JP2014110120A - Led照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】照射面における照射むらを抑制することが可能なLED照明器具を提供する。
【解決手段】LED照明器具10は、LED1aを有し可視光を発光するLED光源部1と、LED光源部1の前方に配置されLED光源部1からの可視光を屈折させるレンズ2とを備えている。レンズ2は、LED光源部1と対向しLED光源部1からの可視光が入射する光入射面2aa側のスプレッドレンズ部位2aと、光入射面2aa側と反対の光出射面2ab側にありLED光源部1からの可視光を集光する集光レンズ部位2bとを備えている。スプレッドレンズ部位2aは、複数の突条部2a1を平行に備え、光出射面2abに対し突条部2a1の長手方向と垂直な方向に沿って可視光を広げるものであり、突条部2a1は、突条部2a1の長手方向に沿って、可視光を拡散する複数の窪み部を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、発光ダイオード(以下、LEDともいう)を用いたLED照明器具に関する。
従来から、LEDを有するLED光源部と、LED光源部からの可視光を配光制御するレンズとを備えたLED照明器具が利用されている。
この種のLED照明器具として、図21に示す、LED102と対向する面の所定領域に複数の凸条を平行にならべたプリズム106を有し外側表面にフレネルレンズ108を形成するレンズ105を備えた照明装置が知られている(たとえば、特許文献1を参照)。
特許文献1の照明装置は、LED光源部として、LED102と、LED102が搭載された基板101と、LED102上に配置された蛍光体樹脂層103とを有している。照明装置は、レンズ105と蛍光体樹脂層103との間に空気層111が介在している。
特許文献1の照明装置は、LED102から出射されプリズム106により二極化した光の一部およびプリズム106を通過していない光を、フレネルレンズ108により正面方向(軸上方向)に立ち上げて、LED102からの光の配光制御を行っている。
特開2011−44610号公報
ところで、LED光源部のLED102は、半導体発光素子であり、LED光源部からの光に出力むらが生じている場合がある。図21のLED照明器具では、レンズ105を用いてLED光源部からの可視光を配光制御すると、LED照明器具の照射面において照射むらが顕在化する恐れがある。
本発明は上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、照射面における照射むらを抑制することが可能なLED照明器具を提供することにある。
本発明のLED照明器具は、LEDを有し可視光を発光するLED光源部と、該LED光源部の前方に配置され上記LED光源部からの可視光を屈折させるレンズとを備えたLED照明器具であって、上記レンズは、上記LED光源部と対向し上記LED光源部からの可視光が入射する光入射面側のスプレッドレンズ部位と、上記光入射面側と反対の光出射面側にあり上記LED光源部からの可視光を集光する集光レンズ部位とを備えており、上記スプレッドレンズ部位は、複数の突条部を平行に備え、上記光出射面に対し上記突条部の長手方向と垂直な方向に沿って可視光を広げるものであり、上記突条部は、上記突条部の上記長手方向に沿って、可視光を拡散する複数の窪み部を有することを特徴とする。
このLED照明器具において、上記スプレッドレンズ部位は、上記突条部の長手方向と直交する方向に沿った断面視において、複数の上記突条部の一部は、他の上記突条部よりも突出する高さが高く且つ三角形状をしており、上記スプレッドレンズ部位の中心から偏った位置に設けていることが好ましい。
このLED照明器具において、上記LED光源部は、上記LEDと、該LEDからの光を吸収し波長変換した蛍光を放出する蛍光体とを有し、上記LEDからの光と上記蛍光体からの蛍光との混色光である可視光を発光することが好ましい。
本発明のLED照明器具は、照射面における照射むらを抑制することが可能になるという効果がある。
実施形態1のLED照明器具の略断面図である。 実施形態1のLED照明器具の分解説明図である。 実施形態1のLED照明器具の要部を示す斜視図である。 実施形態1のLED照明器具の要部を示す背面図である。 実施形態1のLED照明器具の要部を示し、図4のAA断面図である。 実施形態1のLED照明器具の要部を示す部分斜視図である。 実施形態1のLED照明器具の要部を示す部分背面図である。 実施形態1のLED照明器具の要部を示し、図7のAA断面図である。 実施形態1のLED照明器具の要部を示し、図7のBB断面説明図である。 実施形態1のLED照明器具の照射面における照度分布を示す模式図である。 実施形態1のLED照明器具の照射面における照射むらの程度を測定した測定結果である。 実施形態1と比較のためのLED照明器具の要部を示す斜視図である。 実施形態1と比較のためのLED照明器具の要部を示す背面図である。 実施形態1と比較のためのLED照明器具の要部を示し、図13のAA断面図である。 実施形態1と比較のためのLED照明器具の照射面における照度分布を示す模式図である。 実施形態1と比較のためのLED照明器具の照射面における照射むらの程度を測定した測定結果である。 実施形態2のLED照明器具の略断面図である。 実施形態3のLED照明器具の略断面図である。 実施形態3のLED照明器具の要部を示す斜視断面図である。 実施形態3のLED照明器具の要部を示す背面図である。 従来の照明器具の概略断面図である。
