JP2015220889A - 電力供給システム - Google Patents

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【課題】出力の変動する電源が出力大の状態になったときにはその電源からの電力が優先使用されるようにして、出力変動の大きい自然エネルギー利用電源からの電力が積極的に使用されるようにした。【解決手段】電力供給システム1では、負荷30に電力を供給するDCバス20に対し、電気自動車11、太陽電池12、風車13といった複数の電源が接続されている。太陽電池12と風車13は電力変換装置であるACDC変換器22、23を介してDCバス20に接続される。ACDC変換装置22、23は、電源からの入力電力が小であるときに出力電圧が低下し、入力電力が大であるときに出力電圧が上昇するように、入力電力と出力電圧の関係が規定されている。【選択図】図1

Description

本発明は電力供給システムに関する。
自然エネルギーで発電した電力の供給システムでは、太陽電池や風車などの電源からの電力を、商用電源からの電力と併用する形にすることが多い。各電源からの電力はバスで供給される。このような電力供給システムの例を特許文献1〜3に見ることができる。
特許文献1には分散電源システムが記載されている。この分散電源システムでは直流バスに太陽光発電ユニットや風力発電ユニットなど複数台の電源ユニットが接続されている。各電源ユニットは直流バス電圧に基づいて電力の授受の量を自律的に決める。
特許文献2にも分散電源システムが記載されている。この分散電源システムでは直流バスによって風力発電ユニット、太陽光発電ユニット、電力貯蔵ユニット、フライホイールユニット、負荷ユニット、系統連系ユニットなどが相互に接続されている。各ユニットの動作は直流バスの電圧に基づいて行われる。
特許文献3には電力供給システムが記載されている。この電力供給システムは、商用電力供給源に加えて、太陽光や風力のような自然エネルギーを利用した発電手段を分散電源部として備える。分散電源部は、供給する電力値の変化が予測困難である第1発電源と、商用電力供給源とも第1発電源とも異なる第2発電源と、蓄電手段と、第2発電源制御手段と、蓄電供給制御手段とを備える。第1判定手段が判定電力値と第1発電源の供給電力値とを比較して第1発電源の供給電力値の方が判定電力値よりも小さいと判定した場合、第2発電源制御手段は第2発電源を制御し、当該分散電源部が出力すべき電力値である基準電力値と第1発電源の供給電力値との差分の電力を発電させる。第1発電源及び第2発電源の供給電力値が基準電力値よりも小さい場合には、蓄電供給制御手段が蓄電手段を制御し、基準電力値と第1発電源及び第2発電源の供給電力値との差分の電力値を供給させる。
特開2005−224009号公報 特開2003−339118号公報 国際公開2011/114422号公報
自然エネルギーで発電を行う電源を含む電力供給システムにあっては、自然エネルギーによる電力が優先使用されるべきである。しかしながら自然エネルギーによる発電は出力変動が大きく、常に優先使用することとしたのでは電力の安定供給を達成できない。本願はこの点に鑑みなされたものであり、出力の変動する電源が出力大の状態になったときにはその電源からの電力が優先使用されるようにして、出力変動の大きい自然エネルギー利用電源からの電力が積極的に使用されるようにしたものである。
本発明に係る電力供給システムは、負荷に電力を供給するDCバスに複数の電源を接続するものであり、前記複数の電源のうち少なくとも1個は電力変換装置を介して前記DCバスに接続されており、前記電力変換装置は、前記電源からの入力電力が小であるときに出力電圧が低下し、入力電力が大であるときに出力電圧が上昇するように、入力電力と出力電圧の関係が規定されていることを特徴としている。
上記構成の電力供給システムにおいて、前記複数の電源のうち、少なくとも第1電源と第2電源が各々前記電力変換装置を介して前記DCバスに接続されており、前記第1電源の前記電力変換装置は、前記第1電源からの入力電力がP11であるときには出力電圧V11となり、前記第1電力源からの入力電力がP12であるときは出力電圧V12となるものであり、前記第2電源の前記電力変換装置は、前記第2電源からの入力電力がP21であるときには出力電圧V21となり、前記第2電源からの入力電力がP22であるときは出力電圧V22となるものであり、V11>V21かつV12<V22の関係が存在することが好ましい。
上記構成の電力供給システムにおいて、前記複数の電源には自然エネルギーで発電する電源が含まれることが好ましい。
