更された優先順位レベルによってMMバックオフタイマーを中止させることができる。ここで、優先順位レベルによってMMバックオフタイマーを適用/中止するか否かは、アプリケーション別に静的に設定されてもよく、又は加入者データ、事業者の政策/選好設定などによって動的に決定されてもよい。
次に、SMバックオフタイマーが動作中であっても、それを中止させなくてもよい。ここで、SMバックオフタイマーを中止させないということは、たとえ特定APNに対するSMバックオフタイマーが動作中であっても、上記同一のAPNに対する一般(すなわち、低くない)優先順位を有するSMシグナリング要請(例えば、PDN接続要請、ベアラリソース修正要請、ベアラリソース割当要請など)は、端末が例外的にネットワークに行うことができるということを意味する。
提案3b
端末に対して3レベル以上の多重優先順位が設定され、優先順位レベルが端末別に変更/セットされる場合に、次のように動作することができる。
優先順位が変更される以前に確立されていたPDN接続はそのまま維持させ(この時、変更される以前にセットされた優先順位をそのまま維持する)、変更された優先順位にセットされた新しいPDN接続を確立することができる。
次に、MMバックオフタイマーが動作中であっても、それを中止させなくてもよい。ここで、MMバックオフタイマーを中止させないということは、低い優先順位と指示されていない(又は、低くない/一般/高い優先順位に設定された)MMシグナリング要請(例えば、アタッチ要請、TAU/RAU要請、サービス要請)は、端末が例外的にネットワークに行うことができるということを意味する。
次に、SMバックオフタイマーが動作中であっても、それを中止させなくてもよい。ここで、SMバックオフタイマーを中止させないということは、たとえ特定APNに対するSMバックオフタイマーが動作中であっても、上記同一のAPNに対する一般(すなわち、低くない)優先順位を有するSMシグナリング要請(例えば、PDN接続要請、ベアラリソース修正要請、ベアラリソース割当要請など)は、端末が例外的にネットワークに行うことができるということを意味する。
提案3c
端末に対して3レベル以上の多重優先順位が設定され、優先順位レベルが端末別に変更/セットされる場合に、次のように動作することができる。
優先順位が変更される以前に確立されたPDN接続は解除し、変更された優先順位にセットされたPDN接続を再−確立することができる。
次に、MMバックオフタイマーが動作中であり、優先順位レベルが変更される場合には、変更された優先順位レベルによってMMバックオフタイマーを中止させることができる。
次に、SMバックオフタイマーが動作中であり、優先順位レベルが変更される場合には、変更された優先順位レベルによってSMバックオフタイマーを中止させることができる。
ここで、優先順位レベルによってMM/SMバックオフタイマーを適用/中止するか否かは、アプリケーション別に静的に設定されてもよく、又は加入者データ、事業者の政策/選好設定などによって動的に決定されてもよい。
提案3d
端末に対して3レベル以上の多重優先順位が設定され、優先順位レベルが端末別に変更/セットされる場合に、次のように動作することができる。
優先順位が変更される以前に確立されたPDN接続は解除し、変更された優先順位にセットされたPDN接続を再−確立することができる。
次に、MMバックオフタイマーが動作中であっても、それを中止させなくてもよい。ここで、MMバックオフタイマーを中止させないということは、低い優先順位と指示されていない(又は、低くない/一般/高い優先順位に設定された)MMシグナリング要請(例えば、アタッチ要請、TAU/RAU要請、サービス要請)は、端末が例外的にネットワークに行うことができるということを意味する。
次に、SMバックオフタイマーが動作中であり、優先順位レベルが変更される場合には、変更された優先順位レベルによってSMバックオフタイマーを中止させることができる。ここで、優先順位レベルによってSMバックオフタイマーを適用/中止するか否かは、アプリケーション別に静的に設定されてもよく、又は加入者データ、事業者の政策/選好設定などによって動的に決定されてもよい。
提案3e
端末に対して3レベル以上の多重優先順位が設定され、優先順位レベルが端末別に変更/セットされる場合に、次のように動作することができる。
優先順位が変更される以前に確立されたPDN接続は解除し、変更された優先順位にセットされたPDN接続を再−確立することができる。
次に、MMバックオフタイマーが動作中であっても、それを中止させなくてもよい。ここで、MMバックオフタイマーを中止させないということは、低い優先順位と指示されていない(又は、低くない/一般/高い優先順位に設定された)MMシグナリング要請(例えば、アタッチ要請、TAU/RAU要請、サービス要請)は、端末が例外的にネットワークに行うことができるということを意味する。
次に、SMバックオフタイマーが動作中であっても、それを中止させなくてもよい。ここで、SMバックオフタイマーを中止させないということは、たとえ特定APNに対するSMバックオフタイマーが動作中であっても、上記同一のAPNに対する一般(すなわち、低くない)優先順位を有するSMシグナリング要請(例えば、PDN接続要請、ベアラリソース修正要請、ベアラリソース割当要請など)は、端末が例外的にネットワークに行うことができるということを意味する。
提案3f
端末に対して3レベル以上の多重優先順位が設定され(すなわち、端末が3レベル以上の優先順位(低い優先順位、一般/中間優先順位、高い優先順位、…、又は優先順位レベル−1、レベル−2、レベル−3、…)のいずれか一つを有することができる状態に設定され)、優先順位レベルがアプリケーションレベル別に変更/セットされる場合に(すなわち、アプリケーション別に優先順位レベル−1、レベル−2、レベル−3、…のいずれか一つがセットされてよく、端末はアプリケーションごとに互いに異なる優先順位を有することができる場合に)、次のように動作することができる。
優先順位が変更される以前に確立されていたPDN接続はそのまま維持させ(この時、変更される以前にセットされた優先順位をそのまま維持する)、変更された優先順位にセットされた新しいPDN接続を確立することができる。
次に、MMバックオフタイマーが動作中であり、優先順位レベルが変更される場合には、変更された優先順位レベルによってMMバックオフタイマーを中止させることができる。ここで、優先順位レベルによってMMバックオフタイマーを適用/中止するか否かは、アプリケーション別に静的に設定されてもよく、又は加入者データ、事業者の政策/選好設定などによって動的に決定されてもよい。