(実施形態1)
以下、本実施形態のLED照明器具10全体を図1および図2に基づいて説明し、本実施形態のLED照明器具10の要部を図3ないし図9に基づいて説明する。なお、図中において同じ部材に対しては、同じ番号を付している。
本実施形態のLED照明器具10は、図1および図2に示すように、LED1aを有し可視光を発光するLED光源部1と、LED光源部1の前方に配置されLED光源部1からの可視光を屈折させるレンズ2とを備えている。レンズ2は、LED光源部1と対向しLED光源部1からの可視光が入射する光入射面2aa側のスプレッドレンズ部位2aと、光入射面2aa側と反対の光出射面2ab側にありLED光源部1からの可視光を集光する集光レンズ部位2bとを備えている。スプレッドレンズ部位2aは、複数の突条部2a1を平行に備えている。スプレッドレンズ部位2aは、光出射面2abに対し突条部2a1の長手方向と垂直な方向に沿って可視光を広げる。突条部2a1は、突条部2a1の長手方向に沿って、可視光を拡散する複数の窪み部2a2を有する(図4、図6ないし図9を参照)。
これにより、本実施形態のLED照明器具10は、照射面における照射むらを抑制することが可能になる。
より具体的には、スポットライトなどとして利用することができる図1および図2に示す本実施形態のLED照明器具10は、有底円筒状の筐体4を備えている。筐体4は、円筒状の筒状部4aと、筒状部4aの端部を閉塞する底部4bとを備えている。筐体4は、複数(ここでは、7個)の平行なフィン4cを底部4bから突出して設けている。フィン4cは、平板状の外形形状をしており、筒状部4a内に配置している。筐体4は、フィン4cと反対側の底部4bから突出する複数(ここでは、3個)の突周部4dを備えている。複数個の突周部4dは、全体として円環状であって、各突周部4dは、円環の一部を構成している(図2を参照)。筐体4は、複数個の突周部4dで囲まれた底部4bにLED光源部1を配置している。LED光源部1は、矩形平板状の実装基板3を備えている。LED光源部1は、複数個のLED1aを実装基板3の一表面3aa上に備えている。複数個のLED1aは、実装基板3の一表面3aaにおいて、仮想の円形の範囲内に配置している。
本実施形態のLED照明器具10は、LED光源部1を筐体4側に固定する固定板3aを備えている。固定板3aは、外形形状がC字状であり、C字状の内側にLED光源部1の実装基板3を収容可能に構成している。固定板3aは、LED光源部1の実装基板3を収容した状態で、実装基板3を筐体4側に押し圧可能としている。固定板3aは、固定螺子3bにより筐体4の螺子孔(図示していない)に螺子合いして固定している。
LED照明器具10は、LED光源部1の実装基板3上に複数個のLED1aを備えている。LED1aは、青色光が発光可能な窒化ガリウム系化合物半導体を備えた青色LEDチップを用いている。LED光源部1は、青色LEDチップを被覆する透光性のシリコーン樹脂を有している。LED光源部1は、青色LEDチップを被覆する透光性のシリコーン樹脂中に、青色LEDチップからの青色光を吸収し波長変換した黄色の蛍光を放出する粒子状の蛍光体を含有している。蛍光体は、たとえば、Euで付活された(Sr,Ba)SiOを用いることができる。LED光源部1は、青色LEDチップからの光と、蛍光体からの蛍光との混色光である白色光を発光する。言い換えれば、本実施形態のLED照明器具10では、LED光源部1は、LED1aと、LED1aからの光を吸収し波長変換した蛍光を放出する蛍光体とを有している。LED光源部1は、LED1aからの光と蛍光体からの蛍光との混色光である可視光を発光する。
LED光源部1は、実装基板3の一表面3aaと反対の他表面3ab側を筐体4の底部4bに当接している。筐体4は、筐体4の材料として、たとえば、アルミニウム材料を用いて形成することができる。筐体4は、LED光源部1の点灯時に生ずるLED光源部1側からの熱を、複数のフィン4cによりLED照明器具10の外部に放熱できるように構成している。
LED照明器具10は、LED光源部1を覆うように、有底円筒状のホルダ5を備えている。ホルダ5は、筒状部位5aと、筒状部位5aの端部を閉塞するように設けられる底部位5bとを備えている。ホルダ5は、LED光源部1からの可視光を外部に出射する開口部位5baを底部位5bに備えている。ホルダ5は、筐体4の底部4bから突出する突周部4dの外周面より、筒状部位5aの内周面を若干大きくしている。
LED照明器具10は、筐体4側とホルダ5側との間に、LED光源部1から照射される可視光を反射する円筒状の反射部6を設けている。反射部6は、筐体4側からホルダ5側に向かって開口径が広がる筒形状としている。反射部6は、筐体4とは反対の反射部6における一開口端側に透光性の円板6aを備えている。なお、図2中において、LED照明器具10は、LED光源部1の外観を把握できるように、反射部6を除いて図示している。
