JP2015504578A - 機器に関連された例えば光等の出力を機器音に基づいて生成するシステム、装置及び方法 - Google Patents

機器に関連された例えば光等の出力を機器音に基づいて生成するシステム、装置及び方法 Download PDF

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Abstract

本開示は、機器204の音風景を使用して動的出力のためのコンテンツを発生するシステム200、装置及び方法に関するものである。種々の実施態様において、当該装置により発生される出力は、機器204の動作状態の変化から生じる音響信号の差に基づいて変化される。機器204の音風景を使用することにより、該機器204に関連された非反復的で擬似ランダムであるが、それでも認識可能な出力を、機器204の種々の動作状態に基づいて発生することができる。機器204のユーザによる操作は、当該装置により入力される音響信号に影響を与え、これが、該機器204により生成される出力に更に影響を与え得る。ここに記載されたシステム200、装置及び方法は、機器204の動的音響信号を使用して、ユーザに動的出力を供給し、該機器204に対する関心及び愛着を増加させるような形でユーザの注意を引く。

Description

[0001]本発明は、広くは、機器に関連された出力を生成するシステム、装置及び方法に関する。更に詳細には、ここに開示される種々の発明的方法及び装置は、多様式な出力を生成するための機器の音風景(音景)の使用に関する。
[0002]動的出力を備える製品は、動的出力が更なる興味の元を提供する故に、静的製品よりもユーザにより一層評価される。例えば、動的出力はスマートフォン又はパーソナルコンピュータ上で対話的スクリーンセーバ又は壁紙の使用を介して提供することができる。他の例は、テレビジョンに使用される周囲照明技術、人工暖炉又は蝋燭における動的照明、美術館又は博物館等の公共の場所における対話的表示を含む。
[0003]典型的に、動的出力を駆動するために使用されるコンテンツは、ユーザが機器により生成される出力に退屈になるのを防止するように作成及び更新されなければならない。常に変化するコンテンツを作成する必要性は、機器製造者が斯かるフィーチャを実施化することを妨げている。
[0004]動的出力を駆動するためのコンテンツを生成する既知の方法は、ランダム又は擬似ランダムな出力の発生を含む。これらの方法の問題は、これら方法が、通常、数学的に複雑で付加的な計算能力を必要とし得るアルゴリズムに基づくものであるということである。このようなアルゴリズムの一例は、光を制御するために使用されるマルコフアルゴリズムである。更に、これらのアルゴリズムは、動的出力を生成するためのアルゴリズムを駆動するために適切なコンテンツを必要とする。
[0005]このように、当業技術においては、機器のための動的出力を駆動するコンテンツであって、ユーザが機器に一層関心を持ち且つ情緒的に引きつけられるようになるコンテンツを発生するシステム、装置及び処理を提供する必要性が存在する。
[0006]本開示は、動的出力のためのコンテンツを発生するために機器の音風景(音景)を使用するシステム、装置及び方法に向けられたものである。ここに記載される実施態様によれば、当該装置により発生される出力は、当該機器の動作状態の変化から生じる音響信号の差に基づいて変化される。機器の音風景を使用することにより、当該機器に関連された非反復的であるが認識可能な出力を、該機器の種々の動作状態に基づいて発生することができる。更に、当該機器のユーザの操作は当該装置により入力される音響信号に影響を与え、このことが該機器により生成される出力に更に影響を与え得る。ここに記載されるシステム、装置及び方法は、機器の動的音響信号を使用してユーザに動的出力を供給し、該ユーザの該機器に対する関心及び愛着を増加させる形で該ユーザの注意を引く。
[0007]一態様において、本発明は概して機器に関連するシステムに関するものである。該システムは、機器の動作の間に該機器により生成される音響信号を入力すると共に関連する出力信号を発生するための、該機器に関連された音響センサを含む。該システムは、当該機器に関連された環境内で出力を発生するように構成された出力エレメントも含む。該システムは、更に、上記音響センサ及び出力エレメントに結合されたコントローラを含む。該コントローラは、上記の関連する出力信号を入力すると共に、該関連する出力信号に基づいて上記出力を供給するように上記出力エレメントを制御するよう構成される。幾つかの実施態様において、上記出力は多様式で擬似ランダムな出力を含むことができる。上記出力は、光、音及び振動のうちの少なくとも1つを含むことができる。
[0008]種々の実施態様によれば、上記コントローラは、当該機器がどの様に使用されるか及び当該機器の動作条件の少なくとも一方の差に基づいて変化される出力を供給するように上記出力エレメントを制御するよう構成される。幾つかの実施態様において、上記出力エレメントは当該機器に関連された環境において擬似ランダムな装飾的出力を供給するように構成される。
[0009]少なくとも1つの実施態様において、上記出力エレメントは上記機器から離れて配置される。上記エレメントは、当該機器に関連された環境に周囲照明を供給するシステム、当該機器に関連された環境に装飾的照明を供給するシステム及び当該機器に関連された環境内で聴取可能な一連のサウンド信号を供給するオーディオシステムのうちの少なくとも1つに組み込むことができる。
[0010]幾つかの実施態様において、上記出力エレメントは、当該環境において知覚可能な照明効果を発生するように構成された照明ネットワークを含む。前記コントローラは、上記照明効果の輝度、持続時間、カラー及びタイミングのうちの少なくとも1つを前記関連する出力信号に基づいて制御するように更に構成することができる。少なくとも1つの実施態様において、上記コントローラは更に照明効果を、関連する出力信号の周波数、関連する出力信号の音圧レベル、該音圧レベルの相対的変化、関連する出力信号の偏差、及び当該機器に関連する音響パターンの少なくとも1つを含む該関連する出力信号の特性に基づいて供給するように上記照明ネットワークを制御するよう構成される。
[0011]他の態様において、本発明は少なくとも1つの出力エレメントを含む家庭用機器に関するもので、上記少なくとも1つの出力エレメントは当該家庭用機器に含めることができ、上記少なくとも1つの出力エレメントの各々は当該家庭用機器に関連された環境内で出力を発生するよう構成される。当該家庭用機器は、該家庭用機器の動作の間に該家庭用機器により生成される音響信号を入力するように構成されると共に関連する出力信号を発生するように構成された音響センサも含む。当該家庭用機器は、更に、上記音響センサ及び上記少なくとも1つの出力エレメントに結合されたコントローラを含み、該コントローラは、上記の関連する出力信号を入力すると共に、該関連する出力信号に基づいて上記出力を供給するように上記少なくとも1つの出力エレメントを制御するよう構成される。
[0012]種々の実施態様によれば、上記コントローラは、当該家庭用機器がどの様に使用されるか及び当該家庭用機器の動作条件の少なくとも一方の差に基づいて変化される出力を供給するように上記少なくとも1つの出力エレメントを制御するよう構成される。更に、上記出力は擬似ランダムな多様式な出力を含むことができる。
[0013]幾つかの実施態様において、上記少なくとも1つの出力エレメントは上記家庭用機器から離れて配置される。上記コントローラは、当該家庭用機器から離れて配置された上記少なくとも1つの出力エレメントと通信するように構成することができる。少なくとも1つの実施態様において、当該家庭用機器から離れて配置された上記少なくとも1つの出力エレメントは、当該家庭用機器に関連された環境に周囲照明を供給するシステム、当該家庭用機器に関連された環境に装飾的照明を供給するシステム及び当該家庭用機器に関連された環境内で聴取可能なオーディオシステムのうちの少なくとも1つに組み込むことができる。
[0014]他の態様において、本発明は機器に関連された出力を生成する方法を想定する。該方法は、機器により生成される該機器の動作状態に対応する音響信号を入力するステップを含む。該方法は、入力された上記音響信号に基づいて出力を供給するために出力エレメントを制御するステップも含み、上記出力は上記機器に関連された環境で発生される。該方法は、更に、上記出力を上記機器の動作状態の変化から生じる上記音響信号の差に基づいて変化させるステップを含む。
[0015]一実施態様において、前記音響信号を入力するステップは前記機器の第1動作状態に対応する第1音響信号を入力するステップと、前記機器の第2動作状態に対応する第2音響信号を入力するステップとを更に含み、上記第2動作状態は上記第1動作状態とは相違する。
[0016]幾つかの実施態様において、前記出力エレメントを制御するステップは、前記機器の第1動作状態に対応する第1出力を供給するように前記出力エレメントを制御するステップと、前記機器の第2動作状態に対応する第2音響信号に基づいて第2出力を供給するように前記出力エレメントを制御するステップとを更に含み、上記第2出力は上記第1出力とは相違する。一実施態様において、上記第1動作状態から上記第2動作状態への変化は、当該機器のユーザの操作とは無関係に発生する。他の実施態様において、上記第1動作状態から第2動作状態への動作状態の変化は、当該機器のユーザの操作の結果として生じる。
[0017]少なくとも1つの実施態様において、前記出力を前記音響信号の差に基づいて変化させるステップは、擬似ランダムな出力を供給するために前記出力を前記音響信号の差に基づいて変化させるステップを更に含む。当該方法において、前記出力を供給するために前記出力エレメントを制御するステップは、前記機器に関連された環境においてユーザにフィードバックを供給するために前記出力エレメントを制御するステップを更に含み、上記ユーザに対するフィードバックの結果として、ユーザは前記機器の動作状態を変化させるように該機器を操作する。
[0018]ここで本開示の目的で使用される場合、“音響センサ”なる用語は、これらに限定されるものではないがマイクロフォン、圧電振動/加速度センサ、光ファイバセンサ、半導体加速度センサ及び微小電子機械システム(MEMS)を含む、音を電気信号に変換する任意のセンサ又はトランスジューサをも含むと理解されるべきである。
[0019]ここで本開示の目的で使用される場合、“動作状態”なる用語は、任意の機器の任意の動作状態、動作条件又は動作モードをも含むと理解されるべきである。“オン”又は“オフ”状態等の通常の一般的な状態は、該状態の変形も含み得ると理解されるべきである。例えば、オフ状態は待機(スタンバイ)モード、電力節約スリープモード又は完全な電源オフモードを含むことができる一方、オン状態は動作速度、温度及び/又は強度の範囲、又は他の変数を、単独で又は互いの若しくは前記変数との組み合わせで含むことができる。上記動作状態は、当該機器を操作するユーザにより選択された設定、当該機器に関連された媒体に関連するフェーズ又は前記及び他の変数の組み合わせの結果であり得る。当該機器は複数の動作状態を有することができ、これら複数の動作状態の幾つかは機器のタイプに固有のものであり得ることが理解される。更に、上記動作状態は、同時に又は順次に発生することができ、ユーザの振る舞いとは無関係に又はユーザの振る舞いの結果として変化し得る。動作状態の幾つかの他の例は、これらに限定されるものではないが、湯沸かし器又はコーヒーメーカ内の水の加熱又は沸騰フェーズ、フードプロセッサの混合フェーズ又は設定、共有空間におけるユーザの数に依存した暖房、冷房及びエアコンシステムの動作状態を含む。また、“動作”、“条件”、“モード”、“フェーズ”又は“段階(ステージ)”なる用語は“動作状態”なる用語と関連して用いることができると理解されるべきである。
[0020]本明細書で使用される場合、“知覚可能”とは人にとり目立つ出力効果を指す。知覚可能な出力効果は、幾つかの例としての視覚、聴覚、触覚及び/又は臭覚の何れかを含む少なくとも1つの感覚により知覚され得ることは明らかである。
