JP2015231280A - 太陽電池の監視装置、および太陽電池の監視システム - Google Patents

太陽電池の監視装置、および太陽電池の監視システム Download PDF

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Abstract

【課題】 太陽電池の発電量が少ない天候が続いた場合でも、太陽電池の故障をできるだけ適切に検出することができる太陽電池の監視装置、および太陽電池の監視システムを提供する。【解決手段】 監視制御部13は、天候情報に基づいて診断時間帯における太陽電池9の故障診断の可否を判断する。監視制御部13は、故障診断が可能であると判断した場合、発電データに基づいて太陽電池9の故障を検出する故障診断を実行し、故障診断が不可能であると判断した場合、故障診断を実行しない。そして、監視制御部13は、故障診断を実行しない日が上限日数を上回って継続した場合、診断時間帯を変更する。【選択図】図1

Description

本発明は、一般に太陽電池の監視装置、および太陽電池の監視システム、より詳細には故障診断を行う太陽電池の監視装置、および太陽電池の監視システムに関する。
近年、太陽光発電装置は、自然エネルギーの活用という観点で脚光を浴びており、省エネルギー、蓄エネルギーに対する意識の高まりにより、様々な場所に設置されるようになってきた。
このような太陽光発電装置に対して、監視装置は、太陽電池(太陽電池モジュール)の発電量を計測し、この発電量に基づいて太陽電池の故障を検出する故障診断を行う(例えば、特許文献1,2参照)。この従来の監視装置は、日射量が十分である場合に太陽電池の故障診断を実行し、曇天等によって日射量が不十分である場合には太陽電池の故障診断を中止している。
特開2012−54401号公報 特開2012−55090号公報
従来の監視装置は、毎日の診断時間帯を予め決めており、この診断時間帯に太陽電池の発電量を計測し、この発電電力に基づいて太陽電池の故障を検出する故障診断を行う。そして、雨天時、曇天時には太陽電池の発電量が少なく、太陽電池の故障診断の精度が低くなるため、監視装置は故障診断を中止する。
しかしながら、太陽電池の発電量が少ない雨天、曇天の天候が何日も連続した場合、監視装置による故障診断が何日も行われない状態となる。すなわち、太陽電池の発電量が少ない天候が何日も連続した場合、太陽電池の故障を検出することができず、太陽電池の故障が適切に検出されなくなる。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、太陽電池の発電量が少ない天候が続いた場合でも、太陽電池の故障をできるだけ適切に検出することができる太陽電池の監視装置、および太陽電池の監視システムを提供することにある。
本発明の太陽電池の監視装置は、太陽電池の発電量に関する発電データを取得する第1の取得部と、天候に関する天候情報を取得する第2の取得部と、前記太陽電池の故障診断を行う診断時間帯に第1の診断時間帯を設定して、前記天候情報に基づいて前記第1の診断時間帯における前記太陽電池の故障診断の可否を判断し、前記故障診断が可能であると判断した場合、前記第1の診断時間帯において前記第1の取得部が取得した前記発電データに基づいて前記太陽電池の故障を検出する故障診断を実行し、前記故障診断が不可能であると判断した場合、前記第1の診断時間帯における前記故障診断を実行しない監視制御部とを備え、前記監視制御部は、前記故障診断を実行しない日が上限日数を上回って継続した場合、前記診断時間帯を前記第1の診断時間帯とは異なる第2の診断時間帯に変更することを特徴とする。
本発明の太陽電池の監視システムは、本発明の監視装置と、前記第1の取得部が取得する前記発電データを生成する計測器とを備えることを特徴とする。
以上説明したように、本発明では、太陽電池の発電量が少ない天候が続いた場合でも、太陽電池の故障をできるだけ適切に検出することができるという効果がある。
実施形態のシステム構成を示すブロック図である。 実施形態の故障診断処理を示すフローチャートである。 実施形態の故障診断処理を示すフローチャートである。 実施形態の診断時間帯を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態)