ホルダ5は、反射部6の一開口端側を保持可能な円環状の保持枠5cを備えている。保持枠5cは、断面視において、E字状形状としている。ホルダ5は、筒状部位5aを貫通する螺子5dにより、保持枠5cを押圧して反射部6の一開口端側を保持枠5cとともに保持している。LED照明器具10は、ホルダ5の開口部位5baを覆うようにレンズ2をホルダ5と反射部6との間に備えている。
レンズ2は、レンズ2の外形形状を円盤状に形成しており、外周部に鍔部2cを有している。レンズ2は、レンズ2の材料として、たとえば、透光性のアクリル樹脂材料で形成することができる。レンズ2は、LED光源部1の前方に配置されている。LED照明器具10は、ホルダ5の底部位5bと、保持枠5cとで、レンズ2の鍔部2cを保持している。レンズ2は、LED光源部1と対向しLED光源部1からの可視光を入射する光入射面2aa側に、複数(ここでは、11個)の突条部2a1を平行に備えている。レンズ2は、複数の突条部2a1により、光入射面2aaの表面が全体として波状の曲面を構成している。
レンズ2は、光入射面2aa側における複数の平行な突条部2a1が、突条部2a1の長手方向と垂直な方向(図1の紙面の左右方向)に沿ってLED光源部1からの可視光を広げることができるスプレッドレンズ部位2aとして機能する。また、レンズ2は、スプレッドレンズ部位2aにより広がった可視光を集光する集光レンズ部位2bをレンズ2の光入射面2aa側とは反対の光出射面2ab側に備えている。集光レンズ部位2bは、レンズ2の光入射面2aa側に、複数のレンズ面を有しレンズ面それぞれにおける光軸がレンズ2の厚さ方向(図1の紙面の上下方向)に対して斜交するフレネルレンズを構成している。フレネルレンズは、複数(ここでは、3個)の輪帯状のレンズ部位を備えており、同じ焦点距離の凸レンズを備えたものと比較して、レンズ2全体の厚みを薄くすることが可能となる。本実施形態のLED照明器具10におけるレンズ2では、スプレッドレンズ部位2aは、突条部2a1の長手方向に沿って複数の突条部位2b1を備えている(図4、図6、図7および図9を参照)。レンズ2では、スプレッドレンズ部位2aは、突条部2a1の長手方向に沿って、且つ突条部位2b1の長手方向に沿って複数の窪み部2a2を有している。窪み部2a2は、平面視において円形であり、突条部位2b1の表面から窪んだ曲面により構成している。言い換えれば、本実施形態のLED照明器具10は、複数の窪み部2a2をスプレッドレンズ部位2a側のレンズ面に有している。なお、複数の窪み部2a2は、突条部2a1の長手方向に、隣接する窪み部2a2同士を連接して形成している。
LED照明器具10は、ホルダ5がレンズ2と反射部6を保持した状態で、筐体4とホルダ5とを、螺子7により固定している。筐体4は、筐体4の筒状部4aから外方へ突出する外鍔部4eを有している。筐体4は、外鍔部4eを切り欠いた切欠部4e1を有している。また、ホルダ5は、ホルダ5の筒状部位5aにおける筐体4側に螺子孔5a1を設けている。LED照明器具10は、筐体4の切欠部4e1に挿通して、ホルダ5の螺子孔5a1に螺子7を螺子合いしている。
LED照明器具10は、図示していないが外部の電源(たとえば、商用電源)と電気的に接続された点灯回路部を備えている。LED照明器具10は、点灯回路部と、LED光源部1のLED1aとを電気的に接続している。LED光源部1は、LED1a側へ給電するためのプラグ8aを有している。また、筐体4は、点灯回路部側と電気的に接続するコネクタ8bを有している。コネクタ8bは、プラグ8aを挿抜自在に差し込みして接続することが可能に構成している。LED照明器具10は、プラグ8aをコネクタ8bに差し込むことで、プラグ8aとコネクタ8bとを接続し外部の電源から給電を受けることにより、点灯回路部がLED光源部1の点灯を制御可能としている。なお、点灯回路部は、たとえば、外部の電源から供給される交流電流を整流した後に、平滑化して直流電流を出力する整流平滑部と、整流平滑部からの直流電流を一定の電流としてLED1a側に供給する定電流電源部とを有する構成とすることができる。
次に、本実施形態のLED照明器具10と、本実施形態のLED照明器具10と比較する比較例1および比較例2のLED照明器具とを比べて説明する。
本実施形態のLED照明器具10は、レンズ2を用いることにより、LED光源部1からの可視光を照射面において、図10に示すように、照射面の中心から外側に向かって、楕円状に徐々に暗くなる楕円配光とすることが可能となる。なお、図10では、外側の楕円ほど明るさが暗いことを模式的に図示している。
ここで、比較例1のLED照明器具(図示していない)は、図1に示す本実施形態のLED照明器具10におけるレンズ2の代わりに、図12ないし図14のレンズ20を用いた以外は同様にしてLED照明器具を構成している。また、比較例2は、比較例1のレンズ20の光出射面20ab側に拡散パネル(図示していない)を配置させた以外は同様に構成している。なお、拡散パネルは、たとえば、拡散パネルを構成するアクリル樹脂材料中にSiOやTiOなどの拡散材を含有させることで形成することができる。また、拡散パネルは、シボ加工などにより、拡散パネルの表面に凹凸を備えたものでもよい。