次に、SMバックオフタイマーが動作中であっても、それを中止させなくてもよい。ここで、SMバックオフタイマーを中止させないということは、たとえ特定APNに対するSMバックオフタイマーが動作中であっても、上記同一のAPNに対する一般(すなわち、低くない)優先順位を有するSMシグナリング要請(例えば、PDN接続要請、ベアラリソース修正要請、ベアラリソース割当要請など)は、端末が例外的にネットワークに行うことができるということを意味する。
提案3g
端末に対して3レベル以上の多重優先順位が設定され、優先順位レベルがアプリケーションレベル別に変更/セットされる場合に、次のように動作することができる。
優先順位が変更される以前に確立されていたPDN接続はそのまま維持させ(この時、変更される以前にセットされた優先順位をそのまま維持する)、変更された優先順位にセットされた新しいPDN接続を確立することができる。
次に、MMバックオフタイマーが動作中であっても、それを中止させなくてもよい。ここで、MMバックオフタイマーを中止させないということは、低い優先順位と指示されていない(又は、低くない/一般/高い優先順位に設定された)MMシグナリング要請(例えば、アタッチ要請、TAU/RAU要請、サービス要請)は、端末が例外的にネットワークに行うことができるということを意味する。
次に、SMバックオフタイマーが動作中であっても、それを中止させなくてもよい。ここで、SMバックオフタイマーを中止させないということは、たとえ特定APNに対するSMバックオフタイマーが動作中であっても、上記同一のAPNに対する一般(すなわち、低くない)優先順位を有するSMシグナリング要請(例えば、PDN接続要請、ベアラリソース修正要請、ベアラリソース割当要請など)は、端末が例外的にネットワークに行うことができるということを意味する。
提案3h
端末に対して3レベル以上の多重優先順位が設定され、優先順位レベルがアプリケーションレベル別に変更/セットされる場合に、次のように動作することができる。
優先順位が変更される以前に確立されたPDN接続は解除し、変更された優先順位にセットされたPDN接続を再−確立することができる。
次に、MMバックオフタイマーが動作中であり、優先順位レベルが変更される場合には、変更された優先順位レベルによってMMバックオフタイマーを中止させることができる。
次に、SMバックオフタイマーが動作中であり、優先順位レベルが変更される場合には、変更された優先順位レベルによってSMバックオフタイマーを中止させることができる。
ここで、優先順位レベルによってMM/SMバックオフタイマーを適用/中止するか否かは、アプリケーション別に静的に設定されてもよく、又は加入者データ、事業者の政策/選好設定などによって動的に決定されてもよい。
提案3i
端末に対して3レベル以上の多重優先順位が設定され、優先順位レベルがアプリケーションレベル別に変更/セットされる場合に、次のように動作することができる。
優先順位が変更される以前に確立されたPDN接続は解除し、変更された優先順位にセットされたPDN接続を再−確立することができる。
次に、MMバックオフタイマーが動作中であっても、それを中止させなくてもよい。ここで、MMバックオフタイマーを中止させないということは、低い優先順位と指示されていない(又は、低くない/一般/高い優先順位に設定された)MMシグナリング要請(例えば、アタッチ要請、TAU/RAU要請、サービス要請)は、端末が例外的にネットワークに行うことができるということを意味する。
次に、SMバックオフタイマーが動作中であり、優先順位レベルが変更される場合には、変更された優先順位レベルによってSMバックオフタイマーを中止させることができる。ここで、優先順位レベルによってSMバックオフタイマーを適用/中止するか否かは、アプリケーション別に静的に設定されてもよく、又は加入者データ、事業者の政策/選好設定などによって動的に決定されてもよい。
提案3j
端末に対して3レベル以上の多重優先順位が設定され、優先順位レベルがアプリケーションレベル別に変更/セットされる場合に、次のように動作することができる。
優先順位が変更される以前に確立されたPDN接続は解除し、変更された優先順位にセットされたPDN接続を再−確立することができる。
次に、MMバックオフタイマーが動作中であっても、それを中止させなくてもよい。ここで、MMバックオフタイマーを中止させないということは、低い優先順位と指示されていない(又は、低くない/一般/高い優先順位に設定された)MMシグナリング要請(例えば、アタッチ要請、TAU/RAU要請、サービス要請)は、端末が例外的にネットワークに行うことができるということを意味する。
次に、SMバックオフタイマーが動作中であっても、それを中止させなくてもよい。ここで、SMバックオフタイマーを中止させないということは、たとえ特定APNに対するSMバックオフタイマーが動作中であっても、上記同一のAPNに対する一般(すなわち、低くない)優先順位を有するSMシグナリング要請(例えば、PDN接続要請、ベアラリソース修正要請、ベアラリソース割当要請など)は、端末が例外的にネットワークに行うことができるということを意味する。
以上説明した本発明の提案事項は、本発明の動作原理によって一つ又は二つ以上の組合せで適用することができる。以下では、前述した本発明の動作原理及び具体的な提案事項を適用できる実施例について説明する。
実施例1
本実施例1は、多重優先順位が設定された端末に対して優先順位レベルの変更が発生する場合に、以前に確立されているPDN接続は、以前に設定された優先順位レベルにそのまま維持され、新たに設定された優先順位レベルを有する新しいPDN接続を確立する方案に関する。
この場合、優先順位レベルが変更される場合に、MMバックオフタイマーは中止されるが、SMバックオフタイマーは中止されなくてもよい。
図4は、本発明の一例に係るPDN接続過程を説明するための図である。
図4の段階0で、ネットワーク(例えば、MME 30)が、OMA DMを通じて、UE 10に関する二重優先順位又は多重優先順位設定情報を含むNAS設定MOを、UE 10に送信することができる。これによって、UE 10に対して二重優先順位又は多重優先順位を設定することができる。すなわち、UE 10は、二重優先順位又は多重レベル優先順位のいずれか一つの優先順位レベルを有することができる。
UE 10は、自身の優先順位が相対的に低い優先順位レベルから相対的に高い優先順位レベルに変更される場合に、動作中のMMバックオフタイマーが存在するとそれを中止させることができる。
一方、UE 10は優先順位の変更に関係なく、動作中のSMバックオフタイマーが存在してもそれを中止させなくてもよい。例えば、特定APNに対するSMバックオフタイマーが動作中であっても、上記同一のAPNに対する一般(すなわち、低くない)優先順位を有するSMシグナリング要請(例えば、PDN接続要請、ベアラリソース修正要請、ベアラリソース割当要請など)は送信することができる。