[0021]本明細書で使用される場合、“機器”とは、これらに限定されるものではないが、台所器具、掃除器具、浴室器具及び屋外器具(例えば、グリル又は電力工具等)を含む全ての種々の家庭用機器を指す。しかしながら、本明細書で使用される場合、“機器”とは、家庭若しくは公共空間に、又はオフィス空間、商業施設若しくは工業施設を含む私的空間に配置されるかに拘わらず特定の目的を持つ装置又はデバイスも指すことができると理解されるべきである。
[0022]ここで本開示の目的で使用される場合、“音風景(音景)”なる用語は、これらに限定されるものではないが、機器自体により生成される音響信号、ユーザが機器と作用し合う結果として生成される音響信号又は機器の動作状態により生成される前記音響信号の組み合わせを含む、当該機器の動作状態の間において生成される該機器に関連する任意の音響信号も含むと理解されるべきである。音響信号が当該機器の内部のみで、当該機器の外部のみで、又はこれら2つの組み合わせで発生され得ることは明らかであろう。更に、音響信号は当該機器の変化される動作状態に伴って変化する周囲音を含むこともできる。音響信号の幾つかの例は、これらに限定されるものではないが、トースタ内のコイルエレメントが起動され加熱される際に該コイルエレメントにより生成される音、トーストをトースタ内に降下させるためにユーザがレバーを操作する際に該レバーにより生成される音(ユーザによって該レバーに印加される圧力の量及び/又は該レバーが移動される率に固有の音を含み得る)、及び湯沸かし器内の沸騰動作状態により生成される音(該湯沸かし器内の水の量に固有の沸騰音を含み得る)を含む。
[0023]本開示の目的のために本明細書で使用される場合、“LED”なる用語は、任意の発光(エレクトロルミネッセント)ダイオード又は電気信号に応答して放射を発生することが可能な他のタイプの電荷注入/接合型システムをも含むものと理解されるべきである。従って、LEDなる用語は、これらに限定されるものではないが、電流に応答して光を放出する種々の半導体型構造体、発光ポリマ、有機発光ダイオード(OLED)、エレクトロルミネッセント・ストリップ等を含む。特に、LEDなる用語は、赤外スペクトル、紫外スペクトル及び可視スペクトルの種々の部分(通常、約400ナノメートルから約700ナノメートルまでの放射波長を含む)の1以上において放射を発生するように構成することができる全てのタイプの発光ダイオード(半導体及び有機発光ダイオードを含む)を指す。LEDの幾つかの例は、これらに限定されるものではないが、種々のタイプの赤外LED、紫外LED、赤色LED、青色LED、緑色LED、黄色LED、琥珀色LED、橙色LED及び白色LEDを含む。
[0024]“照明器具(lighting fixture)”なる用語は、ここでは、特定のフォームファクタ、アセンブリ若しくはパッケージでの1以上の照明ユニットの構成又は配置を指すために使用されている。“照明ユニット”なる用語は、ここでは、同一又は異なるタイプの1以上の光源を含む装置を指すために使用されている。所与の照明ユニットは、光源(又は複数の光源)のための種々の取付配置、エンクロージャ/ハウジング配置及び形状、並びに/又は電気的及び機械的接続構造の何れかを有することができる。更に、所与の照明ユニットは、オプションとして、当該光源(又は複数の光源)の動作に関係する種々の他の部品(例えば、制御回路)に関連され得る(例えば、含む、結合される及び/又は一緒にパッケージ化される)。“LED照明ユニット”とは、上述したような1以上のLED型光源を単独で又は他の非LED型光源との組み合わせで含む照明ユニットを指す。
[0025]“コントローラ”なる用語は、本明細書では、ここに記載する機器の動作に関係する種々の装置を広く記述するために使用されている。コントローラは、ここで述べる種々の機能を果たすために、多数の形態で(例えば、専用のハードウェアによる等)実施化することができる。“プロセッサ”は、ここで述べる種々の機能を実行するために、ソフトウェア(例えば、マイクロコード)を用いてプログラムすることができる1以上のマイクロプロセッサを使用するコントローラの一例である。コントローラは、プロセッサを使用するか又は使用しないで実施化することができ、幾つかの機能を実行するための専用のハードウェアと、他の機能を実行するためのプロセッサ(例えば、1以上のプログラムされたマイクロプロセッサ及び関連する回路)との組み合わせとして実施化することもできる。本開示の種々の実施態様で使用することが可能なコントローラ部品の例は、これらに限定されるものではないが、通常のマイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)及びフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)を含む。
[0026]種々の構成において、プロセッサ又はコントローラは1以上の記憶媒体(例えばRAM、PROM、EPROM及びEEPROM等の揮発性及び不揮発性コンピュータメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク、コンパクトディスク、光ディスク又は磁気テープ等であり、ここでは広く“メモリ”と称する)に関連され得る。幾つかの構成例において、上記記憶媒体は、1以上のプロセッサ及び/又はコントローラ上で実行された場合に本明細書で述べる機能の少なくとも幾つかを実行する1以上のプログラムによりコード化することができる。種々の記憶媒体は、プロセッサ若しくはコントローラ内に固定することができ、又は当該記憶媒体上に記憶された1以上のプログラムをプロセッサ又はコントローラにロードして、ここで述べる本発明の種々の態様を実施することができるように移送可能なものとすることができる。“プログラム”又は“コンピュータプログラム”なる用語は、ここでは、1以上のプロセッサ又はコントローラをプログラムするために使用することが可能な任意のタイプのコンピュータコード(例えば、ソフトウェア又はマイクロコード)をも示すように汎用的な意味で使用されている。
[0027]上述した概念及び後に詳述する追加の概念の全ての組み合わせ(斯かる概念が互いに矛楯しない限り)は、ここに開示される本発明の主題の一部であると意図されることが理解されるべきである。特に、この開示の最後に現れる請求項に記載の主題の全ての組み合わせは、ここに開示される本発明の主題の一部であると意図される。また、参照により本明細書に組み込まれる何れかの文献にも現れる、ここで明示的に使用される用語は、ここに開示される特定の概念と最も一貫性のある意味が付与されるべきであると理解されるべきである。
[0028]尚、同様の符号は、異なる図を通して、同様の部分を概して示している。また、各図は必ずしも寸法通りではなく、代わりに本発明の原理を解説するに当たり概して誇張されている。
[0029]図1は、一実施態様による機器のブロック図を示す。 [0030]図2は、一実施態様による機器を含むシステムのブロック図を示す。 [0031]図3は、他の実施態様による機器を含むシステムのブロック図を示す。 [0032]図4は、一実施態様による機器に関連された出力を生成する処理のフローチャートを示す。 [0033]図5は、一実施態様によるシステムのブロック図を示す。 [0034]図6は、一実施態様による照明ネットワークのブロック図を示す。
[0035]出願人は、種々の動的出力を発生させるために機器の音風景に関係する音響信号を利用することが有利であろうと認識及び理解した。音響信号及び関連する動的出力は、競合する機器市場における真空(電気)掃除機、フードプロセッサ、コーヒーマシン、トースタ及び湯沸かし器等の機器を区別する助けとなり得る。更に、動的出力はユーザが一層興味のある対話的機器を持つことを可能にし、ユーザの当該機器に対する愛着及び楽しみを更に増加させる。
[0036]上記に鑑み、本発明の種々の実施態様及び構成例は機器に関連された出力を生成するシステム、装置及び処理に向けられてものである。一実施態様において、当該システムは、当該機器に関連された該機器により生成される音響信号を入力する音響センサを含み、上記音響信号は当該機器の動作状態に基づいて動的に変化し得る。該システムは、更に、上記音響信号を用いるコントローラを含み、該コントローラは上記音響信号のフィーチャに基づき出力エレメントを制御して例えば擬似ランダム出力等の動的出力を供給する。該出力は、当該機器に関連された環境内で発生され、該環境内に位置するユーザ及び他のものにより知覚することができる。
[0037]一実施態様において、図1は機器102に関連された環境101を示している。環境101は、台所、浴室、寝室又は居間等の家庭内の1以上の部屋及び場所を含む家庭内環境を含むことができる。該環境は、私的オフィス、小部屋、会議室、台所、浴室、玄関又はロビー区域等の1以上の私的、公共又は共有領域を含むオフィス又は商用環境も含むことができる。該環境は屋内又は屋外環境であり得、例えば屋外環境は中庭、裏庭又は前庭を含むことができる。環境101は、更に、工場、出荷区域、積荷ドック、倉庫等の工業施設も含み得る。
[0038]当該環境101に関連付けられた機器は、オフィス環境内の暖房、換気及びエアコン(HVAC)システム等の該環境内の固定設備であり得る。また、当該機器は、屋外環境で使用される電力工具又は屋内空間の異なる環境で使用される電気掃除機等の可搬(携帯)装置でもあり得る。幾つかの実施態様において、当該機器は、台所内のトースタのように、当該環境内に物理的に配置される。図1においては当該システム100の全てのエレメントが環境101内に配置されているように図示されているが、本明細書ではシステム100の少なくとも一部が環境101の外部に配置されるような実施態様が説明される。例えば、幾つかの実施態様では、環境101が機器102を含まない場合がある。一実施態様において、環境101はオフィス空間を含むことができ、その代わりに、機器102は、該オフィス空間に隣接するが該オフィス空間内には含まれない台所に配置され得る。後に詳述するように、該オフィス空間の使用者にとり知覚可能な出力効果は、上記台所内に配置されたコーヒーマシンにより発生される音風景により動的に制御され得る。例えば、該オフィス内の装飾的照明効果は、コーヒーが準備できたことを示すことができる。
[0039]図1に示した実施態様において、システム100は、当該機器102に関連された環境101内に位置するユーザにより知覚される1以上の出力効果を生成することができる。図示の実施態様では、1つの機器のみが示されている。1つの機器しか示されていないが、当該システムの種々の実施態様に従って任意の数の機器も使用することができる。図1の機器102は、一例において、1以上の音響信号を入力するよう構成された音響センサ104と、該音響信号を分析するように構成されたコントローラ106と、事前にプログラミングされた出力(事前プログラム出力)108と、ユーザにより知覚される1以上の出力効果112を生成するように構成された1以上の出力エレメント109及び110とを含んでいる。音響センサ104、コントローラ106、事前プログラム出力108並びに出力エレメント109及び110の各々は、1以上の入力端及び出力端を含んでいる。図示の実施態様において、音響センサ104の出力端はコントローラ106の入力端に接続され、該コントローラ106の第1及び第2出力端は出力エレメント109及び110の入力端に各々接続されている。
[0040]図1に図示した実施態様によれば、音響センサ104は音響信号を入力するように構成された入力端を有している。該音響センサ104の出力端は上記コントローラの入力端に電気的に結合される。事前プログラム出力108は、1以上の予め決められた出力のためのプログラミングを入力及び記憶するための入力端を有している。該事前プログラム出力108の出力端は、上記コントローラの入力端に電気的に結合されている。該コントローラ106の出力端は、出力エレメント109及び110の入力端に電気的に結合されている。これら出力エレメント109及び110の出力端はユーザに出力効果112を供給する。