レンズ20は、レンズ20の外形形状を円盤状に形成しており、外周部に鍔部20cを備えている。レンズ20は、LED光源部1と対向しLED光源部1からの可視光が入射する光入射面20aa側にスプレッドレンズ部位20aを備え、光入射面20aa側とは反対の光出射面20ab側に光を集光する集光レンズ部位20bを備えている。集光レンズ部位20bは、凸レンズを構成している(図12を参照)。スプレッドレンズ部位20aは、複数の突条部20a1を平行に備えている(図13および図14を参照)。LED照明器具は、図12に示すレンズ20を用いる場合、LED光源部1からの可視光を屈折させることで、LED照明器具の照射面において、図15に示すように、照射面の中心から外側に向かって、楕円状に徐々に暗くなる楕円配光とすることが可能となる。なお、図15では、外側の楕円ほど明るさが暗いことを模式的に図示している。
ところで、LED照明器具は、LED光源部1におけるLED1aの構造や配置、LED1aと蛍光体との相対的な距離、蛍光体の配置状態などにより、LED光源部1からの光に出力むらが生ずる場合がある。LED照明器具は、図12に示すレンズ20を備える場合、LED光源部1からの光に出力むらに起因して、LED照明器具の照射面において色むらや輝度むらなどの照射むらが生ずることがある。特に、LED照明器具10は、LED光源部1がLED1aからの青色光と蛍光体からの補色となる黄色光との混色により白色光を出射する場合、照射面において、複数の黄色い筋状の領域R(図15の破線で囲まれた領域Rを参照)が色むらとして顕在化する傾向にある。
LED照明器具は、レンズ20の光入射面20aa側または光出射面20ab側に、LED1aの出力むらを低減する拡散パネルを備えることにより、LED照明器具の照射面における照射むらを抑制することができると考えられる。
以下に、本実施形態のLED照明器具10と、図12を示すレンズ20を備えた比較例1のLED照明器具と、比較例1のレンズ20の光出射面20ab側に拡散パネルを配置する比較例2のLED照明器具の光学特性について説明する。本実施形態のLED照明器具10、比較例1のLED照明器具および比較例2のLED照明器具それぞれの光学特性をシミュレーションした結果を表1に示す。
Figure 2014110120
なお、シミュレーション結果において、1/2ビーム角とは、水平面に垂直にLED照明器具からの可視光を照射させたとき、直下照度が1/2の照度になる位置の開き角度を示している。
また、図11には、本実施形態のLED照明器具10の照射面における照射むらの程度を示しており、図10における最も照度の高い中心Oから破線に沿った任意の距離(m)の各位置におけるCIE色度図の色度座標(x,y)それぞれを測定した結果を示している。同様に、図16には、比較例2のLED照明器具の照射面における照射むらの程度を示しており、最も照度の高い中心Oから破線に沿った任意の距離(m)の各位置におけるCIE色度図の色度座標(x,y)それぞれを測定した結果を示している。図11および図16における破線で囲まれた領域の大きさは、照射むらが顕在化する領域を表している。本実施形態のLED照明器具10は、比較例2のLED照明器具と比較して、照射面における照度むらが、より少ないことがわかる。
上述の拡散パネルを備えた比較例2のLED照明器具は、拡散パネルにおけるLED光源部1からの可視光の透過率に起因して、照射面での光束が低下する。LED照明器具では、LED光源部1からの可視光が拡散パネルを透過することにより、たとえば、約5%以上、さらには、約10%以上にも光束の低下が生ずる場合がある。また、LED照明器具は、拡散パネルを用いることで、LED照明器具の照射面における照射むらを低減させることは可能なものの、光束が低下するだけでなく、レンズ20で配光制御することが難しくなるという問題がある。そのため、LED照明器具は、単純に、レンズ20を介したLED光源部1からの可視光を、光拡散効果を有する拡散パネルを介して照射する構成とするだけでは、十分ではない。
本実施形態のLED照明器具10は、複数の突条部2a1を平行に備えることにより、突条部2a1の長手方向と垂直な方向に沿ってLED光源部1からの可視光を広げることが可能となる。また、LED照明器具10は、突条部2a1の長手方向に沿って、複数の窪み部2a2を形成することにより、レンズ2の配光特性への影響を抑制しつつ、LED光源部1からの可視光(図8の破線の矢印を参照)を拡散させることが可能となる。したがって、本実施形態のLED照明器具10は、比較例1のLED照明器具と比較して、図15に示すごとき、筋状の領域Rだけを消すことが可能となる。また、本実施形態のLED照明器具10は、照射面における照射むらを抑制することが可能となる。さらに、本実施形態のLED照明器具10は、拡散パネルを備えた比較例2のLED照明器具と比較して、光束の低下や1/2ビーム角が広がることを抑制することも可能となる。
以下、本実施形態のLED照明器具10の各構成について、より具体的に詳述する。
