JP2015226570A - クリップを備えた被服用ハンガー - Google Patents

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Abstract

【課題】ばねが折損したとき、その衝撃でクリップ片及びばねの破片が飛散することを防止して安全性の高いクリップを備えた被服用ハンガーを提供する。
【解決手段】対向して配置された一対のクリップ片3aと略U字形のばね4とを備えたクリップ3をハンガー本体2のアーム部21に摺動可能に2個設けてクリップ間の幅を調節可能にするとともに、ばね4の弾性力により前記一対のクリップ片3aの挟持部33同士が押圧付勢するようにしたクリップを備えた被服用ハンガー1において、前記ハンガー本体2のアーム部21の下端部近傍であって前記一対のクリップ片3aの水平方向外周38に、エラストマーにより形成するとともに前記一対のクリップ片3aを締付ける弾性力を備えた環状の連結部材5aを設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、対向して配置された一対のクリップ片と略U字形のばねとを備えたクリップをハンガー本体のアーム部に摺動可能に2個設けてクリップ間の幅を調節可能にしたクリップを備えた被服用ハンガーに係り、特にばねが折れたとき、その衝撃でクリップ片及びばねの破片が飛散して手や顔などを傷つけることを防止するために、クリップ片等の飛散を防止できるクリップを備えた被服用ハンガーの技術に関するものである。
一対のクリップ片とばねとを備えたクリップをハンガー本体のアーム部に摺動可能に2個設けてクリップ間の幅を調節可能にしたクリップを備えた被服用ハンガーは、色々な構造のものが知られている(例えば、特許文献1〜4参照)。
また、一対のクリップ片のうちの一方を、ハンガー本体の端部に一体に成形するとともに、前記一方のクリップ片と並列に折り曲げ可能な薄肉部材で連結して他方のクリップ片も同時に成形したクリップを備えた被服用ハンガーも知られている(例えば、特許文献5参照)。
特開平8−205984号公報 特開平10−147号公報 特開2000−41825号公報 実用新案登録第3064737号公報 特開2006−61365号公報
特許文献1〜4に記載の従来の技術は、ばねが折れたとき、その破片等が開口部から周囲に飛散することを防止して怪我を防止することができる構造としている。
しかしながら、ばねの弾性力により一対のクリップ片をハンガー本体のアーム部に摺動可能に組み付けている状態であるから、ばねが折れると、クリップ片がアームから分離して、ばねが折れた衝撃で、このクリップ片やこれとともにばねの破片が飛散して手や顔などを傷つけるおそれがあるという課題があった。
また、特許文献5に記載の従来の技術は、一対のクリップ片を連結することにより、特許文献1〜4に記載の従来の課題である、クリップ片やばねの破片の飛散を防止することはできる。
しかしながら、特許文献5に記載の従来の技術は、一対のクリップ片のうちの一方を、ハンガー本体の端部に一体に成形しており、前記特許文献1〜4に記載のクリップ間の幅を調節可能な被服用ハンガーには適用できないため、特許文献5の従来技術を考慮しても、特許文献1〜4の課題を解決することはできない。
本発明は、ハンガー本体のアーム部に摺動可能に設けたクリップ間の幅を調節可能にしたクリップを備えた被服用ハンガーにおいて、前記ハンガー本体のアーム部の下端部近傍であって一対のクリップ片の水平方向外周に、エラストマーにより形成するとともに前記一対のクリップ片を締付ける弾性力を備えた環状の連結部材を設けて、ばねが折れたとき、その衝撃でクリップ片及びばねの破片が飛散するという課題を解決することを目的としている。
請求項1に係る本発明は、対向して配置された一対のクリップ片と略U字形のばねとを備えたクリップをハンガー本体のアーム部に摺動可能に2個設けてクリップ間の幅を調節可能にするとともに、前記各クリップ片は、上方に該クリップ片を操作する操作部と、中間に前記ばねの端部と係合する係合部と、下方に被服を挟持する挟持部と、両側縁に前記ハンガー本体のアーム部と嵌合して該クリップ片を開閉する支点部とを備えており、前記係合部に前記ばねの端部を係合させて前記ばねの弾性力により前記一対のクリップ片の挟持部同士が押圧付勢するようにしたクリップを備えた被服用ハンガーにおいて、
前記ハンガー本体のアーム部の下端部近傍であって前記一対のクリップ片の水平方向外周に、エラストマーにより形成するとともに前記一対のクリップ片を締付ける弾性力を備えた環状の連結部材を設けたクリップを備えた被服用ハンガーである。