また、UE 10は、優先順位が変更される以前に確立されていたPDN接続は、変更される以前の優先順位を有する状態でそのまま維持させながら、変更された優先順位を用いて設定された新しいPDN接続を確立することができる。
具体的に、図4の段階1で、以前に確立されていたPDN接続を維持しながら、UE 10は、(e)NB 20を経由してMME 30にPDN接続要請(PDN connectivity request)メッセージを送ることができる。この時、PDN接続要請メッセージには、UE 10が接続を所望している新しいPDN接続のAPN情報を含めることができる。
例えば、UE 10は、以前に確立されていたPDN接続(変更前の優先順位レベルを有するPDN接続)と同じAPN情報及びPDNタイプを有する新しいPDN接続(変更された優先順位レベルを有するPDN接続)のためにPDN接続要請を送信することができる。
又は、UE 10は、以前に確立されていたPDN接続(変更前の優先順位レベルを有するPDN接続)と異なるAPN情報を有する新しいPDN接続(変更された優先順位レベルを有するPDN接続)のためにPDN接続要請を送信することもできる。
図4の段階2乃至6で(段階4は別途説明)、MME 30は、UE 10に対する新しい優先順位を有するPDN接続要請が許容されるか否かを評価(evaluation)することができる。このMME 30の評価は、UE 10に対して設定された優先順位レベル、加入者情報、ユーザ設定情報、事業者政策/選好設定などに基づいて行うことができる。評価の結果、UE 10に対するPDN接続が許容される場合に、MME 30は、ベアラ生成のためにS−GW 40にセッション生成要請(create session request)メッセージを送ることができる。S−GW 40はP−GWにセッション生成要請メッセージを送ることができる。それに応答して、P−GW 50はS−GW 40にセッション生成応答(create session response)メッセージを送ることができ、S−GW 40はMME 30にセッション生成応答を送ることができる。
図4の段階4は、選択的な手順であり、必要に応じて、事業者政策のためのPCRF相互動作をP−GW 50のPCEFとPCRF 60との間で行うことができる。例えば、IP接続性を提供するアクセスネットワークであるIP−CANセッションの確立及び/又は修正を行うことができる。
図4の段階7で、MME 30からPDN接続受諾メッセージを(e)NB 20に伝達することができる。このメッセージはベアラセットアップ要請(Bearer Setup Request)をすることによって、RAN区間(UE 10と(e)NB 20間)の無線リソースセットアップを開始させる。
図4の段階8で、RRC接続再設定(RRC Connection Reconfiguration)が行われ、これによってRAN区間の無線リソースがセットアップされ、その結果(例えば、RRC接続再設定完了(complete)メッセージ)を(e)NB 20に伝達することができる。
図4の段階9で、(e)NB 20からMME 30に無線ベアラセットアップ(radio bearer setup)に対する結果(例えば、無線ベアラセットアップ応答)を送信することができる。
図4の段階10及び11で、UE 10からPDN接続完了(PDN connectivity complete)メッセージを(e)NB 20を経由してMME 30に送ることができる。
図4の段階12乃至15で、MME 30からS−GW 40にベアラ修正要請(Modify bearer request)メッセージを送信し、S−GW 40からベアラ修正応答(Modify Bearer Response)メッセージをMME 30が受信することができる。段階13及び14は選択的な手順であり、必要によってS−GW 40とP−GW 50間のベアラが更新(update)されてもよい。
図4の段階16は選択的な手順であり、UE 10に関するアップデートされた情報などをHSS 70に記憶しておく必要がある場合に、MME 30は通知要請(Notify Request)メッセージを通じてHSS登録過程を行うことができ、HSS 70から通知応答(Notify Response)メッセージを受信することができる。
実施例2
本実施例2は、多重優先順位が設定された端末に対して優先順位レベルの変更が発生する場合に、以前に確立されているPDN接続は解除/非活性化し、新たに設定された優先順位レベルを有する新しいPDN接続を再−確立する方案に関する。
ここで、優先順位レベルが変更される場合に、MMバックオフタイマーは中止され、SMバックオフタイマーも中止されてよい。
図4を再び参照すると、段階0で、ネットワーク(例えば、MME 30)がOMA DMを通じて、UE 10に関する二重優先順位又は多重優先順位設定情報を含むNAS設定MOをUE 10に送信することができる。これによって、UE 10に対して二重優先順位又は多重優先順位を設定することができる。すなわち、UE 10は二重優先順位又は多重レベル優先順位のいずれか一つの優先順位レベルを有することができる。
UE 10は、自身の優先順位が相対的に低い優先順位レベルから相対的に高い優先順位レベルに変更される場合に、動作中のMMバックオフタイマー及びSMバックオフタイマーが存在するとそれを中止させることができる。
一方、図4の段階1で、UE 10は、優先順位が変更される以前に確立されていたPDN接続を解除/非活性化させることができる。その後、UE 10は(e)NB 20を経由してMME 30にPDN接続要請(PDN connectivity request)メッセージを送ることができる。この時、PDN接続要請メッセージには、UE 10が接続を所望する新しいPDN接続のAPN情報を含めることができる。
例えば、UE 10は、以前に確立されていたPDN接続(変更前の優先順位レベルを有するPDN接続)と同じAPN情報を有する新しいPDN接続(変更された優先順位レベルを有するPDN接続)のためにPDN接続要請を送信することができる。
本実施例2で、図4の段階2乃至16は、上記実施例1で図4の段階2乃至16について説明した事項を適用すればよく、明瞭性のためにその重複説明は省略する。
実施例3
本実施例3は、多重優先順位が設定された端末に対して優先順位レベルの変更が発生する場合に、以前に確立されているPDN接続は、以前に設定された優先順位レベルにそのまま維持され、新たに設定された優先順位レベルを有する新しいPDN接続を確立する方案に関する。
ここで、優先順位レベルが変更される場合に、MMバックオフタイマーは中止されず、SMバックオフタイマーも中止されなくてよい。