上記構成の電力供給システムにおいて、前記複数の電源には蓄電装置が含まれることが好ましい。
上記構成の電力供給システムにおいて、前記電源から前記電力変換装置に対し、自立したパワーコンディショナーを介して電力供給が行われることが好ましい。
負荷に電力を供給するDCバスに複数の電源を接続するに際し、複数の電源のうち少なくとも1個は電力変換装置を介してDCバスに接続されるものとし、この電力変換装置は、電源からの入力電力が小であるときに出力電圧が低下し、入力電力が大であるときに出力電圧が上昇するように、入力電力と出力電圧の関係が規定されているから、電力変換装置を介してDCバスに接続される電源が自然エネルギーで発電する電源である場合、電力変換装置の入力電力が大になるときのみ出力電圧が上昇してDCバスに対する電力供給の優先順位が上がることとなり、電力の安定供給を実現しつつ自然エネルギーの活用が可能となる。
本発明の第1実施形態に係る電力供給システムの概念説明図である。 電力変換器の変換特性のグラフである。 自然エネルギーで発電する電源の発電量の変動の一例を示すグラフである。 電力の優先使用について説明するグラフである。 負荷変動時の電源の選択について説明するグラフである。 本発明の第2実施形態に係る電力供給システムの概念説明図である。
以下、図に基づき本発明の実施形態を説明する。
<第1実施形態>
図1に示す電力供給システム1は電源に電気自動車を含み、電気自動車充放電システム10が電力供給制御装置として機能する。電力供給システム1は、分散電源として、電気自動車11の他、太陽電池12と風車13を備える。燃料電池14やガスエンジン発電機15を電源に加えることも可能である。
電力供給システム1が蓄電池を含んでいると、その蓄電池に自然エネルギーの余剰電力を充電してためることができる。自然エネルギーの電力が小さいときは蓄電池から放電した電力を優先して使用することができ、安定して電力を使用することができる。
自然エネルギーの余剰電力を受け入れるため、また、自然エネルギーの電力が小さいときにも安定して電力を供給するために、蓄電池の容量は大きい方がよく、この意味では電気自動車の蓄電池を使用するとよい。電気自動車の蓄電池の容量は、一般的に据え置き型蓄電池の容量に比べて大きく、本願のような電力供給システムに適している。また、災害時停電時においても、蓄電池を移動させて利用することができる。
電力供給システム1が電源に電気自動車を含む構成となっているのは上記の理由によるものであり、電気自動車11に搭載された蓄電池が電力供給システム1の蓄電装置として機能する。電気自動車以外の車両であっても、蓄電池を動力源とするものであればその蓄電池を電力供給システム1の蓄電装置とすることができる。もちろん、車両に搭載されない据え置き型の蓄電池を電力供給システム1の蓄電装置としてもよい。
電気自動車充放電システム10は各電源の電力が結合されるDCバス20を含む。DCバス20に対し、電気自動車11、太陽電池12、及び風車13が、各々電力変換装置を介して接続される。電気自動車11にとり電力変換装置となるのは双方向DCDC変換器21である。太陽電池12にとり電力変換装置となるのはACDC変換器22である。風車13にとり電力変換装置となるのはACDC変換器23である。
太陽電池12とACDC変換器22の間には太陽光発電パワーコンディショナー24が介在し、風車13とACDC変換器23の間には風力発電パワーコンディショナー25が介在する。太陽光発電パワーコンディショナー24は太陽電池12のDC出力をACに変換して出力する。風力発電パワーコンディショナー25は風車13のAC出力をACで出力する。
太陽光発電パワーコンディショナー24と風力発電パワーコンディショナー25はそれ自身が自立した電力供給装置である。太陽光発電パワーコンディショナー24の出力は自立出力(自立出力1)であり、それはACDC変換器22の自立入力(自立入力1)となる。風力発電パワーコンディショナー25の出力も自立出力(自立出力2)であり、それはACDC変換器23の自立入力(自立入力2)となる。
パワーコンディショナーの各々の自立出力を使うことで、パワーコンディショナーはそれ自身が自立した電力供給装置となる。パワーコンディショナーの自立出力を電力変換器の自立入力とすることで、災害時停電時においても、複数の電力源を統合し自律的に優先順位を付けて効率よく電力を使用することができる。
電力供給システム1における負荷30は、双方向インバータ31を介してDCバス20に接続される。
図1の電力供給システム1には商用電源が含まれていないが、DCバス20を系統連系で商用電源に接続することとしてもよい。