[0041]機器102は、電気掃除機、コーヒーメーカ、コーヒー豆挽き器、オーブントースタ(toaster oven)、ストーブ、洗濯乾燥機、フードプロセッサ、ブレンダ、ミキサ及び他の家庭用機器等の個人的使用のための任意の家庭用機器も含むことができる。機器102は、コピー機、ファックスマシン、電話、プロジェクタ及びプリンタ並びに他のオフィス機器等の業務用に使用される任意のオフィス機器102も更に含むことができる。機器102は、オフィス又は小売店環境に配置されるHVACシステム等のように、公共又は共有空間に配置することができる。ここで説明されるタイプの機器及び斯かる機器の各部品又はフィーチャは、多数の他のタイプの機器を使用することができると共に当該システムを斯様な機器で動作するように変更することができるので、単に解説目的で提示されるものであると理解される。更に、ここで説明する機器は、ユーザにフィードバックを供給するように修正し得る追加の部品、出力又はインターフェースを有することができる。
[0042]機器102に関連された音響センサ104は図1の実施態様に示されるように該機器102内に配置することができるが、該音響センサ104は後に説明するように機器102から離れて配置することもできる。音響センサは、マイクロフォン、圧電振動/加速度センサ、光ファイバセンサ、半導体加速度センサ及び微小電子機械システム(MEMS)等の音を電気信号に変換することができる任意のセンサ又はトランスジューサ、並びに他のセンサ装置とすることができる。更に、機器102は、例えば該機器102の内部の音響信号を検出するための内部音響センサ及び該機器102の外部の音響信号を検出するための外部音響センサ等の1以上の音響センサを有することができる。
[0043]音響センサ104により入力される音響信号は、機器102の動作中における該機器102に関連される任意の音響信号でもあり得る。一実施態様において、音響信号は機器102により生成される。幾つかの実施態様において、これらの音響信号は完全に当該機器の内部のものである。例えば、このような音響信号は、トースタ内のコイルエレメントにより該エレメントが通電され加熱される際に生成される音であり得るか、又はコーヒーマシンにより該コーヒーマシンが水を加熱する際に生成される音であり得る。これら信号の幾つかは、当該機器102のユーザによる操作とは無関係に生成され得る。一実施態様によれば音響信号はユーザにより聞きとることができる一方、他の実施態様において音響信号はユーザにより聞きとることができない。
[0044]他の実施態様において、音響信号はユーザが機器102と作用し合う結果として生じるものであり、ユーザの挙動により影響を受け得る。例えば、ユーザは機器102を該機器102の部品を物理的に操ることにより操作することができ、これにより前記音響センサにより入力される音響信号を生じさせる。これらの音響信号は完全に当該機器の内部のものであり得る。例えば、音響信号は、ユーザがパンをトースタ内に降下させる際に該トースタにより生成される音、ユーザがパンをトースタ内に降下させるために該トースタ上のハンドルを操作する際に該ハンドルにより生成される音、又はユーザが焼き具合設定を選択するためにトースタ上のダイヤルを回す際に該ダイヤルにより生成される音であり得る。
[0045]上記の音は、ユーザ毎に、機器毎に及び操作毎に相違し得る。例えば、異なるユーザはトースタのハンドルを異なる量の力で(例えば、優しく又は乱暴に)操作し得、異なる音を生じる。他の例においては、同一のユーザがハンドルを操作毎に異なるように操作し得る。ユーザの操作は、ユーザにとり意識しているか又は無意識である要因に基づいて変化し得る。ユーザの振る舞いは、機器102の部品に基づいて、当該機器がユーザによりどの様に操作されるかにより特定の機器に対して固有であり、及び/又は機器102の操作に対して固有であり得る。例えば、第1のユーザがトースタに対しどの様に作用し及び操作するか、及び該相互作用の結果として生成される音響信号は、第2のユーザが該トースタに対しどの様に作用するか、及びその結果としての音響信号とは相違する。同様に、第1のユーザがトースタとどの様に作用し合うかは、該第1のユーザがHVACシステムとどの様に作用し合うか、及びその結果として発生される音響信号とは相違する。
[0046]異なるユーザは、当該機器に関する当該ユーザの操作に基づいて各ユーザに関連された個別の音風景を有し得る。個々の音風景は前記コントローラにより検出することができ、特定のユーザに関連させることができる。例えば、各操作の間において同様の量の力によりトースタのレバーを操作するユーザは、特定の認識可能なパターンを持つ個々の音風景を生じる。一例において、これらの個々の音風景は、前記コントローラにより検出することができ、特定のユーザに対して個性化された出力を生成するために使用することができる。上記コントローラは、任意のタイプのパターン認識アルゴリズムを用いることによっても、上記音風景から個々のユーザを識別することができる。該コントローラは、更に、当該ユーザに対して個性化された1以上の出力を生成することができる。
[0047]更に、音響信号は当該機器の共有環境内に居る1以上のユーザに関連したものであり得る。例えば、音響信号はHVACシステムからの内部音であり得る。この例において、当該HVACシステムの動作状態の差は、当該共有空間内に居る人の数及び/又は当該空間における活動のレベルに依存し得る。これらの例において、当該機器、HVACシステムにより発生される音は、該機器が動作する及び/又は配置された空間における変化する音響効果に基づいて変化し得る。
[0048]更に他の実施態様において、音響信号は、異なる沸騰フェーズの間において湯沸かし器内の水により生成される音、トースタ内で焼けているパンにより生成される音、異なる抽出段階の間においてドリップしているコーヒーにより生成される音等の、当該機器内の媒体により該媒体の動作状態に関連して生成されるものであり得る。これらの音響信号は、当該機器102又は媒体の動作状態を識別するために使用することができ、当該ユーザに対する特定の出力となり得る。これらの音響信号は完全に当該機器の内部のものであり得る。例えば、上記沸騰段階の間に生成される音は、お湯が使えるようになったかを決定することができ、もしそうなら、ユーザに対して、ユーザにそのように示すと認識されるような出力により警報することができる。他の例では、焼けているパンにより生成される音を、当該パンが焼き上がったかを判定するために使用することができ、ドリップ中のコーヒーにより生成される音をコーヒーが抽出されたかを判定するために使用することができる。一例において、上記媒体に関連される音響信号は前記出力エレメントにより生成される出力の連続した変化を生じさせることができ、ユーザは、これを調理時間の期間を決定するために使用することができる。例えば、ユーザはパンが焼けている際に生成される変化する出力を用いて、所望の焼き時間に関連する特定の出力を識別することができる。
[0049]これらの音は、異なる動作状態及び機器102に使用される異なる媒体で相違し得る。例えば、沸騰音及びコーヒーのドリップ音は当該湯沸かし器及びコーヒーメーカ内に存在する水の量に固有のものであり得る一方、トーストの音はパンの厚み及びユーザにより選択された焼き具合設定に固有のものであり得る。他の例において、電気掃除機は真空が塵の粒子を吸引する際に特定の音を生成し得るもので、該特定の音は粒子の大きさ及び/又は真空がどの程度完全であるかに基づいて変化し得る。当該システムは、変化する音に基づいて変化し得る可聴出力を生成することができる。更に、これらの音は、当該機器102を操作するユーザにとり非可聴とすることもできる。
[0050]一実施態様によれば、コントローラ106は前記音響センサから音響信号を入力し、該音響信号を更に処理することができる。該音響信号は、トースタにおける加熱されるコイルエレメントに関連された音響信号のように、当該機器の完全に内部のものであり得る。音響信号は、当該機器の完全に外部のものでもあり得る。一実施態様においては、上記コントローラにより出力を発生するために内部音響信号のみを使用することができる。他の実施態様では、内部及び外部音響信号の組み合わせを使用することができる。
[0051]通常、音響センサ104は機器102により生成される音響信号を入力する。音響センサ104は、コントローラ106により入力される、関連する出力信号を発生する。一実施態様において、音響信号は当該環境内に配置された複数の機器により生成され得る。コントローラ106は、斯かる複数の機器から音響信号を入力し、これら複数の音響信号に基づいて単一の出力信号を発生することができる。一例においては、或る機器が主音響信号を生成するために使用される一方、何れかの追加の機器を、補助音響信号を生成するための補助機器として使用することができる。上記主音響信号は主出力を生成するために使用することができる一方、上記補助音響信号は該主出力に影響を与えるために使用することができる。実施態様に応じて、上記の関連する出力信号は、アナログ出力信号又はデジタル出力信号の何れかとすることができる。
[0052]一例において、コントローラ106は前記音響信号に関連される1以上のフィーチャ(又は特性)を決定する。これらフィーチャは、当該音響信号の周波数(又はスペクトル)、当該音響信号の音圧レベル、当該音響信号の音圧レベル及びスペクトルの相対変化、機器102固有の音響信号、音響信号パターン及び機器102により生成される“通常の”動作音響信号からの偏差、並びに他のフィーチャを含むことができる。更に、コントローラ106は上記音響信号又は関係する音風景に関連するパターンを検出することができる。例えば、コントローラ106は、コーヒーメーカがどの程度頻繁にオンされるか等の、固有の音響信号に関連された繰り返しを検出することができる。斯かる音響信号のフィーチャは、コントローラ106により、前記出力エレメントにより生成される出力を決定するために使用することができる。更に、上記音響信号の変化するフィーチャは、コントローラ106により、上記出力エレメントにより生成される出力の変化を決定するために使用することができる。上記音響信号及び関連するフィーチャは微妙に又は劇的に変化し得、その結果、コントローラ106は上記出力を変化させ、擬似ランダムとして知覚され得るような動的出力を発生させることができる。
[0053]コントローラ106により前記出力を決定するために使用することができる音響信号の種々のフィーチャに加えて、コントローラ106は、入力された信号に基づいて動的に変化される挙動又は効果のライブラリとして機器102に記憶された一群の事前プログラム出力108に基づいて上記出力を決定することができる。幾つかの例によれば、コントローラ106は入力された音響信号を、記憶された事前プログラム出力108と照合し、該事前プログラム出力に基づいた制御信号を出力エレメント109及び110に送出することができる。
[0054]一例において、上記事前プログラム出力は、選択された光、オーディオ、触覚等の特定のタイプの出力エレメント又は出力効果に単独で又は組み合わせで関連される。前記音響信号の変化は、該事前プログラム出力の変化に影響を与え得る。例えば、HVACシステムからの音響信号は、特定の照明ネットワークに関連された事前にプログラミングされた照明出力と照合され得る。一例において、音響信号の変化は、該照明ネットワークにより生成される事前にプログラミングされた光出力のカラー又は輝度を変化させ得る。
[0055]他の例において、上記事前プログラム出力は当該機器の異なる動作状態又は条件に関連付けられる。異なる動作状態は、前記コントローラにより検出され、特定の事前プログラム出力と照合することができる。例えば、湯沸かし器の沸騰動作状態を示す音響信号を検出したことは、ユーザに沸騰動作状態を警告することができる事前プログラム出力と付き合わせることができる。他の例においては、当該機器が清掃されていることを示す音響信号を検出したことを、事前プログラム出力と付き合わせることができる。この例において、上記事前プログラム出力は、ユーザに沸騰状態を警告するためにユーザの家の他の部屋にネットワークを介してスピーカシステムへ伝送される音であり得る。入力される音響信号の変化は、該スピーカシステムにより生成されるオーディオ信号出力の周波数及び振幅を変化させ得る。