図4を再び参照すると、段階0で、ネットワーク(例えば、MME 30)がOMA DMを通じて、UE 10に関する二重優先順位又は多重優先順位設定情報を含むNAS設定MOをUE 10に送信することができる。これによって、UE 10に対して二重優先順位又は多重優先順位を設定することができる。すなわち、UE 10は二重優先順位又は多重レベル優先順位のいずれか一つの優先順位レベルを有することができる。
UE 10は、優先順位の変更に関係なく、動作中のMMバックオフタイマーが存在していてもそれを中止させなくてよい。例えば、MMバックオフタイマーが動作中であっても、低い優先順位と指示されていない(又は、低くない/一般/高い優先順位に設定された)MMシグナリング要請(例えば、アタッチ要請、TAU/RAU要請、サービス要請)は行うことができる。
また、UE 10は、優先順位の変更に関係なく、動作中のSMバックオフタイマーが存在していてもそれを中止させなくてよい。例えば、特定APNに対するSMバックオフタイマーが動作中であっても、例外として、上記同一のAPNに対する一般(すなわち、低くない)優先順位を有するSMシグナリング要請(例えば、PDN接続要請、ベアラリソース修正要請、ベアラリソース割当要請など)は送信することができる。
一方、UE 10は、優先順位が変更される以前に確立されていたPDN接続は、変更される以前の優先順位を有する状態でそのまま維持させながら、変更された優先順位に設定された新しいPDN接続を確立することができる。
具体的に、図4の段階1で、以前に確立されていたPDN接続を維持しながら、UE 10は(e)NB 20を経由してMME 30にPDN接続要請(PDN connectivity request)メッセージを送ることができる。このとき、PDN接続要請メッセージには、UE 10が接続を所望する新しいPDN接続のAPN情報を含めることができる。
例えば、UE 10は、以前に確立されていたPDN接続(変更前の優先順位レベルを有するPDN接続)と同じAPN情報及びPDNタイプを有する新しいPDN接続(変更された優先順位レベルを有するPDN接続)のためにPDN接続要請を送信することができる。
又は、UE 10は、以前に確立されていたPDN接続(変更前の優先順位レベルを有するPDN接続)と異なるAPN情報を有する新しいPDN接続(変更された優先順位レベルを有するPDN接続)のためにPDN接続要請を送信することができる。
本実施例3で、図4の段階2乃至16は、上記実施例1で図4の段階2乃至16について説明した事項を適用すればよく、明瞭性のためにその重複する説明は省略する。
実施例4
本実施例4は、多重優先順位が設定された端末に対して優先順位レベルの変更が発生する場合に、以前に確立されているPDN接続は解除/非活性化し、新たに設定された優先順位レベルを有する新しいPDN接続を再−確立する方案に関する。
ここで、優先順位レベルが変更される場合に、MMバックオフタイマーは中止されず、SMバックオフタイマーも中止されなくてよい。
図4を再び参照すると、段階0で、ネットワーク(例えば、MME 30)がOMA DMを通じて、UE 10に関する二重優先順位又は多重優先順位設定情報を含むNAS設定MOをUE 10に送信することができる。これによって、UE 10に対して二重優先順位又は多重優先順位を設定することができる。すなわち、UE 10は二重優先順位又は多重レベル優先順位のいずれか一つの優先順位レベルを有することができる。
UE 10は優先順位の変更に関係なく、動作中のMMバックオフタイマーが存在していてもそれを中止させなくてよい。例えば、MMバックオフタイマーが動作中であっても、低い優先順位と指示されていない(又は、低くない/一般/高い優先順位に設定された)MMシグナリング要請(例えば、アタッチ要請、TAU/RAU要請、サービス要請)は行うことができる。
また、UE 10は優先順位の変更に関係なく、動作中のSMバックオフタイマーが存在していてもそれを中止させなくてよい。例えば、特定APNに対するSMバックオフタイマーが動作中であっても、例外として、上記同一のAPNに対する一般(すなわち、低くない)優先順位を有するSMシグナリング要請(例えば、PDN接続要請、ベアラリソース修正要請、ベアラリソース割当要請など)は送信することができる。
一方、図4の段階1で、UE 10は、優先順位が変更される以前に確立されていたPDN接続を解除/非活性化させることができる。その後、UE 10は(e)NB 20を経由してMME 30にPDN接続要請(PDN connectivity request)メッセージを送ることができる。このとき、PDN接続要請メッセージには、UE 10が接続を所望する新しいPDN接続のAPN情報を含めることができる。
例えば、UE 10は以前に確立されていたPDN接続(変更前の優先順位レベルを有するPDN接続)と同じAPN情報を有する新しいPDN接続(変更された優先順位レベルを有するPDN接続)のためにPDN接続要請を送信することができる。
本実施例4で、図4の段階2乃至16は、上記実施例1で図4の段階2乃至16について説明した事項を適用すればよく、明瞭性のためにその重複する説明は省略する。
実施例5
本実施例5は、アプリケーションレベル別に多重優先順位が設定された端末に対して、アプリケーション別に優先順位レベルの変更が発生する場合に、以前に確立されているPDN接続は、以前に設定された優先順位レベルにそのまま維持され、新たに設定された優先順位レベルを有する新しいPDN接続を確立する方案に関する。
ここで、優先順位レベルが変更される場合に、MMバックオフタイマーは中止されるが、SMバックオフタイマーは中止されなくてもよい。
図5は、本発明の他の例に係るPDN接続過程を説明するための図である。
図5の段階0で、端末に対して上位層(upper layer)(例えば、アプリケーション層)でアプリケーションレベル別に二重優先順位又は多重優先順位を設定することができる。また、アプリケーション別に二重優先順位又は多重優先順位レベルのいずれか一つの優先順位レベルを設定することができる。これによって、端末に対して複数個のアプリケーションが関連している場合に、複数個のアプリケーションのそれぞれに対して異なった優先順位レベルをセットすることができる。
UE 10は、アプリケーション別に優先順位が変更される場合に、動作中のMMバックオフタイマーが存在すると、変更された優先順位レベルによってMMバックオフタイマーを中止させることができる。ここで、優先順位レベルによってMMバックオフタイマーを適用/中止するか否かは、アプリケーション別に静的に設定されてもよく、又は加入者データ、事業者の政策/選好設定などによって動的に決定されてもよい。例えば、特定アプリケーションに対して、優先順位レベル−1の場合はMMバックオフタイマーを中止させず、レベル−2以上の場合はMMバックオフタイマーを中止させるようにあらかじめ設定することができる。この場合、特定アプリケーションに対して変更された優先順位がレベル−1の場合はMMバックオフタイマーを中止させないが、レベル−2の場合はMMバックオフタイマーを中止させることができる。