請求項2に係る本発明は、請求項1に係る本発明の構成に加え、前記連結部材は断面が楕円状又は円状であり、前記一対のクリップ片の外周には前記連結部材のズレを防止するズレ防止手段を形成したクリップを備えた被服用ハンガーである。
請求項3に係る本発明は、請求項2に係る本発明の構成に加え、前記ズレ防止手段は、クリップ片の角部に形成した凹部又は側部に形成した突起部としたクリップを備えた被服用ハンガーである。
請求項4に係る本発明は、請求項1〜3のいずれか係る本発明の構成に加え、前記ばねを合成樹脂製としたクリップを備えた被服用ハンガーである。
請求項1に係る本発明のクリップを備えた被服用ハンガーは、前記ハンガー本体のアーム部の下端部近傍であって前記一対のクリップ片の水平方向外周に、エラストマーにより形成するとともに前記一対のクリップ片を締付ける弾性力を備えた環状の連結部材を設けたから、仮にばねが折損したときでも、一対のクリップ片が連結部材により確実に連結されており、クリップ片及びばねの破片が周囲に飛散することを防止して安全性を向上させることができるのである。
請求項2に係る本発明のクリップを備えた被服用ハンガーは、請求項1に係る本発明のクリップを備えた被服用ハンガーの効果に加え、前記連結部材は断面が楕円状又は円状であり、前記一対のクリップ片の外周には前記連結部材のズレを防止するズレ防止手段を形成したから、連結部材の構造が簡単であり、一対のクリップ片への所定位置の保持を容易に行うことができるのである。
請求項3に係る本発明のクリップを備えた被服用ハンガーは、請求項2に係る本発明のクリップを備えた被服用ハンガーの効果に加え、前記ズレ防止手段は、クリップ片の角部に形成した凹部又は側部に形成した突起部であるから、ズレ防止手段を簡単な構造とすることができるのである。
請求項4に係る本発明のクリップを備えた被服用ハンガーは、請求項1〜3のいずれかに係る本発明のクリップを備えた被服用ハンガーの効果に加え、前記ばねを合成樹脂製としたから、検針用の金属探知機に反応しないものとすることができるのである。
本発明の第一の実施の形態に係るクリップを備えた被服用ハンガーの斜視図である。 本発明の第一の実施の形態に係るクリップを備えた被服用ハンガーの正面図である。 図2のA−A線拡大断面図である。 図3におけるクリップの開いた状態を示す図である。 図2の右側面図である。 図1の一部を破断した右端部拡大図である。 本発明の第一〜第三の実施の形態に係る連結部材を示す拡大斜視図及びその断面図で、(a)及び(b)は第一の実施の形態、(c)及び(d)は第二の実施の形態、(e)及び(f)は第三の実施の形態である。 本発明の第二及び第三の実施の形態に係るクリップを備えた被服用ハンガーを示す一部を破断した拡大図であって、第一の実施の形態における図1の一部を破断した右端部拡大図である図6に相当する図で、(a)は第二の実施の形態、(b)は第三の実施の形態である。 本発明の第四の実施の形態に係るクリップを備えた被服用ハンガーの斜視図である。 図9のクリップの部分における拡大縦断面図である。 本発明の第五の実施の形態に係るクリップを備えた被服用ハンガーの斜視図である。 図11のクリップの部分における拡大縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係るクリップを備えた被服用ハンガーを添付した図面を参照しながら詳細に説明する。
図1〜図7(a)、(b)は、本発明の第一の実施の形態を示す図面であり、図1は斜視図、図2は正面図、図3は図2のA-A線拡大断面図、図4は図3におけるクリップを開いた状態の図、図5は図2の右側面図、図6は図1の一部を破断した右端部拡大図、図7は連結部材を示す図である。
図7(c)〜(f)及び図8は、本発明の第二及び第三の実施の形態を示す図面であり、図7は連結部材を示す図、図8は図6に相当する図である。
図9及び図10は第五の実施の形態を示す図面であり、図9は斜視図、図10はクリップの部分における拡大縦断面図である。
図11及び図12は、第五の実施の形態を示す図面であり、図11は斜視図、図12はクリップの部分における拡大縦断面図である。
以下、図1〜図7(a)、(b)に基づき、本発明の第一の実施の形態に係るクリップを備えた被服用ハンガーについて説明する。
1は、クリップを備えた被服用ハンガーであり、ハンガー本体2と、ハンガー本体2のアーム部21に設けた2個のクリップ3とから構成している。