電力供給システム1の働きは次の通りである。複数の電源のうち、どれが優先使用されるかは、DCバス20の電圧で決まる。「電源の設定出力電圧≧バス電圧」となったとき、その電源からDCバス20に電力が供給される。つまり、電力利用の優先順位は電源の設定出力電圧の高い順となる。
負荷30の電力消費量が小であって、DCバス20の電圧が高い間は、優先順位上位の電源から電力が供給される。負荷30の電力消費量が増大し、DCバス20の電圧が低下すると、優先順位上位の電源からだけでなく、優先順位下位の電源からも電力が供給されるようになる。
太陽電池12や風車13のように、自然エネルギーで発電を行う電源は、その電力をできるだけ使用したいところであるが、出力変動が大きいため、常時優先順位上位とすることができない。そこで次のようにする。すなわち電力変換装置であるACDC変換器22、23は、電源である太陽電池12または風車13からの入力電力が小であるときには出力電圧が低下し、入力電力が大であるときには出力電圧が上昇するように、入力電力と出力電圧の関係が規定されている。
電力変換装置である双方向DCDC変換器21、ACDC変換器22、及びACDC変換器23における、それぞれの入力電圧と出力電圧の関係を、図2のグラフに基づき説明する。図2では、ACDC変換器22はACDC変換器1、ACDC変換器23はACDC変換器2とされている。なおグラフ中の電力や電圧の数値は単なる例示であり、発明を限定するものではない。
図2(a)のグラフは双方向DCDC変換器21における入力電力と出力電圧の関係の規定の仕方を示す。入力電力が大になるにつれ出力電圧が上昇するが、その上昇の仕方は緩やかである。
図2(b)のグラフはACDC変換器22における入力電力と出力電圧の関係の規定の仕方を示す。入力電力が大になるにつれ出力電圧が目に見えて上昇する。
図2(c)のグラフはACDC変換器23における入力電力と出力電圧の関係の規定の仕方を示す。入力電力が大になるにつれ出力電圧は、ACDC変換器22よりもさらに高い比率で上昇する。
ACDC変換器22、23の入力電力と出力電圧の関係は次のように規定されている。すなわち太陽電池12が第1電源、風車13が第2電源であるものとする。第1電源の電力変換装置であるACDC変換器22は、第1電源からの入力電力がP11であるときは出力電圧V11となり、第1電源からの入力電力がP12であるときは出力電圧V12となる。第2電源の電力変換装置であるACDC変換器23は、第2電源からの入力電力がP21であるときは出力電圧V21となり、第2電源からの入力電力がP22であるときは出力電圧V22となる。そして出力電圧相互間には、V11>V21かつV12<V22の関係が存在する。
上記のような入力電力と出力電圧の関係の規定は、双方向DCDC変換器21とACDC変換器22の間、また双方向DCDC変換器21とACDC変換器23の間にも存在する。
双方向DCDC変換器21とACDC変換器22の間における入力電力と出力電圧の関係の規定は次の通りである。すなわち電気自動車11が第1電源、太陽電池12が第2電源であるものとする。第1電源の電力変換装置である双方向DCDC変換器21は、第1電源からの入力電力がP11であるときは出力電圧V11となり、第1電源からの入力電力がP12であるときは出力電圧V12となる。第2電源の電力変換装置であるACDC変換器22は、第2電源からの入力電力がP21であるときは出力電圧V21となり、第2電源からの入力電力がP22であるときは出力電圧V22となる。そして出力電圧相互間には、V11>V21かつV12<V22の関係が存在する。
双方向DCDC変換器21とACDC変換器23の間における入力電力と出力電圧の関係の規定は次の通りである。すなわち電気自動車11が第1電源、風車13が第2電源であるものとする。第1電源の電力変換装置である双方向DCDC変換器21は、第1電源からの入力電力がP11であるときは出力電圧V11となり、第1電源からの入力電力がP12であるときは出力電圧V12となる。第2電源の電力変換装置であるACDC変換器23は、第2電源からの入力電力がP21であるときは出力電圧V21となり、第2電源からの入力電力がP22であるときは出力電圧V22となる。そして出力電圧相互間には、V11>V21かつV12<V22の関係が存在する。
図3のグラフには、太陽電池12の発電電力と風車13の発電電力が時間の経過とともにどのように変化するが示されている。言うまでもないが、このグラフは一つの想定例であり、実際の変化をプロットしたものではない。