一方、UE 10は優先順位の変更に関係なく、動作中のSMバックオフタイマーが存在していてもそれを中止させなくてよい。例えば、特定APNに対するSMバックオフタイマーが動作中であっても、上記同一のAPNに対する一般(すなわち、低くない)優先順位を有するSMシグナリング要請(例えば、PDN接続要請、ベアラリソース修正要請、ベアラリソース割当要請など)は送信することができる。
具体的に、図5の段階1で、以前に確立されていたPDN接続を維持しながら、UE 10は(e)NB 20を経由してMME 30にPDN接続要請(PDN connectivity request)メッセージを送ることができる。このとき、PDN接続要請メッセージには、UE 10が接続を所望する新しいPDN接続のAPN情報を含めることができる。
例えば、UE 10は、以前に確立されていたPDN接続(変更前の優先順位レベルを有するPDN接続)と同じAPN情報及びPDNタイプを有する新しいPDN接続(変更された優先順位レベルを有するPDN接続)のためにPDN接続要請を送信することができる。
又は、UE 10は、以前に確立されていたPDN接続(変更前の優先順位レベルを有するPDN接続)と異なるAPN情報を有する新しいPDN接続(変更された優先順位レベルを有するPDN接続)のためにPDN接続要請を送信することができる。
本実施例5で、図5の段階2乃至16は、上記実施例1で図4の段階2乃至16について説明した事項を適用すればよく、明瞭性のためにその重複する説明は省略する。
実施例6
本実施例6は、アプリケーションレベル別に多重優先順位が設定された端末に対して、アプリケーション別に優先順位レベルの変更が発生する場合に、以前に確立されているPDN接続は解除/非活性化し、新たに設定された優先順位レベルを有する新しいPDN接続を再−確立する方案に関する。
ここで、優先順位レベルが変更される場合に、MMバックオフタイマーは中止され、SMバックオフタイマーも中止されてよい。
図5を再び参照すると、段階0で、端末に対して、上位層(例えば、アプリケーション層)でアプリケーションレベル別に二重優先順位又は多重優先順位を設定することができる。また、アプリケーション別に二重優先順位又は多重優先順位レベルのいずれか一つの優先順位レベルを設定することができる。これによって、端末に対して複数個のアプリケーションが関連している場合に、複数個のアプリケーションのそれぞれに対して異なった優先順位レベルをセットすることができる。
UE 10は、アプリケーション別に優先順位が変更される場合に、動作中のMMバックオフタイマーが存在すると、変更された優先順位レベルによってMMバックオフタイマーを中止させることができる。ここで、優先順位レベルによってMMバックオフタイマーを適用/中止するか否かは、アプリケーション別に静的に設定されてもよく、又は加入者データ、事業者の政策/選好設定などによって動的に決定されてもよい。例えば、特定アプリケーションに対して優先順位レベル−1の場合はMMバックオフタイマーを中止させず、レベル−2以上の場合はMMバックオフタイマーを中止させるようにあらかじめ設定することができる。この場合、特定アプリケーションに対して変更された優先順位がレベル−1の場合は、MMバックオフタイマーを中止させないが、レベル−2の場合は、MMバックオフタイマーを中止させることができる。
また、UE 10はアプリケーション別に優先順位が変更される場合に、動作中のSMバックオフタイマーが存在すると、変更された優先順位レベルによってSMバックオフタイマーを中止させることができる。ここで、優先順位レベルによってSMバックオフタイマーを適用/中止するか否かは、アプリケーション別に静的に設定されてもよく、又は加入者データ、事業者の政策/選好設定などによって動的に決定されてもよい。例えば、特定アプリケーションに対して優先順位レベル−1、2の場合はSMバックオフタイマーを中止させず、レベル−3以上の場合はSMバックオフタイマーを中止させるようにあらかじめ設定することができる。この場合、特定アプリケーションに対して変更された優先順位がレベル−2の場合は、SMバックオフタイマーを中止させないが、レベル−3の場合はSMバックオフタイマーを中止させることができる。
一方、図5の段階1で、UE 10は、優先順位が変更される以前に確立されていたPDN接続を解除/非活性化させることができる。その後、UE 10は(e)NB 20を経由してMME 30にPDN接続要請(PDN connectivity request)メッセージを送ることができる。このとき、PDN接続要請メッセージには、UE 10が接続を所望する新しいPDN接続のAPN情報を含めることができる。
例えば、UE 10は、以前に確立されていたPDN接続(変更前の優先順位レベルを有するPDN接続)と同じAPN情報を有する新しいPDN接続(変更された優先順位レベルを有するPDN接続)のためにPDN接続要請を送信することができる。
本実施例6で、図5の段階2乃至16は、上記実施例1で図4の段階2乃至16について説明した事項を適用すればよく、明瞭性のためにその重複する説明は省略する。
実施例7
本実施例7は、アプリケーションレベル別に多重優先順位が設定された端末に対して、アプリケーション別に優先順位レベルの変更が発生する場合に、以前に確立されているPDN接続は、以前に設定された優先順位レベルにそのまま維持され、新たに設定された優先順位レベルを有する新しいPDN接続を確立する方案に関する。
ここで、優先順位レベルが変更される場合に、MMバックオフタイマーは中止されず、SMバックオフタイマーも中止されなくてよい。
図5を再び参照すると、段階0で、端末に対して、上位層(例えば、アプリケーション層)でアプリケーションレベル別に二重優先順位又は多重優先順位を設定することができる。また、アプリケーション別に二重優先順位又は多重優先順位レベルのいずれか一つの優先順位レベルを設定することができる。これによって、端末に対して複数個のアプリケーションが関連している場合に、複数個のアプリケーションのそれぞれに対して異なった優先順位レベルをセットすることができる。
UE 10は優先順位の変更に関係なく、動作中のMMバックオフタイマーが存在していてもそれを中止させなくてよい。例えば、MMバックオフタイマーが動作中であっても、低い優先順位と指示されていない(又は、低くない/一般/高い優先順位に設定された)MMシグナリング要請(例えば、アタッチ要請、TAU/RAU要請、サービス要請)は行うことができる。