図1は、太陽電池の監視装置1(以降、監視装置1と称す)を用いた太陽電池の監視システム(以降、監視システムと称す)の構成を示すブロック図である。
監視システムは、監視装置1と、計測器2とを主構成として備えており、監視装置1は、太陽電池9の故障を検出する故障診断を行う。さらに、監視システムは、気象サーバ3、報知端末4を備えることが好ましい。
太陽電池9は、戸建住宅、集合住宅、ビル等の屋上、庭等に設置されており、複数の太陽電池モジュールで構成される。太陽電池9は、太陽光がパネルに照射されることによって直流電力を発電し、発電した直流電力をパワーコンディショナ8へ出力する。パワーコンディショナ8は、太陽電池9が出力する直流電力を交流電力に変換し、この交流電力を電力系統7へ供給する。電力系統7は、電気機器(図示なし)へ電力を供給する電力経路であり、例えば商用電力系統で構成される。
図1において、監視システムは、パワーコンディショナ8と太陽電池9との組を複数備えており、監視装置1は、複数の太陽電池9のそれぞれを故障診断の対象とする。
監視装置1は、第1の取得部11と、第2の取得部12と、監視制御部13と、通知部14とを備える。監視装置1は、影データ記憶部15をさらに備えることが好ましい。
計測器2は、計測部21と、電流検出器22とを備える。電流検出器22は、複数の太陽電池9のそれぞれに対応して設けられており、太陽電池9のそれぞれの出力電流を計測する。計測部21は、電流検出器22の測定値に基づいて太陽電池9のそれぞれの発電電力を計測し、この計測結果に基づく発電データを生成して第1の取得部11へ出力する。なお、計測部21は、監視装置1に収納されているが、監視装置1の外部に設けられてもよい。また、計測器2は、複数のパワーコンディショナ8のそれぞれの出力電力を計測する構成でもよい。
第1の取得部11は、計測器2が生成した発電データを取得(受信)する。
第2の取得部12は、図示しないルータ等を介してインターネット等の広域ネットワーク100に接続している。そして、広域ネットワーク100には、気象サーバ3が接続しており、この気象サーバ3は、天候に関する天候情報を格納して、広域ネットワーク100を介して天候情報を配信できる。第2の取得部12は、気象サーバ3にアクセスして、気象サーバ3から天候情報を取得(受信)できる。
なお、天候情報は、地域毎(例えば、市町村毎)の天候に関する情報である。そして、気象サーバ3は、アクセスを許可している監視装置1の設置場所に関する情報(住所、地域等)を監視装置1の識別情報(IPアドレス等)に対応付けて予め保持している。したがって、気象サーバ3は、アクセス元の監視装置1の設置場所(住所、地域等)に対応する天候情報を監視装置1へ配信できる。
さらに、天候情報は、現在の天候に関する情報、将来の天候に関する予報情報を含む。現在の天候に関する情報とは、現在の日射量、気温等の情報である。将来の天候に関する予報情報とは、現在から将来の任意の時点までの日射量、気温等の予報情報であり、予報期間は監視装置1からの指示に応じて設定される。また、日射量および気温の情報は、晴天、曇天、雨天等の天気の情報で代用することができる。
監視制御部13は、第1の取得部11が取得した発電データ、および第2の取得部12が取得した天候情報に基づいて、太陽電池9の故障を検出する故障診断を行う。
そして、太陽電池9のエンドユーザ、管理者、管理会社等の監視者が操作可能な報知端末4も広域ネットワーク100に接続しており、監視装置1は、報知端末4との間で通信が可能になる。この報知端末4には、パーソナルコンピュータ、専用端末が用いられる構成や、携帯電話、スマートフォン、タブレット等の携行可能な情報端末が用いられる構成があり、いずれの構成であってもよい。
そして、通知部14は、図示しないルータ等を介してインターネット等の広域ネットワーク100に接続しており、監視制御部13による太陽電池9の故障診断の結果を報知端末4へ送信することができる。報知端末4は、監視装置1から受信した故障診断の結果を画面に表示し、必要であれば音声報知も行う。