[0056]他の例において、上記事前プログラム出力は特定のユーザに関連付けられ得る。前述したように、前記コントローラは個々の音風景を検出することができると共に、斯かる個々の音風景を、個々のユーザに関連された特定の事前プログラム出力に関連付けることができる。これら事前プログラム出力は各ユーザに対して個性化された1以上の出力効果を生じさせることができる。
[0057]更に他の例において、上記事前プログラム出力は機器の“個性”に関連付けることができる。コントローラ106により発生される出力は、これらの個性に関連付けられた固有の挙動に対応し得る。例えば、或る特定の機器は“内向的個性”を有し得、前記コントローラは入力された音響信号を、低い輝度の光又は小さな振幅の音響出力等の控えめな事前プログラム出力と照合することができる。逆に、“外向的個性の”機器から入力された音響信号は、高い輝度の光又は大きな振幅の音響出力等の事前プログラム出力に照合することができる。入力された音響信号の変化は、事前プログラム出力を当該機器の“個性”に従って確立された範囲内で変化させることができる。
[0058]一実施態様において、上記音響信号及び関連するフィーチャの変化は、機器102の動作状態の変化の結果である。音響信号は、機器102の動作状態が変化するにつれて、微妙に又は劇的に変化し得る。例えば、湯沸かし器は、オフされている動作状態から、当該湯沸かし器内で水が加熱されるにつれて沸騰前フェーズの動作状態へ、次いで当該湯沸かし器内で水が沸騰するにつれて沸騰フェーズの動作状態へと移行し得る。各動作状態は、当該状態に関連される特定の音響信号を有する。動作状態が変化すると、音響信号も変化し得、その結果、コントローラ106により受け取られる入力が変化する。一例において、前記コントローラは、検出された動作状態がユーザにより選択された動作状態を越えたかを判定する。例えば、該コントローラは、ユーザにより選択されたようにポットが緩やかに沸騰すべき場合に、ポットが沸騰しているかを検出することができる。入力に対する変化の結果、前記出力エレメントに対する出力が変化し、その結果としてユーザに供給される出力効果112が変化される。
[0059]他の実施態様において、音響信号のフィーチャに対する変化は、機器102のユーザによる操作の変化により生じ得る。例えば、ユーザは、トースタを起動してパンを焼くためにトースタのレバーを押下することができる。該レバーの動きは、この特定の起動に関連された第1の音響信号を生成し得る。該第1音響信号は、例えば上気レバー(ハンドル)を押下する間にユーザにより印加される力の量に関係する関連したフィーチャを有し得る。該第1音響信号はコントローラ106により処理することができ、その結果、上記力の量に関連された音響的フィーチャを反映する第1出力が前記出力エレメントにより生じる。ユーザは、他の事例では、上記トースタのハンドルを異なる量の力で押下し得る。この動きは、上記第1音響信号とは異なる第2音響信号を生じ得る。該第2音響信号は、ユーザにより印加された異なる量の力に関係する関連フィーチャを有する。コントローラ106は該第2音響信号を処理することができ、該音響信号の何のフィーチャが相違するかを決定することができると共に、上記出力エレメントにより第2出力を発生することができる。一例において、音響信号の差は、入力された信号の音圧レベルを決定すると共に該音圧レベルを何れかの後続の信号の音圧レベルと比較することにより検出することができる。
[0060]一実施態様において、機器102に関連された音響信号は使用に伴い又は時間にわたって微妙に変化し得る。例えば、音響信号は、機器102が暖まるにつれて、又は部品が摩耗し若しくは緩むにつれて微妙に変化し得る。信号の変化は、部品が故障し、故障していない機器102に関連する音響信号からずれた音を生じる結果でもあり得る。例えば、トースタ内の壊れたバネ機構は、トーストがトースタから飛び出される際に、該トースタの正常な動作とは異なる音響信号を生じ得る。一例において、機器102により生成される音響信号は、コントローラ106に記憶することができ、該音響信号に対し任意の後続の音響信号も比較することができる。後続の音響信号を比較することにより、コントローラ106は当該音響信号が“通常の”音響信号から逸脱していることを決定することができると共に、ユーザに機器102の故障状態を警告し得る出力を生成することができる。更に、記憶された音響信号はコントローラ106により音風景履歴を発生及び記憶するために使用することができる。一例において、斯かる音風景履歴は、当該機器の寿命を分析するために使用することができると共に、更に機器を診断及び修理するために使用することができる。
[0061]本発明の種々の実施態様によれば、上記音響信号の変化する性質が前記コントローラにより検出されると共に、前記出力を変化させて当該環境内のユーザに対して動的で非反復的な出力効果を生じさせるために使用される。斯かる出力効果の変化は、当該音響信号内の同様の変化に基づいて僅かであるか又は劇的であり得る。前記コントローラは、更に、ユーザに対して所望の効果を生じさせるために、何の出力エレメントを制御すべきかを決定することができる。一例において、該コントローラは何の出力エレメントを制御すべきかを、前述したような事前プログラム出力に基づいて決定することができる。
[0062]コントローラ106は、1以上の出力エレメント109及び110に伝送すると共に該出力エレメント109及び110を1以上の出力効果112を生じさせるために制御する制御信号を発生することができる。一例において、出力エレメント109及び110は、照明源若しくは照明ネットワーク、触覚(例えば、振動)フィードバック機構、又はスピーカシステム、及びユーザに対して出力効果を供給するために使用することが可能な任意の他の出力エレメントも含むことができる。
[0063]図1に示されるように、出力エレメント109は当該機器内に配置することができる。一例において、出力エレメント109は、ディスプレイ又はタッチスクリーンインターフェース等の当該機器のユーザインターフェースの一部として含めることができる。また、出力エレメント109は、釦、スイッチ、ノブ、光インジケータ又は音インジケータ等の当該機器の部品に含めることもできる。出力エレメント110は、当該環境101内に配置された機器102の外部とすることができ、1以上の専用のコントローラにより制御することができる。一例において、出力エレメント110は、家庭又はオフィス環境にわたって配置された装飾的及び/又は周囲照明機器等の、当該環境にわたって配置された照明ネットワークの一部とすることができる。
[0064]一実施態様において、出力エレメント110は、照明ネットワークのように当該環境101全体にわたって配置することができる。他の実施態様において、出力エレメント110は環境101の一部のみに配置することができる。前述したように、幾つかの実施態様では、出力エレメント109は、照明又は触覚フィードバック機構のように、当該機器に局部限定することができる。更に、環境101内で生成される出力効果112は、当該環境全体において、当該環境の一部のみにおいて、又は当該機器に局部限定されて生じさせることができる。例えば、照明ネットワークは家庭中に照明効果を生じさせることができる一方、触覚フィードバック機構は当該機器に局部的に限定されて振動効果を生じさせることができる。
[0065]更に、当該機器、出力エレメント110及び任意の外部センサも、当該環境101内で例えば無線ネットワークを介して相互接続することができる。例えば、1以上の機器、外部センサ及び出力エレメント110を、接続された住宅環境の一部とすることができる。一例において、環境101の或る部分に配置された或る機器からの音響信号は、該環境101の他の部分に配置された出力エレメントからの出力に影響を与え得る。他の例において、機器のうちの1つの動作を外部センサにより検出することができ、生成される出力に影響を与えることができる。一例において、前記コントローラは生成されるべき出力の位置を、当該環境101におけるユーザの存在等の複数の要因に基づいて決定することができる。
[0066]出力エレメント109及び110の1以上を、ユーザに対して出力効果112を供給するために使用することができる。コントローラ106は、ユーザに対して所望の出力効果112を生じさせるために特定の出力エレメント109及び110を制御することができる。コントローラ106により生成される出力は、出力エレメントのタイプを反映するように構成することができ、配線された出力エレメントのための制御信号、又は遠隔の出力エレメントのためにネットワークを介して送信される制御信号を含むことができる。ネットワークを介して送信される制御信号は、有線又は無線信号とすることができ、更に後述するように適切なプロトコルに変換することができる。
[0067]上記のような出力効果112は、ユーザの振る舞いを更に駆り立て得る。例えば、ユーザは源としての機器102と非反復的で動的な出力効果112との間のつながりを理解するようになり得る。このことは、ユーザが当該機器に一層興味を持ち、感情的に愛着をもつようにさせ得る。例えば、ユーザが自身の行為が生成される出力効果112に影響することを理解した場合、該ユーザは出力効果112に影響を与えるために該機器の使用を増加させ又は該機器の動作を変化させようと試み得る。このようにして、機器102を一層ユーザが使い易いものにさせる。
[0068]更に、出力効果112はユーザに当該機器の動作状況を知らせることができる。例えば、照明又は音効果はユーザに当該機器が動作状態を変化させたこと又は通常の動作から逸脱したことを知らせることができる。更に、動的照明効果(例えば、ライトショー)及び音効果(例えば、音響空間)は芸術的効果を賞賛され得るもので、ユーザ(又は環境101における他のもの)に当該機器と出力効果112との間のつながりを認識させる。
[0069]一実施態様によれば、前記制御信号は、生成される光の輝度、持続時間及びカラーを含む、照明機器又は照明ネットワークにより生成される光を制御することができる。一例において、照明源又は照明ネットワークは、一緒に結合された1以上の照明ユニットを含むことができる。斯かる照明ユニットは、LED、白熱電球、蛍光灯、ハロゲン電球、レーザ又は任意の他のタイプの光源とすることができる。
[0070]上記光源又は照明ネットワークは、1以上の照明効果又はライトショーを含む出力効果を生じさせるように制御することができる。照明効果は、ユーザにより知覚される照明の変化である。機器に関連された音風景を或る位置で生成することができ、その照明効果を該機器から離れた他の位置におけるユーザにより知覚することができることが理解される。例えば、台所に配置された冷蔵庫が、居間に配置された照明機器によりパーティ照明効果を供給するために前記コントローラにより使用される音響信号を供給することができる。本発明の一実施態様によれば、上記制御信号は、更に後述するように、照明ネットワークにより生成される照明効果のパターン、シーケンス(順序)及び/又はタイミングを制御することもできる。一例において、上記光のシーケンスは、当該照明源又は照明ネットワークの照明ユニット(例えば、LED)により生成される時間的に隔てられた2以上の照明効果を含むことができる。これら照明ユニットは1以上の色変化特性を有することができ、上記制御信号は当該照明器具により表示される色のシーケンスを制御することができる。機器の動作から入力される音響信号において検出された変化は、当該照明器具により表示される照明効果のシーケンスを制御することができる。