また、UE 10は優先順位の変更に関係なく、動作中のSMバックオフタイマーが存在していてもそれを中止させなくてよい。例えば、特定APNに対するSMバックオフタイマーが動作中であっても、例外として、上記同一のAPNに対する一般(すなわち、低くない)優先順位を有するSMシグナリング要請(例えば、PDN接続要請、ベアラリソース修正要請、ベアラリソース割当要請など)は送信することができる。
一方、図5の段階1で、以前に確立されていたPDN接続を維持しながら、UE 10は(e)NB 20を経由してMME 30にPDN接続要請(PDN connectivity request)メッセージを送ることができる。このとき、PDN接続要請メッセージには、UE 10が接続を所望する新しいPDN接続のAPN情報を含めることができる。
例えば、UE 10は、以前に確立されていたPDN接続(変更前の優先順位レベルを有するPDN接続)と同じAPN情報及びPDNタイプを有する新しいPDN接続(変更された優先順位レベルを有するPDN接続)のためにPDN接続要請を送信することができる。
又は、UE 10は、以前に確立されていたPDN接続(変更前の優先順位レベルを有するPDN接続)と異なるAPN情報を有する新しいPDN接続(変更された優先順位レベルを有するPDN接続)のためにPDN接続要請を送信することができる。
本実施例7で、図5の段階2乃至16は、上記実施例1で図4の段階2乃至16について説明した事項を適用すればよく、明瞭性のためにその重複する説明は省略する。
実施例8
本実施例8は、アプリケーションレベル別に多重優先順位が設定された端末に対して、アプリケーション別に優先順位レベルの変更が発生する場合に、以前に確立されているPDN接続は解除/非活性化し、新たに設定された優先順位レベルを有する新しいPDN接続を再−確立する方案に関する。
ここで、優先順位レベルが変更される場合に、MMバックオフタイマーは中止されないが、SMバックオフタイマーは中止されてよい。
図5を再び参照すると、段階0で、端末に対して、上位層(例えば、アプリケーション層)でアプリケーションレベル別に二重優先順位又は多重優先順位を設定することができる。また、アプリケーション別に二重優先順位又は多重優先順位レベルのいずれか一つの優先順位レベルを設定することができる。これによって、端末に対して複数個のアプリケーションが関連している場合に、複数個のアプリケーションのそれぞれに対して異なった優先順位レベルをセットすることができる。
UE 10は優先順位の変更に関係なく、動作中のMMバックオフタイマーが存在していてもそれを中止させなくてよい。例えば、MMバックオフタイマーが動作中であっても、低い優先順位と指示されていない(又は、低くない/一般/高い優先順位に設定された)MMシグナリング要請(例えば、アタッチ要請、TAU/RAU要請、サービス要請)は行うことができる。
また、UE 10は、アプリケーション別に優先順位が変更される場合に、動作中のSMバックオフタイマーが存在すると、変更された優先順位レベルによってSMバックオフタイマーを中止させることができる。ここで、優先順位レベルによってSMバックオフタイマーを適用/中止するか否かは、アプリケーション別に静的に設定されてもよく、又は加入者データ、事業者の政策/選好設定などによって動的に決定されてもよい。例えば、特定アプリケーションに対して優先順位レベル−1、2の場合はSMバックオフタイマーを中止させず、レベル−3以上の場合はSMバックオフタイマーを中止させるようにあらかじめ設定することができる。この場合、特定アプリケーションに対して変更された優先順位がレベル−2の場合はSMバックオフタイマーを中止させないが、レベル−3の場合はSMバックオフタイマーを中止させることができる。
一方、図5の段階1で、UE 10は、優先順位が変更される以前に確立されていたPDN接続を解除/非活性化させることができる。その後、UE 10は(e)NB 20を経由してMME 30にPDN接続要請(PDN connectivity request)メッセージを送ることができる。このとき、PDN接続要請メッセージには、UE 10が接続を所望する新しいPDN接続のAPN情報を含めることができる。
例えば、UE 10は、以前に確立されていたPDN接続(変更前の優先順位レベルを有するPDN接続)と同じAPN情報を有する新しいPDN接続(変更された優先順位レベルを有するPDN接続)のためにPDN接続要請を送信することができる。
本実施例8で、図5の段階2乃至16は、上記実施例1で図4の段階2乃至16について説明した事項を適用すればよく、明瞭性のためにその重複する説明は省略する。
実施例9
本実施例9は、アプリケーションレベル別に多重優先順位が設定された端末に対して、アプリケーション別に優先順位レベルの変更が発生する場合に、以前に確立されているPDN接続は解除/非活性化し、新たに設定された優先順位レベルを有する新しいPDN接続を再−確立する方案に関する。
ここで、優先順位レベルが変更される場合に、MMバックオフタイマーは中止されず、SMバックオフタイマーも中止されなくてよい。
図5を再び参照すると、段階0で、端末に対して、上位層(例えば、アプリケーション層)でアプリケーションレベル別に二重優先順位又は多重優先順位を設定することができる。また、アプリケーション別に二重優先順位又は多重優先順位レベルのいずれか一つの優先順位レベルを設定することができる。これによって、端末に対して複数個のアプリケーションが関連している場合に、複数個のアプリケーションのそれぞれに対して異なった優先順位レベルをセットすることができる。
UE 10は優先順位の変更に関係なく、動作中のMMバックオフタイマーが存在していてもそれを中止させなくてよい。例えば、MMバックオフタイマーが動作中であっても、低い優先順位と指示されていない(又は、低くない/一般/高い優先順位に設定された)MMシグナリング要請(例えば、アタッチ要請、TAU/RAU要請、サービス要請)は行うことができる。
また、UE 10は優先順位の変更に関係なく、動作中のSMバックオフタイマーが存在していてもそれを中止させなくてよい。例えば、特定APNに対するSMバックオフタイマーが動作中であっても、例外として、上記同一のAPNに対する一般(すなわち、低くない)優先順位を有するSMシグナリング要請(例えば、PDN接続要請、ベアラリソース修正要請、ベアラリソース割当要請など)は送信することができる。
一方、図5の段階1で、UE 10は、優先順位が変更される以前に確立されていたPDN接続を解除/非活性化させることができる。その後、UE 10は(e)NB 20を経由してMME 30にPDN接続要請(PDN connectivity request)メッセージを送ることができる。このとき、PDN接続要請メッセージには、UE 10が接続を所望する新しいPDN接続のAPN情報を含めることができる。