太陽電池12と風車13の発電電力が変化すると、ACDC変換器22、23の入力電力が変化する。入力電力が変化するとACDC変換器22、23の出力電圧が変化する。図4のグラフには、図3のグラフにおける発電電力の変化によりもたらされたACDC変換器22、23の出力電圧の変化が示されている。図4のグラフには電気自動車11の放電電圧も示されている。
図4のグラフには(1)〜(7)の区間が表示されている。電気自動車11の放電電圧、ACDC変換器22の出力電圧、及びACDC変換器23の出力電圧の3種の電圧の関係がどのように変化したかで区間が切り替わる。
区間(1)では、ACDC変換器22の出力電圧が最も高く、電気自動車11の放電電圧がそれに次ぎ、ACDC変換器23の出力電圧が最も低くなっている。従って区間(1)ではACDC変換器22、電気自動車11、ACDC変換器23の順で電源としての優先順位が高くなる。
以下同様にして図4のグラフを見ていくと、電源としての優先順位は次のようになる。
区間(2):電気自動車11、ACDC変換器22、ACDC変換器23
区間(3):電気自動車11、ACDC変換器23、ACDC変換器22
区間(4):ACDC変換器23、電気自動車11、ACDC変換器22
区間(5):ACDC変換器23、ACDC変換器22、電気自動車11
区間(6):ACDC変換器22、ACDC変換器23、電気自動車11
区間(7):ACDC変換器22、電気自動車11、ACDC変換器23
このように電力供給システム1では、電力変換装置の入力電力における出力電圧を設定しておくことで、分散電源における電力供給の優先順位を自律的に変えることができる。
負荷30が変動するとDCバス20の電圧が変化する。負荷30の電力消費量が増大すればDCバス20の電圧が低下し、負荷30の電力消費量が減少すればDCバス20の電圧が上昇する。図5のグラフにはDCバス20の電圧変動の例が示されている。
図5のグラフには、電気自動車11の放電電圧、ACDC変換器22の出力電圧、ACDC変換器23の出力電圧に加えて、DCバス20の電圧も示されている。DCバス20の電圧よりも高い電圧の電源は出力し、DCバス20の電圧よりも低い電圧の電源は出力しない。
図5のグラフには(1)〜(10)の区間が表示されている。電気自動車11の放電電圧、ACDC変換器22の出力電圧、ACDC変換器23の出力電圧、及びDCバス20の電圧の4種の電圧の関係がどのように変化したかで区間が切り替わる。負荷30への電力供給は次のように自律的に行われる。
区間(1)では、ACDC変換器22の出力電圧が最も高く、電気自動車11の放電電圧がそれに次ぎ、ACDC変換器23の出力電圧が最も低くなっている。従って区間(1)ではACDC変換器22、電気自動車11、ACDC変換器23の順で電源としての優先順位が高くなる。
区間(1):ACDC変換器22と電気自動車11がDCバス20に対し出力する。ACDC変換器22が電気自動車11に優先する。ACDC変換器23は出力しない。
区間(2):電気自動車11とACDC変換器22がDCバス20に対し出力する。電気自動車11がACDC変換器22に優先する。ACDC変換器23は出力しない。
区間(3):電気自動車11がDCバス20に対し出力する。ACDC変換器22とACDC変換器23は出力しない。
区間(4):電気自動車11とACDC変換器23がDCバス20に対し出力する。電気自動車11がACDC変換器23に優先する。ACDC変換器22は出力しない。
区間(5):ACDC変換器23と電気自動車11がDCバス20に対し出力する。ACDC変換器23が電気自動車11に優先する。ACDC変換器22は出力しない。
区間(6):ACDC変換器23、電気自動車11、及びACDC変換器22がこの通りの優先順位でDCバス20に対し出力する。
区間(7):ACDC変換器23、ACDC変換器22、及び電気自動車11がこの通りの優先順位でDCバス20に対し出力する。
区間(8):ACDC変換器22、ACDC変換器23、及び電気自動車11がこの通りの優先順位でDCバス20に対し出力する。
区間(9):ACDC変換器22、電気自動車11、及びACDC変換器23がこの通りの優先順位でDCバス20に対し出力する。
区間(10):ACDC変換器22と電気自動車11がDCバス20に対し出力する。ACDC変換器22が電気自動車11に優先する。ACDC変換器23は出力しない。
太陽光発電や風力発電など自然エネルギーを利用した発電は出力変動が大きいが、上記のように出力の大きさに応じて電力供給の優先順位を上げることとすれば、自然エネルギーが豊富に存在しても優先順位が低くて出力されないといったことがなくなり、自然エネルギーを有効利用することができる。また出力が小さいときは発電効率も低下しているから、そのような電源は優先順位を下げ、発電効率の高い電源を優先使用するようにして、電力供給システム1の効率を高めることができる。