[0071]一例において、前記コントローラにより入力される第1音響信号は、特定の輝度、色変化特性及びタイミングを有する特定の照明効果を含むような第1照明シーケンスを生じさせ得る。当該機器の動作は、上記コントローラにより入力される、第2照明シーケンスを生じさせ得るような第2音響信号を発生し得る。該コントローラは、上記第1照明シーケンスを、異なる輝度、色変化特性及び/又はタイミングを有する第2照明シーケンスに変化させることができる。該第2照明シーケンスは、上記第1及び第2音響信号の微妙な又は劇的な差に基づいて、第1照明効果とは微妙な又は劇的な差を含むことができる。一実施態様によれば、上記劇的な照明効果は、光源を含む装飾的壁タイルを使用して達成することができる。
[0072]第1照明シーケンスと第2照明シーケンスとの間の移行に対して、前記コントローラは第1照明シーケンスと第2照明シーケンスとの間に移行シーケンスを導入することができる。第1及び第2照明シーケンスと同様に、該移行シーケンスも当該機器の音風景及び関連する音響信号に基づくものとすることができる。このように、異なる音風景及び音響信号は、異なる移行を生じさせ得る。例えば、上記移行シーケンスは、第1及び第2音響信号の僅かな又は劇的な差に基づいて滑らかな又は急激なものとすることができる。
[0073]一実施態様によれば、前記制御信号はスピーカシステムにより生成される音を、該音の振幅、持続時間及び周波数を含み、制御することができる。該音は、記録された音楽、記録された人の声、コンピュータにより発生される音声、着信音又は警報信号等の任意のオーディオ信号とすることもできる。上記制御信号は、スピーカシステムにより生成される音のシーケンス及び/又はタイミングを制御することもできる。例えば、音のシーケンスは当該スピーカシステムにより生成される時間的に隔てられた2以上の音響効果を含むことができる。該シーケンスは、前述したような当該音響信号のフィーチャ及び/又は該音響信号の変化により決定することができる。
[0074]他の実施態様によれば、上記制御信号はユーザに振動出力を付与するために触覚(例えば振動)フィードバック機構を制御することができる。例えば、機器102は、ユーザから入力を受けることができるグラフィックユーザインターフェース等の1以上のインターフェースエレメントを有することができる。釦、スイッチ又はノブ等の他のインターフェースエレメントを含めることもできる。これらのインターフェースエレメントは、ユーザに振動を供給することができる触覚フィードバック機構を含むことができる。一例において、前記制御信号は振動の周波数及び強度を制御することにより当該振動の感度レベルを制御することができる。
[0075]一実施態様において、前記制御信号は1以上の出力に優先度又は合図(キュー)を付加することができ、これらは特定の出力エレメントに合図の入力に基づいて1以上の出力効果112を変更させることができる。この合図は、当該システムに外部的に又は内部的に入力される任意のタイプの合図とすることもでき、これらに限定されるものではないが、入力された音響信号から決定される合図、ユーザが機器上の釦等の手動装置を操作するというような当該機器を操作するユーザから入力される合図、内部クロック機構、内部メモリ合図若しくはソフトウェアに基づく合図等の当該システムにより発生される合図、又は外部センサ等の当該システムに付属されるアナログ若しくはデジタル装置から発生される合図を含む。
[0076]一例において、合図を入力すると、前記コントローラは特定の事前プログラム出力108を選択することができる。選択された事前プログラム出力108は、入力された音響信号の変化に基づいて動的に変化することができる。例えば、冷蔵庫のドアの開きから入力される合図を受けると、コントローラは該冷蔵庫及び/又は環境101に関連された特定の照明源により生成される事前プログラム照明出力(特定のカラー及びパルス周波数を含み得る)に合致させることができる。更に、該事前プログラム照明出力のカラー及び/又はパルス周波数は、上記冷蔵庫から入力される音響信号の変化に基づいて動的に変化し得る。
[0077]一例において、コントローラ106は出力エレメント109及び110に関連されたデフォルトの優先出力効果112(特定の合図が入力されない限り当該出力エレメントにより使用される効果である)を設定することができる。この例において、前記合図が入力された場合、コントローラ106は出力エレメント109及び110に別の効果を使用するように命令する。この効果の変更は、一時的(当該合図が生じている間のみ生じる、又は指定された期間に対して定められる)であり得るか、他の効果若しくは合図の更なる入力が許されないという意味で永久的であり得るか、又は優先に基づくもの(元の効果に戻る若しくは新たな効果を選択するために新たな合図を待つ)であり得る。他の例として、コントローラ106は出力効果112を合図の状態及び所望の効果の重要度に基づいて選択することができる。例えば、コントローラ106が前の信号から根本的にずれた音響信号を検出した場合、該コントローラ106は、そうでないなら存在する又は実行を待っている全ての効果に優先する高優先度警報効果を起動することができる。上記優先度は状態依存的でもあり得、その場合、合図は当該システムの現在の状態に依存して代わりの効果を選択するか又は無視される。種々の出力効果112に対して優先度又は合図を使用する本発明の実施態様は、多数の他のタイプのものが可能であるので、上述した特定のタイプの合図及び優先度に限定されるものではないと理解されるべきである。
[0078]コントローラ106は追加の外部センサ(図示略)から入力を受けることもでき、該入力は決定された出力、シーケンス又は優先効果を修正するために使用することもできる。更に、前記音響信号の変化は、これらの修正された出力内で微妙な変化に影響を与えることができる。音響信号は当該機器の専ら内部又は専ら外部のものとすることができる。例えば、周囲光センサを、例えば部屋に射し込む日光の量に無関係に一定の照明レベルを維持すべく、又は他の光の源の存在に拘わらず照明効果が目立つことを保証すべく、当該照明の輝度を修正するために使用することができる。音響信号のパターンの変化は、例えば一定した光の色温度を僅かに変化させることにより、一定した照明レベルの僅かな変化に影響を与えることができる。照明シーケンスを開始する又は変更するためのトリガとして、動きセンサ又は他の検出器を用いることができる。例えば、照明シーケンスは、人が当該機器に近づいた場合に変化し得る。光の輝度は、当該機器の外部の音響信号の音圧レベルの変化に伴い変化し得る。入力を供給するために温度センサを使用することもできる。例えば、冷凍庫内の光の色を温度に依存するようにプログラムすることができ、例えば冷たい温度を示すために青い光を供給し、臨界温度に達するまで温度が上昇するにつれて徐々に赤に変化し、臨界温度に達すると点滅又は他の警報効果が開始し得るようにする。冷凍庫の内部の音響信号の変化は、上記青い光の輝度、赤への徐々の変化の速度、又は臨界温度に到達した際の点滅の周波数を変化させることができる。同様に、照明シーケンス又は警報、遭難信号若しくは他の指示を供給するための効果を起動する信号を供給するために、警報システムを使用することができる。一例において、相互作用的な照明シーケンスを形成することができ、その場合、実行される効果は入力される音響信号の変化により微妙に変化し、外部センサは当該照明効果を劇的に変化させる又は異なる照明効果を実行するための合図又はトリガとして作用し得る。
[0079]図2は、一実施態様による機器のためのシステム202を含む分散型システム200を図示している。図示の実施態様において、当該機器はオーブントースタである。該機器はオーブントースタとして示されているが、当該システムの種々の実施態様によれば任意の機器も使用することができる。図2に示されるように、システム202はオーブントースタ204から離れて配置されている。しかしながら、一般的に、システム202のエレメント(構成要素)及び該システム202の動作は、図1を参照して説明したエレメント及び動作と同様である。
[0080]図2に示されるように、オーブントースタ204は、前述した照明源、スピーカシステム又は触覚フィードバックシステム等の、該オーブントースタ204の本体に配置された内部出力エレメント205及び外部出力エレメント206を含むことができる。オーブントースタ204はユーザインターフェース208も含むことができ、該ユーザインターフェースはバックライト源及び装飾的照明源等の照明源(図示略)並びに付加的な触覚フィードバックシステム(図示略)を含むこともできる。更に、オーブントースタ204は、当該機器の内部及び外部音を検出するように構成された、該オーブントースタの本体に配置された外部音響センサ209及び内部音響センサ210を含むことができる。
[0081]システム202はコントローラ212及び事前プログラム出力214を含むことができる。種々の実施態様において、システム202のコントローラ212は、オーブントースタ204に関連された外部音響センサ209及び/又は内部音響センサ210から音響信号を入力する。これら音響信号は当該音響信号のフィーチャを決定するためにコントローラ212により処理することができ、該フィーチャは出力エレメント206又は出力エレメント205を制御するための制御信号を生成するために使用することができる(事前プログラム出力214との組み合わせで)。図示のように、出力エレメント206はオーブントースタ204内に配置することができ、出力エレメント205はオーブントースタ204及びシステム202から離れて配置することができる。出力エレメント205及び206は単一の出力エレメント又は複数の出力エレメントを含むことができる。出力エレメント205及び206は、照明エレメント、サウンドエレメント及び/又は触覚エレメント等の異なるタイプのエレメントの組み合わせを含むこともできる。
[0082]種々の例において、ユーザインターフェース208はユーザが上記出力エレメント及び生成される出力効果を制御及び変更することを可能にする。一例において、ユーザは、出力様式、出力効果に影響を与える機器を変更し、1以上の機器からの組み合わせ効果を制御し、外部センサからの入力を変更又は制御し、合図又は優先度、特定のユーザ又は機器に関連された事前プログラム出力及びシステム200の他の構成を変更することができる。
[0083]図3は、一実施態様による機器204のためのシステム202を含む分散型システム300の他の実施態様を示す。図示した実施態様において、出力エレメント206、オーブントースタ204、音響センサ302及びシステム202の各々は互いから離れて配置されている。一実施態様において、出力エレメントは、複数の照明器具を含む照明ネットワーク304及びサウンドシステム310を含んでいる。照明ネットワーク304は、機器204に関連された環境312において該環境312内のユーザ及び/又は他のものにより知覚される周囲照明306又は装飾的照明308を供給するために使用することができる。サウンドシステム310も、機器204に関連された環境312に種々のサウンド効果を供給するために使用することができる。
[0084]照明ネットワーク304が周囲照明306を供給する場合、該照明は間接的に知覚される光を含み得る。例えば、当該光は、ユーザにより全体として又は部分的に知覚される前に、種々の介在表面の1以上で反射され得る。例えば、周囲照明306は住宅の部屋又はオフィスビル内のオフィスを照明するために設けることができる。一例において、照明ネットワーク304がオフィス環境内で周囲照明を制御する場合、HVACシステムの音響信号を、当該オフィス空間内で供給される周囲照明を増加させ又は減少させるために使用することができる。動作状態の差は、当該オフィス空間内の占有度に依存し得るもので、当該音響信号の変化を生起し得、異なる量の周囲照明が供給されるようになる。例えば、HVACシステムの出力のフィーチャ(空気の流れ及び空気の温度)は、当該オフィス空間の占有者が多い又は少ないに伴い変化する。