例えば、UE 10は、以前に確立されていたPDN接続(変更前の優先順位レベルを有するPDN接続)と同じAPN情報を有する新しいPDN接続(変更された優先順位レベルを有するPDN接続)のためにPDN接続要請を送信することができる。
本実施例9で、図5の段階2乃至16は、上記実施例1で図4の段階2乃至16について説明した事項を適用すればよく、明瞭性のためにその重複する説明は省略する。
以上本発明の様々な実施例で説明した事項は独立して適用されてもよく、又は2以上の実施例が同時に適用されてもよい。
また、前述した本発明の例示は、MTC方式の無線通信サービスに適用される場合を例示的に説明したが、本発明で提案する原理は、一般の無線通信システムにおいて多重優先順位による動作、優先順位変更時におけるPDN接続動作、バックオフタイマーの制御動作などに対しても同様な適用が可能である。
前述した本発明の実施例によれば、端末とネットワーク間のサービス/通信における余計な遅延を防止することができ、これによって、ネットワークリソースの無駄遣いを防止し、結果としてユーザ経験(user experience)を向上させることができる。
図6は、本発明の一例に係る端末装置の好適な実施例の構成を示す図である。
図6を参照すると、本発明に係る端末装置1000は、送受信モジュール1010、プロセッサ1020、及びメモリー1030を備えている。送受信モジュール1010は、外部装置(例えば、ネットワークノード、他の端末、サーバーなど)に各種の信号、データ及び情報を送信し、外部装置(例えば、ネットワークノード、他の端末、サーバーなど)から各種の信号、データ及び情報を受信するように構成することができる。プロセッサ1020は、端末装置1000の動作全般を制御し、端末装置1000が外部装置と送受信する情報などを演算処理する機能を果たすように構成することができる。メモリー1030は、演算処理された情報などを所定時間記憶することができ、バッファー(不図示)などの構成要素に置き換えられてもよい。
本発明の一実施例に係る端末装置1000は、多重優先順位が設定された場合にPDN接続を確立するように構成することができる。端末装置1000のプロセッサ1020を、第1優先順位レベル(例えば、低い優先順位レベル(又は、低くない優先順位レベル))にセットされた第1PDN接続を確立するように構成することができる。また、プロセッサ1020は、第1優先順位レベルにセットされた第1PDN接続が存在する中、第2優先順位レベル(例えば、低くない優先順位レベル(又は、低い優先順位レベル))にセットされた第2PDN接続の確立が要請されるか否かを判定することができる。第1優先順位レベルにセットされた第1PDN接続が存在し、第2優先順位レベルにセットされた第2PDN接続の確立が要請されると判定される場合、プロセッサ1020を、第1優先順位レベルにセットされた第1PDN接続を維持しながら、第2優先順位レベルにセットされた第2PDN接続のためのPDN接続要請メッセージを送受信モジュール1010を用いて送信するように構成することができる。場合によっては、プロセッサ1020を、第1PDN接続が非活性化した後に、第2PDN接続に対するPDN接続要請を送信するように構成することもできる。
ここで、第1PDN接続が維持される中に、又は第1PDN接続が非活性化した後に、第1PDN接続のAPNと同じAPNに対して第2PDN接続のためのPDN接続要請メッセージを送信することができる。
また、第1PDN接続のAPNに対してSMバックオフタイマーが動作中であっても(すなわち、SMバックオフタイマーを中止させないで)、第1PDN接続のAPNと同じAPNに対して、第2PDN接続のためのPDN接続要請メッセージの送信が許容されてもよい。
一方、本発明の他の実施例に係る端末装置1000は、多重優先順位が設定された場合にバックオフタイマーを制御するように構成されてもよい。端末装置1000のプロセッサ1020は、第1優先順位レベル(例えば、低い優先順位レベル)にセットされた第1NAS要請メッセージを送受信モジュール1010を用いて送信するように構成されてもよい。また、プロセッサ1020は、第1NAS要請メッセージがネットワークによって拒絶される場合などに、ネットワークによって設定されたバックオフタイマー(MMバックオフタイマー及び/又はSMバックオフタイマー)を起動するように構成されてもよい。また、プロセッサ1020は、バックオフタイマーが動作している中に、該バックオフタイマーを中止させず、第1優先順位レベルにセットされていない(例えば、低くない優先順位レベルにセットされた)第2NAS要請メッセージを送受信モジュール1010を用いて送信するように構成されてもよい。
第1優先順位レベルにセットされた第1NAS要請メッセージがアタッチ要請メッセージ、TAU要請メッセージ、サービス要請メッセージなどである場合、バックオフタイマーはMMバックオフタイマーであればよい。このとき、MMバックオフタイマーが動作中であっても、それを中止させず、アタッチ過程、TAU過程、サービス要請過程などの開始が許容されてよい。
第1優先順位レベルにセットされた第1NAS要請メッセージがPDN接続要請メッセージ、ベアラ修正要請メッセージ、ベアラリソース割当メッセージなどである場合、バックオフタイマーはSMバックオフタイマーであればよい。このとき、SMバックオフタイマーが動作中であっても、それを中止させず、PDN接続要請メッセージ、ベアラ修正要請メッセージ、ベアラリソース割当メッセージなどの送信が許容されてもよい。
このような端末装置1000の具体的な構成は、前述した本発明の様々な実施例で説明した事項が独立して適用されたり、又は2以上の実施例が同時に適用されるように具現することができ、重複する内容についての説明は明確性のために省略する。
本発明によれば、多重優先順位を有する端末に対してPDN接続を制御する方法を提供することができる。また、本発明によれば、多重優先順位を有する端末に対してバックオフタイマーを制御する方法を提供することができる。
上述した本発明の実施例は様々な手段によって具現することができる。例えば、本発明の実施例をハードウェア、ファームウェア(firmware)、ソフトウェア又はそれらの結合などによって具現することができる。
ハードウェアによる具現の場合、本発明の実施例に係る方法は、一つ又はそれ以上のASICs(Application Specific Integrated Circuits)、DSPs(Digital Signal Processors)、DSPDs(Digital Signal Processing Devices)、PLDs(Programmable Logic Devices)、FPGAs(Field Programmable Gate Arrays)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどによって具現することができる。