各クリップ3は、対向して配置された一対のクリップ片3aと中間部分で折り返されて上下を逆にした略U字形のばね4と連結部材5とを備えており、該クリップ3をハンガー本体2のアーム部21に摺動可能に2個設けてクリップ間の幅を調節可能にしている。
各クリップ片3aは、上方にクリップ片3aを押圧して操作する操作部31と、中間内側にばね4の端部41と係合する係合部32(図3、図4参照)と、下方に被服を挟持する挟持部33と、両側縁34にハンガー本体2のアーム部21と嵌合して該クリップ片3aを開閉する支点部35aとを備えている。
ハンガー本体2は、前記クリップ片3aと同様に、ポリプロピレンからなる合成樹脂製であり、水平に延びるアーム部21と、アーム部21の左右方向中間に立設した吊持用フック22とを備えている。
ハンガー本体2のアーム部21は、両端に上方に開口した長穴23を形成するとともに、長穴23と中央部24との間における摺動用アーム部21aには、その上端に摺動用突条部25と、中間にガイド用突条部26とを形成している。
そして、前記一対のクリップ片3aの両側縁34に形成した支点部35aは、前記摺動用アーム部21aに形成した摺動用突条部25と嵌合する半円状の切欠部としており、摺動可能で摺動用突条部25を支点として一対のクリップ片3aを開閉可能としている。
このように、2個のクリップ3は摺動用アーム部21aに形成された摺動用突条部25aの幅で左右に摺動することにより、各種サイズのスラックス、スカートなどの被服を挟持することができるようにしている。
また、摺動用アーム部25に形成したガイド用突条部26はクリップ3を摺動させる際にガイドの機能を発揮するように形成している。
なお、アーム部21の下端と、中央部24の上端と、吊持用フック22の側縁とに、補強用突条部27を形成している。
前記ばね4は、高密度カーボネイト樹脂を主体とする複合材料からなる合成樹脂製であり、対向して配置された一対のクリップ片3aの係合部32にばね4の端部41(図3、図4参照)を係合させてばね4の弾性力により一対のクリップ片3aの挟持部33同士が押圧付勢するようにしている。
また、前記各クリップ片3aには、図6に示すように、係合部32を金型で成形する際の金型摺動用の窓孔36と、窓孔36の中央部に設けたばね4の破片の飛散を防止する飛散防止部37と、補強片38とを設けている。
以上のように構成されたクリップを備えた被服用ハンガー1は、ハンガー本体2、各一対のクリップ片3a、ばね4が全て合成樹脂製であるから、被服用ハンガー1に被服を挟持させた状態で検針用の金属探知機で検査することができるのである。
しかしながら、クリップを備えた被服用ハンガー1を使用するとき、仮に合成樹脂製のばね4が折り返し部分などで折損したとき、折れたばね4の衝撃でクリップ片3aとばね4の破片とが飛散するおそれがある。
そこで、本発明では、折れたばね4の衝撃でクリップ片3aとばね4の破片とが飛散しないように、以下に説明する連結部材5(5a、5b、5c)を設けたのである。
連結部材5は、材質がエラストマーであり、この実施の形態では、熱硬化性エラストマーであるニトリルゴムを用いている。
第一の実施の形態に係る連結部材5aの具体的な構成は、図7(a)及び(b)に示すように、荷重を作用させない自由状態で、長径5mm、短径3mm、全長40mmの断面が楕円状で環状に形成したものである。
そして、連結部材5aは、図6に示すように、前記ハンガー本体2のアーム部2の下端部近傍であって前記一対のクリップ片3aの水平方向外周に設けて、一対のクリップ片3aを弾性力により締付けるように設けている。
前記連結部材5aを配設する一対のクリップ片3aの水平方向外周における4箇所の角部には、図6に示すように、クリップ3の開閉を繰り返したときに連結部材5aのズレを防止する凹部39aをずれ防止手段として形成している。
連結部材5aは、一対のクリップ片3aを締付ける弾性力が生ずるように、100%強の伸びを持った状態で、前記クリップ片3aの水平方向外周における4箇所の角部に形成した凹部39aを通るように配設するのである。
連結部材5は、エラストマー製であるから、非常に大きな弾性変形が可能であり、図4に示す伸びが生じても連結部材5の耐久性を損なうことはない。
なお、クリップ3の挟持部33の開閉状態をどのように設計し、連結部材5の伸張度合をどのように設計するかについては、クリップを備えた被服用ハンガー1の要求仕様に応じて適宜決定するのである。