LED光源部1は、LED1aを少なくとも備えるものである。LED光源部1は、複数個のLED1aを備えてもよいし、1個でもよい。LED光源部1は、配線パターン(図示していない)を有する実装基板3の一表面3aa側にLED1aを好適に備えて構成することができる。LED光源部1は、実装基板3の一表面3aaに実装される複数個のLED1aと、蛍光体が含有された透光性材料により複数個のLED1aを各別に封止する封止部材とを備えて構成することができる。LED1aは、矩形平板の実装基板3における一表面3aa上の中央部に、仮想の円形の範囲内で略等間隔に並べればよい。LED光源部1は、LED1aから放射される光が蛍光体で波長変換され、波長変換された蛍光を放射することができる。
LED1aは、給電により光を放射することが可能な半導体発光素子である。LED1aは、たとえば、発光層に青色光が放射可能なInGaNなどの窒化ガリウム系化合物半導体を用いた青色LEDチップを用いることができる。LED光源部1の封止部材は、たとえば、青色光を吸収して補色となる黄色光などを放射する蛍光体を用いることができる。蛍光体は、希土類でドープされた珪酸塩系の蛍光体であるEuで付活された(Sr,Ba)SiOだけに限られない。蛍光体は、希土類でドープされたアルミネート系の蛍光体であるCeで付活されたYAl12やCeで付活されたTbAl12などを用いることもできる。封止部材は、蛍光体を含有可能なシリコーン樹脂、エポキシ樹脂やガラスなどの透光性材料を用いることができる。これにより、LED光源部1は、たとえば、LED1aからの青色光と、封止部材に含有された蛍光体からの黄色光との混色により、白色光などを放射させることができる。なお、LED1aは、青色光を放射するものだけに限られず、たとえば、紫外線を放射するものでもよい。この場合、蛍光体は、青色光を吸収して黄色光を放射するものの代わりに、紫外線を吸収し、たとえば、青色光を放射する青色蛍光体、緑色光を放射する緑色蛍光体および赤色光を放射する赤色蛍光体を用いることができる。
また、LED光源部1は、蛍光体を含有する封止部材を用いる代わりに、蛍光体を含有しない透光性材料の封止部材を用いた構成でもよい。蛍光体を含有しない透光性材料の封止部材を用いる場合、LED光源部1は、たとえば、封止部材で、赤色光を発光する赤色LEDチップ、緑色光を発光する緑色LEDチップおよび青色光を発光する青色LEDチップを覆う構成とすることができる。さらに、LED光源部1は、青色LEDチップから放射され蛍光体を備えていない封止部材を透過した光によって励起され、青色LEDチップとは異なる色の光を放射する蛍光体を含有した透光性材料により、ドーム状に形成された色変換部材を備えるものでもよい。
LED1aは、リフロー半田付けなどにより、実装基板3の一表面3aaの配線パターンに表面実装するとともに電気的に接続させることができる。LED1aは、ベアチップとなるLEDチップでもよいし、LEDチップを合成樹脂などのパッケージで被覆させ外部に給電のためのリード端子が設けられた表面実装型発光ダイオードなどを用いてもよい。LED1aは、所望に応じて実装基板3の一表面3aa上に複数個設けることができ、各LED1aを実装基板3の一表面3aa側の配線パターンを用いて電気的に直列接続、並列接続や直並列接続させてもよい。LED1aは、平面視において、円形状に配置するものだけに限られず、マトリックス状や千鳥状など適宜に配置させることができる。
レンズ2は、LED光源部1を覆う円盤状に形成している。レンズ2は、平面視の形状が円形のものだけに限られず、楕円形状や矩形形状など適宜の形状とすることができる。レンズ2は、レンズ材料として、たとえば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂やポリブチレンテレフタレート樹脂などの透光性を有する樹脂材料やガラスにより形成することができる。レンズ2は、樹脂材料を用いて形成する場合、射出成形などにより形成することができる。レンズ2は、LED光源部1と対向するスプレッドレンズ部位2aを有している。ここで、レンズ2は、LED光源部1と対向するレンズ2の光入射面2aa側に、複数の突条部2a1を有している。また、レンズ2は、レンズ2の光出射面2ab側に集光レンズ部位2bを有している。集光レンズ部位2bは、フレネルレンズだけに限られず、凸レンズで構成してもよい。レンズ2は、たとえば、スプレッドレンズ部位2aと、集光レンズ部位2bと、鍔部2cとを備えて円盤状に形成することができる。レンズ2は、スプレッドレンズ部位2aと、集光レンズ部位2bと、鍔部2cとを一体成形により形成することができる。
レンズ2は、複数の突条部2a1が、LED光源部1と対向するレンズ2の光入射面2aa側に形成されていることにより、光出射面2abに対し突条部2a1の長手方向と垂直な方向に沿ってLED光源部1からの可視光を広げることができる。また、レンズ2は、レンズ2の光出射面2ab側に集光レンズ部位2bが形成されていることにより、LED光源部1からの可視光を集光レンズ部位2bで集光して放射することができる。これにより、LED照明器具10は、LED光源部1からの可視光を照射面において、照射面の中心から外側に向かって、楕円状に徐々に暗くなる楕円配光とすることが可能となる。なお、LED照明器具10は、レンズ2に形成された突条部2a1の数を特に限定するものではなく、LED1aからの光の指向性を緩和させ、より均一な光を放射できるように適宜に調整すればよい。