以下、監視装置1による、太陽電池9の故障診断について、図2、図3のフローチャートを用いて説明する。なお、太陽電池9の故障には、太陽電池9の劣化、太陽電池9のパネル面に異物が存在する状態等も含む。
まず、監視制御部13は、基本的に太陽電池9の故障診断処理を毎日行う。そして、監視制御部13は、太陽電池9の故障診断を行う時間帯である診断時間帯が決められており、デフォルトで設定されている診断時間帯を診断時間帯T1(第1の診断時間帯)とする。この診断時間帯T1は、例えば南天時刻を含む時間帯、または昼の11時30分〜12時30分に設定されており(図4参照)、第2の取得部12は、この診断時間帯T1の情報を、監視制御部13が備える図示しないメモリ等から読み込む(S1)。そして、第2の取得部12は、現在時刻が診断時間帯T1の開始時刻になると(S2)、診断時間帯T1の天候情報を取得する(S3)。なお、診断時間帯T1においては、太陽電池9のパネル面に影が発生していないことが好ましい。
監視制御部13は、診断時間帯T1の天候情報に基づいて、診断時間帯T1における太陽電池9の故障診断の可否を判断する(S4)。監視制御部13は、少なくとも日射量の情報に基づいて、診断時間帯T1における太陽電池9の故障診断の可否を判断することが好ましい。
具体的に、監視制御部13は、日射量、気温の各情報に基づいて、診断時間帯T1における太陽電池9の発電量(推定発電量)を推定し、診断時間帯T1における推定発電量をPa(T1)とする。ここで太陽電池9の発電量は、太陽電池9が発電する電力量とする。一般に、太陽電池9の発電量は日射量、気温に依存しており、発電量は、日射量が多いほど、気温が低いほど増大する。そして、監視制御部13は、推定発電量Pa(T1)が閾値K1以上であるか否かを判断する。閾値K1は、太陽電池9が安定して発電できる最低発電量に設定され、太陽電池9の定格出力、種類等に応じて設定される。そして、監視制御部13は、推定発電量Pa(T1)が閾値K1以上であれば故障診断が可能であると判断する。なお、監視制御部13は、太陽電池9の設置方向、設置角度の各条件、および後述の影情報も考慮して、太陽電池9の発電量を推定することが好ましい。
監視制御部13は、診断時間帯T1における故障診断が可能であると判断した場合、第1の取得部11が取得した発電データに基づいて、診断時間帯T1における発電量(実測発電量)を計測し(S5)、この実測発電量をPb(T1)とする。
そして、監視制御部13は、実測発電量Pb(T1)に基づいて故障診断を実行する(S6)。具体的に、監視制御部13は、実測発電量Pb(T1)を閾値K2と比較する。監視制御部13は、実測発電量Pb(T1)が閾値K2以上であれば、太陽電池9は正常であると判定し、実測発電量Pb(T1)が閾値K2未満であれば、太陽電池9は故障していると判定する。閾値K2は、例えば、推定発電量Pa(T1)、または推定発電量Pa(T1)に1未満の定数を乗じた値に設定される。
通知部14は、監視制御部13による故障診断の結果を報知端末4へ送信する通知処理を行う(S7)。報知端末4は、受信した故障診断の結果を画面に表示し、必要であれば音声報知も行う。
また、監視制御部13は、ステップS4において推定発電量Pa(T1)が閾値K1未満であり、診断時間帯T1における故障診断が不可能であると判断した場合、診断時間帯T1における故障診断を実行しない。しかしながら、雨天、曇天の天候が連続し、診断時間帯T1における故障診断が不可能である日が何日も連続した場合、監視制御部13による故障診断が何日も行われない状態となる。
そこで、監視制御部13は、診断時間帯T1における故障診断が不可能であると判断した日(診断中止日)が上限日数を上回って継続したか否かを判定する(S8)。そして、監視制御部13は、診断中止日の継続日数が上限日数以下である場合、当日の故障診断処理を終了して、翌日に故障診断処理を再度開始する。上限日数は任意に決定され、その具体的な日数は限定されない。また、診断対象の太陽電池9毎に上限日数を個別に設定してもよい。
一方、監視制御部13は、診断中止日の継続日数が上限日数を上回った場合、故障診断を当日中に再試行するために、当日中に新たな診断時間帯を設定する再設定処理を行う(S9)。
図3に再設定処理のフローチャートを示す。