[0085]照明ネットワーク304が装飾的照明308を供給する場合、該装飾的照明308は審美的目的で使用することができ、縄状ライト、壁タイル、マット、電子織物及び他のものを有する1以上の照明器具を含むことができる。装飾的照明308は家庭、小売店舗、オフィス又は他の環境に配置することができる。変化する音響信号は、装飾的照明効果を生成する装飾的照明からの出力を変化させるためにシステム202により使用することができる。該音響信号の変化するフィーチャにより、生成される装飾的照明効果は非反復的で当該機器に関連された環境312内の個々人により知覚可能である。
[0086]オフィス環境の一例においては、コーヒーマシンに関連された音響信号の使用を、当該オフィス環境における織物パネルの形態の装飾的照明効果を供給するために用いることができる。このような出力効果は、更にユーザの行動を起こさせ、ユーザに当該機器の動作状態を気付かせる。例えば、装飾的照明効果は人に同僚が休憩をとっている又はコーヒーマシンが使用中であることを知らせることができる。非反復的で動的な装飾的照明効果は、当該装飾的照明効果の発生源としての当該機器間のつながりを認識することなく、芸術的効果を評価され得る。他の例において、ユーザは発生源としての当該機器とのつながりを認識することができ、該非反復的で動的な装飾的照明効果はユーザが当該機器に一層関心を持ち感情的に愛着を持つようにさせ得る。
[0087]一例において、システム202は種々のタイプの出力効果を組み合わせて動的で多様式な出力を生成することができる。例えば、照明ネットワーク304により生成される出力はサウンドシステム310により生成される種々のサウンド出力と組み合わされて、音及び光の両方を含む多様式な出力を生成することができる。音響信号において検出される変化は、単一の又は複数のタイプの出力を変化させることにより該多様式な出力を変化させることができる。一例においては、サウンド出力のみ又は光出力のみが変化され、他の例では、サウンド及び光出力の両方が変化される。
[0088]幾つかの実施態様においては、光のみ、音のみ又は各々の組み合わせを含む事前プログラム出力を、当該機器の音風景の変化に伴い更に変化させることができる。例えば、照明ネットワーク304は、上述したように変化する音響信号に応答してネットワーク化された照明ユニットをシーケンスで又はパターンで制御することにより、動的照明効果をライトショーの形で供給することができる。他の例では、ネットワーク化されたサウンドシステムを制御することにより、出力エレメントは動的音風景を環境音楽又はサウンドの形で供給することができる。該出力の動的性質がコントローラにより入力される変化する音響信号により生起されることが理解される。結果として、これらの動的出力はユーザにとり擬似ランダムに見え得るもので、ユーザにより認識される芸術的効果を生成するために使用することができる。更に、ユーザは変化する信号の源を認識することができ、結果として、当該機器を使用することを更に評価し及び楽しむことができる。
[0089]機器に関連された出力を生成する例示的処理400を、図4を参照して説明する。処理400は、機器の動作状態の変化から生じる音響信号の差に基づいて出力が動的に変化されることを可能にするフィードバックループを提供する。該処理によれば、ステップ402において、当該機器により生成された音響信号が音響センサにより入力される。一例において、該音響信号は湯沸かし器に関連して説明した沸騰状態のような当該機器の動作状態に対応する。ステップ404において、入力された音響信号に基づく出力が出力エレメントにより供給される。このステップにおいて、該出力は当該機器に関連された環境において発生される。
[0090]ステップ406において、機器102のユーザによる操作の結果、該機器により生成される音響信号が変化する。幾つかの実施態様において、該変化は当該機器を操作するユーザの行為に直接起因する。他の実施態様において、該変化は、ユーザの相互作用に起因する当該機器の状態の変化により生じる。更に、ステップ408において、当該機器の動作状態の変化の結果、該機器のユーザによる操作とは無関係に、該機器により生成される音響信号が変化する。ステップ410において、当該機器により供給される音響信号の変化が生じる(例えば、音響センサ104により感知される)。当該処理はステップ402に戻り、該ステップにおいて、変化された音響信号が入力される(例えば、コントローラ106により)。ステップ404において、出力エレメント(例えば、出力エレメント110、112)は、該たった今変化された音響信号に基づいて出力を供給するように制御される。連続して変化する音響信号の結果として、コントローラには動的な入力が供給される。幾つかの実施態様によれば、該動的入力は上記コントローラにより使用されて擬似ランダム出力を発生する。
[0091]一例において、上記出力エレメントは当該機器に関連する環境内のユーザに対してフィードバックを供給する。ユーザに対する該フィードバックの結果、ユーザは動作状態を変化させるために該機器を更に操作することになり得る。
[0092]一実施態様において、ステップ402は当該機器の第1動作状態に対応する第1音響信号を入力するステップと、該機器の第2動作状態に対応する第2音響信号を入力するステップとを含むことができ、上記第2動作状態は上記第1動作状態とは相違する。例えば、第1動作状態はオーブントースタが“オン”されたことに対応することができ、該オーブントースタは第1音響信号を生成することができる(例えば、該トースタのレバーの操作)。一方、第2動作状態はオーブントースタが“トースト中”であり、該第2動作状態に対応する第2音響信号(例えば、焼いているパンの音)を生じていることに対応し得る。
[0093]一実施態様において、ステップ404は、前記出力エレメントを当該機器の第1動作状態に対応する第1出力を供給するように制御するステップと、前記出力エレメントを当該機器の第2動作状態に対応する第2音響信号に基づいて第2出力を供給するように制御するステップとを含むことができる。例えば、上記第1出力が、前記オーブントースタがオンされていることに対応する場合、光源により一定した光出力を供給することができる。この例において、上記第2出力は該オーブントースタが“トースト中”であることに対応し、上記光源により点滅する光を生成することができる。該点滅する光の周波数は、当該オーブントースタ内のパンの焼き状態に基づいて変化させることができる(例えば、コントローラ106により)。例えば、点滅の率はパンが一層焼けるにつれて音響信号が変化するにつれ増加することができる。パルス状の光、カラーモーフィング効果、調光効果、光の他の制御変化、又は他の出力様式等の他の照明効果も当該光源により生成することができることが理解される。
[0094]この例において、第1動作状態から第2動作状態への動作状態の変化は、ユーザが当該機器を操作し、及び当該オーブントースタ内でパンが焼かれる結果として生じる。しかしながら、幾つかの実施態様では、第1動作状態から第2動作状態への変化はユーザによる当該機器の操作とは無関係に生じ得る。
[0095]図5を参照すると、該図は本発明の種々の実施態様によるシステム500を一実施態様において図示している。図5に示された実施態様において、システム500はオーディオデコーダ502、記憶装置504、コントローラ506及びタイマ508を含んでいる。オーディオデコーダ502は、1以上の内部及び/又は外部音響センサから音響信号を入力すると共に、該入力された生の音響信号を調整(前処理)して音響データを生成するように構成されている。図示の実施態様において、オーディオデコーダ502は、調整回路514、1以上のフィルタ516及びアナログ/デジタル(A/D)コンバータ518を含んでいる。記憶装置504は、オーディオデコーダ502から入力される上記の生成された音響データ522及び/又は生の音響信号520を記憶するように構成されている。該記憶装置504は事前プログラム出力524も記憶することができ、例えば、該事前プログラム出力は当該機器の動作状態により生成される音風景により示される、該機器の1以上の通常動作状態に対応する。前述したように、これらの事前プログラム出力524は動的に変化される出力効果を供給するために使用することができる。コントローラ506は、オーディオデコーダ502及び/又は記憶装置504から上記音響データを入力すると共に、1以上の出力エレメントに供給することができる制御信号出力を発生するように構成されている。幾つかの実施態様によれば、コントローラ506はマッパ510及び出力バッファ/ネットワークポート512を含む。タイマ508は、上記制御信号に関連するタイミングを変化させ又は制御するためのコントローラ506への入力を生成するよう構成されている。しかしながら、本発明の該実施態様は、多数の他の構成も可能であるので、図5に示された構成に限定されるものではないと理解されるべきである。
[0096]種々の実施態様によれば、システム500は、内部音響センサからの内部音響信号及び/又は外部音響センサからの外部音響信号を入力として受けると共に、当該システムに直接配線接続された出力エレメントに制御信号を出力し、及び/又は当該システムから遠くに配置された出力エレメントにネットワーク信号を出力する(例えば、ネットワークを介して)。一実施態様によれば、上記出力制御信号を1以上の出力エレメントに伝送するために無線ネットワークが使用される。
[0097]種々の実施態様によれば、オーディオデコーダ502は入力された信号を処理することができると共に、当該音響信号の1以上のフィーチャを反映した情報を持つ出力を発生することができる。一実施態様において、オーディオデコーダ502は調整回路514を含むことができ、該調整回路は前記音響センサから入力された生の音響データを当該オーディオデコーダ502により解釈されるべき1以上の値に変換する。オーディオデコーダ502は、更に、ローパスフィルタ及び外部ノイズフィルタ等の1以上のフィルタ516を含むことができ、該フィルタは高周波数ノイズを除去すると共に当該音響信号の末端データ部分を濾波するために使用することができる。一例において、オーディオデコーダ502は、入力されたアナログ音響信号をデジタル形態に変換するように構成されたA/Dコンバータ518を含む。該オーディオデコーダ502は専用のハードウェアで実施化することができるか、又は当該システム内のプロセッサ(図示略)上で実行されるソフトウェアにより実施化することができる。
[0098]オーディオデコーダ502は、前述した音響信号のフィーチャを決定する等の、付加的な信号処理機能を実行することができる。しかしながら、他の実施態様において、これらの機能はコントローラ506により実行することができる。音響信号のフィーチャの例は、これらに限定されるものではないが、当該音響信号の周波数(スペクトル)に関する情報、当該音響信号の音圧レベル、当該音響信号の音圧レベル及びスペクトルの相対変化、機器固有の音響信号、音響信号のパターン及び当該機器により発生される“通常”動作の音響信号からの逸脱、並びに他のフィーチャを含むことができる。
[0099]本発明の一実施態様によれば、前記音響信号を分析するために種々の信号処理技術が使用される。信号処理技術を用いて実行することが可能な多数の異なるタイプの処理又は分析が存在し、本発明は音響信号を分析するための任意の特定の技術にも限定されるものではないと理解されるべきである。例えば、オーディオデコーダ502は音響信号の時間にわたる強度を表す、当該オーディオ信号に関する時間領域(タイムドメイン)の情報を発生することができる。斯かるタイムドメイン情報はアレイとして(各アレイ要素は所与の時点に関する当該音響信号の強度を表す整数である)、又は任意の他の好適なフォーマットでも出力することができる。オーディオデコーダ502は、更に、当該音響信号のタイムドメイン情報のラプラス変換(該変換の例はフーリエ変換及び高速フーリエ変換(FFT)を含む)を実行することにより周波数ドメインの情報を発生することができる。一実施態様においては、高速フーリエ変換が実行されるが、本発明は、この点で限定されるものではなく、周波数ドメインでの分析のために任意の好適な技術を使用することもできる。周波数ドメイン情報はアレイとして出力することができ、その場合、各アレイ要素は所与の時点における当該音響信号の強度を表す整数である。オーディオデコーダ502は、更に、当該音響信号に関するタイムドメイン情報の高速フーリエ変換(FFT)を実行することにより周波数ドメイン情報を発生することができる。該周波数ドメイン情報はアレイとして出力することができ、その場合、各アレイ要素は、対応する時間フレームの間の所与の周波数帯域に関する信号の振幅を表す整数であり得る。本発明の一実施態様によれば、該周波数ドメイン情報は、特定の時間フレームに関する対応するタイムドメイン情報のFFTである。