また、LED照明器具10は、レンズ2に形成された突条部2a1および窪み部2a2の形状を、LED1aからの光の指向性を緩和させ、より均一な光を放射できるように、適宜に設定することもできる。
レンズ2は、スプレッドレンズ部位2aの突条部2a1を、外側に向かって円弧状に湾曲して形状とすることができる(図6を参照)。これにより、レンズ2は、LED光源部1からレンズ2のスプレッドレンズ部位2aに入射する可視光を、突条部2a1の長手方向と垂直方向に沿って屈折させてLED照明器具10から放射させることができる。
本実施形態のLED照明器具10では、突条部2a1をレンズ2の鍔部2cにまで形成していない。LED照明器具10は、レンズ2の鍔部2cにまで突条部2a1を形成させたものと比較して、LED光源部1から放射された可視光が鍔部2cで広がることを抑制することができる。LED照明器具10は、レンズ2の鍔部2cにまで突条部2a1を形成すると、LED光源部1からの可視光がLED照明器具10の外部に出射しがたくなる傾向にある。本実施形態のLED照明器具10は、レンズ2の特定部位に突条部2a1を形成することにより、LED光源部1から放射された可視光のうち有効に利用されない光を少なくすることが可能となる。
実装基板3は、LED1aを実装する一表面3aa側に、LED1aに電力を供給するための配線パターンを好適に形成することができる。実装基板3は、たとえば、アルミナセラミック基板や窒化アルミニウム基板などのセラミック基板からなる絶縁性基板上に、金属材料(たとえば、Auなど)を用いた配線パターンが形成されたものを用いることができる。実装基板3は、セラミック基板だけでなく、ガラスエポキシ樹脂基板や金属ベース基板などを用いてもよい。実装基板3は、筐体4の底部4b側に保持できればよい。したがって、実装基板3は、平面視において、円形状、楕円形状や多角形状など適宜の形状とすることができる。
実装基板3は、LED1aを実装基板3の一表面3aa上に設けられた配線パターンの一部からなるダイパッド部にAuSn、半田や銀ペーストなどの接合材料を用いて、LED1aを接合することができる。実装基板3は、実装基板3の一表面3aa上に配線パターンを機械的に保護する絶縁性の保護膜を有していてもよい。保護膜は、光拡散材を含有する合成樹脂などにより形成することができる。実装基板3は、光拡散材を含有する保護膜により、LED1aや蛍光体からの直接光を効率よく反射させることもできる。また、実装基板3は、保護膜により、レンズ2のスプレッドレンズ部位2aからの反射光をレンズ2側に効率よく反射させることもできる。
筐体4は、金属材料(たとえば、アルミニウムやステンレスなど)や各種の樹脂材料で構成することができる。本実施形態のLED照明器具10は、筐体4が有底の円筒状に形成しているが、円筒状に限られず、有底の矩形筒状や椀形状であってもよい。筐体4は、LED光源部1側と電気的に接続するためのプラグ8aを好適に取り付けている。
ホルダ5は、LED光源部1を保持する筐体4と、レンズ2とを、所定の間隔を空けて保持するために好適に用いられる。ホルダ5は、金属材料(たとえば、アルミニウムやステンレスなど)や各種の樹脂材料で構成することができる。ホルダ5は、たとえば、開口部位5baの外周に沿って設けられた底部位5bを利用して、レンズ2の鍔部2cを保持することができる。LED照明器具10は、ホルダ5と筐体4とを、螺子7により螺合することで固定することができる。
反射部6は、LED光源部1から側方に放射される光を、レンズ2のスプレッドレンズ部位2a側となる前方に反射させるため、好適に備えることができる。反射部6は、LED光源部1に対向する表面側がLED1aや蛍光体から放射される可視光を、効率よくレンズ2側へ反射する反射面を備えていればよい。
(実施形態2)
図17に示す本実施形態のLED照明器具10は、図1に示す実施形態1におけるスポットライトの構造のLED照明器具10の代わりに、埋込型ダウンライトの構造とする点が主として相違する。実施形態1と同様の部材については同じ番号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態のLED照明器具10は、有底円筒状の筐体4を備えている。筐体4は、円筒状の筒状部4aと、筒状部4aの内部に設けており筒状部4aの内部を閉塞する底部4bとを備えている。筐体4は、外形が円筒状であって、筐体4の底部4b上にLED光源部1を実装可能としている。LED光源部1は、複数個のLED1aを矩形平板状の実装基板3の一表面3aaに実装するとともに、実装基板3の一表面3aaと反対の他表面3ab側を筐体4の底部4bに当接させている。筐体4は、筒状部4a内にあって、底部4bにおいて実装基板3とは反対側に複数の平行なフィン4cを備えている。LED照明器具10は、円筒状のホルダ5をLED光源部1側の筒状部4aに設けている。ホルダ5は、LED光源部1からの可視光を外部に出射する開口部位5bbを備えている。ホルダ5は、ホルダ5の開口部位5bbの開口縁から外方へ延設する外鍔部位5cを備えている。ホルダ5は、円筒状の筒状部位5aの内壁面に、LED光源部1から照射される可視光を反射する反射鏡部5eを設けている。反射鏡部5eは、筐体4側からホルダ5側に向かって開口径が広がる筒形形状としている。