次に、図7(c)、(d)及び図8(a)に基づき、本発明の第二の実施の形態に係るクリップを備えた被服用ハンガーについて、第一の実施の形態と相違する構成について説明する。
第二の実施の形態は、連結部材5b及び凹部39bを第一の実施の形態の連結部材5a及び凹部39aと異なる構成としたものである。
連結部材5bの具体的な構成は、図7(c)及び(d)に示すように、荷重を作用させない自由状態で、直径4mm、全長40mmの断面が円状で環状に形成したものである。
そして、図8(a)に示すように、連結部材5bは、一対のクリップ片3aを締付ける弾性力が生ずるように、100%強の伸びを持った状態で、前記クリップ片3aの水平方向外周における4箇所の角部に形成した凹部39bを通るように配設するのである。
次に、図7(e)、(f)及び図8(b)に基づき、本発明の第三の実施の形態に係るクリップを備えた被服用ハンガーについて、第一の実施の形態と相違する構成について説明する。
第三の実施の形態は、連結部材5c及び凹部39cを第一の実施の形態の連結部材5a及び凹部39aと異なる構成としたものである。
連結部材5cの具体的な構成は、図7(e)及び(f)に示すように、荷重を作用させない自由状態で、長辺6mm、短辺2mm、全長40mmの断面が矩形状で環状に形成したものである。
そして、図8(b)に示すように、連結部材5cは、一対のクリップ片3aを締付ける弾性力が生ずるように、100%強の伸びを持った状態で、前記クリップ片3aの水平方向外周における4箇所の角部に形成した凹部39cを通るように配設するのである。
次に、図9及び図10に基づき、本発明の第四の実施の形態に係るクリップを備えた被服用ハンガーについて、第一の実施の形態と相違する構成について説明する。
第四の実施の形態は、ハンガー本体2のアーム部21の摺動用アーム部21bの形状及びクリップ片3bの支点部35bの形状を、第一の実施の形態のアーム部21の摺動用アーム部21a及びクリップ片3aの支点部35aと異なる構成としたものである。
第四の実施の形態では、摺動用アーム部21bは縦断面を「士」字状に形成して、水平中央部に摺動ガイド用の上側突条部28aと、水平下端部に摺動ガイド用の下側突条部28bと、両突条部28a、28bとの間に摺動用溝部28を形成している。
そして、ハンガー本体2のアーム部21と嵌合してクリップ片3bを開閉するためのクリップ片3bの両側縁34に形成した支点部35bは、前記摺動用アーム部21bに形成した摺動用溝部28と嵌合する突条部としており、摺動可能で摺動用溝部28を支点として一対のクリップ片3bを開閉可能としている。
また、第四の実施の形態では、連結部材5については、第一〜第三の実施の形態と同様に、図7(a)〜(f)に示す断面円状、断面楕円状、断面矩形状のいずれかを使用するのであり、図9及び図10では、断面楕円状の連結部材5aを図示している。
第四の実施の形態における他の構成については第一の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
次に、図11及び図12に基づき、本発明の第五の実施の形態に係るクリップを備えた被服用ハンガーについて、第一の実施の形態と相違する構成について説明する。
第五の実施の形態は、ハンガー本体6の形状及びクリップ片3cの支点部35cの形状を、第一の実施の形態のハンガー本体2及びクリップ片3aの支点部35aと異なる構成としたものである。
ハンガー本体6は、上方部に被服吊持杆61と、下方部に2個のクリップ3を摺動可能に設けたアーム部62とを備え、上着とスラックス又はスカートとを同時に吊下可能としたスーツの吊下に好適に構成している。
ハンガー本体6は、材質を実施の形態1と同様に、ポリプロピレンからなる合成樹脂製とし、前記被服吊持杆61を中央から左右に先下がりに延びる円弧状に形成して、上着等が型崩れしない状態で吊下可能にしている。
また、ハンガー本体6の被服吊持杆61の中央上部を上方に膨出させて被服吊持用フック63を立設している。
前記アーム部62は、その両端を上方に屈曲させた取付部62aにより前記吊持杆61の両端に着脱可能に嵌め込んで取付け、中央水平部を断面円状に形成して摺動用アーム部62bとしている。
前記一対のクリップ片3cの両側縁34に形成した支点部35cは、断面円形の前記摺動用アーム部62bと嵌合する半円状の切欠部としており、摺動可能で摺動用アーム部62bを支点として一対のクリップ片3cを開閉可能としている。
また、第五の実施の形態では、連結部材5については、第一〜第三の実施の形態と同様に、図7(a)〜(f)に示す断面円状、断面楕円状、断面矩形状のいずれかを使用するのであり、図11及び図12では、断面楕円状の連結部材5aを図示している。