ファームウェアやソフトウェアによる具現の場合、本発明の実施例に係る方法は、以上で説明された機能又は動作を実行するモジュール、手順又は関数などの形態で具現することができる。ソフトウェアコードは、メモリーユニットに保存され、プロセッサによって駆動されてよい。メモリーユニットは、プロセッサの内部又は外部に設けられ、既に公知の様々な手段によってプロセッサとデータを交換することができる。
以上開示された本発明の好ましい実施例についての詳細な説明は、当業者が本発明を具現して実施できるように提供された。以上では本発明の好適な実施例を参照して説明したが、当該技術の分野における熟練した当業者に理解されるように、本発明の領域から逸脱しない範囲内で本発明を様々に修正及び変更することもできる。例えば、当業者は、上記の実施例に記載された各構成を互いに組み合わせる方式で用いてもよい。したがって、本発明は、ここに開示されている実施形態に制限されるものではなく、ここに開示されている原理及び新規な特徴と一致する最も広い範囲を与えるためのものである。
本発明は、本発明の精神及び必須特徴から逸脱することなく、他の特定の形態に具体化することができる。そのため、上記の詳細な説明はいずれの面においても制約的に解釈してはならず、例示的なものとして考慮しなければならない。本発明の範囲は、添付した請求項の合理的解釈によって定めなければならず、本発明の等価的範囲内における変更はいずれも本発明の範囲に含まれる。本発明は、ここに開示されている実施形態に制限されるものではなく、ここに開示されている原理及び新規な特徴と一致する最も広い範囲を有するものである。また、特許請求の範囲で明示的な引用関係を有しない請求項を結合して実施例を構成してもよく、出願後の補正によって新しい請求項として含めてもよい。
本発明は、本発明の必須特徴から逸脱しない範囲で他の特定の形態に具体化されてもよいことは当業者にとって明らかである。したがって、添付した請求項及びその等価的範囲内における変更及び変形はいずれも本発明の範囲に含まれる。
上述したような本発明の実施の形態は様々な移動通信システムに適用可能である。

Claims (16)

  1. 多重優先順位が設定された端末でバックオフタイマーを制御する方法であって、
    第1優先順位レベルにセットされた第1NAS要請メッセージを送信することと、
    ネットワークによって設定された前記バックオフタイマーを起動することと、
    前記バックオフタイマーが動作している中に、第1優先順位レベルにセットされていない第2NAS要請メッセージを送信することと、
    を含む、バックオフタイマー制御方法。
  2. 前記第1優先順位レベルにセットされていない前記第2NAS要請メッセージは、前記バックオフタイマーを中止させないで送信される、請求項1に記載のバックオフタイマー制御方法。
  3. 前記バックオフタイマーは、前記第1優先順位レベルにセットされた前記第1NAS要請メッセージが前記ネットワークによって拒絶されることによって起動する、請求項1に記載のバックオフタイマー制御方法。
  4. 前記第1優先順位レベルにセットされた前記第1NAS要請メッセージは、アタッチ要請メッセージ、TAU要請メッセージ、又はサービス要請メッセージのいずれか一つ以上であり、
    前記バックオフタイマーは、MMバックオフタイマーである、請求項1に記載のバックオフタイマー制御方法。
  5. 前記第1優先順位レベルにセットされていない前記第2NAS要請メッセージは、アタッチ過程、TAU過程、又はサービス要請過程のいずれか一つ以上に関連しており、
    前記MMバックオフタイマーの動作中に、前記アタッチ過程、前記TAU過程、又は前記サービス要請過程のいずれか一つ以上の開始が許容される、請求項4に記載のバックオフタイマー制御方法。
  6. 前記第1優先順位レベルにセットされた前記第1NAS要請メッセージは、PDN接続要請メッセージ、ベアラ修正要請メッセージ、又はベアラリソース割当メッセージのいずれか一つ以上であり、
    前記バックオフタイマーは、SMバックオフタイマーである、請求項1に記載のバックオフタイマー制御方法。
  7. 前記第1優先順位レベルにセットされていない前記第2NAS要請メッセージは、PDN接続要請メッセージ、ベアラ修正要請メッセージ、又はベアラリソース割当メッセージのいずれか一つ以上である、請求項6に記載のバックオフタイマー制御方法。
  8. 前記SMバックオフタイマーは特定APNに対して動作中であり、
    前記特定APNと同じAPNに対して、前記第1優先順位レベルにセットされていない前記PDN接続要請メッセージの送信が許容される、請求項7に記載のバックオフタイマー制御方法。
  9. 前記SMバックオフタイマーは特定APNに対して動作中であり、
    前記第1優先順位レベルにセットされた前記第1NAS要請メッセージによって確立されたPDN接続が存在する場合に、
    前記PDN接続に対して、前記第1優先順位レベルにセットされていない前記ベアラ修正要請メッセージ又はベアラリソース割当要請メッセージの送信が許容される、請求項7に記載のバックオフタイマー制御方法。
  10. 前記SMバックオフタイマーは、ベアラ識別子(ID)に基づいて動作するバックオフタイマーである、請求項6に記載のバックオフタイマー制御方法。
  11. 前記第1優先順位レベルは、前記端末がNASシグナリング低い優先順位に設定されていることに該当する、請求項1に記載のバックオフタイマー制御方法。
  12. 前記端末に対する多重優先順位は、NAS設定MO、アプリケーション、又はデバイストリガリング技法のいずれか一つ以上によって設定される、請求項1に記載のバックオフタイマー制御方法。
  13. 前記端末に対する優先順位は、NASシグナリング優先順位である、請求項1に記載のバックオフタイマー制御方法。
  14. 前記端末は、MTC装置である、請求項1に記載のバックオフタイマー制御方法。
  15. 前記多重優先順位が設定された端末は、二重優先順位が設定された端末である、請求項1に記載のバックオフタイマー制御方法。
  16. 多重優先順位が設定された場合にバックオフタイマーを制御する端末装置であって、
    送受信モジュールと、
    プロセッサと、
    を備え、
    前記プロセッサは、第1優先順位レベルにセットされた第1NAS要請メッセージを前記送受信モジュールを用いて送信し、ネットワークによって設定された前記バックオフタイマーを起動し、前記バックオフタイマーが動作している中に、第1優先順位レベルにセットされていない第2NAS要請メッセージを前記送受信モジュールを用いて送信するように構成される、バックオフタイマー制御端末装置。
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