LED照明器具10は、ホルダ5側と筐体4側との間に、LED光源部1から照射される可視光を反射する反射部6も設けている。反射部6は、筐体4側からホルダ5側に向かって開口径が広がる筒形部6bを備えている。反射部6は、筒形部6bの一端部から外方に延出する円環部6cを備えている。反射部6は、円環部6cの端部から筐体4側に延伸し、筐体4と当接する円筒状の支持部6dを備えている。支持部6dは、筒形部6bと円環部6cとを支持する。反射部6は、金属材料や樹脂材料などを用いて、筒形部6b、円環部6cおよび支持部6dを一体として形成することができる。LED照明器具10は、筒形部6bの他端部がLED光源部1の実装基板3と接触しないように、反射部6の支持部6dと筐体4との位置関係を定めている。
LED照明器具10は、反射部6の開口部6aaを覆うように、LED光源部1からの可視光を配光制御するレンズ2を備えている。レンズ2は、レンズ2の外形形状を円盤状に形成しており、LED光源部1の前方に配置している。反射部6は、レンズ2の外周部を反射部6の円環部6cで保持している。ホルダ5は、たとえば、ホルダ5の筒状部位5aの少なくとも一部に切欠部5dを備え、切欠部5dからレンズ2の外周部に部分的に設けられた突部2fを挿入して、レンズ2を固定している。
レンズ2は、LED光源部1と対向しLED光源部1からの可視光を入射する光入射面2aa側にスプレッドレンズ部位2aを備えている。スプレッドレンズ部位2aは、複数の突条部2a1を平行に備えている。レンズ2は、光入射面2aa側における複数の平行な突条部2a1が、LED光源部1からの可視光を突条部2a1と垂直な方向に広げることができる。また、レンズ2では、スプレッドレンズ部位2aは、複数の窪み部2a2を突条部2a1の長手方向に沿って設けている。さらに、レンズ2は、スプレッドレンズ部位2aおよび窪み部2a2により広がった可視光を集光する集光レンズ部位2bをレンズ2の光入射面2aa側とは反対の光出射面2ab側に備えている。集光レンズ部位2bは、光出射面2ab側に複数のレンズ面を有するフレネルレンズを構成している。LED照明器具10は、ホルダ5がレンズ2を挟んだ状態で、筐体4側に固定している。
LED照明器具10は、外部の電源と電気的に接続する点灯回路部11と、LED光源部1とを電気的に接続している。LED照明器具10は、外部の電源から電力の供給を受けて、点灯回路部11がLED光源部1の点灯を制御する。点灯回路部11は、平常時に外部の商用電源(図示していない)から供給される交流電流を整流した後に、平滑化して直流電流を出力する整流平滑部(図示していない)と、該整流平滑部からの直流電流を一定の電流としてLED1a側に供給する定電流電源部(図示していない)とを備えた構成とすることができる。
LED照明器具10は、筐体4の筒状部4aの内部に、外部の電源から電力の供給を受ける電線(図示していない)と電気的に接続可能な端子台12を好適に備えている。端子台12は、LED光源部1のLED1aに電力を供給するため、点灯回路部11を介してLED光源部1と電気的に接続している。LED照明器具10は、点灯回路部11および端子台12を覆って筐体4に固定する有底円筒状のカバー部14を備えている。LED照明器具10は、外部の電源と電気的に接続された電線を、カバー部14に貫設された図示しない貫通孔を通して端子台12に接続させている。
本実施形態のLED照明器具10は、LED照明器具10を造営材たる天井材(図示していない)に固定する際に用いられる複数個(ここでは、2個)の板状の取付ばね13,13を、ホルダ5の筒状部位5aに設けている。取付ばね13は、取付ばね13を挟持するホルダ5の筒状部位5aに設けられた挟持部(図示していない)に、外形が外鍔部位5c側に湾曲する取付ばね13の一端部13a側を係止している。LED照明器具10は、天井材に貫設された取付孔に挿入し、複数個(ここでは、2個)の取付ばね13,13と、ホルダ5の外鍔部位5cとにより、天井材を挟持して固定する。
LED照明器具10は、LED照明器具10の施工にあたり、端子台12を上記電線と電気的に接続させた後、ホルダ5の筒状部位5aに設けられた各取付ばね13の他端部13bを、筒状部位5a側に近づけるように押し倒した状態で、天井材の取付孔に挿入する。LED照明器具10は、ホルダ5の外鍔部位5cが天井材の取付孔の周部に当接するまで取付孔に押し込むと、取付ばね13,13がホルダ5の筒状部位5aから離れる方向に開く。ここで、LED照明器具10は、取付ばね13の他端部13bが取付孔の周部に弾接し、取付ばね13の他端部13bと、ホルダ5の外鍔部位5cとで天井材を挟持することにより、天井材に取り付けられる。LED照明器具10は、LED光源部1が発光した可視光を、レンズ2に入射し、レンズ2のレンズ効果により屈折することで、LED光源部1から照射された可視光の配光分布よりも、より広いLED照明器具10の配光分布に適した所定の広角な光を照射するように構成している。