再設定処理において、監視制御部13は、影データ記憶部15から影データを読み込むことが好ましい(S11)。影データとは、太陽電池9の設置場所における影の発生状況の時間推移を示すデータであり、日の出時刻、日没時刻、太陽高度、周囲の建物および構造物の配置等を考慮して、太陽電池9のパネル面を覆う影の時間変化を示す。影の発生状況は、季節によっても変わるため、影データは、1年間に亘る影の発生状況の時間推移を示している。監視制御部13は、カレンダー機能を備えており、当日の月日に対応する影データを影データ記憶部15から読み込む。また、周囲の建物、構造物の状況が変化することがあるので、外部からの書き込み等によって影データを定期的に更新することが好ましい。
そして、監視制御部13は、影データに基づいて、当日の診断時間帯T1以降で、診断時間帯T1と同じ時間長さに亘って太陽電池9のパネル面が影で覆われない時間帯(候補時間帯)を抽出する(S12)。なお、太陽電池9のパネル面が影で覆われない時間帯とは、太陽電池9のパネル面の所定割合以上が影で覆われない時間帯のことである。そして、監視制御部13は、候補時間帯の有無を判定する(S13)。監視制御部13は、候補時間帯がなければ、当日の故障診断処理を終了して、翌日に故障診断処理を再度開始する。
監視制御部13は、候補時間帯があれば、現在時刻に最も近い候補時間帯を新たな診断時間帯T2(第2の診断時間帯)に設定する(S14)(図4のT21参照)。そして、第2の取得部12は、現在時刻が診断時間帯T2になると(S15)、診断時間帯T2の天候情報を取得する(S16)。
監視制御部13は、診断時間帯T2の天候情報に基づいて、診断時間帯T2における太陽電池9の故障診断の可否を判断する(S17)。具体的に、監視制御部13は、日射量、気温の各情報に基づいて、診断時間帯T2における太陽電池9の発電量(推定発電量)を推定し、診断時間帯T2における推定発電量をPa(T2)とする。そして、監視制御部13は、推定発電量Pa(T2)が閾値K1以上であるか否かを判断する。そして、監視制御部13は、推定発電量Pa(T2)が閾値K1以上であれば故障診断が可能であると判断する。
監視制御部13は、診断時間帯T2における故障診断が可能であると判断した場合、第1の取得部11が取得した発電データに基づいて、診断時間帯T2における発電量(実測発電量)を計測し(S18)、この実測発電量をPb(T2)とする。
そして、監視制御部13は、実測発電量Pb(T2)に基づいて故障診断を実行する(S19)。具体的に、監視制御部13は、実測発電量Pb(T2)を閾値K3と比較する。監視制御部13は、実測発電量Pb(T2)が閾値K3以上であれば、太陽電池9は正常であると判定し、実測発電量Pb(T2)が閾値K3未満であれば、太陽電池9は故障していると判定する。閾値K3は、例えば、推定発電量Pa(T2)、または推定発電量Pa(T2)に1未満の定数を乗じた値に設定される。
通知部14は、監視制御部13による故障診断の結果を報知端末4へ送信する通知処理を行う(S20)。報知端末4は、受信した故障診断の結果を画面に表示し、必要であれば音声報知も行う。
また、監視制御部13は、ステップS17において、診断時間帯T2における故障診断が不可能であると判断した場合、診断時間帯T2における故障診断を実行せず、ステップS11に戻って再設定処理を再度開始する。そして、監視制御部13は、候補時間帯があれば、現在時刻に最も近い候補時間帯を新たな診断時間帯T2(図4のT22参照)に設定し、上記同様の処理を行う。
すなわち、上述の監視装置1は、第1の取得部11と、第2の取得部12と、監視制御部13とを備える。第1の取得部11は、太陽電池9の発電量に関する発電データを取得する。第2の取得部12は、天候に関する天候情報を取得する。監視制御部13は、太陽電池9の故障診断を行う診断時間帯に診断時間帯T1(第1の診断時間帯)を設定して、天候情報に基づいて診断時間帯T1における太陽電池9の故障診断の可否を判断する。そして、監視制御部13は、故障診断が可能であると判断した場合、診断時間帯T1において第1の取得部11が取得した発電データに基づいて太陽電池9の故障を検出する故障診断を実行する。また、監視制御部13は、故障診断が不可能であると判断した場合、診断時間帯T1における故障診断を実行しない。そして、監視制御部13は、故障診断を実行しない日が上限日数を上回って継続した場合、診断時間帯を診断時間帯T1とは異なる診断時間帯T2(第2の診断時間帯)に変更する。