[00100]システム500は、更に、処理される音響信号に関連する音響データを記憶するための、メモリユニット、データベース又は他の適切なモジュール(例えば、取外し可能なフラッシュメモリ)等の記憶装置504を含むことができる。音響データを記憶することに加えて、記憶装置504は、前述した事前プログラム出力及び更に後述するマッピングテーブルを記憶することができる。更に、記憶装置504は、複数の効果、及びこれら効果を、前記出力エレメントを制御するのに適した有線又は無線伝送プロトコル等のプロトコル又はデータフォーマットに変換するための命令を記憶することができる。上記事前プログラム出力が使用される実施態様においては、適切な命令を制御プログラム(更に後述する)に含め、記憶装置504に記憶することができる(例えば、該制御プログラムのロード又は実行に際して)。前記コントローラは、ここで述べる機能を実行するために必要な情報を取り出すべく該記憶装置504にアクセスするように構成することができる。記憶装置504の特徴及び機能は前記コントローラにより果たすことができると理解されるべきである。
[00101]一実施態様において、コントローラ506はオーディオデコーダ502からの出力を入力し、マッパ510を介し音響信号の種々のフィーチャに基づいて制御信号を発生する。前述したように、該制御信号は上記音響信号の変化に基づくものであり得、前記出力エレメントにより生成される1以上の出力を変化させて当該環境におけるユーザによって知覚される動的出力効果を生じさせることができる。一実施態様において、マッパ510は、出力エレメントを該出力エレメントに伝送される制御信号に基づいて制御するように構成された出力プログラムを決定する。該制御プログラムは、当該音響信号のフィーチャに関する前記音響センサから入力される音響信号の多数の多様な順列を解釈するためにif/then文又はブール論理を用いてプログラムすることができる。該制御プログラムは、更に、状態認識アルゴリズムを含むことができる。該状態認識アルゴリズムは、例えば、処理された音響信号から湯沸かし器の沸騰状態又はフードプロセッサの混合段階等の当該機器の対応する動作状態を解釈することができる。この機能を実行するために、マッパ510は、更に、動作状態及び対応する音響信号のフィーチャを記憶したマッピングテーブルを含むことができる。該マッパ510は、音響データ及び/又は関連するフィーチャを、上記マッピングテーブルにおける記憶された動作状態と照合するよう構成することができる。
[0100]上記制御プログラムは出力エレメントに伝送される制御信号を発生し、該制御信号は出力エレメントを制御し、結果としてユーザにより知覚される出力効果が生じる。上記制御信号は、1以上の出力を生成するために例えば前記照明ネットワーク等の出力エレメントに伝送することができる。音響信号のフィーチャが時間にわたり変化するにつれて、マッパ510に対する入力が変化するので、該マッパ510は変化する制御信号を発生することになり、該制御信号が出力エレメントに送られる。本発明は任意の特定の構成にも限定されるものではないので、上記制御プログラムは多数の方法の何れかにより構成することができる。例えば、上記プログラムは、C++若しくはフォートランプログラムの実行可能なイメージ、又は他の実行可能なコード及び/又はライブラリ等の独立型アプリケーションであり得る。
[0101]当該システムは、更に、前記コントローラに入力を供給するタイマ508を含むことができる。一実施態様によれば、タイマ508は、前記出力エレメントに送られる制御信号の結果的変化を実現し、これにより前記音響信号に応答して生成される出力効果の冗長性を低減するために、マッパ510により実行されるマッピング機能の時間にわたる変化を生じさせるために使用される。例えば、出力効果がユーザにとり認識するには僅かすぎるほどしか変化しない場合、タイマ508は当該出力を所定の時間間隔で変化させることにより上記制御信号に付加的な変化を導入することができる。一実施態様において、タイマ508は更に日付及び時間情報を含むことができ、かくして、上記マッピング機能が日付及び/又は時間の結果として変化することができるようにする。例えば、1日の時間の情報に基づいて、コントローラはオフィス環境に供給される予測される自然光のレベルを決定することができると共に、更に、それに応じて照明ネットワークにより生成される光のレベルを調整することができる。他の例においては、週の日の情報に基づいて、コントローラは当該環境の予測される占有度を決定し、それに応じて出力を調整することができる。他の実施態様において、タイマ508は、上記マッピング機能を特定の制御プログラム、シーケンス、パターンが実行された、若しくは特定の出力が活性化/非活性化された時間量の結果として変更することができるように、又は機器に関連する特定の動作状態を計時するために内部タイミング情報を導入することができる。例えば、該タイマは、どのくらい長く光源が活性化されていたか、又はどのくらい長く湯沸かし器が沸騰動作状態にあったかを計算することができる。
[0102]出力バッファ/ネットワーク出力ポート512は、コントローラ506から出力エレメントへの制御信号の伝送を容易化するように構成することができる。前記マッピングテーブルに記憶され、マッパ510から出力される情報は、種々の出力エレメントを直接的に制御することができるフォーマットでないかも知れないことが理解されるべきである。この実施態様において、出力バッファ/ネットワークポート512は、コントローラ506からの制御信号を特定の出力エレメントにより受け入れられるフォーマットに変換することができる。例えば、出力バッファ512は上記制御信号をDMX、RS-485,RS-232等の有線伝送データフォーマット又はZ-Wave、ZigBee、X10及びInsteon等の無線伝送データフォーマットに変換することができる。しかしながら、本発明は、出力バッファは使用される必要はないので、この点で限定されるものではないと理解されるべきである。
[0103]パルス幅変調信号を用いれば、前記出力エレメントは一定の電流又は電圧で駆動することができ、この場合、該電流又は電圧はパルス幅変調制御信号に従ってオン又はオフされる。他の例として、上記出力エレメントはアナログ技術を用いて駆動することもでき、その場合、電流又は電圧レベルは時間、パルス振幅変調又は制御信号に応答して出力エレメントを経る電力を変化させる何らかの他の技術により変化される。
[0104]コントローラ506は、更に、前記出力エレメントと、無線周波数(RF)の、超音波の、聴覚的、赤外(IR)の、光学の、マイクロ波の、レーザの、電磁的、何らかのタイプのコンピュータリンクの、又は何らかの他の適切な伝送若しくは接続技術により通信することができる。通信を容易にするために、各出力エレメントは、当該出力エレメントに固有な又は前記コントローラとの通信を容易にするために他の出力エレメントのアドレスと重なり合う所定の割り当てアドレスと関連させることができる。
[0105]コントローラ506は、専用のハードウェアによるもの、又は当該システム内のプロセッサ(図示略)上で実行されるソフトウェアによるものを含み多数の方法のうちの何れかで実施化することができる。ソフトウェアで実施化される場合、該ソフトウェアは、前記オーディオデータを記憶する記憶装置504を含む、当該システムにアクセス可能な任意の記憶媒体にも記憶することができる。上記プロセッサは、本発明が任意の特定のタイプのプロセッサにも限定されるものではないので、信号又はデータに応答して処理を行うための任意のシステムを含むこともできる。
[0106]本発明の一実施態様において、音響入力信号の分析は、リアルタイムな出力効果を生じさせるために出力エレメントに供給される出力と実質的に同時に実行される。しかしながら、本発明は、この点に関して限定されるものではない。というのは、他の実施態様では、音響入力信号の分析は出力効果を生じさせる前に所望の遅延を伴って実行されるからである。このことは、音響入力信号の出力エレメントのための制御信号に対するマッピングを実行する際に幾らかの柔軟性を提供することができる。というのも、該マッピング関数は、制御信号が発生される時点に対応する当該音響信号の特性を考慮することができるのみならず、起こるであろう変化を予測するために当該音響信号の先を見ることができ、これにより、既知の傾向及び/又は動作履歴に基づいて当該音響信号の変化に関し出力効果を先行して策定することができるからである。
[0107]図6は、本発明の種々の態様による、照明ネットワーク600の一実施態様を示す。種々の実施態様において、当該ネットワーク照明システムは追加の照明コントローラを含むことができる。図6に示されるように、システム500等のシステムからの制御信号は該追加の照明コントローラ602に供給することができ、該コントローラはネットワーク照明システムを制御するように構成される。種々の実施態様において、照明コントローラ602はソフトウェアアプリケーションを含むことができ、該アプリケーションは1以上の照明シーケンスを含み得る照明プログラムを形成するために使用することができる。照明コントローラ602は上述した照明シーケンスを実行又は再生し、これに応答して1以上の照明ユニット604を制御することができる。
[0108]特定の実施態様において、上記照明ユニット604は、例えば多数の照明ユニットの操作を容易化するために、異なるグループに編成することができる。照明ユニット604は、空間的関係、機能的関係、照明ユニットのタイプ、又は当該コントローラにより決定される何らかの他の方式に基づいてグループに編成することができる。空間的配置は、照明効果を容易にプログラミング及び実施するのに有効であり得る。例えば、一群のライトが列に並べられ、この情報が当該システムに供給されると、該システムは虹又は順次的フラッシュ等の効果を果たすことができる。任意の構成及び効果も、一群のユニット上で又は単一の照明ユニット上で使用することができる。グループの使用は、所定の選択組の照明ユニットを制御するために当該コントローラが単一のコマンド又は合図を送信することを可能にする。コントローラ602は、更に、照明ユニット604を前述したシーケンス関数、キュー関数及び優先関数に従って制御することができる。
[0109]特定の実施態様において、ある効果の結果を第2の効果に依存するようにプログラムすることができる。例えば、第1照明ユニットに割り当てられた効果はランダムカラー効果とすることができ、第2照明ユニットに割り当てられる効果は該ランダムカラー効果のカラーに合致するように指定することができる。他の例として、或る照明ユニットは、第2照明ユニットがオフされている等の特定の条件を満たす場合に、ハッシング効果(Hashing effect)等の効果を実行するようにプログラムすることができる。この方式により、第1効果の特定の条件に際して開始される効果が第2効果のカラー及び第3効果のレートに合致するというような、一層複雑な構成を作成することができる。効果又はパラメータの組み合わせが他の効果又はパラメータに依存するという上記例は解説目的のためにのみ提示されたものであると理解することができる。というのも、多数の他の依存性及び組み合わせも可能であるので、本発明は上記特定の例に限定されるものではないからである。上述した照明効果は前述した機器の動作に関連する変化する音響信号に基づいて発生されると理解することができる。音響信号の変化は、ユーザにより知覚することが可能な照明効果の動的性質を生起する。