第五の実施の形態における他の構成については第一の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
以上の実施の形態では、クリップのばねは合成樹脂製としたが、金属製であっても経時劣化が生じて折れることがあり、本発明を適用できることはもちろんである。
そして、金属製のばねを使用したクリップを備えた被服用ハンガーは、検針用の金属探知機で検査することができないので、検針については他の検査方法を採用するのである。
以上の実施の形態では、連結部材の断面を楕円状、円状、矩形状としたが、例えば、多角形状、半円状、半楕円状等の断面形状でもよい。
また、連結部材を一重の環状としたが、複数巻の環状としてもよく、連結部材を複数巻とする場合に、一つの環状の連結部材の長さを長く形成することにより折り返して複数巻としてもよく、複数の環状の連結部材を束ねた状態で複数巻としてもよい。
また、以上の実施の形態では、連結部材について、形状及び具体的数値を例示して説明したが、ばねが折れた際に、一対のクリップ片がばねの破片により飛散することを防止できる形状及び寸法となるように適宜設計することができる。
以上の実施の形態では、一対のクリップ片の外周に連結部材を配設する一対のクリップ片の角部に連結部材のズレ防止手段として凹部を形成したが、ズレ防止手段としてクリップ片の側部、例えば側縁に突起部を形成してもよい。
ズレ防止手段としての突起部は、連結部材をアーム部の下端部近傍に設けるのであるから、連結部材はアーム部により上方へのズレを阻止できるので、連結部材の下方側2箇所に設けるのである。
また、ズレ防止手段を設けなくてもクリップ片の外周とエラストマー製の連結部材との摩擦により、一対のクリップ片を開閉しても連結部材を装着した位置がずれることはほとんど生じないため、ズレ防止手段をなくすこともできる。
以上の実施の形態では、一対のクリップ片における連結部材を配設した外周はクリップを開くとクリップを閉じているときよりも大きくなるのであるが、連結部材を開く際に上方にずれる方向の力が働いてもアーム部で阻止され、また、クリップを閉じる際に連結部材を配設したクリップ片の外周は先細とはならないから、下方にずれる方向の力は働かない。
したがって、以上の実施の形態では、ズレ防止手段をなくしても、一対のクリップ片の開閉による連結部材の位置がずれることはほとんど生じない。
以上の実施の形態では、連結部材の材質としてニトリルゴムを用いたが、各種エラストマーを採用することができることはもちろんである。
1 被服用ハンガー
2、6 ハンガー本体
21、62 アーム部
3 クリップ
3a、3b、3c クリップ片
31 操作部
32 係合部
33 挟持部
34 側縁
35a、35b、35c 支点部
39a、39b、39c 凹部
4 ばね
41 ばねの端部
5、5a、5b、5c 連結部材

Claims (4)

  1. 対向して配置された一対のクリップ片と略U字形のばねとを備えたクリップをハンガー本体のアーム部に摺動可能に2個設けてクリップ間の幅を調節可能にするとともに、前記各クリップ片は、上方に該クリップ片を操作する操作部と、中間に前記ばねの端部と係合する係合部と、下方に被服を挟持する挟持部と、両側縁に前記ハンガー本体のアーム部と嵌合して該クリップ片を開閉する支点部とを備えており、前記係合部に前記ばねの端部を係合させて前記ばねの弾性力により前記一対のクリップ片の挟持部同士が押圧付勢するようにしたクリップを備えた被服用ハンガーにおいて、
    前記ハンガー本体のアーム部の下端部近傍であって前記一対のクリップ片の水平方向外周に、エラストマーにより形成するとともに前記一対のクリップ片を締付ける弾性力を備えた環状の連結部材を設けたことを特徴とするクリップを備えた被服用ハンガー。
  2. 前記連結部材は断面が楕円状又は円状であり、前記一対のクリップ片の外周には前記連結部材のズレを防止するズレ防止手段を形成したことを特徴とする請求項1に記載のクリップを備えた被服用ハンガー。
  3. 前記ズレ防止手段は、クリップ片の角部に形成した凹部又は側部に形成した突起部であることを特徴とする請求項2に記載のクリップを備えた被服用ハンガー。
  4. 前記ばねを合成樹脂製とした請求項1〜3のいずれかに記載のクリップを備えた被服用ハンガー。
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