したがって、監視装置1は、太陽電池9の発電量が少ない天候(雨天、曇天等)が続いた場合に、診断時間帯を診断時間帯T1から診断時間帯T2に変更するので、故障診断を実行する機会を増やすことができる。すなわち、監視装置1は、太陽電池9の発電量が少ない天候が続いた場合でも、太陽電池9の故障をできるだけ適切に検出することができる。さらに、監視装置1は、精度の低い故障診断の結果を報知端末4へ送信しないので、通信トラフィックを抑制することができる。
また、監視制御部13は、診断時間帯T2(第2の診断時間帯)における太陽電池9の故障診断の可否を天候情報に基づいて判断することが好ましい。そして、監視制御部13は、故障診断が可能であると判断した場合、診断時間帯T2において故障診断を実行し、故障診断が不可能であると判断した場合、診断時間帯T2をさらに別の時間帯に変更する。
したがって、監視装置1は、故障診断に適する診断時間帯T2を設定することができる。
また、監視装置1は、太陽電池9の設置場所における影の発生状況の時間推移を示す影データを格納した影データ記憶部15を備えることが好ましい。この場合、監視制御部13は、太陽電池9の設置場所において影が発生しない時間帯を診断時間帯T2(第2の診断時間帯)とする。
太陽電池9は、パネル面に発生する影の割合が増えると発電量が減少する。したがって、太陽電池9のパネル面に発生する影の割合が大きいと、日射量および気温の各条件が好条件である場合でも、太陽電池9の発電量が抑えられるので、監視装置1は、精度のよい故障診断が困難となる。そこで、監視装置1は、診断時間帯T2として、太陽電池9のパネル面に発生する影の割合が小さい時間帯を設定することによって、精度のよい故障診断を行うことができる。
また、天候情報は、太陽電池9に照射される日射量の情報を含むことが好ましい。この場合、監視制御部13は、少なくとも日射量に基づいて故障診断の可否を判断する。
太陽電池9は、照射される日射量が多いほど発電量が増えるので、日射量が多いほど精度のよい故障診断が可能となる。そこで、監視装置1は、少なくとも日射量に基づいて故障診断の可否を判断することによって、故障診断の可否を的確に判断することができる。
また、監視制御部13は、故障診断を実行しない日が上限日数を上回って継続した場合、天候情報に基づいて故障診断が可能である日を予測し、通知部14は、この予測した日に関する情報を外部へ送信することが好ましい。
具体的に、故障診断を実行しない日が上限日数を上回って継続した場合、第2の取得部12は、気象サーバ3にアクセスして、気象サーバ3から長期の天候情報(例えば、1週間〜3週間後までの長期予報情報)を取得する。そして、監視制御部13は、日射量、気温の各長期予報情報に基づいて、太陽電池9の発電量が閾値K1以上となる日(診断可能日)の発生状況を予測する。そして、通知部14は、監視制御部13による診断可能日の予測結果を報知端末4へ送信する。報知端末4は、受信した診断可能日の予測結果を画面に表示し、必要であれば音声報知も行う。
したがって、太陽電池9のエンドユーザ、管理者、管理会社等の監視者は、故障診断を実行できる確率が高い日を事前に把握することができる。すなわち、監視装置1は、故障診断を行うことができない日が続いた場合でも、監視者に安心感を与えることができる。
また、上述の監視システムは、監視装置1と、第1の取得部11が取得する発電データを生成する計測器2とを備えることを特徴とする。
したがって、監視システムは、太陽電池9の発電量が少ない天候が続いた場合でも、太陽電池9の故障をできるだけ適切に検出することができる。
また、上述の監視システムにおいて、計測器2は、複数の太陽電池9のそれぞれの発電データを生成し、監視装置1の監視制御部13は、複数の太陽電池9のそれぞれの故障の有無を判定することが好ましい。この場合、監視システムは、複数の太陽電池9のそれぞれの故障をできるだけ適切に検出することができる。