なお、LED照明器具10は、人の存在の有無を検知するための人体検知センサや周囲の明るさを検知する明るさセンサの出力に基づいてLED1aへの出力を制御してLED1aの点灯を制御する制御回路部を点灯回路部11に備えた構成としてもよい。なお、制御回路部は、適宜の制御プログラムを搭載したマイクロコンピュータなどで構成すればよい。
本実施形態のLED照明器具10は、実施形態1のLED照明器具10と同様に、照射面における照射むらを抑制することが可能になる。
(実施形態3)
図18に示す本実施形態のLED照明器具10は、図1に示す実施形態1とレンズ2におけるスプレッドレンズ部位2aの形状の一部が異なる点が相違する。実施形態1と同様の部材については同じ番号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態のLED照明器具10は、図18に示すように、LED1aを有し可視光を発光するLED光源部1と、LED光源部1の前方に配置されLED光源部1からの可視光を屈折させるレンズ2とを備えている。レンズ2は、LED光源部1と対向しLED光源部1からの可視光が入射する光入射面2aa側のスプレッドレンズ部位2aと、光入射面2aa側と反対の光出射面2ab側にありLED光源部1からの可視光を集光する集光レンズ部位2bとを備えている。スプレッドレンズ部位2aは、複数の突条部2a1を平行に備えている。スプレッドレンズ部位2aは、光出射面2abに対し突条部2a1の長手方向と垂直な方向に沿って可視光を広げるものであり、突条部2a1は、突条部2a1の長手方向に沿って、可視光を拡散する複数の窪み部2a2を有する
また、本実施形態のLED照明器具10では、図19および図20に示すように、スプレッドレンズ部位2aは、突条部2a1の長手方向と直交する方向に沿った断面視において、複数の突条部2a1のうち、一部の突条部2a1bは、他の突条部2a1aよりも突出する高さが高く且つ三角形状をしている。一部の突条部2a1bは、スプレッドレンズ部位2aの中心から偏った位置に設けている。なお、レンズ2は、図示していないが、一部の突条部2a1bの表面にも複数の窪み部2a2を設けている。
これにより、本実施形態の本実施形態のLED照明器具10では、照射面における照射むらを抑制することが可能になる。また、本実施形態のLED照明器具10は、スプレッドレンズ部位2aの中心から偏った位置に設けている突条部2a1bにより、他の突条部2a1aと比較して、照射面における特定の領域の照度を下げる配光特性を得ることが可能となる。本実施形態のLED照明器具10は、病院で使用する処置灯、一般の寝室などで使用する照明灯や浴室灯などに利用することが可能となる。
1 LED光源部
1a LED
2 レンズ
2a スプレッドレンズ部位
2b 集光レンズ部位
2aa 光入射面
2ab 光出射面
2a1 突条部
2a2 窪み部
10 LED照明器具

Claims (3)

  1. LEDを有し可視光を発光するLED光源部と、該LED光源部の前方に配置され前記LED光源部からの可視光を屈折させるレンズとを備えたLED照明器具であって、
    前記レンズは、前記LED光源部と対向し前記LED光源部からの可視光が入射する光入射面側のスプレッドレンズ部位と、前記光入射面側と反対の光出射面側にあり前記LED光源部からの可視光を集光する集光レンズ部位とを備えており、
    前記スプレッドレンズ部位は、複数の突条部を平行に備え、前記光出射面に対し前記突条部の長手方向と垂直な方向に沿って可視光を広げるものであり、
    前記突条部は、前記突条部の前記長手方向に沿って、可視光を拡散する複数の窪み部を有することを特徴とするLED照明器具。
  2. 前記スプレッドレンズ部位は、前記突条部の長手方向と直交する方向に沿った断面視において、複数の前記突条部の一部は、他の前記突条部よりも突出する高さが高く且つ三角形状をしており、前記スプレッドレンズ部位の中心から偏った位置に設けていることを特徴とする請求項1に記載のLED照明器具。
  3. 前記LED光源部は、前記LEDと、該LEDからの光を吸収し波長変換した蛍光を放出する蛍光体とを有し、前記LEDからの光と前記蛍光体からの蛍光との混色光である可視光を発光することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のLED照明器具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017208206A (ja) * 2016-05-17 2017-11-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明装置
CN107525037A (zh) * 2016-06-21 2017-12-29 深圳福凯半导体技术股份有限公司 Led透镜及具有该led透镜的工矿灯
JP2019053297A (ja) * 2017-09-12 2019-04-04 ヴァレオ ビジョンValeo Vision 自動車用の照明用および/または信号用の照明モジュールの光線を成形するレンズ
WO2022100440A1 (zh) * 2020-11-10 2022-05-19 苏州欧普照明有限公司 光学器件及照明灯具

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