[0110]特定の実施態様において、単一の構成部品が制御プログラムの発生と照明ユニットの制御との両方を行うことができる。例えば、図5を参照して説明したコントローラは、該コントローラが上述した発生機能のみならず、図6を参照して説明した当該照明コントローラにより実行される制御又は再生機能をも果たすことを可能にするソフトウェアでロードされ得る。特定の実施態様において、代わりに何らかのソフトウェアアプリケーションにより実行される下記の機能は、チップ若しくはカード等のハードウェア装置、又はここで述べる機能を実行することが可能な何らかの他のシステムにより果たすことができる。
[0111]本発明の種々の実施態様において、1以上の音響信号を複数の機器から入力することができる。斯かる複数の音響信号は、当該システムにより共通の出力を生起させるために使用することができる。該複数の音響信号の変化は、当該システムにより生成される出力の変化を更に向上させ得、出力が更に一層動的となる。
[0112]以上、本発明の幾つかの実施態様を本明細書において説明及び図示したが、当業者であれば、ここに説明した機能を実行し、及び/又はここで述べた結果及び/又は利点の1以上を得るための種々の他の手段及び/又は構成に容易に想到するであろう。このような変更及び/又は修正の各々は、ここに述べた本発明の実施態様の範囲内であると見なされる。もっと一般的に言うと、当業者であれば、ここに述べた全てのパラメータ、寸法、材料及び構成は例示的なものであることを意味し、実際のパラメータ、寸法、材料及び/又は構成は、本発明の教示が用いられる特定の用途に依存するであろうことを容易に理解するであろう。当業者であれば、ここで述べた本発明の特定の実施態様に対する多くの均等物を認識し、又は通例の実験を用いるだけで確認することができるであろう。従って、上述した実施態様は例示としてのみ提示されたものであり、添付請求項及びその均等物の範囲内で、本発明の実施態様は、特定的に説明及び請求項に記載したもの以外で実施することができると理解されるべきである。本開示の発明的実施態様は、ここで述べた各フィーチャ、システム、物品、材料、キット及び/又は方法に向けられたものである。更に、2以上の斯様なフィーチャ、システム、物品、材料、キット及び/又は方法の任意の組み合わせも、このようなフィーチャ、システム、物品、材料、キット及び/又は方法が相互に矛楯しないならば、本開示の発明の範囲内に含まれるものである。
[0113]ここで定められ及び使用された全ての定義は、辞書の定義、参照により組み込まれた文献における定義及び/又は定義された用語の通常の意味を規制すると理解されるべきである。
[0114]本明細書及び請求項で使用される単数形は、そうでないと明示しない限り、“少なくとも1つの”を意味すると理解されるべきである。
[0115]本明細書及び請求項で使用される場合、1以上のエレメントのリストを参照する“少なくとも1つの”なる語句は、該エレメントのリストにおけるエレメントの何れか1以上から選択された少なくとも1つのエレメントを意味するものであり、該エレメントのリスト内の各及び全エレメントの少なくとも1つを必ずしも含むものではなく、該エレメントのリスト内のエレメントの任意の組み合わせをも除くものではないと理解されるべきである。この定義は、上記“少なくとも1つの”なる語句が参照する上記エレメントのリスト内で特別に識別されるエレメント以外のエレメントが、上記の特別に識別されたエレメントに関係するか又は関係しないかに拘わらず、オプションとして存在することも可能にする。
[0116]明確にそうでないと示さない限り、請求項に記載された2以上のステップ又は動作を含む任意の方法においても、該方法のステップ又は動作の順序は、これらステップ又は動作が記載された順序に必ずしも限定されるものではないと理解されるべきである。
[0117]また、請求項において括弧内に記載された符号(もし、あるなら)は、便宜のためにのみ設けられたものであり、任意の形でも当該請求項を限定するものとみなしてはならない。

Claims (27)

  1. 機器に関連されたシステムであって、
    前記機器に関連され、該機器の動作の間に該機器により生成される音響信号を入力すると共に、関連する出力信号を発生する音響センサと、
    前記機器に関連された環境において出力を発生する出力エレメントと、
    前記音響センサ及び前記出力エレメントに結合されて、前記関連する出力信号を入力すると共に、前記出力エレメントを該関連する出力信号に基づいて前記出力を供給するよう制御するコントローラと、
    を有する、システム。
  2. 前記出力が多様式で擬似ランダムな出力を含む、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記出力エレメントが、前記機器に関連された環境において該機器のユーザにフィードバックを供給する、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記出力エレメントが、前記機器に関連された環境において擬似ランダムな装飾的出力を供給する、請求項1に記載のシステム。
  5. 上記コントローラが、前記出力エレメントを、前記機器がどの様に使用されるか及び該機器の動作条件のうちの少なくとも一方の差に基づいて変化される出力を供給するよう制御する、請求項1に記載のシステム。
  6. 前記出力が、光、音及び振動のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のシステム。
  7. 前記出力エレメントは前記機器から離れて配置され、
    前記出力エレメントが、前記機器に関連された環境において周囲照明を供給するシステム、前記機器に関連された環境において装飾的照明を供給するシステム及び前記機器に関連された環境において聴取可能な一連のサウンド信号を供給するオーディオシステムのうちの少なくとも1つに組み込まれる、
    請求項1に記載のシステム。
  8. 前記コントローラが前記出力エレメントと無線通信システムを用いて通信する、請求項7に記載のシステム。
  9. 前記出力エレメントが、スピーカシステム、ビジュアル表示システム及び触覚フィードバックシステムのうちの少なくとも1つを有する、請求項1に記載のシステム。
  10. 事前プログラム出力を記憶するメモリを更に有し、
    前記コントローラが、前記出力エレメントを、前記事前プログラム出力に基づいて前記出力を供給するよう制御する、
    請求項1に記載のシステム。
  11. 前記出力エレメントが、前記環境において知覚可能な照明効果を発生する照明ネットワークを有する、請求項1に記載のシステム。
  12. 前記コントローラが、前記照明効果の輝度、持続時間、カラー及びタイミングのうちの少なくとも1つを前記関連する出力信号に基づいて制御する、請求項11に記載のシステム。
  13. 前記コントローラが更に前記照明ネットワークを、前記関連する出力信号の周波数、前記関連する出力信号の音圧レベル、該音圧レベルの相対的変化、前記関連する出力信号の偏差、及び前記機器に関連する音響パターンのうちの少なくとも1つを含む前記関連する出力信号の特性に基づいて前記照明効果を供給するよう制御する、請求項11に記載のシステム。
  14. 家庭用機器であって、
    前記家庭用機器に含まれると共に、各々が該家庭用機器に関連された環境内で出力を発生する少なくとも1つの出力エレメントと、
    前記家庭用機器の動作の間に該家庭用機器により生成される音響信号を入力すると共に、関連する出力信号を発生する音響センサと、
    前記音響センサ及び前記少なくとも1つの出力エレメントに結合され、前記関連する出力信号を入力すると共に、前記少なくとも1つの出力エレメントを、前記出力が前記家庭用機器に関連された環境において該家庭用機器のユーザにフィードバックを供給するように、前記関連する出力信号に基づいて前記出力を供給するよう制御するコントローラと、
    を有する、家庭用機器。
  15. 前記出力が擬似ランダムで多様式な出力を含む、請求項14に記載の家庭用機器。
  16. 前記コントローラが、前記少なくとも1つの出力エレメントを、当該家庭用機器がどの様に使用されるか及び当該家庭用機器の動作条件のうちの少なくとも一方の差に基づいて変化される出力を供給するよう制御する、請求項14に記載の家庭用機器。
  17. 当該家庭用機器から離れて配置された少なくとも1つの出力エレメントを更に有し、
    前記コントローラが該少なくとも1つの出力エレメントと通信し、
    当該家庭用機器から離れて配置された前記少なくとも1つの出力エレメントが、当該家庭用機器に関連された環境において周囲照明を供給するシステム、当該家庭用機器に関連された環境において装飾的照明を供給するシステム及び当該家庭用機器に関連された環境において聴取可能なオーディオシステムのうちの少なくとも1つに組み込まれる、
    請求項14に記載の家庭用機器。
  18. 前記少なくとも1つの出力エレメントが、スピーカシステム、ビジュアル表示システム及び触覚フィードバックシステムのうちの少なくとも1つを有する、請求項14に記載の家庭用機器。
  19. 前記少なくとも1つの出力エレメントが前記環境において知覚可能な照明効果を発生する照明ネットワークを有し、前記コントローラが、更に、前記照明効果の輝度、持続時間、カラー及びタイミングのうちの少なくとも1つを前記関連する出力信号に基づいて制御する、請求項14に記載の家庭用機器。
  20. 前記コントローラが更に前記照明ネットワークを、前記関連する出力信号の周波数、前記関連する出力信号の音圧レベル、該音圧レベルの相対的変化、前記関連する出力信号の偏差、及び当該家庭用機器に関連する音響パターンのうちの少なくとも1つを含む前記関連する出力信号の特性に基づいて前記照明効果を供給するよう制御する、請求項19に記載の家庭用機器。
  21. 機器に関連された出力を生成する方法であって、
    前記機器により生成される、該機器の動作状態に対応する音響信号を入力するステップと、
    出力エレメントを、前記機器に関連された環境において発生される出力を前記入力された音響信号に基づいて供給するよう制御するステップと、
    前記出力を、前記機器の動作状態の変化から生じる前記音響信号の差に基づいて変化させるステップと、
    を有する、方法。
  22. 前記音響信号を入力するステップが、
    前記機器の第1動作状態に対応する第1音響信号を入力するステップと、
    前記機器の前記第1動作状態とは異なる第2動作状態に対応する第2音響信号を入力するステップと、
    を更に有する、請求項21に記載の方法。
  23. 前記出力エレメントを制御するステップが、
    前記出力エレメントを前記機器の前記第1動作状態に対応する第1出力を供給するよう制御するステップと、
    前記出力エレメントを前記機器の前記第2動作状態に対応する前記第2音響信号に基づいて第2出力を供給するよう制御するステップと、
    を更に有し、前記第2出力が前記第1出力とは相違する、請求項22に記載の方法。
  24. 前記第1動作状態から前記第2動作状態への変化が、前記機器のユーザの操作とは無関係に発生する、請求項23に記載の方法。
  25. 前記第1動作状態から前記第2動作状態への前記動作状態の変化が、ユーザが前記機器を操作する結果として生じる、請求項23に記載の方法。
  26. 前記出力を前記音響信号の差に基づいて変化させるステップが、擬似ランダムな出力を供給するために前記出力を前記音響信号の差に基づいて変化させるステップを更に含む、請求項21に記載の方法。
  27. 前記出力エレメントを前記出力を供給するよう制御するステップが、前記機器に関連された環境においてユーザにフィードバックを供給するよう前記出力エレメントを制御するステップを更に有し、前記ユーザに対する前記フィードバックの結果として、前記ユーザが前記機器を該機器の動作状態を変化させるよう操作する、請求項21に記載の方法。
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