また、監視制御部13は、天候情報に基づいて、太陽電池9のパネル面に照射される日射量の情報を取得し、太陽電池9のパネル面に照射される日射量を閾値と比較することによって太陽電池9の故障診断の可否を判断してもよい。この場合、監視制御部13は、日射量が閾値以上であれば故障診断が可能であると判断する。さらに、監視制御部13は、日射量を気温で補正し(例えば、気温に比例した係数を日射量に乗じる)、この補正後の日射量を閾値と比較してもよい。
また、監視制御部13は、太陽電池9の故障診断処理に用いる発電量(推定発電量および実測発電量)として、診断時間帯における発電電力量、診断時間帯における発電電力の平均値、診断時間帯における発電電力のピーク値のいずれを用いてもよい。すなわち、発電量は、太陽電池9の発電電力の時間積分値、平均値、ピーク値のいずれの形態でもよく、発電量と比較される閾値は、発電量の形態に応じて設定される。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
1 監視装置
11 第1の取得部
12 第2の取得部
13 監視制御部
14 通知部
15 影データ記憶部
2 計測器
3 気象サーバ
4 報知端末
7 電力系統
8 パワーコンディショナ
9 太陽電池

Claims (7)

  1. 太陽電池の発電量に関する発電データを取得する第1の取得部と、
    天候に関する天候情報を取得する第2の取得部と、
    前記太陽電池の故障診断を行う診断時間帯に第1の診断時間帯を設定して、前記天候情報に基づいて前記第1の診断時間帯における前記太陽電池の故障診断の可否を判断し、前記故障診断が可能であると判断した場合、前記第1の診断時間帯において前記第1の取得部が取得した前記発電データに基づいて前記太陽電池の故障を検出する故障診断を実行し、前記故障診断が不可能であると判断した場合、前記第1の診断時間帯における前記故障診断を実行しない監視制御部とを備え、
    前記監視制御部は、前記故障診断を実行しない日が上限日数を上回って継続した場合、前記診断時間帯を前記第1の診断時間帯とは異なる第2の診断時間帯に変更する
    ことを特徴とする太陽電池の監視装置。
  2. 前記監視制御部は、前記第2の診断時間帯における前記太陽電池の故障診断の可否を前記天候情報に基づいて判断し、前記故障診断が可能であると判断した場合、前記第2の診断時間帯において前記故障診断を実行し、前記故障診断が不可能であると判断した場合、前記第2の診断時間帯をさらに別の時間帯に変更することを特徴とする請求項1記載の太陽電池の監視装置。
  3. 前記太陽電池の設置場所における影の発生状況の時間推移を示す影データを格納した影データ記憶部を備え、
    前記監視制御部は、前記太陽電池の設置場所において影が発生しない時間帯を前記第2の診断時間帯とする
    ことを特徴とする請求項1または2記載の太陽電池の監視装置。
  4. 前記天候情報は、前記太陽電池に照射される日射量の情報を含み、前記監視制御部は、少なくとも前記日射量に基づいて前記故障診断の可否を判断することを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の太陽電池の監視装置。
  5. 外部との間で通信を行う通知部を備え、
    前記監視制御部は、前記故障診断を実行しない日が前記上限日数を上回って継続した場合、前記天候情報に基づいて前記故障診断が可能である日を予測し、前記通知部は、この予測した日に関する情報を前記外部へ送信する
    ことを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の太陽電池の監視装置。
  6. 請求項1乃至5いずれか記載の監視装置と、前記第1の取得部が取得する前記発電データを生成する計測器とを備えることを特徴とする太陽電池の監視システム。
  7. 前記計測器は、複数の前記太陽電池のそれぞれの前記発電データを生成し、前記監視装置の前記監視制御部は、複数の前記太陽電池のそれぞれの故障の有無を判定することを特徴とする請求項6記載の太陽電池の監視システム。

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