<第2実施形態>
電力供給システム1の第2実施形態を図6に示す。第1実施形態と機能的に共通する構成要素には第1実施形態の説明で用いたのと同じ符号を付し、説明は省略する。
第2実施形態では蓄電池16が電力供給システム1の蓄電装置として機能する。蓄電池16は電気自動車に搭載されたものではなく、従って第2実施形態には電気自動車充放電システムが存在していない。
実施形態1の電力供給システム1では太陽電池12が太陽光発電パワーコンディショナー24を備え、電力を自立AC出力として出力していた。実施形態2の電力供給システム1では、太陽電池12が発電した電力を直流のままDCDC変換器26でDCDC変換してDCバス20に供給する。
太陽電池12とDCDC変換器26の間にはMPPT制御装置27が介在している。MPPTとは「最大電力点追従」(maximum power point tracking)のことである。太陽電池12の最適動作点は気象条件等により常に変動するが、MPPT制御装置27はその最適動作点に追従するように動作する。これにより、DCバス20の電圧が変動しても太陽電池12の最大電力を利用することができる。
第2実施形態の電力供給システム1は系統連系機能を有する。すなわち負荷30は必要に応じ商用電源からも電力の供給を受ける。双方向インバータ31は商用電源から電力を供給される際に系統連系を行うための電力変換装置として機能する。
双方向インバータ31のAC側は系統とつながっている。蓄電池16を充電するときは蓄電池16を負荷とみなし、電源が系統及び太陽電池12となる。系統に対しては双方向インバータ31が電力変換装置となる。
蓄電池16が放電するときは、蓄電池16と太陽電池12が電源となる。双方向DCDC変換器21とDCDC変換器26は、入力電力に応じて出力電圧を決める。
以上、本発明の各実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではない。発明の主旨を逸脱しない限り、種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は分散電源を含む電力供給システムに広く適用可能である。
1 電力供給システム
10 電気自動車充放電システム
11 電気自動車
12 太陽電池
13 風車
16 蓄電池
20 DCバス
21 双方向DCDC変換器
22、23 ACDC変換器
24 太陽光発電パワーコンディショナー
25 風力発電パワーコンディショナー
26 DCDC変換器
27 MPPT制御装置
30 負荷
31 双方向インバータ

Claims (5)

  1. 負荷に電力を供給するDCバスに複数の電源を接続する電力供給システムであって、
    前記複数の電源のうち少なくとも1個は電力変換装置を介して前記DCバスに接続されており、
    前記電力変換装置は、前記電源からの入力電力が小であるときに出力電圧が低下し、入力電力が大であるときに出力電圧が上昇するように、入力電力と出力電圧の関係が規定されていることを特徴とする電力供給システム。
  2. 前記複数の電源のうち、少なくとも第1電源と第2電源が各々前記電力変換装置を介して前記DCバスに接続されており、
    前記第1電源の前記電力変換装置は、前記第1電源からの入力電力がP11であるときには出力電圧V11となり、前記第1電源からの入力電力がP12であるときは出力電圧V12となるものであり、
    前記第2電源の前記電力変換装置は、前記第2電源からの入力電力がP21であるときには出力電圧V21となり、前記第2電源からの入力電力がP22であるときは出力電圧V22となるものであり、
    V11>V21かつV12<V22の関係が存在することを特徴とする請求項1に記載の電力供給システム。
  3. 前記複数の電源には自然エネルギーで発電する電源が含まれることを特徴とする請求項1または2に記載の電力供給システム。
  4. 前記複数の電源には蓄電装置が含まれることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電力供給システム。
  5. 前記電源から前記電力変換装置に対し、自立したパワーコンディショナーを介して電力供給が行われることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電力供給システム。
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